パチスロ「一発確認」で「超オイシイ」展開も…有利区間の「引き継ぎ」に「特大期待値」か!?

 大松のパチスロ「ハイエナ」紹介。今回は夏も間近ということで、和風ホラーゲームを題材にした新台「パチスロ 零」について書いていきたい。

 本機はAT「ZERO(ゼロ)」で出玉を増加させるゲーム性。ATは自力継続のガチバトルとなっており、「準備中」と「周忌バトル」の2部構成で展開される。

「準備中」は、8G+ αで純増:約1.0枚のアイテム獲得抽選ゾーン。「周忌バトル」は、20G+αの純増:約2.8枚で怨霊とのバトルが発生する。

 怨霊を倒すことができればAT継続。怨霊の体力を減らす主な契機はベルとレア役となっており、リプレイと1枚役で霊力ゲージUP抽選を行う。

 液晶左の「周忌G数」が0Gになると「択当て」演出が発生。霊力ゲージが一定まで蓄積されていれば2択や全ナビとなる。押し順正解で大ダメージ、押し順不正解でこちらの体力が減少する仕組みだ。

 主なATの当選契機は「零ボーナス」と「逢魔刻」の2種類。特に「逢魔刻」はAT期待度55%の大チャンスとなっており、AT非当選時にもチャンスAT「当主狂乱」に突入するため希望はある。

「零ボーナス」と「逢魔刻」は主に規定ゲーム数で当選。100Gまでに約20%、200Gまでのゾーンは約40%の期待度があると言われている。

 天井は約800G+ 前兆で「逢魔刻」発動との情報があるが、実戦上は天井到達のデータが確認されていないため、非常に稀なケースだといえるだろう。

 本機の狙い目はズバリ「有利区間引き継ぎ」である。設定1では「零ボーナス」の約19%で有利区間が継続する模様。その際は天井が300Gとなり「逢魔刻」当選が濃厚となるようだ。

 有利区間ランプは常時点灯しているタイプのため、ランプで判断することはできない。

 しかし、有利区間を引き継いでいない場合には有利区間突入のためのゲーム数が必要となるため「液晶ゲーム数」と「データカウンター表示ゲーム数」にズレが生じる。両者が同一の場合は、有利区間を引き継いでいると判断しても良いだろう。

 天井狙い向きの機種とは言えないが、400G辺りから期待値が発生すると言われている。初当りが軽いマシンなので余り遭遇頻度は高くないものの、新台期間にはそれなりに発見できるかもしれない。

 狙い目を発見した際には是非チャレンジしてみてはいかがだろうか。

(文=大松)

<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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 今やパチスロのみならず、パチンコ分野においても数多くの話題作をリリースしている大手メーカー「サミー」。2021年の上半期を振り返ると、実に多くの魅力的なマシンをホールへ投入していた。今回は、パチンコ部門に絞って同社の軌跡を振り返ってみたい。

 2月に登場した『P〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』は、多くのユーザーから好評を得ていたマシンだ。大当り確率は1/199.8のライトミドルで、初回突破型の1種2種混合タイプ。初当り時は基本的に「時短1回転+残保留4回」が付与される。

 ここで1/7.68のフラグを引く事ができれば、継続率「約86%」を誇るRUSHへ突入。RUSH中は79%の割合で「7R以上」となるため、遊びやすくも強烈な一撃に期待できるマシンとして多くのファンを獲得した。

 そして5月にはサミーが誇る看板コンテンツ『北斗の拳』シリーズの最新作『P北斗の拳8 救世主』をリリース。前作の小当りRUSHから王道の「バトルスペック」へと、スペックが回帰している。

 初当りの50%で突入するRUSH『BATTLE MODE』は、継続率「約84%」と強力な連チャン性を保持。更にバトルで勝利すれば「10R・1500発」が約束されるという北斗らしさ溢れる出玉性能だ。「一撃5万発」クラスの大量出玉でユーザーを唸らせたのは記憶に新しい。

 そんな『北斗の拳』の流れを汲む人気シリーズ最新作『P蒼天の拳 天刻』が先日デビューを果たした。本機はV獲得率の異なる3つのモードを搭載した業界初システムを取り入れており、導入前から注目を集めていたマシンだ。遊技したユーザーからは「4万発オーバー」などの爆裂報告も挙がっているが、最も多いのは“仕様”に関するもののようだ。

 本機に関しては、業界初のシステムが盛り込まれた特殊スペックということで、遊技する際に注意する要素がある様子。本来の性能を楽しむためにも、右打ち中は液晶演出上の「打ち方指示」に従って遊技するべきだろう。

 現時点では「面白そうだが手を出しづらい」と敬遠する声も少なからず見受けられた。一方で「仕様を理解すれば面白い」といった意見もある。正式な評価は、時間の経過した際に出そうな気配だ。

 下記に改めて『P蒼天の拳 天刻』のスペック紹介を記載させていただくので、今後の遊技の参考になれば幸いだ。

『P蒼天の拳 天刻』(サミー)

■大当り確率:約1/199.8
■賞球数:1&4&10
■カウント:10カウント
■天刻ループ(死合の刻)突入率:ヘソ54%
               :電チュー100%
■遊タイム:天刻ループ(死合の刻)突入
※大当り終了後599回転後に突入※大当り間1回のみ
■大当り出玉:8R約800発・4R約400発

 大当り確率約1/199.8のライトミドルタイプで、右打ち中はモードによってV獲得率が異なるという業界初システムを搭載している。

 注目の天刻ループには初当り時の54%で突入。電サポ中は「死合の刻」「CHANCE死合の刻」「天授の儀」といった3つのモードが存在し、継続率はそれぞれ「約80%」「約94%」「100%」だ。天刻ループのトータル継続率は約83%となっている。

 この間は1セット4回転の「死合の刻」でV獲得抽選が行われ、最大4個のVを獲得可能。セット終了後に獲得したVをまとめて放出する。1セット「最大3200発(8R×4回)」という獲得出玉は非常に強力だ。

 また、この1セット4回転で一つでもVを獲得できれば、大当り放出後に再び「死合の刻」へ突入。この一連のループによって、出玉を増加させていくゲーム性となっている。

 ちなみに先述した「天授の儀」は、4変動全てでV獲得が濃厚となる激熱モード。大量出玉を創造する強力なトリガーとして作用してくれそうだ。
○○○

 8月には『デジハネPA真・北斗無双 第2章 連撃Edition』や『P火曜サスペンス劇場 最後の推理』といった激アツ新台をリリース予定のサミー。下半期も我々ユーザーを大いに楽しませてくれそうだ。

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JRA 「生存者なし」WIN5ラストキャリーオーバーから1年! 波乱を演出した“3頭”が揃い踏み! 今年の主役はアドマイヤジャスタ、メイケイダイハードでもなくあの馬

 18日(日)、函館競馬場では函館記念(G3)、小倉競馬場では中京記念(G3)が行われる。ともにハンデ重賞とあって、波乱を期待するファンも多いだろう。

「さすがに荒れすぎだろ……」

 超がつく穴党ファンですら、そうつぶやきたくなるような波乱が連発したのは、1年前の7月19日のことだった。WIN5の最後のキャリーオーバーがこの日であることからも、察しがつくだろう。

