これからは、「観光スポット」よりも「観光パーソン」が人を呼ぶ

お互いの距離は離れていても、テクノロジーを上手に使うことで、今までよりも近くに感じられる。ちょっとした発想の転換で、まったく新たなつながりが生まれる。新型コロナをきっかけにして始まりつつある新しいライフスタイルは「リモコンライフ」(Remote Connection Life)といえるものなのかもしれません。リモコンライフは、Remote Communication Lifeであり、Remote Comfortable Lifeも生み出していく。そうした離れながらつながっていくライフスタイルの「未来図」を、雑誌の編集長と電通のクリエイターが一緒に考えていく本連載。1回目は「Discover Japan」の編集長・高橋俊宏さんに話を伺いました。


<目次>
【リモコンライフストーリー#01 】旅に出る理由
「ECサイト」にファンが集まり「旅行サイト」に変貌する!?
「ディスカバー・ご近所」0泊1時間の小さな旅でリフレッシュ
  毎日使える「一生モノ」を買う豊か

 

【リモコンライフストーリー#01 】旅に出る理由

(カワバタ メイ/IT系スタートアップ勤務/28歳の場合)

世界的なパンデミックによって、海外渡航が禁止され、世界中の人が旅の行き場を失った。新型コロナウイルスは、旅行のあり方もいや応なく変化させようとしています。この先、海外への渡航禁止が解除されたとしても、海外旅行を計画する人は少なくなるかもしれません。では、人々の旅行に対する意識は国内回帰に向かうのか?国内の観光スポットが再びにぎわいを見せるのか?

「Discover Japan」の編集長・高橋俊宏さんは、「観光の究極は“人”。会いたい人に会いにいく“人観光”なんです」と指摘する。「その土地に友達がいれば友達に会いに行きますよね。宿だって同じです。ひいきにしている宿のご主人とか女将とかと触れ合える瞬間が楽しい。その瞬間を求めて、毎年、訪ねてしまう。あの感覚です」。

そんな高橋編集長からの示唆をもとに、「リモコンライフ」で「旅」はどう変化するのか?ちょっとしたストーリーにまとめてみました。 

野澤友宏(電通1CRP局)

リモコンライフストーリーイラスト

時刻は午前11時。メイは、ノートブックを閉じて、大きく首を回した。朝イチから30分刻みで続いたリモート会議で、すでに首と肩はカチコチだ。新型コロナの感染は、これで第何波目になるのだろう……週の半分以上を自宅で仕事するようになって、早一年がたとうとしていた。メイは、ソファにもたれてスマホを手にとった。「次のGWはどこに行こう?」

去年は、学生時代の友人であるマヤと京都に行く予定だったが、新型コロナの影響でキャンセルした。今もまだ感染拡大は懸念されているが、国内旅行はかなり緩和されている。京都にリベンジするか?それとも、沖縄でのんびりするか?ぼんやり、あてもなくトリップアドバイザーをスクロールしていると、玄関のチャイムが鳴った。「お、きたきたきたきた……」

メイには、最近、ハマっているものがある。野生の鹿やイノシシの肉、“ジビエ”だ。特に、南伊豆にいる猟師さんがつくる ソーセージにハマっている。最初にイノシシ肉のソーセージを食べた時の衝撃は、いまだに忘れられない。かつて味わったことのない濃厚な旨味に一発でやられてしまった。それ以来、多い時で週に一度のペースで取り寄せている。

その猟師さんの存在を知ったのはTwitterがきっかけだった。それからInstagramでフォローするようになり、今ではFacebookでつながっていて、「今日仕留めた獲物」や「今開発中のソーセージ」など、日々の活動をリアルタイムで知ることができるようになった。もともとは一部の飲食店にしか卸してなくて、一般人は手の出しようがなかった。けれど、新型コロナで各地の飲食店が休業したことをきっかけにオンライン販売を開始。誰でもお取り寄せできるようになったのだ。

自粛期間中には、お取り寄せ仲間と一緒に猟師さんとのリモート飲み会を開催した。イノシシ肉と鹿肉のソーセージを食べながら、猟師さんの話を聞く。どこで獲物を見つけてどうやって仕留めたのか、ひとつひとつの仕事にそれぞれのストーリーがあり、ついつい聞き入ってしまった。最高に楽しい夜だった。

「そうだ、猟師さんに会いに行こう」早速、マヤにLINEをする。彼女ももちろんイノシシ肉にやられている一人である。すぐにソーセージにかぶりついている写真と合わせてOKの返信がくる。さすが肉食女子、話が早い。それから、猟師さんにmessengerを送る。すぐに返信が……来るわけはない。ので、南伊豆の観光案内をチェックする。すぐに、とある「観光案内所」のサイトが目に留まった。

