Go Toのせいで軽症者用ホテルの確保が困難になり自治体が悲鳴! それでも菅官房長官は「確保は自治体の責任」

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ALS 患者殺害の容疑者を石原慎太郎が差別丸出しで擁護! 松井市長ら維新も優生思想を批判せず“医療費削減の安楽死”推進に利用

   元厚労省医系技官である大久保愉一容疑者と山本直樹容疑者の2名の医師が、ALS患者の女性に薬物を投与し殺害した事件。容疑者らは殺害した女性とSNSを通じて知り合っただけで担当医でもなく、さらにツイッターや電子書籍で「高齢者や障害者は死んだほうがいい」という主張を繰り返す典...

「布マスク、さらに8千万枚」に批判殺到、小泉今日子も疑問の声! 安倍応援団は「アベノマスクとは別」と反論も問題点は全く同じ

 感染再拡大の局面で前倒しまでしてスタートさせた「Go Toトラベル」につづき、またも国民の度肝を抜く安倍政権のコロナ対応にネット上が騒然となっている。昨夜、「布マスク、今後さらに8千万枚を配布 不要論でも発注済」というニュースを朝日新聞デジタルが伝えたからだ。  政府は...

リモート飲み会だけじゃない?!コロナで変わった私たちの食生活

かわいい後輩女子の結婚祝いもオンラインで乾杯!

6月のある日の夜9時、私は夕食もそこそこに、PCと残りのおかずとビールとワインを大学生の娘の部屋に持ち込み、深夜0時すぎまで占拠していました。なぜかというと、そう、これを読んでいらっしゃる皆さまはおそらくすでにお察しの通り、リモート飲み会参加のため。

その日のテーマは、後輩女子の結婚祝い。

会社の野球チームのマネージャー同士5人での女子会でした。事前にメンバー全員で、ピンクのハートに“Happy Wedding!”と書かれた背景画像をダウンロードしてスタンバイ。主賓の新婚女子のお宅には、当日ロゼのスパークリングワインとバラの花の入浴剤が届くように手配済み。

飲み会では、若手プランナー女子がパワーポイントで作成した、真っ赤なハートが飛び交う新婚さん向けの質問リストを画面共有しながら、3時間以上女子トークに花を咲かせました。

これまで、リアル飲み会でやってきたこんなことが、各自一歩も外に出ることなく自宅でできるようになったのは、ひとえにインターネットとECの発達によることは言うまでもありません。が、もうひとつ、大きなきっかけになったことがあります。そう、それが新型コロナウイルスの感染拡大です。

1割以上の人がコロナ禍をきっかけにリモート飲み会を実施

新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言」が発出されてから4カ月、電通はリモートワークになって5カ月たちました。緊急事態宣言は解除されたものの、私自身、この5カ月で電車に乗ったのは1度だけというくらいずっと家で過ごしている中で、働き方はもちろん、食生活も大きく変わりました。

食ラボ①

人とのコミュニケーションも、直接会うことができなくなった状況下でそのほとんどがオンライン上となりました。家族や友人との会話も、会議も、セミナーの開催も参加も、そして飲み会も。

電通では、コロナ禍になる以前から在宅勤務が導入されていましたが、実際にその制度を全員がフル活用しているでもなく、またオンラインで会話できるシステムも以前からあったものの、それを利用して自宅から会議に参加するというシーンも限られていました。

「打ち合わせは直接会って話さないとね」という雰囲気があったのも一因でしょうが、それ以上に、そもそもこういったオンラインのシステムをうまく使いこなせていなかった、というのが大きかったのではないかと思います。

しかし、新型コロナウイルスが猛威を奮い始めたことで、状況は一転しました。ある日突然(という感じでした)、集まって会議をしてはいけない、会社に来てはいけないとなり、いや応なくネットでつながるしかない環境に追い込まれたわけです。

そうなれば、必然的にオンラインで問題なくスムーズにつながることが必須となります。これまでこのようなシステムに苦手意識があった世代も、そんなことは言ってられません。ITリテラシーが低い私でさえ、5月にはオンラインセミナーを主宰として開催。私自身、人間は追い込まれたらできるようになるんだ!ということを実感しました。

