キンプリ平野紫耀と橋本環奈、熱愛の噂の真相…小栗会では“親密な様子”との情報も

 Sexy Zoneの中島健人とKing & Princeの平野紫耀がW主演を務めていることで話題の連続テレビドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)の視聴率が伸び悩んでいる。ジャニーズの若手2トップがタッグを組み、視聴率の取りやすい警察ドラマに挑んだにもかかわらず、苦戦しているようだ。

「2人の人気が低下しているわけではなく、脚本との相性が合わなかったという声が多いです。2人はそれぞれグループ活動をしながらソロ活動を行っていますが、人気が落ち着いてきた中島に対し、平野の活躍は以前として目覚ましいものがあります」(テレビ局関係者)

 平野は2018年に放送されたドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)で人気が出てから、現在は大塚食品の「ビタミン炭酸MATCH」、リクルートの「タウンワーク」などのCMにも出演している。

「『花のち晴れ〜』への出演がきっかけで俳優・小栗旬との交流が始まり、人気俳優たちが集う飲み会、小栗会へも参加するようになりました。平野くんの休日はアウトドア派のようで、基本的にどこかへ出かけると言っていましたね。共演していた俳優さんから『変装もしないのに、なんで撮られないの?』と不思議がられるくらい変装しないタイプ。ただ、少し前からメディアでも取り上げられている女優の橋本環奈ちゃんとの熱愛の噂が、俳優仲間の間でも話題になっているようです。ツーショットもないし、あくまで噂の域をすぎないですが、飲み会などでは、かなり親密な様子なのは確かなようです」(業界関係者)

 平野と橋本といえば、昨年9月に公開された映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』で共演してから、たびたびその関係が話題になっていたが――。

「平野くんと環奈ちゃんは2人とも小栗会のメンバーですが、小栗会だけでなく、映画の打ち上げや他の飲み会でも2人が親密な様子だったという話が聞こえてきます。最近では飲み会の席でも、仲間たちから『付き合っているの?』とイジられて互いに否定することもあるようですが、まんざらでもない様子だという話も。

 環奈ちゃんはお酒をすごく飲むんですけど、平野くんはお酒をまったく飲まないので『飲み過ぎじゃない?』と心配することもあるようです。もちろん俳優仲間として心配しているだけかもしれませんが、“友人”という関係をちょっと超えているのではないかと声もあります」(前出と別の業界関係者)

 また、週刊誌記者はいう。

「平野は杉咲花や平祐奈など共演女優とすぐに仲良くなることも少なくないので、橋本もそうした友人の一人なのかもしれません。ただ、橋本は最近、一人暮らしを始めたことで、会いやすくなったことは確かかもしれませんね」

 本当の関係は当人たちしかわからないが、ジャニーズのタレントとの熱愛がこれだけ噂されても批判されないのは、それだけ橋本環奈が世間から愛されているからなのかもしれない。

(文=編集部)

 

日本マクドナルド “世界のビーフバーガー”第2弾は「ベーコンラバーズ」にジャストミート!

ベーコンラバーズ


日本マクドナルドは6月から、“肉らしいほどうまい”ビーフバーガーキャンペーンを実施している。世界のマクドナルドで販売されてきた人気のビーフバーガーを、日本でも楽しめるよう、各国のレシピをもとに開発したバーガーを、期間限定で販売するもの。
6月の第1弾では、カナダの「マイティビーフオリジナル」と、イギリスの「スモーキーバーベキュー」、日本の「かるびマック」を発売し好評だった。
関連記事:https://dentsu-ho.com/articles/7375

ベーコンラバーズ
ベーコンラバーズ

7月15日からの第2弾では、新たにオーストラリアの「ベーコンラバーズ」を加え、「マイティビーフオリジナル」、「かるびマック」とともに、新たなラインアップで販売する。
ベーコンラバーズは、“100%ビーフパティ”に、スモーキーなベーコンを3枚乗せ、スライスオニオン、チェダーチーズ、ビーフとチキンのうま味にチリパウダーなど10種類以上のスパイスを効かせてある。そして、パイナップルとリンゴでフルーティーな味わいに仕上げた特製BBQソースとともに、店舗でスチームしたバンズでサンドした。

ベーコンラバーズ
ベーコンラバーズ

テレビCMには、引き続きフリーアナウンサーの福澤朗さんを起用。第一弾同様に「世界のうまさに、ジャストミート!」と訴える。また、キャンペーンも第2弾として、抽選でマックカードが当たるツイッターキャンペーンを実施する。

5大陸走破プロジェクト著『5大陸 Trails Into the Unknown』発売

青幻舎は、“TOYOTA 5大陸走破プロジェクト”が生んだ、地球という星のドキュメントフォトブック「5大陸 Trails Into the Unknown」を7月15日に刊行した。また、同時に本書製作に参加した写真家の一人である瀧本幹也のオリジナルプリント付のチャリティー版を50部限定で発売。売上の一部は新型コロナウイルス感染症の最前線で働く医療従事者の方々への支援として寄付される。
 
5大陸走破プロジェクト著『5大陸 Trails Into the Unknown』
青幻舎、大型本59ページ、15,000円+税、ISBN978-4861527982

