中国ファーウェイ、英国が5Gから完全排除&米国はビザ制限…ソフトバンクに迫る深刻な危機

 中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)が、再び大きな危機に直面している。これまで部分的に容認してきたイギリスは、2027年までに次世代通信規格「5G」からファーウェイ製品を完全排除する方針を決定した。21年以降は新規購入も禁止するという。

 すでに日本は政府調達から事実上の排除を決定しており、輸出規制の強化などでファーウェイ潰しを主導するアメリカは、かねて同盟国に5Gからの完全排除を求めていた。そのアメリカは5月に、ファーウェイに対して半導体の供給網を絶つ追加制裁を発表し、これが今回のイギリスの決断を後押ししたかたちだ。

 また、イタリアの通信大手であるテレコム・イタリアも、ファーウェイを5Gの入札から排除する方針であることが報じられた。日米に続いてヨーロッパでもファーウェイ排除が既定路線となるなか、あとはドイツがどうするかが焦点となるだろう。

 ドイツの通信大手・ドイツテレコムはアメリカでT-モバイルを運営しており、T-モバイルはソフトバンクグループ傘下のスプリントと合併した。スプリントは米国務省が発表している「クリーン・ネットワーク」の企業群に入っているが、T-モバイルは入っていない。今後、アメリカはこの部分を突いてくると思われる。

 ドイツテレコムはファーウェイのヨーロッパ最大の顧客であり、現時点では個別のサプライヤーに対する一律の締め出しには強硬に反対している。しかし、今後は厳しい立場に置かれることが必至で、ある意味では、米中どちらの陣営につくかという“踏み絵”を迫られることになりそうだ。

 また、イギリスのファーウェイ排除は5Gの問題だけではなく、すでに設置されている4.5G(5Gへの転用も可能)を含むもので、既存の設備も入れ替えるという内容だ。その費用に3000億円以上かかると見込まれているが、多額のコストを負担してでもファーウェイを排除する必要性があると判断したということだろう。

問われるソフトバンクの判断

 同様の問題は、日本でいえばソフトバンクが抱えている。日本政府はファーウェイをはじめとする中国製品の5Gからの事実上の排除を決めているが、現行世代の利用を禁じてはいない。そして、ソフトバンクは4.5Gにファーウェイ製品を多数採用している。そのため、アメリカによる「安全なネットワーク企業」に認定されていないわけだ。

 しかし、中国製通信機器の締め出しなどを定める「米国防権限法2019」により、アメリカ政府と取引を継続する企業や個人は中国製通信機器を業務に使用していないことを8月13日までに宣誓する必要があり、それをしなければアメリカ政府との取引が停止される。

 また、今後の規制強化で、アメリカは「安全なネットワーク」に指定されている企業以外との取引を禁じる可能性もある。そうなれば、営業に大きな問題が生じることは必至だ。

 一方で、多額のコストを負担してファーウェイを排除した場合は、中国政府による制裁を受ける可能性も高い。ソフトバンクグループは保有する最大の資産がアリババグループの株式であるように、中国のIT企業などに多額の投資をしていることで知られている。万が一、アリババ株が無価値化すれば、ソフトバンクグループは財務的に破綻する可能性が高まることも予想されるのだ。

 また、100%子会社であるイギリスのアームに関しても問題が噴出している。アームは中国事業向けにアーム中国という会社をつくっており、18年にソフトバンクはアーム中国の株式の51%を中国政府系ファンドなどに売却した。そして、ファーウェイ問題でアームはファーウェイへの技術移転を禁じられ、それがほかのIT企業に波及する可能性もある。この時点で、アームとアーム中国は米中両国の法的リスクを抱えたといえるのだ。

 7月15日、アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、ファーウェイなど中国のテクノロジー企業の社員に対し、ビザ制限を実施することを発表した。新疆ウイグル自治区における中国政府の人権侵害を支援したというのが理由であり、今後、この対象はさらに広がり、段階的に制裁が行われる可能性が高い。

 一方、中国外務省はイギリスのファーウェイ排除について強く反対しており、「あらゆる必要な措置を取る」と警告しているが、そうした姿勢も追い詰められていることの証左といえるだろう。

(文=渡邉哲也/経済評論家)

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JRA武豊でデビューする「珍名馬」の父はレジェンドのG1完全制覇を阻止! 因縁の相手の“結晶”は、今度こそ空気を読んでくれるか!?

