ライザップ、松本晃氏が半年で敵前逃亡した“蟻地獄”…数十社の不振子会社群に慄然

6月にライザップ取締役を退任する松本晃氏(写真:東洋経済/アフロ)

 RIZAPグループ(以下、RIZAP)は6月の株主総会で中井戸信英(のぶひで)氏を取締役会議長として選任し、創業経営者である瀬戸健社長を強力にバックアップする体制に入る。外部から再びプロ経営者を招聘したかたちだ。

 瀬戸社長が昨年、「プロ経営者」の松本晃氏を招聘し、COO(最高執行責任者)として経営の建て直しを委嘱したことは記憶に新しい。中井戸氏の前に短期間在任した松本氏の去就を振り返り、RIZAP改革の道に横たわる困難を概観してみる。

【前編はこちら】
『ライザップ、営業赤字94億円…大物経営者招聘の裏に、瀬戸社長の“経営家庭教師”の存在』

拙速果断な招聘とプロ経営者が直面した3つの困難


 松本氏はジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長在任9年の間に年間売上を4倍に伸ばし大幅な黒字を達成、続くカルビーでは8期連続で増収増益を続けるなど、「カリスマ経営者」との呼称をほしいままにしていた。

 ところが絶好調を続けたカルビーの業績は、2018年第3四半期(17年10月―12月)に久しぶりに対前年比で大幅に悪化してしまった。私はこの時点でカルビーでの松本経営が限界点に来たことを指摘し、「外に出て次の機会を見出したら」と提言した(18年2月16日付記事『カルビー、突然に急成長ストップの異変…圧倒的ナンバーワンゆえの危機』)。

 この拙記事が松本氏の目に留まったとも仄聞しているのだが、同氏が唐突にカルビー退任を発表したのがその翌月のことだった。そして松本氏の退任報道に即応したのが、RIZAPの瀬戸社長だった。瀬戸社長は即日、松本氏に直接電話を入れ、RIZAP経営陣への参加を懇請した。

 松本氏は瀬戸社長の迅速な要請に打たれるところもあって、RIZAPへの入社を受諾したという。松本氏は昨年6月の株主総会でRIZAPの代表取締役COO(最高執行責任者)に着任した。

 松本氏の主要な業務管掌は、多数・多岐に渡ってしまっていたRIZAPの子会社群の経営建て直しということだった。着任した松本氏はカルビー時代同様に、それぞれの事業所(子会社)を自ら回って現場の社員の声を聞くことから始めた。

 松本氏はしかし、正式着任して半年もたたないうちにCOOを離任してしまう。昨年10月にそれが発表され、肩書きは「構造改革担当」ということになり、代表取締役も外れた。取締役としての籍が正式に外れるのは6月の株主総会だが、RIZAPでの経営トップとしての活動は昨年の10月に終了してしまったという状況だった。「プロ経営者の半年逃亡劇」と私が評する所以だ。

 創業経営者に丁重に迎え入れられたプロ経営者は、なぜ半年も持たずにその会社を見限ることになったのか。私は3つの要因があると見ている。

整理しきれない子会社群


 瀬戸社長が松本COOに期待したことは、膨れ上がった子会社群の経営であり、建て直しだった。ところが、一回り現場を回ったこのプロ経営者は、瀬戸社長に重大な経営方針転換を提言したのだ。

 それはRIZAPが突き進んできたM&A路線の凍結であり、子会社群の整理であった。松本氏はRIZAPの子会社群を当初「おもちゃ箱のようだ」とそのバリエーションの広がりを評していたが、内実を吟味するにつれ「壊れたおもちゃも、あるかもしれない」と、それまでのM&A路線を酷評するようになった。

 2年半に60社強を手当たり次第に買い漁ってきたといわれる子会社の多くが赤字に沈んでいた。RIZAPはそれらの不調会社を、評価資産価格以下で買い叩いてきた。そうすると、財務的には「逆のれん代」(適正評価額との乖離額を利益として計上する)として本社の決算数字がよく見えるのだ。この「逆のれんM&A」を永遠に回せれば、個別の会社の経営状況など関係のない、という事態が生まれる。しかし、永久運動機関が存在しないように、そんなM&Aは持続するはずもない。

 赤字の会社を連結決算していけば、RIZAP本体の各年の経常利益は大きく損なわれていく。買収した会社の事業内容をそれぞれ迅速に改善できなければ、RIZAPは早晩行き詰まる。

