JRA『みんなのKEIBA』の「みんゴル化」に非難轟々!? 新潟記念(G3)後に突如始まった「感動シーン」に戸惑いの声

 6日、新潟競馬場で行われた新潟記念(G3)は、福永祐一騎乗の2番人気ブラヴァスが重賞初制覇。

 テレビ中継を行っていた『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)としても「みんなの夢馬券」が的中し、ゲストの鷲見玲奈と、司会の堤礼美アナの“併せ技サイン”となるサン“レイ”ポケットが3着するなど上々の結果……のはずだった。

「そして先ほど、フジサンケイクラシックのプレーオフが終わったようです。そちらの模様をご覧ください」

 この秋には富士Sもあれば産経オールカマーもあるが、「フジサンケイクラシックっていうレースなんてあったっけ……?」そんな競馬ファンの疑問も束の間、突然画面が切り替わると、表れた“緑”は見慣れたターフではなく、まさに大会優勝を決める緊張感に包まれたゴルフのグリーンだった。

「伸びるか…伸びるか、来ましたー!沈めた! 勝ったのは星野陸也!」

 一大ブームを築いた石川遼選手以来となるフジサンケイクラシックの複数回優勝。ゴルフファンとしては、ニューヒーロー誕生を迎えた感動的なシーンだ。『みんなのKEIBA』としても、メインレースの新潟記念の中継と被らないよう配慮しており、中継時間も1分ほどだった。

 しかし、突然“置いてきぼり”を食らった一部の競馬ファンとすれば、思うところがあったようだ。ネットのSNSや掲示板を通じ「競馬にゴルフ関係ないよね?」「何かと思ったらゴルフか」など、やはり異例のゴルフ中継に戸惑いの声が続々……。中には「もうフジは競馬中継やめたほうがいい」という厳しい声もあった。

「フジサンケイクラシックはその名の通り、フジサンケイグループ主催の大会ですから、フジテレビとしても中継を中断するわけにはいかなかったんでしょう。

番組的には15時までに終わる予定だったようでしたが、最終ホールで星野選手と、堀川未来夢選手のスコアが並んだことでプレーオフへ。決着がつかないまま『みんなのKEIBA』の時間になってしまいました。本来なら放送時間の繰り下げなどの選択肢もあったかもしれませんが、こちらも競馬のライブ中継……そんなわけで、競馬中継の中でゴルフ中継が流れるという、異例のシーンになったというわけです。

番組の冒頭で進行役の佐野瑞樹アナが『フジサンケイクラシックの結果が出ましたら、番組内で放送したいと思います』と説明していましたが、冒頭から見ていない視聴者にとっては『突然なんだ?』という感じだったでしょうね……」(競馬記者)

『みんなのKEIBA』ならぬ『みんなのGOLF』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)になってしまった、この日の中継。新型コロナウイルスの影響によって無料放送されているグリーンチャンネルの競馬中継が好評を集めているだけに、フジテレビとしては少しでも視聴者離れを防ぎたいところだ。

JRA秋競馬開幕!京成杯オータムハンデ、マスコミも把握できない衝撃の穴馬で馬連3点勝負

 いまだ新型コロナウイルスの影響は少なくなく、スポーツ界もエンタメ界も元の状況には回復していない。JRA(日本中央競馬会)においても、残念ながら10月4日まで無観客開催の延長が決定してしまった。そのJRAは先週で夏の札幌、新潟、小倉開催が終了し、夏競馬もフィナーレを迎えた。そして今週からは競馬ファン待望の秋競馬が開幕する。

 その1週目には、サマーマイルシリーズの最終戦京成杯オータムハンデ、サマースプリントシリーズの最終戦セントウルステークス、そして秋華賞トライアルの紫苑ステークスといった豪華三本立ての注目重賞レースが行われる。いずれも目が離せない一戦だが、ここでは京成杯オータムハンデに注目してみたい。

 このレースは、まずサマーマイルシリーズの最終戦という位置付けがある。合計4レースの順位による獲得ポイントを競うJRAの夏限定企画だが、現在その優勝候補は五指に余る状態。京成杯オータムハンデにはラセット、スマイルカナ、ミッキーブリランテ、トロワゼトワル、エントシャイデン、アンドラステケイアイノーテックといったポイント上位馬が出走予定で、このなかのいずれかが勝利すればサマーマイルシリーズのチャンピオンとなる。さらに、マイルチャンピオンシップを目指すルフトシュトロームや、シゲルピンクダイヤ、ジャンダルムといった実力馬も顔を揃え、かなりの混戦模様だ。

 このレースは過去に222万馬券が飛び出したことがあるように、波乱含みの難解なレース。過去10年で見ても万馬券は9回と多く、今年もかなりの好配当が飛び出しそうな雰囲気がある。逆に言えば、この難解なレースを的中できれば、かなりの払い戻しが見込めるわけで、これは競馬ファンはもちろん、競馬未経験者でも注目の一戦。もし的中が期待できるなら、ぜひ馬券を購入したいと考えるはずだ。

 しかし、この夏は多くの重賞で波乱が続出し、重賞レースでも100万馬券が何本も発生している。実際にかなりの競馬ファンが「この夏は散々だった」と、悔しい思いをしたといっても過言ではなさそうなほど。そんな競馬ファンにとっても、この京成杯オータムハンデは大逆転の機会であり、まさしく一獲千金のビッグチャンスなのである。

 というのも、“競馬情報の達人”と呼ばれる「マスターズ」が、この京成杯オータムハンデで【高額馬券の的中】につながる重要な情報を入手し、しかもその情報を【無料で一般公開】すると宣言しているからだ。今回、その真意をマスターズの担当者に聞いてみた。