 19日、日曜函館の新馬戦(芝1800メートル)に出走するピンクカメハメハ(牡2、栗東・森秀行厩舎)は鞍上に武豊騎手を配してデビューする。

 武豊騎手と名伯楽・森秀行調教師のコンビはかつてシーキングザパール、アグネスワールドで海外G1を制覇。最近でもマテラスカイ、フルフラットの活躍でも知られる。黄金タッグが送り出す期待馬に大きな注目が集まる。

 また、ピンクカメハメハの馬名が登録されたときには「珍名馬」としても、ちょっとした話題になった馬だ。

 馬名からは2007年のNHKマイルC(G1)を制した金子真人オーナーの所有馬ピンクカメオが思い浮かびそうだが、関係性は全くない。登録されている馬名の意味由来でも「桃色+父父名」の一部となっていることから、「ピンク」とキング「カメハメハ」を組み合わせた結果、ピンクカメハメハとなったようだ。

 ただ、単に珍名馬というだけではなく、血統的にもなかなか面白そうな馬である。

 母のタバサトウショウは名牝スイープトウショウを出している。同馬は牝馬ながら牡馬の強豪相手に宝塚記念(G1)を制し、秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)などG1・3勝を挙げた。

 産駒もスイーズドリームズ(父ディープインパクト)がストークS(3勝クラス)を勝利、スイープセレリタス(父ハーツクライ)が晩春S(3勝クラス)を勝利するなど血の勢いもあるだけに、弟ピンクカメハメハも姉の勢いにあやかりたいところだ。

 さらに、デビュー戦でコンビを組む武豊騎手にとってピンクカメハメハの父リオンディーズは少なからず因縁がある。

 15年の朝日杯FS(G1)で武豊騎手は単勝1.5倍の断然人気エアスピネルとのコンビでJRA・G1完全制覇(当時ホープフルSはG1昇格前)を目論んだ。絶対に落とせない覚悟で挑んだ武豊騎手は、細心の注意を払ってギリギリまで追い出しを我慢した。

 エアスピネルが直線で鮮やかに抜け出し、誰もが勝利を予感したのも束の間、これを大外からあっさり交わし去ったのがM.デムーロ騎手のリオンディーズだった。

「武豊騎手はレース後に『空気の読めないイタリア人がいたもんで……』とコメントして笑いを誘いましたが、内心は相当悔しかったでしょうね。奇しくもエアスピネルの母エアメサイアが、リオンディーズの母シーザリオにゴール前で大逆転を許した05年のオークス(G1)の再現VTRのような敗戦だっただけに血の因縁を感じたレースでした。

ピンクカメハメハの母スイープトウショウも武豊騎手のお手馬だったアドマイヤグルーヴとエリザベス女王杯で熱戦を繰り広げた馬ですから、まさに『昨日の敵は今日の友』といったところでしょうか」(競馬記者)

 父のリオンディーズは武豊騎手の天敵として立ちはだかった。その仔ピンクカメハメハは今度こそ「空気を読んで」レジェンドが未勝利の朝日杯、ホープフルSの勝利に貢献する活躍を見せられるだろうか。

組織の成長に不可欠「チームプレーができる人」の3つの要素とは?

 

 優れた「エース」が一人いる組織よりも、各セクションが「チーム」として機能している組織の方が強い、というのはほとんどの組織人が共感できるのではないか。

 そう、仕事で大事なのは「優秀なエース」ではなく「チームワーク」なのだ。だからこそチームプレーができる人間かどうかが採用活動やチーム編成できわめて重要になる。

 ただ、ここで疑問があらわれる。「チームプレーができる人間」とはどんな人間なのだろうか。

「仕事はできるが、周りをいらだたせる人」はどうだろう? 「周りとうまくやるが、課されたこと以上のことはまったくやらない人」は?

 そして、どこを見れば相手の人となりがわかるのだろうか? 面接で「あなたはチームプレーができる人ですか?」と聞けば、嘘でも皆「YES」と答えるのに……。

■「チームプレーができる人」の3つの要素とは?

