ストロング系チューハイは“酒ではなく薬物”なのか?精神科医が依存&健康リスクに警鐘

 近年、コンビニやスーパーの酒類売り場で幅を利かせている、アルコール度数7~9%の「ストロング系チューハイ(以下、ストロング系)」。価格が安く、アルコール度数も高いので“手軽に酔える”と人気を集めており、年々市場が拡大している一方、ストロング系を飲み続けることで、さまざまな健康リスクがあるとも言われている。

「会話もできないくらい酔ってフラフラに…」

 原田優さん(仮名・44歳)は、友人の男性がストロング系を愛飲するようになってから“酔い方が変わった”と感じる、と話す。

「この数年、彼がストロング系をよく飲んでいるのは知っていました。この前、久々に居酒屋で一緒にを飲む機会があり、彼はその日も『ストロング系を1本飲んでから来た』と言っていました。その後、普通のビールで乾杯したのですが、1杯目を飲み終わる頃には会話もできないくらい酔っ払ってしまい、足元もフラフラ。すぐにタクシーで帰らせました」

 翌日連絡をすると、飲み会の記憶もほとんどなかったという。原田さんは「酒に弱いイメージがなかったので驚いた」と振り返る。

 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部で部長を務める精神科医の松本俊彦氏は、自身のフェイスブックでストロング系について「『危険ドラッグ』として規制した方がよいのではないか。半ば本気でそう思うことがよくあります」と投稿、依存症リスクの観点から警鐘を鳴らした。

「実は前々から、アルコール依存症患者のご家族から、ストロング系を飲んだときの酔い方がおかしいという声があり、自分の臨床経験でも患者さんの酔い方に違和感がありました。500ml缶を3本飲んで前後不覚の泥酔状態になったり、だらしない酔い方になったりするという印象です」(松本氏)

 そのほか、メンタルヘルスに問題を抱えている人がつらい気持ちを紛らわせるためにストロング系を飲んで自暴自棄になってしまうケースなど、松本氏のもとには多くの患者が相談に来るという。この投稿の反響は大きく、ネット上で議論を呼んだ。

「臨床現場ではよくある症例だったので、これほど注目されるとは思いませんでしたね。ただ、広く拡散された背景には、多くの人が心のどこかで『ストロング系はほかの酒とは違う』と感じている、ということなのかもしれません」(同)

ストロング系チューハイが抱える3つの問題点

 松本氏は「ストロング系には、大きく分けて3つの問題点がある」と指摘する。

「まずひとつは、飲みやすさです。アルコール飲料というよりも清涼飲料水の味に近いので、お酒の味が苦手な女性や、お酒になじんでいない若者も飲みやすく、ジュースや水のように急ピッチで飲めるのが特徴です。しかし、いくら飲みやすくても、ビールの倍近くのアルコール度数があるお酒を短時間で飲む行為は、さまざまなリスクを伴います」(同)

 確かに「お酒は飲めないが、ストロング系ならグイグイ飲める」という女性も少なくない。さまざまなフレーバーがあり、サイダーのような飲み口は“お酒を飲んでいる”という意識を薄れさせてしまうようだ。

「ビールと同等か、それ以上のアルコール度数があるものを急ピッチで飲み続ければ、血中のアルコール濃度も急激に上昇します。その結果、体がおに慣れる前に、精神面に影響を与えたり、足腰が立たなくなるなど運動機能が低下したりと、さまざまな影響が出てしまうようです。ビールや焼酎、日本酒などはお腹にたまる感覚があるので、短時間で多くの量を飲むのは難しいはず。この点は、ストロング系とそれ以外のお酒との大きな違いですね」(同)

 2つ目の問題点は、価格の安さだ。スーパーやドラッグストアなら100円以下で350ml缶のストロング系を買うことができる。値段的に気軽に手が出せる状況も極めて危険だという。

「大学生などの若い人やお小遣いが限られているサラリーマンにとって、価格の安さは魅力ですよね。お酒にこだわりがない人なども、安く酔えるコスパの良さは手に取るきっかけになると思います。とはいえ、水やジュースよりも安いお酒には、いったい何が入っているのか……そう考えると、常飲するのは考えものですよね」(同)

 そして、問題点の3つ目は「“薬物”としてストロング系を飲む行為」にあるという。

「もちろん、ストロング系を楽しく飲んでいる人もいると思います。しかし、生活や精神面に問題を抱えている人のなかには、“酔うために飲む”というケースも少なくないです。彼らはお酒が嫌いでも『つらい気持ちを紛らわしたい』『何も感じなくなってしまいたい』というときに、ストロング系をすごい勢いで飲んでしまいます。酔うために飲むお酒は『薬物』と同じなので、依存のリスクを高めます」(同)

