JRAフェブラリーS(G1)C.ルメールがカフェファラオに「ゾッコン」な理由。馬具の相談、綿密な打ち合わせの裏に、したたかな「野望」!?

 リーディングジョッキーはレース以外でも、完璧な立ち回りをしているようだ。

 21日、東京競馬場でフェブラリーS(G1)が開催される。

 混戦模様となっているが、1番人気が予想されるのはカフェファラオ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 昨年のチャンピオンズC(G1)で6着に敗れたカフェファラオ。だが、先着を許した5頭のうち4頭は不在。唯一出走するインティも前走の東海S(G2)を12着に大敗しており、全幅の信頼を置けない。そのため、カフェファラオが押し出される形で人気を集めることになるだろう。

 今回、カフェファラオ陣営は様々な工夫を施してレースに挑むことになる。

 収得賞金的にフェブラリーSの出走が確実でなかったカフェファラオは、いつでも前哨戦を使えるように在厩で調整を進めてきた。結果的に使うことはなかったが、乗り込み十分でレースに臨むこととなる。

 その中で、チークピーシーズ、リングビット、クロス鼻革など様々な馬具を試してきた。チークピーシーズはC.ルメール騎手と相談した結果、着用することになったようだ。

 先週の京都記念(G2)を制したラヴズオンリーユーは、3週連続で川田将雅騎手が追い切りに跨った。その中で、ハミをトライアビットに替えることを進言。これが復活の後押しとなった。

 ただ、ルメール騎手はコロナ禍で調教のために美浦へ行くことができない。そのため、レース当日に堀調教師と相談して馬具を決めるようだ。

 これだけルメール騎手がカフェファラオに入れ込んでいるのは、来年以降を見据えているという見方がある。

「昨年、ルメール騎手は207勝挙げていますが、そのうち27勝は藤沢和雄厩舎の管理馬でした。厩舎別では最も勝利を挙げており、この関係性が4年連続でリーディングジョッキーに輝いた原動力とも言えるでしょう。

しかし、藤沢和調教師は来年の2月で定年となります。ルメール騎手にとって、かなりの痛手のはず。そのため、来年以降を見据えて関東の名門・堀厩舎とのパイプを太くしたいという思惑があるのではないでしょうか」(競馬記者)

 今年、ルメール騎手は堀厩舎の管理馬に9回騎乗して2勝を挙げている。前年の同時期が4回だったため、騎乗依頼が着実に増えている。

「これまで堀厩舎はM.デムーロ騎手を多く起用してきましたが、今年に入って一度もコンビを組んでいません。その分、ルメール騎手に騎乗依頼が回っているように感じますね。今後はさらにルメール騎手とのコンビが増えるはずですよ」(別の記者)

 昨年の毎日王冠(G2)をサリオスで、シリウスS(G3)をカフェファラオで制するなど、ルメール騎手は堀厩舎の管理馬で重賞制覇をしているが、G1勝ちはいまのところない。

 フェブラリーSをカフェファラオで制することができれば、「ルメール×堀」のホットラインはさらに強まることになりそうだ。

これからはデジタルでやっていく。全社員に「デジ単」を配布したNTTタウンページの挑戦

※電通の村山亮太による書籍「『デジ単』デジタルマーケティングの単語帳 イメージでつかむ重要ワード365」」(発行:翔泳社)。その重版出来を記念して、本書を2000冊一括購入(!)して 全国の社員に配布したという、NTTタウンページ企画部の井原知宏さんにお話を聞きました 。

<目次>
社長の思い「生き残るのは強い者でも賢い者でもない、変化できる者だ」
紙の事業で蓄積した“資産”をデジタルビジネスで生かす
「これからはデジタルでやっていく」社員の意識もデジタルシフト!

社長の思い「強い者が生き残るのではない、変化に対応出来る者が生き残るのだ」

──長年「ハローページ」(50音順電話帳、2021年で発行終了)、「タウンページ」(職業別電話帳)という電話帳の事業を続けてきたNTTタウンページが、自社のユニークな資産を生かしたデジタルビジネスを推進するため、「マーケティング部門」を新設しました。井原さんは準備段階から携ったとのことですが、これまでのご経歴は?

NTTタウンページの主たる事業は、黄色い表紙でおなじみのタウンページ。しかし近年、マーケティング部門を立ち上げ、DXに取り組んでいるという。
NTTタウンページの主たる事業は、黄色い表紙でおなじみのタウンページ。しかし近年、マーケティング部門を立ち上げ、DXに取り組んでいるという。

井原:1998年、新卒でNTTタウンページに入社し、今年で24年目になります。広告の訪問営業を7年、そこから営業企画、経営企画などを経て2020年の2月からマーケティング部門の立ち上げ準備を始め、以降はマーケティングを担当しています。

──この20年は、まさにアナログからデジタルへのシフトと共に歩まれたと思います。会社の事業領域はどのような変遷をたどったのでしょうか?

井原:今も昔も紙の電話帳の広告事業を主としていますが、私の入社した頃にインターネット版の電話帳「iタウンページ」が始まり、大きく成長して、2本柱になりました。

その後2012年に、タウンページの掲載情報をデータベース化した「タウンページデータベース」を販売するNTT情報開発と経営統合して、データベースビジネスという柱を加えました。さらに2019年からはホームページを基盤とした「NTTタウンページ Digital Lead(以下、デジタルリード)」という、デジタルマーケティング商品の販売を始めました。

iタウンページ
紙の電話帳で知られるタウンページだが、井原氏が入社した98年にインターネット版「iタウンページ」がスタート。大きな成長を遂げ、もう1本の柱になった。

──電話帳の広告事業からデジタルマーケティング事業に舵を切り始めたのは、広告収入に変化があったからでしょうか?

