安倍首相、病気悪化&辞任は昭恵夫人が原因との見方…次期首相に岸田氏が有力視

 28日、安倍晋三首相が辞任するとメディアが一斉に伝えた。安倍首相は同日17時から会見を行い、政府の新型コロナウイルス感染拡大への対応策と自身の体調について説明する予定だったが、会見直前で辞任が公になった。

 安倍首相は今月17日、24日に2週にわたり慶応大病院を訪れ、通常の検診だと発表されていた。

「特に今月に入り自民党関係者の間では、明らかに安倍首相の顔色や足取りが悪く、気力を失っているという話が広まっており、2週連続の検診で一時は辞任説も流れていました。マスコミの政治記者たちも情報集めに奔走していましたが、どの社も本当の病状や進退に関する首相の意向をつかめず、昨日の段階では“続投”という空気でした」(全国紙記者)

「昨日の夕方、ブルームバーグが菅義偉官房長官へのインタビュー記事を配信し、菅長官は安倍首相の続投を断言した。マスコミの間では“外電を使って辞任説を打ち消した”と受け止められ、これで続投が固まったとみられていた。

 安倍首相の病状と進退については、麻生太郎財務相兼副総理、今井尚哉首相補佐官、昭恵夫人、実母の洋子さんの4人にしか伝えられていなかった模様。今回は最後まで情報が漏れなかった。もしくは、今日昼の麻生さんとの2人きりの会談時点まで、ギリギリまで迷っていた可能性もある」(別の全国紙記者)

 安倍首相といえば第1次政権時の2007年、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して入院し、退陣した経緯があるが、コロナ対応や7月の豪雨災害への対応などが重なり、1月から今月15日まで連続勤務が続いていたため、体調を心配する声もあった。

「安倍政権の大きな危機といえば、森友問題、桜を見る会の問題ですが、どちらも原因をつくったのは安倍首相夫人の昭恵さんです。政府のコロナ対応が批判を浴びている最中にも、外出自粛下での昭恵さんのお花見パーティーや県外への団体旅行が発覚するなど、そのたびに首相は批判の矢面に立たされてきた。そのため、首相官邸は昭恵さんを政権の大きなリスクとみて、常に情報収集やメディア対策に負われてきた。そんな首相夫人は、歴代内閣で初めてでしょう。

 安倍首相の持病は精神的肉体的なストレスとも関係する病気ですが、昭恵さんの起こしたさまざまな問題をめぐる苦悩や対応が、首相の体にダメージを与えたという見方も強いです」(全国紙記者)

麻生財務相との会談

 実際、辞任発表前、自民党関係者からはこんな声も出ていたという。

「もし体調悪化で安倍さんが辞任ともなれば、昭恵さんのせいですよ。彼女がいなければ、こんなに次々と問題が起きて安倍さんの気苦労が重なることもなかった。森友の問題で財務省が叩かれていたとき、財務相の麻生さんは頑なに謝罪を拒んでいましたが、麻生さんは周囲に『なんで昭恵さんが起こした問題で、俺が謝んなきゃならねえんだよ』と言っていたくらいですかね」

 ちなみに辞任後の政権運営について、全国紙記者はいう。

安倍首相は15日午後、私邸で麻生さんと2人きりで約1時間にわたり会談し、さらに今日の昼にも約30分、会談しています。副総理である麻生さんに首相代理の話をしたものの、麻生さんは固辞した模様。新たな首相が選ばれるまで安倍首相が引き続き執務を行うと伝えられているが、もしそうなれば、その間は菅長官が事実上のトップとなる。

 自民党は急いで総裁選を行うことになるが、安倍首相の細田派、麻生派、岸田文雄政調会長の岸田派が組んで、岸田さんを総裁に選出する可能性が高いのでは。ただ、衆議院の任期が切れる来年10月までには必ず衆院選があり、来年の通常国会が終わったタイミングで“選挙に勝てる総裁”を選びなおすかもしれない。そうなると石破茂氏をはじめ、いろいろな線も出てくる」

 安倍首相は今週24日、連続在任期間で大叔父の佐藤栄作元首相を抜いて歴代トップ(2799日)を記録していたが、その矢先での辞任となった。

(文=編集部)

 

パチンコ「最強・北斗軍団」が見参!「一人ユニバカ×サミフェス2020」開催…「大手メーカーの名作」が激突!!

「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2020」の中止が発表されました。今年中の開催を目指し“延期”していたのですが、やむなくイベントを行わない苦渋の決断を下すこととなったようです。

 業界最大級のパチンコ・パチスロイベントなだけに楽しみにしていたファンも多いでしょう。ニューギンの「花慶の日」はオンライン配信で対応しましたが、基本的にパチンコ・パチスロはフィジカル性が高い遊技。「現場で体感する」ことの価値が高いジャンルだということを再認識する機会にもなったのかもしれません。

 そうはいっても、非常に残念だし、寂しいかぎりです。2016年からだったでしょうか、犬猿の仲、不倶戴天の敵と噂されていた両メーカーがまさかのコラボ。それぞれで行っていたファンイベントを合同で開催する運びとなり、いまでは定番のパチンコ・パチスロファンフェスです。

 せっかく灯ったこの火を絶やしてはいけない。謎の使命感に突き動かされた町男は「一人ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2020」を開催することにしました!

