信長も信玄も使ったハンコ、吉田茂も岸信介も使った花押…文書史から考える日本の印鑑文化

武家時代は「印鑑」じゃなくて「花押」

 コロナ禍で在宅勤務が増え、押印のためだけに出社せざるを得ないという苦情の声が高まった。その結果、菅義偉総理が就任して目玉政策のひとつになったのが、押印の廃止である。

 日本のハンコ文化はいつからこんなに隆盛したのであろう。少なくとも明治以前ではそうではなかった。たとえば、鎌倉幕府には「鎌倉幕府之印」はなかった。源頼朝や北条時宗が個人のハンコを持っていたというのも聞いたことがない。

 日本のハンコで最も有名なもののひとつが、古代に中国(漢)から賜った「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)の印であろう。このことが示すように、日本のハンコ文化は中国からの輸入である。中国を模して日本にも律令制度が導入されると、官庁や地方行政機関が官印を使用するようになった。

 しかし実務的には、法令文書には担当の官吏が署名をすることが一般的で、官吏個人が私印を持つことはなかった。平安時代中期頃から、署名を図案化することが流行した。この図案化された署名を「花押」(かおう)という。

 鎌倉幕府の実務を構築していったのは、京都から下向した大江広元(おおえの・ひろもと)などの下級官吏なので、鎌倉幕府はハンコではなく、花押による書状発給が主体となった。

 では、花押ってどんなものか? 署名の草書体を図案化したものが徐々に変化し、名前の一字を図案化したものや、名前の偏(へん)と旁(つくり)を組み合わせたものなどがあった。たとえば、源頼朝の花押は頼の偏「束」と朝の旁の「月」を、北条時政は時の偏「日」と政の旁の「攵」を組み合わせたものだといわれている。

「字からつくる」から「形に合わせる」への変化

 武家は上下関係が厳しく、下の者が上の者に倣う傾向が強い。

 やがて北条家が幕府の実権を握ると、武士たちは「時政流」に似せた花押を使った(実は時政の子・二代執権の北条義時はまったく違うパターンの花押を使っていた。「義時流」の花押は、北条家の嫡流である得宗[とくそう]家が使い、他家は模倣を遠慮したようだ)。つまり自分の名前から自由な形につくっていたものが、おエライさんパターンに形を合わせていく様式に変化していったのだ。

 足利尊氏も、旧名・高氏(たかうじ)の「高」の字を時政流にアレンジして花押をつくった(尊氏の花押は、数ある花押のなかでも最も美しい形状だとの評価が高い)。

 その尊氏が室町幕府を開くと、武士たちは「尊氏流」に似せた花押を使うようになった。

 歴代将軍の足利義満、義政、義昭はもとより、武田信玄や織田信長まで「尊氏流」に似せた花押を使っている(当然、お公家サンの花押は「時政流」「尊氏流」を模倣しない。どちらかといえば、菱形っぽい複雑な線を交差した花押が多かった。足利義満は公家と交際を深めていくと、武家様[ぶけよう]とは別に公家様[くげよう]といわれる花押を併用するようになった)。 

戦国時代にハンコ文化が復活

 織田信長は生涯に十数種類の花押を使っている。最初は「尊氏流」なのだが、途中でなんだかよくわからない形状に変化し、「麟」の字を「尊氏流」に近い形にした花押に変えている。信長の名前に「麟」の字はないのだが、平和な世の中に「麒麟がくる」という伝説にあやかったのではないかというのが、研究者の見立てだ。

 信長がはじめ「尊氏流」の花押を使いながら、その後に「尊氏流」ではなく、それまでにまったくなかったような花押を使ったことが示すように、戦国時代は世の秩序だけでなく、「右に倣え」の「尊氏流」花押もすたれ、みんなオリジナリティあふれた花押を使うようになった。

 また信長といえば、「天下布武」(てんがふぶ)の印が、「漢委奴国王」の印と同じくらい有名であろう。

 戦国時代はハンコが復権した時代でもあった。

 戦国大名が領地を増やしていくと事務量が膨大となり、とってもじゃないけどいちいち手書きの花押を書いていたのじゃ追いつかなくなっていったのだ。

 山室恭子著『中世のなかに生まれた近世』(講談社学術文庫))によれば、その先駆者が小田原北条氏で、1540年代後半にハンコの印判状(いんばんじょう)が花押の判物(はんもつ)の数を超えたという。武田信玄で有名な甲斐武田氏で1560年代。上杉謙信で有名な越後上杉氏でも1580年代に印判状が急増している。

 ところが、こうしたハンコ文化は東国に顕著である一方、西国の毛利・島津氏などは印判状を使わず、昔ながらの花押を書いていたという。なぜ毛利・島津氏でハンコ文化が普及しなかったかといえば、小田原北条氏や甲斐武田氏の家臣が小粒の豪族が多かったのに対して、毛利・島津氏の家臣には比較的大身の豪族が多く、「ハンコじゃなくて、サインにしてくれ」という御仁が多かったのではないかと推論されている。

 ハンコの印判状と花押の判物では、後者のほうが格上だった。武田信玄の子・勝頼は「今、手をケガしてるからサインできないんだ。ハンコで勘弁してくれヨ」という印判状を送っている。島津義久や黒田長政も同じような書状を出しているという。ハンコは花押の代用だったのだ。

