JRA藤田菜七子は「名手超え」のスペシャリスト!? アイビスSD(G3)ラブカンプー「完全復活」は“ミス千直”次第か

 26日、新潟競馬場で名物重賞アイビスサマーダッシュ(G3)が開催される。国内唯一の直線で行われる電撃5ハロン戦に、今年もスピード自慢が集結した。

 千直条件で【4,1,0,0】と抜群の成績を誇るライオンボスが人気の中心となりそうだが、そこに待ったをかける存在としてラブカンプー(牝5歳、栗東・森田直行厩舎)に注目したい。

 5日のCBC賞(G3)で復活の勝利を挙げたラブカンプー。一昨年のスプリンターズS(G1)では2着に入ったが、その後は別馬になったかのように二桁着順当たり前の不振に陥った。“終わった馬”という見方をされてしまったのか、CBC賞では13番人気の低評価。だが、それを覆す鮮やかな逃げ切り勝ちを決め、3連単240万馬券の波乱を演出した。

 復活勝利のカギとなったのは「逃げられた」ことだろう。好調時はすべて2番手以内でレースを進めていたが、近走はスタートで行き脚がつかないシーンが目立った。だが、前走は好スタートから鮮やかにハナを奪ったのだ。

「ラブカンプーにとって2走前の韋駄天S(OP)がいい転機となったはずです。直線競馬でスピード馬多く出走する中、このレースでは先団につけることができました。7着に敗れたとはいえ、不利な内枠発走だったことを考えれば、まずまずの結果です。このレースで呼び覚まされた行き脚が、結果的にCBC賞で発揮されたのではないでしょうか」(競馬記者)

 今回の鞍上は復活の立役者・斎藤新騎手から藤田菜七子騎手に変更となる。だが、これはプラス材料と言えるだろう。

 なぜなら、韋駄天Sで手綱を取ったのは藤田騎手。こちらも復活の立役者のひとりと呼べるかもしれない。また、今回は復調気配漂うラブカンプーとコンビ2戦目となるため、より期待が持てるだろう。

 さらに千直条件もプラス材料だ。“ミスター千直”こと西田雄一郎騎手が直線競馬のスペシャリストとして有名だが、藤田騎手はそれに負けない成績を残している。

 過去10年の千直での勝利数は17勝で西田騎手がトップ。2位に4勝差、3位に7勝差と抜けた存在だ。だが、藤田騎手がデビューした2016年以降に期間を絞ると、以下の成績である。

西田騎手 【8,4,10,75/97】 勝率8.2%、連対率12.4%、複勝率22.7%
藤田騎手 【8,4,2,52/66】 勝率12.1%、連対率18.2%、複勝率21.2%

 なんと8勝で2人が同率首位なのだ。さらに、勝率と連対率では藤田騎手が上回っている。ミスター千直が西田騎手であれば、“ミス千直”は藤田騎手と呼べるだろう。

 今回、ラブカンプーは前走から5キロ増の56キロを背負うことになるが、同時に千直のスペシャリストが跨ることになる。このビハインドを藤田騎手がいかに克服するかが見どころだ。

 前走、復活勝利を挙げたラブカンプー。アイビスサマーダッシュで連勝を飾り、完全復活となるだろうか。すべては藤田騎手にかかっているかもしれない。

藤田菜七子、有力馬騎乗でJRA初の快挙なるか?夏の新潟アイビスサマーダッシュは要注目!

 地方競馬でも日本中央競馬会(JRA)でも、競馬が盛り上がっている。JRAでは上半期の馬券売り上げが、新型コロナウイルスの感染防止で無観客競馬があったにもかかわらず、前年比でプラスを記録。また地方競馬では、地方交流重賞の農林水産大臣賞典ジャパンダートダービーの馬券売り上げが前年比36.7%増、先週行われたスパーキングレディーカップも前年比49.4%増の大幅アップとなった。そして競馬ではないが、競走馬の競りであるセレクトセールは、史上2番目となる総落札額187億円超を記録したのである。もはやこの競馬人気に異を唱える者はいないだろう。

 そして今週は競馬ファンにとって、待ちに待った夏の新潟開催が開幕する。新潟競馬といえば、この競馬場だけの特殊舞台で行われる真夏の名物重賞=アイビスサマーダッシュが注目のレース。これは年に1度しかない、国内唯一の直線1000mで行われるレース。1分もかからず1000mを走るスピード勝負だけに、息もつかせぬ熱い戦いが繰り広げられる。しかも、前走のCBC賞で鮮やかに復活したラブカンプーという馬には、あの人気女性騎手の藤田菜七子が騎乗するのである。もし彼女が芝の重賞レースを勝利すれば、JRAの女性騎手で初の快挙。その歴史的瞬間に立ち会うことができれば、それは一生の思い出となろう。さらにそのレースで馬券を的中できれば、より忘れられない体験となるはずだ。

 そんな注目レースのアイビスサマーダッシュに関して、何やら「美味しい話」が漂っているという。それは、競馬界最強の万馬券ハンターである「暴露王」が、このアイビスサマーダッシュで「万馬券的中」にかなりの自信があるというのだ。仮に万馬券を的中できれば、旅費の足しにもなるだろうし、もちろん現地には行けなくても、今はインターネット投票で馬券が購入できる時代。テレビ越しでも、その感動と興奮は変わるまい。その真偽を確認すべく、万馬券的中のプロフェッショナル集団である「暴露王」が入手したアイビスサマーダッシュの情報を調査、運よく彼らから話を聞くことができた。

「今年も万馬券になるであろうアイビスサマーダッシュ。非常に多くの、そして興味深い陣営の本音がたくさん届いています。マスコミの報道を見る限り、現時点では藤田菜七子騎手のラブカンプーや、昨年の優勝馬ライオンボスに人気が集まっていますね。しかし枠順や展開、直線競馬の適性、そして肝心な各馬の状態が大きく影響するこのレース。関係者の本音を知らずに大勝負はできません

 しかし暴露王は提携記者を通じ、すでにどの馬が逃げるのか、前走後の上積みはどの程度なのか、直線競馬への適性はどうか、状態や仕上がり、夏バテはないかなど、ありとあらゆる情報を入手しています。その結果、このアイビスサマーダッシュは【万馬券が狙えるレース】として、大勝負を実施することになりました。

 暴露王の凄腕記者は、上位人気で好走できる馬、上位人気で好走が期待できない馬、逆に人気薄ながら激走が期待できる穴馬などの存在を完全に把握しています。我々にとって夏の新潟競馬は万馬券の宝庫。このアイビスサマーダッシュを皮切りに、数多くの万馬券をファンに届けたいところです」(暴露王スタッフ)

 この自信の高さは、まさにプロだからこそ。アマチュアではここまで言い切ることはできない。この暴露王は、東西トレーニングセンターで活動する、業界随一の現役トラックマン(競馬記者)と極秘に提携。その記者たちは、バイト感覚で競馬番組に出演して素人丸出しのパドック解説をしているような記者とは違い、決して表には出ない凄腕や大ベテランだ。彼らはある意味馬券に人生のすべてをかけており、

「取材証さえあれば給料はなくていい。馬券の収入だけで生活できるし、贅沢もできる」

 と豪語するような本物の猛者たちだという。そんな記者たちから入手する情報は、素人では考えられない実績を記録しているのだ。その実力と実績を証明する3つの業績を紹介しよう。