「競馬で勝つために必要なことは、コロナウイルスの感染防止で取材規制を受け、情報内容が雑にならざるを得ない新聞や雑誌の情報に踊らされず、競馬関係者から直に聞いた、本物の情報を掴むことです。

 競馬はJRAと馬券購入者のゲームではありません。馬券購入者同士が互いの金を奪い合うゲームです。ほかのプレイヤーより多く、正確な情報を入手したものに勝利の女神は微笑みます。

 すべての競馬ファンは、京成杯オータムハンデに出走する全馬の調教師・騎手・厩務員・馬主関係者から、直接本当の情報を入手する手段はありません。そしてそれはマスコミにも当てはまります。

 情報が入手できないその時点で、すでに負けは確定しているのです。もちろん、馬券は運があれば的中できるもの。その情報を知らなくても、結果として的中するケースはあります。

 しかし、本当の情報を把握して購入するのと、運任せで購入すること、どちらが効率が良く、好結果につながりやすいかは、説明するまでもないでしょう。

 我々マスターズは、実際にトレーニングセンターで働いていた人間を含め、さまざまな人材が豊富に揃っています。その情報ルートは元調教師、元騎手、元厩務員、元助手、牧場、馬主関係者、トラックマン、馬具屋等の内部関係者で構成。馬券に直結する【馬主・厩舎・騎手】と3つのセクションに分けられ、各分野の達人たちによって徹底的に分析されています。

 その結果として、この京成杯オータムハンデでも、すでに的中を確信させるほどの情報を入手しました。

 昨年は関係者から情報を入手して推奨した4番人気トロワゼトワル、5番人気ディメンシオンで決着し、3着に10番人気の穴馬ジャンダルムが飛び込んで3連単は18万馬券の10万馬券。マスコミが印を並べた上位人気馬は、ことごとく敗退しました。

 今年も昨年激走と同じパターンの穴馬情報が、各方面の競馬関係者より届いているのです。我々は複数の関係者から裏付けを取っており、その穴馬の激走を確信。現時点でマスコミは完全なノーマークであり、このままいけば人気薄は確実。かなりの配当が期待できるでしょう。

 実際に提供する勝負馬券は、確信の本命馬から相手も厳選3頭で狙えます。驚くような高額配当も、たった馬連3点勝負で狙えるのです。

 このように非常に高い期待の高い京成杯オータムハンデですが、秋競馬を記念した特別企画として『馬連3点勝負』を無料で公開いたします。

 競馬ファンの皆様だけでなく、競馬に興味がある初心者の皆様にも、ぜひ遠慮なく利用していただきたいですね」(マスターズ担当者)

 このマスターズは8月30日までに139本の万馬券を的中させているが、そのなかには3連単・40万1980円という超高額万馬券も含まれている。これは競馬ファンが一生のうちに1度的中できるかどうかのレベルだ。さらに、この夏競馬においても、3連単・15万7810円、3連単・12万4190円、3連単・11万9260円と、誰もが憧れる10万馬券を連発。そして京成杯オータムハンデと同じ条件であるマイル重賞やハンデ重賞も数多く的中。これこそが、本物の情報力を持つプロの実力だ。

 そんなマスターズが提供するこの「京成杯オータムハンデ・無料3点勝負」は、まさに必見。夏競馬の負けを取り戻したい人も、秋競馬に向けて軍資金を稼ぎたい人も、ともに目が離せない大一番となりそうだ。

(文=編集部)

CLICK→【無料公開!京成杯オータムハンデ・馬連3点勝負】マスターズ

※本稿はPR記事です。

ユニクロ運営のファストリ、H&M抜き世界2位に(利益ベース)…見えた“世界一”の背中

 コロナ禍が世界中の都市ロックダウンを招き、予想もしない未曽有の経営環境を生んだ。大幅減収となったアパレル大手3社の直近4半期の決算からその影響を検証する。

 各社ともEC売上は伸びたが、実店舗休業の大幅ダウンをカバーできずに営業損益は赤字となった。下期も経営環境は不透明であり、前期のカバーを期待できる要素は見当たらない。通期業績の落ち込みは避けられそうにない。

 大量生産・大量消費への批判、ネット発の新興アパレルとの競争激化のなかで、想定外のコロナ禍はアパレル業界が従来から抱える課題を一気に表面化させた。実店舗の役割、ECの進化など各社各様のウイズコロナ時代の対策を見てみる。

1.世界最大のアパレル企業インディテックス(ZARA)に見る未来像

 インディテックスは春物商品が立ち上ったばかりの3月中旬に、世界の店舗の約半数相当の3,785店舗(39カ国)が休業。売上の8割を占める欧米市場でのコロナ禍の影響は多大であった。そのために2020年2-4月期の売上高は4,031億円(昨年比44.3%減)、総利益は2,356億円(45.2%減)、営業損益は620億円の赤字となった。

 しかし売上高純利益率は前期約13%と超優良で、増収増益の前年度(19年度)にコロナ禍を見すえて340億円相当の在庫引当金を計上している。コロナ禍前より取り組んできた実店舗とECの在庫一元化の前倒しを進める。19年のEC販売比率14%を22年には25%以上に引き上げる計画である。

 2020年中には本社のあるスペインのアルテイショに東京ドームの1.4倍の広さを誇るオンラインスタジオが整備される予定。同時に無線自動識別(RFID)タグの全ブランドへの導入も進む。コロナ禍で、こうした取り組みのスピードが増した。6月には最大で全店舗の16%に当たる1,200店を21年までに閉鎖すると発表した。