井原:それもあります。紙の電話帳の広告収入が1千億円を超えていた時代もありましたが、徐々に減少し続けています。今でも紙の電話帳による広告収入が売り上げの約7割を占めてはいますが、企業にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進という変化が求められる時代を迎え、会社としての軸足をデジタルに移そうとしているところです。

──会社のビジネスをデジタル化していくためには、マーケティング部門が必要だと考えたのですね。

井原:はい。今後デジタル商材を本格的に販売していくに当たり、業務効率を最大限上げるには、各組織や全国の営業所の連携が大きなポイント。マーケティング部門はそうした社内の協力体制をつくる役割を担います。また、これまで着手できていなかった、お客さまからの問い合わせを増やすデジタルマーケティング戦略にも取り組み始めています。

特に、当社の社長(酒井紀雄氏)は

強い者が生き残るのではない、変化に対応出来る者が生き残るのだ

というダーウィンの言葉を社員向けメッセージに盛り込んだり、時代の変化に呼応するマーケティング部門の設置には強い意志があったと思います。

紙の事業で蓄積した“資産”をデジタルビジネスで生かす

──「営業により広告枠を販売する」ことを長く続けてきたNTTタウンページが、今マーケティング部門を立ち上げたのは、「時代に合わせた事業を行っていく」という会社の意思表示でもあるわけですね。ここからは、デジタル分野での事業について聞きます。まず、「タウンページデータベース」はどんなビジネスでしょうか?

井原:タウンページに掲載された約640万件の情報を業種別にデータベース化し、どこにどんな施設や店舗があるのか、全国の大企業から個人事業主まで幅広い情報を網羅しています。

──データベースはどんな顧客に、どのように活用されるのですか?

井原:企業や事業所では、DM送付、テレマーケティングや商圏分析に、カーナビ会社では電話番号から目的地を設定して経路が案内される機能に活用されています。新しい使われ方としては、人の動きをリアルタイムで見ることができるNTTドコモのデータと組み合わせ、行政や自治体向けに販売したりもしています。つまり、「観光客がどのお店にどう流れているのか」「有事の際にどのような避難経路が使われるのか」といった情報が可視化できるのです。

また、過去20年超、18億件に及ぶデータが蓄積されているので、例えばA町は10年間でどういった業種の店舗が増えたのか、あるいは減ったのかといった、全国各地域の“栄枯盛衰”を見ることもできます。それを基に、相関関係分析や未来予測もできるということで、大学など研究機関からも注目いただいています。

タウンページデータベース
タウンページデータベース
毎月更新される「タウンページ」掲載情報633万件(2020年6月末時点)をデータベース化したもの。1900業種に分類された全国の登録情報を特定の業種、地域といった絞り込みをかけて顧客に提供する。NTTタウンページが紙の電話帳を始めた時から長年蓄積してきた“資産”をデジタルサービスに活用している商品の一つ。

──もう一つのデジタル商品「デジタルリード」は、中小企業や個人商店を主なターゲットにしたサービスですよね。

井原:デジタルリードは、小規模な店舗でも運用できる、コンパクトなデジタルマーケティング支援のサービスです。タウンページのお客さまは中小企業から個人商店くらいの規模の方が多く、そうした方々に向けて「ホームページを起点に集客から成約までをワンストップで支援」と掲げています。海外の電話帳事業会社の動向を調査したところ、デジタルマーケティングビジネスを展開していることが分かり、それを参考にしました。

以前、全国のタウンページのお客さま、つまり広告主にアンケートを実施したところ、回答約7000件のうち6割近くが従業員5人以下で、その6割がホームページを持っていませんでした。

お話を聞くと、世の中の動きを感じて「何かした方がいい」とは思っているけれど、「デジタルには詳しくないから、何をしたらよいかが分からない……」という方が多い。それに、少人数で回している事業主は、新たなことに手間も大きな費用もかけられない。そんな、古くから付き合いのあるお客さまのビジネスを、デジタル化でより良いものにするために立ち上げたサービスが、デジタルリードです。

具体的にはホームページの制作とスタートアップフォローを請け負います。ご希望や業態に応じて、SEMと言われるウェブ広告やブログ、SNS連携による集客、Eコマースの決済、予約や資料ダウンロードなど、必要な機能を選択いただけます。基本パッケージは月額1万2100円(税込み)からと、始めやすい価格に設定しました。

ホームページの掲載内容、必要な要素については、各地の営業スタッフが得意のヒアリング力を、デザインはこれまでの電話帳編集でつちかったデザイン力を生かして、理想のページづくりをお手伝いしています。導入から3カ月間は、担当のスタッフが連絡を取りフォローするので、デジタルツールが初めてのお客さまにも安心して利用いただけます。

──お客さまに寄り添ったサービスですね。評判はいかがですか?

