ソフトバンク、キャリア間競争に死角無し!? 充実プランと開発力で覇権獲得一歩リード

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ソフトバンクは、新プラン「LINEMO(ラインモ)」の提供を開始する3月17日に、さらなる4G/5G共通の新プランもスタートさせることを発表した。今回明らかになったのはスマートフォンユーザー向けの「メリハリ無制限」と「ミニフィットプラン+」、さらにiPadやタブレット、モバイルWi-Fiルーター等向けの「データ通信専用50GBプラン」の3種類だ。メリハリ無制限は名前のとおりデータ容量が無制限となる大容量プランで、ミニフィットプラン+は、1GB・2GB・3GBと毎月のデータ量に応じて基本使用料が変動するデータ通信の利用が少ないユーザーに適したプランとなる。
これらの新プランを虎の子のプランでもあるLINEMOと同日に提供を開始するのは、やはり既存顧客の確保とさらなる新規ユーザー獲得が狙いだろう。今夏以降にはSIMロック解除の不要化や契約手続きを簡素化する予定というソフトバンク。大手キャリア同士のシェア争いから一歩リードしそうな勢いだ。

データ通信専用で50GBまで利用可能!?

 3つのスマホ新プランとともにスタートするデータ通信専用50GBプランは、月額4,800円(税…

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パチンコ「連チャン率」「10R比率」の “80%”越えを装備! 超強力な「ネオ時短」も有した最強マシン!!

 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、シリーズを重ねるごとに新たな展開で挑戦し続ける人気タイトル『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』(以下ひぐらし瞬)だ。

 シリーズの基本となるのは、1種2種混合機の特性をベースに複数の連チャンモードを搭載したRUSH機能で、破壊力のある出玉性能を実現している。前作『Pひぐらしのなく頃に~廻~』は初当りのほとんどで突入する時短1回+残保留4個のチャレンジゾーンをクリアすれば連チャンモードに突入となる。

 この連チャンモードには時短5回転+残保留4個の「真・身隠しモード」と時短99回転+残保留4個の「絆結びRUSH」の2つが存在。時短内で大当りすれば「絆結びRUSH」へ、残保留での当りなら「真・身隠しモード」へ突入するようになっている。

 また「絆結びRUSH」はほぼ次回大当りが濃厚となる時短回数だが、当時に約1/32の確率で転落抽選が行われており、通常の次回濃厚時短とは異なるゲーム性を味わえるようになっているのである。

 それが今作ではどう変わっているのか。初当りのほとんどでチャレンジゾーンに突入する部分は同じだが、突破率が50%から約57%へとアップした。

 気になるのは連チャンモードの内容だが、時短60回転の「真・身隠しモード」、時短150回転の「絆結びRUSH」、そして時短949回転の「超・絆結びRUSH」の連チャン率の異なる3つのモードが存在し、それぞれのモードを往来しながら出玉を増やしていくゲーム性となっている。

 それぞれの連チャン率は真・身隠しモードが約50%、絆結びRUSHは約82.2%、超・絆結びRUSHなら次回大当り濃厚といった具合だが、それぞれのモードへの移行は大当りの種類によって決定される。

 右打ち中の3ラウンド大当り「ひぐらしBONUS」なら真・身隠しモード、9ラウンドの「ひぐらしBIG BONUS」だと絆結びRUSH、そして同じ9ラウンドでも「オヤシロBIG BONUS」の場合は超・絆結びRUSH突入となる。それぞれの振り分けは、18.2%・77.6%・4.2%で、絆結びRUSHへの振り分けが最も多くなっている。

 連チャン率もそうだが、時短中は8割以上が最大出玉1400発を獲得できるので、出玉の迫力は前作以上。しかも、Daiichi自慢の「加速装置」が搭載されパワフルな加速力を体感することができるようになっているのである。

 このほかにも、ネオ時短に関する注目すべき要素が多数組み込まれている。まずは遊タイム。通常時に950回転を消化すると1000回の電サポモードが発動。ほぼ次回大当りが約束され、8割近くが出玉1400発で約85%ループのモードが選択されるという強力なサポートシステムとなっている。

 また、時短を規定回数消化した後の残保留で展開される「絆結びチャンス」は、大当りと並行して電サポ949回転の突発時短を抽選している引き戻しゾーンで、右打ち中大当りの1/87.4or突発時短抽選確率の約1/37.0を狙う激アツポイントなのである。

 以上のような、さまざまなシステムによって構築された強力なスペックから、「一瞬で万発超え」「一撃で2万5000発出た」と爆発力も期待できる初打ち報告が続々と確認できた。また違う顔の『ひぐらし』が瞬く間に出玉を積み上げる。

(文=大森町男)

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JRA松田国英、角居勝彦、石坂正調教師など今週で引退する調教師8名の「今週の勝負馬」名伯楽の最終章に武豊も騎乗!

 JRAは毎年3月が年度替わりで、2月末には騎手、調教師、厩務員といった関係者が定年などの事情で引退する。ジョッキーの引退は調教師試験に合格した蛯名正義騎手と、急遽引退が決定した佐久間寛志騎手のみだが、調教師は8名が引退することが発表されており、そのうち7名はJRAで規定された70歳の定年。残りの角居勝彦調教師は定年を前に家業を継ぐための勇退扱いとなっている。

 つまり今週は8名の調教師にとって最後のレースとなるわけだが、先週も小倉大賞典(G3)で西浦勝一厩舎のテアトーリアルが人気薄で勝利したように、例年この最終週に向けて勝負をかけるパターンも多い。どの厩舎も「最後の一花を」という思いがあるのは明白で、より力が入っているだろう。

 そこで今回は今週で引退する調教師の紹介と主な成績、そして今週出走する各厩舎の管理馬の中から、特に注目の馬をピックアップした。※JRA勝利数は2月21日までの成績

■今週で引退する8名の調教師
石坂 正(栗東)
[JRA 690勝 重賞 49勝 G1 14勝] [主な管理馬] シンハライト(オークス)
ジェンティルドンナ(有馬記念・ジャパンC2回・桜花賞・オークス・秋華賞)
ヴァーミリアン(フェブラリーS・ジャパンCダート)


角居 勝彦(栗東)
[JRA 762勝 重賞 82勝 G1 26勝] [主な管理馬] ウオッカ(日本ダービー・ジャパンC・安田記念2回・天皇賞(秋)・ヴィクトリアマイル・阪神JF)
ロジャーバローズ(日本ダービー)
シーザリオ(オークス・アメリカンオークス)
エピファネイア(ジャパンC・菊花賞)
ヴィクトワールピサ(有馬記念・皐月賞・ドバイワールドC)