 松本氏は「酔うこと自体が目的になるのは非常に危険」と話す。従来の“お酒そのものを楽しむ”酒の文化と、“酔うために飲む”ストロング系の文化は、まったく別物なのかもしれない。

ストロング系を生んだ日本の酒税法の仕組み

「ストロング系は、すでにアルコール依存症になっている人々にも人気です。お酒が苦手な人とアルコール依存症の人という、これまで両極にいた人たちが同じストロング系を飲んでいる状況なのです」(同)

 アルコール依存症とのかかわりも示唆されるストロング系と、適度に付き合う方法はあるのだろうか。松本氏は「350mlを1本でとどめるのが理想」と話す。

「厚生労働省では、健康リスクが低い適正飲酒量を『1日あたり平均で日本酒1合(純アルコール20g)』と定めています。度数9%のストロング系の350ml缶に含まれる純アルコール量は25.2gなので、1本飲んだ時点で適正量を超えますが、1本でやめればリスクはそれほど高くありません。ちなみに、500ml缶の純アルコールは36gなので、やはり1本で適正飲酒量の倍近くになってしまいます。ただ、ストロング系が好きな人の多くが500ml缶で飲んでいるのが悩ましいところです」(同)

 さらに、健康リスクが高まる飲酒量は「1日あたり平均で純アルコール60g以上」と定められているので、ストロング系350ml缶2本でギリギリ、500ml缶を2本飲むと確実にアウトなので、自制する必要があるだろう。

 松本氏は、リスクを発信しつつも「ストロング系が生まれた背景には、メーカー側の苦労もうかがえる」と話す。特に大きく影響しているのは、日本の“税収ありき”の課税方法だという。

「日本では、アルコール度数に関係なく、ビールや発泡酒など、飲まれる頻度が高いアルコール飲料に課税していく仕組みを採用しています。そのため、メーカー側は課税対策として、税率が低いストロング系のようなものを生み出したと考えられます。北欧のようにアルコール度数の高さで課税率が上がる仕組みであれば、ストロング系は誕生しなかったのではないでしょうか」(同)

 誰しも「嫌なことを忘れて飲み明かしたい」、そんな夜もあるだろう。しかし、自分とストロング系との関係が適切なものかどうか、一度考え直してみてほしい。

(文=谷口京子)

●松本俊彦(まつもと・としひこ)
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学医学部卒業後、国立横浜病院精神科、横浜市立大学医学部附属病院精神科などを経て、現在に至る。『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版)など、著書多数。

●「国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所

武蔵小杉&二子玉川が「住みたい街」で大幅ダウン…「穴場の街」1位は世田谷代田

 大東建託は「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2020<首都圏版>」を発表した。「住みたい街(駅)ランキング」は「吉祥寺」「横浜」「恵比寿」がトップ3となり、「穴場の街(駅)ランキング」は「世田谷代田」「東大前」「元町・中華街」がトップ3となっている。大東建託賃貸未来研究所所長・AI-DXラボの宗健氏が6月18日にオンライン記者発表会を行い、内容について解説した。

みなとみらいが急浮上した理由とは?

 まず、「住みたい街(駅)ランキング」のトップ10は以下の通りだ。

1.吉祥寺

2.横浜

3.恵比寿

4.みなとみらい

5.鎌倉

6.自由が丘

7.中目黒

8.新宿A(エリア)

9.大宮

10.池袋

「昨年は23位だったみなとみらいが4位に急浮上しています。これは、選択方式をフリーワード・サジェスト方式に変更したことに起因します」(宗氏)

 今回の調査では、たとえば「横浜」と入力すると、「横浜・みなとみらい・桜木町」というふうに周辺の駅が候補に表示される仕組みを導入したという。ちなみに、「横浜」入力後の選択駅は、「みなとみらい」が23%、「桜木町」が7%だった。

 また、「住みたい街は特にない」が39.5%、「今住んでいる街が住みたい街(駅)」が12.9%という結果になった。「よく遊びに行く駅」では、1位「新宿A」、2位「池袋」、4位「渋谷」、5位「横浜」、9位「大宮」、10位「吉祥寺」と、「住みたい街(駅)」とかなり重複していることもわかる。

