パチンコ店「周りの客から嫌われる…」絶対にやってはいけない“タブー”3選! 場合によっては警察沙汰で修羅場に?

 パチンコ店はさまざま人間が集まる特殊な娯楽スポット。来店するお客さんは千差万別で、ごく普通の人から見た目も性格も変わった方まで、色んなタイプの人間を見ることができます。

 また、遊技する際の打ち方や感情表現もさまざまで、「絶対に光らないのに第三停止ボタンを毎回ねじる」「どんなアツい演出が来ても、首をかしげで不満げな態度を取る」など、独自のプレイスタイルを構築している方もいらっしゃいますが、その中には、ある行動で他のお客さんを不愉快にさせてしまう人も存在します。

 そこで今回は、パチンコ店では“絶対にやってはいけない”迷惑行動“トップ3をご紹介。もし心当たりのある方は、決して怒らずに読んでいただければと思います……!

【なんで音量を上げた……? イヤホン・耳栓装着で爆音プレイ】

 昨今のパチンコ・スロット機には、テレビのような音量調整機能が搭載されており、その音量はプレイヤーの任意で調整することができます。耳への負担を考慮して最小~ミドル程度に設定する方、「音楽を最大限に楽しみたい」「上乗せ音などで脳汁を出したい」という欲望のために音量を最大にする方など、その目的はさまざまです。

 最近は台の「爆音問題」が取り沙汰されており、音量をMAXにするだけでも反感を買ってしまう状況ですが、これはそのように設定したメーカー側の責任であり、爆音を出すお客さんにそこまで罪はないと思います。

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 ただ、イヤホンや耳栓などで自身の耳を守っているにもかかわらず、音量をMAXまで上げる行為は絶対にNG。それをやると、周りのお客さんは非常に不愉快であり、大多数の方が「音量を上げるなら外せばいいのでは?」と小学生でも分かるような矛盾にツッコミを入れたくなることでしょう。音量をどうしてもMAXにしたいのなら、それ相応の格好で上げることをオススメします。

【「ここも俺の場所だ!」と言わんばかりに、他人の陣地を侵略するイキリパチンカー】

 遊技する際、自身の許容スペースは「台の横幅」と「サンド」などのホール機器を足した広さが基本となりますが、この絶対不可侵のスペースに堂々と侵入してくる厄介者をたまに見かけます。

 その代表例が、両足を目一杯に広げるイキりプレイで、なかには「お前はインリンか!」とツッコミたくなるほど大きく広げる方も。これはマナーの問題なので、トラブルなく健全に遊技したい方は、自分の陣地内でおとなしくプレイしましょう。

【台に八つ当たり! 暴力で鬱憤を晴らす台パンマン】

 パチンコ・スロットは良くも悪くもアツくなりやすいゲームゆえ、時に怒りを露わにする方がいます。大声を出したり、店員さんに文句を言ったり、周りのものにストレスをぶつけて自身を落ち着かせようとしますが、その中でも特に目立つのが、台へ八つ当たりをする、通称“台パン”です。

 アツいリーチでハズレ、上乗せ特化ゾーンがショボい結果などなど、期待して裏切られた時にやってしまいがちな行動ですが、これは他のお客さんに迷惑をかけるだけでなく、ホールから損害賠償を請求されてしまう可能性もあります。

 パチンコ・スロット台の新品価格は、40万~60万台が相場となっていますが、人気のある機種だと中古価格で100万円オーバー、なかには300万円を超える機種もあり、一時の感情でとんでもない代償を支払うハメになってしまうのです。そういう意味でも、台への攻撃は絶対にやめておきましょう。

(文=アルデバラン山本)
<著者プロフィール>
IT業界の闇を経験した後、ライターの道へ。学生時代から培ったパチンコ・パチスロの経験を活かし、機種の最新情報や実戦報告記事をメインに執筆中。『北斗無双』と『ディスクアップ』を愛してやまない働き盛りの30代。

JRA打倒ジュタロウにドレフォン産駒の超大物候補が名乗り、ケンタッキーダービー(米G1)挑戦も?

 27日(土)に東京競馬場で行われたカトレアS(OP)では、断然の1番人気に応えてコンシリエーレ(牡2、美浦・稲垣幸雄厩舎)が勝利した。

 芝からのスタートを無難にこなすと道中は中団前目の外につけ、最後の直線では楽な手応えで先頭へ。後続が迫ったが、クビ差しのぎ切った。

 レース後のコメントでC.ルメール騎手は「先頭に立ってから遊ぶところがありましたが、能力はありそうです」と評価した。

 思い返せば8月の新潟でデビューした同馬は、2着に1.9秒の大差をつける大楽勝だった。勝ち時計の1分53秒5は、過去にダートG1で4勝を挙げたルヴァンスレーヴが勝った同コースの新馬戦の勝ち時計1分54秒8を1秒以上も上回る好タイム。今回のレースでもどれだけ後続を突き放すのかという勝ち方にも期待がかかっていた。

 結果だけ見ると勝ち時計の1分38秒0は、昨年の同レース勝ち馬レモンポップがマークした1分36秒4と比べると平凡に映る。さらに、着差も2着にクビ差まで詰め寄られた。

 しかし今回は新馬戦以来3カ月以上の休み明けで、馬体重は前走から10キロ増の550キロ。さらにルメール騎手のレース後のコメントからも、やや子どもっぽさが残る内容で、今後の伸び代という点ではまだまだ未知の魅力を秘めている。

 そして新馬戦で騎乗した武藤雅騎手からルメール騎手に乗り替わった点も、今後を見据えての交代とも見てとれる。大舞台を意識しているからこそ、事前に鞍上に癖を知ってもらう事はアドバンテージにもつながるだろう。

 今回勝利したカトレアSは、来年5月にアメリカのチャーチルダウンズ競馬場で行われるケンタッキーダービー(米G1)への選定競走に指定されており、勝ち馬コンシリエーレは10ポイントを獲得。大目標へ向けて、幸先のいい滑り出しといえよう。