田所 秀孝(栗東)
[JRA 367勝 重賞 11勝 G1 1勝] [主な管理馬] ニホンピロバロン(中山大障害)
クロフネサプライズ(チューリップ賞)
エリモハリアー(函館記念三連覇)


西浦 勝一(栗東)
[JRA 457勝 重賞 23勝 G1 6勝] [主な管理馬] ホッコータルマエ(チャンピオンズC)
カワカミプリンセス(秋華賞・オークス)
テイエムオーシャン(桜花賞・秋華賞・阪神3歳牝馬S)


西橋 豊治(栗東)
[JRA 215勝 重賞 5勝 G1 1勝] [主な管理馬] プリモディーネ(桜花賞)
メイショウクオリア(京都新聞杯)
シゲルジュウヤク(阪神スプリングJ・新潟ジャンプS)


星野 忍(美浦)
[JRA 130勝 重賞 4勝] [主な管理馬] ヤマニンアラバスタ(新潟記念・府中牝馬S)
ネコパンチ(日経賞)
キングハート(オーシャンS)


松田 国英(栗東)
[JRA 636勝 重賞 59勝 G1 14勝] [主な管理馬] ダイワスカーレット(有馬記念・エリザベス女王杯・秋華賞・桜花賞)
キングカメハメハ(日本ダービー・NHKマイルC)
クロフネ(ジャパンCダート・NHKマイルC)
タニノギムレット(日本ダービー)


湯窪 幸雄(栗東)
[JRA 270勝 重賞 5勝] [主な管理馬] カフジテイク(根岸S)
メモリーキアヌ(愛知杯)
シンコールビー(フローラS)

 以上、8名の調教師すべてが重賞を勝利し、JRAの勝利は合計3572勝、重賞勝利は238勝、G1レースの勝利は62勝、そして最大の栄誉である日本ダービーもなんと合計4勝という成績だ。これだけの名伯楽たちが引退するのは残念だが、管理馬も厩舎スタッフも新しい厩舎に移動するので、さらなる活躍を期待したいところだ。

 そして今週出走する各厩舎の管理馬は以下の通り。

■今週の出走馬
石坂正
2月27日(土曜)
阪神9R シャイニーゲール 松若風馬

角居勝彦
2月28日(日曜)
阪神9R ワイドソロモン 北村友一

田所秀孝 ※今年JRA未勝利
2月27日(土曜)
阪神7R アタミ 西村淳也
阪神7R ニシノダンテ 和田竜二
阪神11Rタイサイ 中井裕二
小倉6R トゥールドマジ 小林凌大

2月28日(日曜)
阪神2R スターオブドーレ 荻野琢真
阪神2R セイウンノウヒメ 国分恭介
阪神7R サウンドテーブル 藤懸貴志


西浦勝一
2月27日(土曜)
阪神1R エスケイダンサー 国分優作
阪神3R メイショウカークス 幸英明
小倉1R アウラヴィータ 浜中俊
小倉5R グッナイベイビー 吉田隼人
小倉8R エターナリー 浜中俊
小倉12Rホッコーアカツキ 浜中俊

2月28日(日曜)
阪神1R ワイルドヒロイン 国分優作
阪神11Rブラックムーン 藤井勘一郎
小倉1R ホッコーハナミチ 浜中俊
小倉3R ゴーゴーレイワ 浜中俊
小倉8R ノーウィック 勝浦正樹
小倉10Rロードエルピス 浜中俊
小倉12Rポールトゥウィン 浜中俊


星野忍 ※今年JRA未勝利
2月27日(土曜)
中山4R フレーゲル 小林脩斗

2月28日(日曜)
中山4R ヤマニンデンファレ 江田照男
中山8R カイアワセ 小林脩斗


松田国英
2月27日(土曜)
阪神2R ゲストプリンシパル 岩田望来
阪神3R ケルンクリエイター 川島信二
阪神4R ガレス 福永祐一
阪神7R トライハード 幸英明
小倉7R ケルンキングダム 鮫島良太
小倉10Rタニノヨセミテ 鮫島良太

2月28日(日曜)
中山6R サイモンメガライズ 三浦皇成
阪神7R サイモンルモンド 幸英明
阪神9R ハギノリュクス 幸英明
阪神10Rモンテディオ 池添謙一
小倉1R サトノテンペスト 鮫島良太
小倉2R ラヴィーニア 鮫島良太
小倉8R ハギノエスペラント 鮫島良太


湯窪幸雄
2月27日(土曜)
阪神2R クリノドラゴン 武豊
阪神8R メモリーコバルト 幸英明
阪神12Rローランダー 中井裕二
小倉9R シゲルピーマン 植野貴也
小倉11Rエーティーメジャー 小崎綾也

2月28日(日曜)
阪神2R ティーティーゴー 福永祐一


西橋豊治 ※出走無し

 意外にも西橋厩舎は出走馬がゼロ。つまり先週の阪神メインレースに出走したメイショウテンセイがラストランであった。逆に西浦厩舎と松田厩舎は13頭が出走と力が入っており、今年未勝利の田所厩舎は7頭、星野厩舎は3頭で有終の美を狙っている。上記の出走馬43頭の中で、特に馬券的に注目しておきたいのが以下の16頭。特に騎手は渾身の騎乗で上位を狙うだけに、どんなレースを見せてくれるか楽しみだ。


■2月27日(土曜)

阪神2R クリノドラゴン(湯窪幸雄)
阪神ダート1800mは4・2・3・4着と相性抜群。少頭数で相手に恵まれ、鞍上は乗り替わりで武豊。勝負気配が漂う。

阪神3R メイショウカークス(西浦勝一)
デビュー戦は2着。小柄で上積みは疑問だが相手に恵まれた。

阪神7R ニシノダンテ(田所秀孝)
阪神11Rタイサイ(田所秀孝)
今年JRA未勝利の田所厩舎が、今年の初勝利を目指して出走させる2頭。ニシノダンテは前走同コースで2着、中1週となるがメンバー的にもチャンスあり。タイサイは得意の阪神コースに替わってハンデも54㎏で展開が向けば。