電通「食生活ラボ」(以下、食ラボ)の調査※1によると、緊急事態宣言後、1割以上の人がオンラインでの食事や飲み会が以前より増えたと回答しています。この調査の回答者は40代と50代が大半なので、そういう意味では決してデジタルネイティブな世代ではありません。それでも、離れた人とつながりたいという思いがこういった結果につながっているのではないでしょうか。食は大事なコミュニケーションツールでもあります。コロナ禍によって、私たちは新たな食体験を得ることになったのです。

出典:「新型コロナウイルス感染拡大における食生活の変化についての生活者調査」(食ラボ調べ)
出典:「新型コロナウイルス感染拡大における食生活の変化についての生活者調査」(食ラボ調べ)

大きな打撃を受けた外食産業

飲み会がオンラインになったことで、当然影響を受けたのは外食産業です。ACRの調査※2によると、東京50キロ圏のみならず全国エリアにおいて、また12~69歳/70~74歳のいずれにおいても「減った行動」の1位は「飲食店に行くこと」で、その数値は75%を超えています。

また前述の食ラボの調査結果でも、緊急事態宣言後に最も「減った」のは「外食」、そして「自宅での食事」「家族と食事をする機会」が増えていることが分かります。

外食産業は、日本の食文化を支える大事な存在です。食べることが大好きな私にとっては、外食は大きな楽しみのひとつです。ですから、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による飲食店閉店の話を聞くたびに、残念でなりません。

また同時に、そういった飲食店などを中心に食材を卸していた生産者、卸売業者や商社、メーカー企業もまた大きな打撃を受けたことは言うまでもないでしょう。

私は、社内で「新型コロナウイルス感染拡大による食への影響と変化・事例」※3というレポートを作成し定期的に更新していますが、そこに集まっている200を超える飲食事例のうち、最も多いのが「食を通して困っている人を支援」するもの。困っている飲食店、生産者などを支援する事例も多く、目の前の社会課題に対してなんとかしようという人が多いことが見て取れます。

微力ながら食ラボでも、47CLUB※4との連携のもと、ゴールデンウイークに帰省できず家族と会えなかった人の気持ちに寄り添いながら地域の生産者支援にもなる「おいしいものでつながろう運動」を全国32の地方新聞社と実施。たくさんのアクションを頂きました。

制作:コピー:中島英太(食ラボ)アートディレクター:コニシマリ(食ラボ)  実施・連携・情報提供:47CLUB  出稿:全国の地方新聞社32社/電通新聞局
制作:コピー:中島英太(食ラボ)アートディレクター:コニシマリ(食ラボ) 
実施・連携・情報提供:47CLUB  出稿:全国の地方新聞社32社/電通新聞局

この社会課題は、おそらくしばらくは続くでしょう。そしてそう簡単に解決するものではないことも確かです。でも、こういった一人一人の思いやアクションは必ずや困っている人への力になっていると信じています。

ステイホームで広がった“家ごはん”の楽しみ方

前述のACR調査によると、12~69歳において新型コロナウイルス発生によって「増えた行動」1位が「在宅している時間」で8割近い結果でした。いつもなら仕事や学校で家にいないはずの家族が全員ずっと家にいることになり、食事を作る機会が増えてつらい、毎回献立を考えるのが面倒といった声が多く聞かれた一方で、家族と一緒に食卓を囲める機会が増えてうれしい、在宅時間が増えたことで手の込んだ料理が作れるようになったという声があったのも確かです。

一人暮らし、同居する子どもの有無などによってもその在りようは異なるため、一概には言えませんが、「食」は生活において大きな比重を占めるだけに、「楽しみ」のひとつとして存在していたと言えるのではないでしょうか。コロナ禍でも在宅生活を楽しもうという気持ちを後押しするかのように、「食」はポジティブへの変換スイッチの役割を担っていたように私は感じています。