 しかし、この閉鎖は非常に前向きな戦略に基づいている。実店舗のEC拠点化である。すでにスペイン北部の都市ビルバオでは18年5月に旗艦店をオープンさせ、周辺の小型店4店舗を統合した。売上高は4店舗合計を上回り、在庫も2割以上削減したスクラップ&ビルドである。小型店を中心に1,200店をクローズし、大型店450店舗を出展計画であり総売場面積は逆に増やしてゆく。

「クリック&キャリー」と呼ばれる、好きな時間にネットで注文し自分の都合に合わせて店頭で試着して持ち帰る形態を広げる。アマゾンへの対抗を成功させつつある米国ウォルマートのアパレル版が誕生しつつある。

2.売上高世界2位へネス・アンド・マウリッツ(H&M)の苦戦

 H&Mはスウェーデンに本社を置き、大量出店と大量生産を背景とした低価格商品で、2010年度は売上高純利益率が約17%でインディテックスの約14%を上回る収益力を誇っていた。15年度に純利益はピークとなり、近年はトレンド商品中心のMDがネット発の新興アパレルに押され下降気味であり、19年度の純利益はピーク時の約6割程度である。

 20年2月は中国で518店中334店が休業。3月には中国で営業再開するも、欧州で休業。北米も3月から5月は7割の減収となった。20年3-5月期は売上高3,382億円(昨対比50.1%減)総利益は1,568億円(同58.3%減)、営業損益は730億円の赤字となった。

 在庫の値引き販売は今も続く。出店拡大による成長を続けてきたが、今期は閉店数が出店数を上回る見込みである。サスティナビリティ等への配慮がかけているとの批判を受け、2030年までに全商品をリサイクルや環境に優しい素材に切り替える予定だ。回収した衣料を原料にしたコレクションも展開し、イメージの払しょくを図っている。19年11月にはスウェーデンの首都ストックホルムの旗艦店で、ドレスのレンタルビジネスも開始した。大量生産・大量消費から新しいH&M型SPAモデルへの移行を目指し、試行錯誤が続く。

3.H&Mの背中が見えた売上高3位のファーストリテイリング

 売上高2位のH&Mに売上高で迫るファーストリテイリングはどうだろうか。20年度3~5月期、売上高は3,364億円(昨対比39.4%減)とH&Mとの売上と並ぶ。総利益は1,744億円(昨対比39%減)、営業損益は43億円の赤字と、単純にこの四半期だけの比較だとH&Mを上回っている。

 主力事業のユニクロは国内で3月から5月の連休までの店舗休業が増え、売上高は34%減。5月は中国が既存店増収だったが、その他のアジア、欧米が大きく落ち込み海外売上高は45%減収。しかし国内ユニクロが黒字を維持し、海外は中国の速い回復にも助けられ営業損益は43億円の赤字にとどまった。

 春夏在庫の処理についても他社同様にトレンド商品は値引き販売を強いられるが、得意とするベーシック商品は構築を進める適時供給体制により、生産調整によりコントロールする。在宅勤務の定着や景気の不透明感から、衣料品へのニーズが実用品にシフトし、ユニクロには追い風となった。

 コロナ禍によって消費者が新しい生活様式を求めたことで、ユニクロの強さがより強く認識された一面もある。今年、新業態の3店舗を開業しながらも、ファストリの柳井正会長兼社長が「よりソーシャルな小売業」への脱皮意欲を宣言。具体的な新業態はまだ見えないがその挑戦は休むことなく続けられる。

まとめ

 コロナ禍によって、世界のアパレル業界は旅行関連業界に並ぶほどの打撃を受けた。米国の3~6月の小売売上高は前年同期比7%減であったが、アパレルは55%減であった。米国の名だたる名門企業の破綻が続いただけでなく、日本でも東証1部上場の名門レナウンも破綻に追い込まれた。今も残念ながら業界では次の企業破綻の噂が絶えない。

 アパレル業界はそのビジネスモデルだけでなく、存在価値さえ問い直されている。アパレルの価格は戦後、物価安定の超優等生とされてきた。暑さ寒さを防ぐだけでなく、着替えるだけで手軽に「幸福感」や「高揚感」を得て、人々が「新しい自分」に出会える。そんなアパレルの素晴らしさを、まずは業界自身が再認識すべきである

(文=たかぎこういち/タカギ&アソシエイツ代表、東京モード学園講師)

飛騨の森で、オープンイノベーション?

「オリジナリティー」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第4回は、岐阜県飛騨市の「飛騨の森でクマは踊る」というユニークな名称の会社、通称「ヒダクマ」です。


飛騨市古川町で、社員数わずか10名ほどで事業を展開する「森の価値創造企業」ヒダクマ。正式な社名を「飛騨の森でクマは踊る」といい、飛騨の森林資源の価値を高めるために、2015年に生まれた会社だ。社名だけでなく、手がける事業はさらにユニークで、幅広く、奥深い。1000年続くといわれる「飛騨の匠」すなわち木工の職人技術を生かし、デジタル技術をかけ合わせて、新たな木製品や建材を生み出している、と聞くとどんなことをイメージできるだろうか。飛騨の森で今起きていることを掘り下げることで「元気な会社のヒミツ」を解き明かしてみたい。

ヒダクマの拠点・FabCafe Hida
ヒダクマの拠点・FabCafe Hida

飛騨の山に囲まれた奥深い土地に、世界中からクリエイターが集まる会社がある。東京から5時間もかかる場所に、なぜ世界から人が集まるのか?

