パチスロ『ひぐらし祭2』が堅調に推移。オーイズミが2021年3月期第3四半期決算公表

 貨幣処理機やアミューズメント機器、パチスロ機の製造開発や販売事業などを展開する総合メーカーのオーイズミ(東証1部:6428)は2月12日、2021年3月期第3四半期決算を公表した。

 これによると売上高95億4,300万円、営業利益10億2,700万円、経常利益11億8,000万円、純利益7億7,600万円で、それぞれ前年同期比で5.5%増、12.4%減、6.3%増、20.2%増となった。

 当期間中の日本経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業収益は大幅な減少が継続。徐々に社会経済活動を戻す中、各種政策の効果で生産や個人消費に持ち直しの動きがあったものの、12月以降に感染急拡大が見られるなど不安定な状況が続き、経営環境は依然として予断を許さない状況で推移した。

 同社はこのような状況下、機器事業では周辺設備機器部門において「樹脂研磨式メダル自動補給システム」や「多機能IC玉・メダル貸機」の拡販に注力したものの、設備投資スタンスが抑制的であることから厳しい結果に。

 一方、遊技機部門においては12月に市場投入した『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』が高評価を得ると共に受注台数も堅調に推移し、当初の想定販売台数を上回ったことで業績に大きく貢献した。

 これにより、機器事業は売上高56億1,600万円で、セグメント利益は7億800万円。それぞれ前年同期比で19.8%減、33.6%減となった。

 不動産事業と電気事業は安定的な収益を確保。コンテンツ事業は連結子会社「株式会社オーイズミ・アミュージオ」「株式会社レッド・エンタテインメント」がパッケージゲーム、オンラインアミューズメイト、アニメキャラクターの企画制作などを行った。

 食品事業は「株式会社下仁田物産」が運営する農作加工品製造・販売事業を業績数値に含め、主に蒟蒻類、蒟蒻ゼリーの製造・販売を行った。

 新型コロナウイルス感染拡大により業績への影響を合理的に算定することが困難であるため未定としてしていた連結業績予想については、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、予想を算定して公表。売上高124億円、営業利益12億8,000万円、経常利益14億3,000万円、純利益9億円とした。

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東大教授が結論付けた「頭の良さ」の意外な正体とは

 現代は変化の激しい時代だ。大量の情報が流通し、これまで常識とされてきたことが常識ではなくなる。それは、コロナ禍に揺れたこの1年間を見ただけでも感じ取れるだろう。「ニューノーマル」という言葉に象徴されるように、生活様式は大きく変わってしまった。


 では、こうした時代を私たちはどう乗り切ればいいのか。あふれる情報の中でどのように自分なりの判断をくだし、舵を取っていけばいいのか。


 独学で東大教授への道を切り拓いた柳川範之氏は『東大教授が教える知的に考える技術』(草思社刊)で、この時代に必要なのは、ただ情報をかき集めるのではなく、自分なりの発想や自分なりの考え方を組み立てて、情報を処理することだと述べる。


 「情報を処理する」――それはただ情報を鵜呑みにせずに、自分なりに情報をとらえて考えるということだ。

 

■「正解」を追い求めてしまう日本人


 柳川氏は日本人の思考の悪癖について指摘する。それは「正しさの基準」を外に求めてしまうことだ。先進国が示すお手本を追い求め、それを判断基準とする。判断基準を自分の内ではなく外に委ねていれば、自分なりに考える意識は低くなっていく。


 しかし、判断に「正解」は存在しない。あるケースでは正しかったとしても、別のケースでは正しくないかもしれない。大切なことは「正解」を探すことではなく、自分なりにきちんと考え抜いて、良い解決策を導き出すということだ。これは仕事においても、私生活においても同じである。


 この考える力がないと、大量の情報に流され続けることになる。言われている「正解」だけを追い求めていると、新しい価値に気づけず、突発的なトラブルや変化にも対応できなくなってしまう。

 

■知的に考えるためには「調理道具」を揃える


 では、自分で考えて判断する力を養うにはどうすればいいのか。それには、「調理道具を揃えること」が大切だと柳川氏は言う。


 料理の場合、材料だけあっても道具がなければ調理をすることはできない。それは情報も同じ。まずは情報だけを集めるのではなく、その前に少し手間暇をかけて「考えるための土台」を作っておく必要がある。その「考えるための土台」が「調理道具」ということだ。


 では、「考えるための土台」をつくるために具体的に何をすればいいのか。


 まず必要なことは「発想を変えること」。情報はそのままでは役に立たないため、調理が必要だ。情報を丸呑みするのではなく、頭の中で加工してこそ力になる。この発想を持つことが一番大事な道具だと柳川氏は述べる。つまり、情報に接する際の考え方のクセを変えるということだろう。


 続いて必要なことは「ものごとを抽象化して構造をとらえるクセをつけること」。接した情報をそのまま受け取るのではなく、自分なりに解釈する。


 そこで使えるのが「抽象化して構造をとらえる」という接し方だ。


 例えば、歴史上の偉人の決断や行動のエピソードに接したときに、そこから「政治とはどういうものか」「組織のトップとはどうあるべきか」という抽象的な理解に置き換える。そうすると、歴史が単なるエピソードにとどまらなくなり、自分が直面している課題や会社の問題を解決するヒントを与えてくれるものになる可能性がある。


 抽象化と構造化は比較的難しいため、すぐにできなくても構わない、と柳川氏。ただ、そういう風に考えるクセを付けていくことが大事なのだ。 また、抽象化して考えるクセ付けをするための3つのステップがある。


(1)幹をつかむ


 これは、「一言で簡単に言い表してみる」こと。例えば誰かのブログを見たときに、どんなところが面白いと思ったのか、周囲の人に一言で伝えてみる。一言にまとめるには、情報の幹をつかむことが必要だ。これが抽象化への第一歩となる。


(2)共通点を探す


 異なるものから共通点を見出す。例えば、「今、食べている料理と使っているカバンには『赤色』の共通点がある」というように、何でもいいから共通点を探すクセ付けをする。これができれば、異なったジャンルの情報から解決策を得たりすることができるようになる。


(3)相違点を探す


 「共通点を探す」とは逆の頭の使い方で、似たものに違う点を見つけ出すというものだ。例えば不祥事のニュースを連続して見たとき、「似たような不祥事か」と思うのではなく、違う点を探してみる。「似ている」と思って流さずに相違点を探し、なぜ違う点があるので同じような不祥事が起きるのかを想像してみる。


