関西スーパー、株価5割減の大暴落…H2Oとの統合に市場が明確に拒否反応

 12月15日の東京株式市場で関西スーパーマーケット株が大幅安となった。前日比299円(21.5%)安の1090円まで売られた。関西スーパーとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング傘下の、非上場の食品スーパー2社との経営統合をめぐり、最高裁判所は14日、統合手続きの差し止めを求めたディスカウントスーパー、オーケー(横浜市、非上場)の許可抗告を棄却する決定を下した。

 許可抗告とは、高裁に抗告の許可を申し出し、許可が得られた時に、最高裁に行うことができる抗告のことだ。これを受けてオーケーは1株2250円でのTOB(株式公開買い付け)の断念を発表。株価を押し上げる要因となっていたTOBの期待が剥落し、売りが膨らんだ。

 関西スーパーとH2Oは12月15日に経営統合した。関西スーパーはH2Oが58%出資する子会社となった。H2O傘下の阪急オアシス、イズミヤと一緒になり、22年2月、社名を関西フードマーケットに変更する。

 関西スーパーをめぐっては、8月末にH2Oの子会社との経営統合が発表された後、オーケーが買収の意向を表明。10月末の関西スーパー株主総会では僅差でH2Oとの統合案が可決されたものの、集計作業に疑義があるとしてオーケーが神戸地裁に統合差し止めを申請。神戸地裁は差し止めを命じたが、大阪高裁では取り消された。12月14日、最高裁は総会決議の有効性を認め、高裁の判断が確定。オーケーの主張が退けられるかたちで決着した。

 関西スーパーの買収を断念したオーケーは12月22日、保有していた関西スーパーの全株式(8.04%)を処分したとの変更報告書を関東財務局に提出した。統合案が可決されたことを受け、関西スーパーに株式の買い取りと請求する権利を行使した。オーケーは「買い取り価格の協議はこれから行う」としている。買い取り価格は協議の上、決められることになる。オーケーは関西スーパーの上場来高値の1株2250円でTOBの意向を表明したことを踏まえ、二宮涼太郎社長が「2250円は(買い取り価格の)目安になる」と語った。

 足元の関西スーパーの株価は1038円(12月22日終値)。オーケーがTOB発表前9月2日の株価(1374円)を大きく下回る水準だ。

 関西スーパーは「他の株主に説明がつかない高値での買い取りには応じられない」(関係者)だろうから、買い取り価格の交渉が難航するのは必至。買い取り価格が22年1月14日までに決まらなかった場合、裁判所に価格決定の申請を行う。統合案の是非の判断を裁判所に仰いだように、買い取り価格も裁判所に決めてもらうことになる。

非上場子会社との統合という奇策の是非

 オーケーが1株2250円でのTOBという実にシンプルな提案したのに対して、H2O案は同社の子会社の株式と関西スーパーの株式を交換するという“クセ球”だった。H2O子会社が非上場のため市場価格がつかめないことが、比較をいっそう難しくした。

 双方がTOBを提案しているのであれば、どちらが高いかで判断できる。ところがH2Oは関西スーパーの買収にあたって、100%子会社のイズミヤ、阪急オアシスとの株式交換方式を選んだ。オーケーのTOB価格とH2Oの異なる方式のどちらが株主にとって有利なのか、判断するのが容易ではなかった。

「もしH2OがオーケーのTOB価格と比較できる案を出したら、劣勢になったろうから、奇策を弄した」(関係者)と批判された。オーケーは非上場のオーナー会社だから、オーナーの一存でTOB価格は決められるし、割高でもオーナーがこれでいいと決めればOKである。だが、H2Oは上場会社。多くの株主がおり、割高なTOB価格は提案できない弱味を抱えていた。統合後、H2Oはわかりにくい経営統合の歪みを、どう是正していくか。今後に残された大きな経営課題である。

H2Oと関西スーパー双方の先行きは難路

 関西スーパーとの経営統合で親会社になったH2Oは、総会後の数値目標を明らかにしている。22年2月に関西スーパーとイズミヤ、阪急オアシスの3社を束ねる中間持ち株会社、関西フードマーケットを発足させるのが第1のステップ。単純合算で売上高4000億円規模、店舗数が216店となる。

 H2Oはイズミヤと阪急オアシスの利益改善を図っていく。レジで商品10点の精算にかける時間を30秒短い1分20秒にするなど細かい改善点を500点以上洗い出し、それぞれの項目に利益目標を設定するなど、スーパー子会社の事業の構造改革を進めていく。

 第2のステップは2年後をメドにしている。3社の営業利益の予想は、22年3月期は72~73億円だが、これを26年3月期に約60億円積み増し136億円とする計画だ。H2Oは阪急うめだ本店(大阪市)など百貨店事業の苦戦で、21年3月期まで2期連続で連結最終赤字に陥った。食品スーパーを第2の経営の柱に据える方針だが、百貨店が食品スーパー経営に成功した事例は少ないというアナリストが圧倒的に多い。百貨店は場所貸し業であり在庫のリスクが小さい。一方、食品スーパーは自らのリスクで在庫を抱える。ビジネスモデルがまったく違う。

 三越伊勢丹ホールディングス、J.フロント リテイリング、高島屋は食品スーパーから撤退した。関西スーパーを子会社にしたH2Oは、先行する大型百貨店に逆行して、食品スーパー事業を強化する。

 市場の見方は厳しい。H2Oの足元の株価は年初来高値の1020円(6月9日)から798円(12月22日)へと2割強、下落した。関西スーパーにいたっては年初来高値の2213円(9月8日)から1038円(12月22日)へと5割以上も値を下げた。

 両社とも業績を改善させ、株価上昇をテコに株主の期待に応えなければ、世間を騒がせたM&Aは成功したとはいえない。

(文=編集部)

 

PayPay還元率を爆上げさせる裏ワザ…公共料金と税金はコンビニ請求書払いに?