「僕たちの仕事は、翻訳家です」という岩岡孝太郎社長。それまで林業では「対象外」とされてきた広葉樹に光を当て、その個性豊かな性質を生かしたユニークなものづくりにチャレンジする。地域資源を軸としたオープンイノベーションを連発している会社がヒダクマだ。社名の「飛騨の森でクマは踊る」には、クマが喜んで踊るくらいに森が豊かな状態を目指すというビジョンが表れている。

自社の業績や成長を追い求めることは、会社である以上もちろん重要なこと。ところで、誰のために会社の成長が必要なのか──?明るい先行きを描くことが社会全体に難しくなっている今、働きながら心の奥底に横たわる、漠としたそんな疑問に軽やかに答えてくれた岩岡社長のお話は、飛騨を舞台に持続可能な森と人の関係をつくる方法論が詰まっていた。

文責:電通CDC宮崎暢
 

「広葉樹」の個性と可能性に光を当てる

「飛騨の森の話の前にまず、知っていただきたいのは、スギやヒノキなどの針葉樹と、クリやケヤキなどの広葉樹の違いです」。岩岡社長のお話は、ここから始まった。

針葉樹と比べた広葉樹の木材の特徴をざっくり書き出すと、硬くて重くて頑丈。年輪や色のバリエーションが豊富で、美しい。天然木が多く、紅葉も楽しめる広葉樹の森もまた、明るく美しい。広葉樹の木材は床材や家具などに、一方の針葉樹は加工がしやすくまっすぐなため、主に家の柱や梁に使われてきたのだそうだ。針葉樹は育てやすいこともあり各地で植林されたために、現在の日本の森の約4割を占める人工林のほとんどは針葉樹林だという。

「反対に、広葉樹は計画的に育てたり生産するのが難しく、経済的には対象外とされてきたんです。ヒダクマが注視しているのは、主にはこの広葉樹です」と岩岡社長は説明を続ける。「今、お話しした広葉樹の木材の特徴を一言で表現するなら、とってもクリエイティブなものだ、ということ。形も均一ではなくて、一本一本がユニークな色や木目といった個性を持っています。デザイナーや建築家からすると、広葉樹は本来とても面白い素材です」。独自の個性を持つクリエイティブな材質を生かすには、当然、高い技術が求められる。飛騨地域に息づく伝統技術を持つ職人と、現代的なセンスを持った外部のクリエイターとコラボレーションを仕掛ける。これがヒダクマの事業の柱だ。

建築家の浜田晶則さん(左)と話すヒダクマの岩岡社長
建築家の浜田晶則さん(左)と話すヒダクマの岩岡社長

渋谷のテックカフェが、なぜか飛騨の山にワープ?

「事業としては、飛騨の森の木を加工して建材にする、家具などに商品化して販売する『森林木材事業』が収益の中心。ですが、もう一つの『地域交流事業』がないと、外部とのつながりや情報が入ってこなくなり、新しいプロジェクトが生まれない。どちらの事業もないと回っていかないんです」。地域交流事業の中心は、デジタルファブリケーションのできるカフェとゲストハウスを兼ねた「FabCafe Hida(ファブカフェ ヒダ)」だ。

そのルーツは2012年に渋谷で立ち上げたクリエイターのための「FabCafe Tokyo」にあるのだという。それが現在、共に代表取締役を務める、森林・林業のトータルマネジメントを専門とする松本剛氏と出会ったことで、飛騨の森に文字通り「迷い込んでいった」のだそう。飛騨市の97%は、森。その森に、経済的には林業の対象外とされてきた広葉樹が放置されている。あれだけ美しくて、クリエイティブな素材である木材が、「眠れる森」ですやすやと眠っているのだ。「その事実を知ったとき、渋谷から5時間以上かかる飛騨の森に、すでに気持ちがワープしていました」

飛騨の森。写真はヒダクマの社有林
飛騨の森。写真はヒダクマの社有林

口説き文句は「飛騨の森に、一緒に入ってみませんか?」

「真っ先に考えたのは、FabCafeのノウハウ・ネットワークを、飛騨の森に持ち込めないか、ということでした」。世界中のクリエイター(アーティストや建築家など)と飛騨のクリエイター(職人)を結びつけることができたら、きっとワクワクすることが生まれる、と直感したのだという。自身が惚れ込んだ、飛騨の森と木材の美しさや面白さを、もっと多くの人に知ってもらいたい。「そのためには、滞在してもらって深く知ってもらう体験をつくることが大事。森の魅力を紹介するために見学ツアーを企画したり、工房に体験コーナーをつくったりしました」

飛騨に人を呼ぶときには、「一緒に森に入ってみませんか?」と声をかける。その意図は、「そこで何かを発見して、あなたのオリジナリティーに火をつけてみませんか?」ということなのだと岩岡社長は言う。「森に入ると、その人の個性が森に反応して、これは!という発見をするんです」。来た人が何を発見するかに目を凝らし、じゃあこういう技術や使い方はどうですか?というアイデアをぶつけてプロジェクトを起こしていく。これが自らを「翻訳者」と呼ぶ意味だ。

今や東京を拠点とする建築家やデザイナーの他、海外の建築学生など世界中のクリエイターが、飛騨の森を目指して集まってくる。「当初は、東京の若いモンが、外国人を連れて飛騨の山に入っていく。なにを考えてるんだ?みたいな感じで、地元の方からは大いにいぶかしがられましたよ」。でも、その真意が伝わっていくにつれ、協力者は増えていった。広葉樹でのまちづくりを掲げている飛騨市の全面的なバックアップを得ながら、ヒダクマは着々と地元産業に新しい風を吹き込んだ。

ヒダクマの空間・家具づくりには飛騨の技が生かされている(飛騨市役所応接室のブナのシェード設置風景)
ヒダクマの空間・家具づくりには飛騨の技が生かされている(飛騨市役所応接室のブナのシェード設置風景)

