タマの大きさも妊娠力に関係?不妊、自宅用の簡単検査キット…早めの病院受診が大切

 不妊の原因は、約半数が男性由来である――ということは不妊治療へ足を踏み入れた夫婦が知る常識だ。男性はそもそも自分が不妊であることを想像しない。また、「自分が不妊の原因だったらこの世の終わり」と1か0かで物事を考えやすく、いざ自分が不妊である可能性が出ても、なかなか受診しない。

 しかし、実際には男性も生活習慣次第で精子の量・質ともに改善できるという。さらに、自宅でも確認する方法が、いくつかあると聞く。産経新聞社は2月、「夫婦で妊活セミナー~不妊治療は男性の覚悟と行動で決まる~」というセミナーを開催。男性不妊の専門家である辻村晃医師(順天堂大学教授)が登壇した。そこでわかった「自宅でもわかる妊娠力簡単チェック方法」をいくつかお伝えしたい。

男性の妊娠力が変わる3大要素

 辻村医師はさまざまなデータを分析して「男性不妊の3大要素」を導き出した。それによると、(1)加齢、(2)勃起力、(3)男性ホルモンの量が関係するという。加齢は致し方ないとして、一番われわれの目にわかりやすいのは(2)だろう。

 だが、男性は同性同士で膨張時の大きさを比較することはできない。せいぜい彼女や妻に質問をすることでしか確認できないが、正直な答えを返す女性はそういないので、答えはアテにならない。そこで登場したのが、硬さを4段階で評価する「(EHS: Erection Hardness Score)」だ。

・グレード1:こんにゃく並み。挿入は厳しい

・グレード2 みかん並み。挿入は難しい

・グレード3 グレープフルーツ並み。挿入はできるが、完全ではない

・グレード4 りんご並み。完全に硬い

 筆者はサンプルとなるゴム状の棒を触ってきたが、グレード4(りんご並み)は「こんな人類はいるか」と思うくらいの硬さだった。おそらく、自分は硬いと思っている男性でも、グレード3くらいではないだろうか。もし生殖機能に関して悩みがあれば、男性不妊治療に強い泌尿器科などで相談してみよう。

 蛇足だが、辻村医師によると大きさは一切関係ないとのことだ。

妊娠力は変わる

 3大要素には入っていないが、男性不妊外来では触診で「タマの大きさ」を確認するという。実はそのサイズも妊娠力に関係し、大きく硬いほうが精子の数・運動能力も高いという。

 客観的に自分のサイズを測るには、計測器を使用する方法もある。

 こちらの計測器は、オーキドメーターという。うずらの卵より少し大きいくらいなら、妊娠力に問題なしとされるようだ。

さらに自宅で調べたいなら検査キットを使おう

 さらに自宅で調べてみたい方には、スマホでチェックできるキットがある。リクルートが出している「Seem(シーム)」は、自分の出した精子をスマホで閲覧でき、それだけでなく運動率と量を測定できる。

 実際には奇形率や直進率(精子の中には頭が2つあるなど奇形で受精に適さないものや、まっすぐ進めないので卵子にたどり着かないものがある)なども調べなければ最終確定できないため、最後は泌尿器科や婦人科で検査することになる。

 自宅検査キットは「自分の妊娠力をチェックできる」のが大きなメリットだろう。そこで自分の妊娠力に課題がありそうならば、改めて受診するチャンスにもなる。冒頭で書いたとおり、男性不妊も治療や生活習慣次第で改善できる事例が多い。たとえスマホに1つも精子が写らなかったとしても、治療により子供に恵まれるケースもある。

 加齢が妊娠力に影響する以上、行動は早いほうがいい。まずは手始めに自宅でチェックしては、いかがだろうか。

(文=トイアンナ/ライター)

安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言!「37.5度以上4日以上」の相談目安に異論があったことも隠蔽か

 公文書の改ざんという国家的犯罪を繰り広げた政権が、反省など微塵もなく、新型コロナで情報隠蔽を正当化した。28日、政府の専門家会議の議事録を政府が作成していないと共同通信が伝えたが、菅義偉官房長官は昨日29日、“議事録は残さなくても問題はない”と主張したのだ。  政府は今...

事務所の注意も無視…竹内涼真、“二股&恋人ポイ捨て”体質の新証言 白ベンツでデート

 あの人気俳優に熱愛の噂に加え、緊急事態宣言下での“3密”ドライブ外出の疑いが浮上している。

 29日発売の週刊誌「フライデー」(講談社)は、竹内涼真とモデルで女優の三吉彩花の熱愛を報じている。2人は東京が緊急事態宣言下の5月、複数回にわたり買い物デートを楽しむほか、マスクをせずに計5人でドライブに興じたり、郊外の知人宅に長時間滞在したりしていたという。

 竹内といえば2018年に女優の吉谷彩子との熱愛が報じられていたが、週刊誌記者は語る。

「『フライデー』によれば竹内は今年4月に吉谷との同棲生活を解消し、その前後から三吉との交際を始めたとされていますが、これが事実なら“二股”ということになります。業界では有名な“竹内の白ベンツ”でサングラスをかけた竹内が三吉とデートする写真もばっちり撮られており、二股と緊急事態宣言下での堂々の外出も重なり、爽やかなキャラが売りの竹内にとっては大きなイメージダウンにつながりかねません」

 記事によれば、竹内は同棲していた吉谷を追い出すかたちで一方的に別れを告げたとなっているが、竹内を知る人物は語る。

「『追い出した』という表現はさすがに“盛って”いるのでないかと思われるかもしれませんが、おそらく本当だと思います。竹内は独りではいられないというか、寂しがり屋っぽい部分があって、常に交際する女性がいないとダメなタイプなのですが、その一方で半同棲のような状態になるとすぐに相手に飽きてしまうみたいです。そうなると交際中の女性がいるにもかかわらず、他の女性に興味がいって頻繁に会うようになるのですが、なぜか彼女に浮気がバレるのを警戒している様子もなく、ちょっとそういう抜けたところというか、『え?』って思っちゃうところがあるんですよね。本人にはまったく悪気はないんですが……。