 このようにして思考を広げていくことで、抽象化して考えるクセがついていく。そして、「考えるための土台」が頭の中の情報処理を根本から変えていくのだ。実は、「頭の良さ」とは、頭の使い方を意識的に練習していくことによって身につく「習慣」なのである。


 変化が激しく、常に考えなければいけない「ニューノーマル」の時代の中で、どう頭の使い方を変えていけばいいのか。本書では情報との向き合い方、考え方を伝授しながら、その情報をいかに知性に変えていくかというところまでを説明している。


 大切なことは自分なりの判断ができるようになること。それには本書であげられている考え方のクセを身につけることが大切だ。豊かな発想力を身につけるためにも一読しておきたい一冊である。(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA武豊が高らかに「勝ち宣言」!? フェブラリーS(G1)「コマッタ君」インティの“前走惨敗”は「悪くない材料」

 21日には、東京競馬場で今年最初のG1レースとなるフェブラリーS(G1)が開催される。

 一昨年の覇者インティ(牡7歳、栗東・野中賢二厩舎)は、武豊騎手と3年連続参戦となる。破竹の7連勝で逃げ切った2年前の再現を狙う。

 2走前のチャンピオンズC(G1)で10番人気を覆し、3着に粘り込んだインティ。そのレース内容を受けて、前走の東海S(G2)では一転、単勝2.0倍の1番人気に支持された。

 レースでは予想通り、インティがハナを主張。しかし、内と外から執拗に絡まれ、1000m通過が59秒3というハイペースで逃げる形に。4角で早くも手応えがなくなり、結果は12着。勝ったオーヴェルニュからは3秒0離されての惨敗だった。

 レース後、武豊騎手は自身の公式サイトの日記に「展開が厳しくなるのは、断然人気の逃げ馬で目標にされるわけですから仕方がありません」(1月28日付)と胸中を明かしていたが、惨敗に終わったその前走が今回の大一番でプラスに働くかもしれない。

 武豊騎手自身もその心を2月17日付の日記で次のように記している。

「今年はどうやら人気薄。最近のムラな成績では仕方のないところかもしれません。とはいえ、前に行きたい馬がマークされないのは悪くない材料。過去5勝と相性のいいレースですし、もちろん6勝目を狙います」と自身6勝目を高らかに宣言した。

 逃げ馬のインティにとって人気落ちは確かに「悪くない材料」になりそう。18日現在、『netkeiba.com』の予想オッズでは、15倍前後の6番人気に想定されている。そして有力他馬の脚質も、インティには追い風になるかもしれない。

「出走16頭の中で、前走逃げたのはインティとエアアルマスだけでした。今回エアアルマス陣営は控える競馬を示唆していて、他に競りかけていくとすれば、ワイドファラオくらいでしょうか。そのワイドファラオも3か月半ぶりの競馬で行き脚がつくかどうか……。

また、上位人気が予想される4頭(カフェファラオ、レッドルゼル、アルクトス、サンライズノヴァ)の中で先行タイプはアルクトスだけ。他の3頭はおそらく中団から後方で脚を溜める競馬になりそうです。そうなると、アルクトスの仕掛けるタイミングがカギを握ります。

アルクトスがレコード勝ちを収めた(昨年10月の)南部杯(G1)と同じように、早めに前を潰しにいくのか、それともぎりぎりまで仕掛けのタイミングを遅らせるのか。田辺裕信騎手が後ろ3頭を意識しすぎて仕掛けが遅れれば、インティには絶好の展開になるかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 インティが好スタートを決めれば、単騎逃げ、少なくとも単独2番手でレースを進めることができそう。そうなると、あとはインティの“気分”次第だろう。

 インティを生産した山下恭茂牧場は前走後、Facebookで「もうダメだって思うと、完全にあきらめてしまうのが、インティの悪い性格なのかもしれませんね。コマッタ君です(^^;)」と顔文字を交えて嘆いていたが、その悪さが出なかったときの底力は2走前のチャンピオンズCで証明済み。

 武騎手はインティの“やる気スイッチ”をオンにして、2年前の再現を狙う。

菅政権のデジタル化は無駄遣い! 12億円のシステム導入も感染者集計は手作業、さらに73億円使って五輪観客アプリの開発を続行

 菅義偉首相が政権の看板に掲げる「デジタル化」。つい先日も、今年9月1日に菅首相をトップにデジタル庁を発足することなどを定めたデジタル改革関連法案を閣議決定したばかりだが、そんななか、開いた口が塞がらないような事実が判明した。  新型コロナの新規感染者の情報について、厚労...

パチンコ新台「小当りリミット」を駆使した“斬新“なゲーム性! 直撃大当り「2000発」の出玉力がハートを切り裂く!! 【クセ強スペック研究所】

 マンガをパチンコに移植する大胆な演出が話題となった『FAIRY TAIL』。そのシリーズ最新作『P FAIRY TAIL2』はスペックマニアの間で仕組みがエグいと評判である。

 基本的なゲームの流れは以下の通り。大当り確率が1/199.8のミドルタイプで、50%で電サポ77回転の「FAIRY RUSH」に突入するが、残りの50%は10回転の「ゼレフバトルモード」に移行する。

「ゼレフバトルモード」は単純なRUSH突破チャレンジではなく、バトルに勝利すれば約2000発の出玉が獲得できる特殊なモードとなっている。一方の「FAIRY RUSH」は平均継続率が約70%となる連チャンモードで大当りの1/3以上で2000発の出玉となるボリューム感が特徴となっている。

 また、RUSH中はランクアップバトルシステムという新機能を搭載。リーチが発生するほどバトルの勝率がアップし、5回目には勝利が濃厚となる仕組みが採用されているのである。この新機軸の演出を可能にしたのが冒頭の「エグい仕組み」となる。詳細を見よう。

 本機は1種2種混合機だが、通常の同タイプでは右打ち中に小当りを獲得することでV入賞し大当りを発生させる仕組みとなる。小当りを引くことでVアタッカーが開放され玉が入る。

 この構造は本機でも同じで、小当りすればV入賞の権利を獲得できるのだが、ゲージ構成によって電サポが作動している間はVアタッカーへの入賞が阻止されるようになっているのである。

