JRA【最新情報】スプリングS「ランドオブリバティ、ボーゲンよりも狙い」高額万馬券の可能性が高い急浮上した第三の馬

●女性騎手が勝利もデアリングタクトがまさかの敗退

 先週のJRAは記録にも記憶にも残る一週間だったのではないだろうか。まず嬉しい事に、今年デビューした二人の新人女性騎手がともに初勝利を挙げた。土曜に古川奈穂騎手、そして日曜日には永島まなみ騎手がともに逃げ切りで初勝利。藤田菜七子騎手とともに今後の活躍が非常に楽しみである。

 一方で金鯱賞(G2)は断然の1番人気に支持されたデアリングタクトがまさかの敗退。最低人気単勝2万円超えのギベオンが勝利という驚きの結果となった。デアリングタクトは次走の香港遠征に不安を残す結果となったが、差のない2着でありぜひ巻き返してもらいたいところだ。

●WIN5は衝撃の5億円馬券!

 また金鯱賞の大波乱もあって先週のWIN5は的中票数わずか一票、JRA史上最高配当となる5億5444万6060円の配当となった。今年1月に記録した4億8178万3190円の歴代記録を2か月で更新となっており、最高配当の6億円が飛び出すのは時間の問題だろう。

 他にも中山牝馬S(G3)、フィリーズレビュー(G2)などの重賞レースも波乱決着。悪天候による馬場悪化の影響もあったが、それ以前からオーシャンS(G3)でも11番人気馬が勝利するなど、このところ波乱が続いている。この流れは今週行われるスプリングS(G2)や阪神大賞典(G2)、フラワーC(G3)、ファルコンS(G3)といったレースにも継続するかもしれない。

●スプリングSもこの流れが継続か?

 今週は4つの重賞レースが行われるが、やはり皐月賞トライアル・スプリングSの注目度が際立っている。天皇賞(春)の大本命アリストテレスが出走する阪神大賞典も見逃せないが、こちらは同馬が抜けた存在で順当な印象。一方でスプリングSは断然人気が予想されるランドオブリバティを筆頭に、どの馬も不安要素が満載で波乱含みの一戦。金鯱賞のような高額万馬券の雰囲気も高まっている。

●勝つための選択肢

 いよいよ来週の高松宮記念(G1)から春のG1戦線が開幕する。そのビッグレースを前に、今週でしっかりと的中を残して勢いをつけたいというのもファンの本音だろう。今回この波乱含みのスプリングSで勝つための選択肢として、プロの情報を取り上げたい。

 なぜ勝つための選択肢としてプロの情報なのか。その理由は大きく分けて三つある。

 まず一つ目がプロでなければ入手できない情報が存在するからだ。競馬は様々な関係者の思惑が重なり合い、それがレースの鍵を握る。そして様々な情報が飛び交っており、その中で本当の情報を見極める必要がある。その情報を見極めるためにベストなのが、関係者と親密な関係にあり、直接情報を入手できるプロである。もちろんマスコミがダメというわけではないが、JRAが新型コロナウイルスの感染対策で取材規制を行っている関係上、やはりプロの情報を重視すべきという結論に至る。

 二つ目は今回注目しているプロが、今年に入って万馬券を量産と絶好調なのである。例えばフェブラリーS(G1)では9番人気2着エアスピネルの情報で3連単2万4940円の万馬券を的中。他にも3月7日の中山7Rでは馬連8040円、3連単15万6820円という高額万馬券を的中させている。

 そして三つ目は、このプロが今週のスプリングSや阪神大賞典に絶大な自信があると表明しているからだ。フェブラリーSの結果からも、この自信は当然見逃せない。

 今週行われる4つの重賞レースだけでなく、来週から始まる春のG1戦線に向けて、競馬で勝つための選択肢として紹介するのがホースメン会議というプロの競馬情報会社である。創業40年という歴史を持つホースメン会議の全貌、そして注目の重賞情報について彼らに話を聞いた。

――まずは今週のスプリングSについて話を聞かせてください。

担当者 重賞勝ち馬が不在、しかしヴェイルネビュラやランドオブリバティ、レインフロムヘヴン、ロードトゥフェイム、ワールドリバイバル、ヴィゴーレなど2勝馬が6頭に、重賞2着のヴィクティファルス、ディープインパクト産駒のノースザワールド、前走圧勝のボーデンなど好メンバーが揃いました。しかし表面上はどの馬も抜けた存在ではなく、かなりの混戦模様です。しかしそれはあくまでもマスコミなどでの話。内情を把握する我々は、すでにこのレースの中心馬、危険な人気馬、激走候補の穴馬などを把握しております。言うなれば、9番人気エアスピネルの激走情報で2万馬券を的中させたフェブラリーSと同様に、このレースも3連単で万馬券を狙える状況にあります。

 なおスプリングSの3連単買い目は、特別に無料公開を実施いたします。来週の高松宮記念に向けて、この情報でしっかりと資金を稼いでほしいですね。

――それは競馬ファンなら誰でも気になりますね。では他の重賞はいかがですか。

担当者 我々ホースメン会議は、競馬の神様と呼ばれた大川慶次郎が設立し今年で創業40年を迎えました。現在総監督を務める能勢俊介や、元JRAのG1ジョッキーである東信二、さらに騎手と密接に関係しているエージェントや某大手クラブのマネージャー、某大手牧場のスタッフなど我々の情報網は多岐にわたります。彼らが仕入れてきた重賞情報と当社予想陣の重賞分析、さらに調教などを多角的に捉えた【先取り重賞情報】も同時に無料で公開します。来週以降のG1レースでも無料公開いたしますので、ぜひこちらもチェックしてください。

――これは期待が高まりますね。ちなみに来週の高松宮記念などG1レースについても、何か現時点で情報がありますか。

担当者 高松宮記念も大阪杯も当然注目です。しかしビッグレースが行われる時期と言えば、馬主関係者を取り巻く周囲の人間が「オーナーを馬券で儲けさせるために用意した」という強力情報の存在を忘れてはいけません。これを当社では『馬主関係者絡みの強力情報』と呼んでいます。

 昨年はG1シーズン幕開けの高松宮記念週(2020年3月31日・中山7R)で馬連2点目3980円、3連単10万5240円の的中をご参加の皆様にお届けしました。今年もすでに強力な勝負話を複数入手していますので、楽しみにしていてください。

――どのレースもホースメン会議さんの情報があれば問題なさそうですね。本日はありがとうございました。週末が楽しみです。


 先週の金鯱賞は最低人気馬ギベオンの激走に多くの競馬ファンが度肝を抜かされた。しかし早くも週末には次の勝負レースがやってくる。しかし先週の大敗ショックで馬券に自信がないという声も少なくない。そんな時こそプロの予想がものを言う。

 今回競馬で勝つための選択肢としてホースメン会議を取り上げたが。創業40年の歴史を持つ彼らはプロの中のプロであり、その実力・実績・情報力・分析力は申し分ない。この週末は彼らが無料で公開する重賞情報をしっかり活用し、春のG1戦線に向けて勝ち癖を付けておこう。※本稿はPR記事です。

CLICK→【無料公開!スプリングS「3連単買い目」】ホースメン会議

パナソニック、7千億円で「ソフトウェア企業」買収…よぎる30年前の巨額買収&巨額損失

 パナソニックの2021年3月期の連結決算(国際会計基準)は売上高が前期比11.9%減の6兆6000億円、営業利益は21.7%減の2300億円、純利益は33.5%減の1500億円の見通し。津賀改革の総決算というべき21年3月期決算の売上高は1996年3月期以来、25年ぶりに7兆円の大台を割り込む。津賀改革は新しい事業を生み出すことはなく、失敗に終わった。津賀一宏社長は6月に会長に退き、常務執行役員の楠見雄規氏が社長に就き、体制が一新される。

