LINEをアンインストール(削除)するとどうなるの? 消えるデータと復元できるデータは?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

iPhoneの場合、アプリアイコンをロングタッチして「×」をタップすればアプリがアンインストール(アプリ削除)されてしまう。もし、LINEをアンインストールしてしまうと、消えてしまうデータがあるので注意が必要。ここでは、アンインストールした場合にどのようなことになるかを紹介しよう。

アンインストールしたら消えるデータと残るデータ

 iPhoneでアプリをアンインストールするには、ホーム画面のアイコンをロングタッチして「×」をタップするだけ。割と簡単な手順のため、間違って削除してしまったというケースがよくある。アプリをアンインストールすると、原則としてアプリ内に保存されているデータは削除されてしまうので、大切なデータを失いかねないので注意が必要だ。  では、LINEアプリをアンインストールしてしまった場合はどうなるだろう?LINEの一部データはサーバー上に保存されているため、アプリを再インストールして電話番号とパスワードでログインし直せば、サーバーにあるデータは元のまま使える。しかし、トーク履歴はサーバーに保存されていないため、バックアップがないと元に戻すことができなくなってしまう…

続きは【オトナライフ】で読む

パチンコ『初代・牙狼』超えに続き「激アツ新システム」搭載!? 噂の「大物シリーズ」へ熱視線!!

 “革命”と言っても大袈裟ではない「遊タイム」。パチンコのゲーム性を拡大させることが可能な「新システム」への期待は非常に高い。

 そんな「遊タイム」搭載マシンは絶賛稼働中。SANKYOの『Pフィーバー真花月2 夜桜バージョン』は、通常時「500回転」消化で「759回転」のロング時短がスタートする仕様だ。

 導入台数が少ないホールも多く魅力が伝わりきっていないという状況だが、遊技したユーザーの反響は上々といった印象。「他機種よりもハードルが低く感じる」といった声も浮上している。シンプルなゲーム性を評価する意見も多く、今後の活躍を期待させるスタートを切ったとも言えるだろう。

 西陣の『PモモキュンソードMC』も注目の1台。人気シリーズ最新作は、通常時500ゲーム到達で遊タイムが発動する仕様だ。電サポ250回となっており、右打ち時の確率は1/7.79と大当りの期待度が高く設計されている。

 遊タイム発動の恩恵は「大当り+戦RUSH突入が濃厚」という内容。戦RUSHの継続率は約80%を誇り、期待値は「4000発オーバー」との情報もある。出玉感を十分に堪能できる仕様だ。

 今後も続々と登場予定の遊タイム搭載マシン。平和が誇るキラーコンテンツ『戦国乙女』シリーズ最新作は、時短を含む「666回転」消化で電サポ「171回転」の「突RUSH」がスタートする。RUSHの継続率は約80%、その間の1500発比率が75%とライトミドルとは思えぬ出玉性能も魅力だ。

 注目度では京楽産業.の『P仮面ライダー轟音』も負けてはいない。本機は低確率「950回転」消化で「遊タイム」が発動。到達後は「時短1200回」が約束される。その間に大当りを引き当てる確率は、驚愕の「約98%」を誇る。

 出玉性能も魅力的だ。右打ち時の1500発比率は80%、ST継続率は約83%と強力。「STを抜けた後も激アツ!?」といった情報も出るなど、そのポテンシャルに期待は高まっている状況だ。導入される日が待ち遠しいが…。

 あのヒットメーカーが誇る「超ビッグコンテンツ」に関する新たな情報が浮上し、関係者の間で大きな話題になっている。

 類まれなる出玉性能で一時代を築いた大物と、遊タイムの強力タッグの実現を予想する声が続出中だ。


「最近では初代を超える時間性能を実現した『P10カウントチャージ絶狼』も話題の『牙狼』シリーズですね。以前より動向に注目が集まっており、年内には動きがあると予想されてきました。

6月に入り、これまで以上に細かい内容も聞こえるようになってきたのですが…。最近になってよく名前が出るのはAタイプパチンコ第1弾として登場した『牙狼コレクション』ですね。『別スペックが準備中!?』と囁かれています。

Aタイプパチンコへの反応は賛否両論ですが…第2弾として登場した『P笑点』は様々な改良が施されていましたし、さらなる工夫が施されている可能性は十分にあるでしょう。遊タイム搭載を予想する声も多いですしね。ぜひとも実現して欲しいです」(パチンコ記者)

 サンセイR&Dが誇るビッグコンテンツ『牙狼』。近年は厳しい意見も聞こえるが、本シリーズを愛するファンは今なお多い。最新作が発表されるだけでも、多くの反響が寄せられる大物だ。

 噂されるシリーズ新作は登場するのだろうか。新機能「遊タイム」の有無も含めた続報に注目したい。

JRA サートゥルナーリア世代「不遇の素質馬」がダートで覚醒! C.ルメール「ダートで上のクラスでも戦えます」才能に太鼓判!!

 24日(水)、大井競馬場で帝王賞(G1)が開催される。今年は、史上初となる連覇を狙うオメガパフュームをはじめ、昨年のチャンピオンズC(G1)を勝ったクリソベリル、復帰2戦目となるルヴァンスレーヴ、さらに川崎記念(G1)の勝ち馬チュウワウィザード、復活を遂げたケイティブレイブ、さらに地方からはノンコノユメらが出走を予定している。

  “砂の実力馬”たちが集結し、しのぎを削る帝王賞。毎年のように熱戦が期待されるが、来年こそ、その頂上決戦に出走し、一線級の仲間入りを期待される1頭がいる。帰ってきた素質馬ソルドラード(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。

