安倍昭恵夫人の絶えない問題行動は、安倍首相の“過度のマザコン”が原因の可能性

 安倍晋三首相の妻、昭恵夫人が経営する居酒屋「UZU」が6月1日、営業を再開した。昭恵夫人はこの日を待ち望んでいたようで、それは「家にいると息が詰まる」からだと「女性セブン」(2020年6月18日号/小学館)で報じられた。

 その気持ちは、わからなくもない。何しろ、夫婦の会話はほとんどないようだし、不要不急の外出自粛が要請されていた最中に芸能人と一緒に“桜を見る会”を催したり、大分県の宇佐神宮に旅行したりして、安倍首相の足を引っ張るようなことばかりやっているからだ。

 おまけに、姑の洋子さんもいる。安倍首相の私邸は、2階に首相夫妻、3階に洋子さんが住む二世帯住宅らしいが、安倍首相は、なるべく母と一緒に朝食の食卓を囲むようにしているし、早く仕事が終わると必ず3階に行って母親のそばにいるという。

 洋子さんは、“昭和の妖怪”と呼ばれた岸信介元首相の長女で、“政界のゴッドマザー”と呼ばれている。だから、とくに小言を言われなくても、姑の前に出たときの重圧たるや相当なものだろうと容易に想像がつく。

 もっとも、洋子さんは、6月11日には92歳を迎えるほど高齢ということもあり、1年ほど前から入退院を繰り返しており、現在はVIP病室完備の大学病院にいることが多いらしい。しかし、昭恵夫人の足はなかなか姑の病室に向かないようで、洋子さんが周囲に「しばらく昭恵さんの顔を見ていないわ」と遠回しにこぼすほどだとか。

 昭恵夫人を擁護するつもりはないが、これは夫と姑の関係が非常に密接なため、姑との関わり方が難しいことにもよるのではないかと思う。安倍首相の父の晋太郎氏が総理の座を目前にして早逝した後、若き日の晋三氏を必死で支えたのが洋子さんであり、永田町の重鎮たちに「晋三をよろしくお願いします」と頭を下げて回ったという。

 そのうえ、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は次のように証言している。

「晋三氏が首相になってからも、選挙時に地元の支援者回りをするのはもちろん、政府内での人事のアドバイスまでするといわれています。安倍首相にとっては、“絶対に頭が上がらない存在”であって、常に体調などを気遣っているそうです」(「女性セブン」2019年6月20日号)

 昭恵夫人は周囲に「すべてを完璧にできてしまうお義母さんを見ていると、何もできない自分が恥ずかしくなる」とよく漏らしていたとも報じられている(同誌)。事実とすれば、昭恵夫人が自分の出る幕はないと感じても不思議ではない。そのため、姑と夫が水入らずで過ごす空間に入り込むのがはばかられ、家をあけてばかりいるのかもしれない。

安倍首相はマザコン?

 安倍首相が母とずっと二人三脚でやってきて頼り切っているとか、母に頭が上がらないとか、60歳を過ぎても非常に親密な関係だとか聞くと、マザコンなのではないかと疑いたくなる。

 もっとも、マザコンだからといって、「マザコン宰相」などと揶揄するつもりは毛頭ない。なぜかといえば、私はもともと「男はみんなマザコン」という「男性総マザコン論」を主張し続けてきたからだ。

 男の子がみんなお母さん大好きなのは当然だし、それが終生続くことも決してまれではない。フロイトの精神分析理論の鍵概念であるエディプス・コンプレックスの一方の軸は息子の母への強い愛着、もう一方の軸は父への敵意と憎悪だが、前者はマザコンにほかならない。

 むしろ、とくに幼児期に母の愛を十分に受けられないと、愛着や基本的信頼を持てない。そのため、大人になってからも猜疑心が強かったり嫉妬深かったりして、安定した人間関係を築けない恐れがある。だから、マザコンを一方的に非難するつもりはない。

 ただ、息子が成長する過程で、母への過度の愛着から離脱し、肉親以外の女性を愛着の対象として選ぶようになることは重要な課題である。これができないと、いつまで経っても“乳離れ”していないと笑われかねない。

 もっとも、フロイトが指摘しているように、「その解決が理想的な仕方で、すなわち心理的にも社会的にも正しい姿でなされることがどれほど少ないか」は注目に値する(『精神分析入門(下)』)。

 たしかに、マザコン男にさんざんな目に遭ったという話はしばしば聞く。デートの直前になって「ママに買い物に付き添ってと頼まれたから」とドタキャンされたとか、結婚直前に「新婚旅行に母と姉も一緒に来たいと言っている」と言われたとか、結婚直後に「お母さんのあの料理が食べたいから、僕の実家で習っておいで」と指示されたとか……、枚挙にいとまがない。

 私が一番驚いたのは、名門大学の医学部に在学中の20代の青年が母同伴で私の外来を受診したときである。恋人と一緒に旅行に行ったのだが、EDで性行為ができなかったという。

 受診理由もそうだが、20歳を過ぎた息子が母同伴で受診したことに絶句するしかなかった。

 あくまでも個人的見解だが、マザコンへの感度は男性よりも女性のほうが高いように見受けられる。おそらく、マザコン男から実害をこうむった女性が多いからだろう。それに対して男性は何とも思っておらず、「お母さんを大事にして何が悪い」と思っていることが少なくない。

