JRA函館2歳S(G3)モンファボリに黄色信号!? “関係者(裏)ネタ”から浮上した伏兵で高額配当をゲット!?

 今週は2歳世代最初の重賞・函館2歳S(G3)が開催される。年末の朝日杯フューチュリティS(G1)を見据える素質馬たちの熱い戦いに「現場の声を重視するブロディN」が挑戦する。

 先週のマリーンSで本命に推したリアンヴェリテがまさかの13着。最近は呪われたかのように、本命に推した馬が下位に沈んでしまう。ここまで裏目に出るということは、自身の予想のロジックに問題があると認めざるを得ない。

 ついにロジックを見直す時がきた。だがそれは今まで積み上げてきたものを捨てるにも等しい。非常に勇気が必要なことだ。しかし、それ以上に本命馬が惨敗を繰り返すというこの現状が恐ろしい。もう編集部から「ブロさんの本命は切りでいいね」なんて冗談でも言われたくない!!

 そんな思いを胸に秘めて選ぶ、今週の『◎』は8番フォドラ(牝2歳、栗東・牧浦充徳厩舎)だ。

 亀田温心騎手を背に迎え、函館芝1200mでのデビュー戦。きれいなスタートからさっそうと前に出ると、そのまま後続に2馬身差をつけて逃げ切り勝ち。道中や抜け出した最後の直線で物見をする瞬間があり、真面目に走ることさえできれば、さらに差を広げられたハズだ。

「勝った後も引き続き好調の様子。スタッフによれば、『カイ食いもいい。馬にたくましさが出てきた』とフォドラの成長に目を細めていました。また『稽古の感じからは控える競馬もできそう』と戦略に幅を持たせることも出来たといい、『初戦からの伸びしろもある。重賞の舞台でも五分にやれる』と話してくれました」(栗東関係者A)

「○」に推したいのは15番モンファボリ(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。

 デビュー戦は函館芝1200m戦。好スタートからハナを奪うと、前半3ハロンで33秒7のハイペースを作り上げる。最後の直線でも脚は鈍らず、鞍上の武豊騎手が持ったまま2着に5馬身差の完勝。2歳レコードを0秒5も更新する1分8秒7のタイムも叩き出した。

「初戦はレコード勝ちでしたけど余裕がありましたね。スピードの絶対値は世代屈指のものだと思います。ただテンションが上りやすい血統なのが気になります。『中間は落ち着きがあっていい雰囲気だった』とスタッフは明かしていましたが……。重賞は平場とは雰囲気がガラッと変わって来ますからね。平静さを保てるかどうかがカギになるでしょうね」(栗東関係者B)

 パワフルな走りを見せたレディステディゴー(牡2歳、栗東・浅見秀一厩舎)は「▲」だ。

 ダート、芝の両輪で活躍したナックビーナスの全弟であるレディステディゴーは、阪神のダート1200mでデビュー。前日までの雨で重くなっていた馬場を物ともせずに先行すると、最後の直線でも上がり最速の脚を使い、勝利を収めた。

「巨躯から生み出されるパワーが売り。前走は緩さが残っていたものの、能力で押し切りましたね。追い切りの動きはイマイチでしたが、ラスト1Fは11秒8を記録するなど時計的には悪くありませんでした。ダートからのコース替わりとなりますが、姉同様に芝でもやってくれるはずです」(競馬記者)

「△」に挙げたいのがルーチェドーロ(牡2歳、美浦・高橋裕厩舎)。

 不良のダート1000mのデビュー戦で58秒5のレコードを叩き出し、2着に7馬身差をつけて完勝した。今回は芝コースでの挑戦となるが、父マクフィは2010年の2000ギニー(英・G1)とジャック・ル・マロワ賞(仏・G1)を優勝している名マイラーであるため、問題なくこなせるはずだ。

「稽古で芝を走っていましたが、悪くなかったように思います。スタッフは『乗り手の指示にしっかり応えるタイプ。前に行くだけでなく、控える競馬もできる』と自在性も武器だと教えてくれました。鞍上の横山武史騎手がどんな戦法を選ぶのかも注目ですね」(競馬誌ライター)

 今回は8番フォドラ1頭軸から、10番レディステディゴー、12番ルーチェドーロ、15番モンファボリに流す3連単6点で勝負。頼む……。
(文=ブロディN)

就職氷河期、再来の兆し…採用人数半減ラッシュか、キャリア描き勉強した学生に“地獄”

 ANAホールディングスは今月14日、新型コロナの感染拡大を受け、来年度入社の採用活動を中止することを決定した。グループ37社でおよそ3200人を採用する計画だったが、このうちおよそ2500人の採用を中止することになる。海外旅行客の激減でJALグループも5月に採用中断を決定。大学生に人気の航空業界の採用中断が顕在化しつつある。「リーマンショック時なみの就職難」「就職氷河期の再来」もささやかれる中、就職戦線は今後、どのように推移していくのか。労働ジャーナリストの溝上憲文氏に聞いた。

21年卒の採用、各社人事はギリギリまで悩む

――大手企業の採用活動が低調化しています。リーマンショック時の採用難、最悪の場合、就職氷河期の再来もありうるのではないでしょうか。

溝上憲文氏(以下、溝上) 2021年卒の就職活動に関し、DISCOの調査では5月下旬時点で7割弱は当初の採用予定数を維持するとしています。ということは変動があるのは3割近くです。もともと企業の採用予定人数は決まっていたのですが、コロナによって業界によって激震が走って、急遽中断、中止したところが出ました。

 IT業界など業績好調なところもあります。そういう業界では採用意欲はなおも旺盛です。リーマンショック時にはすべての業種が雪崩をうってダメになりました。今回は、緊急事態宣言下で休業要請が出たため、業績に影響を受けた会社と、受けていない会社に分かれています。そういうなかで21年卒に関しては、いろんな会社の経営者、人事担当者はギリギリまで考えたようです。

 その中で一番典型的だったのはANAとJALです。ANAは当初、5月に採用中断を発表しました。一方、JALは採用を続けるとしていましたが、ANAの発表の2週間後の5月末に中断することになりました。そして最終的にANAは今回、採用中止を決めました。

 両社とも、これまで内定を出した人は採用する方針ですが、それ以降の採用に関しては4~6月の業績を見て判断したと思われます。

 朝日新聞の『全国主要100社アンケート』(6月23日付朝刊)でも「来年春の採用計画をみなおしますか」という質問に対して、「予定と変わらず」と回答したのが68社、「採用数を減らす」が10社、「未定」が17社、「その他」が4社でした。

 「減らす」というのは業績が悪い企業です。航空、飲食、アパレル、宿泊というコロナの影響を受けた企業です。しかし6月時点で「未定」が17社もあったことも異常な状況でした。採用活動の慣例では「3月に会社説明会が解禁になり、6月に選考開始」ですから、「6月の段階で未定」というのは、企業が迷っていたことの証左です。「採用をゼロにはしないまでも、減らすかどうかを考えている」ために「未定」だったということです。

