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日本マクドナルド 今夏も風物詩の「ロコモコ」シリーズを 期間限定で販売
日本マクドナルドは、夏の風物詩として人気の商品「ロコモコ」シリーズを、7月11日から期間限定で販売する。また、マックカードが当たる他、ロコモコのクーポンが届くリツイートキャンペーンや、最高気温記録を更新した地域の店舗でのロコモコ無料試食券の配布、「Pokémon GO」のイベント参加券が入手できるキャンペーンなどを展開する。
発売に先立つ4日、都内の同社施設でキャンペーン発表会が行われた。

マーケティング本部の坂下真実部長は「“アツいぜ!ロコモコ”のタイトルに合わせ、暑苦しくプレゼンさせていただきたい。マクドナルドは、暑い夏にクールダウンして涼むのではなく、もっとアツくなって楽しんでもらう提案をする」とあいさつし、新メニューとキャンペーン概要を紹介した。

ラインナップは本格肉厚ビーフとパワフルエッグ、肉汁グレイビーソースのうま味が魅力の「ロコモコ」をはじめ、チェダーチーズをプラスした「チーズロコモコ」やハラペーニョ・チリペッパー入り特製ソースとスモーキーなベーコンを加えた新商品の「スパイシーロコモコ」、ブルーハワイ味のマックフィズなど全8商品で、新登場となるワイルドバーベキュー味のシャカシャカポテトを除く7商品はハワイ州観光局公認のフードとなる。
ハワイ州観光局のミツエ・ヴァーレイ局次長は、「昨年、日本で試食してから、ハワイでも“日本に行ったらぜひ食べて”と友人に勧めている。現地の新聞でも紹介されたので、この夏、日本を訪れるハワイの人は楽しみにしている」と、日本限定メニューがロコモコの本場でも注目されていると話した。


会場には、キャンペーンCMに出演するミュージシャン・西川貴教さんと、その脇を固める特別ユニット・ロコモコレボリューション(LMR)のメンバー2人が西川さんの楽曲に乗って登場。キメのポーズをとろうとした瞬間、タレントの高橋みなみさんがステージに乱入。センターポジションを奪うと「私はマックがめちゃめちゃ好きなのに、西川さんはズルい。久しぶりにセンターがやりたい!」とアピールした。
過去のキャンペーンで高橋さんと面識のあるドナルドが「LMR結成はアツいニュース。たかみなちゃんがセンター就任だね」とコメントすると、機嫌を損ねた西川さんは「今年はボクでしょ。なんならドナルドもいらない。夏には、ドナルドのように髪を赤く染めて、CMキャラクターから社長に就任する」と野望交じりに主役の座を主張した。

延々と続く小競り合いに割って入ったMCは「食レポ勝負で勝った方がセンターに決定」と提案。
ロコモコを試食した西川さんが「1.7倍の厚さのパティのボリュームは、持った瞬間に分かる。グレイビーソースもパティに合い、素晴らしい組み合わせ」と絶賛すると、高橋さんも「まさにハワイの王道。口に入れた瞬間に幸せとアツさが広がる。チーズが入ったバンズもたまらない。クセになる」とアツいコメントで応酬した。