 17年のダービー馬レイデオロの半弟であるソルドラード。デビュー前からその素質には多くの関係者たちが太鼓判を押していた。だが、芝でデビューするもまさかの2連敗。さらに左トウ骨の剥離骨折が発覚し、長期に渡る戦線離脱を余儀なくされた。復帰後に3歳未勝利を勝つも、その後が続かない。この辺りで陣営は一旦芝を諦めて、ダートへの転向を決意したようだ。

 ソルドラードのダート初戦は、中山競馬場の4歳以上1勝クラス(ダ1800m)。C.ルメール騎手を背に好スタートを決めたソルドラードは、後続に4馬身差をつけて圧勝。続く5月に行われた4歳以上2勝クラス(ダ1600m)は出遅れも響き、勝ち馬から0秒1差の2着に終わった。

 だが、今回の青梅特別では後方で脚を溜めると、最後の直線で馬群を縫うように進出し、ライバルに0秒2差をつけて快勝。レース後、C.ルメール騎手も「最後は他の馬とは脚が違いました。ダートで上のクラスでも戦えます」とその能力の高さを称賛していた。

「ソルドラードの隣のゲートに入っていた馬がうるさそうにしていたため、ゲートの中にいる時間が長くなってしまったんです。これは、出遅れグセを抱えているソルドラードにとって相当不利な状況だったはず。しかし、ルメール騎手は慌てることなく、この時点で前に出ることを諦めて、後方から競馬をすることを決めたようですね。今回の1戦で、前だけではなく後ろからでも競馬ができる自在性が芽生えつつあることもわかりました。今後はますますスキのない馬に成長してくれると思います」(競馬記者)

 サートゥルナーリアらとともに世代を牽引する走りを見せてくれると考えられていたものの、故障に泣いたソルドラード。不遇の日々を過ごしていた素質馬にようやく光明が差し始めた。

 これからも活躍を続け、芝のサートゥルナーリア、ダートのソルドラードなどと並び称される程の存在にまで登り詰めてもらいたい。

パチンコ「無限のパターン」で大当りを狙う…打ち手を熱狂させる「ノリノリ羽根物」!!

 ラップといえば「Grateful Days」か「LOSE YOURSELF」な私なので、現在の音楽シーンのメインストリートであるラップとヒップホップの違いもよくわからない。早口でだじゃれを言う(by三四郎・相田)だけではないらしい。

 それはともかく、N.W.Aのようにラップといえばギャングスターのイメージがあるので、冒頭に登場したエミネムが9時5時で創作活動をしている話を聞いて逆にしびれた。ラップスターが堅実なサラリーマンのような生活をしているのである。

 パチンコで堅実といえばもちろん羽根物。つまり『シャカRAP』はパチンコ界のエミネムとなるのである。ワンショットに、ひとつの機会に、すべてを捧げる。羽根物の精神そのものである。

『シャカRAP』の魅力は繰り出されるV入賞ルートという名のリリックの多彩さである。大当りするための基本的な玉の通過経路は2パターンしかないが、最終局面で違いを出せる役物機構となっている。

 それは大当り期待度の高いスペシャルルートにも適応する。通常のスペシャルルートはVへのアプローチ方法を変化させることでノーマルルートより優遇された大当り確率によってその期待度を担保する。

 基本的にはタイミングによってかなりの割合で当否判定できる「当り」か「ハズレ」の勝負となるが、本機はスペシャルルートの出口が3つ存在し、その振り分けによって大当り期待度が構築される。

 3つの出口のうち、真ん中からの排出になれば一直線にVに向かう激チャンスパターンとなるが、Vゾーンが常に左右に可動しているので必ず大当りするとは限らない。このあたりのフックが絶妙である。

 一方、スペシャルルートの出口が左右の場合であっても、まだ大当りの可能性は残っている。左右からの排出だと下段ステージに搭載された2基のターンテーブル役物に絡む形に。これはノーマルルートと同じ扱いとなるが、玉の進入角度が違うので、微妙に差異のあるフロウを描く。

 スペシャルルート真ん中以外はこのターンテーブル役物に大当りの期待が依存されるわけであるが、この役物が無限の入賞ルートを創出するトラックメーカーとなっている。

 構造自体は非常にシンプルで、ペットボトルのキャップをひっくり返したような形状の装置に、玉が出入りできるような切れ込みが2ヵ所加えられているだけ。これが左側が反時計回り、右側が時計回りに、つまり外回転するように回っている。



 玉は内側を通ってV方向に進行し、あるいは外壁への衝突によって軌道を完全に変化させ、千差万別の動きを見せる。まさにこのフリースタイルこそがドープなゲーム性を紡ぐリリックとなるのである。

 ちなみに、ラウンド昇格などではミニドットで「ブッダ斬り演出」といったようなシャカRUSHを思わせるパンチラインが展開。シャカシリーズファンならヴァイブスぶち上がりとなる。

 とにかく、このおもしろ羽根物に没頭(LOSE YOURSELF)しろ!

(文=大森町男)

JRA宝塚記念(G1)・主役サートゥルナーリアの有馬記念2着の舞台裏と宝塚記念のピックアップ5頭!

 28日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(G1)。今年は新型コロナウイルスの影響によって、有力馬陣営の多くが海外遠征を断念……。その結果、春のグランプリには異例の超豪華メンバーが集うこととなった。

 そんな中でも主役として期待されているのが、4歳馬の大将格サートゥルナーリア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。

 母に日米オークス馬のシーザリオ、兄に菊花賞(G1)とジャパンC(G1)を勝ったエピファネイア、朝日杯フューチュリティS(G1)を制覇したリオンディーズを持つ良血馬。デビュー前から「名牝シーザリオの最高傑作」と話題になり、デビュー戦は驚きの単勝1.1倍だった超エリートだ。

 サートゥルナーリアは、そんな周囲の期待に応えるようにデビューから4連勝。ホープフルS(G1)と皐月賞(G1)を制して、難なく世代の頂点に立つと、昨年末の有馬記念(G1)でも2着に健闘。

