パチスロ「北斗でオールV」達成……とんでもない「狙い目」台発見!!

 大松のパチスロ「ハイエナ」実戦。今回は2月13日の実戦について書いていきたい。

 この日は昼からホールに向かった。目的は『P花の慶次~蓮』である。「ハイエナ実戦」と冠のついた記事だがたまにはパチンコ実戦の記事を、と打ち始めていく。

 本機は現行のMAXタイプ(1/319)で確変継続率は82%、「初代牙狼」並みの連荘を楽しめるとあって客付きは良好だ。

 しかし流石はMAXタイプ、貸し出しボタンを何度押したか忘れてしまいそうになるほどのハマりもある。図柄が揃う瞬間を見るまでにかかった回転数は実に931回転だった。

 ここはしっかりと確変に突入してほしいところ。大当り中演出の文字は赤い。気合いを入れて天運ボタンを押すと役物が作動、無事に82%継続へと突入した。

 ハマってしまったので20連くらいしたい!と欲をかきたいところだがとりあえずマイナス分だけは返して欲しい。

 特に熱そうな演出もなく100回転を迎えた。継続ジャッジが発生しているが、転落確率は約1/520だ。そう簡単に転落はしない。ここもしっかりと継続させ2連荘目を目指す。

 112回転、右のベロが作動しなくなった。大当りか転落かのサインである。とはいえ112回転、約1/520など引くわけがない。やっと大当りが来たか、と演出を見ていると何やら味方がバタバタと倒れている。

 そして復活も無し。左打ちに戻すように指示を受けるが「なんでやねんっ!」と叫ぶのを堪えることで精一杯だった。

 出玉分を飲ませたところで時計を見ると21時を過ぎていた。この時間から再度大当りを目指すのは危険と考え撤退することにした。結果はマイナス36000円、約1/319が931回転ハマるのに約1/520を112回転で引いてしまうとは……。

 パッとスロットコーナーを見て回ると信じられない光景があった。『パチスロ 北斗の拳 天昇』のコーナーは誰もいない。誰もいないが1台異様な台がある。

 前回605ゲームで激闘ボーナスに当選、188ゲームヤメの台だ。昇舞魂は5つ、恐らくあと60ゲームほどで激闘ボーナスに当選するであろう台だ。

 何度も下皿や台上など物が置かれてないか確認したが、綺麗に何もない。少し申し訳ない気持ちになりながらこの台を打つことにした。

 思惑通り243ゲームに激闘ボーナスに当選、小役レベルは3だが何とか強敵を3人撃破することに成功しATに突入した。

 保留が調子良く色付いていき、複数ラウンドに期待できるとは思っていたが、まさか7個すべて獲得できるとは思わなかった。

 これはまさかまた2400枚の完走に至るのではないか、と思い期待して回していくがATレベルは低かったようで、みるみる保留の調子が悪くなる。

 結果は992枚で終了。もしもATレベル1なのであれば頑張った方である。とはいえ本機への投資は2000円、この結果には感謝しかない。

 地獄に仏とはまさにこのこと。大火傷が小火傷まで軽減することができた。それにしても前任者には少し申し訳ない気持ちになってしまう。
(文=大松)

パチンコ「最高役物」と「マル秘機能」……羽根物ファンを虜にした名機!!

 P機における羽根物としては第二弾となる『PAハネモノ怪盗おそ松さん』。P機ということで「設定」が付いているものの、『羽根モノスカイレーサー』同様、おまけ程度の意味合いとなっている。

 しかも設定差のある直撃大当りを引き当てても最高ラウンドとなる10Rが約束されるわけでも時短が付くわけでもないので、まさに「おまけ」。ゲーム性を含め、直撃大当りに関しては気にする必要はほとんどない。

 こう書くとなんか否定的な印象を与えかねないが、裏を返せば、本機は「純粋な羽根物」として機能していることを意味しているのである。つまり、時短もない、連チャン機能もない、役物による物理的な大当りを重ね出玉を増やしていくタイプのものなのである。

 では、基本的なゲームの流れを説明していこう。

 まずは役物の下にある始動口、いわゆるスタートチャッカーを狙って玉を打ち出す。ここは1チャッカー・2チャッカーを搭載した一般的な羽根物と異なり、すべてこの「ヘソ」で処理される。

