JRAラヴズオンリーユー復活は「デムーロ離れ」の決定打!? 京都記念(G2)アノ馬まで騎乗馬なしは事実上の戦力外通告か

 14日に阪神競馬場で行われた京都記念(G2)はラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。単勝1.8の圧倒的1番人気に応え、19年オークス(G1)以来となる重賞2勝目を飾った。

 デビューから無敗の4連勝でG1馬に輝いたラヴズオンリーユー。だが、3歳秋のエリザベス女王杯(G1)を3着に敗れてからは、長らく勝てない日々が続いた。オークスで完勝した相手のクロノジェネシスが勝利した昨年の有馬記念(G1)では10着に大敗。かつての栄光も今となっては過去のモノとなりつつあった。

 そんな悩めるラヴズオンリーユーに久々の勝利をもたらしたのが、初コンビとなった川田将雅騎手だ。先行馬の前残りが目立っていた阪神コースの馬場状態を把握した積極的な位置取りが奏功。直線先頭から懸命に粘り込みを図るステイフーリッシュを競り落とし、歓喜のゴールを駆け抜けた。

 初騎乗ながら満点回答の川田騎手は「レースはあれこれ考えずに、彼女が走りやすいリズムで乗ろうと考えました。良い頃の走りに戻ってきていると思います。勝ち切ったことがこの馬にとって良かったです」と手応えは十分。陣営からは昨年出走が叶わなかったドバイに再び挑戦する可能性も言及された。

 その一方、かつてのパートナーの復活劇に心中穏やかでないのが元主戦のM.デムーロ騎手だろう。

 全盛期には多くの大レースを神騎乗ともいえる手綱捌きで勝ち取っていた勝負人も、近年は存在感が薄れるばかり。昨春は大阪杯(G1)をラッキーライラック、NHKマイルC(G1)をラウダシオンで制するなど、デムーロここにありと証明したが、秋になって不甲斐ないレースで連戦連敗を喫し、有力馬の“デムーロ離れ”が加速する事態に発展した。

 これを最も象徴したのが今回の川田騎手への乗り替わりだ。

 昨年のエリザベス女王杯では、もう1頭のお手馬であるラッキーライラックを手放して選択したように、ラヴズオンリーユーはデムーロ騎手にとって思い入れの強い馬だった。

「オーナーサイドから乗り替わりの話は出ていたようですが、矢作先生はデムーロ騎手にはまだ好意的でした。ところが、有馬記念の大敗はさすがに擁護できずに、乗り替わりとなったようです。

ただ、デムーロ騎手にとっては運が悪かったかもしれません。復調が感じられる状態で、陣営からはこれで負けたら仕方がないという声も出ていたほどでした」(競馬記者)

 だが、ラヴズオンリーユーの復活劇に川田騎手の存在が大きかったことも確かだ。川田騎手は3週間調教に跨がり、馬の気持ちやフォームなどを確かめていた。厩舎と密に連携して仕上げた結果が今回の勝利に結びついたといえるだろう。

 デムーロ騎手にとってさらに痛恨だったのは、ラヴズオンリーユー同様にお手馬だったジナンボー陣営からの騎乗依頼もなかったことである。ジナンボーとのコンビでは悪くない結果を残していただけに、“デムーロ離れ”が加速した結果だったならば、これはもう事実上の戦力外通告に等しいのかもしれない。

 この日は東京で騎乗しながらも、わずか4鞍しか騎乗馬がおらず、メインの共同通信杯(G3)に参戦することも叶わなかったデムーロ騎手。過去の実績を踏まえれば、このまま終わっていいはずがない名手だが、果たして今後の復活はあるのだろうか。結果を残せぬまま大好きなG1シーズンが、いよいよ近づいてきた。

UUUM+電通が考えるこれからのYouTubeクリエイターとブランドのあり方

前編に続き、UUUM取締役の市川義典氏と共に、YouTubeクリエイターのソリューション力を探っていきます。

後編は、UUUM×電通の共同調査プロジェクトの結果について、市川氏の見解を伺いました。さらに、withコロナにおけるYouTubeクリエイターの今後についても語っていただきました。

UUUM市川義典氏、電通・天野彬氏(左下)、電通・田村昌一氏(右下)
オンラインで鼎談を実施。上からUUUM市川義典氏、電通・天野彬氏(左下)、電通・田村昌一氏(右下)。

共同調査プロジェクトで分かった、「信望性」の重要度

天野:ここからは、UUUMと電通の共同調査プロジェクトのレビューについてお話ししたいと思います。2018年から始めた共同調査プロジェクト第1弾では、「生活者のインフルエンサー受容性調査」を行いました。この調査では、YouTubeやInstagramのクリエイターは「信頼性」(社会的な信用、伝統)、「信望性」(パーソナルな親しみ、好感、共感性)が共に高いという結果が出ました。市川さんにとって、最もインパクトの大きかった発見についてお聞かせください。

第1回で紹介した、インフルエンサー影響層の視点で各メディア・情報源を「信頼性」と「信望性」の軸でグラフ化したもの。
第1回で紹介した、インフルエンサー影響層の視点で各メディア・情報源を「信頼性」と「信望性」の軸でグラフ化したもの。

市川:偉そうに聞こえてしまうかもしれませんが、「われわれの予測がデータとして実証された」「予想通りだった」というのが率直な感想です。また、インフルエンサーに対する親しみ、好感、共感性を示す「信望性」というワードを天野さんが提示してくれましたよね。このワード、「信望性」という価値が明確になったことが、われわれにとってはファインディングスでした。

天野:第2弾調査では、YouTubeクリエイターの動画2件について、視聴時の脳波を測定しました。動画を見た視聴者の脳波は「ポジティブ」かつ「活性化」することが分かりました。

第2回調査画像
第2回で紹介した「Brain Behavior Insight」を活用した脳波測定の結果
第2回で紹介した「Brain Behavior Insight」を活用した脳波測定の結果

田村:信望性の背景にあるものを少しでも可視化できれば、と考えて実施した調査だったのですが、ユーザーは、想像したよりも前のめりで動画を視聴していました。集中と弛緩の差も大きかったのですが、上(集中)の部分が高く、全体でもポジティブ・活性ゾーンにいる比率が多いという結果でした。参考でやってみたCM動画との比較も驚きましたね。完成度の高いCMゆえ、さすがのゾーン比率だったわけですが、それをYouTube動画が凌駕する形だったと。われわれがなぜYouTube動画を面白く見続けてしまうのか、脳波によってその一端がひもとかれました。

市川:インフルエンサーのコンテンツは、人々にアクションを起こさせやすいことが分かりましたね。第1弾調査の「信望性」も、この調査によって科学的に実証できたと思います。

天野:今後、調査によって明らかにしたいテーマはありますか?