 大手企業各社は7月中に採用活動を終えると思われます。例年だと6月に終わっていましたが今年は、コロナを理由に3月に入って合同就職説明会などが全部中止され、企業説明会が延期になりました。急遽、オンライン説明会と面接に切り替えたので、6月に決まる予定だったのが7月に延期になったともいえますが、いずれにしてもDISCOも朝日新聞も全体の3割が採用への影響が出ていることを示しています。

今年は「売り手市場」の転換点、来年は「買い手市場」に

――昨年まで新卒大学生が有利の「売り手市場」でした。

溝上 一つのメルクマールとなるのが新卒求人倍率です。これによって「売り手市場」か「買い手市場」を見極めます。2020年卒は、リクルートワークス研究所の調べでは1.83倍でした。1.6を超えると「売り手市場」、それを下がると「買い手市場」になります。2009年のリーマンショックで落ち込んでから求人倍率は一貫して9年連続で伸びてきました。今年は同じくらいと予測されていました。

 「下がっても1.7代後半」といわれていたのですが、先ほどのDISCO、朝日新聞の調査からもわかる通り、3割が影響を受けていることからも求人倍率は間違いなく下がるでしょう。リクルートワークス研究所は例年4月にこの数値を発表しているのですが、今年は各社の採用動向が流動的なこともあり、今月下旬に発表するとしています。企業が迷っていて、正確な数字の把握にいたっていないということです。僕はおそらく1.6を切って、売り手市場と買い手市場のはざまになるのではないかと考えています。

 あと注目されるのは、中小企業がどうなるのかということです。多くの中小企業の採用はストップしています。オンライン化できない企業も相当数あり、ほぼ4~6月で選考が止まっているところがあります。例年だと、中小企業は大手の前に内定を出します。

 ところが今年は、半分くらいがオンラインに対応できずに大手企業に先行されてしまいました。それでも採用する企業は来年の春まで伸びるのではないかと思われます。

企業側だけでなく学生もコロナの影響で「天国と地獄」に二極化

溝上 さらに就職活動を行う学生も二極化されました。今年は東京五輪があるため、一部大手企業を含めて早期から選考を行っていたのです。五輪前にはほぼ終わらせようと、去年12月から今年1~2月には内定を出し始めていました。4月1日時点での就職内定率は去年より高かったと思います。いわゆる意識の高い学生たちは、昨年の夏のインターンシップを受け、対面で面接を受け、3月には内定を決めていたのです。一方で、これまでが「売り手市場」だったことでスロースターターの学生も結構多いのです。

――9年間に渡って売り手市場が続いていたので、そこまでガツガツしなくても大丈夫だろうという学生が取り残された?

溝上 大学のキャリアセンターの担当者に聞くと「売り手市場でなんとかなるだろう」という学生がコロナの直撃を受けているそうです。説明会延期や選考中断で、ずっとほったらかしになっています。企業も採用をオンラインでするのか、対面で行うのかに関する検討を続け、今に至っています。その結果、5月1日、6月1日、7月1日各時点の就活内定率は昨年より下がりました。

 またJTBや航空会社のキャビンアテンダント(CA)など人気企業・職種ランキング上位の企業が軒並み採用中断していることもあり、同業界を志望していた学生は泣いています。

 CAの就職率の高い大学のキャリアセンターの担当者は、「ANAを志望し、SPI試験を受けて、面談も1回はしたものの、そこで選考中断。JALでがんばりますと方針を転換したものの、その2週間後にJALも中断になった。2重のショックを受けた人もいる」と話していました。外資系の航空会社も全部厳しくなりましたからね。

――外資系航空会社も倒産しています。

溝上 LCCも含めて総崩れです。そのため観光系の学科があるところは大変みたいです。キャリアセンターの担当者は「大学としては無職のまま卒業させるわけにはいかない。ある程度、ホスピタリティーと語学があるので、サービス業に行って、中途入社でCAを目指すよう進路指導をしている」と話していました。

 外国語学科も同様に厳しいです。貿易関係では、中国語ができる学生は重宝されていました。インバウンド系では引く手あまたでした。現地駐在要員としての需要もあったのですが、これも全部ダメです。採用実績のあった企業から中止の申し出がでているようです。

――自分の中でキャリアパスを描いた上で、語学や観光の知識を学んできた学生が危機的な状況に直面している。

溝上 CAになりたい人は入学時からその学科に入学した学生が多いです。業績がいいところでサービス業だとニトリさんとかドラッグストア、医療介護になります。ホスピタリティーというとそう業種になります。厳しい状況だと思います。

2022年卒は「土砂降り」に

――来年以降はどうなるのか。

溝上 来年、2022年卒は各企業関係者は口をそろえて「土砂降り」と言っています。住宅関連会社の人事部長は「今年はなんとか予定数を採る。今まで内定辞退が発生した場合は、追加募集をしていた。だが、今回は採用予定数を満たなくても、あえて採用しない。7月で採用を打ち切る。来年はほぼ減るでしょう」と話していました。ちなみにリーマンショック時に、その会社は採用を半分にしたそうです。いつも500人以上採用しているのですが。

 住宅需要が先細る可能性が高いです。建設、住宅は五輪までは良いという前提できました。

――多くの五輪関係企業が事業計画のゴールを2020年にあわせていた

溝上 それが前倒しできたということです。ある企業の人事部は「東京五輪は中止という前提で、採用から事業計画を立案することになる。安易に五輪があるという前提で、もはや事業計画を組めない」と話しています。

 採用予定人数が半減するという事態も充分に考えられます。少なくとも、買い手市場に転換する可能性は高いです。広告、イベント、住宅、アパレルなどもろに影響を受けている企業は早期先行で内定した人は「大手は内定取り消しできませんので、採用する」としていますが、来年はもっと減る可能性が高いです。

 22年卒の採用計画は9月期決算状況を見て決定しますが、各企業ともコロナ感染の第二波を警戒し、厳しい事業計画になると見られています。

 そう考えると、今年就職浪人するのはまずいと思います。例年、留年したり大学院に入ったりして、再挑戦する学生も多かったのですが、注意する必要があります。

 今年の年末の失業率は4%に達するとの予測もなされています。ワクチンの開発がいつなのかということもポイントです。「ワクチンは最低でも1年半」というのが世界中の常識でした。つまり、1年半この状況が続くということは経済がもとに戻るのは1年半ということです。

 ワクチンの普及まで、この縮小経済を続けていかないといけません。そうなると持ちこたえられなくなる企業もでてきます。倒産に至らずとも、産業の再編が行われ、同時にリストラも始まると思います。

 すでに経営サイドから人事部に固定費削減の命令が出ている会社も多いです。固定費で重いのが人件費です。そして削減対象のなかで大きな比重を占めいているのが採用です。さすがに新卒採用に関しては、各企業とも大事にしているので守ろうとしているようですが、中途採用を中止している会社もすでにあります。しかし、来年はその新卒採用も減らさなければいけない可能性も出てくると思います。