 三吉を“ポイ捨て”したような書かれ方をしていますが、過去に付き合っていた女性にも同じような別れ方をしていますよ。竹内にしてみれば、“別れる・別れない”という話し合いを長々とするのが単に面倒なだけなんでしょう。現場でも年上の大御所女優たちに可愛がられていますし、黙っていても女性が寄ってくるので、困ることはないんですよ」

 そんな竹内を所属事務所のホリプロも苦々しく思っているという。

「過去に竹内が熱愛を報じられた相手は、吉谷と三吉以外にもいますが、爽やかで真面目というイメージに人気が支えられ、CMの仕事も多い竹内だけに、事務所も竹内に何度か注意していますよ。しかし、どうも竹内は意に介さず、危機意識が感じられないようなんです。本人に“人気俳優だから許される”という感覚があるようにみえるといい、事務所も細かい私生活までは制御できず、いつか大きなスキャンダルを起こしてしまうのではないかと心配しているみたいです」(芸能事務所関係者)

 竹内が自分を見失わないように願うばかりである。

(文=編集部)

 

JRA日本ダービー(G1)武豊サトノフラッグをO.マーフィー、L.ヒューイットソンが本命視!? 「評価を下げてはいけない馬」「ダービー向き」若き天才騎手たちが“イチオシ”する理由

 31日に東京競馬場で行われる3歳の頂上決戦・日本ダービー(G1)について、春のクラシック戦線で存在感を放った名手が独自の見解を語っている。

「もうすぐ日本ダービーですね」

 そう日本への思いを語たったのは『デイリースポーツ』のインタビューに応じたL.ヒューイットソン騎手だ。

 詳細はぜひインタビュー記事をご覧いただきたいが、3月の弥生賞ディープインパクト記念(G2)から、初の日本参戦を果たした南アフリカの若き天才騎手は、ガロアクリークとのコンビでスプリングS(G2)を勝利。本番の皐月賞(G1)でも3着と、その手腕を日本の競馬ファンに見せつけた。

 惜しむらくは、ヒューイットソン騎手が初の短期免許だったことだ。JRAでは、初の短期免許となる外国人騎手には最大2カ月間の騎乗しか認めておらず、ヒューイットソン騎手は泣く泣く皐月賞の翌週の騎乗を最後に南アフリカへ帰国することに……。

 これには本人も「できれば、もう1カ月滞在してガロアと一緒にダービーに挑戦したかった」と相棒への“未練”を語っている。スプリングSが6番人気、皐月賞が8番人気とたびたび波乱を演出した名コンビだけに、日本ダービーで見たかったファンの多いはずだ。

 そんなヒューイットソン騎手が、ガロアクリークの次に「評価を下げてはいけない馬」と警鐘を鳴らしたのが、皐月賞5着のサトノフラッグ(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

 弥生賞ディープインパクト記念を勝ち、皐月賞ではコントレイルに次ぐ2番人気と、サリオスよりも支持されていたサトノフラッグ。結果は5着と「3強」で唯一馬券圏内を外すなど、コントレイル、サリオスとは勝負付けが済んだ感もある。だが、ヒューイットソン騎手は「潜在能力は皐月賞1、2着馬にも引けを取らない」と極めて高い評価を与えているようだ。

「これには未勝利戦と1勝クラスで騎乗したO.マーフィー騎手も同調していましたね。サトノフラッグとのコンビで東京の未勝利戦と、中山の1勝クラスに騎乗して、どちらも3馬身差で快勝したマーフィー騎手ですが、明らかに『ダービー(東京)向き』と語っています。

中山の皐月賞でコントレイルとサリオスに力の差を見せつけられたサトノフラッグですが、ヒューイットソン騎手もマーフィー騎手も東京コースに替わるダービーで、再び『3強』の争いに持ち込めるだけの潜在能力があるとみているようです」(競馬記者)

 またサトノフラッグを高評価しているのは、当然陣営も同じだ。

「管理する国枝調教師は、以前から『(厩舎の)牡馬の歴代No.1』とサトノフラッグに最大級の評価を与えています。皐月賞は仕上げ過ぎて本来の走りができなかったことを受け、今回はソフト仕上げ。

動きは良いですし、取材陣には『(来週の安田記念に出走する)アーモンドアイの方がよく聞かれるな』と余裕の“取材リクエスト”。逆に言えば、それだけ仕上げに自信があるということでしょう」(別の記者)

 そんなサトノフラッグの手綱を執るのは、ヒューイットソン騎手もマーフィー騎手も「リスペクト」と口を揃える武豊騎手だ。サトノフラッグを「(父の)ディープインパクトに似ている」と語るダービー5勝の名手は、“飛ぶ”ような走りを復活させることができるか。一発逆転の可能性は、決して小さくないのかもしれない。

JRA福永祐一「穴があったら入りたい」日本ダービー(G1)22年前の悪夢……大本命コントレイルで示したい進化

 2020年5月31日の日曜日、第87回東京優駿・日本ダービー(G1)が行われる。

 今年はコロナウイルスの影響で無観客開催となってしまったが、ディープインパクト以来となる無敗の、そして令和初の三冠馬にコントレイルが王手をかけられるかどうか――。最大の焦点はそこにある。

 同馬はここまで4戦4勝。新馬戦を快勝し、続く東京スポーツ杯2歳S(G3)も圧勝。暮れのホープフルステークス(G1)も勝利し、休み明けの皐月賞(G1)は不利を克服して快勝と敵なしの存在だ。

