「東京五輪」のために“表現の自由”を後退させてはならないー江川紹子の提言

 記事のなかで開会式の演出の企画案の一部を伝えた「週刊文春」(文藝春秋)に対し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(橋本聖子会長)が、「営業秘密を意図的に拡散し、業務を妨害した」「著作権法に基づく複製権を侵害している」などとして抗議し、雑誌の回収とネット上の記事削除を要求していた問題。組織委は、「極めて遺憾」として法的措置を辞さない強硬な姿勢を見せている。

「週刊文春を回収せよ」との五輪組織委員会の主張は、報道の自由を侵害してはいまいか

 この記事は、3月31日の文春オンラインと4月1日発売の同誌で、五輪開会式の問題を報じる特集第3弾として掲載された。記事の主たる内容は、開会式の執行責任者だった演出振付家のMIKIKO氏に対し、森喜朗・組織委前会長や菅義偉・前官房長官(現首相)、小池百合子都知事などの政治家から、ひいきの著名人や支援者などの出演を求める“口利き”圧力があった、という問題だ。そんななか、MIKIKO氏は圧力に屈せず、独自に魅力的なプランを練り上げた、という。その流れで、プランの一部を文章で紹介した。小さな写真も添えられた。MIKIKO氏が排除されてから、後任者によって“口利き”が取り入れられていった経緯も伝えた。

 組織委は同月2日に抗議し、同誌の回収などを求めた。これに対し同誌は、即座に編集長見解を発表し、記事には「高い公共性、公益性」があると主張。「不当な要求に応じることはできません」と反論し、要求を拒否した。

 すると組織委の橋本会長は「報道の自由を制限するものではない。業務妨害に当たる」と再反論。さらに9日の記者会見で組織委の広報担当が、情報漏えいの内部調査が終わり次第、その結果を踏まえて検討する、と明らかにした。文春の著作権法違反のほかに、漏えいさせた者は不正競争防止法違反などが成立するとして、すでに警察にも相談していることを明かした、と報じられている。

 そもそも組織委がすべきは、情報流出の犯人探しや週刊文春への攻撃ではなく、明らかにされた組織の運営について、自らを省みて、是正することだろう。

 では、法的にはこの問題をどう見ればよいのか。知的財産法が専門の玉井克哉・東京大教授に解説してもらった。

「開会式のプランの著作権は、確かに組織委にある。しかし、民主主義国家にとって報道は重要ですから、著作権法41条『時事の事件の報道のための利用』の場合は、著作権侵害にならない、と定めています。ほとんどの著作権法の学者は、今回のケースは著作権法違反に当たらないと答えるでしょう」

 組織委はさらに、開会式のプランは「営業秘密」であるとして、それを暴露したことは不正競争防止法に当たる、とも主張している。しかし玉井教授は、以下のように説明する。

「組織委の競争相手になる組織がこの秘密を漏らしたのであれば、不正競争防止法違反に当たるかもしれませんが、組織委には競争相手はいません。それに、この法律は著作権法のように報道に配慮する規定はありませんが、法違反を問うには『図利加害』の目的が必要です。つまり、自分や第三者の利益を得ようと図ったり、他人に損害を与えようとする目的があるか、ということ。これは、公益のための内部告発を妨げないように設けられた規定です。公益のための告発は、『図利加害』目的がないので法違反には問われない。報道は公正な民主主義社会のためにあり、その報道のために秘密を明らかにする場合も同様です。『図利加害』目的の規定は、自由な報道を妨げないためでもあるんです。これは法律ができる時の記録を見れば明らかです」

 そのうえで、こう結論づける。

「組織委の主張には根拠がない、と考えられます」

 報道の自由といえば、憲法である。志田陽子・武蔵野美術大教授(憲法)にも話を聞いた。志田教授も、次のように組織委の対応を批判する。

「オリンピックのあり方は、まさに公共の関心事。議論を喚起し、人々の疑問に答える報道は、極めて公共性が高く、表現の自由が最も強く働くべき。にもかかわらず、その報道を塞いでしまおうというやり方がとられているのは、大きな問題です。一定の条件をつけて利用を認め、権利者を保護しようという知的財産法を、表現を圧迫・恫喝する道具に使おうという、新たな手法にも注意が必要です」

 東京五輪を巡っては、このほかにも表現の自由とのかねあいで、気がかりな事例が相次いでいる。

「五輪開催反対」を徹底的に排除しようとする組織委の、理不尽で無法なルール

 3月28日には、東京新聞が自社サイトに掲載していた、福島県での聖火リレーの動画を削除した。トーチを持ったランナーの前に、スポンサー企業が大きな宣伝カーが大音量で音声や音楽を流し、そろいのユニフォームを着た人たちが手を振ったり踊ったりする場面を映したものだった。同紙は、国際オリンピック委員会(IOC)が、新聞社などの動画利用はイベントから72時間に限定するルールを一方的に課されているためだ、と説明した。