「首都圏では、商業施設が集中する地域は住みここちが悪くなる傾向にあります。しかし、『住みたい街』では知名度の高い街が上位にランクインすることが多い。私は、『住みたい』と『よく遊びに行く』で重複しない場所に注目しています。たとえば、『鎌倉』や『自由が丘』は『住む』という点では人気が高いと考えていいのではないでしょうか」(同)

 前年の調査では、若い女性にとって住みここちが良い街の傾向も明らかになっている。メディアでは“港区女子”が話題になるが、堅実な女性は「家賃が手頃」「商店街が充実している」街を高く評価しているため、品川区の戸越銀座や板橋区の大山商店街のエリアは評価が高いという。

 また、昨秋に東日本を襲った大型台風の影響が「住みたい街(駅)」に顕著に出ている。たとえば、大きな被害が伝えられた武蔵小杉は11位から20位に、同じく多摩川に近い二子玉川は6位から13位にランクダウンしている。

「穴場の街」は小田急線の世田谷代田が1位に

 また、「穴場の街(駅)ランキング」のトップ10は以下の通りだ。

1.世田谷代田(小田急線)

2.東大前(東京メトロ南北線)

3.元町・中華街(みなとみらい線)

4.センター北(ブルーライン)

5.南阿佐ヶ谷(東京メトロ丸ノ内線)

6.柏の葉キャンパス(つくばエクスプレス)

7.北山田(グリーンライン)

8.戸越公園(東急大井町線)

9.たまプラーザ(東急田園都市線)

10.はるひ野(小田急多摩線)

「『住みここち<駅>ランキング』3位の世田谷代田、同5位の東大前、同8位の元町・中華街がトップ3です。『穴場の街』トップ50のうち、『住みたい街』でもトップ50以内だったのは、たまプラーザ(24位)、桜木町(46位)、横浜(2位)、浦和(11位)、世田谷(34位)の5駅のみとなりました。なじみの薄い街もあるかもしれませんが、いずれも手頃な家賃で住むことができます」(同)

 近年、穴場の街として人気の北千住は家賃高騰が伝えられるなど、知名度の上昇に伴い“穴場”としての魅力は薄れつつあるが、今後はどの街が人をひきつけていくのだろうか。

(構成=長井雄一朗/ライター)

GU、この夏“絶対失敗しない”ちょいオシャレな服5選…ドライビッグT、ジョガーパンツ

ユニクロ」の兄弟ブランドとして若者を中心にブームとなり、今ではその人気が定着している「GU(ジーユー)」。

 4月にGUを運営するファーストリテイリングが発表した2020年8月期第2四半期決算によれば、GUは事業売上収益1322億円(前年同期比12.9%増)、営業利益158億円(同12.0%増)と大幅に躍進。06年10月に初出店以来、年々店舗数を増やし、今は440店(2020年2月29日現在)まで拡大しており、国内アパレル大手の一角を担う存在感を示しているのだ。

 GUが支持されている要因は、マストレンドを捉えたファッション性の高さと、徹底した低価格路線だろう。ユニクロがシンプルデザインと高品質素材にこだわっているため、うまく差別化を図れている印象である。

 そこで今回はファッション性の高さと低価格路線をストロングポイントとするGUの夏アイテムのなかで、おすすめの服をリコメンド。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この夏、買うべきGUの服5選」を選び、恋愛コラムニストで10年以上のファッションライター経験もある堺屋大地氏に、おすすめポイントを解説していただいた。

 今回、以下の5つを基準として選定した。

・ファッションビギナーでも比較的に着こなしやすいこと

・難易度の高い“最先端のおしゃれ”は目指さないこと

・“ダサい”と思われるぐらいなら無難な着こなしにすること

・女子ウケが良く“ちょっとおしゃれ”と思われること

・無理に若ぶるのではなく、年相応に大人っぽく見られること

GUドライダブルポケットオープンカラーシャツ(5分袖)/1990円(税別、以下同)

 ポリエステル素材を使用したリラックス感のあるオープンカラーシャツで、オーバーサイズとなっているためトレンド性もある。カラーバリエーション(カラバリ)はブラック、ベージュ、オリーブ、ネイビーの4色展開。

「パッと見はごくごくベーシックなオープンカラーシャツなので、良い意味で、誰でもそつなく着こなせます。それでいて両胸に大きめのポケットが付いていて、これがデザイン的に今風のアクセントになっているので、オシャレに気を使っている雰囲気を醸し出せるのがいいですね。4種のカラーは、どれも大人っぽい円熟感がある色味になっているのもポイント高いです」(堺屋氏)