 QRコード決済で国内トップのシェアを獲得しているPayPay。メインの決済法として日常的に使っているという人も増えているが、見落としがちなPayPayのお得テクニックや還元率の効率的な上げ方、そして12月から発行が開始された「PayPayカード」との連携などを改めて解説する。

公共料金と税金の支払いに利用

 PayPayがお得な点はいくつかあるが、基本となるのは決済時に「PayPayボーナス」と呼ばれる還元が受けられる点にある。その還元率の鍵を握るのが「PayPayステップ」だ。現在、PayPayの基本還元率は0.5%だが、このPayPayステップの条件をすべてクリアすれば最大1.5%まで上げることができる。

 条件のひとつめは、1カ月の間に「300円以上の決済回数30回および決済金額5万円以上」を達成すれば0.5%加算されるというもの。さらに3つのYahoo!系サービスの利用、そしてYahoo!プレミアム会員登録、PayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDの連携という条件をクリアすれば、追加で0.5%還元が受けられる。つまり、還元率を最大の1.5%まで引き上げるには、この4つのステップを達成しなければならないのだ。

 このなかで比較的簡単で、すぐに還元率を上げられるのは「ひと月に300円以上の決済回数30回および決済金額5万円以上」だろう。この「300円以上の決済回数30回」というのは、日々のコンビニの買い物などを欠かさずPayPay払いにすれば達成できそうだが、この「5万円以上」という壁が意外に高く、難しい。

 そこでおすすめしたいテクニックが、「請求書払い」で公共料金や税金をPayPay払いにすることだ。自動引き落としにしていない場合に限るが、自宅に郵送されてくる公共料金や税金のバーコード入りの請求書をPayPayアプリでスキャンすれば、どこでも簡単に支払うことができる。電気、ガス、水道、そして住民税や健康保険料など、必要経費かつ大きな金額となりやすい公共料金や税金の支払いをPayPayにすれば、かなりの決済額を稼げる。ちなみに、この請求書払いでもPayPayボーナス(達成状況に応じて0.5~1.5%)が還元される。

 ほかにも「さとふる」を経由してふるさと納税をPayPay払いにするのも有効だ。こちらも通常通り還元が受けられ、さらにお得なキャンペーンなども行われているので、ぜひ利用しておきたい。

簡単に達成できるYahoo!系サービス3選

 上記の方法で0.5%は達成できそうだが、さらにハードルが高いのが3つのYahoo!系サービスの利用という条件だ。対象になるサービスは「PayPayモールまたはYahoo!ショッピングで1回1000円以上の利用」「PayPayフリマまたはヤフオク!で1回1000円以上の落札・購入」「Yahoo!トラベルで1回1000円以上の予約」「ebookjapanで電子書籍の買い物を300円以上」「LOHACO by ASKULで1000円以上の買い物を1回」の5つで、このなかから3つを達成すれば条件クリアとなる。

 なかでも手軽にクリアできるのは「PayPayモールかYahoo!ショッピングの利用」だろう。どちらも基本的にはなんでも揃っているECサイトなので、食品や日用品などを買う際には大手通販サイトの代わりにYahoo!ショッピングかPayPayモールを利用すればよい。PayPay払いでお得になるキャンペーンやクーポンを随時配布してるので、うまく利用すればさらにお得だ。

 Yahoo!トラベルも、「別に旅行なんて毎月してられないから」と見逃してしまいがちだが、そのメニューにはホテルの素泊まりもたくさんラインアップされている。東京の繁華街でも5000円以下で泊まれるリーズナブルなホテルや、大浴場やサウナが付いているホテルもあるので、集中したいときのテレワークや、ちょっとした休憩に利用するというのは現実味がある。月一の自分へのご褒美としてのホテル利用でPayPayステップクリアも達成できるのだ。

 最後はebookjapanの利用だ。ebookjapanはコミックを取り扱っており、電子書籍として1話単位で購入することができる。達成条件の300円はどのくらいかというと、だいたい単行本1冊分の購入でクリアすることができる。例えば、『東京リベンジャーズ』は1冊400~500円ほど、『ゴールデンカムイ』は1冊564円。『少年ジャンプ』などの雑誌単位でも300円は超えるので、定期的に購読している人は、これを機にebookjapanに乗り換えてみてはいかがだろう。

 マンガは単行本で揃える派という人は、「PayPayフリマ」や「ヤフオク!」で探せばマイナーな作品でもすぐ見つかるし、場合によっては本屋で新刊を買うよりも安く手に入れることができる。

 とにかく、いま自分が買っているモノや使っているサービスの「置き換え」を意識すればステップを達成しやすくなる。そのサイクルを継続すれば、PayPay払い1.5%還元を常に保つことができるのだ。

PayPayカードとの連携で1%アップ

 さらにPayPayの還元率を上げるには、12月1日に発行が開始されたクレジットカード「PayPayカード」とPayPayを連携させる方法がある。PayPayカードは、これまでの「ヤフーカード」を統合するかたちで誕生。PayPayにチャージできる、唯一のクレジットカードとなる。

 そのデビュー記念として、いまならPayPayカードを発行してPayPayの支払いに登録すれば、PayPayボーナスが1%上乗せされるキャンペーンがスタート。これによって、PayPayステップの達成と合わせれば最大2.5%の還元率を得ることができる。

 この上乗せキャンペーンの終了時期は現在未定というが、期間限定開催であることは間違いない。まだPayPayカードを発行していない人は早めに発行して、還元率を上げよう。また、PayPayカードは新規発行で2000円相当、さらに3回利用で5000円相当のPayPayボーナスがもらえるという破格のキャンペーンも行われているので、早めに作成しておくほうがお得だ。

PayPayの裏ワザ

 最後にあまり知られていないPayPayの機能も紹介しよう。

 まずは「きせかえ」。この機能を使うと、PayPayのホーム画面上部のカードの図柄を変更できる。PayPayのホーム画面の「…」をタップすると、「管理」のカテゴリーに「きせかえ」という表示がある。ここに「エンタメ」「スポーツ」などさまざまなジャンルのデザインがラインアップされており、いまなら「ピカチュウ」や「阪神タイガース」、街をイメージしたデザインなどがあり、任意に選ぶことができる。