 その日のWIN5対象レースと勝ち馬は次の通り。

1R目、阪神10R オークランドRCT(アバルラータ、8番人気、12万7900票)
2R目、福島10R 横手特別(オーケストラ、3番人気、1万7135票)
3R目、函館11R 函館記念(アドマイヤジャスタ、15番人気、156票)
4R目、阪神11R 中京記念(メイケイダイハード、18番人気、1票)
5R目、福島11R 福島テレビOP(トゥラヴェスーラ、2番人気、0票)

 WIN5対象3レース目と4レース目の両重賞で人気薄が連勝。その時点でキャリーオーバーが濃厚と考えられていたが、なんと1票の残存票があった。

「キャリーオーバーを願う多くのファンが見守る中、最終関門である福島テレビOPが行われましたが、勝ったのは2番人気のトゥラヴェスーラ。人気馬の勝利だけに、4億円以上を一人が総取りした可能性もあると思われましたが、結果は的中者なしのキャリーオーバー。15番人気と18番人気を的中させるというミラクルを起こしながら、最後の最後で大魚を逃がしたファンはさぞ無念だったと思います」(競馬誌ライター)

 あれから1年、函館記念と中京記念に戻ってきたのはキャリーオーバーの主役たちだ。

 昨年の函館記念を15番人気で制したアドマイヤジャスタ(牡5歳、栗東・須貝尚介厩舎)。18年のホープフルS(G1)でサートゥルナーリアに迫った実力馬も惨敗が続き、G1・2着の面影はなかった。ところが、テン乗りの吉田隼人騎手が見事な好騎乗。パシュファイヤーの効果もあったのか、アドマイヤジャスタは1年9か月ぶりの美酒を味わった。

 その数分後に最低18番人気で中京記念を制したのがメイケイダイハード(牡6歳、栗東・中竹和也厩舎)だった。こちらもテン乗り、酒井学騎手が5戦連続2桁着順のスランプに陥っていた馬を勝利に導いた。

 1年前にキャリーオーバーの主役を務めた2頭は、その後ふたたび低迷している。アドマイヤジャスタは、この1年いいところなく、5連敗中。一方のメイケイダイハードはそれを上回る9連敗中であり、どちらも丸1年間、馬券に絡むこともできていない。

 アドマイヤジャスタは1年ぶりの函館で、あの時の走りを思い出せるか。メイケイダイハードは、舞台が阪神のマイルから小倉1800mに替わっての一戦。こちらは芝では初距離となる上にコース替わりは決してプラスとは言えないだろう。

 そんなメイケイダイハードに代わる激走穴馬候補が中京記念に出走するという。それが、アバルラータ(牝7歳、栗東・鮫島一歩厩舎)だ。

「お気づきかもしれませんが、実はアバルラータも1年前のキャリーオーバーに貢献しています。対象1レース目を8番人気で優勝し、“流れ”を作りました。オープン昇級後は7戦して最高着順は7着ですが、着順ほど負けていないレースも多く、チャンスはあると思います。

何より小倉では3戦して全て2着という“隠れ小倉巧者”。テン乗りに定評がある西村淳也騎手が52kgの軽ハンデを生かして、アッと驚かせてくれるかもしれませんよ」(同)

 13日現在、『netkeiba.com』のアバルラータの予想オッズは140倍。昨年は“脇役”だったが、今年は大波乱の“主役”を務める可能性は十分ある。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

CAを相互監視制度で締め付け…ANA、連綿と続く“人事評価制度”と“労使一体”の実態

 ANAホールディングス(HD)の中核企業、全日本空輸(ANA)で労使が完全に一体化し、現場からの問題点や批判の声が経営に反映されるのが非常に困難な状況にあることは、連載第18回で詳述した。今回はANA労働組合(ANAユニオン)で役員となるのが出世コースとなってきたことや、1992年に導入された人事評価制度の結果、社員同士が相互監視し合う社内風土が出来上がった経緯について報じる。

ANAはユニオン役員が出世コース、ANAHDの現在の会長と社長も幹部経験者

 労使が一体となったANAでは、ユニオン役員を経ることが出世コースだ。実際に、現ANAHD会長の伊東信一郎氏は元副委員長、元ANA社長の篠辺修氏は元委員長、また、2021年から執行役員になった塩見敦与氏は元副委員長だ。現ANAHD社長の片野坂真哉氏が組合の主要幹部を経験していないのは「当時珍しかった東大出身者で、汚れ仕事を長くさせないように配慮があった」(ベテラン社員)ことが要因という。

 実際、昨年9月にユニオンの全国大会が開かれた際、ANAの平子裕志社長が「特別来賓」として以下のような挨拶をしている。

「労働組合が果たす役割は非常に重要であり、経営チェック機能を果たすと同時に、組合員の声を聴いて、我々に届けてくれることを期待している」

「(筆者注:組合役員に期待することとして)『対話』 にはふたつの意味があり、ひとつは『経営者との会話』、 もうひとつは『組合員との会話』である。組合員を誰ひとり取り残すことなく、一体感を醸成しながら、スピーディーな行動をお願いしたい。そのために我々も単なる報・連・相にならないように尽力する」

「どのような時代でも、価値を生み出すのは 『人』である。私たちは『挑戦』のDNAを刻み込まれている。挑戦のDNAでこの難局を乗り越え、有望な未来を語っていきたい。苦しい時期が続くが『将来有望』を実現するために、今こそ踏ん張り、知恵と勇気を発揮していこう」

 ANAユニオンが経営チェック機能を果たしていない点は、この連載でたびたび指摘した通りだが、CAがSNSに匿名で投稿しただけで数時間も密室で説教され懲戒処分を受けるような現状で、経営者と組合員が対等に「対話」できる雰囲気が生まれるのかは疑問である。

 なお、ANAユニオンの全国大会でANAの社長が挨拶する慣例が始まったのは、大橋洋治相談役が社長を務めた2003年からだ。大橋氏は当時200億円の大型人件費削減を実行したが、組合員を前にして「明るく、ニコニコ、コストカットに取り組もう」と発言し大顰蹙を買ったのは、社内では知られた話である。

92年の人事評価制度導入が相互監視を強めた

 労使一体が1986年にANAが初めて国際便を就航させて以降、急速に進んだことはすでに書いたが、社員、特にCA(客室乗務員)に関する締め付けが厳しくなったのもこの頃だ。特に、長らく旧運輸省次官経験者の天下り先だったANAで、生え抜き社長が続く流れを決定づけた故普勝清治氏の時代に定着した人事評価制度である「目標チャレンジ制度(MBO)」が、絶大な効果を発揮した。93年から97年までANA社長を務めた普勝氏は、92年から導入されたこの制度を社内統制に利用した。

 バブル崩壊直後の当時、日本企業ではそれまでの年功序列制度を維持することが困難になり、成果主義による人事制度が広がったが、MBOもその一つだ。社員は勤続年数の長さではなく、仕事の成果に応じて給与や昇格を決定することになるため、モチベーションが高まるといったメリットもあるが、成果主義の人事制度を2000年代に入り見直す企業が続出した。以下はある経営コンサルタントの解説。

