JRA 嬉しい有馬記念(G1)初参戦前日に「アカイイト」切断被害!? C.ルメールが「28年目の鉄人」から無情な“強奪”?

 26日に中山競馬場で行われる有馬記念(G1)は、日本ダービー(G1)やジャパンC(G1)と並ぶ、日本競馬の一大レースだ。

 アリストテレスに騎乗する武豊騎手は自身のオフィシャルサイトで「たとえ16番人気の馬であっても、騎手として毎年参加していたい特別な競馬です」と記しており、騎乗できるだけでも光栄というのが分かる。

 それだけに若手のうちに有馬記念を経験することは、今後の糧となるかもしれない。今年は横山武史騎手や岩田望来騎手など20代騎手が4名騎乗予定。大レース騎乗のプレッシャーをエネルギーに変えることができるか注目したい。

 一方、デビュー28年目で初めて有馬記念に騎乗するジョッキーもいる。その人物が幸英明騎手なのは驚きだろう。

 幸騎手は1994年デビュー以来、JRAで通算1547勝を積み重ねてきた。12年には年間最多騎乗記録を更新するなど「鉄人」の印象が強い。「28年目で初めて」と聞くと、乗り鞍に恵まれないベテランを想像してしまうが、それが人一倍乗り鞍豊富な騎手なのだから不思議なものである。

 そんな「鉄人」を暮れのグランプリ初騎乗へ引き寄せたのが、アカイイト(牝4歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。先月のエリザベス女王杯(G1)では、10番人気ながら豪快に前を飲み込んでG1初勝利を決めた。

 アカイイトとの有馬記念参戦に対し幸騎手は『スポーツニッポン』のインタビューで「初参戦は素直に嬉しいです」と、意気込みを語っている。

 しかし、初参戦の喜びに浸るのも束の間。お手馬アカイイトが有馬記念初騎乗を導いてくれた一方で、別のお手馬との“アカイイト”が切れてしまう事態が発生してしまったようだ。

 そのお手馬とは、有馬記念の前日の阪神C(G2)へ出走予定のルークズネスト(牡3歳、栗東・浜田多実雄厩舎)だ。

 昨年の9月に中京でデビューした同馬は、これまで全て幸騎手が騎乗して走ってきた。3戦目で未勝利を突破すると、4戦目に挑んだシンザン記念(G3)で後のG1馬ピクシーナイトに次ぐ2着へ好走した。そして、約2ヶ月の間隔を経て出走したファルコンS(G3)で、阪神Cでも顔を合わせるグレナディアガーズを下して重賞初勝利を遂げている。

 NHKマイルC(G1)10着と大敗後は、夏場の休養を経て9月末に復帰。復帰後2戦は2着・4着と古馬相手でも通用する力を見せている。特に4着だった前走のスワンS(G2)は3コーナーで前がゴチャつく不利が無ければ勝ち負けに持ち込めた脚色だっただけに、デビューからコンビを組み続けている幸騎手もリベンジを目論んでいたことだろう。

 だが、無情にも今回ルークズネストはC.ルメール騎手へ乗り替わることとなった。

 アカイイトとの嬉しい有馬記念初参戦の前日に、ルークズネストとの「アカイイト」が切れてしまうのは残念な話だが、果たして幸騎手は悔しさをバネにグランプリで結果を残すことができるだろうか。「28年目の鉄人」の底力に期待したい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

オーバードーズで死に至るのはまれ?身体疾患があると少量でも重度な中毒作用も

 滋賀県守山市で19歳の女子高校生が死亡し、38歳の男と21歳の女者が未成年者誘拐の疑いで逮捕された事件で、3人は薬の大量摂取「オーバードーズ」をする仲間として集まっていたという、ショッキングな報道があった。女子高校生は薬物中毒で死亡したと報道されているが、実は薬物で死亡に至ることは簡単ではない。精神科医の髙木希奈医師に話を聞いた。

「報道によると、睡眠薬や抗不安薬の合法薬物を約100錠内服した可能性があると伝えられていますが、その種類までは言及されていないため原因薬剤については不明であり、薬物との関連性については、さらなる検証が必要だと思います」(高木医師)

