中国、三峡ダム・劉家峡ダム“同時決壊”に警戒高まる…国土の広範囲に壊滅的被害の懸念

 ついに長江流域のみならず、黄河流域でも水害の危険が迫っているようだ。中国のニュースサイト人民網日本語版が21日、記事『黄河で2020年第2号洪水が発生』で伝えた。同記事は「降雨の影響を受け、甘粛省蘭州地域より上流の黄河の水量は増加の一途をたどっている。20日午後8時42分時点における黄河蘭州水文ステーションの水量は毎秒3千立方メートルに達し、黄河で2020年第2号洪水が発生した」と報じ、「予報によると、今後も増水は続くとみられており、龍羊峡ダムや劉家峡ダムではいずれもすでに氾濫警戒水位に近づいている」としている。

黄河のダムは少数民族の自治州に立地、氾濫で政情不安も

 中国中部・湖北省宜昌の長江流域にある巨大水力発電ダム「三峡ダム」では19日、増水による決壊を防ぐために放流が実施された。豪雨の影響で長江の中部と東部の各地で水位は上昇を続け、死者・行方不明者は140人以上、被災者は約2400万人に上っている。さらに、ここで黄河流域でも大規模氾濫が起これば、中国経済への打撃にとどまらず多くの家を失った住民の政府への反感が高まり、政情にも影響を与える可能性がある。 

 蘭州は古くから中国の「西域の玄関口」として栄えてきた都市だ。多くのイスラム教徒を抱える回族(フェイ族)の自治州に隣接し、少数民族が多く居住する。記事中の龍羊峡ダムは海南チベット族自治州に、劉家峡ダムは甘粛省に立地する。回族は中国共産党に信仰が認められたイスラム教「サラフィーヤ派」などの穏健な宗派を中心に構成されている。外務省外郭団体関係者は次のように話す。

「劉家峡ダムは、1960年代から70年代初頭、文化大革命の時代に建造されたダムです。その建設や運転開始に向けて、文革によって追放された多くの人々が携わった施設です。

 また中国政府は回族やチベット族の多い周辺の甘粛・寧夏・内蒙古地区などへ水を供給することで、現地住民の定住化、農民化を図り、生活向上を図る政策をとってきました。

 とはいえ、いまだに漢民族とのわだかまりがなくなったわけではありません。ちなみにこのダムの主な用途は治水ダムであり、その最大の目的は『古くから漢民族の西域の戦略拠点であった蘭州を黄河の氾濫から守ること』だとされています。つまりダムが決壊したり、緊急避難的に放流をしたりして、周辺に被害が及べば、共産党政府への批判が強まる可能性もあると思います」

なぜか中国本土の水害ニュースが低調な日本

 東京都新宿区の台湾観光コンサルタントの女性は、一連の中国本土の水害に関する日本国内の報道の低調さにも疑問を呈する。

「中国の実情に関するニュースの多くが、日本のマスコミで報じられるまでに最低1日から2日程度のタイムラグが起こっていますよね。英BBCやAFP通信などは速報するのですが……。日本の報道機関の皆さんとは、私も何度かお仕事させていただきましたが、中国国内にたくさんの報道拠点を持っていますよね。少し疑問です」

 中国本土の動向は、日本に直結する。注視する必要がある。

(文=編集部)

 

 

健康寿命を延ばすために…運動生理学研究の第一人者が提唱する“簡単ウォーキング”

 

 「人生100年時代」といわれるようになり、日本人の平均寿命は年々伸びている。
ただ、多くの人は単純に「100歳まで生きながらえること」を求めてはいないはず。長生きは健康でないと意味がない。仮に100歳まで生きるとして、あなたは何歳まで自分の足で歩けるだろうか。

■健康寿命を延ばすために 今すぐはじめたい簡単ウォーキング

 多くの人が望むのは「自立した生活を送れる期間」である「健康寿命」を延ばすこと。

 とはいえ、誰でも歳をとれば老化する。そこでやるべきことは、筋力と持久力を鍛えることだ。そのための一つの方法が「筋トレウォーキング」である。

 『健康寿命が10歳伸びる 「筋トレウォーキング」決定版』(能勢博著、青春出版社刊)では、医師であり、運動生理学研究の第一人者である能勢博氏が、基本的な歩き方から応用を利かせた方法、継続のコツを紹介する。

