昭和大学、なぜ医師主導治験でクラウドファンディングを活用?死亡率1位の肺がん治療の実態

 一般的には、がんは早期発見でなければ治癒は困難という見方が広がっているが、現在は死亡率が高く治療が困難な肺がんも、将来的には死に至る病気ではなく、慢性疾患となるかもしれない。そんな可能性を秘めた研究が、本格的にスタートしようとしている。

 昭和大学は全国の大学や病院と連携し、肺がんに対する新たな免疫療法の確立を目指して、医師主導の治験を開始する。医師主導の治験は人的・経済的負担が多いため、資金調達にはクラウドファンディングを活用する(目標金額2000万円)。医師主導の治験もクラウドファンディングも、昭和大学としては初の試みだ。

 そこで、昭和大学は5月18日に「命を救う新たな選択肢を!肺がんに対する免疫療法の治験を利用した研究」と題したオンライン記者会見を開いた。

死亡率1位の肺がん

 肺がんは1998年には胃がんを抜いて死亡率1位となり、2018年には約7万4300人が肺がんで亡くなっている。これまでがん治療といえば、外科、放射線治療、化学療法が主役だったが、新たな免疫療法薬「免疫チェックポイント阻害剤」の登場などで患者の生存率が向上し、がん免疫療法を受けた患者の中に、治療の効果がカンガルーの尾(テール)のように長く続くケースが存在することが明らかになった。これは「カンガルーテール現象」と呼ばれるものだ。

「今回の治験は、カンガルーテールをいかに押し上げるかの工夫をし、さらに、メカニズムを究明していくことが目的です」(小林真一・昭和大学臨床薬理研究所所長)

 がん免疫療法は従来の抗がん剤を用いる方法とは異なり、自らの「免疫の力」を利用してがんを攻撃する治療法で、抗がん剤に比べて副作用が少ないという特徴がある。一方、効果の点などで未解明の部分も多いため、昭和大学は今回の治験で解明を試みるという。

「今、がん治療で何が起きているかといえば、手術できない進行がんでも、がん免疫治療法により亡くならない患者が出ており、がんはすでに死に至る病ではなく、慢性疾患となりつつあります。今後、カンガルーテールをさらに押し上げ、がんの完治を目指すことも当然考えられます」(角田卓也・昭和大学医学部腫瘍内科教授)

 昭和大学の臨床試験では、免疫を低下させずにがんのみを攻撃する併用療法を導入する。肺がん治療に用いられる薬で、がんが増えるのを防ぐ「ネシツムマブ」という分子標的薬と、がん細胞ができても攻撃できるようにする「ペムブロリズマブ」という免疫チェックポイント阻害薬の2つを併用し、「どのような患者に、より効果的なのか」を科学的に探求する。また、今回の治験では、併用療法の有効性とともに安全性も検証する。

「治験体制は、昭和大学全体で治験するほか、全国の11大学の協力を得て臨床試験を行います。一方、医師主導の治験であるため、どのようにすれば患者さんに効果があるかを見極めたいと考えています」(角田教授)

 さらに、「ネシツムマブ」と「ペムブロリズマブ」の併用療法では患者の便を解析し、腸内細菌の特徴と治療効果の関係を明らかにするという。

「どういう腸内細菌を持っている患者さんに効果があるのか、どのような腸内細菌に変えると効果があるのか、という点についても解析していきたいです」(角田教授)

 吉村清・昭和大学臨床免疫腫瘍学部門教授は「がん微小環境におけるさまざまな細胞がどうなっているかについて、血液で実証実験をすることで、良い環境について調べます。つまり、カンガルーテールを押し上げるために、良い腸内細菌と悪い腸内細菌を探して治療効果を向上し、副作用を減少させたいと考えています」と語った。

 腸内細菌は体の中に約1000種類・数百兆個が生存している。腸内細菌が乱れると、さまざまな病気につながり、がんもその中のひとつであることが、近年の研究で明らかになっている。昭和大学では、AIや複雑な統計解説を使って腸内細菌を調査するという。

「実は腸内細菌のデータは欧米が多く、日本人は少ない。そこで、しっかりと我々が調べていきたいと考えています」(吉村教授)

 また、和田聡・昭和大学臨床腫瘍診断学部門教授は「カンガルーテールを得られる患者さんは、まだ100%ではありません。どういった患者さんが得られるのかといった点についても、明らかにしたい」と述べた。

 これまでの研究成果では、免疫療法治療では特定の免疫能「CD14」を持つ患者がカンガルーテール現象を示すことがわかっている。肺がんのがん細胞には「顔つき」があり、免疫から認識されやすい細胞もあれば、認識されづらい細胞もある。認識されやすいがん細胞の場合、がん細胞が増幅できず、カンガルーテールを得られる可能性が高い。そこで、併用療法でも同様の現象が起きるかどうかについて究明する。