「観光案内所」のサイトといえば、由緒ある神社だとか見晴らしのいい展望台、牧場や吊り橋の社員が並んでいるのが普通だろう。けれど、その「観光案内所」には、農家のご夫婦、神主さん、猟師さんらしきお兄さん、何をしている人か分からないおばあちゃん……、いろんな人の笑顔が所狭しと並んでいる。その土地の人たちとの交流をメインとした「観光案内所」だった。メイは、鼻の頭にしわを寄せて笑っている若い男性が気になった。イケメンというわけではないが、メイの好みの顔だった。

「お!陶芸家さんなんだ……!」その観光案内所のサイトはECサイトも兼ねていて、若い陶芸家の作品も販売している。一つ一つの作品を丁寧に撮影していて、クローズアップの写真からはザラついた手触りが伝わってくる。「今、買うか、それとも行ってから買うか……」。メイが小ぶりのお皿を見つめながら迷っていると、PCから新着メッセージを知らせる音が鳴った。猟師さんから返信だ。「ぜひぜひ、来てください。僕の友人夫婦2組も来る予定なので、一緒に山をご案内します。カワバタさんは器とか好きでしたよね。去年こっちに来た若い陶芸家がいるんで、工房に遊びに行きましょう。」──なにぃ!?

メイは、新しく増えた旅の目的に胸を躍らせながら、猟師さんへのメッセージを打ち始めた。

(このストーリーは
 フィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません)

「ECサイト」にファンが集まり「旅行サイト」に変貌する!?

上記の「リモコンライフストーリー」のヒントにさせていただいた「Discover Japan」編集長・高橋俊宏さんのインタビュー内容を、ぜひご覧ください。

リモート取材に応じていただいたDiscover Japan高橋編集長。(下段は、電通のプロジェクトチームメンバー)
リモート取材に応じていただいたDiscover Japan高橋編集長。(下段は、電通のチームメンバー)

人とモノとの距離って、実は、ECサイトができることによって近くなります。コロナの感染拡大によって旅行業界が大打撃を受けたことで、一流ホテルや名旅館がその名物料理などをオンラインで販売するようになりました。今まで現地に行かないと食べられなかったモノや買えなかったモノが身近に手に届くようになった事例がたくさん出てきています。

人とモノがオンラインで出会い、感想を伝えたりすることで新しいコミュニケーションが始まる。その結果、「じゃあ、現地に行ってみよう」といってオンラインからオフラインにつながっていくことが頻繁に行われるようになる。オンラインをきっかけに人とモノとの距離感がすごく縮まって、人と人とのつながりも近くなる、というような好循環が数多く生まれつつあります。

SNSを使って個人が発信しやすい時代のいいところは、地方にいてもその人の「キャラクター」を全国的に知ってもらえるということと、同じ価値観を持つ人がどんどんつながっていけること。SNSなどを通じてオンラインからファンになって、その人に会いに現地に行くっていう、そういう旅の形がどんどん出てくるはずです。ただ単に泊まりたい宿があるんじゃなくて、宿のご主人とか女将とか、その人の顔を見たくて旅をする。そういう方々が中心となって「おもてなしツアー」をしっかり組むとか、新たなビジネスチャンスがたくさん出てくるでしょう。

「ディスカバー・ご近所」0泊1時間の小さな旅でリフレッシュ

「不要不急の外出は避けましょう」という言葉がメディアで繰り返される中、改めて気づいたのは「余白」の重要性でした。特に、仕事をする上で何がいちばん重要かと考えて気付いたのは、雑談(笑)。オンラインでも会議はできるし、仕事の大半は済んでしまう。でも、「ちょっと集まって話そうぜ」みたいな他愛もない会話から実は多くのアイデアが生まれるということに改めて気付きました。世の中の発明って、きっと、考えようと思って考えついたことではなくて、井戸端会議や雑談とか、ふとしたときに気付いたことがほとんどだと思うんですね。

雑談がいろいろなものを生む「余白」として仕事に欠かせない時間であるように、自分にとって「旅」もまた大切な「余白」のひとつです。けれど、外出自粛期間中は「旅」に行けない。その代わり、近所を「散歩」をする時間が増えました。歩いているうちに「あ、こんなところに祠があるのか……」とか「なんだこの店?」とか、思わぬ発見がたくさんあって…。クリアな目でいろいろ見ていくと、自分が住んでいる場所にも実は目にしてないところがたくさんあることに思い至る。

そういうことに気付くことは、実は「旅」と何も変わらない。それも、ひとつの「観光」なんです。これから先、人々の「旅」そのものに対する思考も、自分の近所を見直すとか、自分の住んでいる地域や日本を見直すという方向に変わっていくだろうなと強く思いますね。コロナ禍が、自分の「足元」の魅力を再発見するきっかけになっていってほしいです。

毎日使える「一生モノ」を買う豊かさ

ひと昔前の“ゴージャス”みたいなものが、ここ数年チープに聞こえるようになってきています。「カネ出せばいいものを持てる」という時代から、セレクトするセンスが問われる時代へ……人々の考え方がずいぶん変わってきている。さらに、コロナをきっかけにして、今まで海外のハイブランドに使っていたお金を日本のハイクオリティーなものに使うようになるかもしれません。ハレの日のために特別なものを大金を出して買うというよりは、毎日を豊かに楽しむために上質なものを丁寧に選ぶという感覚です。

