JRA松山弘平に襲い掛かる「ダブルパンチ」。秋華賞(G1)デアリングタクトの3冠達成に「黄信号」の理由とは

 18日(日)、京都競馬場では牝馬3冠の最終戦、秋華賞(G1)が開催される。主役はもちろん無敗の牝馬3冠を目指すデアリングタクト(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)だ。

 鞍上はデビュー戦から手綱を取る松山弘平騎手が務める。3月に30歳を迎え、すでに自己ベストを更新する95勝を挙げ、全国リーディングは堂々の4位。デアリングタクトとのコンビで制したG1・2勝を含め、今年重賞7勝とブレークを果たした。

 しかし、重賞勝利は5月のオークス(G1)を最後に4か月半遠ざかっている。現在、重賞では17連敗中。1月から5月だけで重賞を7勝した勢いは影を潜めているといっていいだろう。

 松山騎手にとって不安な点がもう一つ。それは、秋華賞が行われる「京都芝2000m」を大の苦手としていることだ。

 このコースでは、これまで167戦7勝で、勝率は3.6%。この勝率は、100回以上騎乗機会があった30コースの中で、最も悪い数字だ。

【松山弘平騎手のコース別勝率ワーストランキング、騎乗機会100回以上の30コースが対象】
1位 京都芝2000m 3.5%(196戦7勝)
2位 阪神芝1600m 4.5%(265戦12勝)
3位 中京芝1600m 4.9%(144戦7勝)
4位 阪神芝2000m 5.1%(158戦8勝)
5位 中京芝1200m 5.2%(133戦7勝)

「史上初となる無敗の牝馬3冠へ、松山騎手のプレッシャーは相当なものでしょう。本人が意識しているかどうかは分かりませんが、京都の芝コースは外回りに比べて、内回りの成績があまり良くありません。特に秋華賞の舞台でもある2000mは大の苦手にしています。直線が328mと短いため、オークスと同じような騎乗をしてしまえば、差し損ねる可能性は大いにあると思いますよ」(競馬誌ライター)

 オークスでは、自らが「馬に助けられました」と語っていたように、決して褒められた騎乗ではなかった。その前走を改めて振り返ると、苦戦を強いられた要因が見えてきた。

 そのオークスで、2枠4番の絶好枠から五分のスタートを切ったデアリングタクトと松山騎手。1周目ゴール板前では内に押し込められる形で中団のインにコースを取ると、最初のカーブでは外を走るミヤマザクラに進路を塞がれ、やや後退。さらに2コーナーに差し掛かるところでは、リアアメリアに前をカットされ、馬が窮屈になる場面も見られた。

 外に持ち出したかったはずの3~4コーナーでは、すぐ外をサンクテュエールがぴたりと並走。馬群に包まれたまま直線を向くと、今度は前がなかなか開かないという絶体絶命のピンチ。残り400mを過ぎたところでようやく狭いスペースを見つけると、デアリングタクトと松山騎手は内に切り込んで一気に末脚を爆発させ、2冠制覇を成し遂げた。

 ここでカギとなるのが、道中で名前が挙がった3頭の存在だ。

 ミヤマザクラ、リアアメリア、サンクテュエールは、すべてノーザンファームの生産馬。すなわち、オークスではデアリングタクトの2冠を阻止すべく、ノーザンファーム包囲網が敷かれていたということになる。

 ノーザンファーム生産馬は秋華賞にも6頭がエントリー。クラヴェルとレイパパレの2頭は抽選突破が条件となるが、秋華賞でも包囲網が敷かれることは間違いないだろう。

「松山騎手が苦手とする鬼門のコースで、この(ノーザンファーム)包囲網を突破するには、馬群に包まれないことが絶対条件になるでしょう。枠順にもよりますが、外々を通りたいのが鞍上の本音だと思います。デアリングタクトにとって最も怖いのは直線で前が壁になること。多少の距離ロスが生じたとしても、ある程度外目の枠を引き当てたいでしょうね」(同)

 同世代の牝馬の中では抜きんでた実力の持ち主であることは誰もが認めるところ。あとは運(枠順)を味方につけ、ノーザンファーム包囲網を突破するだけだ。

パチンコで「超一線級のグループ」が旋風を!? ライトミドルが「最強の組み合わせ」となる「ニュージャンル」!!

 業界全体でも2000年代においてエポックメイキングな出来事であった『CRぱちんこAKB48』の登場によってパチンコはアイドルの距離を一気に縮めた印象もあるが、以前から当業界はとっくにアイドルに手を出していた。

 しかもそれは、『CRおニャン子クラブ』や『モーニング娘。』(パチスロ)といった超一線級のグループが、である。とはいえ、くだんの『AKB』からアイドル側のパチンコに対するハードルが低くなったのも事実で、知名度の高いアイドルグループがパチンコに登場することに違和感がなくなったのである。

 そんなパチンコアイドル、と書くと語弊が生じそうであるが、キャラや世界観がこの業界とマッチするのか人気や知名度とギャランティのバランスが良いのかは知らんが、各所で重宝されているグループが「でんぱ組.inc」で、『ぱちんこCR銭形平次』『白魔術女学園オワリトハジマリ』『CRぱちんこウルトラバトル烈伝』など八面六臂の大活躍である。

