JRA“過去のG1馬”が汚名返上必至!? セントウルS(G2)にG1馬2頭が参戦表明。今年ならではの「事情」で、近走不振も問題なしか

 9月13日に阪神競馬場でセントウルS(G2)が開催される。サマースプリントシリーズの最終戦だが、スプリンターズS(G1)の前哨戦という位置づけが大きいレースでもある。

 今年は安田記念(G1)の勝ち馬グランアレグリア、前年覇者のタワーオブロンドンが本番に直行予定だが、楽しみなレースであることに変わりはなさそうだ。

 26日、そんなセントウルSにセイウンコウセイが幸英明騎手、ミスターメロディが福永祐一騎手とそれぞれ出走することが明らかになった。G1馬2頭の参戦はレースを大いに盛り上げるだろう。

 2頭は17年と19年の高松宮記念(G1)勝ち馬で、ともにサマースプリントシリーズには参戦しておらず、スプリンターズSの叩きとしてセントウルSを使うことになる。

 だが、G1馬といえども、近走の不振は見逃せない。ミスターメロディは昨年の高松宮記念を勝利してから、4戦して1度も馬券に絡むことができていない。セイウンコウセイも同じく、昨年のCBC賞(G3)3着を最後に、7戦連続で馬券圏外に沈んでいる。

 いくらG1勝ちの実績があるとはいえ、最近の成績を見ると有力馬とは呼びづらいのが正直なところだ。スプリンターズS以前に、G2のセントウルSでも苦戦する可能性が大いにあるだろう。しかし、今年のセントウルSは2頭に味方しそうだ。

「例年、阪神開催のセントウルSですが、今年は中京競馬場で行われます。この2頭にとっては、それが参戦の決め手ではないでしょうか。セイウンコウセイは高松宮記念で1勝、2着1回、CBC賞の3着と中京コースを得意としています。また、ミスターメロディの重賞2勝はどちらも中京コースです。

もしかするとスプリンターズSよりも、得意な中京で行われるセントウルSに勝負気配があってもおかしくありませんね」(競馬記者)

 コース適性以外に、先週行われた2つの重賞の傾向も2頭の援護射撃となるかもしれない。

 小倉競馬場で行われた北九州記念(G3)は荒れるハンデ重賞で、意外な伏兵の台頭が目立つレースである。だが、今年の結果はトップハンデのレッドアンシェルが1着で、2着のモズスーパーフレア、3着のアウィルアウェイと、重賞勝ち馬がハンデをはねのけて上位を独占した。

 また、同日に札幌競馬場で行われた札幌記念(G2)はノームコア、ペルシアンナイト、ラッキーライラックの順で決着。G1馬3頭がしっかりと結果を残したのだった。

「北九州記念はレッドアンシェルが8番人気、アウィルアウェイが10番人気、札幌記念はペルシアンナイトが6番人気と低評価でした。これは近走の成績不振が評価を下げた要因に考えられます。しかし、結果は重賞ウィナーが力を見せつけました。やはり、実績馬の能力の高さは素直に評価すべきということですね」(同)

 現時点では、出走メンバーが決まっていないため、セイウンコウセイとミスターメロディの人気がどうなるかはわからない。配当妙味は不明だが、異例の中京開催のセントウルSでは、2頭のG1馬を見くびらないほうがいいだろう。

 セントウルSはスプリントG1馬が格の違いを見せることになるのではないだろうか。

パチンコ『超衝撃システム』実現か!? 革命メーカー「最大出力」…社を挙げて作り出す「大型版権」に期待の声!!


「夏といえばホラー」

 全国的に猛暑が続いているが、そんな暑さを吹き飛ばすホラーコンテンツはパチンコ業界でも一定の需要がある。

 その代表格は藤商事の『リング』シリーズだろう。最新作となる『Pリング 呪いの7日間2』は導入前から大きな反響を呼び、「遊タイムに新たな可能性を見出した」と称賛の声が上がっていた。

 通常時885回転消化で1214回転の遊タイムが発動する仕様。最も注目すべきはST終了後の一部で「884回転の時短」が付与されるという点だ。その際は、時短後に1回転消化で直ぐに遊タイムが発動するという事。この斬新なシステムは業界に衝撃を与えた。

 さらに、その後に発売した『P遠山の金さん2 遠山桜と華の密偵』も、優れた時短性能で話題となった。通常大当り後に「100回」「200回」「300回」と、3種類いずれかの時短に突入する。

「遊タイム」は通常時760回転で発動し、回転数は「971回」。できる限り時短から大当りに繋げるような「思いやりに満ちた仕様」となっている。

 このように、魅力的な新規則機を次々と生み出し、勢いを加速させている藤商事。今後の活躍に期待しているファンも多いだろうが…。

 そんな同社は完全なる「新シリーズ」の始動を発表。パチスロで快進撃を見せた「あの人気作」を超える「超大物」がパチンコ界に参戦すると話題沸騰中だ。

「藤商事さんが新機種『Pとある魔術の禁書目録』のティザーPVを公開しましたね。テレビアニメ化もされた『とある魔術の禁書目録』とのタイアップ機。スピンオフ作品も含めた『とあるシリーズ』を含めた発行部数は、『Re:ゼロから始める異世界生活』を大きく上回る記録を残した人気作です。

 多くのファンを獲得したビッグコンテンツですし、ここまで大々的に宣伝するには文句なしの版権です。『リング』などに続く人気シリーズとして成功する可能性は十分にありますね。

 PV内で『藤商事は、変わります。』と藤商事さんの社長自ら宣言されている事からも、本機に対して相当な力を入れている事が伝わってきます。スペック面も『リング』を超える衝撃を与えてくれるのではないかと、早くも話題です。

『藤商事 最大出力』と豪語していますし、その仕上がりに期待が高まります。既存のユーザーのみならず、原作やアニメファンからも支持を受けて人気作となる可能性は大いにありますね」(記者)

 ライトノベル出身の大型アニメ版権。パチスロ分野で絶大な人気を誇った『Re:ゼロ』のように、『Pとある魔術の禁書目録』がパチンコ分野を席巻する事ができるのか。続報を楽しみに待とう。

香取慎吾、久々の「おっはー」にファン歓喜! パラリンピックが地上波完全復帰への大きなカギに

 元SMAPで現在は「新しい地図」として活動する香取慎吾が、26日に放送された朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演。地上波で久々の「おっはー」が飛び出すなどしたことで反響を呼んでいる。

