ドコモahamo「アハモフック」で評判ガタ落ち? もはや消費者はターゲットにされた魚扱い?

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ユーザーの期待値が大きかったはずのドコモの新プラン「ahamo」が、その期待値を利用するかたちで不誠実な契約に利用されていた可能性が浮上している。これは単なる偶発的なトラブルでなくドコモ内で組織的に行われていたかもしれないというのだから、期待していたユーザーにとってそのショックは計り知れないものがあるだろう。事実ネット上からは、大小さまざまな批難の声が続出している。
今回は、新プランで好感度を高めたはずのドコモが陥った、殿様商売体質のツケについてお伝えしていきたい。

“アハモフック”で不誠実な勧誘をしていたというスクープ

 ahamoといえば携帯料金値下げの気運が高まる中、ドコモが3大キャリアの中で先陣を切って打ち出した値下げプランとして高い評価を集めていた。そんな世間的に“よいプラン”という評価が定着しているahamoだが、今回東洋経済オンラインが報じたのは、「ahamoをお得な“餌”として利用し契約を迫った」というものだ。  報道によれば、ahamoに興味のある他社ユーザーに対し「ahamoはまだ受付を開始していないが、いまのうちにドコモの『ギガホ』に乗り換えて…

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住所不明でも荷物が送れる「ゆうパックスマホ割」でも意外な落とし穴も…

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TwitterやLINEといったSNSで知り合った相手に、荷物を送ろうと思ったが住所が分からないといった経験はないだろうか。実は「ゆうパックスマホ割」というアプリを利用すると、相手の住所が分からなくてもメルアドやSNSを利用して、ゆうパックを送れる仕組みがあるのだ。そこで今回は、住所の分からない相手に荷物を送る方法と、住所が相手にバレないようにするための注意点を紹介しよう。

まずは「ゆうパックスマホ割」アプリに新規登録!

 最近、フリマアプリが普及したこともあり小物を格安で送る手段が増えてきた。そんななか、日本郵便の「ゆうパック」が益々便利になっている。たとえば、「ゆうパックスマホ割」アプリを利用すると、ゆうパックの料金が180円割引きになったり、「アプリ限定割引」として100円、年間10個以上の発送で10%割引きされるなど、かなりお得なのだ。  そんな「ゆうパックスマホ割」には、ほかにも便利な機能がある。それが相手の住所が分からなくてもメルアドやSMS、LINEで荷物を送れる機能だ。たとえば、ネット上で知り合った住所の分からない相手に荷物を送りたいときなどには便利だ…

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サンド伊達が罹患し注目の「膀胱がん」、再発繰り返す恐れも…早期発見のポイントは?

 3月26日、お笑いコンビ・サンドウィッチマン伊達みきおがブログで、膀胱がんの手術を受けたことを報告した。2月のある日の朝、血尿が出たため病院でCT検査を受け、さらにその数日後、膀胱にカメラを入れて検査をすると2センチ程の腫瘍が見つかり、膀胱がんと診断された。幸いにも早期発見の「ステージ1」だったため、内視鏡手術にて膀胱がんを切除。今後は3カ月に1度の膀胱検査で経過をみていくという。

 実は膀胱がんは男性に多く、過去にも多くの著名人や芸能人が膀胱がんに罹患している。しかし、膀胱がんについて一般には詳細が知られていない状況にある。くぼたクリニック松戸五香院長、窪田徹矢医師に膀胱がんについて聞いた。

「膀胱がんは、その進行度からステージ0期、1期、2期、3期、4期まで5段階に分類されます。0期と1期は、がんが筋層まで到達していない表在性がんです。一般的に70%は表在性がんといわれます。2期以上に進むと浸潤性のがんです。0~1期は内視鏡でがん病変を切除すれば問題ないのに対して、2期以上に進めば外科的手術によって膀胱を全摘となります。

 0~1期と、2期以上では天と地の差といってもよく、今回、伊達さんは1期でがんが発見され、迅速にがん細胞を切除することができたので、今後も定期的な検査を行っていけば問題ないと思います」