資金調達はクラウドファンディングを活用

 今回の医療主導の治験では、膨大な臨床データの解説や有効症例に関わるあらゆる要素の徹底的な検証に多額の予算が必要となるため、費用についてはクラウドファンディングを活用する。不足している予算を確保するとともに、肺がんに対する免疫療法の治験に関心を持ってもらうことが狙いだ。

「これから、カンガルーテールを押し上げていかなければなりません。免疫療法による根治に向けた戦略としては、第一に免疫療法、次に併用療法、さらに免疫増強併用療法、先ほど吉村教授からあったように腸内細菌を変更していくような腸内細菌療法の流れによって、がんが慢性疾患になる時代が近づき、これからは、がんが不治の病であることの終わりの始まりと考えています。

 がん治療やがん免疫療法の近未来予測としては、2022年にカンガルーテールが50%を、2027年には90%をそれぞれ超えていくのではないか。そして、そのときにはWHOも『がんはもはや死に至る病ではなく、慢性疾患である』という声明を出すと予想しています」(角田教授)

 昭和大学の医師主導治験により、肺がんの免疫療法の歴史は大きく前進しそうだ。

命を救う新たな選択肢を!肺がんに対する免疫療法の治験を利用した研究(クラウドファンディング)

(文=長井雄一朗/ライター)

※本記事はPR記事です。

JRA 武豊「東京2400m大歓迎」とクールキャット絶賛! オークス(G1)近親に「名ステイヤー」メジロマックイーンの血統は、あのG1・6勝馬にも重なるか

 23日、東京競馬場で行われる樫の女王決定戦、第82回オークス(G1)。

 前走、フローラS(G2)で新馬戦以来となる2勝目を挙げ、オークスの優先出走権を獲得したクールキャット(牝3歳、美浦・奥村武厩舎)。手綱を執ったC.ルメール騎手は今回、アカイトリノムスメに騎乗予定のため、武豊騎手と新たにコンビを結成して本番へと臨む。

 19日に美浦で行われた最終追い切りは、栗東から駆けつけた武豊騎手を背に、ウッドチップコースを抜群の手応えで駆け抜けた。騎乗した武豊騎手が、「いい動きだった。状態も良さそう。血統的にも距離が伸びるのは大歓迎でしょう」とコメントしたことからも、デキは間違いなく前走以上であると言えそうだ。

 武豊騎手が「血統的に距離が延びて歓迎」と話すのは、クールキャットの母系が長距離でおなじみのメジロの血統であるからだろう。母メジロトンキニーズは現役時代に34戦3勝だが、そのうちの1勝は今回のオークスと同じ東京2400mで挙げられたものである。また、東京3400mで行われた長距離重賞、ダイヤモンドS(G3)でも2着に入っている。

「クールキャットの4代母であるメジロアイリスは、天皇賞・春(G1)を連覇した名ステイヤー・メジロマックイーンの2代母でもあります。つまり、クールキャットはメジロマックイーンの遠い親戚にあたるということになり、ステイヤーの血が入っています。

メジロマックイーンの主戦を武豊騎手が務めていたのは衆知の通り。この牝系の長距離適性をもっともよく知る武豊騎手だからこそ、『距離が延びるのは大歓迎』というコメントが出たのかもしれません」(競馬誌ライター)

 管理する奥村武調教師も、「母のメジロトンキニーズは東京2400mで良い競馬をしているし、距離はドンと来い」と話し、「デビュー前から東京の2400mが一番合うと思っていた」と太鼓判を押している。

 まさにオークスは絶好の舞台となりそうなクールキャットだが、今後はさらなる“大化け”をする可能性も秘めているかもしれない。

 クールキャットは父スクリーンヒーローに母メジロトンキニーズという、いわばスクリーンヒーロー×メジロ牝系という血統構成になるが、同じくスクリーンヒーローにメジロ牝系といえば、2015年の年度代表馬であるモーリスがいる。

 新馬戦をレコードで勝利し、2歳時には2勝を挙げたモーリス。だがその後はややスランプに陥り、3歳時は春に4戦して未勝利。そのまま休養に入り、年内の競走を終えていた。

 だがその後、吉田直弘厩舎から堀宣行厩舎に転厩したモーリスは、4歳初戦となった若潮賞(当時1000万下)を快勝すると、そこからG1・3勝を含む破竹の7連勝。見事に年度代表馬に輝いた。翌年は香港のチャンピオンズマイル(G1)を快勝すると、前年と同じくG1・3勝を挙げて特別賞を受賞している。

 モーリスと同じ“スクリーンヒーロー×メジロ牝系”の血統構成であるクールキャット。今月1日に右足の甲の骨折から復帰した武豊騎手も、そろそろG1で結果を出したいところ。今週末、クールキャット×武豊騎手の走りには注目しておきたい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

