平清盛、自由貿易を確立し国に経済的栄華…800年前の卓越したグローバル感覚

 福岡市博多区上川端町の小学校跡地で見つかった石積み遺構が、日宋貿易で使われた港の一部だった可能性が高まっている。小学校跡地は日宋貿易当時、海に面していた。周辺で出土した中国産の白磁器から、平安時代後期の遺構と特定した。火薬の原料として日本から多く輸出していた粒状の硫黄も発見された。

 博多は11世紀後半から国際的な交易拠点として栄えたとされるが、これまで港の位置は不明だった。産経新聞の取材に対し、市埋蔵文化財課の菅波正人課長は「当時国内最大の交易都市だった博多を解明する上で、重要な成果だ」と話している。

 894年、菅原道真の建議で遣唐使が停止されて以来、平安中期から南北朝前期にかけて、日本と中国の間には定期的な国家使節の往来がなくなった。しかし、それによって日中の交流が途絶したわけではない。九州と中国を往来する民間貿易船が交流を担ったのである。

 福岡の小学校跡地から発見された中国産の磁器と硫黄は、日宋貿易の特徴をよく示している。日宋貿易は最初、外交使節・商人の滞在施設である太宰府の鴻臚館(こうろかん)で行われていた。宋の商船の来着があると公卿会議にかけられ、受け入れが決定すると商人を鴻臚館に滞在させ、朝廷が優先的に陶磁器などの唐物(舶来品)を購入した。

 やがて宋の商人と荘園や国府の役人との私的取引が盛んになり、多数の商人が博多を拠点にして活動するようになる。11世紀末、博多に住みつく宋の商人の数が増し、「唐坊」と呼ばれる居留地が成長を遂げた。12世紀後半になると、唐坊は博多の全域に及ぶようになり、宋の商人と日本人の雑居が進んだ。

 日宋貿易の活況に目をつけたのが、武士として台頭してきた平氏である。平忠盛は鳥羽院領の管理者となり、そのうちの肥前国(佐賀・長崎県)神崎荘で、太宰府の干渉を排除。宋の商人と直接貿易を行って蓄財に励み、唐物を院に献上することで宮廷での地位を高め、一族の栄華の基盤を築いた。

清盛、西国国家樹立の夢

 忠盛の莫大な財産を棟梁として引き継ぎ、宋の商人との交易を進めたのが、忠盛の長男の平清盛である。清盛は、保元の乱で功績をあげて太宰府大弐(だいに)となったことで九州に勢力を広げ、宋との貿易を促進した。平治の乱の勝者になった後、1167年、武家として初めて太政大臣の位に就く。翌年大病にかかって出家するが、奇跡的に回復。その後は宮廷のさまざまな制約から解き放たれ、自由に自らの道を進んでいく。

 清盛は妻の弟、平時忠を検非違使(けびいし)別当として京を制圧しつつ、自分は摂津国(大阪府・兵庫県)福原に別荘を構え、大輪田泊(現神戸港の一部)の修築に力を注ぐ。宋の商船を瀬戸内海の奥深く、福原の足下まで迎え入れようとしたのである。福原は九州・瀬戸内航路の起点であり、宋や高麗(朝鮮)に通じる海の道への窓口だった。

 歴史家の網野善彦氏は、清盛の構想について「海を主要な基盤とする西国の独自な政権、西国国家樹立の夢にまでふくらむ可能性を、十分にはらんでいた」(『中世的世界とは何だろうか』)と述べている。

 実際、平氏は西国の海に強固な基盤を築いていた。清盛は肥後守を振り出しに、安芸守、播磨守、さらに前述のように、九州を統括する太宰府の実質上の長官、大弐となり、これらの地域に多くの拠点を築いた。博多湾では埋め立てにより「袖の湊」を建設している。また、安芸守在任中、瀬戸内海航路の要衝・宮島に鎮座する海神として、海賊たちの尊崇厚い厳島神社と強い信仰関係を結んだことは、瀬戸内海の支配の要を抑える意味があった。

 1170年、清盛は福原の別荘に後白河法皇を招き、宋からの商人と引き合わせる。古い観念にとらわれた貴族たちにとっては「天魔」の所行と映る暴挙だったが、清盛には宋の重要な港である明州(寧波)と福原の貿易を定期化しようとの狙いがあった。

 清盛は瀬戸内海への入口、門司を平氏の所領とし、音戸の瀬戸(広島県東部)を船が通れるように開掘するなど、着々と海の道の支配を推進。ついに大輪田泊にまで宋船を迎え入れることに成功する。その結果、陶磁器、絹織物、薬剤、書籍、文具といった唐物が大量に持ち込まれて倍以上の値段で売りさばかれ、清盛は大きな収益を手にした。一方、北方の周辺諸国と対立していた宋は、日本から刀剣や、火薬兵器の原料となる硫黄を輸入した。

 清盛は唐物を利用しておもだった貴族を籠絡し、政治力を磐石のものとする。「平家にあらずんば人にあらず」といわれる平氏の栄華は、自由な貿易がもたらす富と、それにいち早く着目した忠盛・清盛らの慧眼によって築かれたと言っていい。

自由貿易こそ国を富ませるカギ

 清盛のグローバルで柔軟な発想は、貨幣制度に関しても発揮された。当時、日本政府はお金を発行していない。流通していたのは宋から輸入された銅銭(宋銭)である。今で言うなら、国内で日本円ではなく人民元が流通していたようなものだ。

 高倉天皇は、右大臣の九条兼実に対し「輸入銭の使用は建前では日本の法に背くので禁じるべきであるが、その使用は現実に広まっている。模造銭以外は通用を許そうと思うがどうか」と諮問した。高倉天皇の皇后は清盛の娘であり、諮問の背後には清盛の意向があった。兼実は反対したが、結局は宋銭の使用が認められた。