 それぞれの子会社を再生できればいいのだが、プロ経営者といえども、不調の会社の業績をターンアラウンドさせるには尋常でない集中を必要とする。つまり、数年に一つずつしか行えないのだ。「数十もの会社を再生してほしい」とか「そうでなければその数の再生経営者を同時に育ててほしい」などということを期待したとしたら、それは“ないものねだり”というほかはない。

 この構造をすぐに見抜いた松本氏は、不調会社の切り離し、つまり再売却に動いた。しかし実現したのは、SDエンターテイメント(昨年11月に一部譲渡)、ジャパンゲートウェイ(19年1月に売却)、タツミプランニング(同3月に一部譲渡)など、指を折るほどの数にもならなかった。それも松本氏がCOOから離任したあとの実現だった。

 会社を売却することは、買収するよりはるかに難しい。売却先候補を見つけ、資産査定を相互で行い、交渉する。弁護士など多くの専門家が関与し、1件だけでも気の遠くなるような時間と労力が必要だ。それを何十社もしなければならないというわけで、松本氏は慄然としたはずだ。

数十社の赤字が集積するという悪夢


 4月に入りRIZAPはグループ企業の再編を発表している。そこに添付された「RIZAPグループ体制図」によると、子会社群は10の中核企業群に集約されたかのように見える。しかし、内部を精査して見ると、たとえば中核会社の一つとされたRIZAP株式会社の下には10社以上の子会社を収載したりして、トータルすると、いまだに子会社の数が数十社という規模感のままである。18年9月現在では85社あると発表されていた。

 RIZAPがこれらの数十に上る多くが不調な子会社を保持していけば、毎年莫大な赤字が発生する。18年11月の発表では「1年以内にグループ入りした企業の赤字合計額が増加している」とされた。RIZAPは買収した会社の建て直しが得意な会社ではないのだ。売却できたとしても足元を見られ、多額の売却損を覚悟しなければならない。

 私にも観察できるこんな悪夢を、松本氏のような「プロ経営者」が短期に見抜けないわけはない。招聘されたところが実は“蟻地獄”だったことに、松本氏は現場を回ってすぐ気がついたのだ。

社内の抵抗と反発


 次記事では松本氏がRIZAPを逃亡した3つの要因のうち、あと2つを解説し、交代登板となった中井戸氏による経営再建の可能性について評論する。
(文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント)

※後編へ続く

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ご希望の向きは山田修( yamadao@eva.hi-ho.ne.jp )まで直接ご連絡ください。
選考させてもらいますのでご了承ください。

撮影=キタムラサキコ
●山田修(やまだ・おさむ)
ビジネス評論家、経営コンサルタント、MBA経営代表取締役。20年以上にわたり外資4社及び日系2社で社長を歴任。業態・規模にかかわらず、不調業績をすべて回復させ「企業再生経営者」と評される。実践的な経営戦略の立案指導の第一人者。「戦略策定道場」として定評がある「リーダーズブートキャンプ」の主任講師。1949年生まれ。学習院大学修士。米国サンダーバードMBA、元同校准教授・日本同窓会長。法政大学博士課程(経営学)満了。国際経営戦略研究学会員。著書に 『本当に使える戦略の立て方 5つのステップ』、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(共にぱる出版)、『あなたの会社は部長がつぶす!』(フォレスト出版)、『MBA社長の実践 「社会人勉強心得帖」』(プレジデント社)、『MBA社長の「ロジカル・マネジメント」-私の方法』(講談社)ほか多数。

「利益」を出すだけでは、ダメですか?

チョロギ
長老喜

秋田の知り合いから、「長老喜(ちょろぎ)」を頂戴しました。お正月のおせち料理にも入る「おめでたい食べ物」ということは知っていたのですが、人工物なのか天然なのか、なんとなくその姿も不気味で敬遠していました。

ところがいざ口にするとコリコリ、爽やか。ちょっとした箸休めにピッタリでした。聞けばシソ科の植物にできる球根に似た「塊茎」で、東北地方でよく育てられている作物なんだとか。食わず嫌いはダメですね。

そうそう。おめでたいと言えば、学生時代のサークルも、会社も一緒だった後輩の矢野孝典さんが(第55回記事参照) 、ベトナムでの起業をめざし、電通を卒業します。専門のEC分野で頑張るんだとか。