 ではどうすればVアタッカーに入賞できるようになるのか。電サポを停止させる状態になればVアタッカーに入る。そこで本機には時短を終了させるための小当りリミットが搭載され、小当りを規定の回数まで繰り返すと電サポが発動しなくなるのである。

 そして、小当りが発生するとリーチがかかるように設計し、リーチ成立ごとに小当りリミットが消化され、すなわちリーチ=バトルに発展するたびに大当りへの期待度がふくらむという図式が完成するのである。

 小当りリミットには1回から5回までの1つずつに振り分けが存在し、最大でも5回バトルが発生すれば大当りとなる。小当りの抽選確率は約1/33.2で、もちろんリミット回数が少ないほど連チャンの期待度が高くなる。

 本機の深さはこれだけではない。先ほど電サポのない状態が大当りのチャンスだと説明したが、右打ち中にリミット到達せずとも電サポが発動しない場面が存在するのである。それは残保留の抽選時。

 時短終了後に移行するのだから当然といえば当然だが、この残保留ではリミット関係なく約1/33.2の小当りを引ければ即V入賞となるので、連チャンのラストチャンスとなる残保留の意味がより際立つ作りとなっている。

 右打ち中にはもうひとつポイントがある。それは直当り(SUPER FAIRY BONUS)。つまり、1/199.8の確率で抽選されている本来の大当りである。これを引くと9ラウンド約1000発の出玉を獲得できるうえに電サポ回数が552回で小当りリミット1回が約束される。要は実質的な連チャン確定フラグとなるのである。これで約2000発。

 小当りリミットが厳しいように感じる部分もあるが、時短77回のRUSHでだいたい3回に1回が1/199.8を引き当てられる=約2000発獲得できることを考えれば、それほど悪い勝負ではない。

 何より仕組みが循環していくような、それぞれのパーツが型にはまっていくような、計算されたシステムと演出の完璧な融合が見事というほかない。ただ複雑な仕組みを考えただけではない、ロジカルで到達度の高い機種なのである。

(文=大森町男)

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「どうせ中止だから女性で」…逆差別で決まった橋本聖子新会長、議員辞職しない“金勘定”

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の後任会長が橋本聖子氏に決まりましたね。みなさんはどうお考えですか? 正直、永田町は相当ざわつきました。誰も予想していませんでしたから。

 橋本氏は2月18日に五輪組織委員会からの就任要請を受諾したそうですが、17日に「後任候補を決める検討委員会が橋本五輪担当大臣に一本化」という速報が出たときには、正直「ええっ?」という感じでしたね。

セクハラ問題の橋本聖子をわざと新会長に?

 そもそも「川淵三郎さん騒動」後に名前が挙がった森喜朗前会長の後任人事の候補者は、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長の他は、橋本氏、山口香さん(筑波大学大学院教授)、小谷実可子さん(スポーツディレクター)、高橋尚子さん(日本陸上競技連盟理事)と、みんな女性のメダリストでした。

 みなさん輝かしい業績をお持ちですが、ここまで女性が多いと、なんかもう「ジジイがダメなら女で行っとけ感」しかないですよね。これって逆差別じゃないですか?

 それに、橋本氏はもともと森前会長に近い人ですから、森前会長の意向は必ず反映されます。政府としては、どうしても五輪を開催したいのでしょう。でも、世論調査などでは中止や延期を求める声が増えていますよね。2月18日付のロイターの企業調査では、「中止」・「再延期」支持が6割を超えたことが報じられています。これでもがんばれるのは橋本氏しかいないということなんでしょうか。

 橋本氏は、かつてはトップアスリートでしたし、国会議員として出産・育児のご経験もあるので、今回も候補になる理由はわかります。しかし、過去の「セクハラ問題」はどうなるのでしょう? すでに海外のメディアも大きく報じていますから、必ず問題になります。「もしかして、もうオリパラをやりたくないから、わざと橋本氏にしたのでは?」という声すらあります。

 橋本氏のセクハラ問題とは、2014年のソチ五輪後の打ち上げで、フィギュアスケート元日本代表の高橋大輔選手に無理やりチューした件ですね。「週刊文春」(文藝春秋)が同年の8月28日号で報じて、大騒ぎになりました。この件については、神澤も少し書かせていただいています。 

 関係者しか入れないパーティーで撮影されていますから、誰か悪意のある人が文春に持ち込んだようです。まぁ、橋本氏も不用心でしたね。

 実は、神澤も以前は橋本氏に期待していました。日本の女性国会議員で出産された方は、本当に少ないからです。2000年に出産されたときは、なんと51年ぶりの国会議員の出産として注目されました。

 ちなみに51年前に出産されたのは、日本初の女性国会議員の1人だった園田天光光(そのだ・てんこうこう)さん(1919~2015年)です。96歳で亡くなられた園田さんは、いろいろなエピソードがある方なので、気になったら調べてみてくださいね。

 園田さんは、当時若手議員だった橋本を擁護して、国会議員の事実上の産休制度誕生に貢献されています。すでに80歳を越えておられました。国会議員の産休など、当時はまったく理解がありませんでした。橋本氏も議員辞職を迫られていましたが、制度ができたおかげで議員を続けることができたのです。

 でも、せっかくいい制度ができたのに、橋本氏が国会を休んだのはたったの3日間でした。ぜひもっと休んでいただいて、「いい前例」をつくっていただきたかったですね。現在は衆参両院とも出産による欠院を認めていますが、期間は明確に定められてはいないのです。

「お産は病気じゃないから」といって、すぐに働けるのは限られた人です。元トップアスリートだからできたことで、一般の女性は産後2カ月程度は無理をしてはいけないと思います。

 また、橋本氏は男女共同参画担当大臣も兼任していましたが、あまり熱心なご活動は記憶にありません。橋本氏は、いわゆる一般女性の代表ではないと思います。国民を代表する国会がこんなふうでは、少子化が進むのは当たり前ですよね。

 もうひとつ、気になるのは橋本氏の金銭感覚です。五輪組織委員会の会長に専念するために議員辞職を勧める声もありますが、橋本氏は「国会議員を辞めたら収入が減るので、議員と兼務できるなら引き受ける」と裏で交渉していた……という噂があります。