 もうひとつ、アイドルとパチンコにおいて注目すべき関係性に言及したい。それは、「アイドル×ライトミドル×キャッチーなタイトルの機種にハズレない説」である。具体的に名を挙げると、『CRびっくりぱちんこ プロポーズ大作戦 あの娘のハートもキュイン2』『CR女だらけの水泳大会』『CR楽園むすめ』となる。

『水泳大会』はライトミドルかどうか甚だ微妙であるが、大勢のアイドルが登場する華やかでアイドル特有のわきゃきゃ感に包まれた明るく朗らかなハッピー感満載の演出と疾走感のある連チャンモードが魅力的なジャンルである。

 そして、このパチンコ三大アイドルライトミドルを受け継ぐのが『CRトーキョーチアチアパーティー』なのである。大当り確率が1/179.55とライトミドルの中でも甘めの設定とヘソで50%、電チューなら100%確変に突入するV-STを採用した王道スペックで、トータル約72%の継続率とほどよい連チャン性が担保されている。

 連チャン性といえば、初当りで確変を逃しても100回転の時短が付与される太っ腹な仕様もグッド。時短引き戻し率は約43%で、実質的なST突入率は約71.4%と破格。通常大当りによるガッカリ感を解消し、期待を持ってプレイできるようになっているのである。

 正直、私はこの子たちを知らなかったが、なぜか初めて打った気がしない、体によくなじむ演出となっているので、パチンコファンでも違和感なく打てるだろう。アイドルマジックである。

 ただ、この『CRトーキョーチアチアパーティー』がリリースされたのが2016年で、以後、このアイドル(グループやチーム)ライトミドルタイプが日の目を見ることがなくなってしまい、寂寥の想いに苛まされていたが、ニューギンがやってくれた。

Pぱちんこ 乗物娘 WITH CYBERJAPAN(R)DANCERS』である。見事にこのジャンルを受け継いだ期待の新台。非常に楽しみである。

(文=大森町男)

JRA武豊「不在」の中、“全弟”厩舎からキタサンブラック全弟がデビュー。初戦から名コンビならずも、鞍上は兄弟ゆかりのアノ騎手

 18日、京都競馬場で秋華賞(G1)が開催される。史上初となる無敗の牝馬3冠がかかるデアリングタクトに多くのファンが熱い視線を送ることだろう。

 先週の開催から指定席限定で競馬場への観客入場が再開。抽選でプラチナチケットをゲットしたファンは現地で歴史的なレースを観戦することができるため、週末が待ち遠しいはずだ。

 そんな当日は、メインレースと同じ舞台で行われる新馬戦からも目が離せない。

 京都5Rの新馬戦(芝2000m)に出走予定のネクサスハート(牡2歳、栗東・武幸四郎厩舎)が注目を集めることになるだろう。

 父ブラックタイド、母シュガーハートと聞けば、ピンと来るファンも多いはず。全兄はG1・7勝、生涯獲得賞金は歴代1位のキタサンブラックだ。偉大な兄が初めてG1を勝った京都競馬場でネクサスハートが初陣を迎える。

 今開催終了後に京都競馬場は改修工事に入るため、次に開催が行われるのは2023年。兄の思い出の地で幸先のいいスタートを切りたいところだ。

「510キロ前後の雄大な馬体はキタサンブラックを彷彿とさせますね。1週前追い切りの段階では、目立った時計を出しているわけではありませんが、陣営は『体は大きいけど、脚さばきは軽い』と話しています。2000mという距離もこなせると思いますよ。期待の良血馬なので、初戦から期待したいですね」(競馬記者)

 キタサンブラックといえば、武豊騎手とのコンビで一世を風靡。また、ネクサスハートと同じ「DMMドリームクラブ×武幸四郎厩舎」の全兄エブリワンブラックも、デビューから10戦すべてで同騎手が手綱を取っている。この血統はレジェンドなしに語れないと言っても、過言ではないだろう。

 だが、ネクサスハートのデビュー戦の鞍上は違う。武豊騎手は4日に行われた凱旋門賞(G1)に参戦するために渡仏。すでに帰国しているが現在は自主隔離期間で、今週末は騎乗することができないからだ。

 そこで今回騎乗するのは田辺裕信騎手だ。

 12日に行われた南部杯(G1)をアルクトスでレコード勝ちを収めた田辺騎手。秋華賞に紫苑S(G3)の勝ち馬マルターズディオサが出走するため、当日は京都競馬場での騎乗となる。勢いのある関東のエースジョッキーを鞍上に迎えられることは、ネクサスハートにとって幸運と言えるだろう。

 また、今年の2歳戦で武豊騎手が10勝しているのに対して、田辺騎手は11勝とこれを上回る成績を残している。さらに、ネクサスハートの半弟にあたるショウナンバッハにも騎乗経験があり、同コンビで2勝挙げていることも心強い。キタサンブラックの全弟の背中を預けるには、持って来いのジョッキーだ。

