JRA池添謙一「言い訳の言葉もない」痛過ぎた騎乗停止! やる気満々も予定していたお手馬大放出…… 重賞大攻勢はまさかの大猛省に

「言い訳の言葉もないです。自分が悪い。10レースすいません。反省してまた頑張ります」

 池添謙一騎手が自身のTwitter( @0723Kenchan)でツイートした反省の弁だ。

 謝罪の対象となったのは、1月31日に中京競馬場で開催された10R美濃S(4歳上3勝クラス)の裁決についてである。このレースで1番人気ヒートオンビートに騎乗した池添騎手。先に抜け出して粘り込みを図るネプチュナイトを何とかゴール直前で捉え切り、ハナ差で勝利を飾っていた。

 しかし、道中では最後の直線コースでヒートオンビートが内側に斜行したため、シャイニーゲールの進路が狭くなる不利を受けた。この件について、ヒートオンビートに騎乗していた池添謙一騎手は、2月13日(土)から2月21日(日)まで9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止処分が下された。

 単勝1.9倍の圧倒的1番人気に騎乗していたこともあり、池添騎手にとっても負けられないレース。不利を受けた影響もあって、6着に敗れた被害馬シャイニーゲールの陣営には気の毒な結果ではあるが、池添騎手の斜行も決して故意に行われたものではない。あくまで勝つために必死に乗ったがための、勝負のアヤだったといえるだろう。

 だが、降着という最悪の事態こそ避けられた池添騎手だが、勝利と引き換えに失った代償の方がはるかに大きかったというほかない。

 池添騎手は先述のツイートに続いて「京都記念モズベッロ、ダイヤモンドSオーソリティ、フェブラリーSエアスピネル(号泣の絵文字)」と、騎乗停止期間に予定していた複数の重賞レース有力馬とのコンビが叶わなくなったことを投稿した。

「どの馬もチャンスのあるラインアップだっただけに、池添騎手にとってもこれは痛恨ですね。モズベッロはコンビを組んだ昨年の宝塚記念(G1)で3着の実力馬です。ぶっつけになった有馬記念(G1)は15着に敗れましたが、前走のAJCC(G2)はロスのある勿体ない競馬で5着と復調を感じる内容でした。

また、オーソリティは現役時代のお手馬だったオルフェーヴル産駒と、思い入れのある馬ですからね。エアスピネルにしても芝でG1級の実績馬。ダートに矛先を変えてから徐々に適応を見せ始めていただけに穴で面白い存在でした」(競馬記者)

 自身が撒いてしまった種が重賞のお手馬大放出にまで発展してしまったことは、大きな誤算となったとはいえ、そこは結果で評価されるプロの世界でもある。

 大猛省した池添騎手が復帰後にどのような手綱捌きを見せてくれるのか。失地回復に期待したいところだ。

日本企業、世界のパワー半導体市場で存在感高まる…“すり合わせ”技術、競争力の源泉に

 近時、パワー半導体分野で新しい取り組みを進める日本企業が増えている。広島県にて、三菱電機はパワー半導体の新しい製造拠点の稼働を目指している。東芝も国内での生産能力の増強に取り組む姿勢を鮮明にしている。また、富士電機は中期経営計画のなかでパワー半導体の成長力強化に取り組むことを明記した。さらに、ロームは次世代のパワー半導体市場でのシェア拡大を目指す。

 パワー半導体分野では、日本企業が“すり合わせ”の技術を磨いて競争力を発揮してきた。特に、日本の自動車業界は、パワー半導体の開発に向けた各社の取り組みに無視できない影響を与えた。それぞれのメーカーは、既存分野での技術の向上や新しいパワー半導体関連の部材の実用化などに取り組み、さらなる競争力の強化を目指している。

 コロナショックを境にDX(デジタル・トランスフォーメーション)をはじめ、世界経済の環境変化のスピードは加速している。それに加えて、中長期的に世界のパワー半導体需要は増え、企業間の競争はさらに激化するだろう。そのなかで、日本のパワー半導体関連企業が総合的なモノづくりの力を発揮してより多くのシェアを獲得し、成長を実現することを期待したい。

意外と知られていないパワー半導体の役割

 半導体と聞くと、CPU(中央演算装置)などを思い浮かべることが多い。しかし、パワー半導体は、CPUやメモリとは異なる電子部品の一つだ。

 そもそもパワー半導体は、電力の供給やその流れのコントロールを行う電子部品だ。主な種類に「パワーMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)」や「IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)」がある。トランジスタとは、電子回路にて信号の増幅(小さな信号を大きくすること)や、スイッチング(電気を流したり止めたり)する電子部品のことを言う。

 電源が必要な機器には、パワー半導体が欠かせない。その領域は広く、スマートフォンをはじめとするITデバイスに始まり、LED照明、白物家電、自動車、ロボットなどの産業機器、鉄道、送電網など多岐にわたる。具体的には、各製品や機器のインバータなどの電源回路にパワー半導体が組み込まれる。自動車の場合、ハイブリッドカー(HV)など自動車の電動化が進むにつれて「パワー・コントロール・ユニット(PCU)」の性能向上が走行性能を左右するようになった。PCUにはパワー半導体が組み込まれ、それが車両の性能向上を支える。そう考えると、自動車産業が国内パワー半導体業界に与えた影響は大きい。

 CPU(中央演算装置)やNAND型フラッシュメモリは、比較的小さな電力で効率的に計算やデータを記録・保存する。そのため、回路線幅の微細化と高集積化が進んだ。それに対して、パワー半導体はより多くの電力を管理し、高温への耐性が求められる。つまり、メモリなどの情報通信関連の半導体とパワー半導体の使用目的は異なり、前者はITデバイスなどの“頭脳”に、パワー半導体は“筋肉”に例えられることがある。