 その内容は、導入されているサミーとユニバーサルの機種をミドル・ライトミドル・甘デジの3タイプからピックアップし、実戦による出玉勝負です。

 それぞれ、甘デジ→ライトミドル→ミドルタイプとスペックがアップするように打っていき、最終的な差玉を競います。投資は2万円一本勝負。使い切った時点で終了となるサバイバル戦ですが、当てればもちろんその出玉は次の機種に持ち越しOKです。

 また、当てた場合はその当りのターンが途絶えた時点で実戦終了。連チャンしようがしまいが初当り1回でのパンチ力で勝負の行方が左右されるようなレギュレーションとなっています。

 気になる実戦機種ですが、メーカーを代表しつつ、それでいて比較的新しめの導入を基準にチョイスしました。

 ユニバ軍は『PAでかちりラッシュ』(甘デジ)、『Pデビルメイクライ4 アウトオブリミット』(ライトミドル)、『Pアナザーゴッドハーデス ジャッジメント』(ミドル)のパチスロ名機列伝。

 一方のサミーは『デジハネPA北斗の拳7 天破』(甘デジ)、『P真・北斗無双 第2章 頂上決戦』(ライトミドル)、『ぱちんこCR真・北斗無双』(ミドル)の最強北斗軍団と相成りました。

 先行はユニバーサル。『でかちりラッシュ』でまずはご機嫌をうかがいたいと思いますが、勝負のポイントは小当りRUSHに入るかどうか。ヘソ当りの5%を引き当てるか、確変後の20回転電サポをスルーさせるか、単発時短で引き戻すか。トリガーが多い分、なんかいけそうな予感がしなくもありません。

 そして小当りRUSHには入れば平均2000発。初打ちの際は小当りRUSHと数珠連で一撃3000発くらい出したのでそのポテンシャルは体感済み。RUSHカモン!

 迎えた121回転。先読みやら擬似連やらがわーわーゆうてる後、でかちりギミック爆発からの「でかちりリール」リーチで白7ズドン。大当りを獲得です。しかし、大事なのは昇格演出。確変か通常か、運命の分かれ道。

 通常。時短引き戻しなし。しょぼしょぼの出玉を持って次に向かいます。

 一方のサミー側。こちらもカギはRUSHですね。『天破』のほうは突破型連チャンなので難しさは一段上のような印象ですが、初当りの半分以上が確変状態でのチャレンジとなるので、いける感はありありです。

 しかも、北斗の甘デジはわりと得意としているので、ユニバ勢に出だしから差をつける大チャンス。サクッとRUSHに入れてにゅるっとまとまった出玉を確保したいところであります。

 113回転で黄色保留から「夢想転生」停止してのリーチ発展でしれっと大当りです。保留も保留だし最終カットインが緑だったので全然期待してなかったんですが、当たったのでちょっとケツ浮きました。

 で、肝心の「練気闘座バトル」ですが、当り図柄が「2」だったこともあり、最初っからダメっぽさを感じていたことがそのまま反映され、2回訪れたリーチチャンスも「天将奔烈」で粉砕されスルーOFスルー。雀の涙ほどの出玉を得て終了です。

 結局、どちらも同じような展開で、先鋒戦終了時ではほとんどイーブン。「一人ユニバカ×サミフェス」を制するのはどっちのマシンだ!? (続く)

(文=大森町男)

「ウィズ・コロナ」でも変わらない、人生でずっと使える仕事の基本とは

 

 社会や環境の大きな変化の中で、変わらないものがある。その一つが「仕事」の基本だ。

 デキるビジネスパーソンになるためには、どんな環境、場所においても通用する「基本」をまず習得することが大切だ。では、どのように「基本」を覚えていけばいいのだろうか?

 今回は『仕事がデキる「新人・若手社員」になる! 潮田式 1on1 ビジネス基礎研修』(ごま書房新社刊)の著者であり、研修講師として新人からベテランまで幅広いビジネスパーソンに研修を行っている潮田、滋彦さんに「デキるビジネスパーソン」になるために必要なことを伺った。
(新刊JP編集部)

■「ウィズ・コロナ」の働き方で変わるもの、変わらないものは何か?

――潮田さんは研修講師としてご活動されていますが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で新人研修や社員研修が中止になってしまったり、延期になってしまったりということはあったのでしょうか?

潮田:そうですね。実際私の場合ですと、3月中旬から5月いっぱいまでの研修は全てキャンセルまたは延期でした。6月になってからは多少再開していますが、4~5割程度というところです。秋以降は春・夏で延期になった研修も入ってくるので、忙しくなりそうです。

 現在の集合研修とリモート研修の割合は4:6くらいでしょうか。ただ、集合研修といっても2メートルの間隔で座らなければいけないので、グループワークはできません。また、リモート研修になると、こちらが感情豊かに話をしていても、それが意外と伝わっていないなと感じることがあったりします。

――コロナ禍によって企業の新入社員の研修や育成の計画が崩れてしまったということを聞いています。その中で、さらにリモート勤務になると、新入社員に仕事の基本をどうやって教えていくかは大きな課題ですよね。

潮田:そうした状況はあると思いますね。本書はコロナ禍が本格する直前、ステイホームの呼びかけが出る前に「書きませんか?」と声をかけていただいて書き始めました。こういう状況下だからこそ、家にいながら、仕事を進める時の基本的な考え方や押さえどころをしっかり学べる本が作れたら、皆さんのお役に立てるんじゃないかと思ったんです。

 今、多くの企業でリモート勤務が推奨され、新入社員は画面越しに上司や育成担当の人から指示を受けたりしていますが、やはり人間関係が構築されていない状況でコミュニケーションを取るのは難しいですよね。どうしても齟齬が起きてしまいがちです。新入社員も実際の職場を想像しながら学ぶだけなので、なかなかリアリティを感じにくいかもしれません。

 そこで、仕事の進め方において「本当の押さえておくべき場所はここだ」ということをこの本で教えることができれば、新入社員の皆さんが実際に現場に行ったときも応用が効くし、社会人としてのベースをしっかりと学んだ状態で効率よく仕事に取り組めるようになるんじゃないかと考えました。

――タイトルにあるように、この本は上司と部下の「1on1」の対話形式で進んでいきます。この「1on1」という形式のモチーフについて教えてください。

潮田:最近、「1on1」を取り入れている会社さんは多いですよね。職場の人材育成はOJTがベースになりますが、「1on1」を取り入れることで、よりしっかりと振り返りができたり、仕事の基本を教えることができるようになる。OJTにとって欠かせないものなんです。

 だから、今回は「1on1」という上司と部下の面談を通して、部下の実務面でのレベルアップを促すという、そういうようなシミュレーションを書いてみようと思ったんです。 この本に登場するスギナミ課長という上司が、ティーチング(教える)とコーチング(引き出す)という両方のアプローチを上手に使いながら、部下のオオタさんを成長に導いていくストーリーになっています。

――「仕事の基本」というところで、このコロナ禍で仕事そのもののあり方が変わったりするのではないかと思うのですが、潮田さんはどのようにお考えですか?

