ストレスフリーな脳をつくるための3つの基本行動

 普段の仕事や人間関係に加え、すでに1年以上経つコロナ禍での生活で、ストレスはたまる一方だろう。


 そこで知りたいのがストレスフリーになる習慣だ。医師であり、脳科学者の有田秀穂氏の著書で、脳から出る3つのハッピーホルモンによってストレスを解消する方法がつづられた『「ストレスフリー」な脳の習慣』(青春出版社刊)を見ていこう。

 

■3つのハッピーホルモンでストレスフリーな脳をつくる


 3つのハッピーホルモンとは、セロトニン、オキシトシン、メラトニン。これらがストレスフリーな脳をつくる3本柱となる。


 セロトニンは、脳内にあるセロトニン神経から分泌され、精神状態を健やかに保つ役割を果たしている。セロトニンが脳内にたっぷり存在していれば、ストレスにも動じることもない。


 有田氏がこのセロトニンとセットで「ハッピーホルモン」と呼ぶのがオキシトシンだ。


 オキシトシンは、母親が持つ、出産や育児に欠かせない「愛情ホルモン」として昔から知られていたが、2000年頃にストレス中枢の興奮を鎮める新しい働きが発見された。ストレス中枢の興奮が鎮まれば、外部からストレスが与えられても、セロトニン神経がそう簡単に弱まることはない。ストレスを受け流して、気分よく生活していくことができるのだ。


 そして、質のよい睡眠をもたらすのがメラトニンだ。脳内の松果体から分泌されると、ぐっすり眠ることができる。このメラトニンをつくる原料となるのがセロトニン。質のよい睡眠をとるには、昼間、セロトニンがたくさん出る生活をして、メラトニンの原料をしっかり蓄える生活をすることが不可欠なのだ。


 これらの3つのホルモンが親密に関わりを持ち、ストレスフリーな脳をつくる要素となる。


 では、よい睡眠を取るために重要なセロトニンを増やすにはどうすればいいか。脳内のセロトニン神経を鍛えて、十分にセロトニンが分泌されるようにすることが一番だ。セロトニンを鍛える基本は以下の3つ。


1.太陽の光を浴びる
2.リズム運動
3.スキンシップ


 日光浴やウォーキングがセロトニン神経を鍛える効果的な方法となるが、時間が長すぎると逆効果になってしまうので注意が必要だ。


 トレーニングを始めてから5分ほどすると、どんどんセロトニンが分泌されていくが、疲労感が出る頃になると、今度はセロトニンの分泌量が減ってしまうと有田氏。なので、太陽の浴びすぎや歩きすぎには注意が必要で、「疲れたな」と思ったら、すぐにやめることが大切だ。


 コロナの影響で今までのように外に出かける機会が減った反面、運動不足からウォーキングを日課にしている人も多いはず。本書から、脳のしくみを知り、脳の習慣を身につけてはどうだろう。ストレスフリーな脳で快適な日常を過ごせるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

パチンコ「王道」とは別の道を歩んだ「超ヒット作の系譜」…偉大なる「初代」を再現した「刺激的」な最新作!!

 三洋『P大海物語4スペシャルBLACK』。

『大海物語』と言えば三洋の海シリーズの中でも定番中の定番、正に王道と呼ぶに相応しい海物語ですね。

 同様に大人気の『沖縄』シリーズや比較的新しいシリーズながらも既にその地位を確立しつつある『JAPAN』シリーズと同様にホールでも大人気で、現在もミドルの『P大海物語4スペシャル』や甘デジの『PA大海物語4 Withアグネスラム』が安定した活躍を見せています。

 大海物語は比較的穏やかな『波』を描く機種として知られていますがBLACKに関しては少々『荒波』な印象でしょうか。別名『黒海』とも呼ばれておりますね。

 確変継続タイプの定番『大海』に対し『黒海』は100%突入のST仕様、2015年リリースの初代『CR大海物語BLACK』は約1/399のMAX機で継続率も77.7%というハイスペックだった事もあるのでしょう。

 定番『大海』シリーズと比べ『黒海』は若者が打つ姿も非常によく見受けられたと思います。最近では海物語シリーズをそれほど打たない私自身も、MAXと同時にリリースされたライトVer.を打つ事が時々ありました。

 その次にリリースされたBLACK、『CRドラム海物語BLACK』もやはりSTの荒波タイプ。こうしてBLACKシリーズは「チョイ悪」な見た目の『ブラッククジラッキー』が象徴するように、ちょっぴりヤンチャな海物語として全国のホールで荒波を演じてきました。

 そして今回もその荒波はしっかり継承。初代のライトVer.に酷似しておりスペックは以下の通り。

〇〇〇
大当り確率1/199.8(ST中1/40.6)遊タイム非搭載
ST・50+1回転  突入率・100%  継続率・約72%
ラウンド振り分け特図1・2共通
10R(約1500個)30%
5R(約750個)30%
3R(約450個)40%
〇〇〇

 演出はお馴染みの『ラグーン』『アトランティス』『トレジャー』『クリスタル』の4ステージから選択可能。更にはカスタムで演出の信頼度までも変更が可能に。

 ST中は1~10回転までがリーチだけでも激アツとなるブラックパールゾーン、11~40回転は通常ST(ステージ選択可能)、41~50回転が魚群に期待のカウントダウンゾーン、51回転目が泣きの1回(リーチで大当り濃厚)となっています。

 他にも激アツ「いかずちリーチ」に発展濃厚な「ネッシィビジョン予告」やプレミアの「骸骨船長クラッシュ」など見どころは満載。もちろん「魚群」が出現すれば大チャンス、突然鳴り響くパールフラッシュにもドキドキが止まりません。

 しっかりと今回も変わらぬ良さの中にも、所々にアクセントを散りばめたチョイ悪な『黒海』に仕上がっていますね。

 いつもの海が大好きな皆さん、ちょっぴり刺激的な海を求めている皆さん、そしてホールに従事されている皆さんも『黒海』こと、『P大海物語4スペシャルBLACK』に期待してOKです。