 また、パワー半導体の分野では、その部材(材料)としてシリコンに加えて、炭化ケイ素や窒化ガリウムが注目されている。その理由は、電力損失の抑制や、高温への耐性、小型化を目指すためだ。炭化ケイ素や窒化ガリウムを用いたパワー半導体は「次世代パワー半導体」と呼ばれることもある。なお、次世代パワー半導体の生産コストは相対的に高い。

パワー半導体分野における日本企業の存在感

 現在、日本のパワー半導体業界は、世界市場のなかで相応の存在感を示している。日本の企業は、同分野で3割近い世界シェアを維持している。国内最大手は三菱電機であり、それに東芝、富士電機、ルネサスエレクトロニクスが続く。また、ロームも次世代のパワー半導体分野でシェア拡大を目指している。

 それに加えて、トヨタ自動車は、デンソーと豊田中央研究所との共同によってパワー半導体の研究開発と、実用化に取り組んでいる。日立製作所はグループ企業と共同でパワー半導体への取り組みを進め、高電圧に対応したパワー半導体を用いたEV(電気自動車)向けのインバータを開発した。存在感という点で考えると、一般的に指摘されているよりも、世界のパワー半導体市場における日本企業のプレゼンスは大きい可能性がある。その状況は、メモリなどの情報通信関連の半導体とは対照的だ。現状、メモリ分野ではキオクシア(旧東芝メモリ)が、CMOSイメージセンサ(画像処理の半導体)ではソニーが競争力を発揮しているが、日本全体で見るとメモリ分野などでの競争力は低下した。

 国内パワー半導体業界の競争力を支える要因は複数考えられる。その一つとして注目したいのが、“すり合わせ”の技術だ。日本経済にとって、自動車産業は経済の屋台骨だ。自動車各社はHVシステムの実用化や性能の向上などを目指して、サプライヤー各社に新しいパワー半導体の実現を求めた。それは、国内パワー半導体分野でのイノベーションを支え、世界市場でのシェア維持を支えた大きな要因だろう。

 その影響は、パワー半導体という製品に留まらない。日本では、ロームが炭化ケイ素製のウエハーをスイスの半導体大手のSTマイクロエレクトロニクス社に提供している。他方、日本企業は、シリコンウエハーを用いたパワー半導体分野でも、技術の革新に取り組んだ。例えば、三菱電機は次世代パワー半導体の生産を目指すことに加えて、東京大学と共同で電流のオン・オフ時の電力損失を抑えるシリコン製パワー半導体向けの新しい技術を開発し、実用化を目指している。以上をまとめると、個社ごとに事業戦略の違いはあるが、日本全体で見ると、既存技術の改善と次世代製品市場でのシェア拡大の両面でパワー半導体業界はシェアの獲得に取り組んでいる。

パワー半導体各社に求められる変化への対応力

 中長期的に、世界全体でパワー半導体の需要は高まるだろう。自動車分野では電動化(HV、PHV、EVなどへの取り組み)が進み、自動車に搭載されるパワー半導体の数は増える。また、環境面でも需要は拡大する。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの利用拡大のためにパワー半導体は欠かせない。欧州各国や米国のバイデン政権は環境対策で景気回復を目指す「グリーン・リカバリー」を重視している。パワー半導体関連の技術向上は、各国の環境政策にも無視できない影響を与える。そうした需要を獲得するために、パワー半導体業界での競争は激化している。

 他方、世界の半導体業界全体では、設計・開発と生産の分離が加速している。昨年後半以降の世界的な半導体の需給ひっ迫は、自動車やIT機器向けの半導体需要が高まるなかで、台湾のTSMCなどファウンドリーに半導体の生産が集中したためだ。世界的な半導体の設計・開発と生産の分離は、日本のパワー半導体業界にとって他人事ではない。各社はそうした変化に的確に対応しなければならない。パワー半導体を生産してきた日本企業にとって、自社で設計・開発・生産までを手掛ける垂直統合のビジネスモデルを見直し、より効率的なビジネスモデルの確立を目指すことの重要性は高まっている。

 すでに国内のパワー半導体業界では、外部への生産委託の割合を引き上げようとする企業がある。それによって企業は設備投資への負担を引き下げつつ、次世代のパワー半導体の創造や既存技術の改善に注力することができるだろう。

 その上で各社は、新しい発想に基づいたパワー半導体が実用に耐えうるか否かを迅速に検証する体制を整え、競合相手に先駆けて市場に投入しなければならない。それは、最先端の分野では高付加価値の製品創出に取り組み、既存分野ではより効率的な製造技術を確立するという意味での総合力の重要性が高まっていることを意味する。

 現在の世界市場における国内パワー半導体企業のシェア水準や、財務的な健全さを考えると、各社がビジネスモデルの変革を進めつつ、新しい製品の創出などに取り組むことは可能だろう。各社トップが事業戦略を明確化して、組織全体を一つにまとめ、さらなる成長を目指す展開を期待したい。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

●真壁昭夫/法政大学大学院教授

一橋大学商学部卒業、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学大学院(修士)。ロンドン証券現地法人勤務、市場営業部、みずほ総合研究所等を経て、信州大学経法学部を歴任、現職に至る。商工会議所政策委員会学識委員、FP協会評議員。

著書・論文

『仮想通貨で銀行が消える日』(祥伝社、2017年4月)

『逆オイルショック』(祥伝社、2016年4月)

『VW不正と中国・ドイツ 経済同盟』、『金融マーケットの法則』(朝日新書、2015年8月)

『AIIBの正体』(祥伝社、2015年7月)