 まずひとつは、彼らは「年間300本の万馬券的中」という、とてつもないノルマを自らに課しているが、過去そのノルマに足りなかったことがないのだ。昨年は350本の万馬券を的中させているように、もはや300という数字は通過点といえよう。

 2つ目は、今年すでに205本の万馬券を的中させていること(7月19日現在)。これは年間350本を優に超えるペースであり、今年は昨年以上の成績となる可能性が大きい。つまり、昨年よりさらにパワーアップしているだけでなく、今年はさらに絶好調なのだ。

 3つ目は、今年6月に119万という超特大万馬券を的中させていること(6月27日阪神11R水無月ステークス)。これは100円が119万円になる馬券で、仮に500円分を購入すれば、払い戻しは約600万円にもなったのだ。こんな馬券を狙って的中できるのは、この暴露王以外には見当たらない。

 これらの実績からも、暴露王というプロ集団がいかに実績と実力を兼ね揃え、そして今週末のアイビスサマーダッシュの予想を託すのに適切な存在かわかるだろう。しかしながら、これほどの価値がある暴露王の予想を入手するのに、どれほどの対価が必要なのだろうかと思うはず。すると暴露王から素晴らしい提案が届いた。

「我々が実際に購入するアイビスサマーダッシュの馬券と同じ内容の買い目、そして皆さんが気になる穴馬の詳細情報を、今回は特別に読者の皆様へ向けて無料で公開いたします。夏競馬こそ買いという我々の信念を、ぜひこのレースで体感してください」(暴露王スタッフ)

 この提案には驚いた。まさに勝ち組の余裕というものだろうか。今後、コロナウイルスの影響や「GO TO キャンペーン」がどうなるかわからないが、アイビスサマーダッシュだけは絶対に見逃さないでほしい。それほどの価値がこのレースにあり、そして暴露王の無料情報があれば「万馬券」が狙えるのだから。

(文=編集部)

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※本稿はPR記事です。

小野薬品、5千億円売上の協力者・本庶祐氏に分配金“払い渋り”…一方で自社ビル建設

 2018年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の本庶祐(ほんじょ・たすく)特別教授は、がん治療薬「オプジーボ」の特許に関する対価をめぐり、製造元の小野薬品工業に特許使用料の分配金226億円の支払いを求めて6月中旬に大阪地裁に提訴すると発表した。本庶氏は小野薬品と共同で特許を取得していた。小野薬品は提訴されたことを受け「争っていく方針であり、適切に対応していく」とのコメントを出した。

 訴状によると、本庶氏が支払いを求めるのは米メルクが小野薬品に支払う特許使用料の一部についてだ。14年以降、メルクのがん免疫薬キイトルーダがオプジーボの特許を侵害したとして、開発パートナーの米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が欧州や米国で裁判を起こしていた。

 17年、メルクが特許使用料を支払うことで和解が成立。小野薬品とBMSはメルクと特許のライセンス契約を結び、一定の金額を受け取っている。本庶氏はメルクとの係争で小野薬品から協力を要請された際に「受け取る金額の40%を支払う」との提示があったが、実際には1%相当分の支払いしか受けていないと主張。分配金の未払い分、226億円を求めている。

本庶氏が小野薬品から得た対価は26億円

 オプジーボは、本庶氏と小野薬品がタッグを組み、産学連携によって生み出した画期的な新薬だ。従来の抗がん剤が、がん細胞を直接たたくのに対し、オプジーボは人の体が本来持つ免疫力を再び引き出すことでがん細胞を攻撃。手術、放射線、抗がん剤が3大治療法とされるがん治療で、がん免疫療法という第4の可能性を生み出した。

 本庶氏は1992年、オプジーボの元となる分子を発見。その働きを解明した研究で2018年、ノーベル生理学・医学賞を授与された。03年、本庶氏は小野薬品と共同でがん治療法に関する特許を出願。06年、特許を使って薬を製造販売する対価として、売上に応じた使用料を受け取る内容の契約を結んだ。対価は「オプジーボ売上高の約0.75%」となっていた。

 その後、本庶氏が「低すぎる」と契約内容に不服を表明し、小野薬品は13年、「自社のオプジーボ売上高の2%、米BMSのオプジーボ売上高のうち小野薬品が受け取る額の10%」に引き上げる提案をしたが、折り合いがつかなかった。14年、オプジーボが発売された。一部のがんに劇的な治療効果を示し、小野薬品のヒット商品となった。

 本庶氏の弁護士によると小野薬品から得た額は26億円程度。本庶氏側は昨年、本来受け取るべき対価は合計800億円超と試算。今回の請求対象のほか、小野薬品からの特許使用料と、共同開発者の米BMSからの使用料が別にあるとしている。本庶氏は若手研究者を支援する1000億規模の基金をつくり、オプジーボから得た金を、この基金に投じる予定だ。

 本庶氏によると、小野薬品は最大300億円超を京大に寄付する提案をしているという。

オプジーボは年間1500億円弱を稼ぐドル箱に

 小野薬品の20年3月期の連結決算(国際会計基準)の売上高にあたる売上収益は前期比1.3%増の2924億円、営業利益は25.0%増の774億円、純利益は15.8%増の597億円だった。

 オプジーボ点滴静注(製品)の売上収益は873億円、ロイヤルティ収入の616億円と合わせると1489億円となる。18年に竣工した小野薬品の東京ビルは同業者から“オプジーボビル”と呼ばれている。

【オプジーボの売上収益】

        製品売上収益  ロイヤルティ収入     合計

15年3月期   25億円      ―          25億円

16年3月期   212億円     82億円        294億円

17年3月期   1039億円    267億円       1306億円

18年3月期   901億円    398億円        1299億円

19年3月期   906億円    508億円        1414億円

20年3月期   873億円    616億円        1489億円

累計      3956億円   1871億円        5827億円

 小野薬品の21年3月期の連結決算の売上収益は前期比3.6%増の3030億円、営業利益は3.2%増の800億円、純利益は2.2%増の610億円を予想している。国内で食道がん患者などへのオプジーボ投与が増え、売上が伸びるとみている。

大村智氏が受け取った対価は200億円

 オプジーボは発売3年で年間1000億円を超えるドル箱製品に大化けした。それとともに特許の対価の妥当性について、議論が高まってきた。本庶氏へ支払われる特許の対価が国際的な標準料率に比べてあまりも低く設定されているためだ。

 15年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授は、ノーベル賞の受賞対象となった研究成果をもとに製品を出した。大村氏が米メルクから受け取った特許の対価は200億円だった。本庶氏と大村氏が受け取った対価の差の大きさが議論を呼んだ。

 本庶氏が籍を置く京都大学は「この知的貢献が社会的に適正に評価され、その知的貢献を生み出した研究活動に対し適正な還元がなされ、もって、さらなる知の創出につながるような司法の判断を期待したい」とコメントした。「大学vs.企業」の全面対決の様相だ。

 産学連携の必要性が高まるなか、裁判の結果は、知的財産をめぐる企業と大学研究者の対価の分配方法、もっと踏み込めば契約のあり方や産学連携そのものにも影響を及ぼすことになるとみられている。

 小野薬品は「がん免疫療法に対する懐疑的な見方が多く、ほかの製薬会社が断る中で、リスクを取って研究開発に踏み切った。(06年のライセンス契約の)契約の水準も妥当」と反論している。

(文=編集部)