「ヘソ」に玉が入ると役物上部にある7セグが始動。停止した数字の数だけ羽根が開放する仕掛けとなっている。停止する数字は「1」「2」「3」が基本となるが、ほぼ9割が「1」となる振り分けになっている。ちなみに、「6」が表示されると直撃大当りの大チャンスとなる。

 次に、羽根から入賞した玉は三段構造の役物で大当りを目指すこととなる。ただ、三段構造とはいっても上段から中段へは必ず移行するので、実質的な障害は2段階となっている。

 では、上段の役割とは何かといえば、搭載されたクルーンの穴から中段に運ばれると約1/2で最終段階となる下段まで到達する、いわゆる「スペシャルルート」として機能しているのである。

 中段には回転盤が搭載されており、2つある下段ルートに直通する当りポケットへの入賞を狙うのだが、クルーンの穴を通らずに手前から中段に移行すると2/12の確率となるが、回転盤の中央が十字型にくり抜かれているので、上段クルーンから真上に落下してくると、下段到達のチャンスが2/4の確率までアップするのである。

 そして、大当りの成否を分ける下段役物。『天下一閃』である。これ以上の説明はない。ただ、玉が下段ステージに到達してから一定の時間に天下一閃役物のハズレ穴を塞ぐシャッター役物が発動するのである。

 はい。Daiichiの役物機を熱心に追いかけているファンならお気づきであろう。本機は『CR NOLSOL』なのである。『NOLSOL』から時短機能をなくし、代わりにラウンド振り分けを付けた羽根物改変マシンとなっている。

 こうやって書くとまた揶揄しているような印象を与えかねないが、個人的には大正解だと思っている。

 至宝『天下一閃役物』の面白さを損なうことなく新たなゲーム性を組み込んだ役物機構として『CR NOLSOL』を評価していたのであるが、いかんせんまとまった出玉を得られる機会となる「GOD GRACE GAME」が遠すぎた。それゆえに、『天下一閃役物』が単なる“装置”に成り下がり、爽快感やカタルシスが霧散してしまったのである。

 しかし、こうして羽根物として「大当り」にリフォーカスすることでその価値を維持したまま、よりフランクに『天下一閃役物』を楽しめるといった矛盾する課題を巧みなバランスで調整できたのである。

 さらに、本機には、最初に『天下一閃役物』を打った時のような感動にも似た「驚きの快感」を体験できる秘密兵器が搭載されている。私はそれを「大崩壊」と名付けたのだが、3回開放当選時にわずかな確率で羽根が超ロング開放し、玉が役物内になだれ込み、各ステージに玉が溢れかえる現象を発生させるプレミアム演出が用意されているのである。

 役物ファンのある種の「夢」がリアルに実体験できるのである。これを味わうためだけでも本機を打つ価値がある。

(文=大森町男)

【JRAフェブラリーS】必見!「武豊とルメールが恐れる馬はコレ!」ダート界の常識を覆す衝撃の穴馬を実名公開!

 2月の東京開催もいよいよ今週末でフィナーレ。その最後を飾るのは、ダート王を決めるフェブラリーS(G1)だ。過去にコパノリッキー、トランセンド、エスポワールシチー、アグネスデジタル、アドマイヤドン、そして地方所属馬のメイセイオペラなどが勝利してきた伝統のレースだ。また武豊騎手は現役最多の5勝(ゴールドアリュール・カネヒキリ・ヴァーミリアン・コパノリッキー・インティ)を記録しており、今年連覇を達成すれば6勝という、もはや誰も達成できないであろう境地に到達する。

 今年は武豊とともに連覇を目指すインティ、安田記念の勝ち馬で根岸S優勝のモズアスコット、JBCクラシックの勝ち馬ケイティブレイブ、マイルチャンピオンシップ南部杯優勝のサンライズノヴァ、ホープフルS優勝馬タイムフライヤー、さらに地方に移籍した元JRA所属でフェブラリーS優勝馬ノンコノユメ、プロキオンS優勝馬アルクトス、みやこS優勝馬ヴェンジェンス、武蔵野S優勝馬ワンダーリーデルといった実績馬が出走を予定。G1・Jpn1級の勝ち馬は6頭を数え、2020年最初のG1レースに相応しい見応えのあるレースとなった。