新垣結衣、芸能界引退も視野か…結婚&独立“同時発表”の怪、所属事務所レプロと溝か

「交際はどのメディアも完全にノーマークだった。5年前にドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で共演後、2人の熱愛がたびたび報じられてきましたが、どれもツーショット写真など確固たるエビデンスになるような材料はなく、“噂の域”をすぎないものばかり。今年年始の『逃げ恥』スペシャル版で共演していたこともあり、芸能記者の間では“交際はない”とみられていた。本当に付き合っていたら、さすがに事務所も共演のオファーを引き受けないでしょうから。星野の所属事務所がコメントしているように、昨年の『逃げ恥』スペシャル版の撮影がきっかけで交際がスタートしたとみられています」(週刊誌記者)

 19日に電撃発表され、日本中を驚かせた星野源新垣結衣の結婚。2人は『逃げ恥』で仲睦まじい同居人、そして夫婦役を演じてきただけに、ネット上では多くの祝福の声が上がっている。

「新垣の熱愛話でいえば、7年ほど前に週刊誌で撮られた元ジャニーズの錦戸亮(関ジャニ∞)ぐらい。星野もまだ今ほど売れていなかった10年以上前に、歌手のaikoとの交際が報じられたくらいで、2人ともここ数年は恋愛スキャンダルとは無縁。

 特に新垣は知人らと食事に行ったりという目撃談もほぼ皆無で、プライベートは完全に謎。仕事が終わっても基本的には自宅に直帰するというスタイルで、事務所の後輩の川島海荷など、ごくごく親しい女友達らと自宅でゴハンするのがもっぱらなようです」(週刊誌記者)

 芸能マスコミの間で注目を集めているのが、結婚発表と同時に所属事務所の退所を発表している点だ。新垣は発表コメント内で

「私、新垣結衣はレプロエンタテインメントとの専属マネジメント契約を終了し、今後は個人として活動していくことになりました」

「なお当面は、レプロとのマネジメント契約を一部継続し、引き続きサポートしていただく形で、自分のスタイルをじっくりと構築してまいります」

と綴っているが、テレビ局関係者はいう。

「これまで新垣とレプロの関係が悪化しているという話はなかったが、今回の結婚と独立がまったく無関係だとみる向きは少ない。新垣が主演した2018年放送のドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)が視聴率的にかなり苦戦し、内容的にもネット上で酷評する声も目立ち、そういうことを結構気にするタイプの新垣に事務所は気を配って、その後2年ほど連ドラの仕事を入れなかった。CMや雑誌の仕事などに絞ってマイペースに仕事をさせるなど、事務所が新垣を“大切に扱っていた”のは事実でしょう」

同世代の女優陣と対照的

 そんな新垣とレプロの間で何があったのか――。

「レプロは長谷川京子、真木よう子、内田理央など多くの俳優やモデルを抱える大手芸能事務所ですが、CMの仕事も多い新垣が事務所の“稼ぎ頭”であることは間違いない。その一方、事務所が新垣に仕事を詰め込んでいるという感じではまったくない。事務所としては、これまで新垣をかなり“過保護”に扱ってきただけに、今後の仕事への影響を鑑みて、星野との結婚に難色を示したことで、新垣との間で溝ができたのではないかという話も出ている。新垣の退所コメントのなかに、通常この類の文書ではみられる事務所への感謝の言葉がない点も関心を集めています。

 そもそも、石原さとみや長澤まさみ、綾瀬はるかなど同世代の女優陣がドラマに映画、舞台と仕事が途切れることなく常にフル稼働状態で、どん欲に女優としての道を突き進んでいるのに対し、新垣はかなりマイペース。人気は高いものの“演技派女優”というタイプでもなく、女優という仕事にそこまで強いこだわりがあるようには見えない。

 それだけに、独立と星野との結婚を経て、来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の仕事が終わったタイミングで家庭に入り、芸能界を引退する考えなのではないかという見方が広がっているわけです」(テレビ局関係者)

 また、別のテレビ局関係者もいう。

「新垣はまだ無名だった10代の頃に、同じ事務所の先輩の長谷川京子の“バーター”で出演したドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)がヒットし、さらにその後のグリコ『ポッキー』のCMでブレイクを果たし、以降はトントン拍子で順調に人気女優への階段を上ってきた。もちろん本人の努力もありますが、事務所の強力なプッシュとサポートによる部分が大きいのも事実。新垣はまだ32歳ですがデビューからすでに20年が経過し、もう芸能界に未練はないのかもしれません」

 気になるのはレプロの動きだ。レプロといえば16年に能年玲奈(現のん)の独立問題が世間を騒がせ、17年には清水富美加(現・千眼美子)が突如、退所を発表し、レプロへの激しい批判を展開したことも記憶に新しい。

 さらに今年4月にはモデルのマリエが、約15年前に元タレントの島田紳助さんから枕営業を強要され、相談したレプロから「金輪際、仕事来ないけどいい?」「あそこの(テレビ)制作会社と縁切ったら」などと言われ、事務所のスタッフと共に「紳助さんと“ツーツーだった”制作会社」に謝罪に行かされたとインスタで証言し、物議をかもしている。