 武豊騎手とのコンビを楽しみにしていたファンにとっては残念かもしれないが、田辺騎手が期待の良血馬の能力を最大限に引き出してくれるはずだ。

 レジェンド不在の淀でデビューするネクサスハートの走りに注目したい。

ケーズデンキ、コロナ禍でも最高益の“他社と真逆戦略”…ポイントより現金値引きで勝負

 消費増税と新型コロナウイルス感染拡大が、急激に消費を冷え込ませたが、家電量販店業界には1人あたり10万円を支給する特別定額給付金という神風が吹いた。

 家電量販店は誕生の過程から2つに分かれる。一つは郊外の幹線道路沿いに展開する郊外型量販店。もう一つは主要駅(ターミナル駅)前に巨艦店をドンと構える“駅前カメラ系”と呼ばれる店だ。カメラ店が発祥であることからこうなった。

 郊外型量販店は売上高で業界トップのヤマダ電機、3位のエディオン、4位のケーズデンキ(ケーズホールディングス)が代表選手だ。駅前カメラ系はビックカメラとヨドバシカメラが双璧である。ここでは郊外型量販店の最新事情を取り上げることにする。

ヤマダ電機

 業界首位のヤマダ電機は、少子高齢化や人口減少の影響で家電販売が減少するとの危機感から、住宅関連事業への転進を鮮明にした。家電に加え家具やインテリア・雑貨を販売する新業態「家電住まいる館YAMADA」の出店を積極的に進めてきた。

 18年4月、リフォーム業界最大手ナカヤマを吸収合併し、新規参入。同年10月、木質プレハブ中堅のヤマダ・エスバイエルホームなど連結子会社4社を合併し、社名をヤマダホームズに変更した。19年末に高級家具販売の大塚家具を子会社化。

 20年2月から旗艦店である「LABI1(ワン)日本総本店 池袋」を含む4店舗をリニューアルオープン。大塚家具の商品を取り込んだ売り場を展開し、家電と家具とのシナジー効果を狙っている。大塚家具ブランドを冠した高級家具と大型テレビなどを組み合わせて、テレビドラマに出てくるような楽しげな住空間シーンを提案する。これは新たな試みだが、家具と大型家電はライバル同士。買うのはどちらかだ、といった冷めた見方もある。

 20年5月、注文住宅のレオハウスを子会社化。9月には住宅メーカーのヒノキヤグループをTOB(株式公開買い付け)で子会社にすると発表。発行済み株式数の50.1%を126億円で取得する。ヒノキヤグループが得意とする冷暖房システム「Z空調」獲りに動いたわけだ。ヒノキヤグループの2020年12月期の連結売上高は前期比5.4%増の1240億円、当期利益は同48.3%増の35億円を見込んでいる。ヒノキヤの買収で家具・住宅関連分野の強化を加速させる。

 ヤマダ電機は10月1日付で持ち株会社、ヤマダホールディングス(HD)体制に移行した。創業者でヤマダ電機会長の山田昇氏がヤマダHDの社長に就く予定だったが、事業会社との連携を重視してヤマダ電機の三嶋恒夫社長がHD社長になった。三嶋氏は2018年に社長に就任して以降、家具やリフォーム事業を陣頭指揮。7月からはグループ入りした大塚家具の会長も務めている。

エディオン、ケーズデンキ

 業界3位のエディオンは西日本で知名度が高い。コロナ禍以前からの計画だが、都市部へ出店攻勢をかける。19年6月、大阪の難波駅前に旗艦店を出店。エディオン広島本店を建て替え、リニューアルオープンした。社会貢献推進部を新設。蓄電池を積極的に販売したり、EVスタンドを設置するなどESG戦略で先行する。エディオンは都市部に注力して生き残りをはかる。リフォーム事業で、これまでに実績を重ねてきたことが強みとなっている。

 業界4位のケーズHD傘下のケーズデンキは、他社と真逆の戦略で売り上げを伸ばした。ポイント制度はなく現金値引きで勝負だ。店員に販売ノルマがない。郊外型中心で非家電には力を入れておらず、家電製品を現金で安く売ることに専念している。茨城県発祥で全国各地の中堅量販店を買収し全国に勢力を拡大中だ。ケーズHDは21年3月期(通期)に最高益(純利益253億円)を目指しており、「郊外型量販店の中ではケーズデンキの伸びしろが一番大きい」とみるアナリストが多い。

ノジマ

 我が道を行く構えを見せているのがノジマだ。シェアハウスなど投資用不動産をめぐる不正融資問題で経営の屋台骨が揺らいだスルガ銀行が、6月26日に開いた株主総会で、同行の筆頭株主となったノジマの野島廣司社長が社外取締役副会長に就任した。ノジマは同日、スルガ銀行を持ち分法適用会社に組み入れた。

 ノジマはデジタル家電の販売で一日の長がある。特別給付金の支給で利幅の大きい高価格のパソコンの販売が伸びた。ノジマの店舗は神奈川県を中心に展開し、郊外に多い。15年、携帯端末販売大手のアイ・ティー・エックス(ITX)を約850億円、17年にはインターネット専業のニフティをおよそ250億円で買収。あらゆる家電製品がインターネットでつながるIoT(モノのインターネット)時代を見据えている。

 21年春から夏をメドに、昨年閉店した伊勢丹府中店(東京都府中市)が入居していたビルを大型商業施設(SC)として運営する。核テナントとしてノジマの旗艦店を出店するとともに、食品スーパーや衣料品店などを誘致する。商業施設を運営し収益力を高める。ノジマは「脱家電」に、完全経営の舵を切った。