井原:2019年の9月から販売を始めたのですが、おかげさまで約9000件の売れ行きです(2021年1月現在)。おそらく2月には1万件に達するでしょう。しかし、販売のペースが良過ぎて、お客さまをお待たせしてしまっている状況もあります……。

われわれマーケティング部門の業務は本来、「デジタルマーケティングの戦略を立てて、売れる仕組みをつくる」ことですが、今はたくさんのデジタルリード受注に対して、販売からホームページ公開までをスムーズに進められるよう、社内連携の最適化に注力しています。

デジタルリード
デジタルリード
ホームページ制作と運営サポートを請け負うサービス。顧客の業態や要望に応じてSNSやメールマーケティングなどによる集客、Eコマースの決済や予約機能といった付帯サービスも提供する。今までホームページを持っていなかった事業主がイチから勉強せずともデジタルマーケティングを始められるよう、iタウンページで約20年のウェブ運営実績のあるNTTタウンページがサポートする。

──お客さまのDXを支援するために、NTTタウンページ自体も本格的にDXに取り組み始めているそうですね。

井原:当社では社内の単純業務へのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入や、リモートワークの推進など、「従来業務をデジタルで効率化する」という意味での一般的なデジタル化も進めていますが、並行して、「事業領域のデジタル化と、それに伴う最適化」も進めている状況です。

マーケティング部門を立ち上げた際、社長から「デジタル化を機会に、社内の各部門が連携し、組織横断で全社最適を目指そう」というメッセージがありました。当社はこれまで、全国の営業所や各組織で完結する業務が多かったのですが、デジタルビジネスを推進するためには、全社が連携することが必要です。今マーケティング部門が取り組んでいるのも、まさにそこです。

「これからはデジタルでやっていく」社員の意識もデジタルシフト!

──営業の方たちはずっと「電話帳の広告枠を売る」ことに取り組んでこられたのですが、データベースやデジタルリードをお客さまに勧めるには、商品知識を熟知する必要があります。営業スタッフの商品理解を深めるため、どんな取り組みをしていますか?

井原:商品主管部門と営業部門が連携し、説明会や社外講師による研修を実施しています。また、商品に関連する資格取得も全社的に推奨しています。説明会や研修以外にも各地の営業所に本社から人を出して同行訪問するなど、知識の定着を支援しました。

コロナ禍以降には、人を派遣する同行訪問を減らし、全国から社員約30人を選抜して本社に集め、データベース販売の選抜チームを立ち上げました。徹底したOJTで知識とスキルを上げてもらい、いずれは全国の核要員となる人材です。

そして全社員に最新のデジタルマーケティング用語について知ってもらうため、レクチャーに加えて「デジ単」を配布することで、知識習得の相乗効果も図りました。

──「デジ単」はどのような経緯で導入することになったのですか?

井原:私が個人的に本屋さんでデジタルマーケティングの本を探していたんです。「デジ単」はイラストと解説の組み合わせで、専門的な用語もコミカルな表現でわかりやすいなと思いました。そこで、購入して周囲の社員や社長に見せたところ、これが好評だったので、一括購入して全社員に1冊ずつ配布しました。

──全社員に!?

井原:はい。まとめて2000冊ほど購入し、全国の社員に配りました(笑)。もちろん会社全体のデジタルリテラシーを上げたいという狙いもありますが、もう一つの理由として、私たちは何十年と紙の電話帳をやってきた会社です。「急にデジタル商品を売れと言われても……」と、戸惑う社員もいると思うんですよね。そういう社員に対しても、「これからNTTタウンページは、デジタルでやっていくんだよ」という意識を浸透させたい思いがありました。

──確かに、全員に1冊配布というのは会社の“本気度”が伝わるし、意識改革につながりますね。社員からの反応はどうでしたか?

井原:営業現場から、お客さまとのコミュニケーションに実際に役立ったという声をもらいました。ずっと紙の電話帳の広告営業をしてきたので、数年前までは、デジタル導入支援をやることになるとは思いもよらなかった人が大半でしょう。でも、急激に変化していく環境下でも手元に「デジ単」があることで、「何かあれば頼れる本がある」という安心感を持ってほしいです。

──社員のデジタルリテラシーの底上げを図りつつ、新たな事業領域への挑戦に「デジ単」が一役買っているのですね。最後に、NTTタウンページの今後の目標をお聞かせください。

井原:目標というか課題ですが、喫緊では、先ほどお話ししたデジタルリードの販売のための社内各部門の連携と最適化です。2021年度以降は、デジタルリードとタウンページデータベースというデジタル商材の販売を、どう軌道に乗せていくかに注力します。数年で電話帳の売り上げを、これらデジタル商材の売り上げが上回ることが目標ですね。

──地方の個人商店や中小企業にデジタルツール導入を勧める競合企業もいると思います。そんな中、「NTTタウンページの強み」というと、やはり古くからお付き合いのある広告主との信頼関係になるのでしょうか?

井原:そこは強みです。当社には約20万件のお客様がいらっしゃいますが、長年の営業活動の成果で、当社の営業スタッフはお客さま各社の責任者との信頼関係がしっかりと築けています。

お客さまご自身が、この時代にどう動けばよいかに迷われているとき、あるいは自社や自店舗の課題にお気づきでないとき、私たちが課題を発掘して最適なアイデアを提供する。これまで電話帳事業でつちかった営業力を、長年お付き合いしてくださっているお客さまへ、そんな形で還元できればと思っています。

「Your Marketing Partner」というのが、当社の企業理念です。既存の20万件のお客さまと、これから提案していく新規のお客さまに、最適な価値を提供し続けるマーケティングパートナーを目指し、お客様と一緒に事業環境の変化に対応していきたいです。

【本書のポイント】
・デジタルマーケティングの頻出単語をシンプルに解説
・イラストを見るだけでもイメージがつかめる
・似た単語の意味の違いや、使い分け方もフォロー
・索引つきで単語や同義語を探しやすい
・英語表記もあるので、海外サイトを読むときや出張にも便利

「脱・思いつき」アイデア術

次の時代を創るリーダーが、真のイノベーションを起こすための“共創の場”を提供する「WASEDA NEO」と、電通のニュースサイト「ウェブ電通報」が連携し、電通のクリエーターらを講師にした、社会人向けのオンライン講座「ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ」。第2回の講師は、電通のクリエイティブディレクター/コミュニケーション・プランナー 越智一仁氏です。