オープンカラーシャツ(5分袖)(ストライプ)/1990円

 ストライプ柄を取り入れたこちらのオープンカラーシャツは、レーヨン素材を採用しており、なめらかな肌触りというだけでなく、ひんやりした接触冷感で着心地よし。ビッグシルエットになっているため、縦縞と相まってスタイリッシュな仕上がりだ。カラバリはブラック(ライトブラウンの縦縞)、ベージュ(ダークブラウンの縦縞)の2色展開。

「先ほど紹介したのは無地のオープンカラーシャツでしたが、こちらは縦縞。無地よりは少々着こなすのが難しいですが、オールディーズのバンドマンたちを彷彿させるようなレトロ感が渋カッコイイです。気張りすぎず、ユルいオシャレを体現できるシャツですね」(堺屋氏)

GUドライビッグT(5分袖)(布帛ポケット)/1490円

 否応なく汗をかいてしまう夏にうってつけな吸水速乾機能を備えたTシャツで、快適な着心地をキープできる。トレンドの肩を大きく落としたドロップショルダーとなっているので、シルエットで“今感”を打ち出せるアイテムだ。カラバリはホワイト、グレー、ブラック、ダークブラウンの4色展開。

「一見シンプルなビッグシルエットTなので、まず“似合わない”という人はいないのがポイントです。そして、左胸には大きめのポケットが配されています。これがフラップ付きでナイロン主体の異素材ポケットなので、意外とインパクトがあってセンスがいいんですよね」(堺屋氏)

GUドライストレッチジャケットCL/3990円

 吸水速乾機能付きで、ストレッチが効いた伸び縮みする素材を使用しているジャケット。軽量のため持ち運びもしやすく、夏場でも比較的ストレスフリーでジャケットスタイルが楽しめる。カラバリはブラック、ベージュ、ブラウン、オリーブの4色展開。

「夏場でもジャケットスタイルが好きな方や、夏場にセミフォーマルな場に行く機会が多い方にうってつけですね。さすがに猛暑日に長袖のジャケットを着ているのはしんどいかもしれませんが、脱いでもさほどかさばらないので使い勝手がいい。個人的にはベージュとオリーブの色味が絶妙でかっこいいなと思っていますので、おすすめです」(堺屋氏)

デニムジョガーパンツ/1990円

 柔らかいデニムを採用したスリムシルエットのジョガーパンツ。ウエストイージーで楽に着こなせるようになっており、裾はリブ仕様なのでスポーティテイストも取り入れられる。カラバリはブラック、ブルー、ネイビーの3色展開。

「個人的に、GUのジョガーパンツシリーズは数年前から毎年購入するほど愛用しています。たとえば、BBQなどのアウトドアレジャーで肩ひじ張らないオシャレボトムとして、ちょっとコンビニに買い物にいくときのセンスいいワンマイルコーデとして、運動不足解消のためのウォーキングウェアとしてと、活躍の幅がめちゃくちゃ広いんですよね。交際前の女性との本気のデートコーデのボトムとしてはおすすめしませんが、気心の知れたカノジョとのデートならこれでもOKだと思いますよ」(堺屋氏)

 トレンド感のあるアイテムの多いGUアイテムは、若者でないと着こなせないイメージが強いかもしれないが、大人男性が着てもすんなりオシャレに決まるモノも決して少なくない。特にアイテム全体の印象はベーシックながら、ワンポイントで個性的デザインを施したGUアイテムは、ビジネスパーソンの私服としてハマりやすいだろう。今回紹介した5アイテム、気になった方はぜひ手に取ってみてほしい。

※情報は2020年6月初旬現在のものです。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」 from A4studio)

電車内で女子中学生に痴漢→線路に降り逃亡した男の裁判を傍聴してみた

 電車内の痴漢で捕まりそうになり、線路へ飛び降りて逃走。おかげで電車がストップし、多数の乗客が大迷惑――。そんな事件がときどき報道される。「ふざけるな!」と怒り心頭の方が多いだろう。何を考えて線路へ逃げるのか。捕まったらどうなるのか。

 そういう事件の裁判を私は傍聴したことがある。事件名は「迷惑条例違反、威力業務妨害」だった。ちなみに「迷惑条例」は略称で、都道府県によって条例名は少し異なる。

 被告人は黒スーツにネクタイ姿の中年男性だ。妻子あり。男性は午前8時頃、満員電車内で女子中学生(13歳)のスカートの上から臀部を触り、スカートをまくり上げて下着の上から陰部を4、5回揉んだのだという。 