 今回クローズアップされた香取の「ある顔」が地上波完全復帰への大きなカギとなりそうだ。

 番組では、開幕まで1年となった東京パラリンピックを特集。国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める香取が「伝道師」として、パラリンピックの魅力や選手たちとの交流、延期が決まった時の心境などについて語った。

「香取や草なぎ剛、稲垣吾郎がジャニーズ事務所を退所してから約3年、いまだに地上波番組への出演はなかなかできない状況。テレビ各局のジャニーズへの忖度が影響しているとみられています。しかし、パラリンピックの話題となれば話は別。特別親善大使なのは揺るぎない事実ですから、それを口実にジャニーズに遠慮せず堂々と起用することができる。『新しい地図』にとって、地上波完全復帰へ向けた突破口にもなるでしょう」(芸能ライター)

 番組では、同局の安村直樹アナが突然「香取さん、おっはー」と挨拶する場面も。言わずと知れた、香取のSMAP時代の人気キャラ「慎吾ママ」の挨拶フレーズだ。

 水卜麻美アナは「攻めたね~」と驚いたが、香取は苦笑しつつも「おっはー」と返答する大サービス。司会の加藤浩次が安村アナに「お前、本当にあとで説教だぞ」とあきれるも、安村アナは「本当に青春なので。どうしてもやりたくて」と慎吾ママ世代であることをアピールしていた。

「安村アナの『おっはー』はまさに好プレー。こんな攻めたやり取りができるのも、パラリンピックを取り上げるという大義名分があるからこそです。開催が近づくほど香取さんの特別親善大使としての需要は高まりますから、これを取っ掛かりにタブー感を払拭し、地上波番組に再進出できそうです」(同前)

 草なぎは来年のNHK大河ドラマへの出演が決定し、香取も再来年の大河ドラマ出演が内定したと報じられている。パラリンピック関連をきっかけに民放番組への露出も増えれば、いよいよ「新しい地図」の地上波完全復帰への道が開けそうだ。

パチンコ「右ALL2400発」も実現の爆裂メーカー新情報! ホール店員も絶賛の「隠れた名作」が甘デジ分野へ参戦!!


 パチンコ界を代表する二大タイトル『牙狼』と『北斗無双』の新作が発表され、早くも注目を集めている。

 サンセイR&Dの『真・牙狼』は、前作の「スペック×スピード×主要演出」の全てを一新。遊タイム搭載機でトータル継続率は約84%と、連チャンに期待できる仕様に「期待通りのスペック」との声も上がっている。

 そして、本作には新たな要素「真ガロパト」が搭載。右打ち終了時の残保留4回転を消化する際に発生し、約1/17で「突然時短」へ突入する。900回転の時短が訪れるという強力なアシストを実現させた本機は「牙狼」の名に恥じない仕上がりの気配だ。

 そして『北斗無双3』に至っては、今なお絶大な人気を誇る初代をも凌駕する「無双史上、最高傑作。」とサミーが豪語している。筐体も新デザインの「真焔枠」を採用。並々ならぬ力の入れ方にユーザーの期待も高まっている事だろう。

 このような業界を代表するビッグコンテンツは、導入するごとに注目を集める。華々しいデビューを飾って、高い稼働を実現する傾向にあるのだが…。

 ビッグコンテンツと言えばニューギンの『花の慶次シリーズ』も忘れてはならない。特に『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃』は長きに渡り活躍されている人気機種で現在も高稼働を維持している。右打ち時の大当りが「全て2400発」というインパクトは語るまでもないだろう。

 今年に導入された『P花の慶次~蓮』も優れた出玉性能で支持を得た。シリーズお馴染みの転落スペックを採用した本機の継続率は約82%。右打ちの71%がMAXラウンドという「連チャン×出玉」の強力タッグで大量出玉を実現させた人気機種だ。

 そんなニューギンは『花の慶次』にも匹敵するビッグコンテンツの新作を発表。大きな話題となっている。

『P義風堂々!!~兼続と慶次~2N-X』(ニューギン)

■大当り確率:1/100.97
RUSH中:1/7.84(大当り+小当り合算)
■賞球数:1&3&5&10
■ラウンド:10R(実質9R)or9Ror7R(実質6R)or4Ror4R(実質3R)
■カウント数:10カウント
■RUSH突入率:約50%
■RUSH継続率:約76%
■時短回数:1回or6回or100回
■特賞出玉(最大出玉):約930玉・約900玉・約630玉・約400玉・約330玉
○○〇

 直江兼続にスポットを当てた人気シリーズ『P義風堂々!!~兼続と慶次~』の甘デジが登場。大当り確率1/100.97という遊べるスペックながら前作のゲーム性はしっかりと引き継がれている。

 初当り時に突入する「時短1回+残保留4回」のチャンスタイムで、1/7.84の大当りを射止める事ができれば、「時短6 or 100回+残保留4回」のRUSHへと突入する流れだ。チャンスタイムのRUSH期待度は50%。RUSH継続率は約76%と、今作も高い連チャン性能を秘めている。

「ライトミドルの前作は、『CRF戦記絶唱シンフォギア』の出玉性能を更に強化した印象で根強いファンがいましたね。ホールでは長期稼働に貢献した『隠れた名作』といったところでしょうか。

 半数以上が最大出玉を獲得できましたし、RUSH継続率が約82%と連チャンにも期待できたので一撃性の高いライトミドルとして定着したのも納得です。もっと人気が出てもおかしくありませんでしたね。

 甘デジとして登場する今作も、継続率が約76%で40%の振分けで最大出玉を獲得できるので、『RUSHのパワーそのままに遊びやすくなった』と言えるでしょう。多くのファンから支持を得て人気機種として活躍してくれそうです」(元ホール店員)

 本機がその名の通り堂々たる初陣を飾って天下へと登り詰めるのか。期待を胸に導入を待ちたい。

JRA実はここまでキタサンブラック以上の成績!? セントライト記念(G2)出走のアノ馬と歴史的名馬の意外な共通点とは……

 9月21日に中山競馬場で行われる菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)。このレースに、ガロアクリーク(牡3、美浦・上原博之厩舎)が川田将雅騎手とのコンビで出走を予定していることがわかった。

 父が短距離で活躍したキンシャサノキセキということもあり、春に出走した日本ダービー(G1)では2400mの距離を懸念された。レースは思わぬスローペースで流れ、先行馬に有利な展開ながらも中団から鋭い末脚を繰り出して6着と健闘した。

