『サザエさん』からジャニーズまで…多彩すぎる筒美京平さんの楽曲、驚愕の仕掛けを分析

 日本歌謡界の大作曲家、筒美京平さんが80歳で亡くなられました。あまり表舞台に登場したがらない方だったそうで、僕はお顔すらもわかりませんが、尾崎紀世彦の『また逢う日まで』、ジュディオングの『魅せられて』が日本レコード大賞を受賞しただけでなく、1980年代には近藤真彦の『ぎんぎらぎんにさりげなく』を皮切りに、ジャニーズのタレントにもたくさんのヒット曲を提供された作曲家であることは存じていました。

 あらためて筒美さんが作曲された曲を調べてみると、途中で数を数えるのを止めてしまうほど膨大な量です。作曲者としての総売り上げは7560万枚。2位の小室哲哉さんの7185万枚もすごいですが、それを押さえて堂々の第1位です。青山学院大学の後輩で大ヒットメーカー・サザンオールスターズの桑田佳祐でも約半分の3902万枚なので、そのすごさがわかります。

 筒美さんの最初の大ヒット曲は、1968年にリリースし初めてオリコン1位を獲得した、いしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』でしょう。日本レコード大賞の作曲賞も受賞した出世作です。久しぶりに聴いてみると、やはり良い曲です。若い女性が、恋人と時間を忘れて横浜の夜の街を歩いている話ですが、青山学院高等部からの親友で、大学時代は一緒にバンドを組んで演奏していた仲間の与田凖介さんが、恋する若い女性のたわいもない心の言葉を歌詞にして、筒美さんの音楽が見事に演出しています。

 そんな『ブルー・ライト・ヨコハマ』は、たとえばサザンオールスターズの歌のように音域が広くて歌いづらいということはありませんが、素人がカラオケで歌うとなんだかさまにならないでしょう。筒美さんの楽曲は、実はリズムが複雑なのです。リズムを目まぐるしく変えることにより、聴き手の耳をリズム変化についていけるギリギリのところまで集中させて、もう無理なところで急に単純なリズムの音符を並べて、そこに一番印象深い歌詞を当てはめています。聴き手にとっては、緊張していたままの神経に、単純なリズムが入ってくるわけですから、いつも以上にダイレクトに言葉が入ってくることになります。すごい手法です。

 もうひとつの特徴は、『また逢う日まで』や『魅せられて』のように、歌手にはまるでオペラ歌手のように朗々と歌わせておいて、伴奏はたくさんの音で心の中身を演奏させます。『また逢う日まで』の尾崎紀世彦の歌唱は、まるでイタリアのオペラ作曲家ヴェルディのバリトンソロのようですが、伴奏は反対に16ビートの目まぐるしい音楽です。通常ならば、聴き手は混乱するばかりのはずですが、ここに筒美さんのものすごい才能があって、ギリギリのところで留める絶妙のさじ加減により、聴き手の集中を離れなくさせています。こんな部分も、イタリアの作曲家ヴェルディの、特に後半生の大傑作と同じです。

『ブルー・ライト・ヨコハマ』と『サザエさん』の共通点

 ところで『ブルー・ライト・ヨコハマ』をあらためて聴いてみたところ、「よく似ている曲があるな」と気づきました。しかし、あまりにもイメージが違いすぎるので気のせいかと思ったのですが、筒美さんも作品リストを見て驚きました。

 それは、今も毎週日曜日18時30分から放送されている長寿アニメ番組『サザエさん』(フジテレビ系)の主題歌とエンディングの歌です。まさかと思われるかもしれませんが、調べてみると、サザエさんの曲は『ブルー・ライト・ヨコハマ』の翌年に筒美さんが作曲したのです。

「月の明かりがとてもきれいねヨコハマ ブルーライトヨコーハマー」

「おさかなくわえたドラネコ おーおっかけってー」

 両方の曲ともに前半部分は8分音符だけでできており、小さな音程の動きで、歌っているというよりも淡々と話をしているようです。そして後半になると、リズムの大きな変化があります。長い2つの4分音符で聴き手の注意を引くやいなや、すぐにシンコペーションを使って変化をつけて、ますますのめり込ませるのです。たった数秒間でこんなことをしてしまう。しかも、後半のリズムは、歌詞の言葉数による違いはありますが、『ブルー・ライト・ヨコハマ』も『サザエさん』も基本は同じリズム形です。

 前半は状況を淡々と説明しておきながら、『ブルー・ライト・ヨコハマ』という言葉ひとつで女性のロマンティックな気持ちを表したり、「おーおっかけってー」という、サザエさんのコミカルな性格を表現したりして、あっという間に聴き手の心を掴んでしまいます。そこには、リズムひとつでも、さまざまな表現できた筒美さんの才能があります。

