パチスロ「奥深きズレ目」でボーナス察知!「ビッグとフルーツの連鎖」で出玉を増やす2号機屈指の荒波マシン【名機列伝~バニーガール編~】 

 今からさかのぼること約33年前の1987年春、パチスロの一部規定が改正され、「2号機」が誕生した。

 ハード面ではコインを50枚まで貯蓄できる「クレジット機能」を搭載。「1ゲームの遊技時間は4秒以上」という「ウエイト機能」も追加された。

 ゲーム性についてはJAC1回の「シングルボーナス」、そのシングルボーナスや小役の「集中役」が認められた一方、吸い込み方式や天井などは「ランダム性に欠けて不平等が生じる」と禁止に。確率抽選方式の採用が義務付けられた。

 1988年秋、オリンピアはそんな2号機市場に1台のマシンを投入した。バニー姿の女性たちがシャンパンを持って微笑むスタイリッシュなパネルに、ボーナス中に流れるスティーブン・フォスター作の名曲「草競馬」。時代を先取りしたマシンの名は、『バニーガール』である。

 本機はビッグとREGに加えて、先述した新たな機能「フルーツ(小役の集中)」を搭載。継続ゲーム数は「5G」「60G」の2パターンで、後者であれば約180枚の出玉を獲得できる。

 継続ゲーム数の選択割合は「天国モード」と「地獄モード」、2種類ある内部モードで変化し、天国モード滞在中は高確率で60Gに振り分け。一方、地獄モード滞在中は5Gが選ばれやすく、ひとたび地獄モードへ転落すると自力での天国移行率は極めて低い。

 ただしリセット後、即ちビッグ終了後は必ず天国へ移行するため、このタイミングは大チャンス。ヒキが伴えばビッグとフルーツの連鎖で一気に出玉を増やすことができるというわけだ。

 ちなみに、フルーツはビッグ入賞で成立するが、途中でビッグフラグが成立しても規定ゲーム数消化まで8枚役の確率はアップしたままであり、ハサミ打ちで7絵柄をハズしつつ消化すればこれを取りきることができる。

 ボーナス察知に役立つ主なリーチ目は、絵柄が何もテンパイしない、いわゆる「ズレ目」。基本的に通常時は毎ゲーム、いずれかの絵柄をテンパイさせる制御であり、ボーナスや引き込みが悪い小役が成立した場合のみ、それらを揃えられない箇所で停止させると同出目が停止することとなる。

 また、小役の中段3つ揃いなど、ビッグ成立後の当倍返しで出現するパターンもある。

 外見とは対照的な激しい出玉性能と、奥深いリーチ目。2号機の中でもトップクラスの人気者へと登りつめた本機は、白パネルのほか赤パネル、青パネルもリリースされた。

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エリザベス女王杯(G1)C.ルメール「アーモンドアイがいなかったら」ラッキーライラック連覇に元JRA安藤勝己氏「勝利は必然」も…… 有馬記念で「鞍上問題」勃発か!?

 15日、阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(G1)は、C.ルメール騎手の1番人気ラッキーライラック(牝5、栗東・松永幹夫厩舎)が優勝。昨年に続く連覇で通算4勝目となるG1勝利を飾った。

 1番人気の支持を受けたとはいえ、ラッキーライラックの単勝オッズは3.3倍。同馬を前走の札幌記念(G2)で3着に退けた2番人気ノームコアの単勝が3.8倍と僅差だった。

 また、絶好の馬場状態で行われた阪神開催は速い時計の決着が多く、外を回すと伸び切れない傾向もあった。フルゲートの8枠18番という大外の不利も、不安視される理由となっただろう。

 それでも最終的に1番人気を守り切ったのは、偏にC.ルメール騎手の存在が大きかったと考えられる。

 ラッキーライラックは今年に入ってM.デムーロ騎手とここまで4戦連続でコンビを組んでいた。だが、デムーロ騎手が今回ラヴズオンリーユーに騎乗するため、新たにパートナーとして白羽の矢が立ったのがルメール騎手だった。同騎手が、誰にも手綱を譲りたくないと公言するほど愛してやまないアーモンドアイとは同世代だ。

 奇しくもラッキーライラック陣営にとってアーモンドアイとルメール騎手のコンビは天敵ともいえる存在だった。

 17年8月のデビューから無敗の4連勝で1番人気に支持された桜花賞(G1)でアーモンドアイの前に2着に敗れた。この敗戦を機に2頭の立場は入れ替わる。牝馬3冠を達成したライバルに対し、オークス(G1)を3着、秋華賞(G1)では9着と苦杯を飲まされ続けた。ようやくG1・2勝目の美酒に酔えたのは昨年のエリザベス女王杯まで待たねばならなかった。

 連覇を達成したレース後の勝利騎手インタビューでルメール騎手が「残念ながら同世代にアーモンドアイがいたけれど、いなかったらレジェンドになっていたと思う」と、称えたのもそういった経緯が脳裏に浮かんでいたからかもしれない。

 その一方、この勝利からルメール騎手の好騎乗を切り離せないのも事実だ。「1番人気でミスをしなかったら勝つことができる。それが僕の仕事」というコメントからは、リーディングを独走している自負が伝わって来る。初騎乗、大外枠からの発走という不利がありながらも、完璧エスコートをこともなげにやってのけたのだから恐れ入る。