 なぜそんなことをしたのか。検察官が被告人の調書を読み上げた。以下、メモしきれなかったところは「…」でつなぐ。

調書「性癖…中学生、高校生…女の子に興味がある…被害者を見て、おとなしそうな子なので…」

 私は痴漢の裁判もだいぶ傍聴してきた。痴漢男はほぼすべて「好みのタイプ」の女性や「おとなしそう」な女性を狙う。逆にいえば、好みではないタイプや気が強そうな女性は相手にしないようだ。情状証人は被告人の妻だった。今回は離婚しないが「私もこれが最後だと思って…」と暗く述べた。尋問が終わって妻は傍聴席へ戻り、続いて被告人質問が始まった。

弁護人「線路内に飛び降りた…なぜですか?」

被告人「もう、あの、過去の…捕まったらもう終わりだなと…会社も徐々に大きくなっていたので、捕まったら終わりだと思って、ただただ逃げてしまいました」

弁護人「(鉄道会社と乗客に)大きな迷惑を…」

被告人「半分パニックになっていて、追いかけられて目の前が線路だったので、ただただ逃げました」

 欲望のままに痴漢し、捕まりそうになればただただ逃げる、目先のことに強く集中するタイプともいえる。

弁護人「逃げればいいと、聞いたんですか?」

被告人「知り合いの、弁護士さん、テレビ、とか…痴漢と間違えられたら、逃げなさいって、ま、そのことを、真に受けてしまって…」

 一般論として、もし無実でも痴漢の疑いをかけられたら、無罪が認められる可能性は低い。逃げたとしても、あらゆる場所に防犯カメラがあり、逃げのびられる可能性も低いうえ、線路へ逃げれば「威力業務妨害」の罪が加わる。

 このあたりで、傍聴席にいた妻が廊下へ出て、その後、戻らなかった。

被害を受ける女性が人格のある人間とは想像もしない痴漢犯

 被告人質問は続いた。被告人は複数の会社を経営しており、売上は年間1億円以上あったという。仕事では有能だったようだ。

弁護人「本件後、どうなりましたか?」

被告人「今は、月に20万円、いかないくらい…」

弁護人「なぜそこまで落ち込んでしまったのですか?」

被告人「今回の件…(実名報道され)…事業自体が、紹介、信用で回っていたので…」

弁護人「借金があるのですか?」

被告人「月50万円、返済があります…ここまで影響が出るとは、考えられませんでした…」

 この事件は、被告人が線路を走って逃げ去る動画とともにテレビで報道された。しかし今、被告人氏名でネット検索しても報道記事はヒットしない。ヒットするのは、いわゆるトレンドブログだ。被告人の氏名をタイトルの冒頭に大きく掲げ、個人情報を暴いてネットリンチをあおり、ページビューを稼いで広告収入を得ようとする匿名サイトばかりが大量にヒットする。実名報道された色情事件はみなそうだ。被告人がいくら更生を誓っても、氏名を変えなければ再起できないのではないか。

検察官「痴漢をする前に、もし捕まったらとか考えなかったのですか?」

被告人「そうですね、考えてませんでした」

検察官「被害者がおとなしそうだから大丈夫と?」

被告人「……」

検察官「被害者は、あまりに執拗に触ってくるからヤメてくださいと声を…」

被告人「…覚えてません」

検察官「被害者が、涙をためて震えていたことは?」

被告人「…見てません」

 自己の欲望のみに突き動かされ、被害を受ける女性が人格のある人間とは想像もしない。多くの性犯罪に共通するように思われる。求刑は懲役1年だった。次回判決。相場的に間違いなく執行猶予が付くだろう。

 審理が終わって廊下へ出ると、重く沈んだ様子で被告人の妻が独りぽつんといた。
(文=今井亮一/ジャーナリスト)

パチンコ「8万発」報告に続き「甘デジ」でもサプライズ!? 好調メーカー「激アツ情報」が話題!!

『牙狼』シリーズで知られるサンセイR&Dが、2020年も抜群の存在感を放っている。

 その筆頭は「圧倒的スピード性能」を有した『P10カウントチャージ絶狼』。1セット約148秒という高速消化をしているだけではなく、右打ち時の大当りはALL1500発、継続率は約77%と「大量出玉」も十分に狙える仕様だ。