「能年や清水の騒動あった数年前には、レプロを離れる社員が相次いでいましたが、少なくても今は特段に問題がある事務所という評判はない。もっとも、経営陣の顔ぶれについては、能年の騒動前からほとんど変わっていないようですが」(テレビ局関係者)

 当サイトでは今年4月12日付で記事『マリエ、能年、清水…芸能事務所レプロの“闇” 所属タレントから告発が相次ぐ理由』を掲載していたが、今回、改めて再掲載する。

―――以下、再掲載―――

 モデルのマリエは4日、Instagramライブに動画を投稿。約15年前の18歳の頃に、元タレントの島田紳助さんから枕営業を強要されたと告白。さらに、関係を持ちかけられた飲み会の場に同席していた出川哲郎と「やるせなす」について「18歳の私を帰さなかったの。(紳助さんを)ヨイショヨイショで」と語り、「出川さんがCMに出てるのも、マジで許せない」などと激しい批判を展開している。

 これを受け出川の所属事務所・マセキ芸能社は9日、「出川本人に確認したところ、(略)お騒がせしているような事実はないと申しております」とマリエの発言内容を否定。「やるせなす」の所属事務所・ワタナベエンターテインメントも「配信の中で話されているような事実はなかったことを確認いたしました」との見解を発表している。

「“元所属タレント”ということで、紳助が所属していた吉本興業は現時点では、コメント発表などの対応はしない方向のもよう。テレビ各局の情報番組なども一様にこの件には触れていませんが、マリエが所属するレプロエンタテインメントや吉本を含め有力芸能事務所4社に関わってくる話なので、よほどのことがない限り、スルーを貫くでしょう」(テレビ局関係者)

 今回の動画で注目されているのが、レプロへの言及部分である。マリエは当時「紳助さんの仕事をするか、しないかで追われて、しないって決めた」上でレプロに相談したものの、レプロから「金輪際、仕事来ないけどいい?」「あそこの(テレビ)制作会社と縁切ったら」などと言われ、事務所のスタッフと共に「紳助さんと“ツーツーだった”制作会社」に謝罪に行ったと証言しているのだ。

能年玲奈と清水富美加

 レプロといえば、新垣結衣や長谷川京子、真木よう子、内田理央など、数多くの俳優やモデルを抱える大手芸能事務所として知られているが、その社名が世間に広く知られるきっかけとなったのが、2016年の能年玲奈の独立騒動だった。

 能年はレプロに所属していた15年に個人事務所を設立。レプロで能年の演技指導を務めていたA氏がその個人事務所の取締役に名を連ねており、能年がA氏に“洗脳”されているという内容が一斉に報道された。そしてレプロとの契約が残っている段階で能年が退社の意思を示し、両者の関係が悪化。16年6月に契約満了を迎えるが、レプロ側は契約延長を求める姿勢を貫き、能年側に送付した文書の中には「契約終了後も『能年玲奈』を芸名として使用するにはレプロの許可が必要」という記述もあったことが明らかになっている。

「能年は14年の契約期間満了前にレプロに退社の意思を示したものの、レプロが拒否し、16年まで契約期間が延長された。能年サイドの主張によれば、その間、能年は書面で事務所に対して“仕事を入れてほしい”と申し入れをしたものの、仕事をさせてもらえなかったといいます。また、12年放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』出演当初、能年の月給が5万円で、その後に増額されたものの20万円だったことも注目されました。

 結局、能年は16年にレプロを退所。芸名を『のん』に改名して活動を続けることになり、一連の経緯を受け、レプロの体質が世間から批判を受けることになりました。

 ただ、たとえば“月給5万円”の件にしても、能年が住んでいた高級マンションの家賃をはじめ、仕事や生活にかかる経費はほぼすべてレプロが負担しており、能年が月5万円だけで生活のすべてを賄わなければならなかったというわけではない。そもそも能年がブレイクするまでにレプロが投下した費用は、レッスン代や生活費、営業コストなどを合算すれば何千万円レベルでは済まない金額でしょうから、その“初期投資”を回収する必要がある。事務所としては労力とカネをかけて育てたタレントがブレイクした途端に“辞めます”となれば、“それは違うでしょ”となるのは当然。そのため、業界内ではレプロ寄りの声も多かったです」(週刊誌記者)

 レプロと所属タレントの対立は、これだけではない。

 清水富美加(現・千眼美子)はレプロに所属していた17年に突如、芸能界引退と宗教団体「幸福の科学」への出家を発表。清水は「幸福の科学」を通じて、以下のようにレプロへの批判を展開した。

「当初は歩合制であったものの、事務所は何もしてくれなかった。次第に稼ぐようになったら、事務所から月給制を持ち出された。お父様から事務所に『厳しいのではないか?』とお話ししたところ、仕事を干された」

「睡眠時間3時間で1カ月31日働いても月給制。ボーナスは支給されなかった」

「嫌な仕事の典型は、水着のDVDであった。嫌で事前に拒否していたにもかかわらず、『もう決まっている』と無理に入れられてしまった。仕事を断ると干されるという恐怖の中で仕事をしていた」