ちょっとさみしいけれど、晴れの門出はお祝いです。そこで昔のメンバーが集まって歓送会をやりました。案の定、主賓が話題の中心だったのは、開始5分だけ。あとは四方山話に花が咲きました。
 
矢野さんより先に最近、金融系で起業した仲間が吠えました。

「会社ってぇのは、利益を出すための集まりでしょう?だから頑張ってきちんと利益を出しているのに、『良い大学』を出たスタッフに限って、『この会社のビジョンは何ですか?』『どんな正義のためにビジネスをしているんですか?』って、うるさいんだよ。もし世の中にいいことをしたいなら、まず儲けて、それを社会貢献活動に寄付した方がよっぽど効率的じゃないか!」

ホンネのホンネで、「企業にビジョンは必要なのだろうか?」という疑問です。

十字フレーム

正直、創業間もない経営者の頭が持続的な利潤の追求でいっぱいになるのはよく分かります。「単なるカネ儲けを超えた基本的価値観と目的意識」なんて余裕はないのでしょう。それでもやっぱり、ふたつの意味でビジョンは不可欠です。

ひとつは、お客様と企業との関係。もし市場の中で(激烈な価格競争を避けるために)独自のポジションを獲得したいなら、独自の価値を提供する存在にならなければなりません。ビジョンはそれをつくる、もっとも根本的な動力です。

もうひとつは、スタッフとの関係のため。独自の価値を創造していくためにはメンバーの強烈な参加意欲が必要ですが、「単なる金儲け」が目的では、その動機づけとして不十分です。よその給料が高ければ、人材も流れてしまうでしょう。

経営学者の野中郁次郎先生は経営者に必要な能力として「フロネシス(賢慮)」を挙げています。実際のビジネスには、ノウハウといった類のテクネ(実用的知識)や、科学的、普遍的に正しい知識であるエピステーメ(客観的知識)だけでは十分でなく、マネジメントはそこに、どんな価値を「よし」とするのか。真・善・美の主観的感覚に基づく判断基準を示さなければならない、とおっしゃるのです。

う~ん。正直、理屈は分かっても、難しいですよね。起業のバタバタの中で、哲学的な真・善・美の追求に時間を割いている余裕はないですもんね。

そんな時、ぼくがオススメするのは、ビジョンを「仮置き」すること。そしてその後もそれを額縁に飾って固定化などせず、頭のどこかで常により良くする努力を怠らないことです。

当然のことですが、「生まれたばかりの経営者」に高度な実践的知識としての「フロネシス」を求めるのも酷な話で、それは数多くの市場との対話を経験して伸びていく能力です。常にビジョンの改善を忘れず、言語化を心がけていれば、自ずと点数は上がっていくはずです。

矢野さん
矢野さん

ちなみに矢野さんの歓送会では、そんなややこしいぼくの発言も、みんなの笑い声にかき消されてしまいました。

さて、このみんなから愛される男がベトナムの地でどのようなフロネティック・リーダーに成長していくのか。楽しみは尽きません。
 

どうぞ、召し上がれ!
 

JRA日本ダービー(G1)クラージュゲリエ「65年ぶり偉業へ」三浦皇成にチャンスあり?

クラージュゲリエの画像1

 日本ダービー(G1、芝2400メートル)への出走を控えるクラージュゲリエ(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)。高い素質を秘めていると評価されているが、それが大舞台で開花することはあるのだろうか?

 父キングカメハメハ、母ジュモー、母父タニノギムレット。さらに母母はトゥザヴィクトリーの全妹ビスクドールと、稀に見る良血として誕生したクラージュゲリエ。

 新馬戦は2着に2馬身差をつけて快勝するも、続く札幌2歳S(G3、芝1800メートル)ではニシノデイジー、ナイママを捉えることができず3着に終わっていた。

 だが3戦目の京都2歳S(芝2000メートル)。J.モレイラ騎手を背に道中6、7番手でレースを進めると、4角手前から進出開始。最後の直線で馬群を縫うように進み、ワールドプレミア、ミッキーブラックなど素質馬を相手に勝利を収めた。

 今年は共同通信杯(G3、芝1800メートル)から始動。武豊騎手とともに2歳王者アドマイヤマーズらに挑戦するも3着。勝ち馬のダノンキングリーには0.8秒差も離されるなど、力の差を見せつけられた形で終わっている。