 しかし組織委には、公道で撮影された動画の利用を制限する法的権限はない。そのため、一般人やフリーランスのジャーナリストが公道で撮影した動画の利用については、なんの規制もない。にもかかわらず新聞記者には時間制限を科すというのは、いかにも理不尽で無法なルールといわざるをえない。

 それがまかり通るのは、組織委は、報道機関への取材への協力の是非を判断する権限を握っているからだ。実際同紙は、ペナルティを科されて大会本番での取材に支障が出ることを恐れ、一方的なルールに従った。

 五輪と表現を巡っては、こんな問題もあった。

 4月5日、NHKの聖火リレーネット配信で、長野市内のリレーを生中継している最中に、沿道から「オリンピックに反対」という声が挙がると、約30秒にわたって音声が途絶えた。東京新聞や毎日新聞の取材に対し、NHKは技術的な問題ではなく、意図的に消したことは認めている。

 消去した理由については、「さまざまな状況に応じて判断し、対応した」というだけで、はっきりしない。この件は、組織委が直接関与したわけではないようだが、五輪イベントを魅力的に見せたい、それに反するものは排除したいという主催者の演出意図を、NHKが忖度し、くみ取っての対応だったのではないか。

 そう推測するのは、こんな出来事もあったからだ。

 4月9日付け朝日新聞デジタルの記事によると、東京五輪聖火リレーが行われている愛知県半田市の市道沿道で、大会中止を訴えるプラカードを無言で掲げていた男性に対し、リレーの運営関係者が表示の撤去を求め、警備員が前に立ち塞がるなどの妨害行為をした、という。

 組織委もその事実を認め、「周りの観客のみなさまへ不安と与える」と理由を説明している。

 写真を見れば、さほど大きくもないプラカードで、書かれているメッセージは「東京五輪中止の夢をもういちど」。たった1人が、これを持って立っていたことで、周囲にいかなる「不安」をもたらすというのだろうか。

 五輪を楽しみにし、聖火リレーを盛り上げようと集まっていた人たちのなかには、「不快」な気持ちになる人がいたかもしれない。大会関係者にとっても、五輪反対のメッセージは「不愉快」であろう。しかし、自分にとって好ましくない表現を放っておく寛容さがなければ、「表現の自由」は成り立たない。しかも現場は公道でありパブリックな場所だ。男性は、「後ろの人の邪魔にならないよう、頭上には掲げていない」と話している。

 そうであれば、大会関係者がメッセージの掲示を妨げる正当な理由は何もないはずだ。組織委は、現場の行き過ぎた行為を謝罪し、再発防止に努めるべきだろう。だが、妨害を正当化するかのようなコメントからは、反省がまったく伝わってこない。

一般人にまで、組織委の意図にかなう表現しか認めないということになると、まさに言論統制

 この問題についても、先の両法学者の意見を聞いてみた。

 まず玉井教授。

「たった1人でプラカードを持って立っている人を排除しなければならない『不安』なんて、想像もつきません」とあきれる。

 「不安」ではなく、「不快」に感じた客はいたかもしれない。玉井教授も、「私は開催支持派なので、仮に私が聖火リレーを見にいって、そういうプラカードを見たら、気分悪いな、と思うかもしれません」としたうえで、こう指摘する。

「不快感より、表現の自由が優先します。個人の民間人が不満を述べるならともかく、主催者が妨害してはダメです。法的には不法行為に当たる可能性があります」

 組織委について「五輪については支持するのが当たり前、という意識が強いのではないか」と見る。

「今は(コロナ禍で)国民が一丸となって盛り上げようという状況ではなくなっている。組織委は、自らをとりまく環境の厳しさを直視して、もっと『よき市民』として振る舞うべきでしょう」

 志田教授は、過去のこんな事例を紹介する。

 神奈川県海老名市の駅前自由通路で2016年に、市民団体が「アベ政治を許さない」などの政治的メッセージを書いたプラカードを掲げる「マネキン・フラッシュモブ」と呼ばれるパフォーマンスを行ったところ、市がそれを禁じた。市民団体が市を相手に訴えた裁判の判決は、「(パフォーマンスは)多数の歩行者の安全で快適な往来に著しい支障を及ぼす恐れが強いとは認められない」として、市の禁止命令は「違法」とした。市は控訴せずに、この判決は確定している。

「つまり、人々の往来に著しい支障がない表現行為を禁じてはならない、ということです」と志田教授。組織委については、次のように指摘する。

「演出についての考えが間違っているのではないか。開会式など、五輪会場での演出を、意図した通り、完璧に行おうというのはわかる。しかし、公道などパブリックな場所で、一般人にまで、組織委の意図にかなう表現しか認めないということになると、これはまさに言論統制になってしまう」

 五輪が、表現の自由を後退させるきっかけになっては困る。組織委は、「五輪ファースト、表現の自由は二の次」という姿勢を改めてもらいたい。合わせて、「報道の自由」について、メディアが連携して組織委に対抗していくことが必要ではないか。