 また、清水もレプロから給与を月額5万円とする契約を迫られ、受け入れていた時期もあったと主張しているが、レプロは清水の告発について、「事実と違うところが多く含まれている」「やりたくない仕事を押しつけたことは一切ない」「仕事の内容、仕事量に見合う適切な報酬を支払ってきた」と反論している。

芸能界の論理

 そして今回のマリエの告発と続いているわけだが、テレビ局関係者はいう。

「レプロは以前から幹部の顔ぶれはほとんど変わっていませんが、能年や清水の騒動あった4~5年ほど前、会社を辞める人が相次ぎ、業界内でちょっとした話題になっていた。そうしたこともあり、現場スタッフの顔ぶれは、数年前からだいぶ替わりましたね。対外的な立場の広報をはじめ、会社としてイメージアップに務めているという印象はあります」

 また、レプロ元社員はいう。

「マリエが話しているレプロ側の言動や対応については、“全然あり得る話”だと思います。紳助が当時テレビの世界で持っていた大きな影響力を考えれば、そこで“紳助を訴えましょう”とはなりませんよ。相手は大御所であり、吉本興業であり、大手制作会社ですからね。他の所属タレントたちの仕事のことも考えれば、そういう対応になるでしょう。

 ただ、こういう対応を取るのは、レプロだけではないと思います。他の事務所でも同じでしょう。レプロとしては、とにかく今は、有力芸能事務所である吉本、マセキ、ワタナベエンタとの関係をいかに悪化させないようにするのかが、重要な問題になっているのではないでしょうか」

 騒動はどのような決着をみせるのだろうか。

(文=編集部)

 

パチンコ驚愕の「ドル箱タワー」を生んだ梅雨の奇跡!「閉店まで連チャン」が止まらない…「5万発」を超えた先に何が!?

 私の住んでいる地域では雨模様の日が多くなっておりますが、近畿地方では平年よりも21日早い梅雨入りを観測したそうです。統計史上最も早いと報じられておりました。

 そのぶん梅雨明けも早いといいのですが、どうやら雨の期間が長くなる傾向があるようなのでガッカリしております。まだ私の地域は梅雨入りしていませんが、そんなのお構いなしと言わんばかりに連日の雨…。湿気のせいで、慢性的な腰の痛みが更に悪化している始末です。

 ただ、湿気の影響があるのは私の腰だけではありません。パチンコ店においても、湿気は大きな影響を与える要素として認識されています。

 以前のコラムでもお話させていただきましたが、湿気が多いとパチンコ島の玉の循環がスムーズにいかなくなって「玉詰まり」が多発する場合があるのです。これはホールの設備にもよると思いますが、少なくとも私が勤めていたホールは梅雨時期になると玉詰まりの対応が100件以上増えていました。

 特に玉詰まりが多かったのが、島から遊技台へ玉を運ぶ補給シュートと呼ばれる部分。スムーズに玉が流れるように清掃&潤滑剤を施したこともありましたが、それでも湿気に打ち勝つ事はできませんでした。

 他にも様々な改善案を試してみましたが、劇的な改善には至らず…。「梅雨時期の玉詰まりは仕方ない」という結論が下されたのです。それほどまでに玉と湿気は密接に関わっているという事ですね。

 そんな湿気に関するパチンコの都市伝説として「雨の日はヘソに入りやすい」「勝ちやすい」というものがあります。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 確かに湿気による影響がありますが、これに関しては都市伝説に過ぎません。玉詰まりは無数の玉がひしめき合う島内で起こるものですし、盤面に発射された1玉の動きが変わるなんて事はないでしょう。

 ただ、そういった事とは関係なく、この時期に「驚愕のドル箱タワー」を建設した強者がおりました。

 ネット上に飛び交う「一撃〇万発」などの衝撃的な出玉報告も霞む奇跡。今回は、そんな「神ヒキ」を目の当たりにした衝撃のエピソードをお話しましょう。

 あれは4年前の雨が降り続ける梅雨の時期でした。私は仕事が休みだったので、朝からホールへ突撃。当時の人気機種であった『CR009 RE:CYBORG』を朝から全ツッパしていたのです。

 この台は大当り確率1/215.57で、初当りの殆どが通常大当りとなります。そこで付与される時短100回転で再度引き戻す事でRUSHへの道が開かれるという時短突破型のハードル高めのマシンでした。

 道のりは険しいですがRUSHの破壊力は強力。3R~16Rの細かく振り分けられた大当りが約90%でループするという、連チャンや一撃を好む私にとって理想的なスペックです。「一撃5万発」など、景気の良い出玉報告がネット上に多数挙がっていたので、それに続けと言わんばかりに夢中になって打ちました。

 しかしながら絵に描いたような展開など滅多に訪れません。初当りの1/3がRUSHに突入しましたが、10連の壁が超えられずジリ貧の展開となっていたのです。

 そのような状況の中で、早番を終えた同期スタッフの同僚が合流。私の隣で『CR009 RE:CYBORG』を連れ打ちする事になりました。「全然出てないじゃないか」と冷やかされながらも、私は大量出玉を夢見て打ち続けたのです。