 過去10年で1番人気は4勝しているが、2014年には最低16番人気コパノリッキーが勝利したほか、過去に何度も穴馬が激走しており、この10年で90万馬券を含め合計3本の10万馬券が飛び出している。果たして今年はどんな傾向なのだろうか。馬券は固く収まるのか、それとも万馬券、いや驚くような高額万馬券が飛び出すのか。様々なリサーチをしてみると、意外な結論にたどり着いた。なんと

「鉄板も鉄板、と言える軸馬、その相手として不足ない3頭の情報を得ています。その中には今でもマスコミがノーマークの穴馬もいますので、配当妙味もグッと上がっていますよ」

 とある競馬関係者が衝撃の事実を語ってくれたのだ。その事実を教えてくれたのは、競馬界最強の関係者集団が集まる「マスターズ」だ。そもそも一般的な競馬マスコミとマスターズの競馬関係者集団は何が違うのか。まずはその差をマスターズのスタッフに解説してもらった。

「人員不足に喘ぐ競馬マスコミが、やっとの思いで記事にする情報を工面(一人の記者の取材内容を新聞各紙で共有することもしばしば)する中、マスターズでは競馬関係者と密接な関係を結び、現場レベルの話を直に入手しています。そのネットワークは東西のトレセンのみならず、現代競馬のカギとなる外厩(育成牧場)や、津々浦々の競馬関係者に至るまで多方面に広がっています。

 競馬において馬券を的中させるためのキーワードは「馬主」「厩舎」「騎手」の3つ。競走馬を勝たせることで、一つの目標を共有するこの三者の本音や裏事情を知ることが、馬券的中への最短ルートなのです。マスターズでは、この「馬主」「厩舎」「騎手」にそれぞれ特化した3つのセクションを組織して情報収集をしています。新聞各紙が無印の人気薄でも、マスターズが掴む現場情報を知っていれば、堂々本命を打って10万円台の配当さえ狙い撃ちできるのです」(マスターズのスタッフ)

 このマスターズ、先週もフェブラリーSと同じコースである東京ダート1600m戦で、マスコミがほぼ無印にしていた11番人気馬の激走を見抜いて3連単11万2500円を的中。さらに4万馬券が飛び出した一昨年のフェブラリーSも的中させており、このコースの傾向や情報は完全に把握している。まさに週末に迫ったフェブラリーS的中の鍵を握る存在なのである。

 マスターズは昨年189本の万馬券を的中、そして今年も万馬券を連発しており、先週(2月15~16日)も11万馬券を筆頭に3本の万馬券を的中。さらに1月25日には、驚くことに3連単40万1980円的中という衝撃の特大高額万馬券を仕留めているのだ。このマスターズの情報こそ、どんなスポーツ紙や競馬専門紙よりも価値があるもの。すべての競馬ファン、そして競馬を始めようと悩んでいるビギナーにも必須のものといえるだろう。

 そして週末に行われるフェブラリーSの最新情報について、マスターズだけが知る衝撃の穴馬を教えてもらえることが判明した。

「それは密かに武豊とルメールが恐れる馬と話題になるほどの情報馬です。さすがにこの場で具体名をあげると、土曜以降のオッズに大きな影響が出ますし、マスコミの印が変わることが考えられます。ですので、ここでは明かせません。しかし、レース当日、特別に公開する無料情報にてその存在を公開します。

 この馬については、マスターズが契約する情報網より特別に無料公開の許可が得られました。普段この関係者情報からは『大っぴらに広めないで欲しい』と釘を刺されることも多いのですが、競馬をも盛り上げるためにプラスとの判断もあり、異例の無料公開が決定したのです。絶対にオススメですので、ぜひ利用して欲しいと思います」(マスターズのスタッフ)

 前述したように、フェブラリーS優勝馬にもっとも近い鉄板級の軸馬、そして高配当の立役者となり得る穴馬、それを完全に独占入手したマスターズが提供する「フェブラリーSの無料情報」。これはもはや競馬ファンにとって事件ともいえるだろう。それもそのはず、このフェブラリーSをきっかけにマスターズの凄さが世に知らしめるかもしれないからだ。

 マスターズは「フェブラリーSの無料情報」だけでなく、独自に入手した様々な情報を無料で公開している。中でも「追い切り注目馬X・秘密の万券ヤリ話・今週の重賞出走馬・平場戦の達人S氏とS氏の右腕が推奨する厳選レース」といった人気コンテンツは必見。これらのコンテンツを有効活用することで、マスターズの凄さと奥深さをさらに知ることができるだろう。