 ところで、僕が「追っかけて」と書かずに、「おーおっかけってー」と書いたのには意味があります。この「かけって」にある文字的には要らない「っ」が実はとても大切で、この「っ」を表すためにシンコペーションのリズムを使っているのです。慌て者のサザエさんが、ドラネコを素足で追っかけていくというおかしい状況を、この「っ」という不自然な音を入れることでイメージさせているのです。もしかしたら、「かけっこ」という言葉のリズムを連想させるためだったのかもしれません。

『木綿のハンカチーフ』に隠された仕掛け

 すごい作曲家だと思います。もちろん、すべての曲が同じというわけではなく、桑名正博の『セクシャルバイオレットNo.1』やKinki Kidsの『やめないで、PURE』など、多彩な作品を世に出されました。そんななかでも、太田裕美の『木綿のハンカチーフ』が僕は一番好きです。都会に行ってしまった恋人を田舎で待つ女性が、都会でどんどん変わっていく恋人に戸惑っていく歌です。

 歌詞の内容は、恋人が都会で手に入れることができるプレゼントを、いくら薦めてくれても、「いいえあなた、わたし、贈り物はいらない。ただ、都会の絵具に染まらないで帰って」と返事をするのです。それが、歌詞の4番になって、もう気持ちがなくなってしまった男性に、女性は初めてプレゼントをお願いします。それがタイトルの「木綿のハンカチ」なのです。

 都会でいくらでも買えるブランド物ではなく木綿のハンカチを、涙を拭くために買ってほしいというのです。最後の最後になって曲のタイトルの意味がわかるという曲ですが、ここにも筒美さんのすごい仕掛けが隠されています。

 太田裕美がひとりで男役と女役を歌いますが、男役のほうはフレーズに切れ目ができないように、メロディーの最後を伸ばして次へつなげるにもかかわらず、女役はなぜかたどたどしく途切れさせています。聴き手にとっては、最初はその理由がよくわからず、少し気になりながらも、どちらも同じような音域のメロディーなのでお似合いなカップルだと思わされます。ところが、都会での成功を自慢するかのような男性と、それに戸惑う女性の姿に、あとになって気づかされるのです。

 タイトルだけでなく、そのメロディーでも最後に答えを深く理解させる筒美京平さん。天才作詞家、松本隆さんとの素晴らしいコラボレーションから生まれた大名作だと思います。

(文=篠崎靖男/指揮者)

 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。ジャパン・アーツ所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

JRA武豊を惑わす「騎乗馬問題」ジャパンC(G1)「ちょっと待ったコール」でキーファーズ参戦!? “こだわり”が織りなす「三つ巴」に発展か

 秋のG1開催が幕を明け、その初戦となったスプリンターズS(G1)は、「鞍上問題」で揺れに揺れた。

 1番人気のグランアレグリアが、池添謙一騎手からC.ルメール騎手へ。3番人気のダノンスマッシュも三浦皇成騎手から川田将雅騎手へと乗り替わり。さらには、福永祐一騎手が騎乗を予定していたインディチャンプの出走回避により、ミスターメロディまでもが北村友一騎手から福永騎手に乗り替わるなど、乗り馬の取り合いは熾烈を極めた。

 そんな中、今度は「鞍上問題」ならぬ「騎乗馬問題」で、激しい戦いが繰り広げられている。

 その中心となる人物が「武豊騎手」だ。

 ご存じの通り、武豊騎手といえば、競馬を知らない人でも名前は知っているというぐらい有名な人物。馬主からの人気も高く、乗ってほしい騎手としては上位に挙げられるジョッキーであろう。

 今回、問題になっているのは、ジャパンC(G1)における武豊騎手の騎乗馬である。

 今年の春、当初は武豊騎手の古馬G1パートナーは、ワールドプレミア(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)の予定だった。しかし、目標にしていた天皇賞・春(G1)は、ワールドプレミアの体調不良を理由に回避する事となる。

 そこに、騎乗依頼として舞い込んだのがキセキ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。天皇賞・春こそ6着に敗れたものの、武豊騎手で続戦となった次の宝塚記念(G1)では2着に好走。その後、キセキは先週の京都大賞典(G2)へと駒を進めたが、武豊騎手が凱旋門賞(G1)による渡仏から帰国したばかり。「隔離期間」により騎乗できない状況であったため、「代打」で浜中俊騎手が騎乗した。

 浜中騎手は『中日新聞』に連載している自身のコラムに「(凱旋門賞への騎乗から)帰国後、(武)豊さんは2週間の隔離期間が必要となり、京都大賞典に乗れなくなったため、自分がキセキの代打を務めることになりました。乗り難しい馬というイメージですが、来週の追い切りにまたがる予定ですし、いい形でバトンタッチできるよう頑張りたいです」(9月26日付)と述べている。