「結局のところ、『成果』というのが何で、それを誰が定義するのか、というところが曖昧すぎて社内の空気を悪くしたり、日本的なチームワークを潰したりして企業の競争力が低下するケースが増えたということに尽きます。企業側も基本的には人件費圧縮のための方便として導入した側面が大きかった。日本社会が米国のような個人型競争主義に馴染まなかったという文化的な側面もあるでしょう。

 特にANAのような交通インフラ系企業の場合、営業といったわかりやすく数字で『成果』がわかるところ以外のCAのサービスやパイロットの運行状況、整備の巧みさなどの部分は数字で捉えにくい。こうなると、上司が自分の点数を稼ぐために部下に役割を割り振り、成果を『数字』で示す傾向が強まり、余裕のあるサービスというよりは杓子定規なサービスや本来必要のないコスト削減のようなものがまかり通ってしまったとしても不思議ではありません」

30年前からの恣意的な人事評価制度による統制が現場の疲弊を招いた

 評価基準が曖昧だということは、管理職の恣意的な運用がまかり通る組織風土を定着させてしまったということでもある。以下は当時をよく知るANAのOGの証言。

「現場が何か建設的なことを言おうとすると、『身分をわきまえろ』というようなことを言われるようになり、上意下達の言論統制が異常に強まった。評価は管理職が決めるので、うかつな発言をしないようになり優等生的に振る舞うことが暗に要求された。目をつけられた職員は村八分のような扱いを受けるようになり、御用化した組合に頼るわけにもいかなかった。80年代まではANAは国内線だけで余裕のある家族的な社内風土だったが、完全にそれが失われてしまったと感じた」

 これと同様の証言を複数のANAのOBとOGから得ているが、97年に出版された『全日空は病んでいる』(田中康夫/ダイヤモンド社)にも同様の内容の記述が出てくる。ヨイショ本も多いANA関連本のなかで珍しくANAに批判的な本だが、同書内の記述をいくつかご紹介しよう。

――以下、引用――

・選別。その基準は曖昧模糊で疑心暗鬼が生じる

・上意下達

・「風通しの良いアットホームな社風」は全日空の身上ではない

・現場を見ようとしない本社族の覇権主義、事なかれ主義

・言論統制

・会社の方針に批判は許されない

・サービスをいかに良くするかを話すとアカと呼ばれる

・意見を言っても変わらない雰囲気が蔓延

・人を「売って」偉くなる体質

・91~92年くらいから変質していったような気がする。人が人を管理する体制が隅々まで行き渡った

・組合の意見と本社の企画室の意見が全部一緒

――引用ここまで――

 本連載でたびたび指摘してきたポイントとまったく同じで、ANAの現在の体質は90年代から約30年も続く根深いものであることをうかがわせる。

ANA、CAに「品質」を90年代から要求する人権感覚、恣意的な評価制度で統制

 少なくない日本企業が成果主義の人事制度から撤退するなか、ANAは逆に現在でも労務管理に徹底的に利用していることは、連載第1回で報じた通りだ。ANAのCAの労働現場では、戦前の隣組のような「班」による相互監視や、評価者(班長や管理職)の評価による格付けによって本給や乗務手当を決める制度が採用されている。評価項目として「お客様の心に残る笑顔の発揮」「日本らしいおもてなしの心を感じる対応ができる」「安心感や新鮮さを感じるサービスができる」など、主観的で抽象的な基準が盛り込まれており、これでは評価者の機嫌を損ねることなどできない。

 なお、90年代にANAはCAに対して「一人ひとりの品質をより高めていく」という方針を打ち出したが、本来モノに対して使われる「品質」という言葉を人間に当てはめている時点で、人権感覚が希薄な様子がうかがえる。それが現在まで続いて、CAの平均勤続年数が6年半という超短期間にとどまり、「眼鏡NG」「妊娠したら一足飛びに無給休職」といた状況を生んでいる。

田中康夫氏「ANAは中身のスカスカのゴボウ」と著作で指摘

 この本の中で田中氏は、普勝氏が「ハイクオリティー・ローコスト」の「競争力のある体質」に向けた社内改革を推進した結果、「ロークオリティー・ローモラール」の「競争力なき現場の疲弊」を生んでしまった現実も看過すべきではない、と指摘している。その上で、田中氏は以下のようにANAの体質を批判する。

「中身がスカスカのまま伸ばそうとしているゴボウみたいなものなんだ。現場がその隙間を埋めようと、サーヴィスの向上で頑張っているのに、そんなことには目もくれず、背丈を伸ばすことばかりに夢中になっている」

 これは現在のANAグループ全体にも当てはまることだろう。「アジアNo.1」「世界No.1」という「中身のスカスカのゴボウ」の背伸びは続いているからだ。現場の福利厚生などの人件費や整備コストなどを削減して生み出したカネを「国際線至上主義」「打倒JAL」に徹底的に集中させるという普勝氏が敷いた路線は、現在のANAHDの片野坂社長をはじめとしたANAグループ経営陣に至るまで連綿と受け継がれている。 

 普勝氏は97年に社長を退任してからも相談役として社内に隠然たる影響力を持ったとされるが、2000年代に入って実質的に普勝路線を継いだのは、ANAのカリスマ経営者とされる現相談役の大橋氏である。大橋氏は社長時代に国際線を初めて黒字化させたことや、経団連副会長に航空業界で初めて就任したことが対外的な実績とされているが、人件費削減などの労務管理のエキスパートとして「普勝路線」を推し進めた側面について、今後詳報する。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)

Kyuzo Matsuoka

ジャーナリスト

記者クラブ問題や防衛、航空、自動車などを幅広くカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや⽂春オンライン、東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは@kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

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ソフトバンクG、燻る上場廃止…経営リスクとして有報に「孫正義社長の不測の事態」明記

 ソフトバンクグループ(SBG)は6月23日、東京・港区海岸の東京ポートシティ竹芝で定時株主総会を開催した。2021年3月期決算で国内企業として過去最高となる約5兆円の純利益を計上した。

 ウェブを通じて遠隔で出席した孫正義会長兼社長は冒頭、「ここ数年、ソフトバンクとはなんぞやと多くの人に問われた」と切り出した。「事業家としての孫正義は好きだが、投資家としては好きじゃないと言われることもあった。単なる投資家ではないと思っているが、どんなふうに説明すれば良いか、モヤモヤと鬱憤が溜まっていた」と話した。

 世界のAI(人工知能)関連企業へ相次ぎ出資している現在の経営方針を「情報革命の資本家であると定義したい」と表明。投資額を上回る資金の回収だけを目指す投資家とは次元が異なると説明した。孫氏は、「19世紀の産業革命下では、蒸気機関を発明したジェームズ・ワットらとともに、開発資金を投じたロスチャイルド家の存在があった」とした。

 そして、「21世紀の発明家に相当するのは(米アップル創業者の)スティーブ・ジョブズなどの起業家だ。ソフトバンクはAIを使った情報革命の資本家になる」と“孫節”でまくし立てた。「(ソフトバンク・ビジョン・ファンド<SVF>の)投資先の約260社はほとんどがまだ利益を出していないが、リスクをとって最も大きな資本を提供している自負がある」と力説。