 実は当初コンシリエーレは10月のプラタナス賞に出走してくるのではないかとの噂があった。これはレース前に一度美浦に入厩した痕跡があったからだ。しかし調教もレースへの登録もなく最終的に再放牧となっていた。コンディションを考慮したか、ケンタッキーダービーへの意欲か、いずれにしろカトレアSを勝ったことによるポイント加算は大きい。

 当面のライバル候補として、同じく新馬戦を大差勝ちしたジュタロウの動向も気になるところだ。ジュタロウは来年の1月中京で行われる1勝クラスに引き続き武豊騎手で参戦すると発表があった。管理する河内洋調教師も「結果が出れば海外遠征も視野に」とコメントしており、自然と鼻息も荒くなる。

 ジュタロウの父アロゲートも産駒が好調。新馬戦を10馬身差の圧勝後、先日アメリカのBCジュベナイル(米G1)に挑戦したジャスパーグレイトやカトレアSと同日に行われた阪神の新馬戦でも人気のアロゲート産駒2頭がワンツーを決めた。昨年急死した父の無念を晴らすかのように、子どもたちの活躍が目立っている。

 コンシリエーレの父ドレフォンも、初年度産駒でジオグリフをはじめ重賞馬を輩出。芝ダート共にこなし、距離も融通がきく万能タイプに映る。同馬もダート路線での期待が高まる。今後のドレフォン産駒VSアロゲート産駒の新種牡馬同士の熾烈なケンタッキーダービー出走枠争奪戦にも目が離せない。

 選定競走は他にも「全日本2歳優駿(Jpn1)」「ヒヤシンスS(L)」「伏竜S(OP)」と3レース残っている。現時点では甲乙つけがたいが、お互い順調にいけば、どこかで直接対決が実現する可能性はある。

 先日、マルシュロレーヌがアメリカのBCディスタフ(米G1)に勝利し、日本馬として初の海外ダートG1制覇を成し遂げたばかり。ケンタッキーダービーを日本馬が勝利する日も決して遠くはないはずだ。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

JRA桜花賞グランアレグリア、優駿牝馬ラヴズオンリーユー、秋華賞クロノジェネシス「合計G1・13勝」伝説になった2019年牝馬三冠の激闘! 一方、同世代「牡馬」は……

 菊花賞、天皇賞春でG1を2勝したワールドプレミア(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は体調が整わずジャパンC(G1)を回避していたが、そのまま現役を引退することが発表された。

 また、ラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)は香港C(G1)で、クロノジェネシス(牝5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)は有馬記念(G1)を最後に現役を引退することが発表されており、これで2019年に三冠レースを制した牡馬牝馬の現5歳、6頭すべてが引退をすることになる。

 そこで注目してもらいたいのが、クラシックを制してからの6頭の成績だ。

・牡馬(クラシック後のG1勝利数)
サートゥルナーリア(G1、0勝)
ロジャーバローズ(G1、0勝)
ワールドプレミア(G1、1勝)
・牝馬(クラシック後のG1勝利数)海外含む
グランアレグリア(G1、5勝)
ラヴズオンリーユー(G1、2勝)
クロノジェネシス(G1、3勝)

 見ていただいて分かるように、牡馬3頭でクラシック後G1を勝利したのはワールドプレミアの2021年、天皇賞春の1勝のみ。牡馬3頭は、怪我で引退するなど思うような活躍をすることができず、クラシック後の同世代6頭の成績は牡馬牝馬で対照的な結果となった。

 また牡馬の5歳世代全体を見ても、古馬混合戦でのG1は3歳時にアドマイヤマーズが香港マイルで、クリソベリルがチャンピオンズCで勝利を挙げているものの、古馬になってからはダノンキングリーの安田記念のみだ。

 一方、牝馬はグランアレグリアがマイルで圧倒的な強さを見せつけG1通算6勝で有終の美を飾り、クロノジェネシスは牝馬で初のグランプリ3連覇、ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌが米ブリーダーズCで勝利するなど、同世代牡馬に比べ、競馬界を盛り上げる明るいニュースが多い印象だ。

 そんな中、牡馬で気を吐いているダノンキングリーが引き続き川田将雅騎手とのコンビで、12月12日にシャティン競馬場で行われる香港マイル(G1)に挑戦することが予定されている。

 同レースには、通算19戦18勝という圧倒的な成績を収めており、連覇を狙う地元・香港のゴールデンシックスティが出走予定。また日本馬ではマイルG1を制している、1世代上のインディチャンプ、1世代下のサリオスも出走を予定している。

 ダノンキングリーにとって初の海外遠征。香港の地でライバルはかなり強敵になるが、ここで勝利することにより、牡馬5歳世代の意地を見せてくれることに期待したい。

(文=長尾りょう)

<著者プロフィール>
 はじめての競馬、ジャパンCで5番人気シュヴァルグランの単勝を当て、競馬にハマる。オルフェーヴルのように強いが、気性が荒く、成績にムラのある馬が大好き。今までで1番忘れられない馬券は、2018年の有馬記念ブラストワンピースの単勝。

なぜアナログレコードは廃れ、なぜ今、人気再燃しているのか?CDのデメリット

30年前の「アナログレコード」ルポ

 音楽業界では、インターネットの「音楽配信サービス」が全盛となり、その一方でCDの売り上げが落ち込んでいる。そんな中、アナログレコードの売り上げが増えているのだという。それも、日本国内に限った話ではなく、世界的な傾向らしい。レコード専門店も相次いでオープン。NHKでは11月に入ってから2度にわたって「アナログレコード人気再燃」特集を組み、アナログレコードファンたちの熱狂ぶりを伝えている。

 そんな報道に触れながら、今からちょうど30年前に筆者が書いた「『LPレコード』という名のメディアが消える」という記事のことを思い出していた。今では「ツキノワグマ写真家」として知られる友人の写真家・澤井俊彦氏とともに立ち上げた、求人雑誌「フロム・エー」(現在は休刊)での連載企画「東京B面91」の第2回で書いたのが、その「LPレコード」ルポだった。デジタルをもてはやし、アナログを小バカにする当時の世間の風潮が、我慢ならなかったからである。