 パナソニックは7000億円を投じて米ソフト大手ブルーヨンダーを買収する方針を固めた。あらゆる現場の改善に役立つソフトウェアを獲得するのが狙いだ。ブルーヨンダーはサプライチェーン(供給網)の分野で人工知能(AI)を活用し、製品の需要や納期を予測するソフトウェアに強みを持つ。同社を表現するとき、「上流から下流まで、一気通貫にコントロールする」という言葉がよく使われる。部品や原材料を調達して工場で製品をつくり、運送会社が製品を運び、倉庫が保管し、小売店が製品を売る。ブルーヨンダーが得意とするのは、こうしたプロセス全体を管理するシステムなのだ。

 人間が商品を発注してきた英国のあるスーパーは、ブルーヨンダーのシステムに置き換え、注文の99%を自動化したという。ブルーヨンダーは米ベストバイ、ウォルマート、コカ・コーラ、キャタピラー、独メルセデス・ベンツ、英ユニリーバなど世界の3300社を顧客に持つ。

 もともとの社名はJDAソフトウェア。18年、AIを活用したサプライチェーン・マネジメントで優位に立つドイツ企業ブルーヨンダーを買収した。20年2月、JDAはブルーヨンダーに社名を変更した。M&Aでは、買収された企業が買収した企業の社名になるのが普通だが、買ったJDAが買われたブルーヨンダーに社名を変えた。ブルーヨンダーのシステムの将来性を高く評価したということだろう。

 パナソニックは、この管理システムに目をつけた。19年4月、ブルーヨンダー(当時の社名はJDA)と日本で合弁事業を始めることで合意。20年5月、ブルーヨンダー株式の20%を約8億ドル(約860億円)で取得すると発表した。パナソニックは取締役を派遣し、合弁会社を通じてブルーヨンダーの業務効率化のシステムを販売するほか、需要予測や在庫を管理する人員の最適化など、パナソニックの顧客企業向けの新たなサービスを共同開発した。

 ブルーヨンダーと資本関係の強化や協業拡大で一致したとみられている。米ファンドのブラックストーン・グループとニュー・マウンテン・キャピタルが残りの株式を保有していたが、2社が所有する全株式を買い取るため詰めの協議に入っている。

 パナソニックは当初から、ブルーヨンダーを完全子会社にすることを検討していた。しかし、パナソニックの経営陣の間に「ハードとソフトは世界が違う。うまくやっていけるのか」との慎重論が根強くあって、出資にとどめた。パナソニックはソフト企業の買収では、30年以上前に苦い経験をし、高い授業料を払ったからだ。

MCA買収の大失敗で7800億円をドブに捨てた

 1990年11月、松下電器産業(現パナソニック)が米ハリウッドの映画・娯楽会社のMCA(現NBCユニバーサル)の買収を発表した。買収額は約7800億円。日本企業として、それまでで最大の米国企業の買収となった。

 買収を決断したのは谷井昭雄社長(当時)ではなく、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏の娘婿の松下正治会長だった。幸之助翁が亡くなり、「松下電器の最高責任者は自分である」ことを誇示するために、全役員が消極的な反応を示すなか、正治会長がMCAの買収を決断した。ライバルのソニーが米コロムビア・ピクチャーズを買収して映画産業に参画したことに対抗する意識に突き動かされた。

 松下電器に映画会社を経営できる人材はひとりもいない。松下はコスト削減を徹底、1円の価値を大事にする会社だった。大作に100億円、200億円を投じるのが当たり前のハリウッドの文化とは水と油だった。結局、MCAの経営陣に、さんざんカネだけ巻き上げられ、95年、カナダ飲料大手シーグラムにMCAを売却して撤退した。MCA株の売却に伴い1600億円の損失を計上するというおまけまでついた。

 しかし、買収を決断した正治会長の責任は不問に付された。松下家の家訓では「失敗の責任は使用人に帰すべきもので、主が負うものではない」のである。MCA買収の失敗は「松下銀行」と呼ばれた松下電器の財務力が崩壊するきっかけとなった。パナソニックの経営陣はMCA買収の失敗がトラウマとなり、それ以来、ソフト企業の買収には慎重な姿勢をずっと貫いてきた。では、なぜ、ブルーヨンダーを買収するに至ったのか。

電気自動車テスラへの車載電池の供給は前途多難

 MCA買収失敗の反省から、津賀社長はモノづくりに回帰した。M&Aをテコに自動車や住宅関連といった戦略分野に経営資源を集中した。しかし、成長の柱に据えることを意図した一連のM&Aは不発に終わる。2016年、1800億円を投じ、スーパーやコンビニで使われる業務用冷蔵庫大手ハスマンを買収したが、具体的な相乗効果を見いだせてはいない。

 14年、サイドミラーで世界3位のシェアを持つスペインの自動車部品大手、フィコサ・インターナショナルに出資し、17年に子会社に組み入れたが、市況の悪化を受け、20年3月期に、のれん代の減損処理に追い込まれた。

 米電気自動車(EV)大手の米テスラ向けの車載電池事業は、北米工場での生産量の増加に伴う材料の合理化でコスト削減が進み、今期は通期で初めての黒字を確保できるという。テスラ事業の中心は米電池工場「ギガファクトリー1」で生産する製品で、テスラの主力の「モデル3」向けなどが業績を牽引している。

 それでも、洋々たる前途が開けているわけではない。テスラは22年にEV140万台に当たる100ギガワット時分の電池を自社生産する構想を持つ。「他の自動車メーカーに電池を供給し、EV基幹部品のプラットフォーマーを目指している」(米国の自動車アナリスト)。

 中国や韓国勢の脅威も増している。車載電池で世界大手の中国・寧徳時代新能源科技(CATL)や韓国のLG化学はテスラの中国工場に電池を納入しており、テスラが建設中の欧州工場にも電池を供給する可能性がある。

 パナソニックの車載電池はかつて世界シェアでトップだったが、20年は18.1%で第3位に後退。CATL(26.0%)とLG化学(23.3%)に水をあけられた。今後は中韓メーカーによる首位争いが激化するとみられている。

 パナソニックの車載電池に関しては、「2月に生産撤退を発表した太陽電池を連想させる」(外資系証券会社のアナリスト)といった厳しい見立てもある。津賀社長が力を入れてきたテスラ向けの車載電池の前途は厳しい。

 パナソニックの34ある事業部の大半は成熟事業だ。パナソニックの現下の課題は成長を担保できる、コアとなる新規事業の育成である。ブルーヨンダーを買収するのは、パナソニックの顧客となっている企業の現場の効率化を支援する事業であり、この分野を楠見・新社長が最重要と位置付けているからである。楠見新体制はハードとソフトの融合に再挑戦する。「ソフトとハードは根本的に違う。うまくやっていけるのか」(パナソニックの有力な元役員)と懸念は拭えていない。

(文=編集部)

JRAスプリングS(G2)で「超新星」誕生!? サンデーサイレンス最後の大物「中山の鬼2世」の父が夢見たクラシック参戦へ!