 多くの競馬ファンに注目されてからでは遅い。まずはフェブラリーSの無料情報を今すぐチェックしよう。そして誰よりも早くこのマスターズを使いこなし、フェブラリーSはもちろん、来週から始まるクラシックシーズンに向けて万全の準備をしておきたい。

CLICK→【無料公開!フェブラリーS・3点勝負&穴馬】マスターズ

※本稿はPR記事です。

楽天、国との対立深まる…送料無料化強行、ヤフーに身売りの“ZOZOの二の舞”懸念も

 作業服大手のワークマンが、楽天が運営するインターネット通販サイト「楽天市場」から2月28日に撤退することを決め、3月16日に自前の通販サイトをリニューアルオープンする。楽天経由の販売は、ワークマンのネット通販の2割を占めてきたという。今後は、店舗にある在庫をネットで注文して店舗で受け取るかたちをとる。同社の商品をネットで購入できるのは自社サイトのみ。店頭での受け取りが国内全店(857店)で可能になる。

 楽天が出店者に事実上の送料の負担を強いる「送料無料」を打ち出したこともきっかけとなり、ワークマンは自社サイトの利用を促す。ウォルト・ディズニー・ジャパンは2月14日、楽天市場店を閉め、アマゾンでの出品も終了した。「ディズニーストア店舗及びオンライン店をご利用くださいますよう、よろしくお願い申しあげます」としている。

一律送料無料化を宣言

「店舗の成長につながるのであれば、たとえ政府や公取と対峙しても必ず遂行する」

 楽天の三木谷浩史会長兼社長は1月29日、都内で開いたイベントで、3月18日からの一律送料無料化策を予定通り導入することを改めて明言した。楽天市場の出店者は5万店弱で、各店の代表者ら約4000人が、このイベントに参加した。

 楽天は顧客が3980円以上の商品を購入した場合、沖縄や離島を除き送料を無料にする方針を示している。300店以上が参加する任意団体の楽天ユニオンが「一方的な送料負担で、赤字が増える」と反対を表明し、今回の規約改定が法にあたらないか調査を求める署名を提出、公正取引委員会は店舗側に事情を聞き始めた。公取委は独占禁止法で禁じる「優越的地位の乱用」にあたるかを調査する。

 三木谷氏は、1月29日のイベントで「アマゾン」の名を何度も口にした。楽天は1997年にネット通販、楽天市場を始めた。2000年、日本事業を始めたアマゾン・ジャパンに先行してきた。自社で商品を仕入れて配送する直販事業が主体のアマゾンでは、2000円以上を購入したり、会員制「プライム会員」になれば送料無料で利用できる。これを武器に売上を伸ばしてきた。三木谷氏は「(アマゾンに)負けているのは、送料のわかりにくさにある」とし、「これ(送料一律無料化)をしないと成長できない」と発言した。

 ワークマンの楽天市場からの撤退について、流通業界のトップは「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)の二の舞になるのでは」と呟く。楽天市場から撤退する出店者が相次ぐのではないかとの危惧だ。

ZOZOでは離反が相次ぐ

 アパレル通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOは18年12月、有料会員向け割引サービスを始めた。会員が税別で年間3000円か月間500円支払うと購入額の10%を割引する。割引額はゾゾタウンが負担するというものの、勝手に値引き販売されるわけだから、「ブランド価値が毀損する」との反発が巻き起こった。

 日本アパレル業界のリーディングカンパニーであるオンワードホールディングスを皮切りに、ゾゾタウンからの撤退が相次いだ。ミキハウス、ライトオン、ゴールドウィン、ナイキなど有名ブランドが撤退した。ゾゾは19年5月、有料会員向け割引サービスを終了した。新規事業として始めた独自の採寸スーツを使ったプライベートブランド(PB)商品が不発に終わり、業績が悪化。ヤフーへの身売りに追い込まれた。

 Zホールディングス(ZHD、旧ヤフー)は、ZOZOのTOB(株式公開買い付け)を実施し、発行済み株式の50.1%を4007億円で取得。19年11月、ZHDはZOZOを連結子会社に組み入れた。アパレル各社がZOZOから離反したことは、流通プラットフォームに頼らなくてもやっていける自信がついたことを意味する。主力の百貨店での販売が縮小するなか、アパレル各社は成長著しいネット通販に力を入れてきた。