阪神9R シャイニーゲール(石坂正)
石坂厩舎は今週この馬だけの出走。近走は不振だが約1年前に走った阪神と同じハンデ54㎏で一頭入魂。

小倉7R ケルンキングダム(松田国英)
前々走はダート。前走芝に戻って好走。クラス上位の能力で期待大。

小倉8R エターナリー(西浦勝一)
距離延長の前走特別戦で2着に好走。平場戦に戻って相手弱化で勝機。

小倉11Rエーティーメジャー(湯窪幸雄)
昇級戦でも得意の小倉芝1200m。外差しのきく馬場で要注意の一頭。


■2月28日(日曜)
中山6R サイモンメガライズ(松田国英)
関東遠征もレベルが低くチャンスあり。鞍上も前走で勝利に導いた三浦騎手。

中山8R カイアワセ(星野忍)
今年JRA未勝利の星野厩舎が初勝利を目指して出走。前走好走で期待大。

阪神2R ティーティーゴー(湯窪幸雄)
前走はスタートで後手。前々走で2着好走時に騎乗した福永騎手に乗り替わって勝ち負け必至。

阪神9R ワイドソロモン(角居勝彦)
角居厩舎の出走もこの馬が唯一。強敵不在で馬券圏内も狙える。

阪神9R ハギノリュクス(松田国英)
前走大敗もダートで3連勝の素質馬。メンバー的に巻き返しも可能。

小倉8R ノーウィック(西浦勝一)
小倉芝2600mは2戦連続僅差の3着に好走。少頭数で三度目の正直なるか。

小倉8R ハギノエスペラント(松田国英)
小倉芝2600mは前走で2着に好走。ノーウィックとの引退調教師ワンツーフィニッシュも期待できる。

小倉12Rポールトゥウィン(西浦勝一)
すべての引退調教師出走馬で最後の出走。メンバーは揃ったが展開一つで勝ち負けへ。

電通・エイベックス、深まる経営不振…“会社の象徴”本社ビル売却加速、外資系の獲物に

 新型コロナウイルス感染拡大の直撃を受け、電通グループや日本通運などがステータスシンボルとしてきた本社ビルを売却する動きが相次ぐ。日本たばこ産業(JT)も旧本社を売却した。電通グループは東京港区汐留のオフィス街の電通本社ビルを売却する。売却金額は国内の不動産取引として過去最大級の3000億円規模になるとみられている。みずほ系不動産会社、ヒューリックが優先交渉権を得て、3カ月間をメドにロングランの買収交渉を始めた。

 本社ビルは敷地面積約5200坪(1坪は3.3平方メートル)に聳え立つ地上48階建て、高さ213メートルの超高層ビル。高層部にスカイレストランがあって、低層部には劇団四季の常設専門劇場「海」などの商業施設「カレッタ汐留」が入居している。延床面積は7万坪を超える。旧国鉄・汐留貨物駅跡地の再開発により2002年に完成した。

 電通といえば東京五輪でマーケティング専門代理店に任命された広告会社。東京五輪の開催直前に電通本社ビルの売却が報じられたことは、衝撃をもって受け止められた。電通の経営悪化が「これほどなのか」(関係者)と再認識されたからだ。

 電通グループの2020年12月期の連結決算(国際会計基準)は最終損益が1595億円の赤字(前期は808億円の赤字)と過去最大だった。コロナ禍によって世界の広告市場が悪化、海外事業を中心にのれん代などの減損損失1403億円を計上したのが痛かった。

 売上高にあたる売上収益は前期比10%減の9392億円、営業損益は1406億円の赤字(前期は33億円の赤字)。営業損益、最終損益とも2期連続の赤字だ。

 電通は英広告大手イージスを13年に約4000億円で買収したのを皮切りに、海外でM&A(合併・買収)を加速。20年までの7年間で200社近くを傘下に収め、英WPPや米オムニコムなどに次ぐ大手広告グループの一角を占める。海外売上高比率は12年3月期(日本基準)の13%から20年12月期は55%に高まった。まさに「世界のDENTSU」なのである。

 だが、広告の主戦場はテレビなどのマス媒体からインターネットに移った。電通は、この環境の変化に対応できなかった。19年12月期には、M&A関連の「のれん代」の減損損失701億円を計上。20年に入るとコロナ禍によって広告出稿が落ち込んだため、海外事業に従事する全従業員の12.5%(約5800人)を削減するなど構造改革を進めてきた。本社ビルを売却した後もテナントとして借り続けるリースバック方式をとる。

日本通運、JT、エイベックスも本社ビルを売却

 日本通運は東京港区汐留のオフィス街の汐留本社ビルを売却する。投資ファンドなどが関心を示している。売却金額は1000億円を超える可能性がある。地上28階建て高さ136メートルの高層ビルで2003年に完成した。

 日通はグループ機能を集約するため東京都千代田区に新本社ビルを建設しており、9月以降に移転する。移転後は汐留本社ビルを貸し出す方針だったがテレワークの普及で出社しない会社員が増え、都心でもオフィスビルの需要が頭打ちとなった。短期間のうちに新たな借り手を見つけるのは難しいと判断。本社ビルの売却を含め計画を見直す。

 日本たばこ産業(JT)は20年10月、東京都港区虎ノ門にある旧JT本社ビルを住友不動産に売却した。高さ169.7メートル、35階建て、延床面積約2万坪の高層ビル。売却価格は約800億円といわれている。

 JTはすでに本社を隣町神谷町の神谷町トラストタワーに移転済み。19年から売却手続きを進めてきた。エイベックスは20年12月、東京都港区南青山の本社が入るエイベックスビルを売却した。買い手はカナダ拠点の不動産ファンド、ベントール・グリーンオーク(BGO)で金額は約720億円とみられる。

 エイベックスは多くの俳優、歌手、スポーツ選手を抱えるエンタメ企業だ。コロナ禍でイベントを開けないなど収益が急激に悪化した。資産を現金化して財務を強化する。エイベックス本社ビルの竣工は2017年。築3年の新築ビル。本社ビルとして内装まで相当に手を入れ、コーポレートカラーを前面に押し出したビルだっただけに、本社ビルの売却はエイベックスをはじめとしたエンタテ業界が置かれている厳しい状況を表している。

不動産ファンドに優良物件を買収するチャンス到来

 新型コロナ感染拡大による従業員の在宅勤務は、企業にとってコスト削減の好機となった。世界の企業がオフィススペースを減らしている。政府がテレワークを推進している日本では、21年1月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスの空室率は三鬼商事の調べで4.82%に上昇した。20年3月から悪化が続く。空室率は今後も上昇を続けると見られている。コロナ禍で働き方が変わり、オフィススペースを以前ほど必要としなくなったためだ。

 事業戦略を見直すなかで本社ビルを含め保有するビルの売却が相次いだ。売却の受け皿となっているのが外資系ファンドなどだ。低金利による運用難に直面したファンドは相対的に高い利回りが見込める日本の首都圏の不動産に着目することとなった。