 優勝したコントレイル、2着サリオスからは離されたものの、3着ヴェルトライゼンデとは0秒1差でしかなかったことは、ガロアクリーク陣営にとってある程度、距離の目途は立ったかもしれない。

 そんなガロアクリークにとって、秋の始動戦となるセントライト記念は、今後を占う意味でも重要な分岐点となりそうだ。

 実はガロアクリークが残した春の成績は、今年6月に史上34頭目の顕彰馬に輝いたキタサンブラックと酷似しているのである。芝G1を7勝した歴史的名馬の名を出すのは、心苦しいが、キタサンブラックもセントライト記念までの戦績はガロアクリークと大差がなかったことは確かだ。

 キタサンブラックが一気にスターダムへと駆け上がったのは、菊花賞を優勝したことがきっかけだろう。6番人気の低評価ながらセントライト記念を制した勢いで向かった菊花賞でも5番人気に過ぎなかった。これ以降に見違える成績を残していったことを考えれば、ガロアクリークも見直せる余地はあるかもしれない。

「スプリングS(G2)で穴を開けて、皐月賞(G1)3着の成績は完全一致していますね。キタサンブラックがダービーで14着と崩れたことを考えると、成績だけなら6着のガロアクリークが上といってもいいくらいです。

問題はキタサンブラックがセントライト記念から菊花賞を連勝したように、ガロアクリークも続けられるかですよね。その後を知っているからこそ無謀な比較に見えるかもしれませんが、あくまで当時のキタサンブラックの評価はここまで高くありませんでしたから」(競馬誌ライター)

 勿論、共通点は戦績だけではない。

 当初、キタサンブラックは母父に名スプリンターのサクラバクシンオーがいたことから、長距離向きではないと見られていた。同じく父に名スプリンターであるキンシャサノキセキを持つガロアクリークも同様である。

 同世代に圧倒的な強さを見せた2冠馬ドゥラメンテとコントレイル、2番手評価のリアルスティールとサリオスがいることも、この時と似ているのかもしれない。

 もしも、セントライト記念を優勝して、ガロアクリークが菊花賞に向かうことがあるようならば、本番でも面白い存在になりそうだ。

サマージャンボより現実的な一攫千金!JRAキーンランドカップが“稼げる”理由とは?

 先週8月21日、第848回全国自治宝くじ(サマージャンボ宝くじ)の当選番号が発表された。今年のサマージャンボは1等が5億円で前後賞を合わせて7億円というもの。新型コロナウイルスの影響で何もかもが苦しいこの時期、これほどの大金を手にすれば、まさに人生が一変するだろう。

 しかし1等の当選確率はわずか2000万分の1(0.000005%)という現実をご存じだろうか。もちろん購入金額などでその確率は変動するが、やはり宝くじは宝くじだ。夢は買えても現実的とは言えまい。しかしこの夏、7億円のサマージャンボに匹敵する「現実的な一獲千金」が目の前にある。

 

 それが今週末に行われる「競馬」だ。

 現在行われている夏競馬は、今週と来週を残すのみ。9月12日から開催場を中山(千葉)と中京(愛知)に移して秋競馬が開幕するが、秋競馬の資金稼ぎに一儲けしたいと考える競馬ファンも少なくない。

 そんな競馬ファンの間で話題になっているレースと、そのレースに関する注目情報がある。そのレースこそ、今週末に行われるキーンランドカップだ。

 このレースは日本中央競馬会(JRA)の夏イベントであるサマースプリントシリーズの第5戦。これは全6レースの獲得ポイントを競う企画で、1位になれば「サマースプリントシリーズチャンピオン」の称号と、褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が交付される。この合計4000万円を競って激戦が繰り広げられているが、これはあくまでも競馬関係者向けのもの。我々一般人の狙いは「馬券」だ。

 というのも、このキーンランドカップの条件である「古馬・芝1000~1200mの重賞レース」は、ある「特定の馬のみ」が勝利して馬券になっていることが判明している。その「特定の馬」とは、ズバリ【関西馬】である。

 今年行われた該当レースは7レースあるが、その優勝馬はすべて【関西馬】なのである。

・シルクロードステークス

・オーシャンステークス

・高松宮記念

・函館スプリントステークス

・CBC賞

・アイビスサマーダッシュ

・北九州記念

 つまり関西馬すべての馬券を買っておけば、全レース的中していたといえるのだ。しかしそれは余りにも非効率だ。大事なのは「正確な関西馬の情報」を把握し、買える馬と買えない馬を判別、購入する馬を厳選し、そこに資金を厚めに投入することだろう。

 しかしながら、一般的なマスコミ(スポーツ紙・競馬専門紙・雑誌・テレビ・大手競馬ポータルサイトなど)は、正確な関西馬情報を入手できない場合もある。確かに競馬記者は存在するが、競馬関係者はわざわざ自らの不利になる「本音」をマスコミに明かすことは考えにくい。つまり既存のマスコミはあまり参考にならないとも言える。

 そこで注目されているのが、関西馬情報のスペシャリスト集団として競馬ファンから絶大な支持を集めている「チェックメイト」だ。

 実際にトレセンで活動していた関西の競馬関係者が集まって設立、出走馬の情報から関係者の私生活まで、ありとあらゆる関西馬情報を収集できるチェックメイト。栗東トレーニングセンターで活躍し、騎手として東京優駿(日本ダービー)、調教師として優駿牝馬(オークス)を制した清水久雄元JRA調教師など、関西競馬界の重鎮たちが在籍することで、その影響力は絶大。栗東トレーニングセンターと目と鼻の先に拠点を置いていることからも、その本気度や優位性は一目瞭然といえる。

 さらにチェックメイトに在籍する情報網と関西の競馬関係者は、厚い信頼関係で結ばれている。その結果として、マスコミが把握できない「出走馬の本当の状態」「関係者の狙い」などを完全に把握できるという。

 その情報力を証明するのは、やはり実際の的中実績だろう。彼らは今年、8月16日時点で120本の万馬券を的中させているという。100倍以上の配当を指す万馬券は、100円の購入で1万円以上、1000円なら10万円以上になる夢の馬券。それを今年120本も仕留めているのだ。

 そしてこの夏も絶好調といえ、実際にキーンランドカップが行われる札幌競馬場で行われた重賞レースの札幌記念では、人気薄関西馬のペルシアンナイトを本命公開して3連単・1万860円、3連複・1390円、馬連・2910円の万馬券を仕留めている。

