JRA横山典弘「不安情報アリ」ステラヴェローチェは物差しに過ぎない!? 超ハイレベル共同通信杯(G3)「確信6点」でクラシック勢力図が激変か

 14日、共同通信杯(G3)が開催される。先週のきさらぎ賞(G3)と同じ春のクラシックを占う一戦だが、舞台はスタミナやパワーが重要視された中京最終開催から、スピードや切れが大切になる東京競馬場へ移行。アプローチの角度を大きく変える必要がありそうだ。

 先週のきさらぎ賞では◎のラーゴムが勝利するも、切り捨てた人気馬に割って入られ、〇のタガノカイは11頭中9番人気で4着止まりと、あと一歩だった。オッズに目がくらみ、実力馬に対するリスペクトをやや欠いた敗戦……勝負勘は悪くないので、しっかりと修正して予想したい。

 その上で、◎はシャフリヤール(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。

 人気馬を本命にするのは気が引けるが、先週の◎ラーゴム以上の手応えがあるので仕方がない。皐月賞馬アルアインの全弟だが、早くから「兄以上」と呼び声が高かった。陣営の評価も「体感したことがないくらいの乗り味」「ゴムまりのような柔らかさ」「かなりのポテンシャルを秘めているし、どれくらいの馬になるのか楽しみしかない」と極めて高い。

 期待されたデビュー戦の着差はクビ差と案外だったが、福永祐一騎手は「満点のレース内容」と手応え十分。昨年コントレイルで三冠を制したジョッキーが「クラシックはこの馬」と早くも惚れ込んでいる逸材で、京都記念(G2)のワグネリアンを蹴ってまでこちらを選んだ。「ここで勝ち負けしないとローテが苦しくなるし、結果を出したい」と必勝態勢を誓っているだけに逆らえない。

 今回は目立ない新馬戦の着差に加え、朝日杯フューチュリティS(G1)の2着馬ステラヴェローチェの参戦で2番人気が予想される。逆に言えば「今回こそが買い時」になるということだ。レース内容によっては、今回がキャリアで最も美味しい単勝オッズになるかもしれないほどの大器。迷わず1着固定で攻める。

 〇には、紅一点のレフトゥバーズ(牝3歳、美浦・萩原清厩舎)を狙う。

 クイーンC(G3)を除外になったことでここへ。これまで牝馬が共同通信杯を勝った例はないが、前日に同じ東京のクイーンCがあるのだから、強い牝馬の出走がなかっただけの話だ。近年の牝馬の活躍を見れば「牝馬だから……」という理由で切るのはナンセンス。逆にそれで高騰したオッズを狙い撃ちする。

 デビュー戦の勝ち時計が、前日のクイーンCで1番人気が予想されるアカイトリノムスメの赤松賞(1勝クラス)と同タイム。ゴール前の手応えの違いを見れば、レフトゥバーズが仮にクイーンCに出走していれば「楽勝してもおかしくない」とさえ言える。残念ながら除外で共同通信杯に回ったが、陣営もクラシックを控えたこの時期に勝算がなければ使わないだろう。

 牡馬が相手になるが昨今、有力牝馬にとって牡馬との2キロ差はやや過剰なアドバンテージと述べざるを得ない。馬格がない馬なので、揉まれない外枠を引けたことも好材料。牝馬特有の切れが活きる今の東京なら強く推せる。

 ▲には、2戦2勝のエフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)を指名する。

 昨年、関東リーディングを獲得した若き天才2世・横山武史騎手が惚れ込む逸材。「どうすれば勝ち負けになるのか、考えて乗った」とデビュー戦から、すでに必勝態勢。デビュー時期からクラシックへ逆算できるほどの大器との出会いは、父・横山典弘騎手とメジロライアンを彷彿させる。

 それもただ、若手騎手が惚れ込んでいるだけではない。実は今回の共同通信杯の前に、C.ルメール騎手がこの馬に乗るという話が浮上していたようだ。最終的にはキングストンボーイの藤沢和雄調教師が譲らなかったために予定通りとなったが、横山武騎手にとってはまさに危機一髪だったといえるだろう。

 そのキングストンボーイは前走ベゴニア賞(1勝クラス)を勝ち上がり、今回も上位人気が予想される存在。ルメール騎手がそんな有力馬を捨ててまでエフフォーリアを狙ったということは……。粗削りな面がある分▲に留めたが、期待度は十分だ。

 続く△はディオスバリエンテ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 新馬戦で負かしたボーデンが未勝利戦を6馬身差で圧勝したことで、一気に脚光を浴びている本馬。その新馬戦で嶋田純次騎手が「上位2頭は強かった」と語った3着のアサマノイタズラが次の未勝利戦を4馬身差で勝ったことからも、一定以上のレベルにあることは確かなようだ。

 しかし、今回はこれらで過剰に人気していることから、少なくとも「狙い時ではない」と言える。まだ底が見えていないので一応△としたが、堀厩舎が石橋脩騎手を継続騎乗させていることからも本気度はそれほど高くない。過信は禁物だ。

 一方で、人気が予想されるステラヴェローチェ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)はバッサリ切りたい。

 不良馬場で勝ったサウジアラビアRC(G3)、時計が速い馬場にも対応した朝日杯フューチュリティSの走りを見ても、代表産駒のクロノジェネシスを彷彿とさせる「走るバゴ産駒」である可能性は高そうだ。だが、そのクロノジェネシスにしても未完成だったこの時期は、まだまだ取りこぼしが目立った。

 本馬もスタートに課題があるなど、実力は確かだが、このメンバーで抜けた人気になるほどの存在ではない。また主戦の横山典弘騎手が「気性的に危ういところがある。須貝厩舎は結構(調教を)攻めるので、その点が心配」と懸念を示していたことからも、距離延長はマイナスだ。

 今年の共同通信杯の出走馬のレベルは、牡馬クラシック参戦の勢力図を塗り替えてもおかしくないほどのハイレベル。大崩れはなさそうだが「ステラヴェローチェの前を走っていた馬たちがクラシック最有力候補」という結果になると予想する。

 以上から、12頭立てということもあり印は4頭に留めた。買い目は以下の通り。

 3連単 1着固定6点 軸[11]  相手[1,7,8]

 ◎〇は共にディープインパクト産駒である通り、今の東京は俗に言う「ディープインパクト馬場」だ。指名馬はいずれも上位人気が予想されるが、6点なら十分にお釣りがくるだろう。

 近年稀に見る素質馬が揃った一戦だけに、共同通信杯の結果は今後の戦いにも大きく活かせそうだ。(文=ブロディN)

JRAラヴズオンリーユー乗り替わりの「裏事情」、ワグネリアン「手術の効果は……」京都記念(G2)「マル秘情報」でG1馬の取捨が簡単に!?