書籍概要

地球は星だったんだとあらためて感じる日々を、クルマたちが走る。

抗いながら、傷つきながら、壊れながら、それでも進む。
胸が熱くなるのはその姿が自分に重なるからだろうか。
瀧本幹也氏と彼に師事した写真家たちが記録した道とクルマ。
未製本、ボックスというこだわりが、
一枚一枚を手に取れる物語にする。

未来のTOYOTAの体幹をつくる。
そのためにクルマと向き合い、
道を感じる純粋な時間を。
TOYOTA5大陸走破プロジェクトは
全世界のTOYOTAグループ社員からチームを編成してはじまった。

2014年オーストラリア大陸、
2015年北米、
2016年南米、
2017年欧州、
2018年アフリカ、
そして2019年にはアジア大陸へ。

本書は、
そのプロジェクトの立ち上がりから参加し、人とクルマの旅に同行していた、
写真家 瀧本幹也氏をはじめとしたクリエイターチームが撮り溜めたドキュメントを、
あらたなコンセプトで
一冊のフォトブックとしてまとめたものである。

パタゴニアの吹きすさぶ風、
アラスカの凍てつく寒さ、
アフリカの夕日と象の群れーー
圧倒的な自然を前にした時、
人も、人が作り出した文明の利器でさえも、
自然の一部と化してしまう。
地球もひとつの星だった。
写真一枚一枚を手にとることで
その感覚が共有されるはず。

 参加クリエイターのことば

大陸を旅して、たくさんの道を、景色を、人を、見てきた。
今、この写真のかたまりを眺めると、それは地球を見ていたのだと気づく。
地球という惑星を移動する探査カプセルのように、車が見えてくるから不思議だ。

−瀧本幹也氏(写真家)


オーストラリアの真ん中の砂漠で蠅と格闘し、野宿した。星が凄かった。
アラスカで初めてオーロラを見た。想像より薄かった。
アフリカのサファリから持ち帰った石は、今も大切にデスクに飾ってある。
今はそのようなロケは残念ながらできなくなってしまった。
この写真集は、瀧本さんをはじめとしたフォトグラファー達の世界各地での挑戦と美の探究、冒険の記憶が詰まっている。
数年前だからできたあの過酷なロケは、時間が過ぎるととても愛しく、またいつか行ける日が来ることを切に願います。
このような壮大なプロジェクトに関わらせていただいたことに心から感謝しています。

−佐野研二郎氏(アート・ディレクター)


無茶苦茶な経験だった。
地球にへばりつくような旅だった。
風の匂いが忘れられない。
冷たくてカチカチのベーグルが忘れられない。
氷河の割れる甲高い音が忘れられない。
人生に意味があるとしたら
こういう風景のなかに
自分の心を立たせることかもしれない。

カメラマンたちは、
みんな美しかった。
僕には風景の一部だった。

−高崎卓馬氏(クリエイティブ・ディレクター)


チャリティー版詳細

瀧本幹也氏オリジナルプリント付き[チャリティー版]を限定発売。
瀧本氏直筆サインの横にはGPS座標が入っており、瀧本氏本人がセレクトした世界の道を
Google Earthで訪れることもできる。
売り上げの一部はNPO法人ピースウィンズ・ジャパンへ寄付し、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療従事者への支援に活用される。

【書誌情報(チャリティー版)】
限定50部

本体+オリジナルプリント一枚(全5種より)
(各エディション10点ずつ)
定価:25,000円+税
(本体15,000円+寄付分10,000円) 
※寄付分1万円にプラスして本体売上の一部が寄付されます。

5大陸走破プロジェクト ・ スタッフリスト

企画制作 / MR_DESIGN+spoon.
CD+C / 高崎卓馬 
AD / 佐野研二郎 
D / 曽我貴裕+橋本尚太
Pr / 大桑仁+小野敬子 
Cn / 李桃
P / 瀧本幹也+樋口兼一+杉田知洋江+片村文人+佐藤新也
プリンティングDIR / 戸嶋晃司
製版+印刷 / 大洋印刷

クリエイター高崎卓馬氏プロフィール

高崎卓馬
たかさき・たくま 1969年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。
クリエイティブ・ディレクター/CMプランナー。
JAAAクリエイター・オブ・ザ・イヤーを2度受賞するなど、国内外の受賞多数。
アイドル親衛隊の少年たちの青春を描いた小説「オートリバース」が話題。


書籍詳細(出版社サイト)
http://www.seigensha.com/newbook/2020/06/30111500

JRA有観客再開は新潟開催から!? コントレイル3冠挑戦は客入れのために、ファンの協力は必要不可欠か

 10日、多くのファンが待ち望んでいたプロ野球がついに「有観客」での試合を行った。客席の間引きなど感染防止対策が実施された球場で、多くのファンが歓喜に沸いた。これは政府がイベント開催制限を緩和したことで、5000人以内での開催が可能になったことが再開の要因である。

 同日、Jリーグでも有観客での試合再開なった。ウィズコロナでの興行再開は、今後の日本経済を回すうえで重要なことになるだろう。

 そして競馬界で先陣を切って有観客開催を行ったのが、北海道のばんえい競馬だ。11日から客入れを再開し、すでに3日間の開催を無事に終えている。それに続いて12日から岩手競馬も客入れを再開。競馬場を訪れたファンからは「テレビで見るより、現地で見るのが1番」と喜びの声が上がっている。