 さらにクイーンステークスでは、なんと超人気薄関西馬の激走情報を掴み、3連単・15万3700円、3連複・1万2270円、馬連・1万3870円というトリプル万馬券的中を競馬ファンに届けている。この3連単・15万馬券は、100円の購入で15万円、1000円購入していれば153万円の払い戻し。1枚300円の宝くじを10枚購入するより、よっぽど現実的で夢のある世界、これが「競馬」なのである。

 さて今回は週末に行われるキーンランドカップに注目しているが、その理由は以下のとおりである。

・関西馬が強い古馬芝1200mの重賞レースであること

・関西馬が多数出走すること

・関西馬情報のスペシャリストであるチェックメイトが人気薄関西馬の情報を掴んでいること

・チェックメイトがキーンランドカップの「勝負買い目情報」を無料公開すること

 関西馬情報のスペシャリストであるチェックメイトが、すでにこのキーンランドカップに出走する関西馬情報を把握しているのだ。彼らの実力は15万馬券を的中させたクイーンステークスで証明済み、今回の情報も必見だ。

 そして最後に示したように、チェックメイトはこのキーンランドカップの「勝負買い目情報」を「一般競馬ファン向け」に完全無料公開すると発表した。しかも、彼らが言うには、15万馬券を的中させたクイーンステークスと同じレベルの情報で、配当妙味もかなりあるという。これこそ夏を締めくくる、最後のサマージャンボといえよう。ぜひこのチャンスを逃さずに参加していただきたい。

(文=編集部)

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※本稿はPR記事です。

旧MRJ、開発中止の観測も…技術者間の対立で開発現場混乱、親・三菱重工の経営圧迫

 国産初のジェット小型旅客機、三菱スペースジェットが離陸できなくなった、との見方が広がる。三菱重工業の収益が悪化し資金的余裕がなくなったことが大きい。

 三菱重工の2020年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が同期間で最大となる579億円の赤字(前年同期は163億円の黒字)だった。売上高にあたる売上収益は前年同期比15.4%減の7780億円、本業の儲けを示す事業利益は713億円の赤字(前年同期は404億円の黒字)。事業損益のうち傘下の三菱航空機が開発する三菱スペースジェット(旧MRJ)事業の損失が688億円生じた。研究開発費200億円のほか、開発規模の縮小に伴う約1000人のリストラ費用、カナダのボンバルディアからリージョナルジェット機CRJ事業を買収したことに伴うのれん代の減損などが含まれる。

 民間航空機事業は、米ボーイングから受注している航空機部品が前年同期比で半分以下になるという厳しさだった。B777の後部胴体、B787の主翼を製造している。777の後部胴体は前年同期の16基が6基、787の主翼は43基が18基と、いずれも半分以下に落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大による航空機需要の蒸発を受け、ボーイング向け受注が大幅に減少した。その売り上げが今後、早期に回復するとの見通しは立たない。

 21年3月期の連結売上収益は前期比6.0%減の3兆8000億円の見込み。事業利益や純利益は、それぞれゼロとの見通しを公表した。主力の発電設備事業で1000億円の事業利益を稼ぎ、航空機などの事業の損失を埋めるとしている。2期連続の大赤字になるのを避けたいとの政治的な意図が見え隠れするが、ゼロ決算にもっていくのはかなり難しいだろう。

 わずか2年前、当時の宮永俊一社長(現・会長)は21年3月期には売上高5兆円を目指す中期計画を掲げたが、スペースジェットの開発遅れとコロナ禍で中計は雲散霧消してしまった。財務内容は悪化の一途だ。6月末の自己資本比率は3月末比1.9ポイント減り22.5%。一方、コマーシャルペーパーの発行などで有利子負債残高は2894億円増えて8877億円に膨らんだ。CRJ買収に資金を使い、純現金収支は3395億円の赤字となった。財務は火の車だ。

完成機を造るノウハウ

「21年3月期にスペースジェット関連の損失額は1200億円となる見通し」。オンラインで行った決算説明会で、小澤壽人・取締役専務執行役員CFO(最高財務責任者)はスペースジェット関連費用や損失が今期の業績を圧迫すると説明した。新型コロナの感染拡大でスペースジェットの開発は事実上、中断に追い込まれている。国産初のジェット旅客機として期待されたが、機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)を取得できず、量産初号機の引き渡しの予定が7年遅れ、開発体制の大幅な縮小を余儀なくされた。

 三菱重工は、ジェット旅客機の主翼や胴体など構造部品では航空機メーカーに直接納めるティア1として豊富な実績を持つが、完成機メーカーとしての事業化のノウハウはまったくなかった。完成機メーカーは航空機、装備品に関し1機100万点ともいわれる部品をすべて管理し、機体だけでなく、複雑なシステム制御を含めてあらゆる責任を負う。ボーイングから部品を受注する部品会社の発想では、工程管理や安全性を確保するのに限界があった。

スペースジェットの開発責任者を解任

 三菱航空機でスペースジェットの開発責任者を務めていたアレクサンダー・ベラミー氏が6月30日、会社を去った。ベラミー氏は三菱航空機に入社する以前の5年間、競合するカナダ・ボンバルディアで小型旅客機「Cリーズ」の開発メンバーであり、計7機の飛行試験機の開発に携わった。その前は英国のBAEシステムズに勤務。世界を渡り歩く航空機開発のプロを自認していた。

 宮永社長(当時)がベラミー氏をスカウトした。航空機開発が遅々として進まない原因の根本には、航空機部門がある名古屋から本社に適切な情報が伝わらない縦割りの弊害があると考えた。そこで16年以降、エキスパートと呼ばれる外国人技術者を300人規模に増やし、独善的だった同部門の意識の改革を試みた。その総仕上げが、18年、ベラミー氏をCDO(最高開発責任者)に起用することだった。

 しかし、外国人の助っ人が増え、主流派から転落した日本人技術者との軋轢が深まった。開発現場は混乱し、配線や計器類などの設計変更が相次いだという。19年4月、変化が起きた。ベラミー氏の後ろ盾だった宮永氏は会長に退き、泉澤清次氏が社長に就任した。1年後の20年6月、三菱航空機の新体制と役員人事が発表された。海外の3拠点を1カ所に集約し、社員数も現在の半数となる700人程度に削減する。ベラミーCDOは退任し、後任の開発責任者には、戦闘機開発の技術者である川口泰彦氏が就いた。

