JRAプロキオンS(G3)サクセスエナジーに立ちはだかる「19戦全敗」の壁。2連勝中も、キンシャサノキセキ産駒の「苦戦」は不可避?

 12日(日)、阪神競馬場ではダートの短距離重賞、プロキオンS(G3)が行われる。上位人気が濃厚のサクセスエナジー(牡6歳、栗東・北出成人厩舎)は、2連勝中と勢いにのるが、血統面から苦戦が予想される。

 7日17時現在、『netkeiba.com』の予想オッズは以下の通り、サクセスエナジーを含めた4頭の人気が拮抗している。

【プロキオンS予想オッズ『netkeiba.com』、7日17時現在】
2.6倍 サクセスエナジー
3.9倍 サンライズノヴァ
5.4倍 レッドルゼル
5.5倍 ラプタス
13.8倍 ミッキーワイルド

 “4強”のうち、サンライズノヴァは59kgという酷量、レッドルゼルは初重賞という点が嫌われ、この2頭は3~4番人気に落ち着くのではないだろうか。残ったサクセスエナジーとダート7戦6勝でまだ底を見せていないラプタスのどちらかが1番人気に支持されることも予想される。

 5月の天王山S(OP)と栗東S(L)を連勝し、勢いに乗るサクセスエナジー。従兄弟には、2009年のフェブラリーS(G1)などダートG1を3勝したサクセスブロッケンがいる生粋のダート血統だ。近親のほとんどがダートを主戦場にしており、サクセスエナジー自身も27戦すべてダートを使われてきた。

 注目したいのが、父キンシャサノキセキ産駒の傾向だ。一般的には、芝・ダート兼用種牡馬という評価だが、これまでJRAで挙げた375勝の約60%にあたる225勝がダートでの勝ち鞍。勝率も芝の6.3%に対し、ダートは8.4%と、どちらかと言えばダート寄りだ。

 しかし、重賞レベルでは少し話が違ってくる。

「キンシャサノキセキ産駒は中央の重賞を7勝していますが、全て芝コースでのもの。地方では30近いダート重賞を勝っていますが(7日現在、29勝)、JRAではまだダート重賞を勝ったことがありません。サクセスエナジーも地方交流重賞は3勝していますが、JRAでは3戦して4着が最高着順です」(競馬誌ライター)

 キンシャサノキセキ産駒のJRAでの重賞成績は芝の「7-10-4-75」に対して、ダートは「0-1-1-17」と対照的。オープンまたはリステッドのダート競走だと「10-8-8-50」なので、同産駒にとってダート重賞は高い壁として立ちはだかっていることがわかる。

 サクセスエナジー自身もオープンとリステッドでは「3-1-0-2」だが、重賞は「0-0-0-3」とその壁を越えられずにいる。

 南半球生まれの父は7歳と8歳時に高松宮記念(G1)を連覇するなど、6歳以降に本格化した遅咲きだった。芝・ダートで舞台は違うが、サクセスエナジーも6歳を迎え充実著しい。父と同じような成長曲線を描くためには、 “鬼門”のダート重賞をあっさりクリアしたいところだ。

藤井聡太、なぜ対局相手の大御所たちは“おかしくなって”しまうのか?魔力の秘密

 将棋の藤井聡太七段(17)が驀進中だ。7月2日、愛知県豊橋市のホテルアークリッシュ豊橋で行われた王位戦七番勝負の第1局2日目を取材した。といってもコロナ対策で報道陣も主催社しか対局室には入れず、AbemaTVの中継が映される広い会場で終局を待つだけ。藤井が怒涛のように攻め続けて午後5時37分。2五金で木村一基王位(47)の玉に王手をかけると、木村は「負けました」と頭を下げ投了した。持ち時間の8時間をともに余す早い決着だった。

 駒の犠牲を重ねながら木村に迫る藤井。必然、守る木村の持ち駒は豊富になり、寄せ切れなければじっくりと逆襲されて藤井は危なくなる。昨年、46歳で初めてタイトルを取り感涙にむせんだ木村は「受けの名人」と呼ばれる寝業師だ。相手の攻撃を巧みにさばいてから反撃して勝つことが多く、藤井にとって「罠」も多かった。

