パチスロ「ハイエナ」vs「設定狙い」!! どちらが「勝てる」!?

 パチスロを打つ上で必ず狙うもの。それは「勝利」である。勝ちたいという願いは今も昔も変わらない共通の目的だ。

 ユーザーは勝利のために様々な手段を用いてマシンに挑む。その中でも、いわゆる「ガチ系」のパチスロユーザーには大きく分けて2種類が存在する。「設定狙い」と「ハイエナ」だ。

「設定狙い」はパチスロにおける高設定を可能な限り回すスタイル。ホールを分析し、どこに高設定が入るかを予想するなどの準備があれば、効率よく立ち回ることができる。

 メリットとしては、成功すれば大勝利を期待できる点や、設定推測を楽しめる点などが挙げられる。

 高設定が少ないホールでは効果が見込めないことがデメリットであり、「ホール選び」が最重要になってくるだろう。

「ハイエナ」は機種ごとの狙い目を中心に立ち回るスタイル。多くの知識が必要になるが、攻略サイトなどに狙い目が記載されていることがあるので、比較的難易度は低い。

 夕方以降でも有効な立ち回りができる点や、設定状況に左右されないといった点がメリットとして挙げられる。

 デメリットは、ハイエナに不向きな機種ばかりのホールや、ライバルが多いホールでは立ち回りが難しいことだ。

 どちらも一長一短といえるが、SNSなどを見る限り、「設定狙い」ユーザーが多数派の印象である。

 これは景品の交換率が全国的に「非等価」であることが関係しているだろう。交換率が下がれば下がるほど、ハイエナが難しくなる。

 例えば等価交換の場合、500ゲームから狙い目の機種は、非等価では550ゲームから狙わなければ損をしてしまうことも有り得るのだ。


 貯メダル再プレイというシステムを導入しているホールもあるが、「500枚まで」や「1000枚まで」といった制限が設けられているケースが多い。

 さらに等価交換よりも、非等価の方が設定配分を高くできる点も影響しているだろう。

 どちらが「勝てるのか」という命題は、つまるところ「環境次第」ということになる。自分の周りが「設定狙い」に適しているのか、「ハイエナ」に適しているのかで「勝率」は大きく変動する。

 非等価店でも、ライバルが少なければ「ハイエナ」のチャンスも多く、等価店でも高設定が期待できれば「設定狙い」が有効だろう。

 環境はホールの話だけではない。昼間に時間を作れる方なら「設定狙い」が有効な場合もあれば、夕方以降しか時間のない方は「ハイエナ」がオススメだ。

 ただし、どちらも度が過ぎれば「迷惑行為」となる可能性があるので注意が必要だ。店内ルールやモラルには充分に配慮すべきだろう。

(文=大松)

マイナンバーカードの暗証番号を3回間違えてロックされた! どうすればいい!?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

2020年9月スタートの25%還元「マイナポイント」で注目の「マイナンバーカード」。マイナンバーカードには2つの暗証番号が設定できるが、もし、何度か間違えて暗証番号がロックされてしまった場合はどうすればいいのだろうか? そこで今回は、マイナンバーカードの暗証番号がロックされてしまったときの対処方法を紹介しよう。

マイナンバーカードには2つの暗証番号がある!

 25%還元の「マイナポイント」で注目を集める「マイナンバーカード」。マイナポイントをもらうために慌ててマイナンバーカードを取得した人も多いのでは? しかし、いざマイナポイントの予約(マイキーID取得)やキャッシュレス決済サービスの申し込みをしようとして、暗証番号を間違えてロックされてしまった場合はどうすればいいのだろうか?   まず、マイナンバーカードには2つの暗証番号があることを覚えておこう。ひとつめは数字4桁の暗証番号。マイナポイントで使用する暗証番号はこちらで、3回間違えるとロックされてしまうので注意しよう。そして、もうひとつは英数字6桁以上16桁以下の暗証番号で、こちらは主に国税や特別定額給付金のオンライン申請な…

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JRA近親にG1馬ズラリ! シーザリオ・エアグルーヴと肩を並べる「あの一族」が送り出す超良血、父はデアリングタクトと同じエピファネイア

 今年の宝塚記念(G1)はクロノジェネシスの圧勝で幕を閉じ、昨年のリスグラシューに続く牝馬の連覇となった。

 振り返れば4年前にもドゥラメンテ、キタサンブラックといった名馬を相手にマリアライトが優勝したことは、まだ記憶に新しい。8番人気と低評価だったマリアライトを勝利へ導いた蛯名正義騎手の手綱捌きも見事だった。

 そして、マリアライトの初仔であるオーソクレース(牡2、美浦・久保田貴士厩舎)のデビューも近づいているようだ。陣営によると7月の札幌デビューを予定しているらしい。母も育てた厩舎ゆかりの良血馬に久保田調教師の期待も大きい。

 マリアライトの血統は父ディープインパクト、母クリソプレーズ。母の父エルコンドルパサーは、日本馬が最も凱旋門賞制覇に近づいた1999年の2着馬である。そんな偉大な父の血を引くクリソプレーズは兄に2006年のジャパンCダート(G1・現チャンピオンズCの前身)を制したアロンダイトがいる。

 一般的にはこれだけでも十分な実績といえそうだが、これにとどまらないのが「クリソプレーズ一族」の底知れない恐ろしさだ。

 宝塚記念、エリザベス女王杯(G1)を勝利したマリアライトをはじめ、15年の菊花賞(G1)で1番人気、有馬記念(G1)でも3番人気に支持されたリアファル、13年のジャパンダートダービー(G1)を勝ち、以降もトップクラスで活躍したクリソライト、昨年のチャンピオンズC(G1)と今年の帝王賞(G1)を勝利したクリソベリルと精鋭揃いなのである。