 21日、中山競馬場では第70回スプリングS(G2)が行われる。

 今年は重賞勝ち馬が不在で、まさに実力伯仲。皐月賞(G1)への3枚の切符を巡る熱い戦いが見られそうだ。

 注目度は決して高くないが、ロードトゥフェイム(牡3歳、美浦・尾形和幸厩舎)の上昇度には目を見張るものがある。昨年12月にデビュー3戦目で未勝利戦を勝ち上がると、続く若竹賞(1勝クラス)も制して、2連勝で一気にオープンクラス入りを果たした。

「陣営もコメントしているように、これまではソエの影響で緩い調教しかできていませんでした。それでいて、この2戦は大外を捲る強い競馬。前走から約2か月間隔を取り、満を持して(皐月賞の)権利獲りに挑みます。

圧巻は17日(水)の最終追い切り。美浦坂路で加速ラップを踏んで、51秒8-12秒3という好時計をマークしました。これは同日に追い切られた3歳馬のなかでは2番目に速い時計。3戦2勝と結果を出している中山が舞台なら、ランドオブリバティなど上位陣に割って入るチャンスは十分あると思いますよ」(競馬誌ライター)

 中山では「2-0-1-0」というロードトゥフェイム。そのコース巧者ぶりは父譲りなのかもしれない。

「父のマツリダゴッホは、サンデーサイレンスのラストクロップ(最終世代)の大物として、デビュー当時から大きな期待をかけられていました。しかし、3歳春の青葉賞(G2)は2番人気で4着、秋のセントライト記念(G2)は3番人気で無念の競走中止となり、結局クラシック3冠への出走は叶いませんでした。

しかし、その後は4歳初戦のAJCC(G2)を楽勝すると、その年の有馬記念(G1)を9番人気で勝利するなど、中山の中長距離重賞を次々と制覇。中山では『8—1—1—3』(うち重賞6勝)という好相性を誇りました」(同)

 これまで5頭の産駒がJRA重賞を計7勝しているが、中山での勝利は、ロードクエストが16年京王杯AH(G3)を制した1勝だけ。「中山の鬼」と呼ばれるほどの“後継者”は出ていないが、ロードトゥフェイムは、過去2戦の勝ちっぷりから、その資格は十分ありそうだ。

 生産者はマツリダゴッホと同じ岡田スタッドで、後継候補としてはまさに最適。父が果たせなかったクラシック出走へ向けて、まずはスプリングSで「中山の鬼2世」を襲名し、名声への道を切り開く。

「健康でいたいけどガマンは嫌」。「予防」に向かわせるためのモチベーションデザインとは?

医療費の高騰、超高齢社会といった課題を抱える中、その重要性の認識が高まる「ヘルスケア」領域。しかし、病気の治療とは違い「医学的には健康な人が、将来の健康のためにさらに何かに取り組むこと」(=予防)は、案外、難しいのではないでしょうか。「健康のために人を動かすモチベーションは何なのか?」を、新型コロナウイルスの感染拡大という経験を経た今だからこそ、改めて考えてみたいと思います。

ヘルスケア専門家との対談でお送りする本企画の第1回のテーマは「予防医療」。開業医として予防医療に先進的に取り組む満尾クリニックの満尾正先生をゲストに迎え、電通ヘルスケアチームの瀧澤菜穂が話を聞きました。電通が2007年から年1回実施している「ウェルネス1万人調査2020」の結果を引用しながらお送りします。

※ウェルネス1万人調査とは:生活者の健康意識と行動からヘルスケアインサイトを把握し、生活者視点で見た市場ニーズ/トレンドを明らかすることを目的とした大規模定量調査。2007年に開始し、20~60代男女1万人を対象に毎年実施。


満尾先生と瀧澤氏

健康に対する本音。「健康に良いことでも、無理をしてまでしたくない」

瀧澤:新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちに「予防」の重要性を再確認させてくれました。この経験は、病気にならないようにする、自分の体は自分で管理するという意識づけにつながったと思います。

今まさに注目度の高い予防医療が専門の満尾先生は、以前、救急救命医療をしていたと伺いました。予防医療にシフトした理由を聞かせてください。

満尾:救命救急センターには、体表面積の90%に及ぶやけど、脳梗塞、心筋梗塞、事故といった方が運び込まれてきます。元気に歩いて帰れる人は1割に満たないような現場でした。

一度救急車で搬送されてきた患者さんの多くは元の健康な状態には戻らないという現実を目の当たりにする中で、私たちは「病気にならない選択」にもっと自覚的であるべきだと痛感したんです。

40代の前半に3年半、救命救急士を再教育する機関に教員として勤め、その後、アメリカのハーバード大学で栄養学を勉強し、予防医療の道に進みました。

瀧澤:「病気になってからでは遅い」ということを救急救命の現場でリアルに感じておられたのですね。

満尾:はい、まさにその通りです。病気にかかった方は「突然体調が悪くなった」「突然悪い検査結果が出た」と感じているのではないでしょうか。しかし、人の健康状態というのは、昨日と今日を比べても明らかに変わるということはなく、病気に向かっている場合は緩やかな下降線をたどっていきます。

病気にかかったとき、本人の感覚と実際
病気にかかったとき、本人の感覚としては左だが、実際は右の図のようにゆるやかに悪化していく。

ですから、体が病気に向かっていても気づきにくいんです。私のクリニックで受診できるアンチエイジングの人間ドックは、「昨日と今日の分かりにくい違いを客観的に見る」ことを目的に、一般的なドックにはない検査項目も備えています。

予防医療とは、検査を受けて体に不調が出る前に生活習慣の改善をしたり、病気の早期発見・治療をしたりすることをいいます。病気の悪化防止や再発防止を図ることも予防医療の領域です。

満尾クリニックにおけるAAA検査

瀧澤:「予防」が大切だ、という認識が高まっているのは事実なのですが、実は、「ウェルネス1万人調査」では、「健康に良いことでも、無理やりなことやガマンを強いることはしない」という回答が60.6%にも上りました。

健康に対する本音

また、例えば、調査実施時期に最もホットトピックであった「免疫力」についても、悩んでいると答えた7.9%のうち「現在は何も対策していない」という方が45.6%。「今後、予防や改善に取り組まない」という方は19.7%もいました。この結果からも、頭では「健康でいたい」と思っていても、無理してまで頑張りたくない、何をしたらよいか具体的に分からない、という人が一定数いるのでは、と推察されます。

満尾:そんなものなのかもしれません。人間は、目先のおいしいもの、楽しいものに流されがちですよね。健康を失って初めて気が付いたりするものです。若くて体調が絶好調のとき、健康にいいからといってラジオ体操を始める人は少ないですよね(笑)。無理してまで頑張りたくないというのは、頑張る理由がないからです。理由がないのにやってもしょうがない……という本音はあると思います。健康な方ほど動機付けの難しさがありますね。

健康行動の変容には「モチベーションデザイン」が肝になる

瀧澤:満尾先生のクリニックに自発的に来られる患者さんは、どのような目的を持っているでしょうか?

満尾:「人間ドックは受けたけど、どうも体調がすっきりしない」「さらに詳しく自分のコンディションを知りたい」といって来院される方が多いです。

30代以上の方が多く、男女半々くらいです。30代ぐらいの若い方は、事業で成功し、健康でいることがトップの座を維持するために必要と考えて来院しています。過去に大病をしていて、もう同じ思いをしたくないという年配の方もいらっしゃいます。

全体に経営者の方が多く、会社で経営マネジメントをするように、自分の健康も客観的にマネジメントする、という発想を持っているのでしょう。皆さん、健康の価値をよく理解されていて、「健康は黙っていてもやってこない」ことをご存じの聡明な方たちだと思います。

瀧澤:仕事面へのモチベーションが来院につながっている方もいるのですね。

満尾:はい、そのような方たちのモチベーションには2パターンあって、「昔と比べて記憶力も決断力も衰えて元気が出ない。マイナスになった分のパフォーマンスを上げたい」という方もいれば、「今よりさらにパフォーマンスを上げたい」という方もおられます。いずれにも共通するのは“パフォーマンスを上げたい”というモチベーションですね。

瀧澤:先生のクリニックに来院する方々は、予防医療に対する高い意識、知識、行動力を持っている方だと思います。一方で、私はヘルスケア領域のプロジェクトを進める中で、「こんな行動をとると、健康面でこんな良いことがある」と正確に伝えたとしても、それだけで人を動かすには限界がある、とも感じています。

実は、聞けば「ヘルスケアに興味ある、実践したい」と答えても、真相心理ではそこまで真摯に健康へ取り組みたいと思っていない人もいるという不都合な真実がありそうなのです。そこで今、仮説として試してみたいのは、「健康になることだけを目的にせず、その先にある価値をモチベーションにできないか」ということです。

健康を目的としないモチベーションの図

満尾:「健康になることだけを目的にしない価値の創造」というのは、素晴らしいアイデアだと思います。自分の健康のためだけでは動けない人はいっぱいいるので。「健康になろう!」といわれるより、「なんのための健康か?」をはっきりさせることが必要なのでしょうね。