「志願したい大学」明治が早稲田を抜いて4年ぶり1位の理由…青山学院、立教は不動の人気

 リクルート進学総研(リクルートマーケティングパートナーズ運営)が「進学ブランド力調査2020」を7月16日に発表した。同調査は、高校生の大学選びの動向を明らかにするため、年に1回、高校3年生を対象に行われている。大学の志願度や知名度のほか、大学に対する50項目にわたるイメージを調べるものだ。

「志願したい大学」を見ると、関東エリアは明治大学が4年ぶりに1位、東海エリアは名城大学が4年連続1位、関西エリアは関西大学が13年連続1位となった。関東の2位以下は、早稲田大学、青山学院大学、立教大学、日本大学という顔ぶれだ。

 オンライン記者発表会では、リクルート進学総研の小林浩所長が同調査の結果について解説した。

受験生の「超安全志向」

 今回の結果には、2016年からの定員厳格化と21年度に導入される大学入学共通テストへの不安が色濃く表れ、受験生の「超安全志向」が反映された。

 共通テストで英語4技能と記述式が見送りとなり、受験生や教育現場は混乱している。共通テストに対する不安の増大が、国公立大学志向の減少にも影響していると考えられる。

 また、コロナ禍の第2波、第3波への懸念から、共通テストの実施自体への不安もある。そのため、昨年に続き、大学入試の「玉突き現象」が起きている。受験生が志望校、すべり止め、すべり止めのすべり止めにもフォーカスするため、意外な中堅大学に関心が高まっているのだ。

「志願したい大学」(関東)については長年、早大と明大が1位の座を争ってきた。09~16年は明大が、17~19年は早大が1位となっていたが、20年は明大が1位に返り咲いた。また、3位の青山学院大と4位の立教大は19年と変わっていない。しかし、定員厳格化以降、上位3大学のポイントが下がり、4位以降との差が徐々に詰まっているという。

 小林所長は、こうした傾向について「上位3大学とも難易度が高まっているため、敬遠する傾向も見て取れる。明大より早大のほうが難易度が高いため、より志願度が下がり、相対的に明大がトップに立った」と分析している。

 18年にアメリカンフットボール部の悪質タックルが問題になった日大は19年に6位に順位を下げたが、20年は5位に回復した。

「規模が大きく、有名で、伝統、活気があって親しみやすく、クラブ活動も盛んで、『入試方法が自分に合っている』という項目では順位が高い一方、『校風や雰囲気が良い』では上位に入っていない。志願度は上昇したものの、全体的なイメージが回復したかといえば、そこまでではない」(小林所長)

 関東では、東海大学が19年の29位から18位に順位を上げている。

「東海大は22年度に全学的な学部の改組改編およびキャンパス再編計画を実行するなど、改革に着手することを発表しており、20年春からさまざまな広報戦略で伝えている」(同)

名城大が屈指の人気校になった理由

 東海では、4年連続1位の名城大が頭ひとつ抜けており、2位の名古屋大学、3位の中京大学に差をつけている。

「さまざまな改革を進めている名城大は16年にナゴヤドーム前キャンパスを開設し、外国語学部を新設。もともと理系の人気が高い大学だが、外国語学部の新設後、卒業生を輩出し、女子の志願度も高まっている。理系の男子に加え、文系の女子からも志願度を高めていることが、名城大の人気の理由だ」(同)

 また、岐阜大学が19年の13位から6位に順位を上げた。岐阜大は名古屋大と運営法人を統合する「東海国立大学機構」が4月1日に発足した。

「統合の影響はあると見ている。名古屋大のブランドが、岐阜大に良い影響をもたらしている」(同)

 関西は、関西大が13年連続1位と圧倒的な強さを見せており、2位は近畿大学、3位は関西学院大学という顔ぶれだ。

「改革を進めている近大は人気が高まって志願者が増えているが、難易度が高まっているため、『志願したい大学』のポイントは年々下がっている」(同)

 大阪府立大学と大阪市立大学は22年4月に統合し、大阪公立大学が新設される予定だが、大阪市立大は19年の3位から5位に下がった。両大とも同程度の志願度のため、岐阜大のような変動はなかったようだ。

 このほか、北海道にキャンパスを置く小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の国立3大学が22年の統合を目指している。

「今後の景気動向や地方国立大の定員増が地元の学生の国公立志向に影響を与えることはあるだろう。今後、国公立大の統合が相次いで進展すると、学生にとっては、地域に自分が学びたい分野や学問領域がどれくらいあるかが課題になり、それが本質的な志願度に影響を及ぼすことになる」(同)

 今後、関西で志願度が高まりそうな大学は追手門学院大学だという。

「文系のみだが、ランキングを伸ばし、キャンパス移転などの改革を進めている」(同)

「看護・医療」分野で北里大学がV2

 また、「分野別志願度ランキング」にも注目したい。「経済・経営・商」では、関東は明大、東海は名城大、関西は関西大がそれぞれ1位になっている。「観光・コミュニケーション・メディア」では、関東は観光学部を持つ立教大、東海は外国語学部を有する名城大、関西は社会学部を有する関西大がそれぞれ1位に。

「教育・保育」では、関東は文教大学、東海は愛知教育大学、関西は大阪教育大学がそれぞれ1位。「看護・医療・保健・衛生」では、関東は北里大学、東海は藤田医科大学、関西は森ノ宮医療大学が、それぞれ2年連続で1位となった。

「情報」では、関東は社会情報学部を有する青山学院大、東海は都市情報学部を有する名城大、関西は総合情報学部を有する関西大と、情報学を中心とする文理融合・文理総合型の学部を有する大学が1位となった。

「デジタル化の進展により、理系に加えて、文系の情報分野の人気が徐々に高まっている。また、景気後退局面では、資格系の分野に人気が集まりやすい。手に職をつけて学びと仕事を連動していこうという意向が高まり、それが『看護・医療・保健・衛生』の人気につながっている」(同)

 大学も選択と集中が続き、統合などで生き残りを図る動きも目立ち始めているが、今後の動向も興味深いものになりそうだ。

(文=長井雄一朗/ライター)

日本のHV、世界最大の自動車市場・中国を席巻の可能性…中国政府「HV優遇策」の神風

 2021年から、中国政府がハイブリッド車(HV)を「低燃費車」に位置付け、優遇策を実施することが明らかになった。これまで中国は、HVをガソリン車と同等に扱ってきた。中国はHVの販売を増やすことによって、経済成長と環境対策を推進しようとしている。それは、HVに強みを持つトヨタ自動車をはじめ、日本の自動車メーカーにとって追い風だ。

 現在、中国市場においてトヨタをはじめ日系自動車メーカーの販売は回復している。その上で、日本企業が高性能のHV需要を喚起できれば、企業業績だけでなく社会と経済全体にもプラスの影響があるだろう。そう考えると、中国がHV重視の姿勢を示したことは重要だ。中長期的に考えると、自動車の社会的な機能は変わる。CASEの推進に加え、自動車は都市空間の一部としての機能を担うようになるだろう。そうした変化に適応するために日本の自動車業界はよりオープンなかたちで研究開発などを進め、世界最大の新車販売市場である中国でのシェアを高めることが求められる。

足元の中国自動車市場の回復状況

 1月以降、中国をはじめ世界の自動車の需要と供給は、新型コロナウイルスの発生によって急速に減少した。2月、中国の新車販売台数は前年同月比で79%減、3月は同43%減だった。感染対策のために都市が封鎖されて個人消費が大きく落ち込んだ。それに加えて、中国を中心に感染対策のために工場が止まり、供給も滞った。