『行動経済学入門』(ダイヤモンド社、2010年4月)他。

JRAラウダシオン「分身」被害馬がシルクロードS(G3)で引退。重賞3勝馬をまさかのスルーで競走生活に幕引き……

 1日、重賞3勝の実績を持つプリモシーン(牝6歳、美浦・木村哲也厩舎)が引退し、繁殖牝馬入りすることが明らかになった。所有するシルクホースクラブが発表している。

 18年のフェアリーS(G3)を制したプリモシーン。桜花賞(G1)で6番人気、NHKマイルC(G1)で5番人気に支持されるなど、同世代の中で上位の評価を受けた。初の古馬対戦となった関屋記念(G3)で重賞2勝目を飾り、翌年のヴィクトリアマイル(G1)はタイム差なしの2着に健闘。さらに20年の東京新聞杯(G3)を勝つなど、牡馬顔負けの活躍をした。

 だが、昨年のダービー卿CT(G3)で1番人気に支持されるも5着、ヴィクトリアマイルは2番人気で8着と人気を裏切る結果に終わった。京阪杯(G3)で初のスプリント戦に挑戦するも10着、そしてラストランとなったシルクロードS(G3)は12着。引退の花道を飾ることが出来なかった。

 惨敗に終わった引退レースだが、プリモシーンにとってショックだったのはこれだけでない。

 シルクロードSの模様はフジテレビ系列で中継され、レース実況は東海テレビの加藤晃アナウンサーが担当した。18頭立ての1200m戦ということもあり、ゲートが開くと矢継ぎ早に隊列の状況を言いあげる。

「モズスーパーフレアがいきました。内でセイウンコウセイも好スタートか。外からクリノガウディー早めに前につけていく。それから内に2番のライトオンキュー、間から9番のヴェスターヴァルト、外を通りましてラウダシオンが現在5番手ぐらいの位置」

 ここまではよく耳にするお馴染みの実況である。だが、この後に多くのファンが耳を疑うことが起きた。

 続けて、中団から後方の隊列を丁寧に1頭ずつの名前を読み上げて実況。10番手にポジションを取ったシヴァージの名前を言った直後、「ラウダシオンはその後ろ、後方から」という言葉が飛び出した。

 先ほどラウダシオンは「5番手」と言った直後に、「後方から」ともう一度言われて困惑したファンも多かったのではないだろうか。実は、2頭目のラウダシオンは同じシルクレーシングの勝負服のプリモシーン。帽子の色は違うものの、同じ勝負服ということで言い間違いが起きたのだ。

 間違いは誰にでもあるもの。仕方のないことだが、プリモシーンはよりによってラストランでラウダシオンと間違えられてしまった。これに戸惑いを覚えたファンも少なくないだろう。

 東海テレビのホームページで加藤アナウンサーは競馬実況について「ドラマや季節感を出すのが競馬実況」と語っているが、今回は思わぬ“迷実況”を生み出してしまったようだ。

コロナ禍で注目の生命保険、保障額と保険料を自在に増減可能…積立金の一部引き出しも

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、保険市場にも大きな影響を与えた。病気や人の死に年齢は関係ない。感染しても死亡確率が低いとはいえ、若い世代でも死亡する例はある。

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、保険市場にも大きな影響を与えた。病気や人の死に年齢は関係ない。感染しても死亡確率が低いとはいえ、若い世代でも死亡する例はある。

 これまで若い人に保険の話をしても、拒絶されることも少なくなかった。しかし、コロナによって、「20代や独身者に保険は不要」という考えが崩れ、若い世代の死亡保険加入が急増した。たとえばアクサ生命では20代以下の契約件数が、昨年4~9月は前年同期比で約2割の増加となったという。

 保険に対するニーズにも変化が現れ、ウィズ・コロナで将来が見通せないという不確性が高まり、保険料の安さだけではなく、保障内容や使い勝手の良さという保険本来の質的な機能に光が当たるようになってきつつある。経済的な不安が国民を直撃している今、保険料を少しでも減らしたいと思う一方で、保障はキープしたいと考える人が増えるのは当然だ。

 しかし、保険料支払いが2カ月連続して未納になれば、解約返戻金のない商品は失効となる。失効とは保険の効力がなくなることで、万が一の場合でも、保険金などが受け取れない。解約返戻金がある場合でも、解約返戻金から保険料を振り替えることで継続できるが、これも振り替えられる解約返戻金がなくなれば、保険は失効する。

 これを受け生命保険業界でも、申し出のあった契約者に保険料の支払猶予期間を設けるなど急場をサポートする特別措置を行っているが、猶予後は保険料の一括返済が必要であるため、利用を躊躇する人も少なくなかった。

アクサ生命「ライフプロデュース」

 コロナ禍に本領を発揮する保険はないものか。アクサ生命の「ライフプロデュース」(正式名称:年金払定期付積立型変額保険)は、以下の特長を持つ。

(1)死亡保障を確保しながら、長期に時間を分散した資産形成ができる

(2)ライフイベントに合わせて保障額や保険料を自在に変えることができるうえに、保険料支払いを一旦休止することもできる

(3)保険期間中に積立金の一部を引き出すことができる

(4)満期保険金を年金で受け取れたり、積立金を元に一生涯の死亡保障に変更することができる

 いわゆる究極のユニバーサル保険といえる日本ではユニークな商品だ。ちなみにユニバーサル保険とは、死亡保障と貯蓄部分を分け、ライフステージの変化に応じて保険金額、保険料、保険期間のうち2つを自由に設計できる。

 特に今のような不確実性が増している社会情勢にマッチし、若い世代からも注目を集めている点が(2)で、ポイントは2点となる。

 1つ目は、保障を維持しながら保険料の支払い方法に自在性がある点だ。契約は有効なまま一時的に保険料の払い込みを停止したり、保障額を減らすことなく毎回の払込保険料を減額することができる。停止した保険料の払込み再開も可能であるほか、まとまったお金があるときには任意一時払保険料としてまとめて払い込むこともできる。