潮田:これは2つ考え方があると思います。変わらないものと変わるものがあって、まずは変わらないものでいうと、「物事の本質を捉える力が必要である」ということ。これはどんなに環境が変わっても、転職をして別の会社にいっても、同じです。必要なんです。

 一方の変わるものは、リモートによるコミュニケーションの変化ですね。リモートだとやっぱり感情が伝わらなかったり、言葉の意図が見抜けにくくなったり、画面をシャットアウトして声だけで参加する人もいます。だから、今まで以上に、言うべきことをはっきり言わないといけなくなる、そして確認すべきことをしっかり確認しなければならなくなるんじゃないかなと思うんですね。

 また、本書にも書いていますが、ビジネスチャットツールで情報共有するということもよく聞くようになりましたが、手軽であるがゆえにコミュニケーションの行き違いが起こってしまいがちです。自分の書いた意図ではない意味を解釈されたりすることも出てきますから、その点は注意すべきでしょうね。

――リモートでのコミュニケーションの取り方に対しては私も戸惑いがあります。チャットでも呼びかけをするときに、ちゃんと「お疲れ様です」と書いてしまって。

潮田:私は、それは大切なことだと思いますよ。

――ただ、要件だけを書いてほしいという方もいます。それは人それぞれなのかなと。

潮田:この本で、人間は「自分の当たり前で話をしてしまう」と書いていますが、それが行き過ぎると、他人の当たり前を受け入れられなくなってしまうんです。挨拶というクッションがあったほうがいいという人、単刀直入の方がいいという人、それぞれですが、押し付けすぎないことが大事ですね。

 そして、「変わらないもの」と「変わるもの」はおそらく新人や若手だけでなく、上司や先輩にあたる人たちにとっても重要なものだと思います。特に上司や先輩はリモートによって今まで通りのコミュニケーションができなくなっている中で、それでも部下や若手を育成しないといけない。そこに対応しなくてはいけないんです。

 たとえば、上司の立場の人に話を聞いてみると「リモート中の面談で沈黙が怖くて、自分から話してしまう」という声もありました。でも、相手は考えているから沈黙をする。つまり沈黙は必要な時間なんです。だから、上司や先輩は「聞く力」を鍛えないといけないと思うんですね。

――なるほど。

潮田:それと、このような環境の激変は、捉え方次第ではチャンスにつなげることもできるはずです。だから、ものごとや体験に対して良い面や価値を見出していくことが大切です。新しくてもっと良いやり方を見つけるチャンスかもしれない。そんな風に上司自身が捉える。そういうことが問われているのではないのかなと思います。

――おっしゃる通りです。「聞く力」については、例えば「1on1」なら、上司は部下の話を聞くことが一つの大きな目的ですし、それができないと「1on1」の意味がないですよね。

潮田:そうなんですよね。だから、ミーティングの初めとかに、「沈黙はOKです」ということをはっきり言ってしまうことが重要だと思います。そうすれば、本人はちゃんと自分と向き合って考えて発言することができるし、上司も沈黙をしっかり許すことができるはずです。そして、本でもふれていますが、出た意見を否定しないこと。もしかしたら、自分が持っていない新しい発想や視点かもしれないのに、否定してしまうと部下は二度と本音で意見を言ってくれなくなります。
(新刊JP編集部)

※インタビュー後編は外部サイト「新刊JP」へ
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA新潟2歳S(G3)優勝馬は将来性ゼロ? 過去の優勝馬で古馬G1勝ち馬ゼロの早熟レースを回避する素質馬と陣営の思惑。

 今週は2歳限定重賞の新潟2歳ステークス(G3)が行われる。最初の2歳重賞である函館2歳ステークス(G3)は、人気薄リンゴアメの勝利で波乱となったが、この新潟2歳Sはどんな結末になるだろうか。

 出走予定馬は、2歳戦最多勝利と絶好調の福永祐一騎手が騎乗するキズナ産駒のフラーズダルム、新馬戦とダリア賞を連勝しているブルーバード、ディープインパクト産駒のシュヴァリエローズとロードマックス、外国産馬のショックアクションといった面々。

 新種牡馬は重賞初出走となるドゥラメンテ産駒のファルヴォーレだけだが、メンバーのレベル的にはまずまずといったところか。ただこの新潟2歳Sの位置づけに関しては、近年その価値が大幅に低下しているようだ。

 そもそもこのレース、グレード制が始まった1984年以降の優勝馬を見てみると、その後G1を勝利したのは、朝日杯フューチュリティステークスを勝ったセイウンワンダー、マイネルレコルト、そして桜花賞を勝ったハープスターのわずか3頭。つまり3歳の5月以降にG1レースを勝利した馬はゼロなのである。

 さらに古馬(4歳以上)になって重賞を勝利した馬まで条件を下げてもこの7頭のみというから驚きだ。

■新潟2歳Sを勝利し4歳以上で重賞を勝利した馬(1984年以降)
ロードクエスト
マイネイサベル
シンメイフジ
セイウンワンダー
バランスオブゲーム
ロサード
ダイナシュート

 それどころか、このレースを勝利して以降、未勝利の馬がなんと14頭もいる。該当の過去優勝馬36頭の約4割が、優勝した時点で競走馬としてのピークを終えてしまっているのかもしれない。

■新潟2歳Sを勝利した後未勝利の馬(1984年以降)
ウーマンズハート
ケイデンスコール
フロンティア
ザラストロ
エフティマイア
ワナ
ゲイリーファンキー
タヤスダビンチ
トウショウフェノマ
エクセレンスロビン
ユートジェーン
ダイカツリュウセイ
マイネルムート
ダイナエイコーン

 例を挙げれば2012年の優勝馬ザラストロは、新潟2歳Sを勝利後に32連敗。デビューから2連勝で勝利した1995年の優勝馬タヤスダビンチも、その後18連敗……同じく1993年の優勝馬エクセレンスロビンもデビュー2連勝から20連敗と散々な成績となっている。