 そこで今、アナログレコードの魅力に気づき、情熱を傾けているという「アナログレコードファン」の皆さんに、かつてアナログレコードはどのようにして廃れていったのかを知ってもらえたらと思い、ここに30年前のルポを再掲することにした。この記事では、当時はまだ廃れる気配などまったくなかった「出版メディア」についても触れており、世の「諸行無常」を改めて気づかせてくれるものでもあった。

「フロム・エー」1991年5月21日号掲載 連載「東京B面91」第2回「『LPレコード』という名のメディアが消える」

(登場人物の肩書や、「今年」「現在」などの表記は1991年5月当時のものです。修正せず、そのまま再掲しました。)

 レコード針最大手のナガオカが昨年解散した(筆者注:2021年現在、同社は新体制で存続している)。コンパクトディスク(CD)の急成長でレコード針の需要が激減したためである。今ではアナログレコードを置いているレコード屋など滅多にない。当然、レコード針を置いているレコード屋もめったにない。現在、CDとアナログレコードの生産比率は98対2。レコードプレスの工場も、国内では1カ所しか残っていない。が、ここも今年の秋で閉鎖されるという。オランダのフィリップス社とともにCDの技術開発をした、ソニー(株)の広報センターに話を聞いてみたところ、

「CDによってLPを積極的にツブそうとしたわけではないんです。例えばナガオカさんが“泣いた”ような形になっちゃいましたよね。でもウチとしては、よりよい音質をお客様に提供するためにこのようなものを開発して、それがおかげ様で受け入れられて今のようなCDの普及につながりました……というようなストーリーでしかお話しできないんですよ」

……わかりました。では、他の部分は自分で取材してみることに致します。

現代の生活感覚にマッチした「CD」

 今、世はCD一色である。CDが登場した1982年頃は「十年やそこらでLPにとってかわることはない」と言われていたのに、結構簡単に勝負がついてしまった。CDの利点は何と言っても「操作が簡単」であることと「雑音がない」こと。しかも収録時間が一目でわかり、聴きたい曲だけを聴きつづけることもできる。東京・タワーレコードの佐野学セールスマネージャーは、CD繁栄の理由を次のように解説してくれた。

「これは時代を語ることになりますが、とにかくみんな忙しいんで、聴きたい曲だけを聴けるというのは非常に魅力なんじゃないですか。アルバム買ってその中に聴きたいのが一曲あるとすれば、CDならそれだけをずっと聴ける。情報が氾濫する忙しい時代である現在、欲しい情報だけ取り出せるというCDの特性が非常に喜ばれたんじゃないですか」

 また、アナログレコードでいい音を出そうとすると再生装置にお金と手間がかかる、というのは“常識”だったが、CDならズボラにしてても結構いい音が出てくる。5万円ほどの「CDラジカセ」でもそこそこの音で聴けちゃうのだ。CDは音のレベルの底辺を持ち上げた、とも言えよう。

 そして、小さなCDのほうが場所をとらず、保存も簡単。こんなところにまで東京の住宅事情は反映しているんだろうか。つまりCDは、アナログレコードに比べ「便利」だったのである。CDが発売された当初、ジャズファンやクラシックファンの間から「CDは音がもの足りない」などのクレームが出たが、最近はメーカーの側も音をつくるテクニックをおぼえてきたため、音にうるさい人々の満足をもCDは満たし始めているようである。

「CDなんてクソくらえ!」

 しかしCDへの移行は、決して“いいことずくめ”というわけはなかった。

「日本では『CD、CD』と言われてますけど、どっこい、アナログファンだって沢山いるわけです」

 吉祥寺のジャズ盤専門店「ディスクSHOWA」の松崎政博店長は、ある意味でユーザー切り捨てとも言えるCD移行に対し、憤りを隠せない。なるほどシステム全体が移行すると、それまでのソフトウェアが使いものにならなくなってしまうわけで、つまりアナログからCDにのりかえるということは、同じ内容のソフトをまた買わなくちゃならん、ということにもなる。総どっかえなのだ。メーカーの側がもう新しいLPを出さず、針もつくらないとなると、ユーザーの側はもう、なす術がない。

 CDの欠点には「レコードジャケット」の問題、なんてものもある。ジャケットはそれ自体が一つの芸術になりえた。それがCDとなってからというもの、実に味気ないものになった。LPサイズのものをそのまま小さくしただけなので、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」(筆者注:ザ・ビートルズの名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のこと)なんて、CDのジャケットでは何だかわけがわからんものになっている。しかもあれだけ小さくなったところにバーコードが入る。もはや「アート」ではない。

 まだある。表に参加ミュージシャンなどのデータを載せるスペースがなくなり、パッケージの中に入ってしまった。「説明が何もないので、これじゃあ買えない」という声も聞かれる。

 まだまだある。第三世界ではCDなどほとんど普及していないので、世界の音楽に対応しづらくなってしまった。例えばブラジルの音楽など、CDではごく限られた種類しか手に入らない。

        ※

 過去のものを全部否定しているような、いわゆる「CD文化」に根強く反抗しているのは、ジャズファンである。彼らの中には「CDクソくらえ」と断言する者も。その中の一人、前出の松崎さんに再登場してもらおう。

「ジャズファンで、今でもレコードを買い、CDを買わないという人が多いのは、ひとつの“抵抗”なんですよね。でもメーカーはそんなこと知らない。今、レコードが沢山売れているなんてことは、ほんとバカな話なんですけど」

 実は今、アナログレコードは売れているのである。レコード会社の中には、発売しているレコードの返品率がたった2%なんてところもある。現代の“アナーキー”はロックよりジャズだ。

どっこい「アナログ」は良い

 では、果たしてLPに代表される「アナログ」というものは、CDに代表される「デジタル」に劣るものなのだろうか。こんな話がある。

 CDがかなり普及し出していた86年末、キングレコードが高品質の重量版アナログLP、「スーパー・アナログ・ディスク」を発表した。レコードを通常のものより厚くしたのは、カッティングの溝を深くするため。これまでに74タイトルが出ており、そのジャンルはジャズ、ポピュラー、そしてクラシック。プレス枚数は1タイトル平均5千枚ほどで、そのほとんどが完売されている。この「スーパー・アナログ・ディスク」は、メリット、デメリットをはっきり言うヨーロッパの評論家達からも絶賛されており、キングレコードには熱烈なファンレターが海外からも届いているという。