 一方、ワークマンは、もともと職人の店として作業服や作業用品の販売が中心だったが、商品のラインナップを広げ、トレーニング用などの機能性衣料をヒットさせた。商品を店頭で受け取りやすい仕組みに変え、実店舗への集客や配送コストの削減を進める。利用者はサイト上で全店の商品在庫を確認でき、注文して店舗を指定すると、最短3時間程度で受け取ることができる。

 ワークマンが楽天市場から撤退し、自社サイトをリニューアルする。アマゾン・楽天のネット通販の2強に、実店舗が風穴を開ける挑戦となるのだろうか。

公取委は「実態で判断」

 三木谷氏は2月13日、「送料無料化」を「送料込み」の表記に修正する考えを明らかにした。公取委の菅久修一事務総長は2月19日の記者会見で「形式的な表記ではなく、実態からみて違反かどうかを判断するのが一般的だ」との見解を示した。楽天は「商品価格に出店者が送料を上乗せしやすい表記に変えた」としているが、菅久氏は「不当に不利益を与えていないかを具体的な事実に基づいて判断する」との基本姿勢を明確にした。

(文=編集部)

素材も商品も来ない…新型肺炎で日本ファッション産業が危機、サプライチェーン分断

新型ウイルス肺炎が世界に拡大 武漢市の施設を病院に改造(写真:新華社/アフロ)

1.ファッション産業のグローバル構造

 国内ファッション産業の製品数輸入率はすでに97%を超え、国内生産比率は3%を切っており(2019年時点)、まさに国内生産の在続が危ぶまれている。1990年には国産比率は52.6%であり、成長なき30年がもたらした悲しい現実が横たわっている。

 この30年間に中国のコストアップが続き、中国での生産集中リスクが声高に叫ばれて、アジアの他国へ生産拠点の移転が進められた。いわゆる「チャイナ+1(チャイナプラスワン)」だが、中国からの輸入比率は現在も62.3%に上る。中国ではアパレル製造に必要な糸、生地などの素材関連、付属類が最適に供給されるため、サプライチェーンの起点となっているのだ。

 生産拠点が中国から他国に移転しても、そこに原材料を供給するのは中国である。中国に続く衣料輸出世界第2位のバングラデシュも、労働力は豊富だが、原材料供給は中国に頼る部分が大きい。

 ファッション産業では、糸や生地の素材を提供する企業を「川上」、それらを製品に完成させるメーカーを「川中」、製品をインターネットや店頭で消費者に販売する小売企業を「川下」と表現する。今回は、各段階が新型肺炎によって受ける悪影響を検証していく。

2.春物実需期の2~3月に重なるアパレル企業決算期

「川下」である小売企業にとって、1月のセールが終わり2月は春物の立ち上がり時期である。続く3月は4月からの新年度を前に実需要月を迎え、この期間の売上は年間のうちで大きな比率を占める。

 中国では長期休暇である旧正月の前に出荷された商品が店頭にすでに投入され、例年では旧正月明けに春物が一気に日本に出荷され、店頭を飾る時期である。新型肺炎流行は、中国国内だけでなく日本との物流網も断ち切り、大きな悪影響が出ている。

 日本航空と全日空は3月28日まで中国本土への一部路線を運休・減便すると発表した。中国就航の各国際便は、世界保健機関(WHO)が1月30日に緊急事態宣言を発表する前と比較すると67%減となり、乗客だけでなく貨物の輸送能力も当然大きく減る。そのため国際郵便物も中国向けは大幅な遅れが発生している。また船便も欠航が相次いでいる。

 こうした状況を受け、商品不足だけでなく、店舗で使用する紙袋など中国製備品の品切れも一部ではすでに発生している。新型肺炎流行収束の見通しがつかない現在では、中国に駐在員を置くフォワーダー(国際物流事業者)からの情報も日々変化しており、平常化の見通しはみえない。春物商戦での不安が膨らみ、大手アパレル各社の決算期も2月、3月が多いのも気になる。