 最近の傾向を見ても、過去3年の優勝馬も同様のパターンだ。

 昨年の優勝馬ウーマンズハートは、上がり32秒8の豪脚で勝利したことから桜花賞候補にも挙がったが、その後4連敗で桜花賞16着、オークス12着に大敗。2018年の優勝馬ケイデンスコールはNHKマイルカップで2着と驚かせたが、その後は5戦して2桁着順が4回と惨敗続き。2017年の優勝馬フロンティアも、デビュー2連勝で勝利するも、その後は12連敗と見るも無残な内容だ。

 この傾向は単純に優勝馬だけに当てはまらない。昨年の2着馬ペールエールは、その後朝日杯フューチュリティステークス16着、ニュージーランドTを15着、青龍ステークス15着と信じられない成績。2018年の2着馬アンブロークンも、その後3度の1番人気に支持されるも6連敗で登録抹消となっている。

 こういった傾向から見ても、新潟2歳Sを勝つことは、確かに重賞ウィナーという実績、そして翌年のクラシック出走をほぼ確実にする賞金は得られるものの、その将来性が厳しくなる現実が待っているのである。

 この要因は一つや二つではないだろう。まずは函館2歳Sや小倉2歳Sも同様の傾向があるだけに、小回りコースや平坦コースなど、春のクラシックが行われる阪神・中山・東京とは、コース形態が大幅に異なること。

 続いて時期的にメンバーのレベルが低い中での勝利であり、強い馬と相対したときに通用しないこと。そしてこの時期で重賞を勝つには仕上がり早の反面、成長力に欠けることなどが考えられる。

 新潟2歳Sは2009年から2015年まで18頭のフルゲートが続いていたが、年々出走馬が減少し、今年は登録馬が11頭と少なかった。夏の新潟で行われた2歳戦は先週までに32レースあったが、それにもかかわらず11頭にとどまったのは、将来性を危惧した陣営が回避してのものかもしれない。

 逆に言えば、そういったレースだからこそ、来年のクラシックよりもここで重賞勝利を狙いたいという陣営もあるだろう。そんな思惑を見抜くことが、このレース的中のカギに繋がるかもしれない。

 いずれにせよ今年出走する馬には、そんな前例を跳ね返す成績を残してもらいたいものである。

「高射幸性パチスロ機」の「撤去期限」遵守を改めて呼びかけ。「誓約書の遵守」は延長措置の「責任」

 8月10日、大都技研の『押忍!サラリーマン番長』が認定期間満了を迎えた。

 長きに渡って支持されたマシンだけに、最後のひと勝負をしたファンも多いだろうし、パチンコホール側も売上が見込めるマシンだけに撤去は大きな痛手。稼働最終日は様々な思いが交錯した1日であったことと察する。

 サラリーマン番長は、メーカー団体が特に高い射幸性を有すると区分した遊技機、即ち「高射幸性機」である。よって、国家公安委員会が改正、施行した「遊技機の規制に関する経過措置の延長」には該当せず、「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」は当初の検定及び認定期間までの撤去を求めている。

 だが、一部パチンコホールではこのサラリーマン番長をはじめとする「期限切れ」高射幸性機の撤去が進められていない事態が発覚。SNS上でも話題に上り、議論が飛び交っている。

 これを受け、全日本遊技事業協同組合連合会は8月17日、各都府県方面遊協の理事長宛てに「旧規則機の取り扱いに関する21世紀会決議の遵守の徹底について」と題する文書を通達したとのこと。組合員パチンコホールに対して、改めて決議の遵守を呼びかけたそうだ。

 業界紙「グリーンべると」によると、旧規則機の取り扱いに関する21世紀会決議については現在、約99%の組合員パチンコホールから、決議を遵守する旨の誓約書が提出されているとのこと。

 一方、決議に明記した「高射幸性パチンスロ機は当初の検定及び認定切れ日までに撤去する」という点について、遵守しないホールがあるとの情報が全日遊連に数多く寄せられているそうだ。

 文書の中で同組合は「誓約書の内容を遵守することが今回の延長措置に対する責任」と主張。合わせて「撤去期限の延長は信頼をベースに行った」「旧規則機の設置台数を計画的に着実に減少させるために、有効な方策が確実に実施されることを強く期待する」といった警察庁生活安全部保安課長からの言及点についても説明したと報じている。

 10月5日にはオリンピアの『パチスロ黄門ちゃま 喝』、11月16日にはユニバーサルブロスの『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』と、以降も多くの人気タイトルが認定期間満了を迎える。

 特に凱旋は今なお高稼働を誇るマシンなだけに、このまま意識が改善させなければ今回以上の事態を招く恐れがある。「信頼」を失わないためにも、いち早い遵守の徹底を求めたいものである。

JRA武豊デゼルとローズS(G2)でコンビ再結成!「素質馬」の復活を託されるもレシステンシアはアノ騎手に“強奪”されたまま!?

 D.レーン騎手とのコンビで2番人気に支持されたオークス(G1)で、11着とまさかの惨敗を喫したデゼル(牝3、栗東・友道康夫厩舎)。秋はローズS(G2)から始動することがわかった。鞍上はデビュー戦にも騎乗した武豊騎手が務めるという。

 キャリア2戦目のスイートピーS(L)でレーン騎手を鞍上に迎えたデゼルは、後方待機策から上がり3F32秒5という異次元の末脚を使い、大外一気で快勝。見る者の度肝を抜く超絶パフォーマンスを披露した。
 
 この走りで注目度は急上昇。レーン騎手もフローラS(G2)を2着に敗れたホウオウピースフルではなく、デゼルとオークスに向かう決め手となったかもしれない。

 だがそのオークスではいつものように後方に待機するも、これまで見せていた末脚が不発に終わって11着と惨敗。レース後、レーン騎手は「今日がキャリア3戦目、仕方ない」と経験不足が敗因だったと明かし、「経験を積んで強くなってくると思います」と今後の巻き返しに期待を寄せた。