他のシリーズ商品の食レポでも甲乙つけがたい勝負に、ジャッジ役のメニューマネジメント部・若菜重昭上席部長は、予想を裏切り高橋さんの勝利を宣言。
納得できない西川さんは「センターはボク以外にない。LMRもボクを信頼している」と猛烈にアピール。再審査の結果、引き分けでどちらも勝者と認定された西川さんは「素晴らしい出来レース感、ありがとうございます」とコメントし、会場の笑いを誘った。
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映画監督・長久允が語る「電通社員のまま、映画を撮り続ける理由」
広告の枠にとらわれない電通クリエーターを取り上げるインタビュー連載。
初回は営業からクリエーティブへ、そして今は映画監督としてさまざまな仕掛けをする長久允氏(コンテンツビジネス・デザイン・センター)に話を聞いた。
Yahoo!ニュースの1行から生まれた代表作
-電通社員でありながら映画監督として活躍している長久さん。普段どのような仕事をしているのでしょうか?
「そうして私たちはプールに金魚を、」で2017年にサンダンス映画祭※のグランプリを頂いたのをきっかけに、現在は社員として長編映画に取り組んでいます。
撮影までに分厚いコンテを描き、ロケハンをして、映画1本分を全て自分で演技した僕バージョンで撮ってビデオコンテをつくり、それを元に撮影します。
自分でPR設計までやることも多いです。ニュースに取り上げてもらえるように工夫してリリースを書いたり、イベントの仕込みからホームページの設計までやります。
頭からディテールを詰めないとできないタイプなので、全部自分でやりたくなってしまうんです。忙しくはありますが、好きなので楽しいし、自分でやった方が早いし、スタッフにも無駄な労力をかけなくていいかなとは思います。
※インディペンデント映画を対象とした映画祭で、クエンティン・タランティーノ氏を輩出するなど、映画関係者からの注目度が高い。
-「そうして私たちはプールに金魚を、」が生まれたきっかけを教えてください。
有給休暇を使って全く個人的に制作したものです。元々、青山学院大学でフランス文学を学びながら、ダブルスクールでバンタン映画映像学院(名称当時)に2年間通い、映像を学んでいたので、趣味で映画は撮っていました。
-鮮やかな色彩と斬新な構図、テンポの速さに魅了されるこの作品は、ごくありふれた中学生の女の子の日常を描いているものですが、どこから発想を得たのでしょうか?
この作品を撮ろうと思ったきっかけはヤフトピ(Yahoo!トピックス)の1行です。
埼玉県の中学生の女の子4人が学校のプールに400匹の金魚を放つというニュースだったんですが、そこに書かれていた彼女たちの動機が「きれいかなと思って」というたったひと言に凝縮されていて、本当にそうなのかなという違和感を抱きました。
なかったことにされてしまった彼女たちの気持ちを拾い上げて映像にしてあげたい。そんな使命感から生まれたのがこの映画です。
だから、ストーリーが浮かんだというよりも、感情が浮かんだのに近い。僕の勝手な思い込みなんですけどね。
各業界のニーズをとらえ、ヒットの仕組みをつくる

-PR設計に求められている切り口など、世の中の流れを読むために心掛けていることはありますか?
流れを読むというよりは、反対に、ここ数年でつくりたいものと世の中がフィットしてきたように感じます。
ツイッターなどで多くの人が言語化して、広告の効果が可視化できるようになったことで、ニッチなものでもちゃんと人の心に刺さっているということがロジックとしていえるようになりました。
むしろとがってた方がちゃんとトピックとしてニュース化もされるし、話題にもなる。そうなると、僕の変わった映像の方が効果のあることが立証されることも多くて。それは、すごくハッピーなことですね。
-アイデアを出すときに意識していることはありますか?
アイデアを出すためにとは限りませんが、作品をつくる上で嫌いなものを嫌いだと思うという気持ちは大事にしています。
例えば、最大公約数的でベタなストーリー展開がすごく嫌い。「こうしてこうやって設計したら感動するんでしょ」って、なんかこう人間を甘く見てるんじゃないかという気になってしまう。僕はシュールレアリスムが好きなんですが、言葉にできないような、理屈や計算じゃないもので人の心が動くという、ロジック化できない事象がすごく好きなんです。
そういうものって、いわゆる“スクールカースト”でいえば一番上の人たちに向いているものではないかもしれないけど、そこにいなくても大丈夫、最大公約数的なものが好きじゃなくても大丈夫だよっていってあげたい。だからそういう人たちに向いている作品をつくりたいし、そのために僕はこういうものが嫌いだという気持ちを大事にしています。
あと、心が閉じないようにすることも心掛けてるかな。
僕、人間は基本的に優しいはずだと思ってるんですが、世の中のコンテンツとかみんなのまなざしが厳し過ぎるんじゃないかと感じてて。そのことを直接メッセージにしたいというよりも、自分自身が厳し過ぎないまなざしでものをつくっていきたい。
例えば金魚のニュースを見たときに感じたように、いろんなことに一喜一憂できるような心の敏感さを保てるように生活したいとは思っています。
昔から、この人は実はこう思っているんじゃないか、物事はこうなっているんじゃないか、そんなふうに背景を考えるクセはありますね。