瀧澤:はい、「始めるきっかけ」や「続けるモチベーション」のデザインを一工夫することで、より広くアプローチできるのでは、と考えています。例えば、食品会社にアートイベントに協賛していただき、そのキャンペーンアプリを活用して健康行動に誘導するといった形が、具体的な事例イメージです。

ヘルシーレシピで料理をつくり、その写真をアプリに投稿してポイントをためていくと、そのポイント数に応じて自分の応援するアーティストの展示ブースが大きくなっていく。そしてその結果、好きな画家が有名になる、といった仕組みをつくっておく。生活者にとっては「自分が好きなアーティストを応援する」というメリットがモチベーションなのですが、実は「体調がよくなる」という健康の面でもメリットを享受している、という構造です。

生活者が最初に意識するメリットは健康面のものではないけれど、実は無理なく健康行動(ヘルシーレシピで料理)を始める・続けるきかっけになっている。「健康」とは遠いモチベーションを契機に、「健康」について考える・行動するチャンスをつくっていきたいんですよね。

健康を目的としないモチベーション具体例

「食べたいものを我慢した」「糖分や塩分を抑制するための料理をつくった」という窮屈な思い出ではなく、楽しい体験の中に健康行動を置くことができないかと日々考えています。単純に「ヘルスケア商品のクーポン」といった実質的なことではなく、享受するメリットが、例えばアートやスポーツといった自分の趣味やライフスタイルの中にあることもポイントなのかな、と思います。

満尾:そうですね、40年医者をやっていて分かったのが、驚くことに、この世には「健康になりたい」と思っていない人も存在するということです。「誰もが健康になりたいわけではない」ことを認識する必要があると思います。このキャンペーンのような方法なら、自分の健康に興味が低い人にも行動変容を促すことができるかもしれませんね。

瀧澤:矛盾するようですが、健康行動を取る人にとってのメリットがヘルスケアの視点から遠い方が、健康に興味の低い層も取り込める、という側面がありそうです。

「土」をいじる人の方が長生きする?

瀧澤:最後に、ヘルスケア領域において今、先生が注目されているトピックはありますか。

満尾:私は今、「土」に着目しています。土1グラム中には最大で1兆個ともいわれる無数の細菌が存在している。土ぼこりの中にはウイルスの切れ端も混ざっていて、毎日そういうものを吸い込んだり吐き出したりしながら体は免疫の勉強をしているんです。アンチエイジングの世界では、土をいじる人の方が長生きするといわれているんですよ。細菌のバランスが良い土壌で育った食材をとること、土に触れることのどちらも大切です。

瀧澤:「土」に着目するという発想は全く持ち得ていなかったので、とても興味深いです。本日は、貴重なお話をありがとうございました。


【第1回の対談を終えて】
満尾先生も臨床の現場で、「健康になる」ことを目的としていない患者さんに出会っている。そのことが意外で驚きました。健康ブームを安直に捉えて「大多数は健康に興味がある、健康になりたいんだ」と決めつけてしまわないこと、モチベーションについて個々のケースごとに丁寧に考えることの重要性を実感しました。

次回は、視点を変えて、「20代の若者のヘルスケア」について考察します。


【調査概要】
調査名:「第14回ウェルネス1万人調査2020」
実施時期:2020年11月
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国20~60代の男女(10000サンプル) 
※性年代、地域構成比を人口構成比(8区分)に合わせて回収
調査会社:電通マクロミルインサイト
 

雪見だいくふうに見る共創マーケティング

電通のクリエイティブ横串組織「Future Creative Center」(FCC)は、広告の枠を超えて、未来づくりの領域をクリエイティビティーでサポートする70人強による集団。この連載では、「Future×クリエイティビティー」をテーマに、センター員がこれからの取り組みについて語ります。
    
今回取り上げるのは、アイスの定番商品「雪見だいふく」を使って2019年に行われた「雪見だいくふう」キャンペーン。新しい企画をするにも、ロングセラーであり、これまで50以上のフレーバーに挑戦してきた商品ゆえに「ネタ切れ」状態だった雪見だいふく。そこで、雪見だいふくに一工夫加えた“新しい食べ方”を募集したのがこの企画。一般消費者の応募だけでなく、他社商品とのコラボも生まれました。加えてこのキャンペーンは、2020年以降の商品リニューアルや、さらなる企業コラボにもつながっています。

「雪見だいくふう 」キャンペーン
「雪見だいくふう 」キャンペーン
「雪見だいくふう 」キャンペーン

「ネタ切れ」をネタにしたキャンペーンはどう生まれたのでしょうか。雪見だいふくのブランド担当を務めるロッテの安藤崇平氏(ロッテノベーション本部 雪見だいふくブランド課)と、プロジェクトに携わった電通FCCメンバーの吉川隼太氏(クリエーティブディレクター)、石橋枝里子氏(クリエーティブディレクター/コピーライター)が振り返りました。

ロッテ安藤崇平氏、電通吉川隼太氏、電通石橋枝里子氏
※この取材は、オンラインで行われました。

雪見だいふくファンの高い熱量を借りたマーケティング

安藤:雪見だいふくの人気は安定していましたが、購入率の伸び悩みという課題もありました。そこで電通さんに相談したのが企画の始まりでしたね。希望としては、単純に購入率を上げるだけでなく、話題化する企画にしたいと。雪見だいふくって、ありがたいことに、とにかく熱いファンの皆さまが多くて、話題化されやすいんです。そして過去の傾向を見ると、話題化されたときに購入率が上がっていました。

そこで、話題化と購入率アップを実現できる企画をやりたいと。リクエストだけして、あとは吉川さんのチームに丸投げさせてもらいました(笑)

吉川:決して丸投げではなかったですけど(笑)。でもスタートはそんな経緯でしたね。

安藤:正直なところ、もうネタがなかったんです(笑)。雪見だいふくは発売から40年近くたつ商品で、ロッテのアイスの中でも歴史の長いブランドです。しかも今までに50種類以上のフレーバーを展開していて、味が出尽くしていたんですよね。これ以上、何をしたらいいのかと。

石橋:その悩みが、企画内容へとつながってきますよね。

安藤:はい。私が雪見だいふくを担当したのは2018年で、その前は別のアイスの商品開発をやっていました。担当になってから「こんな味の雪見だいふくはどうですか?」と提案しても、「すでにやってるよ」と即答されたりで(笑)。正直、これ以上何をすればいいんだろうという状態でした。

その後、電通さんから「雪見だいくふう」の企画が提案されて、こちらにネタがないなら「ファンの皆さまの力を借りよう」と素直に思ったんですね。

吉川:雪見だいふくはとにかくファンの皆さまに愛されているブランドです。そこで、ファンの方のパワーを借りたファンマーケティングがいいとみんなで話していて。実際にSNSを見ると、ファンの方が独自に雪見だいふくの食べ方を開発・発信しているんですね。

石橋:ウイスキーと一緒に食べたり、天ぷらにしたり。あとは車のボンネットで温めるとか、ネタ系のものまでいろいろ出ていますよね。雪見だいふくファンの文化というか。

吉川:すでにたくさんの面白い展開ができていました。それなら、この文化を企画にしようと。雪見だいふくの面白い食べ方をSNSで募集する「雪見だいくふう」を立ち上げました。もともとファンの方がやっている活動を、あえてキャンペーンにしたんです。それまでも、SNSを使ったファンマーケティング企画を雪見だいふくで行っていて、その反応の強さから、きっと盛り上がると思いました。

「雪見だいふく それ1個ちょうだい問題」
(「雪見だいふく それ1個ちょうだい問題」キャンペーン。土屋太鳳さんが出演する新CMのオンエアに合わせ、2個入りの「雪見だいふく」を「1個ちょーだい」と他人から言われた際に、あげるかあげないかを問う「#それ1個ちょーだいあげる派あげない派総選挙」キャンペーンをTwitterで実施)
 
夏のイメチェン計画①
 
「雪見だいふく 夏のイメチェン計画」
(ファンマーケティング企画「雪見だいふく 夏のイメチェン計画」。冬のアイスというイメージを払拭するため「夏っぽい雪見だいふくポスターコンテスト」など、Twitterからファンが投稿する企画が行われていた)