 多くのG1馬を輩出した名牝といえば、ビワハヤヒデ、ナリタブライアンのパシフィカス、ダンスパートナー、ダンスインザダークのダンシングキイ、アドマイヤグルーヴ、ルーラーシップのエアグルーヴなども有名だが、クリソプレーズもまた華麗なる一族といっても差支えがないだろう。

「父のエピファネイアが、初年度産駒でいきなり今年の牝馬クラシック2冠を無敗で制したデアリングタクトを出したことも期待が出来ますね。これにより、オーソクレースは父母にシーザリオ、母母にクリソプレーズという日本を代表する牝系の血が合わさる訳ですから。

クリソプレーズがハズレの少ない繁殖牝馬というのも大きな魅力です。血統的にもクラシックに適性が高そうですし。成長力があるのもこの血統の特徴です。マリアライトも母同様に名繁殖牝馬となる期待が大きいですね」(競馬記者)

 一族がダートで大物を出しているだけでなく、父がディープインパクトのマリアライトは芝のG1を勝利している。

 エピファネイアを父に持つオーソクレールには芝、ダートどちらにも適性がありそうなだけにオールラウンダーとしての期待も持てそうだ。

「P機最凶の激ヤバ」マシン見参!「10分で万発」のマッハ連で「10万発」も!?

 マジでヤバい機種である。

 今、話題の『P大工の源さん 超韋駄天』で右打ちRUSHの連チャンを味わったならば、脳が焼かれるほどの陶酔感によって瞬く間にその虜となるはずである。その魅力は圧倒的スピード感。これに尽きる。

 本機の連チャンモード「超源RUSH」は、時短3回+残保留1回のトータル4回転で構成されているが、特に前半で展開される時短の抽選が本機のスピード感を生み出すポイントとなっている。

 時短3回が3カウント、つまり約3秒ほどで消化され、その間に大当り当否の結果が表示されることとなる。要するに、「3、2、1」のカウントダウン中に3つ揃いの図柄が停止すれば大当り。カウント1で揃わなければ時短での連チャンならず、という具合である。

 この極限まで切り詰めた超短縮展開によって時速3万5000発超ともいわれる他の追随を許さない抜群のスピードで連チャンが進行する。「45分で3万発」「30分ちょいで2万5000発(液晶表示)」「13分で1万発(液晶表示)」など、その速さに驚愕する報告が次々となされているのである。

 前半・後半の当りの偏りや大当りラウンドの振り分けによって若干遅速に差が生じるが、それでも後半演出となる「ファイナルジャッジ」は、タイトル表示から電チュー入賞タイム、充電処理を経てボタン押下による図柄表示まで約40秒ほどで一連のプロセスが終了する。

 またフルラウンドとなる9R大当りの「超源BONUS」にしてもこぼれをほとんど生み出さない優秀なアタッカーの処理能力によって「Vを狙え!」からラウンド消化まで1分ほどで終えることができるのである。

 つまり、1回の大当りで最長に時間がかかっても2分もあれば完結できることとなり、RUSH中は図柄が揃う瞬間と出玉が吐き出される様子をただただ追っていればよいだけとなる。

 余計なことを考える暇のないハイスピード展開が連チャン中の没入感と爽快感を最大限に刺激する土壌を作り出し、ハイトリップできる夢のような時間を与えてくれるのである。

 しかも、RUSHのトータル継続率は約93%と超格別。平均で約14連チャン、20連、30連も余裕で射程圏内となる。50連チャンを超える実戦報告も多数で、最高では140連したという強者も存在する。


 ちなみに、その140連も2時間ちょっとの散歩道。夜9時からでも一発狙って現金投資で打ち始めることができる機種でもあり、遊び方、立ち回りにも幅のある向き合いで望めるマシンとなっている。

 また、ホールの最高出玉も続々とこの『P大工の源さん 超韋駄天』が更新しているという。全国の出玉ランキングで3位まで独占する完全勝利。さらにその出玉がすべて10万発を超えているというから言葉もない。まさに「初代源さん」の再来を思わせるような暴れっぷりとなっているのである。

 食べ物でいえば、まさに旬真っ盛り。「今打つべき1台」であるといえよう。

(文=大森町男)

アマゾンを支える「SBS」とは何者?運輸業界の異端児、大手の一角に急成長した手法

 物流サービスSBSホールディングスは5月26日、東芝傘下の東芝ロジスティクスの株式66.6%を約200億円で取得し、連結子会社にすると発表した。10月1日をメドに東芝ロジの株式取得を完了し、2021年1月から連結対象とする。東芝ロジの子会社15社もSBSHDの傘下に入る。東芝ロジは大型の精密機器の輸送に強みをもつ。SBSHDは取り扱い貨物の幅を広げ、国際輸送の強化につなげる。

 東芝は米国の原子力発電事業の巨額損失により経営危機に陥り、経営再建を進めている。18年度に策定した19~23年度の中期経営計画では、国内外の子会社の25%削減を掲げる。今回の株式の売却により、東芝ロジの子会社を含めて16社が連結対象から外れる。東芝ロジの残り33.4%の株式は東芝が引き続き保有する。