(文・構成=編集部、協力=溝上憲文/労働ジャーナリスト)

 

ウーバー、中核事業をウーバーイーツへ転換…飲食店、店内飲食からデリバリーへ転換必至

 ウィズコロナ時代には、新型コロナウイルスと共生していく新しい生活様式が求められています。100年前に流行したスペイン風邪の例でいえば、約2年間にわたって3回の大流行が起きたといわれています。東京では感染者数が再び増加傾向にあるにもかかわらず、政府は景気対策として消費を促進するために約1兆円以上の予算で「Go Toトラベルャンペーン」を7月22日から行う予定です。このため今後、全国で感染が拡大する危険性を指摘する声もあります。一度収束しても再び第2波、第3波が来る危険性を企業としては覚悟しておく必要があります。

 世界の業界トップ企業はまだ模索中であるものの、急激な売上減少に見舞われるなか、スピード感をもって新しいビジネスモデルにチャレンジしているようです。前回は世界最大のアパレルメーカーと飲食店のビジネスモデルの転換について取り上げました。今回は日本でもお馴染みのフードデリバリー(食品配達)事業と配車事業のウーバーと、米国最大手の小売業であるウォルマートの最新の経営戦略について取り上げます。

ウーバーは同業のフードデリバリー事業者を買収

 配車サービスのウーバー(Uber Technologies)は7月に同業のポストメイツを26.5億ドル(日本円で約2800億円)相当の全株式取引で買収することで合意したとの報道がありました。さらに中南米やカナダで、同社のアプリから食料品などの宅配注文もできるようにしたことを発表しました。

 ウーバーCEOのダラ・コスロシャヒ氏は「ウーバーとポストメイツのようなプラットフォームは、食品の配達だけでなく、地域の商取引やコミュニティの非常に重要な部分になる可能性があるという信念を共有してきました。COVID-19のような危機においては、さらに重要です。ポストメイツをウーバーファミリーに迎えて、全国の消費者、配達人、商人により良い体験を提供するために革新を重ねるのを楽しみにしています」と述べています。なおポストメイツは買収後もウーバーとは別会社として存続するとのことです。

 アメリカのフードデリバリー市場でのシェア争いは、ドアダッシュが33%、グラブハブが32%、ウーバーイーツが20%、そしてポストメイツは10%程度といわれていますから、今回の買収で3社が市場シェアでほぼ並ぶことになります。

 ポストメイツは、2011年にバスティアン・レイマン、サム・ストリート、ショーン・ プレイスの3氏によって設立され、全国で60万軒のレストラン等をカバーするまでに急成長したベンチャー企業で、上場を目指すのではないかといわれていましたが、同業者からの買収を受け入れることになりました。しかし、ウーバーもポストメイツもいまだに赤字経営ですから、市場シェアの拡大とともにコスト削減を行うものと思われます。

 もともとウーバーは6月にグラブハブを買収しようとしたものの失敗していました。そのグラブハブはオランダを拠点とするジャストイートテイクアウェイによる73億ドルの買収に同意していると報道されています。なお、ドアダッシュの時価総額は約160億ドルとなり、2年前の2018年のときから10倍に跳ね上がったことは前回お伝えしたとおりです。

 このようにウーバーは新型コロナの流行によって個人間でのライドシェア(日本では白タクと見なされて違法)が減少したことから、成長しつつあったウーバーイーツを買収によって一気に経営の中核に持っていく経営戦略なのではないかと思われます。

 前回も述べたようにアメリカのフードデリバリー市場は、現在の350億ドルから2年間で760億ドルに成長し、2030年までに現在の約10倍の3650億ドルに達すると予想されているためです。

 この波は新型コロナの感染拡大が続けば、日本にも来るかもしれません。ウィズコロナ時代には飲食店においてもソーシャルディスタンスといわれる一定の距離を置くことが求められるため、最大でもかつての半数にまで顧客数が減少する可能性がある以上、存続するためには、テイクアウトやデリバリーを強化せざるを得ないからです。

 前回もご紹介した「ゴーストキッチン」「クラウドキッチン」などの新業態の登場も予想されますが、飲食店で働いていたものの新型コロナで失業した方を受け皿にして、地域特化型デリバリープラットフォームを担う会社が登場する可能性があるのではないでしょうか。

ウォルマートは15年遅れでサブスクを開始予定との報道

 一方、アメリカ小売最大手のウォルマートは、新しいサブスクリプションサービス(有料会員サービス)である「ウォルマート+(プラス)」(年会費98ドル)を7月後半にも始めるとの報道がありました。

 アマゾン・ドット・コムが2005年に始め、1億5000万人を超える有料会員サービス「アマゾンプライム(年間119ドル)」に15年遅れで対抗する狙いです。

 会員の特典としては、食料品や雑貨の同日配達、ウォルマート系列のガソリンスタンドでの燃料割引、セール品への優先アクセスなどがあるようです。さらには動画配信も検討中とのことですから、まさにアマゾンがAmazon Goを始めたりホールフーズマーケットを買収したりしてスーパーマーケット市場に攻め込んできたことへの反撃といえるでしょう。

 ちなみにアマゾンプライム会員の年間支出額は非会員の2倍以上といわれており、一度会員になれば継続率も高いため、いかに有料会員化が重要かがわかります。

 ウォルマートは車から降りずに生鮮品等を持ち帰れるグローサリー・ピックアップを展開しており、ガソリンスタンド併設のものもあります。ウォルマートのネット通販売上は、今年の2~4月期は74%増と急増したものの、いまだアマゾンの8分の1程度と報道されています。またウォルマートで買い物をする人の半数はアマゾンプライム会員でもあるというデータもあり、「アマゾン離れ」も指摘されるものの、今後どこまで会員数を伸ばせるかが注目されます。

日本企業への示唆

 以上の2社の動きを見ると、以下のような経営上の課題について早急に検討するべきではないでしょうか。

1.物流業界・運送業界の会社は、他地域の同業者やIT企業と連携することも視野に、レストランの出前や食料品などのデリバリープラットフォーム事業への参入を検討。すでに一部のタクシー業界は参入との報道もありました。つまり、自社の顧客層を見極めた上で、自社のビジネスドメイン(事業領域)をより広く捉えることで新たな分野への参入を検討することです。

2.リアルでの店舗販売をしている小売事業者はオンラインショップの開設または強化、有料会員制(サブスクリプション)の検討。なお、有料会員制は配送無料だけでなく、いかに魅力的なサービスを提供できるかが重要です。その場合には、自社サービスだけでなく他業態の会社との提携も視野に検討をすれば、収益配分などは要検討ですが、より消費者にとっては魅力的なものになるでしょう。

 大切なことは短期的な売上増を狙うのではなく、長期的な視野で顧客満足度を上げることでリピーターとしてライフタイムバリュー(LTV)、すなわち顧客生涯価値を上げることに注力するべきです。