例えば、料理写真のSNS「SnapDish」を運営するヴァズが発行するレポートを見ていると、親子での料理機会が増えていたり、ベランダなど普段食べない場所で食事をしたり、パンやお菓子を作るようになったり、またホットプレートの登場頻度が上がり家族でタコパ(たこ焼きパーティー)などを楽しんでいた様子がうかがえます。

インテージSRIデータによる(食品に限らず)消費財販売金額の3月末~4月前年比※5上位30品目リストには、6位小麦粉(4月第3週時点で前年度比210.8%)、7位ホイップクリーム(同205.6%)、20位バター(同158.9%)がランクイン。他、ホットケーキミックスが売り切れ続出といったニュースなどからも、あえて手間ひまや時間をかけるパンやお菓子づくり増加の傾向が裏付けられるでしょう。長年の調理ニーズである「時短料理」に対して、「時長料理」なんて言葉も生まれました。

コロナ禍では、シェフや食の専門家、企業によるお家ごはんを楽しんでもらおうという取り組みも多く生まれました。また、前述の「食生活ラボ」の調査でも、緊急事態宣言後2~3割の人が冷凍食品やレトルト食品、インスタント食品が増えたと回答していますが、冷凍食品においてはその8割が、それ以外も5割以上が終息後も継続したいとしており、この機会に出合った新たな食品がこれからの食卓にも登場することがありそうです。

コロナに負けない強い心身をつくるために、密をつくらないコミュニケーションのために、家での生活をより豊かなものにするために、「食」は私たちの要です。

新型コロナウイルスが、今もなお私たちにとって脅威であることは変わりません。そして今後しばらくは、ソーシャルディスタンスや衛生面に気を配りながらのwithコロナ生活が続くでしょう。

食ラボでは、リモート飲み会(や会議)を盛り上げるべく、メンバーのアートディレクター4人がオリジナルで作成した壁紙(背景画像)を食ラボのHPにアップしています。どなたでも無料でダウンロードできますので、ぜひお使いください。

オリジナル壁紙

また、前述の47CLUBとの連携企画の他、引き続き飲食店への支援、そして新たな家ごはんの楽しみや離れた人とのコミュニケーションをより豊かにするための新たな食スタイルを模索すべく、新たな企画を検討中です。

次回は、ぜひそれもご紹介できればと思います。

※1出典:新型コロナウイルス感染拡大における食生活の変化についての生活者調査(電通「食生活ラボ」調べ/対象:東阪20~59歳男女個人300s 調査会社:株式会社ドゥ・ハウス)
※2出典:『コロナ禍』における生活者意識調査~ACR/exパネル調査より~
(対象:男女個人12~69歳12,342s/70~74歳643s エリア:東京50㎞圏/関西地区/名古屋地区/九州北部地区/札幌地区/仙台地区)
※32月末からのコロナに関わる飲食事例を収集し、電通ならびにグループ会社向けのレポートとして作成。
※447都道府県の地方新聞社がお勧めする地元産品が購入できるECサイト
https://www.47club.jp/
※5出典:東洋経済ONLINE(出所:インテージSRI)

大阪のコロナ感染拡大に和田アキ子が「大阪モデルと言ってたのに」…それでも吉村洋文知事は市中感染をごまかし自粛呼びかけを拒否

 勢いが止まらない新型コロナだが、いま、東京都以上に感染拡大が懸念されているのが大阪府だ。新規感染者数の過去最多は4月9日の92人だったが、今月22日から5日連続で100人超えとなり、26日の感染者数は141人にものぼっている。  しかも、注目すべきは陽性率の高さだ。通常...

パチンコ新台『P真・牙狼』渾身の仕上がりに期待!?「神作」の参戦も囁かれるヒットメーカーへ熱視線!!