(文=江川紹子/ジャーナリスト)

●江川紹子(えがわ・しょうこ)
東京都出身。神奈川新聞社会部記者を経て、フリーランスに。著書に『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』『人を助ける仕事』『勇気ってなんだろう』ほか。『「歴史認識」とは何か – 対立の構図を超えて』(著者・大沼保昭)では聞き手を務めている。クラシック音楽への造詣も深い。
江川紹子ジャーナル www.egawashoko.com、twitter:amneris84、Facebook:shokoeg

ドンキ、春の新生活に役立つ5商品…機能性抜群の掃除グッズ、角ハンガーが便利すぎる!

 言わずと知れた日本最大級のディスカウントストア「ドン・キホーテ」。1989年3月に東京・府中市に1号店がオープン。以来、32年間で発展を遂げ、2021年3月19日時点のグループ全体の日本国内での店舗数は583店、アメリカをはじめとした海外の店舗数は57店、総店舗数は640店となっている。

 そんなドンキでは2009年10月からPB(プライベートブランド)として「情熱価格」を展開しており、低価格と高品質を両立した商品が多いためユーザーから熱い支持を集めている。

 今年2月24日、ドンキは情熱価格のリニューアルを大々的に発表。発表会ではユーザーの意見を取り込んで、共に商品をつくっていく“ピープルブランド”への改革が宣言され、ユーザーからのダメ出しを受け付けるウェブサイト「ダメ出しの殿堂」のオープンも発表された。ブランド展開について、より積極的な姿勢を打ち出したドンキと情熱価格の今後に期待したいところだ。

 リニューアルされた情熱価格からは、すでに新商品が発売されていて、特に「ワイヤレスヘッドホン一体型VRゴーグル」は発表直後から注目された。今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」では、そんなドンキのファミリー向けの大型店舗「MEGAドン・キホーテ」で販売されている日用品を中心にリサーチ。「この春、ドンキの買うべき商品5品」を独自にピックアップしたので、ぜひ参考にしていただきたい。

4通りの使い方ができるバスブラシ/398円(税別、以下同)

 情熱価格のOUCHIシリーズは、おしゃれなデザインでお手頃価格な生活雑貨がラインナップされていることが特徴。「4通りの使い方ができるバスブラシ」は、そのなかでも特に評判の良い掃除グッズで、商品名の通りパーツの付け外しで4通りの使い方ができる有能バスブラシだ。

 黒いブラシはこびりついた汚れを落とすためのヘラと、細かいすき間にも届く小ブラシ、V型に切り取られていて隅々まで汚れが落とせる中ブラシが一体化されており、白いブラシは床や壁を掃除するのに最適な大ブラシとなっている。気になる風呂の汚れを掃除したいときにブラシを使い分けながら掃除をすれば、気持ちよく掃除することができるだろう。

 また、ブラシはセットした状態で収納することができるので、片付けもしやすい。春から始まる新生活に備えて購入するのはもちろん、心機一転のためお風呂場をピカピカにしたいという人にもおすすめしたい。

3種類のピンチで干し分け 干し分け角ハンガーストロング52/998円

 こちらの「3種類のピンチで干し分け 干し分け角ハンガーストロング52」は、先に挙げたアイテムと同じくOUCHIシリーズのひとつ。便利グッズを開発・販売している株式会社ダイヤコーポレーションとのコラボ商品となっている。

 一見すると普通の角ハンガーと同じように見えるが、最大の特徴は取り付けられている3種類のピンチ。Tシャツなどの一般的な衣類を挟むレギュラータイプ、ジーンズなどの分厚い生地を挟む強力タイプ、下着などのデリケートな素材の衣類を挟むソフトタイプと、それぞれ用途に分かれているのだ。

 ピンチの使い分けによって、分厚くて重さのある衣類が落ちてしまう、薄い生地の衣類にピンチで挟んだ跡が付いてしまうといった心配は無用のものになる。ストレスなく洗濯物を干したいという人にピッタリなアイテムといえるだろう。

情熱価格PLUS ハンディスプレークリーナー/598円

「ハンディスプレークリーナー」は情熱価格のなかでも、通常の商品よりワンランク上のクオリティが志向されている「情熱価格+PLUS(プラス)」のアイテム。もっとも評価されているのは、その機能性だ。

 この1台で霧吹き・クロス・ワイパーの3つの役割を果たすことができるため、水を吹きかけてから汚れを拭き落とし、水気を切るという窓ふきなどの工程を、複数の道具を使わずに済ませることができるのだ。もちろん、どれかひとつの機能を使うこともできるため、観葉植物の水やりや、水を使わない掃除の場面でも役立つと、非常に便利な商品となっている。

 掃除に苦手意識や煩さを感じている人であっても、1台3役のこのアイテムであれば簡単に掃除することができるだろう。新居で新たに使う掃除アイテムとして購入するのもおすすめだ。