 あくまでも「代打」である事を強調しており、この言葉からは武豊騎手に再度乗り替わる事が想定される。

 次走は天皇賞・秋を目標にしているキセキだが、凱旋門賞を使わなかった一昨年のローテーションからは、その後ジャパンCに出走する可能性も十分だ。

「もし2頭がバッティングしたら、ワールドプレミアを選択する可能性が高そうですね。デビューから全てのレースでコンビを組んでいますし、そもそもキセキへの騎乗はワールドプレミアの回避により舞い込んだものですから。ワールドプレミアのオーナーである大塚亮一さんは、武豊騎手の熱烈なファンで有名です。さすがに、ジャパンCでキセキへ騎乗という事はないと思うのですが……。

ただ、キセキのオーナーである石川達絵氏、角居勝彦調教師のコンビでは、3番人気に支持されたカンタービレの秋華賞(G1)で新コンビとなる武豊騎手に騎乗依頼を出しています。ここぞという場面で騎乗をお願いしている印象があるだけに、難しい選択になりそうですね」(競馬記者)

 確かに、カンタービレが出走したG1競走では、秋華賞が最も上位人気に推されたレース。そこで、武豊騎手に騎乗を依頼しているのだから、今回もないとは言い切れない部分がある。

 しかし、問題はこれだけではないのだ。

 ここにきて、凱旋門賞で武豊騎手が騎乗できなかったジャパン(牡4歳、愛・A.オブライエン厩舎)までもがジャパンC参戦を表明。武豊騎手を巡る「三つ巴」状態となっているのである。

 今年、武豊騎手を背に凱旋門賞に出走を予定していたジャパン。しかし、飼料に禁止薬物であるジルパテロールが混入していることが判明し、陽性反応が出たため出走を取り消しするという憂き目に遭っている。

『スポニチアネックス』によると、ジャパンをクールモアグループと共同所有するキーファーズの松島正昭氏は、ジャパンC参戦について「オブライエン調教師は武豊ジョッキーに騎乗のオファーをかけてくれています」(10月13日付)と発言している。

 松島氏といえば、予てから「武豊騎手で凱旋門賞を勝つ事が目標」と公言している人物だ。ワールドプレミアの大塚氏と同じく、武豊騎手への“こだわり”は人一倍強い。

 ジャパンC参戦を表明した外国馬は直前で出走を回避する事もしばしばあるが、松島氏の共同所有馬だけに出走の可能性も十分にありそうだ。

 11月29日と、約1カ月半後に開催されるジャパンC。

 武豊騎手の「騎乗馬問題」は、まだ終わりそうにない。

新庄剛志、帰国後7000万円荒稼ぎの懐事情…過去に巨額の全資産「消失」事件

 元プロ野球選手の新庄剛志が日本のメディアを席巻中だ。48歳とは思えないほど仕上がった体で雑誌「GOETHE(ゲーテ)」(幻冬舎)の表紙を飾ったかと思えば、『ダウンタウンなう』や『逃走中』(共にフジテレビ系)など人気バラエティ番組にも立て続けに出演。その自由奔放な言動には「新庄が帰ってきた!」「やっぱり新庄は面白い!」と称賛の声が上がる一方で、制作現場からはなかなか辛辣な声も上がっている。

 お笑い番組に詳しいある放送作家は次のように語る。

「やはりスター性があるし、発言も面白いのでオファーが殺到するのも不思議ではないですが、実際は新庄さんサイドから売り込みがあって出演が決まったのがほとんど。ところが、ギャラがとにかく高いんです。『ダウンタウンなう』出演時に自身で明かしていましたが、ある番組で提示されたギャラが70万円だったため、『おれの話題は70万じゃねぇぞ。500万くれ』と新庄さんが交渉。結果、450万円で着地したそうです。こんなの、ハリウッドスター級の破格の待遇ですよ。

 今回、11月に予定されているプロ野球のトライアウトを受けるためにバリ島から帰国したわけですが、帰国後に『日本で受けた約10本の仕事ですでに7000万円を稼いだ』とも明かしていました。僕の知ってる限り1回のゲスト出演で500万円以上を出せるテレビ局など今はまずないので、これはテレビだけでなく広告の仕事も入っているとは思われますが……それにしてもすごい荒稼ぎですよね。

 ただまあ、彼にまつわるトピックスといえば『もう一度プロ野球選手になる』『すごい整形をしている』の2本柱のみ。なので、ここまで集中的にメディア露出していたら、飽きられる潮時も早いのでは。トライアウトに合格したらまた潮目も変わるとは思いますが、“野球界に復帰したい元スター”としての鮮度は、もうないでしょうね」

22億円の金銭トラブルのあとも浪費癖は治らず、150万円かけて新たに整形

 もうひとつ気になるのが、新庄の独特な金銭感覚とその散財ぶりだ。『ダウンタウンなう』でも「資産を確認したことがない。2年前に銀行の残高を確認したら780円しかなかった」との仰天エピソードを披露していたが……。

