JRA相乗効果で激走!? セレクトセール高額落札馬「兄姉」が今週大挙出走へ!

 今年のセレクトセールにおいて1億円以上で落札されたのは、1歳18頭と当歳11頭で合計29頭、5000万円以上で落札された馬は1歳34頭と当歳40頭で合計74頭。売上総額は昨年より減少したとはいえ、コロナウイルスの影響を考えれば大健闘といっていい内容だ。やはり規格外の競りだったといえるだろう。

 例年セレクトセール前後になると、セールや上場馬の評価を高める目的か、セール出身馬やその兄姉、種牡馬などの出走が活発になっている印象がある。特にこの夏は新種牡馬としてデビューしたドゥラメンテとモーリス産駒が、なかなか勝ち上がれないことで逆に話題となったほどだ。

 今週の出走予定馬を見てみると、5000万円以上で落札された高額取引馬の兄や姉が何頭か出走を予定している。特に注目を集めるのは4億円で落札された「フォエヴァーダーリングの2019」の姉であるモンファボリだろう。新馬戦をレコードで勝利し、今週の函館2歳ステークス(G3)でも人気は確実だ。

 他にも中京記念(G3)や福島のメインレースなどに多数出走となっており、高額で落札された弟や妹の勢いも手伝って相乗効果があるかもしれない。そこで今回はセレクトセール直後ということも踏まえ、それらの馬をピックアップしてみた。

 意外な馬も何頭か見られるので、ぜひ注目したい。


■7/18
阪神9R 戎橋特別「マッスルマサムネ」
弟プントバンコの2019は5200万円で(株)ダノックスが落札。自身は2勝馬にとどまっているので予想以上の落札額だが、最後のキングカメハメハ産駒というのも大きかったようだ。クラスが上がって掲示板がやっとというレースが続いており、ここも苦戦必至だろう。

阪神10R 能勢特別「ヴァイザー」
弟ヴァイスハイトの2019は5200万円で(株)ライフハウスが落札。ヴァイザーはキャロットファームの募集馬、2勝クラスに上がって勝利から遠ざかっているが、3走前は2着もあるので少頭数ならチャンスも。

阪神3R 3歳未勝利「オルガンザ」
弟シーエスシルクの2019は6000万円で小川眞査雄氏が落札。オルガンザは社台レースホースの募集馬でここまで2戦して3歳未勝利。ここまではすべて1800m戦を使ってきたが、今回は1400m戦で距離短縮がプラスなら上位進出も。

阪神4R 3歳未勝利「エターナルバディ」
弟マンドゥラの2020は6200万円で池谷誠一氏が落札。自身も2017年のセレクトセールで3900万円の評価。デアリングタクトが活躍したエピファネイア産駒だが、ここまで6戦してすべて8着以下と苦戦。ここも厳しいレースになりそうだ。

函館11R 函館2歳ステークス(G3)「モンファボリ」
弟フォエヴァーダーリングの2019は4億円で(株)ダノックスが落札。最後になるであろうディープインパクト産駒ということもあり、1歳馬として過去最高の落札額であった(すぐにシーヴの2019が5億1000万円で記録を更新)。フランケル産駒のモンファボリはサンデーレーシングの募集馬で、7000万円と牝馬ながらかなりの高額馬。ここでどんな走りを見せるか、弟が付けた4億円の評価が変わるレースにもなりそうだ。


■7/19
函館6R 3歳未勝利「キンブレル」
弟エリドゥバビロンの2020は8000万円で(株)サトミホースカンパニーが落札。自身も2018年のセレクトセールで6800万円の評価だが、ここまで9戦して3着が最高。残り少ない3歳未勝利で勝ち切ることができるか。

阪神7R 3歳以上1勝クラス「ローズベリル」
妹モルガナイトの2020は7200万円で(株)レッドマジックが落札。自身はサンデーレーシングの募集馬で3600万円。雄大なキングカメハメハ産駒でクラス突破は目前。ここも中心の一頭になりそう。

函館10R 駒場特別「ホウオウライジン」
妹ガールオンファイアの2020は6800万円で(有)ビッグレッドファームが落札。自身も2017年のセレクトセールで1億8000万円で落札されているが、落札額と比べて成績は低迷。このクラスで勝ち負けが精一杯か。

福島11R 福島テレビオープン「ダノングレース」
妹チェリーコレクトの2019は、牝馬ながら1億4500万円で麻布商事が落札。ダノングレースはデビューから10戦でオープン入りするなど素質は高く、牝馬限定戦なら大仕事をやってのけるかも。今後も注目したい一頭だ。