僕は「物語を創作する」ようなストーリーテリングは苦手で、いろいろなやり方で社会的コンテキストに沿った仕掛けをつくるようなことを仕事にしています。

今回、「脱・思いつき」アイデア術というお話をするのですが、アイデアというのは思いつくのを待つのではなく、ある程度体系化することで、誰にでも考えることができるようになる、という内容になっています。

もしも企業が、そして商品が、他にはないブランドをすでに持っているのだとしたら、それをストレートに伝えればそれでいい。でも、昨今あらゆる場面でコモディティー化が進んでいて、「差別化」が図りづらい。ウェブやSNSの影響力も著しい。ネットでもリアルでも長く愛されるコミュニケーションが大切になってきています。

では、アイデアを考える時、何から手をつければいいのでしょう?良いアイデアを選ぶときの基準ってどういうものなのでしょう? 

アイデアの考え方フロー
アイデアの考え方フロー

「視点を変えて驚嘆と共感を設計するコミュニケーションプランニング」というテーマを設定しましたが、ポイントはとにかく「視点を変える」。このやり方だけ覚えれば大丈夫です。

アイデア(企画)とは?

「廊下を走るな」というポスターがあります。皆さん小学校時代によく見たのではないかと思います。しかし、これで子どもたちは走るのをやめるでしょうか?多分、僕が子どもだったら言うことを聞かずに走ってしまうような気がします。これは、言うべきことは言っているけど伝わらない例。つまり、「言う」と「伝わる」は似ているようで全然違うわけです。僕は、コミュニケーションにおけるアイデアとは、「効果的に伝えたいことを受け取ってもらう知恵」だと考えています。

「ろう下は走らない」のポスターイメージ
「ろう下は走らない」のポスターイメージ

アイデアを考えるときに陥りがちな問題として「おもしろいこと=アイデア」という考え方があります。しかし、「おもしろい」は「アイデア」の一部です。「おもしろい」以外にも伝えるためのアイデアはたくさんある。「興味深い」「すごい」「かわいい」「ベンリ」…いろいろあるわけです。そして、それらの多くは「驚嘆」と「共感」のどちらかの感情に分類されます。まず、「おもしろい」や「かわいい」の手前にある驚嘆や共感を生み出す方法を考える方が、考えやすいはずなのです。それこそが、「思いつき」を脱する方法なのです。

視点を変えるとは?

わかりやすい例を、一つご紹介します。次の問題を解いてみてください。

セミナーで紹介された「問題」
「視点を変える」を擬似体験するテスト

この問題、外側の枠を超えてはいけないとは言われていないのに、勝手にそう思い込んでしまった人は、なかなか正解に気づけなかったのではないかと思います。

これと同じで、僕は「新しい視点」とは「気づいてしまえば当たり前だけど、気づかなければずっと分からない」ようなものだと考えています。逆に、だからこそ思いつくのに膨大な時間がかかったりするわけです。言い換えると、「気づきのある再定義」ともいえます。良いアイデアにたどり着くためには、まず先入観を捨てることが大事です。「一見、〇〇と思われがちだが、実は××なのではないか」に当てはめて考えてみると分かりやすいかもしれません。

企業のコミュニケーションを考えるときは、ブランド、商品、その周辺へさまざまな視点を持ち込むとよいと思います。年齢的視点、歴史的視点、場所的視点、いろいろ考えられます。

カレーパンのコピー

Dentsu Lab Tokyoのインターンシップで、コピーの授業を行ったときに、「電通の社食のカレーパンを売るコピー」という課題を出しました。そして4班から出てきたコピーがこちらです。これらは実際に本社4階のパン屋さんでPOPの掲出まで実施しました。ターゲットは電通社員。さて、最も売れた、そして講師たちが最も票を入れたコピーはどれでしょう?

越智 図4

答えは……Team Aの「今日のカレーパンは上手に作れたと思う。」でした。ここに持ち込まれた視点は「作り手の視点」です。つまり、このケースにおける「新しいカレーパンの価値」とは、「一見どれも同じように見えるが、そのどれも、人間が作っている。そして、日によって、出来不出来がある」ということなのです。カレーパンに対して、「パン屋さん」(作り手)の視点で見ているわけですね。

なぜこれがいいコピーなのかというと、作り手が「今日はよくできた」というときは、相当出来がいいはずだということを、電通の人々は身をもって知っているからだと思います。例えば、自分に置き換えてみると「今日の企画は面白いですよ!」というときの企画は、それなりにいい企画である気がします。日々企画を考えてはダメ出しを食らっている人ほど響くコピーなのではないでしょうか?また、作り手が「上手に作れた」という言葉には、うそがありませんね。あくまでも主観なので。これも信頼を獲得する要因のひとつだと思います。

驚嘆と共感をつくる二つのメソッド

これまでは、大きな視点の変え方のお話をしてきました。次は、驚嘆を生み出したり共感を得るために、小さな視点を変えるお話をします。ちなみに、驚嘆には「振り向かせる効果」が、共感には「心理的距離を近づける効果」があり、そうした効果を得るには二つの方法があります。

越智 図5

一つ目は、「掛けるメソッド」。これは、企業のブランド、商品、サービスをさまざまな概念と掛け合わせていくこと。これは比較的みんながアイデアを考えるときの常套手段といえます。ただ、大きな視点を変えた上で行うことが大事です。そして、正しいアイデアを選ぶときに大事なのは、驚きはあるか?伝えたい相手は共感してくれるか?を基準にすることです。