 あくまで噂なのですが、真に受けている人も多いです。五輪組織委員会会長は収入で判断するポストではないと思いますが、「しょせんカネか……」とぼやく関係者もいます。

丸川珠代より五輪相に適任の人物とは

 また、五輪相の後任には丸川珠代参議院議員が再任されましたが、これも微妙ですよね。五輪相経験者で「女性」だから選ばれたとしか思えません。

 神澤は、五輪経験者のアスリートということでは、元文部科学大臣の馳浩衆議院議員が適任だったと思っています。まぁ、馳議員も森前会長の「子分」ですから、あまりに森色が強すぎるという判断があったのかもしれません。能力的には申し分なかったと思いますが、能力よりも思惑が優先する永田町の「論理」でしょうね。

 橋本氏の会長就任で、「やっぱり夏のオリパラは中止かな」という懸念も強くなってきました。何が何でも開催するために、パラリンピックだけでも中止にして負担を減らすべき、という話も非公式に出てきているようです。

「どうせ中止になるオリパラだから、女性でいいだろう」のように言う関係者もいます。それが本当なら、女性を悪い方に利用していますよね。残念な話です。

 でも、決まったからには、お二人にはがんばっていただきたいです。特に橋本新会長には、国会議員としての歳費はこれまでどおり入るのですから、収入の心配はせずに、五輪組織委員会会長として世界に恥じない運営をお願いしたいです。

(文=神澤志万/国会議員秘書)

パチンコ「初代牙狼・凱旋」に続く朗報!「100%確変」の“超大物”に熱視線!!

 パチンコ分野で爆発的なヒットを記録した人気タイトル。サンセイR&Dが誇る『牙狼』シリーズの最新作『P牙狼MAXX』が適合したというビッグニュースは、ユーザー並びに業界関係者に大きな衝撃を与えた。

 何よりも注目を集めているのが「全超越」という強烈なキャッチコピーだ。CR機の黄金時代に爆裂機として名を刻み込んだ同シリーズ。その全てを凌駕する仕上がりに、期待が高まっている。

「初代となる『CR牙狼XX』は全ての大当りが約1600発。更にそれが82%でループする崇高なる出玉性能で一世を風靡したレジェンドです。サンセイさんの公開した公式動画のほうでスイッチオンマンが『初代牙狼・凱旋』という興味深いワードを紹介されています。

数々の出玉記録を打ち立てた原点にして頂点の初代牙狼。あの爆裂がP機として蘇る可能性を示唆しているだけに、期待せずにはいられません。続報に注目ですね」(パチンコ記者)

 速さと強さを追求した「魔戒チャンス完全体」を武器に“本命”が新たなる伝説を刻み込む。サンセイR&Dがかつての「牙狼旋風」を再び巻き起こしてくれそうだが…。

 そんな同社の注目タイトルは『牙狼』だけではない。「100%確変」「必ず電サポ100回が付与」という特徴を持った新機種の製品サイトが公開され話題を呼んでいる。

『P笑ゥせぇるすまん~最後の忠告~』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/219.91→1/93.62
■転落確率:1/157.91
■電サポ回数:100回+α
■賞球数:1&4&15
■カウント:10C
■ラウンド数:3R or 10R
■確変突入率:100%
■トータル継続率:約70%
■遊タイム突入回転数:550回
■遊タイム電サポ回数:800回
○○○

 大当り確率1/219.91で全ての大当りが100%確変に突入する安定型スペック。転落抽選タイプとなっており、遊びやすくも確変継続が予測不能の緊張感を楽しむ事ができる。

 通常時の大当り振分けは95%が「3R確変・約450発」で残り5%は「10R確変・約1500発」。大当り消化後は100回+αの電サポ「忠告モード」へと必ず突入する仕様だ。

 電サポ中は1/157.91の転落フラグを引く前に1/93.62の大当りを射止めるゲーム性となっており、トータル継続率は約70%。電サポ100回転到達時に確変状態であれば「DEADorALIVEモード」へと移行し、大当りor転落のどちらかを引くまで電サポが続く。最高のスリルを味わえそうだ。

 右打ち中の大当りは50%が10R約1500発となるため、まとまった出玉獲得も可能。総合的に高い安定感を実現した仕上がりと言えるだろう。

 また本機には遊タイムが搭載されており、通常時550回転消化で「電サポ800回転」が付与される。この間は高速変動が展開され、スピーディーにハマリを消化できる仕様だ。

「トータル継続率は約70%、最近のハイループ機と比べると物足りないと感じる方もいると思います。しかし、全ての大当りが100%確変ですし、電サポ100回が確約されるため安定感はピカイチ。遊びやすさを求めるユーザーに刺さるスペックでしょう」(パチンコ記者)

『P笑ゥせぇるすまん~最後の忠告~』の導入予定日は3月8日。喪黒福造の活躍に期待したい。

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甘デジ「一撃狙い」の“超攻撃的”立ち回り!「10万発の野望」新シーズン開幕!!

JRAフェブラリーS(G1)C.ルメールがカフェファラオに「ゾッコン」な理由。馬具の相談、綿密な打ち合わせの裏に、したたかな「野望」!?

 リーディングジョッキーはレース以外でも、完璧な立ち回りをしているようだ。

 21日、東京競馬場でフェブラリーS(G1)が開催される。

 混戦模様となっているが、1番人気が予想されるのはカフェファラオ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 昨年のチャンピオンズC(G1)で6着に敗れたカフェファラオ。だが、先着を許した5頭のうち4頭は不在。唯一出走するインティも前走の東海S(G2)を12着に大敗しており、全幅の信頼を置けない。そのため、カフェファラオが押し出される形で人気を集めることになるだろう。

 今回、カフェファラオ陣営は様々な工夫を施してレースに挑むことになる。

 収得賞金的にフェブラリーSの出走が確実でなかったカフェファラオは、いつでも前哨戦を使えるように在厩で調整を進めてきた。結果的に使うことはなかったが、乗り込み十分でレースに臨むこととなる。

 その中で、チークピーシーズ、リングビット、クロス鼻革など様々な馬具を試してきた。チークピーシーズはC.ルメール騎手と相談した結果、着用することになったようだ。

 先週の京都記念(G2)を制したラヴズオンリーユーは、3週連続で川田将雅騎手が追い切りに跨った。その中で、ハミをトライアビットに替えることを進言。これが復活の後押しとなった。

