大河も朝ドラも収録休止…テレビ各局が“ストックゼロ”の危機、番宣ゲストも決められない

 テレビ業界が存亡の危機に瀕している。もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が直撃しているからだ。ロケやスタジオ収録が中断となり、テレビ局員から制作会社のスタッフや放送作家に至るまで、ほぼテレワークによる勤務にシフトしている。また、テレビ局に仕出しをする弁当会社やスタジオの観覧客を集める派遣会社も休業を余儀なくされるなど、想像もしない事態に陥っている。

大河も朝ドラも収録休止…ストックゼロの危機

「NHKは大河ドラマ『麒麟がくる』と連続テレビ小説『エール』の収録を見合わせています。大河は1年スパン。年末には終わらせなければ、来年の作品に影響してきます。このまま収録できない期間が長引けば、後半のストーリーを大幅に削って話数を減らすしかありません。朝ドラもまたしかりですが、5月1日の放送分からは志村けんさんが作曲家、小山田耕三の役で出演予定です。コロナの犠牲になり、3月29日に逝去した志村さんの生前最後の姿がテレビに映し出されることになります」(芸能ライター)

 民放各局も、若干の違いはあるが、それぞれ対応に追われているという。

「日本テレビは、13年ぶりの復活となる篠原涼子主演の『ハケンの品格』、Sexy Zone中島健人とKing & Prince平野紫耀が主演する『未満警察 ミッドナイトランナー』のドラマ2本が、撮影中断により放送延期の憂き目に遭っています。TBS、テレビ朝日、フジテレビもほぼ同じ状況で、初回の放送が延期されるドラマが相次ぎ、各局とも過去の名作ドラマの再放送で穴埋めしています」(同)

 ロケやスタジオ収録がメインのバラエティ番組も同様だ。その中で、いち早く対応を発表したのがTBS。4月2日に、4日から19日まで約2週間の収録中止を宣言した。しかし、7日に緊急事態宣言が発令されたことを受けて、収録中止期間を5月6日まで延ばすことを決定している。

「その影響で、TBSのバラエティは壊滅状態。『マツコの知らない世界』は過去に単体でオンエアされていた『ウサギ』や『ハリネズミ』など動物の回を再編集し、『癒し動物の世界!』として放送するなど工夫しています。『爆報!THEフライデー』も、出演者が選ぶ印象に残ったゲストという見せ方で乗り切っています」(同)

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の演出を手がける藤井健太郎氏は4月15日にツイッターで「在庫尽きました」とつぶやいており、いよいよストックがなくなったことを示唆している。

 もちろん、散歩番組や旅番組も苦しい状況に変わりはない。テレビ東京の看板番組に成長した『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』や『モヤモヤさまぁ~ず2』もロケがストップしているという。また、28年続いている長寿番組『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)も、通常ならエンディングに次週予告が入るはずなのだが、18日放送分はそれがなかった。

 14日放送の『火曜サプライズ』(同)では、イギリス留学から1年半ぶりに帰ってきたウエンツ瑛士が本格復帰し、アポなし旅に挑戦した。しかし、翌週21日の内容は「ウエンツ瑛士のロンドン生活に完全密着」というもの。当初から予定されていた内容なのかもしれないが、街ぶらロケが命の同番組だけに、今後が気になるところだ。

番宣ゲストもブッキングできない?

 番組の内容が“空白”になることだけでなく、さらに危惧すべき事態もある。番組に華を添える、ドラマや映画、舞台を告知するための「番宣ゲスト」がブッキングできないということだ。

「現在放送されている番組は緊急事態宣言が出される前に収録したものですから、ドラマや映画の出演者たちは作品をPRしようとやってきましたが、今は状況が一変しています。作品の公開時期やオンエア再開がいつになるかわからないため、ゲストがハマりにくいのです。レギュラー出演者だけでもっている番組ならいいのですが……」(テレビ局関係者)

 冒頭に挙げた、仕出し弁当の会社やスタジオ観覧客を手配する派遣会社のほかに、情報を調べるリサーチ会社も図書館が閉館中のために資料を探すことができないでいる。また、街頭インタビューも相手と距離を置かないとできなくなっており、とにかく番組制作のすべてにコロナの影響が出ているのだ。

 ここで、テレビ東京の小孫茂社長の言葉を紹介しよう。3月の定例記者会見で、ロケ続行が困難になっている『YOUは何しに日本へ?』に触れて「『YOU』がいなければ、『HER』なのか『HE』なのか。追い込んでいただくといいかもしれません」と新企画に期待していた。確かに「窮すれば通ず」ということわざもあるように、コロナ後のテレビ業界に期待したいところだ。終息がいつになるかはわからないが……。

(文=編集部)

コロナ感染の京産大生、富山で「村八分」「父親失職」「家に投石」情報はデマだったのか?