 勝ったリスグラシューが引退した今、これからの競馬界の主役を担う存在となっている。

 大阪杯(G1)を勝利したラッキーライラックとの初対決、有馬記念馬ブラストワンピースと日本ダービー馬ワグネリアン、香港ヴァーズ(G1)勝利馬グローリーヴェイズ、今年好調のクロノジェネシス、そして菊花賞馬キセキ、マイルチャンピオンシップ馬ペルシアンナイトと目移りする上半期最上級豪華出走馬だ。

 今回の宝塚記念は例年以上の上記豪華メンバーとなっているが、やはりサートゥルナーリアは頭1つ抜けた存在だ。得意の右回りであれば、6戦して5勝。唯一敗れたのが有馬記念の2着となれば、ここでも不動の軸馬と言えるのではないだろうか。

 しかし不動の軸馬として本当に不安はないのか? 競馬関係者集団『シンクタンク』に聞くことができた。

「今年の宝塚記念でサートゥルナーリアが有力であることは当然です、この春のクラシックを賑わせたコントレイルやデアリングタクトのような絶対的な存在であるかどうか……。

 先日の安田記念(G1)で1番人気だったアーモンドアイが敗れたように、一見完璧に見える大本命馬でも一歩間違えれば、あっさり負けるのが競馬。サートゥルナーリアの、特に右回りでの実力は認めますが、虎視眈々と狙う他の7頭のG1馬の存在もあり1強ではありません

 またその他の要素としてフィエールマンとアーモンドアイが回避したことで厩舎、馬主、騎手、牧場関係、外厩関係などのさまざまな思惑も働いています。」(シンクタンク関係者)

 昨年の有馬記念でシンクタンクが絶対的な信頼を寄せる「◎」を付けていたのが、5馬身差で圧勝したリスグラシューだったという。

 所属するサンデーレーシングの規定により、ここが引退レースだったリスグラシュー。悔いを残したくない陣営が後先を考えない“極限の状態”を目指した結果、「これだけ膨らんだことはない」と思わずため息が出るほどの「生涯最高のデキ」に到達していたという。

 ちなみに有馬記念当日のリスグラシューの馬体重は、春の宝塚記念よりもさらに8kg増えた468kg。デビュー当時432kgしかなかった小柄な牝馬が、最後には36kgもその身体を増やしていたということだ。

 このリスグラシューの究極の仕上がりを受け「有馬記念を勝てる」を確信した陣営は“異例”の決断を下す。すでに短期免許期間を終えているはずの主戦D.レーン騎手を「有馬記念だけ特別に乗せてくれる」よう、JRAに交渉したのだ。

 その結果、見事JRAの首を縦に振らせたのは、まさに有馬記念制覇に懸ける陣営の執念の賜物だろう。ちなみにJRAがこういった“超法規的措置”を執ったのは、クラシック三冠が懸かったネオユニヴァース(M.デムーロ騎手)以来、16年ぶりだったというから驚きだ。

「シンクタンクは、こういった内情をすべてリアルタイムで把握していたからこそ、リスグラシューに自信の『◎』を打つことができました。逆に香港遠征を取りやめたアーモンドアイ陣営からは、多くの【マイナス情報】が届いていたために軽視。

 そんな中でアーモンドアイの単勝が1.5倍だったことには正直、驚きましたね。あれだけマイナス情報に溢れていれば、周囲のマスコミも少しは掴んでいるはずなのですが……。いかに有力馬のマイナスになる情報が一般の競馬ファンに公開されないかを示す、典型的なレースでした」(同)

 この結果、シンクタンクは昨年の有馬記念で三連単5万7860円、3連複1万750円に加え、馬連2990円まで的中と、いわゆる“パーフェクト的中”を達成。獲れる時に徹底的に獲りに行く辺りは、さすが競馬情報のプロ集団である。

 翌日、この情報を提供されていた一部の会員からは、自慢げに以下のような画像とお礼のメールが殺到したというのは、述べるまでもない話だろう。

 話を戻そう。今回はそんな『シンクタンク』が、宝塚記念の出走馬の中から「5頭」をピックアップしてくれるという。特別に【無料】ということで、馬券の詳細までは非公開だが、我々競馬ファンにとっても難解な宝塚記念が、仮にも「5頭立て」になるのであれば大助かりだ。

 昨年の宝塚記念でも三連単1万4560円、三連複2720円、馬連970円のパーフェクト的中を成し遂げている『シンクタンク』。彼らだけが知る「秘匿情報」をゲットできれば、大船に乗ったつもりで週末を迎えることができそうだ。

CLICK→【無料公開!宝塚記念・最終情報馬5頭】シンクタンク

※本稿はPR記事です。

RIZAP、新型コロナ直撃で巨額赤字…主力のジム事業も衰退危機、傘下企業も軒並み苦境

 新型コロナウイルスによる影響が直撃し、経営再建中のRIZAPグループが深刻な状況に陥っている。同社が6月10日に発表した2020年3月期連結決算(国際会計基準)は、最終損益が60億円の赤字(前期は194億円の赤字)となった。前期に計上した事業構造改善費用がなかったため赤字幅は改善したが、新型コロナの感染拡大の影響で収益力が落ちた店舗の減損損失を計上するなどで巨額の赤字計上を余儀なくされている。

 売上収益は3.8%減の2029億円だった。19年4~12月期までの収益は計画に対して堅調に推移していたが、新型コロナの影響で主力のフィットネスジム事業の入会者が激減。同事業を中核とするRIZAP関連事業の売上高が落ち込んだ。また、傘下企業の業績が悪化したことも響き、通期の収益は計画を大きく下回った。営業損益は7億5200万円の赤字(前期は83億円の赤字)だった。