市川:難しいことは承知の上で申し上げれば、やはりアトリビューション(メディアごとのコンバージョンへの貢献度を測ること)でしょうか。デジタルシフトが進むにつれ、インフルエンサー、クリエイターのコンテンツの影響力も変わりつつあります。少なくとも僕の場合、YouTubeやInstagram、Twitterの情報からモノを買う機会が増えています。

僕の妻は、僕とは全く違う仕事をしていますが、日々ECサイトで商品を調べ、YouTubeやTwitterで評判をチェックし、価格比較サイトで値段やコメントを確認した上で購買行動を決めています。ネットから入手する情報は、実に影響力が大きいと感じます。

だからこそ、インフルエンサー、YouTubeクリエイターのコンテンツが、人々の行動にどれくらい影響を与えているかという調査は、今後も続けていきたいと思います。購買行動に対するアトリビューションに限らず、商品の理解促進などさまざまな角度から、インフルエンサーの影響度をポイント化できるといいですよね。

天野:アトリビューションは、広告業界の永遠の課題でもあります。コミュニケーションがデジタルシフトするにつれて追いやすくなったところもありますが、一方で複雑化もしています。テーマとしては非常に重要ですね。

withコロナのYouTubeコンテンツを考える

天野:では、withコロナにおけるYouTubeの動向、YouTubeクリエイターの今後について伺います。2020年は、新型コロナウイルスの影響で広告コミュニケーション全般に大きな影響が広がりました。ポジティブな面、ネガティブな面、それぞれどう捉えていますか?

市川:デジタルシフトが加速したのでYouTubeクリエイター、インフルエンサーのコンテンツが見られやすい環境になったと感じています。

例えば、UUUMに所属する「宅トレ系YouTuber」の竹脇まりなさん。彼女は、視聴者と一緒にフィットネスを楽しむために情報発信するクリエイターです。ちょうど急速に登録者数が伸びていた時期にコロナ禍で巣ごもり時間が増えました。運動不足を解消するために彼女のコンテンツを見て一緒に運動する視聴者が急増し、再生回数が一気に5倍近くまで跳ね上がりました。このように、コンテンツの再生回数が増えたクリエイターが非常に多かった側面はあります。

一方、広告業界全般が受けたネガティブな影響は、クリエイターにも広がっています。各企業が広告を取りやめたり、広告を展開する時期を気にしたり、さまざまな影響がありました。

また、コンテンツ制作そのものにも、制限が生じています。テレビ番組のロケもそうですが、3密やソーシャルディスタンスを気にしながら制作活動をしなければなりません。コラボレーションも行いにくい状況です。物理的な制限が少ないのがYouTubeコンテンツの魅力でしたが、制限をかけないと世の中に受け入れられなくなっています。

天野:コロナ禍における目立った動きとして、知名度があるタレントのYouTube進出も挙げられます。それにより、既存のYouTubeクリエイターとの時間の奪い合いにもなりかねません。UUUMとしては、こうした状況をどのように受け止めていますか?

市川:強がりではなく、著名タレントの進出は「競合」とは捉えていません。むしろ、協業、共存できるよう、われわれも動いていきたいと思います。そのひとつの答えとして、吉本興業との資本業務提携が挙げられます。新たなコラボレーションが生まれれば、コンテンツの幅も広がります。今後も連携を深めていきたいと考えています。

天野:これから人気を高めていきたいクリエイターに対して、UUUMとしてはどのようなサポートをし、強みを発揮していきたいとお考えでしょうか。

市川:制作に関しては、これまでにも制作会社やクリエイティブブティックの方に参加していただき、一緒に企画を考えることがありました。こうしたサポートを望むクリエイターに対しては、より一層、体制を強化していきたいと考えています。

UUUM自体も、制作会社としての機能をさらに充実させていきたいですね。また、2020年3月末に六本木ヒルズから東京ミッドタウンに本社を移転しました。クリエイターの皆さんに活用していただくスタジオが増えましたし、セットもグレードアップしています。

田村:YouTubeクリエイター以外のインフルエンサーに対しても、同様のサポートをされているのでしょうか。

市川:はい。クリエイターの方々によって、サポートの内容を変えています。例えば、アイドルグループ「神宿」のソーシャルメディア関連の活動をサポートしたり、TikTokで有名になったHinataさんのYouTubeでの活動を支援したり、クリエイターや事務所のニーズに応じてお手伝いしています。YouTubeに限らず、インフルエンサーマーケティングに関わることであれば、すべて網羅したいと思っています。

天野:コロナ禍では、YouTubeクリエイターの社会的役割にもスポットライトが当たりました。例えば、HIKAKINさんは社会活動に対してとても積極的ですよね。若年層に影響力を持つYouTubeクリエイターの社会的役割についてお聞かせください。

市川:大きく分けて、クリエイターとUUUM、二つの文脈があります。HIKAKINさんが都知事と対談し、新型コロナウイルス感染症のリスクについて啓発しましたが、あの活動はHIKAKINさんの呼びかけで行われました。

UUUMとしてもクリエイターの社会貢献を意識し、緊急事態宣言下の自粛期間中、「うちで過ごそう」というキャンペーンを行いました。賛同のクリエイターに協力していただき、できるだけ外出せずに家で過ごそうというメッセージを動画やTwitterで紹介しました。今後もクリエイターと考えが合致すれば、情報発信を通じて社会貢献をしたいと考えています。

天野:では最後に、より良い協業を行うために、広告クライアントや広告会社に対して伝えておきたいメッセージはありますか?

市川:「一緒に面白いコンテンツを作りましょう」というのが端的なメッセージです。前編でお話ししたように、タレントについては詳しくご存じなのに、インフルエンサーには疎い方はまだまだ多いですよね。こうした問題を解消する取り組み、それに必要な情報発信に今後力を入れていきたいと思っています。そのうえで、ワンチームでコンテンツを考えていけたらうれしいですね。

広告クライアント、広告会社、クリエイター、それぞれの文脈でコンテンツ制作に臨むとぶつかることも多々あります。でも、それぞれのポジションを理解し、深いディスカッションができると、全員が笑う瞬間があるんです。その瞬間があったコンテンツは、通常の再生回数より大きく跳ねることが本当に多いんですよね。

そもそも僕が広告業界に身を置いたのも、人々が笑ってくれ、喜怒哀楽の感情を揺さぶるコンテンツを発信したいという思いが原点。関わる人が多ければ多いほど楽しいコンテンツができると思うので、ぜひ一緒に作っていただけたらと思います。

謎だらけの会員制「相席寿司」、SNSでバズって会員急増…厳正審査で女性採用率わずか3割

 2020年11月に六本木で新規オープンした会員制の「相席寿司蓮華」が、SNSで話題を集めて会員数が急増しているという。耳馴染みのない「相席寿司」という形態、どういったものなのだろうか。

 男性は月額5万5000円(税込)、女性は無料で会員になることができ、お寿司のコースを毎日無料で食べることができるというもの。サブスクリプション方式の店のなかでも、非常に変わったシステムを採用していることがわかるだろう。

“お寿司を通じて、人がつながっていくコミュニティ寿司”を目指すという「蓮華」は、2021年1月27日現在、会員は800人を突破し、とても盛況のようである。しかし、店舗の住所は東京・六本木にあること以外は非公開。さらに、会員制であることから、ホームページやSNSを見るだけではわからない、不明瞭な部分も多い。