 終盤へ入る頃、木村は68分も考えて3九馬と藤井陣の金にぶつけてきた。対して60分考えた藤井は、守らずに5三銀と攻めを続行した。1筋、2筋に封じ込められ、素人目にはすぐにも詰みそうに見える木村も簡単には詰まない。一手間違えれば逆転する。それでも藤井は決して間違わず確実に攻め切った。

初の2日制にも「よく寝られた」

 会見場に現れた藤井七段は「2日制の対局は初めてで、充実感もあったが、体力面ではちょっと課題が残った。次回はそのあたりに気をつけたい。いいスタートが切れたので、第2局もしっかりと指したい」と会見で話した。グレーの和服姿はもう堂に入っている。先勝された木村は「どこかで対応を間違えたかもしれない。苦しいと思っていた。結構がんばったつもりだったが、鋭い寄せだった。次は早く気を取り直して準備を進めてがんばりたい」と話した。

 最後は5三に打ち込んでいた銀も、木村の玉の逃げ道を塞ぐ存在になっていた。会見で筆者が藤井に「3九馬と指されたとき、金を守っておいたほうがいいと思わなかったですか?」と訊くと「直前の4五桂から、急所を外してしまったので……(以下、聴取できず)」。「藤井さんから見て木村王位の悪かった手は?」と訊くと「精査してみないとわからない」。「ほとんど攻め続けて勝つのは気持ちがいいのでは?」には「いやあ」と否定的で「局面、局面で最善手を指していきたい」と落ち着き払って答えた。

 この日は藤井にとって初めての2日制の対局だった。1日目を終えた時の「封じ手」について藤井は、「まったく経験がないので、できれば木村王位に封じてもらいたかった」と不安を吐露した。封じ手は藤井ではなく木村だった。「よく寝られた」と藤井。封じた側が「しまった」などと後悔して寝られなくなったりもする。これも幸いだったか。

 2つのタイトル戦に挑戦している藤井。渡辺明三冠に挑む棋聖戦(五番勝負)も先勝。第2局は矢倉という駒組から玉を守っている金を早々に攻撃に繰り出す、定石を覆す大胆な手で圧勝している。

 これで、タイトル戦も負けなしの3連勝だ。早ければ7月9日の棋聖戦で渡辺に勝利すれば、屋敷伸之九段(48)の18歳6カ月を破り、17歳11カ月という最年少でタイトル取得となる。ちなみに藤井は7月19日で18歳になる。

相手が誰でも同じ

 藤井を子供の頃から教えた「ふみもと子供将棋教室」(愛知県瀬戸市)の文本力雄さんは、「対局中は盤面集中だけです。相手のことを気にしたりしない」と話す。相手が羽生善治永世七冠だろうが、加藤一二三九段だろうが、自分より格下だろうがAI(人工知能)だろうが関係ない。

 このあたり、20歳で三冠となった囲碁界のニュースター芝野虎丸と酷似する。芝野の師匠である洪清泉四段も「どんな大先生が相手でも全然委縮しない。盤面集中するだけ」と話してくれたことがある。まだ、社会経験も浅く、相手の地位などに委縮することもない。「相手に失礼にならなければいい」だけで対峙できる若さの強み。

 例えば藤井は、初手を指す直前に必ず水分を補給する。先手番だろうが後手番だろうが。格上の大棋士が先手で初手を指し、「さあ、どう来る」と待ち構えていても、悠然と飲料を飲んでから指すのである。

 昨年2月の「朝日杯将棋オープン」。筆者がカメラマンとしてレンズを向けていた時、「それでは始めてください」と言われた先手番の藤井が平然とペットボトルの飲料を飲みだすものだから「あれっ、先手と後手を聞き間違えていたか」と、慌ててレンズを相手のほうに向けたことがある。注目される棋戦は報道対応もあり、2人が着座してから「始めてください」まで結構時間がある。「飲むのならその間に飲めばいいのに」と思ってしまう。しかし、そんな些細なところにも「自分流」を崩さないその姿勢が強さの一つなのだ。

 さて、羽生が非公式戦で藤井に破れて話題になった頃も、大御所たちは「来るなら来い。俺が止めてやる」といった気概で臨んでいたが、最近は次第に、その気迫が感じられない気がする。渡辺三冠にしても藤井が「と金」で攻めこんできた攻撃に対して、普通にと金を取って受ければいいと思う場面も、金を最下段に下げて逃げるという別の手を指して余計悪くしてしまったりしている。