 RIZAP関連事業の売上高は401億円で、前期(413億円)から減少した。それまでは右肩上がりで伸びていたが、ここにきて急ブレーキがかかった。ジムの入会者数は、1月は前年同月比8%増と伸びていたが、2月に千葉県のフィットネスクラブで新型コロナのクラスターが発生したこともあり、同月の入会者数は12%減と落ち込んだ。その後は店舗の休業なども加わり、さらに落ち込んでいる。3月が57%減、4月が89%減、5月(速報値)が94%減だった。これに伴い会員数は伸び悩んだ。ここ数期は年に2万人以上増えていたが、20年3月期の1年間は、2月と3月の入会者数の落ち込みが響き、2万人を下回った。

 ジムは今後も厳しいだろう。新型コロナの感染拡大に伴う自治体からの休業要請を受けて、全ジムの休業を余儀なくされた。6月1日からは、休業要請の解除を受けて全店舗の営業再開に漕ぎ着けたが、感染リスクが高いとされる「3密」のイメージが強いジムの客離れが今後も懸念される。

 ただ、ジムにおいて、感染拡大防止のための「新しい生活様式」に対応したサービスの提供を始めており、業績が回復する可能性がないわけではない。自宅にいながらオンラインでトレーニングの指導が受けられるサービスを5月に始めたのだ。これにより3密を回避して利用者に安心してサービスを受けてもらう考えだ。また、企業研修などに提供する法人向け健康セミナーのオンライン化も始めている。在宅勤務など自宅で過ごす人向けの運動を動画で配信している。こうした非対面型のサービスが広がれば、業績はある程度回復するだろう。

傘下企業も軒並み厳しい状況に

 主力のジム事業だけではなく、M&A(合併・買収)で傘下に収めた企業も厳しい状況にある。RIZAPはこれまで経営不振の企業を買い漁り、それらを立て直すことで事業拡大と業績拡大を図る戦略をとってきた。だが、立て直しはうまくいかず、19年3月期に194億円もの最終赤字を余儀なくされた。

 ただ、20年3月期は不採算事業の撤退やてこ入れが一定程度功を奏し、収益性は上向きつつあった。子会社でフリーペーパー発行のぱどや、アパレルの三鈴を売却するなどして不採算事業の撤退を進めた。

 その一方で、手元に残した企業のてこ入れで成果が出たところもあった。

 カジュアル衣料品販売のジーンズメイトは、不採算店の閉鎖を進めるなどして収益性は改善。18年3月期に赤字だった最終損益は、19年3月期には黒字を達成している。このようにRIZAPによる立て直しで業績が上向いた企業は少なくなかった。

 しかし、新型コロナの影響を受け、傘下企業の多くは収益が悪化。一時グループ全体の7割の店舗が休業に追い込まれた。ジーンズメイトは新型コロナの世界的な流行の影響で、取り込みを強化していたインバウンド(訪日外国人)需要が急減したほか、国内における外出自粛や店舗の臨時休業、営業時間の短縮などで売り上げが激減。それにより、20年3月期の最終損益は8500万円の黒字を見込んでいたが、3700万円の赤字(前期は1900万円の黒字)に転落した。

 雑貨店運営のHAPiNSやゲーム・CD販売のワンダーコーポレーション、補正下着の販売や結婚式場の運営などを手がけるMRKホールディングスなども新型コロナの影響で業績は計画を下回った。

 もっとも、傘下各社における電子商取引(EC)の伸びが、新型コロナの影響による売り上げの落ち込みをある程度補っているので、悲観一色というわけではない。アパレルのアンティローザはECを強化した結果、20年3月期の売上高は前期比2倍に伸び、利益も大幅に増えたという。新型コロナの影響で一時全店の休業を余儀なくされたが、ECで補うことができた。

 雑貨を手がけるイデアインターナショナルも、EC強化が功を奏している。19年7月~20年3月期のEC売上高は、過去最高を記録するほど好調だった。イデアも新型コロナの影響で一時全店の休業を余儀なくされたが、ECが店舗の落ち込みを補い、総売上高は前年並みを実現している。

 だが、全体としては、厳しいと言わざるを得ない。やはり本業のジムが、新型コロナによって落ち込んでいることが大きいだろう。今後は非対面型サービスで補うとはいえ、限界がある。メインは店舗でのトレーニングとなるが、3密懸念に加え消費の冷え込みでRIZAPジムのような高額商品・サービスへの支出を減らす動きが強まることが予想される。会員数の大幅減少は避けられないだろう。もし本業が衰退してしまえば、傘下企業の再生も危うい。

 RIZAPは今、正念場を迎えている。

(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

富士ゼロックスが「ゼロックス」を使えなくなった…古森会長の失態の大きすぎる代償

 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、安倍晋三首相は富士フイルム富山化学の抗インフルエンザ薬「アビガン」を新型コロナ治療薬として強く推し、税金投入に踏み切った。安倍首相は4月7日、緊急事態宣言後に表明した緊急経済対策に「アビガン200万人分備蓄に向けた増産支援」を盛り込んだ。2020年度第一次補正予算に139億円を計上した。政府は緊急事態宣言の期限とされた5月末までの承認にこだわった。臨床試験(治験)の結果が出る前の承認を前提とし、別の臨床研究などのデータを使って承認することを認める異例の措置を取った。

 アビガンは安倍政権のコロナ対策の切り札だったが、政府は5月中にアビガンを新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認する計画を断念した。6月も新薬の承認が見送られ、アビガンの治験は7月も継続される。感染者が急減し、治験の参加者が目標に届かないのが理由だそうだ。治験の進捗次第では、承認手続きがさらに遅れる可能性がある。

 厚生労働省は治験の成績がなくても、富士フイルムホールディングス(HD)が有効性を示せれば、アビガンを新型コロナ治療薬として承認する考えを示しているが、その有効性を確認できるデータが少ないのだ。160兆円のコロナ対策のバラマキが政治問題化しつつある。