 『理想のチームプレーヤー――成功する組織のメンバーに欠かせない要素を知り、成長・採用・育成に活かす方法』(パトリック・レンシオーニ著、樋口武志訳、サンガ刊)は、ある建設会社の危機と、それを乗り越えるまでの取り組みを物語として書くことで、この問いへの答えを示している。

 叔父に病が発覚したことで、急遽彼が経営していた建設会社バレー・ビルダーズ社(VB社)のCEOに就任することになったジェフ・シャンリーだったが、就任にあたり同社の現状を知った時、がくぜんとする。

 野心的な経営者だった叔父は、大型の案件を2件同時に受注し、同時並行で進めようとしていた。これは叔父自身ですら経験したことがない、会社にとって初めての挑戦だった。建設業界の経験が浅く、どちらも成功させる自信がなかったジェフは、どちらか一つに絞ることはできないのかと叔父に問うたが、VB社はすでに振り込まれている報酬を、現在進行中のプロジェクトの仕上げにつぎ込んでおり、なおかつ契約を取り消すことで莫大な資金を失うことがわかった。つまり、事態は引き返し不可能だったのだ。

 ジェフは長年叔父を支えていた2人の側近――人事のクレア・マシックと、工事現場を統括するボビー・ブレディ――とともに、難局を乗り切る方策を探る。

 しかし、そもそも人が足りない。2つの大型案件をこなすには今の人員に加えて、2カ月以内に現場監督やプロジェクトマネージャー、作業員など60人を揃える必要があった。しかし、ここでクレアが「60人必要なら80人採用すべき」だと主張する。VB者は離職率が高かったのである。

 3人は、人材を採用するにあたって、職員が離職する元凶になっている数人の人間(仕事はできるが愛想が悪く、周囲の人間を不快にする現場監督、人当たりはいいがハングリー精神に欠ける職員など)の人となりを分析することで、「チームプレーができる人」としてVB社が必要とする人材の特性を

・謙虚(誰に対しても態度が変わらず、自分の非を認めることができる)
・スマート(対人関係で人に不快な思いをさせない)
・ハングリー(仕事に熱意を持ち、課されたこと以上のことをやる姿勢がある)

 と結論づける。

 ただ、これで問題が解決するわけではない。謙虚さもスマートさもハングリーさも、どうやって判断すればいいのだろうか? 誰だって採用面接では好印象を持たれるように自分を取り繕うというのに。

 たとえば、ボビーの片腕として採用しようとしていたテッドという建築業の経験豊富な男性は、人当りはよく仕事への熱意も伝わってくる。ただ、謙虚さについては、ジェフらは確信を持てずにいた。一見すると謙虚そうに見える。でも、ジェフら重役相手に面接をすれば、誰だって自分を取り繕うものだ。何かが引っかかるジェフだったが、そこで朝、やってきたジェフに対応した事務職員が気になる証言をする……。

 謙虚さとスマートさ、ハングリーさ。

 本書では、これをチームプレーができる人の要件だとしている。でも問題はその先だ。どうやって採用候補者の中から、その要素を見極めるのか。どんなことを質問すればいいのか。どこを見ればいいのか。

 本書では、その点まで踏み込んで解説していくが、もちろんただの小説ではなく、ビジネスの現場で使えるための実戦的なアドバイスも紹介されている。

 チームビルディングに悩むマネジメント層や人事担当者にとっては、学びが大きい一冊ではないだろうか。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

阪神・西勇輝、コロナ禍に不倫! 他球団から『タイガースは気が緩んでいる』との指摘も……

 プロ野球・阪神タイガース西勇輝選手に文春砲が炸裂した。妻子がありながら、30代前半の石原さとみ似のファンと不倫していたと7月16日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた。

 記事によれば、ふたりは2019年4月にInstagramのダイレクトメッセージから交際に発展。昨年10月の読売ジャイアンツとのクライマックスシリーズ中や、今年2月の沖縄・宜野座キャンプ中に関係を持っていたという。さらに、「ステイホーム」期間中の今年5月にも外出し、三重県で密会して行為に及んでいたというのだから呆れるばかりだ。

「タイガースといえば、3月に藤浪晋太郎投手や伊藤隼太外野手ら3選手がコロナ陽性だった。にもかかわらず、中心選手が外出を自粛しないばかりか不倫なんて、バッシングされて当然でしょう。今回の報道とは関係ありませんが、タイガースは7月の広島遠征の際に、外食規制を解除しました。コロナの第2波襲来といわれているなか、伝え聞いた他球団フロントからは『タイガースは気が緩んでいる』『だから順位も上がらないんだ』と叩かれていますよ」(球団関係者)