ミラーガラス スチームオーブントースター 「ザ・陶スター」/2,980円

 ドンキと、家電や雑貨などさまざまな商品を販売している株式会社ドウシシャの共同企画で誕生したアイテムが、この「ミラーガラス スチームオーブントースター」だ。

 その名の通り、蒸気を発生させることでパンの水分を保ちながら焼けるため、外はサクサク、中はフワフワ・モチモチなトーストができるのがこのアイテムの特徴。水に浸した陶器製スチームプレートをくず受けトレーにセットして焼くだけなので使い方も難しくない。

 一度に2枚の食パンが焼けるだけでなく、900W・500W・350Wと火力を3段階で調整できるので、ほかのパンや餅なども調理可能。パン派でなくとも持っていると何かと便利な商品だといえるだろう。

流せるポケットティシュ 16パック/148円

 最後に紹介するのは、「流せるポケットティシュ 16パック」。2020年12月25日付当サイト記事『ドンキ、年末に買っておくと役立つ5品…「激落ちくん」コラボのウェットシートが便利すぎ!』でも取り上げたが、花粉が飛び交う今のシーズンにも大いに役立つアイテムなので、あらためて紹介させていただきたい。

 目の痒みや喉のイガイガ、頭痛など花粉症の症状はさまざまだが、特につらいのが鼻水とくしゃみ。鼻水をかむのにもくしゃみにも便利なのがこのアイテムで、丈夫ながら柔らかな素材でできているため肌荒れしにくいのだ。

 また、以前も取り上げたようにコンパクトサイズで水に流すこともできるので、もしものときに備えて持ち運ぶのにも便利。ポケットティッシュを購入する場面ではぜひとも選択肢に入れていただきたい。

情熱価格の商品はコストパフォーマンスに優れた便利なアイテムが多く取り揃えられているため、賢く使うことで日々の生活をより過ごしやすくしてくれるだろう。ぜひこの記事を参考にして、快適な生活を送っていただきたい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2021年3月26日現在のものです。

吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだけ」

 ついに大阪で医療崩壊がはじまった。本日12日、府内の重症者が過去最多の218人となり、すぐに使える「実運用病床」の使用率は92.7%に。さらに府は急ぎではない手術や入院の一時延期を要請。また、府内の2つの医療機関では交通事故や急病といった重篤な一般患者を受け入れる3次救急...

パチンコ「一撃20,000発」は日常茶飯事!?「超ライト級」マシン注目情報!!

 時速「約36,000発」。パチンコ史上最速とも言える出玉性能を有するSANYOの『P大工の源さん 超韋駄天』。そのライトバージョンである『P大工の源さん 超韋駄天 LIGHT』が4月5日、待望のホールデビューを果たした。

 気軽に楽しめるだけあって出玉力は若干低下したものの、それでも一撃「20,000発以上」はざら。まさしく超韋駄天の名に恥じぬ破壊力であり、既に、その超ライト級の出玉に狂喜したファンも多いことであろう。

 また、同社は先日、最新パチンコ『Pギンギラパラダイス夢幻カーニバル』(製造:サンスリー)の機種サイトを公開。超Rush特化型のミドル、海系最高峰のRush性能を誇るライトミドルと2つのスペックを用意し、前者は4月19日、後者は5月10日の導入を予定している。

 これら2機種の4月導入を記念して、同社は4月3日より「SANYO SPRING FESTA」を開催しており、現在は第1弾として「超源祭」を実施中だ。

 その概要は、まず4月3日より『P大工の源さん 超韋駄天シリーズ』のCM放送や交通広告などの機種プロモーションを開始。CMは同社提供番組TBSテレビ「7つの海を楽しもう!世界さまぁ~リゾート」放送枠で流れる。

 4月3日から4月30日までは、4週連続でTwitterフォロー&リツイートキャンペーン。Vol.1「源さんと大龍、あなたはどっち派!?」は4月9日で終了したが、4月10日から4月16日まではVol.2として「ミカと凪、あなたはどっち派!?」が行われている。

 同キャンペーンは公式アカウントをフォローして該当ツイートをリツイートするだけで、抽選で5名に「QUOカードPay3,000円分」がプレゼントされる。

 4月5日から4月18日まではEXTRAキャンペーンとして、田村源三役の木村良平がナレーションを担当するCMツイートをリツイートすれば、A賞「超韋駄天役物オブジェ」、B賞「QUOカードPay5,000円」「超韋駄天Tシャツ(2種)」が、それぞれ1名、3名、各5名に当たるチャンス。役物オブジェは世界に1つだけの激レア品とのことだ。

 加えて、木村良平と十文字楓役の駒田航が出演するスペシャル動画も4月7日より配信開始。同時にフォロー&RTでサイン入り色紙が当たる企画も実施中だ。

 詳しくは公式HP及び公式Twitterを参照していただきたい。

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JRA 皐月賞(G1)ノーザンファーム「お抱え騎手」が上位独占!? 桜花賞(G1)でも見せつけた層の厚さ、赤丸急上昇の注目騎手が狙い目か