 女子高校生を死に至らしめた直接の薬物は不明だが、オーバードーズによりさまざまな中毒症状が起きるという。

「一般的に、睡眠薬や抗不安薬の薬物中毒(ここでは急性中毒を指す)は、過量服薬等により過眠、不安焦燥、注意や記憶の障害、脱抑制、興奮、錯乱、昏迷等の精神症状が一過性に生じる状態のことです。通常、精神症状以外にも、呂律不良、ふらつき、運動障害、嘔吐、眼振、筋弛緩、血圧低下、呼吸抑制等の身体症状が出現します」

 向精神薬によるさまざまな中毒症状はあるものの、オーバードーズによって死に至ることは少ない。

「一昔前まで睡眠薬としてよく処方されていた、バルビツール系、ブロモバレリル尿素、バルビツール系と抗精神病薬との合剤などは、作用量と致死量の幅が狭く安全性が低いこと、乱用や依存の問題もあり、今ではもうほとんど処方されることはなくなり、製造中止になった薬もあります。最近では、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系、その他のカテゴリーの睡眠薬や抗不安薬が多く処方されており、これらの薬は常用量と致死量の幅が広いため比較的安全な薬物であり、中毒で死亡することはまれです。また、ベンゾジアゼピン系のなかでも依存性が高い薬剤については、最近は処方されることも少なくなってきています」(同)

 それぞれの薬に致死量はあるが、実際に致死量を服用することは非常に難しいという。

「致死量は薬剤によっても違いますが、数百錠~数千錠単位、あるいはそれよりももっと多い量になるため、この量を服用することは困難だと思います。しかし、なかには肝機能障害などある種の身体疾患を合併している場合は、少量の物質でも使用量に相応しない重度な中毒作用を生じることがあります」(同)

 女子高校生がオーバードーズによって死に至ったのには、なんらかの複雑な要因が重なった可能性があると思われるが、真相は不明のまま「薬物中毒による死亡」と結論づけられてしまうのかもしれない。

 睡眠薬などの向精神薬は、医師の診察と処方がなければ手に入れることはできない。睡眠薬など一部の向精神薬の処方日数は「30日」と規制されている。しかし、患者が処方された睡眠薬を服用せずにストックしている危険性もある。医療機関では、向精神薬の飲み残しがないかをチェックするよう努めているが、まだ十分なシステムが構築されていない。患者がオーバードーズのために薬を手元に持たないように、より徹底した管理が課題だ。

 亡くなった女子高校生のご冥福をお祈りしたい。

(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)

吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

徳光和夫・みのもんた『徹子の部屋』で大放言を連発…黒柳とのカオス&神回が話題

 23日放送のトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、フリーアナウンサーの徳光和夫と、みのもんたが出演。“テレビ界の生き字引”である2人の抱腹絶倒の大放言が話題を呼んでいる。

 徳光は80歳、「みの」は78歳、そしてホスト役の黒柳徹子は88歳で、合わせて246歳になる3人。徳光は1963年に日本テレビに入社、「みの」は67年に文化放送に入社したアナウンサー界のレジェンドだが、黒柳も日本でテレビ放送がスタートした1953年にNHKにテレビ女優第1号として入社しており、業界人としては徳光と「みの」の大先輩に当たる。それだけに、番組内では2人へのストレートな質問も垣間見えた。

 話はまず、徳光の日テレ入社のいきさつに。徳光は、父も日テレ社員だったために周りからはコネ入社ではないかと言われるが「アナウンサーなのでコネとは関係なかったんですね」と力説するも、黒柳から「コネじゃないの?」と追及され、あっさり「ちょっとはコネです」と告白。

 さらに立教大学の放送研究会で徳光の後輩だった「みの」は、在学中に先に卒業した徳光に日テレの社員食堂を案内してもらった際のエピソードとして、徳光から「あちらに座っているのが美空ひばりさん」と説明されたと語るも、徳光は「そんなこと言わねえよ。社員食堂に美空ひばりさんが座ってるわけねえじゃねえか」と反論し、3人とも爆笑した。

 一方の「みの」は、就職の年に日テレのアナウンサー職の採用がなかったため、TBSを受けたものの「TBSも落ちました。代わりに久米宏くんが受かりました」と明かし、のちに妻になる放送研究会の女性から「四谷の文化放送が今日の3時に締切だから受けたら」と言われ受けたところ、採用されたと振り返った。