3.「インターテキスタイル上海」の延期

「川上」の素材・生地産業界において世界最大規模のテキスタイル展示会「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」と、同時開催の「中国国際服装服飾博覧会」などが3月11日から開催予定だったが、延期が決定した。参加企業は23カ国から3,273社、来場者数は110カ国から9万4,661人(昨年度実績)に上る、ファッション産業関係者が世界中から集まる展示会だが、今回の延期は実質中止と受け止められている。

 例年、このインテキ上海でアパレル各社は来期用の素材をメーカーに発注する。日本からの中小企業の出展も多く、生産計画や売上計画に大きな障害が発生する。ファッション産業は季節性が強く、年間の開発から販売終了までのスケジュールが出来上がっている。3月に生地の手配ができなければ、秋冬物のスタートが遅れる可能性が高くなる。春夏物だけでなく秋冬物にも納期に対する不安が広がる可能性がある。ましてや新しい素材手配や新商品の開発計画にも大きな問題が発生する。この波紋は当然、「川中」へと続いていく。

4.中国縫製工場の問題

「川中」と呼ぶ製造過程においては、原材料の供給不足が起こっている。アパレル商品はボタンひとつ足りなくても完成品とはならない。生地だけ、付属品だけでも、もちろん不可能である。さらに中国特有の出稼ぎ問題が存在する。沿岸部都市にある大型工場では、内陸地の地方都市から来た若い労働者を、工場に併設した寮に住み込ませているのが通常である。同じ村の出身者で部屋をシェアして暮らす。大きな楽しみは旧正月の長期休暇に家族が暮らす故郷へ帰る日である。民族大移動と呼ばれるのは、この一因も大きい。

 今回は新型肺炎の流行がこの時期に重なったことが、湾岸部都市の工場への帰還を妨げており、労働者不足が発生している。工場近くに住む労働者も自宅待機を命じられていたり、地方政府から工場稼働再開の許可が下りていないケースもある。縫製工場にとっては複合的な問題が起きている、中国国内のサプライチェーンが平常化する見通しはまだみえない。 

まとめ

 大和総研は、感染拡大が長期化すると2020年の日本経済がマイナス成長に陥るとの予測を発表した。中国史をひもとけば、新型肺炎の発生源である武漢は、1911年の清王朝最後の皇帝を退位に追い込み、王朝を滅亡させた辛亥革命が始まった都市である。歴史とは時に皮肉な想像を持たせるものである。 

(文=たかぎこういち/タカギ&アソシエイツ代表、東京モード学園講師)

謎だらけの太陽に人類史上最接近…10種の観測装置搭載の探査機、打ち上げに成功

 地上の生物はすべて太陽の恵みを受けて生きていますが、私たちが太陽についていろいろなことを知り始めたのは、ほんのこの10年程度のことです。というのも、太陽は表面温度が6000度、太陽から噴き出すコロナと呼ばれる炎の温度は500万度に達し、強力な電磁波などを太陽風として放出しているために、探査機が接近して観測することができなかったのです。

先端材料が可能にした太陽の直接観測

 素材産業の進展により、炭素繊維やチラノ繊維など宇宙探査機の構造材として重要な軽量かつ強靱で、しかも太陽の高熱にも耐える材料が登場した結果、太陽に接近して観測を行うことができるようになりました。

 近年の宇宙探査で太陽を本格的に観測した代表的な探査機は、NASA(米航空宇宙局)が2010年に打ち上げて現在も運用中の「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」です。SDOは運用開始以来、数百万枚の画像を撮影し世界各国の科学者に提供してきました。その結果、太陽の内部構造、太陽磁場、どのくらいのエネルギーを放出しているのかなど、さまざまな新たな知見が得られています。

 太陽は11年周期で活動が活発になる時期と静かな時期を繰り返していますので、運用開始から10年近くが経過するSDOは、太陽活動のほぼすべてを観測したといえます。その過程で、太陽は私たちがこれまで考えていたような50億年もの長きにわたり人類に恵みを与え続けてくれる母のような優しい存在ではなく、想像を絶する激しさで荒ぶる天体であることがわかったのです。

 たとえば、太陽にも竜巻があります。SDOは12年に太陽の竜巻の観測に成功しました。プラズマでできた太陽の竜巻は地球を何個も飲み込んでしまうほどの大きさで、その回転速度は地球の竜巻の600倍、時速30万kmで、音速さえもはるかに超える速度で吹き荒れていました。このような太陽竜巻は磁場の作用で形成されると考えられていますが、詳しいことはまだわかっていません。