 熱狂的なファンを持つサンセイR&Dの『牙狼』シリーズ。中でも「初代」が与えたインパクトは絶大だ。その「類まれなる出玉性能」と「圧倒的スピード感」による爆裂性は、多くのユーザーを魅了し大流行を巻き起こした。

 その後も後続機が続々と登場。近年は厳しい意見も聞こえるが、今なお高い人気を誇る大物シリーズである。

 現在ホールでは、『牙狼』の魂を継承したスピンオフ作品『P10カウントチャージ絶狼』が絶賛稼働中。「初代牙狼を超える」と宣言した「最高峰の時間性能」を武器に、好稼働を実現している。

 そのような状況で、ファン待望の『牙狼』シリーズ最新作が検定を通過。『P真・牙狼RS』『P牙狼コレクションMA』2機種の動向へ熱視線が注がれている。

「どちらも登場の噂が早い段階より出ていましたが、やはり注目が高いのは『P真・牙狼』ですね。様々な情報が浮上していますが、興味深いのは『遊タイム搭載の可能性あり』という内容です。京楽さんの『仮面ライダー』のように、強力な仕上がりを『牙狼』には期待してしまいますよね。

現状では明らかになっていませんが、『牙狼×遊タイム』の実現を求める方は多いでしょう。いずれにせよ、看板機種だけにサンセイさんも相当な意気込みで開発に臨んだはず。初代のように、ブームを先頭で牽引する存在となって欲しいですね。続報に注目しましょう」(パチンコ記者)

『P10カウントチャージ絶狼』も好評のヒットメーカーは、どのようなサプライズを用意してくれるのだろうか。スペックを含めた詳細の発表を楽しみに待ちたいところだが…。

 サンセイR&Dといえば、その後のラインナップも関係者の間では話題だ。同社が誇るヒットシリーズの登場が予想されており、その中には「世界的ヒット作品」とのタイアップ機の名も含まれている。

「候補として複数のコンテンツが予想されているけど、人気女優とのタイアップ機『ジューシーハニー』や『笑ゥせぇるすまん』の名前を話題にする関係者は変わらずに多いね。

あと最近になって目立つのは、プロサッカー選手に影響を与えた伝説的サッカー漫画『キャプテン翼』に関するもの。開発の噂は以前からあったけど『年内には動きがあるかも!?』といった声を聞くようになってきた。

さらには『今回も別のキャラがメイン!?』『新内規タイプの可能性も』といった噂もある。ファンとしては興味深い情報だよね。実績もあるシリーズだし、最新作が導入されればそれなりの稼働は期待できるはず。動向に注目だね」(元業界関係者)

パチンコ界の帝王『牙狼』が始動。それに続き、サンセイR&Dが誇る人気シリーズも動き出すのだろうか。まずは正式な発表を待ちたい。

JRA藤田菜七子を脅かす存在!? 美人すぎるジョッキーの母国で「超大物」2世騎手がデビュー戦を勝利! 顔つきだけでなく、実力も父親譲りか

 先週末の開催で、藤田菜七子騎手は土日合わせて10鞍に騎乗するも、未勝利に終わった。6週連続勝利とはならなかったが、得意の新潟開催で夏競馬を大いに盛り上げてくれるだろう。

 JRA唯一の女性ジョッキーである藤田騎手。すでにJRA通算100勝、重賞制覇を達成しており、女性騎手ということだけでなく、一人の騎手としての確固たる地位を築きつつあるのではないだろうか。

 地方競馬では宮下瞳騎手、木之前葵騎手、別府真衣騎手といった女性騎手が大活躍。また、昨年初来日し、今年は地方競馬の短期免許で騎乗した「美人すぎるジョッキー」M.ミシェル騎手も記憶に新しいだろう。今年のJRA競馬学校に入学した生徒のうち3名が女性ということもあり、今となっては女性騎手が珍しい存在ではなくなりつつある。

 その一方、ミシェル騎手の故郷であるフランスで新たな女性騎手のスター候補が誕生した。

 23日、パリロンシャン競馬場でデビュー戦を勝利したメガーヌ・ペリエ騎手。これまでフランスでアマチュア限定競走に騎乗しており、D.スマガ調教師のもとトレーニングを積んでいた。そして、デビュー戦では自厩舎のサファイアサイドに騎乗して、見事に勝利を掴んだ。