 飲み会などで活躍する「わりかん」機能を使ったことがあるだろうか。これを使えば、一人あたりいくらという割り勘計算がスムーズにできるだけでなく、PayPayで集金して、代表者がまとめて支払うことが可能。金額がかさむ飲み会で幹事を務め、PayPayで集金すれば、こっそり自分だけPayPayボーナスを獲得することができるかもしれない。

 見過ごしそうな機能に「スタンプカード」がある。これは店舗ブランドごとにオリジナルのスタンプカードが用意されており、該当のお店で指定されたPayPay払いの買い物をするとスタンプを貯めることができる。例えばブックオフのスタンプカードは1000円以上の買い物で1個スタンプがつき、3つ貯まると500円引きクーポンがもらえるのだ。よく利用する店舗のスタンプカードがないか逐一チェックしてみよう。

 この他にも、意外と奥深い「ボーナス運用」機能など、解説したい機能は多い。時間のあるときにPayPay画面で各機能をタップして、さらなるお得なサービスを探し当ててみてほしい。

(取材・文=清談社)

 

吉野家・すき家・松屋、不評続出の6品とは?「食感がゴムみたい」と厳しい声も

 牛丼の大手チェーンといえば、“牛丼御三家”とも呼ばれる「吉野家」「すき家」「松屋」を思い浮かべる人が多いだろう。

 リーズナブルな価格でお腹を満たしてくれるという点が共通している“牛丼御三家”だが、1社1社に注目すると、それぞれ消費者に異なったアプローチをしていることがわかる。

 まず、最大手のすき家は従来の牛丼チェーンのイメージを覆そうと、ファミリー層や女性層をターゲットに定めた結果、大成功した。吉野家は100年以上受け継いできたこだわりの味わいをアピール。松屋はファンの目を惹くような変わり種の期間限定メニューをたびたび出して、注目を集めている。一口に“牛丼チェーン”と言っても、各社に個性があるのもおもしろいところではないだろうか。

 そんな“牛丼御三家”には、魅力的な商品が多く存在することはご存知の通り。しかし、中には人を選ぶメニューもあるのも、また事実だ。そこで今回は、今冬の要注意な商品を6つ紹介。利用する際の参考になれば幸いである(価格は税込み)。

吉野家/鰻重(1枚盛)/866円

 まず紹介したいのが、2019年5月掲載の「吉野家・すき家・松屋で今、買ってはいけない“地雷”メニュー6選!高いのにガッカリ!」をはじめ、過去に何度か選出している吉野家の「鰻重(1枚盛)」だ。過去記事では「たれの味が濃い」「鰻がぱさぱさ」といった意見を取り上げたが、今回は「脂っこすぎる」といった意見についてお伝えしたい。

 実際に食べてみると、まず鰻らしからぬプニプニとした食感に違和感を覚える。脂が過度に残ってしまっているようで、人によってはかなり苦手なのではないだろうか。また、ぱさぱさした鰻をカバーしようとするかのようにたれの味が濃いのも気になる。

“牛丼御三家”の中でも、レギュラーメニューとして鰻を提供しているのは吉野家だけのため、手軽に鰻を食べられるという点は非常にうれしいが、期待しすぎると実際の味わいにギャップを感じてしまうかもしれない。

吉野家/豚丼(並盛)/387円

 続いては、同じく吉野家の「豚丼(並盛)」。実は豚丼のラインナップも豊富な吉野家だが、肝心の味わいについては「食感がゴムみたい」「脂っこい」など、厳しい意見があがることも……。

 実際に食べてみると、豚肉は噛むほどに旨味があふれ出す。濃厚な脂身が食欲を爆発させる、“ご飯が何杯もいけてしまう”ような味わいなのだが、脂が多いのか脂身は過度にプニプニしている印象。それでいて、肉部分はなぜかかなり固い。

 醤油ベースの味付けは豚肉との相性も良く、牛丼に勝るとも劣らないおいしさだけに、食感の悪さが残念。さっぱりとした丼ものを食べたい人には要注意といえるだろう。しかし、脂身が多いお肉やこってりとした味わいがお好みの読者ならば、十分おいしく食べられるかもしれない。好みによって評価の分かれる一品と言えるだろう。

すき家/とろ~り3種のチーズ牛丼(並盛)/500円

 3品目は、すき家の「とろ~り3種のチーズ牛丼(並盛)」。通常の牛丼の上に3種のチーズがトッピングされたこちらは、牛丼ととろとろのチーズをからめながらいただくのが醍醐味の商品だ。だが、チーズと牛丼というハイカロリーな組み合わせに、「胃もたれがすごい」「食後に胸焼けした」などの意見が多々あがっている。

 実際に食べてみると、とろとろのチーズは伸びも良く、牛肉によくからむ。チーズの量が多いこともあり、チーズフォンデュに牛肉をディップして食べているような感覚が楽しめる。非常においしい商品なのだが、ややチーズがもったりしているように感じる。そのために、重たく感じてしまう人がいるのだろう。

 だが、“食べ応えのある牛丼を食べたい”というニーズにはマッチする商品だ。途中で食べきれなくなってしまうのではないかと心配している人には、トッピングでついてくるタバスコをかけることをおすすめしたい。すると、辛さで味にメリハリがつき、チーズの重さが軽減されるのだ。

すき家/まぐろたたき丼(並盛)/580円

 続いては、19年5月掲載の「吉野家・すき家・松屋で今、買ってはいけない“地雷”メニュー6選!高いのにガッカリ!」などでも選出した、すき家の「まぐろたたき丼」を紹介したい。

 過去記事では、「円盤のような形状が食欲をそそらない」という意見を取り上げたが、どうやら味の方にも要注意ポイントがあるようだ。SNS上では「きちんと解凍されていない」「生臭い」などの批判的な声も見受けられたのだ。