「アビガンの設備整備に約47億円割り当てられた。世界各国にアビガンを無償提供する予算が約1億円。つまりアビガン関連に(139億円を含め)約187億円が拠出されている」(「週刊文春」<文藝春秋/2020年6月11日号>より)

 アビガンは富士フイルムHD傘下の富士フイルム富山化学が開発した。細胞内のウイルス増殖を妨げる働きをもつ。中国で新型コロナに治療効果があると報告されたのを機に期待が高まった。その後、中国でのリポートは撤回された。

 富士フイルムは治験への有効性と安全性を示すために、96人の参加を目標に3月末に治験を始めた。しかし、治験に参加する大病院のベッドは4月は重症患者で埋まり、治験の対象となる軽症・中等症の患者が少なかったことで、参加者を集められなかった。投薬後に28日間の観察期間が必要なため、目標人員を集められたとしても治験が完了するのは7月以降になる。安全性や有効性の評価について、日本医師会なども懸念を表明した。承認はさらに遅れるとの見方が出ている。

富士ゼロックスが営業利益の56%を稼ぐ

 富士フイルムHDの2020年3月期の連結決算(米国会計基準)の売上高は前期比4.8%減の2兆3151億円、営業利益は11.1%減の1865億円、純利益は9.5%減の1249億円だった。コロナは260億円の営業減益の要因となった。オンラインの決算説明会で助野健児社長は「新型コロナの影響がなければ過去最高の営業利益を更新していた」と述べた。

 事業は大きく3つに分類されている。事務機器のドキュメント事業は富士ゼロックスが業績を牽引する。売上高は4.7%減の9583億円と減収だったが、営業利益は9.0%増の1050億円。18年3月期から人員削減や拠点の統廃合などの構造改革を進めてきた成果が出た。19年11月、富士ゼロックスを完全子会社化したことも寄与した。

 古森重隆会長兼CEOが「第2の創業」と位置付けているのが、ヘルスケア&マテリアルズ(医薬品&医療機器)事業。売上高は1.4%減の1兆242億円、営業利益は5.3%減の924億円と減収・減益となった。コロナの影響で診療に使うX線撮影装置や超音波診断装置の受注は伸びた。半面、病院への営業活動の自粛や商談の遅延が発生した。

 19年12月、日立製作所からコンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)事業を1790億円で買収。今年7月に買収手続きを完了する見込みだったが、コロナ感染拡大の影響で、各国の規制当局の承認手続きが遅れるため、買収の完了時期は見通せなくなった。大きな誤算である。

 3本目の柱であるデジタルカメラなどのイメージング事業はスマートフォンとの競合に加えて、コロナ禍で卒業式などのイベントが開かれず失速した。売上高は14.0%減の3326億円、営業利益は51.0%減の251億円と大きく落ち込んだ。本社経費(359億円)を補い、ドキュメント事業の営業利益が全社の56.3%を占めた。富士ゼロックスが大黒柱なのである。

「ゼロックス」ブランドを使えなくなるダメージは甚大

 富士ゼロックスは米事務機器大手、ゼロックスと結んでいる技術契約を21年3月末で打ち切る。富士ゼロックスが主にアジア市場、米ゼロックスが欧米市場での販売を担う「棲み分け」を解消。富士ゼロックスは欧米市場に進出する。

 米ゼロックスとの合弁を解消した富士ゼロックスは21年4月1日付で社名を富士フイルムビジネスイノベーションに変更し、新たなブランドを導入する。富士ゼロックスから米ゼロックスに年100億円程度支払っていたブランド使用料はなくなるが、世界に通用するブランドを使えなくなる。富士ゼロックスは、富士フイルムと米ゼロックスの合弁会社として1962年に設立。技術提携は新会社設立前の60年に結んでいた。

 2018年1月、富士フイルムHDは米ゼロックスの買収を発表した。ゼロックスの大株主がこれに反対し、法廷闘争にまで発展した。19年11月、富士フイルムHDはゼロックスが保有していた25%の富士ゼロックス株を買い取り、合弁を解消した。富士フイルムHDの古森会長が買収発表の記者会見で「ゼロ円買収」を前面に打ち出したことが破談の原因となった。富士ゼロックスを使って米ゼロックスを「現金支出ゼロ」で買収しようとしていると受け止めた米ゼロックスの大株主たちは「詐欺的スキーム」だと猛反発した。「買収するなら身銭を切れ」というわけだ。

 米ゼロックスの買収に失敗した代償は大きい。最大の懸念は稼ぎ頭の富士ゼロックスが「ゼロックス」ブランドを使えなくなることだ。欧米ではコピーすることを「ゼロックスする」というほど「ゼロックス」ブランドは浸透している。成熟市場の欧米で、無名の新ブランドで参入して成功を収めるのは難しい、とされる。

「新ブランドへの変更が、古森流のビジネスイノベーションの躓(つまず)きの始まりにならなければいいのだが」(アナリスト)

 古森会長はデンマーク工場に1000億円を投下し、バイオ医薬品の製造受託事業を、一気に拡大する。デンマーク工場は19年8月、米バイオジェンから940億円で買収したものだ。コロナ禍で「キャッシュ・イズ・キング(現金は王様)」がトップ経営者の合言葉となった。大型の設備投資やM&A(合併・買収)を見送る企業が相次いでいる。古森会長の決断は吉と出るのか。

 アビガンは株価的には一時、効いたが、業績への貢献は限定的である。株価も4月6日には6420円の年初来高値をつけたが、直近では5000円を割り込んでいる。

(文=編集部)

知らない人は必ず失敗する、通販で売るために不可欠なこと。

通販広告と心理学、異色タッグのプロジェクトチームが、3年かけて通販広告のデータを解析。その成果をまとめた『売れる広告 7つの法則』(光文社新書)より、全7回シリーズでトピックスをご紹介します。

