JRAも無関心ではない? レコード18馬身圧勝……強過ぎるが故に「薬物疑惑」に揺れる天才少女が米ケンタッキーオークス(G1)で大本命に

 4日、米チャーチルダウンズ競馬場でケンタッキーオークス(G1)が行われる。主役を務めるガミーン(牝3歳、米・B.バファート厩舎)は今、世界から「天才少女」として注目されている存在だ。

 今年6月に行われたエイコーンS(G1)で、2着馬に18馬身3/4という大差をつけ、従来のレコードを1秒以上更新するなど伝説的なパフォーマンスを見せたガミーン。前走のテストS(G1)もレコードタイの超高速時計で駆け抜け、2着に7馬身差をつけて圧勝している。

 米国競馬界に突如現れたスター候補。瞬く間に全米の注目を集めることとなった天才少女だが、その輝きに“ケチ”が付いたのが7月半ばのことだった。

 本馬を管理するバファート厩舎の管理馬に対し、オークローンパーク競馬場は薬物検査で陽性反応が出たことにおける失格を発表。しかも、対象の中にはガミーンも含まれていたのだ。

 この結果、ガミーンの2戦目が失格扱いに……4戦無敗の戦績に大きな傷がついてしまった。

「バファート厩舎サイドの主張としては、厩務員が使用していたサロンパス(のようなもの)に禁止薬物が含まれており、馬の舌を縛り付ける際に口の中に入ってしまったのでは、ということでした。あくまで故意ではないとの主張ですが、その一方でガミーンが桁外れのパフォーマンスを見せていることに疑問の声も……。

無論、現状ではエイコーンSのベルモントパーク競馬場や、テストSのサラトガ競馬場から禁止薬物に関する発表があったわけではありませんが、米国の禁止薬物検査は時間が掛かることもあって、疑惑が完全に晴れているというわけではないようです」(競馬記者)

 今年2月、世界最高賞金レースとして新設されたサウジCを優勝したマキシマムセキュリティを管理するJ.サーヴィス厩舎にドーピング疑惑が浮上したことで、再び世界から注目されることとなった米国競馬界の禁止薬物問題。

 マキシマムセキュリティはその後も連勝を重ね、11月のブリーダーズCクラシック(米G1)の大本命に挙げられているが、その一方でサウジCの1着賞金約11億円の支払いは、未だに保留されたままだ。

「ガミーンを管理するバファート厩舎は昨年、2018年の米3冠馬ジャスティファイにも禁止薬物騒動が持ち上がり、大きなニュースになりました。バファート調教師はすべての疑惑を完全に否定していますが、米国競馬全体からマークされている人物であることは確かなようです」(別の記者)

 日本のJRAも無関心というわけにはいかないだろう。昨年6月には禁止薬物テオブロミンの混入によって、156頭を競走除外となる前代未聞の事件が起きた。サプリメントの製造工程で禁止薬物が混入した事故という形で決着したが、年々競馬界における薬物問題は深刻さを増している。

 毎年5月に行われているケンタッキーオークスは、新型コロナウイルスの影響によって、秋まで延期となっていた。3月デビューと遅咲きのガミーン陣営にとっては嬉しい誤算だが、その走りには様々な意味での大きな注目が集まっている。

 陣営にとっては1日でも早く「最強」と「潔白」を証明したいところだろう。

なぜ女優・杏に母親は4千万円要求し裁判を起こした…娘からの“収奪”と霊能者への傾倒

 女優のさんが実母から訴えられていた骨肉裁判が、最近ようやく和解という形で終結を迎えたと「女性セブン」(9月17日号/小学館)が報じている。

「女性セブン」によれば、杏さんの個人事務所の社長を務めている母は、この個人事務所を娘が退社し、芸能事務所「トップコート」との直接契約に戻したことを不服として、裁判を起こしていた。

 杏さんの退社が“無効”だと主張する母は、杏さんが個人事務所の従業員であることの確認と、4000万円の支払いを求めたらしい。まず、杏さんがその後も20年間、個人事務所に在籍を続けた場合の利益を約12億円と想定し、そのうちの3000万円を補填するように求めた。それに加えて、調停の席で名誉を毀損したとして慰謝料1000万円も要求したのである。

 この裁判の原告である母が要求した内容を知り、杏さんが裁判で個人事務所について、「被告(杏)の努力によって得られた経済的な利益を原告(母)が収奪するという機能を果たしてきた」と主張したのも当然だと思わずにはいられなかった。

 もちろん、母には母の言い分があるだろう。父の渡辺謙さんが裁判まで起こして離婚した後、母と娘は多額の借金を抱えて共に苦労してきたうえ、よく似た容姿で、一時は“一卵性母娘”と周囲から言われるほど密接な関係だったらしい。だから、娘が個人事務所から退社したとき、母は信じられない思いだったのではないか。