 京都産業大学(京都市)に通っていた富山市の20代女性が、新型コロナウイルスに感染したというニュースに関して、インターネット上で真偽不明の情報が錯綜している。同学生は感染発覚当初からインターネット上で身元が特定されていたこともあって、匿名掲示板やTwitter上を中心に「学生の自宅が石を投げられた」「市長に詰問された」「村八分になっている」など富山市の住民が嫌がらせを行っているかのような記述が殺到している。実際のところ、どうなのか。

「市長や偉い人に詰問」「窓に石が投げられる」

 この女性は同県内で初の感染者だった。3月21日にヨーロッパ旅行から帰国した大学の知人らが出席していたゼミの卒業祝賀会に参加したことがきっかけで感染したと見られている。その後、この女子学生を介して複数人が感染したという。このため、女子学生の行動に対して、当初から不注意との指摘は多くなされていて、Twitter上では以下のような投稿が相次いでいる。

「そういや富山県にコロナ持ち込んだ京産大学の家がマジでやばいことになってた

・コロナ持ち込んで大型ショッピングモール2店休業

・市長や偉い人に詰問

・ネットで住所氏名特定される

・父親失職

・窓に石投げられる

・一家引っ越す(今ここ)」(原文ママ、以下同)

「陰口を言う人はいますが、石を投げたりとかはない」

 こうした投稿に対して、以下のようにデマだと指摘する地元住民の声も上がっており、ネット上は紛糾している。

「感染者の人がひどいことされてるという噂が多いけど、デマも多いので過熱させないようにしてください。感染かなと思っても、隠してしまう人が出てきそう 」

「富山の京産大生の家の村八分がひどいように言われてますが、さすがに訪問する人はいないし、陰口を言う人はいますが、石を投げたりとかはないです」

「富山に1番最初にコロナ持ち込んだ大学生の家族が引っ越したとかツイッターで見たけど、敷地に車はあるから真偽不明。石が投げ込まれたってのもブルーシートはあるものの投げ込まれたかは不明。落書きに関しても張り紙はあるが落書きは見てない。(身内の職場の人から聞いた話ですので)」

 デマが事実だとすれば、重大な人権侵害だ。ましてや窓ガラスを投石で割ったのであれば、明確な器物損壊容疑だ。一方で、すべてデマなのであれば地域のブランドイメージの棄損は著しい。「村八分」という言葉に良いイメージを抱く人はいないだろう。

富山市「ネット上のことに関してはお答えできません」

 ネット上の投稿には女性に対し「市長が詰問した」との記載もある。本当なのか。

 富山市企画管理部広報課担当者は「ネット上のことに関しては一切お答えできません」と話す。ネット上のデマすべてに市が回答することはできないにしても、「市長の詰問」の真偽すら回答できないとはどういうことなのか。

 富山県関係者は次のように語る。

「地元市議の話では『さすがにそんな事実はない』とのことですが私自身、直接、家を見に行ったわけではないのでわかりません。地方特有の基本的に内々の問題は内々で処理するという意識があって、外部のメディアや他県民の言動なんて気にしないということなんでしょう。ただ、このご時世で何も反応しないのは悪手だと思いますよ」

事実でないのなら明確に否定すべき

 災害時のデマ対応に関して、福島県幹部は次のように話す。

「東日本大震災の時にも、『いわき市田人で食料も水も来ていなく餓死寸前』『石巻の避難所で幼児が餓死』など事実無根のデマが流れました。その際、公的機関や市町村議、県議などが実際に現場を訪問、視察した上で一つ一つこれを否定していきました。いずれももし事実だったとしたら、大変な事だったからです。すぐにでも対処しなければならない問題だったからです。今でも被災地のそうした努力は無駄ではなかったと思います。