 筆者は数年前からすべての産業は会員化すると述べてきましたが、新型コロナによってこの動きは一気に進むのではないかと思っています。

 LTVとは、「ひとりの顧客が生涯にどれくらい購入してくれるか」を算出するマーケティング指標です。正確には、これまでに顧客が購入した総額から、その顧客を維持するために使った費用を差し引いた利益の額を算出します。次の方程式によって計算できます。

「年間取引額×収益率×取引継続年数」

 たとえば、年間取引額が100万円で収益率を5%とすると年間5万円 そしてそのお客様が20年間継続してお取引できればLTVは100万円ということで計算できます。

 しかし、実際にはこうしたライフタイムバリューの分析はほとんどの企業ではできていないと思います。今後はあらゆる企業がサブスクリプション、すなわち会員化に向かうと考えられるため極めて重要な指標となるでしょう。

 ただ、顧客一人ひとりのLTVを計算するのは非常に難しいので、顧客全体のデータで計算したほうが現実的です。得意客を特定するために、購買頻度や1回当たりの購買金額などを考慮に入れることもあります。なお、マイナスの場合にはあえて取引を停止することも必要です。売上だけを目標にすると危険な事例も多いのです。

 新規顧客の獲得コストは、既存顧客を維持するコストの5~10倍はかかるといわれています。どの業界も、競合他社がひしめいているので、他社の顧客を奪うことは簡単ではありません。企業はいかにLTVを高めるかが重要なのです。それは、その製品やサービスの顧客をいかに自社のファンにするかとも言い換えられるでしょう。

 ここでファンとは、継続的に購入してくれるお客様のことを意味します。今後あらゆる業種がLTVを経営上の重要指標に置く必要に迫られるでしょう。LTVを高めるためには、顧客単価やリピート率などを上げていくことが必要です。目先の利益を追い求めるのではなく、長期的な信頼関係を築いていくという考え方が大切でしょう。

 また、顧客維持に使うコストを抑える視点を持つことも重要です。お得意様に高率の割引券を頻繁に送ったり、ポイントカードシステムを充実させ過ぎたりすると、リピート率は上がっても、収益率は下がってしまいます。バランスを見極めることが肝心です。

 新型コロナの影響は企業の存亡にかかわる事態となってきていますが、ピンチをチャンスに変えられるかどうかの瀬戸際ですので、今こそ日本の経営者もスピード感をもって、新しいビジネスモデルへの転換を検討する必要性に迫られているのではないでしょうか。経営者としての力量が問われる時代になってきています。

(文=平野敦士カール/株式会社ネットストラテジー代表取締役社長)

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●平野敦士カール:経営コンサルタント・作家

米国イリノイ州生まれ。麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。

株式会社ネットストラテジー代表取締役社長、社団法人プラットフォーム戦略協会代表理事。日本興業銀行、NTTドコモを経て、2007年にハーバードビジネススクール准教授とコンサルティング&研修会社の株式会社ネットストラテジーを創業し社長に就任。ハーバードビジネススクール招待講師、早稲田MBA非常勤講師、BBT大学教授、楽天オークション取締役、タワーレコード取締役、ドコモ・ドットコム取締役を歴任。米国・フランス・中国・韓国・シンガポール他海外での講演多数。

著書に『プラットフォーム戦略』(東洋経済新報社)『図解 カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門!』(ディスカヴァー21)『新・プラットフォーム思考』・『シリーズ 経営戦略・ビジネスモデル・マーケティング・金融・ファイナンス』(朝日新聞出版)監修にシリーズ18万部を突破した『大学4年間の経営学見るだけノート』『大学4年間のマーケティング見るだけノート』(宝島社)など30冊以上。海外でも翻訳出版されている。

就活の新常識「オンライン面接」で失敗しない9つの注意点…Zoom録画でリハーサルを

 6月に入り、2021年春に卒業予定の学生たちの就職活動が本格化している。しかし、今年は多くの企業が新型コロナウイルスの流行を踏まえて採用活動の方向を転換させているため、突如、就活のスタンダードは崩壊した。特に学生たちに直接的な影響を及ぼしているのが、従来の対面面接からオンライン面接に変更した企業が多いことだろう。

 トヨタ自動車やホンダ、パナソニックといった大手企業も、面接についてはオンライン面接による選考のみで採用内定を出すと表明しており、自身を存分にアピールできないのではないかと不安を募らせる学生も多いはずだ。

 しかし、今後さらに普及していくであろうオンラインでの営業や商談、打ち合わせでも能力を発揮できる人材を選別できるという点で、企業側にとってはメリットもあるのだろう。となると、面接を受ける側がオンラインでのアピール力を磨く方向にシフトするしかない。

 そこで今回は、人材育成やキャリアコンサルティングなど、キャリアに関わる支援も行うWadachiLab.代表の福島知加氏に、オンライン面接で必要な事前準備やテクニックについて聞いた。

Wi-Fi環境や部屋の照明などは事前に万全にしておく

 就活生の大きな不安の種となっているオンライン面接だが、福島氏いわく実はメリットも多いという。

「まず、経済的な面。対面の面接だと移動費がかかります。特に地方の学生が遠方の企業の面接を受けるとなると、渡航費や宿泊費で10万円、20万円とかかってしまうこともあります。しかし、オンライン面接であれば移動費はゼロ。実際、私がかかわっている沖縄在住の学生たちからは、オンライン面接のおかげで経済的にかなり助けられているという声が挙がっていますね。

 また、例年の就活生は多忙なスケジュールのなか就職活動をしていますが、オンライン面接であれば移動時間がかからないので、すぐに次の面接や説明会に参加できるのもメリットでしょう。効率的にアポイントを取っていけるというわけです」(福島氏)

 例年の就活生のなかには経済面やスケジュールの都合で、受けてみたかった企業を泣く泣く諦めたという人も多かったはずだ。オンライン面接が活用されれば移動費や移動時間の負担が軽減されるので、悔いなく就職活動を終えられる学生も増えるのかもしれない。

 だが、対面の面接を練習してきたところに急遽オンライン面接に変わったことで、評価を落としてしまうタイプもいるのではないだろうか。

「基本的にはオンラインと対面、どちらの面接であっても評価が大きく変わることはないと思います。しかし、対面は苦手でもオンライン面接であれば緊張せずに話せるという人や、対面は得意でもオンラインをうまく使いこなせず、手間取ってしまう人もいます。ですから多少の得意・不得意が間接的に評価に影響してくることはあるでしょう」(福島氏)

 苦手意識をなくし成功させるためには、やはり入念な準備が必要になるだろう。オンライン面接では対面面接と準備すべき事項も違ってくるはずだ。

「まず押さえておきたいのはWi-Fi環境です。公共のFree Wi-Fiではやはり通信が途切れてしまう恐れがあるので、安定したWi-Fi環境が整っているところを探すか、有線LANを利用するなどして自宅の通信環境を万全にしておくといいでしょう。

 ですが万が一、ネット環境が悪くて回答が途切れて聞こえてしまっても、それだけでマイナス評価につながることはありません。とはいえ、面接時間は限られていますので、トラブルのせいで面接官が聞きたいことを聞くことができず、こちらも伝えたかったことを伝えられなかった結果、マイナスポイントにつながってしまうことはありえます。だからこそ未然にトラブルを避けるために、ネット環境の整備は重要なポイントになってきますね」(福島氏)