 この“わかりあえなさ”もあいまって、女性はマザコンの匂いにどうしても敏感になる。私自身もそうで、私の嗅覚は安倍首相からマザコンの匂いを嗅ぎ取っている。安倍政権の支持率は、男性のほうが女性よりも高いそうだが、もしかしたら私と同様にマザコンの匂いを嗅ぎ取る女性が少なくないからかもしれない。

(文=片田珠美/精神科医)

参考文献

ジークムント・フロイト『精神分析入門(下)』高橋 義孝 ・下坂 幸三訳 新潮文庫1977年

UUUM退所が相次ぐ理由「売上の20%を納めるメリットがない」YouTuberおるたなが分析

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

おるたなの休み時間:なぜUUUMを辞めて行くのか?UUUMのYouTuberが分析してみた。

 今月1日、人気YouTuberのエミリン、JULIAとCODYのカップルYouTuber「JULIDY」、メイク動画などを中心にアップしているマリリン、美容系YouTuberのほしのこCHが揃って、『UUUM卒業』動画を発表した。それぞれの動画は軒並みYouTube急上昇ランキングにランクインし、「UUUMはブラック事務所なのか?」と疑う声まで出た。

 この疑惑に対し、UUUMの看板メンバーでもある2人組YouTuber・おるたなは真っ向から否定。6月3日、サブチャンネル『おるたなの休み時間』で公開した動画『なぜUUUMを辞めて行くのか?UUUMのYouTuberが分析してみた。』にて、中堅YouTuberのUUUM離れが加速している理由を分析した。

 おるたなの2人はTwitter上で「UUUM 闇」というキーワードがトレンドになっていることに触れ、「それはない」と否定。「まずはフォローしたい」と、UUUM社員は皆良い人であること、変な嫌がらせやえこひいきなどもなく、YouTuberの待遇はかなり良いことを説明した。

『鬼滅の刃』と医療…鬼舞辻無惨の行為は人類が獲得してきた「創薬」の歴史そのものだった

 ご無沙汰しております。アニヲタ医師、Dr.Chem(ちぇむ)でございます。

 国内の新型コロナウイルスの新規患者数は減少傾向となり、残されていた1都3県や北海道なども緊急事態宣言もついに解除されたものの、まだ予断を許さない状況が続いております。

 2020年5月18日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)第24号にて、2016年より連載されていた『鬼滅の刃』(作:吾峠呼世晴<ごとうげこよはる>)が大団円を迎え、4年3カ月に及ぶ連載が終了しました。大正時代の日本を背景に、人を喰らう鬼と、その鬼を討つべく組織された「鬼殺隊」の戦いを描いた本作は、連載開始当初より高い評価と熱心なファンを得ていましたが、2019年のアニメ化を経て爆発的に大ヒットし、書店で新刊はもちろんのこと、既刊も売り切れで入荷待ちの状況が続いていることが繰り返し報道されています。

 主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)や鬼殺隊の仲間たちと鬼たちとのバトル、アクション、そのなかで織りなされるドラマが大きな魅力ですが、もうひとつの大きな軸に、鬼となってしまった炭治郎の妹、禰豆子(ねずこ)を人間に戻すという目的があります。そのキーパーソンとなるのが、鬼でありながら人の心を持ち、医師として活動しながら「鬼を人間に戻す」薬を開発することに協力する、珠世(たまよ)です。

 作中で炭治郎は、珠世に協力するため、戦って倒した鬼の血液を採取し、提供しています。また、妹の禰豆子の血液も、禰豆子が鬼としては例外的に人を喰らうことなく生きていけること、また後には鬼の弱点である太陽の光すらも自力で克服するといった特殊な性質を持つことから、炭治郎は研究材料として提供しています。

鬼舞辻無惨の行為は、「創薬」の歴史そのもの

 また、本作における「鬼」も、自然発生的に生まれたものではなく、平安時代の医術の延長により偶発的に生まれたものであることが、物語のなかで徐々に明かされていきます。20歳まで生きられないといわれていた貴族の治療のために用いていた薬が、鬼―人の血と肉を食料とし、強靭な肉体を持ちながら、陽の光にあたれば死んでしまう―そのような体質を人の体にもたらしたのでした(第127話「勝利の鳴動」、単行本第15巻収録)。そのような体を手に入れた鬼の始祖であり本作の黒幕である鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)も、自身の弱点である太陽の光を克服するため、当時自分の治療にあたっていた医者が開発していたと目される「青い彼岸花」という薬、その成分を探し求めていました。

 実は、このようにして本編で描かれている「薬」を探し求めるプロセスというのは、細かい成分や効能の説明はさておき、実際の「創薬」つまり、新しい薬が開発されるプロセスをなぞったものとなっているのが、非常に興味深いところです。

 鬼舞辻無惨が目指してきたように、植物などの自然の産物から薬となる成分を取り出し、抽出し、それを薬として用いることは、人類の歴史のなかで、長らく主流の開発方法でした。現在でもいわゆる漢方薬の多くがそうであるように、患者さんの症状に合わせて自然の成分を組み合わせて適切な薬を「調合」することが、医師または薬剤師の仕事の多くを占めていたのです。

「鬼を人間に戻す薬」は、現代医療の「分子標的薬」開発にも似ている?