プロジェクト目的だけでなく、森の将来を共有して進める

職人には確たる信念と技に支えられた得意領域があるから、しばしばぶつかることがあるという。そんなときも「とにかく作ってください」とはいわず、部分部分の仕事だとしても、製品がどういう使われ方をするか、ひいてはこのプロジェクトが成功することで飛騨の森がこうなっていく、ということまで説明しているという。「僕の仕事の骨は、そこにありますね。プロジェクトチーム全員が希望の持てるゴールをいかに設定して、その思いをみんなで共有できるか。一番大切なことは、僕がこれをしたいとか、こうしてもうけてやろう、みたいなことではなく、お互いをリスペクトし合える関係性を築く、ということだと思います」。職人魂を引き出してプロジェクトゴールまで動かしていくのが翻訳者のもう一つの大きな仕事だ。

ホオノキみたいな広葉樹の多くが、皆伐され、チップになってしまう。もちろん、チップはチップで燃料や紙の原料となったり、おが粉は牛の寝床になったり、といった利用法はあるのだが、アイデア次第で付加価値を生み出せるはず。そう、岩岡社長は踏んだのだ。広葉樹の多くは、経済合理性からは雑木と呼ばれる、いわば「かわいそうな木」なのだそう。でも、例えばそれをシート状にして合板などに貼り合わせるだけで、心躍る素材に変身させることができる。そうした、元々、飛騨市には根付いていなかった技術を持ち込むあたりにも、ヒダクマならではの発想力の高さとネットワーク力がうかがえる。

矢野建築設計事務所のメンバーを森に案内するヒダクマの松本氏(右)
矢野建築設計事務所のメンバーを森に案内するヒダクマの松本氏(右)


何度でも、新しいチャレンジを飛騨に持ち込むことが使命

広葉樹の最大の壁は、木の使い手(建築家や家具デザイナー)の「だって、手に入らないじゃん!」という思い込みと、木材を切り出す人たちの「だって、買ってくれないじゃん!」というギャップにあるという。創業から5年を経て、岩岡社長に今後のビジネス展開のイメージを伺ってみた。「次の5年のテーマは、広葉樹をもっと使ってもらうために『流通課題に挑む』ことです」。例えば大きな集材の拠点を設け、3Dスキャナで一本一本をデータ化し、流通しやすい仕組みをつくっていく。林業に最新技術を掛け合わせて事業をさらに拡大させていきたいという。

ヒダクマが地域の職人と関係を築き、さまざまな外部企業とのプロジェクトを成功させているのはなぜか?「職人さんから、ヒダクマは常に新しいチャレンジを持ってくるから、職人にも気づかなかった発見が毎回ある、という言葉をもらったことがあります」。チャレンジをいつでも、何度でもしていくことを社員全員が意識しているといい、それがヒダクマのDNAになっている。外部のクリエイターにとっても、同じように見えていることだろう。

インタビューの最後を岩岡社長はこう締めた。「僕らの使命は、ただ一つ。飛騨の森にとっていいことをしよう!ということです」。100年、200年先を見据えながら、軽やかに語るその言葉に、風通しのいい飛騨の森の風景を思い浮かべた。

安峰山から展望した飛騨古川のまち
安峰山から展望した飛騨古川のまち

ヒダクマのホームページは、こちら
FabCafe Hidaのウェブサイトは、こちら


なぜか元気な会社のヒミツ ロゴ

「オリジナリティー」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく連載のシーズン2。第4回は、森の価値創造企業「ヒダクマ」をご紹介しました。

season1の連載は、こちら
「カンパニーデザイン」プロジェクトサイトは、こちら


【編集後記】

岩岡社長のインタビューで印象的だったのは、「チャレンジ」と「リスペクト」というワードだ。どちらも、ビジネスの世界では精神論として使われがちなワードだと思う。でも、岩岡氏はちがう。チャレンジするから、人が集まってくる。職人も、地域の皆さんも。行政も、パートナーとなる企業も。「キミのチャレンジに、乗ってやるよ」と言ってくださる。今現在の状況下では難しいが、海外からもたくさんの観光客が訪れてくれるようになった。

そうしたムーブメントに岩岡社長は「リスペクト」をもって応えたい、という。思いを共にする人を愛し、街や地域を愛し、森を愛しているからこそ、すべての行動に一切のブレがないのだ。

岩岡社長のリスペクトの対象、その究極は「森」にあるのだと思う。東京生まれ、東京育ちとひとくくりにされるが、岩岡氏が育ったのは西多摩。ご自宅からすぐの所には山があり、川が流れ、豊かな生態系が広がっている。そんな原風景、原体験が、渋谷で起業した若者を、飛騨の山奥へ向かわせたのかもしれない。ビジネスの神髄とは、実に奥深い。

経営者を狙う「M資金詐欺」がコロナ禍で復活?自尊心をくすぐる巧妙な手口と詐欺師の正体

 今年6月、旧日本軍の秘密資金「M資金」をうたって巨額の資金提供を持ちかけ、会社役員から現金1億3000万円を騙し取ったとして、詐欺の疑いで男3人が神奈川県警に逮捕された。この事件では、総額31億5000万円を詐取した疑いがあるという。

 終戦後に闇世界を跋扈したM資金をめぐる詐欺が、令和の時代にも生きていたのだろうか。「コロナ禍での不況により、経営者を狙うM資金詐欺は復活の兆しが見える」と指摘する、東京商工リサーチ情報本部情報部の松永伸也部長に話を聞いた。

M資金はGHQが接収した秘密資金?