 伊達も3カ月ごとに検査を行っていくことをブログで報告しているが、その検査は必須であり、1期の膀胱がんでがん細胞を切除したとはいえ、それで終わりではないという。

「膀胱がんは再発しやすく、ほとんどは膀胱の中に再発します。1期の膀胱がんでも、同じようながんが繰り返しできる可能性が大いにあります。そのために3カ月に一度、1年に4回の検査で膀胱鏡を入れて膀胱の中を見る必要があります」

 膀胱がん1期は命を脅かすものではないが、再発を見逃さないことが大切である。

「伊達さんは今回、内視鏡でがん細胞を切除しましたが、これで終わりではなく、また同じようながんができれば、その都度、切除しなくてはいけません。再発の頻度は患者さんによって異なり、3~4回繰り返す人や、多い人では10回以上再発したケースもあります。もちろん再発しないケースもあります」

 なぜ、それほど再発しやすいのだろうか。

「尿路上皮という同じ粘膜なので、再発しやすいのです。また、目で確認できないほどのわずかながん細胞が残っていれば、尿が膀胱をぐるぐると循環しているので、また増殖してしまうのです。しかし、再発はがんの進行を意味するものではなく、1期であれば、その都度、切除すれば問題ありません。また、5年再発がなければ完治と捉えます」

 伊達は、血尿が出たため検査へ行き、早期発見となった。激しい運動後や尿路結石など、血尿を経験した男性は少なくないかもしれないが、膀胱がんを疑うべき血尿には特徴があるので参考にしてほしい。

「早期発見が重要ですが、血尿が大きなきっかけになると思います。運動後による尿の色の変化は、どちらかといえば褐色に近く、また尿路結石の場合は痛みを伴います。しかし、膀胱がんの場合の血尿は痛みを伴わず、繰り返し血尿が出ると思いますので放置せず、速やかに検査に行ってほしいと思います」

 松田優作小倉智昭など、膀胱がんを患った芸能人も少なくない。膀胱がんの場合は、遺伝的要素は低く、圧倒的にリスクとなるのが喫煙である。

「膀胱がんの主な原因は喫煙です。男性患者の60%、女性患者の30%は喫煙が原因といわれています。膀胱がんを発症するリスクは喫煙していた期間と比例しているというデータも出ています」

 伊達が公表したことで膀胱がんが注目されたが、膀胱がんに限らず誰にとっても病気を予期することはできない。しかし、早期発見が命を救うことは明らかである。コロナ禍で医療機関の受診を控える傾向にあるが、体調に異変を感じたら速やかに受診してほしい。
(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

甘デジ「確変突入率85%」と「右25%1000発オーバー」の強烈な違和感!? 市場人気の高い「傑作パチンコ」を特集!!

 もともと最近のアニメが苦手なのもあって、興味深いパチンコのタイアップマシンが登場しても原作を観るまではなかなかいかないのだが、仕事の関係上、原作のアニメシリーズを全話観ることになったことがあった。

 それが「ガールズ&パンツァー」である。普通に面白かったし、よくできた物語で、スポ根的な展開や単純に戦車がかっこいいなど、まあ人気が出ることに納得できる作品である。

 そんな思い入れ補正が働いているかもしれないが、パチンコの『ガールズ&パンツァー』も魅力的な機種である。特に甘デジタイプの『CRAガールズ&パンツァー 99.9ver.』はそのユニークなスペックも相まって、市場人気の高いマシンとなっている。

 大当り確率が1/99.9で確変割合が85%と破格の突入率となっている。確変タイプはSTで、80回転のSTモードを大当り確率1/76.7で狙い撃つゲーム性である。STの継続率は約64%と確変突入率に比べるとギャップを感じてしまう数値だが、右打ち中の通常大当りでは80回転の時短が付与されるので、実質的な継続率は大きく上乗せされる。

 さらに、電チューでの大当りは最大出玉15ラウンドが1/4、25%の割合で獲得でき、しかも8個保留機能が搭載されているので、ヘソからでも15ラウンド確変が13%も見込めるのである。

 電サポ中の大当りとなる「戦車道BONUS」では、開始前の戦車に関連した11種類のゲームとラウンド中の9パターンのゲームによってカウントが決定するWカウントアップボーナスシステムが採用され、画面から目の離せないカウントアップボーナスになっている。