 一方、炭治郎たちに協力する鬼の珠世は、さまざまな鬼の血液を採取し、その成分を分析することで、「鬼を人間に戻す薬」の開発を進めていきます。いわゆる「分子標的薬」と呼ばれるような、病気の原因となる分子・遺伝子を直接攻撃する薬剤が開発されるようになっている現代においては、実際の患者さんやラットなどの動物モデルから実際の病気の細胞を採取し、その遺伝子やタンパク質の性質を解析することが開発の礎となることは、珍しくありません。

 本作は前述の通り大正時代が主な舞台ですが、作中の鬼たちは人間の血から、病気・遺伝子などを判別することができると言及されており(単行本9巻、第74話)、鬼となりながらも医師として研鑽を積んでいた珠世が、独自の形で病気としての鬼の性質を分析し、それに対する治療薬を開発できたとしても、なんら不思議なことではありません。

 そうして開発された「薬」は、特に本作の終盤にかけて、非常に大きな役割を果たしていきます。炭治郎や鬼殺隊の仲間たちの「呼吸」を軸としたアクションや技の数々を支えるフィジカルな描写とともに、こうした医学についての描写も、作品を駆動させる大きな力であったことに間違いないでしょう。

 本編の連載は終了となりましたが、秋にはテレビアニメーションシリーズの続きを描く劇場版アニメーション『無限列車編』の公開が予定されており、また、この劇場版の中心人物である煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)にスポットをあてたスピンオフ作品も予定されている旨が発表されています。連載のクライマックスを収録した単行本の発売を待つとともに、これらのメディアミックス展開も楽しみに待つことにしましょう。

(文=Dr.Chem)

Dr.Chem(どくたー・ちぇむ)
ファーストガンダムと同じくらいの時期に生まれた、都内某病院勤務の現役医師。担当科は内科、オタク分野の担当科はアニメ、ゲームなど主に2次元方面。初めて全巻買いそろえたジャンプマンガの単行本は『県立海空高校野球部員山下たろ~くん』(こせきこうじ作)でした。小学校の半ばまで民明書房の存在を信じていたり(『魁!!男塾』)、広末涼子の名前を覚えたのがマンガ『幕張』であったりと、昔からジャンプに記憶を引きずられて生きてきました。今は関連誌「ジャンプSQ.」で連載中の『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―』が楽しみです。(写真は、愛用のIMAX用3Dメガネ)

JRA 安田記念(G1)アーモンドアイも震える“丁半博打”!? 天国と地獄、圧倒的有利・不利を分ける「安田記念の掟」とは

 7日(日)に東京競馬場で行われる今年の安田記念(G1)。史上初となる芝G1・8勝目を狙うアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)を筆頭に、昨年の王者インディチャンプ、グランアレグリア、ダノンプレミアムなどG1馬10頭が集結。豪華なメンバーが顔を揃え、例年以上に盛り上がると見られている。

 その1戦の結果に大きな影響を与えるのが、枠順だ。距離条件の違いで、さまざまなレースで内有利、外不利などと言われることも多い。そんな中、今週末に行われる安田記念では【偶数馬番】が有利というデータが出ているという。

 過去10年を振り返ると、18年に10番に入ったモズアスコットなど、偶数馬番に入った馬は8勝をあげ、さらに2着6回、3着7回と好成績を記録。一方で奇数馬番は、昨年のインディチャンプ、10年に17番で勝利したショウワモダンなど2勝にとどまり、2着4回、3着も3回と成績は奮っていない。

 NHKマイルC(G1)では、今年も含めた過去10年で奇数馬番5勝、偶数馬番5勝。またヴィクトリアマイル(G1)も偶数馬番6勝、奇数馬番が4勝。そのため、単純に東京競馬場のマイル重賞は偶数有利とは言い難いが、安田記念に限っては“偶数馬番“に入ることも、優勝を掴むための重要なファクターなのかもしれない。

 また安田記念は荒れる1戦としても知られている。その立役者になった馬を見ると、18年に9番人気ながら勝利したモズアスコットは10番。17年に7番人気と低評価を覆したサトノアラジンは14番、8番人気だった2着のロゴタイプも16番だった。さらに16年に8番人気で優勝したロゴタイプも6番。また14年には最低人気ながら、勝ち馬ジャスタウェイをハナ差まで追い詰めたグランプリボスも12番と偶数馬番を引き当ていた。

「11年の安田記念は9番人気のリアルインパクトが優勝し、グレード制導入後、初めて3歳馬による勝利を挙げましたが、このときも馬番は14番と偶数でした。単なる偶然として片付けるには、出来すぎている気もしますね。

 また今年の東京競馬場・芝1600mで行われた特別競走は5レースあり、6枠2勝、8枠3勝と外枠有利の傾向が出ています。安田記念では“外枠の偶数馬番”に入った馬に注目すれば、いい思いをすることができるかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 サイコロを2つ振って偶数か奇数かを当てる丁半博打ではないが、安田記念を振り返った結果、浮かび上がってきたジンクス。アーモンドアイが有力視されているが、同馬が内枠の奇数馬番を引き当てた際には注意が必要かも!? 安田記念の枠順は5日9時頃発表される予定だ。