「プロ野球選手時代に相当稼いでいたことは明らかですが、実際は資産管理を任せていた知人に騙され、ほぼ全額持っていかれたことを2017年に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で告白して話題になったことも。一説にはその被害額は22億円ともいわれていますが、おそらくそれも事実なのでしょう。しかし、そういった経験を経たあとでもその散財ぶりは変わらず、今も、財布に77万円を入れてはすぐに使ってしまう、お金がなくなったらスタッフが持ってきてくれる……というシステムらしいです。今回の帰国でも、ドン・キホーテで爆買いする姿を密着取材されていましたが、昔ほど散財できる余裕がないとやっと気づいたようで、集中的にメディアに出て働こうという気になったのでしょうね。

 とはいえ、先月150万円かけてまた新たに整形したそうですし、帰国直後に自主隔離されていた家の家賃は35万、そして隔離終了直後に風俗嬢を呼んでいたことも『ダウンタウンなう』で語っており、金銭感覚は根本的なところでは何も変わってはいないようですね」(前出の放送作家)

トライアウト合格は球団にとってリスクでしかなく「絶対に無理」

 気になるのはトライアウト合格の可能性だ。14年ものブランクをものともせず、本当に球界復帰を果たすことができるのか?

 あるスポーツライターはこう語る。

「おそらく、というか間違いなく無理でしょうね。テレビ越しに見た体格やスイングスピードは大したものでしたが、とはいえ彼も48歳。さすがに現役選手に交じって試合に出るのは無理でしょう。確かに新庄さんは天才ではあると思いますが、年齢には勝てないでしょう。

 また球団のほうも、今彼を雇ったとしても話題作りとしか思われないでしょうから躊躇するのは必至。他球団からバカにされるのは目に見えてますから、どこも手を出しづらいでしょうね。

 そもそも、整形や自由奔放な発言等々、球界に収まりきる人物ではない。仮にコーチなど指導者側で雇ったとしても、即トラブルになり猛バッシングを受けるのは目に見えてます。コロナでいろんな制限が課され、ただでさえ疲弊しきっている今のプロ野球界に、新庄さんの復帰を面白がれる余裕はとてもないと思いますね」

 驚異の身体能力とスター性でさまざまな前例を覆してきた新庄剛志。果たして、球界復帰を決めてさらなる新庄劇場を繰り広げることはできるのか? 固唾をのんで見守りたい。
 
(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara

ファミマ“全米No.1ソーセージ”「ジョンソンヴィルウインナー」売切れ続出で入手困難

 コンビニエンスストアチェーン・ファミリーマートで、“全米No.1ソーセージ”と言われる「ジョンソンヴィルウインナー」が購入できるようになっていることを、あなたはご存知でしたか?

 同商品は8月25日から発売開始していましたが、SNS上では「なかなか見つけられない」「人気すぎて売り切れてるっぽい!」などと言われていて、筆者も約2カ月経った今、ようやくゲットできました。

 売れている理由は、もちろん「美味しいから」というのが一番でしょうが、「食べやすい1本入りの商品」で、しかも「温めても良いし、そのままでも食べられる」というのも魅力的だと思います。

 SNSユーザーの間でも、

「コンビニで売られてもジューシーさはそのまま! そして1本ずつの販売だから、ひとりで晩酌するのにも買いやすくて嬉しい」

「晩御飯のおかずがちょっと足りないな、って時に買っちゃう」

「ビールにもチューハイにも合う」

「お酒を飲む気じゃなかったとしても、『ジョンソンヴィルウインナー』を食べ出すと、プシュッといってしまう(笑)」

「『ジョンソンヴィルウインナー』の1本売りを発売してくれたファミリーマートさんに感謝」

などと大好評です。

 ファミリーマートの「ジョンソンヴィルウインナー」は、158円(税別/以下同)。SNSユーザーの中には、同じくファミリーマートで購入できる「たまごドッグ」(110円)に挟んで朝食にしているという人も。筆者は夕食として「とろーりソースのキーマカレー」(498円)に「ジョンソンヴィルウインナー」をトッピングして食べたら美味しかったので、みなさんもいろいろ試してみてくださいね!

(文=編集部)

 

「伝統」を重んじる古参パチンコメーカー…P機時代に仕掛けた「激熱コンテンツ&スペック」新台に注目せざるを得ない!!