 最近の孫氏の出資戦略には「事業家から投資家へ変節した」との批判が常につきまとうが、孫氏は「投資家と資本家は似て非なるものだ」とし、自身の考える両者の違いを明確にした。「投資家が目指す正義はお金をつくること」としたうえで資本家の「もっとも大切な物差しは未来を創ることだ」と再定義した。「ロスチャイルドら資本家が、その礎をつくったように、人々の未来を創ることが一番の使命と感じている」と強調した。

株主と大きな溝

 質疑では、下落傾向が顕著な株価や株主還元に関する質問が相次いだ。SBG株は3月16日に1万695円の年初来高値をつけたが、現時点では3割近く安い。21年3月期の連結純利益は過去最高だったが、今期に入り投資先の企業の株価が冴えない。「過去最高の純利益を発表して以降、時価総額が10兆円近く目減りした。短期と中・長期の株価対策、今後の業績見通しを教えてほしい」と投資家から疑問が投げかけられた。

 SBGはここ数年、投資事業の指標として保有株式価値から純負債を引いた時価純資産を意味する「NAV(ネット・アセット・バリュー)」を採用している。「毎日NAVを計算して見ているが、1日で2000億~3000億円も動くこともある。多いときは5000億円や1兆円などと、あまりにも変動が大きく、業績予想を出すのは不適切だ」とした。

「NAVを重視したことで、投資で高値づかみになっているのではないか」との批判も出た。これに対し、氏は「短期的には上がったり下がったりするが、長期的な視点で見てほしい」と答えた。そのうえで、「NAV以外に資本家となったSBGをはかる適切な物差しがあるのかと問い返したい」と反論。「NAVは資本家にとって一番重要な指標だ」と改めて主張した。

 孫氏はSVFについて「本当にけちょんけちょんに言われていた。利益が薄くなり、髪も薄くなったとかー。いや、そこまでは言われていませんかね」と述べたうえで、「利回りが43%となり、誇れる状況になった」と胸を張った。自社株買いを求める声には「常に重要な選択肢のひとつ」と応じ、「株式分割も選択肢のひとつとして検討する」との考えを示した。

 足元の株安と時価総額の減少は、20年に発表した総額2兆5000億円の自社株買いが終了し、追加の自社株買いが示されなかったことが目先筋の投資家から嫌気された結果といわれている。「下がりすぎ。時価純資産に対して50%以上割安な現在の株価は、買いのチャンスだ」と訴えた。

「株主還元が他社より低いが、配当性向を引き上げる考えはあるか」と問われ、孫氏は「株主還元には、配当と自社株買いの2つがある。この10年間、何度も自社株買いを行ってきた。配当と自社株買いを足した株主還元はかなり高い。これからもセットで還元していきたい」と模範解答をしたが、「自社株買いばかり気にされるのはちょっと悲しい」と、思わず本音を吐露した。

 孫氏と、自社株買いによる株主還元を求める株主との間に大きな溝が生じているとの印象を深くした株主総会となった。

 総会の終盤では、19年末で社外取締役を退任したファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏について言及した。冒頭で触れた「事業家としては好きだけど投資家としては好きじゃない」と言われたのが柳井氏からだったと明かした上で、「ユニクロの経営に専念したいということだった。投資家としては好きじゃないというのは、柳井氏の本音かもしれない」と寂しそうに、この話題をしめくくった。

 最後に「60代で引き継ぐ」との考えを示していた後継者問題を問われた孫氏は、80歳を超えた今も投資家として現役のウォーレン・バフェット氏を例示しつつ、「69歳を過ぎても社長をやっているかもしれないし、会長として経営にかかわるかもしれない。後継者選びは最重要な仕事のひとつだ」と答えた。

 株主から、「配当性向を30%に定める議案」と、「無配とする議案」が修正動議として出されたが、いずれも否決。人事を含めて会社提案がすべて承認された。しかし、社外取締役に選任された米系法律事務所モリソン・フォースター東京オフィス代表のケン・シーゲル氏に対する賛成率は69.77%にとどまった。シーゲル氏は13年のソフトバンクによる米スプリント(現TモバイルUS)買収など巨額M&A(合併・買収)の法的助言に携わってきた。同氏に関しては、議決権行使助言会社が「利益相反」を理由に選任に反対するよう推奨していた。氏の賛成率は97.92%と相変わらず高かった。

 孫氏は“令和のロスチャイルド”として情報革命に大きな足跡を残すことができるのだろうか。

米ウィーカンパニーへの巨額投資

 豆腐屋のように「1丁(1兆円)、2丁(2兆円)と数えられるようになる」というのが孫氏が創業当時に語った夢であり、この夢は“正夢”となった。「SBGの高収益はアップルに代表される米国の巨大IT企業と性格を異にする」(アナリスト)と指摘されることが多い。投資頼みで、地に足がついた企業活動による利益ではないという見方だ。

 SBGの高収益は「砂上の楼閣」といった厳しい見方をするアナリストもいる。投資先次第で業績に大きなブレが生じる。シェアオフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーの巨額投資に失敗したことは記憶に新しい。コロナ禍で世界市場で株価が下落した影響を受け、20年3月期連結決算は15年ぶりに最終赤字となった。

 最近でも、英金融サービス企業のグリーンシル・キャピタルが経営破綻し、SBGにどれほどの損失が出るかと懸念されている。

 SVFの2号ファンドの投資社数が急増していることを懸念する声もある。1号ファンドと比較すると1件当たりの投資金額は少なくなっており、損失が出るリスクを分散している。ウィーワークが経営危機となった折には追加支援の決断を迫られたが、今後の基本方針として「救済融資はしない」ことに決した。スタートアップ企業に対する投資では「経営破綻」の4文字がつきまとうが、1社ごとの投資額を絞り込むことでリスクヘッジを図っているのだろうか。

 SBGの有価証券報告書には「孫正義をはじめとする当社グループの経営陣に不測の事態が生じた場合は、SBGの活動全般に支障が生じる可能性があります」と書かれている。孫氏の長期政権のリスクが露わになってきた。「孫さんが体調不良になっただけで株価が急落するのではないのか。SBG株は買い増しにくい」と考えている個人投資家も多い。

 上場を維持したまま長期政権を正当化するのは、かなり難しくなってきた面は否めない。そうなると非上場化が一つの選択肢になる。6月23日の株主総会でも上場廃止については「コメントすべきではない」とした。

(文=編集部)

「騎手やめたら馬主になりたい」武豊と共通の夢を実現!? ウマ娘バブルで評判馬を次々に落札した藤田晋氏、大ヒットゲームの「弱点」克服に前進か

 12日、13日の2日間に渡り、苫小牧のノーザンホースパークで開催された「セレクトセール2021」。注目馬のセリを興味津々で見守るファンの声が、ネットの掲示板やSNSを賑わしている。

 一般人には想像もつかないような高額で、サラブレッドが落札されていく光景に、住む世界の違いを痛感させられたファンも少なくなかっただろう。

 そんな庶民には手の届かない場所で多くの評判馬を落札し、話題を独占していたのが大ヒットゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)を世に送り出したサイバーエージェントグループの代表取締役である藤田晋氏だ。