 14日、阪神競馬場で京都記念(G2)が開催される。G1馬が2頭いるとはいえ、やや手薄なメンバー構成であることは否めない。

 昨年こそ3連単1770円と堅い決着だったが、過去10年の3連単平均配当は2万5185円と波乱の傾向にある。しかも、今年は阪神開催ということでますます難解だ。実績馬も近走不振ということで全幅の信頼を置けず、人気薄が勝利しても不思議ではない。はたして今年も堅いのか、それとも……。「強力現場情報」をもとに京都記念をハナビ杉崎が攻略する。

 先週の東京新聞杯(G3)は「〇」カラテが優勝、「△」シャドウディーヴァが3着だった。しかし、12番人気のカテドラルは押さえることができず、「◎」ロードマイウェイが12着という散々な結果。それでも、攻めの姿勢は崩さずにいきたい。

 今年の京都記念が行われる阪神芝2200mは宝塚記念(G1)と同じコース。外枠有利で知られる宝塚記念だが、これは開催が進んで内の芝が荒れることが原因にある。開幕週に行われる京都記念は状況が異なることを頭に入れておいた方が良さそうだ。むしろ、予想外の前残りに警戒する必要があるかもしれない。

 それを踏まえて、「◎」はダンビュライト(セン7歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。

 一昨年の勝ち馬。これまでの重賞2勝はどちらも2200mの距離で、絶好の舞台となるだろう。去勢後は天皇賞・春(G1)で9着、宝塚記念で9着、京都大賞典(G2)で7着。パッとしない成績だが、今回の相手であれば勝ち負けも十分にあるだろう。また、ハナを主張しそうな馬がいないため、単騎逃げ濃厚なこともプラス材料だ。

「ステイヤーズS(G2)は左前脚球節のフレグモーネで出走取消になりました。ノーザンファームしがらきに放牧に出し、1月半ばにはトレセンに戻ってきました。調教の動きはいいですし、レースで力が出せる状態です。あとは当日のテンション次第だと思います」(厩舎関係者)

 18年の天皇賞・秋(G1)では本馬場入場後に戸崎圭太騎手を振り落として放馬。疲労が著しいことから出走取り消しになるというヤンチャな面を見せた。だが、去勢後はそれほど気の悪さを見せておらず、力を発揮できるはず。そこまで人気しないと思われるため、思い切って本命に指名する。

 次に「〇」はダンスディライト(牡5歳、栗東・松永幹夫厩舎)だ。

 前走、阪神芝2200mのオリオンS(3勝クラス)を優勝し、オープン入りを果たした。好位抜け出しで、実力馬ヒートオンビートの追撃を半馬身差で凌いだ走りは重賞級と見る。初重賞とはいえ、相手関係を考えればチャンスがありそうだ。未知の魅力に期待したい。

「調教はあまり走るタイプではないのですが、最近はしっかりと動いています。前走で手綱を取った福永祐一騎手が成長を実感してくれていましたが、さらに力を付けたのかなと思います。重賞で相手は強くなりますが、どこまでやれるか楽しみです」(厩舎関係者)

 母ダンスインザムードはマイルG1・2勝ということで、マイラーのイメージが強い。だが、天皇賞・秋で2着1回、3着1回と中距離でも結果を残している。良血馬を甘く見ないほうがいいだろう。

「▲」はラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

 前走の有馬記念(G1)は10着に惨敗しているが、2走前のエリザベス女王杯(G1)を評価する。京都記念と同じコースでラッキーライラックと0秒1差、サラキアと同タイムで走っており、負けた相手はどちらも有馬記念で好走した。この2頭に肉薄したということは、中山よりも阪神にコース適性があるということだ。

「2走前あたりから復調していますし、この中間は川田将雅騎手と密に連携しています。馬の気持ちやフォームなどを意識して仕上げてきました。これで負けたら仕方がないくらいです」(厩舎関係者)

 今回の鞍上はM.デムーロ騎手から川田騎手に乗り替わりとなる。衝撃的な発表だったが、これは以前から話が上がっていたようだ。

「馬主側は乗り替わりを直訴しましたが、矢作先生が乗り替わるなら坂井瑠星騎手と主張していたようです。それならデムーロ騎手の継続と、馬主側が折れたのですが、さすがに有馬記念の騎乗で先生も決意したという話です」(競馬記者)

「△」はモズベッロ(牡5歳、栗東・森田直行厩舎)だ。

 昨年の宝塚記念で3着に好走した実績は見過ごせない。秋はケガで予定通りにレースを使えなかったが、叩き3戦目で好走必至だ。

「前走で馬体も回復して復調の兆しを見せました。もう少しスムーズに上がっていければもっと際どかったと思いますよ。復帰3走目で状態は更に上向いているし、頭数が少なく捌きやすいというのも好条件です」(厩舎関係者)

 唯一の懸念材料が、騎乗停止の池添謙一騎手から三浦皇成騎手に乗り替わりとなることだ。先週のきさらぎ賞(G3)で三浦騎手は1番人気ランドオブリバティで3着と人気を裏切った。また、過去5年の阪神芝コース成績は[1-1-3-32]で勝率わずか2.7%。関西での騎乗機会が少ないとはいえ、かなり厳しい数字だ。鞍上不安が評価を下げた要因である。

「☆」はステイフーリッシュ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

 2勝馬(うち重賞1勝)だが、重賞で2着4回、3着7回と馬券にはよく絡んでいる。決め手に欠ける印象だが、3着以内と考えれば押さえておいた方がいいだろう。

「どうしても勝負どころで渋くなってしまうのが、勝ち切れない要因です。ただ、今回は楽に先行できそうですし、和田竜二騎手にはいつもより早めに仕掛けてもらおうと思っています。この相手関係ならうまく噛み合えばチャンスはあるはずです」(厩舎関係者)