 2つ目は、健康状態にかかわらず、ライフイベント(結婚・出産など)に応じて保障(基本年金年額)の増額が可能なことだ。当たり前じゃないかと思うかもしれないが、減額ができる商品は多いが、健康状態にかかわらず増額できる保険商品は、世に数多ある商品の中でも極めて珍しい。健康状態を問わない保障の増額は保険会社のリスクが増加することになり、保険引き受けの収支に影響があることから、財務基盤が堅固でないと、このような顧客起点の商品設計は実現できないからだ。なお、健康状態を問わない保障の増額は結婚時に1回まで、子どもの誕生時には3回までできる。

 これらのメリットを活用することによって、独身から結婚、出産、住宅購入など人生のライフイベントのたびに保障責任が増加するヤングファミリーにとっては、保険料の無駄がなく、解約や転換を行う必要のない合理的かつ柔軟な保障の見直しができる。具体的には、ライフイベントごとにきめ細やかに無駄なく必要保障額を増減させることができるというわけだ。

 商品には2種類のタイプがある。死亡・所定の高度障害状態に該当したときから保険期間満了まで毎年、死亡・高度障害年金を受取るⅠ型(年金支払い期間は5年間の最低保証がある)と、死亡・所定の高度障害状態に該当したときから10年間、毎年、死亡・高度障害年金を受取るⅡ型がある。イメージ的にはⅠ型は死亡・高度障害年金が低減する逆三角形タイプ、Ⅱ型は死亡・高度障害年金が一定の真四角タイプだ。どちらのタイプも生存したまま保険期間満了を迎えると、満期保険金が受け取れる。

<商品イメージ図>

 I型・Ⅱ型ともに、契約年齢は0歳から65歳。月払保険料は5000円から10万円までの取り扱いとなっている(任意一時払保険料は150万円まで)。保険料を控除した残額を積立金額とするため、積立金額は固定されていない。最低基本年金年額はI型は30万円、Ⅱ型は50万円。

 ところで、ライフプロデュースは先に述べた通り、死亡保障と貯蓄部分を分けたユニバーサル保険で、正式名称は年金払定期付積立型変額保険だ。「変額保険」とは、株式や債券などで運用し、運用実績によって保険金や解約返戻金が増減する保険をいう。変額保険や変額年金保険の運用は、他の保険種類の資産とは区別して管理・運用が行われ、運用成果は直接、契約者に帰属する。

資産分散投資と長期平準化した時間分散投資をセット

「資産分散」という言葉をよく聞くが、かつて日本には8.648(ハローシアワセ)%という夢のような利率の定期預金があり、何も考えなくても預金さえすれば資産が増えていく時代もあった。しかし、今は大手銀行の普通預金の金利は0.001%、1年定期預金の金利は0.002%だ。仮に100万円を1年間預けた金利は10円とか20円だ。それなのに、時間外に引き出せばATM手数料は1回につき110円という悲惨な状態になっている。

 こうした低金利時代を反映して、保険を活用した資産形成においても分散投資を掲げる商品が人気を集めている。今、注目度が高いのは「株式や債券などで運用する資産の分散効果」「ドルやユーロ、円などの通貨による分散効果」「日本以外の世界各国の市場を活用した地域による分散効果」「タイミングやドルコスト平均法を活用した時間の分散効果」といった、資産の分散投資と長期に平準化した時間の分散投資を組み合わせるものだ。

 ライフプロデュースは、まさにこれらを網羅するもので、6つの特別勘定から1つ、あるいは複数を選択し配分割合を決める。運用実績により高いパフォーマンスを目指すことも可能となっている。また、6種類の特別勘定への繰入割合は随時変更が可能で、毎月1回までは無料で特別勘定の積立金を他の特別勘定に移転することができる。特別勘定のファンドを何にするか、割合をどうすればいいのかはわからないと悩む方には、意向をアンケートにて分析後、アンケート結果に基づき、依頼者のリスク許容に応じた特別勘定の組み合わせ割合を営業担当者からアドバイスしてもらえる。

・積立金部分推移

Ⅰ型 30歳男性、保険期間・払込期間65歳満了、月額保険料は2万円。基準となる保険金・年金・給付金額は毎年30万円を65歳から受け取れる(一括して受け取る場合は約851万円~147万円)

収入と支出の変化に柔軟に対応

 当然、注意しなければならない点もあるので、明記しておきたい。契約を解約した場合の払い戻し金額や満期保険金額などが、払込保険料総額を下回る場合もある点だ。また、払い戻し金額および満期保険金額に最低保証はない。保険期間中の死亡・所定の高度障害状態に対する保障にかかる費用や保険契約管理費が、特別勘定で運用された積立金または保険料から控除される。

 保険業界では、同社のユニット・リンク保険のような保障を準備しながら、長期分散積立投資で資産形成ができる保険も増えてきつつあるが、ライフプロデュースとこうした資産形成に重点を置いたの保険を組み合わせて分散投資を希望する若い世代が増加している。

 何より、こうした商品は保険設計を行う担当者のヒアリング能力やアドバイス能力が求められ、生涯を通じたライフプランに基づくコンサルティングを前提に提供される。商品概要を単に説明するだけではなく、特別勘定で運用される投資信託の商品知識、リスクを正確にあますところなく伝えるリスクコミュニケーション能力など、高いスキルが求められる。逆にいうと、一般の方が保険募集人、つまり営業担当者を選ぶ時代になったことを意味するのではないか。

 手間暇を惜しまずに、ライフプロデュースを扱うアクサ生命のフィナンシャルプランアドバイザー(FA)社員以外に、保険ショップや代理店などの形態の違う複数の募集人から説明を受けると、納得のいく出会いがあるはずだ。