 地方競馬で徐々に有観客開催が再開となると、期待されるのが中央競馬だ。

 先月22日の記者会見でJRAは、9月に始まる秋競馬までに競馬場への入場再開を目指すことを発表しており、先週末からはウインズの一部が制限付きでの営業再開をしている。

「関係者の間では新潟開催から段階的に客入れを行うという噂も聞こえてきます。野球やサッカーなどもソーシャルディスタンスを取るなどの対策を徹底して再開しているので、それに準じての開催となるのではないでしょうか。まずは間隔を開けた指定席だけの販売になりそうです。

県を跨ぐ移動も解除されていますし、22日からは『Go Toキャンペーン』も始まるので、経済的な観点やコロナとの共存という点から問題ないと捉えているようですね」(競馬記者)

 先週末に営業再開された一部のウインズは2日間で8535万円を売り上げ、利用者は計6793人だった。インターネット投票が普及したとはいえ、まだまだ現金での馬券購入しているファンが多いのは事実。JRAとしても、有観客開催となれば更なる売上アップが見込めるのではないだろうか。

 だが、有観客再開に向けて不安も残っているようだ。

「先週から馬主には競馬場での馬券発売が再開しました。その結果、レース観戦中に大きい声を出して騒ぐ馬主の関係者もいたという話も聞こえてきます。観客を入れるとなると、しゃべらず静かにレース観戦をしてくれるか不安があるのが正直なところです。

今は感染者がどんどん増えている状況だけに、世間の目もかなり厳しいはず。もし、メディアでマイナスイメージとなるような報道がされると、最悪は中止なんて声が出てもおかしくないですからね」(別の記者)

 実際に、新型コロナウイルス感染者数は増加傾向にあり、Go Toキャンペーンにも不安な声が上がっているぐらいだ。この状況下での再開はリスクがあることは間違いないだろう。

 だが、秋にはコントレイルとデアリングタクトの3冠がかかる菊花賞(G1)と秋華賞(G1)など、注目レースが目白押し。このレースはファンに生で観戦してほしいというJRAの想いもあるはずだ。そのため、先に有観客開催を行っている地方競馬の動向を注視しているのではないだろうか。

 果たしてその足掛かりとなる有観客開催のスタートは、25日の新潟で実現するだろうか。

甘デジ全てを兼ね備えた「超絶ハイブリッド」爆誕!? 「高継続×出玉スピード×遊タイム」へ熱視線!!


 2020年は甘デジの概念が覆る「節目の年」になるのかもしれない。

 これまでは1/100前後の大当り確率で実装できるゲーム性の幅は狭く、遊びやすさのみが特徴という機種の存在が目立っていた。

 しかし、甘デジは確実に進化を遂げている。『P新世紀エヴァンゲリオン シト、新生Y』は従来の確変ループの殻を突き破り、「小当りRUSH」搭載機として飛躍的に出玉性能をアップ。『ぱちんこ 新鬼武者 狂鬼乱舞 Light Version』は甘デジながら継続率約90%という前代未聞のスペックを実現させた。

 甘デジのイメージを覆す人気機種が続々と誕生する流れは止まらない。絶対的王者の『海物語』でさえスペックを一新させた。『PAスーパー海物語IN地中海SBA』は、甘海史上最高の約78%の継続率を実現、歴代最高クラスの出玉性能でホールを賑わせている。

 ただ「遊びやすい」だけではなく「魅力的な出玉性能」も兼ね揃えたハイブリッドへと変貌を遂げたと言っても過言ではない甘デジ。

「小当りRUSH」や「高継続率」といった、遊びやすさに新たな要素が加わる事によって巻き起こる化学反応は実に凄まじい。今後も更なる「ハイブリッド」の誕生を期待するファンも多いことだろう。

 そんな中、先述した機種をもはるかに凌ぐ「甘デジ×高継続×出玉スピード×遊タイム」という、全てを兼ね揃えた“超絶ハイブリッド”の導入が発表された。このビッグニュースは業界内を瞬く間に駆け回り、多くのユーザーも高い関心を寄せている。

『ぱちんこ新・必殺仕置人 TURBO』(京楽産業)

■大当り確率:1/99.9→1/86.3
■遊タイム突入条件:低確率状態を280回転消化後
:時短回数:379回
■真仕置CRASH TURBO;継続率約80%
          回数:ST120回orST120回+時短50回or時短279回
■出陣チャンス:時短40回
■賞球数:3&1&2&10(10カウント)
■大当り出玉:3R→約300個・10R→約1000個

〇〇〇

 爽快感のある「秒殺V-ST」で人気となった『ぱちんこ新・必殺仕置人』が甘デジで登場。更には同社初となる「遊タイム」が搭載されているだけに、すでに多くの脚光を浴びている。

 通常時の大当り1/99.9のほとんどが3R約300個+時短40回。この時短中に再び大当りを引くことができれば、継続率約80%を誇る高速ST「真仕置CRASH TURBO」へと突入する仕様だ。

 ひとたびSTに突入すれば、50%で10R1000個を獲得できる。「高継続×約1000個」がもたらす連チャンと出玉の期待度は非常に高い。右打ち中は甘デジという事すら忘れさせる破壊力だ。