 藤井七段に対して意識過剰になっているのか、「藤井の手だ。何かあるはず」と考えすぎてしまうのか。藤井は相手を惑わそうと意識して指しているわけではないし、その程度の「はったり」で勝てるほど甘くはない。しかし、彼は普通に指していても相手がおかしくなってしまうような魔力もあるようにも見える。

(写真・文=粟野仁雄/ジャーナリスト)

小室圭さんの母・佳代さんはなぜ「タクシーに乗る」のか? 常に尾行される生活

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

『おめでとう眞子さま 小室圭さんとご結婚へ 』(毎日新聞出版)

 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚問題が足踏みを続けるなか、小室家のプライバシーを侵害する報道が続いている。

 7日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、小室圭さんの母・佳代さんの“再就職”をスクープ。佳代さんのプライベートをいかに追いかけ回しているかがわかる記事を掲載した。

 佳代さんは今年4月ごろに、以前働いていた洋菓子店に再就職したという。同誌はこの再就職を、婚約延期のきっかけのひとつとなった400万円超の借金を返済するためであると分析。その真意を聞くべく、記者は職場へ出かける佳代さんを追いかけている。

パチンコ頼りになるのは「現役最強マシン」!「無双」の爆発にしびれる!【北斗シリーズで10万発_延長戦】

 まさかパチンコ『北斗の拳』シリーズを13機種も打って総出玉が10万発に届かないとは思いもよらなかった。1機種あたま約7692発である。爆裂機の称号をほしいままにしてきた『北斗』シリーズにしてみれば造作もないこと。であるはずであったのに……。

 まあ、こうなっては仕方がないので親類機『CR蒼天の拳』に助けを借りるべく、「北斗シリーズで10万発」を達成しようではないか。

 初代『ぱちんこCR蒼天の拳(HV)』。2009年に登場である。時期的には『ラオウ/ケンシロウ』の後、『剛掌』より前となる。つまり、スペック的にはバキバキの頃で、大当り確率1/399.6の確変78%、右打ち中はオール15Rといった破壊力。残り3万発弱とまあまあ残っているが、一発ツモも全然ありえるのである。

 それがありえない結果を生み出すのである。単発。お前もか、霞拳志郎。私が前世でどんな悪行を働いたというのか。食糧難にあえぐ村のために半年も各地を探し回ってなんとか手に入れた種籾を奪ったりなんかしていないのである。

 ミスミじいさんの単発死を無駄にしないためにも2代目『ぱちんこCR蒼天の拳(2011)』は頑張るしかない。今日よりも明日なんじゃ。

 手放しで喜ぶほどではもちろんないが、6連で9000発近くの出玉を叩き出せばまあ及第点といえよう。電サポ時のオール15R大当りを踏襲したものの継続率が75%と若干ダウンした分、むしろよくやったと褒めるべきかもしれない。

 あと2機種で2万発。なんかまた際どいラインでの攻防となってしまったが、やれるに決まっている。やれるはずである。やれるだろう。やれるよな? っていうかやれよ。もうやってくれよ。お願いだよ、やっておくれよ。

 3代目『ぱちんこCR蒼天の拳(HTVA)』は80%ループのSTに進化しての登場で16R2000発大当りがノンストレスのゼロアタッカーによって繰り出される本格派爆裂マシン。絶対にやってくれ2連。食い気味に結果報告の2連。お前の文句は誰に言えばよいのだ、霞拳志郎。

 最後のコインに祈りを込めてミッドナイトDJばりに、その希望を双肩に担う『ぱちんこCR蒼天の拳天帰』。STの継続率が65%ではあるが、RUSH中の16R2000発大当りの比率が約80%と打撃力を見込んでの最終決戦である。

 482回転、通常大当り。ゆうて65%、この展開もやむなし。この分を連チャンした時に乗せられると思えば良いのである。184回転、待望の確変ゲット。RUSHは100回転ながらSTは33回転。パチスロ初代北斗における32Gのイメージか、北斗シリーズには短期決戦が似合う。電光石火でバババッと2万発を手に入れるのである。

 ス ル ー 。

『蒼天』4機種で1万5000発にも満たない体たらく。結果、8万7608発と1万発以上も負の遺産を残したのである。もうこうなれば、あの御方に頼るしか道はない。現役最強CR、天下無双の爆裂機、ご存知『ぱちんこCR真・北斗無双』にあらせられる。頭が高い、控えおろう。