JRA武豊「低迷期」の原因もこれ!? 函館開催で岩田康誠が復帰も、ベテラン騎手の「惨状」が物語る厳しさ……

 3日、落馬負傷で休養中の岩田康誠騎手が13日の函館開催から復帰することが明らかになった。

 4月26日の京都1Rでダイヴィンダートに騎乗した際、最後の直線で同馬が転倒して落馬。この影響を受けた4頭が落馬する大事故となった。岩田康騎手は右腕骨折、肋骨を計13本も折る大けがを負った。他の巻き込まれた騎手は、松山弘平騎手が大事を取って翌週の騎乗をキャンセルしたのみだったのは、不幸中の幸いである。

 先月29日に落馬負傷後、初めて栗東トレセンを訪れた岩田康騎手は「馬が守ってくれたのだと思う。一日でも早い復帰を目指して体を動かしています」と予後不良になったダイヴィンダートに感謝しつつ、復帰に向けて意気込みを見せていた。

 今年、ケガから復帰した騎手と言えば、浜中俊騎手が復帰週にいきなり重賞を勝利。三浦皇成騎手は約2か月間の騎乗がなかったものの、すでに関東リーディング3位につける好調ぶりだ。また、息子の岩田望来騎手は第1回新潟リーディングを獲得し、全国リーディングでも6位につける大活躍をしている。この流れに乗って、復帰後の岩田康誠騎手にも大暴れして欲しいところだ。

 しかし、最近復帰したベテラン騎手が揃って成績が芳しくないことが懸念される。

 4月25日に約4か月ぶりの復帰を果たした蛯名正義騎手。復帰後は36鞍に騎乗しているが、わずか2勝にとどまっている。さらに勝ち鞍はどちらも千直のレースで、スピードのある上位人気馬での勝利。決して騎乗が光る内容とは言い難いもので、状態はいいとは言えなさそうだ。

 また、戸崎圭太騎手も5月23日に約半年ぶりの復帰を果たしたが、2週連続で未勝利に終わっている。乗鞍が合計11鞍と少ないことも原因にあるかもしれないが、かつて3年連続リーディングジョッキーに輝いた名手の成績としては物足りない内容だ。

「やはりベテラン騎手になると、長期離脱後は肉体的に思うような騎乗ができないということが原因にあるのではないでしょうか。特に戸崎騎手は騎乗において重要な肘をケガだったことが、完調に至っていない理由かもしれません。年齢的にもトップコンディションに持っていくのに時間がかかるのかもしれません。

また、今回の岩田康騎手がスピード復帰ということも気になりますね。ケガの内容を考えると、2か月半での復帰はかなり早いように感じます。

かつて武豊騎手はケガが完治していない状態で復帰して、思い通りの結果を残せませんでした。その後、長きに渡って『低迷期』とまで言われたぐらいです。岩田康騎手も無理をしていなければいいのですが……」(競馬記者)

 今年は重賞2勝を挙げ、戦線離脱前にはリーディング上位にも名を連ねていた岩田康騎手。復帰後の活躍に期待したいところだが、1番は無理をしないで万全の状態での復帰して欲しいものだ。

ツタヤ図書館、工事遅延の文書を独占入手!行政もひれ伏すCCCの“絶大な影響力”が判明

 和歌山市で、鳴り物入りでオープンする公共施設の工期が大幅に遅れていた――。筆者は、その経緯が記録された内部文書を独自に入手。これにより、これまでまったく表に出てこなかった、行政と民間とのせめぎあいの実態が浮かび上がってきた。

 6月5日、南海電鉄和歌山市駅前にグランドオープンする和歌山市民図書館。運営を担当するのは、全国にTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)だ。当サイトでは、関西初進出の“ツタヤ図書館”のプロジェクトにかかわるさまざまな不正疑惑を繰り返し報じてきたが、今回は工期遅延についての“ある疑惑”について迫ってみたい。

 下の画像は5月上旬、筆者が独自に入手した和歌山市民図書館の施工に関する説明資料である。

 これを見た瞬間に、「なにか変だ」と感じられた人も多いのではないだろうか。日付もなければ、タイトルもない。あちこちに不自然な空白が配置されている。あきらかに何かが隠されている気配がして仕方ない。

 文書をいじくりまわしているうちに、PDFのあちこちに空白の画像を貼り付けてマスキング加工されていることが判明。それを剥がしてみたところ、違和感のない文書が現れた。それが下の画像である(赤字で囲んだ部分が消されていた)。

 2018年に財務省が開示した森友学園との交渉記録のうち、黒塗りでマスキングされた部分が剥がせると話題になったのを覚えている方もいるだろう。それと同じようにマスキングされていたようだ。

“白塗り”を剥がした文書を詳細に見ていくと、市民図書館の工事が遅延した経緯を説明した文書であることがわかった。

 同館は、当初「19年10月オープン」とアナウンスされていたが、それが「19年12月オープン」になり、さらにはそれも再度延期になって、最終的には「20年4月オープン」と昨年、正式決定されていた。