 名前を聞いて多くの競馬ファンは察しが付くだろうが、父は日本競馬でもお馴染みのオリビエ・ペリエ騎手。2012年にジャパンC(G1)でソレミアに騎乗して以来、来日は遠ざかっているが、短期免許での勝利数は歴代1位の367勝という大記録を保持するトップジョッキーだ。

 母国・フランスでは4度のリーディング獲得、凱旋門賞(G1)を4勝するなどでの活躍。また、日本でも2003年にシンボリクリスエスで天皇賞・秋(G1)と有馬記念(G1)を制覇、翌年にはゼンノロブロイで古馬三冠を達成し、2年連続で騎乗馬を年度代表馬に導いた。

 短期免許での来日ながらG1・12勝を挙げており、ペリエ騎手が騎乗するだけで“要注意”とまで言われるほど。今ではC.ルメール騎手、M.デムーロ騎手がJRA通年免許を取得し、お馴染みの存在だが、O.ペリエ騎手が日本で馴染んだ外国人ジョッキーの先駆け的存在だ。

「娘のM.ペリエ騎手は父親に似たパッチリとした目が印象的で、色濃く父の血を引いてそうです。デビュー戦でいきなり勝利しており、才能も父親譲りであることに期待がかかりますね。同じフランス人のミシェル騎手が日本競馬に興味津々ですし、父も日本ではお馴染みの存在。いつか短期免許での来日が実現するようなら楽しみですね」(競馬記者)

 もしM.ペリエ騎手が来日するとなれば、藤田騎手との対決が実現するはず。また、ミシェル騎手がJRAの通年免許取得に意欲を見せているため、日本代表・藤田騎手、美人すぎるジョッキー・ミシェル騎手、“超良血” M.ペリエ騎手の対決があってもおかしくないかもしれない。そんな日が訪れる日が待ち遠しいものだ。

 初陣を飾ったM.ペリエ騎手の今後の活躍から目が離せない。

内閣参与と農水次官OB、企業から豪華クルーズ船接待…筋金入りの金権政治家・西川公也

「相変わらず西川公也元衆議院議員は『カネ持ってコーヤ』からブレませんね」――。ある栃木政界関係者は西川氏の地元での異名を挙げ、こう苦笑した。

 西川氏が、河井克之前法相夫妻が起訴された買収事件に絡み検察当局から家宅捜査を受けた広島県の鶏卵生産大手から、豪華クルーザーで接待を受けていたと報道された。西川氏は収賄などのカネ絡みでの「前科」や「疑惑」は枚挙に暇がなく、金権政治家体質は変わらないようだ。

元農水相とロビイストのOBをクルーザーで接待

 共同通信の22日の報道によると、西川氏は広島県福山市の鶏卵生産大手「アキタフーズ」から、元農林水産事務次官の本川一善氏と元同省畜産部長の大野高志氏と接待を受けていた。本川氏、大野氏は当日のホテル代を同社から負担してもらったことを認めた。一方、西川氏は乗船したことを認めたものの、費用負担については明言を避けたという。

 この記事の登場人物をつぶさに調べてみると、今時珍しいほどシンプルな利権関係が浮かび上がる。まず、西川氏から見ていこう。

 西川氏は栃木県選出で2017年に落選するまで自民党の衆議院議員を6期務めた。2014年9~15年2月まで農水相で、現在は政府の非常勤の国家公務員で助言役の内閣官房参与として農業政策を担当している。一般社団法人日本養鶏協会顧問も務めており、元職とはいえ、補助金交付などでいまだに鶏卵業界に強い影響力を持つことは明白だ。このような西川氏が非常勤とはいえ税金で飯をくっている身でありながら、特定の業者から豪華接待を受けていること自体、すでに問題だろう。

 実際、西川氏は15年2月に、地元の木材加工業者から政治資金規正法違反の献金を受け取り、業者に国の補助金を得させた「前科」が発覚している。今回の接待も同様の便宜を図ってもらおうと企業側が考えたとしても不思議ではない。かつて、この件で農水相辞任に追い込まれた西川氏だが、まったく懲りていないことがうかがえる。