信長・秀吉をマネせず、家康をマネする

 信長がコロコロ花押を変えたせいなのか。それとも、戦国武士の気風が他人のマネを潔しとしなかったのか、戦国時代の花押は百花繚乱。みんなバラバラだった。

 豊臣秀吉の花押は、名前の音読み「シュウキツ」を縮めて「シツ:悉」の字をアレンジしたのだという。こんなにひねった作り方が後の世に正確に伝わっているということは、秀吉は得意満面、このアイデアを披歴していたのだろう。

 徳川家康は「初め駿河の今川義元の人質となり松平元信ついで元康と名乗ったころ、義元の花押を模した花押を用いたが、桶狭間の合戦で義元が敗死すると、今川と手を切って徳川家康と名乗り、花押も改めた。これは『悳』(『徳』の古体)の草体を、上下の太い二線(天地)をベースにまとめた形で、中世以来禅僧がよく用いた図形的な型を導入したものと考えられる」(『週刊朝日百科 日本の歴史別冊 歴史の読み方8 名前と系図・花押と印章』の佐藤進一氏の論考)というのだが、実際は徐々にアレンジしていったら、上下の太い二線をベースにまとめた形に落ち着いたのだろう。

 江戸時代になると、当然、武士たちは「家康流」に似せた花押を使いだす(ヤフオクの出品物で、江戸時代以前の古文書だとされているのに「家康流」の花押を据えたものがあったら、偽物の可能性が高いので要注意だということだ。逆も真なりで、売り主が何かよくわかっていない古文書を、筆者は家康文書と判断して市場価格より1桁安い値段で購入したことがある。徳川林政史研究所に鑑定してもらったら本物で貴重だというので、岡崎市美術博物館に寄託した)。

 歴代将軍も「家康流」の花押を使っているのだが、圧倒的に実名のハンコ使用が多い。

 もっとも当時の花押にはハンコが多かった。どういうことかというと、型を押してなぞったり、墨で塗ったりしていた花押が少なくなかったのだ。

 なお江戸時代中期になると、「家康流」の花押に飽きてきたのか、お尻を丸める形の花押が増えてくる。

明治以後、ハンコ全盛時代へ

 武家時代はハンコではなく花押を使っていたのだが、明治新政府は明治6(1873)年の太政官布告で、書類には花押ではなく実印を使えと通達した。

 というわけで、書類にやたらハンコを押すようになったのは、明治時代以降なのだ。

 法令のなかにはハンコを押せと具体的には書いていないにもかかわらず、規則や実例でハンコを押印するように指導している事例も少なくないという。曖昧な日本文化の象徴ともいえる。

 では、花押が消滅したかといえば、そうではない。内閣の閣議書類のサインには花押が使われているのだ(現在はどうかわからないが)。伊藤博文や山県有朋ならば、明治維新以前は武士だったから当たり前なのだが、戦後の吉田茂や岸信介、池田勇人なんかも花押を持っている。

 1976年の雑誌記事によると「ある人が新しく大臣になると、内閣官房の方で、その大臣に、閣議書類にどんな署名とか花押を用いるかをたずねるのがしきたりであり、すでに、自分の花押をもっている人はいいとして、それでは花押を作りたいから誰かしかるべき人を世話してくれといわれると、内閣官房で、その斡旋をしているようである」(「歴史読本」昭和51年新年号)。ただ、武家時代の花押からすると、びっくりするくらい単線的、単純で、これならわざわざ花押にする意味がないんじゃないかと思ってしまうくらいの代物である。

 花押ですら現代に存続しているので、ハンコ廃止になっても、趣味・文化としての印章はなくならないだろう。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)など多数。

パチスロ『吉宗3』の独走を止める「超大物」!? 人気シリーズ最新作の激アツ情報…「ダブル上乗せ」の爆発力を体感せよ !!

 パチスロ分野では『吉宗3』がホールに降臨。他を圧倒する稼働をみせており、まさに独走という状況だ。

 4号機時代に「711枚」を獲得できるBBと、それが「1G連」するという強力なスペックで一世を風靡した初代『吉宗』。そのゲーム性を踏襲した本機を絶賛するユーザーは多く、導入当初から連日の高稼働を実現している。

 今後も激アツ新台が続々登場。人気シリーズ最新作『パチスロ モンスターハンター:ワールドTM』や、ノーマルタイプの王者『アイムジャグラーEX』など今後のパチスロ分野を牽引するであろうビッグタイトルが控えている。

 更には、コナミアミューズメントが誇る『G1シリーズ』の最新作『~ガールズケイリン~GⅠフェアリーグランプリ』もスタンバイ。競馬から競輪へと舞台を移した本作に注目が集まっている状況だ。

 本機には、AT突入時に「ボーナスと上乗せをダブル抽選する」という特化ゾーン「リンのごほうびちゃんす」が搭載されている。ここでは「BONUSストック×ゲーム数上乗せ」の抽選が行われており、「毎ゲーム上乗せ!?」となっているため開幕から大量上乗せも夢ではない。

 AT「GK DREAM」は1G純増約2.6枚で、消化中は「Lap」が「0」になることでバトルが発生。2~4G継続のバトルは勝率約46%で、勝利すればボーナス「GK BONUS」に当選する。