二つ目は、「変えるメソッド」。ある要素に基づいて視点をズラしていくやり方です。名前、形、大きさ、役割、場所、目的、単位、ルール、時間などなど、日々の暮らしの中で当たり前だと思っているものをズラしてみるわけです。例えば、台風で壊滅的な被害を受けたリンゴ農園の経営者がいた。しかし、枝にわずかに残ったリンゴを「落ちないリンゴ」と名付けて受験生やそのご家族にちょっとだけ高い値段で提供したところ、ものすごく売れたという話があります。これは、「名前」を変えることで驚きと共感を獲得したケースです。

アイデアの考え方は無限にあると思いますが、まずはこの二つのメソッドを使いこなしてみてください。結構使えるアイデアのタネを発見できるのではないかと思います。

愛と敬意を獲得するために

今日お話ししたのは、アイデアを考える方法のほんの一部です。アイデアを考える仕事に就いた人たちは、日々必死な思いをしながらやっているのだろうと思います。とはいえ、考えるためのポイントは意外とシンプルです。

突飛な発想や、天から降ってくるような奇抜なアイデアをひたすら待つのもいいですが、時間にも限りがあります。まずは、体系立てた方法論を駆使して考えてみるのも悪くないと思います。その後の余った時間で、思いっきり変化球を考えればいいわけですから。そうすると、思いつきで考えるよりは、効果的な企画が考えられそうな気がしてきます。

越智氏のセミナーのまとめシート

アイデアを求められると、人はつい、何をするか?何を掛け合わせるか?から考えてしまいがちですが、受け手はあくまでも「人」。まず、「人」はどう思うか?「人」は喜ぶか?そういう人間的視点が、とても大事です。

やり方とか、環境とか、メディアとか、プラットフォームとかは、日々変わっていきますが、人は変わりません。この仕事をやっていく上で、人の感情をどう捉えるかが何よりも重要なことなのだと僕は思います。「愛」と「敬意」を獲得するために、皆さんの企画にもぜひ「温かい視点」を持ち込んでみてください。

WASEDA NEOの公式サイトは、こちら

WASEDA NEOは、早稲田大が運営する“知の更新とアウトプット、応援し合える仲間づくりのための、未来に向けた前向きな学びのコミュニティ”で、東京・中央区に日本橋キャンパスを構える。同所では、各種セミナーやワークショップなどを開催するとともに、交流イベントなど、会員同士の交流の場も提供している。


(編集後記)希望は、学びの先にある。

第1回の編集後記でも申し上げたように、この連載を貫くキーワードは「希望は、学びの先にある」というものだ。早稲田大総長を務めた大隈重信氏が、1909年に行った演説の一節「人間は希望によって生活している。希望そのものは人間の命である」にちなんだ。

「アイデアというのは思いつくのを待つのではなく、ある程度体系化することで、誰にでも考えることができるようになる」という越智氏の指摘には、なんというか、希望が感じられる。視点をちょっと変えるだけで、人の心は動かせる。実はこれ、恋愛でも、子育てでも、介護でも、私たちが普通にやっていることだ。なんで彼女に惹かれたんだろう?なんで彼氏に惚れちゃったのだろう?そのきっかけは、とてもささいな、でも、とても新鮮な「驚嘆と共感」にあったはずだ。それがやがて、越智氏の言う「愛と敬意」に変わっていく。そこから一生付き添っていこう、という希望と意欲が生まれる。ブランドというものの正体も、そこにあるのだと思う。

そうしたコミュニケーションの本質は、時代がどう変わろうとも普遍的なものだ。たとえ外国語をしゃべることができなくても、日本人の「おもてなしの心」を伝えるすべはいくらである。心のこもった寿司一貫を握るだけでも、それは確実に相手に伝わる。越智氏の講義の中心は「相手の心を動かしたかったら、当たり前のことを、当たり前にしましょうよ」ということに尽きる。平凡なことをしろ、ということではない。相手を驚かせたい、相手を感動させたい。こっちを振り向いてほしい。そのためには何をすべきなのかを必死で考えろ、ということだ。

青春時代、それは誰もが悩み、考え抜き、実践したことであるはず。予定時間を超えてもなお、質疑応答が止まらないリモート講義の様子に、編集者というよりは一人の人間としてコミュニケーションの奥深さや可能性、あるいはその熱量のようなものを、改めて感じた。

映画レビュー「あの頃。」

退屈な毎日を送っていた主人公が、突然、アイドルオタクの世界に目覚める。個性的な面々と過ごす刺激的な日々が始まった。

投稿 映画レビュー「あの頃。」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

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【参加者募集】「結局DXってどうすればいいの?~電通DXプランナーがメソッドを大公開~」3月8日開催

真のイノベーションを起こすため、次の時代を創るリーダーに“共創の場”を提供する「WASEDA NEO」と、電通のニュースサイト「ウェブ電通報」が連携し、電通のクリエイターらを講師にお届けする社会人向けオンライン講座「ウェブ電通報×WASEDA NEO 連携講座シリーズ」。その第4回が3月8日(18時~19時30分)に開催される。

今回のテーマは「結局DXってどうすればいいの?~電通DXプランナーがメソッドを大公開~」。
講師は、電通のシニア・マーケティング・プランナー三澤茂太氏。参加費は3300円で、当日の午後1時まで受け付ける。