「西陣」といえば一般に、京都府京都市上京区から北区にわたる高級絹織物「西陣織」を発祥した地域をイメージするであろう。

 そんな伝統と格式が感じられる名前と同じ名称を冠したパチンコメーカーもまた、黎明期から業界の定着と発展を支えた伝統ある遊技機製造会社として第一線で活躍してきた。

 ちなみに、この西陣は販売部門に特化した会社となっていて、分社化された製造部門「ソフィア」のほうが本当の意味ではパチンコメーカーとして扱うべきかも知れないが、そんなことは一般のファンには関係ない話でもあるので、ここでは通りの良い「西陣」をパチンコメーカーとして俎上に載せる次第である。

 名前の字面による印象も重なって、トラディショナルで重厚なブランドイメージがあるメーカーだが、近年ではポップなタイアップも扱うなど時代に即した経営戦略も見せ、歴史だけの古いメーカーといったようなラベリングも過去のものになろうとしている。

 また、多くのパチンコメーカーと同様にパチスロ部門への参入。2002年の『ガイアマックス』や『パチスロ大賞』を皮切りに、8タイトルほどパチスロ機を世に送り出すなど、多角的な経営にも積極性を示したのである。

 そんな西陣であるが、最近では「2回ループマシン」を復活させファンの注目を集めた。しかもそのタイトルが伝説的名機『花満開』なのである。期待するなというほうが無理であろう。在りし日のパチンコ風景が胸に迫りくるような、そんな一台である。

 もちろん、先ほど言及したように、慣習だけに留まらない今の西陣は、惹きのあるフレッシュなコンテンツも積極的に導入している。そして、その強力コンテンツと伝統の力を融合させたニューマシンがこのほどリリースされる運びとなった。

「ゆゆゆ」の愛称でおなじみの『結城友奈は勇者である』がパチンコになって登場するのである。原作はテレビアニメシリーズがこれまで3期にわたり放映された人気の作品で、若者たちの熱狂的な支持を受けているのである。

 そんな強力タイトルが、2回ループシステムを搭載したというから驚きである。初当りの54%で時短を引き当てれば以後2回の大当りが約束され、その2回のうちに再び時短を引き当てれば再度2回の大当りが確定となる爆発力が魅力のスペック。

 しかも、大当り確率が1/198.59というライトミドルタイプで、重さと物足りなさのバランスに配慮した、ユニークユーザーやライト層、新規顧客などへの訴求を意識した設計を読み取れる。

 さらに、遊タイムも補足され、遊びやすさに磨きがかかった内容となっているのも見逃せない。通常時を555回転消化させると遊タイムが発動するのだが、ほぼ100%大当りする仕様となっている上にRUSH突入まで濃厚となる超激アツの仕様が採用されているのである。

 つまり、遊タイム突入=2回分の大当り、約1800個が最低限でも保証される魅惑のスペックで、原作にはあまり興味のないパチンコファンをも強烈に惹きつけるマシンとなっているのである。

 西陣ソフィアは勇者になる。そんな予感さえする古豪メーカーの今後の動きに注目である。

(文=大森町男)

JRAサートゥルナーリア「評価急落」のしくじり。アーモンドアイ“忖度”の一員になり下がった超良血馬……。1年前に「破綻」した壮大な計画とは

 11月1日、東京競馬場で天皇賞・秋(G1)が開催される。今年の注目は何と言っても、JRA史上初の芝G1・8勝をかけて出走するアーモンドアイだろう。

 今年のヴィクトリアマイル(G1)を制し、最多タイの芝G1・7勝を挙げたアーモンドアイ。次走の安田記念(G1)は単勝1.3倍の圧倒的な支持を集めるも、グランアレグリアの2着に敗れ、偉業はお預けとなった。

 クラブ規約で6歳3月が引退期限に定められているため、実質的に年内のG1がアーモンドアイにとってラストチャンスとなる。数少ない機会でG1を勝たなければ、記録更新とならないのだ。

 だが、昨年の天皇賞・秋でアーモンドアイは2着のダノンプレミアムに3馬身差をつける圧勝。東京芝2000mは最高の舞台と言えるだろう。最強牝馬が日本競馬史に金字塔を打ち立てる可能性は高いかもしれない。

 また、その裏にあるアーモンドアイ“忖度”も見逃せない。

「先日、毎日王冠(G2)を制したサリオスはファンの間で天皇賞・秋への出走が熱望されていますが、マイルCS(G1)への出走が既定路線です。これにはノーザンファームの思惑が大きく影響しています。

もし、安田記念でアーモンドアイが最多勝記録を更新していたとしたら、サリオスの出走もあり得たかもしれません。しかし、未達に終わったことで、天皇賞は何としても勝たせたいという流れになっています。ジャパンC(G1)や有馬記念(G1)だと、メンバーや条件を考えると不安があるようですね。

サリオスが天皇賞・秋に出走しないのは、アーモンドアイの記録のためということでしょうね」(競馬記者)

 今年のジャパンCには3歳牡馬の総大将コントレイルが出走を予定しており、有馬記念はアーモンドアイが唯一惨敗を喫した舞台。なんとしても、得意の天皇賞・秋で記録を達成しておきたいところだろう。

 また、サリオス以外に、京都大賞典(G2)を勝ったグローリーヴェイズ、サートゥルナーリアが天皇賞・秋へ出走しないことも、もしかするとアーモンドアイへのお膳立てなのかもしれない。