 単純に勝つイメージが沸かないということが5番手評価の理由。ただ、馬券圏内に入る可能性を考えれば、外すわけにはいかない。

 なお、G1馬のワグネリアンは「消し」とする。久々の実戦、喉の手術明けということが不安材料だ。さらに、嫌な情報も聞こえてきている……。

「牧場関係者の話だと、手術の効果はあまり感じられないようです。送り出したときの状熊もそれほどいいわけではなかったようですし、万全ではない可能性がありそうです」(競馬記者)

 買い目は以下の通り。

3連単 1頭軸流し 12点

 1着[9]  相手[2,4,5,8]

馬連 流し 4点

 [9]- [2,4,5,8]

 11頭立てと小頭数のため、3連複の配当は期待できないため、ダンビュライト軸の馬連で勝負。3連単も的中すれば、1月の負けを余裕で回収できる算段だ。

(文=ハナビ杉崎)

人気のプログラミングスクールの罠…高額な受講料が無駄に?“転職保証型”の盲点

 テレワークの導入など柔軟な働き方ができることや、コロナ禍でもITへの需要が高まっていることから、IT業界への転職希望者が増加傾向にある。そんななかで注目されたのが、プログラミングスクールだ。

 その名の通り、IT業界で必要な技術やプログラミング言語について学ぶことができる学校のことで、受講期間や受講料はスクールによってさまざま。なかには60万円、70万円と受講料が高額なスクールや、転職できなければ受講料を返金する“転職保証”を謳うスクールも存在する。

 しかし、SNSではプログラミングスクールに通ったにもかかわらず、望んでいたような企業や職種に就けなかったという嘆きの声も上がっている。はたしてIT業界への転職のためにプログラミングスクールを受講することは、有効な選択肢といえるのだろうか。20代に特化した転職エージェント「株式会社UZUZ」でキャリアアドバイザーを務める森川剛氏に話を聞いた。

教えることに特化していたプログラミングスクールの弱点

 そもそも、プログラミングスクールはいつ頃から登場したのだろうか。

「スクールの数が増加し、名前がよく聞かれるようになったのはここ2、3年の出来事ですが、プログラミングスクール自体は4、5年ほど前から存在していました。当初は個人にIT業界への就職支援を行う役割はなく、企業が新人研修の代用として利用するような、単純にプログラミングを学ぶための場所だったんです。

 あとから転職エージェントのような仕事が追加されましたが、就職先斡旋のノウハウがなかったので、多くのスクールでは営業部隊によって卒業生の就職先を開拓していますね。転職エージェントに企業の紹介を依頼するスクールや、ホームページの企業募集ページで『無料でもご紹介可能』と謳っていたスクールもあったので、当初からかなり卒業生たちの“出口”(就職先)開拓に苦戦していたのではないでしょうか」(森川氏)

 もともと就職を支援するためのサービスではなかったために、さまざまなミスマッチが発生しているのだという。

「IT業界への転職希望者は、オシャレなオフィスや、テレワークでのびのびと働けるというIT業界のキラキライメージに惹かれた、文系未経験者が多くを占める傾向があります。結果として、そういった方々が希望するWEB系のシステム開発で使用されるJavaScriptやRubyなどのプログラミング言語を教えているスクールが多い印象です。

 しかしながら、WEB系の企業は開発したシステムやアプリを納品することで初めてクライアントからお金がもらえる先行投資型のビジネスモデルのため、教育体制が整っている企業が少ないので、未経験者のニーズはほとんどありません。

 そのため、WEB系企業を志望する受講生に対して、未経験者の募集が中心の客先常駐(SES)の企業や大規模なシステム開発を行うSIer、ネットワーク環境を構築・整備するインフラ系の企業といった『希望とは異なる企業』を紹介しているのが現状です」(森川氏)

 なんとか就職できたとしても、憧れていたIT業界のイメージとはかけ離れていると感じる卒業生も少なくないのだろう。

プログラミングスクールにメリットはあるのか?

 かねてから人材不足が叫ばれているIT業界だが、未経験者がスクールで学んだだけで理想の仕事に就けるとは限らないのが現状だ。そのような不確定要素が多い支援サービスだからこそ安心できる、就職できなければ受講料が返金される「転職保証制度」だが、これにも難点があると森川氏は語る。

プログラミングスクールに通った転職希望者にヒアリングを行ったのですが、実態として全額返金されるケースはほとんどありません。何かしらの形で就職が決まった場合(IT営業職であっても)、スクールから出される課題を納期までに提出できなかった場合は返金対象にならないといった規定が存在しているためです。スクールによって返金規定は様々ですが、返金がなかなかされないように規定が設定されているようです。

 スクール側としては、当然ながらプログラミングを教える人件費などが発生していますし、誰も彼もに返金していたらビジネスとして成立しなくなってしまいますので、最後の最後まで返金はしたくないというのが本音です。『就職できなくても返金される』と軽い気持ちで受講しようとせず、返金の条件をしっかりと確認したほうがいいでしょう」(森川氏)

 逆に、プログラミングスクールを利用することのメリットはあるのだろうか。

「RIZAP(パーソナルジム)のように第三者に管理してもらいながら、モチベーションを上げつつ、プログラミング学習ができることはメリットでしょうが、就職や転職ができないとなれば、60〜70万円といったコストに見合った投資とはいえません。

 プログラミングスクールではカリキュラムの質のそこまでの差はなく、実務経験のない方や最近まで受講生だった方を講師として雇っているスクールも存在します。学習における自己管理ができない方であればともかく、自己管理ができて勉強が得意な方であれば、本やネットを使って独学でプログラミングを学ぶことは可能です。

 プログラミングの技術や開発の流れを学べることや、知見のある元エンジニアに学習をサポートしてもらえる利点はありますが、それに投資してもいい金額は10〜20万円といったところかと思います。コロナ禍においては、リモート講義が主流となったことで、受講生同士の横のつながりができづらくなったことも、スクール利用のメリットが損なわれていると感じます。

 ですから、卒業した後に『どのようなエンジニア求人に受かる可能性があるのか?』を把握せずに、ただ漠然と希望を持ってプログラミングスクールに通うのはおすすめできません。利用する場合は、就職に直結する学習ができるのか確認した上で利用を検討することが大事です。

 弊社でも現状のプログラミングスクールの課題を解消するため、『ウズウズカレッジ』というITスクールを開設しました。就職に直結するJavaプログラミングやネットワーク(CCNA)を、3カ月15万円の比較的安価な受講料で学べ、受講修了後には無料でキャリア支援を受けることができます。もし、今プログラミングスクールを検討している方であれば、検討候補に入れてもらえると嬉しいですね。

 かかる費用とメリットを天秤にかけて、利用するメリットがあると判断できる場合のみ利用しましょう」(森川氏)

 エンジニアとしてどのように働くのかをしっかりとイメージしたうえで、プログラミングスクールに通うべきかどうかを考えるべきかもしれない。

(文=佐久間翔大/A4studio)

老後資金の必要額はこうして計算せよ…夫婦2人「平均的な生活」、やはり2千万円必要?