 エイベックス本社ビルを買収したBGOは今後2、3年間で1兆円を投じる計画。最大7割程度をオフィスビルに振り向けるとしている。不動産ファンドにとって立地のよいオフィスビルは絶好の“獲物”なのだ。

首都圏への青い目の不動産マネーの流入続く

 不動産サービス大手、ジョーンズラングラサール(JLL)は2月18日、2020年の首都圏への投資額が世界3位だったことを明らかにした。20年1~9月末までは首位だったが、年末にかけて大型オフィスビルの売却が重なったパリ(フランス)、ロンドン(英国)に抜かれた。それでも海外ファンドなどが、物流施設を含めて首都圏に投資する機運は高まっており、JLLは21年も投資マネーの国内への流入は続くと見ている。

 2020年の首都圏への投資額はJLLによると、227億ドル(約2兆4000億円)で前年比24%減。新型コロナウイルスの影響で世界的に売買が減少する中で、首都圏は比較的底堅い動きとなったという。

(文=編集部)

菅首相が“コロナ会見中止は山田内閣広報官隠し”と追及されて正気を失い逆ギレ! 国民の命より保身を優先する棄民政権の正体が…

 菅義偉首相が国民の命と安全を守ることを放り出し、我が身を守ることを優先させた。本日26日夜、菅義偉首相が大阪、兵庫、京都の関西3府県と愛知、岐阜の中部2県、福岡県の計6府県の緊急事態宣言を先行して月内解除することを正式に表明したが、いつもの記者会見をおこなわず、ぶら下がり...

広告クリエイターから「広告」を取ってみたらガチで最高!って話

電通のクリエーティブ・ディレクター、中尾孝年です。本連載のテーマは、WOWOWで現在絶賛配信中の「ガチTube 」です。この「ガチTube」は僕たちが企画して、WOWOW30周年の番組コンペで約800案の中から見事に選ばれた番組です。

ガチTube

なかなかすごいことなので、初回は、なぜそんなすごい倍率を勝ち残って選ばれたのか?番組の企画に込めた思いとは何か?そこに電通の新しいコアとなる事業のヒントがあるんじゃないの?的なことを僕からお話しします。

あっ、第2回では、この企画を選んでくださり、今は仲間として「ガチTube」を最高の番組にすべく一緒に制作に取り組んでいるWOWOWの皆さんと対談するので、そちらもお楽しみに!

これから僕らが提供するソリューションは「広告」だけじゃない!

この番組企画のコンペに取り組むに当たって最初に考えたことが、単に面白いだけの企画を出すのはやめようってことでした。僕の本業は広告屋さん=広告クリエイターなので、その特色を思い切り発揮した番組企画にしたいな〜って思いました。

で、広告クリエイターの一番の特徴って何かな?

よく考えてみると……世の中に「クリエイター」と呼ばれる職種の人はたくさんいます。音楽家、画家、ダンサー、役者さんなどなど。彼らに共通してることって「今自分が世の中に訴えたいこと」を作品やパフォーマンスに込めて世の中にぶつけるんですよね。そして「あなたはどう思うか?」「共感するか?」って問題提起したり問いかけたりするんです。本当にすごいことだな〜って思います。

でも広告クリエイターって違うんです。自分のやりたいことや訴えたいことって、ぶっちゃけあんまりなくて(笑)。誰かにお願いされて表現するんです。お願いしてきた人の願い事をかなえるのに一番効果的な伝え方は何か?表現は何か?をクリエイトするんです。

もう少し別の言い方をすると……広告クリエイターは依頼人に対してソリューションをクリエイトするんです。世の中のいろんなクリエイターの中で、ソリューションを創造するのって僕ら広告クリエイターだけじゃない?って実はちょっと誇りに思ってます。

そこで考えたのが、広告屋さんとしてのソリューション能力を番組の企画でも発揮すること。単に面白い番組じゃなくて、コンペの依頼主であるWOWOWの課題を解決できる番組にしようってことです。普段は広告で課題を解決してますが、今のWOWOWに最も適切なソリューションは広告じゃなくて番組だ!番組を使って課題を解決しよう!!と思ったんです。

僕らが考えた、WOWOWが抱えていた課題は以下の三つでした。

課題①:今や動画サイトをメインで見るという人口は増える一方。こうした動画視聴層を取り込むことは、WOWOWに限らず各チャンネルの必須の課題であり今後の死活問題。

課題②:ところが、映画、音楽、スポーツというWOWOWが得意とするコンテンツでは、こうした動画視聴層を十分に取り込めていない。だから彼らが飛びつくコンテンツの開発が急務。

課題③:今後も動画配信への世の中のニーズはどんどん大きくなることが予想されるので、この分野で「キラーコンテンツ」と呼べるものを持つことも急務。

この課題を解決できて、しかも内容がめちゃめちゃ面白い番組にする……

まあ言うのは簡単ですが、実際に考えてみるとなかなか難しくって(笑)。悩みに悩みまくって、ついにたどり着いたのが、僕たちが提案した「ガチTube」という番組。

これは、「動画クリエイター×サバイバルリアリティーショー×教育ハウツー=次世代動画スター育成サバイバル!」という、今までなかった新しい番組です。スター動画クリエイターを夢見る老若男女7組が集まり、教官として迎えられたスター動画クリエイターが出す課題に合わせた動画を投稿。その結果で脱落者が決まり、最後まで生き残った者が勝者となる、という内容です。

ガチTube

まずは、面白さはどうか?というエンタメ性の話。

今、アイドルデビューを懸けた生き残りなど、サバイバルリアリティーショーは大人気のジャンル。そこに、世の中で大人気の動画配信を掛け合わせるんだから、絶対に面白くなること間違いなし!最もトレンディーな動画配信という題材を通じて友情あり、涙あり、裏切りありのリアルな人間模様と筋書きのないドラマが生み出されます。

でもそれだけじゃないんです。もう一つこだわったのが、知的で教養のある「役立つ番組」にすること。

これだけ世の中で人気になっているにもかかわらず、今までちゃんと動画配信のノウハウを紹介した教育系番組ってなかったんですよね。英会話とか園芸とか釣りとかDIYとかいろんな教育系番組があるのに。

そこで、この番組は、スター動画クリエイターの方々が教官として登場し、みんなの動画を採点、講評してくれるシステムにしました。トップ動画クリエイターが持つ超貴重な配信動画制作のノウハウや独自のこだわりを、たっぷりと学ぶことができちゃいます。