 だが、「女性セブン」によれば、母は女性霊能者に傾倒し、個人事務所のコンサルタントとして、多額のコンサルティング料を支払っていたということなので、それに気づいた杏さんが独立を画策したのは賢明だったと思う。

親の所有意識と特権意識

 あくまでも一般論だが、精神科医としての長年の臨床経験から申し上げると、子どもの稼ぎを当てにし、子どもが働いて得た金銭をもらう権利が自分にはあると考える親は、「子どもは自分のもの」という所有意識が強いことが少なくない。子どもは自分の所有物なのだから、その子が稼ぐお金も当然自分のものだと思い込んでいるわけである。

 このような親の所有意識を変えるのは至難の業だ。それに、「自分は親なのだから、少々のことは許される」という特権意識が拍車をかけることもある。とくに、子どもを苦労して育ててきたと思っている親ほど、「あれだけ苦労して育てたのだから、それに報いてもらうのは当然」という意識が強いように見受けられる。

 杏さんの母は、渡辺謙さんとの離婚裁判で、夫の不倫相手として9人の女優の実名を挙げた。事実とすれば、夫の不倫にずっと悩まされていたわけで、自分が苦労したことへの金銭的見返りを娘に求めたとしても不思議ではない。その結果、杏さんが裁判で「収奪」と主張したようなことが起きたのかもしれない。

 さんの母には、同情を禁じ得ない。夫に何度も不倫されたあげく離婚されたし、経済的に困窮していた時期もあっただろう。だから、人気女優として稼ぐようになった娘の稼ぎを当てにする気持ちは痛いほどわかる。

 また、離婚裁判の過程で発覚した、心酔していた宗教団体に約2億5000万円もの大金を振り込んでいた事実も、傾倒する女性霊能者に娘の個人事務所のコンサルタントとして多額のコンサルタント料を支払っていた事実も、母の不安やよるべなさによるものだろうとは思う。

 しかし、いずれも母のスピリチュアルなものへの依存の表れともいえる。だから、杏さんが個人事務所にとどまり、その収入の一部が社長である母に流れれば、母のスピリチュアル依存の「イネイブラー(支え手)」になることにつながりかねない。

 したがって、杏さんが個人事務所を退社したのは正しい判断だったように見える。今後は、母とはできるだけ距離を置き、3人の子どもたちと新たな第一歩を踏み出してほしいものである。

(文=片田珠美/精神科医)

小島瑠璃子「やはり不倫」観測広まる…テレビ各局が起用自粛か 原氏が離婚時期“訂正”

 急転直下で“こじるり”がピンチに追い込まれているようだ――。

 タレント・小島瑠璃子と交際中の人気漫画『キングダム』(集英社)の作者・原泰久氏が3日、自身のツイッター上に「私は今年3月に離婚いたしました」と投稿した。原氏は2006年に結婚し3人の子供に恵まれるが、8月24日付「週刊女性PRIME」の取材に対し原氏の実兄は「弟が離婚したのは昨年の冬」と説明していた。さらに8月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、原氏が小島とは別の元女性アイドル・Aさんと不倫関係にあったと報じられた。

 小島と原氏の交際をめぐっては、以前から原氏が婚姻中から関係が始まっていたのではないかという見方もあり、小島に対しては“略奪愛”という言葉が投げつけられていたのだが――。芸能界関係者は語る。

「小島は“不倫”と騒ぎ立てられていたと思えば、今度はAさんの登場で“四角関係”報道まで出て、かなり腹を立てているというか動揺しているようで、周囲には『“略奪には変わりない”って、なんでまだ私なの……』『Aさんなんて知らないし……』などとこぼしているみたいです。SNS上などで寄せられる誹謗中傷に対して注意喚起をする程度で様子見の状態ですが、いまだに批判が不倫をしていたAさんではなく自分に来ることには、納得いかないようです」(8月30日付当サイト記事より)

小島瑠璃子「不倫って、さすがにしないでしょ」

 今回、改めて原氏が自ら離婚時期を公表した背景について、週刊誌記者はいう。

「実際には今年3月に離婚したにもかかわらず、実兄はじめ周囲には“昨年の冬”だと説明していたということは、すでに離婚成立前から小島との交際が始まっていたことを隠すために、あえて嘘の説明をしていた可能性も考えられる。そして原氏がなぜ突然、実兄の証言を訂正するかたちで自ら離婚時期を報告したのかも不可解です。

 2人が初めて顔を合わせたのは昨年1月放送の『世界ふしぎ発見!』(TBS系)で、昨年10月にもイベントで共演していますが、そこからまた時間が空いて今年3月に原氏の離婚が成立した後に交際がスタートして、7月には手つなぎデートや原氏のマンションに連泊するほど親密な関係になるという筋書きは、ちょっと無理がある気もします。それだけに、早くもネット上では“やっぱり不倫だったのでは”という見方が広まっているわけです。