リコー物流子会社の買収で業績が大幅に向上

 SBSHDはM&Aを成長の糧にしてきた。18年8月、リコーの物流子会社、リコーロジスティクスの発行済み株式の66.7%を約180億円で取得した。残る33.3%は、リコーが大塚商会との共同出資会社を通じて保有を続けている。リコーは主力の事務機器が低迷していた。半導体子会社を売却するなど事業整理を進めてきた。リコーロジの売却で、リコーは19年3月期に約120億円の売却益を計上した。

 リコーロジは、19年1月、商号をSBSリコーロジスティクスに変更。20年4月、国内子会社6社を合併し、SBS三愛ロジスティクスとして再スタートを切った。SBSHDはリコーロジ買収をテコにして、企業物流を一括して請け負う「3PL」を中心とした事業拡大につなげた。

 SBSHDの2019年12月期の連結決算は、売上高が前期比25.6%増の2555億円と過去最高となった。営業利益は23.5%増の101億円、純利益が37.9%増の60億円だった。リコー系物流会社SBSリコーの業績が通年で寄与した。SBSリコーの売上高は745億円で全売上高の3割を占め、営業利益は16億円をあげた。20年12月期の連結業績予想は、売上高は前期比3.7%増の2650億円、営業利益は10.1%増の112億円、純利益は6.9%増の65億円を見込む(増加率は億円以下の数字を加味している)。

 東芝ロジの買収で合計売上高は3800億円となり、SBSHDによると「陸運倉庫業界で第10位の企業規模になる」という。新興運輸会社、SBSHDはベスト10の一角に食い込むほどの急成長を遂げた。

小が大をのむ買収で急成長

 創業者の鎌田正彦社長(61)は宮崎県延岡市生まれ。小学生の頃、父親の事業の失敗を経験。中学時代からアルバイトに明け暮れた。宮崎県立延岡高校卒業後、佐川急便に入社し、8年間ドライバーとして勤務。起業資金を貯めて独立。1987年12月、1都3県での即日配送をセールスポイントにした関東即配を設立、軽トラック数台で仕事を始めた。

 2003年12月、日本証券業協会に株式の店頭登録。株式を公開したことで得た資金で、かねてから視野に入れていたM&Aに乗り出す。初期のM&Aは、自社より大きい会社をターゲットにした。04年4月、雪印乳業から雪印物流(売上高380億円)の株式90.22%を30億円で手に入れた。現在のSBSフレックで全国的なチルド物流網を構築した。05年5月、東京急行電鉄(現・東急)系列の常温物流の東急ロジスティック(売上高332億円)の株式94.89%をTOB(株式公開買い付け)により156億円で買った。現在のSBSロジコムである。関東を中心としたドライ品の物流を整備した。

 12年12月、東証2部に上場。13年12月、東証1部に指定替えとなった。14年7月、インドで航空および海上の物流事業を営むTranspole Logistics(売上高140億円)の株式66.0%を74億円で買収するなど、M&Aの矛先は海外に向かった。

大型物流施設を建設してファンドに売却

 これまで物流業者が手を出さなかった手法も駆使した。大型物流施設を建設、1~2年後に私募ファンドに売却して資金を回収した。物流施設の建設とファンドなどへの売却は不動産業界では珍しくないが、物流会社、特にSBSHDのような中堅企業がこれをやるのは珍しい。

 物流施設を持っていることを武器にして、有力な顧客を獲得した。アマゾン・ジャパン(東京・目黒区)の荷物の配送を請け負うようになった。アマゾンはヤマトホールディングス(ヤマト運輸)への依存度を下げるため、「デリバリープロバイダー」と呼ぶ地域中堅業者への委託を増やしてきた。即配はSBSの創業の原点である。アマゾンの東京都内の荷物配送を請け負うようになる。

 企業の保管・流通の物流業務を一括で請け負う「3PL」と、一般消費者向けの即日配送サービスが物流事業の2本柱だ。M&Aに積極的なことと、アマゾンとの取引が増えていることに株式市場が注目した。さらにM&Aを重ね、鎌田社長は「運送業界の上位5入りを目指す」と鼻息は荒い。

(文=編集部)

“ウィズコロナ”で激烈なスピードで変貌遂げた「スタバ」と「ZARA」の経営に学べ

スターバックスの店舗(「Wikipedia」より/Corpse Reviver)

 ウィズコロナ時代には、新型コロナウイルスと共生していかなければならない新しい生活様式が求められています。100年前に流行したスペイン風邪の例でいえば、約2年間にわたって3回の大流行が起きたといわれています。来年仮に東京オリンピックが開催されれば、世界中から観光客やアスリートが来ることになります。一度終息しても再び第2波、第3波が来る危険性を企業としては覚悟しておく必要があります。

 世界の業界トップ企業はまだ模索中であるものの、急激な売上減少に見舞われるなか、スピード感をもって新しいビジネスモデルにチャレンジしているようです。本記事では世界最大のアパレルメーカーと飲食店のビジネスモデルの転換について取り上げます。

ZARAは赤字転落、1200店舗を閉鎖

ZARA」などのブランドを展開する世界最大のファストファッションのアパレルメーカー、スペインのインディテックスは、2020年2~4月期(第1四半期)の決算を発表しましたが、その内容は悲惨なものでした。売上は前年同月比で44%減少し、純損益は4億900万ユーロの赤字に転落したのです。新型コロナによる外出自粛やテレワークへの転換により、店舗そのものに人が行けなくなったことが大きな要因でしょう。

 一方で4月のオンラインでの売上は、前年同月比で95%増加しました。このためインディテックスは、オンライン販売強化と店舗の整理統合を進めると発表しました。具体的には、今後総額270億ユーロを投資し、2022年までにオンラインでの売上の占める割合を全体の25%にするとのことです。一気にオンライン化にビジネスモデルを転換するようです。