企業コラボは今までの延長線上にない、新しいブランドの姿を見せられる

吉川:企画のポイントとしては「雪見だいくふう」というネーミングが大事だったと思います。ファンの方が今までやってきたことを、どう新しく世の中に発信するかという点で。

石橋:ネーミングを考えるとき、堅いレシピコンテストには見えないよう注意しました。SNSにはネタ系の投稿も多いように、ファンの方はおいしさの追求に限らず、自由に雪見だいふくを楽しんでいるんですよね。その自由な枠組みを表現できればと、「雪見だいくふう」というネーミングにしました。

吉川:石橋さんがダジャレ好きということもありますね(笑)。もうひとつ、“ネタ切れ”という悩みを正直に打ち明けました。キャンペーンサイトのトップに「雪見だいふくの新しい味の開発を助けてください!」と載せて。その下にファンの皆さまへの“お願い文”をつけたんです。

「雪見だいくふう お願い文」
「雪見だいくふう お願い文」

安藤:本当にネタ切れだったので、これでいいと思いましたね。「おまえが考えろ」と言われたらどうしようもありませんが(笑)。

石橋:とはいえ、あまり自虐的になり過ぎないように、シンプルな文章で、少しかわいげのある表現に調整しました。サイト自体も、お客さま相談室のようなニュアンスで「雪見だいくふう室」としたんです。

吉川:キャンペーンの応募期間は2019年9月3日〜11月29日。11月からは他社商品とのコラボも行いました。このアイデアも、先ほど話したファンの方が独自に雪見だいふくの食べ方を開発・発信していることが原点。実はこの「雪見だいくふう」の肝は、ファンマーケティングの発想を企業まで広げ、さまざまな会社と一緒のキャンペーンをつくり上げて、運動にしていくことだと考えていました。

キャンペーンの動画でも言っていますが、今は「競争」ではなく「共創」の時代です。ファンの皆さまの中で雪見だいふくのさまざまな食べ方が話題になったのも、世の中がコラボを求めていたからだと思ったんですね。

石橋:コラボでは、実際に4社(永谷園、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、味の素冷凍食品、雪印メグミルク)が参加したのですが、すべて安藤さんが企業に直談判していただいて……

他社商品コラボ会見の様子 写真左から 株式会社永谷園 営業本部 商品販売戦略部 戦略企画課 三田友理恵氏 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 食品飲料事業本部 加工食品事業部 森下淳氏 株式会社ロッテ ロッテノベーション本部 雪見だいふくブランド課 安藤崇平氏 味の素冷凍食品株式会社 マーケティング本部 国内統括事業部  販売マーケティング部 戦略PRグループ 福原怜子氏(※2019年10月当時) 雪印メグミルク株式会社 乳食品事業部 チーズグループ 塚本正樹氏
他社商品コラボ会見の様子 写真左から
株式会社永谷園 営業本部 商品販売戦略部 戦略企画課 三田友理恵氏
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 食品飲料事業本部 加工食品事業部 森下淳氏
株式会社ロッテ ロッテノベーション本部 雪見だいふくブランド課 安藤崇平氏
味の素冷凍食品株式会社 マーケティング本部 国内統括事業部 
販売マーケティング部 戦略PRグループ 福原怜子氏(※2019年10月当時)
雪印メグミルク株式会社 乳食品事業部 チーズグループ 塚本正樹氏

安藤:どのコラボも、企業を代表する看板商品でした。それぞれ歴史も長いですし、提案するときは緊張しましたよ。きっと10年前なら門前払いされていたと思います(笑)。でも今はそういう時代ではなくて、企業コラボは今までの延長線上にない新しいブランドを見せられますし、話題にもなりやすい。私自身はコラボに抵抗はなかったですね。

吉川:どんなコラボがいいか考えるために、雪見だいふくと合う商品を探そうと会議室でひたすら試食しましたよね。100個くらい雪見だいふくを用意して、端からいろんな商品と合わせて。印象的だったのは、永谷園さんの「お茶づけ海苔」と相性が良かったことです。

安藤:あれは新しい発見でした。意外とおいしいじゃん!と。そのタイミングで偶然、永谷園さんとお話しする機会があって。これは行くしかないと思いました(笑)。さすがにドキドキしましたよ。担当の方も驚いていたのですが、了承いただきました。

石橋:相手企業にも雪見だいふくの大ファンの方がいらっしゃって、喜んでいただきましたよね。ファンの皆さまの熱量が高いという特徴が、企業コラボにもつながった気がします。

このキャンペーンが、のちの商品リニューアルにも影響を与えた

吉川:雪見だいくふうは2019年11月に終了しましたが、この企画が継続性を持っているのもポイントです。例えば、企業コラボはその後も行われていますよね。2020年10月にはPascoさんの「超熟」とコラボした「禁断の雪見トースト」を、井村屋さんの「あずきバー」とコラボした「雪見あずきぜんざい」は、2年連続でお正月に2社共同の広告を出しています。

安藤:井村屋さんは同業なのでコラボを受け入れていただけるか不安でしたが、お話しすると思っていたよりもスムーズにOKを頂いて。今はむしろ同じ業界だからこそ横のつながりを持ってもいいのかなと思いましたね。

それと、2020年に雪見だいふくをリニューアルしたのですが、ここでも「雪見だいくふう」のアイデアが生きているんです。あのとき、雪見だいふくに塩味の食材を加えるとおいしいという意見を多数頂きました。それをヒントに、バニラアイスに少しだけ塩味を加えています。

吉川:ファンの方のアイデアが、味のリニューアルにつながった例ですよね。ファンが作る流れは世界的に起きていて、ゲーム機のXboxも、ユーザーがコントローラーをカスタマイズして販売できるサービスが人気を集めました。ファンがブランドや商品づくりに加わる動きが増えています。

安藤:キャンペーンの最後には、優秀なレシピを三つ選んで、1日限定で、カフェで提供したのですが、優秀作品をつくられたご本人たちが来店しました。話を聞くと、この企画がきっかけでその方たちは知り合えたようです。ファンの皆さまが輪をつくり次のファンを呼ぶ流れは、マーケティングの理想。それが現実になった事例かもしれません。

石橋:ファンの方の熱量もすごいですし、そもそも雪見だいふくをここまで自由に食べていいとロッテが公式に発信したのもすごいなと思います。

安藤:ブランドは、変化を受け入れていかないとダメだと思います。守らなければいけないところ、大切にするところは残しつつ、常に変えていく。そうしないとお客さまも飽きますし、取り残されますよね。雪見だいふくも、あの形状からくる優しいイメージやイメージカラーの赤といった部分は大切にしつつ、他はいろいろチャレンジする。それがこれからのブランドやマーケティングで大切になるのではないでしょうか。

薬剤師が薬の処方や予防接種も…日米でこんなに違う権限、医療費削減の切り札の可能性

 医療費の高騰が叫ばれ、国は削減のためのさまざまな取り組みを行っている。しかし、我が国の医療費は43兆円を超え、その内、薬局調剤医療費は7兆円にも上る。この額からも調剤薬局の存在が大きいことがうかがえるが、2018年時点でその数はコンビニエンスストアを上回っている。

 調剤薬局と患者という需要と供給のバランスが成り立っているからこそ、これほどまでに調剤薬局が乱立すると思われるが、さらに医療費が増大し、患者の負担が大きくなれば、そのバランスも変わってくるだろう。そうなると医療格差が起きることも想定され、調剤薬局や薬剤師の在り方も自ずと変わってくるだろう。

 アメリカでは医療格差が大きく、薬局や薬剤師の在り方も日本とは大きく異なる。アメリカの薬局事情に詳しいスポーツファーマシスト、石田裕子氏に話を聞いた。

アメリカの薬剤師

「薬剤師の責務は日本もアメリカも、医療人という意味では基本的には同じだと思います。しかしながら、その教育制度や職権など薬剤師を取り巻く環境と保険医療制度の違いによって患者が受ける待遇は異なります」