 かつて日本政府は、和同開珎に始まる官製貨幣「皇朝十二銭」を相次いで発行したが、改鋳のたびに品質を落としたため使用されなくなり、経済活動に支障をきたした。清盛が宋銭を選んだのは、この教訓が頭にあったからかもしれない。海外の貨幣であれば、日本政府の改鋳によって品質が悪化する恐れはないからだ。

 1180年、清盛は突然、福原への遷都を発表し、わずか3歳の安徳天皇をはじめ、後白河法皇、高倉上皇をはじめ、多くの貴族たちがこの新都に移った。西国国家樹立の夢へと大きく近づいたのである。

 だが、源頼朝が東国の伊豆で挙兵したことや西国諸国の反乱などを受け、遷都はわずか半年で頓挫した。翌年、清盛は死去する。1183年、平氏は北国で源義仲との戦いに大敗。押し寄せる源氏の大軍を前に京を捨て、九州に下って、一門ゆかりの太宰府を当面の都とする。やがて太宰府を捨て、讃岐国(香川県)屋島に移った後、源義経軍に敗れ、壇ノ浦の海中に没する。海を基盤に国家を築こうとした人々にふさわしい最期だったといえる。

 米国と中国、日本と韓国など、今の国家は政治的な対立から互いに自由な貿易を妨げようとしている。これは自国を経済的に貧しくする自滅行為だ。自由貿易こそ国を富ませるカギだと理解していた平清盛が知ったら、さぞあきれることだろう。

(文=木村貴/経済ジャーナリスト)

<参考文献>

宮崎正勝『「海国」日本の歴史: 世界の海から見る日本』原書房

網野善彦『中世的世界とは何だろうか』朝日文庫

網野善彦『東と西の語る日本の歴史』講談社学術文庫

高木久史『通貨の日本史 – 無文銀銭、富本銭から電子マネーまで』中公新書

●木村貴(きむら・たかし)

1964年熊本県生まれ。新聞社勤務のかたわら、欧米の自由主義的な経済学や政治思想を独学。経済、政治、歴史などをテーマに個人で著作活動を行う。

twitter: @libertypressjp

ブログ「自由主義通信」

パチスロ美人ライター「予告GOD」で神回に!「裏天国」から大爆発!?

 
 美人パチスロライター「倖田柚希」初の冠番組として注目を浴びたDMMが配信する「ゆずPON!」は今回で8回目の配信となる。

 当初は番組名すらも決まらないまま企画がスタートし、途中アンケートで番組名が決定するなど自由過ぎる番組としても知られている。

 今回の『【ゆずっきーが凱旋を打てばこうなる!!】ゆずPON!#8』では、かの野球の神様「ベーブ・ルース」も真っ青になるような「予告GOD」が飛び出したのでその様子をお伝えしたい。

 開始数ゲームでヤドゥを文字った「810」の出目が停止する。もちろん出玉には全く関係がないが、以前「お前の財布でどこまでも」という番組で「凱旋で810が出なかった人が4人分の投資を負担」という企画があった。

 その企画では諸積ゲンズブールやまりもが大爆発のお祭り騒ぎ、同媒体でもトップクラスの再生数を稼ぐ神回として話題になった。

 この「810」はDMMにとっては神回を匂わせる出目なのである。事実、この出目の直後にリプレイが4連し、チャンスゾーン「G-STOP」に当選。早速の見せ場が展開される。

 1ゲーム目から鏡が2枚、しかも7図柄もある大チャンス。第1停止は見事に鏡を停止させ、第2停止は7図柄が停止する。図柄は3つしかない状態、早速の7揃いに期待が集まるも、第3停止ではS図柄が停止し惜しくも自力GODを逃す。

 落胆する間もなく最終ゲーム、上記と同じく鏡が2枚で7図柄のある状態に再び挑戦することになる。

 第1停止は鏡、ここまでは良し。続いて第2停止も鏡が停止。この時点でATは約束された状態だが、やはり7揃いがほしい。第3停止は果たして……?

 続いての見せ場は次のATだ。カメラマンと何気なく会話をしていたら「アルテミスの矢」演出でハズレ目が停止。裏天国に期待出来る演出だが、発生が1回だけならガセも多い。しかし今回は数ゲーム後に再度同じ演出からハズレ目が停止する。

 裏天国の可能性が一気に濃くなったところでATに当選。上部ランプの色は青、ポセイドンステージスタートで2セット以上が濃厚だ。恐らく裏天国でループストックを獲得したのだろう。

 このATが続く続く、1度通常に戻ったと思えば銀河演出からV揃いが発生。これで更に3セット以上が約束された。

 そしてAT中にハテナ演出が発生。ハズレ目の比率が多い演出だが「あー、これGODだわ」と1言。もちろんGOD揃いの可能性はあるが、そう簡単に揃うわけがない。と誰もが思った瞬間にGODがテンパイする。まさかの「予告GOD」である。

 ここまでかなりのやりたい放題の状況、果たしてこのATはどこまで伸びるのか、実戦の結果は、それは是非ご自分で確認していただきたい。

ベートーヴェン、幻の『交響曲第10番』が4月に世界初演奏…クラシック音楽CDの特殊性

 今年は日本のみならず、世界中でベートーヴェンの演奏会が多い一年となります。というのは、今年はベートーヴェン生誕250周年だからです。しかも、ベートーヴェンは交響曲の作曲家として有名なわけで、もちろんオーケストラにとっても、お祭り騒ぎとなります。