阪神9R 神鍋特別「ガルヴィハーラ」
弟ポロンナルワの2019は1億2500万円でエフレーシングが落札。自身はキャロットファームで4000万円で募集された馬で、デビューから2連勝し全日本2歳優駿で1番人気3着だった。今回は2018年12月19日以来の競馬となるので、休み明けの仕上がりなどが鍵になりそうだ。

阪神11R 中京記念(G3)「レッドレグナント」
弟エンプレスティアラの2019は7800万円で河合純二氏が落札。自身は東京ホースレーシングで2000万円で募集された馬で、前走は11番人気で勝利してオープン入りしている。今回は3歳時の桜花賞以来となる重賞挑戦。鞍上とハンデは魅力だが、牡馬相手の重賞では壁がありそう。


 上記のように、函館2歳ステークスのモンファボリや、1億8000万円で落札されたホウオウライジンなど、なかなか興味深いメンバーが出走する。おそらく落札した関係者も、兄や姉の成績は気になるだろう。今回のセレクトセールが安い買い物だったと思わせる走りを見せてほしい。

ZOC活動休止は事実上“崩壊”か…戦慄かなのと西井万理那が暴露合戦、しばゆーに飛び火

 アイドルユニット「ZOC」が、7月19日をもって活動を休止すると発表し、物議を醸している。

 JKビジネスに関与して少年院に入ったという異色の経歴を持つメンバーの戦慄かなのが7月8日に脱退したが、その経緯が不明瞭だとして、ファンから「真実を教えてほしい」という声が殺到したという。

 戦慄が脱退した後に運営側が発表した内容に対し、戦慄は不満を持ったようで、「自分が追い出したのにそっちが美しく見えるような都合よく名前使われる 人格破綻しすぎてる頭おかしいよ」とツイート。自ら脱退したのではなく“追い出された”との認識を示した。

 これにメンバーの西井万理那が反応。「追い出した?!!!?!、大丈夫かな またキマってんのかなぁ法律からはさすがに守れないよー」とツイートし、戦慄が違法薬物を使用しているとの疑惑から脱退を余儀なくされたことを示唆した。

 その後、戦慄は西井が人気ユーチューバー・しばゆー(東海オンエア)と不倫していると暴露し、騒動は拡大する気配を見せている。

 また、ZOCの所属事務所だったekomsが、戦慄の脱退とともにZOCのマネジメント業務から手を引いたことから、プロデューサーでシンガー・ソングライターの大森靖子とekomsの間にトラブルがあったのではないか、などと懸念する声が高まった。

 大森は、こうした声が上がっていることを認識した上で、「ZOCとして今回の反省と、これから新たに活動していく為の準備期間として、一旦活動休止とさせていただきます。今回のことをしっかり受け止め、準備完了次第、また精力的に活動していこうと考えております」とコメントを発表。一時的に休業し、いずれ活動再開する意向を匂わせている。

 戦慄は16日、「私はみんなを裏切るようなことは絶対にしてないし今後もするつもりはありません、約束します」と疑惑を否定しつつ、「しばらく休みます」と休業宣言。戦慄とZOCの決裂は、両者活動休止というかたちで、煙に巻かれるのだろうか。

 一方、西井としばゆーの不倫疑惑は、まだ火種がくすぶっている。戦慄と親交が深いユーチューバーのゆりにゃが、人気配信者・コレコレの生配信に出演して“不倫の証拠”を持っていると暴露。戦慄も配信に登場して、詳細は言えないが不倫は事実であると証言。

 さらに、しばゆーの妻で同じくユーチューバーのあやなんも配信に参戦し、しばゆーに確認したところ、不倫を否定したとして「私はそれを100%信じる」と発言。ゆりにゃと戦慄の告発を一蹴した。

 しばゆーは、これまでにもたびたび不倫疑惑が報じられてきた。風俗店に行っていたことが明らかになり、あやなんに制裁を課される動画が夫婦で運営するYouTubeチャンネルで公開されたこともある。戦慄のZOC脱退から飛び火するように出てきた今回の騒動については、どのような結末を迎えるのだろうか。

(文=編集部)

こんな毎日でも、お腹は空く。女性のお家時間に寄り添う「カロリミット」

カロリミット「おうちで食べよー」編

ファンケルは7月16日、女優の波瑠さんを起用し、サプリメント「カロリミット」のテレビCM「おうちで食べよー」編を放送開始し、ユーチューブの同社公式チャンネル(https://www.youtube.com/user/FANCLjapan)で関連動画3編を公開した。

カロリミットは“食事の糖や脂肪の吸収を抑える”サプリメントだが、今回は商品をより身近に感じてもらえるよう、「カロった?」をキーワードに、これまでのユーザー以外の、食べることが好きな人や、最近少しボディラインが気になりはじめた人にまでアプローチを広げ、売り上げ拡大を図りたい考えだ。