 他にも注意点はあると福島氏は続ける。

「基本的なことですが、背景がゴチャゴチャして見えないように片付けておく、スマホの場合は充電を100%にしておくなども心得ておきたいポイント。さらに、光にも注意すべきです。照明が暗いと表情が見えにくくなってしまいます。やはり最低限、自然光や蛍光灯の光が当たっていて、自分の表情がしっかり見える場所を探しておくのが重要でしょう。プラスアルファで、肌を明るく健康的に見せたいのであれば、レフ板効果のある白いテーブルで面接を受けたり、机の上に白い紙を敷いたりしても効果的だと思います。いずれにしても、自分の表情や身振り手振りがきちんと伝わる環境を探すことに力を入れるべきですね。

 また、トラブルがあって通信が途切れてしまった際や、一旦退室した際は就活生側から連絡したほうがいいので、いざというときに慌てないためにも人事担当者の連絡先は控えておきましょう」(福島氏)

録画してセルフチェックを繰り返し、不安を取り除く

 実技的な面のポイントも気になるところだ。対面の面接であれば、まずノックと「失礼します」から入るというフォーマットがあるが、オンライン面接の場合はどうすればよいだろうか。

「オンライン面接では、実は特別なマナーはないんです。ですから『失礼します』から入っても問題ないですが、一番やりやすいのはいつも通りの自然な挨拶をすることではないでしょうか。『こんにちは、よろしくお願いします』と第一声を発すれば、すぐにスタートできます」(福島氏)

 オンライン面接であれば、対面の会話と比較して声の調子や表情が伝わりにくいこともあるだろう。そういった特徴も念頭に置いたうえで、オンラインでもしっかり伝わる話し方が必要となってきそうだ。

「基本は笑顔で話しましょう。しかし、人間は30分も1時間も笑顔をキープすることは難しいですよね。ですから苦労したエピソードなどを語る際は、話の内容に合わせた真剣な表情で話すなどしてもいいと思います。

 また発声は、気持ち大きめに、ワントーン上げながら一音一音届けるイメージで。やはりオンラインの場合は空気感で伝わりにくい面がありますので、声もボディランゲージも1.3倍大きくするぐらいの意識でいるとちょうどいいでしょう。一音一音届けようとすると、自然と話すスピードは遅くなると思いますが、それでOKです。逆に早口になりすぎるとオンラインでは聞き取りづらくなってしまいますからね。

 次に目線ですが、目線はカメラに向けて、“この人はアイコンタクトをしているな”と理解してもらい、安心感や誠実な印象を与えましょう。カメラを見ると相手の目を見ていることにならないのではと思う方もいるかもしれませんが、カメラに視線を送っておくと、相手の面接官にはまっすぐに自分を見て話しているように映ります」(福島氏)

 だが、パソコンであればカメラはたいてい画面上部にあるが、スマホを横にして利用する場合、カメラが横にあることになる。どうすればいいのだろうか。

「そういうときはZoomの録画機能がオススメです。どの場所に目線を送ると、自然に相手の目をみているように映るのか、録画しておいて事前に確認しておくといいでしょう。

 このZoomの録画機能は活用の幅は広いんです。オンライン面接にぶっつけ本番で臨んでしまうと失敗してしまうケースも考えられますよね。ですから、一人で受け答えの練習しているところも録画しておき、何度も確認するといった準備をしておくと本番の不安も減るはずです。

 自分の声の大きさ・表情・目線や、画面の中心に自分がいて、上半身がちゃんと写っているかなどもしっかりチェックしておきましょう。録画して客観的に見ると、自分の喋り方や所作の癖がわかることもあるので、改善点を見つけ、強みを伸ばしていくといいと思います。事前の準備をしっかりしておけば、万が一のトラブルに見舞われても冷静に対処できるでしょう」(福島氏)

 最後に面接を終了する際に気を付けるべき点を聞いた。

「対面の面接だと移動があるので慌ただしく退室することになってしまいますよね。ですがオンラインの場合はゆっくりお礼ができます。しっかり『本日はありがとうございました』と礼をし、『失礼いたします』と退室ボタンを押す。この一連の流れを焦らず丁寧にやるのがポイントです。

 私が実際に面接官を務めたオンラインでのグループ面接をした際の話ですが、最後まで退室せずにひとり残っていた学生がいたんです。その学生は『本日はありがとうございました。最後にちゃんと伝えたかったので、残らせていただきました』と挨拶をしてくれました。テクニックとしてそうやっていたのかもしれませんが、やはり印象はよかったですね」(福島氏)

 オンライン面接には特有の注意点が多数あるようだが、面接を受ける側のメリットもある。環境の整備や練習を入念に行っておけば、本番でも悔いなく実力を発揮できるはずだ。

(文・取材=福永全体/A4studio)

『ぶらり途中下車の旅』『じゅん散歩』3密回避で“異常事態”に…散歩&旅番組が消滅危機

 新型コロナウイルスの脅威が続くなか、さまざまに形を変えつつあるバラエティ番組。しかし、なかにはスタイルを変えづらい番組もある。そのひとつが、外を出歩き、人と触れ合う散歩番組や旅番組だ。今、それらはいったいどんな状況になっているのだろうか。まずは、高田純次による平日朝の人気番組『じゅん散歩』(テレビ朝日系)だ。

「現在、高田は透明のフェイスガードをつけて散歩しています。一見、奇異に映る姿ですが、それも仕方ないでしょう。ただ、この番組は、はっきり言ってしまえば“適当発言”をかます高田のショーを見るという側面もありますから、人との触れ合いを避けて通ることもできます」(芸能ライター)

“途中下車”のシーンが編集で全カット

 旅人がマスクをしながら歩いているのが、28年続く『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)だ。同番組では、特に人との距離や消毒に関して、かなり気をつけているようだ。

「7月11日の放送では、元フジテレビアナウンサーの小島奈津子がガラス工芸品の店に立ち寄ったのですが、同じくマスクをした店主から『消毒だけしていただければ』と言われ、店先に入ったところで手指を消毒。入店後も、店主は一切カウンターから出ず、ソーシャルディスタンスを保ったまま接客していました。

 小島が店内に陳列されている品物を見るときも店主は近づかず、小島はひとりでリポートしていました。また、店主が数センチしかない小さいサンプルを取り出したときも、小島は一切近寄ることなく、遠目で眺めるばかり。通常なら手に取って感触を確かめるはずですが、そうしたリアクションは“封印”されてしまっていました」(同)