 この時点で十分魅力的だが、『ぱちんこ新・必殺仕置人 TURBO』が“超絶ハイブリッド”たる所以は、なんといっても「遊タイム」搭載という点だろう。

「遊びやすいにも関わらず『遊タイム=ほぼ当たり』という安心感が備わっているというのは、多くのユーザーに好まれそうです。これまでの甘デジにはなかった魅力ですよね。

 しかも、379回転の時短でノンビリと大当りを引いて高継続のSTに突入できるんですから、『これは激アマでは?』と関係者の間では話題になっています。

 肝心のSTも強力ですしね。約80%ループで半数が約1000個もの出玉が獲得できる仕様。出玉性能もハンパじゃありません。甘デジの皮を被ったミドルですよ本機は(笑)」(記者)

 次世代の“超絶ハイブリッド”のホール導入予定日は8月3日。甘デジ界の覇権を握ってもおかしくない機種だけに、導入が待ち遠しい限りだ。

アートを所有することは、クリエーティビティーやイノベーションに関係あるの?

「アート・イン・ビジネス最前線」の連載第5・6回では、医師であり美術回路(※)のメンバーの1人でもある和佐野有紀氏による、「アートと私たちの関係性」をテーマにした寄稿をお届けします。

(※) 美術回路:アートパワーを取り入れたビジネス創造を支援するアートユニットです。専用サイト

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前編では、アートとビジネス、そして私の仕事の1つである医師との類似性について、bisignisseという語源やアーティストのモノの見方などから考察してみました。

今回はその話を踏まえて、アートを所有するコレクターを対象にしたリサーチを材料にしながら、日本人とアート、あるいはこの記事を読んでいるビジネスパーソンとアートの関係性について考えてみたいと思います。

私は社会人になってから慶應のアートマネジメントの大学院で学んでいたのですが、その時は、日本のアートマーケットのリサーチがないことに問題意識がありました。マーケットリサーチのない産業には資本が流入しづらいと感じていたので、一次データとなる顧客リサーチとしてアートコレクターさんのインタビューをやっていました。アートコレクターを類型化することで、マーケットの構造を少しでも見える化したいと考えていたんです。

STAY HOME WITH ART 2020.05.04-05.31の様子
STAY HOME WITH ART 2020.05.04-05.31  PROJECT501で企画したオンライン展示。COVID-19によるSTAY HOMEの時間、アートコレクションを世界の扉と捉え、そこから世界を眺め、想いを致し思考を巡らせるコレクターのライフスタイルを、インタビュー映像とご自宅をガイドツアーする映像により展示した。コレクターは愛媛在住の会社員。

アートには正解がない。だから、買う理由にも正解なんてない

ところで、皆さんはアートのコレクターと聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか? 

自分には縁のない特殊な趣味の人たちという印象を描くかもしれませんが、実はとても普通の方々です。尋ねなくとも自らコレクターを名乗る方は少ないので、案外皆さんの身の回りにもいるんじゃないかと思います。

私のリサーチは、最初は自分の周りのコレクターさん50人くらいにインタビューすることから始まり、最終的には20000人くらいの母集団から400人強のアートコレクターを抽出して定量調査を実施しました。その結果、コレクターの属性としては会社員が圧倒的に多かったです。それ以外でも公務員であるとか、本当に普通のお仕事をされている。

リサーチでもう一つ分かったことがあるんですが、コレクターの中で、消費を牽引しているのはどんな層の人たちだったと思われますか?

面白いことに、圧倒的に購買を牽引しているのはいわゆるイノベーター的なサイコグラフィック特性の方々なんです。彼らは結果的に時間やお金をある程度自由に使えているのもあるとは思いますが、やはりイノベーターとアーティストの思考法がかなり似ているというのがベースにあるんじゃないかと考えています。

「イノベーションのジレンマ」で有名なクレイトン・クリステンセンが破壊的イノベーターのDNAとして指摘している、「世界を観察し、適切な問いを立て、コミュニケーションを図りながら実験を繰り返し、そして意味と意味を関連づけていく能力」があります。これはまさにアーティストが世界を観察し、属人的な目線で問いを立て、試行錯誤しながら、表現手法や表象的な図像をさまざまな関連づけの積み重ねの上で選択し、作品をつくりあげ、誰かの目の前に提示することに通じると感じます。

だから、アーティストと思考パターンが似ているイノベーター気質の方々には、アート作品の意味や価値がスムーズに伝わりやすくて、気に入った作品があれば、その作品購入が正しいとか間違っているとか考えることなく、すぱっとコレクションできるんじゃないかなと考えています。

すぱっとコレクションをするってすごいですよね。「しっかり理解してからじゃないと買ってはいけない」、とかそういう感覚ではないんですよね。

もちろん、ある程度作品を理解する姿勢はあるにこしたことはないんですが、それが正しいとか正しくないとかはないと思います。実際、コレクターたちに、作品を買った理由を尋ねると「自分には経験したことのない世界だと感じるから」とか「よくわからないけれど、新しい刺激を感じるから」といった答えが返ってくることも少なくないんです。