 ただ、ルメール騎手はコロナ禍で調教のために美浦へ行くことができない。そのため、レース当日に堀調教師と相談して馬具を決めるようだ。

 これだけルメール騎手がカフェファラオに入れ込んでいるのは、来年以降を見据えているという見方がある。

「昨年、ルメール騎手は207勝挙げていますが、そのうち27勝は藤沢和雄厩舎の管理馬でした。厩舎別では最も勝利を挙げており、この関係性が4年連続でリーディングジョッキーに輝いた原動力とも言えるでしょう。

しかし、藤沢和調教師は来年の2月で定年となります。ルメール騎手にとって、かなりの痛手のはず。そのため、来年以降を見据えて関東の名門・堀厩舎とのパイプを太くしたいという思惑があるのではないでしょうか」(競馬記者)

 今年、ルメール騎手は堀厩舎の管理馬に9回騎乗して2勝を挙げている。前年の同時期が4回だったため、騎乗依頼が着実に増えている。

「これまで堀厩舎はM.デムーロ騎手を多く起用してきましたが、今年に入って一度もコンビを組んでいません。その分、ルメール騎手に騎乗依頼が回っているように感じますね。今後はさらにルメール騎手とのコンビが増えるはずですよ」(別の記者)

 昨年の毎日王冠(G2)をサリオスで、シリウスS(G3)をカフェファラオで制するなど、ルメール騎手は堀厩舎の管理馬で重賞制覇をしているが、G1勝ちはいまのところない。

 フェブラリーSをカフェファラオで制することができれば、「ルメール×堀」のホットラインはさらに強まることになりそうだ。

「脱・思いつき」アイデア術

次の時代を創るリーダーが、真のイノベーションを起こすための“共創の場”を提供する「WASEDA NEO」と、電通のニュースサイト「ウェブ電通報」が連携し、電通のクリエーターらを講師にした、社会人向けのオンライン講座「ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ」。第2回の講師は、電通のクリエイティブディレクター/コミュニケーション・プランナー 越智一仁氏です。


僕は「物語を創作する」ようなストーリーテリングは苦手で、いろいろなやり方で社会的コンテキストに沿った仕掛けをつくるようなことを仕事にしています。

今回、「脱・思いつき」アイデア術というお話をするのですが、アイデアというのは思いつくのを待つのではなく、ある程度体系化することで、誰にでも考えることができるようになる、という内容になっています。

もしも企業が、そして商品が、他にはないブランドをすでに持っているのだとしたら、それをストレートに伝えればそれでいい。でも、昨今あらゆる場面でコモディティー化が進んでいて、「差別化」が図りづらい。ウェブやSNSの影響力も著しい。ネットでもリアルでも長く愛されるコミュニケーションが大切になってきています。

では、アイデアを考える時、何から手をつければいいのでしょう?良いアイデアを選ぶときの基準ってどういうものなのでしょう? 

アイデアの考え方フロー
アイデアの考え方フロー

「視点を変えて驚嘆と共感を設計するコミュニケーションプランニング」というテーマを設定しましたが、ポイントはとにかく「視点を変える」。このやり方だけ覚えれば大丈夫です。

アイデア(企画)とは?

「廊下を走るな」というポスターがあります。皆さん小学校時代によく見たのではないかと思います。しかし、これで子どもたちは走るのをやめるでしょうか?多分、僕が子どもだったら言うことを聞かずに走ってしまうような気がします。これは、言うべきことは言っているけど伝わらない例。つまり、「言う」と「伝わる」は似ているようで全然違うわけです。僕は、コミュニケーションにおけるアイデアとは、「効果的に伝えたいことを受け取ってもらう知恵」だと考えています。

「ろう下は走らない」のポスターイメージ
「ろう下は走らない」のポスターイメージ

アイデアを考えるときに陥りがちな問題として「おもしろいこと=アイデア」という考え方があります。しかし、「おもしろい」は「アイデア」の一部です。「おもしろい」以外にも伝えるためのアイデアはたくさんある。「興味深い」「すごい」「かわいい」「ベンリ」…いろいろあるわけです。そして、それらの多くは「驚嘆」と「共感」のどちらかの感情に分類されます。まず、「おもしろい」や「かわいい」の手前にある驚嘆や共感を生み出す方法を考える方が、考えやすいはずなのです。それこそが、「思いつき」を脱する方法なのです。

視点を変えるとは?

わかりやすい例を、一つご紹介します。次の問題を解いてみてください。

セミナーで紹介された「問題」
「視点を変える」を擬似体験するテスト

この問題、外側の枠を超えてはいけないとは言われていないのに、勝手にそう思い込んでしまった人は、なかなか正解に気づけなかったのではないかと思います。

これと同じで、僕は「新しい視点」とは「気づいてしまえば当たり前だけど、気づかなければずっと分からない」ようなものだと考えています。逆に、だからこそ思いつくのに膨大な時間がかかったりするわけです。言い換えると、「気づきのある再定義」ともいえます。良いアイデアにたどり着くためには、まず先入観を捨てることが大事です。「一見、〇〇と思われがちだが、実は××なのではないか」に当てはめて考えてみると分かりやすいかもしれません。

企業のコミュニケーションを考えるときは、ブランド、商品、その周辺へさまざまな視点を持ち込むとよいと思います。年齢的視点、歴史的視点、場所的視点、いろいろ考えられます。

カレーパンのコピー

Dentsu Lab Tokyoのインターンシップで、コピーの授業を行ったときに、「電通の社食のカレーパンを売るコピー」という課題を出しました。そして4班から出てきたコピーがこちらです。これらは実際に本社4階のパン屋さんでPOPの掲出まで実施しました。ターゲットは電通社員。さて、最も売れた、そして講師たちが最も票を入れたコピーはどれでしょう?