 実際に食べてみると、解凍はしっかりされていた。しかし、魚の生臭さが若干あり、円盤のような形状と合わさって、食欲をそそらないという意見にもうなずけてしまう。とはいえ、口コミで批判されていたほど味に気になる点はなく、さっぱりとしたまぐろたたき丼として普通においしく食べられた。手軽にまぐろのたたき丼を食べたいという人にとっては、必ずしも“ナシ”な商品ではないだろう。

松屋/おろしポン酢牛めし(並盛)/480円

 次に紹介したいのが、松屋の「おろしポン酢牛めし」。通常の牛丼の上に青ネギと大根おろしをトッピングし、ポン酢をかけたこの商品には「お酢の味が強い」「大根おろしが水っぽい」という意見があがっていた。

 テイクアウトで頼むと、ポン酢は別途用意される。ポン酢をかける前の牛肉を見てみると、指摘があった通り、大根おろしから水分が出ているようで、牛肉が水に浸されているような状態に見える。ポン酢をかけて食べてみると、むせるくらいお酢の味が強い。

 大根おろしとポン酢がさっぱりとしており、牛丼をさらっと食べたいときにはぴったりの商品なのだが、お酢の風味があまり好みでない人には要注意な商品だろう。

松屋/カルビ焼肉定食/660円

 最後に紹介したいのが、同じく松屋の「カルビ焼肉定食」。カルビ焼肉にご飯とサラダがセットになったこの商品に対しては、「脂がしつこい」「胃もたれしそう」との声が寄せられていた。

 実際に食べてみると、確かにカルビはかなり脂っぽい。そもそも容器の底にかなり脂が溜まっており、カルビを脂に浸して食べているような感覚なのだ。そのため、口に運ぶと脂の存在感が強く、味付けやカルビ本来の味がほとんどわからなくなってしまっている。

 しかし、こちらもまたさっぱりとした商品を食べたい人には要注意だが、オイリーでガッツリとした味わいがお好みの人はおいしく食べられるだろう。また、セットでついてくるサラダと食べると脂っぽさが軽減されたので、全体のバランスとしては悪くないのかもしれない。

――今回は“この冬、要注意な商品”を6つ紹介したが、これらは決しておいしくないというわけではない。そのため、今回紹介した商品の中に気になるものがある読者は、ぜひ購入を検討してみてほしい。

※情報は2021年12月20日現在のものです。

(文=A4studio)

神田沙也加さんに「死ね」罵声の前山剛久、自殺教唆の罪に問われる可能性は?

 歌手で女優の神田沙也加さんが亡くなる少し前、交際相手とされる俳優の前山剛久から強い言葉で罵倒される様子を録音した音声の内容を、5日付「文春オンライン」記事が報じた。

 沙也加さんは先月18日、公演中の「マイ・フェア・レディ」に出演のため滞在していた札幌市内のホテル高層階から転落し屋外スペースで倒れているところを発見され、病院に搬送されたが、死亡が確認された。自殺の可能性も取り沙汰されていたが、沙也加さんの所属事務所は「転落の原因につきましては、神田本人の名誉と周囲の方々への影響を踏まえて公表を控えたく、お含みいただけましたら幸いです」とのコメントを発表している。

 沙也加さんが亡くなった直後から、複数のメディアが、沙也加さんは「マイ・フェア・レディ」で共演する前山と交際中であり、沙也加さんが2人の関係について悩んでいたと報じていた。

 前山本人は所属事務所を通じ、「神田沙也加さんと真剣なお付き合いをしており、将来を見据えたお話もさせていただいておりました」とのコメントを発表。さらに文春オンライン記事が公開された5日には公式サイト上で「昨年末より心身に不調をきたし現在も治療を続けておりますが、未だ仕事をすることが困難な状況にあるため、出演を予定しておりました舞台『ピアフ』を降板させていただくこととなりました」と報告。さらに、「治療に専念するため、当面は活動を休止させていただくことを併せてご報告申し上げます」と、芸能活動の休止を表明した。

 前出「文春オンライン」記事によれば、話し合いのなかで沙也加さんが前山から罵声を浴びせられていたという。そのなかで前山は繰り返し「死ねよ」と罵声を浴びせ、沙也加さんが泣き崩れる様子が録音されている。

 この記事が公開されると、インターネット上を中心に前山に対する批判の声が増大し、なかには自殺教唆に当たるのではないかと指摘する向きも少なからずある。「死ね」との暴言を繰り返し浴びせられた人が実際に自ら命を絶った場合、自殺教唆の罪に問われる可能性はあるのだろうか。

 山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士は、「この音声だけでは、自殺教唆と評価することは困難です」と語り、前山の発言がきっかけで沙也加さんが自ら命を絶っていたとしても、刑事責任を問うことは難しいとの見解を示す。

 2013年に、慶應義塾大学3年生だった男が交際相手の女性に携帯電話で「死ねよ」などとメッセージを送り、女性がマンションから飛び降りて亡くなった事件で、男が自殺教唆で逮捕されたが、この場合とはどこが異なるのだろうか。

「慶大生事件の場合、『手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん』などと、より具体的に指摘して『自殺を決意させた』と評価できるので逮捕に至っていますが(その後、起訴・有罪となったかどうかはわかりません)、今回の場合、沙也加さんに『自殺を決意させた』とまでは評価できないので、自殺教唆とはならないでしょう」

 前山と沙也加さんは結婚を前提に交際していたと公表されているが、日常的に精神安定剤を使用していた沙也加さんが、信頼していた前山に暴力的な言葉を浴びせられ、絶望感を味わっていたことは間違いない。

 前山の刑事責任が追及されないとしても、芸能活動の再開は厳しいとの見方が広がっている。

(文=編集部、協力=山岸純弁護士/山岸純法律事務所代表)