 安心して経済的に豊かな老後を送るためには、まず、どのような老後生活を送りたいのかを明確にして、その生活をするためにはどの位の費用が必要なのかを知ることが重要です。何も明確になっていないとただ不安ばかりが大きくなってしまいます。

 目的を明確にして、収入と支出を知り、現実の収支に合わせた生活をするように心がけたら、安心な老後の生活が送れるのではないでしょうか。

【どのような生活を送りたいですか】

 あなたはどのような老後生活を送りたいと思っているでしょうか。“生命保険文化センター”の「生活保障に関する調査」(令和元年)によると、夫婦2人の老後の「最低日常生活費」は月約22万円、「平均的な老後の生活費」は約27万円、「ゆとりある老後生活費」は約36万円かかるという調査結果があります。
 
(1)贅沢をせず、つつましい生活をしたい(月約22万円)
(2)世間一般と同じ生活をしたい(月約27万円)
(3)ゆとりをもって豊かな生活をしたい(月約36万円)

 上記1.2.3の老後の生活資金として、それぞれいくら必要でしょうか。老後に必要な資金を計算する前提として何年生きるかが問題です。現在、夫が65歳、妻が60歳とします。厚生労働省の簡易生命表によると、夫の退職時(65歳)の平均余命は18.86年、夫死亡時の妻(79歳)の平均余命は12年です。

※以下、イ.は夫の生存中の夫婦二人の必要生活資金、ロ.は夫死亡後の妻の必要生活資金。

(1)贅沢をせず、つつましい生活をした場合の必要生活資金
イ.22万円×12カ月×18.86年=約4979万円(生活費は2人分)
ロ.15万円×12カ月×12年=約2160万円(生活費は1人分で7割)
イ+ロ=7139万円

(2)世間一般と同じ生活をした場合の必要生活資金
イ.27万円×12カ月×18.86年=約6110万円(2人分の生活費)
ロ.19万円×12カ月×12年=約2736万円(1人分の生活費)
イ+ロ=8846万円

(3)ゆとりのある豊かな生活をした場合の必要生活資金
イ.36万円×12カ月×18.86年=約8147万円
ロ.25万円×12カ月×12年=3600万円  
イ+ロ=1億1747万円

 それぞれが希望する生活の必要な老後生活資金は以上のようになりますが、年金等の収入があるので、それを控除しなければ準備すべき老後資金はわかりません。そのためには、それぞれの年金等の収入を知る必要があります。

【平均的な年金等の収入金額は】

 平均的な年金額といっても、国民年金に加入していたのか、厚生年金に加入していたのか、加入期間は何年間か、月給はどの位もらっていたのかによって、受給する年金額は大きく異なります。たとえば、国民年金加入では月約5万円、厚生年金加入では男性は平均月約16万6000円、女性は平均月約10万3000円の年金となり、格差が大きく、それぞれの年金額で計算しなければ老後の必要生活資金はわかりません。ご自分の年金額を知るには、日本年金機構から毎年誕生月に送られてくる「年金定期便」を見るのが早道です。

<リタイア後の生活費(1.2.3の望む生活費)-リタイア後の収入(ご自分の年金額等)=リタイア後の生活必要資金(用意すべき必要生活資金)>

 参考のために、一般的な家庭の夫婦2人の平均的な年金額(夫死亡後は遺族年金を受給)等の総額(約7000万円)を入れて計算してみると、以下のようになります。

(1)7139万円-7000万円=139万円
(2)8846万円-7000万円=1846万円
(3)1億1747万円-7000万円=4747万円

【注意すべき点】

 リタイア後の必要資金には生活資金しか含まれていないので、家の修繕費、子供の結婚資金、医療費、介護費等も考えておかなければなりません。

 また、リタイア後の収入は各人バラバラなのでご自分の年金額が平均より多いのか、少ないのかを考えて、老後の生活をそれに合わせないと破綻する心配もでてきます。どうしても金銭的に豊かな老後生活を送りたいと考える方は、収入を増やす工夫をしなければなりません。

 金融庁の公表した報告書(老後資金2000万円必要)は、上記(2)の平均的な年金を受給している人が、平均的な生活をした場合の介護費、医療費等を加味した金額を指していると考えたほうがよいでしょう。

【今後の制度の活用】

 年金制度改正法が2020年6月5日に公布されました。多くの人がより長生きし、長期間働くと思われるため、長期化する高齢期の経済的基盤の充実を図るものです。2022年4月から在職老齢年金の支給制限が大きく緩和され、働く人の年金額の削減が減少します。また、2021年4月から70歳までの人の就業を確保することが企業の努力義務となります。

 その上、今まで退職するか70歳になるまで(65歳以降に就労して厚生年金保険料を納めても)年金額に反映されなかったのが、改正により毎年10月に年金額の再計算がされ、年金額が毎年少しずつ増えることになりました。

 また、60歳未満の方は確定拠出年金に加入すれば、掛金が全額、所得控除の対象となり、所得税、住民税が軽減されます。そして分配金等の運用利益が非課税になります。その上、受け取り時に一時金で受取れば退職所得として、年金で受け取れば年金所得(雑所得)としての恩恵を受けることができるようになりました。NISA、積み立てNISAの運用利益も非課税になっています。

 上記の年金制度改正法により、また確定拠出年金、NISA等の利用により、収入も年金額も増える可能性がでてきました。希望を持って前向きに頑張っていきましょう。
(文=藤村紀美子/ファイナンシャルプランナー・高齢期のお金を考える会)

空洞塩おにぎり、ハリボテサンド…”パッケージ詐欺”疑惑のセブン、他店の商品と比較検証

 多種多様な商品を揃えているだけでなく、夜遅くまで営業していて便利なコンビニエンスストア。特に飲食店が営業時間短縮を強いられていた緊急事態宣言下では、コンビニで夕食を購入する方も多いのではないだろうか。