「結局DXってどうすればいいの?~電通DXプランナーがメソッドを大公開~」3月8日開催

【講演概要】
DX活用方法の一例として、生活者との新しいつながり方を紹介。

そもそもDXをなんのためにやらないといけないのでしょうか。
―これまでは対面営業していたが、テレビ会議で営業をするようになった―
こういったケースもDXに含まれるのだと思いますが、既存業務の単純なデジタルへの置き換えは、 他社も同じことを導入したときには、むしろ同質化するだけになってしまいます。
自社のビジネスを成長させるための、あくまでも「手段のひとつ」がDX。
自社の思いや、顧客に提供したい体験という軸に、デジタルを掛け合わせることで(DX)、これまでとは違う、新しいつがなりをつくることができるのではないでしょうか。
本講義では、実践事例を交えながら、なぜDXをやらなければならないのか、どこから始めてよいのか、自社が取り組むべき「自分なりのDX」とは、といったテーマを考えるきっかけをご提供したいと思います。
 

日時:3月8日 18時~19時30分
場所:オンライン(Zoom)
申し込み先:
https://wasedaneo.jp/course/course-detail/8154/

【講師】
三澤 茂太 /シニア・マーケティング・プランナー
2006年電通入社、営業で8年流通クライアントを担当し、チラシ制作やCM制作に従事した後、プランニングセクションへ異動。 現在は、顧客情報を活用したCRMや、サービス開発や新規事業創造のプランニング業務に従事。

■ウェブ電通報の記事
DXで成果が出る企業・出ない企業の違いって?
プランナーが行く、気になるゲンバ

アスリートブレーンズ為末大の「緩急自在」vol.8

為末大さんに「いま、気になっていること」について、フリーに語っていただく連載インタビューコラム。唯一、設定したテーマは「自律とは何か、寛容さとは何か」。謎の「聞き手」からのムチャ振りに為末さんが、あれこれ「気になること」を語ってくれます。さてさて。今回は、どんな話が飛び出すことやら……。乞う、ご期待。

インタビューんに応える為末さん

──「自律と寛容」をテーマに、今回は「さびしさとは、何か?」というテーマを設定しました。ちょっと風変わりなテーマなので、企画趣意といいますか、なぜ、このテーマを選んだのかについて、いつもよりちょっと長めに前振りをさせていただきますね。

為末:よろしくお願いします。

──コロナ禍のステイホームが続く中で、僕の周辺では、ちょっと不思議な現象が起こり始めています。僕自身でいうと、ベランダでメダカを飼い始めたんです。そばを打つときに使うくらいの大きな鉢で、です。同世代の友人の中には唐突にトイプードルを飼い始めた輩もいます。まったく乗るあてのない高級外車を探しだした人もいます。お取り寄せグルメにハマりだした人もいます。余興とか、退屈しのぎ、と言ってしまえばそれまでなんですが、その根底には個人や企業や社会が抱える「さびしさ」があるのではないか、とふと思ったんですよ。

為末:なるほど。

──家族や友人、恋人との関係、会社での人間関係、経営者の悩み。それらすべての根底には現代社会が抱える「さびしさ」がある。そんな仮説のもとで、
為末さんの意見を伺えれば、と思います。そもそもアスリートにとって一番の敵は「さびしさ」だと想像するんです。自己ととことん向き合う孤独な戦い、そんなイメージがあるからです。そこで今回は、為末さんご自身が「さびしさ」といかに向き合い、それを克服されてこられたのか、といったことをベースに「さびしさとは、何か?」ということを解き明かしていけたら、と思っています。

為末:ご質問の趣旨は、なんとなく理解しました。 

インタビューに応える為末さん

──さて、いきなりのど直球な質問で恐縮なのですが、「さびしさ」の本質っていったい何だとお考えですか?

為末:難しい質問ですね。もちろん、一人でいるという物理的な孤独は大きな要因だと思います。他人と触れ合いたい、コミュニケーションがとりたい、という
欲求が満たされていないという現実。でも、それ以上に大事なことは「効力感」だと僕は思うんですよね。

──「効力感」?

為末:冒頭のペットの話もそうなんですけど、「自分がいないと、生きていけない存在がいること」。これが大事なんだと思う。恋人でも、配偶者でも、子どもでも、経営者にとっての社員でも、みなそうです。孤独、さびしさの一番のポイントは「自分がいなくても、社会は動いているんだ」ということにふと気づかされてしまうことにある。その寂寥感たるや、震えがきます。

──なるほど。

為末:たとえ罵られてもいいから、だれかに「反応」してほしい。その反応が
あるから、人は生きていける。生きていく意欲が湧いてくる。地位とか名誉とか
おカネとかも大切ですが、人間にとって「他人に反応してもらえること」こそが
一番の報酬なんです。 

──その「報酬」を得たくて、例えばSNSなどに人は熱狂するのでしょうね。

為末:人は「反応があるものに、反応してしまう」らしいです。例えばカジノなんかが顕著な例で、音や光の演出を工夫するだけで、売り上げが変わってくるという話を聞いたことがある。つまり、自分が投じたコインに対して、スロットが光を放つ。爆音を響かせる。それによって気分が高揚する。その瞬間、人は「さびしさ」から解放される。

──依存性のあるものって、なんでもそうですよね。酒でも、たばこでも、ゴルフでも。自分がとった行動によって、何かが反応する。振り抜いたクラブから放たれた球が、ぴたっとピンの近くに寄ったときなどは、とてつもない満足感ですもの。

為末:さびしさの本質のひとつは「自分がとった行動に対して、モノでも人でもなんでもいいのですが、なんの反応も返ってこない」ということにあるような気がしますね。 

──なるほど。これは、面白くなってきました。次回以降も「さびしさとは、何か?」というテーマで、話を伺っていきたいと思います。まだ、アスリートとさびしさの関係、といったことをまったく伺えてませんものね。

為末:よろしくお願いいたします。

(聞き手:ウェブ電通報編集部)