 具体的には、新たに450店舗を開店する一方で、約7400の店舗のうちZARA300店舗を含む最大1200店舗を閉じると発表しました。なお、日本にある店舗が含まれるかどうかは不明です。

 ZARAのマーケティングは、ほとんど広告をせずに店舗中心であったことを考えると、大きな経営戦略の転換といえると思います。ZARAといえば世界で最も成功したビジネスモデルの事例として、世界のビジネススクールの教材としても人気です。

 インディテックスは1974年創業で、創業者のアマンシオ・オルテガ氏は9人兄弟の末っ子で貧しく育ちましたが、兄弟3人で下着を生産することから始めたといわれています。ファッション性に優れた服を高過ぎず安過ぎず手頃な価格で提供することで人気となりました。

 200人以上のデザイナーが世界中の流行をいち早くキャッチして、それらをすぐにパターン化します。そして企画・デザイン・製造・販売までを自社で行うSPA(製造小売業)のビジネスモデルを採用しているため、コストダウンに成功しました。2週間ごとに新作を数量限定で投入します。このため、来店した顧客は店で「いいなぁ」と思ったらその場で買わないと売り切れてしまうかもしれないと考えるのです。ユニクロと比較して来店頻度が6倍とのデータもあります。

 原則として広告宣伝をしません。最近は一定の広告宣伝も行っていますが、基本は一等地にある店舗自体が広告なのです。店舗のディスプレイは2週間ごとに新商品の投入とともに変更されます。

 生産も基本的にはスペインで行ってきました。そして、なんと配送も自社のトラックを使っていました。生産コストが安い地域でつくるという発想ではなく、あくまでもスピードを重視しているのです。最近はポルトガル、中国、インド、トルコにも生産拠点を展開していますが、それらもすべてスペインに集められてチェックした後に、欧州各店舗には24時間以内、その他の地域にも48時間以内に配送するというスピード経営です。

 このように、どれか一つを革新的なものにするのではなく、複数の点についてイノベーションを行って、結果としてひとつの目的、インディテックスの場合にはスピード経営を達成しているのです。

 しかしながら新型コロナの影響で、今後はインディテックスを含めて小売業のビジネスモデルは一気にオンラインへとシフトしていく可能性が高いでしょう。そのためのデジタルマーケテイングに長けた人材の確保や物流拠点の整備など、解決するべき課題は山積みです。

スターバックスは約400店舗を閉鎖

 一方、飲食店のビジネスモデルはどうなるでしょうか。

 米国スターバックスは新型コロナの影響を受けて、今後1年半で米国とカナダにおいて最大400店舗を閉鎖する一方で、テイクアウトとデリバリー専用のスターバックス・ピックアップ店舗を約300店舗開店する計画を発表しました。ZARAの1200店舗閉鎖に続き、業界最大手はさすがに手を打つのが早いと感じました。不安要素はあるものの、瞬時に環境変化への対応策を出してくるスピード感こそが、強い企業の強さたる所以ではないかと思います。

 スタバの新しい業態の店舗は、店舗に行く前に専用アプリで注文と支払いを行った後に商品を受け取りにいく方法か、ウーバーイーツなどによるデリバリーのみの店舗です。今後北米に約300店舗開店する予定とのことですが、日本でどうなるかは不明です。

 スタバの売上は4月には前年同月比でマイナス65%を記録した週があったようですが、5月にはマイナス32%程度まで改善しているとのこと。しかし依然として大幅な売上減少は避けられないでしょう。なぜならオフィスに行かない人が多い時代には、家でコーヒーを飲む人が増えるからです。

 ウィズコロナやアフターコロナの時代には、路面店舗は小さなテイクアウト店舗やデリバリー店舗に変わっていくかもしれません。不動産市況も悪化していますが、いち早くこうしたキッチンだけの店舗も広がる可能性はあるでしょう。

 具体的には、「ゴーストキッチン」「クラウドキッチン」などさまざな呼ばれ方をしていますが、シェフにとって必要なオーブン、冷蔵庫、シンクなどの厨房設備が整ったスペースをレンタルする事業です。ウィーワークのシェフ版という人もいます。注文を受けたらウーバーイーツなどでデリバリーをする新しい業態のレストランです。

ゴーストキッチン、クラウドキッチンという新業態レストランの登場

 すでにウーバーイーツは、2018年末までに世界で2000店舗、さらには世界65カ国で6000以上の都市で展開する予定との報道もありました。実際には一部で撤退などの報道もありましたが、新型コロナの影響で再び注目が集まっています。

 ウーバーの創業者で最高経営責任者(CEO)だったトラビス・カラニック氏がセクハラ発言などで17年に同社から事実上追放されたあとに注力しているのが、クラウドキッチンズというベンチャーです。デリバリーはウーバーイーツのほか、ドアダッシュなど複数の業者と提携しているようです。最大の売りは2~4週間でお店を開店できるスピードと初期コストの低さでしょう。

 同社のHPには「フードデリバリー(食品配達)市場は、今日の350億ドルから2年間で760億ドルに成長し、2030年までに3650億ドルに達すると予想されています」と記載されています。日本でも展開される日が来るかもしれません。日本の企業家の方にも期待します。