 父がディープインパクト、キズナとワンアンドオンリーで日本ダービーを勝利したノースヒルズの生産で、馬主はノースヒルズの前田晋二氏。管理するのは栗東の名伯楽・矢作芳人調教師で、鞍上は福永祐一騎手。まさに超一流のスタッフである。

 ここまで順風満帆、何の狂いもなく調整できているとの報道もあり、当日はかなりの支持を集めるはず。懸念材料は陣営も度々口にしていた距離の壁、そして当日の過度なイレ込みだろうが、福永祐一騎手の騎乗も大きなポイントになりそうだ。

 福永騎手が初めて日本ダービーを制したのは2018年のワグネリアン。これは1998年の初騎乗から19度目の騎乗で成し遂げたもの。この事実からも、いかにダービーの壁が高いかがわかる。

 最近の競馬ファンからすれば、福永騎手と日本ダービーを連想して最初に浮かぶのはワグネリアンかもしれない。しかし古い競馬ファンであれば、彼がデビュー3年目に騎乗した1998年のキングヘイローではなかろうか。

 1997年にデビューしたキングヘイローは、福永騎手を背に3戦3勝で重賞を勝利し、一躍クラシック候補に名乗りを上げた。そして1998年の皐月賞は、福永騎手の好騎乗もあってセイウンスカイの2着に好走。父が欧州の名種牡馬ダンシングブレーヴということもあり、続くダービーはスペシャルウィークに続き、単勝3.9倍の2番人気に支持された。当時デビュー3年目の福永騎手は、ダービー初騎乗で初勝利という偉業に挑んだのである。

 しかしレースはキングヘイローがまさかの暴走……。デビュー以来「逃げ」たことがなかった同馬が、1000mを60秒6のラップで逃げを打ち、最後は見せ場もなく14着に敗退した。

 前年にダービーを逃げ切ったサニーブライアンが1000mを61秒5、ミホノブルボンは61秒2、キングヘイローは当時史上2番目となる速いラップであり、明らかにハイペースだった。まさかの結末に、キングヘイローの馬券を購入した競馬ファンから怒号が飛び交ったほどだ。

「頭が真っ白になってしまい、なぜかスタートして仕掛けてしまった。直線は穴があったら入りたい気持ちだった」

 レース後、福永騎手はそう語っていたように、完全にレースで舞い上がってしまい、自分とキングヘイローをコントロールできなかった福永騎手の技量不足と経験不足が最大の敗因であった。無論、競馬の結果には様々な理由があり、敗戦のすべての責任が福永騎手にあったわけではないが、あまりにも酷なレースだった。

 当時デビュー3年目の福永騎手は、1年目に武豊以来となる新人で50勝を達成、2年で100勝をクリアして重賞も勝利。名手だった父・福永洋一元騎手の息子としてだけでなく、実力も兼ね揃えた期待の若手騎手として大きな評価を受けていた。

 だが、やはり21歳の若手にとって、日本ダービーというレースは今まで感じたことがない緊張とプレッシャーがあったのだろう。

 しかしこのダービーの経験は後に大きな財産となったはずだ。その後の活躍は周知のとおりで、ダービーを含め数々のG1レースを勝利。海外でもG1を勝ち、そして出会ったコントレイルという最高の相棒。

 もし、あのキングヘイローでの惨敗がなければ、ここまで騎手として成長することはできなかったかもしれない。そして2018年のダービー制覇も、キングヘイローが導いてくれたものともいえよう。

 福永騎手が初めてダービーに騎乗したのは1998年、今年で21回目のダービーだ。しかし今年のダービーは、初めて皐月賞馬で挑む一戦であり、三冠がかかったレース。そして初めて、すべての馬にマークされる立場となるレースだ。

 5番人気という気楽な立場だったワグネリアンとも違い、これまでとは違ったプレッシャーを感じるだろう。しかしキングヘイローのダービー、そしてワグネリアンのダービーで経験した惨敗と勝利が、このダービーで大いに活きるはずだ。

 人気を背負ってダービーを勝てるかどうかは、超一流騎手への登竜門ともいえよう。ぜひそのプレッシャーを跳ねのけ、大きな勲章を手にしてほしい。


 ■福永祐一 日本ダービー騎乗成績
 1998 キングヘイロー  14着
 2000 マルカミラー   17着
 2001 プレシャスソング 8着
 2003 エイシンチャンプ 10着
 2004 メイショウムネノリ 17着
 2005 アドマイヤフジ   4着
 2006 マルカシェンク   4着
 2007 アサクサキングス  2着
 2008 モンテクリスエス  16着
 2009 セイウンワンダー  13着
 2010 リルダヴァル    12着
 2011 ユニバーサルバンク 10着
 2012 ワールドエース   4着
 2013 エピファネイア   2着
 2014 レッドリヴェール  12着
 2015 リアルスティール  4着
 2016 レインボーライン  8着
 2017 カデナ       11着
 2018 ワグネリアン    1着
 2019 ランフォザローゼス 7着

JRA 日本ダービー(G1)は「西からの刺客」に注目!? 超強力“タレコミ”から紐荒れで狙える伏兵が浮上

 競馬の祭典・日本ダービー(G1)。2017年に生産された7262頭のサラブレッドの頂点を決める1戦が、今年も東京競馬場で開催される。新型コロナウイルス感染拡大防止の一環で、無観客という異例の状況で行われることになったが、出走馬を管理する栗東関係者たちの熱の入れようは例年と変わりはない。2冠を狙うコントレイルが有力視されているものの、それを阻むことを目論む”西からの使者”の情報が編集部にもたらされた。一部を紹介しよう。

 巻き返しに躍起になっているヴェルトライゼンデ(栗東・池江泰寿厩舎)。

 昨年のホープフルS(G1)では勝ち馬コントレイルから0秒2差の2着。クラシックでも期待された存在だったが、スプリングS(G2)を2着で終えると、皐月賞(G1)では4番人気ながら8番人気と大敗。だが、鞍上の池添謙一騎手はレース後に「3コーナーから4コーナーではのめり出しました」と道悪が敗因だったと語り、「これから良くなってくると思います」と前を向いていた。

「皐月賞のときはまだ緩さがありましたが、ダービーに照準を合わせただけあって状態はピークの様子。スタッフは『馬体に実が入ったことで、加速も手前の交換もスムーズにできるようになってきた』と目を細めていました。

 大物感には欠けているものの、『掲示板ならば載る可能性はあるし、展開が向けばさらに上も』と意欲を見せていました」(栗東関係者A)

 3連系の馬券に入れておくとオイシイ思いができるかも!?