「オークスの惨敗は経験の浅さに加えて、中2週という出走間隔の狭さや再度の長距離輸送も影響したのでしょう。またスタッフも戦前に『元々は秋くらいに心身のバランスが整うだろう』と語るなど、真価を発揮するのは秋以降だと考えていたみたいです。強行軍で挑んだオークスの敗戦だけで見限ってしまうには怖い馬です」(競馬記者)

 そして巻き返しに燃えるデゼル陣営が鞍上に選んだのが、名手武豊騎手だ。デビュー戦勝利後のインタビューでは、「さすが良血馬ですね。スピードに乗ってからの走りがいい」と好感触を掴んでいた。

「秋から武豊騎手に手綱が戻るというのは驚きましたね。デゼルがローズSに向かうのは、3着以内に入って秋華賞(G1)の権利獲りのためでしょう。ところが、その秋華賞には武豊騎手が桜花賞で騎乗したレシステンシアも直行を表明しています。

現在は故障で戦線離脱していますが、復帰すれば最後の1冠の有力候補。武豊騎手としても、是が非でも騎乗したいはず。それにもかかわらず、デゼルでローズSに向かうのは、レシステンシアの故障の度合いが深刻なのか、それともすでに秋は前走のNHKマイルC(G1)に騎乗したC.ルメール騎手が鞍上を務めることが決まっているからなのかも……」(競馬誌ライター)

 ルメール騎手は今年の牝馬クラシックでサンクテュエールに騎乗したものの、桜花賞6着、オークス13着とイマイチな結果。ところが武豊騎手がサトノインプレッサの先約があったにもかかわらず、レシステンシア陣営がNHKマイルCへの出走を表明したことで、ルメール騎手が手綱を執っていた。再び陣営がルメール騎手に依頼をする可能性は十分に考えられるだろう。

 武豊騎手はコンビを再結成したデゼルとローズSで結果を出し、秋華賞に向かうことができるか。名手の手腕に期待したい。

三越・映画福袋購入『メグ♡ライオン』主演女性が語る「私が500万円出した真意」とは

 映画業界でも異例の一般女性出資・主演による注目作が9月4日、ついに公開される。『いかレスラー』『三大怪獣グルメ』など数々の特撮コメディ映画を手掛けた河崎実監督がメガホンをとった『メグ♡ライオン』(配給TOCANA)だ。事の発端は昨年末に売り出された日本橋三越本店の2019年新春福袋企画として450万円(税込500万円)で販売された「あなたをSFコメディ映画の主役に!」だった。そんな福袋企画を手にしたのが、今回主演女優を務める長谷摩美さんだ。

 作品は「50代の“さえないOL”獅戸めぐの前に、ある日、空から全裸のイケメン・ジョナサンが現れる。めぐは、彼から『あなたはキングライオン星の王女であり、銀河連邦100億個の星の王家の娘なのです』と打ち明けられ、口づけによって美女に大変身。しかし、彼女の秘密の力を手に入れようと、ウルトラタイガー星人の魔の手が迫ってくる」というもの。

 長谷さんのほか、マジカル・パンチラインの浅野杏奈さんを、めぐの正体であるキングライオン星の王女役、ワイドショー番組『5時に夢中!』で知られるジョナサン・シガー氏に王女を愛する勇者役としてそれぞれキャスティングし、岩井志麻子さん、特撮ドラマ「ウルトラマンレオ」の真夏竜氏が脇を固めた。

 素人であればしり込みしそうな俳優陣だ。加えて500万円という金額は業界としては低予算であるものの、一般的になかなかポンと出せる金額ではない。そもそも主演の長谷さんはいったいどんな人物なのか。また、どんな思いでこの福袋を手にし、映画に出演することになったのか。

 長谷さんと河崎監督に事の経緯と、新型コロナウイルス感染症に伴い、自粛と節制の暗い空気が覆いつつある日本全国の人々へのメッセージを聞いた。

500万円は「推しアイドル」への貯金、出演するつもりなかった

<長谷さん、河崎監督インタビュー>

――そもそもどのような経緯でこの映画企画を購入し、主演しようとお考えになられたんですか?

長谷摩美氏(以下、長谷) 当初は自分が出演する気はなかったんです。私、実はアイドルが好きなんです。ある日、テレビで見たアイドルの娘が秋葉原で会えるアイドル(編注:AKBではない)だったんです。そして秋葉原にいって彼女に会ったら、すごい良い娘だったのでずっと応援していてんです。ところが、そのアイドルグループの運営が使えない運営だったもので、彼女は辞めてしまったんです。

 彼女が働いていたお店は、お客さんのランクがありました。お客さんがお金を使えば使うほどカードランクがあがっていくんです。その最高ランクになるためには500万円つかわないといけないんです。

 彼女が辞めた日、「もう帰ってこないんだろうな。あたしがその店で500万円つかっても、こんなところでアイドルとして売れるわけはないな。それだったら、私が自分のためだけに500万円を彼女のためにつかったら人生変わるんじゃないのかな」と思ったんです。

 でも私は芸能関係者ではないので、彼女のために500万円をどう使えば良いのかわかりませんでした。もう、どうにもならないと思っていたら、その年の12月に日本橋三越さんの福袋で川崎監督が映画を撮ってくれるという企画を見つけたんです。

「これだ!」と思いました。

 もし福袋を手に入れることができたら、自分が彼女に連絡を取って映画に出演してもらおうと考えたんです。彼女にアイドルとして記念に、何かを残してほしかったんです。そして、万が一、その娘が出ないと言ったら、私がやろうと思ったんです。

勤務先は国家機密の事務職です

――なかなか500万円をポンと払うのは難しいことです。

長谷 そのお金は、マンションを買おうと思って貯めていたんです。まず衣食住のうち、住を確保したいと考えていました。でも、病気になってしまって。その時、マンションを買ったらほっとして、死んじゃうかもしれない。そうしたら、なんにもならないなと思ったんです。

 それだったら借家にいて、自分の好きなことをしようと考え直しました。今回、福袋を購入したことで、ネット上では「金持ちのババア」とか言われているんですが、ババアだけど、金持ちではありません。

 ちなみに仕事は世間でいうところのお堅い仕事をしています。具体的な勤務先は国家秘密です(笑) ざっくりいうと事務職です。

――この企画に大金を使うことに葛藤はなかったんですか?