 このように、継続率と出玉の配分が優れた高規格スペックとして甘デジにそぐわぬ出玉感を味わうことができるのだが、その一方で、初当り確変の30%で電サポが20回転しか付かないパターンが発生する。

 STの回数に変化はないので、20回転の電サポが切れた後は80回転まで電サポなしの確変状態、いわゆる潜確となるので注意が必要となる。電サポ終了後に「進軍モード」に移行した際は即ヤメ厳禁である。

 一方、演出面では原作に則ったキャラやストーリーで盛り上げる多彩なリーチを搭載。弱系のSPリーチ、大洗女子学園リーチ、ライバル校リーチ、キャラクターリーチがトータル23種類もあるうえに、3つのエピソードリーチと全部で12パターンのミッションパートと対戦校別の3つのクライマックスパートが用意された強SPリーチとボリューム満点。

 さらに電サポモードでは単純明快ながら勘所を的確に押さえた戦車バトルが展開。アニメと違ったシナリオのない戦車同士の戦いが大迫力とともに興奮に満ちた戦車道の魅力に取り込まれていくのである。

 キャラの絵柄や名前で敬遠しているパチンコファンがいるならば、もったいない話である。

(文=大森町男)

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ドコモahamo「勝手にキャンセルされた」と苦情殺到! 原因は値下げのため切り捨てたアレ?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

世間から大きな注目を浴びながら登場した「ahamo」のスタートで、前途多難な状況続いている。ドコモの発表によれば、想定以上の申込みがあったため配送が遅れていたり、MNPでの乗換え申込みの受付を停止したりといったトラブルが発生したのだ。さらにネット上では「勝手にキャンセルされた」という報告も相次いでおり、ahamoへの不信感が募っていっていると言っても過言ではなさそうだ。
今回は、大荒れの船出となったahamoと、それに対するユーザーからの怒りをご紹介していきたい。

ahamo、相次ぐトラブル発生でスタートに失敗

 「【重要】『配送時期』および『お申込みに関するご注意事項』について」と題したドコモの公式発表によれば、前述のように申込みが殺到しすぎた結果、配送遅延やMNP受付停止といった影響が出ているようだ。  配送の遅延については、「事前エントリーをいただいているお客さまは、追加ポイントを進呈する4月15日(木)以降のお申込みをご検討ください」と、3月25日まで開催していた「先行エントリーキャンペーン」に応募したユーザーが追加ポイントをもらえる混雑緩和策への協力を呼び…

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JRA M.デムーロ「神騎乗」でファンを唸らせてきた男の神通力!? 皐月賞(G1)鞍上問題解決の救世主となり得るか

「神風」は吹くだろうか。

 27日、中山競馬場で行われた日経賞(G2)。1番人気で2着に敗れたカレンブーケドールは2周目の3コーナーで急に内側に斜行し、ウインキートス、ゴーフォザサミット、ヒュミドールの進路を妨害。騎乗していた松山弘平騎手は4月10日から4月18日まで9日間の騎乗停止を受けた。

「好事魔多し、とはまさにこの事でしょう。昨年デアリングタクトとのコンビでブレイクし、今年に入ってからも絶好調だった松山騎手は、この前の週にも土日で11勝を挙げるなど大活躍。ノーザンファームからの信頼も厚くなり、桜花賞(G1)ではアールドヴィーヴル、皐月賞(G1)ではグラティアスの騎乗依頼を受けていました。しかし、今回の騎乗停止により両馬ともアウト。まさに痛恨の騎乗停止であるといえそうです」(競馬記者)

 アールドヴィーヴル、グラティアスは共に春クラシックの有力馬であるだけに、気になるのはその鞍上である。アールドヴィーヴルの方は、M.デムーロ騎手と新コンビを組んで桜花賞に挑むことが、一足先に発表された。