安さ優先・コスパ優先で消費してきた人たちの中にも、外出自粛期間が今の暮らしを見直すきっかけになった人がたくさんいました。ご飯茶碗ひとつ買うにしても、今までは100均で済ませてきたけれど、ちゃんとした器屋さんに行って、お気に入りの作家さんを見つけて買うようになる。「1万円のご飯茶碗だけど、毎日使うものだし、一生モノと考えるとお得かも……」みたいになっていくのかなと思います。

実際に、日本の伝統的なものはお直しがきいたりして一生使えるものが多い。経年変化して古びていくことが美しいというのは、日本人独特の感覚です。今まで持続可能性という概念だけが先走っていたSDGsの話も、実際に「暮らし」のところに落とし込んで考える人が増えるのではないでしょうか。そんなふうに、日々の働き方や暮らし方の「最適化」が進んでいくと、「ジャパン・ルネッサンス」が始まるかもしれないですね(笑)。ペストのあとにルネサンスが始まったように、日本から大きなイノベーションが起きることを期待しています。


【「リモコンライフ」チームメンバーより】

今回の取材で浮き彫りになったリモコンライフで「旅行」を楽しむためのキーワードとは以下のようなものだ。

◉「観光スポット巡り」より「観光パーソン巡り」
◉「人」を案内する観光案内所
◉ 手触りが伝わるECサイト 
◉ ECサイトと旅行サイトの直結
◉ 生産者とつながるリモート飲み会

新型コロナウイルスで、私たちのライフスタイルはどう変わるのか──人々の暮らしの中にまぎれたささいな変化や日々の心の変化に目を向け、身近な “新常態”を未来予測し、新たな価値創造を目指したい。この連載では「リモコンライフ」という切り口で、その可能性を探っていきます。

秋元議員逮捕で安倍首相・昭恵夫人と“買収実行犯”の関係に改めて注目が…安倍首相が「桜を見る会」に招待したジャパンライフも近く立件か

 安倍政権を直撃する事件が、またも動きを見せた。IRをめぐる汚職事件で起訴されている秋元司・衆院議員が、本日、再び東京地検特捜部に逮捕されたからだ。  今回の秋元議員の逮捕容疑は、組織犯罪処罰法違反の証人等買収の疑い。特捜部は8月4日に、贈賄側の中国企業顧問の被告に裁判で...

「急浮上した敵基地攻撃~踏み越える専守防衛」講演集会

9月22日(火・休)14:00~16:30

「急浮上した敵基地攻撃~踏み越える専守防衛」講演集会

講師:半田滋さん(元東京新聞論説委員)
講演後、質疑や連帯挨拶など予定
会場:国分寺労政会館 第5会議室(042-323-8515 JR国分寺駅南口徒歩5分)
資料代カンパ:800円

主催:横田行動実行委員会
連絡先:古荘(042-592-3806)

投稿 「急浮上した敵基地攻撃~踏み越える専守防衛」講演集会多摩ニュータウン暮らしの情報センター|SINCE1995 多摩ニュータウンで生活する人の情報ページ に最初に表示されました。

テレ朝、女子アナ“性的&セクハラ演出”動画が物議…弘中綾香アナ、局に不快感表明か

「テレ朝社内でほとんど問題視されていないのが、不思議なくらいです。外部の人からは『あれって問題になってないの?』と聞かれるのですが……」(同局関係者)

 テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」の企画「弘中美活部」が13日に更新され、話題を呼んでいる。今回の企画は、自ら猫背を認めるテレ朝の弘中綾香と林美桜の両アナウンサーが“美姿勢トレーニング”に励むというもの。2人はTシャツにショートパンツ、レギンスといういで立ちで、両手に持った棒を頭上にかかげて背中を伸ばしたままお尻を下げていく運動や、床に置いたストレッチポールを腰に当てて海老反りで両腕をY字型にして万歳の姿勢を取るストレッチなどを行ってたのだが――。

「動画のオープニングでは笑顔の弘中アナと林アナがドアップで映され、本編でも弘中アナはボディラインが目立つピチピチの蛍光色っぽい黄色のTシャツを着用。体を反った際には明らかにTシャツの胸部分にアンダーウェアの形が浮かび上がっていたり、ショートパンツ姿でお尻を突き出す様子が強調されて映し出されていました。動画最後の次回予告編では、ショートパンツ姿で仰向けになった弘中アナを足の斜め下からとらえた映像も流されるなど、全体の“つくり”がまるでグラビアアイドルのイメージビデオですよ」(テレビ制作会社関係者)

 この動画は公開から1週間で再生回数が29万回以上におよんでいるが、テレ朝の「動画、はじめてみました」といえば、3月から始まった三谷紬アナが毎回レギンスやタンクトップなど肌の露出が多い姿でさまざまなトレーニングに挑むダイエット企画が累計再生回数500万回を突破するなど、人気コンテンツに化けている。