 筋トレウォーキングの効果は、寝たきり予防、生活習慣病の予防・改善、膝や腰の痛みの緩和など。続けることで全身にプラスの効果があるという。

 やり方はいたってシンプルなもの。

1.「速歩き」3分間

 歩いていて息が上がってくるくらいのややきついペースで「速歩き」を3分間行う。

2.「ゆっくり歩き」3分間

 続けて散歩のときのような緩やかなペースの「ゆっくり歩き」を3分間行う。ここで、速歩きで上がった息を整える。

3.「速歩き3分間→ゆっくり歩き3分間」×5回を週4日以上

 「速歩き→ゆっくり歩き」を1セットとし、1日5回繰り返す。これを週4以上行う。

 1週間のうちに合計で「120分以上の筋トレウォーキング」をすることが望ましいとされているが、1日平均にすると15分程度ということで、そこまでハードルが高いとは感じないのではないか。

 ただ、これまでやってこなかったことを習慣化するのは難しい。そこで、本書では3つの継続のコツを紹介している。

1.記録する

 コースを決め、かかった時間を記録する。その積み重ねが自信につながる。また、タイムが短縮されていけば、モチベーションも高めることができる。

2.ライバルを見つける

 よい競争相手を見つけることで、その人に負けないよう筋トレウォーキングに取り組むことができるようになる。身近にウォーキングをしている人がいなかったら、他のことに打ち込んでいる同世代の人をライバルとして見る方法もある。

3.結果を見せる

 ウォーキングの成果を見せる場所をつくる。友人や家族など、一緒にウォーキングに取り組む仲間をつくるのが一番いい。また、成果をブログなどに書くのもいい。自分の頑張りを誰かに認めてもらうことが、運動継続のモチベーションになる。

 歳を重ねれば、自然と体の衰えを感じるもの。それをそのまま放っておくのではなく、筋トレウォーキングを習慣にすることで、10年後、20年後の生活も変わってくるはず。通勤や散歩など、外に出ればすぐにできる筋トレウォーキングを始めてみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

JRA M.デムーロ復活はまだまだ遠い!? 馬質の急落止まらずエージェントも危機感あらわ……ついに質より量にシフトか

 大波乱が続きキャリーオーバーとなったWIN5で先週の開催も終了となり、今週から舞台は札幌、新潟の2場開催へと替わる。

 例年なら行われる小倉開催も3週間なく、3場に分散しなくなる。この影響でいつもは小倉を主戦場にしている騎手や調教師が新潟に集中。飽和状態となることから、多くの騎手が乗り馬の集まらない状況に陥っているようだ。

 これは相変わらず調子が上がってこないM.デムーロ騎手も例外ではない。6月こそ上位人気馬の騎乗も多かったが、7月に入ってからの馬質はかなり下がっている。

「先週は東西合わせて唯一の未勝利厩舎の新馬に乗っていました。これにはトレセン関係者も『調教にミルコが乗っていたのでつい2度見しちゃいましたよ。そこまで騎乗馬が集まらないんですかね』と驚いていたようです。当然ながら人気はなく、レースぶりも見どころのないものでした。

デムーロ騎手のエージェントも最初はいい馬だけ乗るように絞っていたようですが、さすがに1日1鞍、2鞍の日があるなど危機感を持ったようで質より量にシフトしているようです」(競馬記者)

 そこに追い打ちを掛けるのが今週からの2場開催である。関西からは川田将雅騎手や福永祐一騎手や松山弘平騎手などのリーディング上位が揃って新潟に参戦することが濃厚だ。その煽りで有力馬がデムーロ騎手に回ってくる可能性が、低くなることは避けられないだろう。

「今週の重賞はアイビスサマーダッシュの開催がありますが、騎乗馬も確保できていません。楽しみな新馬もいないだけにこの夏も厳しい戦いになるでしょう。また、以前のように精神的に落ち込まなければいいのですが……」(別の記者)

 春の東京開催では9番人気のラウダシオンでNHKマイルC(G1)を見事な勝利に導き、抜群の存在感を見せていたデムーロ騎手。一方で、2015年に同じくJRA所属となった戦友のC.ルメール騎手が、「極上馬質」をキープし続けているのとはあまりにも対照的な現状かもしれない。