 また、太陽の表面は大きく波打っています。太陽は単純な火の玉ではなく、巨大なプラズマの波が太陽を周回するように渦巻いていることがわかりました。太陽は時々、局所的な大爆発を起こし、それはフレアとして観測されますが、このようなすさまじいエネルギーの放出が太陽全体に巨大なうねりをつくり出しているらしいことがわかっています。太陽表面に現れ、黒いシミのように観測される黒点という現象も、この太陽表面のうねりや大循環が関係していることがわかりました。

太陽にギリギリまで近づくソーラー・オービター

 太陽のことをもっと知りたい。そのために、欧州宇宙機関はNASAと共同で太陽のギリギリまで接近して観測する探査機「ソーラー・オービター」を2月9日に打ち上げました。

 ソーラー・オービターは水星の軌道より内側まで進行し、探査機の温度は520度にも達するため、新開発のチタン製遮熱板で搭載機器を守っています。さらに、これまで観測されたことがなかった太陽の北極と南極の人類初観測をあわせて行います。

 ソーラー・オービターには10種の観測装置が搭載されており、2つのモードで観測を行います。宇宙船周辺の環境を測定し、電界や磁界、通過するエネルギー粒子や波などを検出する環境測定モードと、太陽大気と物質の流出とともに太陽を遠くから撮像し、科学者が太陽の内部の仕組みを理解するのに役立つデータを収集するリモートセンシングモードです。

 それによって、太陽風や太陽磁場はどのようにして形成され、どのようにして放出されているのか。太陽系を包み込んでいるエネルギー粒子は、どのようにして生み出されているのか。太陽が宇宙空間を移動する様子と移動が太陽系に与える影響はどのようなものか。それらの壮大なスケールの観測を2年以上かけて行う計画です。

 SDOは、主に太陽の表面で起きている現象を詳細に観測しています。一方で、ソーラー・オービターは太陽表面の詳細な観測はもちろんですが、太陽系と太陽の関係、宇宙空間と太陽系の関係までも明らかにしようとする野心的なプロジェクトです。観測結果は観測装置の動作試験が完了する打ち上げ数カ月後から得られるようなので、どのようなデータが届くのか、今からとても楽しみです。

(文=中西貴之/宇部興産株式会社 品質統括部)

【参考資料】

Solar Orbiter」(NASA)

更年期の体の不調、プロゲステロン減少も原因…ホルモン補充時はナチュラル?合成?

 プロゲステロンは女性の卵巣でつくられ、妊娠時には胎盤を保持し胎児を育むためにとても大切です。同じ女性ホルモンであるエストロゲンは、女性のライフステージすべてにとって大切であり、更年期に補充することがあると知られていますが、プロゲステロンについては、あまり知られていないのではないでしょうか。今回はその役割についてお伝えします。

 プロゲステロンは脳から指令を受けた卵巣がつくり出すホルモンで、黄体ホルモンとも呼ばれます。黄体、というのは卵巣で卵胞が成熟し排卵したあとに残るもので、胎盤の育成や保持にとても大切です。また、子宮体がんにおいては、プロゲステロンが存在することで子宮を守ってくれることが知られています。

 プロゲステロンは子宮、卵巣において大切な役割をすることはもちろん、女性の全身において、エストロゲンと同じようにライフステージにわたり女性の健康を守っているという考えもあります。医師としての経験上、更年期初期で不調を感じ始められた方のプロゲステロンを測定すると、とても低いことが多いです。プロゲステロンは個人差はあれど30代から次第に減少していき、更年期のあとは卵巣からの分泌はほぼゼロになります。

 更年期の症状はエストロゲンの減少によるもの、とだけ考えらえてきましたが、エストロゲンは実は急激に減少し、閉経に至る前にはむしろ一時的に分泌が急に増えたり、逆に急に減ったりしながら経過する時期もあるのです。プロゲステロンはエストロゲンの分泌が不安定になり激しく増減を繰り返しているときに、すでに減少している場合も多いのかもしれません。

 プロゲステロンには、女性の人生のなかでもPMS(月経前症候群)や更年期の不調(気分の落ち込み、手足の冷え、肩こりなどの血流障害など)を和らげてくれる可能性があります。更年期以降も、エストロゲンとの共同作業で、気分を安定させる、骨を守る、脂質代謝や心臓を守るといった健康へのさまざまな役割があるのではないかと考えられ、今でも研究されています。