カロリミット「おうちで食べよー」編
カロリミット「おうちで食べよー」編
カロリミット「おうちで食べよー」編
カロリミット「おうちで食べよー」編
カロリミット「おうちで食べよー」編
 

今、家で過ごす時間が増え、運動しにくい状況であっても、不思議とお腹は空く。カロリミットは、そんな女性たちのお家時間に寄り添う。
CMでは、料理のシーンとともに、「食べることは楽しいことだ、幸せだ」という、カロリミットの原点を描いた。キーワードの「カロった?」という言葉には、商品を手軽で身近に感じてほしいという思いを込めたという。
波留さんはCMで、飼っているインコとの掛け合いで、それらを明るく表現している。

日常的に料理をする波瑠さんは「食べることが大好きなので、撮影では糖や脂肪が気になる人にも楽しんで食事してもらえるように意識した。楽しくハッピーなものになったので、ぜひご覧ください」とメッセージを寄せ、「最近、低温調理を始めた。休日にはローストビーフを作ったりして家時間を楽しんでいる。今後は、パン作りにも挑戦したい」など、プライべートの一端を紹介した。
公式サイト:https://www.fancl.co.jp/calo/
 

JRA函館記念(G3)レイエンダ「好調教」でも狙えない理由……兄レイデオロにも襲い掛かった血の宿命とは!?

 19日、函館競馬場ではサマー2000シリーズの第2戦・函館記念(G3)が行われる。北の大地で開催される夏のローカルハンデ重賞は、荒れるレースとしても有名だ。昨年こそ1番人気マイスタイルが優勝したものの、それまで12年連続で1番人気が連敗しているように、人気馬が信用できない傾向にある。

『netkeiba.com』の函館記念出走予定馬の想定オッズによると、レイエンダ(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)が、カウディーリョ、トーラスジェミニ、ニシノデイジーを少し離して今年の1番人気になりそうだ。

 3番人気に支持された前走のエプソムC(G3)は、18頭立ての最低人気だったトーラスジェミニが3着に逃げ残ったように前残りの不良馬場での敗戦。後方待機策を採ったレイエンダには苦しい展開だったことは度外視できる。函館コースは18年に松前特別(2勝クラス)でデビュー3連勝を決めた好相性の舞台。C.ルメール騎手×藤沢和雄厩舎の名コンビだけに大きな注目が集まるだろう。

 巻き返しを期す函館記念の追い切りは、芝コースで同じく出走予定の僚馬ランフォザローゼスと併せて5ハロン68秒0-ラスト1ハロン12秒0の好時計をマーク。終始楽な手応えで良化を予感させる内容だった。

 全兄レイデオロは日本ダービー(G1)、天皇賞・秋(G1)を勝利した名馬だ。兄がG1を勝ったこともあり、弟のレイエンダにも大きな期待が寄せられたが、勝利したのは昨年のエプソムCのみ。偉大な兄に少しでも追いつくためにも結果を出したい。

 だが、その一方で1年以上、勝利から遠ざかっていることも確かだ。富士S(G3)の2着やダービー卿CT(G3)の3着があるとはいえ好走まで。二桁着順に大敗することもしばしばあった。追い切りこそ動いたとはいえ、信用していいのかは疑問が残る。

「ダービー馬の弟ということもあって期待されていましたが、セントライト記念(G2)を2着に敗れたあたりから、壁にぶつかりました。唯一の重賞勝ちであるエプソムCにしても、あの時の東京コースは完全に前残りの馬場だった恩恵が大きい印象です。

馬の実力より、超スローペースで2番手につけたルメール騎手の好判断がハマったというのが本当のところでしょう。その後のレースぶりを見ていても、伸びしろがあるかどうかは微妙な成績ですし、ピークを過ぎた感すらあります」(競馬記者)

 血統的に成長力に疑問が残るのも確かだ。兄のレイデオロ、ティソーナいずれも勝利を飾ったのは4歳時までで、5歳以降は未勝利のまま引退している。奇しくもレイエンダも昨年のエプソムCを勝利したのは4歳、以降は連敗を続けているのは兄達と同じだ。

 もしかしたら祖母レディブロンドの血が影響している可能性もあるかもしれない。レディブロンドの母はウインドインハーヘア。ディープインパクトの姉にあたる。

 多数のG1馬を輩出したディープインパクトだが、比較的早い時期から強さを見せる一方で、マカヒキやワグネリアンのように、古馬となってから別馬のように勝てなくなる馬が多いことも産駒の特徴でもある。