 ただ、不倫がバレれば一瞬にして芸能人生命を絶たれる今、小島の頭の良さと性格からして、不倫であることをわかっていながら原氏と交際するとは考えにくい。もし原氏が小島に前妻とは離婚したと嘘をついて付き合っていたのだとすれば、小島も騙されていたことになります」

 実際に当サイトの取材でも、小島が周囲に「ワイドショーで不倫に対して何度もコメントしているのに、その本人が不倫って、さすがにしないでしょ」と話しているという証言をキャッチしている。

 しかし、不倫に対する世間の目が厳しい今、こんな動きも出つつあるという。

「突然、氏が実兄のコメントと食い違うにもかかわらず、わざわざ本当の離婚時期を報告したということは、そうせざるを得ないなんらかの理由があると考えるのが自然です。特に元妻との間で何か動きがあったのではないか、という見方もできます。原氏との交際発覚以降、小島の“第二のベッキー”化を恐れて、レギュラー番組は別としても、テレビ各局では新規での小島の起用を見合わせるムードでしたが、今回の件でその動きはますます強まってくるでしょう。

 小島が所属するホリプロも、今までは小島の機嫌を損ねてはいけないということで、原氏との交際については口を挟んでこなかったようですが、さすがに看過できない状況になりつつあると思いますよ」(テレビ局関係者)

 小島の試練は続きそうだ。

(文=編集部)

 

JRA札幌2歳S(G3)白毛ソダシに好材料! 新たな伝説誕生を後押しする白毛軍団の活躍

 3ヶ月にわたって行われてきたJRAの夏競馬も今週で最後。特に今年最後となる北海道開催の札幌競馬場では、2歳馬限定の重賞レース札幌2歳ステークス(G3)があり、多くの注目を集めている。

 過去にロジユニヴァースやジャングルポケットを筆頭に多くの活躍馬を輩出してきたこのレース、今年注目を集めるのはやはり白馬のソダシがいるからだ。

 先週の新潟2歳ステークスや7月の函館2歳ステークスと比較しても、同じ2歳戦でもやはり注目度は段違い。白毛馬が活躍すれば他の馬以上に人気を集めるのは必然といえ、多くの競馬ファンがソダシの勝利を期待しているだろう。

 そのソダシに代表される白毛馬とは何か、そして過去白毛馬の実績はどうなのかを探ってみた。

 そもそも白毛馬は、白毛遺伝子などを持つ親から生まれるが、その遺伝子を持たない親馬からも突然変異で生まれる場合もあり、競走馬の中で異質な存在として扱われてきた毛色。

 かつて白毛の馬は他の毛色より弱いとされており、地方競馬での勝利はあったものの、1982年に初めてJRAでデビューした白毛馬のハクタイユーを含め、JRAでは2006年まで白毛馬は未勝利。ソダシの祖母シラユキヒメは、父サンデーサイレンス母ウェイブウインドという血統で、両親は青鹿毛と鹿毛で突然変異で白毛が誕生。良血ではあったが競走馬としては1勝もできず引退している。

 しかし2007年にJRAの白毛馬として初めてホワイトベッセルが勝利すると、その見た目の美しさもあって、白毛馬に注目が集まるようになった。さらに翌年の2008年にはユキチャンが白毛馬として初めて重賞レースを勝利し、白毛馬の評価は一変することになる。

 ここまでJRAでは10頭を超える白毛馬が勝利してきた。ダートにおいては、地方交流重賞の関東オークス(G2)を制したユキチャンや、昨年のレパードステークス(G3)の勝ち馬ハヤヤッコのように活躍馬は多いが、これまで芝で大成した馬はなく、芝の重賞レースで勝利した馬もいない。

 仮にソダシが芝の重賞レースである札幌2歳ステークスを勝利すれば、それは白毛馬では初めてのことになるが、その可能性は決して低くない。

 実際にソダシのデビュー戦(函館・芝1800m)は圧勝。勝ち時計の1分50秒4は昨年の札幌2歳ステークスの勝利時計と同じで、過去10年でも上から6番目。そして昨年の優勝馬ブラックホールが初勝利を挙げた時計よりも0.9秒速い。前走で見せた上がり35秒3の脚も、洋芝の記録ではメンバー中2位と上々。血統は父クロフネで母の父がキングカメハメハであり、もちろんクラシックでも十分通用する配合だ。

 そしてソダシの活躍を後押しするように、ここ数年白毛馬の活躍は著しい。

 初めて白毛馬がJRAで勝利した2007年以降、白毛馬は通算勝率16.7%・連対率25.3%・複勝率32%とハイアベレージを記録。そして昨年はハヤヤッコがJRA平地重賞レースを勝利し、今年の2歳新馬戦ではソダシとダノンハーロックが勝利、なんと2戦2勝の成績だ。ちなみにソダシは白毛馬として、初めて芝の新馬戦を勝利した馬でもある。