 そして迎えた皐月賞(G1、芝2000メートル)。新たに横山典弘騎手とコンビを組んで迎えた1戦では、中団からしぶとく脚を伸ばして5着。前走の結果からか戦前は14馬人気と評価を落としていたが、掲示板に載り、日本ダービーへのキップをもぎ取ることにも成功した。

「皐月賞の下位人気は追い切りでの動きが悪かったのも影響していたのかもしれません。最終追いで3歳のアヴァターラ、6歳のフォイヤーヴェルクとの3頭併せで先着を許していましたからね。ですが、本番の皐月賞では5着と健闘し、ファンを驚かせていました。稽古駆けはしない本番に強いタイプなのかも」(競馬記者)

クラージュゲリエの画像2

 そのクラージュゲリエは1週前追い切りで、僚馬サトノルークス、アイスバブルと3頭併せ。アイスバブルには2馬身半先着したものの、サトノルークスには少し遅れ気味でゴールし、6ハロン82.8秒、ラスト11.8秒を記録している。

「池江調教師は『距離が延びるのもいい』と距離延長を歓迎していました。またこれまでは気性難を抱えていたようですが、前走の皐月賞で騎乗した横山典騎手も『乗りやすかった』と話すなど、徐々に改善傾向にあるようです。

 ですが、気になるのはやはり乗り替わり。これまで『乗り替わり』で日本ダービーを制したのはふたりしかいません。さらに今回は三浦皇成騎手がテン乗りで挑戦しますが、その場合は1度しかなく1954年のゴールデンウエーブまで遡ることになります。条件的にはちょっと厳しいといえます」(競馬誌ライター)

 三浦騎手は実に65年ぶりとなる偉業をクラージュゲリエと達成することができるのだろうか? 好走を期待したい。

安倍首相が拉致問題の国民大集会を「公務」理由に中座し、自宅で休養! パフォーマンスだけの北朝鮮外交に批判

 最近になって、北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談に関して「条件をつけずに向き合わなければならない」と述べ、日本人拉致問題解決という条件を外す意向を示しはじめた安倍首相。「対話のための対話はだめだ」などと公言し、Jアラートを作動させて“北朝鮮パニック”を政治利用してきたが、つ...

田口淳之介、ジャニーズ在籍時から違法薬物疑惑…黒い人脈で実質“解雇”だったのか

田口淳之介

 22日、人気ジャニーズグループ・KAT-TUN元メンバーでアーティストの田口淳之介容疑者が、大麻取締法違反で厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。

 田口といえば、2016年に当時所属していたKAT-TUNを突然脱退し、そのまま同年にジャニーズ事務所を退所。翌17年には大手レコード会社とメジャー契約を締結しソロ活動を開始させたものの、18年には契約が終了し、現在は個人事務所で音楽活動を続けていた。

「もともとKAT-TUNはジャニー(喜多川社長)さん肝いりのグループで、事務所の期待が高かったものの、赤西仁、田中聖、そして田口が相次いで脱退し、たった3人になった今は活動休止状態となっています。特に田口は、4人になってKAT-TUNがグループとして正念場に立たされていた時期に脱退し、現在のグループ活動休止につながっており、さらには事務所をやめてからわずか半年後に何事もなかったかのような顔でソロ活動を始めたということで、アンチが多いことでも知られています。そのため、ソロ活動はお世辞にも順調とはいえない状況でした」(週刊誌記者)

 そんな田口が事務所退所に至った経緯について、業界関係者は語る。

「要因は大きくは2つです。まず、今回田口と一緒に逮捕された恋人の小嶺麗奈の存在です。小嶺は田口がジャニーズに在籍していた頃から、自身のブログに田口との交際を匂わす写真をアップしたりしてファンの反感を買うばかりか、田口も隠れることなく小嶺とデートを重ねていたため、たびたびツーショット写真が週刊誌に撮られていました。さらには小嶺の交友関係にも良くない噂が立っていたこともあり、事務所は別れるよう説得したものの、田口は耳を貸さなかったといいます。

 さらに、田口自身にも良くない噂があったことも、事実上の事務所“クビ”につながったのです。田口は当時、違法薬物所持で逮捕された女優のグループとよく遊んでいて、一部では田口にも薬物疑惑が囁かれていました。事務所としては所属タレントのなかから薬物での逮捕者など出ればシャレにならないということで、素行不良などの理由をつけて早々に田口を切ったともいわれていました。実は“マトリ”はその女優が逮捕された頃から、すでに田口をマークして内偵を進めていたともいわれていますが、もし事実であれば、田口を切り捨てた事務所の判断は正しかったですよね」