 西に対する風当たりも強まりそうだ。

「味方が得点を取ってくれなくても孤軍奮闘して腕を振る姿に多くのファンは惹かれていましたが、今回の報道で一気に好感度は下がるでしょう。また記事では、アンジャッシュの渡部顔負けの女性を大事にしないヤリ捨て行為まで赤裸々に明かされているため、女性ファンも離れるはず。7月10日から球場に観客が入り観戦できるようになりましたが、タイガースファンから登板のたびに厳しいヤジが飛びそうです」(同)

 阪神の広報は「厳重注意を行うと共に、球団規則に則り厳正に処分する」とのコメントを出している。人気球団のエースだけに自覚を持った行動が求められそうだ。

著名人のアカウント一斉に乗っ取られ…Twitter、システムの脆弱性突かれた可能性

 Twitterの公式サポートアカウントは16日(日本時間)、「Twitterのアカウントに影響を与えるセキュリティ問題を認識しています。我々は現在この問題について調査中であり、修正に向けて対策を講じています」と発表した。Twitter上では昨日、ジョー・バイデン前副大統領、Microsoft創業者ビル・ゲイツ氏、Tesla(テスラ)CEOのイーロン・マスク氏などの著名人のほか、AppleやUberなど大手IT企業の公式アカウントが次々に乗っ取り被害にあっていた。これらのアカウントでは「私のビットコイン(BTC)アドレスに送金された支払いを2倍にして返す」などという投稿が行われ、16日午前9時までに同BTCアドレスに約12万ドル(約1300万円)が送金されている。

「問題のアカウント」はツイート不可に

 乗っ取られた各著名人や企業公式アカウントでは15日、新型コロナウイルス感染症が拡大している現状に触れた上で、「今から30分間」などという時間制限を設けた上で、「1000ドル分のBTCを送金してくれたら2000ドル分のBTCを返金する」などと投稿していた。BTCはタイムスタンプ付きで取引が公開されており、同アカウントへの送金額は12万ドル相当に達している。

 こうした事態を受け、Twitterの公式サポートアカウントは記事冒頭ように発表し(原文投稿は以下)、「問題を確認したアカウントは、対応作業中にツイートやパスワードのリセットができない可能性がある」と注意を促している。

「米Twitter社へのクラッキングでは?」

 今回の一件に日本国内のIT企業関係者にも衝撃が走っている。ヤフージャパン関係者は次のように困惑する。

「著名人や公式アカウントが一斉に乗っ取られるということは、いたずらとか嫌がらせのレベルではありません。米Twitter社のシステムがクラッキングされた、セキュリティの脆弱性を突かれた可能性も考えられます。TwitterをPR、IR活動のプラットフォームとしている企業、個人も多く、我々IT業界だけでなく、全世界の経済界に衝撃を与える一大事です。他のアカウントの個人情報やパスワードなどは漏れていないのか、被害の全容解明が待たれます」

 Twitter社の調査の動向を注視したい。

(文=編集部)

 

JRA 西山茂行オーナー動いた! 函館記念(G3)ニシノデイジー「再出発」函館デビューからこの馬を知り尽くす勝浦正樹騎手に“ラブコール”!

 前走目黒記念(G2)18着に敗れたニシノデイジー(牡4歳、美浦・高木登厩舎)は、夏は休まずに函館から再出発することになり、今週19日の函館記念(G3)に出走する。

 今年AJCC(G2)6着、金鯱賞(G2)6着、そして目黒記念(G2)殿負けで重賞3連敗を喫し、窮地に立たされいるニシノデイジー。

「陣営は、敗因を距離ではなくニシノデイジーの折り合い面に求めています。この馬は『馬群の中で脚を溜めたほうがいい』と田辺裕信騎手が指摘していましたが、掛かって、力んで、シャドーロールも気にして走っているというのですから、相当乗り難しい馬のようですね」(競馬記者)

 その後、西山茂行オーナーとニシノデイジーを管理する高木登調教師が相談し、尾関充弘元調教師からの馬具のアドバイスもあり、夏の函館記念(G3)から再出発を図ることに決めた。

 それに合わせて西山オーナーは、かつてニシノデイジーの主戦を務めていた勝浦正樹騎手に騎乗の再オファーを掛けた。

 デビューから騎乗してきた勝浦騎手は札幌2歳S(G3)、東京スポーツ杯2歳S(G3)を連勝し、クラシック候補に名乗りを上げる活躍をしていたが、結果を残すことができず。朝日セントライト記念(G2)5着を最後に、ニシノデイジーの主戦降板となった。