 そんなコンビニチェーンの最大手セブン-イレブンの商品について、大きな話題になっているのが、”パッケージ詐欺”だ。「パッケージの上部をドリンクと同じ色に着色して容量を多く見せている」「弁当が二重底になっている」といった悪評が、インターネット上にはたびたび流れている。

 そこで気になるのが、セブン以外の大手コンビニチェーンの商品と比べて、どう違うのかということだ。はたしてほかのコンビニチェーンでは、内容量のごまかしは行われていないのだろうか。

 今回はセブンの商品の中でも特に”詐欺商品”と噂されるおにぎり、パスタ、パン、サンドイッチをピックアップ。セブンとファミリーマート、ローソンの商品を比較検証していく。

おにぎり:塩おにぎりの中身は空洞?3社比較で見えた事実

 まず検証していくのは、コンビニの定番商品であるおにぎり。セブンの塩おにぎりは、中身が空洞になっていると取り沙汰されているのだ。

 それでは、3社の塩おにぎりを半分にカットして検証していこう。

 最初に割ったのはセブンのおにぎり。中身を割ってみると、確かに縦長で浅めの空洞が見受けられた。決して大きいスペースではないのだが、裏切られた気持ちになるのも理解できる。

 続いてファミマ、ローソンのおにぎりを割ってみると、なんとこちらにも空洞が。左右でどちらも同程度の空洞があったセブンと異なり、こちらは左半分と右半分で大きさに違いがあるのが特徴的だ。

 3社すべての塩おにぎりに空洞があったことを鑑みると、いずれも中身に具材が入るおにぎりと同じ機械でつくっているために空洞ができてしまうのではないかと推測できる。内部に空洞をつくることで米の美味しさが引き立つなどの効果があるのかどうかは、定かではない。

パスタ:上げ底でかさ増ししている?3社の容器比較

 2つ目の比較商品はパスタ。こちらはSNSなどで、セブンのパスタ容器が上げ底になっていると指摘されている。今回は各社から発売されている同価格帯のミートソースパスタで比べてみた。

 容器の形状はセブンとローソンは円形で、ファミマのみ四角形となっている。

 真横から見てみると、フチの形状を大きく取ることで、真上からのサイズ感を演出していることがよくわかる。特にファミマの場合は極端だ。

 いざ中身を見てみると、セブンは上げ底のような形となっていて、ファミマは底に行くにつれてキュッと絞られるような構造に、ローソンはゆるやかに狭くなって底が少し盛り上がっているという形状になっていた。

 噂通りセブンのパスタ容器は上げ底になっていたものの、ファミマもローソンも真上や真横からの外見以上に内容量が少なくなる容器となっていた。パスタに関しては、3社ともに実際の容量以上にボリュームがあるように見せる仕掛けをしているといえるだろう。

パン:ジャムが半分しか塗られていない?疑惑の商品の真相

 3つ目は、ジャムとマーガリンをサンドしたコッペパン。SNSで、「パンの半分ほどしかジャムが塗られていなかった」という投稿がされていた疑惑の商品を検証していく。

 セブン、ファミマは一般的なコッペパンだが、ローソンのみパンの形状が異なる。では、問題の中身を見ていこう。

 3社のパンをそれぞれ見ていくと、実際にはセブンのパンはファミマ、ローソンと比べてジャムが塗られている面積は大きかった。商品によって差が大きいのかもしれないが、少なくともセブンのパンの品質が著しく悪いというわけではないようである。

サンドイッチ:”ハリボテサンド”の実態

 最後はおにぎり同様、コンビニでは定番の商品であるサンドイッチ。セブンのサンドイッチは具材が前面にだけ詰められていて、後ろのほうには入っていない”ハリボテサンド“だと評する声や、それを裏づけるような画像がたびたびSNS上では流れている。

 セブンからは実際にSNSの投稿で”ハリボテサンド”として写真が上げられていた「たっぷりハムとたまごのサンド」を、ファミマとローソンからはセブン商品とそれぞれ食材と値段が近いサンドイッチを購入。まずはセブンのサンドイッチを見ていこう。

 ハムが大きな1枚以外は前方に固まっているハムとレタスのサンドイッチはハリボテといえるかもしれないが、卵のサンドイッチはきっちり後ろにも卵が挟まっていた。商品によって量の差があるのかもしれないが、今回購入した商品は完全にハリボテというわけではないようだ。

 ファミマに関しては、セブンの商品と違って大きめのハムが使われていないため、後ろのほうだと完全にハムがなくなってしまっている。スライスされたゆで卵が前方に固まっていることもあって、セブンよりも後ろが寂しく感じられてしまう。

 ローソンはハムのボリュームはセブンとファミマの中間くらいで、卵のボリュームは少なめ。満遍なくハムが敷き詰められているものと片側に密集しているものがあったため、卵の量に関しても商品ごとの差が大きいのかもしれない。

 3社のサンドイッチに共通していえることは、前のほうに具材を密集させている点は、大なり小なりどこのチェーンの商品でも行われているということだ。

 おにぎり、パスタ、パン、サンドイッチの4品を比較検証してわかった通り、実はセブンの商品の問題点として挙げられている点は、ほかのコンビニチェーン商品でも見受けられる。なかにはセブンよりも、ほかのチェーンのほうがかさ増しして見えるような商品を販売しているケースもあった。

 だが、今回は店舗での販売が確認できずに購入できなかったが、パッケージのイラストで容量や果肉を多く見せていたドリンクなど、セブンから悪質と思われるような商品が出ていたこともある。コンビニで食品や飲料を購入するときは、必ずしも見た目通りのボリュームとは限らないということを念頭に置くべきなのかもしれない。
(文=A4studio)

“違法接待”菅首相の長男のCS放送を総務省が特別扱い! 当時の総務省責任者はNHKに圧力、有馬キャスターを降板させた山田内閣広報官

 菅首相の長男が総務省の官僚幹部に「違法接待」をおこなっていた問題で、さらにとんでもない事実が明らかになった。国会での追及で、接待会食は12回にも及んでいた一方、菅首相の長男が勤める東北新社は2018年のCS 放送業務の認定において、総務省から不自然な特別扱いを受けていたこ...