 藤田氏は5月21日に開催された2歳馬のセリ「千葉サラブレッドセール」にて、唯一のディープインパクト産駒プレミアステップスの19を、最高価格となる4億7010万円で落札したことでも話題になったばかり。

 多数の評判馬が上場される今年のセレクトセールでも、その動向に多くの関係者の興味が集まった。そんな藤田氏は大方の予想や期待に応えたのか、前日の1歳馬セールで早速、計12頭15億4100万円で落札。2日目の当歳馬セールでも「億超え」する馬を落札したように、藤田氏の爆買いの勢いは衰えず、その潤沢な資金力には驚嘆の声が上がった。

 だがその一方で、藤田氏の馬主業参入はある程度予想されていたことかもしれない。

 それは、今年1月に『GOETHE』(幻冬舎)にて公開された武豊騎手と対談の際、武豊騎手が「藤田さんが馬主として凱旋門賞を目指す、というのもありますよ(笑)」という話を振ると、藤田氏は「実は……興味は持っているんです。だんだん夢中になれることが減っていくなか、馬主って相当な趣味なんじゃないかと」と回答。

 続けて「僕も騎手をやめたら馬主になりたいと思っていますよ」と語った武豊騎手に、「やはり魅力あるんですね」と、満更でもないやりとりもされていたのである。藤田氏は、今でもたまに馬券を購入することがあるらしく、競馬に全く興味がなかったわけでもなさそうだ。

 次に気になるのが、馬主となった藤田氏が「ウマ娘」に与える影響だ。

 スペシャルウィークにサイレンススズカ、トウカイテイオーやシンボリルドルフ、メジロマックイーンやライスシャワーなど、過去の名馬がウマ娘として登場するのがゲームの魅力ではあるが、これらのキャラクターに共通しているのが過去の名馬であること。

 比較的最近ではキタサンブラックやサトノダイヤモンドなどもいるものの、多くは一昔、あるいは二昔も前に活躍した顔触れとなっている。勿論、オールドファンにとっては懐かしい名前だが、ライトファンには馴染みが薄いという側面がある。近年活躍した馬が登場すれば、より盛り上がりそうなものの、これには許可を取れなかったという、“大人の事情”がネックとなっている。

 しかし、藤田氏が馬主として参入することにより、競馬界への影響力や発言力が増せば、これまで許可の取れなかった馬のオーナーの態度が軟化することもあり得なくはない。

 そして何より、許可を取らないで済む自身の所有馬から活躍馬が出現すれば、ウマ娘の新キャラクターとしても需要が生まれるだろう。こういったことが実現するようなら、近年の名馬の登場が少ないというウマ娘の弱点克服への大きな足掛かりとなるのではないか。

 YouTubeでレース映像を使用する動画が、著作権侵害で次々と公開中止となる中、AbemaTV(サイバーエージェント系)に競馬中継への参入を期待する声も聞かれるようになった。

 それだけに、藤田氏が馬主となったことの影響は、各方面で大きな変化をもたらしそうだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

社会は今、駆動力を求めてる

「オリジナリティー」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第10回は、街の空きスペースと個性豊かなフードトラックとのマッチングで注目を集める日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「Mellow(メロウ)」。暮らし方や街そのものの「再編」までを見据えた、斬新なチャレンジに迫ります。


人の流れや、会合が制限されることで、社会を回す原動力は「コンタクト」なのだということに、私たちは改めて気づかされた。どれだけ素敵なモノをつくろうが、どれだけ心を込めたサービスを用意しようが、人との「コンタクト」が断たれてしまっては、どうにも社会は機能しない。

もちろん、オンラインやデリバリーなど、リアルなコンタクトに代わる手段はある。しかし、かつてそこにあったはずの熱量や空気感、高揚感や充実度といったものが、100%再現されることはない。「ふれあい」「ぬくもり」「息づかい」というものは、しばしばリリカルな暗喩として用いられるが、私たちが今、心から求めているのは、リアルなそれではないだろうか。

そうした中、果敢なチャレンジを続けている企業がある。日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「Mellow(メロウ)」だ。なじみのない企業名だとは思うが、この文脈で「じゃあ、フードトラックって知ってる?」と言われれば、誰もが「なるほど」と興味をかき立てられるにちがいない。もちろん、本稿のタイトル「社会は今、駆動力を求めてる」の「駆動力」は、暗喩でも、ポエムでもない。正真正銘のリアルな「駆動力」のことだ。

文責:吉田哲史(電通 事業共創局)

Mellow(メロウ): 2016年2月創業。モビリティの機動力を生かして「なんでもない場所を、うれしい場所に。」をモットーに、街の空きスペースと、フードトラックをはじめとしたショップ・モビリティ(店舗型モビリティ)をマッチングすることで生まれるスペースを、関東・関西・九州を中心に450以上展開。併せて、フードトラック開業支援やイベント運用サポートなども手がける。「あの場所に行けば、会いたいお店がやってくる」。Mellowが手がけるショップ・モビリティの停留所「SHOP STOP」は、人々の暮らしに豊かな体験や環境を提供している。
Mellow(メロウ):
2016年2月創業。モビリティの機動力を生かして「なんでもない場所を、うれしい場所に。」をモットーに、街の空きスペースと、フードトラックをはじめとしたショップ・モビリティ(店舗型モビリティ)をマッチングすることで生まれるスペースを、関東・関西・九州を中心に450以上展開。併せて、フードトラック開業支援やイベント運用サポートなども手がける。「あの場所に行けば、会いたいお店がやってくる」。Mellowが手がけるショップ・モビリティの停留所「SHOP STOP」は、人々の暮らしに豊かな体験や環境を提供している。

チャレンジとは、これまでの延長線上にはない仕事に飛び込んでみること

「僕は、原体験のないタイプの起業家なんですよ。例えば震災経験から湧き起こったパッションのようなものがベースにあるのではなく、比較的のほほんとしたタイプ」。インタビューの冒頭、森口社長は穏やかな表情でこう話し始めた。Mellowに参画する以前は「データサイエンス」に取り組んでいた。その反動からか、そのうち人の縁とか、空気感みたいなものに惹かれていった。「チャレンジというと、これまで培った力を今こそ発揮してやる!みたいなイメージがあるじゃないですか。僕の場合、それが全く通用しないところに身をおいてみたいというのが、このビジネスに飛び込んだ理由といえば、理由なのかもしれません」

森口拓也: 早稲田大学在学中(2013年)にALTR THINK(株)を創業。データ分析を駆使し100万以上が使うチャットアプリを複数開発後、上場企業へ売却。企業のデータ分析基盤構築など多くのプロジェクトに携わったのち、株式会社Mellowの創業に参画。現在に至る。ビジネス・テクノロジー・クリエイティブ・オペレーション、すべての文脈でショップ・モビリティ市場を成長させるため奮闘している。
森口拓也:
早稲田大学在学中(2013年)にALTR THINK(株)を創業。データ分析を駆使し100万以上が使うチャットアプリを複数開発後、上場企業へ売却。企業のデータ分析基盤構築など多くのプロジェクトに携わったのち、株式会社Mellowの創業に参画。現在に至る。ビジネス・テクノロジー・クリエイティブ・オペレーション、すべての文脈でショップ・モビリティ市場を成長させるため奮闘している。