 ”大魔神”こと佐々木主浩氏が所有する新星ヴァルコス(栗東・友道康夫厩舎)。

 デビュー当時は佐々木氏所有の評判馬ブラヴァスの影に隠れていたが、コツコツと実績を積み重ね、ついに青葉賞(G2)に出走。勝ち馬オーソリティとクビ差の2着に入り、優先出走権を手に入れていた。

「業界でも”持っている”と評判の馬主である佐々木氏の所有の1頭。今回も期待したいところですが、一瞬の脚に欠けるタイプですし、今回は8枠17番と枠順も厳しいところに入ってしまいました。スタッフも『本当に良くなるのは秋以降』と話しています。相手強化の1戦でもあるので、過剰な期待は禁物かもしれないですね」(栗東関係者B)

 ”大魔神”の神通力も通用しないか……。

 ディープボンド(栗東・大久保龍志厩舎)は京都新聞杯(G2)を制して滑り込みを決めた。

 前走の京都新聞杯では、アドマイヤビルゴが単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持されていた。ディープボンドは本命馬をマークしつつ進み、直線で外から伸びて交わす。最後はマンオブスピリットとの叩き合いをクビ差で制して勝利を飾っている。

「タフな馬でのレースを物ともしない走りを見せてくれましたね。ただスタッフによれば、『京都新聞杯の勝利は流れや展開がぴったりハマった』からだといい、また『切れる脚がないので上がりの速い今の東京は不向きだろうね』とテンションは低かったです。“チーム・ノースヒルズ”はコントレイルに勝ってもらうのが第一でしょうし、こちらにはあまり注目していない感も」(栗東関係者C)

 上位進出はあるのだろうか?

 コルテジア(栗東・鈴木孝志厩舎)は、大ブレイク中の松山弘平騎手を背にダービーに向かう。

 今年はシンザン記念(G3)で3着に入ると、きさらぎ賞(G3)を勝利。皐月賞は7着に終わったが、ここでは自在性の高さを武器に上位を狙う。

「これまではほとんど前で競馬をしていましたが、自在性があり、前走のように後ろからでも競馬ができるのが強みです。ただスタッフは『血統的、走法的にも2400mは長い』と明かしていました。今年牝馬2冠を達成したデアリングタクトの主戦騎手である松山騎手の手綱さばきに期待したいところですが、こればっかりは如何ともし難いでしょう」(栗東関係者D)

 松山騎手を持ってしても旗色は悪いか。

 評判馬マイラプソディ(栗東・友道康夫厩舎)は、武豊騎手から横山典弘騎手に鞍上をチェンジして頂上決戦に挑む。

 期待された共同通信杯(G3)で4着、皐月賞でも13着と不調にあえいでいるマイラプソディ。乗り替わりで心機一転を図りたいところだ。

「鞍上の変更に加えて、今回は馬具も工夫するようです。陣営は『最近の不調はメンタルの問題』だと語り、集中力アップのため、チークピーシーズとメンコを着用すると教えてくれました。ですが、効果は出ているものの、『走る気は出てきたけど、いい頃と比べるとちょっとね……。勝負どころで渋くなるから、今の時計の速い馬場での勝負は厳しい』と自信がなさそうでした」

 復活はまだ先のことになりそうだ。

 今年の日本ダービーは15時40分発走。昨年同様の10Rではなく、11Rで行われる。馬券の買い間違いだけには注意したい。

JR北海道とJR四国、コロナで事業継続の危機の足音…東海、リニア計画見直しも現実味

 JR旅客6社の2020年度3月期決算が出そろった。昨年度は台風19号(令和元年東日本台風)の風水害による被害を除けば、ゴールデンウィーク10連休、訪日外国人旅客の引き続きの増加などの影響もあり、2019年中の業績は好調に推移していた。

 しかし、2020年に入り新型コロナウイルスの感染拡大により、2月中旬から3月にかけて鉄道需要が急激に落ち込んだことを受け、各社とも大幅な減益となった。

 各社の数字をみてみよう。まずはJR東日本だ。同社のグループ会社を含む連結売上高(以下同)は前年同期比1.8%減の2兆9466億円と微減ながら、連結経常利益(以下同)は同23.4%減の3395億円と大幅な減益となった。

 JR東日本は2019年10月12日に上陸した台風19号により、北陸新幹線長野新幹線車両センターが浸水被害を受け、新幹線車両10編成が水没。約2週間、一部区間で運転を運休し、その後も暫定ダイヤでの運行が続いた。また水没した10編成すべてが廃車となる甚大な被害を被った。

 だが、減収減益の最大の要因は、やはり新型コロナウイルスである。台風19号の被害を反映した第3四半期時点の連結業績予想は売上高3兆410億円、経常利益4180億円。最終的な業績と比較すると、第4四半期だけで、売上高で約1000億円、経常利益で約800億円の影響があったことになる。