ここのところよく「新しくEコマースを始めたいんだけど、どんなこと気を付けたらいい?」という相談を頂きます。そんな時に私が必ず答えるのが、「遠慮なく○○を伝えた方がいいですよ」ということ。すると、たいていの方が、「えっ、そうなの?」とか「逆効果じゃないの?」といった反応を示します。

その○○とは何なのか。

気になる答えは、「価格」です。通販においては遠慮なく価格を伝えることが、とても大切なんです。

今回は、そんな「価格」にまつわる買い物行動の研究に長く取り組んできた電通九州の伊地知隼也が、価格と心理の不思議な関係について解説いたします。

価格と心理を貫く本質、それが「対価」という考え方

はじめまして。伊地知です。唐突ですが、先日、車を購入しました。

以前から欲しいと思っていたけど、金額的に買えなかった車。ですが最近、「新型が登場し旧型になったため価格が下がった」と、ディーラーさんから連絡が。ならば、と出かけた店頭で、見事に速攻でサインしてしまった、というわけです。

いきなり個人的な話から始めたのには理由があります。それは、この買い物体験の中に、価格と心理を貫く本質が隠されているからです。

実は、人はモノを気に入るだけでは、買うという行動を起こしません。気に入ったモノの価格を提示され、それが妥当だと判断する、つまり“「対価」が適切だと判断して初めて”、買うという行動を起こすのです。

それを如実に示すのが、通販の広告に必ず存在する「CTA」というパーツです。

「CTA」とは、直訳すると「Call To Action」すなわち「行動を呼びかける」という意味。

その言葉通り、価格を伝えてフリーダイヤルに誘引するブロックが、通販のCTAです。テレビショッピングなら番組の最後の方、折り込みチラシなら左下の方、ランディングページなら途中途中の複数個所に、まさに顧客に行動を呼びかけるべく、目立つ文字色、目立つデザインでCTAは設置されています。

なぜ通販広告に必ずこのCTAがあるのかというと、答えはシンプル。そう、CTAがあった方が圧倒的に売れるからに他なりません。実際にCTAに直面することで人がどのくらい買いたくなるのかというと、次の通りです。

CTA図
上図は、とあるテレビショッピング番組を200人に見てもらい、「いいね」「悪いね」「買いたいね」の三つのボタンをリアルタイムで押してもらった結果を集計したもの。

この中で「買いたいね」ボタンは、文字通り「買いたい」と思った時に押されるわけですが、図を見ると、この「買いたいね」ボタンがCTAの部分で急激に高まっているのが分かります。価格を強調し、特典をアピールし、フリーダイヤルの紹介へと矢継ぎ早に展開したCTA部分で、「買いたい」という感情が激しく揺さぶられているわけです。

買う=「価値」に対して「対価」が妥当だと判断すること

なぜ人はCTAに直面することで、買いたい気持ちが高まるのか。カギを握るのが、先ほども触れた「対価」という考え方です。

人の購買行動は大きく分けると、商品の「価値」を認識するステップと、商品を手に入れるために払う価格、つまり「対価」が妥当かを判断するステップに分けることができます。身近なところでいうと、洋服屋にディスプレーされたシャツを見て「気に入った」と思うのが「価値」の認識で、シャツについている値札を見て「しかも安い!買いだ」と思うのが「対価」の判断だ、ということです。

冒頭の車を購入した話も、最初に見て「カッコいいなこの車!」と思った時点では対価がまだまだ高過ぎたということですし、新型の登場により価格が下がったことで、対価が妥当なものになったため、迷わず買ってしまったのだ、と捉えることができます。

実は、先ほどご紹介した通販広告の反応データも改めて見直すと、価値の伝達と、対価の提示の双方がうまく機能していることが見て取れます。

CTA図2
前半部分の商品の特徴や効果を紹介する場面で、「いいね」が向上しているのは、まさに価値の伝達がうまくできたことを意味します。また、CTA部分での「買いたいね」の向上は、対価の提示がうまくでき、的確に「買おう」という気持ちをつくり出せたことを表しています。つまり、価値の伝達と対価の提示の両方がうまくいったからこそ、この広告は、「売れる」という結果を出すことができたのです。

「価値」の認識と「対価」の判断の流れをモデル化すると

人は商品の価値の認識をした後、「対価」が妥当かを判断してから買う決断をする、という流れをモデル化したのが、本シリーズを通して紹介している「A・I・D・E・A(×3)」モデルです。

AIDEA×3
前回までに紹介してきた、「A」「I」「D」「E」の各ステップで商品の価値を認識したのち、人は対価が妥当かを判断する第5ステップへと移ります。そして、この5ステップ目で対価に納得して初めて、「買う」という行動が発生するのです。

前半の4ステップ目まではあくまで、商品を気に入る、好きになる、欲しいと思う、という状態にすぎず、そこから一歩進んで買うという「実行動」を起こすには、対価を提示して判断してもらうというステップが欠かせないのです。

そう考えると、この第5ステップの略称は、「Action(行動)」よりも「Price(対価)」の方が分かりやすかったのでは、という気もしますが、先輩が考えたモデル名なので、そこは触れないでおきます…。

なぜ通販でのみ、「遠慮なく価格を伝えた方がいい」のか

ところで、そんなに対価の提示が大事なら、通販以外の広告にもCTAがあってしかるべきな気がします。ですが、現実的には通販以外の広告では、まずもってこのような価格の提示の仕方を目にすることはありません。これはいったいなぜなのでしょうか。