「7月に配信された三谷アナがトランポリンに挑む動画では、“Tシャツの中で胸が踊っている”としてネット上で話題になっていましたが、明らかに制作サイドの“狙い”が見え見えです。過去の動画には『【妊娠疑惑!?】テレ朝三谷紬アナが本気で10kgダイエットしたら!?』という、女性の体形に“妊娠疑惑”という表現を使うものまでみられ、本当にキー局のコンテンツなのか目を疑うようなものまであります」

「ウチの局では、こんな動画はあり得ない」

 そんな仕事にさすがに当人たちも違和感を覚えているのか、19日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、弘中アナが「制作スタッフは私達の将来を無視して、バズらせるためだけに動画を作ってる」というメールを局のプロデューサーや女子アナに送信していると報じた。

「バラエティ番組への出演が多く、チャーミングな容姿で天然キャラのイメージが強い弘中アナですが、慶應義塾大学法学部出身でテレ朝ももともと総合職志望で、その採用試験で会社の眼にとまりアナ職での起用を打診されて採用されたという経緯があります。そんな弘中アナだけに、女子アナがまるで性を売り物にするかのようなコンテンツに駆り出されることに問題意識を持つは当然でしょう。

 局員にこんなメールを送るということは、ある意味で局に対する反乱ともいえる。弘中アナとしても、よっぽど腹に据えかねる思いがあるのでしょう。今やトップクラスの人気を誇る弘中アナだけに、上層部も看過できない事態になるかもしれませんね」(テレビ局関係者)

 また、別のテレビ局関係者はいう。

「テレ朝のこの動画企画は、男性視聴者の食いつきを狙った性的なコンテンツだと感じますし、社員である女子アナにこうした動画に出演させて、体型を強調させるような演出をほどこすのは問題だという声も出始めており、物議を呼びそうな空気です。

 たとえばフジテレビは、以前は注目株の新人女子アナに深夜バラエティの冠番組を持たせるなど女子アナをタレント扱いする傾向が強く、報道に強いTBSとテレ朝は“アナウンサーは目立っていけない”という社風だといわれています。それだけに、こんな動画をテレ朝がつくるのかと、少し驚きです。ネット動画ということで、上層部は気づいていないのではないでしょうか。女子アナの扱いには局ごとの色があるのは確かですが、少なくてもウチの局では、こんな動画はあり得ないですよ。

 弘中アナとテレ朝の動きが注目される。

(文=編集部)

『アンサング・シンデレラ』石原さとみ&薬剤師は本当に“出しゃばりすぎ”なのか?

 多くの作品が新型コロナウイルスの影響を受けた春ドラマの中でも、最も逆風にさらされていたのは『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)で間違いないだろう。

 第1のつまずきは、コロナ禍で実際の医療現場がドラマをはるかに上回る厳しいものとなってしまったこと。また、それによって病院でのロケが不可能になり、撮影ができなくなってしまった。さらにキャストとスタッフには、「医療ドラマから絶対に感染者を出してはいけない」という強烈なプレッシャーがのしかかる。

 長い撮影中断を経た6月にも悲劇が待っていた。重要な役どころでレギュラー出演予定だった清原翔が脳出血を発症してまさかの緊急降板。成田凌が代役を務め、撮り直しを余儀なくされるなど、まさに放送前から満身創痍の状況だった。

 しかし、何とか7月16日に約3カ月遅れでスタートした『アンサング・シンデレラ』の世帯視聴率は、近年の『木曜劇場』作品を大きく上回る10%前後を記録。同ドラマ枠としては決して悪くない数字であり、各話のエピソードは心温まるものばかりなのだが、なぜかネット上では何かとケチをつけられている。

 その多くは「薬剤師はあんなにいろいろ首を突っ込まない」「石原さとみが出しゃばりすぎて見ていられない」という2つの意見に集約されているが、これらの声は的を射たものなのか? それとも不当な批判なのか?

現役薬剤師たちはどう思っているのか

 まず「薬剤師はあんなにいろいろ首を突っ込まない」という声について。主人公・葵みどり(石原さとみ)は、キャリア8年目の病院薬剤師で「患者の心に寄り添おうとするあまり、ついつい深入りして時間をかけてしまう」というキャラクターとして描かれている。

 確かに第1話から、みどりが患者の心臓マッサージをしたり、血圧を測ったり、いなくなった患者を探し回ったり、医師に意見するなど、八面六臂の大活躍。のちに薬剤部部長の販田聡子(真矢ミキ)から「ひとりの患者さんに時間かけすぎ」とたしなめられるシーンもあったが、これらはまったくリアリティがないことなのか?