 その延長線上にスルガ銀行がある。ITと金融を融合したフィンテック事業へのシフトだ。スマホの普及やAI(人工知能)の進化に伴い、スマホ決済に代表される新たな金融サービスを提供する動きが急速に広がってきている。ノジマのスルガ銀行のグループ化はこの一環だ。「ノジマはスルガ銀行の持ち株比率を50%以上にして完全子会社にすることを視野に入れている」(有力地銀の首脳)。

 さまざまな会社がスマホがらみの決済サービスで自社の経済圏をつくることを考えているが、成功例は少ない。「決済と物流を押さえたものが勝つ」。決済をおさえれば情報も取れる。プラットフォームビジネスの勝ち組にもなれる。ノジマがスルガ銀行を取り込むのは、フィンテックの勝ち組を目指しているからにほかならない。

(文=編集部)

なぜあの企業は、新型コロナ禍でも「特需」に沸いているのか?儲ける企業の共通点

 新型コロナウイルス(COVID-19)は依然として収束が見えない。観光業界や飲食業界は深刻な状況が続き、個人経営のような零細企業は廃業に追い込まれているところも少なくない。それでも自粛疲れと「Go To」キャンペーンの効果などもあり、経済面では底打ちの兆しもある。しかし、これから冬に向かってコロナの猛威が再燃するリスクは消えておらず、予断を許さない。

 コロナでは景気の二極化が進んだ。飲食店などの不振の一方で、テレワークやオンライン授業などが一気に普及してIT業界が活況化したのは典型的な例だろう。電機・エレクトロニクス業界でも明暗がはっきりしている。全体的には減収減益のところが多く、特に自動車市場向け部品メーカーなどは深刻な影響を受けているが、なかには伸びているところもある。

「明」の部分では、IT関連のほかにも、パソコン業界もWindows7のサポート終了に伴う特需が続いているほか、接触を避ける意味でのセンサの活用が見直されている。そしてタイミングよく業界を支えたのは、なんといっても「5G」だろう。5G関連の投資があったために、この時期2ケタ増収増益になっているところもある。

「暗」のほうでは、自動車市場の不振は厳しい。自動車は本来ならば「100年に一度の変革期」で、2020年4月にはレベル3までの自動運転が条件つきだが法律上解禁され、勢いがつくはずだったが、コロナの感染拡大によって水を差された。もともと昨年から米中貿易摩擦の影響などがあり、コロナがさらに誤算となった。

自動車業界は倒産、人員削減など続く

 自動車市場の不振を浮き彫りにしたのが、自動車部品メーカー、イワヰ(名古屋市昭和区)の倒産だろう。イワヰは1926年創業、64年設立という老舗で、創業から数えると90年以上の業歴があったが、今年7月末に民事再生法を申請して倒産した。イワヰはプレス加工から溶接・組立まで行い、金型設計および製作を含めた一貫した加工を得意としてきた。自動車市場向けが主体で、自動車部品などの金属プレス加工を手掛けていた。

 業績は赤字が続き、前期末では債務超過となるなど倒産寸前ではあったが、やはり今年に入ってからの新型コロナ感染拡大による自動車業界の低迷に最後で背中を押された感は否めない。

 自動車関連では、上場会社の人員削減や工場体制の再編なども続いている。モーター部品など自動車や二輪車向け部品を手がけるミツバは、人員削減と2工場の閉鎖を行う。500人の募集人員で行った人員削減に対しては募集人員をさらに1割上回る549人が応募、彼らは今年10月末で退職する。

 工場体制では、電動パワースライドドアなどを製造する新潟工場(新潟県南魚沼市:従業員数182人)を2021年9月、金属部品を製造する子会社の落合製作所(群馬県富岡市:同63人)を今年末に閉鎖する。ちなみに21年3月期の立ち上がりの第1四半期(4~6月)は、売上高が前年同期比でほぼ半減、最終欠損も54億5,900万円に達した(前年同期は2億1,400万円の赤字)。20年3月期も米中貿易摩擦の影響を受けて赤字で、厳しい経営環境が続く。

 自動車の金属部品を手がけるタツミは、予定していた新工場建設を中止した。群馬県太田市の敷地3万1,000平方メートルに、延べ床面積4,000平方メートルという建物の新工場建設を予定していたが、コロナが深刻化して中止した。人員削減も行った。21年3月期第1四半期(4~6月)は、売上高が前年同期比45%減の8億8,200万円にとどまり、当期利益は2億2,200万円の赤字となっている。

 曙ブレーキ工業も今年3月には人員削減を実施している。同社はコロナが深刻化する前から経営悪化が表面化して事業再生ADRまで申請しているので、コロナが原因ではないが、人員削減実施をこのタイミングで実施した。今年3月に希望退職者募集200人を募集、応募は154人だったが、別途自己都合退職者が32人いたため、結果的に人員削減はほぼ想定通りとなった。

 同社は19年1月に事業再生ADRを申請、同年9月にその再生計画が成立しており、金融機関から有利子負債の5割に相当する総額560億円の債権放棄について同意を得ているほか、国内外の複数の工場閉鎖・縮小を決めている。