実際撮影してみると、やっぱり業界をリードしているトップランナーなので、彼らも動画配信の未来を真剣に思ってくれていて、えっ、こんなことまで話して大丈夫?なんてノウハウまで伝えてくれています。本当にこれだけでも十分に見る価値ありです。

ガチTube
そしてもう一つ、大切なソリューションの話。

この番組を配信すれば……

①動画視聴層をWOWOWに呼び込むことができる
②動画サイトからWOWOWという新しい流入経路ができる
③配信動画と番組が融合するという他局にない新しいコンテンツ(=キラーコンテンツ候補)ができる
④ WOWOWがコンテンツ配信の先駆者として業界を一歩リードできる


と、WOWOWの課題をきちんと解決できる企画になっています。

ポイントは、動画サイトと次代の覇権を懸けて勝ち負けを競うのではなくて、共存共栄して次の映像文化をつくるという発想です。

ガチTube

「番組の世界には今までになかった斬新な企画力」×「広告に負けない課題解決力」。この二つの掛け算だからこそ、800案もの中から選んでいただけたんだと思います。

広告クリエイターが「広告」の縛りを捨てて、広告の外側に出たからこその勝利であり、誕生した番組企画です。

でもこれは、ほんの一例。これからの広告クリエイターは、いろんなところで「広告」という縛りを捨てなくちゃダメだと思います。今回は、ソリューションから「広告」という縛りをとっぱらってみた、という話ですが、他にも僕らが「広告」という縛りを外せるところはたくさんあります。

人のためにつくる「広告」のノウハウで、自分のための「コンテンツ」をつくってみよう!

最近、僕はいろんなところで「広告クリエイターの力を広告以外でも」って叫んでいるのですが、なぜそんなことを意識するようになったのか? 

ソリューションを創造するという意味で広告クリエイターは特殊だって話を先ほど書きましたが、広告には他にも特殊だな〜ってつくづく感じることがいろいろあります。

まず、広告は自分のお金じゃなくて人のお金でつくります。改めて考えるとこれってすごく特殊なことですよね。他のクリエイターって普通は自分でお金払って何かをつくります。だから有名になるまで、たいていのクリエイターはすごく貧乏。だって自分の創作にお金をつぎ込んでいるから。自分でお金を払っているからこそ、自分が世の中に訴えたいこと主張したいことを作品に込める権利があるのだ、ともいえますね。

でも、僕たち広告クリエイターは人のお金で広告をつくってます。だから、自分の主張したいことを表現するんじゃなくて、お金を出してくれたその人の言いたいことを表現しないとダメなんですね。すごく納得。

そしてさらに、万が一その広告が失敗したときに損をするのは、僕らに広告制作を頼んでくださったクライアントだけなんです。その商品が売れなくても僕ら広告クリエイターは損はしない(あっ、もちろん大切な信頼を失っちゃいますけどね)です。

だから僕は、広告をつくるときは自分のことを考えるとき以上に真剣に考えてつくらないとダメだと思うし、その広告の成否に自分の人生を懸けるつもりで責任を感じてつくらないとダメだと思ってます。はい、広告クリエイターって、特殊な広告ならではの仕組みに守られているんです。

でも、でも、実はその代わりに、つくった広告の権利はクライアントに帰属します。そして、その広告が大ヒットして、商品が売れまくっても、僕らに直接お金は入ってきません。もうかるのはクライアントです。つまり僕らは、今まで「広告」というルールに守られる代わりに、つくったものの権利とそれがヒットしたときのリターンを放棄してきたんです。なぜなら、それでも十分にやっていけたから。

でもそれは、広告制作という打席がたくさんあったときの話。近頃は、いよいよそうもいかなくなってきて、広告制作はどんどん減る一方の打席の取り合いになっています。

そんな今だからこそ、僕らはここでも「広告」という縛りを外すべきではないか?と思うんです。つまり……勇気を持って「広告」という仕組みの加護から踏み出そう!ってことです。

今回の配信番組というコンテンツもそうですし、地上波のテレビ番組、ドラマ、アニメ、映画、ゲーム、アイドルやアーティストなどなど。今までの広告制作で培ってきたノウハウを生かして、自分たちのアイデアで自分たちのものを、コンテンツを、キャラクターを、スターをつくる時代が来たんです。

共同出資、製作委員会制度など、やり方はいろいろですが、お金の面のリスクは自分たちも受け持って、その代わりにつくったものの権利と、それがヒットしたときのリターンをもらう権利をちゃんと自分で所有します。一言で言うと「自分でつくって自分でもうける電通」ですね。

映像、ゲーム、キャラクター、アーティストなど、コンテンツのマーケットは、これからもどんどん大きくなります。そして何より、メディアやコミュニケーションが変化・進化しても、コンテンツを何で消費するか?の方法が変わるだけで、コンテンツそのものに対するニーズは半永久的に続きます。

さらに、withコロナ、アフターコロナの世の中では、コンテンツ消費のニーズはさらに高まり、新しいコンテンツに対しての欲求も旺盛になります。つまり、そこには非常に大きな可能性と将来性を秘めたマーケットが存在していて、これこそが電通の新しいコア事業になるのでは?って思いがしてならないんです。

これからも、自分たちの経験やスキルをクライアントのために惜しみなく使って広告はつくっていきます。でも、その経験とスキルを、そろそろ自分たちのためにも使っていいんじゃないでしょうか?

広告という打席が少なくなって打席に立てなくなってる広告クリエイターの皆さん!もっと外の世界にも目を向けて、広告じゃない別の打席に立ってどんどんバットを振ればいいんじゃないでしょうか?

もちろん、広告以外の世界に踏み出すと、今までいなかった新しいライバルとの勝負になるんですけど、実は広告クリエイターって外の世界の人ともめっちゃいい勝負ができると思ってます。

実際、一足お先に広告の外に飛び出してる僕が、このコラムのタイトルにあるように、いろんなところで勝利して、いろんなところで面白がってもらえて、いろんなところでいろんな仕事ができていますからね。

なぜかって?