 またソダシは白毛馬の最強コンビである「ノーザンファーム×金子真人オーナー」というのも大きなポイントとなる。過去に活躍した白毛馬の多くはこのコンビによるものだからだ。

 白毛馬によるJRA初勝利、合計3勝を挙げたホワイトベッセル、関東オークスを勝利したユキチャン、デビューから3戦で2勝を挙げたマシュマロ、3勝を挙げたマーブルケーキ、4勝を挙げたブチコ、4勝を挙げ現在も3勝クラスで活躍するシロニイ、そしてレパードステークスを勝利したハヤヤッコなどは、すべてノーザンファームの生産で金子オーナーの所有馬。

 ソダシの母ブチコ、祖母シラユキヒメはともに白毛馬だが、その2頭を所有していたのが金子真人オーナーで、生産はノーザンファーム。そしてソダシもノーザンファームが生産し、金子オーナーが所有する期待馬なのだ。

 さらに鞍上の吉田隼人騎手は白毛馬と相性が良く、ここまで白毛馬で4勝しているが、その騎乗馬はユキチャン、マーブルケーキとソダシで、これはすべてソダシの祖母シラユキヒメの一族。白毛馬と相性がいいのか、それとも白毛馬やこの一族特有のクセを把握しているのか、その詳細は本人以外には分からないが、ソダシとしてはこれ以上ない強力なパートナーと言えるだろう。

 今回札幌2歳ステークスはソダシを筆頭に、スイープトウショウを姉に持つピンクカメハメハ、そして昨年も勝利したゴールドシップ産駒が多数出走する。もしここでソダシが勝利し、年末のホープフルステークスや来年のクラシックの主役に躍り出るようなパフォーマンスを見せてくれれば、競馬は更なる盛り上がりを見せていくのは間違いない。

 この札幌2歳ステークスでソダシがどんなパフォーマンスを見せるか、その走りに注目したい。

都知事の次のちゃぶ台返しは「五輪中止」か? ポスト安倍時代の日本を占う「小池百合子 権力に憑かれた女」

 総理辞任のニュースを、この人はどんな思いで聞いただろうか。自分の政権下で東京オリンピックを開催することを切望していたはずの安倍首相は政権に幕を閉じ、一方、この知事の任期は、あと4年は安泰。このままいけば自分が首長を務める都市でオリンピックが開催されるし、もしオリンピック中止などという事態になっても、この人はそれさえも自分の存在感をアピールする道具立てのひとつにしてしまうだろう。その人とは、もちろん小池百合子・東京都知事のことだ。

 このたび刊行された『小池百合子 権力に憑かれた女』(光文社新書)は、そんな小池百合子の政治家としてのこれまでの遍歴を詳しく検証し、その政治家としての、また人間としての本質をえぐり出した好著である。著者は長年「週刊文春」で政治記事を担当してきた和田泰明氏。本書が始めての著書であるが、政治取材経験を積み重ねてきたからこその説得力ある分析と、それでいて新聞社出身のジャーナリストにはないダイナミックな視点が、十分な読み応えを本書に与えている。

 都政専門誌「都政新報」のアンケートによると、都庁職員がつけた小池都政の評価点は、同紙の調査で過去最低の46.4点。それでいて都民からの人気はいまだに高く、先の都知事選挙ではほとんど選挙活動もしないまま、二期目の当選を易々と勝ち取ったのは衆知の通りである。

 そんな小池都知事を、本書は「いわば権力に嫁いだ」人であると評する。小池に備わっているのは何よりも“権力欲”という資質であり、その能力を持っていれば、心が足りていなくても構わないと考えている節が小池にはあるという。直接選挙である都道府県知事にとって一番大切なのは大衆を引きつけるアピール力であり、築地市場の豊洲への移転をめぐる迷走も、小池の単なるパフォーマンスであったとみなせば説明がつく。要は自分が主役であることが証明できればそれで構わないのであり、そのことはこれまでの政治遍歴からも明らかであると、著者はさまざまな資料をもとに論証してみせる。そんな小池都知事にとっては、コロナ禍すら自分の存在に再び脚光を浴びるための格好の材料だったのかもしれない。

 いっときは敵対した二階幹事長も、まさに狐が狸を化かすように味方につけた小池都知事。ポスト安倍政権のもとでさらなる権力欲を示し、自分の存在感をアピールしようとすれば、次に切るカードは「五輪中止」かもしれないと著者は説く。IOCや組織委、スポンサーがそれを許さなければ許さないほど、小池の血は騒ぐだろうし、「ちゃぶ台返し」こそが「劇場」を盛り上げることを小池は熟知しているはずだと、筋金入りの小池ウォッチャーである著者は記すのである。本書は小池という女性に牛耳られた都民のみならず、日本人にとっての警告の書であり、ポスト安倍の時代に備えるためにはぜひ一読すべき書物である。

(文=里中高志)

●里中高志

1977年埼玉県生まれ、東京都育ち。早稲田大学第一文学部卒。 週刊誌などの仕事をしながら、大正大学大学院宗教学科修了。 一時マスコミを離れて、精神障害者のための地域活動支援センターで働きながら、精神保健福祉士の資格を取得。マスコミに復帰したのちは、メンタルヘルス、宗教などのほか、さまざまな分野で取材、執筆活動を行う。 著書に『精神障害者枠で働く』(中央法規出版)、『栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人』(早川書房)がある。

JRA一大ムーブメントが「ノーザン×藤沢和雄」を動かす!? スプリンターズS(G1)鞍上発表に「#グランアレグリア池添乗り替わりに抗議します」が勃発!