 コロナウイルス問題で行政職員の中にはピンときていない方も多いようですが、こうしたデマは初動の段階で確実に否定しなければ、何年でも何十年も人の記憶に残ります。東京電力福島第1原発事故後、本県が全国の心ない方から、どのように言われ続けてきたかをみれば明らかでしょう。損なわれたイメージを取り戻すためには、長い時間と膨大な労力が必要です。だからこそ事実でないのであれば明確に否定することこそ、もっとも大事だと思います」

 新型コロナウイルスはこれまでの災害と異なる形で、個人から行政に至るまでさまざまな風評被害をもたらしている。しっかり検証する必要があるだろう。

(文=編集部)

 

JRA コントレイル&サリオス「直行組」が皐月賞(G1)上位独占! アドマイヤビルゴら出走権確保も回避馬続出……問われる「トライアルの意義」

 19日、中山競馬場で行われた皐月賞(G1)は、1番人気のコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。2着にはサリオス、3着にガロアクリークが続いた。

 コントレイルにとってホープフルS(G1)以来、3カ月半ぶりの実戦。中間は鳥取県の大山ヒルズで過ごした。馬体重は増えなかったが、トレーナーは「その分中身が詰まっていた。ただ仕上げ過ぎないよう、そこだけ気をつけてきた」と明かす。

 これまでクラシックを目指す素質馬の多くは、いずれかのトライアルを経由して大舞台へ臨むのが通例だった。だが、昨年は、グランアレグリアがトライアルに出走することなく桜花賞馬に輝いた。そして同年、サートゥルナーリアも直行で皐月賞を優勝。1939年に創設されて以来、初めて年明け初戦でクラシック第1戦を制覇した。

 今年もコントレイルが“直行ローテ”で皐月賞を制覇し、また同じく直行したサリオスも2着に入った。競馬界の“ローテーションの常識”が覆され始め、前哨戦の意義が問われる事態となっている。

「サートゥルナーリアなどが現れるまで、直行ローテは無謀と見られることも多かったです。しかし昨今、成功例が複数出てきたこともあり、大きく風向きが変わってきましたね。トライアルを使わないことで後のダービーやオークスに向けて余裕が生まれますし、今後もこのローテを選択する陣営が増えるのではないでしょうか。

 この直行ローテの成功は充実した設備を持つ外厩施設があってのものでしょう。コントレイルが中間を過ごした大山ヒルズの斎藤慎取締役GMは、『スポーツ報知』の取材に対し、『昔とは育成、外厩の施設が違うので、『放牧』という表現はもうふさわしくありません』と明かし、『大山にいてもトレセンと変わらない調教ができます』と胸を張っていました」(競馬誌ライター)

 また今年、直行ではなく、皐月賞のトライアルレースで優先出走権を獲得した馬の結果は以下の通りだ。

 弥生賞ディープインパクト記念(G2)
 1着 サトノフラッグ 5着
 2着 ワーケア 回避
 3着 オーソリティ 回避

 若葉S(L)
 1着 アドマイヤビルゴ 回避
 2着 キメラヴェリテ 17着

 スプリングS(G2)
 1着 ガロアクリーク 3着
 2着 ヴェルトライゼンデ 8着
 3着 サクセッション 回避

 さらに皐月賞と親和性が高いと言われた共同通信杯(G3)の覇者ダーリントンホールは6着、同2着に入ったビターエンダーは14着に終わっている。ガロアクリークが3着と意地を見せたものの、優先出走権を獲得したにもかかわらず、回避を選択した陣営が多いこともトライアルの意義を不鮮明にしている一因かもしれない。

「トライアルを使った王道ローテ」。この言葉が死語になる日は近いか……。

金麦、一番搾り、黒ラベル…家飲みで堪能したい“春限定ビール”5選!

 毎年、春になると各メーカーが力を入れて販売する「季節限定醸造ビール」。本格的なビールシーズンに向けての試金石ともなるだけに、今年もビール、発泡酒、新ジャンルと、この季節ならではの顔ぶれが続々と登場している。高まる“家飲み”需要にこたえる、2020年春の限定ビール(新ジャンル含む)を紹介しよう。

春の金麦<糖質75%オフ>/Alc.4%/500ml

 サントリービールの人気ブランド「金麦」から、桜吹雪舞うデザインで春の限定醸造缶が登場。今年は四季折々の味わいの限定品を販売するという同社初の試みを行っており、この“春缶”が第1弾となる。今回オススメするのは、3種類ある金麦シリーズのうち、肥満や健康が気になる人に優しい「金麦<糖質75%オフ>」だ。