 そこで、実態はどういった店なのか、システムの詳細についても含め、「蓮華」のオーナーに話を聞いた。

ツイッターでバズったことがきっかけで会員数が一気に増加

 

 まずは簡潔に「蓮華」がどういったお店なのか教えていただこう。

「基本スタイルは、相席をコンセプトにした居酒屋のように、お店にいる男女がランダムにマッチングされて相席し、一緒にお寿司を食べることができるシステムになっています。

 我々の会社がもともと寿司屋を営んでいたこともありまして、”お寿司を食べながら、お客様のみなさまが仲良くなれるコミュニティをつくれないか”と考え始めたのが開店のきっかけです」(「蓮華」オーナー、以下同)

 オープンして2カ月ほどで会員数が800人を突破するなど、破竹の勢いで顧客を増やしているが、人気の火がついたきっかけなどはあったのだろうか。

「はじめは知り合いの男性、女性を誘って会員を増やしていました。それが今年の1月中旬ぐらいにSNSに出したところ、ありがたいことにバズりまして、それを機に会員希望の方が一気に増えたんです」

サブスク方式採用のワケ

 続いて、店のシステムについて聞いた。男性会員は会員料のほかにチャージ料が1000円かかり、ドリンク代も有料となるのだが、「毎日厳選鮨コース」を毎日無料で食べられるという。

「会員制・月額制は、昨今一般的になりつつあるサブスクリプション方式にヒントをもらいました。もともと、お寿司が持つ『高い料理』というイメージを変えたいという思いがあったんです。以前から寿司屋を営んでいた経験からお寿司の原価は大体わかるのですが、実は高級寿司屋と呼ばれるお店のなかには、その原価から考えて過剰に高価格で提供しているお店もあるんです。お寿司は、江戸時代では庶民が食べる大衆料理だったともいわれています。ですから、お寿司という料理のハードルを下げ、そして気楽に食べていただくために、サブスク方式を取り入れました」

 月額5万5000円を安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれだろうが、確かにサブスク方式なら最初に定額を払っている安心感で、気軽に食べに行くことができるだろう。オーナーにとって、サブスク方式が浸透している世相は好都合だったというわけか。

 また、会員費の支払い方法については口座引き落としで、男性は入会から3カ月間は退会できないルールだという。

「当店に入会した方、全員に満足していただきたいため、そういったルールを設けました。というのも、たくさんいらっしゃる女性会員と仲良くしていただき、『蓮華』の魅力を十分に味わっていただくには、短い期間ではコミュニティに馴染みにくいからです。

『相席寿司』とは言うものの、なかには異性との交流だけではなく男性同士が顔なじみになって交友を広めている方もいらっしゃいますよ」

 では、「毎日厳選鮨コース」のコース内容は、具体的にどんなものなのだろうか。

「築地で仕入れたネタを、基本的に毎日変えて出しています。はじめに先付けとなる一品料理の小鉢が各種3皿出て、そのあとに握り寿司が9貫、巻物1本、合計10個のお寿司が出ます」

 毎日コース内容が変わるなら、飽きが来なくて行くのが楽しみだ。ちなみに、追加料理を食べる際は別途有料とのこと。

どんな方々が利用してる? 審査は厳しい?

 ここから「蓮華」の実態に迫っていくが、同店を利用するお客は、どういった方が多いのだろうか。

「男性であれば、30代から40代が一番多く、会社経営者や医者、弁護士などがいらっしゃいます。サラリーマンであれば商社や不動産業界の方が多いですね。男性は入会審査があるのですが、それは主に反社やクレジットカードが使えない方を避ける目的で実施しています」

 やはり男性会員は、一般的に富裕層と言われるような職業の方が多いようだ。

「女性は、主に大学生やOL、あとはモデルをやっている芸能関係の方も多いです。会員は男女問わず身分を明らかにしてから入会してもらっているので、芸能関係の仕事をしている女性でも安心して利用していただけます。

 いわゆる”パパ活“を専門にしているような方も会員希望としていらっしゃるんですが、募集要項にも記載があるように、審査はかなり厳しくしています。ただ単に容姿端麗なだけではなくて、”男性に不快な思いをさせない”ような常識のある女性のみ入会を許していて、結果的には女性の入会率は大体3割程度に絞らせてもらっています。また、会員になった女性でも、素行が悪いとお店を出禁にせざるを得ない場合もあります。

 ホームページには『容姿端麗』であることが条件と謳ってはいるものの、お顔に関しては必ずしもアイドルやモデルクラスの女性だけを採用しているというわけではありません。どちらかと言えば、前述したようなコミュニケーション力や常識の部分を重視しています」

 男女ともに楽しめる空間をつくるために、そういった人選にも細心の注意を払っているようだ。

 さて、相席で交流を図るだけではなく、男性は女性とのデートの際にも「蓮華」を利用できるという。

「男性会員とデートでいらしたお連れ様は、女性会員でなくても無料で『毎日厳選鮨コース』を召し上がっていただけます。ただし、その場合は女性会員と違ってドリンク代は負担していただきますので、その点だけあらかじめご了承ください」

 デートの際に女性の寿司代が無料というのは、使い勝手が良いサービスである。現状はまだデート時の利用者は少ないようだが、増加の傾向にはあるという。

 最後に、今後の展望について聞いた。

「今後はお寿司だけではなく、焼肉や焼き鳥、イタリアンなど多様なジャンルの交流型飲食店を、さまざまな場所に出店していけたらと考えております。『蓮華』の会員になることで、各地でさまざまな食を味わうことができ、なおかつ人とつながって大勢で楽しむことができるような、そういったコミュニティ形成の場をつくっていきたいです。

 今はコロナ禍で、なかなか大勢の人が集まって食事をしにくい状況ですが、安心して暮らすことができる世の中に戻れば、こういった楽しい空間をもっと積極的に浸透させていきたいと思っております」

「蓮華」の魅力は、定額のサブスク方式で気兼ねなくお寿司が食べられるというだけでなく、それに加えて出会いの場と交流機会を増やせるという付加価値がついてくることにあるのだろう。
(文=二階堂銀河/A4studio)

東京五輪の強行開催はリスクが高すぎる!ワクチンで集団免疫獲得は困難、医療体制も不十分

 2月8日開幕予定のテニスの全豪オープンに参加する選手らを乗せたチャーター便で、新型コロナウイルスの陽性者が確認されたことから、現地入りした錦織圭ら47人の選手が2週間の隔離を余儀なくされた。到着後2週間の隔離期間中は、もともと認められていた1日5時間の外での練習ができないことになった。

 日本の東京五輪開催に関して論議が繰り広げられるなか、このニュースを重く受け止めるべきだろう。しかし、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(当時)は、2月3日に開催された日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席し、「日本のアスリートのため。お客さんがいなくてもやりたいと(選手が)言ったら、やらせてやるしかない」と述べた。