そこに潜むのが、「非対面である」という通販の特質です。

実は、人間の脳は、判断や決断、熟慮といったストレスのかかることを避けるようにできているといわれます。とにかく「楽」を志向するのが、われわれの脳みそなのです。

それに対し、対価を提示され、決断を迫られることは、本質的には重圧のかかる状況です。これが、逃げることのできない「対面」で行われた日には、そのストレスたるやかなりのモノ。楽をしたい脳からすると、このような場面に直面すると対価の判断どころじゃなくなるでしょうし、そもそも事前に危機を察知して、そのような場面に近づかないという予防策を講じるかもしれません。

つまり、「対面型」の商売においては、対価の提示は、できる限り脳にとってストレスがかからない形、脳が嫌がらずに対価を判断してくれるような工夫が欠かせないのです。車やバッグなどの高額商品の広告に、対価すら記載されないことが多いのは、まさにお客さまの脳に配慮した結果だといえるのです。

翻って通販の場合はどうでしょうか。「非対面型」だからこそ、ある程度強く価格を提示されたり、購入の判断を迫られたりしても、そこまで重圧に感じることはありません。むしろ決断を避けようとする脳みそに対して、今だけ、数量限定、といった「今決断すべき理由」を提示することで、逃げずに判断してもらうことができます。これこそが、「非対面型」の通販においてのみ、CTAが機能する理由です。

いかがでしたか。「通販では遠慮なく価格を伝えた方がいい」という話を聞いても、もう冒頭のように違和感を覚えることはなくなったのではないでしょうか。

急激な生活のリモート化により、今後、通信販売の導入を検討されている方も多いと思います。通販にはこのほかにも、「非対面」という特殊な状況に起因するさまざまなノウハウがあります。その詳細を余すところなく紹介したのが、『売れる広告 7つの法則』。私も、調査や仮説立てなどで深くかかわった本なので、ご興味のある方には、ぜひお読みいただけると幸いです。

コロナでの事業収益減少を補償してくれる保険…あいおいニッセイ同和「PL保険」に注目

 緊急事態宣言は解除されたものの、新型コロナウイルスの終息はいまだ目処がつかない状態です。行政による支援制度もあるとはいえ、「まったく足りない」「先が読めず、踏ん切りをつけたい」と倒産に追い込まれたり、廃業を決断する事業主も少なくありません。こうした事態に対応できる保険が、あいおいニッセイ同和損保のPL保険です。

 PL(Products Liability)保険の正式名称は、生産物賠償責任保険です。「生産物」とあることからもわかるように、企業が販売した商品や提供したサービスなどによって、他人にけがをさせたり、物を壊したりしたことにより発生した法律上の損害賠償責任を補償する事業者(法人)向けの保険商品です。

“法律上”とわざわざ明記するには、理由があります。残念なことに商品を購入した人に悪意がある場合があるからです。実際の事件でもありましたが、商品自体にまったく問題がなかったにもかかわらず、購入者がわざと商品に針を混入させて企業を訴えたケースもあります。

 そうしたケースと一線を画し、たとえば企業側が販売した飲食物がもとでお客が食中毒になった場合や、販売の際に誤った使用方法を教えたり、製造した商品の欠陥が原因でお客がケガをした場合、防水工事の欠陥が原因でお客宅の内装や家財に損害を与えた場合などと、企業側の問題で被害が起こったケースも対象となります。

 しかし、企業が「誠実に対応したい」と思っても、被害額や被害を受けた人数によっては支払えないケースもあります。そうした場合に備えて発売されたのがPL保険です。

 同保険は、各損害保険会社から発売され、詳細や補償内容は若干違います。しかしベースとなる補償は以下内容を標準とするものが一般的です。

「指定感染症」も補償対象

 さて、今回の新型コロナによる被害で、保険業界でも話題となったのが、あいおいニッセイ同和損保のPL保険にオプションとしてセットできる「食中毒・特定感染症利益補償特約」です。

 この特約は他社にもあります。食中毒を起こしたり、施設における特定感染症の発生により休業した場合や営業時間や業務などに制限がかかった場合、営業利益および収益の減少を防止するためにかかった費用(人件費も含む)を補償することを目的として開発されているのは各社共通です。

 では、なぜあいおいニッセイ同和損保の商品だけが、新型コロナによる利益減少などを補償しているのでしょうか。それは同社商品だけが「指定感染症」も補償対象としており、新型コロナが保険対象施設で発生した場合を対象としているからです。

 実は現時点では新型コロナは「特定感染症」ではなく「指定感染症」であり、2020年1月28日に閣議決定されました。特定感染症とは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」で定められた1類から3類の感染症です。一類にはエボラ出血熱、二類にはSARS、三類はコレラ、O-157、腸チフスなどが分類されています。

 一方、指定感染症は一類から三類に分類されていないものの、それに準じた感染症であり、発生すると全件保健所などに届けられ、原則、入院などの対応の必要性が生じます。1年を限度として政令で指定されます。

 ただ、あいおいニッセイ同和損保の商品も、なんにでも保険金を支払うわけではありません。たとえば契約した企業が新型コロナの被害をでっち上げた場合などは、支払われません。

対象となる業種、支払い条件

 PL保険の対象となる業種ですが、飲食業、劇場・映画館、デパート、化粧品店、食料品製造販売業者などに加え土木建築業者、電気・ガス器具製造販売業者、電気関係装置施工業者、機械修理業者、各種機械器具据付業者などの工事請負業者も含まれます。

 さらに、この特約に加入できる業種は、食品製造業・食品販売業、一般食堂・料理店、ホテル・旅館などとなっています。保険支払期間は10日、15日、20日、1カ月、2カ月、3カ月から選択します。

 支払い条件としては、保険の対象施設で新型コロナの感染が発生し、都道府県知事に医師からの届出があった場合、もしくは保健所などによる消毒などの措置が実施された場合になります。加入窓口は、あいおいニッセイ同和損保を取り扱う代理店となりますが、PL保険は法人を対象としているため、個人を得意とする代理店では取り扱ったことがないケースもあります。よって、最寄りの営業店に問い合わせてみるのもといいかと思います。どんな保険でも同じですが、加入を検討する際も契約後も、少しでも疑問があれば、何度も保険会社に聞くべきです。