 デムーロ騎手は外国人騎手ながらJRAの通算G1勝利数は、競馬界のレジェンド武豊騎手の77勝に次ぐ2位の32勝を誇る名手。過去10年のアイビスサマーダッシュで2勝を挙げており、千直競馬や短距離を得意にしているだけに、騎乗馬がいないことは残念である。

 苦戦が予想される夏競馬を切り抜けて、秋のG1でミルコスマイルが再び見られることに期待したい。

JRA新潟開催で“予行演習”の客入れ再開ならず……。8月中旬以降の予定は「未定」!? 有観客開催に踏み切れなかった要因とは

 20日、JRAは今週末から函館競馬場、福島競馬場をパークウインズとして“制限付き”で営業することを発表した。そのほかにも、7か所のウインズ、J-PLACEでも営業再開することが発表されている。

 これで11日から営業しているウインズ、J-PLACEと合わせて、合計39か所で馬券発売が行われることになった。また、制限内容はこれまでと変わらず、各競馬場の9Rから12Rおよび前日発売レースを発売し、営業時間を14時までとしている。

 その一方、ばんえい競馬と岩手競馬ではすでに有観客開催が始まっている。岩手競馬では21日に交流重賞・マーキュリーC(G3)が行われており、中央競馬にも有観客開催の日が徐々に近づいているように思われる。

 だが、先行きはまだまだ不透明なようだ。すでに8月9日までの無観客開催が決定しているが、その後もどうなるかわからないという話がある。

「関係者の話によると今週末の開催から、客入れを開始する予定だったようです。しかし、東京を中心に全国的に新型コロナウイルス感染者数が増加しているため、無観客開催の継続となったみたいです。政府は8月1日からプロスポーツやコンサートなど大規模イベントの制限を緩和する予定でしたが、見直す方向になっていますし、この先どうなるか見当もつきませんね」(競馬記者)

 現在、東京都の新型コロナウイルス感染者数は200人を超える日が珍しくない状況。17日には、過去最多の293人の陽性反応が確認されている。これは全国においても同様。まだまだ終息の糸口が見つかっていないだけに、JRAも簡単に客入れ再開とはいかないだろう。

 また、22日からスタートする「Go Toキャンペーン」から東京都が除外されていることからも、人の移動を促進する可能性がある中央競馬の客入れとなると慎重になるのも頷ける。

「今のところ騎手や調教師などの競馬関係者から感染者は出ていませんが、マスコミからは感染者が出ているようです。これが競馬界に広がらなければいいのですが……。

それにしても、今の社会情勢を踏まえると国が新たな指針を出さない限りは客入れの決断は難しそうですね。まだまだ有観客開催の延期は続きそうですね」(別の記者)

 秋競馬では客入れを予定しているJRA。いきなり、中山・中京開催での客入れとなれば混乱が起こることが想定される。そのためにも、夏競馬で“予行練習”といきたいところだろうが、なかなかうまくいかないかもしれない。

甘デジ界で「天下取り」!? 『初代・牙狼』超えに続き「超連闘スペック」を発表!!


 7月に入り、パチンコ業界の自粛ムードも収まって、待ちに待った新台ラッシュが訪れた。

 特に甘デジ分野に関しては、『Pひぐらしのなく頃に~憩~』『フィーバー バイオハザード リベレーションズ2 LIGHTver.』といった話題のビッグタイトルが一挙に登場し、大いに盛り上がっている。

 それぞれの機種が「当たりやすさ」と、「並外れた出玉性能」を兼ね備えた“強力なスペック”といっても過言ではない。甘デジ部門で主役となるポテンシャルを秘めた機種が時を同じくして導入された事で、ホールは熱狂の渦に包まれているだろう。

 そして来月には「あの怪物マシン」も登場する。甘デジと「遊タイム」が融合した京楽の話題作『ぱちんこ新・必殺仕置人 TURBO』の導入が控えており、甘デジ界はまさに戦国時代。洗練された新機種の数々に、ユーザーは歓喜する事だろう。

 そんな群雄割拠の甘デジ界へ『牙狼』で知られるヒットメーカー「サンセイR&D」も参戦。初代『牙狼』を超える時間性能を実現した『P10カウントチャージ絶狼』を導入している同社が、「超連闘スペック」を携えて“天下取り”へと名乗りを上げた。

『PA GⅠDREAM駿』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/99.90→1/54.84
■超連闘チャンス(ST)突入率:約40%
■超連闘チャンス継続率:約77%
■ST回数:80回
■時短回数:50回
■賞球数:3&1&2&12
■カウント:7カウント
■ラウンド数:10R or 3R
○○〇