 フジテレビに20代の現役薬剤師から、「丁寧にリアルに描かれていて涙が出ました」「ネットでは『ありえない誇張』といった声が見られますが、まったくそんなことありません」「薬剤師も心臓マッサージはしますし、誤った判断の可能性があれば医師に指摘します」という声が届いていた。

 また、私の知人である薬剤師に話を聞くと、「病院によっては医師や看護師のサポートを求められる薬剤師もいると思う。私も病棟に行くことはあるし、医師に相談することもある」と言っていた。

 もちろんドラマである以上、ドラマチックに見せているところはあるし、みどりの言動に共感できない薬剤師もいるだろう。ただ、これらの声を聞く限り「まったくリアリティがない」は間違った見方ではないか。

現実には大門未知子や半沢直樹はいない

 そもそも「こんな○○○はいない」を薬剤師だけに当てはめようとするのはアンフェアだ。ならば、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のような医師や、『相棒』(同)のような刑事はいるのか?

 もっと言えば、『半沢直樹』(TBS系)のような、上司に暴言を吐きまくり、役員たちの前で土下座させるバンカーはいない。ドラマはそれを了解した上で、エンタメとして楽しむものであることはわかっているはずなのに、この作品だけ責められる理不尽さを感じてしまう。

 とりわけ医療ドラマは、「現実の医師や看護師は、ここまでやってくれないだろう。これくらい優しかったらいいのに」と思いながら見ている視聴者が多いのではないか。それでも、よりリアリティを求めるのなら医療ドラマではなく、医療ドキュメンタリーを見ればいいのだ。

 もし『アンサング・シンデレラ』に問題があるとしたら、薬剤師たちを引き立てようとするあまり、医師、看護師、助産師など周囲のキャラクターを時々無能な人物として描いていることだろう。もっと医師や看護師の目線もバランスよく入れたチーム医療の中で薬剤師の活躍を描いていたら、批判の声は半減したはずだ。

オーラを薄め、静かに燃える石原

 次に「石原さとみが出しゃばりすぎて見ていられない」という声について。こちらの方が賛否両論あって当然かもしれない。

 石原さとみと言えば、良い悪い両面で「何を演じても石原さとみ」と言われる稀有なオーラを持つ女優。そんな良い意味で「華やか」、悪い意味で「押しが強すぎる」という印象があるだけに、見る前の段階から「アンサング=ほめられない、縁の下の力持ち」という役が合わないとみなす人は少なくないのだろう。

 たとえば、第3話で「自分のせいで先生が倒れちゃった……」と泣きじゃくる小学生にみどりが「大丈夫。先生は強いから病気に負けたりしないよ」と優しく微笑みかけるシーンがあった。通常なら子どもの涙にもらい泣きしそうなシーンなのだが、強烈なオーラを放つ石原が目について感動しづらいのだ。

 さらにその後、みどりは小学校に行って生徒たちに先生へのメッセージカードを書いてもらい、ビデオメッセージも録画して見せていた。その他のエピソードでも、「意識不明となった患者の家に行き、処方箋を確認する」「ドラッグストアの薬剤師に何度もかけ合う」など、「出しゃばりすぎ」の感があり、それが石原の印象とオーバーラップしてしまうのだろう。

 ただ、それでも石原はナチュラルメイクとお団子ヘアで通常時のオーラを薄め、早口でまくし立てるセリフまわしを控えるなど、彼女なりの役作りを徹底。さらに友人の薬剤師から話を聞き、衣装のデザインにも関与するなど、静かに情熱を燃やしている。

 今後、終盤にかけて薬剤師という「アンサング」な存在より、石原さとみという「シンデレラ」が勝ちすぎてしまわないか。その懸念さえ払拭されれば、感動的なフィナーレが期待できそうだ。

(文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト)

●木村隆志(きむら・たかし)
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』(フジテレビ系)、『TBSレビュー』(TBS系)などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

自ら自爆装置に手をかけた習近平…中国、世界中のドル決済システムから排除の可能性も

 貿易戦争は話し合いがこじれたまま、ハイテク争奪戦は米商務省がエンティティ・リストに中国企業80社を指名して、ハイテクを絶対に中国には渡さないという阻止線を敷いた。

 そして、中国の在米資産凍結などを含む香港民主人権法(2019年11月27日)、香港制裁法(20年7月14日)、香港特別法改定(同日)が成立。次の金融戦争に米国は準備万端というところだ。

 焦点は香港である。7月1日に中国が「香港安全法」を施行したため、欧米は総立ちになって中国の人権軽視、報道の自由への抑圧を非難した。香港の事情通によれば、中国工商銀行などの中国系銀行から預金を移し替える香港人富裕層が増える一方で、逆に警官や中国系企業の社員らはHSBCなど外資系銀行口座を中国系の銀行へ移し替えている。

 金持ちの多くはその前に保有マンションを売却し、預金はシンガポールやスイスなどに移管した。政治的保護を求める人たちは台湾へ移住した。英国も香港市民の多くを受け入れるとしている。地震の予兆を感じると鼠が地表に出てくるように、とんでもないことが起きそうと身構えているのだ。