 その後、中国では感染の拡大が小康状態となった。4月上旬から半ばにかけて、中国をはじめ世界的に消費と生産活動が持ち直し始めた。その結果、4月の中国の新車販売台数は同4%増に転じた。背景には、共産党政権が自動車販売の補助金を支給し、人々の“ペントアップディマンド(抑制されていた需要の回復)”を刺激したことや、インフラ開発のためのトラックなどの需要増加がある。さらに、中国政府はGDPの10%程度を占める自動車産業の支援のために大都市でのナンバープレートの発給制限を緩和した。そうした政策に後押しされ、5月の新車販売台数は同11%にまで持ち直している。現在、世界全体の自動車生産・販売市場を見渡すと、中国は最も持ち直しが鮮明になっている市場といえる。

 その一方で、中国のEV販売は低迷している。2012年から中国政府はEV販売を奨励するために補助金を支給してきた。その結果、雨後のタケノコのように新興のEVメーカーが設立され、過剰供給問題が顕在化した。さらに、EV生産の急増によって、充電スタンドの乱立も発生した。中国では車両通行量がほとんどない場所にまで充電スタンドが設置されている。それが続けば、企業の収益と財務内容は悪化し、債務問題の悪化に拍車がかかる恐れがある。

 昨年、中国政府はEVの過剰供給に歯止めをかけるために補助金を削減した。その結果、EV販売は急速に減少してしまった。補助金に依存してきたEVメーカーの業績は急速に悪化し、地場の新興企業を中心に淘汰が進んでいる。2025年に700万台のEV販売を目指してきた共産党政権の目標実現は困難だ。中国はEV販売の補助金を2年延長しつつ、HVを低燃費車として扱うことによって、自動車販売の増加による景気刺激と、環境対策を進めようとしている。

日本の自動車メーカーへの追い風

 一部の報道では、中国政府は燃費効率の良い上位5%の車種を低燃費車に指定するとの見方がある。それは、HVのプリウスを中心に高性能かつ耐久性の高いHVシステムを開発し、世界の低燃費技術開発をリードしてきたトヨタをはじめ、日本の自動車メーカーに追い風となるだろう。

 重要なことは、中国の消費者にとって日本の高品質な製品は憧れだということだ。トヨタは、レクサスブランドの車種を九州の工場で生産し、中国に輸出している。米中貿易摩擦が激化するなかでもレクサスの販売台数が増加したのは、中国の所得が増加し、多くの人がより良いモノを求め始めたことを示している。HVが低燃費車として扱われることによって、日本のHVへの人気は一段と高まる可能性がある。

 日本企業は、そうした変化を確実にとらえ、成長のチャンスにしなければならない。なぜなら、今後、世界の自動車業界は大きく変化すると考えられるからだ。新型コロナウイルスに効果のあるワクチンや治療薬の開発と供給体制の整備に左右される部分は多いものの、現状の市場環境が続くと仮定した場合、向こう1~2年程度の間は、コロナショックによって落ち込んだ新車買い替えなどの需要が中国などの自動車販売を支えるだろう。その後、5年程度のタームで考えると、自動車のCASE(Connected:コネクティッド、Autonomous:自動運転、Shared/Service:シェアリングあるいはサービス、Electric:電動化)化が進む。さらに長期の視点でみると、自動車は都市計画に組み込まれて行くだろう。

 世界最大の自動車市場である中国の自動車行政は、そうした変化に大きな影響を与える。2015年に発覚したディーゼル車の排ガスデータ不正問題の影響を挽回するために、世界大手独フォルクスワーゲンは中国のEV販売奨励を重視し、EV開発に注力した。しかし、中国のEV市場が低迷し始めたことによって、フォルクスワーゲンの業績不透明感は高まっている。それに加えて、同社は不正対象であったディーゼル車の購入者への賠償にも対応しなければならない。

重要性増すオープン・イノベーション

 中国がHVの普及を重視し始めたことによって、世界の自動車業界の競争関係にはかなりの変化が起きる可能性がある。今後も中国は環境対策の推進と消費の底上げを目指して補助金政策や新しい技術の導入を進めようとするだろう。それにうまく対応できるか否かによって、各国の自動車メーカーの優勝劣敗が一段と鮮明になるだろう。

 それ以外にも、国内外の自動車メーカーを取り巻く不確定要素は多い。新型コロナウイルスの発生によって、世界全体でデジタル技術の導入が急速に進んでいる。デジタル化の推進は、自動車業界の変化をも加速化させるはずだ。また、今後の感染動向によっては、再度、世界経済に相応の下押し圧力がかかる展開も排除できない。

 日本の企業がそうした変化に対応するには、研究開発体制を強化しつつ、技術やテクノロジーを他社と共有することによって新しい商品を生み出すオープン・イノベーションが重要だ。昨年、トヨタはHVの特許を無償で公開した。また、同社は米中などのIT先端企業との提携を強化している。それは、CASE、さらには、都市の一部としての自動車の役割を見据えた取り組みといえる。

 今後、自動車は移動の手段に加えて、居住やビジネス空間としての機能を併せ持つ大型のITデバイスとしての性格を強めるだろう。それに伴い、自動車の所有形態も個人による所有から法人所有というように変化する可能性がある。

 トヨタのように、そうした変化に積極的に対応しようとする企業の増加が、日本経済の持続的な成長には不可欠だ。日本の自動車メーカーが連携してCASEを見据えた技術を開発し、高付加価値の新しい商品を創造できれば、日本の自動車産業の存在感は高まるだろう。国内に米国のGAFAMや中国のBATHに匹敵するITプラットフォーマーが見当たらないことを考えると、自動車メーカーが中長期的な視点で競争力ある車種を開発し、需要を創出することは日本経済の安定に無視できない影響を与えるだろう。

 以上のように、各自動車メーカーやサプライヤーが産学連携などを進めることによって研究開発体制を強化することの重要性は高まっている。政府が民間企業の連携と創意工夫を引き出すために規制緩和などを積極的に推進することも欠かせない。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

激安トヨタレンタカー・片道GO!で京都→東京を走破してみた…カローラ新車で驚異の燃費

 日本で最も販売台数の多い自動車メーカーはトヨタ自動車だ。そして、日本で最も車両保有台数の多いレンタカー会社も、やはりトヨタレンタカーだ。店舗数は全国で1000カ所を超え、車両ラインアップは基本的にトヨタ車ということで、ハイブリッド車などの割合が高いのが特徴だ。

 最大手のレンタカー会社だけに、料金やサービスは全国均一となっている。そのためコストパフォーマンスという点では印象が薄かったのだが、最近ではさまざまな割引サービスが用意されている。出発の30日前までに予約すれば、基本料金が30%オフとなる「早割」や、直前まで予約可能で、基本料金が10~40%オフとなる「直前割」など、上手に利用すればリーズナブルに利用できるようになりつつある。

 なかでも抜群のコスパを誇るのが「片道GO!」だ。出発店舗と到着店舗・利用期間が限定されるが、出発日より24時間の利用では2200円、48時間の利用では4400円という、驚異的な価格となっている。当初は「東京-大阪・京都」間で始まったが、現在は「札幌・千歳-函館」間、「宮城-岩手・山形」間、「東京-愛知・静岡」間、「福岡-宮崎・鹿児島」間、「大分-長崎」間と、全国に広がりつつある。