「朝食っつっても、ビール2本くらい飲んで」

 次に話題は現在の生活についてとなり、9年前に妻が亡くなった「みの」は次のように語った。

「朝6時くらいに起きて、新聞を見て、庭を散歩して。一人で住んでるもんですから、自分で朝食の支度をして。朝食っつっても、ビール2本くらい飲んで」

 さらに黒柳から夕食も自分で支度をするのかと聞かれると、 

「すぐそばに、逗子に妹が住んでいるもんで、よく支度手伝ってくれますけど。ときどき数多いガールフレンドの何人かが差し入れくれたりしてます」

と言い、笑いを誘った。

「みの」といえば、以前は一日に何本も帯のレギュラー番組を抱え、毎晩のように銀座通いをしていたことでも知られているが、

「銀座、毎日行ってた。京都、名古屋、札幌、福岡、那覇。飲むのが好きですから」

と驚きのエピソードを披露。

 これを聞いた徳光は、「みの」の場合は店は潤うが国の役には立たないと主張。そして自分は銀座には行かないがギャンブルにお金を使うことで国の役に立っていると、こう自説を展開した。

「僕は競馬で損したお金はですね、確実に国に入ることによってですね、小学校の講堂になったりとか、あるいは道路になったりとか。僕のほうが全然、国の役に立ってるわけです」

 これに対し黒柳は、

「それもどうかと思います。ものの考え方でございます」

と返した。

 番組の途中では日本テレビのアナウンサーとしては徳光の後輩にあたる羽鳥慎一(現在はフリー)が登場。「みの」は、羽鳥は間違いなく日本の歴代アナウンサーのベスト3に入ると言い、1位は徳光で2位は自分だとオチをつけ、またも笑いを誘った。

 そして番組の最後では終活の話に。思い出の品はほぼすべて処分したという「みの」は、その理由について

「思い出にとらわれても、それは自分だけのものであって、そうじゃなくて、みんなで共有できる思い出を残したいなと」

と説明。さらに「『大変ですね』って、よく言われるんですけどね、大変なのは当たり前で。やっぱり人生楽しんでいかないと。あと何年生きるかわかりませんけど、楽しもうって思ったら、楽しくなりましたよ」と心境を語った。

 一方の徳光は、初期のアルツハイマー病を患っている妻について触れ、次のように語った。

「もしかすると、自分の中での気持ちとしての終活はですね。今、女房を見ておりますと、緩やかに(病気が)進行しているわけですよ。とにかく明るく会話を交わしながらですね、一人残せないなと。こいつを一人残して、逝くわけにはいかないなと思って。私の中で、もし終活があるとすると、一日でも長く彼女より生きようかなっていうことですかね」

3人でしか成立し得ない神回

「みの」といえば、昨年3月に『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ・日本テレビ系)を降板し、今年春には地方局の出演番組も終了して現在レギュラーの仕事は持っていない。さらにパーキンソン病を患っていることを告白しているが、番組を見たテレビ局関係者はいう。

「みのが羽鳥を評して『出過ぎず、引き過ぎず』と言うと、黒柳が素の声で『何?』と聞き返して、みのが言い直したり、みのが『ガールフレンドが差し入れくれたりしてます』と言うと、黒柳が普通に『そうなのー』と返したりと、徳光とみのが大先輩にあたる黒柳から、ときに後輩のように扱われる場面も新鮮で、また先輩だからこそストレートな質問が飛び出し、それに対して2人が短い言葉ながらも笑いを交えて“深イイ”話を返す。会話の節々に間があっても意に介さず、それもまた絶秒で、3人で爆笑し合ったりして、カオスというか、この3人でしか成立し得ない神回になっていて、“いいもの”を見させてもらったという印象。

 みのも以前よりも体形がスマートになり声もやや小さくなり、時折少し疲れた表情で顔がうつむき気味になる場面も見られたが、顔の肌もツヤツヤして姿勢もピンとして、ジョークを飛ばして徳光に突っ込まれたりして、まだまだ現役感バリバリ。今度は3人でいろんなテレビ界の過去のエピソードや歴史を語り合うような番組をやれば、面白いのではないか」

 放送中からTwitter上でも

徹子の部屋で、羽鳥さん、みのもんた、徳光さんが揃って、『これがアナウンサーベスト3です』と話してる中で 番組の司会をする徹子さんというカオス感>(原文ママ、以下同)