「トランプだから何をやらかすか予測不要だ」と親中派はおびえている。それもこれも、7月14日にドナルド・トランプ大統領が香港自治法(香港制裁法ともいう)に署名し、香港への特別待遇を廃止し、林鄭月娥長官らを制裁するとしたからだ。中国は即座に反応し、海外へ逃れた民主活動家を指名手配し、また米国の5つのNGO団体を制裁リストに加えた。

 次いで、8月10日には事実上の民主化運動の中枢=ジミー・ライ(黎智英)を逮捕した。リンゴ日報本社を手入れ、CEO、CFO、COOら幹部7名も逮捕したので、香港市民は一気にリンゴ日報の倒産を狙う悪質な手入れだとして支援活動を展開した。具体的には同社株への投資、街角で大量購買、そして広告出稿による支援だった。

米国の金融制裁に備える中国

「次は何か?」と庶民が身構えるのは当然だろう。「米国の金融制裁に備えよ。トランプ政権は本気だ」と中国人民銀行顧問、社会科学院シニア・フェローのユー・ヨンディン(余永定)が警告した。

「次の制裁は金融方面であり、銀行取引停止、世界のドル決済機関からの排除、海外資産凍結などのシナリオが用意されている。中国当局は警戒態勢に入るべし」と重大発言である。

 ユーは14年のダボス会議で中国側のパネラーを務めた。中央銀行の顧問として、中国を代表する「世界の顔」のひとりであり、だからこそ発言が注目されるのだ。

 過去の実例がある。12年に、雲南省崑崙銀行がイランへの不正送金がばれて制裁された。海外との取引関係において、中国の海外資産が凍結される可能性がある。

 8月15日から米国ではファーウェイ、テンセントなどが取引停止となった。TikTokとウィーチャットの使用禁止も通達された。すでにインドは、TikTokなど59の中国製アプリを使用禁止としている。米国では200万人以上の在米華人が実害を被るが、マイクロソフトあたりへ売り抜ける公算が高い。トランプ支持のIT企業オラクルも名乗り出た。

 こうした状況を目の当たりにして、「アメリカがどんな手段を講じてくるか、予測不能だ」とユーは続けた。「世界の決済のクリーニングをしている『CHIP』システム、あるいは国際ドル決済システムの『SWIFT』から中国が排除される可能性も否定できないだろう」

 中国人民元は、香港という国際金融都市が機能を失えば、それで一巻の終わりという自覚がある。香港ドルが米ドルとペッグ制を敷いているからこそ、中国は国際取引ができるのであり、為替、ドル建て社債の起債、海外送金、貿易決済などを自由に行えた。その香港に与えてきた貿易と旅行上の特権をトランプ政権は廃止した。同時に「香港特別法」を修正し、香港ドルと米ドルの交換を停止できると条文化した。

 この重大にして深刻な危機を認識できない暗愚の帝王(習近平)は香港弾圧強化に踏み切り、自ら自爆装置に手をかけてしまった。米国を怒らせるようなことばかり繰り返したのである。

香港から北京に飛び火する不満と抗議

 逮捕翌日の8月11日、リンゴ日報の創設者ジミーら民主活動家ら11名は保釈された。「逮捕劇は政治的圧力よ」。保釈されたアグネス・チョウ(周庭)は第一声を記者団にあげた。保釈金は20万香港ドル(およそ300万円)。

「リンゴ日報を支援してくれ。最後まで支援してくれ」。保釈されたジミーは、モンコック警察署前で記者団に大きな声で言った。保釈金50万ドル(保釈金と担保金を含める=邦貨換算で750万円)。いずれもパスポートを押収された。その上、ジミーは個人資産の5000万香港ドルを差し押さえられた。

 逮捕日にリンゴ日報は55万部(通常は8万部)を印刷したが、どの売店でも飛ぶように売れた。香港政庁トップらが市民から敵視されている現実が浮かんだ。

 結局、この逮捕劇は政治的な圧力を示威したわけだが、逮捕理由の「香港安全法」は7月1日から施行されたわけで、逮捕理由は昨年の違法集会だから事後法の適用となり、裁判を維持できないことがわかってすぐに保釈を許可したのかもしれない。

 世界中で巻き起こった不満、抗議の声は、香港政庁を越えて、直接的に中国共産党、習近平個人への批判となった。北京には、確実に世界の声が聞こえたはずである。

 だが、今後懸念されるのは民主陣営の弱体化である。なぜなら、保釈金を含め、長い法廷闘争の費用がかかる。「香港大乱」の逮捕者は9200名。起訴された者が2000名。裁判を維持し、弁護士を雇用し、PR活動を展開していくためにはSNSを利用してのクラウドファンディングがますます必要とされる。

 この動きを阻止するために、中国は米国の上院議員を含めて「フリーダム・ハウス」「ヒューマンライト・ウォッチ」などNGOの5団体を制裁リストに加えたのだ。

 香港安全法には「外国勢力との結託」は取り締まりの対象になると明示されている。ますます深刻化する香港情勢が、米中激突をさらにエスカレートさせた。「もはや後戻りはできない」とニューヨーク・タイムズが書いた。

(文=宮崎正弘/評論家、ジャーナリスト)

甘デジでも「2400発」を獲得!「出玉感と連チャン性」を両立できる「プラチナチケット」を再評価!!