 これは、レンタカーを別の店舗へ返却する乗り捨てサービス(ワンウェイシステム)の回送車を活用したもの。乗り捨てされた車両は、出発地まで回送しなければならず、手間や交通費・人件費が必要となる。そのため長距離の乗り捨てサービス料金は高額に設定されており、トヨタレンタカーの「東京-大阪」間の乗り捨て料金(ワンウェイシステム料金)は、3万5750円に設定されている。

「片道GO!」はこの回送費用を削減するため、回送したい車両をレンタカーとして貸し出すというものだ。乗り捨てサービスを利用した人から費用は回収しているので、安く貸し出しても問題ない。むしろ、回送業者などに支払う費用が削減できるわけだ。同様のサービスはニッポンレンタカーも、専用アプリで「特割ワンウェイ」という名称で実施している。

 さて、乗り捨て車両ありきの「片道GO!」は、先述したように出発・到着店舗や利用期間が限定されている。公式サイトに店舗や期間などが表示されており、予約は基本的に早い者勝ちとなる。

 回送車両を使用しているため、もちろん車種は指定されており、選ぶことは一切できない。サービス開始当初はインバウンド利用が多かったためか、空港やターミナル駅の最寄り店舗で、多人数が乗れるミニバンが多かったが、現在はそういった傾向はなくなりつつある。

 今回は、トヨタレンタリース京都の堀川店から東京都内の店舗まで借りてみた。高速道路を使わず下道のみを走ったため、48時間4400円のプランを選択している。車種は現行型のカローラツーリングだった。

新車同然のカローラツーリングワゴンでいざ京都から東京へ!

 12代目カローラシリーズのワゴンモデルであるカローラツーリングは、2019年9月にフルモデルチェンジしたばかりの新しいモデルだ。レンタルした車両は1.8LのCVTモデルで、もっともオーソドックスなグレードといえるが、なんと走行距離は借りた時点で4750km。新車同然といえるコンディションだった。

 往年のカローラに親しんできた人は、カローラツーリングに乗った瞬間に「でかい!」と思うかもしれない。初めて3ナンバー化し、見た目にもワイド&ロー化した。内外観のルックスを含め、カローラの名称が付いていることに違和感があるほど、スタイリッシュな印象を受ける。スポーティでもあり、ヤンチャな雰囲気すら漂っている。

 一方で、走った印象はすこぶる大人しい。過不足のないエンジンにCVTのミッションなので、不満はないがスポーティとはいえない、まさにカローラらしいパワートレインだ。特徴的なのは上質な足回りで、よい意味でカローラらしからぬ乗り心地。似たフィーリングをあえて挙げるとすればフランス車、特にプジョーの中上級セダン&ワゴンに近いものを感じた。

 3ナンバー化したとはいえ、取り回しは悪くないし、狭い道でのすれ違いに悩まされることもそれほどない。ハンドリングもクセがないから、幅広い年齢層が使いやすいと感じるだろう。ただ、運転の楽しさという点では物足りない面もある。今回は下道ばかり700km以上を運転したため、さすがに飽きる部分もあった。

気になったのはラゲージルームの狭さ、カーナビ地図の古さ

 気になるのはラゲージルームだ。カローラツーリングは、国産車では絶滅危惧種になりつつあるステーションワゴンに分類されるが、その最大の特徴である荷室に、あまり魅力を感じない。リアシートを倒したときのラゲージスペースは最大802L。872Lのスペースが確保されていた先代のカローラフィールダーより、大幅に狭くなっている。

 これは、リアの形状が角張っていた先代より、スタイリングや空力、走行性能を優先させた結果なのだろう。ただ、見た目もショートワゴンやハッチバックに近い雰囲気になり、使い勝手も含めて、特にハイブリッドモデルはプリウスやアクアと大きな違いを感じられなくなったのではないだろうか。

 2段階の高さに設定できるラゲージ床面や、濡れた荷物も気兼ねなく載せられる樹脂製のデッキボードなど、工夫は凝らされているものの、「ライトバンの代替」としての荷物車的利用は、難しい面があると思う。

 カーナビはビルトインされた「ディスプレイオーディオ」だけに、さすがに使い勝手は悪くない。ただ、開通したばかりの道路が地図に反映されていないことには驚いた。具体例を挙げれば、2019年6月に開通した東八道路の杉並区下高井戸~三鷹市牟礼間が未開通の状態だった。

 トヨタが2019年から導入開始した「ディスプレイオーディオ」は、基本的にスマートフォンと連携して、音楽やナビをディスプレイ上で操作・使用するというもの。つまり、スマホを接続しないとオーディオやナビが使えないわけで、さまざまな人が利用するレンタカーにはまったく向かないシステムだ。

 そのため、あらかじめカーナビ機能を入れておく「ナビキット」があり、このカローラツーリングにも装着されていた。しかし「ナビキット」にも2種類あり、より手軽な「エントリーナビキット」が装着されていたため、最新地図の更新はされていなかったのだと思われる。このあたりは、レンタカー業界にとって今後の課題といえそうだ。

下道のみ700キロ超を走り、驚異の燃費17.9キロ!

 さて、今回は京都から滋賀-岐阜-長野-山梨-東京と、2日間かけて山間部を中心に走行した。渋滞はほとんどなかったが、アップダウンは激しいというルートで733.1kmを走ったが、給油した量は41.02L。下道ばかりを走行して、約17.9km/Lという燃費だった。ちなみにカタログ燃費が14.6km/L(WLTCモード)。非ハイブリッドモデルの実燃費としては、かなり良好だったと思う。

 貸出店舗での対応もよかったのだが、返却店舗では店員さんから「長距離のドライブ、お疲れ様でした」というねぎらいの言葉もあり、接客対応のよさが強く印象に残った。料金がお得なだけでなく、今回は新車同然の車という幸運もあり、極めてコスパがよかったといえると思う。

 あとは、実施している地域をさらに広げてくれることを期待したい。その点、ニッポンレンタカーの「特割ワンウェイ」は、全国でサービスを実施しているのが強みだ。もっとも「特割ワンウェイ」はアプリ自体の検索機能が使いにくいという欠点がある。どちらも一長一短があるため、状況に合わせて使い分けることをおすすめしたい。

(文=渡瀬基樹)

●渡瀬基樹(わたせ・もとき)
1976年、静岡県生まれ。ゴルフ雑誌、自動車雑誌などを経て、現在はフリーの編集者・ライター。自動車、野球、マンガ評論、神社仏閣、温泉、高速道路のSA・PAなど雑多なジャンルを扱います。

セリア、今買うと感動する商品5選…チャック付きトートバッグ、ソープホルダー

 今や人々の生活に欠かせない存在となりつつある100円ショップ。近年は業界全体の商品レベルもますます上がっており、生活の悩みの突破口を提示してくれる高機能アイテムもズラリと取り揃えられている。そんな業界には数多くのブランドがひしめいているが、ナチュラルなデザイン性と高品質・低価格な商品ラインナップで人気を博しているのが「セリア」だろう。

“100円ショップに行くならセリア”という声もネット上には多く、一定のファン層を獲得している。そうした人気のおかげか店舗数でも堅実な成長を重ねており、2019年3月末時点で直営店が1543店、FC店が49店の合計1592店舗という値を記録している。