 これをCD会社も黙って見ているはずはありません。あるCD会社などは、ベートーヴェンの交響曲や協奏曲はもちろん、管弦楽曲、ピアノ、歌曲、オペラなどのほぼすべての作品を網羅したCDセットを発売しており、なんと80枚入りで1万2000円です。つまり、CD1枚が150円という驚くべき安値です。しかも演奏家は超一流を揃えているのにもかかわらず、なぜここまで安くできるのでしょうか。

 そこには、発売した時に売り切らないとブームがあっという間に過ぎて在庫の山になってしまうポップ音楽CDとは違い、爆発的には売れなくとも長く売り続けることができるクラシック音楽CDの特殊性があります。たとえば、第二次世界大戦前の1935年に録音された、イタリアの名指揮者トスカニーニのライブ録音などが、今でもマニアの間では売れるという世界なのです。

 もうひとつ、クラシックの場合、同じベートーヴェンの交響曲であっても、違う指揮者やオーケストラによっての演奏が、大きな魅力を持つという点もあるでしょう。一方、ポップス音楽は、特定のアーティストに対して作曲されていることがほとんどです。北島三郎の『祭り』は、やはり北島三郎でなくてはいけませんし、山下達郎の『ラストクリスマス』は、山下達郎が歌わなければカラオケに聞こえてしまいます。

 しかし、クラシックの場合、個々のアーティストの解釈の違いで、同じ曲でも違った魅力を感じることができます。極端な話、同じ指揮者であっても、オーケストラが違ったり、録音した年代が違うだけで、それはそれで大きな魅力になるので、クラシックCD会社の倉庫にある膨大な録音は、今もなお宝の山なのです。数十年前の古い録音であっても、セットの中に入れ込んで売ったり、「懐かしの巨匠の指揮」といったタイトルを付けたりするだけで、今年録音したばかりの新しいCDと一緒に店頭に並べることができるのです。

 ところで、僕がイタリアの指揮者コンクールで受賞し、指揮者としてキャリアを始めたばかりの20代の頃、ある市民オーケストラからベートーヴェンの『交響曲第9番(第九)』の指揮を依頼されました。駆け出しの指揮者には大作すぎる作品ですが、若さゆえの無謀さも手伝い、なんとか演奏会を終えました。ちなみに、市民オーケストラを代表するアマチュアのオーケストラのコンサートの後には、必ず打ち上げがあります。「演奏会もいいけど、この打ち上げのビールがたまらないんだよね」と言う人も少なくなく、僕も「このビールのためにやっているのかも」とか言いながら何度も乾杯を続けます。結局、僕が一番楽しむことになってしまうわけですが、そんななか、あるアマチュア奏者の方から、こんな質問を受けました。

「僕は『第九』のレコードとCDを合わせて90枚持っているのですが、篠崎さんは、“○○指揮のCD”を聴いて勉強したのですか?」

 正直、僕はその指揮者自体を存じ上げず、まずはプロの指揮者がCDを聴いてそれに合わせて指揮をするなんてことはありません。しかしそれよりも、100枚近くも『第九』のCDを所有し、全部聴いて一枚一枚の演奏の特徴を覚えているこの質問者に感心してしまいました。実際に『第九』のCDだけでも何百枚も売り出されていますし、80枚セットの中に入れ込んだり、「懐かしの名指揮者特集」とかシリーズ化して売ったり、古い録音をデジタル化してみたり、手を変え品を変え、これまでに発売された総数は1000枚を優に超えているでしょう。しかし、もともとはベートーヴェンが作曲した同じ作品です。

人工知能でベートーヴェンの“新曲”を作成

 さて、今年のベートーヴェン・イヤーに合わせ、4月にベートーヴェンの生誕地であるドイツ・ボンで『交響曲第10番』が世界初演されると聞けば、クラシック音楽に詳しい方であれば驚かれることと思います。ベートーヴェンは『第九』を作曲した3年後、『交響曲第10番』に着手するも、完成には至らずに肝硬変で亡くなってしまったと伝えられています。しかし今回、『交響曲第10番』が世界初演された後、複数のオーケストラによっても演奏されるのです。

 僕が最初にこのニュースを知った時には、「実はベートーヴェンは交響曲第10番を完成しており、世紀の発見があったのか!」といきり立ったのですが、実際にベートーヴェンが書き上げたのではなく、ドイツの音楽チームによりAI(人工知能)を介して作成された新しい交響曲でした。手順としては、ベートーヴェンが死の床で書き残した『交響曲第10番』のアイディアや断片的な音符とともに、これまでのベートーヴェンの主要作品の楽譜をAIに入れ込んで出来上がったものです。

 実際にどんな音がするのか、聴いてみなければ評価はできませんが、何よりもびっくりしたのは、単純にベートーヴェンの音符をつなぎ合わせたわけではなく、コンピュータによってベートーヴェンの作曲スタイルを正確に分析したうえで、ベートーヴェンが行うと予想されるImprovisation(即興)を加えているということです。これまでのコンピュータは、物事を正確に分析し、計算した上で“答え”を出すだけでしたが、AIの出現により、まるで人間の脳のように自由な発想を作成できます。もうこの世にいない大芸術家であっても、さまざまな情報を入れさえすれば、新たな芸術作品をつくり上げることができるのです。

 そこに芸術家の年代に応じたスタイルや当時の精神状態を入れ込めば、たとえばレオナルド・ダ・ヴィンチが20歳の時に京都を訪れ、舞妓さんの肖像画をアニメーションで描いたとしたら……、といった作品が簡単にできるかもしれません。実際に、ゴッホの全作品をコンピュータに入れ込んで、AIがゴッホの新作を試作しているそうです。

 ただ、芸術の神髄は、これまで誰もやってこなかった新しいスタイルを、芸術家が求め続けていくところにあり、この点はAIの中に情報として入れ込めない部分ですので、僕は否定的です。とはいえ、芸術は新しい道具が発明されるのと同時に発展を遂げてきたことも確かなので、興味深い話です。
(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。ジャパン・アーツ所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