 ボーナス抽選を約1/83で行っており、ATとボーナスの連打で出玉を伸ばすゲーム性。プレミアムの赤7は「平均ストック4個」と強力な恩恵を得られる。青7の場合は「約80~400枚」の獲得が可能。ATの期待枚数は「約700枚」と、まとまった出玉獲得に期待できる仕様だ。

 通常時は、各地の競輪場をサイコロによって巡る新たな周期抽選システムを採用。止まったマスによってレース勝利に役立つアイテムをゲットできる。約1/199で突入するCZは、ベル成立時に押し順の第一停止ボタンを当てるゲーム性だ。押し順成功でAT突入への期待度が上昇する。

 低迷していた5.5号機時代における数少ない成功機『G1優駿倶楽部』。その後継機として、本作の登場を心待ちにしているユーザーも多いだろう。

 そんな「G1シリーズ」ファンに朗報だ。この度、コナミアミューズメントは、パチスロ新台『~ガールズケイリン~GⅠフェアリーグランプリ』の導入に先駆けて、PC体験版の配信を10月23日から開始した。

 このPC体験版では、本機に実装されている一部要素をPC(Windows10)上で体験できる。手順は簡単で、公式サイトからインストーラーをダウンロードし、PCにインストールするだけだ。

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JRA「泣きそう」リフレイム関係者も”やんちゃ姫”の一変に感無量……「5馬身差」圧勝もデキは6分の衝撃! エイシンヒカリ2世はもはや黒歴史か

 25日、東京競馬場で行われた5R2歳1勝クラス(芝1400m)は、木幡巧也騎手の1番人気リフレイム(牝2、美浦・黒岩陽一厩舎)が優勝。7月新潟のデビュー勝ち以来、3ヶ月ぶりとなった復帰戦を鮮やかな勝利で飾った。

「泣きそう」

 この勝利にTwitterで呟いたのが山口ステーブルだ。リフレイムの育成、調教を見守り続けて来た関係者の想いが集約された言葉だった。

 7月25日、新潟5R(芝1600m)をただ1頭、直線で外ラチ沿いを駆け抜ける衝撃的なデビューを飾ったリフレイム。エイシンヒカリ2世の声が出たほどのやんちゃな走りには、国内のみならず、SNSをはじめ海外でも大きな話題を呼んだ。

「本当に申し訳ない……」

 その一方、同馬を管理する黒岩陽一調教師からは沈痛な言葉が漏れた。最後の直線を先頭で迎えたリフレイムは、鞍上の木幡巧也騎手が必死に立て直そうとするも、結局外ラチ一杯まで逸走したままゴールした。

 この“大暴走劇”に、木幡巧騎手は「何とか我慢してくれると思っていましたが……凄い行き方で……」と肩を落とし。黒岩調教師も「大きな課題なので、時間をかけて直したい。本当に申し訳ない」と、勝った馬とは思えないような暗いムードが漂った。

 結局、この件についてJRAから平地調教再審査とする処分が下され、山口裕介オーナーのもとで調整されることになってしまった。

 関係者が「とても競馬とはいえない」と評したデビュー戦から2ヶ月半。山口ステーブルで懸命に立て直され、美浦に戻ってからは厩舎でも育成場の要望を汲んで調整に取り入たことも奏功したのだろう。美浦トレセンで行われた14日の調教再審査を見事に合格。

 この朗報に「これで漸くスタート地点。悩んできたから感慨深い」と関係者はほっと胸を撫でおろした。

「天に祈る気持ち。勝ち負けは二の次でこれがデビュー戦のつもり」

 関係者の不安をよそにリフレイムは、デビュー戦以上の衝撃的な走りで応えた。

 12頭立てのレース。好スタートを決めたが、コンビを組む木幡巧騎手は馬のリズムを重視して最後方まで下げた。前半3F35秒7と流れたスローペースを、直線に入ってもまだ最後方。だが、大外に持ち出されてゴーサインが出されると、上がり3F33秒6の豪脚で先行勢を一気に飲みこむ。手応えにまだ余裕を残したまま、2着馬に5馬身差の圧勝劇を披露した。

 レース後、木幡巧騎手は、「ほっとしました。力が違いますね。コーナー、コーナーで若干張りますが、我慢してくれた。直線も1完歩遅らせて余裕を持って走らせた。思った以上の脚を使ってくれた。成長を感じました」とコメント。管理する黒岩調教師も「今回はまずは真っすぐ走ることをテーマにやってきたので、能力を出せたことはほっとしています。次はまだ白紙です」と振り返った。

「1分22秒6の勝ち時計も優秀ながら、関係者の話ではまだ仕上がりも6〜7分というから驚きです。この内容なら距離が伸びても問題はなさそうですし、次走がますます楽しみになりました。

アメリカンファラオ産駒はダートで活躍しているカフェファラオやダノンファラオが注目を集めていますが、もしかしたらリフレイムこそ真打ちとなる可能性もありますね」(競馬記者)

 行儀の悪さを見せたデビュー戦とは異なり、2戦目では一直線に駆け上がったリフレイム。

 真価を問われる3戦目はいつになるのだろうか。

 今後の動向に注目したい大物だ。

【スワンS(G2)展望】アドマイヤマーズVSステルヴィオ、JRA京都競馬場「改修前最後の重賞」はマイルG1馬の一騎打ち!?