 ちなみに、日本養鶏協会は15年に当時の会長が現金20万円を西川氏など農水族の有力議員に配り、環太平洋経済連携協定(TPP)で関税撤廃の対象外の品目に入れてもらうよう働きかけたことが明らかになっており、西川氏とはズブズブの関係だ。

 冒頭の栃木政界関係者は「西川氏の金権政治家ぶりは筋金入りで、かつて地元の事務所に『役所への口利きは30万円』などと書かれた『料金表』があったとまことしやかにいわれるほど。実際、長男が経営する会社から自民党支部の政治資金で物品を購入したりするなどカネには汚いことで有名だ」と話す。

ロビイストとしての官僚OB

 さらに、残りの2人も元職とはいえ、十分に実力者だ。本川氏は畜産を所管する生産局長などを歴任し2015年に事務次官の座を射止めた。その後は、菅義偉官房長官による異例の人事により、農協改革などを主導してきた同期入省の奥原正明氏に一年もたたない16年に次官の座を追われたものの、17年7月から今年2月までJA全農の経営管理委員を務め、今年3月1日から農水省所管の「ドル箱」である日本中央競馬会(JRA)の副理事長に就任している。大野氏も中央畜産会の統括参与を務め、昨年からは日本食肉格付協会の会長に就任している。

 現在の日本では、官僚OBが出身省庁の後輩である現職に強く働きかけるロビイストの役割を果たしていることは、「現代ビジネス」の『天下りを「知っているのに報道しない」マスコミと記者クラブの罪』で報じた。元次官ともなれば、次官をはじめとする省内人事にまで強い影響力を保持し続けるため、ときに企業側が政治家以上に重視する相手になることはいうまでもない。

西川氏は次の衆院選が正念場

 元職の国会議員とはいえ、安倍政権のアドバイザーとして政府に影響力を持つ西川氏と、農水省OBによる業者側との癒着関係を確認したところで、肝心の西川氏は衆院議員としてカムバックできるか正念場を迎えているようだ。

 西川氏は地元栃木2区での選挙が弱いことに頭を悩ませてきた。14年の衆院選挙では当選したものの、小選挙区ではなく比例復活。さらに、17年の衆院選では自民党全体では圧勝したにもかかわらず、比例重複しなかったため落選している。全国紙政治部記者は西川氏の自民党内の立場についてこう解説する。

「西川氏はTPPを大筋合意に導いたなどの功績から、17年の落選後も安倍総理から内閣官房参与としてメシを食わせてもらってきたが、自民党は『選挙に勝てない奴はダメ』という文化。いくらベテラン議員でも小選挙区で2回も負けるようでは、次回の選挙で公認候補にしてもらえるかは相当微妙だ」。

 ある自民党関係者もこう話す。

 「とにかく西川氏は地元に帰って政治活動する回数が少ないと評判だ。帰った時の演説内容もTPPや日米貿易交渉がどうのと『国際問題』を語ることが多いが、地元にとってはそんな大きな話はどうでもいい。それより公共工事だの補助金だのそういう身近なところの話をもっとやってほしいわけで、そりゃ選挙も弱いはずだ。自民党の部会や勉強会でも現職でもないのに議員席に座ってひんしゅくを買っていたこともあり、カムバックするためのハングリーさを出してほしいというのが後援者の本音だろう」。

 金権政治家としてブレない西川氏だが、次の選挙で勝てなければ、70代という高齢もあり政界の現役プレーヤーとして活躍するのは難しいだろう。カネも大事だが、ブレないまともな政治信条こそ持ってほしいものだ。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)
Kyuzo Matsuoka
ジャーナリスト
地方紙勤務を経てフリーに。マスコミの経営問題や雇用、農林水産業など幅広い分野をカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは @kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

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ALS患者殺人、安楽死の代わりに広く行われている「終末期鎮静」に監視強まる可能性

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者の依頼を受け、薬物を投与して殺害したとして、京都府警は7月23日、医師2人を嘱託殺人の疑いで逮捕した。捜査関係者によれば、女性患者がSNS(交流サイト)を通じて大久保愉一容疑者に「安楽死させてほしい」という趣旨の依頼をした形跡があった。