 この発言に対し、多くの不信の声が上がっている。海外事情にも詳しいスポーツファーマシストの石田裕子氏に話を聞いた。

開催には厳しい条件が必要

 医療の観点からみて東京五輪の開催は、絶対に不可能というわけではないだろう。しかし、それには厳しい条件を満たす必要がある。第一に整えるべきは、医療体制である。

「現在でも、手洗い・消毒といった衛生意識が高まっているにもかかわらず、全国でクラスターが発生しています。つまり、どんなに感染症対策を行ったところで100%大丈夫ということはあり得ないといえます。海外からの選手たちの移動を、仮に空港、ホテル、競技開催場所だけに限定しても、選手間のクラスターが起きないとは限りません」(石田氏)

 集団での行動をとっていれば、一人でも感染者が出ればクラスターが起きる可能性は高い。そして万が一大規模なクラスターが発生した場合には、それを受け入れるだけの医療体制を整える必要がある。しかし、現状の日本の医療体制では、大希望なクラスターには対応できないだろう。

「医療体制が十分に整わずに開催し、日本人を優先するか、海外選手を優先するか、命の選択をしなければならないといった最悪の状況を招くことは、避けなければなりません」(同)

開催規模の縮小

 クラスターの発生リスクを最小限に抑えるには、開始規模の縮小も考えられる。

「観客を減らす、もしくは無観客での開催で、可能な限り人の流れを減らすこと。開会式や閉会式など多くの人が集まるであろうエンターテインメントショーも、規模の縮小または中止の判断が必要となります」(同)

 しかし、中止等の判断は、予算等の面で難しくなるだろう。なぜなら、すでに販売したチケット代、テレビ放映権料の問題も解決しなければならないからだ。そういった背景からも、森喜朗会長は開催を強く主張するほかないのだろう。

「無事に閉幕すれば日本の評価は上がりますが、仮に感染症で問題が起きれば”記録的惨事”として扱われるでしょう。そのリスクを背負ってまでオリンピズムの『スポーツ・文化・教育』を体現する時期が、今なのかどうかは甚だ疑問です」(同)

観客、アスリートの両者を守るには

 1月下旬からアメリカの新規感染者数は減少傾向にあるが、その背景にはPCR検査の実施と隔離の徹底が考えられるという。

「アメリカのコーネル大学では生徒・教員全員に対して毎週、PCR検査を実施しています。陽性者は偽陽性による不当な隔離を避けるために、フォローアップ検査を実施。無症状の陽性者を含め適格に隔離することで、結果的に有病率を減らしてキャンパスでの授業を可能にしています」(同)

 アメリカの検査数に対して日本の検査数は少なく、発表されている感染者数は信頼できる数字とはいえないだろう。接触確認アプリ「COCOA」も有効に機能していなかったことが判明し、東京や神奈川県では陽性者との濃厚接触者を追跡しないなど、実際には検査をするべき人ができていないのが現状だ。

「ドライブスルー式のような検査体制を整えて検査数を増やし、それでも感染者数が少ないという安全の証明ができなければ、選手たちが安心して競技に集中できる環境はつくれないと思います。海外の声を聞いても、開催国の日本に比べて圧倒的に五輪開催に対する関心は薄いようです。日本でも『五輪どころではない』『中止すべき』という声のほうが多いのは明らかです」(同)

 医療従事者のワクチン接種開始が目前に迫っているが、東京五輪開催までにワクチンによる集団免疫の獲得を終えることは難しいだろう。既存薬のコロナ治療への転用も研究されているが、いまだに有力な治療薬はない。

 国民の健康を無視しての五輪開催はあってはならない。
(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

先方社長が消費者を恫喝?「岩下の新生姜」をめぐる食品メーカー2社のバトルに社長が激白

 おいしいはずの「新生姜」をめぐって、2つの食品メーカー間であまり“おいしくない”トラブルが発生している。何が起こっているのか。

 ことの発端は、「いーわしーたのーしんしょうが♪」で知られるロングセラー商品「岩下の新生姜」で知られる中堅食品メーカー・岩下食品(栃木県栃木市、従業員数:225名【2020年2月1日現在】)の社長氏によるツイート。1月12日、同社社長の岩下和了(いわした・かずのり)氏が、自社の総務部からメールが届いたとして、そのスクリーンショットを公開。その内容といえば、同じく中堅食品メーカーである山本食品工業に電話したという消費者が、対応した同社社員から恫喝的な態度をとられた……というものだった。

 氏は「山本食品工業、なんという対応だろう。お客様のお申し出に対してブチ切れるとは、あまりに酷すぎる」と、この対応について批判。名の知られた企業の社長が、ライバル社を名指しで批判するという事態にネット上はざわつき、この投稿には、7000件弱のリツイートや、1万5000件以上のいいねがつくなど、注目を集めた。

岩下食品の岩下社長が、直接電話取材に応じてくれることとなった

 岩下食品は、1899(明治32)年に乾物や野菜の小売業を営む「八百源」として栃木県で創業され、戦時中の1942(昭和17)年に漬物製造業に着手。その後、岩下商店、岩下食品工業と名称を変え、1986(昭和61)年に現在の岩下食品に。酢漬の分野では日本一のシェアを誇る業界の大手であり、くだんの「岩下の新生姜」は、1987(昭和62)年に発売されている。

 一方、2004年に同社社長に就任した岩下和了氏から名指しで批判された山本食品工業(埼玉県行田市)は、1921(大正10)年に岩下食品と同じく青果店として創業されたのち、1952(昭和27)年に山本食品工業を設立。その後、1987(昭和62)年に「あさづけ風新生姜」という商品を発売している。

 つまり、偶然か否か、同じ新生姜の商品を同じ年に販売開始した両社なわけだが、実は近年、まさにその新生姜のパッケージデザインをめぐり、確執が続いていたことが業界内では知られていた。

 2019年11月、岩下食品は山本食品工業に対して、商品パッケージが「岩下の新生姜」のそれに「複数の点で同一である」とし、商品名やデザインなどの使用停止を求める警告書を送付。以降同社は、2020年11月までの間に、計6回にわたって同様の警告書を出したという

 岩下食品の岩下社長が今回、ツイッター上でいくぶん“過激な投稿”を行ったのも、こうした確執が背景にあるものなのか。この投稿の3日後に当たる1月15日、今回の岩下社長の投稿の意図について岩下食品に直接問い合わせてみると、なんと岩下社長本人が直接回答するという。以下、岩下社長への電話インタビューを中心に本稿を展開していこう。

1月10日に放送された『噂の! 東京マガジン』で岩下食品が取り上げられたことがトラブルのきっかけ

「まず、私の今回の投稿のそもそもの発端となったのは、1月10日に放送された『噂の! 東京マガジン』(TBS系)で岩下食品が取り上げられたということなんです。このなかで、弊社と山本食品工業さんの新生姜の商品パッケージが似ているという問題を取り上げていただいたのですが、番組中、山本食品工業さんが書面で反論するシーンがあったんですよ。