パチンコ「超絶出玉性能」71%で1500発! 圧倒的スペック出陣!!【新台分析―パチンコ編―】

 2020年も新台が続々とデビューしているパチンコ。2月も早い段階より話題になっていた新機種が導入予定となっている。

 その中でも目玉になりそうなのは、熱狂的ファンを持つ“アノ大物”だ。2年ぶりの完全新作は、新時代を傾き抜く「圧倒的スペック」を搭載した渾身の仕上がりとなっている。

『P花の慶次 蓮』(ニューギン)

※2月3日導入予定

■大当たり確率:1/319.68(1/129.77)
■転落確率:1/520.12
■RUSH突入率:「特図1」50%、「特図2」100%
■RUSH突入継続率:約82%
■電サポ:100回or 100回+α
■賞球:3&1&1&4&1&15
■ラウンド:10Ror4Rorランクアップボーナス(10C)
〇〇〇

 パチンコ業界を代表するビッグコンテンツ『花の慶次』最新作が満を持して登場。ミドルタイプのV確変ループ機で、『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃』にて好評を博したV確変ループ機の転落抽選タイプとなっている。

 やはり注目したいのは『慶次』の名に恥じない出玉性能だ。RUSH突入率は約63.45%(時短での引き戻し込み)で、継続率は約82%を誇る。右打ち中の大当りは確変率100%。その間は「71%」で最大出玉の「約1500発」を獲得できる強力な仕様だ。

 インパクト抜群の新筐体「天槍」も見逃せないポイント。シリーズ史上最高峰の役物が遊技を大いに盛り上げてくれるだろう。

 新時代を傾き抜く「圧倒的スペック」を引っ下げて出陣する『慶次』が快進撃を見せられるかに注目だ。

JRA『武豊級』四位洋文騎手!シルクロードS(G3)エイティーンガールと「令和初」を飾れるか!?

 2月2日に開催されるシルクロードS(G3)はエイティーンガール(牝4歳、栗東・飯田祐史厩舎)に注目したい。

 明け4歳のエイティーンガールは、昨年のJRA最終レース・ファイナルS(3勝クラス)の勝ち馬。阪神芝1200mで行われた同レースはスローな流れの中、後方からメンバー最速の上り3ハロン33.3秒の脚を繰り出し、2着に2馬身半差をつける圧勝だった。勢いそのままに重賞初制覇を狙う。

 今開催の京都芝コースは時計のかかる馬場傾向にあり、阪神最終週のレースで追い込みを決めた豪脚は心強い。また父ヨハネスブルグの産駒は、芝・ダート問わず走っており、力のいる馬場で好走が目立っているのもプラス材料だ。

 エイティーンガールは京都競馬場を4走し、1着2回、2着1回と相性のいいコースだ。前走54kgで圧勝しているだけに、斤量53kgの軽ハンデはとても魅力的にうつる。

 1月31日(金)時点、『netkeiba.com』のシルクロードS予想オッズでは、7番人気・単勝18.7倍と狙いたい1頭だ。

今回、四位洋文騎手がエイティーンガールに騎乗することにも注目が集まる。

 四位騎手は昨年の調教師試験に合格し、今春に厩舎開業を予定している。調教師試験受験のため、例年300回以上コンスタントに騎乗していたが、昨年は158回と乗鞍を絞っていた。今年もこれまで16回の騎乗と、O.マーフィー騎手の勝ち星より少ない騎乗回数だ。

シルクロードSが四位騎手にとって今年初の重賞挑戦となる。前回の重賞騎乗が昨年7月の函館2歳S(G3)、約半年ぶりの重賞挑戦だ。さらに勝利することができれば、18年エテルナミノルで制した愛知杯(G3)以来の約2年ぶり、令和初の重賞勝利となる。

 3月1日付での調教師免許取得が決まっており、2月29日(土)が騎手生活の最終日となる。残り9日間の騎乗になるため、重賞騎乗頻度を考えると今回が最後の重賞挑戦になるかもしれない。

 四位騎手はダービー2連覇の偉業を達成しており、レジェンド武豊騎手以外で唯一達成しているジョッキーだ。また四位騎手は9度のフェアプレー賞受賞している。これも武豊騎手と同じ受賞回数と、まさに一流ジョッキーである。

 今年は16回の騎乗のうち1番人気馬に騎乗はないものの、2勝を挙げている。騎乗技術は全く衰えを感じさせないあたりは流石である。

 第2の人生に向けて弾みをつけたい名手の手綱さばきに注目が集まる。

武豊「藤田菜七子Tシャツ入国」心配も“アウト”すれすれ? 「俺、サウジで乗れるの?」米国殿堂入り騎手が「お断り」された理由に冷や汗

 来月29日、サウジアラビアのキング・アブドゥル・アズィズ競馬場で開催されるリヤドダートスプリントへ、日本からマテラスカイが挑戦し、主戦の武豊騎手が騎乗する。

「ボクの16か国目の海外騎乗で、サウジアラビアはプライベートでも訪れたことはありません」

 すでに前日に行われる騎手招待競走に選出されたことで、サウジアラビア遠征が決定していた武豊騎手。だが、自身の公式ホームページによると、世界を股に掛けて活躍しているレジェンドにとってもサウジ遠征は初の経験となるようだ。

 そこで17歳の時に、約3カ月間サウジアラビアで騎乗した経験を持つM.デムーロ騎手にアドバイスを求めたところ、「以前はTシャツで出歩くだけで怒られましたが、今はそれぐらいは大目に見てもらえるようになったはず」という話があったという。