 しかし影響は今年度に入って、ますます拡大している。JR東日本の深澤祐二社長は5月12日の定例社長会見で、4月は鉄道事業だけで1000億円減収する見通しと語り、さらに鉄道利用者が元に戻るまでには時間がかかるとの見解を示している。

JR東海、JR西日本、JR九州

 続いてJR東海だ。売上高は前年比1.8%減の1兆8446億円、経常利益は同9.2%減の5743億円だった。同社は東海道新幹線の輸送人員増加を背景に、第3四半期まで売上高、経常利益とも前年同期比を上回る好調で推移していたが、こちらも新型コロナウイルスの影響を受けて、最終的には減収減益に終わった。

 JR東海は今年3月14日のダイヤ改正で、車両を「N700A」タイプに統一し、「のぞみ」を1時間あたり最大12本運転可能な新ダイヤを導入した。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、4月の東海道新幹線の輸送実績は前年同月比9割近い落ち込みとなっており、列車本数を削減。いまだに真価を発揮できずにいる。

 JR各社は新幹線、特急列車を中心に運行本数の削減を進めているが、JR東海の金子慎社長は運行本数を削減しても費用の削減につながるのは年間1%程度と説明している。これは人件費や修繕費、減価償却費など固定費の割合が高い鉄道事業に共通した特徴である。減収分が減益額に直結するため、需要減による業績の落ち込みをカバーすることができないのだ。

 また、本格化しつつあるリニア中央新幹線の建設工事も感染拡大を受けて、約半数の工区で工事を中断している。建設費用は国からの借り入れで概ねまかなえているものの、事態が長期化し、需要回復が遅れれば、リニア計画に影響が波及するのは必至である。

 JR西日本も第3四半期までは運輸収入が好調で、12月末時点の売上高は前年同期比2.0%増、経常利益は同7.3%増だったが、新型コロナウイルスの影響で業績が一気に落ち込み、最終的には売上高は同1.4%減の1兆5082億円、経常利益は同19.1%減の1484億円の減収減益となった。

 JR西日本の長谷川一明社長は、「経営的には会社発足以来の最大の危機であると認識している」として、5月16日から、一部の社員を一時的に休業させる「一時帰休」を実施し、1日当たり1400人を日替わりで休業させると発表した。ほかにも、JR九州が1日800人、JR四国が1日150人、JR北海道が1日1450人の規模で一時帰休を実施している。

 2016年10月に完全民営化を達成したJR九州も危機にあえいでいる。売上高は前年比1.8%減の4326億円、経常利益は同23.9%減の506億円と、上場後初の減収減益となった。JR九州はもともと、国から受けていた固定資産税などの減免措置が廃止となり、租税負担が増えることから、2020年3月期は減益を想定していた。しかし、第3四半期までの経常利益は前年比10.7%減で、通期業績予想の同14.0%減より健闘していただけに、第4四半期の新型コロナウイルスの影響が大きく響く結果となった。

 5月12日付西日本新聞によれば、JR九州の青柳俊彦社長は11日の記者会見で、新規投資は抑制せざるを得ないと語り、九州新幹線長崎ルートや博多駅の駅ビル拡張工事などは計画通り進めるとしながらも、開業時期に変更が出る可能性をにじませた。また、収入が8~9割減の状態が半年以上続けば、窒息状態に陥り、生きるか死ぬかの瀬戸際になると述べ、事態の長期化に警戒感を示した。

JR北海道、JR四国

 一方、すでに経営危機に瀕しているJR北海道とJR四国の影響はより深刻である。JR北海道は、売上高は前年比2.2%減の1672億円。営業損失は426億円で、経営安定基金運用益を加えた経常損失は135億円と過去最大の赤字を記録した。特に第4四半期だけで68億円の減収となり、昨年10月の運賃改定による増収分を完全に吹き飛ばしてしまった格好だ。このうち新型コロナウイルスの影響は、JR北海道単体で42億円、グループ全体で62億円と見込まれている。

 JR四国は、売上高は前年比1.9%減の489億円。営業損失は過去最大の120億円で、経常損失は7億円となった。状況は4月に入ってますます悪化。新型コロナウイルスの影響は4月だけで17億円の減収が鉄道事業に発生しているという。5月8日付日本経済新聞によると、JR四国の半井真司社長は同日の記者会見で、収入減により6月にも手持ち資金が尽きるとして、金融機関と借り入れの交渉中であることを明らかにした。

 鉄道需要の減少は長期化するとみられる。その結果として鉄道離れが起こった場合、JR北海道、JR四国とともに事業存続の危機が現実化することにもなりかねない。新型コロナウイルスの影響は、JR各社の経営を揺らがせるところまで拡大している。

(文=枝久保達也/鉄道ライター)

ヤフオク!で買うべき“簡単ダイエットグッズ”5選!寝ながら骨盤運動、顔のむくみ解消

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの人たちが外出自粛を余儀なくされた。在宅時間が増えたことによって、運動不足や体重の増加が気になる人も多いことだろう。これから夏にかけては、ボディをスッキリさせておきたい季節でもある。

 そこで今回は、自宅で気軽に始められるダイエット器具を「ヤフオク!」で探してみた。ぽっこり下腹や飲酒でむくんだ顔をスッキリさせるグッズも、ヤフオクなら定価の半額以下で見つかるかもしれない(各種情報は調査時点)。

寝ながら骨盤運動マシン「ゆらこ」

 運動嫌いにオススメのダイエット器具「ゆらこ」。寝ているだけでぽっこり下っ腹に効く骨盤運動ができ、有名フィットネスジム「東急スポーツ オアシス」が考案したものだ。この上に1セット1分ほど寝転がるだけで、ゆらゆらと揺れる動きが骨盤周りの硬くなった筋肉にアプローチするという。普段の生活ではあまり使うことのない腰~股関節周りの筋肉を動かすことで、ウエストの引き締めにつながるのだ。