 その内容というのが、(パッケージは似ておらず、消費者は)商品を間違えるはずがない、ということと、岩下食品よりも売り上げ高の大きい山本食品工業が、岩下の商品の真似をするはずがない、というものでした。確かに、グループ合算では岩下食品のほうが売り上げ規模は大きいのですが、先方のおっしゃる通り、漬物の領域では山本食品工業さんのほうが規模の大きい会社になっていまして。

 とはいえ私も番組中では、売り上げ規模と真似する・しないは関係ないだろうと反論しましたが、これを観たお客様が、山下食品工業さんに電話をかけてくれた……というのが、私の今回のツイートに繋がっていくのです」

 ちなみに岩下食品の売り上げ高は公式サイトには未掲載であったが、就活サイト「マイナビ」に記載された会社情報によると、2019年1月期の単体売り上げ高は約77億円となっている。一方の山本食品工業は公式サイトの会社沿革欄に、2019年に売り上げ高が90億円に達したとの記載があるので、確かに山本食品工業のほうが、売り上げ高に関しては大きいといえるようだ。そしてこちらも岩下社長が述べた通り、岩下食品のグループ連結売り上げ高は約140億円となっており、確かに山本食品工業を上回っているようである。

 とはいえ、岩下社長の主張する通り、企業規模と模倣の問題は、本質的には無関係であろう。岩下社長は続ける。

お客さまの話のディテールの細かさや迫真性などから、事実ではないかと判断した

「このお客様は、以前より弊社の商品の類似品を誤って購入されたという経験もあったそうでして。そのため、番組を観て『商品を間違えるかどうかは消費者が決める』『会社の売り上げの大小はまったく関係がない』と、私どもが以前より主張しているのと同じことを、山本食品工業さんに伝えてくれたらしい。その際に、電話で対応してくれた山本食品の担当者の方の名前を聞いたところ、『お前に名乗る筋合いはない。ふざけるんじゃねえ』と、かなり威圧的な対応をされたというんですよ」

 冒頭に掲載した岩下社長の投稿によれば、山本食品側に電話をかけたこの人物は、その後ことの顛末を岩下食品側に電話で報告。「こんな会社はのさばらせてはいけない、ぜひ、岩下食品には毅然とした戦いを続けてほしい」と応援のメッセージを伝えたのだという。

 しかし、以前からの確執といった背景はあるにせよ、名の知れた食品メーカーの担当者が、消費者の問い合わせ電話に対してそのような威圧的な対応をするだろうか? 電話をかけてきたその人物が、岩下食品に対して嘘の報告をしたという可能性もあるのではなかろうか……?

 しかし岩下社長は、その可能性は低いと判断したのだという。

「まず、そのお客様が、我々に対してわざわざそうした虚偽の報告をするメリットなどないのではないかというのが一点。さらに、私も総務部からその報告を受けた際、申し訳なく思ったためそれをそのお客様に伝えたかったのと、それから念のために事実確認をしようという気持ちもあり、弊社の担当者からその方に折り返しの電話をさしあげたんですね。もちろん大前提として、我々がお客様を疑うことはできないということもありますが、そのことを抜きにしても、その際のお客さまの話のディテールの細かさや迫真性などから、事実ではないかと私は判断したんです」

食品メーカーとしては、最終的には消費者の方がお客様なわけです

 それでは、そもそもの発端である「パッケージのデザインの類似」という問題について、岩下社長はどのように考えているのか尋ねると、氏の語気は強くなり、舌鋒は鋭さを増した。

「もちろん、食品メーカーとしては、直接の顧客は卸売業者さんやスーパーなどの小売店さんであるわけです。しかし最終的には、消費者の方がお客様なわけですよ。ところが山本食品工業さんには、そうした意識が少し希薄なのではないかと思わされることが、以前からあったんです。

 例えば公式ウェブサイトの更新頻度も少なく、商品紹介の部分は2013年から更新されていない。その上、弊社の商品と先方の商品とを消費者が混同するという事例があっても、何も手を打つ様子がない。これでは、消費者に自社商品を覚えてもらおうという気がないのかなと思えてきますよね。その上で今回、消費者に対して恫喝的な態度をとったというわけですから……。今回の私の一連のツイートでも述べましたが、そんな会社と弊社とを同列に並べてほしくないというのが正直なところです」

 そう語る岩下社長はしかし、今回の投稿を行った理由は怒りや義憤ではなく、あくまでも「注意喚起」であると主張する。

「『噂の! 東京マガジン』でもそうだったように、山本食品工業さんと弊社とが対立しているという見方をされることが多いのですが、こちらとしては、シンプルに『我々が模倣されている』というだけのことなので。こういう模倣があるよ、というのを消費者に周知するために行ったということですね。2019年から山本食品工業さんに警告書を送付し、それを公表しているのも、同じ目的です。類似品があるということを周知できるだけでも、効果があると思っていますので」

お客さまをも苦しめてるんだ、だから“注意喚起”を行うのは岩下食品のつとめだと考えた

 2004年に岩下食品の社長に就任した岩下氏は、『噂の! 東京マガジン』や警告書の送付のほかにも、2020年11月には山本商品工業の社長と駐車場で“直接対決”したことをツイッターに投稿。一連の模倣問題について「デイリー新潮」から取材を受けるなど、近年岩下社長は、この問題を対外的に積極的にアピールしている。

「私はよくネット上でお客様の声をリサーチしておりまして。そうしたネット上の声を見ていくと、弊社のお客様が、弊社の商品と山本食品工業さんの商品を混同し、迷惑をこうむっているという意見も多かった。それで、『ああ、うちだけの問題じゃなかったんだ、お客さまをも苦しめてるんだ』と思ったんです。それで、こうした“注意喚起”を行うのは岩下食品のつとめであると考えるようになったわけです。

 もちろんそれ自体は消費者の方にとっても面白い話ではないでしょうし、早期に解決したいと思っています。しかし、相手のあることですから……。だから解決するまでは今後もこうした活動を続け、さらに間違いにくいパッケージをこちらで作ることも検討していくつもりです」

 その言の通り、岩下氏は今回の投稿をした日の翌1月13日に、「岩下の新生姜」の3月発売分から、そのパッケージの「岩下の」の部分のフォントを大きくすることをツイッターで発表。こちらも界隈で大きな注目を集めている。

 今回の件について、山本食品工業サイドの考えを聞くべく問い合わせをしたが、期限までに回答はなく、同社の意見を聞くことは叶わなかった。この先、両社が歩み寄る日はくるのだろうか?

(文=編集部)

アンジャッシュ渡部のダメダメ会見、所属プロ・人力舎の“采配ミス”はなぜ生まれたか?