<この中でみのもんたが一番年下なのビックリ>

<テレビで何となくで徹子の部屋流してるけど演者エグすぎんw 黒柳徹子にみのもんたに徳光和夫ってw>

<すごいメンバーで徹子の部屋が始まったので目が離せない>

<パンチのある徹子の部屋が始まった天使の笑顔笑>

<徹子の部屋にみのもんた出てるやないか!>

と話題になっていたが、今回は『徹子の部屋』の“貴重な放送回”となったようだ。

(文=編集部)

 

【2021年、彼らのやったことを忘れるな!】NHK『NW9』有馬キャスターが降板! 原因は菅首相の激怒と官邸広報官の圧力電話 『クロ現』国谷裕子降板事件の再来

 2021年も、残すところあとわずか。本サイトで今年報じた記事のなかで、反響の多かった記事をあらためてお届けしたい。 (編集部) *************** 【2021.02. 09初出】  危惧されていた事態が現実になった。NHKの看板報道番組『ニュースウオッチ9』の...

映画レビュー「香川1区」

小川淳也vs平井卓也。熾烈な闘いの中で、政治の実相が浮かび上がる。2021年総選挙をリアルタイムで追ったドキュメンタリー。

投稿 映画レビュー「香川1区」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

意外と簡単、「あなたもパチンコ店のオーナー」になれる!?

 ― 意外と簡単、あなたもパチンコ店のオーナーになってみませんか? 業界人の方や異業種からの新規参入も大歓迎です! 業界屈指のベテラン集団が親切丁寧にご相談に乗ります。―

 ある人物のTwitterアカウントにはこう書かれているが実に興味深い。

 そのアカウント名は『桃太郎のつよぽん』。その『中の人』というのがあの『中嶋塾』の理事としても知られ、『超』のつく凄腕コンサルタントとしても名高い『市原毅』氏だ。

 調べれば調べる程とてつもない実績を誇り、知れば知る程あり得ないような人脈を持つ市原氏だが、簡単にまとめることは難しいので、ここでは割愛しておこう。

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 その市原氏が代表を務めるホールというのが宮城県松島町にあるパチンコ店『桃太郎』。それは市原氏の進めるパチンコ店フランチャイズの実験店舗ということだ。

 桃太郎はパチンコ96台、パチスロ87台という昔ながらの小型店だが、「こういった小規模店舗をベースに低資金、ローコストでホールオーナーになりませんか?」というのが市原氏の考えだ。

 パチンコ店といえば土地や物件、遊技機や設備に人件費から広告宣伝費に至るまで、億単位という莫大な資金を必要とするのが当たり前だが、低資金で開業可能となると興味を示す人も少なからず存在するかもしれない。

 具体的な数字までは分からないが、人づてに聞いた話では「市原氏がそのプロジェクトに携わる桃太郎は、短期間で売上も数倍に増している」というから流石のひとことだ。Twitter上では実際に立ち寄ったユーザーからの『穴場』、『優良店』というコメントも散見される。 

 それだけに多種多様な方面からの参入が増えていけば、今までになかったような斬新なホールや個性的なホールが誕生するかも知れない…そう考えればワクワクしないだろうか。

 街の小さな電気店や書店、小規模ゲームセンター等はすっかり姿を消し、大型化や複合化ばかりが目立つ中でパチンコ店も同じ流れにあるが、それこそコンビニのような小さなパチンコ店が生き残って行くことに意義はないだろうか。

 そもそも私自身は大型のパチンコ店が非常に苦手である。周りにも大型店は存在するが、行くのはもっぱら小型店かせいぜい4、500台クラスのホールまでだ。

 もしもこの先、全ての小型店が淘汰され大型店のみが残るとなると個人的には非常に不安になってしまう。したがって、このパチンコ店のFC制度・小型店の復活・躍進には大いに期待している。

 昭和の色香が漂う昔ながらのホールはどんどん姿を消していき、新たな令和の小型店の出現に期待したいが『我こそは』という方はいないだろうか。

 市原氏のサポートだけでなく、業界屈指のベテラン集団までもが親切丁寧に相談に乗ってくれるとあれば、これほど心強いことはないだろう。

 私? 私などはその低資金すらもない末席末端の業界人であり既に過去の異物である。桃太郎や他の小型店の動向を静かに応援し見守りつつ、どこからか勇敢なチャレンジャーが現れ素晴らしい小型店が出現することを密かに期待したい。