 いつまでコロナ禍が続くのか、これからの社会や経済情勢はどうなるかなど、誰も正確に把握することができない以上、ライフステージでの先行きなど予測を立てることも困難だ。しかし、仮に保険料を2万円に設定しても、保障をそれほど重視しないときは積立部分の特別勘定に多めに保険料を振り分け、保障を重視するときは多く保険料を組み入れて保障を増やしたり、まとまった資金が必要な時は積立金の一部を引き出せるなど、収入と支出の変化に柔軟に対応できる商品は、他に類を見ないだけに、まさに今、社会が望む商品だと考える。

(文=鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表)

自民党はやっぱり“上級国民”! コロナ禍のクラブ豪遊発覚も議員辞職なし 党全員のPCR検査は国民の血税=政党交付金から支出か

 自民党の「上級国民」ぶりがまたもあきらかになった。先週、松本純・自民党国対委員長代理の“深夜の銀座クラブ通い”が報じられた際、松本議員は「陳情を承るという立場で1人で行っている」などと釈明していたが、きょうになって、銀座のクラブには同じく自民党の田野瀬太道・文部科学副大臣...

不思議生物「こども」を理解するために、赤ちゃんになってみた

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「ママ顔おっきいね。いっちゃん2歳になったから、もっともっと2歳になったらママみたいに顔おっきくなるねー?」

これは、当時2歳だった息子の一言。一瞬、顔がでかいとディスられたのかと思いましたがそうではありません。

「今のって、この子に“過去と未来”という概念が備わったということでは?」

1歳から2歳になり、2歳にはその先があると理解している。

「昨日まで点の現在しかなかったのに…」と驚き、感慨深くなったと同時にふと気づきました。点の現在しかなかった生き物に、私は何度「おやつはあとでね、あとで」「公園は明日だよ」と理解できなかったであろう発言を押し付けてきたのかと。

普段、広告を作る時には「消費者の視点に立って」「ターゲットの立場だと」などと偉そうに言っているくせに、親としての自分は幼児がどう感じているか、脳内がどうなっているかなんて知ろうともしてきませんでした。

「いや、まだ遅くない。知りたい」

当事者視点に立ってこどもを理解できれば、こどもに無理を強いることも減るのでは?こどもに対してイライラしたりカッとならずに済んだり、社会とこどもの関係ももっと良くできるのでは?

というわけで私は「この子は僕をどんなふうに見てるんだろう?」「赤ちゃんの視力は大人と違うらしいぞ」と、日々、0歳のわが子の不思議に目を凝らしていたパパADの沓掛光宏くんと共に、こどもになって世界を見てみる「こどもの視点ラボ」を立ち上げました。

こどもの当事者視点とはどんなものかを真面目かつ楽しく研究していくラボです。しかし、赤ちゃんや幼児はグループインタビューに答えたりしてくれないので、自分たちがなってみて、「こうなんじゃないの?」と体感して研究してみるしかありません。で、まず最初の研究がこちら。

大人が赤ちゃんの頭になってみたら

比率の画像

大人が赤ちゃんの頭を体感できる「ベイビーヘッド」を作ってみることにしました。新生児は約4頭身、頭の重さは体重の約30%もあるといわれています(※1)。それを身長180センチ、体重70キロの男性に置き換えてみると、

“頭の長さは45センチ、重さはなんと21キロ”

という計算に。モデルは沓掛くんの息子・晴太くんです。

こどもとおとな比率の違い
※1  出典:メディックメディア 『レビューブック小児科』 産総研 日本人頭部寸法データベース2001 「体重の約30%」については頭の重量に関するデータがないためあくまで一般論です。

電通ライブと空間芸術社にご協力いただき、着々とできていく「ベイビーヘッド」。最初は赤ちゃん顔のおじさんみたいだったのが、目の大きさや頬の赤みを調整することで晴太くんに似てきました。かぶってみると十分重いぞ。これ以上の重量にすると首がゴリッといっちゃいそう…。危険なので重さの再現はやめよう、という判断に。

ベイビーヘッドを持って、東大・赤ちゃんラボを訪ねてみた

こうして出来上がったベイビーヘッドを持って、私たちはかねてから「こどもの視点ラボ」について相談させていただいていた東京大学・赤ちゃんラボの開一夫先生を訪ねました。先生は赤ちゃん学の第一人者であり、選好注視法(※2)を使って赤ちゃんの好みを分析し、赤ちゃんが本当に喜ぶ『もいもい』『うるしー』などのベストセラー絵本を作られた方でもあります。まさにこどもの視点で作った絵本!

※2=選好注視法
複数の選択肢を与え、どれを一番長く見るかを計測する方法。
 
『もいもい』(市原淳 作、開一夫 監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
『もいもい』(市原淳 作、開一夫 監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
『うるしー』(ロロン 作、開一夫 監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
『うるしー』(ロロン 作、開一夫 監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
開先生インタビュー1

石田:先生、ベイビーヘッドができました。

開先生(以下、先生):こ、こわいね。顔はかわいいけど。こんなに大きいんだ。ちょっとかぶってみていい?

石田:おお、先生自ら体感していただけるとは!

開先生インタビュー2
マスクを着用し、内部を消毒してかぶっています。

先生:重いね~、これ何キロあるの? 

沓掛:現状では1.5キロです。計算では21キロになるんですが、かぶるには危ないので。

先生:これはすごいなー。こどもがベランダから乗り出して落っこちちゃうっていう悲しいニュースがあるのも分かるよね。これでバランスをとるのは本当に大変だ。僕も初めて実感しました。頭では分かっていても自分でかぶると相当重いね。計算では21キロ?