 もともとスッキリとした味わいが特徴的な本品だが、春の限定缶も金麦ファンの期待を裏切らない軽やかな味わいとなっている。キメの細かい炭酸とスッと抜ける香りは食事のお供に最適。こってりした中華料理などに合わせると、さわやかさが際立つことだろう。

サンクトガーレンさくら/Alc.5%/330ml

 神奈川県厚木市に所在するクラフトビールの醸造会社「サンクトガーレン」が手がける春季限定ビール。苦みの元となるホップの使用は抑えつつ、食用として使われている八重桜の花と葉をふんだんに使用し、桜風味に仕上げている。

 炭酸弱めのなめらかな口当たりに、ふんわり甘い桜の香りは「ビールが苦手な人でも飲みやすい」と評判だ。食事に合わせるというよりも、風味がマッチする桜餅や饅頭といったあんこの和菓子と一緒に楽しみたい。今年は花見を自粛した人も多いと思われるが、このビールであらためて桜を愛でて、地味になりがちな家飲みを華やかに演出してみてはいかがだろうか。

クリアアサヒ 桜の宴/Aic.5%/350ml

 こちらは2016年から続くアサヒビールの新ジャンル「クリアアサヒ」の春限定商品。3種類のアロマホップ「モチュエカ」「アマリロ」「マンダリナババリア」を使用し、クリアアサヒの爽快な飲みごたえはそのままに、ほのかな甘みを感じる華やかな香りが春らしさを添えている。

 クリアアサヒの名の通りクリアな味わいが冴え渡っており。どんな食事と合わせても問題なし。特に、濃い味付けの肉料理などとは相性抜群だ。アルコール度数が抑えめで飲みやすいのもポイントで、19年の購入者の半数以上は女性だったそうだ。

キリン一番搾り<超芳醇>/Alc.6%/350ml

 キリンビールからは「高濃度一番搾り麦汁」を使用した「キリン一番搾り<超芳醇>」が登場。アルコール度数は6%で、通常の一番搾り(5%)より少し高くなっている。ホップの香りや麦のうまみも強く出ており、ガツンと響くような飲み応えが特徴的だ。

「これぞビール」と言いたくなるような丁寧な味わいは通常の一番搾りと共通しているものの、「超芳香」はさらに味わいが深く、クラフトビールのような凝った味わいが好みな人にとっては、この上ない1本といえる。

サッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー/Alc.5.5%/350ml

 愛好者が多い「黒ラベル」の春限定醸造ビールは、エクストラ(特別)なのどごしにこだわった、すっきりとクセのない味わいが特徴。黒ラベルといえば、男性が好むキレ・コク・苦みのバランスが光る無骨なビールというイメージだが、この「エクストラブリュー」は深い味わいがありながらも軽やかなテイストでまとまっており、ビール初心者でも飲みやすい。

 爽快なのどごしにシャープなパッケージデザインも相まって、毎年「限定醸造なのが惜しい」と言われるほどの好評価を獲得しているので、この機会に試してみる価値大だ。

――「外で飲む」という当たり前だったことが難しい今だからこそ、季節に合った味わいやパッケージで気分を盛り上げてくれる限定ビールをチョイスして、家飲みを楽しんでみてはいかがだろうか。

(文=清談社)

パチスロライター「木村魚拓」がYouTube「きむちゃんねる」開設! 早くも登録者数「1万3千人」突破


 技術の進歩、インターネットの普及により今や誰もが手軽に映像をアップすることができる。昔の表現方法といえばブログだった。

 多くの芸能人もブログで日常を綴っていたが、現在は動画にシフトチェンジ。自身でYouTubeチャンネルを持つ者も多く、中にはYouTubeをメインに活動するタレント・芸人もいる。

 その流れはパチンコ・パチスロライターにも波及。JANBARI.TVや1GAMEなどの動画配信サイトは古くから存在するが、緊急事態宣言発令による外出自粛要請、3月中旬から出されたホールの広告自粛要請の影響からか、ここにきて複数のYouTubeチャンネルが立ち上がった。

 嵐&くり&HYO.の「camisole boys」に、かおりっきぃ☆の「かおりっきぃチャンネル」。中でもファンを賑わせたのはパチスロライター界のトップに君臨する木村魚拓が「きむちゃんねる」を始めたことであろう。