 実際に遊技したユーザーからは「1万発30分で十分」「時速3万発に納得」といった声が浮上。もちろん良い意見ばかりではないが、上々の評価を得ているという印象である。

 終日で「8万発」の出玉を記録したとの情報が話題になるなど、『牙狼』シリーズの期待に応える出玉感への注目は確実に高まっている状況だ。

『P GOD EATER‐ブラッドの覚醒‐』に搭載された「10カウントチャージ」を軸とした新たなRUSHシステムが、長期稼働を実現できるかに注目したい。

『P10カウントチャージ絶狼』が好調のサンセイR&Dだが、関係者は今後のラインナップへも関心を示している。

 予てより「人気シリーズがスタンバイ!?」といった情報は出ていたが、6月に入り具体的な機種名を話題にする関係者が目立つようになってきた。その候補には『牙狼』だけではなく『ジューシーハニー』など、一定のファンを持つ人気機種の名があげられている。

 気になる仕上がりに関しては「遊タイム搭載の可能性あり」といった予想も浮上中。その動向に熱い視線が注がれているわけだが…。

 さらには「甘デジでもサプライズを期待」といった興味深い情報も存在。「破格の出玉感」も話題になった「アノ分野」に動きが!?

「サンセイさんに関しては次機種の候補は多くありますが、最近になって目立つのは甘デジ新機種の動向。スポーツ系を題材にした機種が、間もなく発表されるのではないかと噂されています。

その分野であれば『キャプテン翼』や、競馬を題材にした『G1 DREAM』シリーズが当てはまるでしょうか。有力視する声が多いのは、今年デビューした『P GI DREAMROAD』も上々の反響を得ていた競馬コンテンツ。本機も、ライトミドルと思えぬ破格の出玉感が好評でしたよね。

実現するならばリアルな競馬演出も搭載してくれるはず。遊びやすいスペックで、演出面を楽しみやすくなる点は魅力でしょう。最近は出玉性能が強い甘デジも多いですし、サンセイさんらしい一撃を有した仕上がりにも期待したいですね。続報に注目です」(パチンコ記者)

 終日で「8万発」報告が出た『P10カウントチャージ絶狼』を発表するなど、新時代でも熱視線を浴びているサンセイR&D。次は甘デジ分野を盛り上げてくれるのだろうか。動向から目が離せない。

JRAノーザンファームに大誤算! 3連勝中の新馬戦に「期待馬」集結のはずが、「除外・回避」でまさかの……

 27日(土)、東京5Rの2歳新馬戦にフルゲート16頭がそろった。

 芝の1800m戦とあって、例年なら翌春のクラシックを狙えるようなノーザンファーム生産馬が出走してくる。今年も週半ばの想定段階では、3頭が出走を予定していたが、木曜日の出馬表発表では、ノーザンファーム生産馬が1頭もいないという事態に……。3頭に何が起こったのだろうか。

 3頭の中で最も期待が大きかったのがスワーヴエルメ。父がクラシック2冠を制したドゥラメンテ、母が桜花賞3着馬のアイムユアーズという良血馬だ。セレクトセールで1億9440万円という高額で取引され、注目度は群を抜いて高かった。出走していれば1番人気は間違いなかったが、16/21の抽選に漏れ、まさかの除外となった。

 スペシャルドラマは、伯父にG1・2勝のグランプリボスがいるこちらも良血馬。父エピファネイア、母の父キングカメハメハ、さらに2代母の父サンデーサイレンスという配合は牝馬2冠のデアリングタクトと全く同じ。追い切りでもいい動きを見せていたが、こちらも16/21の抽選の壁に阻まれた。

「2頭(スワーヴエルメとスペシャルドラマ)は、おそらく来週以降の福島1800mに向かうことになるでしょう。どちらも大きいところを狙える馬だけに東京でデビューさせたかったでしょうね。夏の福島デビューからはクラシックにつながるイメージがありませんからね」(競馬誌ライター)

 出走にこぎつけられなかった最後の1頭がアルビージャだ。サンデーレーシングから総額4000万円で募集されたモーリス産駒で、近親にアルバートやインティライミがいる。モーリス産駒待望の初勝利という期待も背負っていたが、最終追い切り後に歩様が悪くなり回避となった。

「ノーザンファームとしては、来年のクラシックに向けてここで“1勝”は見込んでいたはずです。まさか1頭も出走できない憂き目にあうとは思っていなかったでしょう。実際に、宝塚記念ウイークの東京芝1800mの新馬戦は、2017年からノーザンファームの生産馬が3連勝中でしたし」(同)

 しかし、勝ち上がったその3頭には、その後苦難が待ち受けていた。

 2017年に勝ち上がったスワーヴエドワードは、1勝クラスで頭打ちとなり、障害転向後に1勝するにとどまった。結局、平地・障害あわせて13戦2勝という成績で登録を抹消された。