石田:はい。うちの息子が6歳になったんですけど、今、体重がちょうど21キロなんです。6歳児を頭に乗せて生活してるようなものかと思うと、とてつもないですよね…。

先生:いやーすごい(笑)。こんな頭で寝返りをうったり立ったり、首がすわるっていうことが、いかにすごいことか。相当なバランス感覚が必要だよね。

石田:先生の著書で赤ちゃんの脳は全体重の約7分の1 (※3)だと読みましたが、それは人間だからそれくらい重いのでしょうか?

先生:猿やクジラも脳は重いと思うけど、体重比というか自分のカラダ比からいうと人間の脳は抜群に重いよね。

※3 出典:『赤ちゃんの不思議』(開一夫 著/岩波新書)
 

石田:そもそも赤ちゃんって、どうしてこんな大きい頭で生まれてくるんでしょう? 

先生:これでも小さいサイズなんだよ。人間は直立歩行だから、他の動物よりも産道が狭くなってるんだよね。だからそこを通れるように、頭が小さい未熟なうちに出てくる。

石田:他の動物よりかなり早産ということですか?

先生:そうだね。生まれてすぐ立てるシマウマや鹿と同じくらい成長してからだと、産道を通れないから。小さく未熟なうちに出てくるから、他の動物より早くに外界や親と接して刺激を受けることになる。学習できる。それが

“人間らしさをつくる”

んじゃないかといわれているし、僕もそう思います。

開先生

沓掛:生まれてくる時、赤ちゃんは触覚や聴覚に比べて視覚が発達していないと聞いたことがあるんですが。

先生:うーん。聴覚はおなかの中から発達してるといわれてるけど、まったく大人と同じではないと思う。触覚は割と早いとは思いますよ。おなかの中で自分を触って学習できるから。最近の4Dエコーだとおなかの中でおしゃぶりしてるのが見られたりするよね。おしゃぶりって自分のボディーがどうなってるか分からないとできないじゃないですか。たまたまそこにあった指をパクッてやるわけじゃない。手を口に持ってくる、そしてその前に口を開けて準備をするっていう。そうやっておなかの中でいろいろやってみて学習してるんだと思いますよ。

それに比べて視覚情報は外とは決定的に違うよね。光の量も違うしどこ見ていいか分からないし。そういう意味では視覚はトレーニングできないまま生まれてくる、ということにはなるね。

沓掛:なるほど~、興味深いです。

石田:話は変わりますが、前からお聞きしたかったことがあって。先生の研究室では「赤ちゃんは正義の味方を好む」という実験をされていますよね?

先生:はい。いじめっこ、いじめられっこ、そのいじめを止める正義の味方、そのいじめを止めない傍観者といったキャラクターが登場するアニメーションをつくって、正義の味方と傍観者に対する赤ちゃんの反応を調べました。すると、多くの赤ちゃんは正義の味方を好むということが分かりました。

赤ちゃんは正義を好む?実験画像

石田:実験されてみて、本当に赤ちゃんのモラルを感じましたか?

先生:赤ちゃんを見ていて「こいつは悪いやつだからやっつけたい」って顔をしてるかっていうと、それはないですよ(笑)。

「どっちが好き?どっちが悪者?」て聞けるんだったら実験なんてやる必要がなくて、聞けないから面白いんだよね。だから脳の活動を計測したり、何を長く見ているかを調べたりする僕らの実験の意味がある。

だけど、こういう実験は割と誰が実施しても似た結果が出ます。それがなぜかっていうと説明は難しいけど、社会活動を営む上で意地悪なやつばっかりだとグループで何かやっていくことはできないよね。だから遺伝的にそういう部分が組み込まれている可能性はある。世界中どこへ行っても「人助け」はあるし、ケンカばかりしている文化はないと思うんです。もちろん自分のグループと他のグループで敵対している構図はよくあるんだけど。同じグループ内でケンカばかりしてる民族がいたら、その文化は崩壊してますよね。

石田:確かに。奥が深いですね~。

生まれた時にはすでに正義を愛して生まれてきているかもしれない、不思議だらけの赤ちゃん。今回の研究とインタビューでは

● 大人が想像しているより、赤ちゃんの頭はとてつもなく重い。そのことを意識しながら日々の安全面もサポートしてあげたい。

● 人間は他の動物よりかなりの早産。さまざまな感覚をトレーニングしながら外の世界で“人間らしさ”を培っていく。

● ただお世話をするのではなく、赤ちゃん期間は“人間らしさ”を育むための大切な期間だと考えたい。

という学びがありました。

生まれて間もない頃からいろいろ語りかけたり(無反応だったけど)、凍えながら目の前で雪だるま作って触らせてみたり(嫌そうに見えたけど)ということも“人間らしさ”を育むためには意味があったかなー?とわが子の赤ちゃん期間を振り返ってみたり。

きっと、周りの人間たちが仲良く楽しそうで、自分が愛されていて「どうやらこの世はいいところっぽいぞ」と感じてもらうのが一番なんじゃないかな?と思いました。

インタビュー画像

石田:ところで先生、ここでもうひとつお見せしたいものがありまして。

沓掛:以前にご相談していた「大人が2歳児の手のひらになってみたら?」と考えたコップと牛乳です。

先生:おーできたんだ。え、こんなに大きいの?(笑)

(次回「2歳児になって牛乳いれてみた」につづく)

集合写真
右から東京大学大学院 開一夫教授、電通・石田文子氏、電通・沓掛光宏氏(インタビュー撮影:鬼丸隼人氏)

「元オリンピック代表」の強打者が過去を告白。「パチンコばっかりやっていた」時期もある!?