 今年5月、Twitter上であるハッシュタグが話題になった。

「#検察庁法改正案に抗議します」

 これは検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案について異論を唱えるもので、多くの著名人も賛同したことで、ニュースにも取り上げられ一大ムーブメントとなった。NHKの分析によると8日の夜に最初の投稿があり、2日後にはリツイートを含めて100万件を突破したようだ。

 そして、18日に国会で検察庁法改正案の採決は見送られることになった。これにはSNS上での抗議活動の影響が少なからずあったはずだ。

 あれから4か月、競馬界ではある抗議活動が一部の間で話題になっている。

「#グランアレグリア池添乗り替わりに抗議します」

 これは秋初戦にスプリンターズS(G1)の出走を予定しているグランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)の鞍上がC.ルメール騎手と報道されたことを受けての抗議活動である。

 池添謙一騎手とグランアレグリアは今年の高松宮記念(G1)で初コンビを組んだ。レースは前残りの展開にもかかわらず、後方から猛烈な末脚で追い込みハナ差の2着。惜しくもG1タイトルを逃した。

 コンビ2戦目の安田記念(G1)は中団からレースを運んで、G1・8勝を目指すアーモンドアイに2馬身半差をつける完勝。真っ向勝負を制したことで、グランアレグリアの評価は鰻上りになった。

 同レースで名場面も生まれた。1つはレース中にキックバックを受けた池添騎手が右目を腫らしながら、勝利ジョッキーインタビューを受けた印象的なシーン。もう1つ、藤沢和調教師が両手を高く上げてグランアレグリアと池添騎手を出迎える写真も多くの感動を呼んでいる。

 この時は名コンビ誕生の瞬間に思われただけに、今回の乗り替わりに抗議の意見が上がったのだろう。実際に、安田記念後のインタビューで池添騎手は「この馬にずっと乗っていたいと思います」とコメントしていることからも、思い入れも強まっていたに違いないはずだ。

 しかし、非情にもルメール騎手への乗り替わりは当然という見方がある。

「元々、ルメール騎手はデビューから6戦続けてグンアレグリアの手綱を取っています。ドバイ渡航の影響で騎乗できなかった高松宮記念、アーモンドアイの騎乗を優先した安田記念は、やむを得ず池添騎手に乗り替わりとなりました。アーモンドアイとバッティングしない限り、グランアレグリアはルメール騎手が騎乗するのが基本線のはずですよ。

たしかに、安田記念が印象的な勝利だっただけに、池添騎手の継続を望む声も理解できます。ですが、こればっかりはしょうがないですよね……」(競馬記者)

 昨年のマイルCS(G1)でも、池添騎手は騎乗停止の福永祐一騎手に代わってインディチャンプを勝利に導いた。その後、インディチャンプの手綱は福永騎手が取り続けており、池添騎手は代打職人として、きっちり仕事を遂行したことになっている。

 それと同じく、グランアレグリアも代打としての責任を果たしたということだ。

「#グランアレグリア池添乗り替わりに抗議します」はファンの声として一石を投じるものであるが、その効果は現れるのだろうか。もし、コンビ復活となれば、世論がグランアレグリア陣営、オーナーサイドであるノーザンファームを動かしたということかもしれない。

 グランアレグリアがスプリンターズSの次に出走するレースでは、鞍上にも注目が集まりそうだ。

てんちむ、“豊胸隠し”謝罪でかえって炎上…「詐欺だろ」「YouTubeもやめるべき」

 “元親友”との絶縁騒動が話題になっているユーチューバーの「てんちむ」。その騒動から派生するかたちで噴出した“豊胸”疑惑が波紋を広げている。

 てんちむはこれまで、「豊胸手術を受けたことはない」と公言しつつ、自身がプロデュースするバストアップブラや、バストアップサプリ、バストアップクリームなどを使用することで、バストサイズがAカップからFカップにアップしたとかたり、YouTubeなどで商品を紹介してきた。だが、実際は豊胸手術を受けていたことで、これまでの宣伝が虚偽ではないかとの声が殺到しているのだ。