 18日、中山競馬場で行われる皐月賞(G1)は、エフフォーリア、ダノンザキッドの2強対決と目されている。

『netkeiba.com』の予想オッズ(12日現在)では、2.6倍で1番人気のエフフォーリアに対して2.8倍の2番人気にダノンザキッド。7.1倍の3番人気ディープモンスターに大きな差をつけている。エフフォーリアとダノンザキッドは、どちらもノーザンファーム生産馬。今年の皐月賞には、日本の競走馬生産界トップの育成牧場から大挙12頭が出走する。

 ノーザンファーム生産馬は、先週の桜花賞でも11頭が出走。結果的に上位7着までを独占したように、皐月賞でも無視できない存在といえるだろう。

 そこで注目したいのは、皐月賞に参戦を予定している主なジョッキーのノーザンファーム生産馬への騎乗数だ。

■2021年 各騎手のノーザンファーム生産馬騎乗数
(騎手、騎乗数、皐月賞騎乗馬)
ルメール 103鞍 アドマイヤハダル
吉田隼人 78鞍 ステラヴェローチェ
福永祐一 70鞍 レッドベルオーブ
川田将雅 60鞍 ダノンザキッド
横山武史 58鞍 エフフォーリア

 吉田隼人騎手の78鞍は意外であったが、桜花賞を1番人気のソダシで勝利。結果的に、ノーザンファーム生産馬への騎乗数、上位3人での決着となったのは見逃せない。

1着ソダシ 吉田隼騎手
2着サトノレイナス ルメール騎手
3着ファインルージュ 福永騎手

 皐月賞でルメール騎手はアドマイヤハダルに騎乗するが、これは元々騎乗を予定していたオーソクレースの回避によるもの。アーモンドアイ、グランアレグリアをはじめ、多くの実力馬を任されて来たお抱え騎手だけに、順当な結果ともいえそうだ。

 ただ、吉田隼騎手はステラヴェローチェ、福永騎手はレッドベルオーブに騎乗。この2人が朝日杯FS(G1)組に騎乗するのは気になるところである。

「朝日杯FSの結果からも、2頭でいえば1馬身半先着した2着ステラヴェローチェの方でしょう。共同通信杯は5着に敗れましたが、2着ヴィクティファルスとの差は0.1秒と僅かでした。鞍上の吉田隼騎手も桜花賞でソダシを勝利に導いたように乗れていますからね。

ヴィクティファルスを2馬身半ちぎったエフフォーリアは強敵かもしれませんが、レッドベルオーブも含め朝日杯FS組が通用する可能性もあるのではないでしょうか」(競馬記者)

 朝日杯FS組はホープフルS組とは未対戦で、特に吉田隼騎手はノーザンファーム生産馬の騎乗数からも有力馬が回ってきている感すらある。記者も話すように、ステラヴェローチェが皐月賞で通用する可能性は十分にあるだろう。

 先週も3勝を挙げ、関東リーディングトップを走る吉田隼騎手。皐月賞でもその手腕に期待したいところだ。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。

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水溜りボンド、“無神経動画”が物議…メンバー亡くしたアバンティーズの前でおぼれたフリ

 水溜りボンドが4月3日に投稿した「【まさかの展開】大物YouTuberから貰ったものだけで無人島生活してたらヤバイこと起きたwww【二日目】#2」が物議を醸している。

 これまでにも何度か行っている人気企画「無人島生活」の2日目の動画。“大物YouTuber”たちからもらった物だけで3日間、無人島で生活するという内容。この日の内容は、水溜りの事務所の後輩であるアバンティーズと、最近人気急上昇中のコムドットとのコラボレーション。

 動画の中盤、水溜りボンドのトミーが海の中で「足がつった」と助けを求めるフリをしたところ、コムドットのメンバーらがやまとに助けに行くように促した。トミーが冗談を言っているのが明らかだったことから、気乗りしない様子でやまとが海に入ると、トミーは「大丈夫だった。ごめん」と言い放ち、まるで「ドッキリ大成功」といわんばかりの笑いが起こった。

 この動画を見たアバンティーズのファンが、「アバンティーズの前でおぼれたフリをするのは無神経すぎる」と批判の声をあげたのだ。

「実は2019年1月1日、アバンティーズメンバーのエイジが休暇中にサイパンで、ほかのメンバーの目の前で高波に飲まれて亡くなっています。その後、メンバーは2カ月ほど活動休止を余儀なくされており、心に大きな痛手を受けたのは間違いありません。特にリーダーのそらはエイジと保育園からずっと同じ時間を過ごしてきた親友なので、海でおぼれたフリなど笑えない冗談でしょう」(芸能記者)