 究極の「ながら運動」なので、テレビを見ながらでもスマホをいじりながらでも使用できる。とにかく、楽に痩せたいという甘い考えの人にオススメだ。定価9800円(税別)だが、ヤフオクでは半額の5000円前後の出品もあった。ダイエットが続かないという人も手が出しやすい価格だろう。

シックスパッド アブズベルト

 クリスティアーノ・ロナウドのCMでもおなじみの「シックスパッド」シリーズの中でも、男の憧れ“シックスパック”を目指せるのが「アブズベルト」だ。ベルトで固定されているので6つのパッドがずれにくく、EMSが腹筋に直接働きかける。「身につける」ことを念頭にデザインされたアブズベルトは薄さ約3ミリ。充電式でコードレスなので持ち運びも簡単だ。

 公式サイトでは定価4万7300円のアブズベルトも、半額以下の1万4800円。クリロナボディを目指してみてはいかがだろうか。

ドクターエア3Dスーパーブレード(スマート)

 量販店やショッピングモールで、よく試している人を見かけるのが「ドクターエア3Dスーパーブレード」。乗るだけで1分間に最大840回というパワフルな振動が体全体を揺らし、無駄な贅肉をブルブルと刺激してくれる。自分がどれだけ脂肪に包まれているかを実感できて思わず笑ってしまうほどだが、数分間乗っているだけで汗ばんできて、運動のすっきり感も手軽に得られるのがいい。

 1日15分程度乗ればいいので、運動嫌いにもオススメだ。公式サイトでは定価4万537円(税込み)だが、ヤフオクでは5250円と破格で取引されている。

リファカラット

 むくみ=女性のイメージが強いが、男性でも顔のむくみが慢性化していることは少なくない。飲みすぎた次の日のパンパンな顔は、体重の増減以上に見た目を老けさせる。むくんで滞った顔や首の血流をスムーズにするのが、芸能人にも愛用者の多い「リファ」だ。

 使い方は簡単で、顔のカーブに沿ってコロコロと転がし、体内の老廃物を流すだけ。新品の定価では2万円以上するが、ヤフオクでは5000円前後で購入できるのがうれしい。

スイングビート

 二の腕、太もも、お腹、背中……と年齢を重ねるごとにどんどん痩せにくくなる体のパーツを一気に鍛えられるのが、ヤーマンが発売する「スイングビート」。

 1分間で最大800回振動するという本体を気になる部分を乗せる、または当てるだけ。筋肉が振動に耐えようとすることで、自然と鍛えることができるという。公式サイトでは2万9500円だが、ヤフオクでは半額以下に。全身のシェイプアップを目指している人におすすめだ。

(文=清談社)

新型軽SUV「タフト」はスズキ・ハスラーを脅かすのか?販売トップを死守したいダイハツ

 間もなく、ダイハツ工業からSUVスタイルの新型軽自動車「タフト」が正式デビューする。このタフトについては、今年1月に開催された東京オートサロン2020会場にコンセプトカーが出品されている。車名のタフトは、コアな4WDファンなどは“なつかしいなあ”とすぐに思い出す、かつてダイハツでラインナップされていた、クロカンと呼ぶにふさわしいジープ風モデルで使われていた車名である。

 軽自動車であること、その見た目や開発コンセプトを見ても、タフトはスズキ「ハスラー」をかなり意識したモデルであることは明らか。いうなれば、ダイハツが“ハスラーキラー”として、満を持して投入するモデルといっていいだろう。

 それでは、ライバルとされるハスラーはというと、2013年秋に開催された第43回東京モーターショーに参考出品された後に、同年12月24日に初代モデルが正式発表され、翌年(2014年)1月8日に正式発売となっている。実用性の高いトール系ワゴンの軽自動車とは一線を画す、趣味性が高く、丸いヘッドライトを採用したりする愛くるしさを持っているが、ヒルディセントコントロールを採用するなど、本格派志向のメカニズムも採用しているのがウリであった。

 デビュー当初、初代ハスラーは爆発的なヒットとなった。ハスラーのようなクロスオーバーSUVスタイルのモデルは“都市向けSUV”などと言われがちなのだが、地方のクルマユーザーの支持も大きかったことが、その大ヒットを導いたとも言われている。地方部、特に北海道などの降雪地域では、「最低地上高の高い軽自動車が欲しかった」という、降雪路を走りやすいという、ある意味地域限定ともいえる注目度の高い実用性の高さも、販売に大きく影響したようだ。

 初代ハスラーが登場した背景について、初代デビュー時に「鈴木修会長が、Keiの生産中止を惜しむ声を聞き、開発を進めるように打診した」といった、鈴木会長が市場の声を聞き逃さずに開発に導いたことが“ハスラー誕生”のきっかけとなったという話があった。

 その「Kei」とは、スズキが1998年から2009年までラインナップしていた、クロスオーバーSUVタイプの軽自動車。「アルト」のSUV版というような雰囲気のモデルで、ハスラーよりは乗用車に近いモデルであり、最低地上高は高めとなっていた。今でも乗り続けている人も多く、中古車市場でも活発に取引されている。ハスラーのヒットは、Keiユーザーの乗り替えも大きく貢献していたともいえる。

タフトとハスラーは好勝負を展開か

 近々登場するタフトも、いきなりハスラーのライバルとして登場したわけではなく、SUVタイプの「テリオスキッド」(1998~2012年)や、見た目ベースとなるが遊び心あふれる「ネイキッド」(1999~2004年)といったモデルをダイハツはラインナップしていたので、その点ではハスラーと同じようなバックボーンを持っていると言っていいだろう。

 ハスラーの後を追った“二番煎じ”モデルともいえるが、タフトデビュー後は、現行2代目ハスラーと販売面では好勝負を見せるのではないかと、業界関係者を中心に期待が持たれている。