 いや、マジで結局『無双』なのである。最初こそ50%を射止められず単発に終わったものの、2回目の初当りで確変をゲットするとそこから10連の1万9226発と一撃2万発に迫る猛攻で一気に目標達成である。

 で、ここで終わると思いきや残保留で引き戻し。これは残念ながらヘソ保留だったので裏を引いて100回転の時短となったであるが、その時短でまさかのRUSH引き戻し。プラスで3連チャンを追加する事態となったのである。

 最終、26075発を獲得し、無事「北斗シリーズで10万発」の目標を達成することができた。総実戦機種18機種で11万3683発、壮大な、一部で冗長との噂もあるが、物語はここに幕を閉じるのである。

実戦数:5機種(トータル18機種)
今回のトータル出玉:40517発(通算113683発)
今回の差玉:20252発(通算+10286発)

(文=大森町男)

「クラフトボス」新テレビCM リモート参加の役所さんが自由奔放

クラフトボス新テレビCM
サントリー食品インターナショナルは7月7日、サントリーコーヒー「クラフトボス」の新テレビCM「宇宙人ジョーンズ・顔合わせ」編(A・B・Cの3タイプ)をウェブで先行公開し、11日から全国で放送する。俳優の堺雅人さん、トミー・リー・ジョーンズさんに加え、新キャストに役所広司さんを起用し新展開を開始する。
(Aタイプ:https://www.youtube.com/watch?v=eDOifyPOd7Q
 
クラフトボス新テレビCM
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2017年にスタートした「クラフトボス」ブランドの”新しい風“CMシリーズは、IT企業で働く俳優の堺雅人さんが、テレワークや副業といった新しい働き方を当たり前のようにこなす若い社員に驚く様子を描いてきた。
今回は、この時代の新しい働き方として注目される「リモートワーク」がテーマで、CMの撮影に向け、関係者が参加するリモート会議が舞台。
 
クラフトボス新テレビCM
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「この惑星では、本当の意味で、働き方が変わろうとしている」という宇宙人ジョーンズのナレーションではじまる。この顔合わせが、そのままCMになると知らされ驚く堺さんと役所さん。その後役所さんは、パンツ姿で商品を冷蔵庫に取りに行ったり、セリフや飲みカットのタイミングを間違え、時に苦笑いし愚痴もこぼす。堺さんは、そんな先輩の自由奔放な様子を、目を丸くしながらも笑顔で見守る。
制作スタッフに扮したジョーンズは、「この惑星では、もはや、家と職場を分ける必要もないらしい」と締める。
B、Cタイプでは、二人がリモートや新時代について会話をしている最中に、画面がフリーズしたり、音声が途切れたりする、リモートあるあるが描かれる。
 
クラフトボス新テレビCM

堺さんはインタビューで、初期のクラフトボスのCM(https://dentsu-ho.com/articles/5042)にテレワークをして出社しない社員が登場していたことに、「先見性があったんですね。時代がクラフトボスに追いついた。こうなると、それぞれの人間性が分かる気がして、面白い時代になったと思う」と話し、役所さんは「リモートなど詳しくない僕は、ああいう生意気な部下は嫌ですね」と笑わせた。

商品サイトhttps://www.suntory.co.jp/softdrink/craftboss/

JRAミヤジコクオウが兄の「無念」を晴らす! ジャパンダートダービー(G1)カフェファラオに下剋上で世代トップ奪取なるか!?

 8日、大井競馬場でジャパンダートダービー(G1)が開催される。南関東クラシック三冠の最後のレースだが、交流重賞ということで過去10年ではJRA勢が8勝と圧倒的な結果を残している。

 昨年の勝ち馬クリソベリルは秋にはチャンピオンズC(G1)を制し、最優秀ダート馬に選出された。今年も帝王賞(G1)を制し、国内負けなしのダート王者だ。

 今年の出走メンバーでは3戦3勝のカフェファラオが圧倒的1番人気に支持されることが予想されるが、そこに待ったをかけるミヤジコクオウ(牡3歳、栗東・川村禎彦厩舎)に注目したい。