 導入開始 5月24日~

(文=電撃しらっち)

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味の素社 西井社長に聞く、変革を実現するための未来構想図(電通 BDS 山原)

あらゆるバイアスを壊し、自らアーキテクト(全体設計者)として社内の事業変革を遂行しているトップエグゼクティブの方々に話を聞きながら、その神髄に迫る本連載。

前回に続き、味の素社の西井孝明社長に、同社の新しい事業モデルや、未来に向けての構想を、電通ビジネスデザインスクエア(以下、BDS)山原新悟氏が聞きました。

前編:味の素社 西井社長に聞く、変革を実現する5つのポイント(電通BDS山原)

味の素社・西井孝明社長(右)と電通ビジネスデザインスクエア・山原新悟氏
味の素社・西井孝明社長(右)と電通ビジネスデザインスクエア・山原新悟氏

パーソナルなアプローチで、10億人の健康寿命延伸を目指す

山原:御社の経営ビジョンの中で、「2030年までに、10億人の健康寿命を延伸」するという、大きく、具体的な目標を掲げていらっしゃいます。健康寿命に着目された理由をお聞かせいただけますでしょうか。

西井:私たちができることは、平均寿命に健康寿命を近づけていくことだと考えています。健康寿命の延伸には、健康な時から、偏った食習慣や運動不足などを改善していくことが非常に重要です。

味の素社が2020年から参画している弘前大学COI(センター・オブ・イノベーション)研究推進機構が行った研究によると、同じ疾病でも、疾病になる原因は人それぞれだということが分かっています。

この研究は、15年にわたりおよそ1000人に対し健康調査、生活習慣調査をしたものです。例えば、65歳で高血圧症を患った方々数名を、15年程度さかのぼってリサーチすると、病気になった原因は人それぞれ違うと分かったのです。遺伝が要因になっている人もいれば、食習慣のケース、運動不足や睡眠不足といったさまざまな要因が組み合わさっている人もいました。つまり、今後は、適切な食生活と生活習慣をソリューションとして提供するにしても、タイプごとに違うアプローチが求められてくると確信しました。

我々もそれらのエビデンスについての研究をしっかり進めながら、アミノ酸の知見を生かして食品の塩分濃度を下げたり、減塩商品を作ったり、メニューの栄養価を数値で表せるようにしたりと、ソリューションを磨いている真っ最中です。

山原:研究データによって“見える化”してきたケースごとにソリューションを提供できる時代がきていると。個人個人に合った健康寿命延伸のプラットフォームとなるものを、御社は作ろうとしているのですね。

西井:そうですね。研究結果と今まで磨いてきたソリューションがつながってくれば、パーソナルに近い状態で、10億人の健康寿命を延ばすアプローチができると考えています。

また、弘前大学COIの研究によると、将来生活習慣病になる大元の要因は、子どものころすでに出来上がっているそうです。もちろん遺伝的なものもありますが、後天的な要素は、幼児期から小学生の頃の生活習慣が大きく関係していると考えられます。子どもたちの未来のためにも、しっかり取り組んでいきたいと思っています。

西井社長

山原:要因が分かった時に、それに対して具体的にアプローチできる企業であるということが、御社の大きな強みですね。子どもの頃から味の素社の商品に触れて育ち、それが知らぬ間に減塩になっている、いつの間にか自分のリスクを軽減してくれている。そういう未来がくることを期待しています。

西井:やはり「健康のためにたんぱく質を……」などと、難しいことを言われながら食事をするのは楽しくないですからね(笑)。おいしく食べて、自然に健康な体に育ってほしいですね。

社内外のイノベーターと共に挑む、新しい価値の創造

山原:味の素社が進めている「事業モデル変革タスクフォース」ではさまざまな施策を打ち出し、社長自らが「変革」の意志を発信されています。特に西井社長が重要視している変革のテーマをお聞かせいただけますでしょうか。

西井:我々が食と健康の課題解決企業に生まれ変わる、そして10億人のウェルネスに貢献できるようになるために、全社を挙げて取り組むべき重要なテーマが2つあります。

まず一つは、「パーソナル栄養への取り組み」。先ほどお話しした通り、これからの時代、個々の健康課題を解決するためには、生活者一人一人のライフスタイルに合ったソリューションを提供していく必要があるということです。

もう一つは、「食資源」にまつわること。既存のたんぱく質がとれなくなるかもしれない、水の枯渇により食事そのものができなくなるなど、「食資源」について考えることは非常に重要です。一方で、食資源が無駄遣いされている現状も存在しています。フードロスを半減していくことも、持続可能な社会を実現するためには忘れてはいけない課題の一つです。

しかし、これらの変革を行うにしても、我々の知識だけではソリューションは生まれないと考えていました。

山原:社内ベンチャー制度を立ち上げられたり、スタートアップやベンチャーキャピタルとの協業を推進したりと、西井社長から「ベンチャー」という言葉をよくお聞きします。変革を実現するためには、ベンチャーとの協業を通して、その技術や精神を積極的にインストールする必要があるということでしょうか。

西井:はい。今回の変革で「ベンチャー」は、大切なキーワードの一つです。既存事業にとらわれず、新しい事業や新しい価値を創造していくためには欠かせない精神であると感じています。さらに、社会や生活者に新しい価値を届けるためには、今やデジタルコミュニケーション抜きでは語れません。アーキテクチャ(全体設計)を変えるという大きな目標を達成するには、ベンチャー的な考え方や、ベンチャー企業との協業が重要だと考えています。

例えば、前述のパーソナル栄養への取り組み。我々は、食とアミノ酸という分野で優位なソリューションを持っていますが、それだけでは新しい価値は生まれません。人々の健康課題を“見える化”しようとしている人や、それが見えた暁に「こういうソリューションができそう!」とアイデアを持っている外部の企業と組んで、イノベーションを起こしていく必要があるのです。