 すると、初当り獲得に苦しむ私を嘲笑うかのように、同僚が軽々と時短100回をゲット。更にそこで引き戻しが炸裂し、とんとん拍子でRUSHへ突入させておりました。

「悪いね!お先!」と嬉しそうに話す同僚の笑顔は、ハマり続ける私にとって羨ましくも憎らしいものでした。後から隣に座った人が、大連チャンを始めるというのはパチンコあるある。「こういう時は連チャンするんだよなあ」なんて思っていると…。

 10連20連…30連と驚異的なヒキで連チャンが伸びていったのです。「やりすぎ!」と冗談めかした言葉を投げかけておりましたが、それから先に冗談じゃないレベルの大連チャンが待ち構えていたのです。

 40連50連…60連。更に勢いを増していき、同僚も「台がぶっ壊れた!」と興奮した様子でした。終わる気がしないという状態はこのことを指すのでしょう。連チャンするのが当たり前というトランス状態となっていたのです。

 肝心の私はというと、軍資金の5万円を使い果たして撃沈。「ご飯おごるから待ってて!」という有難いお言葉をいただいたので、連チャンが終わるのを休憩コーナーで待っていたのです。

 しかし、いつまで待っても同僚が帰ってきません。様子を見に行ってみると、データ表示器には80連という驚異的な数値がカウントされておりました。この時点で一撃5万発はゆうに超えていたと思います。

 最終的に連チャンは閉店まで続き、取り切れずに終了。夢の100連まであとちょっとだっただけに同僚も悔しそうな表情を浮かべておりました。大台突破とはいきませんでしたが、これだけの鬼ヒキを見せつけられたのは後にも先にもこの一度きりです。

 その後は私も友人の記録を超えるべく、幾度となく『CR009 RE:CYBORG』に挑戦しました。しかし、100連はおろか20連にすら届かないまま多くのホールから姿を消していったのでした。

 この強烈なエピソードは私の脳裏に焼き付いており、梅雨時期になると必ず思い出します。6月には爆裂タイトルの最新作『P牙狼 月虹ノ旅人』が登場しますし、一撃5万発の夢を見られそうな気配。かつて目の当たりにした爆裂を目標に、今後も頑張りたいと思います。

(文=ミリオン銀次)

<著者プロフィール>
 ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。

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メインで使っているクレカランキング、3位dカード GOLD、2位Visa LINE Payクレジットカード、1位は?

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JRA福永祐一「僕が至らなかった」エピファネイアの屈辱から11年!因縁のキズナ産駒ファインルージュでオークス(G1)現役最多勝「武豊超え」に挑む

 23日、東京競馬場で行われるオークス(G1)に、ファインルージュ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)が出走を予定している。

 前走の桜花賞(G1)では、内枠を活かし8番人気ながら3着と健闘。鞍上も引き続き福永祐一騎手と盤石の態勢で挑めそうだ。

 ファインルージュは、好調続くキズナ産駒。ファインルージュが1月のフェアリーS(G3)を制すると、3月にはディープボンドが阪神大賞典(G2)を勝利し、4月にはバスラットレオンもニュージーランドT(G2)を5馬身差の圧勝で飾っている。

 今月も2日の天皇賞・春(G1)では、ディープボンドが2着に好走。翌週のNHKマイルC(G1)ではバスラットレオンがスタート直後の落馬とアクシデントに見舞われたが、同じキズナ産駒のソングラインが2着と健闘し、層の厚さも見せつけた。

 今週のオークスでも、キズナ産駒はファインルージュの他に、忘れな草賞(L)を制したステラリラ、2連勝で矢車賞(1勝クラス)を勝っているハギノピリナがおり、計3頭がスタンバイ。今の好調ぶりからは、産駒のG1制覇も時間の問題と言えそうだ。

 キズナといえば、ファインルージュに騎乗する福永騎手にとっては因縁の相手。エピファネイアで挑んだ2013年の日本ダービー(G1)では、あと一歩のところで勝利を奪われている。

 牡馬クラシック第1戦の皐月賞(G1)では、2歳王者・ロゴタイプの末脚に屈し半馬身差の2着。福永騎手が「なだめるのに2コーナーまでかかってしまいました」と話したように、その燃え上がる気性が距離延長となる日本ダービーでも不安視されていた。