 そこで、このレコードをプロデュースしたキングレコードの高和元彦さんにその“秘密”を聞いてみた。

「発売当時、盛んにCDと『スーパー・アナログ』との“聴き合わせ”をやったんですが、『スーパー・アナログ』の音を聴かせるとみんなブッ飛ぶんです。

 つまり、人間の耳はアナログなんですよ。人間の歌やアコースティックな音楽の音もすべてアナログ。今のデジタル技術はかなりのところまで来ているけど、まだクリアできていない部分がある、ということです。デジタルにはメリットもデメリットもあるし、アナログにもある。何だってそうなんですよ。そして音楽として、どちらの音が本物に近いかというと、アナログのほうが近いんです」

 何もCDは“ベスト”ではなかったのである。数年前より「アナログ」という言葉にはマイナスのイメージが与えられ、「アナログ」は時代遅れだと盛んに喧伝された。それから何年か経った今、デジタル技術が良くなっていけばいくほど、「アナログに近づいた」とか「アナログ的な良さがある」という言葉がチラホラ聞かれるようになった。バカな話である。例えば時計にしても一時はデジタル時計がやたら流行ったが、今ではほとんどなくなった。自動車の速度計にしてもアナログに戻っている。アナログ表示のほうがなぜだか人間の頭にはスッと入ってくるのだ。

 しかしアナログレコードの国内プレスの道は閉ざされてようとしている。でも、「スーパー・アナログ」は、スイスの工場で引き続きプレスされ、生き延びる。

        ※

 出版の世界に例えて言えば、活字の力が今現在100%発揮されているとは思えないし、思わない。写真や映像のほうが力がある、という人もいるが、だからといって活字メディアを全部やめてしまおうという話になどなりはしない。しかし、そんなことが現に進行中なのが、LP→CDへの移行にみられる音楽の世界なのである。「音楽はアナログレコードで」という“選択”があってもいいじゃないか。今まさに一つのメディアがなくなろうとしている。だから今後、アナログレコードは“ファッション”となるだろう。あと5年もしたら「あの喫茶店、レコードかけてるぜ」なんてことになっているかも知れない。

        ■

「30年前のLPレコード・ルポ」は以上である。こののち、街のレコード屋はレコードの棚数を減らしながら次第に「街のCD屋」へと姿を変え、そして消えていった。筆者の住む町にあったレコード屋は、今では中華屋になっている。

 記事冒頭で紹介した2本のNHK記事が示しているとおり、「アナログレコードは“ファッション”となるだろう」との見立ては、残念ながらそのとおりになってしまった。「便利」ばかりを最優先していると、歴史も伝統もあるメディアであろうと、突然消滅の危機に晒されるのである。それでも復活を遂げた「アナログレコード」メディアは、稀で幸運なケースなのかもしれない。

 30年前の取材の際、キングレコードさんからいただいた「スーパー・アナログ・ディスク」が、今も自宅の本棚で眠っている。「ブッ飛ぶ」音を久しぶりに聴きたくなったのだが、そのためには倉庫で埃をかぶっているレコードプレーヤーやらアンプやらオーディオ一式を引っ張り出さなくてはならない。

 でも、手放さずにいたからこそ、聴くことはできる。「捨てない」ことはすなわち「文化を守る」ことにも通じるのかもしれない。

(文=明石昇二郎/ルポライター)

●明石昇二郎/ルポライター、ルポルタージュ研究所代表

1985年東洋大学社会学部応用社会学科マスコミ学専攻卒業。

1987年『朝日ジャーナル』に青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル基地」計画を巡るルポを発表し、ルポライターとしてデビュー。その後、『技術と人間』『フライデー』『週刊プレイボーイ』『週刊現代』『サンデー毎日』『週刊金曜日』『週刊朝日』『世界』などで執筆活動。

ルポの対象とするテーマは、原子力発電、食品公害、著作権など多岐にわたる。築地市場や津軽海峡のマグロにも詳しい。

フリーのテレビディレクターとしても活動し、1994年日本テレビ・ニュースプラス1特集「ニッポン紛争地図」で民放連盟賞受賞。

パチンコ新台「連続V入賞で9000発」の激アツ仕様…ファン長年の夢が間もなく実現!?

 A-gonのパチンコ新台『P GOGOピラミッド4500危機一髪』が鬼面白そうである。

 本機は一部ファンから絶大な支持を得ていた『CR GoGoピラミッド』の後継機となる。この初代『GOピラ』はピラミッドの形に打ちつけられた無数の釘と数個のハズレ穴を抜けV入賞を目指すシンプルすぎる一発台だった。そのシンプルさゆえに優良台だと10万発の出玉も可能な究極のアナログマシンとして衝撃を与えた機種でもある。

 そのシリーズ最新作ということでどんな役物やゲーム性になっているのか非常に気になるところであったが、A-gonの公式ツイッターで試打動画が引用リツイートされ、その中身の一端を知ることができた。

 ツイート元はパチンコユーチューバー「メガカスのやーまん」。動画ではA-gonのショールームで『P GOGOピラミッド4500危機一髪』の実機をプレイしている様子が映し出されている。

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パチンコ店「二度と来るか!」とドル箱を投げた客…その後に驚きの行動を!?

パチンコ新台「ST中に一撃6000発」の大当りも!? 3000発ループを可能にした“鬼アツ”スぺックが爆誕!