 その上で武豊騎手が気になったのが、同じく騎手招待競走に選出され、初めてサウジアラビアに遠征する藤田菜七子騎手のことだったようだ。

「サウジアラビア競馬は女性騎手を管理した経験が少ないと言われています。

今回のサウジC開催が決まった昨年に、主催側から女性騎手を歓迎する旨の発表があったほど。サウジアラビア競馬としては、サウジC開催を機に世界へ大きく扉を開きたい思惑があるようです」(競馬記者)

 実際に、武豊騎手も「女性の服装には特に厳しい国だと聞くので、彼女がTシャツで入国審査を受けて揉め事が起きやしないかと、変なことが気になってしまいました」とコメント。

 前述したデムーロ騎手からのアドバイスを受けての内容だが、「出発までもう少し時間があるので、サウジアラビア情報を集めて、一緒に行くクリストフ(ルメール騎手)を含めて、みんなで共有するつもり」とレースだけでなく、異文化への対策も考慮する。

 そんな頼りになる武豊騎手だが、実は藤田菜七子騎手だけでなく、本人も一歩間違えればサウジアラビアで騎乗できない可能性があったという。

「実は昨年、米国の殿堂入りしたエドガー・プラード騎手がサウジアラビアに遠征した際、50歳以上という年齢を理由に騎手ライセンスが下りなかったという事件がありました。昨年3月で50歳になっている武豊騎手も『俺、サウジアラビアで乗れるの?』と不安になっていたようですね。

結局、サウジアラビア側が緩和したことで、武豊騎手が騎手招待競走に招かれることになったようですが、女性騎手の問題を含め、初のサウジC開催を不安視する声は今も残っています」(同)

「行ったことのない国へ行くとなると、いつもワクワクがある」と、初のサウジアラビアへ期待を膨らませている武豊騎手。日本人騎手では、ずば抜けた国際経験を持っているが、今回のサウジ遠征でも様々な体験が待っていそうだ。

パチンコ「アノ新台」で「20連」オーバー! 激アツ演出に鳥肌!!

 最近はパチスロのハイエナばかりしているが、昔はパチンコが大好きであった。特に『CR牙狼〜RED REQUIEM〜』や『CRヱヴァンゲリヲン~始まりの福音~』などが好きで暇さえあればホールに足を運んでハンドルを握っていた。

 初めて5万発を達成した機種も『CR牙狼〜RED REQUIEM〜』で、1撃ではないものの早い初当りを重ねてドル箱の山を築くことができた。

 その頃から高継続の機種が好きで、『CRぱちんこ新鬼武者』や『CRルパン三世~消されたルパン~』なども大好物であった。

 最近の「鬼武者シリーズ」の新作『ぱちんこ 新鬼武者 狂鬼乱舞』もトータル継続率約90%で打ちたいと思っていたものの、状況としてなかなか手が出ないでいた。

 近所にパチンコの状況の良い小型ホールが1件ある。ここにどうにか導入されないかと見ていたところ、最近の新装で『ぱちんこ 新鬼武者 狂鬼乱舞 Light Version』が導入された。

 これは是非打ちたいと思い、数日後やっと台に座ることができた。導入から3日が経っていたが、この間の大当り確率が1/75、1/70、1/74と大いに期待出来そうだ。

 本機は設定付きパチンコであり設定は6段階、大当り確率は設定1で約1/99〜設定6で約1/73という設定差がある。

 ラッシュ突入率は約50%、10回転+残保留4回転で当りを引くことができればトータル継続率約90%を味わうことができる。

 初代「ぱちんこ新鬼武者」にも存在した「極限覚醒リーチ」や「チェッカー柄」は変わらず激アツ、加えて信頼度50%オーバー(vs異形宗矩のみ42.5%)の「激熱バーニングビジョン」という主人公・蒼鬼の主観でリーチが繰り広げられるという。これは見たい。

 打ち出していくと初回から100回転を超えてしまう。最初の初当りは161回転、設定を期待する身としては痛いスタートである。更にラッシュも突入せず。

 次の当りは68回転、vs淀君リーチから念願の「激熱バーニングビジョン」が発動、お初の援護から淀君を見事斬り伏せ大当りをゲット。が、ラッシュには突入しなかった。

 以降、当りは軽いもののラッシュには縁遠く計7回もスルーしてしまう。設定1だとしても右打ち1/21.3を14回転×7スルーの確率は「0.993%」だ。初打ちから手厳しい。

 流石にショックを受けながら回していくと、次の当りは7図柄での大当り。時短は10回転ではなく65回転、やっとラッシュ突入である。

 やっと90%継続が堪能出来ると思った矢先に1回転で2連荘目に当選。7回もスルーしておいてラッシュ突入した途端に1回転で引いてしまう。パチンコあるあるだ。

 このラッシュが21連荘し、何とか1山の出玉を確保出来た。以降も朝の7スルーは何だったのか分からないほど順調にラッシュに突入。2連のみが複数あったことが響いて最終的に5271発の出玉を流して終了。

 投資は19000円、回収は15000円でマイナス4000円という結果に終わった。

 設定に関しては大当り確率が約1/76になったこと、銅トロフィーが出現したこと、終了画面で「敵キャラの集合」があったことから設定3以上ではあったと推測する。

 しかしながら「激熱バーニングビジョン」は原作からのファンにはたまらない仕上がりになっていた。次回も機会を作ってまた体験したいものだ。

(文=大松)

 

東京・都教委、税金から不正支出疑惑…都立高校で偽装請負を隠蔽、人員を適切に配置せず

 東京都立高校の学校図書館で2015年5月に起きた偽装請負事件。教育現場が違法認定されるという前代未聞の出来事であるにもかかわらず、東京都は、その事実をこれまで一切世間に公表してこなかった。