山原:味の素社とは全く別の領域で、ユニークなアイデアを考えている人や企業が組み合わさって新しい価値が生まれる。それが動き始めると、事業構想実現の一歩になるかもしれませんね。

電通BDS山原氏

西井:例えば調理方法にイノベーションが起きて、調理もメニューもAIが考案するようになったら我々人間は何をすべきか考えなくてはいけないだろうし、お客さまに物をお届けする仕組みにイノベーションが起きれば、そのイノベーションに合わせて運びやすい、お届けしやすい商品を開発しなきゃいけない。別の領域で新たな価値を生み出そうとしている人たちといち早く連携できれば、大きな事業が生まれるんじゃないかと考えています。

新事業や新しいビジネスモデルを作ろうという時に大切なのは、常に10年先を考えて、バックキャストしていくこと。例えば、私が現在関心をもっている代替んぱく質や培養肉といった食物は、10年後にはすでに新しい食物によって扱いが変わっているかもしれません。つまり、イノベーションを考える時には、「Picture of the Future(未来構想図)」を描き、進めていかなければいけないのです。

山原:まさに事業モデル変革タスクフォースで進めている、Picture of the Futureがキーとなるということですね。そうして未来の構想を広げつつ、よりポテンシャルの大きい領域への投資の選択と集中を行うことが重要ですね。

西井:未来の構想が広がってくると事業の取捨選択は迫られてくると思います。新たな事業で売上の約10%が常に入れ替わる準備ができている状態が理想ではありますが、経営者としては経済的な価値だけでなく、より多くの人が幸せになるような事業を選択していきたいですね。

味の素社のトップが見る、コロナ禍がもたらした変化と食の未来

山原: 2020年は、コロナウイルスの影響もあり、食に対する価値観や社会そのものの在り方が大きく変わっていったと感じています。この世界を巻き込んだ変化について、西井社長はどう見られているのでしょうか。

西井:リモートワークやオンラインでの会議が当たり前になるなど、急速に情報システムが発展した1年でした。この変化は決して後戻りしないと思います。注視すべきは、どのくらい実経済のインフラが傷んでいるかということです。

例えば、食の周りで言うと、農業従事者のみなさんがどれだけ疲弊しているのかは分からない。もし、農業の現場が復活できないほど疲弊しているのだとすれば、今まで行っていた大量消費のスタイル自体を見直す必要が出てくるなど、私たちの食を取り巻く現状もますます変化していくのではないかと考えています。

「食」に関わるビジネスを行っている企業のリーダーとして、アフターコロナで生まれた新たな課題には敏感に接していきたいです。特に農業は、国を支える基幹産業です。国民の幸せ、国民の健康寿命を延ばすためにも、絶対に守っていかなくてはならない存在であると思っています。

山原:今日お話を伺っていて、「情報」がかつてない価値を持ち始めているように感じました。生活者もネットで実物を見ずに買うことが当たり前になり、誰がどんなこだわりを持って作ったかという「情報」を見て買うようになってきています。農業においても情報を価値に変えていくことが重要ですよね。

西井:農業の課題は単価が安いことにあると思います。生産性を高めることはできてきているのですが、価値を高めることができていないんです。野菜や果実には旬があり、一番たくさん収穫できる時期が一番おいしく栄養価も高い。しかし、大量に採れるからと単価が安くなってしまうのは、野菜や果物が持っている価値をちゃんと伝えられていないからじゃないかと思うのです。

生産者によって、栄養価や糖度などの価値もそれぞれ違うのに、生活者はそういった情報に触れていません。そこにまだまだチャンスがあるのではないかと思います。

山原:お客さまの食と健康の情報と、商品の情報を最適に結びつけることで、価値の総量が上がるということですね。

健康寿命の延伸には「食」そしてそこに関する「データ」は欠かせない要素で、それを支える最先端のデジタルテクノロジーの活用がますます重要となりますね。

食と健康領域の明るい未来に向けて、我々も引き続き、さまざまな形で変革のお手伝いができればと思います。本日はありがとうございました。

西井社長と山原氏のツーショット

植物由来プラスチックの開発って、どこまで進んでいるの?

電通グループを中心とする7社が協働して、企業のサーキュラーエコノミー(循環型経済)構築を支援する「SDGsビジネスソリューション」(リリースはこちら)。前回に続き、本プログラムに参画している電通テックの取り組みを紹介します。

SDGsビジネスソリューション

電通テックは顧客企業のプロモーション課題に応じた各種ソリューションを提供し、プロダクト開発を手掛けています。「SDGsビジネスソリューション」では、プロダクト開発で培った知見やネットワークを生かし、環境に配慮した素材の開発・提案などを行っています。

今回は、同社が開発し、販売を始めた植物由来(バイオマス)プラスチック「PLANEO™️」(4月19日配信のリリースはこちら)の話を交えながら、企業のサーキュラーエコノミー構築にどのように貢献できるのかを伝えます。

「PLANEO™」プロジェクトリーダーの倉澤博行氏、同社のプロダクト開発部で新素材開発の最前線に立つ虎渡(とらと)慎吾氏、グループ各社やステークホルダーとの連携を取る津田まや氏に話を聞きました。

電通テック
(左から)電通テックの虎渡慎吾氏、津田まや氏、倉澤博行氏。グループ各社と連携して「SDGsビジネスソリューション」を推進している。

今、注目のバイオプラスチック「PLA」の汎用性を高めたい

──前回は、ビール醸造で発生する大麦の搾りかすからバイオプラスチック素材をつくる話を伺いました。世界で環境対応やSDGsの動きが加速する中、今どんな素材が注目されているのでしょうか?