 新型コロナウイルス感染拡大によって全国に緊急事態宣言が出されたため、この後さらに6月5日までオープンは延期となるのだが、それまでの2度の延期についての明確な理由は、和歌山市から示されていなかったが、この文書には、その最初の延期についての経緯が書かれていたのだ。

 先に、結論から述べておこう。新図書館の指定管理者(CCC)が提案した設計に関する資料提出が遅れたために、工事完成に1カ月半の遅れが出たと、この文書は結論づけている。つまり、「遅延したのはCCCの責任」だと明言しているのである。これは内部告発のための文書なのかもしれない。

 いったい何があったのか。17年11月、和歌山市は新しい市民図書館の指定管理者にCCCを選定した。着工は翌春以降で、先行して運営者を決めたわけだが、指定管理者の応募にあたっては「空間イメージの提案」を求めていた。選定後、CCCは建物の施主である南海電鉄にそのプランを提出して、そのままスムーズにいけば、そのプランも取り入れた新図書館が翌年7月には完成するはずだった。

 ところが、この文書には、次のような「異変」が記録されている。

<2018年3月 プラン再受領
・構造変更が必要なプランであったため、工程が遅れてもこのプランで進めるかを確認し、変更することで合意>

 注目したいのは「構造変更が必要なプランであったため」の部分である。事業者の公募時に「空間イメージの提案」を求められていたとはいえ、指定管理者であるCCCの担当範囲は、図書館の管理運営にすぎない。それなのに、工期が遅れるかもしれない「構造変更が必要なプラン」を提案して、不思議なことにそれがすんなり通っているのである。

 宮城県多賀城市など、CCCがこれまで手掛けたツタヤ図書館では、指定管理者として選定される前から、同社が自治体と連携協定を締結するなど、プロジェクトの企画提案からかかわっていた。しかし和歌山市では、CCCはそのような契約はしておらず、単に開館後の図書館運営を担当するだけのはずだ。

「空間イメージの提案」も、内装の参考意見として取り入れる程度のはずが「構造変更が必要なプラン」を提案して、それが通っているというから驚く。おかげで建築確認申請もやり直しとなって、大幅に遅れることが18年3月に報告されている。

 設計を担当したアール・アイ・エーが基本設計を完了したのは、前年の17年1月末。それに続く実施設計も、CCCが選定された2カ月後の2月までに終えていた。あとは、公募で選ばれた指定管理者の好む内装デザインを取り入れて、6月に着工、翌年7月には完成というスケジュールでいくはずが、いきなりここで“ちゃぶ台返し”のようなことが起きているのである。

 そのへんのせめぎあいが如実に現れているのが、次の記述である。

<南海から起工式での挨拶で公益施設棟供用開始時期について2019年10月と発表しない方向で和歌山市に依頼>

 19年10月オープンはもう無理なので、対外的にはそう言わないでほしいと、南海が和歌山市に依頼しているこの部分は、実は筆者が入手した段階では“白塗り”で消されていた。

 だが、筆者が別に独自入手していた18年5月8日の関係者会議の会議録には、市民図書館サイドが、それと矛盾するこんな発言をしている。

「オープンの時期は、起工式で市長が平成31年(2019年)10月と明言しているので、当面はそのスケジュールで進める」

 和歌山市サイドは、南海の要請を完全に無視して、あくまでも「19年10月」の開館にこだわっていた。こうした意見の食い違いを隠すために、発言の一部を“白塗り”で消したのだろうか。

 ところが、さらに不思議なことが出てきた。和歌山市当局は、南海が「構造変更が必要なプランで進めると工程が遅れるかもしれない」と通告してきた18年3月の時点では、市議会の経済文教委員会で遅延を容認していたことが判明。具体的には、坂下図書館長が「工期の見直しが必要になった」として「平成31年12月の開館を想定」と述べているのである。

 和歌山市は、関係者間では、あくまでも当初のスケジュール通りの開館を模索する一方で、市議会に対しては、早々と開館が遅れることを通告する“二枚舌”を使っていたことになる。

 さて、なんの変哲もない文書のこの後が、いよいよクライマックスである。

<2018年4月 プラン再受領(最終)、確定
・設計変更及び確認申請スケジュールにて6月着手は可能となった>

 17年11月にCCCが指定管理者に選定された直後の「プラン受領」から5カ月後、3度めの「プラン受領」で、ようやく設計は確定し、いったんは工事も予定通り進められるかにみえた。

 ところが、翌月5月には「変更工事工程指示」となり、「工事着手は変更なし」となっているものの、「最終図面UPが5月末」となったことから「工事完成が2019年7月末から9月中頃になったことを説明」と、予定していた翌年10月開館がかなり危うくなっている実情が報告されている。

 また、その下のJV(施工を担当する協同事業体)へ「提示した工程について再度説明の必要あり」とされていて、「工事完成時期を調整することを報告」と、工期が遅延する可能性について言及されているが、この部分も入手時には白塗りで消されていた。

 このときの詳細なやりとりは、別の文書でも確認できる。この際の和歌山市サイドは、「CCCにスケジュールの調整をしてもらっているが、7月末の引き渡しを受けたら10月に間に合うということである」と、まだ10月開館にこだわっているが、それに対しても南海サイドが明確に難色を示している様子が記載されている。