『青天を衝け』は“地味”な渋沢栄一をどう描く?『花燃ゆ』『西郷どん』の二の舞になる不安

 今年のNHK大河ドラマは『青天を衝け』である。

「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一が主人公の作品で、原作はなく、脚本はNHK連続テレビ小説『あさが来た』の大森美香が手がけるオリジナルとのことだ。渋沢栄一については『渋沢栄一自叙伝』をはじめとする関連資料も多く、おそらくこのあたりを底本とするつもりなのであろう。

 新型コロナウイルス対策や東京オリンピックが開催された場合の放送枠確保の関係から、全話数については現時点では決まっていないらしいが、どうやら前半部分を使って幕末期を扱うらしく、正直に言えばかなり不安である。

 まず、渋沢栄一という人物が本格的に活躍するのは明治時代に入ってからであるし、実際、第一国立銀行の設立や500社にものぼる企業の設立に関わるといった代表的な業績は、すべて近代以降である。

 また、渋沢栄一は昭和6年(1931年)に91歳で死亡しており、幕末期は生涯の3分の1にすぎない。ここを半分かけて描くというのでは、実業家としての渋沢栄一についてはかなり省略したものにならざるを得ず、予備知識のない視聴者にとっては理解ができないまま進んでいき、結局は離れていく結果になるのではないだろうか。

 それに、合戦などに比べて、渋沢栄一の活動は絵的に地味と言わざるを得ない。社会に与えた利益という点においては、はるかに大きいものであるにせよ、テレビドラマとするには花がないのである。たとえば、旅順要塞を陥落させたとか、バルチック艦隊を打ち破ったというような派手派手しさやカタルシスがない。そのため、一般視聴者を退屈させないように何らかの工夫が求められるところであろう。

“ワナビー志士”だった渋沢栄一

 次に、渋沢栄一が「志士」としてはあまり活躍している人物ではないという点が挙げられる。彼は天保11年(1940年)生まれで、長州の久坂玄瑞と同い年である。ひとつ年上に高杉晋作、ひとつ年下は伊藤博文で、まさに幕末直撃世代であるのだが、いかんせんパッとしたエピソードに欠ける。

 郷里の深谷で同志と共に高崎城を襲撃、武器を奪って横浜の外国人居留地へと進撃し、異人を皆殺しにしようというテロ計画を立てた逸話が目立つところらしいが、これも結果的に実施されず、計画倒れに終わっている。この高崎城襲撃計画は『渋沢栄一自叙伝』で語られているため有名ではあるのだが、自叙伝の通例として、いくらか話が盛られていると思って読む必要があるだろう。

 江戸遊学で尊王攘夷思想にかぶれ、同地では活動家としての評価が低いので地元に帰り、江戸風を吹かせながら若者らと志士気取りで活動。その中で、何か大きなことをやりたいとか言って盛り上がっている間に、高崎城襲撃計画の話が出てきて、誰もやめようと言い出せないままに、引っ込みがつかなくなっていったというのが実情ではないだろうか。しかし、中止になって郷里にいづらくなり、「勘当」という形で今度は京都へ、という流れである。

 こういう、おそらく日本国中のいたるところにいたであろう“ワナビー志士”の空回りを、それこそ映画『SR サイタマノラッパー』のように描いていきながら、そんな彼が、どのようにして「日本資本主義の父」となっていったのかという形にするなら非常におもしろいし、見てみたい。

 しかし、大河ドラマともなれば、そういうわけにもいくまい。何か無理にでも先覚的な思想の発露として、自叙伝にもまして美化せねばならないし、それなら視聴者側としては、むしろ開き直って、どのようにそれがなされるのかを楽しむようにしたい。

 さらに、朝の連続テレビ小説の女性脚本家を起用した幕末ものという点そのものが心配である。実際、『花燃ゆ』や『西郷どん』はいずれも低評価・低視聴率という残念な結果に終わってしまった。イケメンを揃えてワチャワチャさせるだけでは、大河ドラマのファン層をつなぎ止めることはできないであろう。

 方向性としては、逆にどう骨太の作品にしていくのかがポイントになるが、徳川家康を出すというのは少し違う気がするし、それで「ならば見るか」となる戦国ファンはいないのではないだろうか。

『青天を衝け』期待の注目ポイントとは

 批判がましいことばかり並べ立てるのもよろしくないので、期待している部分についても述べておきたい。

 まず、幕末期の藍製造について細かく描かれていると良い。商品作物としての藍の栽培、また、初期の家内制工業としての藍玉製造は、明治以降にはインディゴ染料や化学的な染色法の導入によって、多くの地域で廃れていった「失われた文化」である。そのため、これを十分な考証の下にリアリティのある再現がなされるのであれば、一見の価値があるだろう。渋沢栄一の実家は農業も営んでいたが、実質的には藍を扱う商家であり、このあたりについては自叙伝でも述べている。

 また、渋沢栄一の父の渋沢市郎右衛門がどのように描写されるのかにも注目したい。彼は村で一、二を争う富家の当主として家業を拡大してきた人物であり、商売に勤しむ傍らで漢籍に通じるのみならず、俳諧も嗜み、神道無念流の剣術もこなすという、文武両道に秀でた教養人としての側面も持つ優れた人物である。

 一方で、渋沢栄一が志士気取りで活動を始めると「家業は継がなくてよいから自分の道を行け、自分は子をひとり亡くしたと思うことにする」と述べ、許したという。例の高崎城襲撃計画が中止になり、渋沢栄一が村を出るというと、路銀として密かに百両を渡してもおり、厳父であると同時に慈父でもあった。この人物が、単なる貧しい農民で時流の読めない卑屈で頑迷な旧世代の人物として描かれるのであれば、残念というしかない。

 そして、幕末期の水戸藩についてどれぐらい出てくるのかというのも注目すべきポイントである。「維新の魁」とされながら、幕末ものではあまり触れられることのない同藩であるが、渋沢栄一と親交のあった藤田小四郎や、その父・藤田東湖が出るのは確認できているし、そもそも主君となる徳川慶喜にしても水戸藩主・徳川斉昭の七男である。当事者ではないが近くにはいるという絶好の視点から水戸藩の幕末を描くというのは、非常に興味深いと思われるがどうか。

 いずれにせよ、蓋を開けてみないと何とも言えないところではあるが、『青天を衝け』が魅力的な作品となることを願ってやまない。

(文=井戸恵午/ライター)

ビートたけし、明石家さんま、松本人志は誰が最初に引退するのか?萩本欽一との“因縁”

 伝説のコメディアン“欽ちゃん”こと萩本欽一(79歳)に異変が起きたのは、2月6日の『欽ちゃん&香取慎吾の第98回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)の放送中だった。