 保険料ですが、業種によって提供する製品やサービス売上高などが違うため、保険料が一律というわけではありません。

 同社では新型コロナの感染拡大を受け、4月以降、この特約の引受にあたっては、企業の業種や感染予防対策などを総合的に勘案のうえ、お客さまのリスクに応じた引受を決めています。

 参考までに新型コロナ感染拡大前の特約の保険料水準をご紹介すると、一般的な飲食店の場合、支払期間1カ月、保険金額を1,000万円に設定した場合の年間保険料(一時払い)は1万6,330円でした。

 今後、新たなウイルスや細菌が発生し、パンデミックを起こす可能性もゼロではありません。PL保険は企業のカスタマイズ性の強い商品ですから、「加入して安心」というのではなく、自社が抱えるリスクを常に想定することが不可欠です。実際、私がリスクに関する外部委員としてかかわっている企業は、コロナ自粛以降、これまで以上にリスクの見直しを図り、弁護士、医師をはじめとする複数の各専門家委員から全方位的にチェックを受けています。

「リスクに対して、人員もコストもかけられないからやらない」というのではなく、損保会社に包み隠さず相談をするということも、これからの企業の生き残りには不可欠でしょう。

(文=鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表)

運動なしで“40年間おデブ”の私が13キロのダイエットに成功!お菓子&酒はストックNG

 新型コロナウイルスの影響による自粛生活やテレワークなどで「コロナ太り」「自粛太り」に悩む人が増えている。そんななか、代謝が落ちる40歳を過ぎてから「運動なし」のダイエットに挑み、リバウンドなしで体重を維持し続けている女性がいる。

40年間おデブだった私がリバウンドなくスッキリ13Kgやせた!! マインドフルネスダイエット』(主婦の友社)の著者で、心理カウンセラーやダイエットインストラクターとして活躍する吉村園子氏だ。吉村氏に、コロナ太り対策について聞いた。

運動によるダイエットはすべてリバウンド

――ダイエットというと「食事制限と運動」の両軸が基本だと思うのですが、吉村さんは運動なしでダイエットに成功していますよね。なぜ運動なしにしたのでしょうか。

吉村園子氏(以下、吉村) 運動を否定しているわけでなく、体を動かすのが好きな方がダイエットする上で運動を取り入れることは、とても有効だと思います。ただ、私は運動が大嫌いなんです。過去には水泳やランニングや筋トレなど、さまざまな運動によるダイエットを試したのですが、すべてリバウンドしました。なので、運動を取り入れたダイエットをしようとすると、過去のつらく苦しい経験が頭をよぎり、なかなか実行に移せなくて。そこで、「運動なしのダイエット」にしてしまえばいいのだと気がつきました。

 運動嫌いの方がダイエットに成功するには、「運動なしのダイエットをする」と決めてしまうことです。運動を取り入れたダイエットをするよりも、良い結果が期待できると思います。

お菓子や酒は“ストックNG”食品

――「コロナ太り」「自粛太り」で困っている人も多いと思います。その原因と対処法などについて教えてください。

吉村 大きな原因のひとつに、「買いだめ」「自宅の食品のストック」があると思います。十分な食品が自宅にあると、お腹がすいているわけでもないのに、「ただ口寂しいレベル」でつい間食してしまう。特におやつは血糖値が急上昇するものが多く、食べれば食べるほど、さらに食べたくなってしまう「低血糖の負のスパイラル」に陥りやすいです。

――「口寂しい」程度で食べてしまうって、身に覚えがありすぎます。ただ一方で、ウィズコロナの生活において、買い物の回数をなるべく減らして、という指針もありますよね。

吉村 はい。「食品をストックできないなんて、ダイエットどころじゃないわ」と不安になってしまうと、ダイエットもうまくいきません。多めに買ってストックしておかないと不安という方には、「ストックをしない」のではなく、「ストックする食品の種類を選別すること」を提案します。ストックOKの食品は豆類、種実類、海藻類、野菜類、魚介類、肉類、きのこ類、芋類です。逆に、ストックNGの食品は「お菓子・酒・小麦粉製品(パン、うどん、パスタなど)」です。

――まずは太りそうなものをストックしないことからですね。

吉村 はい。やめたい習慣は、ハードルを上げるといいんです。お菓子の場合、ストックをなくして、食べたいと思ったときは洋菓子店や和菓子店などの専門店にわざわざ買いに行き、いつもより3倍高いものを食べるようにするといいですよ。

――そうまでして食べたいか、となってしまいそうですね。

吉村 お腹がすいていたのでなく、ただ単に口寂しかったことに気がつくことができますよね。ただ、こういった高いハードルを越えてでも食べたい、となる場合は、本当に食べたいということですから、そのときは堂々と食べてください。

 まずストック菓子をなくすことで、自分でもコントロールできない食欲とうまく付き合うことができるようになります。それでも口寂しいときは15分間、ガムやするめを噛むことをおすすめします。噛むことには満腹効果がありますし、セロトニンという幸せホルモンが増えると言われています。セロトニンが少ないと食欲のコントロールができないとも言われていますので、ぜひ「噛む」をダイエットに活用しましょう。

――ありがとうございました。

 吉村氏の話を聞き、酒の買い置きをやめることにした。ボトルやケースで買うと割安だが、家に酒があれば自然と夕飯が晩酌になってしまう。そして、酒を飲むとタガが外れて自制が利かなくなり、満腹でも食べ続けてしまうのだ。飲まない日も増えたので、トータルコストでは案外安く済んでいる気もする。後編も引き続き、吉村氏にダイエットを成功させるための考え方についてうかがっていく。

(構成=石徹白未亜/ライター)