 初回配信は4月14日。Twitterで「本日21時より、ひっそりと生配信します。仕事、恋愛、お金、家庭、健康、目押しなど、人にはなかなか打ち明けられない疑問や悩みを人生の兄貴たちに聞いて欲しい方は、YouTubeを開いた上で正座してお待ちください」と告知し、定時よりスタートした。

 番組は木村魚拓をはじめ、松本バッチやルーキー酒井、八百屋コカツや青山りょう、ガイドワークス編集のドンファン池田らが「ZOOM」で連動。「おとな電話相談室」と題して視聴者からの悩みを聞くといった内容だ。

 初回配信では既にYouTubeチャンネルを立ち上げ、最近ではオンラインサロンも開設したしんのすけが登場。大崎一万発が委員長を務めるオンラインサロン「パチンコ未来ラボ」の参加者も「ライターになりたい」という夢を打ち明け、木村魚拓らが真剣にアドバイスする場面もあった。

 同チャンネルは早くも登録者数1万3千人を突破。初回配信の視聴回数は6万5千回を超え、その数値からも反響の大きさがうかがえる

 。本人曰く「自粛期間が明けるまでは毎日配信します」とのこと。2日目からの配信は22時、19日の配信は20時30分と開始時間は日によって変動するようだが、その際はTwitter上でアナウンスされる。

 実戦動画ではない、トーク配信。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。

JRAコントレイル皐月賞(G1)は福永祐一の「神騎乗」だったのか!? 王者が見せた圧倒的パフォーマンス

 19日、中山競馬場で行われた皐月賞(G1)は、福永祐一騎手の1番人気コントレイルが、サリオスとの無敗馬対決を制して優勝。コントレイルは無敗の皐月賞馬に、この勝利で福永騎手は、クラシック完全制覇を達成した。

 見事な勝利を飾ったとはいえ、コントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)に懸念材料がなかったわけではない。戦前には昨年のホープフルS(G1)からの直行、土曜の雨、1枠1番、福永騎手への重圧などを不安視する声もあった。

 だが、コントレイルは自ら2強でも3強でもなく、「1強」だったことを王者の走りで証明してみせた。無敗の皐月賞馬にとって、不安の声などは「雑音」に過ぎなかったのかもしれない。

 その一方で、注目されるのは陣営が思い描いた通りのレースをしていたわけではなかったことである。福永騎手もレース後のコメントで「ペース次第で2~3番手を頭にいれていたが、馬場が悪いのを気にしたのか、進んでいかなかった。2角でかなり後ろだったので、『大変なレースになったな』と思っていた」と、想定外の競馬だったことを認めている。

 管理する矢作芳人調教師も「もう少し前にいく作戦。位置取りがかなり後ろだったので、心臓に悪かったです」と振り返ったように、陣営が好位追走から外に出しての抜け出しをイメージしたのは、1枠1番という最内枠を引いたことも大きく影響していたのだろう。

 実際、レースでは行き脚がつかないまま、後方12番手までポジションを下げてしまい、動き出したのも有力各馬が仕掛けるよりもワンテンポ遅れたタイミングだった。そして、上がっていったのも大外を回すというロスの大きい競馬である。

 ところが、直線に入るとただ1頭楽な手応えでサリオスに並びかけると半馬身の差をつけてゴールした。懸命に追いすがるライバルとの脚色の差は歴然で、着差以上の強さを見せたといえる。奇しくも当初福永騎手がイメージしていたであろう好位からの競馬で、直線で外に出したのがサリオスの鞍上であるD.レーン騎手だった。

「いくらなんでも強過ぎましたね(笑)皐月賞に直行したことは驚くほどでもありませんでしたが、ただただコントレイルの強さだけが際立ちました。

 完璧に乗ったとしても勝てないことが珍しくないのが競馬ですが、想定外の競馬でもこの走りですから余計に強さが印象に残りましたね。仕掛けのタイミングも通ったコースも決して理想的とはいえなかったなかでの快勝ですから、ダービーでどのような走りを見せてくれるのか楽しみになりました。」(競馬記者)

 福永騎手が馬の力に助けられたレースといえば、シーザリオで優勝した2005年のオークス(G1)がそういえるかもしれない。実況で何度もそこで大丈夫かと繰り返された後方集団から、完全に勝ちパターンだった武豊騎手のエアメサイアをゴール寸前で捉えたレースだ。