 それにしても、なぜ田口はこれほどまでに道を踏み外してしまったのだろうか。

田口は持って生まれたスター性とルックスの良さ、そしてアイドルとしては抜群のセンスを兼ね備え、ジャニーさんや(藤島)ジュリー(景子副社長)さんのお気に入りでした。それゆえ、事務所のプッシュによって、話題のドラマなどにも数多く出演できたわけですが、そうした特別扱いと自身の才能ゆえに、“自分はなんでも許される”“一人になっても、やっていける”という驕りが生じてしまったのでしょう。

 その結果が、ファンの気持ちを考えない“小嶺との堂々交際”とKAT-TUN脱退、事務所退所、そしてうまくいかないソロ活動の末の麻薬使用となったのでしょう。まさに自爆というか、完全に自業自得という印象です」(テレビ局関係者)

 人気アイドルの転落は、あまりにも早かった。
(文=編集部)

“安倍首相批判の急先鋒”菅野完氏、7年前の強制わいせつ未遂容疑で書類送検が臆測呼ぶ

ノンフィクション作家の菅野完氏(写真:日刊現代/アフロ)

 森友学園問題の追及で話題を呼んだノンフィクション作家・菅野完氏が、強制わいせつ未遂の疑いで警視庁代々木署に書類送検されていたことが判明した。“反安倍派”といわれている人物とあって、インターネット上で大きな注目を集めているようだ。

 報道によると、菅野氏は2012年に40代の知人女性に対して性行為を強要。ベッドに押し倒すなどの行動におよび、事件後に被害女性から慰謝料を求める訴訟を起こされた。東京地方裁判所の一審判決で110万円の支払いを命じられ、減額を求めて控訴するも、18年に東京高等裁判所が棄却。菅野氏が受け入れたため、賠償命令が確定していた。

 菅野氏は17年に発覚した森友学園への国有地払い下げをめぐる問題で、森友学園の籠池泰典理事長(当時)と接触。記者会見で「現職閣僚のひとりが籠池氏に数百万程度の現金を渡していたと聞いた」と明かしたほか、「籠池さんの持っているものが全部出てきたら内閣が2つぐらい飛ぶと思う」など“爆弾発言”で話題を呼んだ人物だ。

 また、18年には「週刊現代」(講談社)が、アメリカで二度の女性暴行を働き、逮捕された菅野氏の経歴をスクープした。「二度目の逮捕では、裁判所に出頭しないまま国外逃亡を果たした」などと詳細が報じられている。ツイッターでこの報道を取り上げた参議院議員・和田政宗氏は、賠償命令を受けた過去と合わせて「これでも一部メディアは『問題ない』として、菅野氏を起用し続けるのだろうか」とコメントしていた。

 今回の書類送検を受けて、ネット上では「何度も事件を起こしているような人物が作家を名乗っていていいのか」「強制わいせつ未遂に女性暴行。たたけばもっと出てきそう」「警察と検察には埋もれた類似事件がないか、徹底して捜査してほしい」といった声が続出している。

 一方で、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏を引き合いに出す声も多い。山口氏といえば、ジャーナリスト・伊藤詩織さんから暴行被害を訴えられた人物だ。しかし、警察が逮捕に向けて動くなか、突如として逮捕状執行が取り消され、逮捕・起訴には至らず、その不可解な捜査展開が国際的な関心を集めた。

 安倍晋三政権について書かれた『総理』『暗闇』(ともに幻冬舎)などの著書で知られる山口氏は、“安倍首相と懇意にしている記者”として知られている。それだけに、「安倍政権によって事件がもみ消されたのではないか」といった臆測を呼び、今も「政府の圧力によって捜査が中止された」との見方もある。

 今回、菅野氏が書類送検されたことで「菅野完と山口敬之は何が違うんだ?」「山口こそ、きちんと捜査して逮捕なりされるべきでは」という声が上がっており、山口氏にも再び注目が集まっている。また、菅野氏の事件が7年前であることから、「そもそも、なんでこんな昔の事件で今さら書類送検なの?」「裏がありそう」と勘ぐる声まで出ている。

 いずれにしても、性犯罪は根絶しなければならない問題であり、どちらの事件も真相解明が先決だ。
(文=編集部)