 タフトハスラーを意識している一例として、最低地上高がハスラーより10mmほど高くなっているとのこと。これだけ見ても、初代ハスラーをよく分析している様子がうかがえる。もちろん、開発段階でじっくり検討した結果なのだろうが、それは「タント」と「スペーシア」といった、生活密着型の実用車同士の比較では、“足元が○mm広いです”などという“スペック勝負”はかなり有効。

 ただ、ハスラーとタフトでは、趣味性の高いモデル同士の比較なので、“スペックはすべてハスラーより上です”としても、「ヘッドライトが丸目ではない」などの主観的理由でハスラーが選ばれてしまうケースも多いので、あまりスペックを突き詰めるのもどうかと、個人的には考える。

 しかも、現行ハスラーはNA、ターボともに全車マイルドハイブリッドシステムが搭載されているが、そこについてタフトは対抗していない(マイルドも含めハイブリッド仕様ではないようだ)ようなので、ハイブリッドという、クルマが売れやすい“おまじない”のないタフトと、それを持つハスラーとの差が、販売にどう影響してくるのかも興味深い。

スズキとダイハツの熾烈な販売トップ争い

 グラフは2014年1月8日より初代ハスラーが発売となっているので、2014年から2019年までの、それぞれ暦年締め年間販売台数の推移を示したもの。初代デビュー時の月販目標台数5000台に対し、2014年は月販平均約8600台となり、まさに大ヒット。

 モデル末期となった2019年でも月販平均台数は約4800台、2014年から2019年までの総トータル販売台数ベースでの平均月販台数は約6600台となっているので、統計台数上でも初代は大ヒットを納めたといえよう。現行2代目は2020年1月20日発売。1月単月の販売台数には初代がまだまだ多数含まれているが、2020年1月から4月までの累計販売台数は2万6009台で、月販目標台数6000台に対し、平均月販台数は約6500台となっている。

 新車販売業界の事情通氏いわく、「販売現場で聞いて回ると、現状ではさすがに2代目は初代ほどの爆発的な売れ行きとはなっていないようです。購入者層を見ても、初代ハスラーからの乗り替えも目立っているようです」とのこと。

“大ヒットモデルの2代目の宿命”ではないが、細かい部分は初代とは異なるものの、全体ではキープコンセプトとなっており、初代ほどの“サプライズ感”がないことも、比較的おとなしい立ち上がりとなっているようだ。

 スズキとダイハツは軽自動車を多くラインナップし、長いこと良きライバル関係を続けている。ここのところは、ブランド別では暦年であれ、事業年度締めであれ、販売台数トップはほぼダイハツがキープしている。そのダイハツの強みは、「ムーヴ」やタントといった量販モデルのほか、ムーヴ キャンバスや「ミラ トコット」といった派生モデルを積極的にラインナップし、人気モデルになっているというところ。

 特に、ムーヴ キャンバスなどは大ヒットモデルの1台となっている。キャンバスは感度の良い大人の独身女性をターゲットとしているが、“ママ層”や“年配層”ユーザーも注目しているのがヒットの要因となっている。

 トコットも見た目は“かわいい系”を意識しているが、いざ運転してみると、あくまで筆者の私見となるが、「キャスト」よりも乗降性が良かったり、静粛性なども含め、意外なほど上質なイメージに驚かされる。

タントが意外な販売苦戦に陥っているダイハツ

 一方のスズキは、もともと「ワゴンR」やスペーシア、アルトといった量販モデルが販売の中心となり、派生モデルが少ないなか、ハスラーが2014年にデビューし大ヒット。そのため、ブランド別販売台数でダイハツとデッドヒートを繰り広げていたスズキの販売台数にボーナスのように、ハスラーの販売台数が上積みされ、2014暦年締め販売台数で久しぶりにダイハツを抜き、ブランド別販売台数でトップとなった。そのスズキも、最近はスペーシアにSUVテイストを与えた“ギア”を設定したりもしている。

 ダイハツもタフトの投入で販売台数の上積みを図り、軽自動車販売トップブランドの地位を盤石なものとしたいのかもしれない。2019事業年度締めの年間販売台数では、トップのダイハツと2位のスズキの差は3万3918台(月販平均差約2800台)となっており、今でもダイハツのトップの地位は盤石なものにも見えるのだが……。

 実は、2019年7月にフルモデルチェンジを行ったタントの販売が芳しくないのである。統計台数で見ると、2019事業年度締め販売台数では7000台ほど差をつけられているが、ホンダ「N-BOX」に次いで2位となっているので、「本当に販売苦戦しているの?」と思う人もいるかもしれない。

 しかし、タントはすでに大量の自社届け出を行い販売台数の上積みをしているのが目立ち、それが届け出済み未使用中古車として大量に流通していることは、新車販売業界に精通している人の間では有名な話になっているとのこと。

 つまり、自社届け出で販売台数を上積みして統計上は面目を保っているが、“真水”ともいえる、きちんとした売り先のある純粋な新車販売台数ベースでは、かなり苦戦しているというのである。

「モデルチェンジがライバル車と比べて後発のわりには、目新しい仕掛けがなかったことが響いているようです」とは、前出の事情通。

 タフトがタントの苦境を見て開発されたわけではないだろうが、結果的には、名実ともに軽自動車販売トップブランドの地位を固めるという使命を帯びて発売されるといってもいいだろう。

 しかし、ハスラーにあってタフトにはない要素があるのだが、それについては次稿に詳述したい。

(文=小林敦志/フリー編集記者)

住宅ローンが払えなくなったら実際どうなる?任意売却の注意点、自己破産は最悪の第3段階

 住宅ローンが払えなくなると、すぐに家を追い出されるというイメージを持っている方も多いかと思います。ですから、「キャッシングしてでも、住宅ローンをなんとかしなくては」ということになりがちですが、住宅ローンを滞納したからといって、すぐに家を追い出されるというケースはほとんどありません。