 このとき、「すいません。かわいそうな競馬をさせてしまいました。今日は馬に勝たせてもらいました」と反省し、敗れた武豊騎手は「状態もレース振りも完璧で、これで勝てないならどうやって勝つんだって感じですよ」と悔しがった。

 ただ、そんな強い馬を任せてもらえてきたのも、「想定したよりかなり後ろで大変なレースになったな」と素直に振り返り、「いい馬に乗せていただいているおかげ。勝ち取った感はないです。今日は、ただただ馬が強かった」と謙虚な姿勢を見せた福永騎手に対する関係者からの強い信頼とその人望の厚さも無関係ではないだろう。

「無敗で迎えるのはプレッシャーも強いが、今は期待感の方が強い」

 19回目の挑戦で皐月賞初勝利を手にした名手は、大一番に向け、強い決意を見せた。

 2年前、ワグネリアンでのダービー初勝利には涙した。だが、最強のパートナーとのコンビで挑む今年は、もはや「悲願」ではなく「楽しみ」なダービーとなった。第1関門を突破したからには、次なる目標は無敗の3冠だ。

JRAノーザンファーム「戦々恐々」!? 皐月賞(G1)コントレイル「圧勝」は生産界の勢力図を塗り替えるか?

 19日に中山競馬場で開催された皐月賞(G1)はコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が1番人気に応え優勝を飾った。戦前は「3強」と評されていた世代だが、レースが終わってみればコントレイル「1強」とも言える圧巻の走りだった。

 ノースヒルズの前田幸治代表は「牧場としてもうれしい限りです。矢作調教師、福永祐一騎手、『大山ヒルズ』で一丸となって掴んだG1勝利に喜んでいます」と愛馬の快勝にご満悦だ。

 昨年末のホープフルS(G1)を制したコントレイル。皐月賞と同じ舞台で行われる同レースは、本番を見据えて折り合いとコース適性を確認するため出走したが、難なくその課題をクリアした。そのため、レース後には早くも次走・皐月賞と発表されたのだ。

 昨年の皐月賞馬サートゥルナーリアと同じ縁起のいいローテーションだが、レース間隔の空く3か月半の過ごし方は同じではない。

 サートゥルナーリアは言わずと知れた日本トップの生産牧場ノーザンファームの生産だ。同牧場の外厩であるノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらきは東西のトレセンから近い場所に構えており、トレセンと遜色のない設備を誇っている。そのため、放牧に出されるとはいえ、ゆっくり休むだけではなくレースに向けてしっかりと調整もされるのだ。

 その外厩での調整があってはじめて、3か月半の間隔を空けてG1レースに直行しても、結果がついてくるのだろう。また昨年、桜花賞(G1)の前哨戦を経由せず、2歳G1からの直行で本番を制したグランアレグリアも同じである。このレース間隔が空いてのぶっつけ本番は、ノーザンファームのお家芸ともいえるだろう。

 対して、コントレイルはノースヒルズの生産馬。そのため、サートゥルナーリアと同じ外厩で放牧期間に調整されているわけではない。

 だが、ノースヒルズも鳥取県に大山ヒルズという外厩を備えている点は同様だ。

 大山ヒルズは168頭の収容が可能な厩舎、周回ダートコースに続く800メートルの坂路といった充実した設備を備えている。ここで放牧中でも十分にトレーニングを積み、万全の態勢で本番に臨めるのだ。斎藤慎取締役ゼネラルマネージャーは『スポーツ報知』の取材に「昔とは育成、外厩の施設が違うので、『放牧』という表現はもうふさわしくありません。大山にいてもトレセンと変わらない調教ができます。直行と言われるけど、レースの体系が変わったし、外厩も進歩しました」と答えている。

 今回のコントレイルの皐月賞制覇は、大山ヒルズでの調整が一役買っていることは言うまでもないだろう。これまでのノースヒルズの代表産駒であるキズナは、前哨戦を使ってから大一番に挑むローテーションだったことを考えると、大山ヒルズにおける調教技術の進歩が伺える。

 直行はもはやノーザンファームのお家芸ではなくなったのかもしれない。コントレイルの勝利は、きっと生産界の勢力図を塗り替えるきっかけになるだろう。

 コントレイルは『短期放牧』をはさみ、日本ダービー(G1)へ挑戦する。引き続き、チーム・ノースヒルズに注目していきたい。

JRA レイデオロ半弟・ソルドラードがダート転向初戦を圧勝! サートゥルナーリア級「未完の大器」が、ついに覚醒!?