 2018年にはアンブロークンが勝ち上がり、2戦目の新潟2歳S(G3)でも2着に好走。しかし、脚部不安が判明し、その後は長期休養に入った。約1年後の復帰戦を3着と好走したが、結局2勝クラスでは勝利を挙げることなく、今月登録を抹消された。

 そして昨年勝ち上がったのは、記憶に新しいブルトガングだった。グランアレグリアの全弟ということでデビュー前から注目度も高かった。新馬戦では期待に違わぬ衝撃の走りを披露したが、その2週間後に腰萎(腰フラ)が原因でまさかの安楽死処分になった。

 結果的には、3頭ともその素質を開花させることなく、すでに現役を退いた。今年は3頭が除外・回避という結果になったが、嫌な流れを断ち切ったともいえる。長い目で見れば、逆に良かったのかもしれない。

渡部建、謝罪会見を避ける本当の理由…復帰への計算、文春での謝罪は“素振り”の可能性

「アンジャッシュ」の渡部建さんが「週刊文春」(7月2日号/文藝春秋)で独占謝罪した。だが、いまだに謝罪会見を開いていないことに対して疑問の声が上がっている。

 渡部さんが会見しないのは、以前この連載で指摘したように自己愛が強いからだろう。強い自己愛の持ち主は、自己愛の傷つきに人一倍敏感で、自己愛が傷つく事態を何よりも恐れ、極力避けようとするからである。

 多目的トイレで肉体関係を持ったことを含めて複数の女性との不倫が報じられてからの世間の反応を見る限り、渡部さんが謝罪会見を開けば、容赦ない質問が飛んでくることは容易に想像がつく。当然返答に窮するだろうし、頑張って答えても、言い訳と自己正当化に終始していると批判されるかもしれない。あるいは、会見で話したことに対して、不倫相手の女性が「事実と違う」と異議を申し立てる可能性も十分考えられる。

 そうなれば、渡部さんの自己愛は傷つくはずだ。そういう事態を何よりも恐れるからこそ、謝罪会見を開かないのだと思う。自己愛が強い人は、必ずしも鋼(はがね)のように強靱な神経を持っているわけではない。むしろ、自分自身を愛する気持ちが人一倍強いがゆえに、バッシングには脆弱なのだ。

 そういう自分の打たれ弱さに薄々気づいているからこそ、自己愛が少しでも傷つく事態を避けて、自分を守ろうとする。17世紀のフランスの名門貴族、ラ・ロシュフコーは「自己愛は、この世で最もずるい奴より、もっとずるい」と述べているが、自分を守るためにずるくなることは、誰にでも多かれ少なかれあるのではないか。

渡部さんの計算

 今回「文春」で謝罪したのも、自分を守るための計算があってのことだろう。まず、自身の不倫を暴いた媒体で謝罪すれば、禊(みそぎ)がすむという計算が働いたはずだ。また、落語家の立川志らく師匠が25日にテレビ番組『グッとラック!』(TBS系)で言ったように、「第3弾、第4弾出ないように」という思惑もあったのかもしれない。

 私は意地悪なので、「妻も怒っているし、世間からもボコボコに叩かれているし、テレビにも出られなくなった。ヤバいことになったので、一応謝罪の素振りを見せておこう。そのうちほとぼりが冷めれば、世間も忘れるだろう」という計算もあるのではないかと疑いたくなる。

 だが、そんなに甘くないと私は思う。もし、時間が経てば世間が許してくれて、そのうちテレビにも復帰できると思っているのなら、妻の佐々木希さんから言われたように「あなたはどこかで舐めて生きている」ことになる。

 私としては、渡部さんに過去の女性遍歴を赤裸々に吐露した自伝を書いて出版することを勧めたい。幻冬舎の“天才編集者”、箕輪厚介氏が編集を担当すれば、きっと売れるはずだ。もしかしたら、井原西鶴の『好色一代男』と並ぶ傑作として後世に名を残すかもしれない。

(文=片田珠美/精神科医)

参考文献

François de La Rochefoucauld  “Maximes et Réflexions diverses” Garnier Flammarion 1977

 

JRAグローリーヴェイズ宝塚記念(G1)参戦の「裏事情」。ドバイ中止以外にも、先を見据えた陣営の思惑が……

 28日、阪神競馬場で春のグランプリ・宝塚記念(G1)が開催される。ファン投票上位のラッキーライラック、サートゥルナーリアをはじめとした豪華メンバー18頭によるフルゲートで行われる。