 実はこの状況、昨年とは大きく異なるようだ。

「ノーザンファームは昨年の天皇賞・秋でアーモンドアイとサートゥルナーリアを激突させました。これにはサートゥルナーリアの種牡馬としての価値を高める目的があったようです。超良血でデビュー前から怪物と呼ばれていた同馬が、現役最強馬アーモンドアイを倒せば箔が付きますからね。

しかし、その目論見は儚くも散りました。その後は有馬記念で2着でしたが、勝ち馬のリスグラシューに5馬身差の完敗。宝塚記念(G1)は見せ場なしで敗れており、ノーザンファーム内での評価は急落しています。今となっては早熟だったのではないかという声も聞こえてくるぐらいです。そこから一転、今年はアーモンドアイのG1最多勝が優先される事になったようです」(同)

 当初、サートゥルナーリアは天皇賞・秋を目標に調整されていたが、態勢が整わないことを理由にジャパンCで復帰することになった。宝塚記念でC.ルメール騎手が「2200mはギリギリ」と話していただけに、厳しい戦いとなるだろう。

 だが、強敵相手に結果を残すことができれば、再び評価は上がるはず。

 評価急落のサートゥルナーリアにとって、ジャパンCは見返すための重要な1戦となりそうだ。

パチスロ「目押し=勝利」の「激アマ」が再び!? 10年ぶりの「運命」を切り拓け!!

「運命を切り拓け」

己の目押し力が出玉の命運を分ける「技術介入マシン」が10年の時を超え再びホールへ舞い戻る。

オーイズミはこの度、新台『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』のPVを同社YouTubeチャンネルにて公開した。

5号機で人気を博した『パチスロひぐらしのなく頃に祭』のゲーム性を継承している本機。6号機初となる「リアルボーナス+完走型ART」スペックがここに誕生した。最大の特徴である「技術介入」も健在の仕上がりとなっている。

前作のCZ「運命分岐モード」は転落リプレイを引く前にベルを成立させる事でRT「疑心暗鬼モード」へ突入させるゲーム性。転落リプレイを引いてしまった場合、今後の運命を決める技術介入が発生する流れだ。

左リールのビタ押し成功で250G後にCZに再突入。ビタ押しに失敗してしまうと500G後となるため、RTへの突入期待度が大きく変化する仕様となっている(いずれも中リールから押した場合)。

「今作にもCZ『運命分岐モード』が搭載されており、その際の技術介入によって展開が左右されます。求められる目押しの難易度を選択でき、それによって恩恵が変化するシステムのようです。前作のように目押しを楽しむ層にはたまらない仕上がりなのではないでしょうか。

フル攻略すれば設定1でも『機械割100%』を超えるマシンとして絶大な人気を誇ったマシンの後継機。打ち方ひとつで『勝てる台』にも『負ける台』にもなるという最大の特徴は、今作にもしっかりと受け継がれているようです。

PVで『継承・進化』と紹介されている通り、『完走型RT』は『完走型ART』へと進化しています。RTからARTとなって純増が増えるでしょうし、目押し力がより一層重要となるのではないでしょうか。続報に期待ですね」(パチスロ記者)

『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』が腕利きのスロッター達を唸らせる事ができるのか。新たなる技術介入機に注目したい。

50代からの人生を「消化試合」にしないために知っておくべき2つのこと

 

 50代は、社会人としての「先」がある程度見えてくる年代。だからこそ、「あとの人生は消化試合」という気分になり、元気がなくなってしまうことがままある。

 たしかに定年の年齢を考えると50代は「終盤」には違いない。しかし、人生は「100年」と言われる時代。それを考えればまだ「中盤」である。これまで積み重ねた経験を生かし、脳を鍛えれば記憶力も柔軟性も若いままキープできる人と、年齢を重ねて老いる一方の人。その分かれ道はどこにあるのか?

■50代で人は2種類に分かれる!

 その答えを教えてくれるのが、『50代でうまくいく人の無意識の習慣』(中谷彰宏著、青春出版社刊)である。多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出すと同時に、全国で講演・ワークショップ活動を行っている中谷彰宏氏によると、50代で「本番はこれから」と考えることができる人には、無意識の習慣があるという。

 50代になると、人は2つのパターンに分かれることが多い。「過去に生きる人」と「未来に生きる人」である。

 「昔はね…」という昔話が多くなるのは、過去に生きる人の特徴。過去の成功が忘れられなくなってしまい、過去の成功にこだわる。また、失敗の痛さが残りすぎて「もう二度とそれはしたくない」と、過去の失敗にこだわると、新しいことにチャレンジできなくなってしまう。

 過去に生きる人は、調査したり知識を得ることには熱心だ。しかし、結局、調査によって知ることができるのは過去のデータだという視点も持っておくべきだろう。

 一方、未来に生きる人は、調査だけでなく実験をする。新しい実験をどんどんして、チャレンジしていくことは、若さを保つことそのものだといっていい。机の上で調べてばかりいる人に、未来に生きることはできない。