 西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)や千葉ロッテマリーンズ、イタリアリーグなどで活躍し、2008年には北京オリンピック日本代表チームにも選出された元プロ野球選手のG.G.佐藤

 その北京オリンピックでは準決勝の韓国戦と3位決定戦のアメリカ戦で失点に絡むエラーをしてしまい、大きな話題を集めた。今でもバラエティ番組などではそのシーンが流されることもあるので、実際に映像を見た方も多いことであろう。

 G.G.佐藤は、桐蔭学園高校から法政大学へ進学。卒業後はマイナーリーグのフィラデルフィア・フィリーズ1Aへ入団し、2002年に帰国した後、入団テストを経て2003年のプロ野球ドラフト会議で西武ライオンズから7巡目指名を受けた。

 荒削りながらも高い長打力が魅力で、2007年~2009年には3年連続で20本塁打以上を記録。NPB在籍8年間で88本の本塁打を放った。また、2008年にはセ・パ通じての最高得票数でオールスターに初選出。2008年5月には打率.398・9本塁打で、2009年9月には打率.400、9本塁打で月間MVPを受賞した。

 そんなパワーヒッターのG.G佐藤でも、法政大学時代はレギュラーを勝ち取れなかった。チームメイトには後に西武ライオンズや横浜DeNAベイスターズで活躍し、「ゴメス」の相性で親しまれた現・東北楽天ゴールデンイーグルスコーチの後藤武敏や、2001年のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから自由獲得枠で指名された浅井良などの逸材が多数。あまりのレベルの高さについていけず、腐ってしまった時期もあったという。

 ほとんど練習に参加しなかった時期、G.G.佐藤は日本文芸社の動画「ラブすぽ」で「パチンコばっかりやっていた」と告白。それでも、自分のことを客観的に見てプロへ進む選手たちとポテンシャル的には「そんなに劣っていない」「ここで辞めたらもったいない」と感じたことから野球を続け、渡米の後にプロ野球選手へと登りつめたのである。

 オリンピック代表にまで選出された選手が、腐ってパチンコ通い。プロ野球選手にパチンコ・パチスロ好きは少なくないとはいえ、あまりにも意外な過去だが、一度腐ってしまっても、立ち直ることはできるということ。G.G.佐藤の告白は、人生の教訓にしたいものである。

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JRA「大誤算」3本の矢バキバキに折れた!? 頼みの主戦は本番で別の馬に鞍替え…… 引退間近の名伯楽に厳しい現実

 先週の根岸S(G3)は、川田将雅騎手の1番人気レッドルゼルが勝利。初重賞勝ちを決めるとともに、21日のフェブラリーS(G1)に向けて大きな手応えをつかんだ。

 コンビを組んだ川田騎手はこれで、先週オーヴェルニュで制した東海S(G2)に続き、2週連続の重賞制覇。トップクラスの馬質に恵まれながらも開幕ダッシュに失敗した今年だったが、まだ1月を終えたばかり。徐々に調子を上げて反撃の準備が整いつつある。

 その一方で、リーディングを独走するC.ルメール騎手がコンビを組んだタイムフライヤー(牡6、栗東・松田国英厩舎)は、まずまずの走りを見せたものの3着が精一杯。昨年夏の北海道で連勝した勢いには翳りが見える3連敗を喫した。

 レース後のコメントでルメール騎手が「1400mはベストではない」とコメントしたように、1600mの本番で巻き返しの余地は残されているかもしれない。だが、今回の3着もどちらかというと馬の力より、ルメール騎手の好騎乗で食い込んだといえる内容だった。

 厩舎の看板馬ともいえるタイムフライヤーの敗戦は、2月に定年で引退を迎える松田国英調教師にとって非常に厳しい現実だ。頼みのルメール騎手が、フェブラリーS(G1)にカフェファラオとのコンビで挑むことが決定しており、大一番を前に新たなパートナー探しを迫られることは大きなマイナス材料だろう。

 調教師生活最後のG1であるフェブラリーSで有終の美を視野に入れていた松田国師にとっての誤算はこれだけではない。厩舎にはタイムフライヤー以外にも、ハギノアレグリアス、ハギノリュクスといったダートの実力馬を擁していた。

 破竹の3連勝中だったハギノアレグリアスが両前肢に屈腱炎を発症して脱落。同じく3連勝中だった僚馬のハギノリュクスは、昨年11月の栞S(3勝クラス)を3着に敗れて連勝が止まると、巻き返しを期すはずだった瀬戸S(3勝クラス)を1番人気に支持されながら11着に大敗してしまった。

 うまく行けばフェブラリーSに3頭出しの可能性もあったが、今となっては水泡に帰した。

「タイムフライヤーに匹敵する評価を受けていたハギノアレグリアスの故障は、松田国師匠にとって痛恨だったでしょう。ハギノリュクスのフェブラリーS出走もほぼゼロになりましたし、結局残ったのはタイムフライヤー1頭のみとなってしまいました。一時は3頭出しで3本の矢となる可能性もありましたが、バキバキに折れてしまった感じです」(競馬記者)

 かつては2001年クロフネ、13年ベルシャザールでジャパンCダート(G1・現チャンピオンズCの前身)を制した名門。最後の希望となったタイムフライヤーは、8年ぶりのダートG1勝利を関西の名伯楽にプレゼントすることができるだろうか。

新台『北斗の拳』に続き“超大物”が始動! 「ST×Vストック」など激アツ新台がズラリ!!【パチンコ・パチスロ最新情報】

 先日、昨年のパチンコ分野を大いに盛り上げた『大工の源さん』シリーズの最新台『P大工の源さん 超韋駄天 LIGHT』(4月5日導入予定)のリリースが発表され、大きな話題を呼びました。

 継続率90%オーバーの連チャン性能とハイテンポの爽快なRUSHを継承。それでいて大当り確率「約1/129.51」という遊びやすさも兼ね備えている本機に期待しているユーザーも多いでしょう。早くも「第二の神台」「早く打ちたい」といった声が続出しております。