 オーナーサイドは函館で再出発するにあたり、この地でニシノデイジーの初勝利に貢献した勝浦騎手を再度騎乗させることに決めたのだ。

 この時のやり取りが西山オーナーのブログに書かれているのだが、実に興味深い。

 勝浦騎手に夜、西山オーナーが電話を入れて尋ねた。

「函館記念、何か乗る予定の馬はありますか?」

 勝浦騎手が答える。

「ニシノデイジーですね。乗りますよ」

 これだけの会話だったという。

 このやり取りは今年6月くらいの話で、まだ想定も何も出ていない頃。西山オーナーがまだ用件も馬名も出していない段階で、勝浦騎手が騎乗を承諾……まるで、どちらがオファーしているのか分からないエピソードだ。

 しかし、菊花賞(G1)はC.ルメール騎手に乗り替わりとなり、悔しい思いをしていた勝浦騎手が、ニシノデイジーの再オファーを心待ちにしていたことが、この短い会話の中からも伝わってくる。

「菊花賞は別のジョッキーで行くと分かった時、勝浦騎手は、これまでニシノデイジーに乗せていただいた感謝や、その恩に報いることが叶わなかった悔しさ、またオーナーの馬に乗る機会があれば頑張りたい旨を、西山オーナーに告げてきたそうです」(競馬誌ライター)

 今回チャンスをもらった勝浦騎手は、これまでのオーナーに対する感謝の想いを結果で応えたいところだろう。また、このレースを勝てば、秋のG1戦線に向けて、大きなアピールにもなり、勝浦騎手も期するところがあるに違いない。

 果たして、勝浦騎手がニシノデイジーに、そして西山オーナーに、久しぶりの重賞勝利をプレゼントすることができるのか、注目したい。

田崎史郎がGoTo擁護で「古希祝いに九州旅行する」「6、7人で会食始めた」…政権擁護のため体をはって迷惑行為

 東京を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大しているなか、大幅に前倒しして今月22日からスタートさせる「Go Toキャンペーン」。とても正気の沙汰とは思えず、実際、ここにきて地方自治体の首長や与党内部からも批判の声が上がり始めた。  しかし、あの御用ジャーナリストだけは...

パチンコ店「非常事態」で開店できず!? 苛立つお客…「絶体絶命の大ピンチ」発生!!


 パチンコが好きすぎて職業にしてしまった男。元ホール店員のミリオン銀次でございます。

 ホールには色々なお客様が訪れ、店員とのトラブルが度々生じてしまうのは、これまでのコラムでご紹介した通りですが…。

 ホール店員が直面するトラブルは、お客様との間だけで起こるものではございません。

 ホール運営に支障をきたすシステムや、スタッフ間のトラブルなど、お客様とは関係のないところで大問題が発生している事もあるのです。私がいたホールでも、色々なトラブルがございました。それこそ、ホール営業が困難となる場面にも遭遇したことがございます。

 今回は、私が過去に実際体験した「前代未聞のトラブル」をご紹介させていただきます。

【開店時間に間に合わない!?】

 パチンコ店の開店時間は地域によって異なりますが、みなさんはホールスタッフが開店前に何をしているのかご存じでしょうか。

 開店を待つお客様を整列させたり、抽選を行ったりすることはご存じだと思います。更に店の中では、遊技台の清掃や状態チェック、玉やメダルが残っていないかなどの最終確認が行われております。

 その他に、遊技台やサンドを管理しているホールコンピューターにて「開店処理」が行われます。これは、売り上げや台のデータ表示器情報の前日分をクリアして、本日分として反映させるために行われる重要な処理です。

 この処理を行わないと、当日の売り上げが正確に把握できません。更にデータ表示器の大当りや回転数の履歴も前日から引き継いでしまうので、お客様に適切な台情報を提供する事ができなくなってしまうのです。

 このように、「開店処理」はホール運営において非常に重要な役割を担っておりますので、店長やホール責任者が行っておりました。

 ある日、いつものように開店前の準備を行っていると、店長が「開店処理ができない!」と焦った様子で報告してきたのです。私は軽いノリで「大丈夫ですか?」と店長に話しかけたのですが、「それどころじゃない」と言わんばかりに切羽詰まった様子で、こちらの声を聞く耳すら持っておりませんでした。

 冷静沈着でどんなトラブルも適切に解決してきた店長からは想像もつかない姿でした。「あの百戦錬磨の店長が焦っている」と感じ取った私は、大きな不安を抱かずにはいられなかったのです。