5G関連投資が牽引して半導体製造装置は好調

 半面、5G投資に牽引されて業績が伸びている会社もある。なかでも半導体製造装置関連メーカーにおいては特需ともいえる状況のところもある。

 半導体製造装置大手の東京エレクトロンは、前期の20年3月期は2ケタ減収減益だったが、コロナ感染拡大が深刻化した21年3月期は逆に2ケタ増収増益を予想する。期初にはコロナの影響が不透明として予想を「未定」としていたが、5G関連投資の拡大などを受けて、今年7月の段階で9月中間(4~9月)については、前年同期比で売上高は21.9%増、経常利益は19.0%増、当期利益は20.7%増といずれも2割前後の高い伸びを達成するという予想を示した。コロナ下で逆に大きく伸びるという見通し。今のところ下期はやや伸びが緩むとみているが、それでも通期では順に13.5%増、12.3%増、10.7%増の2ケタ増収増益を予想している。

 エッチング装置など半導体製造装置関連を手がけるサムコも同様である。20年7月期売上高が対前期比18.9%増の58億6,900万円となり、経常利益は倍増の9億2,700万円、当期利益は3倍増の6億3,400万円となった。新型コロナウイルスの影響で新規の受注案件が一時的に停止するなど誤算があったにもかかわらず、CVD装置が2.2倍増で9億6,300万円の売上となるなど大きく伸びたほか、高周波デバイス、パワーデバイス、MEMS、各種センサ向け製造装置などが伸びている。

 コロナはさまざまな業界で勝ち組と負け組を生んだが、電機・エレクトロニクス業界においても明暗が分かれる結果となっている。

(文=高橋潤一郎/クリアリーフ総研代表取締役)

原因不明の「疲れやすい、食欲不振、不眠」は副腎疲労?簡単にできるコロナ禍のストレス対策

 コロナ禍にあって、「疲れやすい」「頭痛や腹痛」「食欲不振」「不眠」などの不定愁訴で医療機関を受診する人が増えている。不定愁訴とは、検査をしても異常がなく、原因がはっきりしない症状をいう。不定愁訴に悩む患者には、不眠なら睡眠導入剤、痛みには鎮痛剤と言った対症療法が行われる。しかし、対症療法では解決にならないばかりか、症状をごまかしているうちにさらに悪化してしまう可能性もある。

 そんな不定愁訴の原因は、実は「副腎疲労」かもしれない。副腎疲労に詳しい東京都江東区のアクアメディカルクリニック院長、寺田武史医師に話を聞いた。

副腎疲労とは

「副腎は左右の腎臓の上にある数センチ程度の小さな臓器です。ストレスなどから体を守るホルモン、コルチゾールをつくり分泌しています。コルチゾールとは、ステロイドで抗炎症作用、抗ストレス作用、抗アレルギー作用などがあり、我々の体の免疫のバランスや血糖値コントロール、タンパク質や脂質の代謝など健康維持に欠かせないホルモンです」

 アレルギーや喘息、さまざまな疾患の治療に使用されるステロイドと同じコルチゾールは本来、我々の体の中でつくられるホルモンである。健康な状態ではコルチゾールには日内変動といって、1日の中で分泌される量が変化していく。

「本来は、コルチゾールの分泌は起床時が一番高く、日中に体を活発な状態にします。そして夜に向かって徐々に減少し、就寝時にはもっとも少なく体が休む状態となり、自然な眠りにつくことができます」

 しかし、ストレスや疲労があると、コルチゾールの分泌に影響を与え、正常な日内変動のリズムを崩してしまう。

「コルチゾールは、生体の一日の活動リズムを整えているともいわれ、ストレスなどで活動リズムが崩れてコルチゾールの分泌が慢性的に高くなると副腎が疲労して、不眠や疲労など体の不調として表れます。言うなればコルチゾールがストレスを引き受けてくれています。しかし、毎日の繰り返しで強いストレスがものすごくかかってくると、コルチゾールがどんどん分泌されて副腎は常に戦っている状態になってしまう。そういった状態が続けば、副腎が疲労し、コルチゾールが十分に分泌されなくなってしまい、体のバランスを保つことが難しくなり、不定愁訴が起きるというわけです」

 寺田氏のもとで副腎疲労を治療した患者は、副腎疲労を起こさない生活を学び、健康を取り戻している。

低血糖が副腎疲労を招く

 寺田氏によると、副腎疲労を招く原因は大きく4つあるという。

(1)低血糖や栄養状態の悪化

「低血糖になると身体はコルチゾールを分泌して血糖値を維持しようとします」

(2)リーキーガット

「ストレス、自分に合わない食べ物、食べ物を消化したときに出る毒素、カンジタ菌を含めた悪玉腸内細菌の異常繁殖、抗生物質などの薬、解毒機能を司る肝臓などの臓器の機能低下などが起きれば腸管にもダメージを与えます。すると体に腸粘膜の細胞と細胞の間をつなげるtight junctionが緩み、直接カラダの中に有害なものが入ってしまい、さまざまな疾患を引き起こします。最近では、うつ、自閉症、ADHDなどの神経性疾患やがんを引き起こすこともわかってきました」

(3)ミトコンドリア機能不全

「赤血球などを除いた、我々の体のほとんどの細胞にはミトコンドリアが存在します。ミコトンドリアはエネルギーをつくり出すため、機能不全が起きると、さまざまな不定愁訴が起きます」