はい、話は最初に戻りますが、世の中にいるいろんなクリエイターの中で、僕ら広告クリエイターってすごく特殊な存在だからです。人のことを考えるのが得意で、解決策を考えることができて、しかも規制されたり制限されたり何かを課せられたりした方がアイデアを考えやすいっていう。こんな変人みたいなクリエイター、他の世界にはなかなかいませんから(笑)。だから僕たちは広告じゃない別の世界に行ってもめちゃめちゃ活躍できちゃうんです。

あっ、もう一つどうしてもお伝えしたいことがありました。

例えば今回のテレビ業界とCM業界。同じ映像を扱う仕事だけど、それぞれのつくり方とか文化が全く違うんですね。15秒という短い尺で視聴者が何度も目にすることを想定してつくっている僕らからすると、長尺ベースで一回放送を前提とした番組の世界の人と一緒にお仕事をするだけで、映像に対する違う価値観や視点、新しいノウハウなどが学べてむちゃくちゃ刺激的、かつ自分を成長させてくれる貴重な機会となります。

そういう意味でも、ぜひ広告の外側に飛び出していくべきだと思います。今こそ「広告クリエイターの力を広告以外でも!」です。

いかがでしたか?広告クリエイターから「広告」を取ってみたら「ガチ」で活躍できるフィールドがめっちゃ広がって、新しい学びと成長にもつながって、さらには新しいビジネスの可能性まで切り開けて「ガチ」最高!ってことが伝わったでしょうか?

広告会社が「広告」だけを駆使する時代は、もう終わりました。僕らが「広告」という呪縛から自分を解放したとき、目の前に広がるのは無限の可能性だけです!共に広告の外側に踏み出しましょう!!! 

次回は……「ガチTube」を採用してくれたWOWOWとガチで語り合う、です。お楽しみに!

【番組概要】
「ガチTube~次世代動画スター育成サバイバル~」
配信日:毎週土曜21時 (一部生配信) 全12回
MC:チョコレートプラネット

【視聴方法・出演者情報は番組公式サイトをご覧ください】
https://www.wowow.co.jp/extra/gachi_tube/
※WOWOWオンデマンドで過去エピソードも視聴可能

コミュニケーションの力で、医療を変える。

「オリジナリティー」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第7回は、AIやITといったテクノロジーを駆使して医療の現場を変えていこうというスタートアップ企業「MICIN(マイシン)」です。


コロナ禍で医療の現場が逼迫する中、注目されているスタートアップ企業がある。ヘルステック企業のMICIN(マイシン)という会社だ。医療現場におけるテクノロジーといえば、すなわち医療技術を指すと思いがちだ。ところが、この会社が高めようとしているテクノロジーとは、そういうことではない。AIやITといった最新の情報テクノロジー、言うなればコミュニケーションの力を使って、医療の現場、ひいては患者を救おうというのだ。

瞬時には理解できない。理系の最先端といってもいい医療の技術と、文学にも近いイメージのコミュニケーションの技術。これらがどう融合していくのか、いくべきなのか、そのあたりを探ってみたい。

株式会社MICIN 2015年11月創業。「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」をビジョンに掲げ、オンライン診療サービス「クロン」、オンライン服薬指導サービス「クロンお薬サポート」などを手掛けるアプリケーション事業、医薬品の臨床開発向けデジタルソリューション事業、診療・患者生活を支援するデジタルセラピューティクス事業などを展開。
株式会社MICIN
2015年11月創業。「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」をビジョンに掲げ、オンライン診療サービス「クロン」、オンライン服薬指導サービス「クロンお薬サポート」などを手掛けるアプリケーション事業、医薬品の臨床開発向けデジタルソリューション事業、診療・患者生活を支援するデジタルセラピューティクス事業などを展開。

今回話を伺ったのは、MICIN代表取締役の原聖吾氏。東京大学医学部卒業後、国立国際医療センターで医師として従事。そこでの経験を経て、臨床医ではなく医療の仕組みを変えるために日本医療政策機構に勤務。その後、米スタンフォード大学でMBAを取得してマッキンゼーに入社。医療分野のコンサルタント として4年間働いた後に起業するという、医療業界では異色な経歴の持ち主だ。

まず、MBAと医療が、パッと結びつかない。医療といわれてイメージするのは科学技術の最先端、あとは「白衣の天使」に代表される慈善的な行為。でも、昨今の報道を見てみると、そればかりではないと思う。マーケティングだったり、コミュニケーションだったり、経営だったり、人材の育成といった、一般企業が頭を悩ませていることが医療の現場でも当然、起きているはずだから。そのあたりをぜひ、原代表に尋ねてみようと思う。

文責:電通 CDC荒木俊哉
 



 

テーマは、「納得のいく」最期

「われわれの会社のビジョンは、すべての人が納得して生きて最期を迎えられる世界にする、ということなんです」と、冒頭、原氏は切り出した。医療のビジョンとは、人の寿命を延ばしていくこと。それが、僕らが信じきっていた唯一無二、最大の目的だったように思う。戦地での医療もそうだし、長期の入院を強いられている患者さんだってそうだ。でもそこに原氏は「納得」というワードを持ってきた。ドラマなどでよくある、主人公が病床で涙を浮かべながら「ああ、いい人生だった」と逝く場面を想像してしまった。

MICIN代表取締役 原聖吾氏
MICIN代表取締役 原聖吾氏

原氏は、続ける。「納得のいく最期を迎えるためには、納得のいくデータが必要なんです」。データ?そこが、最初の驚きだった。言われてみれば、確かにそうだ。人が何をもって物事を把握し、「納得」するのか?それは、データだ。医療の世界で「データ」といわれると、ドイツ語で書かれたカルテ、素人には分からない数値などを想像してしまうが、原氏が言うデータとは、どうやらそういうことではないようだ。

オンライン化されると見えてくる医療

「医療の現場で、データが生かされていない。そこが、一番の問題だと思ったんです」と原氏は言う。医療の現場といわれると、リアルの極み、オフラインの世界の極致と思ってしまうが、原氏は「オンライン化されることで、望ましき未来が見えてくる」のだと言う。「新型コロナによって、その動きは加速された」とも。確かに日々、感染者の数などのデータは入ってくる。でも、具体的になにをすればいいのか、が分からない。

原氏は言う。コロナに関わらず、知見や診断技術といったものは、日進月歩で進化している。ただ、そのデータがいまひとつ共有されていない。ここを何とかできないか、というのが起業のきっかけだったのだ、と。オンラインの可能性については、世の中の多くの人が気付き始めていると思う。ああ、このテの作業はオンラインで十分なんだな。むしろ、オフラインよりも効率がいい、といったように。医療の現場で、それを先んじて行ってきた原氏の着想には驚かされた。

MICINが提供するオンライン診療サービス「クロン」。患者はスマホやPC、タブレットを用いて、医療機関検索、予約、問診、診察、決済までをオンライン上で行うことができる。
MICINが提供するオンライン診療サービス「クロン」。患者はスマホやPC、タブレットを用いて、医療機関検索、予約、問診、診察、決済までをオンライン上で行うことができる。

オンライン診療、そのとき問われるドクターの資質とは?