 三菱重工は、今年度の開発費を前年度の約半分にあたる600億円程度に圧縮する方針を示している。それに伴い、スペースジェット事業を大幅に縮小する。400人近くいた外国人技術者の多くが去る。三菱航空機の幹部社員22人のうち外国人はベラミー氏をはじめ13人。日本人は水谷久和会長以下9人で、外国人のほうが多かった。それが7月以降は日本人ばかりの6人になった。

 水谷氏はかつて「三菱航空機には多くの外国人技術者が国籍に関係なく集う。われわれはワールドドリームチームだ」と語ったことがある。だが、今やこれは夢物語。日本人だけの開発チームでスペースジェットは離陸できるのだろうか。資金(カネ)だけでなく技術者(人)の問題がネックとなる可能性が浮上してきたわけだ。

F2後継機開発を三菱重工に任せる

 スリーダイヤの三菱は、国家とともに歩んできた歴史がある。苦境の三菱重工に政府が救済の手を差し伸べた。河野太郎防衛相は7月31日の記者会見で、航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる次期戦闘機の開発体制に関して、開発を主導する中核1社と単独契約する方式を採用すると発表した。三菱重工を選定する方向で調整しており、10月にも契約を締結する方向だ。中核企業が機体の設計を担い、開発スケジュールを統括する。

 F2後継機の開発費は1兆円規模の巨大プロジェクトだ。インテグレーター、つまり司令塔に三菱重工がなる。だが、ここでもスケジュール遅れが生じたり、もし開発に行き詰まったりしたら、司令塔としての存在意義が問われかねない。国の防衛計画も狂う。三菱重工にとっても社運を賭けたプロジェクトとなる。

 三菱重工は、国産初の民間小型ジェット機・三菱スペースジェットから、国産戦闘機の開発に乗り替える。こうしたさまざまな状況から、三菱スペースジェットが離陸することはないだろうとの見方が広がっている。

(文=編集部)

勅使川原郁恵が考える「アクティブヘルシー」とは?

スケートのショートトラック競技で3度のオリンピックを経験された勅使川原郁恵さんに「アクティブヘルシー」というテーマで語っていただくインタビューコラムです。だれもが漠然と「健康って、大事」と考えてはいるものの、その健康のために、あなたはなにをしますか?していますか?と問われるとあれをしてはいけない、これをしてはいけない、といったようにネガティブなことをイメージしがち。そうではなく、もっとアクティブに、健康について考えてみませんか?
そんな勅使川原さんのお話は、どこまでもポジティブです。


──今回は「アクティブヘルシー」という、タイトルのもと、話を伺いたいと思います。勅使川原さんとは、アスリートのナレッジを、すべての人へという「アスリートブレーンズ」のプロジェクトでご一緒させていただいておりますが、元気&健康ということについて、まず、勅使川原さんのお考えを教えていただけますか? 

勅使川原:そうですね。健康に過ごすために必要なことは、当たり前のことなんですが「食と運動と睡眠」だと思っています。私には、2人の子どもがいるのですが、この当たり前のことを、当たり前に提供してあげることって、実はとても大切で、それでいてとてもむずかしいことだと思うんです。

──その当たり前を、叶えるための「教室」を、実際に運営されておられますものね?

勅使川原:そうなんです。乳幼児の心と体の健やかな育成をサポートするナチュラルボディバランス協会を立ち上げました。というのも、健康に過ごすためには、親子のコミュニケーションってすごく大事だと思うんです。ただ単に触れ合っていればいい、ということではありません。親子が一緒に学べる場をいかにつくるか。本物と出合う機会をいかにつくってあげられるか。味を見極める舌をどうしたら鍛えてあげられるのか。自然と対話する能力をどうしたら身につけてあげられるのか。そのすべてが「健康」ということにつながることだからです。

勅使川原さん 赤ちゃんと

──それが、「教室」につながるわけですね?

勅使川原:教室というと、なんだか堅苦しいセミナーみたいなものをイメージされると思うんですが、私が提供したかったのは、子どもにとってアットホームな場所をもう一つ提供したいな、ということなんです。アットホームとは何か?それは、「運動、食事、教養、自然」との触れ合いのすべてが満たされることで、人間力が上がっていくということだとも思うんです。

──それは、アスリートとしての経験からなのですか?

勅使川原さん 選手時代

勅使川原:そうですね。選手として、というよりも、むしろ現役以降の体験が大きかったと思います。引退後、初めて受けた仕事が、「五街道を歩く」というテーマの番組で、私は中山道と甲州街道を担当したんですね。とにかくひたすら歩くんです。そのとき、当たり前のことなんですが、健康じゃないと歩けないな、とか、地域の人や自然と触れ合うことってこんなにも心を豊かにしてくれるんだ、ということに気づきました。ああ、この思いはもっと多くの人に知ってもらいたい、と。

──勅使川原さん、健康領域の資格を22も持っていますよね。この資格取得にも、この体験がつながった形ですか?(笑)

勅使川原:そうなんです。自分でもすぐには思い出せないんですが、ウオーキングに始まり、スポーツシューズとか、ベビーヨガとか、野菜ソムリエとか、睡眠改善マイスターとか、「健康」につながるんじゃないか、というありとあらゆる資格に挑戦しました。温泉マイスターなんてものもあったかな。 

参考:
「健康ウォーキング指導士」
「ウォーキングアドバイザー」
「姿勢アドバイザー」
「ノルディックウォーキング・ベーシックインストラクター」
「スポーツシューズスペシャリスト」
「ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター」
「ベジタブル&フルーツビューティーセルフアドバイザー」
「フードアナリスト」
「ナチュラルフードコーディネーター」
「雑穀マイスター」
「飾り巻き寿司インストラクター」
「食育インストラクター 」
「睡眠改善インストラクター」
「温泉ソムリエ」
「気候療法士」

 

──この健康を極めようとされるバイタリティーの根底にあるものとは、何なんですか?

勅使川原:たぶん、「自分がやらなきゃ!」という使命感なんだと思います。ショートトラックを始めて14歳で日本一になった。オリンピックにも3度、出場した。それなりの結果も出せた。でも、ショートトラックという競技は、例えばフィギアスケートなどに比べて地味でマイナー。これをメジャーなものにするにはどうしたらいいのか?だれがやるんだ?自慢でもなんでもないんですが、それはトップである自分しかできないことだろう?と思ったんです。

──それが、「健康の伝道師」となるきっかけなんですね?14歳から、日本を背負うプレッシャーは、大きかったのではないでしょうか?