 6月、ドアダッシュ(配送サービス会社)が新しい投資家としてのFidelity Management&Research Co.とDurable Capital Partners LPが主導するシリーズHの資金調達で約4億ドルを調達したと報道されました。発表によると、企業価値評価は約160億ドルとなり2年前の2018年のときから10倍に跳ね上がったとのこと。新型コロナの影響でデリバリーが急成長していることもあるのかもしれませんが、日本でも地域に根差したデリバリープラットフォームベンチャーが出てくれば面白いと思います。

 ただ私見ですが、デリバリーで注文するのは、やはりその店の味と価格について消費者がすでに体験済であるとか評判が良いとか納得していることが重要なのではないでしょうか。たとえば「中華ならなんでもいい」と思って注文する人はほとんどいないでしょう。そういう意味では、すでにある程度顧客を持っているレストランや喫茶店が有利であると思います。地方の名店なども、このシステムを使えば一気に全国展開できるかもしれません。一方でシェフや料理人の確保や秘伝の味を守ること、さらにはデリバリー会社との力関係によるコスト上昇リスクなども考慮する必要があるでしょう。

 いずれにしろ、新型コロナと共存する世界において、飲食店の新しいビジネスモデルとして検討する価値はあるのではないでしょうか。日本でも今後、ビル一棟キッチンスタジオで1階でデリバリーとテイクアウトができるようなクラウドキッチンビルが登場する日が来るかもしれません。またある地域に特化したデリバリー(配送)会社も期待できるかもしれません。

 新型コロナの影響は企業の存亡にかかわる事態となってきていますが、ピンチをチャンスに変えられるかどうかの瀬戸際ですので、今こそ日本の経営者もスピード感をもって、新しいビジネスモデルへの転換を検討する必要性に迫られているのではないでしょうか。経営者としての力量が問われる時代になってきています。

(文=平野敦士カール/株式会社ネットストラテジー代表取締役社長)

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●平野敦士カール:経営コンサルタント・作家

米国イリノイ州生まれ。麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。

株式会社ネットストラテジー代表取締役社長、社団法人プラットフォーム戦略協会代表理事。日本興業銀行、NTTドコモを経て、2007年にハーバードビジネススクール准教授とコンサルティング&研修会社の株式会社ネットストラテジーを創業し社長に就任。ハーバードビジネススクール招待講師、早稲田MBA非常勤講師、BBT大学教授、楽天オークション取締役、タワーレコード取締役、ドコモ・ドットコム取締役を歴任。米国・フランス・中国・韓国・シンガポール他海外での講演多数。

著書に『プラットフォーム戦略』(東洋経済新報社)」『図解 カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門!』(ディスカヴァー21)『新・プラットフォーム思考』・『シリーズ 経営戦略・ビジネスモデル・マーケティング・金融・ファイナンス』(朝日新聞出版)監修にシリーズ18万部を突破した『大学4年間の経営学見るだけノート』『大学4年間のマーケティング見るだけノート』(宝島社)など30冊以上。海外でも翻訳出版されている。 

住宅ローン・フラット35、来年1月から中古住宅だと大幅に金利低下!今から動くべし

 不動産経済研究所によると、2019年の新築マンションの平均価格は4787万円で、首都圏だけに限ると5980万円と6000万円が目前。平均的な会社員では簡単には手が出せないレベルまで上がっています。それに対して、東日本不動産流通機構によると、2019年の首都圏の中古マンションの成約価格の平均は3442万円ですから、これなら十分に手が届く範囲ではないでしょうか。いよいよ中古マンションの時代といっていいでしょう。

なにかと買いやすくなっている中古マンション

 しかも、その中古マンションを買うときのローンが、来年、2021年1月から格段に有利になります。来年1月といえば、まだまだ先のことのように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。自己資金の準備を進めながら、物件探しをしていくと、いい物件が見つかったときには、半年、1年が経過していたということも珍しくありません。早めに、準備しておくにこしたことはないのです。

 折から、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあって、中古マンション価格が下がり始めています。大手不動産会社などが売主の新築マンション価格は下がりにくいのですが、売主のほとんどが個人の中古マンションは、さっそく下がり始めているのです。

 その中古マンションを買うときのローンが格段に有利になるとはどういうことでしょうか。具体的にみてみましょう。

2021年1月から「フラット35」の制度が改正

 住宅金融支援機構では、民間機関と提携して実施している住宅ローンの「フラット35」について、2021年1月からの制度改正を予定しています。そのなかでも、利用者にとって嬉しいのは、中古住宅をリフォームして取得する場合などに利用できるフラット35リノベの条件が大幅に緩和される点です。

 国の住宅施策は、かつての新築住宅取得支援一辺倒から、中古住宅流通促進へのシフトを強めており、今回の施策もその一環。市場の動向をみても、首都圏では新築マンションの発売戸数を中古マンション成約件数が凌駕しており、まさに中古住宅の時代にふさわしい動きといえるでしょう。

フラット35リノベが格段に利用しやすくなる

 そのフラット35リノベは当初10年間(金利Aプラン)または5年間(金利Bプラン)、金利を0.50%も引き下げてくれる嬉しい制度です。それが格段に利用しやすくなるのですから、1月からの実施に向けて、ぜひとも注目しておいていただきたいところです。

 その1月からの適用条件は、図表1にある通り。金利引下げ期間が10年の金利Aプランに関しては、ほぼ現状通りですが、金利Bプランに関しては、大幅に緩和されます。

金利引下げの条件を大幅に緩和して利用促進

 現在のフラット35リノベの金利Bプランの条件は、断熱等性能等級4、一次エネルギー消費量等級4以上、耐震等級2以上、高齢者等配慮対策等級3以上――などのいずれかの条件を満たす必要があります。住宅性能表示制度の等級を用いて、厳しく条件設定されているのですが、これが図表1にあるように、住宅ローン減税等の対象になるリフォームと同等で、機構が定める工事であればOKに緩和されます。