 また、小島が飲食店に立ち寄った際も、店主は奥のキッチンから出ることなく、数メートル離れて接客していたという。

「気になったのは、料理が完成した後です。店主が小島のいるテーブルまで持って来たはずなのですが、オンエアでは、客席に近づく様子は編集でカットされていました。さらに違和感を覚えたのが、これまでは必ずあったはずの『駅に向かい、電車に乗り、そして下車する』という一連の流れが、すべてカットされていたことです。代わりにあったのは、電車が走る景色に路線図が映し出されるという味気のないもの。電車に乗り、下車するというシーンは番組の根幹にかかわる大事な部分なのですが、『仕事とはいえ、3密が予想される電車に乗っているのはいかがなものか』という視聴者からのクレームを想定して、カットしているのでしょう」(同)

地方の“ぶらり”はバーチャルと中継で対応

 前述の2番組は関東近郊のロケが主だが、東京の感染者が増えているなか、地方ロケはさらに厳しいものになりつつあるようだ。

 たとえば、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)には、魅力あふれる地方の村に実際に行き、紹介する「おらが村PR隊!」というコーナーがある。これまではタレントが現地に出向いて体感していたのだが、現在、そのスタイルは取りやめになっており、代わりに「バーチャルぶらりシステム」が行われているという。

「7月10日にオンエアされた同コーナーでは、北海道のほぼ中央部に位置する人口8000人の町・東川町がPRされていました。リポーターを務めていた陣内智則とアインシュタインは、まずグリーンバックで足踏みだけをするシーンを撮影。そこに、実際に歩道を歩き、周りの景色が変わっていく様子を映した動画を合成し、あたかもその場を歩いているかのようにオンエアしていたのです。ただ、お店の方にインタビューするときは中継をつないで、実際に会話していました。これは、純粋な旅番組というより、バラエティ番組だからこそできる芸当といえるでしょう」(同)

有吉は散歩ロケに恐怖心?

 こうして形を変えながらも続いている散歩番組や旅番組だが、ロケ自体がいっこうに再開されない番組がある。それが『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)だ。

「この番組は有吉弘行と生野陽子アナ、さらにゲスト数組が都内近郊を散歩する番組ですが、4月4日の放送からは、有吉と生野アナがこれまでのVTRを見ながらトークを行う形式となっています。また、最近は『おさんぽアワード2020』と題して、IKKOやアンガールズ田中卓志など、これまでに登場したゲストタレントのなかから、有吉の独断でナンバー1を決める企画がスタートしています。

 同番組は、旅人がひとりの『ぶらり途中下車』や『じゅん散歩』と違って、大人数で散歩するスタイルです。有吉がひとりで散歩するという手もありますが、基本、彼の芸は“人いじり”で成り立っている。かといって、一般人をいじるのには慣れていませんから、結局ほかの芸能人を入れざるを得ないのでしょう。しばらくは、今のような企画が続きそうです」(同)

 また、有吉は、志村けんの死去によって新型コロナを怖がり、番組による“外出”を危険視しているという、まことしやかな噂もある。いずれにしても、こうした散歩番組や旅番組で、人の肌と肌が触れ合う光景は二度と見られなくなるのかもしれない。

(文=編集部)

『ぶらり途中下車の旅』『じゅん散歩』3密回避で“異常事態”に…散歩&旅番組が消滅危機

 新型コロナウイルスの脅威が続くなか、さまざまに形を変えつつあるバラエティ番組。しかし、なかにはスタイルを変えづらい番組もある。そのひとつが、外を出歩き、人と触れ合う散歩番組や旅番組だ。今、それらはいったいどんな状況になっているのだろうか。まずは、高田純次による平日朝の人気番組『じゅん散歩』(テレビ朝日系)だ。

「現在、高田は透明のフェイスガードをつけて散歩しています。一見、奇異に映る姿ですが、それも仕方ないでしょう。ただ、この番組は、はっきり言ってしまえば“適当発言”をかます高田のショーを見るという側面もありますから、人との触れ合いを避けて通ることもできます」(芸能ライター)

“途中下車”のシーンが編集で全カット

 旅人がマスクをしながら歩いているのが、28年続く『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)だ。同番組では、特に人との距離や消毒に関して、かなり気をつけているようだ。

「7月11日の放送では、元フジテレビアナウンサーの小島奈津子がガラス工芸品の店に立ち寄ったのですが、同じくマスクをした店主から『消毒だけしていただければ』と言われ、店先に入ったところで手指を消毒。入店後も、店主は一切カウンターから出ず、ソーシャルディスタンスを保ったまま接客していました。

 小島が店内に陳列されている品物を見るときも店主は近づかず、小島はひとりでリポートしていました。また、店主が数センチしかない小さいサンプルを取り出したときも、小島は一切近寄ることなく、遠目で眺めるばかり。通常なら手に取って感触を確かめるはずですが、そうしたリアクションは“封印”されてしまっていました」(同)

 また、小島が飲食店に立ち寄った際も、店主は奥のキッチンから出ることなく、数メートル離れて接客していたという。

「気になったのは、料理が完成した後です。店主が小島のいるテーブルまで持って来たはずなのですが、オンエアでは、客席に近づく様子は編集でカットされていました。さらに違和感を覚えたのが、これまでは必ずあったはずの『駅に向かい、電車に乗り、そして下車する』という一連の流れが、すべてカットされていたことです。代わりにあったのは、電車が走る景色に路線図が映し出されるという味気のないもの。電車に乗り、下車するというシーンは番組の根幹にかかわる大事な部分なのですが、『仕事とはいえ、3密が予想される電車に乗っているのはいかがなものか』という視聴者からのクレームを想定して、カットしているのでしょう」(同)

地方の“ぶらり”はバーチャルと中継で対応

 前述の2番組は関東近郊のロケが主だが、東京の感染者が増えているなか、地方ロケはさらに厳しいものになりつつあるようだ。

 たとえば、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)には、魅力あふれる地方の村に実際に行き、紹介する「おらが村PR隊!」というコーナーがある。これまではタレントが現地に出向いて体感していたのだが、現在、そのスタイルは取りやめになっており、代わりに「バーチャルぶらりシステム」が行われているという。

「7月10日にオンエアされた同コーナーでは、北海道のほぼ中央部に位置する人口8000人の町・東川町がPRされていました。リポーターを務めていた陣内智則とアインシュタインは、まずグリーンバックで足踏みだけをするシーンを撮影。そこに、実際に歩道を歩き、周りの景色が変わっていく様子を映した動画を合成し、あたかもその場を歩いているかのようにオンエアしていたのです。ただ、お店の方にインタビューするときは中継をつないで、実際に会話していました。これは、純粋な旅番組というより、バラエティ番組だからこそできる芸当といえるでしょう」(同)

有吉は散歩ロケに恐怖心?