「ある常連出場者が作品を披露したときのことでした。萩本は『今回でね私、この番組終わり。おしまい』と衝撃の“降板”宣言をしたのです。さらに、これまでの番組を盛り上げてきてくれた出場者に向かって『本当に長い間ありがとう』と頭を下げました。これを聞いた審査員たちは、困惑というより、何を言っているのかわからないといった表情で欽ちゃんを見つめていました。直後に数社がネットニュースで報じて、すぐに話題となりました」(芸能ライター)

 萩本は次々回の100回を機に勇退し、共同司会の香取慎吾にその座を譲ると見る向きもあるが、いずれにしても放送中にサラッと降板をほのめかすというのは、いかにも萩本らしい。今回は、そんな芸人の引退事情を探ってみよう。

欽ちゃんに引導を渡したビートたけし

 芸人人生の後半は、とにかく人を傷つけない笑いを提供してきた萩本。そんなスタンスに終始異議を唱えてきたのが、萩本より5歳年下のビートたけし(74歳)だ。

「『笑いは差別から生まれる』を信条とするたけしは、優しい笑いを求める萩本に“引退した方が良い”と、週刊誌を通じて長年、一大批判キャンペーンを打ってきました。また、萩本はいわゆる“素人イジり”で笑いをとる芸人でしたが、たけしは40年も前から『萩本の他人を使う笑いは芸が“引退”している』と批判しています」(テレビ局関係者)

 そんな萩本は、各番組の視聴率が下がってきていた1985年3月、充電と称して当時のレギュラー番組をすべて降板し、半年間休養することを決める。すると、その1カ月後の85年4月から、たけしは冠番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)をスタートさせた。

 公約通り、萩本は半年後に復帰するが、かつての勢いは取り戻せなくなっていた。すでに、世間は毒のある笑いを求める、たけしの時代に突入していたのだ。実際、この『元気が出るテレビ』は、裏で放送されてきた萩本の『オールスター家族対抗歌合戦』(フジテレビ系)を終了に追い込んでいる。つまり、たけしは名実ともに萩本に引導を渡したのだ。

 そして、今回の『仮装大賞』での降板宣言が本当であれば、萩本が地上波に出る機会はほぼ消滅することになる。

バイク事故で引退を示唆していたビートたけし

 一方で、萩本を揶揄し続けてきたたけしも、今や“老害”と言われることが多くなってきたが、かなり早い時期から引退を考えていたという。

「たけしは94年8月、47歳のときにバイク事故を起こして入院。事故から57日目に退院し、顔面のマヒを隠すこともなく会見を開きました。そのとき、彼は『前と同じように、いつまでもトップを走るわけにはいかない』と珍しく弱音を吐き、『テレビもつまんないし、数を減らしたい、徐々にね』と、第一線から退く意向もほのめかしています」(同)

 しかし、それから27年経った今も、たけしはテレビに出続けている。かつて、たけしが萩本に引導を渡したように、たけしを引退に追い込む芸人はいるのだろうか?

明石家さんまは「元気なうちに辞めたい」

 もうひとり、常に去就が注目されているのが、明石家さんま(65歳)である。さんまは、本来であれば2015年、60歳になったのを機に芸能界を引退する予定だった。

「15年の主演舞台『七人ぐらいの兵士』で芸能界を引退しようとしていたことは、本人が明らかにしています。しかし、爆笑問題の太田光から『落ちるところを見せろ。落ちていくさまを見せないまま引退したら格好良すぎる』と言われ、『続けられるとこまでは続ける』と語っています。

 実は、07年頃から、業界内ではトークに陰りが出始めているという不穏な噂が広まっていたのですが、世間的にはまだ気づかれていなかった。それが顕在化してきたのは、ここ最近のことでしょう。しかも、これまで、さんまの恋愛や結婚、さらにハニートラップといったスキャンダルで恩恵を受けてきた御用雑誌とは違い、新興のネットメディアが衰えを指摘してきました。今後も、この“監視”は続いていくでしょう」(前出の芸能ライター)

 そんなさんまが引退を考え始めたのは、いつ頃なのだろうか。

「11年に島田紳助さんが暴力団幹部との親密交際が発覚して芸能界を引退したとき、彼はこんなコメントを残しています。『(紳助さんの)気持ちはよくわかる。疲れてくるんですよ。俺も年がら年中、辞めよう、向いてないかな、と。生涯現役じゃない。元気なうちに辞めたい』と、盟友の心労を思いやりながら、自身の進退について語っているのです。ちなみに、その紳助さんは2月10日に雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』に電話出演し、一部で臆測が流れている芸能界復帰を完全否定していました」(同)

 かつての同志が芸能界に何の未練もない一方、いまだに笑いに貪欲で、飽くなき向上心を持ち続けるさんま。中堅芸人はその姿勢に尊敬のまなざしを向けながらも、どこかで辟易としているのかもしれない。

17年前に引退していたはずの松本人志

 かつては早期の引退をほのめかしながらも、いまだに威光を放ち続けているたけし、さんまの例を見ただけでも、芸人は“辞めない人種”であると考えざるを得ない。その傾向は、ダウンタウンの松本人志(57歳)にも感じられる。

「有名な話ですが、230万部のベストセラーとなった『遺書』(朝日新聞社)の中で、当時30歳だった松本は『ピークは40歳、そのあと引退』と綴っています。このエッセイが出たのは1994年ですから、この言葉の通りであれば、10年後の2004年に芸能界から身を引いていたことになります。しかし、幸か不幸か、その04年から『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)がスタートしました」(同)

 周知の通り、『すべらない話』は今やフジテレビを代表する人気コンテンツとなっている。さらに、その前年の03年にも、現在の人気番組のルーツがあるという。

「大みそかの恒例特番『絶対に笑ってはいけない』シリーズの事実上の1弾目である『絶対に笑ってはいけない温泉旅館一泊二日の旅』(日本テレビ系)が放送されたのです。つまり、当時は、松本個人にとってもダウンタウンにとっても、第2の黄金期を迎える重要な時期に差しかかっていたタイミングといえます。そのため、かつて抱いていた引退への思いは、自然となくなっていったのではないでしょうか」(同)

 そんな松本は、1月17日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で引退について言及した。3月いっぱいで終了する『とくダネ!』(同)の小倉智昭アナウンサーについてコメントし、「お笑いはね、ダメになったくらいがおもしろいという、難しいところがある。さすがに65歳で辞めようとは思っているけど。最低でもね。それまで仕事あるかわからんけど。あと8年くらいかな』と語ったのだ。

 79歳の萩本、74歳のたけし、65歳のさんま、57歳の松本……。彼らが牛耳るお笑い界に新陳代謝が起きるのは、いつの日になるのだろうか?