倉澤:世界中でさまざまなバイオプラスチックの開発が進んでいますが、現在、最も生産量が多く注目されている素材の一つとして、「PLA(polylactic acid、ポリ乳酸)」が挙げられます。これは100%植物由来で生成されるプラスチックで生分解性(※1)もあることから、環境対応素材として高く評価されています。主に北米やアジアで広く量産・流通していて、2019年の世界生産量は約29万トンで、数年以内には倍増する見込みです。

※1 生分解性:一般的に微生物などの働きにより、一定の条件下において分解され自然界へと循環する性質。


虎渡:PLAはサトウキビやトウモロコシなどから生成されます。これらの植物には多糖という成分が含まれているのですが、じつは多糖も石油も基本的な分子構造は同じ。化学式ではCとHとOで構成されます。植物から多糖を抽出し、熱を加えたり、構造を少し組み替えて化学合成を行ったりすると、プラスチックの機能を持つ素材になります。

しかもPLAは、使用後にコンポストや土中などの湿度・温度が適度な環境下で加水分解が進み、最終的には微生物のはたらきによって数カ月でCO2と水に分解される生分解性を持ち合わせています。PLAはすでに商業利用が広まっていて、使い捨てのプラカップやカトラリー、持ち帰り用の弁当容器、ごみ袋などに利用されています。

倉澤:とはいえ、PLAにも課題があります。耐熱性が低くてホットドリンクなどの容器に使えないことに加え、若干黄色みがかっています。なにより一番の課題は、流動性の低さです。樹脂がさらっと流れないので、金型に流し込んで成形するときに時間がかかり、生産効率が悪いのです。

虎渡:私たちは、PLAのこれらの課題が解決できれば、もっと汎用性が高まるのではないかと考えました。そこで、大麦の搾りかすからバイオプラスチック素材を一緒につくった事業革新パートナーズ(※2)に協力を依頼して、二人三脚でPLAの改質に取り組むことにしました。

※2 事業革新パートナーズ:バイオプラスチック新材料の研究開発・製造を行うベンチャー企業。樹木の主要構成成分であるヘミセルロースを使ったバイオプラスチックの開発に世界で初めて成功した実績を持つ。

PLAを改質して耐熱性と生産性を向上

──PLAの改良ポイントを教えてください。その後、新たなバイオプラスチックの開発に成功したそうですね。 

虎渡:私たちはPLAの課題を解決するためにさまざまなアプローチを考え、添加材を使用する方向に絞りました。しかし、どんな添加剤でもいいわけではありません。「植物由来100%+生分解される」というPLAならではの特長は失わせたくない。そこで着目したのが、主に木材から抽出される多糖の「ヘミセルロース」という素材でした。

ヘミセルロースは、それ単独でもバイオプラスチックをつくることができるほど、環境対応素材として優れています。特にPLAが課題とする耐熱性・流動性においてPLAより圧倒的に高い物性を有していました。

開発のポイントは、PLAにどれくらいヘミセルロースを添加するかということです。PLAの持つよい物性に影響を出さない範囲で、課題となる物性のみをピンポイントで狙いました。できるだけ使用量を抑えながらPLAの物性を高める試験を繰り返し、電通テック独自の新素材をつくりあげていきました。

こうして出来上がった改質PLA「PLANEO™️(プラネオ)」は、素材単体として試験環境下における耐熱性・流動性が共に飛躍的に向上しました。今は製品になったときの物性値(※3)を調べています。

※3 物性値:物質が持っている性質を、ある尺度に基づいて数値で示したもの。


PLANEO™️
倉澤:「PLANEO™️」は、すでに量産のフェーズに入っていて、プラスチック製品を多く製造している中国や東南アジアのメーカーが興味を示しています。今後は国内企業にも、「PLANEO™️」の特長をアピールしていきたいですね。

アイデア力とネットワークで、企業のSDGs達成への取り組みを支援する

──新しい環境対応素材をつくる取り組みの他に、今後、企業にはどんなことを働きかけていきたいですか?

倉澤:環境対応の動きが加速する中で、多くの企業が「何かアクションを起こさなければいけない」と考えています。でも一方では、「何から始めればいいのか分からない」という悩みも抱えている。環境対応やSDGsへ取り組む上での課題は企業によって異なりますが、電通テックは「SDGsビジネスソリューション」に参画している各社と連携して、川上から川下までの全ての領域でサポートしていきたいと考えています。

津田:私は普段、プロダクト開発でさまざまな企業の案件に関わる機会が多いのですが、「植物由来のプラスチックは環境によさそうだけど具体的に何がいいのか分からない」とおっしゃる方も少なくありません。例えば用途やどんな製品が作れるかという話だけでなく、どのようにCO2を削減しているかという仕組みや、使用後の廃棄や生分解性の条件についてなど、植物由来プラスチックの正しい知識を丁寧に伝えていくのも私たちの役割だと思っています。

──バイオプラスチックの今後の広がりを考えたとき、まずはノベルティー領域から導入というのが一つの流れになるのでしょうか?

倉澤:バイオプラスチックは、市場に出回る資材や包材に使用するケースと、ノベルティーや販促物などに使うケースの二つの方向があります。これまで電通テックが手掛けてきたモデルを見ると、キャンペーンなどのノベルティーから始めるのが企業にとって導入しやすいのではないでしょうか。大量生産する製品の素材を置き換えるより、ワンショットのキャンペーンの方がトライアルしやすい。そういった事例を積み重ねていくことで、世の中にもさらに環境対応素材が浸透していくといいと思います。また、販促物を環境に優しい素材で作ると、クライアントのCSRにも紐づき、企業のプロモーションとして生かせる面もあります。

津田:「脱プラ」という言葉の認知度はとても高い状態ですが、石油由来のプラスチックはコストの面や耐久性、またリサイクルでの活用なども可能な優れた素材です。限られたキャンペーン予算の中で植物由来プラスチックなどの環境対応素材が採用されるにはまだハードルが高いという側面も無視できません。そういった部分の解消を目指すべく、「PLANEO™️」の開発では、生産効率のアップにより、製品化した際のコストを抑えることを目指してきました。ノベルティーの分野に環境対応素材が参入する一助になればと思っています。

また、「PLANEO™️」の開発においては、ネーミングやロゴマークといった部分も社内のクリエイティブチームと共同で考案しました。素材としての販売がスタートとなりますが、多くの企業に利用していただけるとうれしいです。

──「SDGsビジネスソリューション」において、電通テックはどのような役割を担っていくのでしょう?