 どうも、“X”という小さな芸能プロダクションでタレントのマネージャーをしている芸能吉之助と申します。

 不倫スキャンダルで大バッシングを受けたアンジャッシュ渡部建さんは、いまだ休業状態ですね。昨年12月3日には会見を開きましたが、これもまた大炎上しました。会見がうまくいけば、今頃復帰していた可能性もあるのに、非常にもったいないことをしたんじゃないかな~。少し時間がたってしまいましたが「タレントの会見」の実態をある程度わかっている芸能界の内側の人間から見た、あの会見の「仕切りの悪さ」について分析してみましょう。

 芸能人は、不祥事だったり不倫だったり何かしらスキャンダルを起こした場合に謝罪会見を行うケースがよくあります。この場合、会見前に報道陣と事務所サイドとの間で、各媒体のレポーターのなかで仕切り役となる人は誰なのか、どこまでツッコんだ質問をしていいのか……などを事前にある程度共有しておくのが普通です。

 こういうことを言うと、「そんなのヤラセじゃないか」と批判されそうな気もします。とはいえ、なんの仕切りもないまま会見を開いて、ワイドショーや紙面で使えないような会見になってしまえば、事務所側はもちろん報道陣も困るわけで、ある程度の筋書きは必要。もちろん、その筋書きをかいくぐってキワドい質問をするというのもレポーターの“腕”であり、それに対して実際にどう回答するかというのもタレントの能力のひとつ。そこから、“筋書きのないドラマ”が生まれることもあるわけですから(笑)、「すべては仕組まれたこと」という見方をする一般の方がいるとすれば、それはやはり違うと思います。

「ガキ使復帰」ありきだったのがミエミエだった渡部建の記者会見

 しかし12月3日の渡部さんの会見では、それがまったくといっていいほどできていなかった。会見前に、昨年末の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の『笑ってはいけない』シリーズへの出演が報じられていたこともあって、報道陣は渡部さんに、「収録に参加したのかどうか教えてください」「会見前に仕事はしていないのですか?」「今まで会見から逃げていて、なぜ収録に参加したんですか?」「収録に参加することは奥様(女優の佐々木希)に相談したんですか?」といった質問を投げかけましたが、渡部さんはひたすら「申し訳ないのですが、お答えできません」「私の口からは何も言えません」と言うばかりで、報道陣と、所属事務所のプロダクション人力舎サイドがまったく情報共有できていないことがまるわかり……。

 また、『ガキ使』出演報道後というタイミングで開かれた会見だったことで、「順番が逆なんじゃないか」とツッコミが入っていましたが、渡部さんは「騒動が6月だったものですから、年内いっぱい自粛をして記者会見という形で復帰をできないかと思っていました。半年という期間も、まことになんの根拠もないといいますか、勝手にこちらがなんとなく年内だったらいいんじゃないかと。これも誤りだったんですけれども」と、なんとも歯切れの悪い回答。

「なぜ6カ月たった今、なんのために謝罪会見をしているのか」という質問には、「昨今の報道を受けまして、世間の皆様から会見しないでどうするんだというお声をたくさん頂戴しました。何かの番組に出てしれっと復帰ということではなくて、復帰のタイミングでこういうことを考えていたんですけれども、昨今の報道で一日も早くやったほうがいいということで、謝罪会見を勝手ながらさせていただきました」と話していましたが、肝心の『ガキ使』復帰報道については何も説明できない状態では、どうしても「復帰ありきの会見だったのでは」という印象は拭えませんよね……。

「囲み会見」という手法は、本人を萎縮させ最悪の結果を生み出しやすい

 ちなみに渡部建さんの会見は本人と記者の距離が近く、大勢の記者に囲まれる圧力から本人の焦りにつながりやすいともいわれる、いわゆる「囲み会見」。これも状況も悪化させた要因のひとつでしょう。しかもこの日は女性記者が多く、「世の女性は多目的トイレで1万円を渡して帰したことに不快感を感じている方が多い。今振り返って、それについてどう考えているのか」といった女性目線での鋭い質問もたっぷりで、渡部さんは恐縮しっぱなし。司会進行役が全体の流れを仕切りつつ、渡部さんがマイクを前にテーブルに着席して記者からの質問に答えるという形式なら、少しはまともな会見になったかもと、芸能マネージャーとしてはどうしても考えてしまいます。

 ネットでは、渡部さんが不倫現場として利用していた「多目的トイレ」に関して、報道陣から「なぜこの場所だったんですか?」「車いすの方やお年寄りが使用される場所ですよね」「仕事と仕事の合間でちょっと会うためだったんですか?」「報道後に多目的トイレは使いましたか?」などとさまざまな質問が飛び交ったことについて、「えぐすぎる」といった反感の声も上がっていました。

 しかし、渡部さんが会見を開く上で、この多目的トイレについての質問が避けられないことは明白。もし多目的トイレに関する質問を誰もしなかったとしたら、それこそ「忖度」だと批判が殺到したはずです。だからこそ、事務所側が報道陣に対して、「多目的トイレに関する質問はこういう聞き方なら答えられるけど、こういう聞き方は厳しいです」といった具合に、具体的にお願いしておくべきだったんです。

芸能レポーターの“絶妙のパス”に対して、芸人としてチャンスを逃してしまった渡部建

ガキ使』に関する質問に対して言葉を濁し続けた渡部さんに、ある男性記者が「我々も『ガキの使い』で来ているわけではないんですから」と投げかけた場面も話題になりましたが、あの質問を渡部さんが“有効活用”できなかったことももったいなさすぎる! あの質問は、芸人の謝罪会見の場でのレポーターとしては、非常に“正しい対応”なのです。男性記者はツッコミ芸人である渡部さんに対して“最高のパス”を出していたのに、彼は気まずそうに、「すみません、申し訳ないです」と答えただけ。芸人として面白い返しをする絶好のチャンスだったのにね……。

 もちろん、謝罪会見にもかかわらず、まったく反省していない様子を見せるのはNGですよ。とはいえ、やっぱり芸人ならどんな場面でも世間を笑わせてナンボであって、エンターテイナーとして気の利いた返しは必要です。ビートたけしさんも『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で渡部さんの会見について、「不祥事でもいいことでも、インタビューは勝負どころ。ひとつのショーだと思わないといけない。それをお笑いだったらお笑いにもっていって、大爆笑で終わって『すいません』なんだけど。これはちょっと段取りも間違っている」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだったと思いますね。

東出昌大の記者会見は、「正直さ」という意味では好印象だったのではないか

 それができないというなら、せめて“自分の言葉”で、正直に話すべきでした。芸人と俳優という立場こそ違えど、同じく不倫で大バッシングをくらった東出昌大さんは、自分に正直な会見をしていたと、僕は思います。

 東出さんはリポーターから、「杏さんと唐田さん、どちらが好きなのか?」というあの究極の質問をされて、「私の心の内を今ここでしゃべることは、妻を傷つけることになると思いますので、お答えできません」と答えていました。もちろんこれ、批判をされましたが、すごく正直で誠意のある答えだと私は思います。もし妻である杏さんが好きだと即答しても白々しさがありますし、本当に杏さんの気持ちを考えていたからこその答えだったのではないでしょうか。