 絶妙なコンセプトを打ち出した新基準のゲーム性ながら、雨後の筍のように林立する「新台」の馬群に沈んだ不運のマシンというものがあるもので、西陣の「ぷらちな」シリーズはもっと評価されてもよかったのではないかと、私などは思ってしまうのである。

 くだんの「ぷらちな」シリーズとは、西陣の提唱する甘い確率ながら2000個以上の出玉を高比率で搭載したブランドで、新時代のプレミアムライトタイプといったキャッチコピーで華々しくデビューした。

 本ブランドシリーズでは、『春一番』『花満開』と西陣の誇るエースを投入したにもかかわらず、市場の反応はイマイチ。コンテンツか? コンテンツの問題なのか? と舵を切ったのが『クロロ軍曹』と今回取り上げる『織田信奈の野望』となる。

『クロロ軍曹』のほうは若干パチンコユーザーの守備範囲を逸脱している感じはあるが、『織田信奈の野望』は人気のライトノベルからメディアミックスを経て制作されたテレビアニメも跳ねた評判の版権である。

 シリーズとしては2016年に初出した『CR織田信奈の野望』の2作目、『CR織田信奈の野望II』の甘デジタイプを「ぷらちな」ブランドでリリースした形となっている。

 さて、その肝心のスペックは、大当り確率が1/119.81の転落抽選タイプ。ヘソでの確変突入率は30%だが、電チュー時は87%まで大幅にアップ。また、ヘソ抽選時は電サポ回数が40or70回となっているが、右打ちだとすべて70回転付与されるのである。

 この電サポ回数は連チャンにも巧妙に影響を与える。そう、引き戻しチャンスである。

 通常大当り時も確変と同様に40or70回の電サポ(こちらはもちろん通常確率)が与えられるが、大当り確率が甘い分、引き戻しによる連チャンの繋ぎにも期待できるのである。

 特に、電サポ中は通常大当りでも必ず70回転の時短モードに移行し、その引き戻し割合は約44.4%にものぼるのである。

 転落確率は1/141.50で実質的な確変の連チャン率(電サポ70回)は約69%となるが、上記の時短を加味すれば80%オーバーと威力抜群だ。

 このスコアにさらに16ラウンド確変15%が加わるのである。しかも、16ラウンド×10カウント×15個賞球の真正16ラウンド、フルカウント出玉、つまり約2400発。非常に魅力的なスペックである。

 これまで「ぷらちな」シリーズは、STや潜確と電サポ制限を用いた次回ループの変則タイプなど、最適な確変システムを模索していたが、出玉感と連チャン性を両立できる『ぷらちな信奈』こそぷらちな史上最強の仕様ではないだろうか。

 そして2400発マシンを楽しめるのもあとわずか。打っておきたい一台である。

(文=大森町男)

ローソンの新作スイーツ「生アンニン」に大反響!「生クリームが濃厚」「舌触りトロトロ」

 数々のヒットスイーツを手がけてきたローソンでは、8月4日より「生アンニン -生杏仁-」(195円)の販売がスタート。とろけるようなくちどけに早くも魅了されたファンは多く、ネット上では「生クリームがとにかく濃厚でおいしい!」「トロトロな舌触りがたまりません」といった反響が相次いでいます。

 人気シリーズ“ウチカフェ”から登場した同商品。北海道産生クリームを使用した杏仁豆腐の濃厚なテイストを楽しむことができます。最大の魅力はとろけるような生クリームの口当たり。実際に購入した人からは「舌に触れるとあっという間に溶けていきますよ」「クリームがトロトロすぎてもはや飲める!」など絶賛の声が後を絶ちません。

 ちなみにローソンは、もちもちの食感が楽しめる「生ワラモ -とろ生わらび餅-」(195円)も同時に販売。「生アンニン -生杏仁-」と同じ北海道産の生クリームに、わらび餅を閉じ込めた“和テイスト”のスイーツです。

 ホイップクリームの中には5粒ものわらび餅が入っていて、食べ応えも抜群。わらび餅の食感と生クリームが織りなすハーモニーに、「クリーミーな口当たりがクセになる」「わらび餅と生クリームがここまでマッチするとは驚き!」とドハマりする人が続出していました。ローソンが生み出した新感覚スイーツを、ぜひとも試してみてくださいね。

(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

JRAデビュー前から重賞級!? エフフォーリアに刮目せよ! 札幌記念(G2)出走馬に先着の実力がついにベールを脱ぐ!