倉澤:アイデア力とネットワークが、電通テックの強みの一つだと考えています。当社にはプロモーション分野、そしてプロダクト領域においても、強みを持つメンバーがたくさんいます。「SDGsビジネスソリューション」では、素材の開発・製造を中心に幅広く販売促進に関わっていけます。

その強みを生かして、例えばプロモーションの一環として景品キャンペーンの企画をするなら、素材選定から景品提供後の回収やリサイクルスキームまでを組み込んだ提案を、ソリューションとして提供していきたい。そして、大麦の搾りかすからプラスチック素材をつくったり、PLAを改質したりしてきたように、アイデア力を生かして、今後も素材開発・提案を行っていきたいと考えています。

ネットワークについては、素材調達という点でも強みがあります。PLAも、世界で環境対応素材が求められ需要が高まる中、供給が追い付かず入手しづらいという問題があります。それでも私たちがPLAを入手できるのは、当社を含む電通グループが、「PLANEO™️」の売り先になるような企業とつながりがあるからです。研究・開発をするだけでなく、出来上がった素材を具体的にどういう企業に提案したいかというところまで想定することができます。

津田:企業とのリレーションという点では、「SDGsビジネスソリューション」で提供できる素材やソリューションのメニュー化を進めています。SDGsの課題解決に関連した提案をスムーズに行えるツールを開発することも、電通テックの大きな役割。植物由来のプラスチックやリサイクル素材を使ってみたいとか、ロングライフに興味があるなど、企業の目的に合わせた素材やソリューションを提案できるような仕組みづくりを進めています。

倉澤:以前、ある企業から「電通テックはインテグレーターだね」と言われたことがあります。私たちはファブレス(工場を持たない会社)なので、川下起点で新しい素材の組み合わせを考える「マテリアル・インテグレーター」のようなイメージで、従来の素材メーカーとは違った視点から貢献できればと考えています。販促キャンペーンのように企業がワンショットでトライしやすいところから上手に環境対応素材を提案・導入し、普及させていきたいですね。

国家間の「ワクチン・ブロック」化、世界経済停滞リスクに…欧米vs中露の対立鮮明

 新型コロナウイルスの感染拡大による3回目の緊急事態宣言下にある日本では、人流の動きを制限しても変異株の影響で感染者数や重症者数を減らすことが困難になってきている。このため政府は「頼みの綱」であるワクチンの本格配布を5月10日から実施し、希望する高齢者への接種を7月末までに終えることに全力を挙げて取り組んでいる。

 世界に目を転ずると、ワクチン接種が進んだ一部の国で制限緩和の動きが出てきている。世界最多の犠牲者数(58万1000人)が出た米国では、バイデン大統領が掲げる目標(7月4日の独立記念日までに国内成人の7割に最低1回のワクチン接種を行う)達成に目途が立ち、国内での感染が再び急拡大する可能性が低くなったとされている。

 事態が改善したことを踏まえ、バイデン大統領は5日「新型コロナワクチンが購買力に乏しい途上国に広く行きわたるよう、米製薬会社が保有するワクチン特許の一部放棄を求める世界貿易機関(WTO)加盟国の提案を支持する」と表明した。「米国がワクチンを独占している」とする国内外の批判をかわす狙いがあるとみられている。

 米政権が特許権放棄に言及すると、早速米ファイザーなど大手製薬企業などは「技術革新を妨げる可能性がある」と激しく反発する動きを示している。米ファイザーは5月初め、新型コロナウイルスワクチンの今年の売上高は従来予想の70%増の260億ドルに達するとの見通しを示していた。ワクチンは同社の通年の売上高の3分の1以上を占める「ドル箱商品」となっている。

 世界のワクチンビジネスの規模も巨大なものになりつつある。米医療情報会社アイキュービアは4月29日、「新型コロナウイルスワクチンの今年の支出額は世界全体で540億ドルになる」と予測した。さらに「今後メーカー間の競争が激化し、ワクチンの生産量が増加することで価格が下がることから、2025年までの世界の支出額は1570億ドルに達する」と見込んでいる。25年までの世界のすべての処方薬への支出額が7兆ドルとされていることから、ワクチンの支出額は全体の2%を占める計算となる。

 巨額のビジネスに支障が生じると懸念するファイザーなどに対して、米国政府にも言い分がある。トランプ前政権時代にワクチンの開発速度を上げるために、ファイザーに19億ドル、モデルナに25億ドルの資金を前払いするとともに、緊急承認の手続きを迅速に行ったからである。これによりファイザーとモデルナはもっとも有効性の高いワクチン(メッセンジャーRNAタイプ)をいち早く市場に供給することができた。

英アストラゼネカ製ワクチン

 米政権の呼びかけが契機となって大議論が巻き起こっているが、「大山鳴動してねずみ一匹」で終わってしまうのではないかと筆者は考えている。特許権が放棄されたとしても、メッセンジャーRNAタイプのワクチンは他の企業が短期間に生産技術を習得するのは難しいからである。ファイザーのCEOは「同社のワクチンの発展途上国向けの価格は割安に設定されているが、長期保管のためにはマイナス70度に保つ冷蔵設備が必要であり、発展途上国の需要は低い」と述べている。

 これに対して、特許権放棄でもっとも影響を受けるのは英アストラゼネカ製ワクチンではないだろうか。ワクチンの原液を供給するだけで、世界各地に生産拠点が構築できるからである。特許権放棄を要求しているインドでは、アストラゼネカ製ワクチンが大量に生産されている。メッセンジャーRNAタイプと異なり、常温での長期保管が可能であることも発展途上国にとってメリットが大きい。メッセンジャーRNAタイプよりも有効性は若干劣るものの、世界のワクチン不足を補うためにはアストラゼネカ製ワクチンの特許権放棄が有効なのだが、英国政府は消極的な姿勢を崩していない(ちなみに米国政府はアストラゼネカに対しても12億ドルの資金支援を行っている)。