 そのプロセスが詳しく記録された内部資料からは、学校図書館の民間委託が、偽装請負にとどまらず、不正の温床となりかねないずさんな実態が次々と浮かび上がってきた。1月16日付当サイト記事『東京都教委も非公表、都立高校・図書館運営で偽装請負発覚…都教委が現場に責任転嫁』に引き続き、その実態に迫っていきたい。

 筆者が独自に入手した資料によって、都立高校の図書館運営に関して、少なくとも15年度に業務を受託した2社において8件の契約不履行が起きている証拠をつかんでいた。だが、それは当時、起きていた不履行の全体像からすれば、ほんの一部であることが次第にわかってきた。

 それは、教職員組合による独自調査が発端だった。都立高校関係者によれば、受託者の不履行は15年時点でかなり大規模に発生していたという。

 15年4月、契約通りに従事者が配置されていない旨の相談が寄せられたのをきっかけに、東京都高等学校教職員組合(都高教)が委託校全校(80校)の分会を通して実態調査を実施したところ、17分会から契約違反事例が報告された。

 さらに翌16年4月にも委託校全校(97校126分会)に対して実態調査が行われ、そこでは21校で従事者配置欠損が報告されたほか、従事者名簿の未提出20校、未経験者の雇用16校などの違反事例も報告されている。このうち5校は、6月時点でも従事者配置欠損が解消されていないことが判明している。

 15年に労働局による是正指導を受け、都教委の指導があったにもかかわらず、1年たって状況は改善されるどころか深刻化しているようにみえる。だが、都はこれらの事実を一切公表していない。

契約不履行でも委託費は減額せず

 この不履行問題を追っていくと、契約に違反した事業者に対してペナルティを課さず、当初の契約通りの委託費が支払われるという不適切な経理処理の問題に行きつく。

 関係者に取材したところ「不履行でも委託費は減額されていないはず。(不履行が起きた)15年当時、都が事業者と締結していたのは総価契約なので、日数に応じて委託費を減額できる仕組みにはなっていないから」との証言が得られたからだ。

 そこで筆者が「不履行が発生した分、委託費は減額したのか?」と、都教委の担当課長に質問したところ、当初、あくまでも「開館できなかった日数等の計算によって、委託費は適正に減額処理をしている」との回答だった。

 その証拠となる15年度と16年度分の文書を情報開示請求したところ、45日の延長の末にようやく一部黒塗りで開示決定が出た。だが、開示された資料をいくら調べても、不履行を犯した2社8件について減額された記述は見当たらなかった。

 あらためて都教委に確認すると「15年度については、開示したもの以外の文書は存在しない。つまり、これ以上減額した事実はない」とのこと。結局、15年度については、2件(総額5700円程度)減額処理されただけ。前回記事で紹介した、荻窪高校で起きた長期にわたる司書不配置などについては減額対象にはなっておらず、このとき一部減額されたのは16年度の不履行についてのみであることが判明した。

 不履行について、一部しか委託費を減額していないことを正式に都教委が認めたわけだが、その点について、ある図書館関係者は、こう断罪する。

「税金を扱うものとして、極めて不適切な処理を行っていたわけです。一方で減額処理を行った企業があるのに、もう一方ではそれをしていないことについて、どのような基準に基づいて差別が生じたのか、公平な処理を行わなかった理由を明らかにすべきでしょう」

 都立高校の関係者も、こう批判する。

「現場には厳しく『都民の貴重な税金を有効に使うように』と言いながら、自分たちは無責任に無駄遣いをしていたんですね。何か特別な事情があったのかもしれませんが、都民が損害を受けたことは事実であり、校長や容認した本庁の管理職、減額を求めないことを決めた本庁の管理職などは、本来は連帯して賠償責任を負うべきではないかと思います」

 別の都内学校関係者は、学校ではあり得ない不正経理ではないかと指摘する。

「たとえば、うっかり誤発注して給食の食材費が予算オーバーしたら、校長と栄養士が連帯して超過分弁済するのが学校経理の世界です。それなのに、都教委が不履行の委託費を一切減額しないなんて信じられません」

 そもそも都教委は、不履行と同時に発覚した偽装請負についても、労働局から是正指導を受けるという重大事案であったにもかかわらず、「指導をもとに是正した」と述べるだけで、誰ひとり責任を取っていないと指摘されている。

実質的にペナルティなし

 いったいなぜ、そんなチクハグな行為を都は行ったのか。前出の図書館関係者は、15年度の2件のみ処理した日付に注目する。

 下の図を見ると、15年度に2日分・約5700円を減額処理した日付が「3月30日」になっている。筆者は、16年度にこの件が問題になったとき、急遽アリバイづくりのため15年度もついでに減額処理をしたかたちにしていたのだろうと疑っていたが、この関係者は、さらに一歩踏み込んだ見解を示した。

「もし、アリバイづくりであれば、3月30日以前に行っているはずです。30日に決定というのは、4月以降にこの問題に気付いて減額をしようとしたが、受託会社との調整が前年度会計閉鎖のギリギリになっても成立せず、成立した2社のみを対象に、3月30日にさかのぼって減額決定したということではないでしょうか。31日は最後の日なので避けて30日にした。実にばかばかしいのですが、それが役人の世界です。減額しないと危険だという認識を誰も持っておらず、新年度になって気が付いた人間がいて、慌てて処理したと考えればつじつまが合います」

 もちろん、これはあくまでも推測にすぎないのだが、荻窪高校のように延べ日数にして56日にもわたって不履行となった分については、結果的に委託費は1円の減額もされていないのだから、「税金の不正な使途」と指摘されても仕方ないだろう。