何が自分にとって新しいのか、何が自分にとって必要なのか、自信をもって表現できるというのも、アートコレクターの特性の一つなのかもしれませんね。

欧米に比べ、日本人は正解を求めがちであるというのは、ビジネス、特にイノベーション界隈でもよく指摘されますが、アートの鑑賞や購買に関しても「間違ってはいけない」みたいな意識が働いて、それが日本特有のアート離れ、もしくはアートの神格化みたいなものにつながっているんじゃないかと感じます。

でも実は、そもそもアートに正解なんてないんですよね。さっきもお話ししましたが、アーティストは余白を残して、解釈可能性を担保した状態で作品を送り出すのが常。なので、そこを自由に解釈して自分なりに好きになればいいと思っています。アートを買うのには、そういう意味での勇気と、自分を信じる力みたいなのが求められるんじゃないかと思うんです。

「PROJECT501」でコレクター目線での展示企画を始めたきっかけ

私が2018年に始めた「PROJECT501」では、コレクターの自宅を訪ね、根掘り葉掘りインタビューした映像と並列させる形で、お借りしてきたコレクションを展示したりしています。

LOVE ART file3:Shunsuke 2018.10.27-11.25 PROJECT501の展示会場にて自身のアートコレクションに囲まれるアートコレクター。
LOVE ART file3:Shunsuke 2018.10.27-11.25 PROJECT501の展示会場にて、自身のアートコレクションに囲まれるアートコレクター。これまでのコレクションに加え、今気になっているアーティストを推薦いただき、実際にそのアーティストとコレクターとのトークイベントも開催。未だコレクションしていない作品を介して生まれるコミュニケーションは、なぜかいつも面白いくらいの盛り上がりを見せる。この展示では、フリンジ企画としてコレクター自身のインスタグラムもリアルに展示展開し、コレクターの世界の見方と、コレクションの関係を浮き彫りにすることも試みた。

欧米なんかだと、たとえばArt Basel in Miami Beachなどの会期中に、コレクター宅のオープンツアーが組まれて、コレクター同士が交流するみたいな文化があったりします。日本にはまだまだコレクターが自らアートコレクションについて語る文化はないので、それをちょっと草の根的にtry and errorでやってみたいというのもあったりしました。新しいことをやるプレイヤーが日本のアートワールドにもいたほうが、面白くなるんじゃないかなっていう、ただの勘だったりもします。ちょっとだけ、イレギュラーな動きをするのが多分昔から好きなんです。

あとは大学院時代に出会ったコレクターたちのお話が本当に面白くて、その人の人生や価値観と、その人のコレクションには強い必然性があることを実感したので、そうやってアートを好きになった先達に翻訳者になってもらって、アートの面白さを語ってもらうことに意味があるんじゃないかと考えたんです。

美術史的な知識や、技法とか作家さんについての知識の有無に関わりなく、誰かの選んだセレクションを見るみたいな見せ方って、例えば有名百貨店のバイヤーや、インスタグラマーをフィルターにファッションやカルチャーを捉えるやり方に似ているところがありますよね。

「アートはなんだか素晴らしいから特別」とかじゃなくて、自分らしい服や靴を選んだり、通勤時間にその日の気分で音楽を選んだり、夜おうちに帰って一番くつろげる椅子を手に入れたりするのと同じ感覚で、自分らしいアートを選べるようになると、もっともっと日常が豊かになるんじゃないかなって思います。

しかもアートって、その後ろにはアーティストという存在があるので、現代アートなら本当に身近なところで作家さんと触れ合えたり、またその作家さんを好きなコレクター同士で仲良くなったりみたいなリアルなコミュニケーションまで生まれて。めちゃくちゃ楽しくなります。

私自身も、同じ作品を観るんでも、人によってまったく異なる感覚を得たりするんだ、みたいな、鑑賞者同志のコミュニケーションからも大きな刺激をもらいますし、アーティスト達とのコミュニケーションで、仕事にも大きなフィードバックをもらっているような気もしています。とてもよく、世界を見ている彼らの言葉には、いつもどきっとさせられています。

アートって、なんだかそんなに特殊なコトではないんです。

アートとかビジネスとか医療とか、そういう壁がもっともっと透明になっていって、ヒトや思考がよりシームレスに交流できる時代がくるのを楽しみにしています。っていうか、気づかないうちに越境していた、みたいなことが起こってしまう仕組みを作っていけたらいいなぁと思います。まずは、自分に馴染みのある立ち位置から、自分だからできることみたいなのを仕掛けていけたらなんて考えています。

JRA「ゴリラ愛」名物調教師が得意の“強行ローテ”! 函館記念(G3)トーラスジェミニは厩舎に9年ぶり重賞Vをもたらすか

 19日の函館競馬場では、サマー2000シリーズ第2弾の函館記念(G3)が行われる。巴賞(OP)を楽々逃げ切ったトーラスジェミニ(牡4歳、美浦・小桧山悟厩舎)が北の大地で連勝を狙い、出走する。

 4歳夏を迎え、充実一途のトーラスジェミニ。2走前のエプソムC(G3)では、しんがり18番人気ながら3着に逃げ粘り、3連単400万円超えの高配当を演出した。函館に移動し、中2週で臨んだ巴賞を快勝後、今度は中1週で重賞初制覇に挑む。