 他のスタッフも、ただならぬ空気を感じ取りザワつき始めました。「これってヤバいんじゃない?」「開店できないよね?」と不安の色が隠せない様子でした。

 当然です。これはすなわち開店時間が遅れて「お客様に迷惑が掛かる」という事を意味しているのですから。

 出来る事なら私も力になってお手伝いしたいところですが、ホールコンピューターは一般社員が扱える代物ではありません。できる事といったら心の中で店長を応援するぐらいでした。

 店長は慌てた様子でサポートセンターへ連絡をして、解決手順のレクチャーを受けていましたが、その時すでに開店時間には確実に間に合わない状況でした。私は事情を話すために店外で待つお客様の元へ向かったのです。

 お客様の数は20名ほど。時間を過ぎても店に入れない事態でしたが「開店時間が遅れるなんて事あるんだね」「大変だね」と温かいお言葉をかけてくれるお客様ばかりで安堵していたのですが…。

 いつまでたっても店長からのGOサインが出ません。先ほどまでは仏のような顔をしていたお客様が10分、15分と開店時間がオーバーしていく内に、苛立ちを露わにされるようになってしまいました。

「いいかげんにしてくれ!」「台に何か仕込んでるんだろ!」といった罵声が飛び交う事になってしまったのです。

「さすがにまずい…」そう思った私はカウンターの女性スタッフにドリンクをまとめて持ってくるようにお願いし、お待ちいただいているお客様全員にサービスドリンクを配って誠意を示しつつ場を繋いだのです。

 一人一人のお客様にお声掛けしていたものの、ヒートアップしたお客様の対応は非常に大変でした。少しでも怒りを鎮めていただくように四苦八苦しながら、「まだか、まだか」と開店の合図を待ち続けました。

「もうこれ以上この場を凌ぐことができない…」と、泣きそうになりながら対応を続けていたその時でした。ついに「開店できます!」との報告が入ったのです。

 予定より約30分過ぎてからの開店でした。私は「大変お待たせしました!」と深々と頭を下げて自動ドアを開け、お客様を店内へご案内したのです。店内では普段ホールに出ない店長がおり、お客様に対して「大変申し訳ございませんでした」と謝罪する姿がありました。

 店長からは今回のトラブルに関する説明はなかったものの、原因についてはキッチリと把握していたようでした。このような事態を二度と起こさないために改善案を練って「マニュアル」を作成してくれたのです。

 それからというもの、開店時間が遅れるというトラブルはなくなりましたが、お客様にご迷惑をお掛けする事態が起きないという確証はありません。

 それはつまり、皆さんが同じようなトラブルに遭遇する可能性もあるという事です。そうなったら問題が解決するまで待つしかありませんが、ホール側にはお客様に対して誠意の伝わる対応をしてほしいですね。

(文=ミリオン銀次)

JRAキズナ3歳世代「勝率3.7%」の絶望……重賞6勝大活躍も、宿敵エピファネイアとセレクトセールで明暗分かれた「理由」とは

 北海道の苫小牧市にあるノーザンホースパークで2日間に渡って行われた「セレクトセール2020」も終了。昨年、亡くなったディープインパクト産駒がセリでも相変わらずの強さを見せた一方で、後継種牡馬争いにも大きな注目が集まった。

 すでにジャスタウェイやアーモンドアイらを輩出した実績のあるハーツクライ、ロードカナロアに続き、現役時代にライバル関係だったキズナ、エピファネイアは種牡馬としても白熱した戦いを繰り広げている。

 しかし、肝心な「産駒の落札額」は少々意外な結果となったことも確かだ。

 現3歳世代が初年度産駒にあたる2頭の重賞勝ち数はキズナの6勝に対し、エピファネイアは2勝。早い時期から複数の馬で結果を出しているキズナ産駒の方が、購入する側にとっては魅力的に映る可能性が高く、G1を勝っているとはいえデアリングタクト1頭の活躍によるものと考えた場合、エピファネイア産駒が不利と考えても不思議ではない。

 にもかかわらず、最終的な合計落札額はエピファネイア産駒が9億3300万円(平均4442万円)、キズナ産駒が8億6700万円(平均3468万円)となり、平均で約1000万もの大差がついている。億超えしたのも1億2000万円で取引されたエピファネイアのカデナダムールの2020のみだった。