 31日(土)、京都競馬場ではマイルCS(G1)の前哨戦、スワンS(G2)が行われる。京都競馬場は、翌11月1日までの今開催が終わると、2023年3月まで本格的な改修工事に入るため、このレースが改修前最後の重賞ということになる。

 京都で1戦1勝、2歳時にデイリー杯2歳S(G2)を勝った経験があるアドマイヤマーズ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が実績面で一歩リードしている。

 実戦は6月の安田記念(G1)以来、約5か月ぶりで、どちらかというと叩き良化型。もし次走の本番(マイルCS)を見据えての仕上げで臨むようなら、G1・3勝の実績馬でも足をすくわれる可能性はあるだろう。

 しかし1週前追い切りを見る限り、その心配はなさそう。栗東CWで6ハロン78秒5-ラスト11秒8という好時計をマークし、順調さをアピールした。アドマイヤマーズにとって初の1400m戦で、引き続き手綱を取る川田将雅騎手がうまくエスコートできるだろうか。

 もう1頭のG1馬、ステルヴィオ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)は、池添謙一騎手との初コンビで参戦する。2年前の3歳時に京都1600mでマイルCSを制覇。しかし、それ以降は不甲斐ない競馬が続いていた。

 今年の春には高松宮記念(G1)で自身初のスプリント戦にも挑戦したが、9着と結果を出せず。前走の京王杯SC(G2)で2着に好走し、1年半ぶりに連対を果たし、復活の兆しを見せた。しかし、その後は出走を予定していた8月のキーンランドC(G3)を熱発で回避。ちぐはぐな状況が続くが、思い出の京都競馬場で豪脚復活を狙う。

 G1馬の2頭の間に割って入るならサウンドキアラ(牝5歳、栗東・安達昭夫厩舎)だろう。今年に入ってから重賞3連勝を飾り、前走のヴィクトリアマイル(G1)はアーモンドアイの2着に好走した。

 松山弘平騎手とは「4-1-0-0」の好相性を誇り、京都競馬場は「6-1-0-1」と最も得意とする舞台。なにより18戦して、掲示板を外したのは昨年のヴィクトリアマイル(7着)だけという安定感を誇る。牡馬の一線級とは初めての対戦となるが、あっさり勝っても驚けない。

 前走の朱鷺S(L)で2年ぶりの勝利を飾ったカテドラル(牡4歳、栗東・池添学厩舎)は、夏競馬を使われた強みを生かして2連勝を狙う。

 その前走は自身初の1400mに距離を短縮。これが功を奏したのか、豪快な差し切り勝ちを収めた。3歳時にはNHKマイルCで、アドマイヤマーズと0秒1差の3着という実績もある。展開が向けば、一気に突き抜ける可能性もあるだろう。

 その他には、武豊騎手が騎乗予定で1400mのリステッド競走2勝のアルーシャ(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。重賞レースでは「0-3-5-1」と超堅実なボンセルヴィーソ(牡6歳、栗東・池添学厩舎)。たとえ人気薄でもノーマークにはできない。過去5戦全てで上がり最速をマークするなど屈指の末脚を誇るシヴァージ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)も侮れない。

 改修前最後の重賞で勝ち名乗りを受けてマイルCSに向かうのは果たしてどの馬か。発走は31日、15時35分を予定している。

JRA【天皇賞・秋(G1)展望】アーモンドアイ前人未到の8冠へ、女傑クロノジェネシス初対決! ウオッカVSダイワスカーレット以来「牝馬ワンツー」なるか

 11月1日には、第162回天皇賞・秋(G1)が開催される。最大の注目は、初めて顔を合わせるアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)とクロノジェネシス(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)の牝馬2頭だ。

 1番人気はG1・7勝のアーモンドアイに落ち着くだろう。今年の始動戦となった2走前のヴィクトリアマイル(G1)では、終始楽な手応えのまま2着に4馬身差をつける横綱相撲を披露。しかし前走の安田記念(G1)は、スタートで後手を踏むと、直線では優勝したグランアレグリアに逆に突き放されて2着に敗れた。

 騎乗したC.ルメール騎手はレース後、「いつものような脚ではありませんでした。コンディションは良かったのですが……」と完敗を認めた。

 現役最強牝馬として君臨するアーモンドアイも5歳を迎え、昨年の有馬記念(G1)以降は3戦1勝と一時期の勢いはない。春には、ドバイ遠征後にレース中止が決まり、参加することなく帰国の憂き目にあった。舞台はベストの東京2000m、そして前走から十分な間隔を空けての一戦。JRA史上最多となる芝G1・8勝目を手にすることはできるか。

 アーモンドアイの最大のライバルが「現役最強牝馬」の座を狙うクロノジェネシスだ。これまでG1勝利は昨年の秋華賞と今年の宝塚記念の2鞍。しかし、11戦して「6-2-2-1」という戦績が示す通り、安定感は抜群だ。唯一、着外に敗れた昨年のエリザベス女王杯(G1)も0秒3差の5着だった。

 衝撃の強さを見せつけたのが、前走の宝塚記念だ。そのレース後、北村友一騎手は「4コーナー手前ではゴーサインを出したというよりも、馬が強くて自然に上がって行きました。手応え十分で、この手応えなら絶対伸びると思いました」とクロノジェネシスの強さを表現した。