 レイエンダにも母系に同じ血が流れているだけに、成長が止まっているとしたら、函館記念では危険な人気馬となりそうだ。

小室哲哉電撃復帰に、乃木坂46ファンから疑問の声も…「終わった人」「離婚問題は?」

 1990年代に安室奈美恵、TRF、globeなどの人気歌手やユニットのプロデュースを担当し、音楽業界で名を馳せたミュージシャンの小室哲哉(61)。2000年代以降は往時の勢いを失い、2008年には自身の曲の著作権に絡んだ5億円の詐欺行為を行ったとして逮捕、翌年執行猶予付きの有罪判決を受けた。さらに2018年1月には不倫疑惑を取り上げられたことをきっかけとして音楽業界からの引退を表明したが、その復帰が報じられて話題となっている。

 7月16日早朝、日刊スポーツは公式サイトで、小室哲哉が音楽業界に復帰し、アイドルグループ・乃木坂46が同24日に発売する新曲「Route 246」の作曲や編曲を手掛けることを報道。これは、小室にとっては2年3カ月ぶりの楽曲提供となるという。

「この復帰は、小室と同学年で、親交があるという同グループのプロデューサー、秋元康氏からのオファーによるものとされています。小室は『大いなる友情と才能を持った秋元康さん、同じく近しい知人に1年間背中を押され、今回悩みに悩んで作曲・編曲を手掛けさせていただきました』と声明を発表。秋元氏も『時々、会って食事をするたびに、音楽への熱い想いは消えていないことを知りました』『この人は本当に音楽がないと生きていけないのです。(中略)多くの方に迷惑もかけたのでしょう。でも、小室哲哉はそれを音楽でしか返すことができないのです』と、今回オファーを出した理由についてコメントしていました」(芸能ライター)

「KEIKOとの離婚問題って解決したの?」と疑問の声も

 この突然の復帰劇は、同日朝から昼のワイドショーや情報番組で繰り返し報じられ、多くの注目を集めている。ネット上では、「まだ引退から2年しか経っていないのに」「あの悲劇を装った会見はなんだったんだ?」と、引退宣言してからまだ日が浅いことや、くも膜下出血によって高次脳機能障害を抱えてしまったという小室の妻・KEIKOを介護する辛さについて語った引退会見の内容に対して、疑問を抱く声が殺到。

 さらに、「KEIKOとの離婚問題って解決したの?」「復帰するにしても、身の回りの問題を片づけてからしたほうがいい」と、4月に「週刊文春」(文藝春秋社)が報じたKEIKOとの離婚調停問題について触れる声も多くなっている。この問題では、献身的な介護を行ったとする引退会見での小室の主張に対し、KEIKO側が真実ではないと週刊誌を通して反論するなど、両者の関係に深刻な問題が生じていることがたびたび報じられていた。

「小室は感性が古い」と突き放す乃木坂ファンの声も

「また、楽曲を提供される乃木坂46のファンと思われる人々も、この件について多くコメントしています。このなかには、『小室×乃木坂なんて楽しみすぎる』『小室哲哉が復帰の最初に乃木坂を選んでくれてうれしい』などと、肯定的な意見を述べている人たちが多い。しかし一方で、『感性が古いだろうし、乃木坂とマッチするのかな』『小室みたいな汚れた人が、乃木坂とかかわりを持ってしまったことがすごく残念』などと、数々のスキャンダルを起こし、“過去の人”となった感のある小室と乃木坂46が交わることに疑問や拒否感があるという声もまた上がっています。

 ほかにも、『ラストアイドルにミソを付けたことは忘れない』『今回もまた、なんか問題が起きたりしなければいいんだけど』と、2018年の引退直前に楽曲提供を行い、ネガティブな話題を振りまいてしまったこちらも秋元氏プロデュースのアイドルグループ、ラストアイドルを例に出し、心配する声も少なくありません」(同)

 一般世間からはもちろん、楽曲提供を行う乃木坂のファンからも、多くの疑問が注がれている小室の復帰。新曲の売り上げや人気、あるいは今後の行動などで、こうした疑惑が払拭できるかどうかが問われている状況だといえるだろう。今後に注目したい。

(文=編集部)

娘を衰弱死させた梯沙希容疑者、“親→自分→我が子”の虐待の連鎖…無意識の加害者たち

 東京都大田区のマンションに3歳の娘を8日間放置して鹿児島まで交際相手の男性に会いに行き、娘を衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕された梯沙希容疑者は、彼女自身が17年前に母親から虐待を受けていたという。