山岸純/山岸純法律事務所・弁護士

時事ネタや芸能ニュースを、法律という観点からわかりやすく解説することを目指し、日々研鑽を重ね、各種メディアで活躍している。芸能などのニュースに関して、テレビやラジオなど各種メディアに多数出演。また、企業向け労務問題、民泊ビジネス、PTA関連問題など、注目度の高いセミナーにて講師を務める。労務関連の書籍では、寄せられる質問に対する回答・解説を定期的に行っている。現在、神谷町にオフィスを構え、企業法務、交通事故問題、離婚、相続、刑事弁護など幅広い分野を扱い、特に訴訟等の紛争業務にて培った経験をさまざまな方面で活かしている。

沖縄で1400人超の感染爆発でも岸田首相は「在日米軍が原因と断定するのは難しい」 米軍にも言うべきこと言う韓国とは大違い

 水際対策の強化や「アベノマスク」廃棄決定などによって「安倍・菅よりマシ」と評価の声もあがってきた岸田文雄首相だが、ここにきて、いよいよこの男の化けの皮が剥がれた。  岸田首相は昨日6日、沖縄県と山口県、広島県から「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請があったと発表し...

パチスロ新台「有利区間を無視」一撃2400枚オーバーも可能な爆連スペック! すべてを一新した超話題作がまもなく登場!

 一部プレイヤーから絶大な支持を得ている山佐の6号機『パチスロ TIGER & BUNNY』。その最新タイトル『TIGER & BUNNY SP』のティザーPVが先日公開され、早くもファンの間で話題となっている。

 この映像では、「SPEC一新」「1/6.3の衝撃」「体感96%⁉」「平均24.4!?」といった興味深いワードのほか、ベル5連からの「HERO DRIVE」告知…というゲーム性かと思われる内容が映し出されており、ラストには「史上最高 超爽快AT」という文言も。具体的な仕様はまだ不明だが、PVを見たファンからは「平均24.4が気になる!」「前作がわりと面白かったから楽しみ!」など期待の声が相次いでいる。

 そんな『タイバニ』最新作で熱視線を集める山佐といえば、1月11日にシリーズ最新作『スーパーリノSP』を投入予定。「新生リノスペック」と称した本機は、5号機『リノ』でお馴染みの“トマト揃い”が出玉増加の肝で、そのトマト揃いはこれまでの3択(33%)に加え、「50%」「66%」「100%」の確率で揃う新たなフラグも追加された。

 トマト成立後はボーナス高確率状態となり、当選率は約1/4.9まで上昇。そのループ率は86%オーバー(設定1)と大量連チャンも十分に狙える性能となっている。もちろん、本機はリアルボーナスの連チャン機のため、6号機特有の「有利区間」「一撃2400枚」といった出玉規制の影響を受けないのだ。

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パチスロ「高設定の情報」だだ洩れの危機!? スタッフの目を盗み出す驚愕の手口とは…
パチンコ「右ALL2400発」など出玉で魅せた傾奇者との別れ…CR黄金時代に華を添えた名機に感謝!!

 なお、ボーナス平均獲得枚数はBIGで約123枚、REGで約62枚、BIG中の純増スピードは約4.7枚となっているという。

 さらに、通常時には4種類の演出モードが用意されており、適度な告知と演出が魅力の「ノーマルモード」は遅れ発生でトマト成立のチャンス。「オキリノモード」はトマトもボーナスも完全告知で、液晶両脇のトマトが揺れたらトマトチャンス、レバーONでの告知ランプ点灯はボーナス確定となる。

 バリエーション豊かな演出が楽しめる「トマト農園モード」はトマトやボーナス成立を演出でナビしてくれる安心設計。「オリジンモード」は歴代シリーズと同じく基本、演出無しのシンプル仕様となっている。

 ゲーム性・演出ともに、さらなる進化と遂げた『スーパーリノSP』。導入後の稼働が非常に楽しみだが、そんな本機のデビューを盛り上げるべく、同社は「新年の運試し#スーパーリノSP 導入カウントダウン」キャンペーンを実施中だ。

 リリース日の11日まで開催中の同キャンペーンは、応募者の中から抽選で1名の方に「Amazonギフト券1万円分」が当るという内容。応募方法は同社公式Twitterをフォローし、該当ツイートをリツイートすれば完了だ。

 なお、該当ツイートは毎日変わるようので、投稿内容をしっかりチェックしてから応募しよう。

大御所ライターたちが2021年のパチンコ業界を振り返る…パチスロの未来についても言及

 各社の出玉競争により、数々の超速マシンが登場。一撃3万発、4万発は日常茶飯事となり、2021年は、例年以上にパチンコが盛り上がった年と言えるのではないだろうか。

 業界の重鎮であるヒロシ・ヤング氏が主宰するYouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る?」内の動画「【2021年のパチ業界】を振り返る!」では、文字通り、そんな2021年について大崎一万発氏、POKKA吉田氏と共にトーク。その流れで2022年の新機種についても触れている。

 まず、2021年に「最も打ったパチンコ」との問いに、大崎氏はSANKYOの『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』、もしくはサンセイR&Dの『P牙狼 月虹ノ旅人』と回答。ヤング氏はアムテックスの『Pうまい棒 4500~10500』をピックアップした。

 この『Pうまい棒 4500~10500』は「業界的にも驚異の高稼働」だったそうで、これについてPOKKA吉田氏は「アムテックスは羽根モノを作る技術のノウハウを持ってる人が多いイメージ」とし、「役モノ系を作らせたらアムテックスが一番」と評価。

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 この意見にはヤング氏も大崎氏も納得の様子で、大崎氏は大当りすれば最低でも「1,500発×3回=4,500発」を得られるだけでなく、最大プラス4回の1,500発上乗せが狙える「スペックが大きい」とも述べた。

 ヤング氏らによると、2021年のパチンコは夏以降「豊作」で、6月に『P牙狼 月虹ノ旅人』、8月に『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』、10月に『Pうまい棒 4500~10500』が登場。これらが良い具合にバトンを繋いだわけではないが、ホールの活性化に結び付いたと分析している。