(5) 【毎日】桃太郎のつよぽん【全リセ】さん (@o_nake) / Twitter

中嶋塾公式ウェブ (xn--fiq64w26d.tokyo)

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

中国、流行性出血熱も感染拡大…コロナ同様に政府の隠蔽で新パンデミックの懸念も

 新型コロナウイルスの変異型(オミクロン株)の急拡大に世界は警戒を強めている。重症度は低いものの感染力が高いことから、医療体制に負荷がかかることが懸念されているからだ。

 感染拡大を強引なかたちで封じ込めてきた中国でも新型コロナの感染例が相次いでいる。中国保健当局によれば、12月22日の新規感染者は71人、うち63人は陝西省西安市だ。12月中旬以降、この傾向が続いていることから、西安市では約1300万人の市民を対象にしたPCR検査が実施され、21日には当局が市民に対し外出制限を要請する事態となった。いかにも中国らしい大げさな対応だが、気になるのは西安市で流行している感染症が新型コロナだけではないことだ。

 西安市疾病管理センターは19日、「冬に入って同市で流行性出血熱の患者が何人か出た」ことを明らかにした。「最初の感染者は18日に発見された」としているが、正確に何人が感染したかについては言及しなかった。

 流行性出血熱にかかると目の充血や発疹などの出血が起きる。初期段階は季節性インフルエンザと症状が似ているが、悪化すると急性腎不全となり、死に至ることもある。流行性出血熱を引き起こすのはハンタウイルスだ。宿主はネズミの7割以上を占めるセスジネズミだ。乾燥したセスジネズミの排泄物を吸うことで感染するが、ヒトからヒトへ感染することはないとされている。

 流行性出血熱はユーラシア大陸の広域で感染例が出ている。日本では1960年代に大阪の梅田駅周辺など集団感染が起きていたが、21世紀以降の感染は報告されていない。最大の流行国である中国では2019年に4359人が感染、21人が死亡した。2020年にも9596人が感染し、44人が死亡しており、致死率は0.4%に達している。

 中国では毎年10月頃から流行性出血熱の感染が始まるが、今回の西安市の場合はかなり深刻のようだ。専門家は「今年夏に発生した水害によってネズミが人の居住地域に移動したことと関係がある」とコメントしている。西安市民は「西安市の長安地区で深刻な感染が起きており、死者が出ている。西安市の大病院に出血熱患者が次々と運び込まれ、人民解放軍の病院が閉鎖された」とSNSに投稿している。病院が閉鎖されたのが事実だとすれば、院内感染が起きている可能性がある。「これまでとは異なり、ヒト―ヒト感染が起きているのではないか」との不安が頭をよぎる。

野生動物取引が野放し

 緊張状態に陥っている西安市の状況を目の当たりにすると、ついつい2年前の武漢市のことを思い出してしまう。当時武漢市では海鮮市場関係者を中心に謎の肺炎が流行していた。中国政府の国際社会への新型コロナ発生の報告が遅れたことで、新型コロナのパンデミックが発生、残念ながら現在も収束していない。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が20日、「2019年に新型コロナが初めて報告された中国はこのウイルスの起源に関するより多くのデータと情報を明らかにすべきだ」と述べたように、中国政府が非協力的な姿勢を続けていることが災いして、その起源はいまだに解明できていない。現在「動物から自然発生した」説と「遺伝子操作を行った実験施設から流出した」説が有力だが、「この問題に決着を付けない限り、次のパンデミックに備えることができない」とWHOは危機感を深めている。

 いずれの説であったとしても、次のパンデミックも中国発の可能性が高い。

「中国の野生動物市場がパンデミック発生の理想的な温床である」

 今年後半に中国の野生動物市場について初の包括的な調査を実施した中国、米国、ベルギー、豪州の専門家はこのように結論づけた。中国で取引されている野生動物16種を調べたところ、哺乳類を宿主とするウイルスが71種特定され、そのうち、人間にとって「潜在的に高リスク」と考えられるものは18種あったという。中国の野生動物市場の取引規模は約9兆円超(2016年)と世界最大だ。現場では人間と野生動物は密接に接触し、野生動物をさばく際に飛び散る血を浴びることもしばしばだ。中国の野生動物市場が新興感染症にとって理想的な温床であることが改めて認識されたというわけだ。