「でも、正直、コロナはキツかったですね。短期的には売り上げが半分ほどに落ち込みました」。オフィス街に出没するフードトラック。その街から人影が消えてしまっては、お手上げなことは想像に難くない。ここで早くも森口社長が、冷静な一面を見せた。「そもそもショップ・モビリティとは『需給のギャップが発生している所』を狙ったビジネスなんです。客数が少なくなったということよりも、ビジネスの根幹であるギャップがなくなってしまったのだから、そりゃ、厳しいのは当たり前ですよね」

ピンチを経験することで、組織は強くなる

そうした中、不動産ビジネスといえばあの、と誰もが思い浮かべる大手企業との業務提携にこぎつけた。コロナ禍の波乱のさなかにあって、異例のことである。まさに降ってきた幸運のような話なのだが、ここでも森口社長は至って冷静だ。「これは、『入ったタイミング』と『入った場所』が良かったですね」。それだけですか?という質問にも、「自分たちの努力もありますが、努力はみんなしてますし、特別な理由としてはそれだけです」との答えが返ってきただけだ。冒頭の森口社長の言葉を借りるなら「ご縁は、ご縁として受け止め、何ができるのかを考える」ということなのだろう。

当時の森口社長には、社業への強い危機感があった。持ち前の温厚な性格からは一転、「いかに儲けるか」という厳しい指示を連発した。「それでもメンバーがついて来てくれたのは、それまでの『組織投資の蓄積』があったから、だと思います」。スタートアップ企業の多くが「ある程度稼げるようになった後に、企業内のカルチャーづくりに着手する」ものだが、Mellowという会社はその逆なのだという。「なんで、そんなことができたのか。弊社の場合、会社としての実績がない中でも縁に恵まれ、比較的資金調達を実施できていたからなんです」。ここに、Mellow躍進のヒミツの一端があった。

これまでオフィス街のランチタイムがフードトラックの主戦場であったように、需給のギャップのあるところでモビリティは真価を発揮する。2020年4月、オフィス街から人が消えたことを機に、フードトラックは住宅街へと姿を現した。激しく変化する世界に適応できるしなやかさこそが、モビリティビジネスのコアであることをコロナ禍は鮮明にしたといえる。どこで暮らし、どこで働くのか。何を豊かさとし、何をして生きるのか。Mellowは、今後も激しく変化していく世界において、それぞれにとっての本当の豊かさを届けるための挑戦を続ける。
これまでオフィス街のランチタイムがフードトラックの主戦場であったように、需給のギャップのあるところでモビリティは真価を発揮する。2020年4月、オフィス街から人が消えたことを機に、フードトラックは住宅街へと姿を現した。激しく変化する世界に適応できるしなやかさこそが、モビリティビジネスのコアであることをコロナ禍は鮮明にしたといえる。どこで暮らし、どこで働くのか。何を豊かさとし、何をして生きるのか。Mellowは、今後も激しく変化していく世界において、それぞれにとっての本当の豊かさを届けるための挑戦を続ける。

フードトラックは、絵になる事業

「なぜか元気な会社のヒミツ」を探る筆者としては、Mellowが先述の大企業のほか、官庁や自治体との連携をいかに実現しているのかについて、どうしても聞きたい。それに対する森口社長の答えは、またもや意外なものだった。「実績を使ってPRする。そのために、起業家自身がタレントのような広告塔として機能する。そういったスタイルも昨今多いですが、僕にはあまり向いたやり方ではないと思っているし、しなくても良かった。なぜなら、フードトラックは『絵が撮れる事業』だからです」。

あっ、と思った。フードトラックが停まっている風景そのものが「絵になる」。イマ風に言うなら「映える」。これは、PRの教科書の1ページ目に記載されていることと言ってもいい。商談にも、分厚い企画書などは要らない。写真を一枚見せられただけで、そのビジネスの思想や可能性が瞬時に飲み込める。その上で、森口社長はこう続ける。

「努力は、できるかぎりします。が、その後に大切なのは、確率論です。どの窓から入っていくか。堅い組織や大きな組織であればあるほど、ルートはたくさんある。大事なことは、同じ志を持ってくれる人の窓を探して、ノックをし続けることだと思います」。森口社長によれば、昨今取りざたされる「デジタルとアナログのすみ分け」も同じことなのだそうだ。「大事なのは、張り方×寄せ方の確率ですよね。どちらか一方に特化するのではなく、最適な組み合わせを考えるようにしています」

共同代表である石澤正芳氏と。 2000年代初頭、フードトラック事業者の「個の強さ」に感銘を受け、彼らの魅力を社会で持続可能なビジネスにしていくために、プラットフォームの土台を作り上げるなどモビリティの「現場」を誰よりも知る石澤氏(左)と学生起業を果たした森口氏。Mellowで出会うまでのバックグラウンドが全く異なる二人だからこそ、お互いの視点を補完しながら、共通のビジョンを描く。
共同代表である石澤正芳氏と。
2000年代初頭、フードトラック事業者の「個の強さ」に感銘を受け、彼らの魅力を社会で持続可能なビジネスにしていくために、プラットフォームの土台を作り上げるなどモビリティの「現場」を誰よりも知る石澤氏(左)と学生起業を果たした森口氏。Mellowで出会うまでのバックグラウンドが全く異なる二人だからこそ、お互いの視点を補完しながら、共通のビジョンを描く。

多様性とは、なにか? 

「多様性の本質や可能性とは、一体なんなのでしょう?」との筆者の質問にも、森口社長は意外な角度から答えてくれた。「たとえば音楽業界では、CDの売り上げが下がり続ける一方で、ライブの売り上げは伸びている。その売り上げの逆転が起きる瞬間を、音楽をやっていた大学1、2年の頃、経験したんです。コンテンツの流通が発達する(=流通コストが下がる)ことでマイナーな音楽を発見するコストが下がり、音楽業界全体のコンテンツのバリエーションが増えた。多様性の本質は従来のメジャー主義からの脱却にあり、『はやい、安い、うまい』以外のバリューをアクセラレートしていける感覚が魅力だと思います」

森口社長いわく、便利になるためのソリューションはたくさんあるけれど、豊かになるためのソリューションはまだあまりないのだという。たとえばローカルが抱える問題にしても、エッセンシャルコンテンツの供給だけを考えていたのでは、やがて疲弊する。

都会には都会の、ローカルにはローカルの「不要不急な楽しみ」がある。「多様性と向き合うポイントは、文化的、あるいは人間的なつながりを重視して、お互いにリスペクトし合うことだと思います。その意味では、我々のフードトラック事業も、創業からのポリシーこそ変わっていませんが、そのノウハウを適用できる領域は広がりつつあるように感じています」

オフィス内で行われるワークショップの風景。自社の社会的な存在価値を確認し合うことで、Mellowの次なるビジョンが定まっていく。
オフィス内で行われるワークショップの風景。自社の社会的な存在価値を確認し合うことで、Mellowの次なるビジョンが定まっていく。