 これまで5戦3勝という成績のミヤジコクオウだが、負けたレースは悲観する内容ではない。新馬戦は上がり最速の末脚を繰り出すも、逃げたサンライズホープにクビ差届かずの2着。敗れたとはいえ3着以下には大差、勝ち馬のサンライズホープもユニコーンS(G3)に出走した実力馬だ。各馬の脚質が定まらない新馬戦特有のスローな流れが逃げた馬に味方したと考えられる。

 また、3着に敗れた伏竜S(OP)はスタートでつまずき、後方からの競馬となったことが敗因。それでも、上がり3ハロンの時計はメンバー最速を記録しており、十分に力を示している。

 そして最も評価できるのが、前走の鳳雛S(L)だろう。縦長の隊列の中、中団前目のポジションでレースを進めたミヤジコクオウ。3、4コーナーで徐々に進出を開始し、直線を向いたときには3番手まで押し上げた。残り100mで逃げ粘るダイメイコリーダをしっかり捉えて、最終的には3馬身差の圧勝を決めている。

 2着に下したダイメイコリーダは次走の鷹取特別(2勝クラス)で古馬相手に2着に健闘、また7着だったミステリオーソも次走の西脇特別(2勝クラス)でラインベックの2着に好走していることからも、レースレベルの高さが分かるだろう。

 さらにダート適性抜群の血統も心強い。半兄のエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)は重賞12勝(うちG1・9勝)を挙げ、2009年、10年に最優秀ダート馬に輝いた名馬である。兄は3歳秋以降に本格化したためJDDに出走していないが、ミヤジコクオウはすでに実力十分。カフェファラオを倒して、ダートの世代トップに君臨することがあってもおかしくないはずだ。

「ミヤジコクオウの父はヴィクトワールピサのため、ゴールドアリュール産駒の兄と比べるとダート適性は低く感じられるかもしれません。現役時代、ヴィクトワールピサは芝で活躍しましたが、オールウェザー開催のドバイWC(G1)を優勝していることからダート適性があった可能性も高いです。ヴィクトワールピサの父ネオユニヴァースの産駒ではダート重賞勝ち馬がいるため、心配する必要はなさそうです。

ただ不安なのが、エスポワールシチーが大井競馬場で未勝利ということです。船橋、盛岡、名古屋、金沢と結果を出しているだけに、地方の砂が合わないということはなさそうなだけに、不思議ですね」(競馬記者)

 実際に、エスポワールシチーの大井の成績は帝王賞で2着、東京大賞典(G1)で5着と勝利することができていない。さらに2度の2着に入った帝王賞でも、11年はスマートファルコンに9馬身差、12年はゴルトブリッツに3馬身半差で敗れており、完敗とも言える内容だ。

 だが、この敗戦はエスポワールシチーの全盛期である4、5歳シーズン以降のため、これからピークを迎えようとしているミヤジコクオウにとっては関係ないかもしれない。

 果たしてミヤジコクオウは兄が勝てなかった大井競馬場で勝利し、世代最強の称号を獲得することができるだろうか。

JRA通常開催も間近? 今週末からウインズ一部再開も、アノ競馬場ではすでに“有”観客開催を決定!

 6日、JRAは一部のウインズおよびJ-PLACEにおいて、11日(土)から「発売・払戻」を再開することを発表した。これまで臨時払い戻しは行われていたが、発売が行われるのは2月29日の無観客競馬開始後、初めてである。

●発売再開対象ウインズ・J-PLACE
ウインズ:釧路、津軽、横手、米子、佐世保、八代、宮崎
J-PLACE:中標津、くしろ、静内、旭川、千歳、滝川、江別、岩見沢、苫小牧、石狩、小樽、登別室蘭、浦河、鳥取岩美、三刀屋、荒尾

 なお、営業時間は14時まで、発売レースは各競馬場のメインレース、前日発売レースのみ。来場者にはマスクの着用の協力をお願いするなどして、新型コロナウイルス感染対策が敷かれたうえでの営業再開となる。

 先月22日にJRAは記者会見を開き、9月に中山と中京で始まる秋競馬までに競馬場への入場再開を目指し、対策を検討していることを明らかにした。このときには、感染防止策として入場人員を絞る方針で、インターネットで販売する指定席の購入者に限り入場できるという案が出ていたようだ。そのため、ウインズの一部営業再開は、競馬場への入場再開へ一歩前進したと捉えられるだろう。