 そして件の文書の末尾には最終的に、こう明記されていた。

<指定管理者(編注:CCC)からの資料提供の遅延と構造図変更に伴い、現検討段階において、工事完成に1.5カ月の遅延が生じている>

 では、そもそも工期遅延の原因となった「構造変更の必要なプラン」とは、いったいなんだったのだろうか。建築設計に詳しいある関係者は、こう推察する。

「高層書架を取り入れたことによる変更ではないでしょうか。通常の図書館では、せいぜい高さ1.6~1.8メートルくらいの書架を想定して設計されていますが、CCCによるツタヤ図書館は4メートルを超える高層書架を採用しています。そうすると、それだけ床の積載荷重も増え、梁や柱など基礎にもかかわってくるので、構造設計を根本的にやり直さないといけません。かなり大きな設計変更になったのだろうと推測できます」

 そのうえで、CCCによるプラン変更が受け入れられたことについて、こう不思議がる。

「通常、指定管理者や建物に入るテナントは、与えられた枠のなかで運営するものですから、設計変更を要望してそれが通るということはありえません。設計変更によって生じた追加の費用を、いったい誰が負担するのかという話になりますので」

 主役は和歌山市のはずなのに、いつの間にかCCCがすべてを仕切っているかのような流れになっており、施主の南海電鉄すらも、その意向に振り回されているようだと疑問を投げる。

 上の文書を、ある図書館関係者は以下のように分析する。

「これは南海電鉄の内部文書だろうと思います。南海にしてみれば、ツタヤ図書館の誘致は和歌山市の問題であって、自社にとってはむしろ工事遅延のほうが大きな問題のはず。

 そこで、遅延の経緯を書いて南海電鉄の責任ではないことを明らかに示したのだろうと思います。この文書では、『遅延の犯人はCCCだ。CCCによってひどい目に遭わされた』と言っているかのように読めます。南海にとっても、惨憺たる負け戦です。CCCと自治体との関係では、CCCに対等に渡り合えるのは市長くらいしかいないと思っていたのですが、実際、南海にもそんな力はありませんね。CCCは、南海のことを“下請け業者”のように扱っています」

 なるほど、そういう見方をすれば、CCCによる図書館運営は、自治体が図書館運営を民間企業に託するものではなく、「ツタヤ図書館」というフランチャイズに、巨額の加盟金とロイヤリティを払って自治体が加盟する構図に近いのかもしれない。

 工期遅延の原因となる「構造変更が必要なプラン」を押し通し、巨額の公金を出す自治体も、建物の施主である南鉄も、CCCの絶大なる影響力の前にひれ伏しているかのようにみえる。

 和歌山市民は、そのようにしてつくられた図書館を、無批判に受け入れられるのだろうか。ちなみに、南海電鉄広報部に問い合わせたところ、以下の通り回答があった。

「出所不明の文書についてコメントはできないが、工期に変更があったかどうかについては、関係部署に確認したところ、以下の通りであった。

 18年2月に公益施設棟の実施設計が終わった後、和歌山市様からの設計変更の申し出があり、それに対応するため、結果として、竣工が当初予定の19年7月末から19年10月7日の約2カ月遅れることになった」

(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

「仕事がつまらない」が変わる 前向きになるための4ステップ

 

 人生の多くの時間を費やしている仕事だから、楽しく働けるかどうかは人生の充実度に関わってくる問題だ。仕事内容や仕事量、勤務環境、人間関係など、仕事のモチベーションを下げる要因はいくつもあるだろうし、そのなかには当然自分でコントロールができないこともある。

 とはいえ転職するほど嫌でもない。「楽しくないけど、めちゃくちゃ嫌でもない」状態でなんとなく日々を過ごしている人は、実は結構多いのではないか。必ずしも思うに任せない環境の中で、前向きに、楽しく働くにはどうすればいいのか。

■仕事が楽しくなり、未来に希望が持てるようになるためのステップ

 『自分を幸せにする働き方』 (張替一真著、横井いずみ絵、ぱる出版刊)では、仕事を少しでも楽しむために必要な「仕事をする為の目的」をつくるコツをイラストも交えながら紹介する。

 前向きに仕事に向き合うにはどうしたらいいのか。仕事で嫌なことがあるからと、マイナス視点を持っている場合、前向きにはなれない。

 なので、まずは嫌なことは置いておいて、興味を持てるポイントを探すこと。そして、興味を持てたら、好きなところを一つでも見つけてみる。これは人に対しても、仕事に対しても言えることだ。少しでも興味が持てれば、そこから好循環が始まる。

 また、仕事で大事なのは「目的」だ。これは会社から求められるものではなく、個人的なものでいい。

「この仕事を通して、自分はどうなりたいのか、何をしたいのか」という目的を持つことで、未来が見えてくる。自然と行動はそちらを向いたものに変化し、気持ちも上向きになっていく。そこで本書では目的を設定するコツを4つ挙げている。

1.まずは仮設定する

 目的は最初から完璧なものでなくていい。仮設定することで、やみくもに動いたり、ダラダラすることを防ぐこともできる。たとえ目的が間違っていても、そこから軌道修正していけばいい。興味があることをどんどんやっていくことが大切。