 19日、中山競馬場で行われた7R(4歳以上1勝クラス)は、1番人気のソルドラード(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が勝利。単勝1.6倍の圧倒的な人気に見事応えた。

 11頭立てで行われたダート1800m戦。ゲートでもたついたものの、抜群のダッシュを見せたソルドラードは、逃げ馬をピッタリマークする形で2番手につける。3角で鞍上のC.ルメール騎手に促されて先頭に立つと、最後の直線でも脚は鈍らず、後続をぐんぐん突き放してゴール。2着に4馬身差をつけて勝利を飾った。

 ソルドラードの2つ上の半兄は、ダービー馬レイデオロ。ひとつ上の半兄レイエンダも故障に泣いたものの、今年のダービー卿CT(G3)で3着に入るなど、マイルで頭角を現しつつある。偉大な兄を持つソルドラードにかけられた期待は大きく、育成時代を過ごしたノーザンファーム空港でも、「素質は、かなりいいモノがある」と極めて高い評価を受けていた。

 だが、新馬戦では単勝1.1倍の1番人気に支持されるも、出遅れて3着。2戦目も2着に終わり、不穏な空気が漂い始める中で、左トウ骨の剥離骨折が発覚。戦線離脱を余儀なくされてしまった。

 長期休養を経て復帰戦を迎えるも、当日は雨が降りしきる不良馬場での1戦。スタートで後手に回ったソルドラードは見せ場なく、8着と惨敗。しかし復帰2戦目14頭立ての芝1800m戦で“魅せた”。好位追走から4コーナーで先頭に並び掛けると、最後の直線で独走。最後は馬なりのまま8馬身差をつけて圧勝している。

 しかし、次走の4歳以上1勝クラス(芝1800m)では、また出遅れてタイム差ナシの3着。デビュー前はサートゥルナーリアとともに世代を牽引する1頭とも考えられていたが、これまで芝のレースでは故障や出遅れグセが響き、結果を残すことができないでいた。

「勝ちきれない競馬が続いていましたし、ソルドラードは脚元が弱いともいわれていました。そこで陣営はダート転向に光明を見出そうとしたのでしょう。ダートのほうが芝よりも負担が少ないですからね。

 その目論見通り、ソルドラードはダート転向初戦を圧勝。故障に泣いていましたが、ここまでの勝ちっぷりを見ると、その能力の高さは一目瞭然です。ここからの巻き返しに期待したいですね」(競馬誌ライター)

 ダート転向して復活の兆しを見せつつあるソルドラード。路線変更で“未完の大器の異名”を返上してもらいたい。

新垣結衣「女優休業」の真相!?「休みたい」懇願は『獣になれない私たち』の“あのシーン”が要因か

 これまで数多くのドラマや映画に主演してきた女優・新垣結衣。主演する作品は次々とヒットし『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)や『コードブルー』(フジテレビ系)シリーズなど多くの名作を作り上げた彼女だが、2019年以降、映像作品にはぱったりと出演がなくなり、ファン内外から「ガッキーどうしたの?」と不安の声が上がっている。

 そんな中『実話ナックルズ』(大洋図書)のウェブサイト「覚醒ナックルズ」にて、新垣の出演減の内幕が報じられた。

 記事によれば、新垣が「若い頃から働いてきたから30歳になったら、一旦休みたい」と所属事務所に休業の意向を伝えたのだそう。しかし、新垣は事務所の稼ぎ頭。事務所としては休まれては困るため、1日で撮影が終わるモデル業やCMには出演し、ドラマや映画などは休むという形でお互いに折り合ったと伝えている。

 ティーンモデルからキャリアをスタートし、人気女優にまで駆け上った新垣。それだけに、休みたいという気持ちが生まれるのもわかる。

 しかし、ここでひとつの疑問が。一体どのタイミングで新垣がそれを考え始めたか? ということだ。ある芸能関係者はこう語る。

「これまで数多くのヒット作に主演・出演してきて、順風満帆だった新垣さんですからね。普通であれば『30歳になったら休みたい』と思わず『もっと頑張ろう!』と思うはずです。しかし、そう思うということは、そう考えさせるタイミングというのがあったかと。

 だとすると、18年に主演したドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)で思ったのでは? あのドラマは新垣さんと『逃げ恥』の脚本家である野木亜紀子氏が再びタックを組んだ話題作でした。しかし、放送後あまりヒットできずという結果に。