 豊胸の事実が明るみに出た直後、てんちむは自身のYouTube動画の冒頭で視聴者に対して「ショックを受けさせてしまった皆様、申し訳ございません。いろんな意見があると思いますが、しっかりと受け止めて反省し、前進したいと思います」と謝罪のテロップを流した。そして、「YouTubeでは今後も、いつもと変わらない動画を出させていただきます」として、活動を続けていく意向を明らかにした。テロップが終わると、動画内では騒動に触れることなくラーメンを食べる様子が流れた。

 これに対し、「豊胸しているって知ってたら誰もブラ買わなかったのでは?」「嘘をついていたなら、テロップだけではなく、ちゃんと自身の口で謝罪するべき」など、批判の声が渦ました。

 そんなファンの声を受けてか9月2日、てんちむは改めて「応援してくださっている皆様へ」と題する謝罪動画を出した。黒いスーツを着て、いつになく神妙な面持ちで現れ深く頭を下げた。6年ほど前、自分の脂肪を胸に注入する豊胸手術を受けたが、それを隠していたとして改めて謝罪。だが、豊胸によるバストアップはほとんど効果がなく、あくまでもFカップになったのは自身の努力の結果だと強調。手術の事実を明かすことで、その努力がっ否定されるのを恐れたため、嘘をついてしまったと弁明した。しかし、自身を信じて商品を購入した人に向けて、返品・返金を希望する場合は、自ら返金対応に応じると発表した。

 この謝罪動画を受けて、コメント欄には批判の声が殺到している。

「謝罪動画でも言い訳ですか」

「自分が返金するとか言っているけど、購入証明なんかできる人がほとんどいないってわかってるだろ」

「詐欺だろ。返金すれば済む問題じゃない」

「コンプレックスを抱えている人を騙して売りつけていたことはどう思っているのか」

「YouTube活動もやめるべき」

サプリやブラでバストアップすることは「医学的にあり得ない」

 高須クリニック・名古屋院の高須幹弥院長は自身のYouTubeチャンネル内で、バストアップブラやサプリなどでバストが大きくなることは、「医学的に考えてあり得ない」と否定。そういった商品は“ほぼすべて詐欺”とまで断罪している。むしろ、これまでに医療関係者は、“豊胸手術せずに、サプリ、クリーム、マッサージ、ブラでバストが大きくなることなどありえない”と警鐘を鳴らしてきており、「何を今さら騒いでいるのか」として、てんちむに騙されたと言っている人に対しても疑問を呈した。

 また、“物申す系ユーチューバー”のシバターは自身のYouTubeチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」で、てんちむに対して「自分のファンを食い物にした」と厳しく批判。さらにてんちむが、ブラを購入した際の領収書などを提示すれば返金すると発表していることについても、「2年前に買ったブラの領収書を持っているのは個人事業主くらい」「本当に返金する気があるのか」と指摘。謝罪や反省が本気のものなのか、疑わしいとの見方を示した。

「SNS上で多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーや、若い女性を中心に支持されている“美容系ユーチューバー”が美容系商品を紹介して、メーカーから報酬を受け取っています。てんちむも、そのようなアフィリエイトによる報酬に加え、メーカーと共同で開発に携わったりもしているので、バストアップ関連商品で巨額の利益を得ていたとみられます。したがって、豊胸手術を隠していたことについては謝罪しても、これらの商品の効果は強調しておきたいという意図が現れた動画だったといえます」(芸能記者)

 近年、バストアップサプリやクリームについては、効果が疑わしいとさまざまな医療関係者が指摘しているほか、厚生労働省も疑問視しているという。

「バストアップサプリなどについては、ここ数年、厚労省が健康被害の恐れがあるとして警鐘を鳴らしています。バストアップサプリやクリームに含まれている『プエラリア・ミリフィカ』という成分は、強い女性ホルモン様作用を持つことが判明していますが、それによってバストが大きくなるとはいえないこと、また服用することで月経不順や不正出血といった危害事例が確認されているとして、注意を呼びかけています」(全国紙記者)

 てんちむは、“豊胸を隠していたこと”のみに焦点を絞って謝罪し、自身が開発・宣伝に関与した商品については「本当に良い商品」と強調している。だが、効果が疑わしい商品を販売していることのほうが問題は深刻なのではないだろうか。

(文=編集部)

木下優樹菜がインスタ再開!? ファン歓喜の「おかえり」、YouTuber転身も

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

木下優樹菜 旧公式Instagramより

 元タレントの木下優樹菜がInstagramとTikTokのアカウントを開設したと、話題になっている。今年7月に芸能界を引退した木下優樹菜は、引退と同時にインスタアカウントも消していたが、新たなアカウントを作りファンと交流しているようだ。

 なりすましの可能性もゼロではないが、すでに多くのファンがフォローし「お帰りなさい!」「戻ってきてくれると信じてました」など温かいコメントが寄せられている。

 アイコンは金髪の木下の写真で、最近のもののようだ。プロフィールには「yukina 優樹菜」とあり英語で「人生に正解なんてない」と記されている。記載されている。初投稿は9月1日で、友人の赤ちゃんを抱く自身の短い動画と、ファンへの感謝の気持ちを綴った。