2.目指す人を決める

 目的設定するためには、「憧れの人」を思い描いてみる。憧れの人の考え方や姿勢を知り、マネをしてみる。すると、目的も定まってくる。

3.ワクワクできるものにする

目的は自分で決めたものならどんなものでいいが、注意すべき点は「ワクワクする目的を設定する」こと。ワクワクするものであれば、モチベーションが上がり、苦しいときでも乗り越えられるからだ。

4.見晴らしのよい場所で考える

自宅で目的を考えるよりも、公園や海などの「見晴らしのよい場所」で目的を考える。視界が広くなることで、思考の幅も広げることができるからだ。

 働くことに対してモチベーションが上がらない、楽しくないと感じるときは誰にでもあるだろう。そのとき、本書で紹介する仕事が楽しくなる74の思考法は役に立つはず。今の状況や自分に合わせて、活用してみると、モヤモヤした気持ちが晴れて、「とりあえず、これをやってみよう」という出口が見えてくるのではないか。
(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA 福永祐一「アドバイス的確過ぎ」で大ピンチ!? 安田記念(G1)岩田望来「すごく自信に」覚醒ヴァンドギャルドに激走気配

 7日、東京競馬場で安田記念(G1)が行われる。前人未到の芝G1・8勝目の新記録を目指すアーモンドアイが抜けた大本命になりそうだが、昨年このレースでアーモンドアイを破ったインディチャンプに騎乗する福永祐一騎手にとっても、大きなチャンスに違いない。

 他にも昨年の桜花賞馬グランアレグリア、香港マイル(G1)を含む3勝のアドマイヤマーズ、念願のG1制覇を狙うダノンキングリーなど、福永騎手にとっても警戒すべき強豪が集った一戦……。

 だが、そんな中でもヴァンドギャルド(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、違った意味で“気になる1頭”なのかもしれない。

「プレッシャーもありましたが、あの一戦がすごく自信につながりました」

『東京スポーツ』の取材に当時を振り返ったのは、今回の安田記念でヴァンドギャルドとコンビを組む岩田望来騎手だ。

 岩田望騎手が「あの一戦」と語るのは、昨年11月のウェルカムS(3勝クラス)だ。実はこのレースは当初、ここまでヴァンドギャルドと2連勝していた福永騎手だった。

 しかし、その直前に騎乗停止。陣営が急遽、白羽の矢を立てたのが岩田望騎手だった。

「福永さんからもすごくアドバイスを頂き、それを出し切ることができました。乗せていただいたオーナーサイドにも本当に感謝しています」

 このレースで初コンビを組むことになった岩田望騎手は、難があるヴァンドギャルドのスタートを決めると、好位で流れに乗る。

 道中、外目を走ったため前に壁が作れず、折り合いに苦労するも、なんとかなだめて直線へ。重馬場だったこともあって、最後は馬場の良い外へ追い出し、逃げるプレミオテーラーを捉えて差し切り勝ち。

 本人が「すごく自信につながりました」と語るほどの会心のレースだった。

「当時、福永騎手はインディチャンプとのコンビでマイルG1春秋制覇を決めたばかり。ヴァンドギャルドに素質は感じていたと思いますが、岩田望騎手にも大きな期待を込めてアドバイスを送ったと思います。しかし、これだけ早くG1でヴァンドギャルドと戦うことになるとは思っていなかったかもしれませんね」(競馬記者)

 その後、ヴァンドギャルドは再び福永騎手に乗り替わるも2月の東京新聞杯(G3)で2番人気を裏切る敗戦……。

 前走のマイラーズC(G2)も騎乗する予定だったが、新型コロナウイルスの影響でインディチャンプが香港のチャンピンオンズマイル(G1)を断念。マイラーズCに向かうことになったため、ヴァンドギャルドは再び岩田望騎手とコンビを結成することとなった。

「そのマイラーズCはインディチャンプが勝ち、ヴァンドギャルドは3着。福永騎手もさすがの騎乗でしたが、好位からあっさりと抜け出す完璧なレースをしたインディチャンプに対して、ヴァンドギャルドは出遅れながらの3着。

前が止まり難い開幕週の京都コースで、唯一インディチャンプを上回る(上がり3ハロン)32.7秒で追い上げた末脚は驚異ですよ。切れ味勝負なら、ここでも引けを取らないと思います」(同)

 オープンになってから賞金の上積みもなく、今回の安田記念がフルゲート割れしたために出走できた存在であるが、陣営は中間で入念にゲート練習を取り入れるなど、決して“参加賞”だけで終わらせるつもりはない。

 1週前追い切りで手綱を執った岩田望騎手も「具合は良さそう。前回はゲートが響きましたが、終いはいい脚をつかってくれました。東京マイルはいい条件だと思います」と手の内に入れた相棒の仕上がりに自信を見せている。

 連覇の懸かるインディチャンプに騎乗する福永騎手にとって、最大に警戒すべきは当然アーモンドアイだろう。しかし、かつて“塩を送った”ライバルに思わぬ強襲を受けることになるかもしれない。