 同社の人気コンテンツ『GⅠDREAM』が甘デジスペックで登場。時短突破型のST機で初当り(1/99.90)後に突入する50回転の時短で大当りを引くことができれば、ST「超連闘チャンス」への道が開かれる。

「本機は、50回の時短が必ずつくという安心仕様です。更に、時短中に当たる確率は約40%と突破型にしてはSTへのハードルは決して高くない印象ですね。好むユーザーは多いのではないでしょうか。

 肝心のSTなんですが、継続率が約77%と連チャン性能はバツグン。更に、右打ち時の70%でMAXラウンドが獲得できる仕様で、万発も十分に射程圏内でしょう。『アマデジなのにG1級!!』とサンセイさんが高々と宣言しているのも納得ですね。

 また、シリーズ伝統の実名騎手や実名馬を使った演出も健在です。まるでリアルな競馬を見ているかのような演出が繰り広げられます。更に、レースの着順で大当りのラウンド数が決まるシステムも、競馬の面白さを引き出しているのではないでしょうか。パチンコファンのみならず競馬ファンも十分楽しめる仕上がりだと思います」(記者)

『PA GⅠDREAM駿』の導入予定日は8月17日。ユーザーの夢である「勝利」をもたらさんとする本機の登場を期待して待ちたい。

JRA大失態で異例の「謝罪」まで発展! アイビスSD(G3)「爆穴」候補は非業の死を遂げた「アノ馬」がサイン!?

 26日、新潟競馬場では夏の名物重賞・アイビスサマーダッシュ(G3)が開催される。昨年のこのレースを制したライオンボスの連覇が注目されるが、虎視眈々と下剋上を狙う刺客にも注意をしたい。

 新潟の直線1000メートル戦という「特殊」な条件。過去にも連覇を達成した馬が複数出ているように、「千直」の適性が重視されるレースでもある。これまでの傾向としても人気が強いのが特徴だ。過去19年の歴史でも1番人気が8勝、2番人気が3勝と、19勝の内、半数を超える11勝を1、2番人気があげている。

 その一方で、荒れるときは荒れるのも特徴で、7番人気が3勝、8番人気が2勝をあげており、過去最も人気薄だった馬が優勝したのはサンアディユ。18頭立てのフルゲートで行われた2007年に単勝77.1倍の13番人気で勝利している。

 二桁人気の大穴だったのも無理はない。同馬はアイビスSDまで芝のレースを使われたことがなく、直前の2戦でもダートで二桁着順に大敗していた。ところが、いざレースが始まるとスタートからハイペースになるやすい千直で、後方からの競馬となったものの、上がり3ハロン最速の脚で見事な差し切り勝ちを収めた。

 次走の北九州記念(G3)こそ7着に敗れたが、フロック扱いされて11番人気に評価の下がったセントウルS(G2)を2着馬に5馬身差をつけて圧勝。スプリンターズS(G1)では1番人気に支持されるまでに評価は一変した。残念ながらアストンマーチャンの激走の前に2着と惜敗したが、京阪杯(G3)を1番人気に応えて勝利。18年の始動戦として選ばれたのがオーシャンS(G3)だった。

 だが、無名のダート馬から、わずか2か月程度で芝のG1でスポットライトを浴びる存在にまで駆け上がったシンデレラストーリーはハッピーエンドとはならなかった。

 単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されたサンアディユだが、隣枠のアイルラヴァゲインが後ろ扉を蹴ったことに驚いたこともあり、ゲートの前扉をくぐろうとするなど長時間に渡って暴れてしまう。さらには、態勢が整わないままゲートが開かれ、大きく出遅れると最下位に敗れた。

 騎手と意思疎通を欠いたままスタートさせた発走委員の対応も物議を醸した。発走委員がゲートの後ろで前扉ではなく、後ろ扉からサンアディユを出す相談をしていたことため、一部の騎手からもスターターの「開けるぞ」という合図が後ろ扉を開ける指示と受け取ったという声もあった。

 そして、この件は最終的にJRAが謝罪会見をするまでに事態が発展。因果関係は定かではないが、不幸なことに当事者となったサンアディユはレース翌日、栗東トレセンの馬房で倒れ、心不全により急死してしまった。