 梯容疑者は8歳のとき、「自分の言いつけを守らない」と激高した母親から頭や顔を何度も殴られ、身体を布のひもやビニールテープで縛られた。児童相談所から相談を受けた警察が自宅を調べたところ、あばらが浮いた衰弱した状態で見つかっており、食事を十分与えられていなかったことがうかがえる。そのため、2003年9月、母親は傷害罪で逮捕・起訴され、母親の再婚相手の養父も保護責任者遺棄の疑いで逮捕されている(「週刊文春」7月23日号/文藝春秋)。

 この事件を契機に梯容疑者は宮崎県内の児童養護施設に入り、高校卒業まで過ごして、卒業後に上京したようだが、これだけ壮絶な虐待の被害者であれば、「あんな親にはなりたくない」と思うのではないか。

 だが、子どもの頃はそう思っていた虐待の被害者でも、自分が親になると、自分が受けたのと同様の虐待をわが子に加えることはまれではない。私の外来に通院している患者のなかにも、子どもへの虐待が発覚して、子どもを児童養護施設に預けている方がいるが、話を聞くと幼い頃親から虐待を受けていたそうだ。実際に子どもを虐待しないまでも、虐待の被害者のなかには、「自分もわが子を虐待してしまうのではないか」という不安にさいなまれている方が少なくない。

 実際、虐待の連鎖はしばしば起こる。「自分がされて嫌だったのなら、同じことを子どもにしなければいいのに」と私は思うが、残念ながら、そういう理屈は通用しないようだ。

「攻撃者との同一視」

 このように虐待が連鎖するのは、「攻撃者との同一視」による。これは、自分の胸中に不安や恐怖、怒りや無力感などをかき立てた人物の攻撃を模倣して、屈辱的な体験を乗り越えようとする防衛メカニズムであり、ジークムント・フロイトの娘、アンナ・フロイトが見出した。

 このメカニズムは、さまざまな場面で働く。たとえば、学校の運動部で「鍛えるため」という名目で先輩からいじめに近いしごきを受けた人が、自分が先輩の立場になったとたん、今度は後輩に同じことを繰り返す。同様のことは職場でも起こりうる。お局様から陰湿な嫌がらせを受けた女性社員が、今度は女性の新入社員に同様の嫌がらせをする。 

「攻撃者との同一視」が最も深刻な形で現れるのは、親子の間だろう。子どもの頃に親から虐待を受け、「自分は理不尽な目に遭い、つらい思いをした」という被害者意識が強いほど、自分と同じような体験を他の誰かに味わわせようとする。いや、より正確には、自分がつらい思いをした体験を他の誰かに味わわせることによってしか、その体験を乗り越えられないというべきだろう。

 しかも、「攻撃者との同一視」は無意識のメカニズムなので、かつての被害者が知らず知らずのうちに加害者になってしまう。その結果、虐待の連鎖が起きる。こうした悲劇を繰り返さないためには、子育てを親だけの責任にするのではなく、社会全体で子どもを育てていくという視点が必要なのではないだろうか。

(文=片田珠美/精神科医)

参考文献

片田珠美『子どもを攻撃せずにはいられない親』PHP新書、2019年

アンナ・フロイト『自我と防衛』外林大作訳 誠信書房、1958年

JRA川田将雅“トホホ”なC.ルメール超え!? リーディングまであと「1勝」も、交流重賞“は”「大得意」が仇となる……

 15日、川崎競馬場で行われた交流重賞スパーキングレディーC(G3)はファッショニスタが1番人気に応えて優勝した。昨年の同レース以来の勝利で2009年から3連覇したラヴェリータ以来、2頭目となる連覇を達成した。鞍上の川田将雅騎手は今年の交流重賞4勝目となった。

 レースはサルサディオーネがハナを切り、ファッショニスタは2番手の位置取り。それをマークする形でメイクハッピーが続く隊列となった。最後の直線では、前にいる3頭の追い比べとなったが、メイクハッピーを3/4馬身退けてファッショニスタが勝利した。

 川田騎手は「無事に勝ちきってくれて何よりです。底力のある馬ですので並ばれてからも、しっかりと走り切ってくれている分、最後少し前に出ることが出来ました」とコメント。1年ぶりの勝利を挙げた愛馬の健闘を称えた。

 ゴール前でC.ルメール騎手のメイクハッピーを交わしたのは、まるで今の川田騎手の調子の良さを象徴するかのようだった。

 今年、リーディングトップを独走していた川田騎手。だが、5月末にルメール騎手に首位の座を明け渡すことになり、6月にはさらにリードを広げられるも、7月に入って状況は一変する。川田騎手が11勝と絶好調なのに対し、ルメール騎手は5勝と失速気味。現在、ルメール騎手が100勝、川田騎手が99勝と、ついに1勝差にまで詰め寄っているのだ。