 こうして形を変えながらも続いている散歩番組や旅番組だが、ロケ自体がいっこうに再開されない番組がある。それが『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)だ。

「この番組は有吉弘行と生野陽子アナ、さらにゲスト数組が都内近郊を散歩する番組ですが、4月4日の放送からは、有吉と生野アナがこれまでのVTRを見ながらトークを行う形式となっています。また、最近は『おさんぽアワード2020』と題して、IKKOやアンガールズ田中卓志など、これまでに登場したゲストタレントのなかから、有吉の独断でナンバー1を決める企画がスタートしています。

 同番組は、旅人がひとりの『ぶらり途中下車』や『じゅん散歩』と違って、大人数で散歩するスタイルです。有吉がひとりで散歩するという手もありますが、基本、彼の芸は“人いじり”で成り立っている。かといって、一般人をいじるのには慣れていませんから、結局ほかの芸能人を入れざるを得ないのでしょう。しばらくは、今のような企画が続きそうです」(同)

 また、有吉は、志村けんの死去によって新型コロナを怖がり、番組による“外出”を危険視しているという、まことしやかな噂もある。いずれにしても、こうした散歩番組や旅番組で、人の肌と肌が触れ合う光景は二度と見られなくなるのかもしれない。

(文=編集部)

スタバ、夏の“ハズレ”商品4選…手がベタベタのシナモンロール、マックより割高なマフィン

“スタバ”という呼び方でも親しまれている「スターバックス コーヒー」は、国内第1号店となる「銀座松屋通り店」を1996年に構えて以降、着実にファンを増やしてきたコーヒーチェーンだ。

 2018年度の決算公告における売上高は1827億円。業界第2位の「ドトールコーヒーショップ」(19年3月期)が725億円であることから、業界内でも頭ひとつ抜けた存在と言えるだろう。また、国内店舗数においても、スタバの20年3月末時点の店舗数は1553店、ドトールの20年6月末時点の店舗数は1091店と、かなりの差をつけている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、約1100店の営業を休止させていたスタバだが、現在は万全の感染防止対策を取った上で、一部地域を除いて店舗の営業を再開している。

 営業の再開自体は喜ばしいことだが……スタバの数あるメニューのなかには、味や量、価格などの面から、あまりおすすめできないメニューが潜んでいるのも事実だ。そこで今回、リサーチと試食を行い、「この夏、買ってはいけないスタバの商品4選」をチョイスした。さっそくご紹介しよう(価格は税別、ドリンクメニューはトールサイズ)。

バニラ クリーム フラペチーノ/490円

 まずは、19年7月掲載の「スタバ、これまで言いにくかった『味への不評』広まる…『高価格』への納得感揺らぐ」でもご紹介した「バニラ クリーム フラペチーノ」の買ってはいけない理由からご説明しよう。

 清涼感のある真っ白な見た目が特徴となっている、このドリンク。ひんやり感を楽しめるフラペチーノのメニューであり、夏にもってこいとも思えるのだが……問題となるのは、その味。ミルクとバニラシロップを混ぜ合わせ、さらにホイップクリームをのせたという代物なので、暑い季節には不向きなまったりとした味わいとなっているのだ。

 もちろん、甘党の方にはたまらない一品だろうし、シンプルな分さまざまにカスタマイズしやすいという側面もある。バニラシロップを抜けばミルク本来の風味をそのまま味わうことができるなど、アレンジしがいがある商品なのは間違いないところだが……そこまで手間をかけるぐらいならば、別のドリンクを注文したほうが良いと感じる人も多いのではないだろうか。

シナモンロール/270円

「バニラ クリーム フラペチーノ」と同様、19年7月掲載の記事で“買ってはいけない”メニューとしてご紹介した「シナモンロール」。前回は、味のクオリティに不満を持つ人が少なくないことや、商品に触れた手がべたついてしまうことなどを理由として挙げた。

 そんなシナモンロールが今年3月にリニューアルされた。インターネット上には、たっぷりかけられたクリームチーズ入りのフォンダンの風味や、生地のしっとり感が増していて、「以前よりおいしくなった」という感想を述べる人も少なくない。

 しかし、今回の変更に「がっかりした」という声も上がっている。その理由が、一回り小さくなってしまった商品のサイズだ。小ぶりになった分、販売価格が下げられてはいるものの、食べ始めるとすぐになくなってしまって、満足感が得られなかったという人も多かったようだ。

 また、ふんだんにフォンダンがかけられているので、手で食べるとベタベタしてしまうことに変わりはない。決して“夏におすすめの一品”とは言えないメニューであることは間違いないだろう。

あらびきソーセージ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィン/380円

 次にご紹介するのは、「あらびきソーセージ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィン」。全粒粉入りのイングリッシュマフィンに、ソーセージパティ・スクランブルエッグ・チェダーチーズを挟み込んだというサンドイッチである。

 こだわりのイングリッシュマフィンはモッチリとしていておいしく、朝食にちょうど良いボリューム感なのもうれしいポイントだ。しかし、中に塗られているトマトソースと挟まっている具材の味わいが、ややジャンクなところを残念に思った人もいた様子。ネット上には「マクドナルドのマフィンを思い出した」という声もあった。

 ジャンク感があるとはいえ、味のクオリティ自体は高いメニューなのだが……“朝マック”で販売されている「エッグマックマフィン」が単品200円(税込)であることを考慮すれば、コストパフォーマンス的におすすめできないと言わざるを得ないだろう。

ナッツ&フルーツバー/190円

「ナッツ&フルーツバー」は味の面で高い評価を受けることも多いフードメニュー。生地に練り込まれているのは、ブランデーに漬け込んだというクランベリーやレーズン、皮付きローストアーモンドといった香り豊かなナッツやフルーツで、一噛みするごとに豊かな風味が感じられる一品と言えよう。

 ただし、190円という価格設定は強気だと言わざるを得ない。もちろん、その品質には違いがあるものの、コンビニなどで購入できるバータイプの商品には、100~120円程度で販売されているものも多い。栄養の摂取やコスパといった面から、おすすめできない商品だ。

――これからの季節、冷たいドリンクを求めてスタバを訪れる機会も増えることだろう。基本的にはハイクオリティな商品が揃っているからこそ、数少ないハズレを避けるために、この記事を役立てていただきたい。

(文=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

スタバ、夏の“ハズレ”商品4選…手がベタベタのシナモンロール、マックより割高なマフィン

“スタバ”という呼び方でも親しまれている「スターバックス コーヒー」は、国内第1号店となる「銀座松屋通り店」を1996年に構えて以降、着実にファンを増やしてきたコーヒーチェーンだ。

 2018年度の決算公告における売上高は1827億円。業界第2位の「ドトールコーヒーショップ」(19年3月期)が725億円であることから、業界内でも頭ひとつ抜けた存在と言えるだろう。また、国内店舗数においても、スタバの20年3月末時点の店舗数は1553店、ドトールの20年6月末時点の店舗数は1091店と、かなりの差をつけている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、約1100店の営業を休止させていたスタバだが、現在は万全の感染防止対策を取った上で、一部地域を除いて店舗の営業を再開している。

 営業の再開自体は喜ばしいことだが……スタバの数あるメニューのなかには、味や量、価格などの面から、あまりおすすめできないメニューが潜んでいるのも事実だ。そこで今回、リサーチと試食を行い、「この夏、買ってはいけないスタバの商品4選」をチョイスした。さっそくご紹介しよう(価格は税別、ドリンクメニューはトールサイズ)。