 前走から4か月の間隔が空いたが、アーモンドアイと同じく鉄砲駆けするタイプで、このローテーションはむしろプラス。馬場がやや渋れば、アーモンドアイ以下を子供扱いしてもおかしくないだろう。
 
 牡馬勢も黙って見ているわけにはいかない。宝塚記念でクロノジェネシスの2着に飛び込んだキセキ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)は、3年ぶりの勝利を狙う。牝馬2頭とは違い、こちらは京都大賞典(G2)でひと叩きされての2戦目。

 その前走は、代打の浜中俊騎手が完璧な騎乗を見せ、マクリの競馬でグローリーヴェイズの2着に追い込んだ。理想的な形でバトンを受け取った武豊騎手が凱旋門賞不参加のうっ憤を晴らすことはできるだろうか。2年前のこのレースで見せたように逃げの手を打つのか、それとも形になりつつあるロングスパートを仕掛けるのか。どちらにしても展開のカギを握る存在になる可能性が高い。

 フィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)が東京競馬場で走るのはデビュー戦以来、2年9か月ぶりだ。これまで国内G1レースでは「3-0-0-1」。唯一の敗戦は、昨年の有馬記念(G1)で前崩れの中、4角4番手からしぶとく伸びての5着だった。

 もともとは9月のオールカマー(G2)からの始動を予定していたが、中間に軽い熱発を発症。予定を変更して、天皇賞・秋に矛先を変えてきた。3年前のキタサンブラック以来となる天皇賞・春秋連覇を狙う。

 初めてのコンビを組む福永祐一騎手は、1週前追い切りに騎乗。G1・3勝は全て3000m以上というステイヤーを勝利に導くことはできるか。

「ダノン」2頭も不気味な存在だ。ダノンキングリー(牡4歳、美浦・萩原清)とダノンプレミアム(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)は、ともに安田記念以来の競馬だが、ともに休み明けの方が高いパフォーマンスを発揮するタイプだ。

 ダノンキングリーの方は、過去2度着外に敗れているが、いずれもマイル戦だった。東京コースは、共同通信杯(G3)1着、日本ダービー(G1)2着、毎日王冠(G2)1着と実績十分。特に昨年の毎日王冠では、道中最後方からアエロリットやインディチャンプなどG1馬5頭をまとめて差し切った。最近は先行策を取っているが、1年前の末脚を発揮できれば、ここでも脅威となるだろう。

 ダノンプレミアムは、昨年4月のマイラーズC(G2)を最後に勝利から遠ざかっている。安田記念から直行というローテーションはアーモンドアイの2着だった昨年と同じ。1週前追い切りでは、併せ馬でしっかり負荷をかけてきており、勝負気配が漂う1頭だ。

 他には、久々に池添謙一騎手とのコンビでG1・2勝目を狙うブラストワンピース(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)。メンバーでも屈指の東京巧者、ダイワキャグニー(セ6歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)。そして、香港G1・2勝を含む重賞7勝の実績を誇るウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が松岡正海騎手を背に復帰予定だ。

 カデナ、ジナンボー、スカーレットカラーの3頭を加えた計12頭が登録。人気が予想されるアーモンドアイとクロノジェネシスの牝馬2頭がワンツーを決めれば、12年ぶり。前回はウオッカとダイワスカーレットが歴史に残るハナ差の大接戦を演じた。

 今年は牝馬が前評判通りの強さを見せるのか、それとも牡馬が意地を見せるのか。天皇賞・秋は、11月1日、15時40分に発走予定だ。

「人生の勝ち組」がパチンコ「遠隔」を指摘!? 愛する『北斗無双』が招いた悲劇…

 多くの人間が望むもの。それはお金に余裕のある生活ではないでしょうか。

 無論、幸せの定義は人によって様々で、必ずしもお金と幸せがイコールとなる訳ではございません。ただ、収入に比例して「心にも余裕が生まれる」のも、また事実です。

 私はホール店員時代、給料の殆どをパチンコに費やしていました。そのため、常に懐にも心にも余裕がない状況で毎日を過ごしていたのです。そのため「好きなだけパチンコを打てる経済力がほしい」と思ったことが何度あったか分かりませんが…。

 勤め先だったホールには、そんな私の願いを体現し「理想のパチンコ生活」を送っている一人のお客様がいらっしゃいました。

 その方は「大蔵さん(仮名)」。お金はもとより、心にも余裕のある羽振りのいいお客様でした。

 常にニコニコと笑顔を絶やさずに遊技。大量出玉を獲得した際は、コーヒーレディを呼んで仲のいい常連様全員にドリンクをご馳走する。そんなことを当たり前のようにしていたのです。

 スタッフに対する心配りも完璧で、体調を崩してホールを巡回していた私の異変に気付いて「今日元気ないね。大丈夫かい?」と心配して下さることもございました。

 接するだけで自然と笑顔が生まれる仏のようなお客様。恨み辛みが集中するホールで大蔵さんの存在はひと際輝いており、後光が差し込んでいるように見えたのです。

 後に常連様から聞いた話によると、大蔵さんは地域でも有名な高級料理店のオーナーを務めているとのこと。言葉を選ばずに表現するならば「勝ち組」です。「余裕がある訳だ」とスタッフ全員が羨望の眼差しを向けたのはいうまでもございません。