 新型コロナ発生以降、中国政府は野生動物の取引を禁止したが、実質的には何も変わっていないという。西安市でも野生動物の取引が行われていることだろう。

鳥インフルエンザは人に感染

 海外では、コロナウイルスについて危険な実験を行っていた武漢ウイルス研究所から流出した説への支持が高まっている。「まさか」と思っている日本人は多いだろうが、台湾当局が12月9日、「台北市のバイオセーフティーレベル3の実験施設で研究者が新型コロナに感染した実験用のマウスに噛まれるという事故が発生した」ことを公表したように、世界の実験施設でこのような事故が起きるのは日常茶飯事のようだ。

 西安市でも「ハンタウイルスに関する危険な実験が行われ、人為的につくり出されたウイルスが流出した」とのシナリオも視野に入れていく必要がある。 

 症状が似ていることから、西安市の流行性出血熱が新種のインフルエンザである可能性も排除できない。病原性の高い鳥インフルエンザの流行が今年11月以降、欧州とアジアで多数報告されている。日本でも家禽への感染例が複数報告されている。鳥インフルエンザは人に感染することが確認されており、「ヒト-ヒト感染を引き起こす新種のインフルエンザウイルスが出現するのは時間の問題だ」と警告する専門家は少なくない。

  現段階で「西安市の流行性出血熱が次のパンデミックを引き起こす」とは断言できないが、隠蔽体質を変えようとしない中国への警戒を怠ってはならない。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現

 26日、中山競馬場で行われる有馬記念(G1)。年末の大一番として、普段は競馬に興味を持たない人でも、このレースだけは特別とばかりに馬券を買うケースも多い。

 実際に昨年の売上は464億円と、JRAで年間に行われる3000余レースの中でも群を抜いた売上高を記録。1996年の売上875億円は、1レースの売上最高記録としてギネスブックにも掲載されるなど、同レースは「日本で一番売れるレース」として、広く認識されている。

 そんな世間の注目を集める過去の有馬記念では、数々の名勝負が演じられてきた。

 中でも今なお語り継がれているのが、あれよあれよと逃げ切り勝ちを収めた“逃走劇”だ。有馬記念にグレード制が導入された1984年以降、逃げ切った馬はわずか4頭しかいない点も、我々競馬ファンに特別なインパクトを残している理由かもしれない。

 記憶に新しいところでは、17年のキタサンブラック。絶好の2番枠を引き当てた“強運”も味方したか、スタートから先頭に立ち、序盤は12秒前後のラップを記録。中盤は13秒台に落とし、得意のロングスパートを決めた武豊騎手の絶妙なペース配分が演出した“逃亡劇”だった。

 08年のダイワスカーレットも強かった。スタートから先手を奪い、軽快なピッチで飛ばしながら、最後の直線でもバテることなく先頭でゴール。牝馬として37年ぶりのグランプリ制覇を果たしたその勇姿は、10年以上過ぎ去った今でも色あせることはない。

 オールドファンの間では、95年のマヤノトップガンも忘れられない一頭だ。それまでの脚質からガラリ一変。タイキブリザードやナリタブライアンに影をも踏ませず、大一番で初めて見せた田原成貴騎手の“逃げ戦法”は、周囲をアッと言わせた。

 そして今でも語り継がれる“逃走劇”といえば、92年のメジロパーマーだろう。15番人気ながら逃げ切り勝ちを決めて、単勝4,940円の高配当を演出。その後のG1成績は3着、10着、10着、6着で引退した同馬は、まさに一世一代の“逃走劇”を演じてくれた。

 今年の出走馬を眺めると、レースを引っ張りそうなのはパンサラッサ(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)か。前走・福島記念(G3)では、前半1000mを57.3秒のハイペースで逃げたにも関わらず、4馬身差をつけて圧勝。ここでもペースの鍵を握る存在になりそうだ。

 正直、並み居る強豪馬の胸を借りる同馬の格下感は否めない。しかしながら、管理する矢作厩舎の今年の成績は説明不要。春先は所属する新人女性ジョッキー古川奈穂騎手がデビューしたほか、先日引退した三冠馬コントレイルの大団円はご存じ通り。さらには海外でもブリーダーズCで1日2勝の快挙達成と、今年を象徴する厩舎といっても過言ではない。

 そんな矢作厩舎が送り出すパンサラッサ。人気薄なだけにノーマークでレースを進めることができれば、前々走のオクトーバーS(L)から連勝中の勢いで、一世一代の“逃亡劇”を演じる可能性はある。今年を締めくくるドラマとしては、申し分ない一頭といえるかもしれない。

(文=鈴木TKO)
<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

パチンコ新台「3000発→1500発81%ループ」!? 約1時間で6万発も話題の激アツ分野!!