「ワクチン・ブロック」化

 米政権の呼びかけとは裏腹に、このままの形でワクチン供給が進むと、世界経済に深刻な亀裂が生じるとの懸念が頭をもたげている。世界で現在流通しているワクチンは、米国製が4種(ファイザー、モデルナ、ヤンセン、ノババックス)、中国製が4種(シノファーム、シノバック、カンシノ、武漢研究所)、ロシア製が3種(スプートニクV、エピワクコロナ、コビワク)、英国製が1種(アストラゼネカ)、インド製が1種(コバクシン)だが、ワクチンの信頼性をめぐり、製造国同士の水面下での争いが熾烈になっている。

 EUは4月28日、「中国とロシアがソーシャルメディアを通じて、欧米製のワクチンへの不信感をあおるキャンペーンを展開している」とする報告書を公開したが、ロシアと中国はこの指摘について猛反発している。

 EUのフォン・デア・ライエン委員長は4月25日、ニューヨーク・タイムズのインタビューで「ワクチンの接種を受けたのであれば、欧州は再び米国旅行客を受け入れることができるだろう」と述べた。米国国民を特定したのは「欧州医薬品庁(EMA)が承認したワクチンを接種している」からである。EMAは中国とロシアのワクチンは承認しておらず、これらのワクチンに頼る多くの発展途上国の人との往来に今後支障が生じるだろう。

 中国政府も今年3月、自国製のワクチン接種者に限り入国手続きを簡素化する(新型コロナウイルスの検査免除)方針を発表している。

 このように、ワクチン接種による選択的旅行許可措置の導入が進めば、今後世界経済が「ワクチン・ブロック」化し、コロナ禍からの回復に深刻な遅れをもたらすことになってしまうのではないだろうか。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

(参考文献)復活!日英同盟 インド太平洋時代の幕開け(秋元千明著)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

バイきんぐ・西村監修の「バカまぶし」も!どんな料理にも合う万能スパイス&調味料3選

 料理をするときに欠かせない“調味料”。レシピの種類によって、さまざまなスパイスや調味料を使い分けることってありますよね。家で調理する場合は問題ないものの、アウトドア時にたくさんのスパイスや調味料を用意するのは大変かもしれません。そこで今回紹介するのは“注目のアウトドア向け万能スパイス3選”。肉、魚、野菜など、どの食材にも合う商品で調理の手間を省きましょう。

バイきんぐ・西村が監修した2種類の「バカまぶし」!

 まずは“キャンプ芸人”ことバイきんぐ・西村瑞樹監修の万能スパイス「バカまぶし」シリーズをチェック。「もっと手軽に、美味しいキャンプ飯が食べたい!」という想いから、「バカまぶし 辛いの おトク用200g」(1620円)&「バカまぶし 辛くないの おトク用200g」(1620円)を売り出しました。

 西村自身が厳選した12種類以上のオリジナルブレンドによって、「コンソメパンチのようなクセになる旨味」「カレーのような食欲をそそる香り」「タンドリーチキンのような口に広がるスパイシー感」などを実現。「辛いの」と「辛くないの」の2種類を用意しているため、メニューに応じて使い分けることも可能です。

 実際に購入した人からは、「本当にどんな料理にも合うし、スパイスがしっかり効いているから他の味つけも必要ないと思う」「こうばしい香りとパリパリ食感がたまらない! 商品名の通り、バカみたいにまぶしたくなる一品(笑)」といった声が続出。ちなみに公式サイトには「バカまぶし」を活用した“ペペロンチーノ”や“チャーハン”などのレシピも掲載されているので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

20種類以上のスパイスや調味料をブレンド!

 アウトドアセレクトショップ「Orange」の敏腕マネージャーが手がけたアウトドアスパイス「ほりにし」(842円)も、キャンプやBBQを楽しむ際にうってつけの商品。20種類以上のスパイスや調味料を合わせたスペシャルブレンドで、塩や醤油などの“和風テイスト”と風味豊かな“ガーリック”のアクセントが見事にマッチしています。

 さらにフランス料理などで使われる「ミルポアパウダー」も入っているため、より一層素材の旨味を引き出す効果が。「肉、魚、野菜など、どんな食材にもマッチングするオールマイティスパイス」とうたう同商品に関して、利用者の声を見ていくと「低温でじっくり焼いた鶏もも肉に『ほりにし』を振りかけたら、“焼き鳥風”の味がしてうまかった!」「ラーメンとの相性がバツグン!」「炊き込みご飯の味を整える時にいつも使ってるけど、これひとつあればご飯何杯でもいける(笑)」といったコメントが寄せられていました。

 辛い味つけが好きな人は、「ほりにし」に3種類のスパイスを追加した「ほりにし辛口」(950円)もおすすめですよ。

とり肉専門店がつくった万能スパイス!

 最後に紹介するのは、「知る人ぞ知る『クセになる万能調味料』」「牛・豚・鶏・魚にこれ一本で味つけOK!!」との説明書きがある“黒瀬のスパイス”。昭和25年創業の老舗とり肉専門店「かしわ屋くろせ」がつくった商品で、「黒瀬のスパイス(瓶)(110g)」(550円)、「黒瀬のスパイス(袋)(500g)」(1500円)、「黒瀬のスパイス(袋)(250g)」(900円)の3パターンを販売しています。

 ネット上では同商品を使ったレシピが数多くあがっており、「黒瀬のスパイスで下味をつけたチキンステーキは、お店レベルでうまい! 醤油感が強いから、“和風味”が好きな人にはピッタリだと思う」「ツナ、鶏ガラスープの素、ゴマ油に黒瀬のスパイスを加えて炒めれば、やみつきになる『無限ピーマン』がつくれるよ」などの活用術が。

 中には「キャンプ時は料理が面倒だから“野菜スティック”をよく食べるけど、野菜につけるマヨネーズに黒瀬のスパイスを合わせるだけで激ウマになる」という声も見られるため、料理だけでなく“特製ソース”などをつくる際にも役立ちそうですね。

(文=編集部)

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パチスロ設定1でも「102%」の「激アマ」を実現!? ファン歓喜の『新ハナビ』ついに公開!!