 日本ダービーでは、スタートから内側を意識した進路取りで馬群の中を追走。しかし、馬群がゴチャついた1コーナーでは燃え上がる気性が災いする。

 中団の内ラチ沿いで前に馬を置いて運んだが力みは収まらず、その後3コーナーではバランスを崩し落馬寸前のアクシデント。ただ、エピファネイアはこれで終わらない。

 直線に入って外に持ち出すと、馬群を割って残り100mで先頭。大勢が決したかに思われたのも束の間、大外から一気に差し切ったのが武豊騎手の騎乗するキズナであった。

「あれだけ掛かっていたのに、あらためてすごい馬。だけど僕が至らなかった」

『デイリースポーツ』の取材に対し、そのように語った福永騎手。今年は同じ東京2400mで、キズナ産駒のファインルージュに騎乗する。

 オークスはエピファネイアの母・シーザリオ、ダイワエルシエーロ、ローブデコルテと3勝している得意舞台。近年では2018年のワグネリアンに続き、昨年はコントレイルで同舞台の日本ダービーも制している。

 2013年の日本ダービーから、大きく成長を遂げた福永騎手。オークス3勝は武豊騎手と並ぶ現役最多。久々のオークス制覇で「武豊超え」に挑む。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。

ツイッターの有料プランに「マジでいらない」「誰が使うの」…謎の機能にツッコミ殺到

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

日本人が大好きなツイッターが、“有料プラン”を検討しているそうだ。月間アクティブユーザー数は3億3,000万人とも言われており、日本やアメリカで根強い人気を誇るツイッター。本アカ、趣味アカ、裏垢など複数のアカウントを所有し、用途によって使い分けている人も少なくない。

そんな大人気のSNSサービスが有料プランを出すとなれば、ヘビーユーザーは食いつくはず……と思いきや、その“謎”な有料機能にツッコミが殺到しているようだ。

Twitterの月額330円有料プランの機能とは?

 リーク情報で知られるJane Manchun Wong氏によると、ツイッターは現在、月額2.99ドル、日本円にして約330円の有料サービスを計画しているという。このサービスの名前は「Twitter Blue」。実にツイッターらしく、スマートでスタイリッシュな名前だ。機能は、「ツイートの送信取り消し」や「ブックマークコレクション」などがあり、ほかにもクリエイターやインフルエンサーの限定コンテンツが閲覧できる「Super Follow」なども検討されているようだ。  この機能に、ツイッターでは「マジでい…

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甘デジ「差玉10万発」の大波が押し寄せる!? 驚異の“豪運”を信じた結果は!!

 パチンコとは、スペックから算出されるプラスマイナスゼロの領域を上回る回転数、いわゆるボーダーライン以上に回る台を打ち続ければ必ず勝てる遊技である。しかし、そこには経験や行動力や忍耐などさまざまな要素が求められ、私のように楽して儲けたいと考える輩が常勝の道を築くにはだいぶハードルが高い。

 そこで勝つためにある程度必要なのが「運」となる。ところで、この「運」なるもの、総量が決まっているのだろうか。つまり、一生のうちでその人が発揮できる「運」の量がきまっていれば、たとえば100なら100だけラッキーがやってくる。

 ただ、トータルで収支が収束するのならば、良いことがあれば必ず悪いことが訪れ、結果としてプラスマイナスゼロを迎えることとなる。

 たぶん、後者で考えるほうが幸せで穏やかな人生を過ごせる気はするが、だとすると運に頼ったパチンコを打つ限り収支がプラスになることがないわけで、運が炸裂して10万発を達成できると信じて今日もハンドルを握るのである。

 と、調子が悪いときほどこのような愚にもつかないことを考えてしまうが、本日最初の台となる『Pベルサイユのばら~革命への序曲~』でまさに運命に弄ばれてしまうのである。

 160回と大当りまでいきなり手こずってしまったが、初当りで確変を引き当てると次に小当りRUSHの奪取に成功。これが運良く2回ループし、2000発を超える出玉を獲得するにいたったのである。

 このまま勢いに乗りたい場面で選んだ機種は『Pひぐらしのなく頃に~憩~』。最大84%を誇るRUSHを掴めば2500発以上の出玉を期待できるし、個人的に転落タイプはハマるとすげー連チャンするので力が入る。

 ところが、19回転で初当りを引き当てるもRUSHチャレンジの「真・身隠しモード」で圭一が全然逃げよらへん。すぐにレナにとっつかまってスーパーリーチにまったく発展しない始末。盛り上がる場面が皆無のまま終了することとなった。

 こうしてレナからは逃げられなかったが運はすっかり逃したようで、続く『P義風堂々!!~兼続と慶次~2 』もまたまた19回転でリンケージ発動からボカンとあっさり大当りをモノにする目の覚めるような展開も、義風堂々チャンスは緑・青・青・青・緑とノーチャンス。

 パネル昇格は青→緑のみで終了し、お寒い状況のなかで展開される各武将の名乗りあげが虚しく響き、当然というか必然というべきか、突破ならずでRUSHに届くことはなかったのである。

 いやー、それにしてもまた1種2種RUSHに入らないゾーンに突入したようで、第37回の『まどマギ』以降、7機種くらい連続で1種2種混合機のRUSHチャレンジを失敗している。50%とは。


【E店】
・今回のトータル出玉 -367発(総収支 -5653発)
・実戦機種 3台(計16台/20台)

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支 +12249発】

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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メインで使っているQRコードランキング、3位楽天ペイ、2位d払い、1位はもはや敵なしの〇〇〇

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

QRコード決済サービスのシェア調査の結果が発表された。その中で1位となったのはやはりこれまでも“絶対王者”とされていたサービスで、大きな番狂わせは見られなかったと言っていい結果となった。このまま2021年も業界の勢力図は変わらないのだろうか。

今回は、調査結果から見えてくるQRコード決済業界のシェア争いについて考えていきたい。

PayPay、メインで使うQRコード決済で圧倒的な1位に!