-最後に、他の人にはない自分の「スキル」は何でしょうか?
ヒットの仕組みまで考えられるところでしょうか。
僕は、どうしても自分のオリジナルの脚本で映画がつくりたかったんですが、オリジナル作品って、ヒットの道筋が見えないから出資者をなかなか集められず、成功させるのが難しいんです。
そもそも映画監督というのは情報の一番「川下」にいるので、今、映画配給会社が何を求めているのか、各企業にはどういう懸念があるのかといった情報は下りてきません。
でも僕の場合、電通にいることで「川上」の情報を得られ、各業界のニーズ分かります。そうすると、映画に登場するバンドを実際にデビューさせるとか、映画をゲーム化するとか、ヒットの仕組みをつくるために全方位的に取り組めるし、「こういう座組みがあればヒットします」と、プレゼンに説得力を持たせることができるんです。まだ実験中ですけどね。変わった物語でも、ちゃんと設計したら、ヒットすると思うんです。そしたらみんなハッピーじゃないですか。

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ニッチでとがったものに見えるけれど、「なんだか私のことを言っている気がする」と見る人の心をつかむ長久さんの映像。
その魅力は、長久さんならではの優しいまなざしと、電通にならではの世の中を俯瞰するマーケティング力に裏付けられたものだと感じました。
ありがとうございました。
(左下)ゆるキャラ「ごっちゃん」。ゴーヤのシーサーで沖縄健康長寿大使として沖縄テレビの番組も持つ
(右)THE YELLOW MONKEYの歌詞を載せた新聞広告
嘘つきパワハラ社長が裁判中に会社破産で責任逃れ!それでも社長個人のパワハラ責任を追及することはできるか?
第71回「広告電通賞」 入賞61点に贈賞
国内で最も歴史のある総合広告賞、第71回「広告電通賞」の贈賞式が7月2日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開催され、広告主や媒体社、関係者ら約1000人が出席した。
初の総合広告電通賞に選ばれたNTTドコモはじめ、広告電通賞など受賞各社に賞状・賞杯が贈られた。
入賞一覧:
https://adawards.dentsu.jp/prize/list71/

広告電通賞審議会の今井敬会長は「今回の応募作品には、オリジナリティーはもちろん、洗練されたコミュニケーションで、消費者に深い共感を与えるものが多く、広告のさらなる進化を実感した。また、地方の自治体や媒体社が主体的にメッセージを発信する傾向は、広告の力と可能性を私たちに認識させた」と式辞を述べた。
同審議会の大平明理事長は、選考経過・審査について報告した。NTTドコモの受賞については「通信サービスという差別化の難しい分野において、さざまな工夫で多くの優れた作品を送り出した」と評価。特別賞の大分県別府市は、2017年度を代表する地方活性化のプロジェクトだと紹介した。


NTTドコモの阿佐美弘恭副社長は、同社が昨年創業25周年を迎えたことに触れ、フィルム広告電通賞を受賞したテレビCM「25年後の夏」編は、顧客と同社が歩んできた歳月を描いた作品で、ユーザーとの良好なエンゲージメントにつながったと話した。また、電通賞や優秀賞を受賞したOOHや新聞広告の作品の意図を説明するとともに、2020年に向けて、次世代移動通信「5G」に積極的に取り組むと表明した。
電通の山本敏博社長は「今回、広告の技術と発想のさらなる進化、そしてその可能性に明るい期待を感じた。多くの作品は“いつの時代も、広告は人間に向かうものだ”という普遍的なことを再認識させた」と話し「変動する社会の中で、広告の可能性をより大きくするため、業界の一員として果たすべき役割を変化させながら、一層の努力をしたい」と結んだ。