 パチスロ「ボーナスタイプ」を語る上で「ハナビ」シリーズは欠かせないマシンだ。最もオーソドックスで、最上位の人気を誇るシリーズといっても過言ではない。

 その人気から様々な兄弟機が存在しており、いずれにもファンが存在。6号機においても『ドンちゃん2』はノーマルタイプユーザーから高い評価を受けている。

 特に5号機『ハナビ』の人気は凄まじい。リーチ目機においては同機種の右に出るものはおらず、そのシンプルなゲーム性でユーザーを魅了した。

 残念ながら遅くとも来年には撤去期限を迎えることとなり、ファンは胸中穏やかではいられない様子。そんな中、「ハナビ」シリーズが動きを見せた。

 5月10日、ユニバーサルエンターテインメントはパチスロ新台『新ハナビ』のリリースを発表し話題となっている。

 既に機種サイトがオープンしており、YouTubeでは本機PVと最速解説動画が公開。各動画には多くの反響が寄せられている。

 シリーズ最新機の本機は、5号機『ハナビ』のゲームフローを完全継承し、新演出はもちろん、レベル別の技術介入要素など様々な要素が追加されているようだ。

 さらに小役狙いポイントの追加や新しい演出法則など、ユーザーの探究心をくすぐる新仕様で、シリーズ最高峰のゲーム性を実現している。

 全ボーナスタイプファン待望の本作は今年7月に登場予定だ。

 また同社社員「小野P」が半公式で運営する「A PROJECTチャンネル」では『新ハナビ最速解説動画【前編】』が公開されており、本機の打ち方や演出等を紹介している。

 同動画によればボーナス確率は約1/ 156.0〜1/ 131.6となっており前作5号機『ハナビ』に比べ大幅アップとなっているようだ。

 特にBB確率が設定1で約1/ 277となっており、前作においての設定6と同等の数値であることにも注目したい。

 さらに出玉率はフル攻略で「約102%」という激アマ仕様とのこと。初心者からヘビーユーザーまで遊びやすいスペックといえるだろう。

 本動画はスペックや通常時の解説のみとなっているが、「後半」ではボーナス中やRTの解説だけでなく、出玉率の秘密などにも迫っていくとのこと。

 気になった方、ご興味のある方は是非チェックしてみてはいかがだろうか。

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経団連は十倉・新会長で地盤沈下加速が必至だ…安倍前首相が嫌った「あの人」の秘蔵っ子

「財界総理」と呼ばれる経団連の会長が任期の途中で交代する。リンパ腫の治療のため入院中の中西宏明・日立製作所会長(75)が、6月1日付で退き、後任には住友化学の十倉雅和会長(70)が就く。

 中西氏は2018年5月に経団連の会長に就任した。しかし、19年6月、リンパ腫と診断されたと公表。同年9月に復帰したが、20年7月、精密検査のため再入院し、再発がわかった。抗がん剤治療を続けながら、テレビ会議システムなどを使って職務を続けてきた。容体が悪化し、4月13日、「健康上の理由により(6月1日の)定時総会をもって退任したい」と電話で久保田政一事務総長に伝えた。経団連会長が任期の途中で病気で退陣するのは初めての事態である。

 中西氏の会長としての最後の仕事が、新任の副会長の選任だった。ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子会長、日立製作所の東原敏昭社長、日本製鉄の橋本英二社長、三菱電機の柵山正樹会長、パナソニックの津賀一宏社長、住友化学の岩田圭一社長、経団連の久保田事務総長の7人が6月1日付で副会長になる。副会長が2人増えるという“インフレ人事”だ。

“中西人事”の目玉はDeNAの南場氏の副会長就任だ。女性の副会長起用は初めて。とはいっても、財界・経済界の首脳たちは日立の東原社長が副会長になることに強い関心を示した。中西氏は、いうまでもなく日立の会長。東原氏が副会長になれば、同一企業から会長・副会長が出るという珍しいケースになる。「同じ企業から同じ時期に会長、副会長は出さない」が“不文律”になっているはずだからである。

 1980年から86年まで6年間にわたり新日本製鐵の稲山嘉寛氏が第5代会長で斎藤英四郎氏が副会長だった。斎藤氏はそのまま第6代経団連会長になったが、日立から会長・副会長が同時に出るのは、この時以来のことになる。「病気の会長続投といい、日立から会長・副会長が出ることといい、日立による新しい経団連の支配」(外資系証券会社のアナリスト)との批判が各方面から出た。

 2002年に旧経団連と日本経営者団体連盟(日経連)が統合して現在の経団連が発足して以来、任期の途中で会長が辞任するのは初めて。1990年に斎藤英四郎・第6代会長が「若返り」を理由に任期半ばで辞任しているが、病気で辞めるのは長い経団連の歴史の中でも初である。斎藤氏の場合は、マージャン仲間を複数、副会長に起用した“お友達内閣”が運営に行き詰まったために引きずり降ろされたと伝えられている。いずれにせよ、中西氏の病気の辞任は希有な出来事なのである。

中西氏はどうして区切りで辞めなかったのか

 副会長を選任後、「中西氏はリンパ腫の治療に専念するため、会長を任期途中で辞任する」(経団連の元副会長)との見方が急浮上した。経団連の会長は現職の副会長や、その経験者から選ぶのが慣例だ。その場合の最有力候補は、6月で経団連副会長の任期を了える日本製鉄の進藤孝生会長だった。この見方は衆目の一致するところだ。大リストラの最中とはいえ、日本製鉄は新日鐵の時代から「経団連御三家」の筆頭格だった。