 その一方で、日本で最初に競馬場の開場再開を発表したのが、北海道のばんえい十勝だ。

 JRAの一部ウインズ再開の発表と同日、ばんえい帯広競馬を主催する帯広市は11日から帯広競馬場に観客を入れて開催することを発表した。公式ホームページに「北海道内におけるイベント等開催制限の段階的緩和を受け、関係機関と調整を行い、2020年7月11日(土)より帯広競馬場でお客様をお迎えして開催いたします」と掲載している。

 具体的に行われる対策として、入場時の検温、手の消毒、マスクの着用、列の間隔は最低1m以上空けることを入場者にお願いしている。また、飛沫防止シートの設置、席数の削減、エレベーターと喫煙室の利用人数を制限するなど、徹底した感染防止策での観客の入場再開となる。

「ばんえい競馬が再開できるのは、来場者数がJRAと比べて少ないことが大きな要因です。通常の来場者は1000人から2000人程度、大きいレースでも5000人入るかどうかといったところ。なので、政府が発表した10日から緩和される大規模イベントの上限人数(5000人)を超えることはなさそうです。入場者の絞り込みが不要なことが、早期再開の決め手に思われます」(競馬記者)

 中央競馬では5000人以上が競馬場に押し寄せるのが当たり前で、日本ダービー(G1)のようなビッグレースとなれば10万人を超えることもある。指定席の購入者に限り入場できるという案が出ているように、入場者の絞り込みが1番の課題なのかもしれない。

 今回、観客を入れての競馬開催を行うばんえい競馬。この成功がJRAの競馬場開場の後押しとなることは間違いないだろう。1日でも早く、ファンが中央競馬の競馬場に戻ることを願いたい。

エネイブルのエクリプスS(G1)敗戦は想定内!? 凱旋門賞(G1)に最強女王陣営が前向きな理由とは……むしろ「完璧なパフォーマンス」と高評価

 5日、イギリスのサンダウン競馬場で行われたエクリプスS(G1)は、ガイヤースが2分04秒48で逃げ切り勝ち。圧倒的1番人気に支持されたエネイブル(牝6、英・J.ゴスデン)は2馬身1/4差の2着に敗れた。

 昨年の凱旋門賞(G1)2着以来の復帰戦を迎えた世界最強女王だったが、今年に入ってG1を含む重賞連勝中のガイヤースを捉えることはできなかった。勝ち馬が順調に使われていたことは確かだが、直接対決の凱旋門賞を10着に惨敗した相手だ。

 3連覇を目指した昨年、史上初の凱旋門賞3連覇の夢は潰えた。だが、エネイブルに絶対的な信頼を寄せる陣営は引退を撤回、現役続行を決断した。今年の始動戦に選んだのがエクリプスSだった。最強女王の健在ぶりを世界に見せつける意味でも、勝利という最高の結果が欲しかっただろう。

 しかし、レースではガイヤースの逃げを道中4、5番手から追走したものの、直線で追い出されてもいつもの豪脚は不発。ガイヤースを追い詰めるどころか、ジャパンと3着争いするのが精一杯だった。

 これまでのキャリアで連敗したことがなかったエネイブルだけに「衰え」の声も出始めた。いち早く反応したのが欧州のブックメーカーだ。この結果を受けて英・オークス(G1)を9馬身差で圧勝したラヴを凱旋門賞の単勝1番人気に繰り上げ、エネイブルは2番人気へと評価を落とした。

 結果だけを鵜呑みにすれば、3度目の凱旋門賞制覇に黄色信号にも映るが、陣営の評価はむしろ逆だ。管理するJ.ゴスデン調教師は「完璧なパフォーマンスだった」と振り返っていたことを豪専門メディア『Racing.com』が報じている。

 その理由となるのが師のコメントだ。「私たちはガイヤースが脅威であることを知っていたし、警戒していた」とエクリプスSでガイヤースが最大の敵となることはわかっていたこと、さらに「サンダウンは逃げ馬のための競馬場だった。彼は先頭に出たら、誰も追いつけない。コロネーションでそれを痛感していた」と不覚を取るならガイヤースと想定していたようだ。