 さらにこの関係者が厳しく糾弾するのは、17年度から始まった新たな減額処理の仕組みだ。

 東京都は17年度以降、不履行が起きても委託費を減額しづらい「総価契約」から、履行された時間当たりで委託費を支払う「単価契約」ヘ移行した。不履行が起きても、16年度までのような手続きは不要で、受託者が“仕事をした分だけ支払う”仕組みを導入したことになるのだが、前出の図書館関係者は、これはとんでもない脱法行為だと批判する。

「契約通りに開館されないことが問題になっても、その場合は『ペナルティとして委託料を支払わない』と堂々と言えます。これで都教委はきちんと対応しているかのように装って、都民や都議会も乗り切れるということになるのでしょう。

 しかし、この場合の単価契約がどんなにおかしいことか、ほかと比較すればわかります。たとえば、公共図書館で従事者の人数が足りないので開館できないことを考えて単価契約にする、市民に証明書を発行している部署を外部に委託して、業務できない日が出たら減額するといった事態です。人数が足りない日があれば委託費を減額するという契約ではなく、きちんと業務を遂行できる業者を選ぶべきです」

 つまり、単価契約は「きちんと業務を遂行できない“不良業者”に、引き続きその業務を行わせるために編み出したウルトラC」なのではないか。

 減額処理の方法についても、契約書には不履行を犯した場合のペナルティは定められておらず、別途、東京都が受託事業者との協議のうえで減額処理する方式で進められたことがわかった。しかし、肝心の算定部分については、開示資料が黒塗りされているためわからない。

 この2枚の写真は、この会社が16年4月の2日分、5月の1日分の計3日分について、仕様書通りに従事者を配置できなかったとして、計3万2681円が委託費から引かれるという処理がなされることを承諾した書面である。

 この間の人件費は発生していないわけだから、事業者にとっては、この減額による損失はない。つまり、なんのペナルティにもならない。都高教による調査結果を教えてくれた関係者は、こう指摘する。

「従事者の欠損した分の委託費が正しく減額されていないとすれば、(民間委託は)もともと無理な施策だったということになろうかと思います」

 内部資料からは、受託者の報告があとから虚偽であったことが判明するなど、そもそもこの民間委託のスキームには、都教委側が業務履行の確認・正確な状況把握すらできていないという致命的な欠陥があったことが浮き彫りになった。

公務を受託する事業者の実態

 なぜ学校図書館で、このようにずさんな運営がまかり通っていたのだろうか。

 15年当時、事業者との契約は単年度だった。だが、毎年、入札価格のみで決まっていたため、業務の質によって事業者が翌年意向の仕事を落とされるようなことはなかった。つまり、安い入札価格さえ提示できれば落札可能なのだ。学校図書館の運営業務に入ってくる民間事業の多くは、ビル管理や清掃業をメインにして手広く公務を受託している企業ばかり。図書館はもちろん、学校教育にかかわっている企業は見当たらない。公務を受託する“うまみ”を知っている業者たちだけで仕事が回っていく、利権みたいなものなのかもしれない。

 いずれにしろ、何度注意しても契約違反を繰り返す事業者に対して、都教委としても、まったく打つ手がなかったのだ。

 偽装請負と同時に発覚した、こうした不履行の実態についても、公表されていれば、事態は変わっていたのではないだろうか。現場で担当教諭と受託スタッフが打ち合わせしただけで偽装請負になってしまい、業務を遂行するスタッフの採用がうまくいかなければ、たちまち不履行を犯してしまう。そんな学校図書館の委託スキームそのものが根底から崩壊しつつある実態が広く世間に知られたはずだが、東京都がこれらの事実を隠蔽し続けたことで、学校図書館の民間委託の難しさは伝わらないまま年々、野放図に広がり続けた。

 実は、不履行は都立高校だけの問題ではない。区立の学校図書館を民間に委託した練馬区などでも、同様の不履行が大規模に起きていることがわかっている。

 いったいどうして、学校図書館がそんな無茶苦茶な状態に陥ってしまったのだろうか。次回、学校図書館の委託会社で働く人たちにスポットを当てて、その劣悪な労働条件と、雇用する委託会社の実態について詳しく見ていきたい。
(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

JRAシルクロードS(G3)カラクレナイ「絶好枠」ゲットで必勝態勢!? 得意舞台で「波乱演出」へ条件揃った!

 2月2日(日)のシルクロードS(G3)にカラクレナイ(牝6歳、栗東・松下武士厩舎)が出走する。

 重賞勝利は3歳春のフィリーズレビュー(G2)から遠ざかっているが、大野拓弥騎手とのコンビで近走は安定した走りを見せており、得意の舞台で一発も期待できそうだ。

 京都芝1200mはカラクレナイにとって走り慣れた舞台。2018年以降の直近17戦のうち、7戦が今回と同じコースで、カラクレナイにとってはまさに“庭”ともいえる。

 昨年10月のオパールS(L)からこのコースで3戦連続3着、通算でも7戦して「0-1-4-2」と勝ち鞍こそないが、安定している。馬券圏外の2戦はいずれも小差の4着なので、今回も大崩れする可能性は低い。連軸、3連系の軸に考えているファンも多いだろう。

 かつては出遅れ癖もあり、後方からの競馬が多かった。実際に18頭立てのフィリーズレビューでは、道中後方2番手から直線大外を豪快に差し切った。

 いまだにカラクレナイには豪脚のイメージを持つファンも多いはず。ただ5走前に大野騎手に乗り替わってから、ゲートも安定。追い込み一辺倒から、ある程度前につける競馬で好走を続けている。

 特に前走の淀短距離S(L)では終始、楽な手応えで道中2~3番手を追走。3着に粘り込んだ。京都1200mでは大きな武器となる“先行力”を身につけたのは大きい。

 シルクロードSの過去10年の脚質別成績を見ても、先行した馬は「6-2-2-26」と勝利に最も近い。今回はモズスーパーフレアの逃げは織り込み済みで、先行したい馬もそれほど多くないため、競馬はしやすいはず。