 一概にどちらが良い・悪いなどと比較することはできないが、日本では国の医療費負担、アメリカでは個人の医療費負担が大きな問題となっている。アメリカでは現在も3000万人余りが無保険者といわれ、医療へのアクセスは良くない。

「アメリカでは、加入している保険の種類によって受けられる診療や薬が違ってきます。また保険に加入できるほど収入の余裕がない人は無保険なので、病気になったときの医療費はかなり高額になってしまいます。総じてアメリカ国民のヘルスケアに対する意識は高い傾向にあり、健康に問題が生じた場合はすぐさま薬剤師に相談し、OTC医薬品(市販薬)やサプリメントで補えるようであれば早めに手を打つのが一般的です。また、できる限り薬を服用しないで済むよう、食事療法や運動療法を取り入れる人も多くいます」

アメリカの薬局

 日本の薬剤師は、医師の処方に従って調剤(薬を揃え患者に投薬する)するのみで、自らの権限で処方や処方内容の変更をすることはできない。一方、アメリカでは「プロトコル型処方権」といって、定められた条件の下ではあるが、薬剤師に処方権がある。

「プロトコル型処方権の主たるものは、病状が安定した患者に対して、医師が期限を決めて処方箋を書き、期限内であれば薬剤師のモニタリングのもとに、その都度繰り返し調剤が行われるリフィル処方箋です。薬剤師は自身の判断で、継続して再処方するか再診を勧めるか判断することができます。患者にとっても、病院・薬局という2段階を踏むことなくワンストップで薬を受け取れるという利点があます」

 日本でも幾度か論議されている、薬剤師によるリフィル処方箋であるが、いまだ導入には至っていない。 

アメリカの薬剤師

 リフィル処方箋だけでなく、アメリカの薬剤師は、さらに広い医療行為を行うことができる。

「医療機関と薬局との取り決めにより内容は異なりますが、たとえば再調剤の際に、薬局で自己採血を行い、ワーファリンなどの投与量を薬剤師が変更することもできます。日本では、薬の副作用と思われる症状が薬局で判明した場合、医師に疑義照会を行い、医師の許可を得てからでなければ薬の変更はできません。その際、患者は延々と待たされることになりますが、この点、アメリカではスムーズに事を運ぶことができます」

 さらに、日本では医師の診察、処方が必須の避妊薬、鎮痛剤、禁煙製品、予防的HIV薬、旅行薬などの薬に関して、アメリカでは薬剤師が処方することを許可している州もある。

 アメリカと日本の薬剤師の大きな違いは、アメリカの薬剤師には医療費負担を軽くするという責任があることだろう。アメリカでは基本的にジェネリック医薬品での調剤が行われ、場合によっては患者に錠剤の分割(自分で錠剤を半分に割る)を勧めることもある。たとえば20mg錠1錠よりも40mg錠を0.5錠服用したほうが安い場合は、40㎎を調剤し服用時に患者に半分に割ってもらうのだ。日本では、薬局で錠剤を分割する際、調剤料が加算され結果、医療費は嵩むことになる。また、ジェネリックに関して、日本では患者の意思で先発品かジェネリッックが選べるが、アメリカでは基本的にジェネリックを使用する。

「アメリカの保険では、基本的にジェネリック医薬品しかカバーしていないことが多く、ジェネリック医薬品のない先発品が処方された場合は自己負担となります。ジェネリック変更の場合は、薬剤師の判断で同等の別の薬に変更してくれます。アメリカはジェネリック普及率が90%を超えるが、日本は80%に満たないのが現状です」

 このように、アメリカではあの手この手で医療費を減らすシステムがあり、さらに薬局によって薬の値段が異なる。無料クーポン券の配布などを行っている薬局もあり、患者はネットで検索し、できる限り薬代の安い薬局を選ぶなど、患者側の医療費に対する意識も高い。日本では処方箋の医薬品の割引は禁止されている。

「定期薬であればオンラインで医師に処方箋を記入してもらい、オンラインで薬を注文し、1~2週間程度で自宅に薬が配達されるオンライン診療も充実しています。日本ではコロナの感染防止対策として遠隔診療が拡大されましたが、まだまだ課題が多くあり、本格的な普及はこれからだと思います」

 新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン開始に伴い、海外の接種状況が報道され、アメリカでは薬局で薬剤師が接種できることが大きな話題となったが、これもコロナ禍の特例ではないという。

「州によって多少規制は異なりますが、50州すべてで薬局でインフルエンザなどの重要な予防接種が行うことができます。トレーニングを受けた薬剤師がCOVID-19を含むワクチン、その他小児用ワクチンを打つことができるので、風邪の流行時期などに病院で延々と待つことなく予防接種を受けることができるのは、患者にとって非常に利便性があります。またFDA(食品医薬品局)によって認可された薬剤師は、承認された血清検査、COVID-19の抗体検査も実施できます」

 日本は国民皆保険のため窓口での自己負担が低い。しかし、国民が平等に診療を受けられる一方、ヘルスケアに対する意識は高いとはいえない。ハードルが低いため、わずかな健康不安でも病院を受診し薬を処方してもらう傾向にあり、複数の医療機関から薬を処方してもらった結果、ポリファーマシー(多剤投与)といわれる“薬漬け”に近い状態になり、自分が一体何の薬を飲んでいるのか、まったく理解しないまま通院を繰り返す人もいる。特に睡眠薬の乱用はアメリカと比べても、かなり深刻である。

 日本の医療もアメリカの医療もそれぞれに一長一短があるが、アメリカのように個々がしっかりヘルスケアに対する意識を持ちつつ、日本のように誰もが平等に医療サービスを受けられる社会の構築が必要だろう。
(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

“プレイ動画配信を見るのが”面白いゲーム3選…Among Us、Valheim

 新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が強まっている現在、ゲームに時間を使う人が増えている。これまでゲームはプレイするものが一般的だったが、最近ではスマホ1つで配信可能な環境が整っていることもあって、ゲーム配信をする人も増えている。

 ゲーム配信はもはや1つの動画配信ジャンルとして確立されており、神プレイから下手っぴなプレイを見てコメントで盛り上がるなど、観戦勢も多数いる。ここでは、プレイしても、配信を見ても面白いゲームを3つ紹介したい。

Among Us

Among Us」は、2018年にスマホ(iOS、Android)向けに配信が開始されたゲーム。大手企業が開発したゲームではなく、数名の開発者のみでつくったいわゆるインディーゲームといわれるものだ。現在は「Nintendo Switch」版も登場している。

 ゲーム内容は、いわゆる人狼タイプのゲームで配信に向いている。宇宙船内を舞台に、クルーメイト(Crewmate)のなかに潜んでいるインポスター(Impostor)を探し出す、あるいはインポスターをやっつけるという基本ルール。

 それぞれの役割に応じて目的を達成することになるのだが、この騙し合いが本作のキモ。しばらく、日本語に対応していたのはSwitch版のみだったのだが、3月のアップデートでスマホ版も日本語化された。これによって、より騙し合いの面白さが増した。

 配信開始が2年以上前のタイトルなので、スマホでプレイするにしても最新機種が必要というわけでもない。また、1プレイの時間もだいたい10分ぐらいで終了するので、見ている側もテンポよく飽きずに視聴できるのもウケている要素なのだろう。

Valheim

 2021年2月に配信が開始されたばかりのPC用ゲーム「Valheim」も配信がかなり盛り上がっている。オープンワールド型RPGの本作は、配信開始わずかひと月で500万本という驚異のロケットスタートを記録している。

 Valheimはサバイバル生活を楽しむタイプのゲーム。最初は何も持たない状態でワールドに放り込まれるが、キャラ成長の要になるのはクラフト(作成)要素だ。その数は膨大といってよく、基本はクラフトすることで強化していくことになる。