長谷 5秒ぐらい考えました(笑)それでも私にとって、500万円という値段が大事だったんです。辞めてしまったアイドルの娘の店の「最高カードランクは500万円」ということがずっと頭にありました。そんな時、三越さんの福袋企画を知って「河崎実監督の映画が500万円!えー!」とびっくりしたんです。そして5秒ぐらい、「同居している妹が怒るかな」と悩みました。

――河崎監督の作品は以前からご覧になられていたのですか?

長谷 私が20代のころ『地球防衛少女イコちゃん』という素晴らしい作品を見て以来、ファンでした。それからもう30年くらいたつんですが、監督はずっとおもしろい映画を撮り続けています。首尾一貫してそういう作品を撮り続ける方は尊敬できる、信用できる大人です。

――いろんなタイミングがかみ合って、三越さんの福袋をゲットすることになったわけですね。そしてさらにいろいろあって、ご自身が出演することになったと?

長谷 福袋を手に入れてから、彼女に連絡しようとしました。まず監督に許可をとらなくてはいけないなと思い、顔合わせの時に監督に相談しようと思いました。

 そしたら監督が「相手役とか誰でも言って良いんですよ!」と。ただ自分が出るとは思っていなかったから、相手役のことはまったく考えていませんでした。とりあえず彼女を出してくださいというのしかありませんでした。一方で、これはワンチャンいってみるか、と思って「ジャニーズいいですか?」って聞いたら「はい、それはダメです!」と。あんなに、誰でも良いって言っていたのに……。

河崎実監督(以下、河崎) それは常識で考えてください。俺がジャニーズを撮るわけがないじゃないですか!

長谷 相手役はさておき、元アイドルグループのキャストの子だったら彼女に連絡が取れるかもしれないと思い、まず彼女のインスタグラムに出演打診のダイレクトメッセージを送り、それを見るように連絡してもらいました。そうしたら彼女から連絡がきたんです。

「今は会社で働いています。正社員でがんばっています。辞めた後もいろいろ考えてくれて、ありがとう。すごいうれしいです。でも、今は会社のために資格を取っています。これからの人生や自分を採用してくれた会社のことを考えたら、やっぱり今回はお断りします。でも本当にありがとう」

 そんな返事がきました。私が思っていた通りの良い娘だったです。

河崎 このヤクザな業界にいるような娘じゃなかった。もしその時、その子がOKしていたら主演になっていました。

長谷 もし私が無理強いをして出演させたら、私がその娘の人生を変えてしまいます。そんな権利は私にはありません。しっかり、考えてくれて本当に良かったなと思いました。それだけで福袋を買った甲斐がありました。彼女にはぜひ、完成した映画を見てみらいたいと思っています。

素人とは思えない好演も「お世辞ではないかと疑っていた」

――長谷さんは素人とは思えないしっかりした演技をされています。

河崎 びっくりしました。演技はいきなり演技指導してうまくなるものじゃありません。俳優や役者はもともとの技術ができている上に、現場で演技指導をします。

 今回はこういう企画なので、素人が来るわけだから棒読みを想定していました。その方が笑えます。ところが、長谷さんは上手かった。

――長谷さんは演劇の経験などがあるのですか?

長谷 中学校の時に演劇部にいたくらいです。文化祭で劇をやったのですが、緊張して2つあったうちのセリフを全部飛ばすくらいひどかったです。

河崎 演技のセンスは天性のセンスです。共演した芸歴40年、「ウルトラマンレオ」の真夏竜さんがびっくりしていましたから。「長谷さんうまいじゃないですか」って。

長谷 その時、私は疑っていました。私が全部出資しているから、みんなお世辞を言っているのだと思っていました。私がへそを曲げたら、この映画は終わるわけじゃないですか。

河崎 「はい撮影中止!」とかね。「長谷様が怒ったから!」って。

長谷 だから、「みんな必死に褒めているんだ」と思っていたんです。

素人出資・主演映画という新しいビジネスモデル

河崎 長い映画の歴史で、出資した人が主演というのはなかなかないんじゃないですかね。史上初だと思いますよ。500万円は映画にしては少額ですが。

――実際、このような形式で製作されてみてどうでしたか?

河崎 いやぁ、笑いましたよ。映画はアニメと違います。アニメはコンテ通りに作りますが、映画はキャスティングによって何が起こるかわかりません。代役もしょっちゅうです。

 そんなハプニング性を楽しむというか。ビジネスもそうだと思います。つまり想定外のことが発生した時にどう対処し、よい物にするのかということです。今回の作品も、キャストも長谷さんじゃなければ、全然違うものができていました。オンリーワンのコンテンツです。

 そういう意味で、豆腐とかコロッケを作るのとはやっぱり違うんですね。料理は良い素材で良いものを作っていれば、お客様が来てくれる。でも、映画は毎回毎回、“変なもの”ができていく。そこにこそ、このコンテンツの面白さがあるんです。

 今回は、ライオンが戦うような特撮がある一方、メグ・ライアンのパクリだというところがキャッチ―だったと思います。そもそも『快傑ライオン丸』(編注:1972~73年、フジテレビ系で放送された戦国時代を舞台にした特撮ヒーロードラマ)をやりたかったんです。それとメグ・ライアンの合わせ技です。ちなみにメグ・ライアンの映画は一本も見ていません。

―――あくまでメグ・ライアンさんが出ているような映画のイメージということでしょうか(笑)

河崎 ラブコメは馬鹿にしていますからね。怪獣でないだろうって。

「人生で1回は馬鹿なことをやってみてほしい」

――当初、長谷さんが応援し、出演を望んでいらっしゃった元アイドルの彼女に伝えたいことはありますか?