 セリアは今年も、数多くのサマー商戦アイテムをラインナップしている。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は今回もそんな商品たちを独自に調査。「この夏、買うべきセリアのおすすめグッズ5選」を選び抜いた。

麻風トートバッグ/110円(税込、以下同)

 今年の7月1日から全国で実施される「レジ袋有料化」。地球環境のためにもなるべくエコバッグで買い物をしたいものだが、仕事帰りにフラッとコンビニに寄るようなシチュエーションにおいて、毎回エコバッグを用意するのはなかなか難しいもの。

 そんな時に嬉しいのがセリアの「麻風トートバッグ」。高さ165mm、横幅180mm、奥行き100mmというコンパクトなサイズ感なので、いつでもカバンやリュックにかさばらずに忍ばせておくことができるのだ。

 デザインもナチュラルな麻風なので男女問わずに使えるうえ、袋の開口部である天の部分にチャックが付いているのもありがたい。110円という高コスパなので、すべてのカバンに1個備え付けておいてもお財布へのダメージは少ないはず。すべての項目を統括して、まさにちょっとした買い物にうってつけのトートバッグだといえるだろう。レジ袋に小銭を落とす日々ともこれでおさらばだ。

香りで虫除けジェル200g ハーブの香り/110円

 夏の厄介者といえば、所かまわず飛び回る小蝿や蚊などの羽虫だ。特に往来の激しい玄関周りは、小さな羽虫たちが家に侵入する際の格好の侵入経路になってしまう。そんな時は据え置き式の虫除け剤が効果的なのだが、市販の商品はどれも、玄関先に置いておくにはどうにもビジュアル映えしないものばかり……。デザイン性は絶対条件ではないものの、見た目もスマートであるに越したことはないだろう。

 そんななか、セリアの「香りで虫除けジェル200g ハーブの香り」は、セリアらしい洗練された商品デザインになっているので、オススメだ。モノトーンのシンプルな配色や、キューブ風のソリッドなシルエットなので、玄関先に置いていても悪目立ちすることはないだろう。

 成分もほぼ水と植物性抽出物なので安心して使用でき、匂いもナチュラルなので、“虫も嫌がるが人間も嫌がる”ようなケミカル感がないのも嬉しい。また、蓋を開けてからの使用期間も50日と長く、110円というコストを考えると実に経済的なマストバイの逸品だ。

円柱型アイスキューブ/110円

 夏の酷暑を乗り切るためにも、こまめな水分補給は必須。好みの飲み物をマイボトルに入れて持ち歩けば、節約にもなるので一石二鳥のはずだ。しかし、マイボトル派を悩ませるのは“飲み物がぬるくなってしまう”こと。いざ飲もうと荷物から出した時にはすでに生ぬるくなっており、心なしか気分も下がるなんてことも少なくない。

 そんなときに活躍してくれるのが、この「円柱型アイスキューブ」だ。ポリエチレン製の本体の中には、殺菌水が入っており、これを冷凍庫で凍らせた後にマイボトルに入れておけば、長時間冷たさを保ってくれるうえ、氷と違って飲み物が薄くなる心配もないのだ。

 また、洗って繰り返し使えるので経済的にも嬉しいうえ、氷をつくるペースも上げずに済む。こうしたアイスキューブ商品は近年100円ショップでも増えてきたが、セリアのものはモノトーンなので、透明なマイボトルでも見た目が映える。飲む際も、傾けたボトルの表面に浮かんでくれるので邪魔にならないのも高評価ポイントだ。

ハンギングステンレスソープホルダー/110円

 湿気が増えてくる夏、水回りは清潔に保ちたいものだが、毎日使う石鹸トレイはどうしても汚れてしまいがち。そのままにしておくと、あっという間にヌルヌルになってしまい、不快な思いをしながら洗う羽目に陥ってしまう……、なんて悩みは万人共通なのではないだろうか。

 そんな悩みを撃退してくれるのが、セリアの「ハンギングステンレスソープホルダー」だ。フックに引っ掛けるかたちで吊るしておくことができるこの商品。S字に曲がったステンレス部分は水を溜めないつくりなので、使い終わった石鹸を乗せても自然に水滴が下に落ちてくれるのだ。

 ステンレス製で錆びにくいうえ、主張しないデザインなので洗面所にスッと溶け込んでくれるのも嬉しいポイント。洗面器が下に来る位置にこのソープホルダーを引っ掛けておけば、垂れた水滴で水溜まりができる心配もなくなる。この季節、ぜひとも試してみてほしい実力派の商品だ。

水切れが良い洗面コップ/110円

 最後も水回りからもう一品紹介したい。この「水切れがいい洗面コップ」は、その名の通り水切れが抜群の便利アイテムなのだが、そのアイデアが膝を打ってしまうくらい小気味いいのだ。

 その仕組みとは、“シンプルに持ち手を傾けさせる”というもの。つまり、この傾いた持ち手を下にして置いておけば、それだけで水滴が自然と下に流れてくれるのだ。最近は水切りをよくするために、吸盤式のホルダーなどにコップを下向きに固定しておくタイプも多いが、吸盤の劣化などで落っこちてしまう事例もちらほら。その点、本品はただ置くだけなので落下の心配などもない。発想の転換で日常を彩る名品だ。

 このように、今年の夏も、セリアには見た目よし・機能よしな良品が勢ぞろいしているようだ。今回選出した商品も参考に、ぜひとも買い物を楽しんでみてほしい。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

浜田雅功の“衰え”が深刻化…番組進行を放棄&ボケを放置、松本人志も真顔で振り向く失態

 ダウンタウン浜田雅功に、今、異変が生じている。あれほどキレキレだった仕切りがまったく振るわないというのだ。

 たとえば、7月16日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)。この日は「超イケてる男祭り!」というテーマで、千鳥、三代目J SOUL BROTHERS、EXITの3組が登場した。ここで浜田が、松本人志に対し「どういうメンツで、今日これになったかわかりますか?」と質問。すると、松本が共通項として「普段はブラジャーつけてる(メンバー)」とボケをかました。ところが、浜田は隣でただ笑うばかり。本来であれば「なんでやねん!」くらい言いそうなものだが、まさかの“放置プレイ”だったのだ。

 松本は続けて、トークテーマ例として「『今日は何色』とか、『ここ(胸の後ろ)が、かゆくなる』とか」と、さらにボケをかました。これに対し、浜田に代わってツッコミを入れたのは千鳥だった。大悟は「(そんな狭いくくりでは)1時間できない」、ノブも「(このテーマで)三代目さんが出るわけないでしょ!」と一喝したのである。

 浜田の“存在感ゼロ”の流れは、この後も続く。3組の中で最初に触れられたのはEXITだった。今までであれば、浜田が番組を進行し、松本がチャチャを入れるはずだが、浜田はそれを完全に放棄。多忙な彼らに「今日で収録、何本目?」と先に聞いたのは、松本の方だったのだ。2人が「3本目で、この後も生のラジオがある」と答えると、それを受けて松本が「1日、何本やってんねん」と驚いたが、その間、浜田がしゃべることはなかった。

「このあと、りんたろー。が引っ越したという家賃31万円のタワーマンションを自撮りリポート。彼は3カ月前は家賃10万円の1Kに住んでいましたが、『チャラ男といったらタワマン』『第7世代に夢を見せたい』と転居を決意したそうです。そして、約4分間のVTRがスタート。玄関は大理石、その上には10万円のスニーカーが3足、さらに80平米のリビングには70インチの巨大テレビなど、目につくのは高級なものばかりでした。