 一方、グラティアスの方は現時点ではまだ発表されていないが、もしかするとデムーロ騎手がアールドヴィーヴルと共に、グラティアスもゲットする可能性もあるかもしれない。

 以下はグラティアスを管理する加藤征厩舎の2016年から2020年まで過去5年間の騎手別成績に、今年に入ってからの成績をプラスしたものである。

52勝 C.ルメール騎手
20勝 戸崎圭太騎手
15勝 M.デムーロ騎手
13勝 菱田裕二騎手
7勝  大野拓弥騎手

 トップはルメール騎手で52勝と断トツだが、同騎手は皐月賞ではオーソクレース、そして2番目に勝ち星を挙げている戸崎騎手はディープモンスターとそれぞれコンビを組むことが既に発表されている。ならば同厩舎で3番目に勝ち星を挙げているデムーロ騎手に白羽の矢が立つのではないかという見立ては十分にできるだろう。

「デムーロ騎手はスプリングS(G2)でランドオブリバティと新たにコンビを組み、クラシックに臨む予定でしたが、自身の騎乗停止で実現しませんでした。同馬は三浦皇成騎手と再びコンビを組んでレースに挑みましたが、良いところなく敗退。皐月賞を回避することが既に発表されています。

今のところ皐月賞で騎乗馬が見当たらない騎手はデムーロの他に、岩田康騎手、三浦騎手、和田騎手、幸騎手あたりがいますが、グラティアスと新コンビを組むとなると、厩舎の成績的にもデムーロ騎手が一歩リードしていると言えるかもしれません」(同)

 以前はG1レースで神懸かり的な騎乗を見せてファンを唸らせてきたデムーロ騎手だが、最近はめっきりと鳴りを潜めている。残された神通力で松山騎手が騎乗予定だった馬をダブルゲットとなるだろうか。

JRA 池添謙一「トリガー発動」でモズベッロに勝算あり!? 大阪杯(G1)強敵相手も「勝ち負け期待」日経賞(G2)見送りに勝負駆けの気配

 4月4日、阪神競馬場で行われる大阪杯(G1)に、モズベッロ(牡5歳、栗東・森田直行厩舎)が出走予定。鞍上に池添謙一騎手を迎え一発の気配が漂っている。

 池添騎手が騎乗できなかった近3走は、本来の走りができないでいるモズベッロ。15着となった有馬記念(G1)、5着だったAJCC(G2)ともに池添騎手は有力馬への騎乗があり、手綱を執ることができなかった。

 8着に敗れた前走の京都記念(G2)は池添騎手が騎乗する予定であったが、1月31日の中京競馬場10R美濃S(4歳上3勝クラス)でヒートオンビートに騎乗し、内側に斜行。2月13日(土)から2月21日(日)まで9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止処分が下され、またもや騎乗が叶わなかった。

 モズベッロは、これまで池添騎手と4回コンビを組み【1-1-1-1/4】と好相性。横山武史騎手から乗り替わった昨年の日経新春杯(G2)を勝利すると、次の日経賞(G2)でも2着と好走を果たしている。

 日経賞のレース後、森田直行調教師は「勝った馬にゴールするまでずっと外に張られたからね。あれで審議にもならないのはどうか……。まともだったら差し切っていた」と憤慨。これには池添騎手も「最後は寄られた部分もありますが、まっすぐ走っていれば勝ち切れたと思います」と話しており、実質的に重賞2連勝の実力と見ることもできそうだ。

 今年も当初は日経賞を予定していたが、それを見送っての大阪杯参戦。このレース選択には、勝負駆けの気配が垣間見える。

 3200mの天皇賞・春では7着と失速しているモズベッロだが、これにはメルボルンC(豪G1・芝3200m)挑戦への適性確認という意図があったという。『中日スポーツ』の記事によると、レース前には「オーナーがメルボルンC(豪州G1・11月3日・フレミントン・芝3200m)に使いたいという考えなので、適性を見るために天皇賞へ。(オーナーは)1年の半分を向こうで生活しているので使うのが夢なんです」と話していた。

 レース後に池添騎手が「距離的にも2000mから2500mぐらいが良さそうですね。今日は距離適性の差もあったかと思います」とコメント。距離を短縮した次の宝塚記念(G1)では3着と巻き返しており、距離が長かった可能性も否定できない。