 メンバー唯一の海外G1の勝ち馬グローリーヴェイズ(牡5歳、美浦・尾関知人厩舎)は、半年ぶりの実戦復帰で宝塚記念に挑む。

 昨年の香港ヴァーズ(G1)で、ラッキーライラックに3馬身半差の勝利を収めたグローリーヴェイズ。今年の始動戦は3月のドバイシーマC(G1)を予定していたが、レースの1週前に中止が決定し、ドバイからトンボ返りとなってしまった。

 ドバイワールドカップデーの約1か月後に行われる天皇賞・春(G1)は、昨年フィエールマンの2着に好走したレースだけに出走も期待されたが、間隔の短さから陣営は出走を断念。その影響で、グローリーヴェイズの始動戦は宝塚記念となった。

 半年ぶりの復帰戦は初の阪神コース。関東馬ということを考えれば、阪神未出走も珍しいことではない。だが、京都はすでに6走しており、意識的に阪神を使われてこなかったようだ。

「ハナ差の2着に敗れたデビュー3戦目のきさらぎ賞(G3)がグローリーヴェイズにとって、初の京都コースでした。この走りを見た尾関調教師は直線平坦なコースが合っていると見抜き、これまで意識的なレース選択をしてきたようです」(競馬記者)

 きさらぎ賞後は京都を5走、新潟とシャティンを1走ずつとコースへのこだわりがよくわかるレース選択だ。実際に、香港ではG1勝利、京都では日経新春杯(G2)を勝利、天皇賞・春で2着としっかり結果を出している。

 京都が合う理由としては、デビュー時432キロと小柄な馬体だったため、力のいるコースを苦手としていたと考えられる。だが、今では450キロを超える馬格に成長しており、阪神の坂も十分にこなせる可能性が高そうだ。京都コースにこだわってきたグローリーヴェイズが宝塚記念出走に至った要因の一つだろう。

 だが、それ以上に宝塚記念参戦には大きな意義があるようだ。

「京都競馬場は改修工事のため、今年の11月から開催休止に入ります。開催再開は2023年とかなり先のため、京都で結果を出してきたグローリーヴェイズにとってはかなりの痛手です。

これからは他のコースでも結果を出さなければなりませんので、陣営は宝塚記念で一線級を相手にどれだけやれるかを計りたいのではないでしょうか。ここで好走すれば、今後の選択肢は増えますが、惨敗するようだと今後のレース選択は慎重にならざるを得ないですね。陣営にとって重要な1戦となりそうです」(別の記者)

 どうやらグローリーヴェイズにとって宝塚記念はただの復帰戦ではなく、重要な試金石の1戦となるようだ。

 是非ともここで結果を出して、秋は“関東圏”でアーモンドアイ、フィエールマン、コントレイルらとの激闘に期待したい。

渡部建が妻と相方とスポンサーに謝罪する一方、最大の被害者である相手女性に謝罪せず! 「デートクラブのように安全に遊べる子」と差別肯定

 複数の女性を性のはけ口としていたことを「週刊文春」(文藝春秋)に報じられた、アンジャッシュ・渡部建。「週刊文春」発売2日前からすべての仕事の自粛を発表し公の場から姿を消していた渡部だが、今週、その「週刊文春」の独占インタビューに答えた。  すでに多くのワイドショーでも報...

渡部建だけじゃない「政治家や力士やプロ野球選手」もしていた“安全な遊び方”! 女性を道具扱いする男たち

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

渡部建Twitterより画像引用

 アンジャッシュの渡部健が、自身の不倫を報じた「週刊文春」(文藝春秋)にて独占告白をし、大きな注目を集めている。順風満帆だった芸能人生を「文春」に潰され、その「文春」に涙のインタビュー記事が載るという、なんとも情けない展開だ。

 渡部は同誌の6月11日発売号で、複数人の女性との不倫関係や、多目的トイレで行為に及んでいたなどの事実を報じられ、芸能活動を自粛している。それから2週間後となる同誌の6月25日発売号で、渡部は自身の不倫についてNGの質問なしで90分ものインタビューを受けている。

 渡部は「今でも妻を愛しています」と妻である佐々木希についての想いを明かし、不倫相手とされている複数の女性については「デートクラブのように安全に遊べる子たちというふうに認識していました。彼女たちは『接待で政治家や力士やプロ野球選手の集まりに行ったりしている』と話していた。皆さんが安全に遊べる環境を作っていると伺って『こういう世界があるんだなぁ。こういう人たちなら安全に遊べるのかな』と思ってしまった」と述べている。