 そんなVが終わり、浜田は新居についていろいろ聞き始めるのかと思いきや、『ちっちゃいとこからもうやっぱあそこいくのが(夢だった?)』と、改めて新居に越した理由を尋ね始めたのです。りんたろー。も『そうっすね』と答えるしかなく、話は特に広がることなく終わりました。この後、松本が『独り者やし、やりたい放題』とツッコミ、それを拾った兼近大樹が『寝室、見せなかったですもんね、誰がいるんでしょうね?』と話を広げたのです。りんたろー。はこれに対して『毎日フェス状態』と笑いを誘い、なんとかその場は成立していました」(芸能ライター)

 この後、浜田もりんたろー。に向けて質問することもあったが、ひとつの質問が長く、テロップとして出しづらかったという。たとえば、以下のような内容だ。

「でも、ああいうとこ住んでたら、やっぱりエレベーターやしさ、途中で誰か乗ってきたりとかさ、住人の人と会うでしょ?」

 これは、浜田が実際に言った発言をそのまま書き起こしたものである。

「結局、浜田は『今夜のゲストどうぞ!』という呼び込みと、最初のテーマふりである『俺たちこんなに売れちゃいました』といったコーナーのタイトルコールくらいしか目立った活躍のしどころはなく、もっぱら松本が主導でゲストに聞いていました」(同)

遅すぎるツッコミに松本も真顔で振り向く

 つまり、浜田の存在が意味をなさなくなってきているというのだ。浜田の“衰え”は、17日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でも見られたという。

「この日のゲストには、浜崎あゆみの自伝的小説をドラマ化した『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)でアユ役を演じた安斉かれんが登場。その気になる素性が明かされました。

 ところが、幼馴染からの暴露エピソードが読み上げられている間も安斉がバクバクつまみを食べていたことから、松本が『ゲストで来て、こんなつまみ食う奴初めて見た』とツッコミ。『次元を超えてきている』とも述べ、『1人ゲストで来て、そのゲストが、そないつまみ食うか』『すげえ食うぜ?』とまくし立てました。

 おそらく、本来であれば同じ発言を繰り返す松本を、浜田が途中でピシャリといさめることで笑いが生まれたでしょう。しかし、浜田はまたもや松本を放置。すべて言い終わり、しばらくしてから『うるさいな!』と返していました。松本のしゃべりですでに笑いは起きていたため、逆にワンテンポ遅れた『うるさいな!』はただの注意にしかなっておらず、言われた松本も驚いて真顔で浜田の方を振り向いていました」(同)

 こうした浜田らしくない失態については、新型コロナウイルスの影響も囁かれているという。

「これまで、浜田は松本やゲストに対して超接近した状態でツッコミを入れることを得意としていました。しかし、現在は最大2メートルのソーシャルディスタンスが守られています。最近はガイドラインがゆるくなったのか、その距離もだいぶ縮まっているそうですが、浜田は離れたところからはツッコミが入れにくい、などと思っているのではないでしょうか。そこで、今は“特例”として、松本と相談した上で、そうした役割分担にしているのかもしれません」(同)

暴露されていた“物忘れのひどさ”

 一方で、浜田にはひとつの懸念材料が立ちはだかっている。それは「物忘れが激しい」ことだ。一時期、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)では彼の老化が著しいと、番組の中で裁判企画になったこともある。

 また、2015年の大みそか番組『絶対に笑ってはいけない名探偵24時』(同)の中でも、妻の小川菜摘から外出前に「肉炒めをつくっておいたから温めて食べてね」と言われ、一度は電子レンジでチンしたものの、しばらくするとそれをすっかり忘れて「なんでおかずがないねん!」と腹を立て、自分で卵かけご飯をつくって食べたというエピソードが暴露されていた。

 さらに、品川庄司・品川祐からは「とあるロケ終わり、浜田さんが手で胸をかくようなしぐさをしているので何をしてるのかと思っていたら、だいぶ前に外したピンマイクを探していた」というショッキングな話も明かされていた。

 いずれにしても、浜田の今後が心配だ。

(文=編集部)

祝・メジャー開幕!二刀流で大活躍の大谷翔平、対照的な“がっかり大谷世代5人”+1人

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕延期となっていた米メジャーリーグが、ついに7月23日に開幕する。日本人メジャーリーガーの活躍が今から楽しみだが、なかでも最大の注目は、右ヒジに受けたトミー・ジョン手術からの二刀流完全復活を目指す大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)だろう。いわゆる“大谷世代”の頂点に立つ選手として、絶えずその一挙手一投足に熱い視線が注がれている。

 大谷はメジャーリーグに移籍したが、日本プロ野球界に残っている大谷世代の代表格といえば、やはり広島東洋カープの外野手・鈴木誠也にほかならない。日本代表でも4番を任されるほか、昨シーズンオフには4年連続のベストナインに選ばれるなど、今や完全に“球界の顔”となっている。鈴木以外では、今や中日ドラゴンズの不動のショートストップとなった京田陽太や、昨年のセ・リーグ新人王に輝いた阪神タイガースの外野手・近本光司などの名が挙げられよう。

 その一方で、入団時の騒がれ方とは裏腹に、まったく活躍できていない、かなり“がっかり”な大谷世代の選手もチラホラといる。

藤浪晋太郎(阪神タイガース)

 そのわかりやすい例が、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手だろう。2013年に高卒新人として入団してから3年連続2ケタ勝利をマークしているだけに、“がっかり大谷世代”に入れてしまうのは忍びないが、17年からの3年間の成績は言い訳のできない8勝8敗、しかも昨年に至っては1軍登板わずか1試合に終わり、当然のように勝ち星ゼロと、目も当てられない状況なのだ。

 しかも今年に入ってからは、合コンで新型コロナウイルスに感染したことが判明したり、練習に遅刻して2軍落ちしたりと、本業以外のところで話題を振りまくなど、完全に“ネタ要員”になっている。

 それでも、これまで多少なりとも活躍しているため、現段階では“がっかり大谷世代”の仲間入り寸前といった感じだろう。なんとか持ちこたえているが、今年復活できなければ、いよいよその立場は危うくなる。

濱田達郎(中日ドラゴンズ)

 そんな藤浪以上にがっかりな選手たちがいるから始末に負えない。なかでも、特にドラフト上位で指名され、期待されて入団したものの、いまだ結果を出せていない顔触れをここから紹介していこう。

 まずは中日の左腕・濱田達郎だ。愛工大名電高校(愛知)のエースとして12年の甲子園に春夏連続で出場し、先の大谷や藤浪とともに“高校BIG3”として騒がれた逸材である。同年のドラフト会議で中日からの2位指名を受けて入団した。入団2年目の14年に先発ローテーション入りして5勝(3敗)をマークし、その後が大いに期待されたが、なんと同年の8月26日の横浜DeNAベイスターズ戦で先発登板した際に、左ヒジの違和感からわずか11球投げて緊急降板してしまう。

 検査の結果、左ヒジの靭帯損傷が判明し、ここから濱田の野球人生が暗転していった。15年は復活登板を果たしたものの勝ち星なしに終わると、16年にはまたも左腕を故障する。そして左肘尺骨神経剥離術を受けたことで育成選手に落ちてしまったのだ。