 従来、住宅金融支援機構では、フラット35(リフォーム一体型)と呼ばれるフラット35を実施してきましたが、後に触れるフラット35S等と併用する場合を除いて、金利引下げのメリットがないこと、認知度がさほどではなかったことなどもあって、あまり利用が進んでいませんでした。それを、フラット35リノベに吸収、大幅な金利引下げが適用されるようにして、利用を促進しようということですから、1月以降、利用者が急増する可能性があります。

5年間で70万円以上の負担軽減になるケースも

 実際のところ、どれくらいの効果があるのか、具体的な例をみてみましょう。

 図表2の(1)は、中古住宅取得費用とリフォーム費用のうち3000万円をフラット35で調達する場合の資金計画例です。現在のフラット35(リフォーム一体型)だと、金利は1.30%ですから、毎月返済額は8万8944円になります。

 それが、2021年1月以降、当初5年間の金利が0.50%下がるフラット35リノベ金利Bプランを利用できるようになれば、毎月返済額は8万1918円。月額7000円ほどの軽減で、年間にすれば8万円以上、5年間では42万円ほども得できる計算になるのです。これが、借入額5000万円になると、図表2の(2)にあるように、5年間で70万円以上の負担軽減です。

 もちろん、より厳しい条件のフラット35リノベの金利Aプランを利用できれば、さらに軽減メリットが大きくなるのはいうまでもありません。

フラット35にはさまざまな金利引下げ制度がある

 このフラット35には、ほかにも図表3にあるようなさまざまな金利引下げ制度があります。なかでも、最も多くの人が利用しているのが、先にも触れたフラット35Sです。フラット35SのSは、スペシャルの頭文字からきています。利用に当たっての条件はさほど厳しいものではなく、2020年4月の申請実績をみると、フラット35の申請戸数が9297戸に対して、フラット35Sが8659戸を占めています。つまり、フラット35Sは、フラット35利用者のうち9割以上が利用できる、ごく当たり前の制度になっているわけです。

 そのほか、地方公共団体と連携して実施されているフラット35子育て支援型・地域活性化型、フラット35地域活性化型などもあります。これらは、地方公共団体の補助金などの支援策と合わせて金利引下げを利用できるので、メリットが一段と大きくなります。

 ただし、利用できる地方公共団体は限られているので、詳しくは住宅金融支援機構のホームページをご覧ください。

住宅金融支援機構ホームページ


金利引下げ制度の組合せでさらに金利が低くなる

 これらの金利引下げ制度、組み合わせて利用できるのが大きなメリット。図表4にあるように、フラット35子育て支援型・地域活性化型とフラット35S(金利Aプラン)を組み合わせると、当初5年間の金利引下げ幅は0.25%+0.25%の0.50%に拡充され、6年目から10年目も0.25%の引下げになります。

 さらに、フラット35S子育て支援型・地域活性化型とフラット35リノベの組合せだと、金利Aプランは当初12年間金利が0.50%引き下げられ、金利Bプランでも7年間0.50%の引下げになるのです。

 もちろん、これらの金利引下げ期間が終わると、もとの金利に戻りますが、それでも当初から確定している金利が適用され、借入後に市中の金利が上がっても適用金利が上がるようなことはないので安心です。こうしたメリットを活かして、新築に比べて比較的手が届きやすい中古住宅の取得に向けて、準備を進めてはどうでしょうか。

(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)

ホンダ・新型「アコード」、なぜ日本投入は米国より2年半も遅れた?客層の若返りに成功

 この春から、本田技研工業(ホンダ)の新型「アコード」が発売された。ホンダの伝統を支えてきた主力ブランドであるだけに、注目度は高い。

 とはいうものの、ミドルセダン市場のシュリンク(規模縮小)は頭の痛いところだろう。これまでファミリーカー需要に支えられてきたミドルセダンの座が、SUV(スポーツ用多目的車)に奪われつつある。法人需要が残っているとはいえ、右肩下がりのジャンルであろうことは明らかだ。それは世界的な傾向である上に、特に日本では顕著。ミドルセダンのヒット作は、トヨタ自動車「カムリ」を除くと、あまり耳にしない。

 

 実は、新型アコードはすでに2017年秋にアメリカでデビューしている。今回、本国である日本に導入された「アコードHV」も、アメリカでは2018年春に販売を開始しているのだ。その後、中国からタイへと各地でデビューをこなし、アメリカのデビューから2年半も遅れて日本に導入されるというから、いかに日本市場が期待されていないかを物語る。

 生産の都合により、世界同時にデリバリー開始することができないという事情もある。仕向地ごとに販売の足並みが揃わないことは少なくないが、それにしても本国である日本が最後というのは、いかに日本のミドルセダン市場が縮小しているかを証明している。

 ともあれ、ホンダはアコードに期待はしている。今回のフルモデルチェンジは、記念すべき10代目となる。黙って手をこまねいているわけではなく、新たな手法にトライした。それは、いうなれば「若返り」である。

 アコードの顧客は、代替客が大勢だという。アコードからアコードへの乗り換え需要が高いのだ。それはすなわち、アコードが愛されていることでもあり、正しく評価されている証拠でもある。だが、それに伴って高齢化が進んだ。ミドルセダンの縮小と高齢化は、アコードの将来性に不安を覚える。つまり若年化が求められているのである。