 女性患者は当初、自殺幇助による「安楽死」が認められているスイスに渡ることを希望していた。スイスには安楽死を幇助する団体が3つあり、日本でも有名である。2019年6月、難病に冒された独身の50代の女性がスイスで自殺幇助による安楽死を遂げた。テレビ番組『NHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」』(2019年6月2日放送)は、献身的に支えてくれた2人の姉の面倒が心理的な負担となった彼女が、法律的に誰にも罪にならないスイスで、姉たちに看取られながら「自死」を決行した一部始終を伝えている。今回の女性患者は病状が進行したことからスイス行きを断念したようだが、スイスに行けていれば、誰にも迷惑をかけることなく「安楽死」を遂げていた可能性がある。

「安楽死」と呼ばれるものについては、(1)積極的安楽死(筋弛緩薬を静脈注射して患者を死に至らせる)、(2)自殺幇助(医師から与えられた致死薬で患者自らが命を絶つ)、(3)消極的安楽死(尊厳死、延命治療の中止など)に加えて、(4)終末期鎮静がある。終末期鎮静とは、終末期の患者に緩和ケア用の薬物を投与することであり、日本でも多くのホスピス病棟で実施されている。

 日本では「積極的安楽死」や「自殺幇助」は法律上認められていないが、「終末期鎮静」がその代わりを担ってきたとの指摘がある。NHKと日本在宅ホスピス協会などが2015年に実施したアンケート調査によれば、在宅医師の4割が「過去5年間に終末期鎮静を行ったことがある」と回答し、そのうち2割は「積極的安楽死とあまり変わらないと感じることがある」としている。日本緩和医療学会は「終末期鎮静は安楽死ではない」と主張しているが、終末期鎮静により意識をなくせばそのまま死に至らしめることが可能であり、実際の機能としては「安楽死」と同じ役割を果たしているといわざるを得ない。

日本の自殺者の4割が高齢者

 終末期鎮静がこれまで問題になってこなかったのは、医師と患者やその家族との人間関係が緊密だったからである。デリケートな問題を医師と患者らの個人的な信頼関係でなんとか処理するという、いかにも日本らしい解決策だった。しかし治療の現場が「近代化」され、かつてのように個人的な関係で実質的な「安楽死」を行えなくなってしまったことで、「安楽死」が日本でも問題視されるようになった。

 薬物投与などで医師が患者を積極的に死に導く「安楽死」をめぐっては、過去に医師が殺人罪などで有罪になった例がある一方、不起訴になった場合もあるが、今回のように主治医でない医師が実行したケースは初めてである。女性患者の遺体から鎮静作用がある「バルビツール酸系」の薬物が検出されていることから、ホスピス医療を手がけてきた大久保容疑者が終末期鎮静を行った可能性が高い。そうだとすれば、今回の事件のせいで問題視されることなく実施されてきた終末期鎮静に対する社会の監視が強まる可能性がある。

 「安楽死」を求めるのは難病患者ばかりではない。日本の自殺者の4割が高齢者であり、その大半は家族と同居している。その理由は「邪魔者扱いされている感じがするし、迷惑をかけてすまない」という気持ちからである。

 多死社会を迎えつつある日本で「安楽死」問題は、今後医療現場はもとより社会を揺るがす大問題になるのではないだろうか。 「安楽死」を防止するために「回復が困難な患者のケアを拡充すべきである」ことは大切だが、それだけで十分だとは思えない。筆者は「安楽死」について肯定的ではないが、「一度きりの人生」で身体の自由が効かなくなれば、その後の人生がむなしくなるという気持ちはよくわかる。人間というのは、未来に対する希望がなければ、投げやりな考えに陥りやすい弱い動物である。