――そもそも、M資金とはいったい何なのでしょうか。

松永伸也氏(以下、松永) 諸説ありますが、一般的には、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)が占領下の日本から財宝や資産を接収し、その一部を極秘に運用している秘密資金のことを言います。「M」はGHQ経済科学局長のウィリアム・マーカット少将に由来する、などの説があります。

 また、「一般には知られていないが、国家的価値のある事業に携わる大企業の経営者や富裕層など、選ばれた人にのみ特別に斡旋される数千億円から数兆円にも及ぶ巨額融資の原資」などとうたわれますが、実際は詐欺の古典的な手口のひとつです。

 政府の代理人を名乗る人物が経営者のもとを訪れ、数千億円を融資する代わりに仲介手数料を詐取し、書類に個人情報の記入や署名、捺印を迫り、のちに金銭を脅し取るというものです。

――これまで、どんな人が騙されたのでしょうか。

松永 被害者の多くは、都市部の大企業の経営者や役員です。1970年代に航空会社の社長が3000億円の融資話に乗って念書を書いたことが公になり、退任した事件が有名ですが、他にも旅行会社や薬品卸会社、建設会社の社長や役員、芸能人が被害を受けたと言われています。

 また、大手企業の社長なので騙されたことを公にしづらく、被害届を出さないケースもあります。そのため、被害が表面化しづらいのもM資金詐欺の特徴です。実は、上場企業が多い大手町では月に数件、M資金詐欺について警察に相談が寄せられているそうです。

――なぜ、海千山千の企業経営者が簡単に騙されてしまうのでしょうか。

松永 詐欺師が接触する手口は2つあります。ひとつは、アポなしで直接訪問するケース。「米国務省のA(実在する人物)と日本銀行総裁から貴社の社長に会うように指示された。他の者には聞かせられないので直接話したい」などと語り、会社を訪問してくるのです。ここで無視すればいいのですが、「政府や政治家の代理人」などと言われることで、簡単に断ることができなくなってしまうようです。

 2つ目は、事前にレターパックで書類を送りつけるケースです。そこにM資金の説明や「長期保護管理権委譲渡契約方式基金」の説明、著名な企業家が関わっていることを匂わす文章などが記されています。また、官庁幹部職員の職歴などもつけて、信用性を高めていることもあります。

詐欺師が「名刺を2枚」要求する理由

――その後の展開を教えてください。

松永 面談は1対1で、「秘密資金のため他言無用」と念押しされます。そして、財務省や金融庁などと書かれた5000億円の「還付金残高確認証」や預金通帳のコピーを見せられます。「あなたは特別に選ばれた人物」「融資することが国家のためになる」などと、経営者の自尊心をくすぐるわけです。さらに、「返済義務がなく、親子3代まで免税・免責・免租され、国から証明書が発行される」などと言葉巧みに誘います。

 ここで色気を見せてしまうような野心のある人ほど、つけ込まれやすいと言えるでしょう。そして、誰にも相談できないので、一種のマインドコントロール状態に陥ってしまうのです。

――そして、あっさり騙されてしまうわけですか。

松永 「契約金額は、資金管理者である金融庁のB氏(実在の人物)が面談の上で最終決定する」などと言われれば、被害者は疑う余地をなくしてしまいます。また、名刺を2枚用意させ、1枚は裏に氏名と捺印(銀行印)、生年月日、携帯電話番号、そして「よろしくお願いします」などと一筆書かせます。そこで、仲介手数料や諸経費の名目で、契約金額の数パーセントを要求するのです。

 5000億円の融資であれば、1%でも50億円です。しかし、その資金を手にすると連絡が途絶え、詐欺師は姿を消します。当然、融資など実行されるはずもありません。

 また、手数料を詐取されなくても、裏書きした名刺や、個人情報を記入、捺印した書類をもとに、悪用されたり買い戻すように脅されたりすることもあります。

――「M」以外の秘密資金詐欺もあるのでしょうか。

松永 現代では「M資金=詐欺」という認識も広がっているため、あえて「これはM資金でない」として、別の秘密資金の存在を匂わせて騙すケースが増えています。「天皇家の資金を管理している」「産業育成資金を提供する」「フリーメイソンの資金から拠出」などと、言葉巧みにすり寄ってくるのです。

 最近であれば、「東京五輪資金」「新型コロナの給付金」などという名目で詐欺に利用されており、「上場企業向けの給付金があり、そのうち2兆円を確保した」とうたう詐欺もあります。コロナ不況で手元資金が枯渇する企業が増えており、そうした経営者心理につけ込む形で、秘密資金詐欺が増えている可能性はあります。

M資金の詐欺師は高齢者が多い?

――狙われるのは、どんなタイプや企業なのでしょうか。

松永 多額の元手が必要な製造業、店舗を増やしたい小売業、流通業、建設業などは数千億円単位の資金が動くため、狙われやすい業種と言えます。また、オーナー企業の会長や社長クラスは孤独で相談相手がいないことが多く、特に地方のオーナー企業の幹部は権限が大きいので、狙われる可能性があります。

――M資金詐欺を働く加害者はどんな人物なのでしょうか。

松永 高齢者が多いのが特徴です。劇場型の犯罪なので、巧みな話術と外見からは品があり立ち居振る舞いから詐欺師とは見られないとなると、自ずと高齢者が中心となります。また、それらしい書類やパンフレットをつくらなければならず、成功の確率が低いわりに意外と手間がかかるため、若い人が避けるからでは。

 以前、話を聞いた加害者は経営者でした。「なんでこんなことをするんですか」と聞くと、「趣味でやっているだけだ」と答え、「原資はあるのですか」と聞くと「ある」と答えました。「その話が成立してお金を渡さなければ、詐欺になるのでは」と聞くと、「そうなった場合は、詐欺になるかもしれないね」と言いました。要するに、本人に罪の意識はあまりないのです。

 M資金の詐欺師は、お豆腐屋さんにたとえられます。お豆腐は「一丁、二丁」で数えますが、M資金も架空の「1兆、2兆」の話を転がすからです。いずれにしろ、M資金詐欺の最大の対策は無視して、決して会わないことです。

(構成=長井雄一朗/ライター)

パチスロ新台『ミリオンゴッド』シリーズ降臨!! 遊びやすくも“一撃”は強烈!?