 新型アコードが4ドアクーペとも思えるようなスポーティなスタイリッシュになったのは、若年化の方策のひとつだ。これまで伝統的に守り通してきた、ボクシーな3ボックスフォルムからの決別である。最近のホンダデザイナーが好む、湾曲した面とねじれた線と、そして数々の突起が複雑に入り組んだボディデザインから脱却している。

 

 そのゴテゴテとしたデザインは「若いガンダム世代の好み」として貫き通してきたが、新型アコードでは、ついにホンダがいうガンダム世代を狙っているのに、シニアにも納得しやすいシンプルな造形に挑んだのだ。そしてそれは、成功した。

「アメリカの購買層は確実に若返っています。驚くことに、中国では20代にも支持され始めました」

 開発責任者の宮原哲也・主任研究員は、そういって頬を緩めた。若い層へ擦り寄るためのゴテゴテとしたガンダムフォルムから脱却したが、かえって若い層に気に入られたという。

 そんな新型アコードは、インパネもすっきりしており、ハイブリッドの走りも落ち着きがある。ともすれば“オヤジくさい”と思えるような作り込みが散見されるのだが、それが若年齢化の鍵となるのだから、商品企画とは複雑で面白い。

(文=木下隆之/レーシングドライバー)

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員 「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

 

フジテレビ、視聴率2ケタに回復でTBSを逆転…『とくダネ!』は『スッキリ』に完敗

 最近は「リモート出演」という言葉もあまり聞かれなくなった。もちろん新型コロナウイルスの脅威はまだ消えていないし、むしろこれからが要警戒という感もあるが、在宅時間が増えたことでテレビ業界にも微妙な変化が訪れている。

フジテレビの番組が、わりと好調なのです。たとえば、6月24日放送の『林修のニッポンドリル みやぞん&フワちゃんがナゾ調査SP』は世帯視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人も5.9%と及第点でした。21日の『志村友達 大集合スペシャル』は4月1日の志村さんの追悼特番でマークした21.9%には及びませんでしたが、3時間で12.2%を記録。おそらく、このコンテンツは定期的にオンエアされていくでしょう。

 また、宮根誠司による『Mr.サンデー』は6月21日も11.0%と相変わらず安定しています。さらに、16日の『潜在能力テスト』は10.9%で、裏番組の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)の12.2%に僅差に迫っています。一時はフジテレビの全番組のなかで視聴率2ケタは『サザエさん』だけだと皮肉られていましたが、復調の兆しが見て取れます」(制作会社スタッフ)

『VS嵐』『とくダネ!』は苦戦の傾向

 ただ、一方で、それまで人気が伝えられてきた老舗の番組には、やや陰りがみられるという。

「25日放送の『VS嵐』は7.9%、個人視聴率も4.7%と振るいませんでした。リモート企画になってから、少し数字を落としているようです。

 また『とくダネ!』は小倉智昭の1枚看板から、サブ司会の伊藤利尋アナ、山崎夕貴アナ、さらに、昨年9月からはスペシャルキャスター(カズレーザー、古市憲寿など)もコメンテーター陣に加わり、誰が司会かわからない状態が続いている事情などもあり、平均6%が関の山。ただ、それ以下に落ちることもないため、一定のファンがいるのでしょう。

 それに対し、『スッキリ』(日本テレビ系)は7~9%を推移しています。昨年の吉本興業の闇営業騒動以降、加藤浩次の発言がネットニュースに取り上げられることが多くなり、その反響がきちんと数字に結びついています」(同)

『とくダネ!』はメインキャスターを務める小倉氏の降板の噂も絶えないが、番組自体も見直すべきときがきているようだ。

苦境のTBSをフジテレビが逆転

 また、フジテレビは視聴率でTBSに抜かれて民放4位の時期もあったが、最近は3位につけることも多くなってきたという。

「たとえば、これは6月22日月曜日の記録ですが、『ネプリーグ』8.3%、『痛快TVスカッとジャパン』8.5%、『鍵のかかった部屋 特別編』8.8%と、わりと高めで安定しています。見ている層の構成比までは追えていませんが、視聴者がごっそり入れ替わることはまずあり得ませんから、引き続き見られていることがうかがえます。

 一方、裏のTBSは『CDTV ライブ!ライブ!』4時間SPを放送。あいみょん、King & Prince、King Gnu、SixTONES、LiSAなど、今もっとも勢いのあるアーティストが生出演したにもかかわらず、世帯は6.3%、個人も3.8%と、フジテレビに負けてしまいました。番組としても、おそらく目標値には程遠い結果でしょう」(テレビ局関係者)

 TBSは4月から月曜の番組編成を大幅に入れ替えたが、コロナ禍の混乱も加わり、スタートダッシュにつまずいてしまったようだ。曜日でいえば、TBSは金曜日にも“ほころび”が生じつつあるという。

「金曜のゴールデンタイムといえば、かつてはTBSの独壇場でした。『爆報!THEフライデー』『ぴったんこカン・カン』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の3番組が強固に立ちはだかっていたのですが、6月19日の数字は『爆報』7.9%、『ぴったんこ』8.8%、『金スマ』9.5%と、やや陰りがみられます。個人視聴率も3~4%で推移。対照的に、フジテレビは19時から『超ド級!世界のありえない映像』を2時間オンエアし、10.4%(個人6.5%)。その後の『さんまのまんま35周年SP』も9.2%(個人4.8%)と、TBSに競り勝っています」(同)