 さらに、新垣さんは同作で今までやってこなかったラブシーンにも初挑戦しましたが、これも大胆ではないことや演技になっていないなどという見解で批判の対象に。当時はかなりボロクソに叩かれていましたし、それが辛くて休業意向につながったのではないでしょうか」

 それまでキスシーンはあったが、もう一歩踏み込んだシーンはなかった新垣。それだけに、新垣にとっても大きな挑戦であったことは確かだろう。そして、いざ演じてみたら不評だったこともあり、批判的な声に疲れてしまったのか。

 しかし、新垣のドラマ出演がなくなった今、彼女の演技が見られないのはやはり悲しい。今はゆっくり休息をして、心機一転した新垣を見られる日を楽しみに待ちたいものだ。

リモートワークでチームが上手くまわるために必要な「コミュニケーション」とは

 

 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの働き方を大きく変えている。

 全国に発令された緊急事態宣言で、政府は接触機会を8割削減と在宅勤務の徹底を呼び掛けており、「今日からリモートワーク」とSNSで発信する人も連日見られる。

 リモートワークは、余計な横やりが入りにくいため、自分がすべき作業に集中しやすくなることがメリットの一つだが、その一方でコミュニケーション量が減ってしまい、「チームで働く」という感覚を覚えにくくなることもある。チームビルディングの方法に悩む管理職は少なくないだろう。

『リモートチームでうまくいく』(日本実業出版社刊)は2015年に出版された一冊で、早くからリモートワークを導入していた株式会社ソニックガーデンの倉貫義人氏が執筆している。

 5年前に書かれた本なので、ツールの情報など少し古い部分もあるが、「リモートでもチームで働く」という本質的な部分は現在でも変わっていないため、大いに参考になる。

■リモートこそひとり言と雑談が大切な理由

 リモートワークにおいても孤独感を抱かずに、チームで働いているように感じるにはどうすればいいのだろうか。

 倉貫氏がまず挙げるのが「雑談」と「ひとり言」だ。

 オフィスにいれば、フロアや廊下などでちょっと近況を立ち話したり、食事などで誰が何をしているといったお互いのパーソナリティを認識する機会がある。

 もちろん、ここで言う雑談とは、仕事に絡む話のこと。余計な話は生産性を落とすと言われているが、ちょっとした悩みだったり、考えていることを他者に吐露することで、探していた解決策が思わぬところからやってくることもある。

 そうした「チーム感」を生むために、倉貫氏は「ひとり言」をチャットに書き込むことを推奨している。「おはよう」「今日は寒いね」といったものから、「あー全然思いつかない」「お昼行ってきます」みたいなひと言でも十分。それだけ「あの人も一緒に働いている」という存在感が生まれる。

 また、その独り言から雑談に発展し、ちょっとしたアドバイスのやり取りが生まれたりもする。オフィス内でのひとり言は迷惑になるかもしれないが、リモートにおいてはお互いの存在感を認識し、チームで仕事をしているという感覚を持つことができるのだ。

■マネジメントの形を変えていくことが成長につながる

 また、管理職からすると、リモートワークはこれまでのマネジメントの形を変えなければいけない。

 倉貫氏は個々人が「セルフマネジメント」をできるかどうかを重視しているという。

 リモートワークでは画面の向こうにいるはずの相手がちゃんと働いているのかどうかを、目で見て把握することはできない。信頼を前提とし、どんな環境であれ、ちゃんと働いているということを信じられなければ、成り立たないのだ。

 また、特にクリエイティブセンスが求められる仕事においては、細かく管理するマネジメントは適さないと言われている。なぜなら、管理コストが増大になるから。現場が今課題だと認識していることを自律的に取り組んで解決していくことが理想なのだ。

 そのため、管理職はメンバー1人ひとりが自分で考えて行動できるような環境づくりをすることが大切になる。

 この大きな変化は誰にとってもストレスだろう。そこで「ついていけない」と思っている人もいるかもしれない。慣れるまでに少しの時間はかかるはずだ。

 特に新型コロナの影響で、ほとんど準備ができずにリモートワークを始めているという会社も少なくない。その一方で感染拡大を防ぐためにも、この変化を受け入れざるを得ない。リモートワークに対してもやもやしたものを抱いている人は、「リモートワークにおけるマネジメントの一つの形」を提示し、その先を見せてくれる力強い一冊である。
(金井元貴/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。