唯一「ビジョンづくり」は、外注できません
NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台として登場した「東美濃市」。実はこんな自治体は実在しないのですが、故郷編のロケ地となったいわゆる東濃エリア、岐阜県恵那市岩村の一帯には多くの観光客が来て、盛り上がっているようです。
たまたま友人の実家がここで造り酒屋「岩村醸造」を営んでいるため、ぼくも学生時代から何度か遊びに行ったことがあります。創業天明7年(1787年)の歴史を誇るこの酒蔵。ご自慢はかつて岩村城を治めた女性城主にちなんだ「純米吟醸 女城主」。400年前に掘られた井戸の天然水を丁寧に仕込んだ銘酒は、華やかで味わい深いです。
この岩村醸造と同じく恵那にあり、近年「冷凍おせち」で急速に業績を伸ばし続けている「銀の森」という企業から8つのショップが集まった総合公園施設の運営について、ご相談をいただきました。

実際に伺ったところ、手軽なイタリアンビュッフェが楽しめる「森の食卓レストラン」、フランスの片田舎で味わえそうな手作りスイーツの「カリテレモン」、和食の職人が仕上げた出汁や副菜がそろう「竈(おくど)」など、各店舗が提供する商品のクオリティーは素晴らしいものがありました。その一方「ここで買う理由がない」というか、何というか。生意気な言い方ですが、全体に「惜しい!」という印象を持ちました。
なぜこうなるのか?
「商品開発がうまく行かない理由は、結局ふたつしかない」の回でも書きましたが、それは、ビジョンを含めた企業の方向性が曖昧か、現場に発想の訓練が足りないか、そのどちらかです。そこで、早速「銀の森」の企業理念を調べました。

なるほど、ここに書いてあることは絶対に間違いではありません。成長を志す食品会社として正しいことばかりです。しかし、銀の森ならではの「単なる金もうけを越えた理想主義」が感じられません。
もし経営者が大手食品会社とは異なる独自の価値観を持っていれば、従業員の行動もおのずとユニークなものになるはずです。
しかし銀の森が公式に文面として掲げているものを見る限り、こうしたお行儀のよい、そしてよくある言葉しか見つかりませんでした。

そのことを会長である渡邉大作さんへ率直に申し上げたところ、かなりの時間をかけて、いろいろな話を聞くことが出来ました。
「いまある冷凍おせちの工場を建設した時のこと。敷地内には良い木がいっぱいあって、切らなくちゃならなかったんだけど、もったいないじゃない? だからできる限り敷地内で移植するようにしたの。そしたら前の薬師寺の管主とお話しする機会があったとき、『その木々がいつか銀の森を助けるよ』とおっしゃって下さって。いま、企業が順調に成長しているのは、あの時の木々のおかげと思っています」とか。
「日本の山林はスギとかヒノキとか一斉に植林して、そのあと長いこと放っておいて。人間のエゴでとても悲惨な状況になっているでしょ? だからって、自然に任せた荒々しい太古の森は、それはそれでやっぱり恐ろしいもんですよ。ぼくはね、適当に人の手が入った、風を感じる森こそ素晴らしいと思うんです。それが人間にとっても、木々にとっても幸せなんです」とか。
少しずつ霧が晴れるように、「ひとと森の共生」こそが企業のビジョンであることがわかってきました。
「ぼくたちは恵那の地で、当たり前のように山や森の恩恵を受けて生活してきたんだよね。でも社名に森を冠し、四季の恵みを『おせち』に仕立てることを生業として来たぼくたちですら、実は森にちゃんとお返しをできていないコトに気がついたんです。ひとは森のチカラを借りると健康な生活を送れます。森もひとのチカラを借りると健康に生い茂ります。森とひとが結びつき、ひととひととがつながっていく。そんな社会が実現できたらいいよね。」

商品や事業を開発しようとする場合、ぼくのような外部の人間がどうしようもないことがひとつだけあります。それがこの「ビジョン」策定です。そりゃ、そうです。その経営者が自身の価値観に基づいて「かくなりたい」姿を描いたものこそが、ビジョン。インタビューをして、それを人々に伝わる言葉に仕立てる「お手伝い」は出来ますが、何を目指すかと言う基本的な方向性自体をつくったり、決めることなんて出来ません。
銀の森の場合は幸いなことに、会長の体内にまだ言語化されていない「理想」がありました。こうして銀の森のビジョンが見えてきたのは、去年の春ごろでしょうか。そこからコンセプトや具体策を生み出すには、またいろいろあるのですが、それはまた次回。

どうぞ、召し上がれ!