(4)重金属・毒素の蓄積
「重金属や毒素がミトコンドリアの活動を止めてしまいミトコンドリア機能不全を引き起こします」

副腎疲労の予防

「副腎疲労の治療、予防のために真っ先にやるべきは低血糖をつくらないこと。低血糖が起きれば副腎からコルチゾールが出て血糖値を上げます。しかし、コルチゾール低下により血糖コントロールできなくなると、代わりにアドレナリンが分泌され、血糖値をコントロールしようとします。つまり、いつもイライラした状態に陥る傾向になるわけです。低血糖が夜間に起きれば、寝ている間にボクシングをやっているような状態ですから、寝ていられるわけがありませんよね。だから何よりも低血糖を起こさないことが大切です」

 低血糖を起こさないようにしなくては次の治療へ進めないというほど、血糖値のコントロールは大切だという。では低血糖の予防とは、具体的にどのように行うのか。

「まずはリブレなどの血糖測定器で血糖値を確かめることです。低血糖を起こしているのであれば、良質な出汁やチキンスープに葛粉を加えたものなどを、食後2時間後に15分おきに一口程度飲む。酵素ドリンクを水で割ったものもいいですね。そうするとコルチゾールの力を借りずに血糖が維持されるんです。また寝る前に蜂蜜をスプーン1杯ほど舐めることもお勧めです。もちろん歯は磨いてください」

 不定愁訴を“コロナ禍のストレス”と考えてあきらめる前に、副腎疲労について自身の主治医と相談してみるべきかもしれない。
(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

BTS、また“政治的発言”で中国ネット民が猛反発…サムスンなど韓国企業が撤退の動き

 韓国の人気男性アイドルグループBTS(防弾少年団)が、米韓関係の発展に寄与した功労が認められ、アメリカの非営利団体コリア・ソサエティーから「ヴァン・フリート賞」を受賞した。その受賞に際してメンバーが発した受賞コメントが、中国のインターネットユーザーから激しく非難されている。

 BTSのメンバーは、朝鮮戦争から今年で70年を迎えたことに触れ「両国(米韓)が共に経験した苦難の歴史と多くの男性、女性の犠牲を永遠に記憶しなければならない」と語った。この「両国が経験した苦難の歴史」との表現が、一部の中国人には米韓の2国だけが苦難を経たかのようで、中国人の尊い犠牲が無視されていると感じたようだ。

 その後、BTSのファンクラブからの脱退を表明する声が出たほか、BTSをCMなどに起用している韓国企業に対して苦情を入れる動きが相次いだ。

 たとえば、サムスン電子は同社製テレビを展示・販売する世界中のテレビ売り場でBTSの新曲『Dynamite』のミュージックビデオ(MV)を放映しているほか、同社のスマートフォン「Galaxy」の特別版として「Galaxy S20+ BTSエディション」を発売している。そのため、中国のネット上ではサムスンに対して、BTSの不祥事に対応するように求める声が高まった。その声を受けてか、サムスンは「Galaxy S20+ BTSエディション」の中国内での販売を中止。だが、サムスンは「在庫がなくなったので削除しただけ」と表明している。

 ほかにも、BTSの楽曲をCMに使用しているヒュンダイ自動車や、BTSをブランドアンバサダーに起用しているFILAも、BTSに関して微博(ウェイボー/中国版ツイッター)に投稿したコメントを削除するなど、BTSとの距離を置き始めている。

 このような中国人ユーザーの声に対して韓国メディアは、「中国人の誤った歴史認識」などと批判的な記事を出している。また、米ニューヨークタイムズは「BTSの発言は悪意のない言葉だ」と擁護している。

「BTSは新曲『Dynamite』が米ビルボード『HOT100』で1位を獲得するなど、『Savage Love』と合わせて米国のヒットチャートに2曲ランクインしています。さらに、『Dynamite』のMVは、公開から24時間でYouTubeの再生回数1億回を突破し、“24時間でもっとも多く視聴された動画”など3部門でギネス世界記録に認定されるなど、いまや世界的な人気アーティストといえます。

 その一方で、ビルボードで1位を獲得するために韓国のファンがストリーミング回数を増やす“操作”をしているとの指摘が多くあります。さらに、BTSは過去にも台湾を国家として認める発言を行い中国のファンから非難を浴びたり、日本への原爆投下を称えるかのようなTシャツを着て、日本のテレビ局がしばらく出演を見合わせるなど、たびたび“政治的な”問題を起こしています」(芸能記者)

 政治的な問題が起きても、日本の若い世代のファンはあまり気にしない人が多いようだが、BTSが今後さらなる世界展開をしていくためには、もう少し言動に配慮していくべきではないだろうか。

(文=編集部)

ダイソー、買うと“残念な”商品5選…お水をキャッチ!、シャッター付き自撮り棒

 100円ショップブランドの「ダイソー」。1972年に家庭用品の販売を目的として創業し、1998年に大創産業として法人化して以降、バブル崩壊後の節約需要をバッチリとらえ、100円ショップ業界の最大手として君臨するに至った。

 そんなダイソー商品は、安さのみならず、そのデザインや使い勝手も飛躍的に向上しており、新商品が発売されるたびにネットには大きな反響が寄せられているのだ。実際、その人気は確かなようで、来客数は年間約10億人を記録しており、2020年の2月末時点で直営店が2646店舗、代理店が847店舗、海外にも26の国と地域で2248店舗を有しているのである。