 まずは遊技手順を紹介。盤面上部にある飛び込みを狙い釘ピラミッドのなかに玉を入賞させる。そしておなじみの釘の森を抜けると待っているのが2穴クルーン。クルーンの入り口が3ヵ所もある大盤振る舞い仕様となっていた。

 肝心のクルーンは左側の赤い枠で囲まれたほうに入賞すると大当り。この一撃で4500発の出玉を獲得できる。穴は全2つ(ハズレ穴1つ)なので、シンプルかつ熱い展開を楽しめるだろう。

 また、ピラミッド内の途中にあったハズレ穴が排除されたことで、①クルーンに行くか行かないかの構図が明瞭化された、②ハズレまでストロークが伸びて楽しめる時間が増えた、③本数や釘構造の改良で玉の落下スピードも緩和、といった要素を生み出し、より玉の動きに対する没入感が増した印象である。

 ちなみに、動画では初当りを引くまでにピラミッド内入賞71、クルーン入賞4となっていた。大当りは4回1セットで4500発。消化の際は、右打ち開始時の最初に開くチューリップに玉を4個以上入賞させないと出玉を損するので注意が必要となる。

 このように前作からいろいろと変更が施されて、さらにゲーム性が向上。見た目でも飛び込み口やクルーンの採用でより一発台然とした佇まいに変貌し、雰囲気が増した印象もある。

 しかし、そんなことが些末に思えるほどの仕掛けがクルーンには仕込まれており、役物機ファン長年の夢が実現されているという。それは「アナログ機による大当りストック」である。

 本機のクルーンは2発同時に入賞し、その2発ともがVに入った場合、なんと大当り2回分の権利が獲得できるというのである。従来、V入賞後にV入賞しても無効、最悪の場合には大当りの権利が消滅するような事態もあり得た。

 ところが本機ではWで入賞すると1回分はストックされ、1回目の大当り消化後に2回目の大当りが開始される模様。これで一撃9000発なのでスーパー激アツである。

 考えてみれば『ナナシー』などの一般電役では大当り中に大当りを抽選して、当選すればもう一度大当りが発生する機能が搭載されていた。理屈的にはそれと同じなのであろうか?

 だとすると、大当り中でもたまに役物抽選が実行されるような構造にすれば、「まる得システム」や「上乗せチャンス」といったゲーム性も再現できる?

 あるいは、うまいことすればデジパチのストックシステムを役物機として再現できそうな気にもなってくる。もともと2種の役物当りなのだから、内部で起こってることを可視化して、みたいな。

 最後、妄想で脱線してしまったが、前身機から格段の進化を遂げた『P GOGOピラミッド4500危機一髪』は大注目の役物機である。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

JRA【ステイヤーズS(G2)展望】横山典弘「27年連続重賞V」へ一球入魂!? 渾身騎乗「再現」でオセアグレイト連覇へ

 JRAでも数少ない3000mを超える長距離重賞レースの一つ、ステイヤーズS(G2)が12月4日に中山競馬場で開催される。現存する平地重賞では最も長い3600mのレースで勝ち名乗りを上がるのは果たしてどの馬か。

 全5勝を2200m以上で挙げているスタミナ自慢のオルフェーヴル産駒、オセアグレイト(牡5歳、美浦・菊川正達厩舎)が満を持して登場する。

 昨年はこのマラソンレースに7番人気で挑み、好位から逃げたタガノディアマンテをアタマ差で差し切った。その後は果敢に有馬記念(G1)にも挑戦し、0秒9差の9着と善戦した。

 大目標に掲げた天皇賞・春(G1)は13着に敗れたが、秋の始動戦となった京都大賞典(G2)で6着に入り、叩き2戦目で連覇を見据える。

 昨年のレース後には菊川師が「ジョッキーが上手いですね。ジョッキーも気合いが入っていて、昨日も乗っていました」と勝因を語っていた。テン乗りの横山典弘騎手の執念が実った結果だったといえるだろう。

 これまで数々のビッグタイトルを獲得してきた横山典騎手は、1995年から昨年まで26年連続で重賞勝利を継続している。しかし、昨年このレースを制覇後は未勝利で、今年はジャパンC(G1)前の時点で35戦全敗。27年連続に向けて残すチャンスは僅か。ステイヤーズSは是が非でも勝っておきたいだろう。

 昨年見せた渾身の騎乗で、期待に応えることができるか。

 そのオセアグレイトに立ちはだかるのが良血馬カウディーリョ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 父は名種牡馬キングカメハメハ、母は現役時代にフローラS(G2)など重賞を3勝したディアデラノビアだ。上にはディアデラマドレとドレッドノータスという2頭の重賞ウイナーがいる。

 本馬は5勝のうち3勝を札幌で記録しているいわゆる洋芝巧者。前走・丹頂S(OP)で初めてオープンを勝利したが、過去5度の重賞レースではまだ掲示板にも載ったことがない。

 堀厩舎といえば、数年前に長距離レースで無双したアルバートが思い出されるが、ステイヤーズSを3連覇(15~17年)し、さらに17年のダイヤモンドSも制した。第二のアルバートは誕生するか。

 昨年の青葉賞(G2)で2着に入った実力馬、ヴァルコス(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)にも注意が必要だろう。

 佐々木主浩氏の所有馬としては初めて牡馬クラシックに参戦。日本ダービー(G1)では6番人気で14着、菊花賞(G1)は6番人気で8着と期待を裏切ったが、重賞の1つ2つ勝ってもおかしくない素質の持ち主だ。

 伯父にディープインパクトがいる良血で、古馬になってからの飛躍が期待されたが、菊花賞後に球節下の靭帯を痛めて長期休養に入っていた。

 ようやく復帰したのは10月末のカシオペアS(L)。さすがにブランクがたたって7着に敗れたが、叩き2戦目で一気に距離を延ばして復活を期す。

 トーセンカンビーナ(牡5歳、美浦・加藤征弘厩舎)は、昨年の阪神大賞典(G2)2着、天皇賞・春5着と善戦するも、その後は着外が続いている。その時以来となる3000m超の長距離戦で見せ場を作ることはできるか。

 セダブリランテス(牡7歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、18年の中山金杯(G3)など重賞通算2勝の実績馬だ。長期休養を挟みながら7歳を迎えたが、まだキャリアは10戦で馬も若い。今年は3戦して惨敗が続いているが、3000mを超える距離は今回が初めてだ。半兄には2年前の当レース覇者モンドインテロがいて、血統的には走る要素はある。

 この他には、2走前の京都大賞典で3番人気の支持を受けた素質馬のアイアンバローズ(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎)、アルゼンチン共和国杯(G2)15着からの巻き返しを図るボスジラ(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎)なども控えている。

 冬の中山オープニングを飾る名物レースを制するのは果たしてどの馬か。発走は15時25分を予定している。

JRA【チャンピオンズC(G1)展望】純白の女王ソダシがダート界に殴り込みも苦戦必至!? “連覇”狙うチュウワウィザード、カフェファラオが巻き返しへ!