 結局のところ渡部さんの会見は、芸人らしさを見せることもなく、本音も明かさないものだったので、一体何がしたかったのか、最後までわからなかった。全体的に事務所側の仕切りが不十分だったことはもちろんですが、渡部さんが自身の不倫スキャンダルに対して、世間がどれほど嫌悪感を持っているのかをリアルに理解できていなかったという部分も大きいでしょうね。

 ただでさえ叩かれる「不倫」という行為に加えて彼は、「多目的トイレで性行為をし、帰り際に相手女性に1万円を渡す」という、本来使用してはいけない場所で、まるで女性を性欲処理のための道具のように扱う非情な人間であることが明るみになったわけです。ひたすら自分の性欲優先で、相手女性への敬意が感じられませんし、もはや不倫と呼べるのかどうかもわからない。そりゃあ世間には嫌われますよね。なので、あのタイミングで会見をしても、世間に「半年の謹慎は短いだろ!」とツッコまれることくらい、冷静に考えていたらわかるはず。

 それに、不倫発覚直前に活動自粛をして“雲隠れ状態”だったことも叩かれていたのに、『ガキ使』出演報道があった上で謝罪会見を開いてしまえば、都合よく隠れたり出てきたりしている印象が強くなる。不倫の内情がひどすぎたこと、質問に対する本人の考えがまったく伝わってこない回答ばかりだったこと、復帰ありきのタイミングだと思われる会見だったことなど、これはもう、炎上する要素は十分揃っていたということになりますよね。不倫発覚前の渡部さんはクレバーなイメージをウリにしていましたし、本当に、もう少しうまいこと切り抜けられたのではと残念に思います……。

記者に直撃されて、「大失敗」を認めてしまった人力舎の社長

 ちなみに12月3日の会見の翌日、「週刊女性」(主婦と生活社)のある記者が、渡部さんの所属事務所である人力舎の社長の玉川大氏の車に直接乗り込み、真相を尋ねていましたね。

 その際、玉川氏は「会見が遅れたことはすべて私の責任です」と明かした上で、「小さな会社ですが、渡部ひとりのせいで傾く会社にしたつもりはありません」と、渡部さんの復帰を会社として急いでいたわけではなかったと強調していました。しかし記者から、ならば『ガキ使』出演を人力舎から依頼する必要はなかったのではと問われると「……うーん……それは……もう『お察しください』としか……」と口ごもってしまったそう。当然ながら会社としても、一連の経緯は大失敗だったと感じているのでしょうね。

 渡部さんの多目的トイレ不倫には、女性に対するサディスティックな性癖も見えますが、こういう性癖が原因でトラブルを起こすケースって、芸能界では珍しいことじゃないんです。いやはや、うちの所属タレントにもきちんと言っておかないとですね……。

(構成=田口るい)

●芸能吉之助(げいのう・きちのすけ)
弱小芸能プロダクション“X”の代表を務める、30代後半の芸能マネージャー。趣味は食べ歩きで、出没エリアは四谷・荒木町。座右の銘は「転がる石には苔が生えぬ」。

あれ?あんまり温かくない…?ヨドバシ.comで見つけた“ガッカリ小型暖房家電”5選!

 新型コロナが猛威を振るっている今冬も、引き続きリモートワークをしているビジネスパーソンは多いだろう。職場では無尽蔵に暖房を使っていたけれど、自宅では電気代が気になる……という人もいるはず。暖房の設定温度を高める前に、デスク周りを小型の暖房家電で固めると、節電しながら暖を取れる可能性が高い。しかし、巷にはヒーター部分が小さすぎたり、温かさを感じなかったりと、買うとガッカリする小型暖房家電もあふれている。

 ここでは、家電や日用品など約700万点を扱う「ヨドバシ.com」で発見した“買うと損するかもしれない”小型暖房家電を紹介しよう(各種情報は調査時点、価格は税込み)。

エレコム エクリアwarm USBブランケット/4100円

 パソコンやネットワーク関連機器の開発を行うエレコムでは、周辺機器として電気ひざ掛けも販売している。これは、ノートパソコンやシガーソケット、モバイルバッテリーに専用のUSBケーブルを接続して給電すれば、どこでも使えるというアイテムだ。

 たたむとA4サイズになるので、持ち運びに適している……とうたっているが、電熱ヒーター部分の大きさはA4用紙約1枚分。下半身を温めたい人には、物足りない大きさだろう。ヒーターもじんわり温かくなる程度なので「USB給電の限界を感じる」という声も。ひざ掛けを持ち運ばないリモートワーカーは、よりパワフルな電気ひざ掛けを買った方がよさそうだ。

グリーンハウス USB インサートカップウォーマー/1800円

 仕事をしながら温かいコーヒーを飲む習慣がある人は、リモートワーク中も同じように過ごしているはず。この「インサートカップウォーマー」は、パソコンと専用スタンドをUSBケーブルで接続して給電し、専用カップの中に別売りのインサートカップを入れることで飲み物を温めてくれるというもの。インサートカップは100円ショップなどの商品でもよく、使用後は捨てるだけなので後処理も楽だという。

 一見便利そうだが、肝心の保温機能に疑問の声が上がっている。商品説明には「50~60℃で飲みごろをキープ」と書かれているが、1時間ほどで冷めてしまうため、温め直すたびにストレスを感じるというレビューも。常に熱々のコーヒーが飲みたい人は、よく吟味して購入しよう。

ヤマゼン USB対応卓上加湿器/2750円

 USBを介して本体に電力を供給して運転する、ヤマゼンの卓上加湿器。高さ10cm、幅・奥行き8.5cmのコンパクトさが売りだ。また、ヘッド部分のファンは向きを変えられるので、自分に向けてミストを噴出することができる。

 しかし、コンパクトさを重視しすぎたのか、タンクに入る水の量はたった200ml。近年人気のチューブやスティックを500mlペットボトルに差し込むタイプの卓上加湿器に比べると、水の量が少なく感じてしまう。それでいてタンク部分の幅と奥行きは8.5cmで、ペットボトルよりも場所を取る。本気で冬の乾燥を防ぐなら、より効率的に潤いが得られる加湿器をチョイスしてほしい。

ドウシシャ ウェアラブルヒーター ネック/4160円

 リモートワークなら、防寒のためにマフラーを巻いて仕事をしても人目を気にする必要はない。どうせならヒーターを搭載したネックウォーマーで、よりポカポカに首を温めたいところ。ドウシシャの「ウェアラブルヒーター ネック」は、その名の通り「着るヒーター」で、ネックウォーマーの中にモバイルバッテリーとハガキ大の薄いヒーターを入れて、バッテリーでヒーターを温めてくれるという仕様だ。

「首元が温かい」という声もあるが、最大の弱点はバッテリーの重量感。重さのせいでバッテリー側にヒーターが引っ張られ、いつの間にか位置がズレてしまうようだ。軽いバッテリーを購入して軽量化する方法もあるが、マフラーをして使い捨てカイロを貼るだけでも代用できそうだ。