 1番人気が予想されるモズスーパーフレアや、先行馬セイウンコウセイあたりを前に見ながら道中3~4番手を追走できれば勝機を見いだせるだろう。

 1枠2番という枠も味方につけられそうだ。同レースの過去10年の1枠成績は「4-2-1-12」で勝率、連対率、複勝率すべて1位。先行力が備わった今のカラクレナイにはこれ以上ない絶好枠に収まった。

 カラクレナイは6歳牝馬ということもあり、これから1走1走が勝負。次の京都1200mの重賞は11月の京阪杯(G3)まで10か月近く待たなければいけない。それだけに陣営も今回のレースに懸ける思いは強いはず。

 カラクレナイを管理する松下調教師は昨年12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)をレシステンシアで制し、G1初制覇を成し遂げた今最も勢いに乗る調教師の一人だ。カラクレナイは3年前にその松下調教師に平地重賞初制覇をプレゼントした孝行娘でもある。3戦連続3着という惜しい競馬に終止符を打ち、狙うは1着だけだ。

通勤費自腹の派遣社員、正社員に比べて税金面で損!確定申告で控除されない

 元国税局職員、さんきゅう倉田です。好きな社員は「正社員」です。

 所得税のルールでは、勤務先から支給される通勤費には所得税がかからないとされています。給与ではなく、あくまで通勤にかかる費用と考えられているからです。一般的に、給与明細の中で「給与」と「通勤費」は明確に区分されていますが、通勤費が給与に含まれる場合はどうでしょうか。通勤費は支給されずとも、通勤に際して電車賃やバス代は発生します。そのお金は、その人が受け取る給与の中から負担することになります。

 今回は、通勤費の支給のない派遣社員が、通勤費相当額を確定申告時に控除して申告したものの、否認された事案を紹介します。

通勤費が給与に含まれる場合は控除されない?

 派遣社員のAさんは、年間の給与330万円から通勤費30万円を引いた300万円を確定申告書の「給与」の欄に記入して提出しました。なお、確定申告に際して、派遣会社から発行された源泉徴収票を添付していますが、そこに記載されている支払金額は「330万円」となっています。

 つまり、源泉徴収票と確定申告書の収入の金額が異なるわけです。これについてAさんは次のように主張しました。

「通勤費は、給与を得るために必要な費用です。非課税所得として、収入から除外されるものだと思います。通勤にあたって、どのくらいのお金がかかったかも、現住所と勤務地、派遣期間を示しており、そこに偽りはありません。通勤費が発生したことは明確です。だから、控除されてしかるべき費用です」

 調査担当者は、正社員と比較して、Aさんが不平等な立場に置かれていることに同情しました。しかし、通勤費を非課税とする規定はあっても、給与の中の通勤費相当額を非課税とする規定がないとして、Aさんの申告内容を認めることはありませんでした。そこで、Aさんは食い下がります。以下、Aさんと調査担当者のやり取りです。

Aさん「法律は、最初から完成しているわけではありませんよね。社会の中で起こる、さまざまな出来事、事実によって成立して、改正されたり、廃止したりするはずです。派遣はまだ新しい働き方で、法律が追いついていないと思います。現に、派遣社員に通勤費が支給されない状況に未対応です。税務署は通勤費を給与明細に明記するよう派遣会社に指導すべきで、それをしないのは怠慢ではないでしょうか。それを無視して私の申告内容を一方的に否定するのは、不合理だと思います」

調査担当者「Aさんの派遣会社との契約内容を確認しました。その契約では『通勤手当を支給しない』となっています。つまり、通勤費や通勤手当の支給はないことになります。よって、Aさんが通勤費を負担したとしても、その金額は非課税所得になりません」

Aさん「しかし、実際に給与に通勤費が含まれているじゃないですか」

調査担当者「調べたところによると、給与の内訳は基本給、超過勤務手当、賞与となっていて、通勤費は区分されていません。さらに、派遣会社に確認したところ、Aさんの採用に際し、担当者が、通勤手当を支給しない旨を説明したそうですね。あなたは、それを承知した上で勤務していたのではないですか」

Aさん「でも、実際に負担しているじゃないですか。個人事業者なら経費が認められるのに、派遣社員は認められないなんて、不平等です」

調査担当者「でしたら、個人事業者になられてはいかがですか?」

Aさん「税務署は、不平等なルールが是正されていないことの責任は負うべきだと思います。私だけが割を食うなんて、納得がいきません。派遣会社へ、今後は、通勤手当を明記するよう指導してください」

調査担当者「そのような派遣会社への指導は我々の関知するところではなく、不平等なルールが是正されなかったとしても、ルールをつくるのは税務署ではありません。ルールに不平等な点があり、それが改善されなくとも、現在の法律で適正に処理するのなら、Aさんの申告内容は認められないのです」

 結局、Aさんの主張が認められることはありませんでした。Aさんが通勤費相当額を所得から控除したいという気持ちは理解できますが、秩序のために、税法に規定されていない処理をするわけにはいきません。税務署と闘うエネルギーがあるのなら、派遣会社に対して通勤手当の支給や明記を嘆願するほうが、良い結果を得られたと思います。
(文=さんきゅう倉田/元国税局職員、お笑い芸人)

●さんきゅう倉田
大学卒業後、国税専門官試験を受けて合格し国税庁職員として東京国税局に入庁。法人税の調査などを行った。退職後、NSC東京校に入学し、現在お笑い芸人として活躍中。2017年12月14日、処女作『元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話』(総合法令出版)が発売された。

「ぼくの国税局時代の知識と経験、芸人になってからの自己研鑽をこの1冊に詰めました。会社員が社会をサバイバルするために必須の知識のみを厳選。たのしく学べます」