 批判を受けて水溜りボンドは、「見てくださった方が楽しめない配慮にかけたシーンがありました」として、当該シーンをカットした。さらに「貴重なご意見ありがとうございます。不快な気持ちにさせてしまい誠に申し訳ありませんでした」と謝罪している。

 視聴者の一部から批判が出ているとはいえ、当のアバンティーズは特に問題のシーンについてコメントしていない。Twitterで当該動画を紹介したり、無人島動画シリーズ最終回が公開された後には「水溜りのお二人、無人島企画に誘ってくれてありがとう!最高にいい思い出になった!次は宇宙だね!」とコメントするなど、わだかまりがあるようには見えない。

 水溜りボンドは2020年12月末までで、6年間続いた“毎日投稿”を終了した。義務的に投稿を続けたことで、面白味に欠ける動画や、タイトルを誇張しすぎた“釣り”動画が増え、ファンが離れた。また、ラジオやテレビへの出演が増え、活動の軸足を移しているように見えたことで「YouTubeのファンを軽視している」との批判も少なからず出ていた。

 そんななか、3月から期間限定でさまざまなYouTuberとコラボし、毎日投稿を再開させ、最近は再生回数も多く、評価も再び高まっていた。そんななかで、もっとも仲良くしている後輩とのコラボ動画で批判が噴出する事態を招いてしまった。水溜りボンドの人気復活に影響があるか、注視したい。

(文=編集部)

パチンコ新台「最大77%継続」×「3000発」の激熱スペック!『牙狼』軍団の快進撃に期待!!

 パチンコメーカーのサンセイR&Dの代表作といえば『牙狼』シリーズ。初代となる『CR牙狼XX』の誕生によって、同社への評価は爆上がりした印象です。約1600発が82%でループする驚異的なスペックで数々の大量出玉を築き上げ、多くのファンを魅了してきました。

 そんな稀代の爆裂シリーズ最新作『P牙狼MAXX』が適合したという吉報が流れたのが2月。宣伝担当のスイッチオンマンが「初代牙狼・凱旋」と紹介し、かつての爆裂が蘇る気配にファンも歓喜しましたが、その詳細は未だにベールに包まれている状況です。

 導入が楽しみで仕方ありませんが、同社の注目すべき新機種は他にも存在します。検定を通過して話題となった『PA激デジジューシーハニー3NCY』『PA激デジ笑ゥせぇるすまん最後の忠告MPY』ですね。

 どちらも「激デジ」という新ジャンルでの登場が予定されています。表記を見るに甘デジに属するスペックだと思いますが、遊びやすさが更に磨かれているのでしょうか。両機種ともに詳細が気になるマシンです。

『P牙狼MAXX』を筆頭に、サンセイR&Dの新機種から目が離せませんが、同社の激アツ新台はこれだけではありません。

 YouTube公式チャンネルにてパチンコ新台『P巨人の星 一球入魂3000』の最新情報を公開。その内容が大きな話題となっています。

 動画によると、本機は「3Kスペック」という新たな仕様で登場するとのこと。快速、怪物、革命…色々と想像してしまいますが、この3Kが何を意味しているのか。非常に気になりますね。

 他にも「RUSH中の50%で3000発」「継続率最大77%」という爆裂を匂わせる具体的な数値も公表しています。高ループ機な上に、大当りの半数が3000発となる…。飛びつきたくなるような激熱スペックと言えるでしょう。

 また、「情熱ポケット+α」というワードも気になります。今月に導入予定の『Pウルトラマンタロウ2』のように、大当り中に約100発の増加が見込めるような賞球ポケットなのでしょうか。獲得出玉の底上げ的な役割を果たしているのかもしれません。

 更に本機の特徴として「今度は世界が相手」というワードで紹介されています。国際大会を舞台に星飛雄馬が大リーグボールで活躍するのでしょうか。演出面の仕上がりにも期待が高まりますね。

 7月5日のホール導入を予定している『P巨人の星 一球入魂3000』。サンセイR&Dが率いる「牙狼軍団」の快進撃に期待しましょう。

(文=堀川茂吉)

<著者プロフィール>
 オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に気付き、競馬から離れパチンコ1本を楽しむという生活を続けている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ台に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。

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JRA 「最下位」メイケイエールまさかの復活でゴール前の激戦に参戦!? 桜花賞(G1)突然ワープしたサトノレイナスに競馬ファンも困惑?