アスリートブレーンズ プロデュースチーム日比より

今回は、「さびしさ」について、改めて考えるきっかけとなるインタビューでした。為末さんがおっしゃった「効力感」という言葉。人は誰しも、自分の存在意義を求めていて、存在意義を認識できる瞬間が、効力があったと感じられる瞬間なんだと思います。アスリートは、さびしさと戦い、さびしさを乗り越えてきた存在でもあると思います。だからこそ、自分の軸を持ち、その軸を上空に伸ばし、大局観を得ているのではないかと思いました。それは、身につけざるをえない環境だったともいえると思います。この大局観は、さまざまなシーンで転用できるものであると、改めて感じました。

アスリートブレーンズプロデュースチーム 電通/日比昭道(3CRP)・白石幸平(事業共創局)

為末大さんを中心に展開している「アスリートブレーンズ」。
アスリートが培ったナレッジで、世の中(企業・社会)の課題解決につなげるチームの詳細については、こちら

アスリートブレーンズロゴ

パチンコ「爆速」や「ハイループ」時代の幕開け…確変突入率「100%」の“異端スペック”など激動の新台入替ウィーク!!

 立春を過ぎ、暦の上ではもう春だが、パチンコの新台状況は激アツ続き。2/8の週には『Pフィーバーアイドルマスターミリオンライブ!』や『PA大海物語4スペシャルWithアグネス・ラム』に『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』、『P JAWS3 SHARK PANIC~深淵~』と『P<物語>シリーズセカンドシーズン』など、人気シリーズが一挙に登場し、新機種シーンが沸騰しています。

 2月が実はアツい季節であることは、去年の同時期を見てもわかります。カレンダーの関係から、2020年は2月4週が今年でいう2/8の週にあたるのですが、6タイトル7機種の大型入れ替えで、有力タイトルの名前が何機種も挙がっていました。

『P蒼天の拳 双龍』や『P弾球黙示録カイジ沼カイジver』など王道のV-STミドルスペックが多いなか、『P地獄少女四』は確変突入率100%で右打ち中は確変50%と通常とは逆のゲーム性となるスペックで話題でした。

 初回でのガッカリ感を排除した上に、すべて10ラウンド1200発大当りと初当りに重点を置いた仕様。それでいて次回ループの可能性もあるオール10ラウンド当りとなる特殊モード「極ゾーン」を搭載するなど、ユニークな機種となっていました。

 その確変中の演出などでも活躍するダイナミックなボタン役物の名称を覚えているでしょうか? 台枠の横に搭載され、ボタンが水平に伸長するアレ。

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 答えは「業快ボタン」でした。豪快とモチーフのキーワードとなる「業」をかけ合わせたネーミングです。さて、この週はほかにも新進気鋭のスペック&ゲーム性を持った機種がありました。『Pゴッドイーター-ブラッドの覚醒-神撃90VER』です。

 これは1種2種混合機でRUSH中は継続率が約90%と破格のループ性能を実現すると同時に、10カウントで決着がつく高速バトルによる神の如きスピード感を宿したマシンなのです。右打ち中の「速度」がより意識されるようになったムーブに繋げた一台といえるかもしれません。

 この『Pゴッドイーター神撃90VER』には甘デジタイプも同時にリリースされたのですが、実は同期の甘デジがすべてハイループマシン。これは時代を象徴した出来事ではないでしょうか。

 その2つの甘デジは『フィーバーマクロスΔV-ラッシュver.』と『Pルパン三世 LAST GOLD』です。前者はRUSHの継続率が93%を超える1種2種混合機で、後者はループ率約90.2%のロングV-STとなっています。

 ちなみに、『マクロスΔ』は1種2種混合機で右打ち中の大当り確率は約1/3.9なのに突破の時短が30回転付与されるというぱっと見意味わからん仕様になっていますがどういう理屈だったでしょうか?

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 30回転時短「デルタゾーン」のほうは右打ちながら特図1を抽選するチャッカーしか開放しない仕組みになっていたんですね。なかなか凝った作りの機種なのでした。

 以上、2020年2月第4週の新台入れ替えでした。ちなみに、2020年2月15日は福井県で深海魚「リュウグウノツカイ」が2匹一緒に泳いでいる姿が写真と映像に収められました。非常に貴重な機会で、世界初となる快挙かもしれないとのこと。バレンタインデー直後なだけに愛を育んでいたのかもしれません。
(文=大森町男)

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JRA 乗り替わりに不安の声も!? 浜中俊騎手、あの名馬の全弟で輝きを取り戻せるか

 21日、小倉競馬場では伝統のハンデ重賞、第55回小倉大賞典(G3)が行われる。

 昨年の勝ち馬カデナを筆頭に、前走中日新聞杯(G3)を快勝したボッケリーニ、福島記念(G3)の覇者バイオスパーク、函館記念(G3)優勝アドマイヤジャスタなど、重賞を制した馬達がズラリと顔を揃えた好メンバー。また、小倉競馬場で重賞勝利経験のあるデンコウアンジュは、今月一杯で引退する蛯名正義騎手を背に出走を予定しており、話題性も含め注目の一戦となりそうだ。

『netkeiba.com』の想定オッズでは17日現在、G1・2勝馬ラブリーデイを全兄に持つ良血馬、ボッケリーニ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が1番人気に支持されている。

 兄と同じように5歳になってからの本格化を期待している人も多いようだ。しかし、前走手綱をとった松山弘平騎手はフェブラリーS(G1)でエアアルマスに騎乗することとなり、ボッケリーニは浜中俊騎手が初めてコンビを組むこととなる。