 2022年の新台に関しては、POKKA吉田氏は「これがコケたら大変」とニューギンの『P真・花の慶次3』に注目。大崎氏はA-gonの『P GOGOピラミッド危機一発』が気になるそうだが、玉の動きだけで楽しむマシンなだけに「今、扱えるお店さんがあるのかが不安…」とも続けた。

 また、大崎氏はサンセイR&Dの『P牙狼月虹ノ旅人絆 GIGA GHOST Ver.』についても「どう動くのか」と発言。曰く、現在は『P牙狼月虹ノ旅人』を「持て余しているホールが多い」そうで、旧スペックが増台される中で「遊タイムなし」の新スペックが導入されることに心配な様子だった。

 このほか、動画内では2022年のパチスロについても言及。「今に比べたら明るい未来になる」とし、16分超に及んだトークを締めた。

 業界に精通した3人ならではの鋭い視点と、軽快なやり取りは一見の価値あり。興味のある方は是非ともチェックしていただきたい。

JRA「愚行、厳罰にすべき」M.デムーロ“ほぼ”飛行機ポーズに賛否!? 知らないと損する122万馬券を演出「カラクリ」 武豊ディープモンスター&ヨーホーレイク「ダート挑戦」に騒然!? 【週末GJ人気記事ぶった斬り!】

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。年末年始は特別編で盛り上がった【人気記事ぶった斬り!】も、今回から2022年のレギュラー連載が始動する。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

JRA M.デムーロ「愚行、厳罰にすべき」「体幹すごい」……東京大賞典(G1)オメガパフュームで4連覇、控えめ「ほぼ飛行機ポーズ」も賛否

デスク「Y」:いやあ、年末年始は大忙しだったねえ。お正月休暇も明けて、みんな戻ってきてくれたし、心機一転「今年もGJをお願いいたします!」って感じだねえ。

ライター「A」:そりゃ、仕事なんだから戻ってきますよ。さっそく今回の話題ですが、まずは昨年末の東京大賞典(G1)で4連覇を飾ったM.デムーロ騎手のパフォーマンスが話題になっています。

デスク「Y」:レース見た限り、得意の飛行機ポーズはやってなかったと思うけど……。

ライター「A」:飛行機“未遂”といったところでしょうか。ゴール入線直後に両手でガッツポーズしていたことに対して「危ない」という声があったみたいです。

デスク「Y」:まあ、確かに飛行機ポーズがダメっていうより、手綱から両手を離す行為に問題があるからなあ。

ライター「A」:事前に掲載された『netkeiba.com』のコラム(Road to No.1 M.デムーロ 世界一になる)では「気を付けます」って言ってたんですけどねえ。

デスク「Y」:個人的にはデムーロ騎手の飛行機ポーズはカッコイイと思うし、盛り上がるから好きなんだけど、一方で川田将雅騎手のようにガッツポーズをしないって決めてる人もいるからね。

ライター「A」:川田騎手は確か、初G1勝利を飾った際にガッツポーズをしたものの、乗っているキャプテントゥーレが骨折していたとか。

デスク「Y」:そうそう。でもキャプテントゥーレが骨折したのはレース中の可能性が高いって話だし、騎手がガッツポーズすることがどのくらい馬の負担になってるのかっていうのは、わからないんだよね。

ライター「A」:川田騎手も「ガッツポーズはするべきではない」という発想はないっておっしゃられてますね。

デスク「Y」:川田騎手みたいに馬に負担がかかる可能性があることはなるべくしないっていう考えは、馬に乗る職業として素晴らしいと思う。でも、これを絶対正義にしちゃうと、そもそも必要もないのに馬に乗るな=競馬なんかするなって話にもなる。

ライター「A」:競馬そのものが、動物愛護とかの精神からは外れているものですしね。

デスク「Y」:そうなんだよね。競馬に限らず、エンタメってのは人っていう生き物を楽しませるために存在しているわけで、人が生きるために絶対に必要ってわけじゃないんだよ。だからモラルの境界線をどこで引くのかは人それぞれで、本当の正解なんてないケースが多いんだよね。

ライター「A」:うーん、年明けからGJらしくない難しい話ですなあ。

デスク「Y」:こういうのは議論するとキリがないからねえ。もしガッツポーズが明確に馬の負担になるっていう根拠があるなら、すでにJRAが禁止しているはずだし、ルールになってない以上は各々で判断するしかないと思う。

ライター「A」:じゃあ、デムーロ騎手の飛行機ポーズも……。

デスク「Y」:あれはダメでしょ。JRAとか地方競馬からも怒られたってデムーロ騎手も言ってるし……個人的には好きなんだけど、推奨することはできません(笑)。

JRA知らないと損する「カラクリ」が122万馬券を演出、京都金杯(G3)的中に欠かせない最重要ポイントを見逃すな

ライター「A」:次は京都金杯(G3)の話題です。昨年が122万馬券、今年も19万馬券と2年連続で荒れたレースですが、中京開催が大きなポイントになっているようです。

デスク「Y」:記事によると「前走・東京組」が有利ってことか。まあ、確かに同じ左回りで直線の長い東京と中京は共通点があるね。

ライター「A」:実際に勝ったザダル、2着のダイワキャグニー、3着のカイザーミノルは、すべて前走が東京の馬でした。なお、今回「前走・東京組」は8頭。それが1、2、3着なら上々の結果と言えますね。

デスク「Y」:マジで!? 先に言ってよ!

ライター「A」:レース当日の朝には掲載されてた記事ですよ。立場上読んでるはずなのに、読んでないデスクが悪いのでは……(笑)。

デスク「Y」:ま、まあ……その話は置いといて。でもあれしょ? 「よし! じゃあ来年の金杯はこれで一山当ててやるぜ!」って言ったら、「残念ながら、来年からまた京都開催に戻ります」ってオチなんでしょ? どうせ……。

ライター「A」:そんな負け組に朗報です。京都競馬場の再開は2023年の3月らしいですよ。

デスク「Y」:負け組言うな……って、じゃあ来年はまだ中京ってことじゃん!

ライター「A」:確定ではありませんが、中京開催が濃厚でしょうね。

デスク「Y」:ついにオレが一攫千金を得る日が来たかあああ!