 実は、私の知り合いで、事業に失敗して住宅ローンが払えなくなってしまった人がいました。彼は、金融機関とも相談し、あの手この手でいろいろと試行錯誤したのですが、やはり難しく、最終的には家が競売にかけられ、出て行くことになりました。

 ただ、支払いができなくなってから10カ月ほど、その家に住み続けていました。その間、月15万円の住宅ローンを一銭も払わずに住んでいたのです。そこで、あまりあってほしくはないことですが、住宅ローンが払えなくなったら、いざというときにはどうなっていくのかを見ておきましょう。

【第1段階】金融機関からのお尋ねには迅速に対応する

 住宅ローンを滞納すると、早くて次の日、遅くとも2~3日後に、お金を借りている銀行から催促の電話が来ます。書面で「入金のお願い」が来るところもありますが、最近は一刻も早くということで、電話をかけてくるところが多いようです。

 この電話や手紙を無視してはいけません。金融機関は、連絡した相手から回答がないことを嫌います。なぜなら、応答がないと、住宅ローンの担当者は上に報告ができないからです。また、貸した金の回収には「時効」があるので、なるべく早く相手に「督促があった」ことを認めさせ、あとで「知らなかった」などと言われて借金を踏み倒されないようにしたいからです。

 その第1段階が「相手に対する通知」で、これを無視すると「借金を踏み倒そうとする悪質な借り手」ということで、家に来るなど強硬な態度をとられる可能性があります。

 もし住宅ローンが支払えない状況になってきたら、まずは金融機関に出向き、事情を説明して一緒に対策を考えてもらいましょう。特に、今は新型コロナウイルスという特殊事情があるので、金融機関も親身な対応をしてくれるはずです。できれば、この段階でなんとかしたいものです。

 ちなみに、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅ローンの時効は10年です。10年間、督促もなく返済もなければ、借金は消滅してしまうということです。

【第2段階】「任意売却」は売る側のメリットを考えて

 金融機関に出向いて新しい返済計画をつくってもらったものの、その後に収入面などで事態がさらに悪化し、一銭も払えなくなってしまうということもあるかもしれません。そうなると、金融機関に再度相談してみようという気力もなくなってきます。

 金融機関も、スケジュールの変更その他でさまざまな方策を考えてくれますが、それでも解決しないとなれば、なんとか家を売ってお金を返してもらえないか、ということになります。そのときに持ちかけられてくる話が「任意売却」です。

 金融機関が勧める任意売却とは、売主の同意を得て家を売却し、その代金でローンを支払うというものです。この場合、家が高く売れれば、住宅ローンの残債を払っても手元にお金が残ります。ただ、住宅ローンを借りたばかりで残債が大きく、家が思うように売れない場合には、住宅を手放しても住宅ローンだけが残るということになります。

 前回の記事で述べたように、日本の住宅ローンは家がなくなった時点で借金もなくなるという、欧米のような「ノンリコース」ではありません。ですから、家を売った後に住宅ローンだけが残る可能性があります。けれど、それではなんのために家を売るのかわからない。

 ですから、少しでも高く売らなくてはならないのですが、家の売却は一朝一夕にはいきません。3カ月たっても売れないというケースも往々にあります。また、売れるにしても、売主が到底納得できない金額になる可能性があります。その場合には、最悪の状況の第3段階に移行します。

【第3段階】最悪「自己破産」で残りの借金もなくなる

 半年以上、住宅ローンを滞納したままで支払いができず、任意売却もうまくいかない場合は、金融機関も住宅ローンを回収するために、借入金の全額を住宅ローンを保証している保証会社に請求し、「代位弁済」として、そちらから回収しようとします。

 代位弁済になると、借金を取り立てるのは金融機関ではなく保証会社になります。保証会社は取り立てを業務にしていますから、給料や売掛金を差し押さえたり、強硬な返済請求をしたりする可能性もあります。そして、最終的には家を競売にかけて債権を回収しようとします。ただ、競売にかけてもなかなか売れず、売れても市場価格の6割ほどというケースが多いために、これで住宅ローンの残債を全額払うというのは難しく、どうしてもローンが残るケースが出てきます。

 その場合には、これ以上返済能力がないということで「自己破産」し、残りの借金を「免責」でなくすことができます。日本では、家を売ってしまっても住宅ローンの残債は残ることになります。ですから、これをチャラにするために、自己破産と同時に免責の手続きをしてもらい、それ以上の借金は払わなくてもいいようにしてもらいます。

 自己破産することには、罪の意識を感じる人も多くいます。確かに、自己破産というのは一種の借金の踏み倒しですから、あまりおすすめできるようなことではありませんが、新たな人生を歩んで行くには、古い借金があっては難しいかもしれません。

 また、自己破産の手続きが始まれば、債権者は給料の差し押さえなどの強制執行はできなくなります。また、住宅以外のある程度の財産は手元に残すこともできます。

 自己破産すると、数年間は借金ができなかったりクレジットカードがつくれなかったり、会社の代表取締役になれないなどのペナルティーはありますが、自己破産した人の名前は官報に出る程度ですから、職場で噂が広まったり取引に影響したりするようなことはないでしょう。もっとも身近にいる妻さえも、黙っていれば夫の自己破産を知らずにいるというケースも多いです。もちろん、年金や失業保険も受け取ることができます。

 警察庁によれば、3月の自殺者は1701人でした。その中に新型コロナの影響を受けている人がどれだけいるかはわかりませんが、まず大切なのは「命」。それをなくすような状況に追い込まれないように、万全の対策を考えておきましょう。

(文=荻原博子/経済ジャーナリスト)