長谷 そのアイドルグループ所属のメンバー2人と、そこに前いた娘1人の計3人に出演してもらいました。インディーズのアイドル業界という小さいパイの中で戦っているだけでは、ぜったい外の世界は見られないので、「映画出ようぜ」ってお誘いしました。

 みんな、楽しかったって言ってくれました。今、苦しいことがあっても、どんな仕事とかでも、楽しいことはあります。「楽しく生きようぜ」と伝えたいです。

――新型コロナの影響で、日本全国に自粛ムードが漂いつつあると思います。皆さんに訴えかけたいメッセージはありますか?

長谷 私にとってめちゃくちゃ500万円は大金でした。でも今は、それこそ明日何がおこるかわからないじゃないですか。だったら「人生、1回くらい馬鹿なことをやろうよ」と伝えたいです。私は東京在住なのですが、普段から納得いかないのが自動車です。こんなに交通の便がいいのに、なぜあんなにお金をかけているんだろうと疑問でした。

 新車を買い替えたりしたら500万円どころじゃありませんよね。それに使うくらいだったら普段から電車に乗って、500万円は好きに使ったほうがいいと思います。

「あんな馬鹿なことを」と言われても、私が使った500万円でたくさんの方々が喜んでくれているのは事実です。出演したキャストの皆さんのファンもめちゃくちゃ喜んでくれています。それだけも、この企画に出資してよかったと思います。

河崎 ちなみに私はずっと馬鹿なことをやっています(笑)

(構成=編集部)

 

JRA「絶好調」勝率37% の福永祐一だけが不安!? 新潟2歳S(G3)フラーズダルムに鞍上が引き寄せる「惨敗連発」の悪い流れが襲い掛かる……

 30日、新潟競馬場で新潟2歳S(G3)が開催される。過去にはハープスターやジャスタウェイを輩出した出世レースに、今年は11頭の2歳馬が集結した。

 出走馬のうち10頭が1勝馬。また、半数以上の6頭がキャリア1戦で能力の比較が難しく、予想する上では前走内容を重視するのが得策だろう。

 そこで注目したいのがフラーズダルム(牝2歳、栗東・松永昌博厩舎)だ。

 新馬戦を4馬身差の圧勝を飾ったフラーズダルム。2番手からレースを進め、直線を向いてすぐに先頭に立つと、そのまま後続を引き離しての押し切り勝ち。圧巻の内容で、鮮烈デビューとなった。

 レース後、福永祐一騎手は「センスが良かった。抜け出してからも最後まで最後まで上手に走っていました。初戦としては言うことがありません」と素質を高く評価した。

 ただ、新馬戦は個々の能力差に開きがあるため、レースレベルにばらつきがある。そのため、新馬戦を圧勝しても、その後はサッパリという馬も珍しくない。だが、フラーズダルムのセールスポイントとなるのが、2着馬のホウオウアマゾンが次走の未勝利戦を1馬身半差で勝利していることだ。これはフラーズダルムの能力の高さの裏付けとなるだろう。

 また、鞍上の福永騎手は先週の北九州記念(G3)を8番人気レッドアンシェルで制して、勢いに乗っている。すでに今年、コントレイルで皐月賞(G1)、インディチャンプでマイラーズC(G2)と2週連続の重賞制覇をしている。2度目の重賞連勝も十分にありえるだろう。

 さらにプラスとなるのが、今年の福永騎手が新潟芝コースで抜群の成績を残していることだ。わずか6日間の騎乗で、新潟開催で最多となる10勝を挙げている。2位の岩田望来騎手に3勝差と大きく差をつけており、勝率37.0%、複勝率55.6%という驚異の数字を叩き出しているのだ。

 だが、その福永騎手がフラーズダルムにとって不安要素となるかもしれない。

「今年の新潟開催で福永騎手は圧倒的な成績を残しています。新潟2歳Sが行われるマイルコースも騎乗機会4連勝と最高の出だしでしたが、現在は3連敗中です。しかも、いずれも上位人気馬で2桁着順に沈んでいます。この悪い流れだけが不安ですね」(競馬記者)

 16日に行われた関屋記念(G3)は2番人気プリモシーンに騎乗して15着。これを含めた3連敗は、すべて後方からの競馬でそのまま馬群に沈んでしまっている。結果が大敗なだけに、福永騎手の騎乗に非があるとは言い難い。だが、この流れを考えると、フラーズダルムもスタートで出遅れて後方の位置取りとなったら、危険かもしれない。

 フラーズダルムにとって警戒すべきは、福永騎手の悪い流れが“前が壁“の状況を引き寄せることかもしれない。本番はスムーズなレースとなることを願うばかりだ。

『24時間テレビ』“SMAP映像抹消”、ジャニーズが使用不許可か…日テレも自主規制

「社内では今年の『24時間テレビ』は大成功という評価。早々に来年も放送する方向で決まったようです」(日本テレビ関係者)

 毎年夏恒例のテレビ番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日テレ系)が22~23日、放送された。平均視聴率(世帯)15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、最高瞬間視聴率27.6%という数字をマーク。放送中に集めた募金額は5億円を超え、番組終了時点では過去10年で2番目に多い結果となるなど、数字だけをみれば成功のように受け止められるが――。

「昨年と比べて、全枠平均での視聴率も落ちていますが、毎年番組終了直前あたりで記録する最高瞬間視聴率が16%も落ちています。また、募金額も1億円以上下回っており、いかに盛り上がらなかったのかが、わかります」(テレビ局関係者)

 なかでも特に視聴者から疑問が寄せられているのが、22日深夜に放送された、過去の『24時間』に出演したジャニーズタレントたちの“懐かしの映像”をダイジェストでまとめた企画だ。

 この企画では、ジャニーズグループが『24時間』で初めてパーソナリティを務めた際の映像が流されたのだが、25日付「サイゾーウーマン」記事<『24時間テレビ』、「事実を捻じ曲げるな!」と大荒れ――「木村拓哉だけ」編集にSMAPファン衝撃>によれば、ジャニーズグループとしては1995年に初めてパーソナリティに挑んだSMAPが取り上げられず、さらに元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾がパーソナリティを務めた2005年放送回の映像では、木村拓哉以外の4人のメンバーが映らないようにカットされていたという。そのため、SMAPの功績を踏みにじる行為だとしてファンから批判があがる事態に発展している。