ライター「A」:まあ、まだ来年の話ですけどね。果たして、覚えていられるかどうか……。(今年見逃したことは気にしないんだな)

デスク「Y」:スケジュール帳の来年の1月に「金杯は前走・東京組を買え」って書いたから絶対大丈夫! もらったも同然~♪

ライター「A」:それはよかったですねえ。(どうせ間違えて中山金杯で買っちゃうんだろなあ。さて、つっこむべきかどうか……)

JRA武豊ディープモンスター&ヨーホーレイク「ダート挑戦」に騒然!? 昨年末OPに62頭が登録……降級制度の廃止から3年。見えてきた「歪み」とは

ライター「A」:8日に開催されるすばるS(L)に、昨年のクラシックを賑わせたディープモンスターやヨーホーレイクが登録されていることが話題になりました。

デスク「Y」:びっくりしたけど、結局2頭とも出ないみたいね。

ライター「A」:ヨーホーレイクはすばるSで、ディープモンスターは翌日のポルックスS(OP)で、それぞれ除外になってますね。前者は日経新春杯(G2)、後者は白富士S(L)が想定されているそうです。

デスク「Y」:やっぱり芝の中距離路線を行くわけか。日経新春杯は同世代のステラヴェローチェが出てくるらしいね。

ライター「A」:年明けの競馬は、伸び盛りの明け4歳の激突が1つの楽しみですよね。

デスク「Y」:(日本)ダービー(G1)の時は0.4秒差だったけど、皐月賞(G1)は0.1秒差だからね。ずっと休んでたけどヨーホーレイクが、どこまで成長してるか楽しみ。

ライター「A」:ダービーでは6番人気に推されていた馬ですからね。

デスク「Y」:でも、クロウキャニオンの産駒だったよね……。兄弟みんな早熟っていうか、重賞実績は2歳か3歳に集中してるんだよねえ。

ライター「A」:お兄さんのカミノタサハラが弥生賞(G2)を勝ってますけど、2・3着もきさらぎ賞(G3)や共同通信杯(G3)、毎日杯(G3)にチューリップ賞(当時G3)と、見事に3歳春に集中していますね。ずっとディープインパクトが付けられてることからも、期待は高いはずなんですが……。

デスク「Y」:もし日経新春杯でダメだったら、それこそダートって手もあるかな。

ライター「A」:ダートで実績がないディープインパクト産駒ですよ? ディープ付けた以上は芝に行かないと。

デスク「Y」:まあ、それは間違いないんだけど、お兄ちゃんのボレアスはディープインパクト産駒の中でも数少ないダート重賞馬だから。

ライター「A」:なるほど。通算でJRAの重賞を271勝もしてるディープインパクト産駒ですが、ダートの重賞勝利は京都開催のJBCレディスクラシック(G1)を勝ったアンジュデジールと、ボレアスのレパードS(G3)だけなんですね。

デスク「Y」:そうそう。ボレアスはジャパンダートダービー(G1)2着の実績もあるし、結局“なんちゃって”で終わったヨーホーレイクのダート挑戦だけど、個人的にはちょっと興味あったんだわ。

ライター「A」:いずれは“ガチ”のダート挑戦があるかも。

デスク「Y」:そういうこと。じゃあ、オレもぼちぼち仕事するかな。ガチで。

ライター「A」:デスクがやっと“なんちゃって”で仕事するらしいですよ~。


 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

JRAシンザン記念(G3)レッドベルアームの不安要素は川田将雅!? 「テン乗り」巧者の名手に待ち受ける「出世レース」のジンクス

 2021年の中央競馬も、無事全日程が終了。年間リーディングは5年連続となったC.ルメール騎手が受賞した。勝利数こそ大きく離されたものの、一昨年に続き2位となった川田将雅騎手は、勝率28.5%で最高勝率騎手のタイトルを獲得。昨年も勝負強さを遺憾なく見せてくれた。

 テン乗り(初めて乗る馬)での勝利も川田騎手の大きな強みだ。昨年の安田記念(G1)では、単勝1.5倍の断然の1番人気に支持されたグランアレグリアを相手に、初騎乗となったダノンキングリーとのコンビでまさかの大金星を挙げるなど、大舞台でもアッと驚く騎乗を披露した。

 過去に遡ってみても、12年のオークス(G1)ではジェンティルドンナの主戦だった岩田康誠騎手が騎乗停止処分を受けた影響で急遽手綱を任されたが、桜花賞(G1)に続く見事な快勝を飾った。その後、秋華賞(G1)も勝って牝馬3冠を達成したジェンティルドンナ陣営からしても、川田騎手が果たした役割の大きさは計り知れないものだったはずだ。

 そんな川田騎手だが、9日に中京競馬場で行われるシンザン記念(G3)にレッドベルアーム(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)で参戦することが決まった。主戦だった福永祐一騎手は昨年末の香港での落馬負傷により乗り替わりを余儀なくされたため、代役に川田騎手が選ばれた。

 レッドベルアームは、前走の東京スポーツ杯2歳S(G2)で先着した相手のアルナシームが朝日杯FS(G1)で4着、新馬戦で負かしたキラーアビリティがホープフルS(G1)を勝利するなど、対戦してきた相手関係をみると「ポテンシャルは高い」といえる。

 しかしながら前走の東京スポーツ杯2歳Sで5着となったレース後に、騎乗していた福永騎手は「良い走りが出来ませんでした。まだバランスの取りにくい走りで、コーナーでも逃げ加減でしたし、脚が溜まりにくい走りでした」とコメント。鞍上が多くの課題を指摘していた点は見逃せない。

 さらに、あの川田騎手が密かに苦手としている重賞が、このシンザン記念だ。昨年の馬券内率53.8%という記録は、ルメール騎手をも上回る驚異的な数字ではあるが、シンザン記念においては「0-0-0-10」で馬券内率は0%と極端に相性が悪い。