バニラ クリーム フラペチーノ/490円

 まずは、19年7月掲載の「スタバ、これまで言いにくかった『味への不評』広まる…『高価格』への納得感揺らぐ」でもご紹介した「バニラ クリーム フラペチーノ」の買ってはいけない理由からご説明しよう。

 清涼感のある真っ白な見た目が特徴となっている、このドリンク。ひんやり感を楽しめるフラペチーノのメニューであり、夏にもってこいとも思えるのだが……問題となるのは、その味。ミルクとバニラシロップを混ぜ合わせ、さらにホイップクリームをのせたという代物なので、暑い季節には不向きなまったりとした味わいとなっているのだ。

 もちろん、甘党の方にはたまらない一品だろうし、シンプルな分さまざまにカスタマイズしやすいという側面もある。バニラシロップを抜けばミルク本来の風味をそのまま味わうことができるなど、アレンジしがいがある商品なのは間違いないところだが……そこまで手間をかけるぐらいならば、別のドリンクを注文したほうが良いと感じる人も多いのではないだろうか。

シナモンロール/270円

「バニラ クリーム フラペチーノ」と同様、19年7月掲載の記事で“買ってはいけない”メニューとしてご紹介した「シナモンロール」。前回は、味のクオリティに不満を持つ人が少なくないことや、商品に触れた手がべたついてしまうことなどを理由として挙げた。

 そんなシナモンロールが今年3月にリニューアルされた。インターネット上には、たっぷりかけられたクリームチーズ入りのフォンダンの風味や、生地のしっとり感が増していて、「以前よりおいしくなった」という感想を述べる人も少なくない。

 しかし、今回の変更に「がっかりした」という声も上がっている。その理由が、一回り小さくなってしまった商品のサイズだ。小ぶりになった分、販売価格が下げられてはいるものの、食べ始めるとすぐになくなってしまって、満足感が得られなかったという人も多かったようだ。

 また、ふんだんにフォンダンがかけられているので、手で食べるとベタベタしてしまうことに変わりはない。決して“夏におすすめの一品”とは言えないメニューであることは間違いないだろう。

あらびきソーセージ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィン/380円

 次にご紹介するのは、「あらびきソーセージ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィン」。全粒粉入りのイングリッシュマフィンに、ソーセージパティ・スクランブルエッグ・チェダーチーズを挟み込んだというサンドイッチである。

 こだわりのイングリッシュマフィンはモッチリとしていておいしく、朝食にちょうど良いボリューム感なのもうれしいポイントだ。しかし、中に塗られているトマトソースと挟まっている具材の味わいが、ややジャンクなところを残念に思った人もいた様子。ネット上には「マクドナルドのマフィンを思い出した」という声もあった。

 ジャンク感があるとはいえ、味のクオリティ自体は高いメニューなのだが……“朝マック”で販売されている「エッグマックマフィン」が単品200円(税込)であることを考慮すれば、コストパフォーマンス的におすすめできないと言わざるを得ないだろう。

ナッツ&フルーツバー/190円

「ナッツ&フルーツバー」は味の面で高い評価を受けることも多いフードメニュー。生地に練り込まれているのは、ブランデーに漬け込んだというクランベリーやレーズン、皮付きローストアーモンドといった香り豊かなナッツやフルーツで、一噛みするごとに豊かな風味が感じられる一品と言えよう。

 ただし、190円という価格設定は強気だと言わざるを得ない。もちろん、その品質には違いがあるものの、コンビニなどで購入できるバータイプの商品には、100~120円程度で販売されているものも多い。栄養の摂取やコスパといった面から、おすすめできない商品だ。

――これからの季節、冷たいドリンクを求めてスタバを訪れる機会も増えることだろう。基本的にはハイクオリティな商品が揃っているからこそ、数少ないハズレを避けるために、この記事を役立てていただきたい。

(文=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

分科会はなぜ東京除外だけの「GoTo」実施に反対しなかったのか? 官邸の言いなりになった医療専門家たちのひどい言い訳

 昨夜、東京除外を決めた「Go Toトラベル」キャンペーンが波紋を広げている。きょう会見をおこなった赤羽一嘉国交相は新たに「若者や高齢者の団体旅行は控えてもらうことが望ましい」と言い出し、さらに除外された都民や都内で宿泊予約をしていた人のキャンセルについても国は補償しないと...

パチスロ新台『ハーデス』DNA継承に続く「激アツ情報」!?「高評価マシン」再臨のウワサ


 パチスロ大ヒット作『アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-』のDNAを受け継いだ新機種が始動だ。

 業界を牽引するユニバーサルエンターテインメント(以下、ユニバーサル)は、ミズホ製『アナターのオット!?はーです』のリリースを発表。機種サイトをオープンし、大きな反響が寄せられている。

 キャラクターなど全体的に「可愛くデフォルメ」されているが、『初代ハーデス』の法則&演出を踏襲した仕上がり。さらに「へるぞーん」「闇天国」といった興味深い要素が盛り込まれている点も注目だ。

 気になるスペックは「ゆるい世界観」ながら本格志向。確率1/6553.6のGOD揃いなどのプレミアムフラグも用意されている。「全回転GOD」であれば、期待値は「2000枚OVER」となっている様子。“冥王”らしい出玉感を堪能できそうだ。

 一撃にも期待できる『ゆるGOD』が間もなく降臨。導入予定となっている9月が非常に楽しみだ。

『アナターのオット!?はーです』への注目が高まっている状況だが、『ハーデス』といえばパチンコ新機種もスタンバイしている。

『Pアナザーゴッドハーデスザ・ワールド』は、1種2種タイプのライトミドルスペック。実質大当り確率が約1/61に上昇するW抽選システムが最大の特徴だ(2種当りの場合はV入賞が条件)。

 時短100回の「GOD GAME」約82%ループ。こちらも「冥王」の名に相応しい一撃が期待できそうな仕上がりだ。導入される日を、待ちわびているファンは多いが…。

 同社に関する興味深い情報は他にも存在する。「7万発」報告も飛び出した“アノ機種”がスタンバイ!? 関係者の間で激アツなウワサが囁かれている。

「ユニバさんに関する噂は多いですが、7月に入り再び話題になっているのは『昨年リリースされたパチンコのスペック違い』に関する情報。候補はいくつかありますが『予想を超える反響を得た作品』といった情報から、『ハイスクール・フリート』が有力視されています。

前作は大当り確率約1/319で、右打ち中の大当りの一部で小当りRUSHが70%ループする仕様。しかも新規則最大の1500発が50%で獲得できる強力な性能で、『出玉7万発』報告も出て大きな話題となりましたよね。

情報通り続編が登場するならば、甘デジスペックが濃厚だと言われています。作り込まれた演出面も好評でしたし、その点を気軽に楽しめる点は非常に魅力。『遊タイム』の有無も気になりますね。続報に注目です」(パチンコ記者)

『ハーデス』シリーズが熱視線を浴びているユニバーサル。噂される「激アツ甘デジ」も降臨させるのだろうか。その動向から目が離せない。