合成ホルモンとナチュラルなホルモン

 ところで、ホルモン補充をする場合、合成ホルモンとナチュラルなホルモンの2つの選択肢があります。本来、ホルモンは私たちの身体の中でつくられており、身体にフィットした働きをしています。その身体の中でつくられているホルモンと同じ化学式で表される構造をもつものを「バイオアイデンティカルホルモン(=身体の中に存在するホルモンと同一のホルモン)といい、一般的にはナチュラルホルモンと呼ばれています。

 一方、お薬として用いられるプロゲステロンの中には、合成のプロゲステロンがあります。合成のプロゲステロンは子宮や卵巣に働く効果があるので用いられていますが、その化学式がナチュラルなプロゲステロンとは一部異なっているため、私たちの身体に対しての影響は、ナチュラルなそれとは異なる部分が多々あります。ナチュラルホルモンは、保険適用外となることもあるので、まずはナチュラルホルモンと合成ホルモンの選択肢があることを覚えておかれると良いと思います。

(文=飛田砂織/クリニックシュアー銀座院長、医師・医学博士)

岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠

 ついにもっとも危惧されていたことが起こってしまった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客で、新型コロナウイルスの感染が確認されていた80歳代の日本人男女ふたりが本日、死亡したことが発表されたからだ。  最初から持病のある人や高齢者を船内に留め置きしていることは...

JRA「好調武豊」24勝でリーディング3位も今年重賞は未勝利……京都牝馬S(G3)「伏兵リナーテ」で昨年2着の雪辱へ!

 昨年全国リーディング3位の武豊騎手が今年も好調だ。ここまで川田将雅騎手(32勝)、O.マーフィー騎手(27勝)に次ぐ3位タイの24勝をマークしている。

 ただし重賞では8戦して「0-1-1-6」。1番人気が4回ありながら、期待に応えられていない。23日(日)のフェブラリーS(G1)は1番人気が濃厚のインティに騎乗するが、22日(土)の京都牝馬S(G3)でまずは今年の初重賞制覇を狙う。

 武騎手が騎乗するのは3度目のコンビとなるリナーテ(牝6歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。

 上位人気が予想されるシゲルピンクダイヤとビーチサンバの4歳勢は昨年の牝馬クラシック戦線を賑わせたが、ともにまだ1勝しか挙げていない。一方リナーテは、出走予定17頭の中で最多の6勝を挙げており、メンバーで最も“勝ち方”を知っている馬といえるだろう。

 デビュー前からサトノダイヤモンドの妹ということで脚光を浴びてきたが、本格化したのは4歳を過ぎてから。昨年秋には果敢にスプリンターズS(G1)にも挑戦したが、5番人気9着に敗れた。近4走は1200mを使われてきたが、今回はベストの1400mに距離を延ばし、好走が期待できそうだ。

 初めて武騎手とコンビを組んだ昨年のこのレースは7番人気の低評価を覆し、2着に激走したリナーテ。武騎手とのコンビでは3戦して「0-2-1-0」と勝ち鞍こそないが、いずれも1着馬に0.1秒差の接戦を演じている。また、3戦すべてで人気以上の結果を残しており、人馬の相性はいいといえる。

 課題はリナーテにとって初めての56kgという斤量。キャリア20戦で55kgまでしか背負ったことがなく、走ってみないとわからない部分も確かにある。しかしリナーテは、55kgで「4-1-0-5」と、しっかり結果を残しており、牝馬ながら500kg近い馬格の持ち主。56㎏なら難なくクリアする可能性は高い。

 また、京都牝馬Sは枠順が非常に重要なレースである。同レースが1400mで施行されるようになった過去4年の枠順別成績を見ると、1~4枠は「0-0-1-26」。真ん中より内の枠に入ると脚質にかかわらず厳しいデータが残っている。理想は「4-4-2-17」の5~7枠だろう。8枠だと「0-0-1-10」なので外すぎると割引が必要になる。

 リナーテはサンデーレーシング所属のクラブ馬のため、3月いっぱいでの引退が既定路線だ。結果次第では、これが引退レースになる可能性もある。武騎手はリナーテに有終の美を、リナーテは武騎手に今年初重賞制覇をプレゼントできるだろうか。