 今回発表されたのは、動画メディア「山田のレゾンデートル」が4月に実施したQRコード決済やクレジットカード決済、電子マネー決済といった各種キャッシュレス決済の「メインで使っている決済」等の調査結果だ。その中のQRコード決済部門で1位となったのは、大方の予想通り「PayPay」だった。「2021 メインで使っているコード決済」の設問でPayPayを選んだのは420人。2位の「d払い」が229人であることを考えると、ダブルスコアに近い圧倒的な支持を得ていることがわかる。  また3位の「楽天ペイ」191人、4位「au PAY」135人までが3桁の回答数で、5位「LINE Pay」(52人)…

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「珍名馬」ババヲナラスクルマが誕生した前代未聞の大事件! 不祥事連発の笠松競馬で実況アナも唖然茫然、一歩間違えれば大惨事だった伝説の競走不成立

 芦毛のアイドルホース・オグリキャップを世に送り出した笠松競馬。今なお競馬ファンから絶大な人気を誇る名馬の故郷にもかかわらず、不祥事を連発している。昨年8月に騎手、調教師ら4人が不正馬券購入問題で引退。これら「八百長疑惑」の関係で、笠松競馬は1月下旬から現在も開催自粛となっている。

 それだけではなく、所属騎手1人が組合管理者指示事項に違反していたことが判明。元・地方競馬騎手が、3月上旬にSNS上で実施した懸賞で金銭を授受していたことも明るみに出た。

 そんな笠松競馬だが、レースでも「前代未聞の大事件」が発生したのが約10年前のこと。2011年1月7日、笠松競馬場で行われた第3R・若竹特別(ダート1800m)のレース中に起こった「ババヲナラスクルマ事件」はもはや伝説となっている。

 レースは5頭立て。フサイチフウジンが先手を主張してハナへ。これを追ってマイネルブラジリエが2番手につける。2頭から2馬身、3馬身離れてリックチャー、オペラテンシ、セイウンロデムが3頭一団となって追う展開。3コーナーを過ぎて逃げていたフサイチフウジンとマイネルブラジリエの差が徐々に開き、最終コーナーを抜群の手応えで迎えた。

 だが、このときに誰もが目を疑うようなアクシデントが発生する。

 本来であれば、直線でいるはずのなかったハロー車(レース後にダートの砂を均すため、ハロー掛けをする車)が2台、いままさにレース中にもかかわらず動いていたのである。

 レース後ならまだしもレース中、最後の直線にハロー車がいることは、安全面においては勿論のこと、公正競馬を行うにもありえない。レースに騎乗していた騎手も驚きを隠せなかったであろうことは容易に想像がつく。2頭は大外に持ち出し、残る3頭は左右にハロー車をすり抜け、5頭全馬が無事にゴールを通過したことで事なきを得た。

「先頭は3番フサイチフウジン、2番手には4番マイネルブラジリエ……」

 実況アナウンサーは何とか平静を保とうとしたが「直線コース」と続けた後、約10秒ほどの長い沈黙……、「直線コース、ババヲナラスクルマが2台出ております」と説明し、辛うじて「3レースは審議です」と話すのが精一杯だった。

 勿論、レースは不成立。馬券に投票された総額786万2000円は全額返金となった。ネットやSNSでは「笠松大障害」などと例えて笑い話にされていたが、一歩間違えれば騎手や競走馬が巻き込まれる大惨事となる恐れもあった。

 このような事態となった背景は1周半を回る1800m戦だったレースで、ハロー車の運転手が半周で終わる800m戦と勘違いしていたことが原因だったことが後に判明する。

 これに対し、岐阜県地方競馬組合は、「深くお詫びし以後、このようなことのないよう、真摯に開催業務を遂行します」と反省の弁を述べたが、謝って済むレベルともいえず、ファンからは競馬史に残る大事件として、現在でも語り継がれている。

 ただ、そんな状況下でプロフェッショナルな仕事を見せたのが実況を担当していた藤原健一アナだ。ザワついていた場内の様子からアクシデントを察知、レース不成立が決定前だったこともあって、冷静に実況を最後まで貫き通したことはさすがだった。

 その一方で、ハロー車という言葉がとっさに出なかったため、「ババヲナラスクルマ」と表現したことが、競馬ファンの遊び心を刺激した。9文字で競走馬の名前に似ていたことで、ハロー車がまるで“珍名馬”のような扱いとなってしまった。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。