 また、約3カ月遅れで開幕したプロ野球を日本テレビがゴールデンタイムで中継していることも、フジテレビ復調の一因だろう。

 緊急事態宣言が解除されてからは、テレビとの接触率が徐々に少なくなってきているのも事実だ。すべての局に当てはまることだが、一度テレビに戻ってきた視聴者をいかにつなぎとめるか、これが今後のカギとなるだろう。

(文=編集部)

学校給食が劣悪すぎる!「牛乳、白米、鶏そぼろ、のり」だけ…十分な栄養を得られず

 COVID(コビット)-19の一件は、決して侮ってはいけないと思ってはいますが、それにしても感染者数、死亡者数から考えると、ちょっと大騒動になりすぎた感があると、筆者は考えています。

 どこで終息を宣言するのかわかりませんが、あとから振り返ってみれば「から騒ぎ」だったというように収まってくれたらありがたいと思います。

 今回の騒動の中で、東京都がなぜか入院患者数を水増ししていた疑惑が出てきたり、自粛期間中に賭けマージャンに興じていた検事長が辞職をしたり、ひっそりと重要法案が話し合われていたりと、本丸だったはずの感染症のことより大きいのではないかと思われる事案が次々と起こり、国民にとって本当に大事なことが何だったのか、わからなくなってしまったようにも感じます。

 学校も再開され、これまでの遅れを取り戻そうと教育者も生徒たちも、ずっと正念場が続くことになり、来年受験を迎える人たちはかなりハードな日々を送ることになりそうですね。これを不運とするのか、逆転の発想で幸運と考えるのかは、個人の問題ではありますが、多くの人たちにとって数年後に、「あのことがあってよかったのかも」と思えるようであってほしいと切に願います。「そもそも休業なんかしなくてもよかったんじゃない」と言えるようになってほしいですね。

驚愕すべき内容の学校給食

 そんななかで筆者が嘆かわしく思っているのは、子供たちの給食のことです。こんな事情なのですから、完璧になどと言うつもりはないのですが、筆者が知る限りでは、あまりにも度を越した劣悪な給食が出ているようなので、ひと言、釘を刺しておきたいと思います。

 市内の小学校で提供された、ある日の給食のメニューが「牛乳、白米(ビニール袋入り)、鶏そぼろ(レトルト)、のり(パック入り)」以上だったというのです。いかにこの状況下とはいえ、あまりにもひどいのではないでしょうか。誰が、どのような事情で、これほど劣悪な給食を提供しているのかわかりませんが、教育現場を預かる者として、最低限をはるかに下回っているこの給食の内容は、恥じ入るべきと考えます。

 筆者は5年以上にわたって、現在居住している岐阜県大垣市の、ある幼稚園・保育園からご依頼を頂き、園児たちの給食メニューの開発に取り組んでいます。子供たちが喜んで食べてくれるようにと、何度も打ち合わせをし、工夫を凝らし、試作を重ねて子供たちの給食メニューとして登場させています。

 うれしいことに、筆者の考案したメニューが出ている日は、子供たちが残さず食べてくれるということで、園長先生からも、給食担当の管理栄養士さんからも、保護者の方々からもたいへん高く評価して頂いています。

 もちろん、筆者が考案するメニューが毎日出ているわけではありませんが、そのエッセンスは給食の現場で働いてくださっている職員の皆さまにも伝わっており、豪華ではありませんが、きちんと栄養素が摂取できる内容になっています。仕入れ先も、筆者が紹介させていただき、可能な限りオーガニック素材を使っています。ご縁があって、その園には昨年から筆者の孫も通っています。

免疫力を高めるためには食事を充実させるべき

 さて、話を戻しますが、上記のような4品の給食メニューを食べた子供たちは果たして、十分な栄養素を摂れているのでしょうか。栄養学的知識や情報がなくても、あのメニューがあまりにもひどいもので、到底十分な栄養素など摂れるはずがない、ということはわかるのではないでしょうか。

 いかなる事情があったとしても、あれを一食として子供たちに食べさせたということは、責められてしかるべきと筆者は思います。成長期にある子供たちにとっては、一食一食が大切なのです。食べたものによって体がつくられていくわけですから、一食たりとも疎かにはできないのです。

 あの内容では、子供たちの健康を守ることはできません。免疫力など高まるはずもない。この先、いつ、どんな形で第二波、第三波が襲ってくるかわかりません。その時に備える、ということは、免疫力を最高の状態にまでもっていくことです。だから、一度の食事さえも、手を抜いてはいけません。

 また、COVID-19以外のウイルス、あるいは細菌による感染症の恐れもないわけではありません。そのウイルスや細菌は、COVID-19よりはるかに強力かもしれないのです。子供たちに限ったことではなく、大人たちだって、そのような新たに出現するウイルスや細菌に打ち勝つためには、免疫力を高める以外の方法がない、ということを肝に銘じておくべきでしょう。

 治療薬やワクチンの開発に期待するのもいいですが、それはいつになることか、誰にもわかりませんし、もし開発されたとしても完璧なものなどつくれはしません。

 この機会に、子供たちが食べる給食について大人たちがもっと関心を持ち、積極的に提言することも含めて深く関わっていくべきだと思います。それ以前の問題として、家庭の食事を充実させることも、学んでおくべきでしょう。食事は学校給食に任せておけばいい、というわけにはいかないのです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

 筆者は自らが主宰する「一般社団法人 日本オーガニックレストラン協会(JORA)」のホームページで、無料のメールレッスン【http://organic-restaurant.jp/news/mail-lp/】も配信しています。

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。