 確かに日本商工会議所の三村明夫会頭は日本製鉄の名誉会長である。経済三団体のトップを同一企業が占めないという暗黙のルールが存在することは皆、知っている。

「緊急時だし、問題にならない。かつて、新日鐵が二団体のトップを同時期にやっていたことがある。永野重雄氏(日本商工会議所会頭、1959~1984年)と稲山嘉寛氏(経団連会長、1980~1986年)である」(経団連の副会長経験者で財界の長老)

 ところが、中西氏が後継指名したのは住友化学の十倉会長。サプライズ人事である。5月10日の十倉・新会長の会見に同席した久保田事務総長が「(住友化学が)気候変動でいろいろ取り組みをしているので推薦したいということだった」と説明した。久保田事務総長が中西氏の意向を伝えるメッセンジャーの役割を果たした。

「日本製鉄の進藤会長へのバトンタッチだけは嫌だった、ということなのだろう。中西さんらしいね」(前出の財界長老)との冷ややかな受け止め方と大きな失望が、あっという間に経済・産業界に溢れ出した。

「中西さんの任期(残り1年)を引き継ぐだけでも問題ありなのに、4年の任期が新たに設定されたというのだから驚きだ」(新興企業の若手経営者)。

「中西氏は経団連会長に就任する前の14年から4年間、十倉氏も翌15年から4年間、それぞれ経団連の副会長をやっている。中西氏は副会長の1年先輩ということ。付き合いが長く、気心が知れているということだ。何も言わなくても中西路線は継承される」(経団連関係者)

 どこも書かないので、あえて正論を書く。病気で途中退任する中西氏の推薦があるとはいえ、正副会長会議できちんと“ポスト中西”を議論して決めたのだろうか。日立から会長、副会長が同時に出るということの是非についても、きちんと議論された形跡がない。ましてやコロナ禍の経済のカジ取りを担う重責を負う経団連会長を誰にするかという、経団連の将来を左右するような、非常に重要な問題である。きちんと論議しなかったらおかしい。

 そして、今度は住友化学から経団連会長と副会長が出ることになった。こんなイレギュラーなことが何度も続けば組織としてタガが緩まないわけがない。経団連の規律はどうなっているのだ。

安倍前首相が「あの人」と嫌った故・米倉弘昌氏の秘蔵っ子

 住友化学から経団連会長が出るのは、故・米倉弘昌氏(10年5月~14年6月)に続いて2人目だ。会長に就く十倉雅和氏とは、どんな人物なのか。

 1950年7月、兵庫県生まれ。東京大学経済学部を卒業し、1974年に住友化学工業(現・住友化学)に入社。住友化学元社長の米倉氏の秘蔵っ子として経営企画などの要職を歴任。03年に三井化学との経営統合を目指した際には交渉の最前線に立った。統合は結局、失敗。白紙撤回されたが、社長だった米倉氏は統合準備室部長の十倉氏を執行役員に昇進させた。その後、米倉氏の側近として出世階段を駆け上がり、11年から8年間社長を務め、19年から会長である。米倉氏が経団連会長を退いたのに伴い、15年6月から4年間、経団連副会長を務め、19年5月から審議員会副議長に横滑りしていた。

 米倉氏は前首相の安倍晋三氏の不興を買った経団連会長として有名だ。安倍氏がかつて、内輪で口にしたジョークがある。「この世で嫌いなものは3つ。朝日新聞とNHKとあの人」。「あの人」とは前経団連会長の米倉弘昌氏のことだ。

 2012年秋、安倍氏が自民党総裁選で“予想外”の勝利を収め、「総理帰り咲き確実」の立場で、経団連を訪ねた際、ふんぞり返った米倉氏に「“無鉄砲”なアベノミクス」と経済政策を批判され、安倍氏は机を叩いて激高したという。以来、安倍氏は「あの人」と名前すら口にせず、米倉氏を経団連会長の指定席である経済財政諮問会議の民間議員から外し、彼を指名した前任会長(06~10年)の御手洗冨士夫・キヤノン会長まで一時、冷遇した。

 米倉氏の後任の経団連会長(14~18年)になった榊原定征氏(東レ会長)は安倍政権との距離を縮めるのに四苦八苦。近くなりすぎて「安倍さんのポチ」(当時の経団連の幹部)と揶揄された。政権に近づきすぎた経団連を中西氏は軌道修正しようとしたが、結局、病気で情報発信力を回復することはできなかった。アイデンティティは低下の一途だ。

十倉氏は任期を全(まっと)うできるのか

 十倉氏は中西氏の任期(1年)を引き継ぐのではなく、新たに2期4年やる。十倉氏は「榊原定征前会長、中西会長が築いてきた政権との良好の関係を維持していきたい」と語った。発言力が低下し、“軽団連”と酷評されることもある経団連の会長に軽量級の十倉氏が就任する。「経団連会長の器にあらず」「なんで十倉さんなの?」。ブーイングの声が鳴り響く。

 中西路線の継承を前面に出し、「自由民主義、法の支配、人権を普遍的価値として持つスタンスは微動だにしない」と十倉氏は言い切ったが、「安定した日中関係の構築は重要」と付言した。米中経済戦争が激化する中で正しいカジ取りを期待していいのだろうか。「闘病しながらいろいろ発信した中西会長の不屈の精神に敬意を表したい」と前任者を称え、「(4月15日に会長就任の)打診を受けたが、『義を貫きたい』との信念でお受けした」と十倉氏は会見で語った。新・経団連会長の「義」とは何なのであろうか。

(文=有森隆/ジャーナリスト)

難民も強制送還「入管法改正」強行の動きに小泉今日子、SUGIZOも反対を表明! 入管のスリランカ人女性“見殺し”隠蔽にも非難殺到

 いま、東京五輪の開催強行に反対の声が大きくなっているが、同じように反対の声をあげなくてはならない問題がある。それは、入国管理法(入管法)改正案が今週中、早い場合は明日12日の衆院法務委員会で強行採決されるのではないかと見られているからだ。  この入管法改正案に対しては、...