勅使川原:私自身、心の支えは常に両親でした。幼い頃からやりたいことは、なんでもチャレンジさせてくれた。そんな両親のもとにいつでも帰れる、という安心感。ああ、健康の源とはそういうことなんだな、と子どもを授かって改めて気づきました。単純にトレーニングをすればいいとか、筋力をつければいい、ということではないんだ、と。

──アスリートのトレーニングというと「筋肉をはじめとした身体トレーニング」を真っ先に思い浮かべてしまうのですが。

勅使川原:それが、違うんですね。筋肉の話でいうと、ある時期、調子が悪いので筋肉をつけなきゃ、と思ってトレーニングに励んだんです。確かに筋肉はついた。でも、その結果、体が重くなって、思うように滑ることができなくなってしまった。分かりやすく言うと、スケートに必要ない、余計な筋肉をつけてしまったんです。

──なるほど。

勅使川原:そのとき、パフォーマンスを高めるためには健康であるためことが重要だし、そのためには「自分と対話すること」が大事なんだな、ということに気づきました。追い込むときは、追い込む。休むときは、休む。そして自分がいるスケート業スポーツ界で常識とされているトレーニング法が、必ずしも自分を成長させてはくれないとも思いました。引退後も、その思いは変わりません。そして、ここが大事なところなのですが「自分と対話」するには「他人と話すこと」がもっとも有効なんです。

──といいますと?

勅使川原:現役時代からそうなのですが、私の場合、スケート以外のいろんな競技の人と交流を持つようにしています。アンテナを張る、というのかな。とにかくいろんなことが知りたくて。そうしていると、ただ単にスケートの技術を高めるというだけでなく「健康」とか「人生」とか、もっと大きなことに興味が湧いてくる。ショートトラックをメジャーなものにしたい、という思いは今でももちろんあるのですが、なんだろう、毎日笑ってイキイキと暮らすためにはなにが必要なんだろう?みたいなことに関心が移っていっちゃったんですね。

──お子さまの存在も、大きいのでしょうか? 

勅使川原:それは、あります。今このコロナ禍で一番心配しているのは、子どもたちの健康、それも心の健康なんです。大人は情報も入手できますし、その情報を解釈して理性的に行動できる。でも、子どもたちは、なんで外に出て遊んではいけないのか、意味が分からない。このストレスは、とてつもないものだと思う。それで「大人子供運動」と名付けた体操を、家の中でやるようにしたんです。 

勅使川原さん お子さんと

──アスリートらしい発想ですね

勅使川原:そうかもしれません。とにかく子どもと一緒にできることって、なんだろう?子どもを笑顔にできることってなんだろう?ということを考えていたら、自然と、体操だ!ということになったんです。今では子どもたちの方から「ママ、こんな体操、どう?」みたいなことを言われるようになった。それが、とてもうれしい。

──そうした思いが、アスリートブレーンズの活動にもつながっているんですね?

勅使川原:そうなんです。「自分が信じていたことは間違ってなかった!」とか 「その思いを共有できる仲間が、こんなにいるんだ!」とか「この気持ちを、もっと多くの人に知ってもらいたい!」といった思いが、私の原動力です。私は科学者でも医師でもありませんが、アスリートとして、親として、「健康のヒケツ」みたいなものを持っている。それを、より多くの人に伝えたい。健康って、体だけのことじゃないと思うんです。心も満たされていないと決して健康とはいえない。

──ありがとうございます。引き続き、健康のプロとして、アスリートブレーンズでプロジェクトご一緒できること、楽しみです!

聞き手:日比昭道(電通3CRP局)


アスリートブレーンズ プロデュースチーム日比より
 

勅使川原さんの話を伺うと、いつも元気になる。電通でも一度、バイタリティーを高める秘訣について講演いただいたが、その時も、参加者が笑顔に元気になったと感じた。

22の健康領域の資格を持っていて、心も体もアクティブな勅使川原さんは、心の底から「健康」が大好きな人であり、健康オーラをまとっており、今回の取材はリモート環境だったが、リモートでも元気を送ってくださった。クライアントとのプロジェクトもご一緒させていただいているが、アスリートであり、健康のプロである勅使川原さんの発言の説得力は計り知れないと感じる。なぜなら、体現者だからだ。心技体ともに、健康を兼ね備えた勅使川原さんと、「アスリートブレーンズ」プロジェクトを通じて、アクティブヘルシー領域における世の中の課題解決をぜひ共創していきたいと、改めて感じた。

勅使川原郁恵さんにもご参加いただいている「アスリートブレーンズ」。アスリートが培ったナレッジで、世の中(企業・社会)の課題解決につなげるチームの詳細については、こちら

アスリートブレーンズロゴ

デジタル先進国・中国はコロナ禍で「ニューノーマル」をつくり上げたのか?

7月16日、電通、電通デジタル、ビービットの3社がウェビナー「ニューノーマルの時代に求められるトランスフォーメーションとは?」を開催しました。

withコロナの時代、不可逆となった変化を受け入れて、新しい社会や常識をつくっていくことを指す「ニューノーマル」という言葉がよく聞かれます。しかし実際に何がニューノーマルで、何がそうでないのか?

言葉の定義に振り回されることなく、withコロナの時代、企業が何に取り組んでいくべきなのかを、異なる立場で異なる視点を持った3人の有識者が語りました。

今回は、中国事情に詳しく、著書「アフターデジタル2」を発売したばかりのUX/DXコンサルタント、ビービットの藤井保文氏に伺いました。

<目次>
「アフターデジタル」とはどんな世界観なのか?
コロナ禍におけるデジタル先進国・中国の対応
得られたデータをいかに社会やUX向上に役立てるのか?
リアルの価値変化と「デジタル・ハイタッチ」

(モデレーター:電通デジタル 加形拓也

                       

「アフターデジタル」とはどんな世界観なのか?