 昨シーズンオフにようやく支配下登録されたが、ここまでの7年間で実働3年、5勝7敗の防御率5.07は、かつての“高校BIG3”としては寂しいかぎり。今季からスリークォーターだった投球フォームを心機一転サイドスロー気味に変更し、復活を期すこととなった。現在の中日のリリーフ陣は左投手が不足しているため、ファームで好投を続け、中継ぎとして生きる道を見つけたいところだ。

矢崎拓也(広島東洋カープ)

 2人目は、16年のドラフトで広島に1位指名を受けて入団した矢崎拓也だ。広島ファン以外の人からすると、「矢崎?誰?そんな選手いたっけ?」となる可能性大だが、実はプロ入りしたときの名字は“加藤”で、18年のシーズン前に結婚、その際に奥さんの名字を選択したため、“矢崎拓也”になった。

 そんな矢崎は大学時代、慶応義塾大学のエースとして神宮を沸かせ、大学通算24勝(12敗)、奪三振数も309をマークしている。また、4年の秋にはノーヒットノーランも達成したほどの実力。

 広島入団後は最速153キロを武器に先発、リリーフどちらもこなせる力投型右腕として期待された。その期待通り、プロ初登板初先発となった17年4月7日の東京ヤクルトスワローズ戦は9回1死まで無安打無得点に抑え、初勝利を挙げる鮮烈なデビューを飾った。

 しかし、3年間で手にした勝利はこの1勝のみ。18年は1軍での登板はなく、昨年は1軍に昇格したものの、わずか5試合の登板で勝ち負けなし、防御率も5.63と、まったく振るわなかった。

 結局、実働2年で12試合に登板し1勝3敗、通算防御率4.58は、かつての神宮のスターからすると正直、期待はずれもイイトコだろう。

 それでも、17年は29回1/3を投げ28奪三振、19年は8回を投げ11奪三振と、三振を奪えるのが最大の魅力。課題は制球難で、今季はオープン戦の成績も登板わずか1試合で防御率18.00と、壊滅的だった。矢崎にとってまさに今年は背水の4年目となっている。

相内誠(埼玉西武ライオンズ)

 3人目はある意味、違う角度からの“がっかり”である。その選手とは、埼玉西武ライオンズに12年のドラフト2位で入団した相内誠だ。

 相内は千葉国際高校(現翔凛高校)時代に甲子園出場こそならなかったものの、“房総のダルビッシュ”との異名が付けられたほどの速球が武器の本格派右腕。その将来性を見込んでの指名だったのだが、なんと仮契約後に問題を起こしてしまう。無免許運転とスピード違反で警察に摘発されてしまったのだ。これにより高校からは無期限謹慎処分、球団からは入団手続きの一時凍結が発表された。

 その後、学校側の謹慎が解除されたことや本人の反省具合も考慮され、翌13年3月に球団側は入団凍結の解除を発表し、相内は晴れてようやくチームの一員になった。ただし、年俸は当初予定されていた700万円から630万円に減額。さらに同年3月末から9月までは千葉県の家庭裁判所による保護観察処分を受けていた。

 本家のダルビッシュも、日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ)との契約後に、喫煙やパチンコ店への立ち入りなどが明るみに出て無期限停学の処分を受けたのち、プロ入りして活躍した経緯があるので、相内もこれで反省していればよかったのだが、さらに問題を起こしてしまう。入団2年目の14年1月に、未成年ながら飲酒喫煙していたことが発覚してしまったのだ。2年続けての“やらかし”に、球団側も黙って見過ごせるワケもなく、相内に対し6カ月間の対外試合出場停止、夜間外出禁止、ユニフォーム着用禁止などの処分を課したのであった。

 その処分が解けたのが7月下旬で、同年9月には一軍登録され、プロ初登板初先発も果たしている(2回2/3を投げ、4失点で敗戦投手)。そこから昨シーズンまで1軍では計21試合に登板しているものの、まだ念願の勝ち星を挙げるには至っていない(通算成績は0勝7敗で防御率は10.05)。

 それでも昨季はファームでチームトップの14試合に先発し、防御率2.87を記録している。崖っぷちに追い込まれている今季は、果たして1軍のマウンドで躍動できるのか、注目である。

田中正義(福岡ソフトバンクホークス)

 4人目は福岡ソフトバンクホークスの右腕・田中正義である。“ジャスティス”という愛称でご存じの方も多いだろう。

 田中は創価大3年時の15年6月末に行われたユニバーシアード代表とNPB選抜との対戦で、NPB選抜から7連続奪三振をマーク。さらに秋の東京新大学野球連盟のリーグ戦でノーヒットノーランを記録するなど、最速156キロを誇る超本格派右腕として、16年のドラフト会議最大の目玉とされていた。同年6月ごろの一部スポーツ新聞では、12球団競合の可能性も指摘されていたほどだ。

 当日はさすがに全球団からの1位指名はなかったものの5球団が競合し、抽選の結果、福岡ソフトバンクホークスへの入団が決まった。ここまでは良かったのだが、なんと入団早々のキャンプで右肩に違和感を覚えるなど体調不良が続き、昨年までの3シーズンでわずかに11登板のみ。ドラフト前の即戦力投手という触れ込みはどこへやら……。これまでの主な通算成績は14回1/3を投げて被安打19(うち被本塁打6)、0勝1敗15奪三振で防御率は8.16という散々な成績に終わっている。

 今季は大卒4年目となる田中にとって、まさに正念場で勝負の年。昨年は2軍で25試合に登板し、防御率1.80と好成績をマークしているだけに、ドラフトで5球団競合した本格派右腕の真の実力を発揮したいところだ。

佐々木千隼(千葉ロッテマリーンズ)

 最後の5人目は、前述した田中正義が5球団競合し、その田中の抽選に外れた4球団とほか1球団が“外れ1位”で指名したスリークォーター右腕である。抽選の結果、千葉ロッテマリーンズが交渉権を獲得した佐々木千隼がその人だ。なんと、外れ1位指名選手としてはドラフト史上最多となる“5球団からの再指名”という快挙を達成した。

 その決め手となったのが、桜美林大4年時春秋の首都大学野球リーグで記録した年間7度の完封である。これは東海大時代の菅野智之(読売ジャイアンツ)に並ぶ快挙だったのだ。最大の武器ともいうべき最速153キロの直球とシンカー、スライダーをはじめとする6種類の変化球を武器に、プロ1年目から開幕直後の北海道日本ハム戦でプロ初登板初先発し、見事に初勝利を挙げている。

 だが、その後は“プロの壁”にぶち当たり、7月上旬の試合で7敗目を喫し、二軍落ち。1年目は4勝7敗の防御率4.22という成績で終えることになった。2年目はケガ→手術→リハビリで1軍登板自体がなかった。3年目となる昨シーズンも右ヒジに受けた手術開けということもあり、わずか7試合の登板で2勝1敗、防御率2.53にとどまっている。

 結局、通算成績は過去3年間でわずか22試合登板、6勝8敗、防御率3.76という、ドラフト時の快挙で話題になった注目の逸材右腕にしては、かなりもの足りない結果となっている。今季は、年間を通して1軍の戦力になり続けることが目標となってくるだろう。

 以上の5人が“がっかり大谷世代”の選手である。しかも、なんの偶然か、すべて投手ばかりとなった。果たしてこのなかから、今シーズンついに“目覚める”選手は何人現れるのだろうか。藤浪の復活と合わせて期待したい。
(文=上杉純也/フリーライター)

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