 数字だけで見れば有利とすら思えるキズナが、セレクトセールでライバルに大きく後れを取った理由とは何だろうか。

「直近で好結果を出した馬の近親や兄弟の評価額が上がることもセレクトセールの特徴ですが、その一方で成績の振るわなかった馬の評価が下がることも勿論あります。2歳戦こそキズナは3勝をあげてエピファネイアは未勝利に終わっていますが、これは昨年とほぼ似たような傾向です。

大きな影響があったとすれば、6月からの2頭の成績でしょうか。特に目立ったのは『対古馬』の成績です。順調に勝ち数を増やしたエピファネイア産駒に比べて、キズナ産駒はまったくといっていいほど結果が出ませんでした。

これは産駒の全体的な頭打ちを予感させるもので、ダービー馬となって以降、古馬G1を未勝利に終わったキズナと、菊花賞(G1)以外にも古馬となってジャパンC(G1)を圧勝したエピファネイアの成長度を連想させたのかもしれません」(競馬記者)

 実際に6月以降の対古馬戦の数字を見てみると、エピファネイアの【4.3.0.9/16】(勝率25%)に対して、キズナの【1.3.6.17/27】(勝率3.7%)は明らかに分が悪い結果となっている。

 さらに深刻だったのは2歳を含めた7月に入っての成績だ。なんと【0.8.4.32/44】で未勝利なのである。

 ただでさえ、関係者が過敏になっているセレクトセール直前の大不振だけに、バイヤーが慎重になった可能性も否定できない。勿論まだ世代数も少なく、これがすべてとは言えない側面もあるとはいえ、結果で評価される世界でもある。

 早くも種牡馬として正念場を迎えつつあるキズナだが、評価を覆すことができるだろうか。

パチンコホール5月の企業売上「激減」…「厳しい状況が続くのでは!?」との声も

 これは衝撃的な数値といえるのではなかろうか。経済産業省は7月9日、特定サービス産業動態統計調査の5月分速報を発表。5月のパチンコホール売上高は655億8400万円であった。

 パチンコに詳しくない方ならば多い数値に思われるかもしれないが、これは前年同期と比べて77.5%減。同調査は原則、各業種の全国年間売上高の約70%をカバーする売上高上位企業を調査対象としており、業界全体における実際の売上高とは異なる。ただ毎月、同様の手法で調査していることから傾向の把握に活用できる。

 周知の通り、5月上旬は新型コロナウイルス感染症による「緊急事態宣言」の最中であった。だが、同月14日には特定警戒都道府県指定の茨城県、石川県、愛知県、岐阜県、福岡県の5県を含む計39県、5月21日には大阪府、京都府、兵庫県の関西2府1県で解除。同月25日には全国で解かれた。

 緊急事態宣言の解除後、独自のロードマップを提示した東京都でも、東京都遊技業協同組合は理事長及び全副理事長の辞職と共に休業要請の継続を「各経営者の判断に委ねる」と通知。その結果、大半のホールが営業を再開した。

 緊急事態宣言が7日に発令された4月の同売上は、1097億7700万円。3月の2418億9900万円と比べると半分以下であり、休業要請の影響が如実に表れている。ただ5月の売上は、その4月をも大幅に下回る。どれだけ深刻な売上減であるかを窺い知ることができるであろう。

 パチンコに特化した各種調査「シーズリサーチ」によると、一部ファンを対象とした「新型コロナウイルス感染症に関するパチンコへの意識調査(6月24日実施)」では、緊急事態宣言の解除後に遊技した割合は39.99%。約6割が不参加であり、その半数以上が「新型コロナウイルスへの感染が心配だから」との理由を述べた。

 大半のパチンコホールは「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」が制定した「パチンコ・パチスロ店営業における新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン」を遵守の上で営業中だ。

 同調査によると、遊技を再開した方々の61.8%はその感染予防対策に「とても満足している」、もしくは「やや満足している」と回答。

 一方、遊技を再開していない方々に関しては28.1%にとどまっており、「どちらとも言えない」「やや不満を感じる」「とても不満を感じる」との意見がそれぞれ54.8%、10.5%、6.5%となった。

 この調査を踏まえ、「感染予防対策の認知が進めば遊技人口が戻るのでは?」との見解がある。

 ただ現状、新型コロナウイルスの感染者は再び増加傾向にあり、「当面は、厳しい状況が続くのでは」との見方もある。今後の動向に注目したいところだ。