『わたし、定時で帰ります。』視聴率うなぎのぼり…恋愛パートも仕事パートも100点満点

火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』|TBSテレビ」より

 吉高由里子が主演中の連続テレビドラマわたし、定時で帰ります。』(TBS系)が5月21日に第6話を迎え、平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした。

 ウェブ制作会社・ネットヒーローズに勤務する32歳の主人公・東山結衣(吉高)が「残業しない」で「定時で帰る」という働き方を貫く姿を描いた同ドラマ。彼女が直面するさまざまな社会問題を通し、「なんのために働くのか?」といったメッセージを伝えていく。自己最高の10.4%を記録した第2話以外は視聴率1ケタ台を推移していたが、インターネット上の評判も良く、今回2ケタ復活&自己ベストに次ぐ数字を獲得した。

 そんな第6話は、結衣の元婚約者でネットヒーローズ・制作4部の副部長を務める種田晃太郎(向井理)に“独立”のウワサが……。動向を気にする結衣たちとは別に、部長の福永清次(ユースケ・サンタマリア)も種田に探りを入れ、裏で“圧”をかけていた。一方、部に舞い込んだ新規案件で、結衣が面倒を見ている新人・来栖泰斗(泉澤祐希)がディレクターデビューすることになるも、なかなかうまくいかない。その結果、来栖はとうとう種田に対して不満を爆発させてしまう、という内容を繰り広げた。

 来栖は、もともとやる気ゼロかつ「辞めたい」が口癖のキャラクターで、第3話ではクライアントのCM撮影時の動画を許可なくSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿し、炎上騒ぎも起こした問題児。そのため、ネット上には今回「種田さんのフォローがなければディレクターデビューどころじゃないのに、何をふてくされてるんだか」「新人だから実力不足なのは仕方ないけど、まずは言葉遣いを改めるべき」「面倒くさい新人」「ちょっと前に問題起こしたくせに、態度がデカい」などと苦言が寄せられた。

「私だったら、来栖のこと殴り飛ばしてる」というコメントも散見されたが、彼の教育係である結衣はフォローに徹し、「かわいい後輩」とまで発言。しかも、来栖を諭しつつ種田への気遣いも忘れない“有能”ぶりで、ネット上には「結衣が良い女すぎる」「来栖には最高の先輩がいてうらやましい。私も結衣の下で働きたいよ」「種田さんも十分良い上司だと思うけど、この職場は結衣がバランス取ってくれてるからこそ成り立つ」といった声が続出。結果的に、来栖は結衣のおかげで種田に謝ることができ、種田もまた、結衣のおかげで“感じ良く”謝罪を受け入れていた。

 一部では、「『わたし、定時で帰ります。』ってタイトルから、主人公は我が強い女か、権利ばっかり主張するようなヤツかと思ってたけど、むしろ結衣は人一倍の仕事を担ってる」「主人公にクセがありそうなタイトルじゃなければ、もっと爆発的に視聴率伸ばせたんじゃない?」との指摘も。今回は謎の男“愁”こと柊(桜田通)が“種田の弟”だと明らかにされたが、結衣はこの兄弟の間でもうまく立ち回っているようで、ますます「結衣には好感度しかない」「惚れてしまう」などとネットユーザーを感心させていた。

 このように、今回も見どころ満載の『わたし、定時で帰ります。』だったが、ラストは種田と現在の結衣の婚約者・諏訪巧(KAT-TUN・中丸雄一)の“直接対決”が展開された。酔った種田が、今でも結衣を好きでいると告白したため、ネット上では「やっぱり種田さん、結衣のことまだ好きなんだ! そんな未練がましいところも良い!」「種田さんがかっこよすぎるし結衣とお似合い」「向井理の顔と声で『今でも好き』って言われたい!」などと大盛り上がり。

 巧に対しても「負けないで~!」という声援はあるが、「種田にはかなわないな」「もはや中丸の下手な演技のせいで負けてる」「中丸くん嫌いじゃないし、セリフ棒読みでもおもしろいけど、それゆえに向井の良さが際立つ」といった書き込みが少なくない。

 ともあれ、「恋愛パートがおもしろくなってきた!」「こんなにキュンキュンするドラマだと思ってなかったからビックリしてる!」との声が飛び交っているだけに、次週には視聴率の自己最高を更新しそうである。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