 破竹の勢いが続くダイソーの商品だが、残念ながら全部が全部、良品とは限らない。なかには使ってみると疑問符が浮かんでしまうものもちらほら。今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」がそんなグッズを独自調査。「この秋、買ってはいけないダイソーの残念グッズ5選」を選び出した。

冷却スプレー スーパークール(無香料)150ml/110円(税込、以下同)

 涼しくなってきたとはいえ、まだまだ残暑を感じるこの季節。出かけるときに冷感対策グッズを一つくらいカバンに忍ばせておくのも手だが、そんなときにこのダイソーの「冷却スプレー スーパークール(無香料)150ml」はあまりオススメできない。

 服の上から2秒ほど吹き付けることで、冷感成分が服に染み込み、肌触りをひんやりさせてくれるのが、ダイソーオリジナルのこの冷感スプレーは、値段が110円とリーズナブルでお得に見えるが、とある致命的な欠点があるのだ。

 それは匂い。ラベルには無香料と記載されているが、実際に使ってみると驚くことにどこか「納豆」を思わせる香りがするのである。もちろん、そう感じない人もいるだろうが、実際にSNS上では「ちょっと臭い」という声があがっている。爽やかになろうとして「納豆」の匂いがしてしまうのは、困ってしまうだろう。

シャッター付き自撮り棒/330円

 秋の行楽シーズン、観光名所やフォトスポットを訪れて、思い出に残る記念写真を撮るのも楽しいものだが、そんなときにこのダイソーの「シャッター付き自撮り棒」は避けたほうが無難だろう。

 この自撮り棒、ABS樹脂製の先端部分にスマホを装着し、そこから伸びているケーブルの先端をスマホのイヤホンジャックに挿入。その後、伸縮性のスチール部分を伸ばして手元のスイッチを押せば、手元から離れても写真が撮影できるというもの。

 実際便利な商品なのだが、いかんともしがたい難点がある。それは昨今のスマホがイヤホンジャックを廃止している機種が増えてきているということ。おまけにネット上では、スマホのOSを更新すると、スイッチが反応しなくなるといった事例も報告されており、お手軽価格とはいえ、無用の長物になるリスクの高い商品といえるだろう。

豆腐さいの目カットプレート/110円

 新型コロナウイルスによる自粛生活で、自炊する機会が増えた人も多いことだろう。とりわけ、肌寒くなってきた秋口には、豆腐のお味噌汁でホッと温まるなんていうのもオツなものだが、そんな調理シーンで活躍するという触れ込みなのが本商品だ。

 ABS樹脂製の本品は、豆腐一丁分ほどのサイズで、四角い枠の中に横軸のプレートが5本走っている。この上に豆腐を乗せて切ったのち、枠の一端についている縦軸4本、横軸1本のプレートで豆腐をスライドさせれば、あっという間にさいの目切りにできるという。

 だが、考えてみてほしい。自炊は簡単に調理できるのと同時に、簡単に片付けられるのも重要。その視点に立ったとき、豆腐のためだけにこんな複雑で洗いにくい器具を用意するのは、片付けを長引かせるだけなのではないだろうか。

LEDキャンドルライト/110円

 秋に合った部屋の模様替えを考え、涼しく風流な“秋の夜長”を心地よく演出してくれるインテリアが欲しくなる人もいることだろう。だが、そんな場面でこのダイソーの「LEDキャンドルライト」を買うのは少し考えものかもしれない。

 本品は、ろうそくの炎をかたどったライト部分がチラチラと明滅し、まるでキャンドルをつけているような気分にさせてくれるというものだ。

 だが、実際手に取ってみると、本体部分がいかにもプラスチックという印象で、どうにもつくりが安っぽく感じてしまうのである。薄明かりの中でつける場面も多い商品ゆえに、明かりの方向に目がいってしまうが、そうすると嫌でもつくりの陳腐さが気になってしまうかもしれない。

お水をキャッチ!/110円

 最後に紹介するのは、「お水をキャッチ!」というアイデア商品だ。痒いところに手が届くのが100円ショップのアイデア商品だが、こちらの場合は“痒いところに手が届く”ケースが限定されているように感じるのである。

 この「お水をキャッチ!」は家庭の蛇口に取り付けることで、手を伸ばさなくても水が手元に届くというもので、小さな子供のいる家庭では重宝するアイテムだ。実際、リーチが短い蛇口に付けるとその効果を実感できるのだが、この商品の残念な点は取り付け時にある。シリコーンゴム製のベルトを蛇口に巻きつけるスタイルで固定するのだが、ある程度の太さがあり、蛇口の方向が平行でないと取り付けができないのだ。

 実際、本品の裏面には6例もの「取り付けられない蛇口」の例が載っており、これ以外の例でも取り付けが難しそうな蛇口があることを考えると、その汎用性に疑問符が出てしまうのは仕方ないだろう。要するに、取り付け可能な蛇口であれば便利に使えるのだが、取り付けられないケースが多々あるため、注意が必要ということである。

 今や多くの商品が、そのデザイン性・利便性・コストパフォーマンスの面で高水準を誇っているダイソーだが、なかには今回のような残念グッズもある。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が選出した今回の商品をしっかりチェックして、ダイソーと賢く付き合っていってほしい限りだ。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※2020年9月中旬時点の情報になります