「サンアディユは繊細な馬で元々、音に敏感なところがありました。同馬を担当した厩務員が、落ち着けるように様々な工夫をした結果、克服して素質を開花させた馬でした。

ですが、不運なことに隣の枠から突発的に物音が聞こえたために、平静を失ってしまったことが、アクシデントに繋がってしまいました。春の高松宮記念に向けて大きな期待をされていただけに非常に残念です」(競馬記者)

 今年の出走予定馬にサンアディユと同じく、ダートの1200メートル戦を圧勝したことのある該当馬はゴールドクイーンとモンペルデュの2頭。

 非業の死を遂げたサンアディユとは異なるハッピーエンドが用意されていることに期待したい。

『快傑』突然終了の上沼恵美子、暴走で制御不能…完全孤立で芸能界を干される懸念も

 上沼恵美子がMCを務めるテレビ番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)が終了すると発表された。今月24日の放送回が最後となるが、番組改編期ではないこのタイミングでの突然の打ち切りとあって、さまざまな憶測が流れている。

「『えみちゃんねる』は25年も続く長寿番組で、今でもコンスタントに視聴率2桁台をキープしており、数字的にも好調。多くのファンもおり、打ち切らなければならない理由がない。よほどのことがあったと考えるのが自然でしょう」(テレビ局関係者)

 終了の理由について、22日配信のスポニチアネックスは、上沼の申し出を受けて本人と局スタッフ側が今後の番組方針について話し合ったところ、上沼が「辞めてやる」と逆ギレしたためだと伝えている。

「6月放送の『えみちゃんねる』の収録で、上沼の“強いイジリ”をキングコングの梶原雄太がきちんと返せなかったことに上沼が怒り、あまりに変な空気になったために梶原の出演シーンがほぼカットされ、梶原が番組を降板するという事件が起きた。そのときの上沼の様子について、スタッフの間でも『さすがにやりすぎでは』という声があり、そうした意見をストレートに伝えられた上沼が機嫌を損ねたため、急転直下で打ち切りが決まったと聞いています。

 上沼は芸歴50年を超える大ベテランで“関西お笑い界の女帝”。番組スタッフも世代交代が進んで20も30も年齢が下のスタッフも増え、昔気質の芸人である上沼とは、どうしても考えが合わなくなってくる。梶原へのあの程度のイジリでつべこべ言われて、上沼も“何を甘いこと言っているのか”と嫌気が差したのかもしれません」

 上沼は現在、『えみちゃんねる』を含め4本のレギュラー番組を抱えているが、今後について別のテレビ局関係者は語る。

「ちょっとまずいと思うのは、上沼の夫がカンテレの元役員という点です。夫が長年お世話になった局の番組をまるで一方的に降板するかのようなかたちで終わらせるというのは、いくら上沼でも仁義に反する暴走行為であり、業界的にもタブーといえます。

 今、局の幹部を含めて上沼に意見をできる人など業界にはおらず、誰も上沼をコントロールできず制御不能な状態です。テレビの現場も上沼とは親子ほど年の離れたスタッフばかりになり、局員の“サラリーマン化”も進んでいます。そうしたなかで、昔ながらの芸人である上沼の価値観ややり方に違和感を覚えるスタッフも少なくない。

 上沼がそうした“ペーペーの”スタッフたちの意見に素直に耳を傾けることはないでしょうし、上沼の高額なギャラもあり、今回の件がきっかけで、これまで上沼に対して“ちょっとやりにくいな”と感じていた局側が、コロナによる経営環境の悪化などを理由にして一斉に“上沼切り”に動く可能性もゼロではありません。長年連れ添ったマネジャーが最近去ったという報道もありますが、今の状況が悪化すれば、それこそ上沼は業界内で孤立してしまい、干された状況になりかねないとも感じます」

 多くのファンを抱える大御所芸人だけに、末永く現役を続けてほしいと願うばかりである。

(文=編集部)

 

リアルって、何だ?映画監督・河瀬直美氏に問うた

河瀬監督の作品や日常には、一貫して「生きる」というテーマがあるように思う。生きるとは、自然体であるということ。生きるとは、普遍的な価値を慈しむこと。めでること。生きるとは、刹那の喜びと、重ねた歳月の重みをリスペクトするということ。その思いを、広く世の中と、そして世界の人と共有するために
映像と、真摯に向き合う。作品を通して、人と深くつながりたいと願う。