昨年刊行した書籍『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』が9万1000部の大ヒットを記録した、ビービットの藤井保文氏。先日発売されたばかりの続刊『アフターデジタル2 UXと自由』も、すでに4万部を超えています。

『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』『アフターデジタル2 UXと自由』
『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』『アフターデジタル2 UXと自由』(いずれも日経BP)

ビービットは20年間にわたってUX(ユーザーエクスペリエンス)のコンサルタントを行ってきた会社で、現在は「UX型DX」という形で企業を支援しています。藤井氏自身もコンサルタントとして、ここ5年は中国で日系企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を多数支援しています。

そこで、前半はコロナ禍と中国のリアルな実態を、後半はこれから企業に必要となる「デジタル・ハイタッチ」という概念を語ってくれました。

セッションの前置きとして藤井氏は、自身の提唱する「アフターデジタル」という概念を図示しました。

アフターデジタルの世界観

「従来は左の図のように、あくまでも“リアル”が軸で、“デジタル”は付加的なもの。私はこれを“ビフォーデジタル”と位置付け、もうそれは終わりつつあると考えています。今はオンラインもオフラインも全てつながっていて、食事もアプリで注文し、移動するときはタクシーのアプリを使う。こうしたことがもっと広まっていくと、右の図のように、オンラインはリアルに全て浸透している状態になる。これを“アフターデジタル”と呼んでいます。今日はこのアフターデジタルの世界観を前提に話を進めます」

コロナ禍におけるデジタル先進国・中国の対応

まず藤井氏は、日本のビジネスパーソンなら誰でも気になる「コロナ禍におけるデジタル先進国・中国の対応」から語り始めました。

「やっぱり皆さんニュースを見ていて、中国はリモート診療、リモート教育、ライブコマースと、何でもデジタル化でコロナ禍に対応しているんじゃないかという期待値が高い。中国ではコロナ禍をきっかけにすごい社会変革が起きていると思われている。でも、実際には、コロナ前からすでにかなりデジタル化されていた領域のサービスがもっと使われるようになっただけだと思っています」

例えばスマホで注文したら30分で食べ物が届くという、アリババがやっているOMO型スーパーの「盒馬鮮生(フーマー)」。もともと30代くらいまでの若い層が使っていたのが、コロナ禍で40~50代から60代以上も使うようになり、「こんな便利なものがあるのか」というふうに変わってきた状況だと述べ、「基本は元から準備していた企業がオンボーディングできているだけ」という冷静な認識を示しました。

また、例えばコロナ禍で小、中、高の公教育が全部リモートになって、コロナ禍がある程度落ち着いてもリモート授業が定着している…というイメージについても、誤解があるといいます。

「やはり、ものを書いたり議論をしたり、そういうことはリアルな場の方がよい。それに中国は共働きの国なので、家に子どもだけ置いておくわけにはいかない。日本の皆さんも同じだと思いますが、自分の子どもがずっと学校に行かず、オンラインで勉強しているなんてあり得るでしょうか?」

このように、藤井氏はコロナ禍で中国社会がそこまで劇的に変わったわけではなく、元から準備してきた企業が脚光を浴びているのだと強調します。そして「世の中がコロナ禍で勝手に変わっていく」と考えることの危険性を挙げ、自分や自社がどのように考えて社会に貢献し、変化させていくのかと考えるべきと訴えました。

一方で、極めて困難な状況下にある中小・零細企業への支援が必要であることにも触れました。先の話題に出たフーマーは、需要が急増しているにもかかわらず、外出禁止や帰省などで従業員が確保できず、増えた需要に対して供給がまったく追いつかなかったのだそうです。

「この状況で上海に行ってきたんですが、いろんなレストランのチェーン店など、飲食店がお店を開けられず、売り上げがないのに給料を払わなくてはということで困っていたんですね。そこに対して、人手不足に困っているフーマーが、開店できずに困っているレストランと提携して、『うちは人手が足りないから、御社の社員を1カ月預かる。給料も払うし保障も行う』という、いわば人材の共有を始めたんです」

この取り組みは中国でも大きな注目を集め、飲食以外の業界でも人材のシェアリングが進んだといいます。藤井氏は「今のは人材の流動性を高める話ですが、人材だけじゃなくて場所のシェアもできるし、まだまだやれることがある」との見解を示しました。

得られたデータをいかに社会やUX向上に役立てるのか?

そして藤井氏がもう一つ、聴講者が興味を持つであろう話題として、「中国、韓国、台湾といった国・地域は、市民の個人データを行政が管理したことでコロナ禍を抑え込んだのではないか」という言説に言及しました。

例えばインドでは全国民にデジタルIDが割り振られており、銀行口座に紐づける施策を9年間かけて完成させているといいます。

「そういう意味では、これからの時代、国なり企業体がデータをどう扱うかということは議論の中心になってくる。ビービットでは『UXインテリジェンス』という言葉を提唱しています」

UXインテリジェンス

このUXインテリジェンスは、藤井氏の新著『アフターデジタル2 UXと自由』でも主要なテーマとなっています。端的に言えば、

得られたデータを、自分たちのビジネスの利益や管理のために使うのではなく、いかに社会やUX向上にベネフィットとして返していくのか

という、データ倫理の観点こそが今後の企業の成長に直結するという考えです。

データ時代の新たな民主主義や自由についての議論が今後は加速していくだろうと予測した藤井氏。またこれに付随して、「中国人や韓国人は利便性のために、国や企業にデータを渡すことに抵抗が薄いのではないか」というよくある誤解についても触れ、中国でも韓国でも自分たちの個人データが不当に扱われることに対する抵抗は大きく、そこはどんな国、文化でも根本は変わらないだろうという推測を述べました。

藤井氏のこの日掲げたもう一つのトピックは、企業の「顧客接点」の話でした。

リアルの価値変化と「デジタル・ハイタッチ」

提供価値最大化のために各接点の強みを考える

UX型DXを掲げる藤井氏のビービットでは、上図のようにハイタッチ、ロータッチ、テックタッチの三つの顧客接点を上手に使い分けることで、顧客と良好で長期的な関係を構築していくことが重要だと主張し続けています。

しかしコロナ禍により、「人接点」のハイタッチと、「人・場所接点」のロータッチが使いづらくなってしまい、これらのコンタクトポイントが担っていた「感動・信頼」や「心地よさ、楽しさ、うれしさ」といった要素をどうカバーしていくかを考える必要が生じました。

藤井氏が現時点で「勉強になるな」と感じているのは、エンタメの領域でデジタルを活用した「ハイタッチ」や「ロータッチ」が実現し始めていることです。

例えば藤井氏が感銘を受けたというV LIVEの「Beyond LIVE」というオンライン配信システムでは、チケットを買えば誰でも一般視聴者として参加できるのに加え、ファンクラブの会員は自宅にいながらにして自分のビデオチャット画像が会場の背景に映し出されて、疑似的に参加できます。