 9月7日、多くのユーザーを魅了し続けている『ミリオンゴッド』シリーズから、最新作がリリースされる。

 その名も『アナターのオット!?はーです』。6号機では初となる「ゴッドシリーズ」だが、その出玉力にも注目が集まっている。

『アナターのオット!?はーです』(ミズホ)

※9月7日導入予定

 本機は純増約2.5枚のATを搭載。主にチャンスAT「ゆるチャレ」からメインAT「GOD RUSH」を目指すゲーム性だ。

 またシリーズお馴染みの「確定役」も健在。「紫7」や「はーです図柄」、「GOD」が成立すれば、問答無用で「GOD RUSH」に突入する。

 メインATは必ず特化ゾーン「ジャッジメント」からスタート。「ゆるぺろす」「ゆるせぽね」「ゆるはーです」と3種類が存在し、それぞれ性能は異なるが、いずれも上乗せでゲーム数を再セットするSTタイプとなっている。

 AT中は約1/111で「ジャッジメント」を抽選。また、「ジャッジメント」ではなく上位特化ゾーン「GO TO HELL」に当選する可能性も存在する。

「GO TO HELL」ではゲーム数だけでなく、「ジャッジメント」のセットストックも抽選。最強特化ゾーン「EXTRA GO TO HELL」ならば平均5.1セットのストックが期待できる。

 ATが終了しても引き戻しゾーン「アナターのワイフチャンス」突入の可能性が存在。AT獲得枚数が少ないほど突入期待度が上昇するユーザーライクな仕様だ。

「6号機にしては純増が低めですが、その反面でATが獲得しやすい機種ともいえるでしょう。ベースが低めに設定されているので、出玉面にも期待できそうですね。

引き戻しゾーンも注目です。枚数が少ないほど突入しやすいので、『せっかくATに入ったのに単発終了』という状況になりにくいでしょう。天井もそこまで高くないようですし、非常にバランスの取れた『遊びやすい台』ではないでしょうか」(パチスロ記者)

 ついに降臨する『アナターのオット!?はーです』はホールの主役となれるのだろうか。いずれにせよ本機の動向に注目が集まっている。

JRA福永祐一「公開説教」も……レベランスがモノの違いで大楽勝! 大外一気の直線ゴボウ抜き

 6日、新潟競馬場で行われた新馬戦(芝1800m)は福永祐一騎手のレベランスが優勝。2着に7番人気マカラプア、3着に11番人気エイメイカカンが入って3連単は27万7830円と波乱となった。

 フルゲート18頭立てで行われたレース。1番人気の支持を受けたワーケアの半弟クロンターフ、3番人気にダノンキングリーの半弟ダノンヴェロシティなどの素質馬が揃い、大きな注目を集めた。

 ただ1頭の関西馬レベランスは、出遅れてほぼ最後方近い位置まで後退。鞍上の福永騎手が促すも一向に進んで行かなかった。3コーナーを過ぎても後方から2番手のまま。レースに参加していないとすらいえる行きっぷりの悪さを見せた。

 だが、本領を発揮したのは直線に入ってからだった。

 大外に持ち出されて福永騎手が鞭を1発、2発、3発とゴーサイン。これに目を覚ましたかのようにギアチェンジ。上がり3ハロン33秒7の鬼脚で一気に前にいる各馬を飲みこむと、ゴボウ抜きで差し切ってしまった。

 上がり3ハロン2位の馬が34秒8に対し、レベランスは1秒1も上回る末脚を繰り出した。まるでオンとオフのスイッチがあったかのように、別馬へと豹変したといえるだろう。

 この内容に最も驚きを見せたのはコンビを組んだ福永騎手だったかもしれない。

 レース後に福永騎手は「スタートは良くない、前進気勢はない、物見をする」と、次々とレベランスの課題を挙げる“公開説教”。しかし「今日はこのコースと素質だけで勝ちました。課題の方が多い中で勝つわけですから、高いポテンシャルを感じます」とコメント。破天荒なデビュー勝ちを決めたハービンジャー産駒の素質を高く評価した。

「注目馬の多い中で2番人気と、レベランスも決して評価が低かった訳ではありませんが、他馬とモノの違いを見せつけた勝ち方でした。直線まで本気を出していないかのような走りだっただけに、尚更インパクトが残りましたね。

福永騎手も素質だけで勝ったと振り返っているだけに、それだけ伸びしろが多いということでしょう。どのような馬に成長していくのか、先々が非常に楽しみです」(競馬記者)

 スローペースで流れたレースは、後方にいた馬にとって楽な展開ではなかっただろう。にもかかわらず、”僅差”ではなく”1馬身1/4差”をつけての完勝は、他馬より一枚も二枚も上の力があったからに他ならない。

 夏の新潟を締めくくる最終週に、デビュー戦から重賞を意識させる期待馬が誕生した。

JRA藤沢和雄厩舎のディープインパクト産駒が「ダート」で覚醒! 超新星の上がり馬がアメリカンファラオ2頭の牙城を脅かす!?