 また、エネイブルとコンビを組んでいるL.デットーリ騎手も「最後もう100メートルが必要だった」と距離不足を振り返った。「85%の仕上がりとしては素晴らしい走りだった。満足している」と評価した陣営に悲観の色は微塵もない。次走に予定しているキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)に向けた良い舞台になったと前向きな姿勢を見せた。

「大きく注目されたのはエネイブルがどのようなパフォーマンスで復帰戦の勝利を飾るかでした。それだけにこの敗戦は少々意外な気もしましたが、内容としては悪くなかったというのが率直な感想です。

デットーリ騎手もいつもより後ろからの競馬をしていましたし、ガイヤースが強い馬であることは我々も知っていた訳ですから。勝ち馬に向いた展開からも休み明けとしては上々な結果だったという陣営のコメントにも納得できます。

ただ、それだけに次走のキングジョージでは結果が欲しいところです。ここを取りこぼすようだといよいよ本番も危なくなるのではないでしょうか」(競馬記者)

 奇しくもこの日は、JRAのメイン重賞もCBC賞(G3)をラブカンプー、ラジオNIKKEI賞(G3)をバビットが逃切り勝ちを収めていただけに、競馬ファンにとっては逃げ馬の強さを思い知らされた一日だったかもしれない。

 完全復活を目論む世界最強女王の次走のパフォーマンスに大いに注目したい。

東京女子医大が危機的状況、看護師ボーナスゼロで400人が退職意志…理事室移転に6億円

 新型コロナウイルス感染症の拡大に対する対応や、世間の心ない中傷などで疲弊する医療現場。そんななか、東京女子医科大学(東京都新宿区)で看護師職などの夏季賞与がゼロとなったことが波紋を広げている。その結果、同医科大の関連病院の看護師職の約400人が退職意志を示しているというのだ。

400人辞めても「補充すれば良い」

 東京女子医科大理事会は経営赤字を理由に、教職員の今年度の夏季一時金をゼロとすることを同大労働組合に通達した。25日、組合は理事会の代理人弁護士と団体交渉を行った。6月29日に発行された同労組の「組合だより」には、この団交での容赦のない経営陣の主張が赤裸々に綴られていた。以下、引用する。

「組合)女子医大より減収額が多い大学でも一時金は出ている。

●減収と赤字は標念が違う。うちは約30億の赤字だ。その大学はどの程度の赤字ですか?黒字かもしれないでしょ。

組合)中小病院も赤字で苦しんでいる。それでも職員のことを考えて借りてでも何とか一時金を支給している病院もある。

●女子医大も借りてでも支給せよということですか?そんな不健全な経営は間違っているし、やるつもりもない。

(中略)

組合)看護師の退職希望者の予想数が400名を超えると聞いたが、そのことに対してどう考えているのか

●深刻だとは思うが、足りなければ補充するしかない。現在はベッド稼働率が落ちているので、仮に400名が辞めても何とか回るのでは、最終的にベッド数に見合った看護師を補充すれば良いこと。申し訳ないが、これは完全に経営の問題であり、組合に心配してもらうことではない。 組合員の労働条件の問題ではないので交渉の議題ではない。今後の患者数の今後の患者数の推移を見ながら、足りなければ補充すれば良いことだ」(編注:●は理事会代理人の発言)

「医療スタッフ、チームは一朝一夕では育成できない」

 果たして労務担当として、以上のような発言は適切だったのか。この『組合だより』を読んだ東京女子医大の現役医師は憤る。

「正直、『組合だより』を見て驚愕しました。まったく、現場のことがわかっていない発言です。看護学校を出たばかりのナースが、正規のチームの一員になるまでいったいどれくらいの時間がかかっていると思っているんでしょう。個人の職務経験だけではなく、各医局での人間関係やチームワーク、信頼関係なども含まれるのです。医療現場は工場ではなく、ただ人を補充すれば回るわけではありません。

 理事会の理事はほぼ本学の医師出身です。ある程度、現場の苦労はわかっていると思うのですが……。どうしてこのような発言をする方に代理人を任せているのか甚だ疑問です」

今年完成の新校舎に理事室移転で6億2000万円

 別の看護職員は次のように漏らす。

「我々の努力不足やコスト削減意識が不十分で赤字になったのなら、まだわかります。しかし、赤字の原因はそもそも大学のおかしな経営ではないのでしょうか。理事会は今年4月、理事室の移転改修工事を承認しました。予算は6億2000万円です。理事室を本部棟から、今年整備された新校舎・彌生記念教育棟に移転させるというものです。