「生まれ変わり」の研究

 世間の常識では、「死」について誰もその実体を知らないとされているが、「人は死んだらどうなるのか」という難問中の難問に、現在の科学が答えを導き出そうとしている。 日本ではほとんど知られていないが、米国ヴァージニア大学では約60年間にわたって世界各地から「生まれ変わり」の事例を2600以上集め、「生まれ変わり」という現象の謎の解明に努めている。筆者は「生まれ変わり」の主体を「情報」として捉えれば、量子物理学の知見でこの現象が説明できるのではないかと考え始めている。

 また日本人の死生観のベースには「生まれ変わり」の信念があったこともわかった。  最新の認知科学の知見によれば、縄文時代の土偶や土器には「生まれ変わり」の信念が表現されており、「死」の概念は希薄だったようである。その後日本にさまざまな外来思想が流入したが、日本人のDNAには「生まれ変わり」の信念が脈々と流れている。高齢者を中心に「長くて緩慢な死」が大多数を占める多死社会が到来しつつある日本の医療現場では、少しずつではあるが「生まれ変わり」の信念がココロの薬となりつつある。

 日本では残念ながら宗教家ですら死生観が語れないという現状だが、今後「生まれ変わり」の信念を1人1人が実感できる「ターミナル・ケア」に注目が集まることだろう。

 以上のような問題意識から、筆者は『人は生まれ変わる 縄文の心でアフター・コロナを生きる』(株式会社ベストブック)を上梓した次第である。「生まれ変わり」を信じれば、どんな厳しい状況になっても希望を持ち続けることができる。世界に冠たる超高齢社会日本は、「誰もが希望を持ちながら死んでいける社会」を構築することで、「安楽死」問題を乗り越えていくべきではないだろうか。

(文=藤和彦/経済産業研究所上席研究員)

乙武洋匡、RAD野田洋次郎の優生思想を痛烈批判…「人権という観点が抜け落ちている」

 ロックバンド「RADWIMPS」のボーカル・野田洋次郎が7月16日に自身のTwitterで発言した内容が、大きな波紋を巻き起こしている。

 同日、将棋棋士の藤井聡太が「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」において渡辺明棋聖を破り、史上最年少でタイトルを獲得したことを受け、「藤井聡太棋聖、すごい。 想像もできない世界だなぁ。おめでとうございます」と祝福。

 だがその直後、「大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる」との持論を述べた。

 このツイートに対し、「優生思想だ」「お化け遺伝子という表現が失礼」「個人の意思を無視して子孫をコントロールしようとの考え方がナチス・ドイツと同じ」など、批判の声が殺到。

 野田は批判を受けて、「めちゃめちゃ真面目に返信してくださる人いますが冗談で言っています、あしからず」と釈明したが、これが火に油を注ぐかたちになった。

「批判した人を“冗談が通じない”と馬鹿にしているようにしか思えない」

「“冗談”と言えば誤魔化せると思っているのは愚かとしか言いようがない」

「明らかに優生思想なのに、それが冗談で通じると考えているのだとしたら狂気」

「大谷選手や藤井棋士や芦田さんの活躍を『遺伝子』と表現している時点で、彼らの『努力』を軽視した非常に失礼なツイート」

 作家でタレントの乙武洋匡氏も「『これぞ優生思想』という考え方をここまで無邪気に開陳できてしまうのは無知ゆえだと思う」と痛烈に野田を批判。さらに7月26日には、自身のYouTubeチャンネルにおいて『優生思想はなぜダメなのか?』と題する動画を公開し、熱弁をふるった。野田のような考え方は、「人権という観点が抜け落ちている」などと問題点を指摘し、「個人の尊厳よりも国家が大事」とする“とんでもない”考え方だと批判。続けて、“優秀な”人物の遺伝子を残そうという「積極的優生思想」と、“優秀ではない”人物を排除しようという「消極的優生思想」が根本的につながることを説明して、冗談でも許される思想ではないと断罪した。

 特定の分野で優秀な成績を収めている人物について、その後を継ぐ人物の登場を望む声が上がるのは、ある意味、人情ともいえるだろう。だが、大きな影響力を持つ人物が、「配偶者を国が選定すべき」などと発言することは、冗談でも許されてはならない。野田は、いま一度、自身の発言について真摯に省みるべきではないだろうか。

(文=編集部)