「川田騎手の交流重賞4勝は、ルメール騎手の3勝を上回るものです。日本人騎手のリーディング獲得を目指し、“打倒ルメール”を掲げている川田騎手にとっては喜びもひとしおではないでしょうか。この勢いでいけば、今週末にも川田騎手がリーディングトップを奪取するかもしれませんよ」(競馬記者)

 後半戦の始まりである7月に猛チャージの川田騎手だが、ある面は困難な状況に変わりない。

「実は、川田騎手のJRA重賞勝利は3勝と交流重賞の勝ち鞍を下回っています。交流重賞では好調ですが、現在JRA重賞『20連敗』と深刻な状況です。その結果、獲得賞金では重賞7勝(うちG1・3勝)のルメール騎手と約4億円の大差がついています。勝ち星で上回ることができても、この差を埋めることはさすがに難しいでしょう。交流重賞はJRAリーディングに関係ないので、ある意味“トホホ”な交流重賞4勝目でもありますね」(別の記者)

 12日現在、川田騎手の獲得賞金は15億9082万5000円。勝ち星では35勝少ない松山弘平騎手の15億3824万3000円と大きく変わらないのだ。これは松山騎手がG1・2勝を含む重賞7勝を挙げていることが大きな要因だろう。

 ちなみにJRA賞は「最多勝利」「最高勝率」「最多賞金獲得」の3部門が対象となる。勝利、勝率は川田騎手にも獲得チャンスが大いに残っているが、賞金は極めて厳しそうだ。秋から始まるG1が最多賞金獲得のカギを握ることになるが、ルメール騎手にはアーモンドアイをはじめとした多くの有力馬がいることを考えると、今現在の差は絶望的と言えるだろう。

 最多賞金獲得部門でトップは難しいかもしれないが、交流重賞では中央の鬱憤を晴らすような大暴れを期待したい。

東海オンエアしばゆーとZOC西井万理那の不倫を暴露「性病うつされたって」 妻あやなんは妊娠中

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

西井万理那Instagramより

 元「生ハムと焼うどん」で現在アイドルグループZOCで活動する西井万理那の不倫を、YouTuberが暴露した。不倫相手は人気YouTuberグループ・東海オンエアのメンバーで、日本一有名なカップルチャンネル「しばなんチャンネル」のしばゆーだということで、界隈が大騒ぎになっている。

 暴露があったのは14日夜、炎上系YouTuber・コレコレのツイキャス配信でのことだ。この配信に、YouTuberのゆりにゃが出演し、西井万理那としばゆーが昨年12月頃に不倫関係にあったと話した。いわく、「ぶちこ〇したい。何が『ずっとも』だよ。あのハム女(西井万理那)を許せない」。ゆりにゃは先頃ZOCを卒業したメンバー・戦慄かなのと仲が良い。そして西井と戦慄の確執も明らかになっている。

 7月8日にZOCを卒業した戦慄かなの。しかし11日、戦慄はTwitterでZOCプロデューサーの大森靖子への批判を匂わせ、「自分が追い出したのにそっちが美しく見えるような都合よく名前使われる 人格破綻しすぎてる頭おかしいよ」とツイートした。さらに、違法薬物使用の濡れ衣を着せられて辞めさせられたと読める投稿もしており、自身は薬物検査を受けたが「全部白なのにデマ流されてしんどい」とこぼした。

中国兵がインド兵を鉄棒で殺戮…中国の“侵略”が世界で活発化、原油価格高騰の懸念

 筆者は5月26日付けのコラムで中国インドの軍事衝突のリスクを警告したが、6月15日、標高約4200mのヒマラヤ山脈の中印国境沿いのラダック地方ガルワン渓谷で、中印両軍による衝突が生じた。インド側の発表によれば、インド側の死者は20人、中国側は約40人に上った。中印の国境地帯の衝突で死者が出たのは、45年ぶりのことである。

 両国はヒマラヤ山脈を走る4000kmを超える国境をめぐって長年対立している。インドを植民地統治していた英国の行政官が定めた実効境界線はあるものの、両国の間に合意はなく、国境地域に部隊を送って警戒活動を行ってきた。

 7月に入ってから中印両軍は係争地から撤退したとされているが、衝突が起こってから1カ月が経っても両軍の緊張関係が続いている。インド側は、今回の衝突を理由に中国との間で結んでいた「国境地帯の2km以内で銃や爆発物の携帯を禁止する」という国境交戦規則を一方的に破棄した。今後は「現場の指揮官の裁量で軍事行動を行ってもかまわない」としたインド側の対応に中国は猛反発している。