やよい軒、“その他大勢”の不満を受け「ごはんおかわり無料」をやめる“ポーズ”の重要性

やよい軒の店舗(「Wikipedia」より/Ocdp)

 外食チェーンのやよい軒が無料だったごはんのおかわりを、一部店舗でテスト的に有料化した。おかわりをしない顧客から「不公平感がある」という意見が以前から寄せられていたことが理由だったようだが、頻繁に来店する層を中心に波紋を呼んだ。大多数は既存のシステムに満足していたはずなのに、なぜ企業は一部の顧客の声を聞かなくてはいけないのか。立教大学経営学部教授でマーケティング論が専門の有馬賢治氏に話を聞いた。

顧客は“その他大勢”になったとき、公平感を希求する


「現代は過剰なまでに顧客の声の反映が暗黙的に求められる時代です。企業がサービス改善のために行うPDCA(『Plan』『Do』『Check』『Action』)サイクルを回すための『Check』にあたる工程で回収を試みる顧客アンケートですが、なかには個人的なガス抜きのために利用する顧客もいます。ですが、それすらも企業には対応が求められているのです」(有馬氏)

 では、やよい軒のケースでは、その意見を寄せた顧客の心理とはどのようなものだったのか。

「顧客が企業に求めるサービスの代表的なものに、『自分だけの特別感』と『公での公平感』があります。たとえば自身がその店舗で特典を受けられる限定された会員のような立場だった場合、他の顧客よりもプラスアルファのサービスを受けられるため、オトク感を覚えて店舗への好印象を抱きます。一方、自身が特別扱いを受けない“その他大勢”に入っている場合は、逆に公平感を希求する心理が働きやすくなります。やよい軒のケースも、おかわりをしない客層が、自身がそうだからと自分側に合わせた公平感を店舗側に求めたのでしょう」(同)

 ここで冒頭の記述に戻るが、多くの顧客はこの対応に納得していない。おかわりが有料となれば、「もうやよい軒には行かない」という声も多数見られる始末だ。うがった見方をすれば、値上げに踏み切る口実を、顧客に押し付けて正当化しているようにさえ映る。

 本当にそういった意見が寄せられているにしても、一部の顧客のわがままに付き合ってしまえば、むしろマイナスプロモーションとなることを、やよい軒サイドは予想できなかったのか。有馬氏は「さすがに値上げの理由を顧客に押し付けていることはないはず」との前提で、少数の声でも無視できない現実があると説明する。

無視されれば腹いせに炎上させる顧客も?


「意見を言う顧客からすれば、紙のアンケートやメールなどで、手間をかけてわざわざ声を上げたにもかかわらずそれが反映されないとなると、『無視された』と思い込む事態も出てきます。すると、その腹いせに炎上に向けて行動する可能性さえも出てくるのです。ですが、企業による対応の動きがあれば、結果として受け入れられずに制度やサービスが変わらなくても、ある程度納得感を得て、それ以上騒ぐことはしなくなる人が大勢でしょう。出された意見を企業として採用するかどうかは置いておいて、顧客の意見に対応している姿勢を見せることは非常に大切なのです」(同)

 そして有馬氏は、やよい軒の今回のテストマーケティングは、顧客の声を聞いた“ポーズ”ではないかと分析する。

大戸屋のアルバイトが撮影した不適切動画がネット上で拡散してしまったとき、運営会社は全店を1日だけ休業して研修日をもうけました。当時社会問題となっていた“バイトテロ”に会社としていち早く対応している姿をアピールするためなのですが、チェーン全体の1日分の売上額の1億円という被害を出しても、意味があると判断したからこその行動です。人種差別をしたアメリカのスターバックスでも似たようなケースがありましたが、ごく短期間の研修ではスタッフへの考え方の周知徹底はできても、サービス自体は実質的には大きく変わらないと思います。ですが、このポーズこそが社会的には意味があることなのです」(同)

 やよい軒のごはんおかわり有料化は、現状あくまで一部店舗でテスト的に実施されているにすぎない。これらの店舗で不評となれば、やよい軒はまた堂々と元のシステムに戻せるというのが有馬氏の推測だ。少数派の意見がやけに大きくなって届いてしまう生きづらい時代なのはもはや仕方がない。それを割り切って、企業も対応する必要があるということなのだろう。
(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=武松佑季)