 先日、超人気ライトノベルを原作とするアニメとのタイアップ機の詳細が発表された。

 昨年を代表する藤商事のヒット作『Pとある魔術の禁書目録』。大当り後は必ず電サポ150回のSTへ突入する安心仕様ながら、大量出玉を生み出すポテンシャルの高さへ称賛の声が続出した。そんな「とある」シリーズ最新作『Pとある科学の超電磁砲』が間もなく登場する。

 大当り確率は1/239で、100回or3000回まで継続する連チャンモード「超電磁砲RUSH EXTRA」の継続率は約80%。右打ち中は39%が約2000発、約10%が約3350発という設計だ。

 最大約4700発を獲得できる振り分けも、わずか1%ではあるが用意されている。「HYBRID MIDDLE」と呼ぶに相応しいスペックだろう。原作ファン納得の演出&強烈な出玉力を武器に、旋風を巻き起こしそうな気配だ。

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「とある」シリーズが熱視線を浴びている状況だが、アニメ化もされた人気作品という意味では『Pバキ319ver.』の活躍も記憶に新しい。

 超人気格闘漫画を題材にした本機は、継続率約85%の「バトルモード」が出玉のカギを握る。右打ち中の大当りは80%が10Rと強力。「怒涛の秒殺決着ッ!」というキャッチコピーに相応しい強烈な出玉性能で、「1時間ちょっとで6万発」といった驚愕の報告も浮上している。

 筐体上部にはインパクト抜群のギミックを搭載するなど、原作好きにはたまらない要素も注目のポイントだ。個人的には好印象であるが、尖ったスペックということで様々な反応が見られる。しかしながら、時速6万発のポテンシャルに惹かれているユーザーも多いようだ。予想以上の存在となる可能性もあるだろう。今後の展開に注目である。

 そんな『Pバキ319ver.』を発売した平和といえば、この先に控えている国民的人気漫画・アニメ作品「ルパン三世」シリーズも見逃せない。

 常に、スリルとロマンを追い求める主人公のルパン三世。仲間である、次元大介・石川 五ェ門・峰不二子も非常に魅力的なキャラクターだ。中でもアニメ内で“花を添える”峰不二子の存在は非常に大きい。

 悪女なのに、なぜか憎めない魅力を秘めた不二子さま。そんな彼女のセリフの中で記憶に残っているのは、「いい女っていうのはね、自分で自分を守れる女よ」である。この一言は、峰不二子という人間を物語っているのではないだろうか。「男たちに負けない強さ」を称賛するファンも多いと思う。

 話を戻すが、大好きな峰不二子も活躍するパチンコ「ルパン三世」シリーズが間もなく降臨。「初当りの半分が3000発+RUSH突入」という、破格のスペックを搭載した最新作へ注目が集まっている。

 初代『CRルパン三世』の大ヒットから23年。アニメ版ルパン三世の50周年と重なる記念的なマシン『Pルパン三世 2000カラットの涙』が登場する。「NEW STANDARD LUPIN III」へ期待の声が続出中だ。

 特設サイトでは「ARE YOR READY?」「その期待、越えてみせる」と期待を高めるキャッチコピーと、宝石を手にしたルパンが笑みを浮かべる姿を紹介。この時点でワクワクさせてしまうあたりは、さすが「ルパン三世」である。

 気になるスペックは大当り確率1/319.6で、現在のトレンドともいえる「約81%継続×ALL1500発」の強力なRUSHを搭載。突入率50%で「1500発+時短10,000回(次回大当り濃厚)」が付与され、実質3000発を獲得できるという激アツ仕様だ。

 3000発獲得後は例外なく時短60回が発動。先述したように右打ち時の大当りはALL1500発となるため、展開次第では瞬く間にドル箱を積み上げることができるだろう。現行機最強クラスのRUSHが、多くのファンに歓喜を与えそうである。

「ルパン三世」の世界観を活かした演出と、神がかったポテンシャルに熱狂しそうな気配。『Pルパン三世 2000カラットの涙』を遊技できる日が待ち遠しい。

(文=デニス坂本)