 1週前追い切りで驚異の動きを見せた2歳馬がついにデビューする。

 23日、札幌5Rの新馬戦にエフフォーリア(牡2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)が出走を予定している。

 父エピファネイア、母ケイティーズハートという血統のエフフォーリア。従兄弟に2007年の年度代表馬に輝いたアドマイヤムーンがいるなど、近親には多くの活躍馬が名を連ねる良血馬だ。

 エピファネイア産駒といえば、初年度から無敗で牝馬2冠を達成したデアリングタクトという大物を輩出した。だが、今年の2歳戦で初勝利を挙げたのは30戦目と、かなりの苦戦を強いられていた。

 しかし、8月に入ってからは一転して絶好調。現在は6勝を挙げ、2歳リーディングでドゥラメンテの7勝に次ぐ2位タイの成績だ。特に、今年の札幌芝コースでの活躍は目を見張るものがあり、3歳馬を含めた成績は【5,1,1,5】で勝率41.7%、複勝率58.3%という圧倒的な数字を残している。

 今回、手綱を取る横山武史騎手も、札幌開催で勝ち星を量産中。先週末は16鞍に騎乗し、8勝を挙げる大活躍で、C.ルメール騎手と壮絶な札幌リーディング争いを繰り広げているほど。そんな期待の若手騎手をデビュー戦の鞍上に迎えられるのは、間違いなくプラスだろう。

 そして、最もエフフォーリアのセールスポイントとなるのが、1週前追い切りでの動きだ。

 12日、札幌芝コースで行い、5ハロン62秒1、ラスト11秒8で駆け抜け、3頭併せで最先着を果たした。時計だけでも十分に優秀だが、併せた相手が札幌記念(G2)に出走を予定しているトーラスジェミニというのには驚きだ。

 7月には巴賞(OP)を勝利し、函館記念(G3)でも4着に好走しているように、トーラスジェミニはこの夏ノリに乗っている4歳牡馬である。そんな年長馬相手に、エフフォーリアは半馬身先着したのだ。

「先週の動きにはびっくりしましたね。トーラスジェミニにとっても、札幌記念の1週前追い切りなので、決して軽めの調整というわけではありませんでした。そんなオープン馬相手に、デビュー前の2歳馬が先着したのですから、相当期待できそうです。最終追い切りは軽めの内容でしたが、1週前にあれだけ動いてるので気にする必要はないでしょう。

『言うことを聞く、素直で賢い馬』と陣営は評価していますし、ゲートさえ問題なければ実力を発揮するはずですよ」(競馬記者)

 エフフォーリアの新馬戦と同日に、メインレースとして行われるのが札幌記念。エフフォーリアが初陣を飾ることが前提だが、もしトーラスジェミニも好走するようなことがあれば、エフフォーリアの評価はうなぎ上りになること間違いなし。5Rの新馬戦をチェックすれば、札幌記念をより楽しむことができるかもしれない。

「エピファネイア産駒×横山武史×抜群の調教」勝つための条件が揃ったエフフォーリアに注目したい。

福山雅治に「とばっちり」アノ悪夢が再来…? 話題沸騰の高視聴率ドラマが引き金に

 女優の多部未華子が主演を務める火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)の第7話が8月18日に放送され、平均視聴率は番組最高となる16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。放送前の下馬評を覆す快進撃を見せ、ドラマウオッチャーからは驚きの声が相次いでいる。

 同ドラマは、製薬会社のMRとして働く28歳のキャリアウーマン・相原メイ(多部)と、50歳のスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)との交流を描いたハートフルラブコメディー。

 開始当初は、22歳という“年の差”、また雇用関係の立場上、あまり馴染めていない雰囲気のふたりだったが、メイに訪れるピンチを鴫野が何度も助け、いつしかプライベートの相談をするような仲に。その親密さは回を追うごとに増していき、先日放送された第7話では、メイが鴫野を抱きしめるシーンもあったのだ。

 まさかの展開にネット上では「これはカップルになる流れ!?」「もしかして匂わせか?」と驚きの声が続出。なかには、ふたりの恋仲に期待する視聴者もいるようだが……。

 この匂わせ演出が、思わぬ悲劇を呼ぶことになってしまったという。

「同ドラマで匂わせている“年の差恋愛”演出をキッカケに、一部のウオッチャーは2016年放送の連続ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)を想起。そのドラマで主演を務めた俳優の福山雅治に注目が集まっています。

『ラヴソング』で福山は、実年齢27歳差のヒロイン・藤原さくらと共演していたのですが、その親子でも不思議ではない年の差に『現実的じゃない』『見る気失せた!』との声が上がるなど、放送前から反感を買っていました。

まあ、結局ふたりは男女の仲にならなかったので、そこまでの騒ぎとはなりませんでしたが、その前年に14歳下の吹石一恵との結婚を発表していため、一部の福山ファンは怒りが収まらず。このドラマがキッカケで、ファン離れがさらに加速した印象です」(芸能ライター)

 福山は今年で結婚5周年を迎えるが、いまだに諦めきれないファンは多い模様。今後も何かの拍子にバッシングが起きてもおかしくはなさそうだが、果たして?