 先週の桜花賞(G1)は、白毛の「アイドルホース」ソダシ(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)が、2着サトノレイナスとクビ差の激戦を制して桜花賞馬へと輝いた。無敗での制覇は昨年のデアリングタクトに続き史上8頭目の快挙となった。

 ハナ差でサトノレイナスを退けた昨年の阪神JF(G1)から直行で相見えたライバル2頭。クラシックの舞台でも再び1着、2着を分け合う結果となったが、2頭に引けを取らない評価をされていたのが3番人気メイケイエールだ。

 主戦の武豊騎手が負傷で騎乗できなくなったことにより、代打の横山典弘騎手と挑んだメイケイエール。残念ながら最下位に敗れてしまったが、その存在感は特別だった。

「返し馬から(気持ちが)高ぶっていたし、ゲートの中も悪かった。競馬以前の問題だね」

 レース後に横山典騎手がそう振り返ったように、これまで数多くのクセ馬の手綱を執って来た関東の名手を以てしても、「お転婆娘」の暴走は止められなかった。

 だが、どうやら気持ちが高ぶっていたのはメイケイエールだけではなかったようだ。その相手とはこのレースを放送していた関西テレビの競馬中継「競馬BEAT」の吉原功兼アナウンサーである。

「さあ生涯一度、憧れの桜の舞台です」

 スタートしてサトノレイナス、メイケイエールが後方になったことに触れると、ソダシをはじめとする先行勢を紹介していく吉原アナ。

 600m過ぎには「あ、そしてメイケイエール行った!メイケイエール横山典弘行ったここでGOサイン!先団グループまで上がった」とメイケイエールの動きに反応する。「どこまで行くんだ?どこまで行くんだ?2番手から先頭に並び掛けて来たぁ!先頭に立っています、拍手も起こっています」と吉原アナも興奮気味に実況。

「さあ、レースを動かしていったメイケイエールここで先頭に立つ」

 最後の直線に入って先頭に立ったのも束の間、メイケイエールはズルズルと後退を始める。この段階で巻き返すことはほぼ不可能にも思える脚色だった。吉原アナの注目は内から抜け出して来たソダシに移り、「そしてソダシだソダシだ。ソダシが真ん中から上がって来た!」と伝えるとおそらくレース前から用意していたフレーズだろう。

「白い桜が咲き誇るのか!また阪神に白い桜か!2馬身のリード!外からファインルージュ」ゴール前の熱戦に実況にも力が入る。

 だが次の瞬間、耳を疑うような言葉が吉原アナから飛び出た。

「一番外から、メイケイエールも差を、メイケイエールも上がって来るが一番外からサトノレイナスも来ているソダシかサトノレイナス!」

 残り50m、なんとすでに馬群に沈んだメイケイエールがまさかの再登場。桜花賞を名勝負と評しながらも、自身はサトノレイナスがまるでワープでもして来たかのような「迷実況」でゴールインしてしまった。

 ネットの掲示板やSNSでは一部のファンから「メイケイエール来たの?」「ちょっと何言ってるかわからなかった」「せっかくのいいレースが台無し」など、言い間違いに戸惑う声もあった。

「メイケイエールが『8番』でサトノレイナスは『18番』でしたから、おそらく見間違えたのが原因と思われます。

ただ、番号だけでなく勝負服とセットで確認する必要もあるため、ちょっとお粗末な実況だったといわれても仕方のない部分はありますね」(競馬誌ライター)

 ジャンル的にスポーツに分類される競馬だが、公営ギャンブルとしての側面もある。勿論、金銭が絡んでくるだけに実況には細心の注意が必要とされる。レースの結果、成績などは必ず主催者発表のものと照合しての確認が大前提とはいえ、今回の実況に戸惑ったファンもいただろう。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

新任社長の必須科目「メディアトレーニング」のススメ。「Withコロナ」時代に効果的なメッセージの伝え方

新型コロナウイルスの感染対策を講じながらの生活に、2度目の春がやってきました。ワクチン接種も始まり、また違う日常生活に向けた足音も聞こえつつある2021年。株主総会シーズンのピークを前に、新社長の就任発表も増えています。

「先行き不透明」という表現が依然としてぴったりとくる状況下で、トップとしてステークホルダーに何を伝えていくべきか。コロナという「危機」においては、トップの発信はより重要性を増し、注目度も高まります。トップの発信力が、企業の先行きそのものを左右すると言っても過言ではありません。

そこで、この記事では、「Withコロナ」「Afterコロナ」に求められるトップの発信と、より効果的に伝えるトレーニングの重要性をお伝えします。

「足元」を見つめなおし、自分の言葉で発信を

在宅勤務やオンライン会議の増加で、残念ながら直接人と会って話す時間は少なくなりました。企業のコミュニケーション活動においても、オンライン化が進んでいますが、トップの発信力が重要であることは今後も変わりません。むしろ、オンライン化で時間や場所の制約がなくなることで、発信機会は増えていく可能性が高いでしょう。

メディアはトップならではの見方、考えに関心を持ちます。業界の未来をどのように見通しているのか、その中で、自社はどのようなビジネスを考えているのかを、自らの言葉で伝えることは、組織そのものの将来性を語ることにつながるからです。

また、社内に対しても、トップが発するメッセージは、組織をまとめる源泉です。内閣府の調査(※)によると、昨年12月時点で、東京都23区におけるテレワーク実施率は約4割。日々、コロナ関連のニュースが流れ、在宅の時間が長くなっている現状においては、従業員は「社員として」よりも「生活者として」の意識が強くなっています。