川栄李奈の夫「二股」「優柔不断ヒモ男」発覚でいきなり危機。結婚生活は川栄だのみか

川栄李奈の夫「二股」「パチンコヒモ男」発覚でいきなり危機。結婚生活は川栄だのみかの画像1

 先日、突然の結婚・妊娠を発表した女優の川栄李奈

 お相手は「2.5次元俳優」として人気のある廣瀬智紀。人気といっても2.5次元ファンの間という但し書きがつき、世間一般の知名度は極めて低い。

 ドラマに映画、CMに引っ張りだこの川栄だけに、突然の結婚、そして妊娠は騒がれた。女優として上り調子だっただけに、廣瀬に対し「もう少し考えてあげるべきだったのでは」という声があったのも事実だ。

 そして、廣瀬に関する何かしらのスキャンダルが今後出るのではないか......そんなウワサもあったのだが「案の定」である。

「『週刊文春』(文藝春秋)が、廣瀬さんの『二股』を報じました。舞台共演後に交際関係になったとされる2人ですが、その時点で廣瀬さんには『同棲相手』がいたようです。廣瀬さんは束縛が激しく、結婚をちらつかさながら身勝手な行動を続けた挙げ句彼女を捨て、その約半年後に結婚を発表しました。

世間からは『やっぱり出た』『計画性のなさからこういう話はあると思った』と、驚くというよりは想定通り過ぎて呆れているといった意見が多いですね」(記者)

 川栄の夫として一躍注目の的となっている廣瀬だが、私生活はやや奔放なタイプではあるようだ。

 そして、今後の「結婚生活」も心配されているらしい。

「廣瀬さんは収入面では川栄さんと比べるまでもなく、なんとなく典型的な『ヒモ』体質なのでは、という声も出ています。

かなり適当な態度の男性のようですし、心配ですね」(同)

 稼ぎ頭が川栄である点だけは確かなのかもしれない。

TOKIO長瀬智也「ブチ切れ」グループ崩壊の危機報道。城島茂「泥酔の日々」で山口の二の舞心配も?

TOKIO長瀬智也「ブチ切れ」グループ崩壊の危機報道。国分太一は「打ち切り」にビクビクの画像1

 昨年、未成年女性へのわいせつ行為で芸能界を引退した元TOKIOの山口達也。その衝撃の近況が「女性セブン」(小学館)のスクープで明らかになるなど、今なお話題の絶えない状況だ。脱退後、山口は都内の精神科に入院し、現在は都内のマンションで治療をしながら生活しているとのことだが、「坊主頭にヒゲ」というあまりの変貌ぶりに驚きの声が相次いでいる。

 一方で、現メンバーの近況は、変わらずバラエティなどのテレビ番組には出演しており、現在も音楽活動は休止中。やはりジャニーズきってのバンドグループということもあり、山口の存在感の大きさがうかがえる。

 だが、そのような状況に嫌気が差し、事務所に直談判しているメンバーがいると話題だ。今週発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ボーカル・長瀬智也の"心境"について報じている。

 音楽に対して人一倍熱意のある長瀬は、現在の「音楽活動休止」という環境に不満をぶちまけているという。また、グループの存続自体にも気持ちが揺れ動いているようだ。詳細は是非本誌をご覧になっていただきたい。

 実は、これと似たようなスクープは今年4月にも同誌から報じており、その際も「バンド活動を再開したい」と周囲に吐露していることが明らかになっている。長瀬が抱く音楽活動への熱意は相当なものに違いない。

 では、その他メンバーの動向はどうか。グループで出演するほか、個人でも番組を持つTOKIO。だが、どうやら山口騒動以降、番組存続の危機に瀕しているようだ。

「TOKIOの長寿番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)ですが、最近は視聴率の"低迷"が叫ばれています。実際、カレー屋さんを巡るだけの『俺たちのDASHカレー』や、東京の自然を学ぶ『新宿DASH』など、以前よりも安っぽい企画が多い印象。視聴率が下がるのも無理はないですよね。

個人番組では、国分太一が司会を務める朝の情報番組『ビビット』(TBS系)が、今年中に"打ち切り"になると一部メディアで報じられていますが、それ以上に心配なのが、城島茂の泥酔報道です。『週刊文春』オンラインの先出しの無料文面によれば、自宅近辺で泥酔する日々を過ごしているようで......。山口騒動の『二の舞になるのでは?』とファンから心配の声も多く聞こえてきます」(記者)

 果たして山口騒動の余波がいつまで続くのか。いい加減、落ち着いてほしいものだが......。