 そもそも新校舎を建設するのにあたり、なぜ最初から理事室の移転が計画に含れていなかったのでしょうか。業者に言われるがまま、なし崩し的に6億円ものお金を自分たちの部屋につぎ込んでおきながら、30億円の赤字とはいったいどういうことなのでしょう。それでわたしたちのボーナスはゼロというのは、納得がいきません」

 このままではただでさえ人員が不足しがちな医療従事者が、大量に現場を去ることになる。「医療従事者に感謝の気持ちを」との政府の掛け声だけが、むなしく響く。

(文=編集部)

 

JRA 木下優樹菜芸能界引退 一世風靡した「チョリース」松岡正海がマイネルキッツで天皇賞・春制覇後に披露も

 7月1日に芸能活動を再開したばかりだったタレントの木下優樹菜が、6日、芸能界を引退することを発表した。まさに急転直下。たった5日での心変わりについて、彼女が所属する大手芸能プロダクションのプラチナムは、「慎重に協議を続けるなかで当社として信頼関係を維持することが著しく困難であると判断した。苦楽をともにしてまいりましたが、このような結果になりまして、当社として誠に不本意でありマネジメント会社としての責任を痛感している」との声明を発表した。

 木下の突然すぎる引退の理由として、「新たなトラブル」、「YouTuber転身」などがあがっている。引退して一般人となった木下だが、まだまだメディアを騒がせる可能性も大いにあるだろう。

『おバカキャラ』とサバサバした物言いがギャルを中心に人気を博していた木下。だが、競馬ファンの中には、彼女の口癖で流行語にもなった「チョリース!」で、松岡正海騎手とマイネルキッツを想起する人もいるのではないだろうか。

 デビュー後、長らく芽が出なかったマイネルキッツは、5歳秋から松岡騎手を鞍上に迎えることになった。コンビ結成初戦のオールカマー(G2)は4着に終わったものの、結成3戦目となる福島記念(G3)では勝ち馬からタイム差ナシの2着と好走。翌年も中山金杯(G3)、アメリカジョッキーCC(G2)でともに4着と掲示板をキープ。日経賞(G2)も7番人気ながら2着と結果を残していた。

 そして迎えた天皇賞・春(G1)。京都記念(G2)と阪神大賞典(G2)を連勝したアサクサキングス、前年のジャパンC(G1)を勝ったスクリーンヒーロー、日経賞の勝ち馬アルナスラインらが人気を集める一方、マイネルキッツは単勝46.5倍の12番人気だった。

 レースではホクトスルタン、テイエムプリキュアらが先行するなか、マイネルキッツは10番手で追走。だが、アサクサキングスとスクリーンヒーローらが2周目の4角手前から動いたのを見た松岡騎手は、マイネルキッツも早めに動くことを決意。最後の直線では、先に抜け出したアルナスラインをしぶとく伸びる脚を使って内から交わして優勝を果たし、人馬ともにうれしいG1初制覇を達成した。

「話題になったのはその際の勝利騎手インタビューです。アナウンサーからおめでとうと告げられた松岡騎手は、開口一番に『チョリース!』と手を挙げて挨拶。その後は相棒を称えるなど無難な受け答えを見せていましたが、また最後にもカメラに向かってポーズをしていました。

 これは当時、木下が出演していた『みんなのウマ倶楽部』(フジテレビ系)で、松岡騎手がG1を勝利した際に、彼女の口癖だった『チョリース』を披露すると約束していたためだと言われています。このことを知らない人からは、松岡騎手に対して『不謹慎』『不真面目』などの批判も上がりましたが、一方では『義理堅い』『約束を果たした』など、松岡騎手の人格を称賛する人もいましたね」(競馬誌ライター)

 松岡騎手とマイネルキッツは翌年、日経賞を勝ち、ディフェンディングチャンピオンとして天皇賞・春に挑戦。昨年とは一転して積極的に前に出て、一時は先頭に立つも、ジャガーメイルに交わされて2着。それからもコンビは継続していたが、勝利を挙げることはできなかった。

 芸能界ならず、競馬界にも爪痕を残していた木下。メディアの前でかつてのように元気よく『チョリース』と挨拶する日はもう訪れないのだろうか。