菅義偉内閣、総務相に橋下徹氏が浮上…携帯料金値下げと道州制導入を推進か

菅義偉内閣の閣僚人事で、橋下徹元大阪府知事が総務大臣に就任するかもしれない」――。

 今、永田町・霞ヶ関関係者の間で、こんな観測が飛び交い、大穴人事としてまことしやかに語られているという。菅官房長官が次期総理になることが既定路線となった今、官房長官人事に続き、一つの注目ポストが総務相となっている。「菅氏自身が大臣経験者で実務に通暁しているため、正直フリーハンドの状況になっている」(全国紙政治部記者)ためだ。

 実際、9月2日の自民当総裁選の立候補会見で地方活性化と携帯電話料金値下げという総務省所管分野に注力すると明言しており、自らの一丁目一番地として大ナタを振るうのは間違いない。大臣自体はよほど問題のある人物でない限り、もはや誰でもいいというわけだ。

 大臣候補には思い切って若手を登用するという考えもあるため、「地元神奈川の坂井学衆議院議員を登用して経験を積ませる」(同)との予想も出る。しかし、今回の組閣人事では有名閣僚としては河野太郎防衛相が官房長官候補として名前があがるくらいで全体的に華がない。安倍晋三首相の体調不良による辞任という不測の事態を乗り切るため、来年9月までの総裁任期までの短命内閣という立場に立てばそれでもいいかもしれないが、いずれ訪れる総選挙を込みで考えた場合は、サプライズ人事で注目を集めることも十分に考えられる。

橋下徹氏で地方自治改革が加速か?

 なぜ、橋下徹氏か。まず、菅氏と日本維新の会が昵懇なのは有名だ。それに、維新は大阪都構想をはじめ、地方自治制度の改革を進めようとした実績がある。大阪都構想は頓挫したものの、維新としては全国に道州制などのブロック制を導入することについては政策理念的に合致する。さらに、携帯料金値下げについては「公共の電波を利用して暴利をむさぼる携帯電話会社大手」をワルモノにして、「既得権益に切り込むヒーローとしての橋下徹」というわかりやすい構図に持ち込むことができ、こちらも「ポピュリスト橋下徹」の面目躍如だろう。

「もし橋下総務相が実現した場合、総務省にとっては悪夢だ」と話すのは総務省の旧自治省系幹部。「総務省は地方自治のご本尊で、そこを引っかき回されるのは困る」との懸念は高まっている。報道関係者も「橋下氏が大阪府知事時代にはそれまでいなかった政治部記者が臨時で東京から送り込まれた経緯がある。取材にも積極的に応じる上、発言の一つひとつがニュースになりかねず、気が抜けない」と緊張感が高まっているという。

9月下旬に解散、10月25日に総選挙

 9月16日に国会を緊急召集して首相の指名選挙をすることは決まっているが、永田町関係者からは「来年度の予算案が決まる前の10月25日に総選挙がある」(自民党ベテラン議員)との観測も強まっている。このシナリオ通りだと、9月16日に民間人として橋下氏を総務相にして直後の9月下旬に解散し、10月の総選挙で大阪から出馬し国会議員として改めて国政進出するということになる。長らく国政出馬がウワサされてきた橋下氏だけに動向が注目される。

 政権交代の時はさまざまな憶測が飛び交うが、一つの見方としてお楽しみいただきたい。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)
Kyuzo Matsuoka
ジャーナリスト
マスコミの経営問題や雇用、農林水産業など幅広い分野をカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや文春オンライン、東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは @kyuzo_matsuoka

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安倍首相罹患の潰瘍性大腸炎、悪化すると大腸全摘出も…「ストレス」の恐ろしさ

 8月28日、安倍晋三首相が退陣を表明された。2007(平成19)年の第一次安倍政権の退陣時と同じく「潰瘍性大腸炎」の悪化が理由である。

 2012(平成24)年12月に発足した第二次安倍政権は、2008(平成20)年のリーマンショック以来のデフレでどん底にあった日本の経済状態(株価)を、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「企業の成長戦略」という3本の矢、「アベノミクス」を掲げて急速に回復させ、戦後2番目に長い「71カ月」もの景気拡大期をもたらした。これまでの内閣がやりたくてもやれなかった「集団的自衛権を容認する憲法解釈変更」「特定秘密保護法制定」のほか、「インバウンド需要の創出:外国人旅行者の4倍増」「外国人労働者の受け入れ増加」などを果断に実行に移した。

 また、米国のトランプ大統領との親密さは知られているが、であるが、欧州やアジア諸国の首脳からも信頼され、G7他の会合でも国際社会の中心に立つことができた「日本で初めての総理」といってもよい。