ヤマゼン 人感センサー付きセラミックヒーター/6580円

 ヤマゼンのセラミックヒーターは、人の気配を察知して自動でONになる人感センサー機能付き。本体はゴミ箱1つ分くらいの大きさなので、デスクの下に置いても邪魔にならず、スイッチを入れる手間が省ける、などのメリットもある。

 しかし、運転中の音が大きいわりに、部屋がなかなか温まらないという致命的な難点も。トイレや脱衣所などの狭い空間ならそれなりに温まるが、リビングやデスク周りにはあまり向いていないようだ。

 もちろん“温かさ”を感じる基準は人それぞれ。同じ商品でも「全然温くない」という人もいれば「ちょうどいい」という人もいるだろう。せめて、購入する前に商品の説明書きやレビューを読んで、ヒーターが対応する部屋の広さや上昇温度の確認をしておきたい。

 また、ヨドバシ.comの売れ筋ランキングは「ホットカーペット・マットランキング」「セラミックヒーターランキング」など、カテゴリーが細かく分類されている。まずはランキングページを見て、売れているものから購入を検討していけば、失敗を回避できるかもしれない。

 安かろう悪かろう、では意味がない。1万円以下の小型の暖房家電であっても、損をしないように入念に下調べをして、冬のリモートワークに最適なアイテムを見つけよう。

(文=清談社)

福島県沖地震でまた朝鮮人差別デマが 差別批判や通報の動きに「ネタ」「パロディ」と反論する差別加担の動きも

 きのう13日夜23時8分ごろ、東北地方で最大震度6強の地震があり、宮城県、福島県、茨城県など100人を超える負傷者が出ている。しばらく、同規模地震が起きる可能性があるとして、気象庁は注意を呼びかけている。地震そのものにも引き続き注意が必要だが、今回の地震をめぐってネットで...

パチンコホールチェーン大手が「新たなコロナ対策」。「安心して楽しめる」環境の提供へ

 パチンコホールチェーン大手のダイナムは2月上旬、新型コロナウイルス対策の一環として、光の力で菌やウイルスを分解、無害化する「光触媒コーティング」を全店で施工したことを、公式HP上で発表した。

 同社は、パチンコ・パチスロ産業21世紀会が昨年5月14日に制定した「パチンコ・パチスロ店営業における新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン」を、かねてより徹底。

 昨年12月には全店で自動検温装置とオゾン発生器の2装置を導入し、入店するユーザーの体温を非接触で素早く測定することや、密になりやすくマスクを外す危険性のある喫煙ルーム内でのオゾン消臭・除菌などを実施中だ。

 自動検温装置とオゾン発生器の導入を発表した際には、今後、光触媒による遊技台及び関連設備の除菌コーティング施工等も全店にて実施予定と報告していた。同社は、その光触媒コーティングを迅速に施工し、それにより店内での接触感染リスクをさらに抑えることが可能となったという。

 実際の営業店舗で行った実験では、その光触媒コーティングにより菌やウイルスの代替指標「ATP値」が30分後には60.1%、60分後には78.8%と、時間経過と共に減少したとのこと。7時間後には97.1%と、菌類を含む有機物はほぼ死滅したという。

 施工4週間後に実施したテストでも、同様の水準をキープ。同社では施工後、約3年間の効果持続を見込んでいるそうだ。

 もちろん、光触媒(酸化チタン)は人体に無害な物質である。

 なお、光触媒コーティングの施工箇所は、遊技台周辺についてはパチンコのハンドル、上皿・下皿、遊技台ガラス、手置きスタンド、パチスロのスタートレバー、ストップボタン、下皿、パチンコ・パチスロ共通で玉・メダル貸出機(サンド)やデータ表示器など。設備・施設については玉・メダル計数機、自動販売機、公衆電話、トイレ、自動ドア、休憩用テーブルなどで、バックスペースのパソコンやキーボードといった設備機器、従業員休憩室のテーブルまでも対象としたそうだ。

 依然、新型コロナウイルスは猛威を振るい続けている。

 首都圏を中心に発出された2度目となる緊急事態宣言の成果か、ここ最近は感染者数が減少傾向にあるものの、まだまだ予断を許さない状況。安心してパチンコ・パチスロを楽しめる環境の提供は、ファンとしても嬉しい限りである。

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JRA共同通信杯(G3)福永祐一「激痛3着」で皐月賞絶望!? 「クラシックはこの馬」ベタ惚れの大器シャフリヤール、まさかの“壁”消滅で……

 14日に東京競馬場で行われた共同通信杯(G3)は、エフフォーリアが重賞初制覇。昨年、史上最年少で関東リーディングを獲得した横山武史騎手と共に、春のクラシックに大きく名乗りを挙げた。

 その一方、春のクラシック参戦に黄色信号が灯ってしまったのが、2番人気ながら3着に敗れたシャフリヤール(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)と福永祐一騎手だ。

 まさに痛恨のアタマ差だった。福永騎手が「スローな展開で前に壁を作りたかった」と話すシャフリヤールは12頭立てながら8枠11番という、難しい枠からのスタートとなった。序盤はハートオブアシティを前に置く理想的な展開だったが、ペースが遅いと見るや鞍上の大野拓弥騎手が一気に動いてハナへ。シャフリヤールにとっては“歯止め”を失ってしまうチグハグな展開になってしまった。

 それでも最後の直線では「よく追い上げた」と振り返った通り、上がり3ハロン33.4秒の末脚を繰り出したシャフリヤール。だが、勝ったエフフォーリアに同タイムの脚で上がられては万事休す……最後は先に抜け出したヴィクティファルスをアタマ差捉えることができず、3着に終わった。

「福永騎手にとっては、京都記念(G2)のワグネリアンを蹴ってまで選んだ一戦。直前にも『ここで勝ち負けしないとローテが苦しくなるし、何とか結果を出したい』と意気込んでいただけに、本賞金が加算されない3着という結果は、まさに痛恨でしょうね……。レース後には『今後を考えると2着は欲しかった』と悔しがっていましたよ」(競馬記者)

 1戦1勝でこの日の共同通信杯に挑んだシャフリヤールだが、賞金を加算できなかったことで春のクラシックに参戦するには、最低でもあと1レース使わなければならない状況に追い込まれた。無論、まだ巻き返すことは可能だが、4月の皐月賞(G1)参戦には相当厳しいローテーションを強いられることになる。

「デビュー前から『来年のクラシックはこの馬』と思っていた福永騎手にとって、今回の敗戦は痛いでしょうね。新馬勝ちだけの本賞金では、皐月賞で抽選対象になるかさえ微妙です。

確実に出走するには、3月にまたトライアルなどのレース使う他ありませんが、陣営の評価も相当高い馬。将来を見越して無理使いすることを嫌うなら、皐月賞は回避して5月の日本ダービー(G1)を目指す方針に切り替えるかもしれません」(別の記者)

 レース後、「今日は能力だけで来てくれた」と相棒を労った通り、福永騎手のシャフリヤールへの高い評価は変わっていない。昨年、コントレイルで三冠を成し遂げた名手が、まさかの皐月賞不参加という事態もあり得そうだ。