 宝塚記念のレース後、池添騎手は「勝負どころで一旦離されかけてしまったんですが、直線では外から来られると、またひと伸びしていましたし、よく頑張っていると思います。まだ口向きなど幼い面が目立つので、これからの成長が楽しみな馬です」と、まだ未完成であることを主張しており、約9カ月ぶりの騎乗に本人も期待しているだろう。

 これまでの成績からも、池添騎手が好走の引き金となっている感のあるモズベッロ。好メンバーが揃う大阪杯だが、一発があっても驚けない。

武田薬品、有利子負債「3.9兆円」という隠れた爆弾…なりふり構わぬ事業切り売り

 武田薬品工業によるアイルランド製薬大手シャイアーの買収から2年あまりが経過した。日本のM&A史上最大の買収額(9兆円、負債2兆円を含む)となったことで注目された。シャイアーは武田の完全子会社になり、売上高は両社の単純合計で3兆4000億円に達し、世界第9位のメガ製薬会社が誕生した。

 武田は、がん、中枢神経、消化器系疾患、ワクチンを中核事業としてきた。シャイアーの買収で新たに希少疾患と血液製剤が加わり、6つの分野で今後は成長する戦略を打ち出した。一方で、買収前に6911億円だった有利子負債は、シャイアー買収後の19年3月期に5.4兆円まで膨らんだ。格付け会社ムーディーズは武田の格付けを3段階引き下げた。

 この2年間、武田は膨らんだ負債の圧縮に専心してきた。100億ドル(1兆600億円)の目標を掲げ、資産売却に着手。第1弾として19年にシャイアーの医療用眼科薬「シードラ」をスイスのノバルティスに最大5800億円で売却した。「シードラ」の18年の売り上げは、世界で420億円あった。

 武田が販売してきた手術用のパッチ剤「タコシル」も米ジョンソン・エンド・ジョンソンの手術用機器子会社に440億円で売り渡した。一般用医薬品子会社、武田コンシューマーヘルスケアを米投資ファンド大手ブラックストーン・グループに2420億円で譲渡、ビタミン剤「アリナミン」や風邪薬「ベンザ」といった武田の顏といえる大衆薬がなくなった。武田コンシューマーヘルスケアの20年3月期の単体売上高は608億円、営業利益は128億円をあげていた。クリストフ・ウェバー社長は「成長を促す投資ができないなら持ち続けるのは正しくない」と売却を正当化した。

 21年3月31日、ブラックストーンへの売却手続きが完了。社名はアリナミン製薬に変更された。高い知名度を誇る商品を社名に冠することでブランド力を高める戦略だ。アリナミン製薬の初代社長にはエーザイ副社長を務めた本多英司氏が就任した。アリナミンのテレビCMも大きく変わった。

 中国で販売している高血圧治療薬「エブランチル」を含む循環器疾患の医薬品を中国の製薬会社ハステンバイオファーマシューティックに330億円で売る。21年6月末までに手続きを完了する。

 さらに、4月1日、国内の糖尿病事業を帝人傘下の帝人ファーマに1330億円でトレードする。糖尿病薬はかつては主力分野だったが、現在は重点分野に含まれていない。具体的には糖尿病薬の「ネシーナ」「リオベル」「イニシンク」「ザファテック」の4品目で20年3月期の国内売上高は308億円。武田が国内で製造販売する糖尿病薬は1つだけとなった。事業売却の目標額を100億ドルとしてきたが、19年1月以降、12件で最大約129億ドル(約1兆4000億円)に上る。

 その一方で、がん治療をはじめとする主力分野では買収や提携で新薬候補を充実させる。米バイオのスタートアップのマーベリック・セラピューティクスを買収する。金額は最大570億円(5億2500万ドル)。買収手続きは21年4~6月に完了し、従業員約40人は武田に移籍する。

 マーベリックは16年設立で、免疫細胞が、がん細胞を認識したり攻撃したりする力を高める技術を持つ。固形がん向けの新薬候補が複数あり、一部は臨床試験(治験)を実施中だ。武田は買収に伴い、一時金のほか新薬候補の開発や承認申請、実用化の状況に応じた金額を支払う。