■「手間を楽しめる人」に仕事はやってくる

 もうひとつ。50代から「仕事が欲しい人」と「お金が欲しい人」の2種類にも分かれる。いつまでも生き生きとしていられる50代は「お金はいらない」という人だという。

 「給料がもっと欲しい」「給料が下がるのはイヤ」と、お金にしがみつくと自己肯定感を感じにくくなっていく。一方で、安い仕事のほうが、自己肯定感は上がりやすいそう。ギャラが安いと、かわりに面白さを自分なりに求めて試行錯誤するからだ。

 手間がかかって儲からない仕事のその手間を楽しむこと、そうしたプロセスそのものへの傾倒が自己肯定感につながっていく。結果的に、そういう人にはまた仕事が来る。お金よりも仕事をもらうことで、その手間も楽しみ、自己肯定感は上がる。

 50代になっても人生はまだまだこれから。50代からも人生は続いていく。凝り固まった考え方や習慣を変えていけば、充実した毎日を送ることができるようになるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

パチスロ「ドクロが揃えば何かが起こる!?」 ~2号機名機伝説「チャレンジマンAZ」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.22】

 
 ビッグ成立まで果てしなく継続する怒濤の集中役「ジャンボフルーツ」で一大センセーションを巻き起こすも、体感器による狙い撃ち攻略が発覚したことで短命に終わってしまった尚球社(現・岡崎産業)の2-1号機『チャレンジマン』。

 その後継機として、様々な新機軸を盛り込んで1990年にリリースされたのが、『チャレンジマンAZ』である。

 

 おもちゃ箱をひっくり返したかのような、ポップでカラフルなパネルのグラフィックが目を引く本作は、前作と同様に集中役を搭載したいわゆるA-Cタイプ。しかし、ギャンブル性は抑えられており、遊技性が前面に押し出されているのが特徴となっている。

 前作は、集中役が出玉獲得のメイン…というか、特にボーナス確率が辛い低設定域においては集中役に入らないとどうにもならないスペックだった。

 一方、本作は全設定においてBR両ボーナスと集中がほぼイーブンな確率配分。「三種の役が複雑に絡み合い変化に富んだゲームが楽しめる」といった寸法だ。

 ちなみに集中役だが、前作が8枚小役の10倍モードだったのに対し、本作では対象役がシングルボーナスに変更。

 突入確率はBR両ボーナスと同等にアップしたことで、前作よりぐっとハードルは下がった。まぁ、その代償としてパンク確率も110~128分の1とかなり高めに設定されており、一撃必殺の破壊力は抑えられてはいるが。

1ゲームあたりの期待増加枚数は2.5枚程度。平均するとビッグ1回分程度の獲得が見込めた。

 一撃性能はダウンしたとはいえ、もちろん運次第ではロング継続に発展して千枚を超える獲得も多々あったし、実際自分も一撃で2千枚前後の大量獲得を何度か経験している。今思えば、高確率ゆえに「パンク→すぐに再突入」というのを繰り返してのことだったのかも知れない。

 一方、ゲーム演出の面においては、様々なユニークで斬新なアイデアが盛り込まれていた。その最たるものが、5枚役「ドクロ」である。


 このドクロ、以下のとおり内部状態の変化を示すシグナルとしての役割を担っていた。

・朝イチで揃った場合は設定変更の可能性大
・通常時に1回だけ揃った場合はプラム高確率状態へ移行
・頻繁に出現したらBR両ボーナス成立
・集中中に揃ったらパンクのピンチ

 ともかく、「ドクロが揃えば何かが起こる!?」ってなわけで、良くも悪くもドキドキワクワクさせてくれる名キャラクターだった。

 また、集中役突入を期待させるユニークな演出もあった。シングルボーナスが揃うと集中役の成否を問わず数ゲームの間リール制御が変わって、シングル絵柄の「AAA」「ZZZ」が立て続けにテンパイ。「ピコピコピコ…」というテンパイ音とともにプレイヤーを煽ってくれるのである。

 当時、集中役搭載機といえば、「打倒チャレンジマン」を掲げ一発逆転性能を追求した『アラジン』が巷のギャンブラーたちに大人気だったが、上記のとおりギャンブル性を控えて遊び心を追求した『チャレンジマンAZ』の方が個人的には好印象で、よくプレイした。

 ドクロが揃うたびにドキドキし、AZ絵柄が「ピコピコピコ…」とテンパイするたびにワクワクしていた日々から、気がつけばもう30年。しかし、ビッグが揃った時に流れる「オモチャのチャチャチャ」のメロディは、いまもまだ耳に鮮明に残っている。

(文=アニマルかつみ)

JRA秋華賞(G1)岡田代表デアリングタクト、「ファンが望めば」熱い想いに競馬ファンも大興奮……コントレイルとの対決や凱旋門賞(G1)も視野!?