そうした彼女のスタンスは、ビジネスの世界にも通じるものがあるはずだ。「見えないものこそを、大切に撮りたい」と、彼女は言う。自分でも見過ごしがちな微かな感情の揺らぎであったり、なにげない日常の中にある、素朴な喜びや深い哀しみであったり。その先に祖母が遺した「この世界は、美しい」という言葉の意味を読み解く何かがあると信じているからだ。

毎月の新月と満月の日に、彼女は決まって今は亡き祖母の墓前に赴く。月の満ち欠けのハザマで、彼女は「生きること」と向き合い続けている。10月23日に公開予定の最新作「朝が来る」に続いて、2021年の東京2020オリンピック競技大会の公式映画の監督も務める 河瀬監督に「この時代を生きることの意味」を、シリーズで尋ねてみたい。
 

オンライン時代に、思うこと

非常にざっくりとした話から入るのですが、最近「心ここにあらず」みたいな人が増えている感じがするんです。PCでリモート会議をしながら、スマホで別の会話をして、かかってきた電話にも対応して、おまけにゲームまでして、みたいな。オフラインか、オンラインか、は問題ではないんです。自分のことを見てほしいのに、見てもらえない。そんな不満や不安を抱えている自分も、相手ときちんと向き合ってはいない。対面では絶対にばれてしまっていたことが、簡単に隠せるようになってしまった。

それは、ある意味、心地いいことなのかもしれない。この人今、やたらと冷や汗かいてるぞ、みたいな「恥ずかしい」ことがバレることはないから。

©2020「朝が来る」Film Partners
©2020「朝が来る」Film Partners

リアルとは、人と人との関係性のこと

でも、その分、人との関係性がものすごく薄くなっている。リアルって、人と人との関係性のことだと思うんですよね。親子でも、上司と部下でも、恋人や夫婦でも。時節柄、「密は避けましょう」ということになっていますけど、他人との関係性が薄らいでいくと、なんだか自由になれた感じがする半面、とても心細くなる。なぜ、心細くなるのか。そこにドラマが生まれないからだと、思うんです。ドラマって、決して虚構のものではないと私は思います。だって、そこにこそ人間の真実があるから。それが、リアルということだと。

リアル=ドキュメンタリーということではないんです。人間の心の奥底にある本当の気持ちと向き合う。それを、だれかと共有する。それがリアルということなのではないでしょうか?だって、そこに嘘はないもの。
 

梅雨の晴れ間、奈良公園にて
梅雨の晴れ間、奈良公園にて

東京2020オリンピック・パラリンピックについて

このたび、ご縁があって、2021年に開催される東京2020オリンピック競技大会の公式映画の監督を務めることになったのですが、スポーツこそまさにリアルだと思いますね。というのも、「筋書きのないドラマ」とか「感動を、ありがとう」という言葉に象徴されるように、多くの人が、実はスポーツに「フィクション」(虚構)の要素を期待しているように思うんです。「やってくれました!まさかの金メダル!」のように。私はそれは、違うと思うんですよね。スポーツの魅力は、究極のリアリズムです。まさかも、なにもない。目の前で起きていることは、まぎれもない現実です。

そのリアルの向こう側にある「人間性」や「人と人との関係性」といったものを、ぜひ、私なりに映像化したいと考えています。
 

©Tokyo2020
©Tokyo2020

河瀬直美氏のインスタグラムは、こちら
月満ち欠けに合わせ、新月→上弦→満月→下弦の日の朝8時より新作映画「朝が来る」のオンライントークを配信中。

最新作「朝が来る」公式HPは、こちら
 

生活者自身が選ぶ未来「変化の兆し100の問い」

新型コロナウイルスの拡大により、私たち生活者の価値観やライフスタイルは大きな変化を余儀なくされています。

この不可測な事態においては、未来を“予測”するのではなく、いかにして未来への問いを立て、何を選択していくのか、さらに選択した答えをどう意義あるものにしていくのかが重要になるといえます。

この考え方を実践し、大きく変わる生活者意識を捉え、顧客企業の未来構想を支援するための電通の取り組み、それが「変化の兆し100の問い」(※広報リリース)です。

※本記事は調査レポートの一部となります。レポートデータをご要望の方は記事文末の問合せ先までご連絡ください。
※本記事は調査レポートの一部となります。レポートデータをご要望の方は記事文末の問い合わせ先までご連絡ください。