 そんな「仏の大蔵」が、まさか仁王像も震える“暴挙”に出るとは…。今回は、そんな忘れられないエピソードをご紹介いたします。

 この方のプレイスタイルは「これと決めた台を全ツッパする」というもの。どれだけハマろうともお構いなしで、ひたすら投資を続けるのがお決まりパターンでした。当然でしょう。誰もが羨む財産を持っていらっしゃるのですから。

 当時は、今なお絶大な人気を誇る『CR真・北斗無双』の全盛期で、大蔵さんも本機の魅力に取りつかれておりました。毎日のように来店しては全ツッパを繰り返していたのです。

 私もプライベートで『北斗無双』ばかり遊技していたので、大蔵さんと本機の話題で盛り上がることも少なくありませんでした。ただ、大好きだった『北斗無双』が「仏の大蔵」の理性を狂わせる事になるとは…。

 ある日、私が遅番で夕方からホールでの業務を開始すると、いつものように大蔵さんが『北斗無双』を遊技しておりました。島を巡回している際「調子はどうですか?」と尋ねると「今日は駄目だよ。すでに赤保留を3回外している」とのこと。

 ただ、相手は資金力のある大蔵さん。まだまだ余裕があるとは思いますが、私は「すぐに当るといいですね。頑張ってください」と励ましの言葉を入れてその場を去ったのです。

 1時間ほどたったでしょうか。再び『北斗無双』の島を巡回すると、私を見つけた大蔵さんが近寄ってきて「今日はだめだ…。今度はキリン柄が出たのに外れたよ」と微笑んでおりました。

 ただ、この時の私は若干の違和感を覚えました。いくら資金に余裕があるといっても、度重なる激アツ外しは相当堪えたのではないか。と感じたのです。

 私はすかさず「何がきても当たらない日ってありますよね。日を改めてチャレンジしたほうがいいかもしれません」とフォローを入れました。すると「そうだよねえ。気を使ってくれてありがとう」といってその場を後にしたのでした。

 それからどれぐらいの時間が経ったでしょうか。休憩や事務作業などを終え、ホールに戻ってみると「流石に今日はもう帰るだろう」と思っていた大蔵さんが、私の助言などお構いなしに「全ツッパ」を続行しているではありませんか。

 心配になって度々様子を伺っていたのですが、データ表示器の回転数は900、1000、1100と次第に増えていくばかり。その頃の大蔵さんの表情は、まるで能面。笑顔は完全に消え去っていたのです。

「大丈夫かな」と不安を抱いたその瞬間…。

 急に席を立った大蔵さんは猛然と私の元へ詰め掛かり「おい!いい加減にしろよ!金保留が来ても何が来ても当たらねえぞ!」と罵声を浴びせてきたのです。

 私は驚きながらも「落ち着いてください!」と熱くなっている大蔵さんをなだめようとしました。しかし、「こんなに当らないなんてあり得ねえだろうが!」とヒートアップして言葉遣いもどんどん悪くなっていったのです。

 挙句には「俺の台を操作してるんじゃないだろうな!」とありもしない事実を疑い出す始末…。もはや私ひとりの手には負えない状況となってしまいました。

 最終的にはホール責任者が対応をとり、更には店長までもが事態の収拾を図ろうとホールに出向いたのです。

 必死の説得の末、大蔵さんも冷静を取り戻し「つい熱くなってしまいました。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と深々と頭を下げて終息を迎える事となりました。

 ニコニコと笑顔を絶やさない仏のような大蔵さんが、仁王像も顔負けの形相で問い詰めてきた。あまりにもギャップが激しかったために、トラウマになりかけたエピソードでございました。

(文=ミリオン銀次)

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【アルテミスS(G3)展望】JRA関東リーディング争う4騎手がそろって有力馬に騎乗! 3連勝狙うソダシはファンに「白毛」初お披露目!

 31日(土)には、東京競馬場で2歳牝馬限定のアルテミスS(G3)が開催される。関東リーディングを争う4人の騎手はそろって有力馬に騎乗を予定している。

 吉田隼人騎手を背に、デビュー3連勝を狙うのはソダシ(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。祖母シラユキヒメから続く白毛一族の3代目で、その美しい白い馬体を競馬場のファンに披露するのは初めて。

 前走の札幌2歳S(G3)は、ハイペースのなか、積極果敢に先行。4コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切り、牡馬を一蹴した。デビューからの2戦は洋芝1800m戦が舞台だった。初めての東京で、切れ味勝負になれば当然苦戦も予想される。今後に向けて真価が問われる一戦になりそうだ。

 鞍上の吉田隼騎手は、東京競馬場で騎乗するのは昨年10月以来、1年ぶり。逆転で関東リーディングを狙うためにも重賞制覇で勢いをつけたい。

 現在、関東リーディング首位に立つ横山武史騎手がアルテミスSで騎乗するのは、ソダシと同じくデビュー2連勝中のウインアグライア(牝2歳、美浦・和田雄二厩舎)だ。

 ソダシと違うのは、新馬戦ですでに東京マイルを経験済みという点。しかもその時2着に破った相手は超良血馬ブエナベントゥーラだった。前走のコスモス賞(OP)でも、良血カランドゥーラを撃破。マツリダゴッホ産駒ということもあり、デビュー当時は無名の存在だったが、3連勝を飾れば、堂々主役として牝馬クラシック路線に向かうことになるだろう。