10年後に売上高5兆円を目指す

「2031年3月期までに売上高5兆円を達成するのは現実的な目標だ」。昨年12月9日、オンラインによる研究開発(R&D)説明会で約300人の証券アナリストを前に武田のウェバー社長は、こう力説した。

 武田は3カ年の中期経営計画を掲げ、売上高や営業利益の数値目標を示してきたが、それをやめていた。中長期の具体的な経営目標を示すのは19年のシャイアー買収後初めてだ。5兆円を海外の製薬大手に当てはめると、スイス・ノバルティスや米メルクに匹敵し、メガファーマとして地位が盤石になる規模だ。

 21年3月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益は前期比3%減の3兆2000億円、営業利益は4.3倍の4340億円、最終利益は4.0倍の1805億円を見込む。収益は大幅に改善する。

 20年4~12月期の実績を見ると、潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」の売上収益は前年同期比24%増の3193億円を叩き出し、ドル箱だ。免疫皮下注製剤「免疫グロブリン」は14%増の2480億円。血液がんの抗がん剤「ニンラーロ」は20%増の679億円。主力の医薬品が伸びた。

 債務の圧縮のために行った事業売却だけでなく、一部製品への後発薬の参入が響き連結売上収益は減収になる。営業利益はノンコア資産の売却益の計上で大幅な増益を予定している。ブラックストーンへの大衆薬子会社の売却については、今期の業績予想に織り込んでいない。

 純有利子負債は20年12月末時点で3.9兆円。調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)に対する純有利子負債の割合は3.6倍。買収直後の4.7倍から改善した。24年3月期までに2倍まで引き下げるとしている。

「タケダブランド」の象徴ともいえる「アリナミン」の大衆薬事業を売却するなど、なりふり構わぬ事業の切り売り生活が続く。

(文=編集部)

JRA グランアレグリア、サリオス「距離誤認」疑惑で幻となった頂上決戦! 大阪杯(G1)超豪華メンバー激突の裏で、触れてはいけない歴史的名馬の存在とは

 川田将雅騎手とダノンスマッシュのコンビが悲願の国内G1制覇に歓喜した先週の高松宮記念(G1)で3月の開催も終了。今週から4月に入り、いよいよクラシックも幕開けとなるが、その前に最注目となるのが4日に阪神競馬場で行われる古馬の中距離チャンピオンを決める大阪杯(G1)だ。

 17年からG1に昇格したこのレースの勝ち馬はこれまでキタサンブラックを筆頭に、スワーヴリチャード、アルアイン、ラッキーライラックなど、いずれもG1ウィナーの名に恥じない実力馬を輩出している。

 今年は昨年の牡馬クラシックで無敗三冠を達成したコントレイル、最優秀短距離馬グランアレグリアに加え、コントレイルに次ぐ世代NO.2の呼び声高いサリオス、デビューから無敗の5連勝でチャレンジC(G3)を制し、デアリングタクトに匹敵すると噂されるレイパパレも参戦する。

 史上最高のハイレベルといわれた昨年のジャパンC(G1)は、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトという新旧三冠馬の対決で盛り上がったが、大阪杯もこれに劣らぬハイレベルの戦いが繰り広げられるに違いない。

 その一方、この超豪華メンバーの激突にはグランアレグリア、サリオスという2頭の路線変更によって成立した側面もある。

 グランアレグリアは大阪杯と同じ2000mのレースどころか、1800mのレースすら使われたことがない。これまで勝利を挙げたG1の最長距離は1600mと距離延長の不安はあるが、同馬を管理する藤沢和雄調教師が『スポーツ報知』の取材に対して答えたグランアレグリアへのコメントがカギとなりそうだ。

 藤沢師がスプリンターズS(G1)の後に「1200mは向かない。使うところを間違えたよ」と冗談交じりに話していたことからも、少なからず秋の天皇賞(G1)も候補に入っていたことを窺わせる内容だ。

 もう1頭のサリオスは皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)でともにコントレイルの2着に敗れたとはいえ、中距離への適性をむしろ証明する内容だったともいえる。しかし、サリオス陣営が秋の復帰戦に選択したのは毎日王冠(G2)からマイルCS(G1)のローテーションだったが、グランアレグリアの前に5着と敗れている。