 12月5日には、中京競馬場でダート最強馬決定戦、チャンピオンズカップ(G1)が開催される。今年はあの3歳牝馬の参戦で大いに盛り上がりそうだ。

 話題を独占するのはもちろんソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。昨年末に阪神JF(G1)、今春には桜花賞(G1)を制し、デビューから芝で8戦6勝という成績を残している純白の女王である。

 今夏には札幌記念(G2)でラヴズオンリーユーを撃破し、秋華賞(G1)で2冠目が確実視されたが、まさかの10着に大敗。単勝1.9倍の圧倒的1番人気に支持されるも、最後の直線で失速してしまった。

 敗因の一つとされたのが発馬直前に顔をゲートにぶつけ、歯茎を負傷したことといわれている。レース後には出血も見られたが、中間はグラグラしていた下の前歯を抜歯しただけで済んだ。ただ繊細な牝馬だけに、その影響を引きずる可能性もゼロではないだろう。

 前走後はすぐに立て直され、今月上旬に栗東に帰厩。程なく陣営はチャンピオンズC参戦を表明した。

 血統的には初ダートでいきなり好走する可能性は高い。父クロフネは現役時代にジャパンCダート(G1・チャンピオンズCの前身)を7馬身差で快勝した怪物で、いわゆる白毛一族と呼ばれる母系もこれまでダートを主戦場とする活躍馬を多く輩出してきた。

 ただし、ソダシは札幌2歳S(G3)と桜花賞でレコード勝ちを収めるなど、芝の速い時計勝負でも結果を残してきた。ダート寄りの血統ながら芝でこれだけ好走したなら、適性の高いとされるダートならとんでもない怪物という可能性もある。

 ファンの多い馬だけに、本番でも1番人気に推される可能性は高いだろう。これまで初ダートのG1で1番人気に支持された馬は2頭いる。どちらもフェブラリーS(G1)で、2000年キングヘイローと13年カレンブラックヒルだ。押し出される形で人気を背負ったが、ともに2桁着順に惨敗している。

 対象を3番人気までに広げてみても、10年フェブラリーSに挑戦したレッドスパーダがいるが、12着とやはり人気を大きく裏切っていた。ソダシには嫌なデータといえるだろう。

 ただし、調教では抜群の動きを見せている。2週前には、栗東では初めてダートコースで追い切られ、僚馬アディラート(オープン)に楽な手応えで先着。前走大敗のダメージは微塵も感じさせなかった。

 24日には、栗東坂路で1週前追い切りをかけられ、併せたサトノアイ(3勝クラス)を4馬身追走。最後は1馬身突き放す迫力十分の内容だった。管理する須貝師は『日刊スポーツ』の取材に「あくまで挑戦者として見守って欲しい」と謙遜したが、父のジャパンCダート制覇からちょうど20年。父に続く芝ダートG1制覇は現実味を帯びている。

 そんなソダシの前に立ちはだかるのは歴戦のダートG1馬たちだ。

 その筆頭候補が連覇を狙うチュウワウィザード(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)だろう。昨年は4番人気ながら、2着ゴールドドリームに2馬身半の差をつける完勝劇を収め、交流競走を含めてG1通算3勝目を挙げた。

 この春には海外遠征を敢行し、サウジCは9着に敗れたが、ドバイWC(G1)で2着に大健闘した。帰国後は6月の帝王賞(G1)で復帰したが、6着に敗れると、秋初戦のJBCクラシック(G1)は惜しくも3着。勝利がないまま1年が経過しようとしている。

 今回は休み明けを叩いての2戦目で、気配は上昇ムード。1週前追い切りには美浦から駆けつけた戸崎圭太騎手が騎乗し、「走りに弾み軽さが出ている。気合もほど良く乗っている」と『日刊スポーツ』の取材に答えている。

 阪神で開催されていたジャパンCダート時代の2010-11年にトランセンドが果たして以来、レース史上2頭目の連覇達成はなるか。

 チュウワウィザードが連覇なら、カフェファラオ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、今年の中央ダートG1春秋連覇を狙う。

 同馬は昨年のこのレースにも出走し、唯一の3歳馬として2番人気という高い支持を集めた。道中は中団に控えて脚を溜めたが、直線伸びきれず6着に敗れた。その後はフェブラリーSに直行し、横綱競馬で見事戴冠を果たした。

 この勝利でカフェファラオがダート界牽引していくものとみられたが、5月のかしわ記念(G1)で5着に敗退。脆さを露呈すると、夏の函館記念(G3)で芝に挑んだが、9着に敗れ、再びダートに矛先を向けてきた。

 4か月半ぶりのぶっつけ本番となるが、調整に抜かりはない。レース約2か月前の10月に早めに美浦に帰厩し、坂路・コース併用で十分な負荷をかけられてきた。

 1週前追い切りにはC.ルメール騎手も騎乗。「まだちょっと太い」と本音を漏らしたが、「本当のカフェファラオなら勝てます」と『スポニチ』の取材に力強く答えている。G1馬だけに、最終追い切りでしっかり帳尻を合わせてくるはずだ。

 この馬にとって何より重要なのは道中砂を被らず気分良く走れるかどうかに尽きる。外目の枠を引き当て好位で競馬を進めたいところだ。

 今年の帝王賞覇者テーオーケインズ(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎)は、今年に入って一気に力をつけた成長株だ。

 今年初戦は今回と同じ舞台、中京1800mの名古屋城S(OP)だった。これを完勝すると、続くアンタレスS(G3)で重賞初V。さらに自身2度目のG1挑戦となった帝王賞では並み居る強豪馬を相手に3馬身差で快勝した。

 夏を休養に充て、秋はJBCクラシック(G1)で始動。堂々1番人気に支持されたが、後方からのスタートになると、終始手応えが悪く4着に敗れた。

 手綱を取った松山弘平騎手は「スタートを上手く出れなくて、そこからちょっとリズムが悪かった」と敗因を語ったが、「小回りよりは大きいコースの方が得意な馬かなと思います」と金沢から直線の長い中京での巻き返しに自信をのぞかせた。