なお、この記事は、ビジネスプロデューサーである鹿川耕治郎と、ソリューションプランナーである長野隆史の共同執筆となります。広告会社を越えた「ビジネスプロデューシングカンパニー」としての電通の取り組みの一つとしてご紹介します。


<目次>
クルマと移動の「変化の兆し100の問い」調査とは
二極化の先に見えた未来への示唆「Xross Reversible」
新しいアイデアは、Xross Reversibleから生まれる
「変化の兆し100の問い」調査のファインディングス
100の問い+さらなるデータを活用した未来構想支援
本プロジェクトへのお問い合わせ
 

クルマと移動の「変化の兆し100の問い」調査とは

2020年6月下旬、全国16-69歳の男女7000人を対象に、“クルマと移動の未来”にフォーカスし、生活者視点で未来を考察するためのインターネット調査「変化の兆し100の問い」を実施しました。

この調査では、未来の兆しを捉えるために大切にした2つの視点があります。

視点1:広く変化を捉えてこそ見えるクルマと移動の未来

今回の調査は、もともとクルマと移動の未来の兆しを捉えることに主眼を置いたものです。

しかし、クルマに関わる狭い調査項目のみでは、クルマや移動の未来の兆しも捉えることはできないと考え、世界で起こっている生活価値観やライフスタイルの変化、さらには地球環境や社会システムにまで至る広い視点で調査を行いました。

それによって、クルマや移動に限らない事業に対しても示唆を得られる調査結果になっています。

「変化の兆し100の問い」調査の5つのチャプター

チャプター1.地球環境・社会システムの未来の兆し
チャプター2.人類の未来の兆し
チャプター3.移動の未来の兆し
チャプター4.クルマの未来の兆し
チャプター5.クルマの今の兆し

視点2:顕在化していない兆しを対となる2択であぶり出す

先行きの見えない現状で、顕在化していない兆しを捉えるためにも、この調査では「住むなら都市か/地方か」といったように、あえて極端な対となる2択のシングルアンサー100問を問いました。

あえて極端な対となる2択により兆しをあぶり出す手法
あえて極端な対となる2択により兆しをあぶり出す手法

そして、その問いに対して生活者自身が選んだ未来への答えからインサイトを発見し、未来への兆しを捉えようとしています。

二極化の先に見えた未来への示唆「Xross Reversible」

今回の調査では、対となる2択の回答が拮抗もしくは矛盾する項目がいくつか見られました。

Q62

Q60
Q69
Q78
これは単に分断や二極化という話ではなく、物事には必ず表裏があり、これまで両極端に見えていたものが、実は隣り合わせにあること、さらには手を伸ばせばどちらも届くということに気付くきっかけになったとも考えられます。

上記のように、2択の回答が拮抗、矛盾する結果の中に、世界の在り方、私たちの生き方、さらには事業の在り方における未来の兆しを捉えるヒントがあるのではないか?と我々は考えました。

その中で導き出したのが「Xross Reversible(クロス・リバーシブル)」という、未来の兆しを捉える新しい概念です。

「Xross Reversible(クロス・リバーシブル)」

分断・対立するものを柔軟に選び取る、二者択一を前提としないマインド、行動を指す概念。
新型コロナウイルスの発生と自由の制約は、私たちを不安に陥れたというネガティブな面もありますが、一方で本当に必要なものは何かを考えるきっかけになったとも思います。コロナ後の世界では、改めて不必要なものが棚卸しされ、次の時代に進むべきでないものは淘汰されていくでしょう。

その中で、それでも残り続けるべきもの、さらには分断・対立するもののどちらかを捨てるのではなく、対立するものであっても並存させ、意志を持ち柔軟に選び取っていく。そういったマインドセットや価値軸が、変化の激しい時代を生きていくヒントになると考えます。

我々はこの新しいマインドや行動を「Xross Reversible(クロス・リバーシブル)」と名付けました。

新しいアイデアは、Xross Reversibleから生まれる

2択のように思えるこの世界を新たに捉え直すXross Reversibleとは、いったいどのようなものでしょうか?ひとつの仮説的事例を用いてご紹介いたします。

例えば、今回の調査では、
「コロナが収束しても会社に行かずに自宅で仕事をしたい」67%。
「コロナが収束したら会社に行って仕事をしたい」という声が33%。
さらには、
「リモートワークは快適だ」59%。
「リモートワークは孤独だ」41%。