 勿論、2頭の路線選択には一部のファンから疑問の声も出たが、それぞれの陣営にやむを得ない事情があったのではないかという見方もある。

「秋の天皇賞に2頭が出走したら好走の可能性は十分にありました。ですが、いずれもいわゆるノーザンファーム系の馬であることが関係したと考えられます。結果的に天皇賞、ジャパンCと両G1を制したアーモンドアイですが、このときはまだ7冠でした。史上初の芝8冠が懸かった天皇賞制覇は最重要課題であり、安田記念でグランアレグリアに敗れて偉業達成に失敗したアーモンドアイ陣営からすれば絶対に落とせないレース。

同じ東京コースでグランアレグリアに勝てる保証はないだけに、対決を避けたかったのも本音でしょう。サリオスにしてもアーモンドアイの後継筆頭として大きな期待を寄せる馬ですから、各陣営としてもシルクレーシング所属馬同士の”共食い”を避けたい意図もあったのではないでしょうか。競馬ファンの一部で噂されている『使い分け』ですね」(競馬記者)

 秋の天皇賞だけでなく、ジャパンCでは無敗の三冠馬2頭を返り討ちにし、9冠を達成したアーモンドアイは歴史的名馬として引退。これにより、グランアレグリア、サリオス陣営は「忖度」する必要がなくなり、中距離「解禁」となったのが大阪杯への参戦に繋がったとも考えられる。

 一度は幻となった2頭の参戦は、結果次第で今年の中距離戦線の勢力図に大きな影響を及ぼすことは必至である。

 はたして、短距離路線を選択したことが正解だったのか、それとも各陣営の「距離誤認」だったのか、その答えが明らかとなる日曜の夕方を楽しみに待ちたい。

ネット系メディアに強いニーズ!コロナ禍で「再発見」されたメディアも

電通メディアイノベーションラボ編「情報メディア白書2021」(ダイヤモンド社刊)の巻頭特集の内容を一部紹介する本連載。前回は、MCR/ex調査(※1)の2020年上期・東京50km圏データから、コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えた2020年6月に自宅で各メディアを利用する機会が大幅に増えた様子をお伝えしました。

コロナ禍という特殊な状況におけるメディア接触行動からは、今後のメディアとオーディエンスの関係について何らかの示唆を得ることができそうです。ここでは自宅における可処分時間がメディア利用に影響を及ぼすという前提に基づき、起床在宅率の前年からの伸び幅を基準とし、各メディアの利用率の伸び幅を比較してみました。

※1=MCR/ex調査
ビデオリサーチ社が特定の1週間に行う日記式調査。生活者の行動を基本的な生活行動、メディア接触等の視点から、曜日別に時間軸に沿って最小15分単位で捕捉する。

 

早朝を除く全時間帯で起床在宅率は増加

メディアの利用ニーズや利用機会は1日を通して変化します。そこで、1日を5つの時間帯に分類し、各時間帯における行動を見ていくことにしましょう。

図表1は個人全体(12~69歳)の2020年の起床在宅率(週平均)が、前年と比べてどの程度変化したかを表しています。起床在宅率は早朝(6~8時台)を除くと、全ての時間帯において前年を大幅に上回ります。最も伸び幅が大きい12~14時台の2020年の起床在宅率は56.1%で、前年の約1.6倍です。

【図表1】起床在宅率(週平均/12~69歳)

起床在宅率
出典:ビデオリサーチ社MCR/ex東京50km圏(2020年6月、2019年6月)を基に作成

通勤・通学の必要がなくなり、起床時刻は後ろ倒しに

なお、早朝の起床在宅率が前年を下回った背景として、起床時刻が全体的にやや遅くなったことが挙げられます。図表2は個人全体(12~69歳)の朝6~8時台にかけて寝ていた人の比率(週平均)を示しています。

【図表2】朝6~8時台にかけて寝ていた人の比率(週平均/12~69歳)