越智 図4

答えは……Team Aの「今日のカレーパンは上手に作れたと思う。」でした。ここに持ち込まれた視点は「作り手の視点」です。つまり、このケースにおける「新しいカレーパンの価値」とは、「一見どれも同じように見えるが、そのどれも、人間が作っている。そして、日によって、出来不出来がある」ということなのです。カレーパンに対して、「パン屋さん」(作り手)の視点で見ているわけですね。

なぜこれがいいコピーなのかというと、作り手が「今日はよくできた」というときは、相当出来がいいはずだということを、電通の人々は身をもって知っているからだと思います。例えば、自分に置き換えてみると「今日の企画は面白いですよ!」というときの企画は、それなりにいい企画である気がします。日々企画を考えてはダメ出しを食らっている人ほど響くコピーなのではないでしょうか?また、作り手が「上手に作れた」という言葉には、うそがありませんね。あくまでも主観なので。これも信頼を獲得する要因のひとつだと思います。

驚嘆と共感をつくる二つのメソッド

これまでは、大きな視点の変え方のお話をしてきました。次は、驚嘆を生み出したり共感を得るために、小さな視点を変えるお話をします。ちなみに、驚嘆には「振り向かせる効果」が、共感には「心理的距離を近づける効果」があり、そうした効果を得るには二つの方法があります。

越智 図5

一つ目は、「掛けるメソッド」。これは、企業のブランド、商品、サービスをさまざまな概念と掛け合わせていくこと。これは比較的みんながアイデアを考えるときの常套手段といえます。ただ、大きな視点を変えた上で行うことが大事です。そして、正しいアイデアを選ぶときに大事なのは、驚きはあるか?伝えたい相手は共感してくれるか?を基準にすることです。

二つ目は、「変えるメソッド」。ある要素に基づいて視点をズラしていくやり方です。名前、形、大きさ、役割、場所、目的、単位、ルール、時間などなど、日々の暮らしの中で当たり前だと思っているものをズラしてみるわけです。例えば、台風で壊滅的な被害を受けたリンゴ農園の経営者がいた。しかし、枝にわずかに残ったリンゴを「落ちないリンゴ」と名付けて受験生やそのご家族にちょっとだけ高い値段で提供したところ、ものすごく売れたという話があります。これは、「名前」を変えることで驚きと共感を獲得したケースです。

アイデアの考え方は無限にあると思いますが、まずはこの二つのメソッドを使いこなしてみてください。結構使えるアイデアのタネを発見できるのではないかと思います。

愛と敬意を獲得するために

今日お話ししたのは、アイデアを考える方法のほんの一部です。アイデアを考える仕事に就いた人たちは、日々必死な思いをしながらやっているのだろうと思います。とはいえ、考えるためのポイントは意外とシンプルです。

突飛な発想や、天から降ってくるような奇抜なアイデアをひたすら待つのもいいですが、時間にも限りがあります。まずは、体系立てた方法論を駆使して考えてみるのも悪くないと思います。その後の余った時間で、思いっきり変化球を考えればいいわけですから。そうすると、思いつきで考えるよりは、効果的な企画が考えられそうな気がしてきます。

越智氏のセミナーのまとめシート

アイデアを求められると、人はつい、何をするか?何を掛け合わせるか?から考えてしまいがちですが、受け手はあくまでも「人」。まず、「人」はどう思うか?「人」は喜ぶか?そういう人間的視点が、とても大事です。

やり方とか、環境とか、メディアとか、プラットフォームとかは、日々変わっていきますが、人は変わりません。この仕事をやっていく上で、人の感情をどう捉えるかが何よりも重要なことなのだと僕は思います。「愛」と「敬意」を獲得するために、皆さんの企画にもぜひ「温かい視点」を持ち込んでみてください。

WASEDA NEOの公式サイトは、こちら

WASEDA NEOは、早稲田大が運営する“知の更新とアウトプット、応援し合える仲間づくりのための、未来に向けた前向きな学びのコミュニティ”で、東京・中央区に日本橋キャンパスを構える。同所では、各種セミナーやワークショップなどを開催するとともに、交流イベントなど、会員同士の交流の場も提供している。


(編集後記)希望は、学びの先にある。

第1回の編集後記でも申し上げたように、この連載を貫くキーワードは「希望は、学びの先にある」というものだ。早稲田大総長を務めた大隈重信氏が、1909年に行った演説の一節「人間は希望によって生活している。希望そのものは人間の命である」にちなんだ。

「アイデアというのは思いつくのを待つのではなく、ある程度体系化することで、誰にでも考えることができるようになる」という越智氏の指摘には、なんというか、希望が感じられる。視点をちょっと変えるだけで、人の心は動かせる。実はこれ、恋愛でも、子育てでも、介護でも、私たちが普通にやっていることだ。なんで彼女に惹かれたんだろう?なんで彼氏に惚れちゃったのだろう?そのきっかけは、とてもささいな、でも、とても新鮮な「驚嘆と共感」にあったはずだ。それがやがて、越智氏の言う「愛と敬意」に変わっていく。そこから一生付き添っていこう、という希望と意欲が生まれる。ブランドというものの正体も、そこにあるのだと思う。

そうしたコミュニケーションの本質は、時代がどう変わろうとも普遍的なものだ。たとえ外国語をしゃべることができなくても、日本人の「おもてなしの心」を伝えるすべはいくらである。心のこもった寿司一貫を握るだけでも、それは確実に相手に伝わる。越智氏の講義の中心は「相手の心を動かしたかったら、当たり前のことを、当たり前にしましょうよ」ということに尽きる。平凡なことをしろ、ということではない。相手を驚かせたい、相手を感動させたい。こっちを振り向いてほしい。そのためには何をすべきなのかを必死で考えろ、ということだ。

青春時代、それは誰もが悩み、考え抜き、実践したことであるはず。予定時間を超えてもなお、質疑応答が止まらないリモート講義の様子に、編集者というよりは一人の人間としてコミュニケーションの奥深さや可能性、あるいはその熱量のようなものを、改めて感じた。

これからはデジタルでやっていく。全社員に「デジ単」を配布したNTTタウンページの挑戦

※電通の村山亮太による書籍「『デジ単』デジタルマーケティングの単語帳 イメージでつかむ重要ワード365」」(発行:翔泳社)。その重版出来を記念して、本書を2000冊一括購入(!)して 全国の社員に配布したという、NTTタウンページ企画部の井原知宏さんにお話を聞きました 。

<目次>
社長の思い「生き残るのは強い者でも賢い者でもない、変化できる者だ」
紙の事業で蓄積した“資産”をデジタルビジネスで生かす
「これからはデジタルでやっていく」社員の意識もデジタルシフト!