 18日、京都競馬場では秋華賞(G1)が行われる。牝馬3冠の最終章のレースで、史上初となる無敗の牝馬3冠に挑むのがデアリングタクト(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)だ。

 競馬史上、これまで牝馬3冠に輝いた馬は1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、10年アパパネ、12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイとわずか5頭のみ。今年の天皇賞・秋(G1)で8冠を狙うアーモンドアイでさえ、デビュー戦を2着に敗れており、”無敗”での達成とはならなかった。

 この史上初の偉業を前にデアリングタクトが所属するノルマンディーサラブレッドレーシングの岡田牧雄代表が、非常に興味深い発言をしていたことは注目だ。

 詳細は本記事をご覧いただきたいのだが、岡田代表は『スポーツ報知』の取材に対し、デアリングタクトの今後について「私の思いはとにかく強い馬とやってほしい。例えば皆さんがコントレイルとの対戦が見たいと思えば、そうするべきだと思っている。凱旋門賞?競馬ファンが望めば、やってやりたい」と、同じく無敗3冠を目指すコントレイルや将来的な凱旋門賞への挑戦も視野に入れていることを語っている。

「近年は大手生産牧場に有力馬が集中していることもあって国内のみならず、海外のレースにG1級の馬が分散して使われることも珍しくありません。

勿論、それぞれに状態面の理由や適性の考慮があっての出走だとは思いますが、ファンからするとみたい対決が見られないという拍子抜けさせられる側面も否定できません。

一人の騎手に有力馬が集中することで競合を避ける”使い分け”や、対決を期待される馬の回避による”忖度”にファンが不満を持つのは仕方がないかもしれません」(競馬記者)

 そんな状況下、岡田代表のファンの希望を優先したいという発言は、競馬ファンなら誰もが感動するといっても過言ではないだろう。

 昨年11月に京都でデビュー勝ちしたデアリングタクト。2戦目となった2月のエルフィンS(L)では女傑といわれたウオッカのマークした同レースのレコードを0.1秒更新する1:33.6で駆け抜けた。一部では早くも”ウオッカ超え”の声も聞かれたほどのパフォーマンスに一躍クラシック候補と呼ばれる存在になる。

 桜花賞(G1)ではレシステンシアに1番人気を譲った。ライバルが前哨戦のチューリップ賞(G2)を3着に敗れていたとはいえ、5馬身差で圧勝した昨年の阪神JF(G1)と同じ舞台設定であること、現役最多5勝を誇る”桜花賞男”武豊騎手がコンビを組んだこともあり、デアリングタクトは2番人気に甘んじた。

 だが、レース後には2頭の立場は逆転する。

 フルゲート18頭のレースは雨で重馬場になった馬場も先行馬に味方した。スマイルカナが逃げ、レシステンシアは2番手から追走する。デアリングタクトは前にいる馬が邪魔になり、後方からの競馬。直線半ばで逃げ粘るスマイルカナを交わしてレシンステンシアが先頭に立ち、このまま2頭の前残りかと思われた展開を外から豪快に差し切った。

 必勝パターンで完敗を喫したレシステンシア陣営は、矛先をNHKマイルC(G1)に切り替えることになった。桜花賞の1600mからオークスは距離が延びて2400mとなることも、同馬の父が短距離向きのダイワメジャーということもあって、逆転の望みが薄いと判断された可能性が高いだろう。

 2冠目をかけたオークス(G1)のデアリングタクトをファンは単勝1.6倍の圧倒的1番人気に支持した。だが、楽勝を期待されたこの舞台で思わぬ苦戦を強いられることになる。18頭立てのレースで2枠4番からのスタートとなったデアリングタクトは、外から次々に被される展開にポジションを悪くしてしまう。

 奇しくも桜花賞を思わせる苦しい展開に、手綱を取った松山弘平騎手も嫌な予感がしたかもしれない。直線で前にいた他馬が横並びになる危機に陥ったが、1頭分だけ空いたスペースをすり抜けることに成功。逃げ込みを図ったウインマリリンを何とか半馬身捉えてゴールした。

「春の2冠で不利な展開を跳ねのけたことも、余計にデアリングタクトの強さを際立たせたといえます。いずれも並の馬なら大敗してもおかしくない展開でしたが、それでも負けませんでした。

ただ、不安要素があるとすれば松山騎手かもしれません。勝利こそしましたが、内容としては馬の力に助けられたと見るべきです。

ラスト1冠が懸かる舞台では、自身の好騎乗で無敗3冠をエスコートしてもらいたいですね」(同記者)

 当初、ローズS(G2)を使うと見られていたが、秋華賞に直行することになったデアリングクト。大一番を前に試運転が出来なくなったことは不利にも感じられる。

 その一方、秋華賞では昨年のクロノジェネシス、18年のアーモンドアイと、2年連続オークスから直行で勝利を収めていることは好材料かもしれない。

 馬の力は足りているだけに、後は松山騎手のエスコート次第といったところだろうか。