「タレントの過去の映像を使用する際には所属事務所に事前承諾を得なければなりませんが、今回、日テレは通常の手順としてジャニーズ事務所に企画の主旨の説明と共に、SMAPの映像を使用してよいか確認したところ、事務所サイドが難色を示したようです。

 今回の『24時間』では、ジャニーズからメインパーソナリティーとして計5グループから5人のメンバーを出してもらい、過去映像の利用も許可してもらうなど全面協力を得て、例年通りジャニーズ色が強い内容となりました。それだけに日テレサイドとしても、SMAPの映像だけが流れないというのは明らかに不自然だとわかっていながら、あっさり引き下がったようです。ある意味で自主規制というか忖度ですよね。一方、事務所サイドも、SMAPの映像が出ることで独立・解散騒動のゴタゴタしたイメージが蒸し返され、ミソを付けられるのを嫌がったのでしょう。

 ちなみにすでに解散してメンバーもジャニーズを離れた光GENJIの映像は流れていましたが、裏を返せば、それだけ解散から4年たった今でも、いまだにSMAPという存在はジャニーズにとってアンタッチャブルだということでしょう」(日テレ関係者)

『24時間』の放送を続ける理由

 このほかにも、今年3月に亡くなった志村けんさんを題材にしたドラマのなかで多数挿入された、関係者たちが志村さんとのエピソードを語る場面にも、志村さんが触れられたくはないであろうプライベートの話まで晒されてしまっているという声も。さらに、そもそも“チャリティー番組”を標榜する番組なのに、果たしてチャリティーを掲げるだけの内容になっているのかといった疑問も上がっている。そうしたなかでも来年も放送を続ける理由について、日テレ関係者はいう。

「まず、社内的には“それほど世間では批判は上がっていない”という認識なのが一つ。名物番組で視聴率も期待できるのでスポンサーがつきやすく、純粋にビジネスとして旨みがあるというのが一つ。さらに、『24時間』の制作チームは基本的には毎回メンバーが変わるのですが、それは社内の制作力を底上げするための社内教育という面もあるからです。今回はコロナ下での放送ということで、例年とは勝手が違うことが多くて現場は大変でしたが、今回の放送で培ったノウハウをしっかりとマニュアル化して、来年以降に活かす腹づもりのようです」

 6年連続で視聴率3冠を獲得している日テレだけに、さっそく来年の『24時間』に向けて抜かりなく準備を始めているようだ。

(文=編集部)

 

パチスロ「ハイエナ戦略に挑むも、結果は…」~2号機名機伝説「アニマル」後編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.16】


「勝っても負けても10万コースはアタリマエの超荒波マシン!!」

 当時、攻略情報誌の『アニマル』を詳解する記事には、きまってそんな派手なキャッチコピーが踊っていた。

 いまのマシンに例えると、『ミリオンゴッド~神々の凱旋~』か。とても気軽に手を出せる相手ではなかったのである。

 そんな『アニマル』と初めて対峙したのは、平成元年の秋。大阪梅田に知人のライヴを観に行った時のことである。

 終演後、打ち上げの宴まで少し時間が空いたので、阪急梅田駅の高架下にある「かっぱ横町」をフラついていた。

 呑み屋が軒を連ねる中にパチンコ店が一軒あった。ハネモノやデジパチを何度か打ったことがあるが、まぁこういったロケーションにある店だ。クギもシブく、あまりいい思いをした記憶がなかった。

 案の定、この日もハネモノを弾いてみるもダメダメで、「そういえば、パチスロは何があるんだっけ?」と、鰻の寝床のような店内を奥へ奥へと歩を進めた。そこには、ワインレッドの『アニマル』がずらりと鎮座していた。

「これが、あのアニマルか…」

 気軽に手を出してはいけない。そう思いつつも、「千円だけ、打ってみよう」と空き台に腰を下ろした。

 その時点では、前回書いた内部システムについては何も知らなかった。いま思えば、ずいぶんと無謀なことをしてしまったわけだが、あろうことかその千円で見事に777を引き当ててしまったのだから、これはもう何かの巡り合わせと言うほかないだろう。

 ちなみにこの店は「BIG2回で交換」というルールだったのだが、REGが早いゲームで何度か連チャンしたあと、すぐに2回目のBIGが当り、900枚ほど交換した。

「ひょっとしたら、まだ連チャンするかも」

 集合時間が迫っていたが、後ろ髪を引かれる思いで再度チャレンジすると、案の定すぐに当り。BIGを2回引く間にREGが7発だか8発も連チャンして、こんどは千数百枚を獲得する。

「アニマル、凄いやん!!」

 それまで、漠然と「怖いマシン」と思って避けていたが、いきなり初打ちで噂に違わぬ凄まじい連チャン性を体験し、たちまち虜になってしまった自分は、帰宅後に本棚にある攻略情報誌のアニマルの記事を片っ端から読み返した。

 すると、解析情報に特化した一冊の分厚い本の中に、例の内部システムのことが詳しく書かれていたのである。

「なるほど。ボーナス直後の台とか、ある程度ハマった台は狙い目ってことか」

 そんな風に思った自分はさっそく、例のかっぱ横町の店や、その他の繁華街で人の出入りの激しい店に赴き、ハイエナ戦略に打って出ることにした。

 前にも書いたが、当時の大阪は「BIG○回で交換」というルールの店が多く、「交換して即やめしてしまう客もいるだろう」と考えたのである。

 だが、結果は芳しくなかった。すでに『アニマル』の連チャン性については多くの客の知るところであり、ボーナス直後の空き台に巡り会うことなど、まずもってなかったのだ。

 では、ハマリ台のハイエナはどうだったかと言うと、これもまた前回書いたとおり、ハマってしまうと本当に底なしなので、ヘタに手を出すとミイラ取りがミイラになるようなものだった。

 一筋縄ではいかない、強敵『アニマル』。しかし、打てば打つほどにその唯一無二のゲーム性、独自の内部システムが生み出すドラマチックな荒波に、自分はどんどんハマってゆくのであった。


(文=アニマルかつみ)