ルールは、日々、変わる

「多様性ということでいうと、主体(個人や企業)ごとに豊かさの定義があって、それをさまざまな手段で世の中に訴えることができる、投げかけることができる、今はそんな時代だと思います。その投げかけが多ければ多いほど、個人も社会も豊かになれる。Mellowは、そのプラットフォームとして機能していきたいんです」

森口社長によると、ビジネスを起こすためには「成功をどのように定義するか」が大事なのだという。どういうルールで、世の中が回っているのか。サラリーマンであれば、会社組織というものが、どのようなルールの下で回っているのか。その仕組み、すなわちルールがわかって、物事を理解する上での抽象度をコントロールできるようになれば、どんな仕事でもうまく回せるのではないか、と。

「ただ、『ルールは、日々、変わるものだ』ということも、同時に認識すべきです。企業が失敗するケースの多くは、『ルールが変わっていること』に気づかず、過去の成功パターンを繰り返してしまうことにあります。サッカーで極端にたとえるなら、“手を使ってもいい”というルール改定に気づかず、かたくなに“足だけでプレーしている”ようなものです」。確かにそれでは、勝てるはずがない。自分とまわりを客観視するためには、「ルール」をわきまえているだけでなく、その「ルール」に対して常に疑いの目を向けていることが必要なのだ。

最後に森口社長は、こうインタビューを締めくくった。「大事なことは、『考えること、考え続けることに対する投資を惜しまないこと』だと思います」
 

Mellowという単語の意味は「熟成した、芳醇な、まろやかな、落ち着いた、くつろいだ、リラックスした、甘美な、円熟した、丸くなる、よく肥えた、肥沃な」と多岐にわたるが、一貫して「メロウな」イメージを持っている。まろやかで芳醇で深みのある豊かさにあふれたMellowな社会。これを実現したいという想いで名づけられた。
Mellowという単語の意味は「熟成した、芳醇な、まろやかな、落ち着いた、くつろいだ、リラックスした、甘美な、円熟した、丸くなる、よく肥えた、肥沃な」と多岐にわたるが、一貫して「メロウな」イメージを持っている。まろやかで芳醇で深みのある豊かさにあふれたMellowな社会。これを実現したいという想いで名づけられた。

Mellowのホームページは、こちら

SHOP STOPのイメージムービーは、こちら


なぜか元気な会社のヒミツ Season2 ロゴ

「オリジナリティー」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく連載のシーズン2。第10回は、日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「Mellow(メロウ)」をご紹介しました。

season1の連載は、こちら
「カンパニーデザイン」プロジェクトサイトは、こちら


【編集後記】

編集部から森口社長へ、あえて小学生のような質問を投げかけてみた。「僕はクルマが大好きなんですけど、森口社長はどうですか?」と。とにかくまず、ワクワクしますよね。と、齢50を超えた小学生に、森口社長は答えてくれた。そこからが、面白い。クルマの持つワクワク感の本質は、クルマだけが提供できる「場の質感」にあるのだ、と。

モノや人、サービスを運ぶという意味では、電車でもリアカーでも同じ。でも、クルマには独特のワクワク感がある。その正体は、クルマというものがもたらしてくれる「場の質感」の、それも「多様性」にある、と森口社長は言う。「自由」や「多様性」の象徴であるクルマが、思い思いのファストフードや野菜や魚を積んで、近くまで来てくれるのだ。誰だってワクワクせずにはいられない。

そしてそのワクワク感は、「行く」と「来る」の中間に置かれることで、爆発的に高まるのだ、と森口社長は続ける。店舗で座して待つのではなく、客のすぐそばまで出向いて「行く」。家やオフィスにデリバリーが「来る」のを待ちわびるのではなく、そのワクワクする対象まで足を運んで「行く」。だからこそ、売る人も買う人も、自然と笑顔になってしまう。難しい言葉で言うなら、「衝動来店」と「目的来店」の中間にフードトラックは位置しているんですよ、と森口社長。「なんの気なしに、出合ってしまった」喜びと「探していたものにやっと巡り合えた」喜びの二つが混在している。それが、あのワクワク感になるのだ。

繰り返し言うが、その「ワクワク」がクルマに乗ってやって「来る」。その場についつい出向いて「行く」。とても自由で、とても開放的で、他では体験できない心地のよさである。「時代が求めている豊かさというものは、画一的なものや、我慢や努力の末にようやく獲得する、といったようなものでは、もはやないのだと思うんです。その象徴が、フードトラックなのではないでしょうか?」森口社長の、あっけらかんと分かりやすく、とはいえ、とてつもなく深い指摘に、齢50超えの小学生は大いにうなずかされた。

ニトリ、満足度抜群の商品5品…超高機能タンブラー、特別良くも悪くもないが激安シェーバー

 手頃な価格で、確かな品質の家具や雑貨を販売しているニトリ。日本の家具・雑貨チェーンとして多くのファンを抱えるニトリは、6月11日に島忠との初の融合型店舗「ニトリホームズ宮原店」を埼玉県さいたま市にオープンさせるなど、さらに事業の幅を拡大している。

 株式会社ニトリホールディングスが発表した 2021年2月期の決算報告によると、売上高は前年同期比111.6%、経常利益は前年同期比126.4%で、34期連続増収増益を達成。コロナ禍の巣ごもり需要の追い風に乗った結果とみられているが、いずれにしても順風満帆といえるだろう。

 そんなニトリには、この夏もチェック必須な高機能アイテムが続々とラインナップされている。そこで、今回は「買うべき・買ってはいけない調査班」がニトリのこの夏「買うべき商品」を独自にラインナップした。この季節のニトリでのお買い物に役立てていただけると幸いである。

3WAY 真空断熱ステンレスタンブラー ライフ470ml/999円(税込、以下同)

 冷えたアイスコーヒーが乾いた喉に染み渡る爽快感は、暑い夏になるとひとしお。だが、少し時間が経つとすぐにぬるくなってしまうのも、この時期ならではの悩みではないだろうか。そんなこの季節にぜひともおすすめしたいのが、ニトリの「3WAY 真空断熱ステンレスタンブラー ライフ470ml」。

 こちらは保冷力、保温力に優れたステンレス製のタンブラー。しかも、コップとしても、蓋つきのタンブラーとしても、コンビニのコーヒーカップのホルダーとしても使える3WAY仕様。さまざまな用途に使えるので、職場でも自宅でも外出先でも活躍してくれるだろう。

 ニトリの公式サイトの口コミを見ても、「コンビニコーヒーをカップのまま入れても氷がなかなか溶けません」「5~6時間ほどでしたらあたたかいコーヒーが飲めます」など、その機能性を高く評価する声が目立つ。夏だけでなく、冬場にも活躍必至なので、買っておいて損はないはずだ。

LEDランプ(ホルン)/2027円

 真夏ともなれば、熱帯夜が連日続くことも少なくない。すると、寝付けずに夜を過ごしたり、夜中に目が覚めてしまったりすることもあるだろう。そんな夜には、ニトリの「LEDランプ(ホルン)」が活躍してくれるはず。

 こちらはテーブルランプとしても使えるランタンで、「明るめ」「通常」「常夜灯」の3段階での明るさ調整が可能。また、ランプの底を床などにつけることでオンとオフの切り替えができるため、暗い空間でもスイッチが見つからず困ることもない。