「北朝鮮による日本人拉致」「北方領土問題」の解決や「憲法改正」の悲願は、潰瘍性大腸炎の再発によって断たれた。まさに「断腸の思い」であられただろう。

 潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症が起こってただれ、びらんや潰瘍が起こる病気で、症状は、

(1)下血を伴う軟便や下痢

(2)腹痛

などで、一日に何度もトイレに駆け込むような人もいる。重症化すると「発熱」「体重減少」「貧血」が起きることもある。厚生労働省が指定する「難病」で、現在日本には約22万人の患者がいるとされる。とはいっても発病率は米国の半分以下。原因は不明とされるが、

(1)食生活の欧米化

(2)腸内細菌叢の変化(善玉菌の減少、悪玉菌の増加)

(3)免疫の異常

などの関与が挙げられている。しかし、その発症、悪化、再発には「ストレス」が大いに関係していることは、すべての専門家が認めるところである。安倍首相の持病の悪化も、半年以上も続く「コロナウイルス禍」への対応によるストレスが起因になったのは想像に難くない。治療としては、以下のとおり。

(1)5-ASA(アミノサリチル酸)薬の経口または直腸投与

「サラゾピリン」(サラゾスルファピリジン)は、大部分が小腸で吸収されてしまい、有効成分を大腸まで十分に届けることができない。この点を改善してつくられた薬が、「ペンタサ」や「アサコール」(メサラジン)である。

「5-ASA」による十分な効果がない場合、以下などが使用される。

(2)副腎皮質ステロイド剤の「プレドニン」(経口摂取または静脈注射)

(3)免疫抑制剤(アザチオプリン=イムラン)の経口投与

(4)抗TNFα受容体拮抗薬(インフリキシマブ=レミケード、アダリムマブ=ヒュミラ)の注射

 こうした療法でも十分な効果が発現しない場合、

(5)GCAP(顆粒球除去療法)

が行われる。これは血液を体外へ取り出して、異常に活性化した顆粒球と単球(図表)を選択的に除去する装置に通し、その後、血液を体内に戻す、という療法。(1)~(5)の内科的治療で治癒せず、大量の出血や穿孔(大腸壁に穴があく)が生じた場合、

(6)外科的手法(大腸全摘術)

が行われる。

万病の一大要因が「ストレス」

 世界的な免疫学者で新潟大学医学部の教授・名誉教授を歴任された故・安保徹博士(2016年12月逝去)は、膨大な研究に基づき「ほとんどすべての病気の原因はストレスである」と主張された。心身への負担(ストレス)がかかると、自律神経のうちの「緊張の神経」あるいは「戦いの神経」といわれる交感神経が優位に働き、副腎より「アドレナリン」や「コーチゾール」が分泌されて血管が収縮して血圧が上がる。またリンパ球が減少して免疫力が低下する。

 そのほか、「顆粒球」(図表)が増加して顆粒から活性酸素が大量発生し、人体60兆個の細胞膜や遺伝子を傷害して、「炎症」「血管壁の硬化」「腫瘍」「細胞の変性」「老化」など、ありとあらゆる病気の下地をつくるというのが、安保博士のご高説であった。物理学用語であった「ストレス(stress)」を初めて医学用法として用いたカナダのハンス・ゼリエ博士も、「ストレスがあらゆる病気に大いに関与している」と喝破した大医学者であった。

 日本では昔から「病気」は「気の病」、「病半分、気半分」といわれる。英語の“disease”(病気)も「dis」=(反対の意を示す接頭語)+「ease」(安楽)より来ている。洋の東西を問わず、昔の人々は病気の発症要因として「気持ち」「精神」「ストレス」が大きく関与していることを経験から知悉していたわけである。「小さいストレスは忘れろ」「大きいストレスからは逃げよ」といわれるが、ストレス解消法としては以下があげられる。

(1)休息、睡眠を十分にとる

(2)音楽や絵画の鑑賞、書道やカラオケなどの自分の好きな趣味に没頭する

(3)親しい友人や家族との語らい、会食を行う

(4)ウォーキング、ゴルフ、テニス、水泳など、競争を伴わない、やってみて「気分の良い」運動を行う

(5)入浴、温泉、サウナ、岩盤浴などで体を温めるなどして、リラックスの神経「副交感神経」を優位に働かせる

(6)生姜やシソの葉を料理に大いに用いる

 漢方では2000年も前から生姜やシソの葉には「気を開く」(ストレスを取る)作用があるとされてきた。すりおろし生姜をみそ汁、納豆、豆腐、うどん、そば、煮物などに加えたり、熱い紅茶や白湯にすりおろし生姜と黒糖かハチミツを「うまい」と思う量を入れた生姜紅茶(生姜湯)を一日2~4杯愛飲する。シソの葉をみそ汁に入れたり、天ぷらにして食べる。

 できるものを1つでも2つでも励行されるとよい。

(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)