「オンライン診療は、あくまで手段であって、ゴールではないんですよ」と原氏は言う。オンライン化は目的ではなく、理想の医療へ向けた長期的な取り組みのひとつ、という意味だ。そこで重要なのは「予防」への考え方なのだそう。新型コロナで私たちは改めて「予防」の大切さを知った。原氏によれば「より健康な生活を」という従来の考え方から一歩進めて「自分の価値観に基づいてライフデザインをしていく」ことがなにより重要で、その際には単なる「予防」ではなく、一人一人の価値観や人生観と向き合う姿勢が問われるという。

酒がなにより好きだ、という人はその価値観のもとでライフデザインをしていけばいい。ドクターは、その価値観に寄り添う。ただし、後悔をさせてはいけない。ものすごく単純にいうなら「あんなに飲み過ぎなければよかった」というようなことだ。そうした後悔をさせないために適切なデータを提示する。「その納得のいくデータを提供するのも、私たちの仕事だと思いますね」

大学卒業後に臨床現場で医師として働いていた時に、患者の「こんなはずじゃなかった」という後悔を目の当たりにした原氏。人生の最後の後悔をなくしたい、という思いが創業とビジョンにつながっている。
大学卒業後に臨床現場で医師として働いていた時に、患者の「こんなはずじゃなかった」という後悔を目の当たりにした原氏。人生の最後の後悔をなくしたい、という思いが創業とビジョンにつながっている。

臨床医を辞める、という決断

いわゆる医者、臨床医というキャリアを手放すことに抵抗がなかったいえばうそになる、と原氏は言う。周囲からも反対があった。「神の手」ではないが、自身が培った技術で、患者を治療する。そこに、医師としてのやりがいがあったからだ。でも、さまざまな経験を積む中で「医療現場の仕組みそのものに、これまでとは違うアプローチをかけられないか?」という思いに至った。医療の現場にコミットしたい思いに、変わりはない。そう考えると、聴診器やメスを持つことや論文を発表することだけが、目的を達成するための手段ではないはずだ。その思いを原氏はこう表現した。「輪郭をもって、現場の話をしたかったんですよ」と。

「輪郭」という言葉は、鮮烈だった。木を見て森を見ず、といった格言にあるように、ともすればわれわれは各論にのめりこむ。想像するに、医療の現場などは常識に縛られがちなのだと思う。その世界に、オンラインというテクノロジーを原氏は持ち込んだ。これまでの医療業界の常識からすれば、第一線を退いて裏方に回る、というくらいの決断だ。でも、だからこそ挑戦のしがいがある。「オフラインでは口にしづらいことってたくさんあるじゃないですか」原氏の指摘に、なるほど、と思わされた。

MICINの社名は、スタンフォード大学で1970年代に作られた医療人工知能“Mycin”のオマージュで名づけられた。感染症を診断し、抗生物質を推奨するアルゴリズムであるMycinは専門医には及ばないものの、一般的な医師よりは高い診断結果を誇ったとされている。
MICINの社名は、スタンフォード大学で1970年代に作られた医療人工知能“Mycin”のオマージュで名づけられた。感染症を診断し、抗生物質を推奨するアルゴリズムであるMycinは専門医には及ばないものの、一般的な医師よりは高い診断結果を誇ったとされている。

ビジネスとして成立させること。課題の解決は、そこからだと思う

「漠然とした課題意識があって、起業に至りました」と原氏は言う。これからの医療を育てるのは、制度とか、政策とか、事業とか、そんなものではないのか、と。そうしたものを進化させていくには「現場の声を吸い上げて、ビジネスとして成立させる仕組みづくり」が大事なのだ、と原氏は続ける。コンサル会社での経験で、ロジックを積み上げていくこと、整理すること、世の中の声を拾ってビジネスに生かしていくことを学んだ。

そのノウハウを、原氏は医療の世界に持ち込もうとしている。インタビューの最後に尋ねた。「医療とビジネスの理想の関係って、どういうものなんでしょうか」と。答えはシンプルなものだった。「人を治す医療機関に、できるだけ負担をかけないということではないでしょうか。それが、社会全体で健康をデザインしていくということだと思います」

MICINのホームページは、こちら


なぜか元気な会社のヒミツseason2ロゴ

「オリジナリティー」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく連載のシーズン2。第7回は、コミュニケーションの力で医療の現場を支える「MICIN(マイシン)」をご紹介しました。

season1の連載は、こちら
「カンパニーデザイン」プロジェクトサイトは、こちら


【編集後記】

医療は、これまでも多くのドラマで描かれてきた題材だ。ジャンルとしては、刑事ドラマと同じくらいメジャーなものだろう。当然だ。人の一生を左右する現場。そこには、ドラマが生まれる。でも、私たちは、ともすれば忘れがちだ。そのドラマを支えているものが一体、なんなのか。そしてなにより、そのドラマはSFでもなんでもなく、リアルな現実なのだということを。

「ビジネスとして成立していなければ、医療は成り立たない」と原氏は言う。一見すると冷たい物言いのようだが、そこには深い愛情がある。医療従事者、患者、家族。すべての人がより幸せになれる仕組みをつくりたい、ということだからだ。

原氏はそこに、AIやITといった情報テクノロジーを持ち込んだ。これは、画期的なことだと思う。医療技術とは、一般企業でいうところのモノづくりの技術を磨くことや、サービスを提供する、ということだ。一方で、情報テクノロジーとはマーケティングやクリエイティブ表現にあたる。この二つがうまく噛み合ってこそ、ものごとは回っていく。豊かな社会に、一歩でも近づける。医療という、いささか身構えてしまうテーマの中に、われわれが目指すべき未来のヒントを見た。                                    

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パチスロ『北斗の拳 宿命』など激アツ新台ラッシュ到来! 更に「王者サミー」の“マル得”情報も一挙公開!!