朝6~8時台にかけて寝ていた人の比率
出典:ビデオリサーチ社MCR/ex東京50km圏(2020年6月、2019年6月)を基に作成

ネット系メディアの高いポテンシャルが顕著に

各時間帯における起床在宅率の前年からの伸び幅を基準とした場合に、各メディアの利用率の伸び幅は一日を通してどのような推移を示すのでしょうか。一般論として、起床在宅率の伸び幅を上回る利用増を示すメディアには、オーディエンス側の強いニーズがあり、将来的にも当該メディアが積極的に利用されるポテンシャルがあると言えそうです(※2)。

※2
以降の展開は、起床在宅率の伸び幅と各メディアの利用率の伸び幅の対比に基づくものです。各メディアの前年からの利用率の伸び幅が基準となる起床在宅率の伸び幅を超えないとしても、メディア単体の利用率の伸びそのものや、そのメディアの発展性を否定するものではない点に特に留意する必要があります。


最も顕著な伸びを示すのはネット系メディアです。図表3は基準となる起床在宅の増加率を1とした場合の、個人全体(12~69歳)の自宅におけるネット系メディアの利用率(週平均)の伸び幅を表します。インターネット(ウェブ閲覧など)、ネット動画、SNSのいずれもが全時間帯において基準となる起床在宅率の伸び率を上回ります。

【図表3】起床在宅を基準とするネット系メディアの伸び幅(週平均/12~69歳)

起床在宅を基準とするネット系メディアの伸び幅
出典:ビデオリサーチ社MCR/ex東京50km圏(2020年6月、2019年6月)を基に作成

すでに見たように早朝帯(6~8時台)のみ起床在宅率の伸び幅は前年を若干下回っていることを考慮する必要はあります。しかし、概ね一日を通してネット系メディアへのニーズは非常に大きく、特にネット動画に対する強いニーズがあることが分かります。私たちの生活に浸透しているネット系メディアですが、コロナ禍により自宅で過ごす時間が増える中で特に積極的に利用されている様子がうかがえます。

生活の中で「再発見」されるメディア

最後に、ネット以外のメディアのうち特徴的な傾向を示すメディアの様子を紹介します。図表4は同じように起床在宅率を基準に置いた場合のラジオの利用率の伸び幅を示しています。週平均では12~14時台を除く全時間帯において基準を上回ります。在宅時間が増える中でradikoなどのラジオの配信サービスを含め、ラジオの利用が大幅に伸びたと考えられます。

【図表4】起床在宅を基準とするラジオの伸び幅(週平均/12~69歳)

起床在宅を基準とするラジオの伸び幅
出典:ビデオリサーチ社MCR/ex東京50km圏(2020年6月、2019年6月)を基に作成

新聞は特定のターゲットと時間帯において利用を伸ばしています。特に土日の朝は若年層の利用率の伸びは基準を上回りました。この状況は、新聞購読世帯において今まで新聞に接する機会がなかった若年層が、新聞を手に取るようになった様子を反映しているのかもしれません。

テレビはもともと利用率が高く、概ね前年より利用率が伸びているものの、全体傾向としては基準を上回る伸び幅ではありません。しかしターゲット別に見ると、例えば週平均では早朝に男性30代・60代と女性10代、夜間には男性20代、女性30代の伸び幅が基準を上回ります。こうしたことから、在宅状況やニーズに合致する番組編成などの条件が整えば、特定の時間帯において若年層のさらなる関与を得る機会がありそうです。

メディアに対するニーズやメディアとの向き合い方は一人一人異なります。コロナ禍という特殊な状況で見えたのは、ニーズを満たすメディアに対しての人々の積極的な関与です。生活シーンの中でラジオや新聞などがいわば「再発見」される形で前年より盛んに利用されていた様子からも、変化する生活者のニーズに応えるメディアには今後さらに積極的に利用されるポテンシャルがあると考えることができるでしょう。


【調査概要】
調査名:MCR/ex(エム シー アール エクス)
実施時期:毎年6月、12月
調査手法:電子調査票による調査
調査エリア:東京50km圏、関西地区、名古屋地区、北部九州地区、札幌地区、仙台地区、広島地区
調査対象者:男女12~69歳の個人(エリア・ランダム・サンプリング)
調査会社:ビデオリサーチ