 芝のマイル重賞を通算3勝しているエアスピネル(牡8歳、栗東・笹田和秀厩舎)もまだまだ見限れない存在だ。

 昨夏にダート転向後は好走と凡走を交互に繰り返している。前走・武蔵野S(G3)は、パターン通り2着に好走しているが、今回はどうか。

 カジノフォンテン(牡5歳、船橋・山下貴之厩舎)は、今年1月の川崎記念(G1)、5月のかしわ記念(G1)を中央馬相手に勝った地方の雄。新たなパートナー、M.デムーロ騎手とのコンビで中央初挑戦を果たす。

 他には7歳馬の2頭も虎視眈々。武豊騎手を背に3年連続の参戦となるインティ(牡7歳、栗東・野中賢二厩舎)は、3着に食い込んだ過去2年の再現を狙う。その武騎手を背に前走・みやこS(G3)は1番人気を裏切り6着に敗れたのはクリンチャー(牡7歳、栗東・宮本博厩舎)だ。今回は、コンビ通算3戦3勝と好相性の川田将雅騎手に乗り替わって、悲願のG1制覇を狙う。

 サンライズホープ(牡4歳、栗東・羽月友彦厩舎)は、前走・シリウスS(G3)で重賞初制覇を飾り勢いに乗る。中京コースは3戦して2勝、2着1回と得意としており、エリザベス女王杯(G1)で穴をあけた幸英明騎手を背にチャンスをうかがう。

 果たして今年の砂の王者に輝くのは3歳牝馬のソダシか、連覇を狙うチュウワウィザードか、それともカフェファラオ、テーオーケインズの4歳勢か。注目のチャンピオンズCは12月5日の15時30分に発走予定だ。

パチンコ演者「暗黙のルール違反」で炎上… 業界の大御所が言及した動画も話題に!

 先日、とある女性演者のSNS上でのつぶやきが物議を醸した。これについて、業界のご意見番・大崎一万発氏が自身の公式YouTubeチャンネル「まんぱつ」にて言及し、大きな反響を呼んでいる。

 動画によると某日、その女性演者が都内ホールでの来店を、SNS上で「場所を特定できる」内容で告知した模様。すぐに指摘されて削除したまでは良かったものの、その後、それは「お店から言われて書いた」と暴露してしまったことで炎上したのだそうだ。

 東京都では、来店や取材などの事前告知が一切、禁止されている。それを「一般社団法人遊技産業健全化推進機構」という団体がチェックしているそうで、ルールに反する告知にはすぐさま指摘が入るという。

 そのため、ここ数年は事前告知をするライター、演者はいなかったそうだが、冒頭の女性演者は新人ということもあり、「色々と状況が分からずに書いてしまったようだ」と大崎氏は推察。ただ、これには大きく2つの問題があるそうで、1つ目は「告知禁止の所で言ってしまったこと」、2つ目は「それに関して、お店から言ってくれって言われたってことを公言してしまったこと」だそうだ。

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 特に後者は問題が大きく、その理由は、あくまで晒し屋アカウントを含めた脱法的な告知は「個人」でやっていることが前提。ホールとは無関係の体なのだが、それが今回、「お店が主体となってやった」と告げたことで、「動かぬ証拠」を出してしまったというわけだ。

 大崎氏曰く、パチンコ業界はあらゆる所で「建前」と「本音」がある業界。新人が故に「建前の部分を貫けなかった」「今後の糧にしていただきたい」と一定の理解を示したものの、「(パチンコ)業界というのはこういう構造になってて、やっちゃいけないことをこういう体でやることで、ギリギリお目こぼし状態になってる」とし、「この地域はこういう体になってるから、問題が起きた場合はこう説明してください」といった取り決めすることが大事とも続けた。

 突き詰めると、「なんでそこまでしてやるの?」という話であり、「ダメならダメ」「良いなら良いで全部やれ」となるわけだが、パチンコ業界は「白」と「黒」の間に「どっぷりある産業」。「全てのことがグレーの中のグラデーションで判断される」点が大崎氏は“極めて日本的で面白い”と感じているそうで、そういったものを良しとしない風潮の中、自分自身やホールのみならず、周りを巻き込まないようにも「慎重にやっていただきたい」とアドバイスを送る場面もあった。

JRA【チャレンジC(G3)展望】未完の大器ソーヴァリアントVS 13冠ベビー・ジェラルディーナ! ハイレベル3歳世代の「最終兵器」が激突!

 12月4日、阪神競馬場では第72回チャレンジC(G3)が行われる。昨年はレイパパレが5連勝で重賞初Vを飾り、その後の大阪杯(G1)制覇につなげた。今年もここをステップに飛躍する馬は現れるか。

 近年目立つのは3歳馬の強さ。過去7年で実に5勝しており、今年もその3歳馬が中心となりそうだ。

 有力視される3歳馬の1頭が未完の大器ソーヴァリアント(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎)だ。

 昨年11月にはデビュー2戦目で勝ち名乗りを受けたが、後日ソーヴァリアントの検体から禁止薬物のカフェインが検出され、「失格」処分を受けた。仕切り直してようやく勝ち上がったのは年が明けたデビュー4戦目だった。

 その直後には弥生賞(G2)に挑戦したが、のちの菊花賞馬タイトルホルダーの4着に敗れ、皐月賞(G1)の権利獲りに失敗した。その後は一息入れ、夏の札幌で始動。自己条件を2連勝して、セントライト記念(G2)に臨むと、アサマノイタズラの2着に入って菊花賞(G1)の権利を手に入れた。

 菊花賞でも有力馬の1頭に挙げられていたが、脚の筋肉疲労が抜けきれず本番を見送り。結局クラシックには出走することはできなかった。

 満を持しての復帰戦はC.ルメール騎手を配して万全を期す。初となる関西圏への輸送競馬に一抹の不安は残るが、これさえクリアすれば圧勝するシーンがあってもおかしくないだろう。“ハイレベル”3歳世代の最終兵器は古馬相手に重賞初制覇を視界に入れている。