 初期の武器として活躍する「石の斧」も、そのまま落ちていることはなく、木の枝+石でクラフトするといった具合だ。もちろん、サバイバルゲームでもあるので、食料の確保も重要な要素。空腹で命を落とすことはない設計だが、自動回復はないので生き延びるには水や食料は必須だ。この食料にもクラフト要素が合わさっており、最大3種類の食料を組み合わせることが可能。

 そのほかにも、家の建設やあきれるほど広いフィールドなど、プレイしがいもあるし、見ていても飽きがこない。ゲームバランスも3~5人での協力プレイがちょうどいいように設定されており、このあたりも配信向きといえる

 新しいゲームではあるものの、グラフィックはかなり控えめでちょっと前のソニー「PlayStation(PS)」のゲームぐらい。その分、最新のゲーミングPCを用意しないとプレイできないわけではないので、幅広い層に受け入れられている。

Survival Quiz CITY

 2021年に配信が予定されているバンダイナムコの新作ゲームがこの「Survival Quiz CITY」。タイトルどおり、多人数でクイズに挑戦し、勝ち組の「正解者」と負け組の「不正解者」に分かれてチーム戦を行い、ラウンドを勝ち抜きつつ最後まで生き残って優勝者になることを目指す。

 グラフィックは「Fall Guys」のような愛嬌のあるキャラがわんさか登場するイメージで親しみやすい。クイズの回答によって、正解者と不正解者に分けられるのは一般的だが、不正解者となってもそこでゲームオーバーではない。

 不正解者は、地獄のアクションステージの先にあるゴールへ制限時間内にたどり着ければ、次ステージに進める設計。一方の正解者は、不正解者を脱落させるべく、さまざまな武器を使って不正解者のクリアを阻止するという仕掛けが用意されている。

 2種類のゲームルールが用意されており、最後に生き残った1人が優勝する「サバイバルルール」と、最終ラウンド終了時に最もコインを持っていたプレイヤーが優勝となる「賞金稼ぎルール」がある。

 どちらもワイガヤ系で盛り上がりそうなタイトルだ。

(文=辻英之)

紅茶、コロナ感染抑制との研究報告、5-ALAも…ピーマン・バナナ・レバーに多く含有

 私の母校、長崎大学大学院熱帯医学グローバルヘルス研究科の北潔教授らの研究グループによる「5-ALAによる新型コロナウイルス感染抑制効果」についての研究論文が2月8日、国際学術誌「Bio-chemical and Biophysical Research Communicatious」に掲載された。タイトルは“5-aninolevulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infection in vitro”。

「5-ALA」は「5-aninolevulinic acid」(5-アミノレブリン酸)が正式名である。「5-ALA」はヒトや動物、植物などあらゆる生命体でつくられているアミノ酸なので、当然毒性はない。ヒトの細胞内では17歳頃をピークに減少していくとされている。

 北教授らは「試験管内で培養している細胞に新型コロナウイルスを感染させ、一定量以上の5-ALAを投与するとウイルスの増殖が抑制される、ある一定濃度以上だと100%増殖を阻害する」ことを確認した。もともと、北教授は2009年ごろより、「抗マラリア剤」として5-ALAの研究を続けてきた。「マラリア原虫(病原体)の遺伝子配列に5-ALAの産物が結合すると原虫が増殖しない」ことを確認していたが、「新型コロナウイルスの遺伝子のなかにも同じ配列が複数あることに気づき今回の研究に結びついた」という。

 10年以上前から5-ALAは肥料、飼料、化粧品、ペットサプリメントにも活用されてきたが、人体60兆個の細胞内に存在し、糖を燃焼してエネルギーに変えるミトコンドリアという小器官の働きを5-ALAが高めるとして、血糖値を下げるサプリメントなどにも応用されている。

 5-ALAはすべての動植物に含まれているので、どんな食物にも含まれているのは当然であるが、【表】よりわかるように、野菜では葉緑素(クロロフィル)を多く含むピーマン、ホウレンソウ、トマトに多く含まれ、果物ではバナナ、巨峰の含有量が多い。肉類ではレバーに多く含まれている。魚・魚介類では、イカ、タコの軟体動物に多く含まれているので、水揚げされてもかなり長い間生きているという生命力の強さと関係があるのかもしれない。なぜなら、5-ALAはあらゆる生命体の細胞のなかでつくり出されており、「生命の根源物質」とさえいわれているのだから。

 特筆すべきは、発酵食品に抜群の量の5-ALAが含まれている点だ。発酵するときに活躍する酵母や菌などの原子生命体が、旺盛に5-ALAを作り出すのであろう。ワインや日本酒に含まれる5-ALAの量は半端ではない。上戸の人々にとっては大朗報であろう。

 数カ月前、ロシアの新聞で「新型コロナウイルスに感染して肺炎を起こした中年男性がウォッカを存分に振りかけたマスクをして一晩眠ったら肺炎が大改善していた」という記事を読んだことがある。新型コロナウイルスの予防として「三密を避ける」に加えて「アルコール消毒」があげられるが、アルコールは本当に効果的なのかもしれない。

カテキンの効果

 さて、もうひとつお茶の話題。奈良県立医科大学の矢野寿一教授らの研究グループが、ペットボトル入りの緑茶や紅茶などの10商品を用意して「試験管内で新型コロナウイルスとお茶を混ぜ、経過時間ごとの感染力を持ったウイルス量を検査」したところ、「もっとも効果が高かったのは茶葉から淹れた紅茶で、感染力のあるウイルスは1分間で100分の1、30分間で1000分の1まで減少」したという。

 新型コロナウイルスの表面には、人体の細胞に侵入する際に使うトゲ(スパイク)がついており、茶のなかの「カテキン」がこのスパイクに付着して感染力を奪う、と推測されている。5-ALAやカテキンの新型コロナウイルス感染抑制に対する効果は、いずれも実験室内での研究結果で、今後、人体を使った臨床試験が待たれるが大いに期待してよいのではなかろうか。

 イギリスの産業革命以降、特に19~20世紀に全世界で猛威を振るった結核は、抗生物質のペニシリンの開発によって抑え込まれた。1928年、“Penicillium notatum”(青カビ)の培養液中に抗菌物質が存在することがイギリスのA.フレミング博士によって発見され、“Penicillin”(ペニシリン)と命名された。その後、1940年、E.B.Chain、H.W.Florey両博士らによってペニシリンが粉末状に分離され、動物や人の感染症への使用が始まり抗生物質療法時代の幕開けとなった。

 このように種々の“難病”の予防・治療法は、意外と身近なところで発見されるものなのである。

(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)

●石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

1948年長崎市生まれ。長崎大学医学部を卒業後、血液内科を専攻。「白血球の働きと食物・運動の関係」について研究し、同大学大学院博士課程修了。スイスの自然療法病院B・ベンナー・クリニックや、モスクワの断食療法病院でガンをはじめとする種々の病気、自然療法を勉強。コーカサス地方(ジョージア共和国)の長寿村にも長寿食の研究に5回赴く。現在は東京で漢方薬処方をするクリニックを開く傍ら、伊豆で健康増進を目的とする保養所、ヒポクラティック・サナトリウムを運営。著書はベストセラーとなった『生姜力』(主婦と生活社)、『「食べない」健康法-若さと健康の智恵』(PHP文庫)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、石原慎太郎氏との共著『老いを生きる自信』(PHP文庫)など、330冊以上にのぼる。著書は韓国、中国、台湾、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、タイなど世界各国で合計100冊以上翻訳出版されている。1995年~2008年まで、日本テレビ系「おもいッきりテレビ」へのレギュラー出演など、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍中。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩の御殿医。

コンビニ“クオリティ高すぎ”パンケーキ・3選…もう店の行列に並ぶの不要、専門店レベル

 今回は、おやつや軽食としても嬉しいパンケーキ商品をご紹介します!