 小桧山厩舎にとって重賞制覇は2011年2月にスマイルジャックで制した東京新聞杯(G3)以来、9年越しの悲願でもある。小桧山調教師といえば、16年にゴリラの写真集を出版した自他ともに認めるゴリラ愛好家。親の都合で学生時代をナイジェリアで過ごした際に、学校近くの動物園ですっかりゴリラの虜になったというエピソードは競馬界で知らない者はいないほど。競馬誌『優駿』『競馬ブック』での連載をまとめた『馬を巡る旅』というシリーズ本も出版しており、調教師と著者の“二刀流”である。

 本業の調教師としては、ハードなローテーションを用いることで知られる。2018年以降、管理馬を連闘させた回数は全国トップの84回にも上る。しかし、結果は「0-0-0-84」と惨憺たるもの。ちなみに2位は“連闘の達人”、矢作芳人調教師で78回。こちらは「6-4-7-61」としっかり結果を残している。

「小桧山厩舎はとにかくレースを使って馬に競馬を教え込む方針の厩舎です。ここ数年は連闘では結果を残せていませんが、中1~2週なら成績は安定していますよ。トーラスジェミニも2歳夏のデビューから5か月間で実に9戦をこなしましたが、連闘は一度もなく、ほとんどが中1週での競馬でした。中1~2週は小桧山厩舎にとって黄金ローテと言っていいと思います」(競馬誌ライター)

 その言葉通り、小桧山厩舎は中1~2週で好成績を残している。

【小桧山厩舎のレース間隔別成績、2018年以降】
連闘 0-0-0-84(0.0%/0.0%/0.0%)
中1週 7-3-9-158(4.0%/5.6%/10.7%)
中2週 9-5-3-94(8.1%/12.6%/15.3%)
中3週以上 2-6-12-337(0.6%/2.2%/5.6%)
※カッコ内は左から勝率、連対率、複勝率

 多用する連闘策では結果が伴わない小桧山厩舎だが、中1~2週だと成績は格段にアップする。逆に中3週以上空けると、勝率は0.6%まで落ち込む。トーラスジェミニは、中2週で巴賞を制し、中1週で函館記念に臨むが、厩舎が9年ぶりの重賞を手にするならまさにここしかないというローテーションだ。

 エプソムCは厩舎が“苦手”としている休養明けにもかかわらず、トーラスジェミニは好走。それは同馬が地力をつけている何よりの証拠だろう。今年は193戦して2着が一度もないという小桧山厩舎。見据えるのは“勝利”の二文字だけだ。

パチンコ「1000円で200回以上」回る!?「新機軸と変則スペック」を詰め込んだコンセプト!!

 無二の感性で独自路線を突き進む異端メーカー、マイウェイ高尾。スペックもタイアップも1回捻らずにはいられない天才肌なのである。特に挑戦的な仕掛けを施した『CRベノムの逆襲』など、忘れた頃に異彩を放つおもしろスペックをリリースし、非凡な才能を見せつけるのである。

CRダークフォース』はそんな、けっして一般受けすることはないが、アイデアとセンスの溢れた魅力的なマシンとなっている。もう名前からしてやりそうではないか。闇に落ちた者たちが使用する超常能力を想起させ、なんかもう5万発くらい余裕で吐き出しそうである。

 黒を基調にした盤面デザインもクール。7セグ機は見た目的にショボいというか安っぽいというか残念な面構えに陥りがちだが、時計型に配置された多数のセグ表示領域と中央のランプ群、それに周りを囲む釘のフォルムとスタイリッシュさを感じさせるデザインとなっている。

 そんなルックスのインパクトに勝るとも劣らない数々の仕掛けを搭載しているのだが、まずなんといっても驚くのが「全力全開抽選」。一見するとなんのこっちゃわからんのだが、打ち出された玉の大部分が大当り抽選に寄与するというとんでもないコンセプトの基に成り立っているのである。

 これは7セグ直下にあるヘソとハズレ穴直上にあるスルーの2ヵ所でデジタル抽選をしているのだが、ゲージ構成上、この2つの抽選ポイントに玉が流れるようになっていて、変動がほとんど途切れることがないどころか北海高校の甲子園出場くらい保留オーバー入賞が頻発するのである。

 一説によると、250発あたり200回以上の抽選が受けられるのだとか。しかし、メーカーの大当り確率は1/19.2。これはどういうことかといえば、ヘソとスルーで抽選されているのは普通図柄なのである。つまり、小デジの当たり外れ判定なのである。

 ここでゲームフローを説明しよう。ヘソ、スルー、まあどちらもスルーチャッカーだが、に入賞すると時計型の7セグは1つずつ変動し、どこかで同じ図柄は3つ揃えば小デジ当選となり電チューが開放される。

 これが「フォースチャンス」で、ヘソの下にあるアタッカー(電チュー)に5個以上玉を入賞させ(チャージ)、ボタンを押して7セグのすべてが同じ図柄で統一されると本物の大当り、連チャンモード「フォースラッシュ」に突入するのである。

 ここで登場した「フォースチャンス」の大当り確率が1/19.2であり、初回回転+残保留4個の5回が抽選されるのでイコールフォースラッシュ突入率の約23.4%が導き出されるということになる。

 肝心の「フォースラッシュ」はといえば、転落抽選タイプで、大当り確率は1/19.2、転落確率が約1/36となっている。電サポは33回転までだが、内部的に確変なら転落するまで電サポが継続される。継続率は90%以上と破格。