 浜中騎手といえば、ここ数年でめっきり影が薄くなってしまった騎手の一人ではないだろうか。

 2012年、24歳という史上3番目の若さで全国リーディングを獲得し、一時は『ポスト武豊』との呼び声まで得た浜中騎手だが、2015年頃から徐々に数字を落とし、昨年はついにルーキーイヤーを除いてワーストとなる38勝まで勝ち星が減少してしまった。

 特に一昨年はロジャーバローズで念願の日本ダービー(G1)を制覇したにもかかわらず、である。ダービージョッキーの称号を手にしたことをきっかけに飛躍を遂げる騎手も多いなか、怪我もあったとはいえ成績が下降し続けるというのは、ある意味で稀有な例と言えるかもしれない。

 一方、松山騎手は昨年デアリングタクトとのコンビで牝馬三冠を制し、勝ち星は自身初の年間100勝を突破。昨年大きく飛躍した騎手の一人だ。今年に入ってからも勝ち星を量産し、全国リーディングではルメール騎手に次ぐ2位につけている。今回、松山騎手から浜中騎手へのスイッチに、「浜中じゃ勝負できんわ」「57キロ。鞍上は浜中。色んな意味でハンデが重い」といったファンからの不安な声もネット上で見受けられた。

「ミッキーアイルでの斜行や、2017年フィリーズレビュー後の『もういいでしょう』発言で地に落ちた浜中騎手のイメージですが、昨年も秋華賞の前々週に騎乗停止を受けると、騎乗予定だったマジックキャッスルが2着に激走するなど、相変わらずマイナスのイメージを拭えていない印象です。

しかし、今回はあのラブリーデイの全弟、さらには地元・小倉での重賞です。『中日スポーツ』のコラムでも『レースが楽しみ』と言っていましたし、モチベーションは相当高いはずですよ。あとはそのモチベーションが空回りしないことを祈るばかりです」(競馬記者)

 浜中騎手といえば、かつてボッケリーニの兄ラブリーデイでも代打騎乗し、見事天皇賞・秋(G1)を制覇。全弟ボッケリーニで結果を出すことによって、再び輝くきっかけを掴むことはできるだろうか。

スーパークレイジー君“市から議員辞職圧力”投稿…市側は「当選辞退も選択肢だと説明」

 先月31日に投開票が行われた埼玉県戸田市議選で、公明党や共産党、日本維新の会の候補に競り勝って当選したラッパー、スーパークレイジー君こと西本誠氏(34)が16日、自身のTwitterアカウントに投稿した内容が波紋を呼んでいる。

「夜中に市役所職員に呼び出されて議員就任の前に辞職を遠回しにすすめられたこと。まだ名前は言いませんが。いろんな圧力には負けません」(原文ママ、以下同)

「テレビ朝日でテレビ取材だった為に東京からトンボ帰り。そこで言われたことは、貴方の当選無効を狙った人がいると。負けるだけの証拠が出せないならば、自分から辞職した方が貴方の株があがると言われ」

 西本氏の投稿内容が事実だとすれば、民主主義の根幹にかかわるような一大事だ。東スポWEB(東京スポーツ新聞社)は17日、一連の西本氏の投稿に補足する形式で記事『スーパークレイジー君 夜中に市職員に呼び出され辞職勧められる「圧力には負けません!」』を公開。西本氏のフォロワー以外にも衝撃が広がりつつある。

16日には戸田市選管に西本氏の当選効力無効の申し立てがあった

 西本氏の投稿内容を裏付けるかのように、戸田市は16日、「戸田市議会議員一般選挙当選の効力に関する異議の申出の受理について」というプレスリリースを発表していた。内容を以下、引用する。

「公職選挙法第206条の規定に基づき、当選の効力に関する異議の申出が2021年2月15日付で戸田市選挙管理委員会に提出されました。

 同委員会は、2021年2月16日付で会議を開催し、申出について審議した結果、受理すべきものと決定しました。

 これにより、すべての候補者の供託金の返還が、異議の申出に対する最終的な結果が確定されるまで延期されます。

 異議の理由として申出人は、スーパークレイジー君議員について、選挙期日までに3箇月以上住所を有することとされているところ、居住の実態がなく、住民票があるだけでは公職選挙法の規定を満たしていないからとしています。

 戸田市選挙管理委員会としては、公職選挙法第213条(注釈)に規定された事務処理について、十分な調査を行った上で異議の申出に対する決定をしたいと考えております」

 この申し立てに関し、ある埼玉県議会議員は次のように語る。

「西本氏の居住実態がどうなのかは置いておくとして、この手の申し立てがあると供託金の返還が遅れる。選挙費用の支払いに響く可能性もあり、政党からの支援のない無所属議員はかなり痛いと思います。いろいろな意味で混沌とした状態です」

戸田市選管「公選法違反となる可能性を提示した」

 一連の経緯について、戸田市選挙管理委員会の担当者は、次のように説明する。

「2月4日午前に西本議員が選管に来ました。居住実態に関する質問があり事務局長からいくつか回答しています。その時に議員と局長との間で居住実態に関するやり取りがあり、その内容に不明瞭な点があったので、2月4日の午前の面会が終わったあとに再度議員に連絡を取り、事務局長が同日夜に面会をしたものとなります。

 面会の際に居住実態の確認をしたうえで、仮に居住実態に疑義が生じる場合は、当選を辞退するというのも一つの選択肢であるという旨を説明いたしました。これに対して議員からは居住実態の補足的な説明がありまして、不明瞭な点は解消されました。

 事務局長と議員のやり取りは、仮に居住実態がなければ、公選法違反となる可能性を提示したものでありまして、辞職を求める意図はなかったということをお答えさせていただきます」

 すべてが異例に見える。真相はどこにあるのか。

(文・構成=菅谷仁/編集部)