 ニトリ公式サイトの口コミを見ると、26件のレビューがついていながら平均評価は5点満点で4.7と高評価で、ユーザーの満足度の高さがうかがえる。レビューには「夜間の授乳やオムツ替えのため」という目的で購入している人が多いようだが、なかには災害時用に購入したという人もいる。ユーザーのライフスタイルに合わせて、幅広く使うことができる点も魅力のひとつだろう。

フェイスシェーバー(PU&SI)/499円

 ニトリが展開している美容家電は安価なわりに評判が良く、とりわけ「フェイスシェーバー(PU&SI)」は購入したユーザーの満足度が高いアイテムなのだ。

 ニトリの「フェイスシェーバー」はワンコインで買えるお値段なのだが、ニトリ公式サイトには8件の口コミがついており、平均評価は星4.6。購入したユーザーのレビューでは、「このお値段、流石ニトリです!」「切れ味抜群で1回で剃りたいところが全部剃れます」など、好意的なレビューが見受けられる。

 本体以外にも1mmタイプ、3mmタイプのマユ用コームと、掃除用のブラシが付属されている。実際に使用してみた感想としては、突出したポイントはないが、十分にその役目をまっとうしてくれる印象。この価格で一般的なフェイスシェーバーに劣らない実力があるのならば、コスパは最強なのではないだろうか。

シールフック 歯ブラシホルダー 1本用/203円

 ニトリの「シールフック 歯ブラシホルダー 1本用」は、その名の通り裏がシールになっていることで、壁や鏡に貼っておける歯ブラシホルダー。このホルダーを使えば、通気性の良い状態で歯ブラシを保管しておくことができるので、衛生面でも安心できるだろう。

 特筆して機能性が優れているといった驚きはなかったが、特に問題点を感じることもないため、約200円というロープライスで衛生的に歯ブラシを管理できることを考えれば、「買うべき」と言える。

 今回購入した「1本用」のほかに「シールフック 歯ブラシホルダー 2本用」(304円)や、「シールフック 歯ブラシ&チューブホルダー」(508円)などがある。ライフスタイルや同居人の数、こだわりに応じて選べるのも嬉しいところだ。

フキンハンガー(ビアンコ)/399円

 一人暮らし向けの賃貸マンションなどでは、キッチンが極端に狭い部屋も少なくない。特に料理好きな方であれば、もっとキッチンのスペースを有効に使いたいと思うこともあるだろう。そんな方に、ぜひお教えしたいのが、ニトリの「フキンハンガー(ビアンコ)」だ。

 こちらはフキンをかけるためのハンガーで、高さの違う3本のハンガーがひとつになっている。キッチンでは、用途別に複数のフキンを使い分けることもあるため、いくつものフキンをひとつのハンガーにまとめておけるこの商品があれば、キッチン周りがスッキリしそうだ。

 フキン以外にも鍋つかみや輪ゴムなど、キッチンで何かと出番の多い雑貨を引っ掛けておくことも可能。キッチンまわりのあれこれをまとめて片付けられる、オールラウンダーアイテムになってくれるだろう。

 この夏もニトリには、買うべき雑貨が目白押し。ひとつでも気になるものがあったのならば、ぜひ購入を検討していただきたい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2021年6月18日現在のものです。

五輪組織委の元職員が証言! IOCのラウンジ以外にも贅沢三昧のVIPルーム、電通など広告代理店は物品購入でも15%を上乗せ

 緊急事態宣言下での東京五輪開幕まで、あと10日。バブル方式の破綻などデタラメなコロナ感染防止対策の実態が次々と明らかになっているが、もうひとつ忘れてはならないのは、東京五輪の金の問題だ。  そもそも、東京五輪の招致時には「コンパクト五輪」「世界一お金がかからない五輪」な...

パチスロでは「万枚」データが話題に…パチンコ「激アツ出玉が高ループ」「初当り必ず約1000発」も好調の「ヒットメーカー上半期」を振り返る

 2021年も話題作を続々と発表したニューギン。安定感と連チャン性を感じられる人気シリーズ最新作『P野生の王国 GO』や、「萌え系×高継続×遊タイム」とヒット要素を存分に盛り込んだ『Pガールフレンド(仮)』を導入し大きな反響を得ていた。

 他にも話題を集めた機種は存在。パチンコ・パチスロ両分野において、激アツ情報を生み出していた。そんなヒットメーカーの2021年上半期を振り返ってみたい。

一撃4万5000発の「最狂RUSH」など魅惑のマシンを続々!!

「2021年のMVP候補」という声もあがった『Pベルセルク無双』。大当り確率約1/319.7のミドルタイプで、小当りRUSHと確変ループによって出玉を増やすゲーム性となっている。ヘソ・電チューともに確変割合は75%という点が特徴だ。

 電サポでの大当りは75%が全て「10R確変+小当りRUSH」で、確変大当りと小当りRUSH1回あたりの期待値は約2000発。それが75%でループするという、強烈な一撃にも十分期待できる仕様だ。

「一撃4万5000発を達成」といった出玉情報が浮上するなど、ポテンシャルの高さを見せつけていた。上半期を代表する名作と言っても大袈裟ではないだろう。

 パチンコ分野では、人気アニメとのタイアップ機『Pビビッドレッドオペレーション』も上々の反響を得ていた印象だ。

 大当り確率は1/219.91で、初当り時は例外なく7R(約1000発)の出玉と安定感は抜群。ST130回のビビオペRUSH HYPERの継続率は約75%、50%が10R(約1400発)とツボにハマれば一撃大量出玉にも期待できる。

 遊タイムも搭載しており、低確率(低確率時短含む)599回消化で発動。以降は時短800回が付与され、遊タイム突入後は約97.4%で大当りへと結び付くという遊びやすさを強く意識した内容だ。

 新規ボイスやオリジナル映像も用意されるなど、ファン必見の要素も満載。好稼働を実現していることも納得できる。

看板機種が大暴れ!「万枚」報告など「激アツ情報」が続出!!

 同社が誇る大物シリーズ「花の慶次」の存在感は変わらずに抜群。今年1月にはヒット作『P花の慶次~蓮』の甘デジスペックがデビューを果たした。『PA花の慶次~蓮』は RUSH突入率が50%で、約70%継続のRUSH中は51%で約1000発という仕様。甘デジとは思えぬ一撃にも期待できる点が魅力だ。

 続いて『P花の慶次~蓮 199ver.』が登場した。大当り確率1/199.80のライトミドルスペックで、シリーズ初の「時短突破型」を採用。RUSH継続率は約80%を誇り、右打ち中は70%が10R(約1300発)と高い一撃性を有している。その性能を称賛する声も浮上した。

 パチスロ分野には「いつまで続くか分からない、革新的AT機能」を搭載した最新作が降臨。『パチスロ花の慶次 武威』は、純増約8.7枚のハイスペックAT機で最高継続率99%という強力な連チャン力が魅力だ。ネット上で「万枚報告」が飛び出すなど、全国のホールを賑わせた実績は高く評価したい。

 本シリーズといえば、昨年に続いてオンラインでの開催を予定している「花慶の日2021」も話題だ(7月31日)。今回も大きな反響が寄せられそうである。「アツい1日」を堪能できそうだ。

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