 しかし、最大ラウンドの14R大当りでも出玉は600発ほどと出玉感はそれほどなく、少ない出玉を連チャン力で補うタイプのRUSHとなっている。ただ、約12秒に1回大当りが発生するスピード感は抜群で、次々とテンポよく発生する大当りの波が生み出す爽快感はなかなかのものである。

 ダークサイドに堕ちそうになるほどハマる人はハマる一台。

(文=大森町男)

手越祐也が急接近⁉ 乃木坂46 “ギャラ飲み報道”メンバーの「卒業後」を危惧する声

 人気アイドルたちに接近(?)する元ジャニーズの“影”とは一体……。

 昨年3月末に乃木坂46を卒業した衛藤美彩は、その翌月にプロ野球・埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手との交際が発覚し、同年10月に結婚を発表。また、妹グループ・欅坂46の元メンバー・長沢菜々香は8月に一般男性と結婚予定と、ここ最近は元所属メンバーらの“ゴールイン”が目立つ通称「坂道グループ」。

 そうしたなか、乃木坂46・1期生の中田花奈が7月10日、自身のブログ内で「卒業」することを発表。具体的な卒業予定日、また卒業イベントの有無についても未定とのことで、ファンからは「もう一度ライブで見たい!」「盛大にコールをして送り出したいな」と早くも話題を呼んでいるが……。

 それ以上に視線を集めているのが「卒業後の私生活」だという。

「中田は以前、いわゆる“ギャラ飲み”に参加していたことが報じられていました。その報道によれば、飲み会の主催者は『ジャニーズと飲める』『交通費を出す』などと謳って女性を集めていたそう。しかも、その飲み会には先月ジャニーズ事務所を退所した元・NEWSの手越祐也も参加していたというのです。そのため、双方のファンから『ふたりが急接近したのでは』と疑惑の声が浮上しました。

そんな中田は年内での卒業を予定しているだそうですから、この絶妙なタイミングで手越が“再接近”する可能性は否定できませんし、それ以上に中田が『他のメンバーへの仲介役』になってしまうことを恐れるファンもいます。

まあ、手越に関していえば、いまは今後の進路を定める重要な時期ですから、しばらくの間は、そこまで派手な遊びはしないような気もしますが……」(芸能ライター)

 一方、グループ内には“恋愛禁止”という暗黙のルールがあるとされるだけに、ネット上では「卒業後に一気に羽を伸ばすのでは」「すぐに熱愛発覚して“結婚”という流れも」との憶測も流れている状況。卒業後は晴れて“自由の身”になるとはいえ、早々からファンを失望させるような事態にならないことを祈るばかりだ。

“チラシ”アプリ「トクバイ」人気で株価高騰…喧嘩別れしたクックパッドの時価総額2倍に

 東京株式市場で6月24日、約2カ月半ぶりに新規株式公開(IPO)が再開した。新型コロナウイルスの感染拡大による新興市場の株価急落を受け、IPOが次々と延期されていた。

 買い物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイド、画像認識ソフトウエア開発のフィーチャ、実演販売を中心とした卸売業のコパ・コーポレーションの3社が東証マザーズに上場した。コロナ禍から株式市場の本格的な復活を象徴するイベントは狂騒に包まれた。個人投資家の投資余力は十分で、値幅を取りたいマネーが集中した。

 午前9時の取引開始前の気配値は、フィーチャとロコガイドは公開価格の4倍、コパは2倍に達した。取引が始まるとフィーチャは買い注文が売り注文の14倍に達した。IPO株の抽選に当たり公開価格で株を手に入れた個人投資家は大幅な値上がりをみて「こんな幸福があるのか」と喜びを隠せず、思わずツイートした。

 フィーチャとコパは気配値をそれぞれ公開価格の2.3倍まで切り上げたが売買は成立せず、初値を翌日以降に持ち越した。コパは25日、公開価格の2.3倍の4530円の初値をつけた。フィーチャは2日後の26日にやっと売買が成立。初値は公開価格の9.1倍の4710円までふっ飛んだ。

 一方、ロコガイドは上場初日に4605円の初値をつけた。公開価格(2000円)の2.3倍である。終値は5310円まで上昇した。あまりの狂騒ぶりに過熱への警戒感が急激に高まった。コパは5900円まで上昇したが、7月8日の終値は4410円と初値を下回った。7月13日の終値は4590円(390円高)。フィーチャも5410円の高値をつけたが、7月8日の終値は3675円で初値を割り込んだ。7月13日には2980円まで下げた。高値から45%崩落したことになる。

 対してロコガイドの株価は右肩上がりの値上がりを続けた。7月8日の終値は前日比640円(8.5%)高の8150円。上場来高値を更新した。初値の1.77倍だ。7月13日には一時、8780円(920円高)。さらに上場来高値に進んだ。3銘柄のなかで断トツの軽い値動きを続けている。