 軍事的緊張が収まらない最中の7月3日、インドのモディ首相は紛争地帯を電撃訪問し、「歴史は拡張主義勢力の敗北や後退を目撃しており、全世界が不正行為に反対している」と中国を批判した。インド人は歴史的に反中感情を持っているが、今回の一件で反中感情は高まる一方である。ロイターは7月7日、これに追い打ちをかけるように「6時間続いたとされる6月15日の恐るべき戦闘の様子」を詳細に報じた。

 前述したとおり、重火器による戦闘を禁ずる中印協定があったことから、殺戮は極めて原始的なものだった。夜間にパトロールを実施していたインドの小隊に多数の屈強な中国兵が襲いかかり、丸腰のインド兵を鉄の棒やくぎの付いた木の棍棒で殺戮したという。

 なぜ突然、中国側がこのような行為に及んだのだろうか。中国では「最高司令官である習近平氏の67歳の誕生日を祝福するために武功を立てようとした」との説がある(7月14日付現代ビジネスオンライン)。

緊張高まる米中

 中国によるインドに対する「嫌がらせ」は止まらない。中国は紛争が起きたカシミール地方におけるパキスタンの実効支配地域で、ダムや水力発電の建設を開始した(7月8日付日本経済新聞)。「パキスタン側のカシミール地方でプロジェクトを実施すべきではない」とインド側が一貫して主張してきたにもかかわらずに、である。

 その背景には「一帯一路」を進めている中国が、協力を得ようと融和的なアプローチを行っているにもかかわらず、拒否する姿勢を崩さないインドに対して「堪忍袋の緒が切れた」からだといわれている。国際社会はこれまで経済的便益のために中国の「蛮行」に目をつぶってきたが、もはや自らの価値観に反する行為を見逃すわけにはいかなくなってきている。

 ポンペイオ国務長官は7月13日、「南シナ海の大半の地域にまたがる中国の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」との声明を出した。米国が南シナ海での中国の権益などに関する主張を公式に否定するのは初めてである。中国側は「米国は南シナ海の当事者ではない。二度と地域の邪魔者になるな」と主張しているが、米国と一戦を交える気持ちはないだろう。

「中国政府はイラン政府との間で4000億ドルの資金協力と引き換えに、ペルシャ湾上のキーシュ島を25年間借り受けることで合意した」

 7月14日付ニューヨークタイムズはこのように報じたが、中国にしてみれば「東が駄目なら、西へ進出すればよい」である。キーシュ島の面積は91.5平方キロメートル、約4万人が暮らす小島であるが、スリランカの例にならい、「債務をタテに中国がこの島に恒久的軍事拠点を構えることになるのではないか」との憶測が出ている。海上でも「一帯一路」を進める中国は、ジブチやセーシェル諸島にすでに軍事基地を構えているが、ペルシャ湾に軍事拠点を確保できれば、インド洋からペルシャ湾にかけての中国海軍の展開能力が飛躍的に高まることになる。

マラッカ海峡封鎖のシナリオも

 陸と海の両面から攻め込まれているインドに対抗手段はあるのだろうか。インドが注目しているのはマラッカ海峡である。インド海軍の専門家は米誌フォーブスの最新号に「中国との軍事的緊張が高まれば、マラッカ海峡の封鎖もありうる」との論文を掲載した。インドネシアとマレーシア間を通るマラッカ海峡は、アジア地域への物資輸送の大動脈である。日量1600万バレル(日本の1日当たりの原油消費量の4倍)の原油が運ばれているが、インド洋のアンダマン・ニコバル両諸島を基点として、インドはマラッカ海峡の封鎖を検討し始めているのである。

  マラッカ海峡封鎖は中国ばかりか日本や台湾、韓国などにとっても大打撃である。「対岸の火事」だと思われてきた中印紛争は日本にとっても他人事ではなくなったのである。石油危機の震源地はこれまでホルムズ海峡だとされてきたが、今後はマラッカ海峡封鎖による原油価格高騰への備えも必要になる。

  19世紀半ばから20世紀前半までの第一次グローバリゼーションは第1次世界大戦で幕を閉じたが、今回のグローバリゼーションの終焉をもたらすのは中国とインドによるアジア地域における覇権争いなのだろうか。

(文=藤和彦/経済産業研究所上席研究員)

国が行政指導、楽天モバイルの化けの皮…違法端末を販売、不当に“子供向け”装う販促

 楽天の拙速ぶりが際立っている。総務省は10日、楽天傘下の楽天モバイルが必要な技術認証を受けないまま、自社開発スマホ「Rakuten Mini(楽天ミニ)」を販売したとして、行政指導した。楽天は4月にも新型コロナウイルスPCR検査キットの発売をわずか10日で撤回しており、業界関係者からは「三木谷浩史会長兼社長のワンマンぶりにいよいよ歯止めがかからなくなった」と懸念する声も出ている。