 鞍上の横山武騎手は、4月のフローラS(G2)をウインマリリンで制覇。自身重賞2勝目を再び「ウイン」の馬で狙う。

 8月の新潟で素質馬のレッドベルオーブを下し、デビュー勝ちを収めたストゥーティ(牝2歳、美浦・奥村豊厩舎)も上位を狙える1頭だ。

 父は新種牡馬のモーリスで、産駒待望の重賞初制覇が懸かる。母のリラヴァティは、桜花賞(G1)と秋華賞(G1)にも出走。4年前のマーメイドS(G3)を6番人気で制した実力馬だった。

 鞍上は三浦皇成騎手を予定。自身初の関東リーディングを狙える位置にいる。ストゥーティとの初コンビで勝ち鞍を上積みできるか。

 関東リーディングを狙える圏内にいるもう1人が田辺裕信騎手だ。アルテミスSではテンハッピーローズ(牝2歳、美浦・高柳大輔厩舎)に騎乗を予定している。

 8月の小倉で新馬戦を勝ち上がったテンハッピーローズ。前走のサフラン賞(1勝クラス)では、評判馬サトノレイナスに迫る2着に好走した。過去2戦で手綱を取った福永祐一騎手は前走後に「いいポテンシャルを感じた。しっかりしたら化けるかも」と期待のコメントを残している。

 バトンを受けた田辺騎手は、このレース通算「2-0-1-3」と相性がいい。自身初の関東リーディングに向け“景気付けの一勝”を挙げられるか。

 その他には、C.ルメール騎手が騎乗予定で、母クルミナルは桜花賞2着、オークス3着というククナ(牝2歳、美浦・栗田徹厩舎)。半兄に重賞3勝のトリオンフがいるクールキャット(牝2歳、美浦・奥村武厩舎)。半兄に2歳重賞2勝のニシノデイジーがいるニシノリース(牝2歳、美浦・土田稔厩舎)。札幌2歳Sでは、上がり最速の脚でソダシに迫ったユーバーレーベン(牝2歳、美浦・手塚貴久厩舎)などが出走を予定している。

 阪神JF(G1)へ向けた重要な一戦は、31日15時45分に発走を予定している。

パチンコ新台「ST突入率100%」で“充実出玉”を実現!「怪物級」コンテンツ待望のデビューを盛り上げる「激アツ情報」!!

 ホールを盛り上げている新台。パチンコ分野では『牙狼』『エヴァンゲリオン』といった超大物と共に登場した『P戦国乙女6 暁の関ヶ原』の好調ぶりが目立つ。

「天下分け目の関ヶ原RUSH」の継続率は約80%、その間の「1500発比率は75%」とライトミドルとは思えぬ出玉性能を実現した。注目の「遊タイム」は、大当り終了後から666回転消化で171回の時短がスタートする。

 この間は約1/47.0で大当りを抽選。「遊タイム発動=大当り濃厚」と救済システムと呼ぶに相応しい仕様だ。遊びやすさと、高い出玉性能を有した仕上がりと言えるだろう。ロングヒットを予感させている。

 このように大きな反響を得ている新台だが、今後も話題作が続々とデビュー予定となっておりファンのボルテージは高まっている状況だ。

 その中でも注目したいのは、「藤商事は、変わります」との宣言と共に発表された『Pとある魔術の禁書目録』。シリーズ累計で3100万部を突破しているという“怪物級”の作品を題材にした新機種が11月に降臨する。

 通常時の大当り確率は1/319.6のミドルタイプ。大当り後は例外なく、継続率約79%のロングST(154回)へ突入する。STは、プレイヤーが選択できる4つの演出モードを用意。原作の世界観を味わえる工夫が施されている。

 右打ち中は大当りの「70%が1500発」となっているため、瞬時にして大量出玉の獲得も可能だ。出玉感も備わっているため、コアなパチンコユーザーも納得できる仕上がり。高いポテンシャルを秘めていると言えるだろう。

 本機は遊タイムも搭載しており、通常時(低確率)を800回転消化させると時短が1214回転まで継続。その点も好評を得そうな気配だ。

「新基準機最高クラス」「待望のハイスペックST」「超高速変動」と宣言する本機が激アツの新台バトルを勝ち抜くのだろうか。導入後の反響に注目したい。

 満を持して登場する『Pとある魔術の禁書目録』の仕上がりに期待は高まるが、ファン必見の情報は他にも存在する。

 藤商事は本機の導入を記念してLINE友だちカウントダウンキャンペーンの開催を発表した。期間中にメニューアイコンをタップすると、日替わり壁紙がプレゼントされる様子。スタートは10月26日を予定している。興味のある方は公式HPをチェックしてみてはいかがだろうか。

 新台のキャンペーンといえば、『ぱちんこ 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえver.』の全国ホール導入開始を記念したキャンペーンも開催されている。

 同社公式Twitterアカウントをフォローして、該当ツイートをリツイートするのみ(同社公式LINEからも応募可能)。抽選で9名にキュゥべえをモチーフとしたオリジナルQUOカード(1,000円分)が当たるという内容だ。

 応募期間は10月19日から11月2日まで。詳細は京楽産業.HPを確認していただきたい。

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パチンコ「勝率大幅アップ」を狙う…設定看破スキルのアップへ挑む!!