(文=編集部)

成城石井「ポリコム ピスタチオスプレッド」話題沸騰で売り切れ続出…ネットで買える!

 輸入食品や高品質な商品を扱うスーパーマーケット・成城石井で購入できる「ポリコム ピスタチオスプレッド」……。売り切れ続出、口コミも広がり続け、この冬も大人気のようです!

 成城石井で購入できる同商品の原産国はイタリア。そのピスタチオをロースト・ペースト加工したもので、香ばしく、濃厚な味わいが特徴です。2020年4月19日放送の『所さんお届けモノです!』(TBS系)で紹介されて話題になり、たびたび売り切れ状態となっていました。その後、SNS上でも少しずつ「店にあった!」「やっと見つけた!」という報告が増え、21年2月10日現在は成城石井公式オンラインショップでも購入が可能です。

 今も注目度が高い「ポリコム ピスタチオスプレッド」の口コミを調べてみると、

「ピスタチオスイーツが好きなら文句なしの濃厚さ&美味しさ」

「アツアツのトーストに、甘めのピスタチオスプレッドが合う~」

「食パンを焼いたり、クロワッサンもちょっとトースターで温めたりすると、ピスタチオスプレッドとの相性抜群!」

「スコーンやクラッカーにつけておやつにも◎」

「バニラアイスに載せて食べると旨い」

「ホットミルクに溶かして飲んだら最高だった」

「いつものコーヒーやココアに足してみても美味しいよ!」

など、あらゆる食べ物、飲み物との組み合わせが楽しめるようです。

 成城石井で購入できる「ポリコム ピスタチオスプレッド」は、240gで税込971円。ステイホーム中も、美味しい食事をして楽しく過ごしたいですね!

(文=編集部)

 

JRA日本ダービー馬が共同通信杯(G3)で見せた「大器の片鱗」。翌年に襲った府中巧者ゆえの「悲運」

 14日、東京競馬場では3歳重賞の共同通信杯(G3)が開催される。創設時は東京4歳S、1983年から2000年までは共同通信杯4歳Sと呼ばれていたが、馬齢表示が国際基準に変更された01年から現在の名称となった。

 馬齢表示が変わって初めて開催された01年の「共同通信杯」を制したのが、その3か月後に日本ダービー馬に輝くことになるジャングルポケットだった。

 前年9月に札幌の新馬戦でデビューしたジャングルポケット。8頭立ての5番人気という評価ながら、初戦を難なく勝ち上がると、続く札幌3歳S(G3)も5番人気で制覇。センスあふれるレースぶりから、一躍クラシック有力候補に名乗りを上げた。

 年末には“出世レース”ラジオたんぱ杯3歳S(G3)でアグネスタキオン、クロフネという後のG1馬と激突。クロフネ(3着)には先着したが、デビュー2戦目のアグネスタキオンに子供扱いされ、2馬身半差の2着に敗れた。

 この時のアグネスタキオンの衝撃的な勝ちっぷりから、牡馬クラシック戦線はアグネスタキオンの「1強ムード」になったのは言うまでもない。ジャングルポケットはそんなムードを打ち砕くべく、年明けの始動戦に選んだのが共同通信杯だった。

 その実績から単勝1.4倍の1番人気に支持されたのはもちろんジャングルポケット。これに続いたのが、外国産馬でともに関東馬のスイートゥンビターとプレジオだった。この年から最大2頭の外国産馬がダービーに出走可能となったため、この2頭とジャングルポケットの比較という意味でも注目を浴びた。

 しかし、レースはジャングルポケットの独壇場だった。好スタートからスッと好位につけると、スイートゥンビターを見る形で外目の5番手を追走。3コーナーすぎから馬なりのまま徐々に位置を上げると、先行していたスイートゥンビターに馬体を併せて4コーナーへ。直線半ばまでライバル馬たちも必死に食らいつくが、残り1ハロン付近で鞍上の角田晃一騎手(現調教師)がゴーサインを送ると、あっという間に他馬を突き放した。

 終わってみれば、2着のプレジオに2馬身差、3着スイートゥンビターにはさらに1馬身半差をつける完勝劇を見せた。しかし、直線最後に角田騎手が右ムチを入れると、ジャングルポケットが大きく内によれるという課題も残った。

 その後は皐月賞(G1)に直行したジャングルポケット。アグネスタキオンとの再戦でリベンジを誓ったが、出遅れが響いて0秒3差の3着に敗れた。

 3冠を狙ったアグネスタキオンに悲劇が訪れたのはダービーを3週間後に控えた5月初旬。音速の貴公子は屈腱炎を発症し、ダービーを回避(その後、夏に引退が決定)。それでもダービーは、ジャングルポケットとクロフネの2度目の対決で盛り上がり、1番人気に支持されたジャングルポケットが貫録の勝利を収めた。最後の直線では、鞍上の右ムチにもしっかり応え、3か月前の課題をしっかりクリアしての戴冠だった。

 秋は札幌記念(G2)をステップに菊花賞(G1)で2冠を狙うも、マンハッタンカフェの4着に敗退。その後、陣営はダービーと同じ舞台のジャパンCで王者テイエムオペラオーに挑んだ。結果はこの2頭のマッチレースの末、ジャングルポケットがクビ差しのいでG1・2勝目を飾った。

 この勝利でジャングルポケットは東京競馬場で3戦3勝。府中が得意と言われるトニービン産駒とあって、4歳以降もさらなる活躍が期待されたが、翌02年の秋の東京開催は、改修工事のため、中山競馬場で代替開催という不運に見舞われた。

 結局4歳春以降は、脚部不安などで順調さを欠いたジャングルポケット。秋は中山で開催されたジャパンCで5着、有馬記念では7着に敗れた。その後故障が判明したジャングルポケットは、翌03年1月に引退が決定。得意の府中では僅か3戦に終わり、改修工事のタイミングにも泣かされる形となった。

 アグネスタキオン、クロフネ、そしてマンハッタンカフェという強豪がひしめいたこの世代。その頂点を決めるダービーで最も輝いたのがジャングルポケットだった。