JRA安田記念(G1)まさかの「勝率2.9%」!? ディープインパクト産駒はなぜ安田記念で結果が出ないのか

「高速マイル戦」といえば「ディープインパクト産駒」のイメージだが……。

 先週の日本ダービーは、ディープインパクト産駒のコントレイルが勝利。これでディープインパクトは種牡馬として日本ダービーを6勝、サンデーサイレンスやトウルヌソルに次ぐJRA最多タイの記録となった。

 今週の安田記念も、そんなディープインパクト産駒の活躍に期待したいところだが、意外にもディープインパクト産駒と安田記念の相性は悪い。

 産駒が安田記念に出走した2011年以降、36頭が出走して勝利したのは2016年のサトノアラジンと2011年のリアルインパクトのみで、2着もヴァンセンヌだけ。3歳馬で斤量が軽かったリアルインパクトとミッキーアイルを除き、出走範囲を今年と同じ古馬以上に限定すると、勝率はわずか2.9%、連対率も5.9%と非常に買いにくい存在となる。

 ■安田記念・ディープインパクト産駒全成績
 2019年
 サングレーザー(6番人気5着)
 ケイアイノーテック(10番人気7着)
 エントシャイデン(14番人気15着)
 ダノンプレミアム(2番人気16着)

 2018年
 サトノアレス(7番人気4着)
 サングレーザー(3番人気5着)
 リアルスティール(4番人気15着)

 2017年
 サトノアラジン(7番人気1着)
 グレーターロンドン(6番人気4着)
 ステファノス(4番人気7着)
 ディサイファ(15番人気13着)
 アンビシャス(5番人気15着)

 2016年
 フィエロ(6番人気3着)
 サトノアラジン(3番人気4着)
 ディサイファ(7番人気6着)
 ダノンシャーク(11番人気7着)
 リアルスティール(2番人気11着)

 2015年
 ヴァンセンヌ(3番人気2着)
 フィエロ(2番人気4着)
 エキストラエンド(16番人気9着)
 ダノンシャーク(5番人気10着)
 リアルインパクト(6番人気12着)
 ミッキーアイル(4番人気15着)

 2014年
 ダノンシャーク(9番人気4着)
 ワールドエース(3番人気5着)
 フィエロ(6番人気8着)
 エキストラエンド(12番人気12着)
 リアルインパクト(14番人気13着)
 トーセンラー(8番人気14着)
 ミッキーアイル(2番人気16着)※当時3歳で出走

 2013年
 ダノンシャーク(12番人気3着)
 ヴィルシーナ(7番人気8着)

 2012年
 リアルインパクト(12番人気6着)
 ドナウブルー(14番人気10着)
 マルセリーナ(11番人気17着)

 2011年
 リアルインパクト(9番人気1着)※当時3歳で出走


 以上のように、出走した馬は決して低レベルではない。昨年2番人気のダノンプレミアムは最下位の16着。2015年は2~6番人気がディープインパクト産駒だったが、モーリスに完敗。2014年は2番人気ミッキーアイルを筆頭に7頭が出走したが、そのミッキーアイルを含め4頭が12・13・14・16着と大敗。

 前年のマイルチャンピオンシップを勝利したダノンシャークやトーセンラーも、なぜか安田記念ではまるで歯が立たなかった。

 これが同じ古馬マイルG1レースのマイルチャンピオンシップとなると、ディープインパクト産駒は3勝2着3回(勝率6.7%・連対率13.3%)と安田記念の倍以上の成績なのだから、やはり安田記念の相性は悪いといえる。

 安田記念とマイルチャンピオンシップは同じ古馬のマイル戦だが、左回りと右回りの違い、そして馬場の違いが特に大きい。

 というのも、安田記念の勝ち時計は昨年1分30秒9が最速で、過去に良馬場で行われた10回で1分32秒以内を8回も計測。対してマイルチャンピオンシップは最速タイムが2014年の1分31秒5で、1分32秒を切ったのは2回しかない。基本的にマイルチャンピオンシップの方が、時計がかかりやすいのだ。

 この傾向を踏まえて考えると、ディープインパクト産駒は古馬になると、マイル戦で時計の速すぎるレースは勝ちきれない傾向にあることがわかる。もしかしたら、これがディープインパクト産駒の弱点といえるかもしれない。

 今週の安田記念には、D.レーン騎手が騎乗するダノンプレミアム、高松宮記念2着のグランアレグリア、日本ダービー2着ダノンキングリー、NHKマイルカップの勝ち馬ケイアイノーテック、マイラーズカップで3着のヴァンドギャルドといった、ハイレベルなディープインパクト産駒が出走を予定。

 しかし、1分30秒6でアーモンドアイが勝利したヴィクトリアマイル(安田記念と同じコース)は、8頭のディープインパクト産駒が出走したものの、2着に好走したサウンドキアラは1分31秒3と31秒を切ることができなかった。

 週末までの天気予報は晴れで、安田記念は良馬場で行われる見込み。そこにアーモンドアイが万全の状態で出走するなら、ここでも1分30秒台の決着が濃厚となる。となれば、ディープインパクト産駒が勝つ可能性はかなり低くなる。

 馬券的に2着3着のおさえは考慮する必要がありそうだが、単勝や馬単、3連単の1着、そしてWIN5などでは「完全消し」の思い切った買い方もありだろう。

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