 さらに過去の結果を振り返ると、馬券内どころか掲示板に載ったのも1回のみ。2年前の単勝オッズ1倍台のルーツドールでさえも、10頭中7着と惨敗した過去がある。今や世界の「KAWADA」となった名手も、長年に渡りこの負の連鎖反応を断ち切れないでいる。

 現在『netkeiba.com』の予想オッズでは、単勝2番人気となっていて、当日も上位人気は必至だろう。この事実があるからには、馬券は他の馬から組み立てるのが妥当かもしれない。

 川田騎手が騎乗するだけでその馬の人気が過剰気味になってしまうのは、売れっ子騎手の宿命でもある。テン乗りで回ってきたチャンスを生かし、シンザン記念の呪縛を解き放つことが出来るのか。それともやはり負の連鎖を覆すことは不可能なのか。注目の一戦となりそうだ。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

なぜ今は「野木亜紀子の時代」なのか?常に現実の半歩先を行くドラマの数々

 1月2~3日にかけて、野木亜紀子脚本の刑事ドラマ『MIU404』(TBS系)が再放送された。

 2020年に放送された本作は、事件の初動捜査を行う機動捜査隊(以下、機捜)の活躍を描いたバディモノの刑事ドラマだ。主人公は、働き方改革の一貫として新たに設置された第4機動捜査隊でコンビを組む、「野生のバカ」と言われる運動神経バツグンの伊吹藍(綾野剛)と、「自分も他人も信じない」と語る観察眼と社交性に優れた志摩一未(星野源)。

 基本的に物語は1話完結で、煽り運転、ブラック労働、女性の貧困、外国人技能実習制度、若者の薬物汚染、裏カジノといった現代的なテーマが盛り込まれた、社会性と娯楽性を両立した社会派エンターテインメントドラマに仕上がっていた。

現実化することも多い野木亜紀子ドラマ

 脚本を担当する野木亜紀子は、出世作となった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、以下『逃げ恥』)の成功で大きく注目されるようになった人気脚本家。『逃げ恥』以降はオリジナルドラマを精力的に執筆しており、新作が放送されるたびに大きな話題となっている。日本のテレビドラマの作り手の中で、現在、最も新作に注目が集まるドラマ脚本家と言って間違いないだろう。

 筆者は2021年の7月に刊行された評論集『脚本家・野木亜紀子の時代』(blueprint)に執筆者の一人として参加した。『逃げ恥』や『MIU404』といった7本の野木亜紀子作品について論じた本書を読んで改めて感じたのは、タイトルの通り、現代は「野木亜紀子の時代」なのだということである。

 刑事ドラマや恋愛ドラマといった枠組みの中で、女性差別、ブラック労働、有害な男らしさ、といった現代日本に蔓延する社会問題を積極的に導入することで作品の強度を上げてきた野木亜紀子のドラマは、その存在自体が現代日本を理解する上での貴重な見取り図だと言える。

 また、彼女のドラマの中で描かれたことが数年後に現実化するということも多い。

 たとえば、2018年に放送された法医解剖医を主人公にした刑事ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第1話「名前のない毒」では、サウジアラビアから帰国した会社員がMARSコロナウイルスに感染して死亡したことによって、日本中にパンデミックに対する不安が広がっていく様子が描かれている。街中を歩く人々は全員マスクを着用し、「PCR法での検出」という言葉が登場する様子は、リアルタイムで観たときはSFの世界みたいだと感じたが、今観ると、2020年に新型コロナウイルスが広がっていく様子を予見していたかのようである。

 また、筆者が『脚本家・野木亜紀子の時代』の中で論じた2018年のドラマ『フェイクニュース』(NHK)のラストシーンでは、県知事選の候補者が選挙演説を行うショッピングモールに「難民受け入れ」をめぐって対立する賛成派と反対派の団体が乱入し、激しい抗争を繰り広げる場面がある。放送当時はやや唐突に思えた展開だったが、このシーンも今観ると、2021年1月6日にドナルド・トランプ大統領の熱狂的な支持者が、ジョー・バイデンが次期大統領に就任するのを妨害するために起こした連邦議会議事堂襲撃事件を連想させる。

 そもそも“フェイクニュース”という概念自体が、放送からわずか数年で日本でも深刻かつ日常的な問題となってしまった。本作で描かれたような、閲覧数を稼ぐために人々の感情を煽るような極端なニュースが真偽不明のまま流れてくるという状況は、コロナ禍に入り世界中で過熱しており、コロナウイルスが世界中に拡散していく“パンデミック”と同じくらい、フェイクニュースや誹謗中傷がSNSを通して拡散されていく“インフォデミック”は深刻な問題となっている。

『フェイクニュース』はいち早くその問題を描き、「インフォデミックにいかに抗うか」をテーマにした先駆的なドラマだったと言えるだろう。

 もっとも、野木のドラマは「予言」というよりは現実の法律や出来事を可能な限り反映させた「理知的な思考実験」という印象である。だからこそ、現実を先取りする未来予想のような物語となってしまうのだろう。

 彼女が作品の中で社会問題を描くのは、それだけ現実に対するアンテナを張りめぐらせているからだ。その結果、野木の作品は毎回「現実との競争」となり、常に時代の半歩先を進んでいたからこそ、高く評価されてきたのだ。

 半歩先の先見性があったからこそ、『アンナチュラル』と『フェイクニュース』は予言的な作品となった。対して『MIU404』は、放送直前に新型コロナウイルスのパンデミックが起き、東京オリンピック・パラリンピックが1年延期となるという現実の軸が狂ってしまったことで、放送が始まる前に「現実に追い抜かれてしまった」と言える。

 これは、「時代の半歩先」を進む野木ドラマにとって致命的なダメージだった。だが、この逆境があったからこそ『MIU404』は特別な作品となった。

 コロナによって追い抜かれた現実に追いつき、フィクションの力でどう対峙するか? それこそが、本編の水面下で起きていた『MIU404』のもう一つの戦いだった。

※後編に続く。

(文=成馬零一/ライター、ドラマ評論家)