 ロコガイドは著名な経営者・穐田誉輝社長が率いるとあって注目度が高く、個人のみならず機関投資家も買っているとの観測も聞かれた。「穐田買い」の様相を呈したわけだ。

カカクコム、クックパッドを上場させた投資家

 穐田誉輝氏は青山学院大学経済学部卒。ベンチャーキャピタル大手の日本合同ファイナンス(現・ジャフコ)を経て独立。99年、ベンチャー投資を行うアイシービーを設立した。価格比較サイト価格.comを運営するカカクコムに出資、2001年、社長に就いた。カムコムは03年に東証マザーズ、05年東証1部に上場した。上場という使命を果たしたことで穐田氏は06年に社長を退いた。カカクコムは価格比較サイトとグルメサイト「食べログ」を2本柱に急成長。ネット企業の“勝ち組”の1社と評された。

 次に穐田氏が投資したのがクックパッド。創業者の佐野陽光氏は慶應義塾大学環境情報学部卒。97年10月、コイン(現クックパッド)を設立、料理レシピの検索・投稿サイトを立ち上げた。主婦たちが自分でつくった料理のレシピを投稿するサイトとして人気を集めた。

 クックパッドは創業後8年間営業赤字が続き、経営は大苦戦していた。このとき、創業間もないベンチャー企業に資金を提供するエンジェルとして穐田氏が登場する。ベンチャーキャピタリストとして07年12月、クックパッドに出資、社外取締役に就任。上場を指南し、09年7月、東証マザーズに上場(11年に東証1部に指定替え)。穐田氏は14.78%を出資する第2位の大株主となった。

 佐野氏は12年3月、穐田氏を後継社長に指名し、佐野氏は料理レシピサイトを米国に広げるため渡米。穐田氏は時価総額経営を進め、クックパッドは急成長をたどることとなる。

クックパッドの創業者と多角化を巡り喧嘩別れ

 投資家である穐田氏にはレシピサイトに対する思い入れはなかった。入山章栄・早稲田大学ビジネススクール准教授との対談(15年9月25日付「ダイヤモンド・オンライン」記事)でこう語っている。

<クックパッドはまだ“一発屋芸人”レベルだ。時流を捉えて一度大ヒットすると、後を営業しながら、しっかり稼ぐ。一度当ると意外に長持ちするな、みたいな(笑)>

<もっと便利なものができたら(クックパッドは)なくなると思ってます。Facebookの料理投稿で充分とか、YouTubeの料理動画で良いじゃんとなれば、それでお終いです>

 レシピサイトで食えなくなることに備え、穐田氏はM&A(合併・買収)に打って出る。米国、スペイン、インドネシア、レバノンなど海外レシピサイトを買収。スーパーの特売情報の提供や食材の定期宅配などEC関連、電子書籍のイーブック、子育て支援の日本テクノ、結婚式口コミサイトのみんなのウエディングなど新規分野のM&Aを次々と進めた。

 13年4月期単独決算の売上高49億円だったが、事業の多角化の結果、決算期を変更した15年12月期の連結売上高は147億円まで急拡大し、時価総額は7倍以上になった。レシピと関係ない投資を加速させた穐田氏に、佐野氏の怒りが爆発。16年3月の定時株主総会後の取締役会で佐野氏は穐田社長を解任した。

くふうカンパニー、ロコガイドを立ち上げる

 クックパッドを去った穐田氏は不動産情報サイトのオウチーノと結婚式場口コミサイト、みんなのウエディングを経営統合。18年10月、共同持ち株会社くふうカンパニーを設立。オウチーノとみんなのウエディングに替わって、東証マザーズに上場した。穐田氏は、くふうカンパニーの57.15%を保有するオーナーだ。

 ロコガイドも、もとはクックパッドの新規事業だった。クックパッドを去った後、16年7月に設立した。穐田社長は新規上場のオンライン会見でこう語っている。

「新聞を購読しない人が増えてチラシの部数が減ったうえ、仕事で忙しいときにチラシをスマートフォンで見られると考え事業を始めた。スーパーなどにとっては低価格で電子チラシを掲載できる。デジタルなのでチラシよりも情報量が多く、アプリの利用動向から顧客データの分析ができるのも電子チラシならではの優位性だ」

 3月に上場承認を受けたが新型コロナウイルスの感染が広がりで株式相場が変調をきたしたうえ、業績への影響も勘案して、いったんは上場をとりやめた。ロコガイドは全国のスーパーやドラッグストアなど5万店の電子チラシを読めるスマートフォンのアプリを運営する。店舗のチラシ投稿が3月後半から減少。全国ベースでは5月前半の投稿は3月から5割減、特定警戒地域となった東京都や大阪府などは6~7割減まで落ち込んだ。「火曜市」「シルバーデー」といった定例の特売をやめた店が目立った。

 コロナの影響で業績がどうなるかわからなかったが、3~5月は想定していた以上の数字が出た。上場しても問題はないと判断した。ユーザーに課金する新サービスを追加するなどして、「税引き前利益を毎年2倍に伸ばしたい」という。上場後も穐田氏は7割強の株式を保有する。

 2021年3月期決算は売上高が前期比31.5%増の18.7億円、営業利益は47.7%増の5.0億円、純利益は53.7%増の3.4億円を見込んでいる。7月8日の終値を基準にした時価総額は765億円。喧嘩別れしたクックパッドの341億円の2.2倍だ。くふうカンパニーの133億円の5.7倍である。

 個人投資家の期待の大きさがわかる。新興株の狂騒曲がいつまで続くか、にかかっている。

(文=編集部)