違法端末を1円で販売していた

「楽天が一時的とはいえ、1円で違法な端末を販売していたのはさすがに看過できなかった」

 総務省関係者は今回の行政指導について、こう話す。楽天モバイルは、楽天ミニの5月以降に発売された端末で、認証を受けないで米国など海外で使われる周波数を追加するなどしていた。6月に必要な認証を取得した上、楽天と通信契約を結ぶ分にはサービスに問題はないため、自主回収などは行われなかったが、1カ月ほど違法な商品を販売していたことは間違いない。先の総務省関係者も「認証取得などのルールへの認識が甘いとしか言いようがなく、社内間の連絡やコンプライアンス意識がまったく足りていない」と憤る。

 楽天は4月からMNO(携帯キャリア)サービスを始め、楽天ミニは「世界最小」を謳い文句に、持ち運びやすいことなどを売りとする主力モデルとして市場投入された。5月27日から6月17日までは1円で販売するキャンペーンを開始しており、自社回線の契約拡大の切り札だった。その楽天ミニが「違法」な販売だったということは、お粗末きわまりない。

 さらに、楽天モバイルは楽天ミニをサイズが小さいという理由だけで子供向けへの販促もしているが、「中身はあくまで大人向けで、子供が使いやすいようにまったく設計されておらず、ただのこじつけ」との批判も出るなど、プロモーション戦略がうまくいっているとは思えない。楽天は契約拡大のため、1年間通信料無料を打ち出しており、「あくまでポケットWi-Fiとして使用したいというニーズが高いが、携帯として単独で持ちたい人はそれほど多くない」(民間調査会社)。無料キャンペーンが切れた来年4月以降に解約減は避けられず、単なる「バラマキ」だけでは苦戦を強いられるのは間違いない。

学歴詐称疑惑の会社からキット購入

 楽天の迷走ぶりを示したのは、携帯だけにとどまらない。三木谷氏は新型コロナ向けのPCR検査キットの企業向けの販売を4月20日表明し、わずか10日後の同月30日に回収した。

 楽天がキット販売に踏み切った背景には、三木谷氏の「日本は検査数が少ない」との問題意識がある。楽天関係者によると「コロナ感染者かどうか迷っている人が会社を休む理由を企業側にも従業員側にもつくれるようにしたかった」とのことだが、実際には「医療現場の混乱をもたらす」と日本医師会からも批判されるなど、発売当初からバッシングが高まっていた。

 反発をよそに結局発売した楽天だが、キットを開発したジェネシスヘルスケア社が4月28日に「経営体制を変更」し、学歴詐称疑惑が指摘されていた代表が交代したことで、発売中止に追い込まれた。

 この代表の佐藤バラン伊里氏は、「週刊文春」(文藝春秋)で2006年に学歴詐称疑惑を報道されたいわく付きの人物。佐藤氏は07年に同社の代表を辞任したが14年に再び就任した後、楽天は17年に出資し、三木谷氏が社外取締役に就任している。佐藤氏と三木谷氏が親しい関係であったとされるが、先の楽天関係者によると「佐藤氏やジェネシス側から学歴詐称疑惑について説明を受けたことはないが、企業としては健全と判断した」ため、出資したという。

 楽天は発売中止の理由として「(ジェネシス社の)新体制下におけるコーポレート体制とコンプライアンス体制を再度、精査確認」することを挙げているが、経営トップの学歴詐称問題をはっきりさせぬまま、個人的な人間関係をもとに出資する姿勢は批判されてしかるべきだろう。三木谷氏は今年5月1日付けでジェネシス社の社外取締役を辞任しているが、遅きに失している。

拙速は持ち味でもあるが…

 楽天の拙速さを挙げてきたが、そもそも三木谷氏は「成長スピード」を経営の最重要課題と考えてきた。三木谷氏がリーダーシップをとるワンマン経営で業容を一気に拡大してきたわけだが、規制を守ることに汲々としている日本企業全体を見渡せば頼もしいともいえる半面、危うさも残る。楽天モバイルの幹部が3月末で辞職したことも、ワンマン経営が行き過ぎ、歯止めが掛からなくなっている強い徴候だろう。

 先に書いたように、楽天はPR戦略などが得意とはいいがたく、「なんとなく輝けない」「甘さがある」などとの批判がつきまとってきた。三木谷氏に今必要なのは、より有能な人材を獲得すること以外にないのではないかと思われて仕方ない。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)
Kyuzo Matsuoka
ジャーナリスト
地方紙勤務を経てフリーに。マスコミの経営問題や雇用、農林水産業など幅広い分野をカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは @kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

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