 ソーヴァリアントが3歳牡馬の最終兵器なら、3歳牝馬のそれはジェラルディーナ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だろう。

 こちらもクラシックとは無縁だったが、その血統背景もあって誕生直後から注目を浴びてきた。父はG1・6勝のモーリス、母は同7勝のジェンティルドンナ。「13冠ベビー」は久々の重賞で素質を開花できるか。

 初勝利はデビュー3戦目の昨年11月だった。その後は阪神JF(G1)にも出走したが7着、続くエルフィンS(L)でも2番人気を大きく裏切る10着に敗れた。

 4か月半の休養を経て夏の阪神で復帰すると、初戦こそ敗れたが、7月から10月にかけて3連勝を飾った。圧巻だったのは前走の西宮S(3勝クラス)で、スタートでやや立ち遅れたが、中団後方から直線外に持ち出し、1頭だけ違う脚色で差し切った。

 騎乗した福永祐一騎手は「ワンターンの1800mは忙しいと思っていました。もっと距離を延ばしても良いと思います。強い競馬でした」と答えていたが、今回は1ハロンの距離延長、かつ外回りから内回りコースでさらにパフォーマンスを上げる可能性は高い。

 三冠牝馬の母からついに大物誕生はなるか。ジェラルディーナにとっては試金石の一戦となる。

 桜花賞馬のマルセリーナを母に持つ良血ヒートオンビート(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)も注目の存在だ。

 今年1月に待望のオープン入りを果たすと、OP2着に続き重賞初挑戦の目黒記念(G2)でも2着に好走した。休み明けの前走・京都大賞典は2番人気に推されたが、大外枠が響き直線大外を回しての8着に敗れた。

 今回はコンビ通算「2-2-1-0」の川田将雅騎手に乗り替わって、古馬の意地を見せたい。

 この他には、前走・天皇賞・秋(G1)でコントレイルに次ぐメンバー2位の上がり時計をマークしたペルシアンナイト(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)、アルゼンチン共和国杯(G2)2着のマイネルウィルトス(牡5歳、栗東・宮徹厩舎)、さらに今夏の小倉記念(G3)を格上挑戦で制したモズナガレボシ(牡4歳、栗東・荒川義之厩舎)なども軽視できない存在だ。

 来年の芝中距離路線を占う重要な一戦、チャレンジCは12月4日15時45分に発走を予定している。

人を怪物に変える「承認欲求」に振り回されやすい人とは

 周囲に認められたい。誰かに誉めてもらいたい。自分の功績に気づいてもらいたい。

 こんな気持ちは誰にでもあります。承認欲求は誰もが持っているもので、持つこと自体は自然なことですし、満たすべきものでもあります。問題は承認欲求との付き合い方。上手に付き合い、自分を成長させる糧にできる人もいれば、膨らみすぎた承認欲求が制御不能になり、振り回されてしまう人も。

 肥大化しすぎた承認欲求は自分自身を苦しめます。ここでは『承認欲求に振り回される人たち』(榎本博明著、クロスメディア・パブリッシング刊)から、承認欲求が強すぎる人の特徴を紹介します。

仲間に乗せられて、ついバカなことをしてしまう


 「バイトテロ」という言葉が生まれたのは数年前。アルバイト店員が同僚と悪ふざけした写真や動画をネット上に投稿し炎上。店や企業に多大な迷惑をかけてしまったのがこの言葉が広まるきっかけでしたが、それ以後もこうした炎上はたびたび起こります。

 こうした悪ふざけは一人ではやりません。一緒にいた仲間に乗せられてやってしまったところが多分にあったはずです。そこには仲間うちで注目されたい、笑いをとりたいという承認欲求があります。

 仲間に乗せられると気が大きくなって冷静な判断ができなくなる人は要注意。承認欲求に振り回されやすい人かもしれません。

匂わさずにいられない

 あなたの職場に「忙しすぎて全然寝る時間がない」「昨日も徹夜しちゃったよ」と「忙しいアピール」「寝てないアピール」をする同僚はいませんか?

 自分がいかに仕事をしているか、いかに忙しいかを匂わせてくるこのタイプも、「周りにすごいと思われたい」という承認欲求が暴走気味。実際はそんなアピールをしても「仕事がたまるのは要領が悪いからでは?」と思われるのがオチで、特に「すごい」とは思ってもらえないものですが、それでも匂わせずにいられないのです。

 周囲にそういう人がいるなら、人の振り見て我が振り直せ、ということで自分が周りから煙たがられる匂わせをしていないか振り返ってみましょう。

つい大口を叩いて自分を追い込んでしまう

 あえて目標を周囲に言うことで自分にプレッシャーをかけ、逃げ道を塞ぐことで自分自身を奮い立たせる人がいます。「公言したからにはやらないと格好がつかない」という状況を自ら作り出すこのタイプは、モチベーションが高くストイックな人に多くいます。

 有言実行を自分に課すことで成長できるのなら、悪いことではないはず。ただそれが「周囲から有能な人物だと認められたい」がためなのだとしたら、その有言実行には痛々しさがつきまといます。

嫌と言えない


 「人から認められたい」という承認欲求の根本的な感情は、裏返すと「嫌われたくない」でもあります。嫌われたくないあまりに人間関係で本音を出せないなら、ストレスがたまるばかりです。

 友だちからの誘いを断らない「人づきあいの良さ」は一見長所のように見えますが、実際は「嫌われるのが怖いから誘いを断らないだけ」ということも考えられます。つきあいの良さが重荷になっていると感じたら、その裏には大きな承認欲求が潜んでいるのかもしれません。

 時に冷静な判断を狂わせ、ストレスのもととなり、対人関係を悪化させる原因になる承認欲求。本書ではこの承認欲求との上手なつきあい方を解説していきます。

 繰り返しになりますが、承認欲求は悪いものではありません。持っていて当たり前のものであり、満たすべきものです。周囲に承認欲求の虜になってしまっている人がいる人、または自分自身の承認欲求のせいで苦しんでいる人にとって、本書は現状を変えるきっかけになるはずです。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。