<著者プロフィール>
 企業の品質管理業務を経て、フリーライターの道へ。主に趣味であったパチンコ・パチスロの実戦記事を作成してきた。現在はパチmax!の編集部において、業界関係者から得た情報、約20年のパチンコ・パチスロ経験を活かした記事を紹介。インタビューやプレス発表会の記事なども担当している。

元JRA細江純子氏、有馬記念(G1)キセキに酷評の嵐!? 前走ジャパンCは見せ場十分も「良い所ゼロ」のバッサリ……

 この秋G1のトレンドといえば、「有終の美」ではないだろうか。

 ここ約1か月、マイルCS(G1)のグランアレグリアを皮切りに、ジャパンC(G1)のコントレイル、香港C(G1)のラヴズオンリーユーと歴史に名を刻んだ名馬たちが、次々とラストランを飾り、自身の功績へ最後にもう1つビッグタイトルを上積みしている。

 そんな“競馬界の流れ”がある中で注目を集めているのは、やはり今週の有馬記念(G1)がラストランとなるクロノジェネシスだろう。勝てば前人未到のグランプリ4連覇、キャリアの集大成として「伝説」を残す舞台は整ったといえる。

 一方で、忘れてはならないのが、同じく今回がラストランとなるキセキ(牡7歳、栗東・辻野泰之厩舎)の存在だ。

 その個性的な走りから一際ファンの多い古豪も今年で7歳、ついにターフを去ることになった。2017年の菊花賞馬として将来を嘱望されたものの、そこから24連敗。あの手この手と尽くすうちに、厩舎も角居勝彦調教師から愛弟子の辻野泰之調教師へ引き継がれた。

 しかし、輝きは今なお失われてはいない。今秋は京都大賞典(G2)で3着と健在ぶりを発揮すると、前走のジャパンCでは道中から早め先頭に躍り出る積極策。結果は10着だったが、有終の美を飾ったコントレイルに勝るとも劣らない存在感でファンを沸かせた。

 そして迎えた引退レース。競馬場で、そしてテレビの向こう側で最後の雄姿を一目見ようとするファンはもちろん、「キセキの単勝だけは買う」「最後にキセキ(奇跡)を見せてくれ」といった熱い声援も。勝つまでは難しいかもしれないが、レース展開のカギを握る1頭であることは間違いないだろう。

 だが、そんな千両役者には残酷な未来が待っているのかもしれない。

「少し歳をとったのかな? という体に映ります」と手厳しいジャッジを下したのは、元JRA騎手でホース・コラボレーターの細江純子氏だ。

『netkeiba.com』の『プロが指南するパドック診断』に登場した細江氏は、有馬記念を控えたキセキに対して「全体的にこじんまりとした体になり、いい頃の時のような前軸でしっかりと大地を捉えた立ち方にも映りません」とバッサリ……。「体重も減ったのかな? と思えます」と酷評している。

「日曜の競馬中継『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)のパドック診断でもお馴染みの細江さんですが、キセキには“良い所ゼロ”の随分手厳しいコメントが並んでいますね。

22日に栗東のCウッドで軽めの最終追い切りが行われましたが、動きは悪くなかったですよ。気性面に課題のある馬ですがラストを11.6秒で走れたように、折り合いのついたメリハリのある走りもできていました。

記事は最終追い切りの前に掲載されたものですし、またレース当日の番組内で、細江さんがキセキのパドック診断を行う機会があると思います。少しでも評価が上がればいいんですが……」(競馬記者)

『みんなのKEIBA』内でこれまで数々の穴馬をピックアップするなど、細江氏の相馬眼は多くの競馬ファンが評価している。

 前述した『プロが指南するパドック診断』でも、ウインキートスには「バランスのとれた良い立ち姿勢」、メロディーレーンに「過去最高のデキ?」、アサマノイタズラにも「メリハリのあるボディー」と伏兵陣にも「良い」と感じたら好評価を与えているだけに、キセキの酷評は気になるところだ。

 実は、昨年の有馬記念の『プロが指南するパドック診断』では「個人的に今回はゲートの遅れの心配が増すような気がしています」と、ここ2走スタートを決めていたキセキの出遅れを予告し、見事“的中”させている細江氏。

 果たして、キセキは最後に細江氏の予想を超えられるだろうか……細江氏だけでなく、誰もが驚くような「奇跡」の大番狂わせを期待したい。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。