という結果がありました。

Q29

Q30
これはもちろん業種、職種によって変動することは前提としてありながらも、効率性を優先することが、必ずしも最適な労働環境に直結するわけではないという証左でもあると思います。  

例えば、このどちらの欲求も満たす方法はないかに想像を巡らせていくと、対面か否かではなく、価値観でつながるということが、効率を求める人、孤独を解消したい人、双方の欲求を満たすワークスタイルになり得ると考えられます。

さらにその先には、これまでのように組織が定めた本社、支社ではなく、

  • 「同じ価値観を持つ同僚が集うサテライトオフィス」

という形で、価値観で帰るべき場所を決めていく。そんなことが当たり前になっていくかもしれません。

こうしたXross Reversible(クロス・リバーシブル)の考え方は、2択の時代の「次」を考える上で大きなファクターになると私たちは考えています。

この概念を活用することで、ビジネスにおいても、未来構想を発展的に進めていくことができます。

Xross Reversibleを活用してアイデアを整理し新たに出すためのフレームワーク
Xross Reversibleを活用してアイデアを整理し新たに出すためのフレームワーク
事例
フレームワークを活用した、新しい働き方の発見を試みた事例

「変化の兆し100の問い」調査のファインディングス

この調査で得られた主なファインディングスを、5つのチャプターごとにご紹介します。

調査結果は一部抜粋となります。100問すべてを掲載したレポートをご要望の方は、本記事末尾のお問い合わせ先まで、ぜひご連絡ください。

チャプター1.地球環境・社会システムの未来の兆し(全25問)
キーワード:「カオス」から「ピュア」へ

世界が人間本位に不要な多角化を繰り返していたことに気づき、必要なものだけを残し、再配置していこうとする兆しが見えた。

Q2
Q11


チャプター2.人類の未来の兆し(全30問)
キーワード:「窮屈な自立」から「柔らかな自律」へ

これまでの生活における不要不急を削り、過度な他者依存から脱し、意志を持って自分の人生を選び抜く自律的な生き方を志向する兆しが見えた。

Q52
Q55


チャプター3.移動の未来の兆し(全15問)
キーワード:「物理的移動」から「意味的移動」へ

人類は「動かないこと」の価値を見いだしたと同時に、わざわざ行く価値や会う価値があるといった「かけがえのない移動」に関してはこれまで以上に価値が高まる兆しが見えた。

Q62
Q69


チャプター4.クルマの未来の兆し(全15問)
キーワード:「マスプロダクト」から「カインドプロダクト」へ

移動手段という単一的な価値を超え、移動したくなるモチベーションを生み、人間の気持ちを理解し、ともに行動するプロダクトとなる兆しが見えた。

Q78
Q80

チャプター5.クルマの今の兆し(全15問)
キーワード:「ドライブ」から「アライブ」へ

労働環境や家庭環境の変化に伴い、居住スペースもしくはワークスペースなど、本来の用途を超えた役割をクルマに見いだす兆しが見えた。

Q89
Q100


100の問い+さらなるデータを活用した未来構想支援

今回公開するレポートは、未来の兆しを捉える入り口でしかありません。今回ご紹介した100の問いを踏まえて個々にテーマを定め、議論を重ねることが何よりも大切です。

そのために、今回公開範囲外としている多くのデータも活用して分析を進めていくことで、未来構想を発展的に支援していきます。

企業の経営者様はもちろん、経営戦略や事業開発のご担当者様など、自社の未来構想のヒントを捉えたい方は、ぜひお声がけいただければと思います。「変化の兆し100の問い」を活用した、未来像を描くお手伝いを致します。レポートデータをご要望の方は、問い合わせ先までご連絡ください。

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【調査概要】
タイトル:「変化の兆し100の問い」調査
調査手法:インターネット調査
調査時期:2020年6月26日(金) - 6月29日(月)
エリア:全国
対象者: 16~69歳の男女
サンプル数:7000ss
調査内容:新型コロナウイルス感染症による価値観・行動・移動・クルマの意識変化など
調査機関:株式会社電通マクロミルインサイト

■レポートデータをご要望の方は以下までお問い合わせください
「変化の兆し100の問い」チーム
鹿川・長野・宇都宮・赤塚
100q@dentsu.co.jp

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