 この春、大手メーカー「サミー」が大躍進を遂げそうな気配だ。

 先日、同社は大型新台『パチスロAngel Beats!』の製品サイト及びPVを公開。早くも反響が寄せられている。本機は1G純増約5.0枚の「ストレートライブAT」が搭載され、軽快な上乗せが特徴だ。上乗せ確率は全設定共通「約1/24」で「30~300枚」の上乗せに期待できる。

「誰もが安心して楽しめる」をコンセプトとしており、目押しは不要。更にATに関しては「即当り」「周期」「引き戻し」という多彩な抽選方式を採用している点も魅力だ。原作ファンから熟練者まで幅広い層が楽しめる仕様といえるだろう。

『パチスロAngel Beats!』の仕上がりに期待が高まるが、やはり同社の注目マシン筆頭といえば『パチスロ北斗の拳 宿命』であろう。3月8日にデビューを予定している本機は、多くの6号機にはないメリハリの効いた出玉感が特徴だ。

 1G純増約2.8枚で、バトル継続型と差枚数管理型という2種類のバトルボーナスが出玉増加の軸。お馴染みの中押し遊技に新たな要素が追加されており、AT中は「炸裂目」が継続を後押ししてくれるだろう。正統進化を遂げた本機の活躍に期待が高まる。

 ただサミーの勢いはこれだけに留まらない。同じく『北斗の拳』シリーズから、パチンコ新台『P蒼天の拳天刻GEA』が検定を通過。こちらも高い人気を誇るシリーズであり、最新作に注目が集まっている状況だ。

 この春に激アツ新台を続々とホールへ投下する予定のサミー。そんな同社に関連した興味深い情報は新台以外にも数多く存在するのをご存じだろうか。今回は知って得するサミー情報をご紹介したい。

 まず一つ目は「〈物語〉シリーズプロジェクト」。今月ホールへ導入された『P〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』にちなんだ「開発からの挑戦状!Twitter怪答投稿キャンペーン」を実施中だ。

 第一回は2月28日23:59までの期間で、出題された問題に答えて正解すれば、RealPayギフトが当る。※詳細はコチラから

 そして二つ目の情報はテレビ番組だ。連続ドラマ「セガサミーグループ プレゼンツ 山村美紗サスペンス 小説家探偵 鍋島仙太」の放映が決定した。3月7日6:30よりBS日テレで放送が開始される予定だ。

 ミステリー界の女王「山村美紗」とサスペンスドラマの帝王「船越英一郎」の強力タッグが再び実現。本番組の放送を記念して、セガサミーホールディングスはTwitterフォロー&リツイートキャンペーンを開催中だ。

 期間は3月7日14:59まで。番組特製オリジナルQUOカードPay777円分が抽選で総計200名に当たる。期間中は毎日1回ずつ応募できるため要チェックだ。※詳細はコチラから

 更に、サミーネットワークスが運営するPC向けパチンコ・パチスロオンラインゲーム「777TOWN.net」にも激アツ情報が。『P真・北斗無双 第3章』の配信がスタートしたのである。

 本機は昨年12月に登場した『北斗無双』最新作。シリーズ史上最高となる「約90%」継続のRUSHを搭載しており、全国のホールで絶賛稼働中のマシンだ。

 777TOWN.netでは『P真・北斗無双 第3章』の他にも初代『ぱちんこCR真・北斗無双』や『パチスロ北斗の拳』をはじめ、総勢400機種以上のパチンコ・パチスロ機種を遊べる一大オンラインホール。興味のある方は下記サイトを確認してみてはいかがだろうか。

・「777TOWN.net」はコチラ

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JRA 武豊まさかの「ダービー見学」も!? ピンクカメハメハのサウジダービー制覇で「あの馬」の行く末に暗雲……

 現地時間20日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた第2回サウジダービーは、日本から遠征した戸崎圭太騎乗のピンクカメハメハ(牡3、栗東・森秀行厩舎)が優勝。昨年のフルフラットに続きサウジダービー連覇となった森調教師には賞賛の声が相次ぎ、ピンクカメハメハは皐月賞の優勝賞金1億1000万円にも匹敵する、1着賞金90万米ドル(約9500万円)を獲得した。

 無観客開催を続ける日本競馬界にとって明るい話題となった今回の快挙だが、一方で、もしかしたら牡馬クラシック戦線の賞金ボーダーラインにも影響が出る可能性があると、一部で話題になっている。

 昨年、サウジダービーを勝ったフルフラットは1着賞金だった48万米ドル(約5200万円)の半額である2600万円が収得賞金へと加算されており、元々あった400万円と合わせて現在の収得賞金は3000万円になっている。

 今回、ピンクカメハメハは1着賞金の半額となる約4750万円前後が加算されることが予想され、収得賞金は約5000万円。賞金面で皐月賞・日本ダービーへの出走をほぼ「当確」とさせた。

 次走はドバイのUAEダービー(G2)を予定しているとのことで、皐月賞への出走は日程的に厳しそうだが、日本ダービーへの参戦は可能だ。仮に参戦することになれば、ダービー出走への賞金ボーダーラインは上がることになる。

 ちなみに現在、皐月賞のボーダーラインは以下のようになっている。

1 優先 弥生賞1着
1 優先 弥生賞2着
1 優先 弥生賞3着
1 優先 若葉S 1着
1 優先 若葉S 2着
1 優先 スプリングS 1着
1 優先 スプリングS 2着
1 優先 スプリングS 3着
9 5500万円 ダノンザキッド
10 3400万円 ステラヴェローチェ
11 2900万円 ラーゴム
12 2800万円 エフフォーリア
13 2600万円 オーソクレース
14 2300万円 グラティアス
15 2300万円 レッドベルオーブ
16 2000万円 ワンダフルタウン
17 1650万円 ヨーホーレイク

 あくまで現時点での暫定ながら、皐月賞を予定しているオープン馬達のなかで1番下に位置しているのは武豊騎手のお手馬ヨーホーレイクだ。仮に皐月賞出走が叶っても、ピンクカメハメハの動向や、その他トライアルの結果次第によって日本ダービーでは除外の可能性も生じてくるかもしれない。

「ピンクカメハメハは新馬戦の勝利以降、芝レースでは惨敗続きですが、G1を3勝したスイープトウショウの弟であり、昨年はダート馬であるヨシオをジャパンCに出走させたくらいの森調教師ですから、ダービーに参戦してくる可能性もありそうです。

もしヨーホーレイクが皐月賞で優先出走権のある掲示板(5着以内)に載れず、仮にダービートライアルでも権利取りに失敗するようなことがあれば、ダービーへの出走は厳しくなるかもしれません。武豊騎手はもう1頭のお手馬であるディープモンスターが今週末のすみれS(L)に出走しますが、賞金を加算できなければ、最悪ダービーを見学なんてこともありえますよ」(競馬記者)

 1月9日からの3日間開催を腰痛でキャンセルして以降、精彩を欠いているようにも見える武豊騎手。だが、今年のダービーはまさかのゲートインすら叶わないという可能性も現時点では少なからずあるようだ。

 レジェンドの姿をダービーで目にするためにも、まずは武豊騎手の復調、そしてお手馬たちの好走に期待したいところだ。