 またパチスロ分野においても不動の人気シリーズ最新作『パチスロ北斗の拳 宿命』が3月に導入予定。6.1号機仕様としてコイン持ちが抑えられ、AT確率は約1/340(設定1)~約1/194(設定6)と軽くなっております。

 1Gあたりの純増は約2.8枚で、ケンシロウとラオウがそれぞれ活躍する2種類のバトルボーナスによって出玉を獲得する仕様。そして新たに追加された「トキ図柄」によって、中押し遊技をより楽しめる仕上がりです。本機が低迷するパチスロ分野の救世主となるかもしれません。

 無論、パチンコ・パチスロ分野を盛り上げるのはこれら2機種だけではございません。今後の活躍が期待される大物たちが続々と検定を通過しております。

○○○
・『SニューパルサーSP3CC』(山佐)

・『PパイレーツオブダイナマイトキングAZ-R』(ディ・ライト)

・『P中森明菜・歌姫伝説4LM-T』(大一商会)

・『P緋弾のアリア ~緋弾覚醒編~FVA』(藤商事)
○○○

 この中でも特に注目なのが『SニューパルサーSP3CC』ですね。ノーマルタイプとして不動の人気シリーズが6号機に初登場。ボーナス合算出現率は1/174.8(設定1)~1/133.7(設定6)と過去作と遜色ない数値を実現しております。

 また小役の払い出しも7枚から10枚へ増量。設定を示唆する演出や技術介入要素も取り入れられており、ファンを中心に幅広い層が楽しめる仕上がりと言えるでしょう。

 パチンコ分野で特筆すべきは『P緋弾のアリア ~緋弾覚醒編~FVA』ですね。大当り確率1/199.1の1種2種混合機。100回転のSTとVストックで連チャンを伸ばす「V Attack STOCK TIME」という2つのRUSHを行き来して出玉を増やす斬新なゲーム性となっております。

 STの継続率は「約75%」で、「V Attack STOCK TIME」の継続率は「約87%」。これらをトータルした連チャン期待度は「約80%」となります。右打ち中は半数が「約1300発」となるので出玉面も十分。ユーザーの期待度も急上昇中のマシンです。

 その他にも、歌パチとして絶大な人気を誇る大一さんの『P中森明菜・歌姫伝説4LM-T』や、尖ったスペックで一部ファンから熱烈な支持を受けている『PパイレーツオブダイナマイトキングAZ-R』など、注目の新機種が続々と検定を通過しております。

 今回はパチスロ1機種、パチンコ3機種の計4機種をピックアップさせていていただきました。続報に関しては追ってお知らせします。

(文=堀川 茂吉)

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JRAエクランドール「33秒1」超速上がりでオークス当確!? フィエールマンVSシルバーステート代理戦で分かれた明暗

 31日、東京競馬場で行われた6R・3歳新馬(芝1800m)は、C.ルメール騎手の2番人気エクランドール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が優勝。1番人気に支持されたホウオウサミットとの叩き合いをハナ差で制し、デビュー勝ちを飾った。

 1月最終日と遅い時期の新馬戦とはいえ、全兄に春の天皇賞(G1)を連覇したフィエールマンのいるエクランドールを筆頭に、重賞級の兄を持つ馬が複数出走した一戦。福永祐一騎手が最強馬と認めたシルバーステートの全弟マンインザミラー、ミトラの半弟ホウオウサミット、スワーヴアラミスの半弟フジマサインパクトなど、超豪華なメンバー構成でもあった。

 16頭立てのレースでルメール騎手の手綱捌きが光った。8枠16番と不利な大外枠からのスタートをソツなく決めるとエクランドールを中団に促して馬群の中に入れる。先手を主張して主導権を握った武豊騎手のマンインザミラーは、1000m通過1分4秒4の超スローペース。開幕週で軽い馬場の東京で絶好のポジションだったといえる。

 ところが、いざ最後の直線を迎えて追い出されるもマンインザミラーの反応はもう一つ。4番手の好位から抜群の手応えでこれに並び掛けたホウオウサミットが残り200mで先頭に躍り出る。直線で馬場の中頃に持ち出されたエクランドールも懸命に追うが、先に抜け出したホウオウサミットの完全な勝ちパターンだった。

 エクランドールがただの良血馬ではないところを見せつけたのがここからだ。粘り込みを図るホウオウサミットを追い詰めるとハナ差捉えてゴール。これがデビュー戦だった馬とは思えない勝負根性を披露した。

 会心の勝利を「ディープインパクト産駒らしい軽いフットワークでした」と振り返ったルメール騎手。直線で駆使した上がり3F33秒1は勿論メンバー最速の鬼脚。兄フィエールマンにも匹敵すると思える桁違いの切れ味だ。

「これはちょっと衝撃的なデビューだったかもしれませんよ。並の馬ならあの展開から差し切るのは至難の業でしょう。3着馬が3馬身半も離されたように、ホウオウサミットも次走で即勝ち負けを期待できるレベルの馬でした。

血統的な裏付けもありますし、1800mでこの勝ち方ができるなら距離延長も歓迎のタイプです。桜花賞(G1)には間に合うかどうかはわかりませんが、オークス(G1)に出て来るようならかなり期待できそうです」(競馬記者)

 懸念があるとすれば、エクランドールが430キロと小柄な馬体であることだ。陣営が時計も掛かって力を要する重い馬場の中京ではなく、軽くて切れを活かせる東京でデビューさせたのも察しが付く。

 ただ、G1を意識させる見事な走りを披露したエクランドールに対し、武豊騎手のマンインザミラーが完敗したのは、前評判の高かった2頭で明暗が分かれる結果となった。