コーヒーのお供の定番セブン「メープル&ナッツ パンケーキ」

 まずは、2021年3月9日にコンビニエンスストアチェーン・セブンイレブンから発売されたばかりの「メープル&ナッツ パンケーキ」(冒頭写真)。ふんわり食感のパンケーキ3枚に、粉糖と、ホイップクリーム、メープルソース、ナッツがトッピングされた“映える”商品です。SNS上では、

「セブンのパンケーキ、見た目に惹かれて買ったけど、メープルナッツがとても美味しい!」

「コンビニ商品なのに、なんという贅沢感」

「私の周りで『メープル&ナッツ パンケーキ』が流行ってて、気になって買ってきた! クリームたっぷりなのに甘すぎないから、ペロッと食べちゃったよ」

「ふわふわパンケーキにナッツの食感も楽しめる」

「家で、ちょっとだけ温めて、クリームを少し溶かして食べるのが好き」

「最近は『メープル&ナッツ パンケーキ』がコーヒーのお供の定番」

というように、見た目だけでなく味も好評。こちらの「メープル&ナッツ パンケーキ」は、270円(税込/以下同)です。

パンケーキなのに和菓子みたい?セブン「桜もち風パンケーキ」

 そんなセブンイレブンで今、「メープル&ナッツ パンケーキ」に負けないくらい話題なのが、「桜もち風パンケーキ」(2021年2月15日発売)! こちらはパンケーキでさくら餡とホイップクリームをサンドしているため、パッと見は「メープル&ナッツ パンケーキ」よりもシンプルですが、ピンク色のパンケーキ生地が可愛らしいです。SNSユーザーの間でも、

「セブンで『メープル&ナッツ パンケーキ』と『桜もち風パンケーキ』両方ゲット!」

「『メープル&ナッツ パンケーキ』はふわふわ、『桜もち風パンケーキ』はもちもちで、どちらも美味しいよな」

といった声のほか、

「セブンの『桜もち風パンケーキ』にハマってる。パンケーキなのに和菓子みたいですごい」

「これはもはや“桜もち風”ではなく“桜もち”と名乗っても文句なし!」

「ピンク色も、桜もちの香りも、春っぽくて大好き」

「ちょっと甘じょっぱい感じとか、さくら餡とクリームのバランスも絶妙」

などと評価されています。こちらの「桜もち風パンケーキ」は、2個入りで116円です。

ローソン「ふわふわメレンゲのリコッタパンケーキ」は品薄状態

 最後は、コンビニエンスストアチェーン・ローソンが2020年11月から発売中の「ふわふわメレンゲのリコッタパンケーキ」に注目。ローソン公式サイトには「メレンゲ、リコッタチーズを使用したふわふわ食感が特徴のパンケーキです。温めるとメープルソース、バターの風味を感じるソースをトッピングしてあります」との説明があり、SNS上でも、

「レンジで温めたらメープルバターの良い香り! 口に入れたらふわっと食感! 最高!」

「美味しいからストック分も買っておきたいのに、いまだに人気で毎回品薄」

「ずっと争奪戦が続いている、それが『ふわふわメレンゲのリコッタパンケーキ』よ」

「初めて食べた瞬間、これは売れるわって納得した」

「本当にふわふわで美味しくて、クオリティが高すぎる」

「味も食感も香りも、どう考えてもオシャレなカフェとか食べるパンケーキ。コンビニ商品とは思えない」

などと絶賛されています。ローソンの「ふわふわメレンゲのリコッタパンケーキ」は、2枚入りで248円です。

 コンビニで手軽に購入できる、美味しいパンケーキ。家での朝食や、仕事の合間のご褒美にもピッタリですね♪

(文=編集部)

 

病まない会社をつくるためにマネジメントが考えること

 急激な社会の変化や過重労働、人間関係など、さまざまな理由からメンタルを病んでしまう人が増え続けている。その中でも、IT技術者は比較的「病みやすい」環境に身を置いているため、メンタルのケアをしっかり行わなければいけない。

 この連載では、カウンセラーでありベリテワークス株式会社代表の浅賀桃子氏が執筆した著書『IT技術者が病まない会社をつくる』(言視舎刊)を通して、IT企業におけるメンタルヘルスマネジメントを紐解いていく。

 そして、IT業界特有の病んでしまう環境、メンタル不調者が出づらい組織の特徴、どんな組織をつくっていけばいいのか、事例を交えながら「病まない会社」づくりをサポートしていく。

多重下請け構造が社員を病ませる

 最終回となる今回のテーマは「病まない会社をつくるためにマネジメント層が考えること」だ。

 管理監督者や経営者は、自社のIT技術者、ひいては社員たちを病ませないためにどのような組織を目指せばいいのか。

 まず取り組むべきは、第1回でも取り上げた「多重下請け構造」からの脱却だが、なぜ多重下請け構造がいつまでもなくならないのだろうか。浅賀氏はその理由の一つが経営側にあると指摘する。

 特に技術者派遣型の仕事の場合は、自社開発のようにプロジェクトが途切れて売り上げが上がらない時期にも給与を支払うというリスクを取らなくてよく、人を客先に送り込めれば原価割れの心配がないため、少ないリスクで利ザヤを獲得できるという経営的なメリットがある。

「人を客先に送り込めば」については、エンジニアのスキルよりも単価の高い客先に送り込めば、さらにラクに利ザヤを獲得できる。つまり、履歴書を「盛って」送り込むのだ。また、第1回でも説明したように下請け構造は元請け、二次請け、三次請けと深くなっていく。もちろんそこでは待遇面に差が出る。

 経営者にとって利益は大切。だからこそ下請けから脱却することが難しいのだろう。しかし、この構造がエンジニアのモチベーション維持を妨げ、メンタルを病ませてしまう一つの要因になっているのだ。

評価制度に納得性があるかどうか

 また、メンタル不調になるきっかけとして「評価への不満」も挙げている。

 特にエンジニアの場合は、数値化や定量的な判断が難しい。それゆえに、被評価者からの納得感が得られづらくなる。また、本部や事業部、人事の責任者が評価者になると、技術について詳しくないことから、正当な評価がなされない可能性がある。一方、技術マネージャーが評価すればいいのかというとそういうことでもない。技術の多様化によって、すべての技術に詳しいというエンジニアはごく一握りとなっている。

 では、どんな評価が望ましいのか。浅賀氏は「いかに納得性が得られるようにするか」が重要だと考えている。それは、評価者に対する信頼性や普段からのフィードバックの仕方などに基づくものだ。

 評価は社員のパフォーマンスやモチベーションを高め、生産性を高めるために行うのが目的。納得を持って評価を受け入れてもらうためには、会社としてどのような人材を評価するのか、どんな考え方で仕事をしてほしいと考えるのかを明文化し、事前に提示しておくことが大切だ。

ミドルマネジメントが鍵になる「キャリアプラン」の重要性

 もう一つ、キャリアプランもIT技術者を病ませる要因になっているという。たとえば、「社外勉強会で同世代エンジニアのレベルの高さに驚いたものの、自分はレベルの高い仕事を任せてもらえず成長できない」といったことや「自分が身につけたい技術に関係する案件に入れてほしいと希望を伝えたものの、なかなかアサインされない」といったことが起こる。

「会社に対してキャリアプランを期待することは極めて難しい」という状況は少なからずある。特に「多重下請け構造」であったように利ザヤ優先になってしまうと、キャリアプランが客先次第になりかねず、行き当たりばったりを繰り返すことになる。エンジニアとしての最低限の教育すら提供されず、若手技術者は意欲をなくしていってしまうのだ。

 これを防ぐには、人事部門がサポートをしっかり行い、現場の管理者がエンジニアの育成要件を定め、教育を行っていく必要がある。客先にキャリアプランを任せるのではなく、会社としてミドルマネジメントが部下の希望を聞きながら適性を考え、キャリアプランをしっかり立てて、サポートしていくことが求められるのだ。

 病まない会社をつくるためには、経営者、管理監督者、管理職、そして社員まで一丸となって取り組まなければいけない。この4回の連載を通して、自分の会社に当てはまったというケースもあったのではないだろうか。そこを見直して、より注意深く現場を見て、改善していってほしい。

(文=編集部)

※本記事はPR記事です。