※出典:第2回 新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査(内閣府)


従業員と会社をどうつなげ、「一体感」を創出していくかが今後の企業の課題と言えます。その伝えるべき内容の一つには、自分たちの企業が果たすべき社会的役割、社会での存在意義を示していくことがあるのではないでしょうか。「目標」を明確にし、方向性を共有することが重要です。

企業の社会的役割を伝えていく際には、自分の言葉であることがカギとなります。

感染拡大を防止するための施策をどのように伝えていくか。同じ内容も、誰が伝えたか、何を言ったかによって評価が分かれてしまうこともあります。

新型コロナウイルスに不安を感じる社会においては、強いリーダーシップが求められますが、決して「きつい言葉」が必要というわけではありません。「丁寧さ」「思いやる気持ち」が出ていた方が受け入れられる傾向もあります。

原稿を作り込み、キレイな表現で演出したスピーチよりも、トップ自らが考えた表現を大切にしてください。組織の足元を見つめ直し、今後を考え抜いた言葉であれば、受け入れられ、理解されるでしょう。そして、その言葉をより効果的に伝えるために効果的なトレーニングもあります。

重要性が増す「メディアトレーニング」とは?

コミュニケーション能力向上に効果的なトレーニングは多々ありますが、中でもメディアに対する対応を訓練する「メディアトレーニング」を導入する企業は、年々増えている印象です。以前は、リスクマネジメントの一環として緊急事態における「記者会見トレーニング」を実施する企業が大半でした。

自社に緊急事態が発生し、トップとして社会に対して謝罪と説明を行わなければならないときに、いかに分かりやすく、真摯に伝えられるか。企業の命運を分けうる場面でのふるまいに対して事前にシミュレーションをしておきたい、というのは至極当たり前のことかもしれません。

企業広報戦略研究所(電通PR内)が2020年に行った企業広報力調査(国内の上場企業対象、2020年5~8月実施)では回答企業(474社)のうち、約2割が「継続的に模擬緊急記者会見を実施している」と回答しました。

危機管理力
企業広報戦略研究所「企業広報調査(2020年)」より

しかし、トップがメディアを通して、社会へ発信していく場面は「謝罪会見」だけではありません。社長就任時のインタビューや経営計画の発表会見など、企業としての将来性、未来を語る場面でメディアやステークホルダーへの発信を意識して行うことは重要です。

最近では、前向きな場面を想定した「インタビュートレーニング」についても関心が高まりつつあります。先述の企業広報力調査では「トップのプレゼンテーション力・表現力を強化するためのトレーニングを実施している」としたのは約7%。記者会見トレーニングと比較すると数字は低いものの、「まずはどちらをやるべきか悩む」「社長就任前の取材経験から苦手意識を持っている」などなど、企業の方からの問い合わせ件数は着実に伸びています。

本番さながらの雰囲気で“模擬取材”。インタビュートレーニングのポイント

トレーニングにおいて、重要なのは「場面設定」です。例えばインタビュートレーニングを実施する場合は、どういう想定(どういう媒体から、何の取材目的で取材に来るのか)で行うか、から準備を始めます。

実際に多いのは、社長就任時を想定したものです。新社長としての抱負、自社の強み、課題、今後について語る内容は、報道を通して自社の従業員へのメッセージにもなるからです。従業員、株主などのステークホルダーに向けて、メディアを通してどのように発信すれば、企業にとってプラスになるのか、がポイントとなります。

トレーニングでは、実際に模擬の記者がトレーニング対象者に取材をし、その様子をカメラで撮影します。模擬の記者は、元記者やPR業界で長くメディア対応を経験したコンサルタントが行うケースがどこの会社でも多いようで、本番さながらの雰囲気で“模擬取材”を受けることが可能です。

そして映像を再生しながら、「発言内容が分かりやすいか」「しっかりと自社のことを伝えきれているか」「身振り、手振りなどを効果的に使えているか」などを議論していくのが一般的な流れです。“模擬取材”がどのような報道になるのか、という“記事”を作成する場合も多いようです。

トレーニングのオンライン化も増加

また、オンライン化の波はトレーニングにも押し寄せてきており、当社でもこの一年間は対面よりもオンラインで行うことが増えました。実際の場面においても、オンライン記者会見やインタビューが当たり前になっています。

対面でもオンラインでも気を付けるべきことには共通部分が多いですが、オンラインでは、画面への映り方、間の取り方などにちょっとした工夫が必要です。

「取材を受けるだけなのにトレーニングなんて……」と躊躇する方もいるかもしれませんが、トレーニングで自身の姿を客観的に見るだけでもその後の意識が変わってくることは間違いありません。

トップの発信力が企業の今後を左右する時代です。発信力向上のため、トレーニングを受ける企業は今後ますます増えていくと予想しています。