ホテル・デート発覚…ジャニーズJr.スキャンダル続出で崩壊危機、宮田会の存在

 女子高生との飲酒とホテルでの宿泊が発覚し、8月に所属するジャニーズ事務所から活動自粛処分を受けていた俳優の山下智久

 そのお相手である女性が、年齢を20歳以上だと偽ったことについて書面を通じて山下へ謝罪したと、13日付け日刊スポーツが報じた。

「ジャニーズ事務所は山下と酒席で同席していたKAT-TUNの亀梨和也への処分を発表した際(亀梨は厳重注意)、相手女性について『当該飲食店による年齢確認において成人である旨の説明が事前になされた上で紹介されることとなり』とコメントしており、女性サイドが虚偽の説明をしていた旨を報告しています。

 今回、事務所は懇意にしているスポーツ紙を通じて、女性側から謝罪を受けたことを世間に向けて周知したわけですが、肝心のホテル宿泊の件については触れておらず、まるで“山下は騙された”“謝罪を受けたから許される”といわんばかりの姿勢に、かえってネット上では疑問の声が広がる事態になっています。もっとも、山下も活動自粛入りからちょうど2カ月が経過し、業界内ではジャニーズが山下の活動再開に向けて地ならしに動き始めたという見方がもっぱらですね」(テレビ局関係者)

 2018年に元TOKIOメンバー・山口達也が女子高生に不適切な行為をはたらき書類送検された事件を皮切りに、所属タレントの“酒にまつわる不祥事”が続いており、「副社長のタッキー(滝沢秀明)は真剣にタレントへの“禁酒令”発動も考えている」(芸能事務所関係者)という話もあるが、滝沢にとってはまたもや悩ましい事案が生じているようだ。

 13日付「文春オンライン」記事は、ジャニーズJr.で元MADEリーダーの稲葉光が、元Berryz工房メンバーでタレントの須藤茉麻とホテルデートをする模様をスクープした。

 ジャニーズJr.といえば、宇宙Sixの山本亮太(30)が違法な闇スロット店に通っていたことが発覚し、今月2日に事務所から契約解除を受けたばかり。さらに時間を巻き戻せば、昨年、稲葉と同じくMADEメンバーだった秋山大河は女優の神田沙也加との不倫が報じられたほか、HiHi Jetsの橋本涼と作間龍斗の“ベッド寝顔写真流出騒動”も勃発。さらには今年1月にデビューしたばかりのSnow Manのリーダー・岩本照が、Jr.時代に未成年を含む女性5人とホテルで飲酒を伴う合コンに興じていたことが発覚するなど、不祥事が尽きない。

「秋山はクビしてMADEを解散、橋本と作間と岩本は活動自粛処分とするなど、問題が起こるたびに事務所は厳しい処分を下してきた。しかし、Jr.といえば、昨年に滝沢がジャニーズアイランドの社長に就任して育成を一手に担ってきたという経緯もあり、滝沢としても忸怩たる思いでしょう。今回、稲葉に対しては当然ながら厳しい処分が下されるでしょうが、稲葉は今年30歳になるだけに、このまま退所というのが既定路線だとみられています」(週刊誌記者)

Jr.内の鬱屈とした空気

 こうしてジャニーズJr.メンバーの不祥事が続く背景について、テレビ局関係者はいう。

「稲葉もクビになった山本も、キスマイ(Kis-My-Ft2)の宮田俊哉を中心とするプライベートでの仲良しグループ“宮田組”の仲間だったことから、早くもネット上では宮田組がトラブルの発生源であるかのようにいわれ、その存在が注目されているわけですが、ことはそんなに単純ではありません。

 3年前に前社長のジャニー(喜多川)さんがJr.の“CDデビュー打ち止め”の意向を強めたという情報が広まった頃から、Jr.内では鬱屈とした空気が強まっていたのは事実です。そこへ昨年、Jr.の育成を至上命題に掲げる滝沢がジャニーズアイランドの社長に就任し、淀んだムードが徐々に改善。そして滝沢の強い意向で、今年1月にはJr.の人気グループだったSixTONESとSnow Manが同時にメジャーデビューを果たすという快挙が起こったわけです。

 しかし、そうした状況でも、山本や稲葉のように30歳になってもメジャーデビューの光が見えないメンバーは、気持ちが腐っても仕方ない。なにわ男子、少年忍者のように人気上昇中のグループはいるものの、毎年のようにJr.からメジャーデビューするグループが生まれる事態というのは考えにくい。こうした厳しい現実が、メンバーの心に悶々とした感情を抱かせていることが、不祥事が続く背景にはあると感じます。問題が根深いだけに、Jr.は文字通り崩壊危機にあるという声も聞こえてきます」

 滝沢副社長が目指す“若手の底上げ”は、想像以上に難しいのかもしれない。

(文=編集部)

 

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 菅首相が、本日13日付けで、内閣官房参与6名を新たに任命した。菅政権の内閣官房参与には、政権発足直後の9月25日に、飯島勲氏ら4人が安倍政権からひき続き再任されたほか、安倍政権の“影の総理”今井尚哉・元首相補佐官がすでに任命されていたが、今回新たに6名が任命されたもの。 ...