 2018年の2月から施行された規則改正によって誕生した設定付きパチンコ。SANKYOの『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ』が市場に初導入されてから数々の設定付きパチンコがホールに登場した。

 しかし、パチンコを古くから支えてきた習わしによって完全にその利点を活かしきれているとは言い切れない状況にあって、「どうせ高設定なんて入れてないだろう」という偏見への囚われと相まって、私は設定を非常に軽視しながら設定付きパチンコをプレイしているのである。

 必ずしもこの態度だけが理由ではないが、去年あたりから非常にパチンコの負けが込みだしてきて、これはもう少し真摯に向き合わないとキャリコネニュースあたりに「負けるとわかっても打ってしまう。趣味も居場所もない中年男性がハマるパチンコ沼」みたいなネット記事の主人公になってしまう。

 そこで、勝率を上げるために必要な「設定看破」のスキルをアップさせようと思いついたわけである。高設定、特に設定6の破壊力はすさまじい。掴めば間違いなく高確率で勝利をモノにできる。

 先の『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ』でいえば、設定1と設定6ならボーダーが10個くらい変わるとその能力の差は歴然。このように、現代のパチンコシーンにおいて、設定推測は勝利を手にするためのマストテクニックとなっている。

 まずは訓練あるのみ。そういうことで今回、777TOWNの搭載機種で設定推測に挑戦しようと思う。実戦マシンは『P SHOW BY ROCK!!』。設定推測要素の出現タイミングなどがわかりやすく、数も少なめので私のような設定推測ビギナーにもってこいである。

 基本的な設定判別を示唆する演出は5つ。まずは通常時の変動開始時。本機は電源ON後、10回転以内まで、変動開始時にプッシュボタンが光る演出が組み込まれている。この演出が発生すれば設定2以上の期待度がアップ。さらに光の色が赤の場合は設定4以上が濃厚となっている。

 バーチャルホールなのでこれに対応しているのか若干の不安があったが、ちゃんと4回転目にボタンの透明部分がチカチカ光った。その瞬間、思わず「おぉ」と声を漏らし、感動にも似た感慨を覚えたのである。

 これが設定看破の面白さなのであろう。当然、勝ち負けの部分が大きいが、優越感というか自尊心というか、そのあたりの感情を刺激される。

 この光、残念ながら赤くはなかったので、とりあえず設定2以上のチャンスがある台とみなすことができる。無事に推測要素を1つ獲得した。

 しかし、これからが大変で、どの要素も出現率がそれほど高く設定されていない感じで、通常・確変を含んだトータル回転数が3000回を超えても4~5回しか設定示唆演出を確認できないのである。

 もっとも、残りの設定示唆演出、「通常時のヘソオーバー入賞時ボイス」「大当り中のオーバー入賞時カットイン」「サミートロフィー」「ライブビューイングモード終了時のメロディシアンギミックの色」の4つのうち、「大当り中のオーバー入賞時カットイン」以外は確認できたので、悪くはないとは思う。

 では、設定示唆演出の詳細を紐解いていこう。「通常時のヘソオーバー入賞ボイス」。これはヘソ保留が満タンの状態でさらにヘソに入賞した場合に発生する可能性のある演出で、「ワオ☆」は設定2以上で出現しやすく、「イェーイ☆」なら設定4以上が濃厚、「ワオ☆最高に輝いてるね」なら設定6が濃厚となる。

 出現したのは「ワオ☆」が2回。つまり、朝イチボタンと同様で、「もしかして設定2かも」圏内から脱出できずにいる状況である。これなら展開の良し悪しで即離脱する立ち回りの選択肢もある。

 次の「ライブビューイングモード終了時」。結果表示の画面で液晶右のクリスタルのような役物の色がピンクなら偶数設定示唆、水色の場合は奇数示唆、金色なら設定4以上が濃厚となっているのだが、パチスロでもこの手のやつはどっちも出現して結局わからないみたいなことになるパターンが多いのだが、今回もそれ。2回の出現機会でピンクと水色1回ずつであった。

 そして、最後にして最高にわかりやすい「サミートロフィー」。銅<銀<金<キリン柄<虹の順に、設定2以上濃厚→設定3以上濃厚→設定4以上濃厚→設定5以上濃厚→設定6以上濃厚と振り分けられている。ここで「金」が出現! 設定4以上が濃厚となった。

 ただ、この時は確変モード「グレイトフルロックフェスティバル」を17連、23連と40回ほど演出登場機会がありながら、わずかに「金トロフィー」1回の出現に留まり、現実的にはこれによって判別するのは厳しいような印象もある。

 まあ、とにもかくにも、どうにか最終的に「この台は『設定4』だ」と推測できるまでに至った。この設定推測という視座に立ってパチンコを打ち込むのもなかなか趣きがある。

 いつもと違う風景からパチンコを捉えられる貴重な機会でもある。これを続けて私もいつか大金持ちや! げへげへ。

(文=大森町男)