こうした、「人接点」でないと得られないと思われていた顧客接点、すなわち「ハイタッチ」をデジタルで実現することに可能性を見いだした藤井氏は

デジタル・ハイタッチ

という概念を新たに提唱しました。

デジタルであっても、体験のレベルにうまく段階を付けることで、顧客の感情を揺さぶり、ハイタッチが担ってきた「感動・信頼」という要素をカバーできるという考えです。

「もし今後、リアルな“場所”が帰ってくるとしても、先日のサザンオールスターズのライブで50万人が参加したように、ライブ中継はやりながら、リアルの場で参加できる人たちには更なる付加価値を加えることで、ある意味リアルを神格化させ、憧憬の対象にする、といったことも可能でしょう」

藤井氏の見立てでは、リアルが帰ってくるのか、帰ってこないのかは「分からない」といいます。これを“両にらみ”で接点や体験をつくっていこうというのが、この日の藤井氏からの提案でした。

まとめると、リアルが今まで生み出していた「ハイタッチ的な価値」を改めて再構築するということがひとつ。そして、現在はまさに中小企業の危機に見られるような「噴出した社会課題」に企業が向き合う時であり、ここにDXの考え方を取り入れていける企業が強いのではないかと藤井氏は言います。

中国で起きている「人と場所の共有」のように、噴出する社会課題に対しては1社ではなく連合で解決する手段もある。ユーザーが困っている、社会が困っている、国も困っているという状況を、DXの大義を掲げて動かしていくことができるのではないかと締めくくりました。

株価がコロナ前と同じ水準、景気実態を反映しなくなった理由…GDPは年率27.8%減

 先日、2020年4-6月期のGDPの速報値が発表されました。1-3月期に比べて7.8%のマイナスで、このペースが1年間続くものとした「年率換算」ではマイナス27.8%となりました。リーマン・ショック後の2009年1-3月期のマイナス17.8%(年率換算)を超えて、比較可能な1980年以降で最大の落ち込みとなりました。

景気を映す鏡になっていない

 緊急事態宣言で、半強制的に経済活動を自粛させたわけですから、大幅な落ち込みとなることはやむを得ません。それでも早く経済活動が回復するのであれば、ダメージは一時的かもしれません。しかし、新型コロナの感染は最近になってまた増えてきており、さまざまな活動が制約されています。景気が元どおりの水準まで回復するには時間がかかりそうな雲行きです。

 ところが、それに反して、株式相場だけは順調に回復しています。8月中旬には、コロナ渦で暴落する前の水準をほぼ取り戻しています。株式相場を見る限りでは、新型コロナの影響は一時的なショックでしかありません。今回の株価の落ち込みを、過去のショックと比べてみましょう。

 リーマン・ショックの時は、日経平均株価の下落は1年半続き、約60%ものマイナスとなりました。そして、元の水準まで戻るのには7年もの月日を要しました。その前のITバブルの崩壊では3年間下落が続き、60%近いマイナスとなりました。この時は元の水準まで戻ることなく、7年後に9割近くまで戻ったところでリーマン・ショックの下落が始まってしまいました。

 それに比べると、今回のコロナ渦中による株式相場の下落は小さく、短いものです。コロナ感染拡大が問題視され始めた今年1月以降、日経平均株価がもっとも下がったのは2カ月後でマイナス30%。そして7か月後には“ほぼ”元の水準まで回復しています。かつてのショック時よりも経済の影響は深刻にもかかわらず、株式相場での下落は小さなものに留まっています。「株式相場は景気を映す鏡」といわれますが、最近の状況についていえば、深刻な経済の落ち込みを映してはいません。

さらに深刻なアメリカでも

 景気を映していないという意味では、アメリカのほうが極端かもしれません。新型コロナの状況はアメリカのほうが深刻です。それだけに経済に与える影響は大きく、2020年4-6月期のGDP成長率は、前期比でマイナス32.9%(年率換算)にも落ち込んでいます。リーマン・ショック時のマイナス8%をはるかに超えて、統計を取り始めた1947年以来、最悪の水準です。

 それに対して株式相場はどうか、大手企業30社の株価から算出しているダウ平均で見てみます。やはりコロナの影響が深刻になった今年の2月には暴落し、3月には暴落前に比べて38%の下落となりました。しかし、まだ以前の高値を超えてはいませんが、その95%の水準までは回復していますので、“ほぼ”元に戻ったといってもよいでしょう。こちらも株式相場が景気を映す鏡にはなっていません。

なりふり構わぬ金融緩和

 コロナが終息した後を見据えている、という面もありますが、もうひとつ大きな理由があります。恐慌に陥るのを防ぐため、各国の中央銀行が徹底的な金融緩和を行っていますが、その資金が株式市場に流入しているのです。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、リーマン・ショックの後、QE1、2、3と呼ばれる大胆な金融緩和を実施しました。ところが、今度のコロナ渦ではその3回分を超える規模の資金供給を数カ月の間に行っています。日本では日本銀行が大胆な金融緩和を続けていましたが、さらにそれを拡大し、今では日銀の資産は日本のGDPを超える規模までになっています。

 中央銀行が資金供給をすると、金利が低下して投資がしやすくなります。今後の見通しが良ければ、それが設備投資などに回り、経済が活発になります。しかし、設備投資をするだけの期待が持てないと、その資金が株式市場などマーケットに流れ込み、不況のなかで株価が上昇することがしばしば起きます。今回もそのような状況になっているようで、株式ばかりでなく、金(ゴールド)などの価格も上昇しています。

 それでも、やはり長い目で見ると、「株式相場は景気を映す鏡」になるようで、両者の食い違いが修正される傾向があります。想定されるケースは2つです。ひとつは、株式相場が下落して、景気の実態に近づくケースです。ITバブルが典型ですが、期待だけで実態が伴わないと、株価の上昇は続きません。

 もうひとつは、景気が回復して株価の上昇に相応した経済状況になるケースです。さらに株価が上昇して、そこから本格的なバブルの始まりとなる場合もあります。1985年頃の日本がそのような状況でした。当時、円高ドル安を抑えるために日本銀行は徹底した金融緩和を続けていました。その資金が株式や不動産の価格を押し上げましたが、それをきっかけに経済が活況になり、本格的なバブル景気に至りました。株価の上昇に実体経済が追いつくようになると、3~4年は相場の上昇が続きます。

 今の状況がどうなのかはまだわかりませんが、どちらの可能性もあります。バブルの崩壊に注意しながらも、これから始まるバブルに乗ることを狙うような投資姿勢でいたいものです。

(文=村井英一/家計の診断・相談室、ファイナンシャル・プランナー)