 ダート界に超新星が誕生した。

 6日、札幌競馬場で行われた1勝クラス(ダート1700m)を6番人気の伏兵ゼノヴァース(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が優勝。勝ち時計は1分44秒3。2着に4番人気ブロッコリー、3着に11番人気の大穴インナーアリュールが入った。

 3連単の配当が28万8240円の大波乱となったのも無理はない。前にいた上位人気馬が揃って敗れ、3着にも後方から追い込んだ馬が穴を開けたように、先行勢には厳しいレース展開だった。

 そしてこの厳しい流れを作り出したのが、2着馬に大差をつけて楽勝したゼノヴァースだ。

 14頭立てのレースを6番手から追走。ただ1頭違った手応えで3コーナーを待たずに進出を開始した。外から上がって来たゼノヴァースがそのまま先頭に立って直線に入ると、後続との差は広がる一方。手綱を取った団野大成騎手が後ろを振り返るほどの大楽勝でゴールを駆け抜けた。

 3歳ダート戦線はユニコーンS(G3)を5馬身差で圧勝したカフェファラオ、7月に行われたジャパンダートダービー(G1)でこれを破ったダノンファラオがトップクラスの評価を得ている。アメリカンファラオ産駒の2頭に対し、ゼノヴァースはディープインパクト産駒である。

 同産駒のダート重賞は2011年のレパードS(G3)をボレアス、18年のJBCレディスクラシック(G1)をアンジュデジールが優勝しているが、多数の芝G1を勝利していることを考えると非常に珍しい部類だろう。

「ゼノヴァースは今回、初のダート挑戦となりましたが、非常に強い勝ち方を見せましたね。今開催の札幌ダート1700メートル戦の良馬場において、古馬重賞であるエルムS(G3)の次に速いタイムで圧勝したように、勝ち時計も優秀です。

直線でも軽く追っただけですし、上のクラスでも十分にやれそうです。次のレースはどこかまだわかりませんが、一線級との対決が楽しみですね」(競馬記者)

 また、ゼノヴァースは昨年12月に行われた中山の未勝利戦(芝2000m)を2着に2馬身半差をつけて2分0秒8の好時計で勝利した素質馬でもあった。これを評価された京成杯(G3)では3番人気に支持されたが、9着に敗れ、その後は1勝クラスを2戦して2着、9着と連敗。その後、陣営が選択したのが、今回の初ダート挑戦だった。

 新たな可能性を見せる勝利でダート界の超新星として名乗りを挙げたゼノヴァース。

 秋の活躍が見込まれる夏の上がり馬として注目の存在となったのではないか。

パチスロ動画に「話題の有名俳優」が登場!! 「驚愕」の「ドッキリ企画」に注目!?

 斬新メーカー「ネット」の手掛けるパチスロ機は、いずれもユーザーライクなマシンばかりだ。6号機においては「自力感」が満載な機種が多い印象である。

 特に自力感を楽しませてくれるマシンは同社のブランド「カルミナ」からリリースされた『探偵オペラ ミルキィホームズ 1/ 2の奇跡』であろう。

 機種名通り、CZや上位ボーナス「みるきぃあたっく」の分岐である「EXボーナス」において「1/2」がカギとなり、完全なる自力で成功となる。

 高スペック機の「スナイパイ71」も忘れてはならない。技術介入が攻略のキモであり、非常に出玉へと影響する要素である。

 目押しが正確であれば設定1(スタンダードモード)でも出玉率約102%となり、設定2(プロフェッショナルモード)においては104%の出玉率を誇る。

 ネットといえば、8月17日にリリースされた『ハイパーブラックジャック』に注目が集まっているようだ。

 インターネット上では賛否両論あるものの、自力感が満載のゲーム性やユニークな演出を賞賛する声が目立つ。

 特にオーナー役の「竹内力」に関する演出については、不満の声が見当たらない。中には「竹内力が見たいから打つ」といった意見も存在するほどだ。

 そんな竹内が「パチスロ動画に出演した!?」と話題になっている。

 その動画は、でちゃうWEBちゃんねるの『振り返れば力(リキ)がいる!! 竹内力登場で沸き立つ本人登場ドッキリ企画[ハイパーブラックジャック]【髭原人と乗らせてみました #72】』だ。

 詳しくは動画をご覧いただきたいが、タイトル通り本物の「竹内力」が登場。得意の「白目」も飛び出し大盛り上がりである。

 竹内は実戦現場にも赴き、遊技者の後ろに登場するドッキリ企画を行った。記念撮影や遊技代行のシーンも存在し、自身の出演する『ハイパーブラックジャック』を打つ姿は必見だ。

 動画本編も見どころ満載である。同機種での実戦となり、「髭原人」と「ピスタチオ田中」は多くの投資を強いられるが、両者はしっかりとチャンスを掴む。

 ユーザーに人気の演出「リキチャンス」からプレミアボーナス「ハイパービッグボーナス」も出現し、有利区間完走が視野に入るが…。

 果たして出玉はどこまで伸びたのか、実戦の結果は、気になる方、ご興味のある方は是非チェックしてみてはいかがだろうか。

SixTONESとSnow Manが気の毒すぎる…タッキー派閥問題に『Jr.祭り』批判、ファンの対立

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

左:SixTONES「NAVIGATOR 」、右:SnowMan「KISSIN' MY LIPS/Stories」

 9月12日に音楽特番『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)の放送が決定し、出演アーティストの発表が第一弾、第二弾に分けて行われた。そこにSixTONESとSnow Manの名前がなかったことに、両グループのファンから不満の声が出ている。

 これまで『THE MUSIC DAY』への出演が発表されたジャニーズのアーティストは、嵐、V6、関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、ジャニーズWEST、King&Princeの10組。特別企画として、ジャニーズシャッフルメドレーや、昨年11月にデビュー20周年を迎えた嵐の秘蔵映像を振り返るコーナーもあるという。

 SixTONESとSnow Manは、今年1月に同時デビューを果たし、デビューシングルでミリオンを達成。さらにSixTONESは、7月にリリースしたセカンドシングル「NAVIGATOR」が初週売上62.2万枚でオリコン1位を獲得。一方のSnow Manも、来月7日に新曲リリースを控えている。