社長の思い「強い者が生き残るのではない、変化に対応出来る者が生き残るのだ」

──長年「ハローページ」(50音順電話帳、2021年で発行終了)、「タウンページ」(職業別電話帳)という電話帳の事業を続けてきたNTTタウンページが、自社のユニークな資産を生かしたデジタルビジネスを推進するため、「マーケティング部門」を新設しました。井原さんは準備段階から携ったとのことですが、これまでのご経歴は?

NTTタウンページの主たる事業は、黄色い表紙でおなじみのタウンページ。しかし近年、マーケティング部門を立ち上げ、DXに取り組んでいるという。
NTTタウンページの主たる事業は、黄色い表紙でおなじみのタウンページ。しかし近年、マーケティング部門を立ち上げ、DXに取り組んでいるという。

井原:1998年、新卒でNTTタウンページに入社し、今年で24年目になります。広告の訪問営業を7年、そこから営業企画、経営企画などを経て2020年の2月からマーケティング部門の立ち上げ準備を始め、以降はマーケティングを担当しています。

──この20年は、まさにアナログからデジタルへのシフトと共に歩まれたと思います。会社の事業領域はどのような変遷をたどったのでしょうか?

井原:今も昔も紙の電話帳の広告事業を主としていますが、私の入社した頃にインターネット版の電話帳「iタウンページ」が始まり、大きく成長して、2本柱になりました。

その後2012年に、タウンページの掲載情報をデータベース化した「タウンページデータベース」を販売するNTT情報開発と経営統合して、データベースビジネスという柱を加えました。さらに2019年からはホームページを基盤とした「NTTタウンページ Digital Lead(以下、デジタルリード)」という、デジタルマーケティング商品の販売を始めました。

iタウンページ
紙の電話帳で知られるタウンページだが、井原氏が入社した98年にインターネット版「iタウンページ」がスタート。大きな成長を遂げ、もう1本の柱になった。

──電話帳の広告事業からデジタルマーケティング事業に舵を切り始めたのは、広告収入に変化があったからでしょうか?

井原:それもあります。紙の電話帳の広告収入が1千億円を超えていた時代もありましたが、徐々に減少し続けています。今でも紙の電話帳による広告収入が売り上げの約7割を占めてはいますが、企業にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進という変化が求められる時代を迎え、会社としての軸足をデジタルに移そうとしているところです。

──会社のビジネスをデジタル化していくためには、マーケティング部門が必要だと考えたのですね。

井原:はい。今後デジタル商材を本格的に販売していくに当たり、業務効率を最大限上げるには、各組織や全国の営業所の連携が大きなポイント。マーケティング部門はそうした社内の協力体制をつくる役割を担います。また、これまで着手できていなかった、お客さまからの問い合わせを増やすデジタルマーケティング戦略にも取り組み始めています。

特に、当社の社長(酒井紀雄氏)は

強い者が生き残るのではない、変化に対応出来る者が生き残るのだ

というダーウィンの言葉を社員向けメッセージに盛り込んだり、時代の変化に呼応するマーケティング部門の設置には強い意志があったと思います。

紙の事業で蓄積した“資産”をデジタルビジネスで生かす

──「営業により広告枠を販売する」ことを長く続けてきたNTTタウンページが、今マーケティング部門を立ち上げたのは、「時代に合わせた事業を行っていく」という会社の意思表示でもあるわけですね。ここからは、デジタル分野での事業について聞きます。まず、「タウンページデータベース」はどんなビジネスでしょうか?

井原:タウンページに掲載された約640万件の情報を業種別にデータベース化し、どこにどんな施設や店舗があるのか、全国の大企業から個人事業主まで幅広い情報を網羅しています。

──データベースはどんな顧客に、どのように活用されるのですか?

井原:企業や事業所では、DM送付、テレマーケティングや商圏分析に、カーナビ会社では電話番号から目的地を設定して経路が案内される機能に活用されています。新しい使われ方としては、人の動きをリアルタイムで見ることができるNTTドコモのデータと組み合わせ、行政や自治体向けに販売したりもしています。つまり、「観光客がどのお店にどう流れているのか」「有事の際にどのような避難経路が使われるのか」といった情報が可視化できるのです。

また、過去20年超、18億件に及ぶデータが蓄積されているので、例えばA町は10年間でどういった業種の店舗が増えたのか、あるいは減ったのかといった、全国各地域の“栄枯盛衰”を見ることもできます。それを基に、相関関係分析や未来予測もできるということで、大学など研究機関からも注目いただいています。

タウンページデータベース
タウンページデータベース
毎月更新される「タウンページ」掲載情報633万件(2020年6月末時点)をデータベース化したもの。1900業種に分類された全国の登録情報を特定の業種、地域といった絞り込みをかけて顧客に提供する。NTTタウンページが紙の電話帳を始めた時から長年蓄積してきた“資産”をデジタルサービスに活用している商品の一つ。

──もう一つのデジタル商品「デジタルリード」は、中小企業や個人商店を主なターゲットにしたサービスですよね。

井原:デジタルリードは、小規模な店舗でも運用できる、コンパクトなデジタルマーケティング支援のサービスです。タウンページのお客さまは中小企業から個人商店くらいの規模の方が多く、そうした方々に向けて「ホームページを起点に集客から成約までをワンストップで支援」と掲げています。海外の電話帳事業会社の動向を調査したところ、デジタルマーケティングビジネスを展開していることが分かり、それを参考にしました。

以前、全国のタウンページのお客さま、つまり広告主にアンケートを実施したところ、回答約7000件のうち6割近くが従業員5人以下で、その6割がホームページを持っていませんでした。

お話を聞くと、世の中の動きを感じて「何かした方がいい」とは思っているけれど、「デジタルには詳しくないから、何をしたらよいかが分からない……」という方が多い。それに、少人数で回している事業主は、新たなことに手間も大きな費用もかけられない。そんな、古くから付き合いのあるお客さまのビジネスを、デジタル化でより良いものにするために立ち上げたサービスが、デジタルリードです。

具体的にはホームページの制作とスタートアップフォローを請け負います。ご希望や業態に応じて、SEMと言われるウェブ広告やブログ、SNS連携による集客、Eコマースの決済、予約や資料ダウンロードなど、必要な機能を選択いただけます。基本パッケージは月額1万2100円(税込み)からと、始めやすい価格に設定しました。

ホームページの掲載内容、必要な要素については、各地の営業スタッフが得意のヒアリング力を、デザインはこれまでの電話帳編集でつちかったデザイン力を生かして、理想のページづくりをお手伝いしています。導入から3カ月間は、担当のスタッフが連絡を取りフォローするので、デジタルツールが初めてのお客さまにも安心して利用いただけます。

──お客さまに寄り添ったサービスですね。評判はいかがですか?

井原:2019年の9月から販売を始めたのですが、おかげさまで約9000件の売れ行きです(2021年1月現在)。おそらく2月には1万件に達するでしょう。しかし、販売のペースが良過ぎて、お客さまをお待たせしてしまっている状況もあります……。

われわれマーケティング部門の業務は本来、「デジタルマーケティングの戦略を立てて、売れる仕組みをつくる」ことですが、今はたくさんのデジタルリード受注に対して、販売からホームページ公開までをスムーズに進められるよう、社内連携の最適化に注力しています。

デジタルリード
デジタルリード
ホームページ制作と運営サポートを請け負うサービス。顧客の業態や要望に応じてSNSやメールマーケティングなどによる集客、Eコマースの決済や予約機能といった付帯サービスも提供する。今までホームページを持っていなかった事業主がイチから勉強せずともデジタルマーケティングを始められるよう、iタウンページで約20年のウェブ運営実績のあるNTTタウンページがサポートする。

──お客さまのDXを支援するために、NTTタウンページ自体も本格的にDXに取り組み始めているそうですね。

井原:当社では社内の単純業務へのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入や、リモートワークの推進など、「従来業務をデジタルで効率化する」という意味での一般的なデジタル化も進めていますが、並行して、「事業領域のデジタル化と、それに伴う最適化」も進めている状況です。

マーケティング部門を立ち上げた際、社長から「デジタル化を機会に、社内の各部門が連携し、組織横断で全社最適を目指そう」というメッセージがありました。当社はこれまで、全国の営業所や各組織で完結する業務が多かったのですが、デジタルビジネスを推進するためには、全社が連携することが必要です。今マーケティング部門が取り組んでいるのも、まさにそこです。

「これからはデジタルでやっていく」社員の意識もデジタルシフト!

──営業の方たちはずっと「電話帳の広告枠を売る」ことに取り組んでこられたのですが、データベースやデジタルリードをお客さまに勧めるには、商品知識を熟知する必要があります。営業スタッフの商品理解を深めるため、どんな取り組みをしていますか?

井原:商品主管部門と営業部門が連携し、説明会や社外講師による研修を実施しています。また、商品に関連する資格取得も全社的に推奨しています。説明会や研修以外にも各地の営業所に本社から人を出して同行訪問するなど、知識の定着を支援しました。

コロナ禍以降には、人を派遣する同行訪問を減らし、全国から社員約30人を選抜して本社に集め、データベース販売の選抜チームを立ち上げました。徹底したOJTで知識とスキルを上げてもらい、いずれは全国の核要員となる人材です。

そして全社員に最新のデジタルマーケティング用語について知ってもらうため、レクチャーに加えて「デジ単」を配布することで、知識習得の相乗効果も図りました。

──「デジ単」はどのような経緯で導入することになったのですか?

井原:私が個人的に本屋さんでデジタルマーケティングの本を探していたんです。「デジ単」はイラストと解説の組み合わせで、専門的な用語もコミカルな表現でわかりやすいなと思いました。そこで、購入して周囲の社員や社長に見せたところ、これが好評だったので、一括購入して全社員に1冊ずつ配布しました。

──全社員に!?

井原:はい。まとめて2000冊ほど購入し、全国の社員に配りました(笑)。もちろん会社全体のデジタルリテラシーを上げたいという狙いもありますが、もう一つの理由として、私たちは何十年と紙の電話帳をやってきた会社です。「急にデジタル商品を売れと言われても……」と、戸惑う社員もいると思うんですよね。そういう社員に対しても、「これからNTTタウンページは、デジタルでやっていくんだよ」という意識を浸透させたい思いがありました。

──確かに、全員に1冊配布というのは会社の“本気度”が伝わるし、意識改革につながりますね。社員からの反応はどうでしたか?

井原:営業現場から、お客さまとのコミュニケーションに実際に役立ったという声をもらいました。ずっと紙の電話帳の広告営業をしてきたので、数年前までは、デジタル導入支援をやることになるとは思いもよらなかった人が大半でしょう。でも、急激に変化していく環境下でも手元に「デジ単」があることで、「何かあれば頼れる本がある」という安心感を持ってほしいです。

──社員のデジタルリテラシーの底上げを図りつつ、新たな事業領域への挑戦に「デジ単」が一役買っているのですね。最後に、NTTタウンページの今後の目標をお聞かせください。

井原:目標というか課題ですが、喫緊では、先ほどお話ししたデジタルリードの販売のための社内各部門の連携と最適化です。2021年度以降は、デジタルリードとタウンページデータベースというデジタル商材の販売を、どう軌道に乗せていくかに注力します。数年で電話帳の売り上げを、これらデジタル商材の売り上げが上回ることが目標ですね。

──地方の個人商店や中小企業にデジタルツール導入を勧める競合企業もいると思います。そんな中、「NTTタウンページの強み」というと、やはり古くからお付き合いのある広告主との信頼関係になるのでしょうか?

井原:そこは強みです。当社には約20万件のお客様がいらっしゃいますが、長年の営業活動の成果で、当社の営業スタッフはお客さま各社の責任者との信頼関係がしっかりと築けています。

お客さまご自身が、この時代にどう動けばよいかに迷われているとき、あるいは自社や自店舗の課題にお気づきでないとき、私たちが課題を発掘して最適なアイデアを提供する。これまで電話帳事業でつちかった営業力を、長年お付き合いしてくださっているお客さまへ、そんな形で還元できればと思っています。

「Your Marketing Partner」というのが、当社の企業理念です。既存の20万件のお客さまと、これから提案していく新規のお客さまに、最適な価値を提供し続けるマーケティングパートナーを目指し、お客様と一緒に事業環境の変化に対応していきたいです。

【本書のポイント】
・デジタルマーケティングの頻出単語をシンプルに解説
・イラストを見るだけでもイメージがつかめる
・似た単語の意味の違いや、使い分け方もフォロー
・索引つきで単語や同義語を探しやすい
・英語表記もあるので、海外サイトを読むときや出張にも便利