 これには元JRA騎手の安藤勝己氏も公式Twitterにて、「馬の格で勝利は必然としても、御し方がルメールならでは。スタート後の長い直線で、今の馬場を思えば位置を取りたくなるところ。最初からジッと我慢して、4角でもうワンテンポ遅らせた。仕掛けての脚には昨年の勝ち方を思い出したし、強い馬に強い競馬をさせる手腕は驚異やね」と絶賛した。

「ルメール騎手はスプリンターズS(G1)をグランアレグリア、天皇賞・秋(G1)をアーモンドアイ、エリザベス女王杯でラッキーライラックと、1番人気馬に騎乗した今秋のG1で3連勝。

騎乗馬の質が他騎手と一線を画しているとはいえ、負けていないという事実が大きいです。来週のマイルCS(G1)でも、1番人気が濃厚なグランレグリアの騎乗を予定していますが、ルメール騎手ならなんなく勝ちそうな雰囲気すらありますね」(競馬記者)

 エリザベス女王杯を連覇したラッキーライラックだが、クラブの規定で6歳3月が引退期限となっている。

 気になる次走について、同馬が所属するサンデーレーシングの代表を務める吉田俊介氏は「馬の様子を見ながらになるけど、有馬記念に行きたい」と、暮れの大一番への出走を視野に入れたコメントを残した。

 だが、懸念されるのはその鞍上である。

 今回手綱を取ったルメール騎手は有馬記念でフィエールマンに騎乗すると見られている。M.デムーロ騎手とコンビ再結成となるのか、それとも最多となる10戦でコンビを組んだ石橋脩騎手の再登板もあるだろうか。

コロナ禍でのパチンコ店「加熱式OK」に違和感!?【濱マモルの のほほんコラムVol.70~フロア喫煙に思うこと~】


 バンドのライブや野球観戦などを含めた酒絡み以外での外出は稀。基本的には出不精であり、パチスロを打つ際も車で10~20分程度の近隣ホールばかりに足を運ぶ。

 これらのホールは、新たに設置された喫煙スペース以外は禁煙。4月の改正健康増進法の施行以来、すっかりそれに慣れてしまったからか、先日、仕事で訪れた都内のホールが「加熱式のみOK」であり、少々、違和感を覚えた。

 4月以降、ホールは「店内全面禁煙」「店内禁煙で喫煙専用室設置」「禁煙エリアと加熱式専用エリアに分けて営業」「禁煙エリアと加熱式専用エリアに分けた上で喫煙専用室設置」の4パターンから選択しなければならなくなった。

 多くはアタシが通う近隣ホールと同じく「店内禁煙で喫煙室設置」パターンと聞くが、ざっくりいうと階数が複数あるなどのホールは「フロア分煙」もOKとのこと。まぁその辺の詳細は各自でインターネットで検索、或いは文書などで調べていただくとして、フロア分煙であれば当然、所定のフロアのみ加熱式の喫煙が許されるのである。

 かつては、アタシも喫煙者であった。パチンコ・パチスロと紫煙の相性はツナとマヨネーズ、焼酎と岩下の新生姜と同レベルで抜群。ようやく射止めた大当り中の一服は、さぞかし美味いんだろうなぁとふと隣を見ると、マスクをアゴにずらしていた。

 最近は飲食用マスクなんてものがあるらしいが、喫煙用マスクは聞いたことがない。口がマスクで覆われていては吸えないのだから、外すのは必然なのだが、一服中、常にマスクを外すとなると道理が違う。

 ちょっと吸い過ぎて咳き込まれてはこのご時世、多くの人、特に子供を持つ親としては過敏に反応してしまうわけであり、これにはどうか心掛けていただきたいと思った次第である。

 これと共に気になったのが臭いである。感じ方は人それぞれだろうが、個人的な意見をいわせていただくと、加熱式の中には強烈な臭いを発するものもある。無論、許可された場所なのだから「吸うな」といっているのではない。

 アタシも喫煙者の立場であれば大手を振って味わうことであろうが、問題なのは臭いが付着するという点。仕事を終えた帰り道、電車内でどこからともなく加熱式の臭いがするなぁ、空いてるとはいえこんなところで吸うとんでもない輩がいるのかと思って犯人を捜したら、何のことはない、自分のマスクが原因であった。

 ここに来て、新型コロナウイルスの感染者が激増している。最近、全国遊技場青年部連合会がパチンコホールの空気の流れ「見える化」実証実験を公開し、アミューズメント施設屈指の換気能力は感染症科の大学教授に絶賛されたそうだが、小さいことながらもまだ問題はある。

 非難を承知でいわせていただくと、コロナが落ち着くまでの間は、フロア喫煙OKはヤメた方がいいんじゃないかなぁと思うのである。

(文=濱マモル)    
 


 


  

携帯料金の値下げに不満爆発!“見せかけ”の割引に3大キャリア没落の日も近い?!

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

菅内閣総理大臣が、就任時から提言を続けていたとあって注目率の高かった「携帯電話料金値下げ」。大手3社が9割ともいわれるシェアを独占し続ける日本の携帯電話業界は、世界的にもかなり異質な業界体制であり、その高額な料金プランの見直しを求める声も年々高まるなかで、いよいよ政府がテコ入れを図ったというだけあって、多くの人が3大キャリアの値下げに期待していた。そんななか、KDDIとソフトバンクが新規料金プランを発表。しかし大多数の人々がこの新規プランに落胆を見せていることが分かった。
このままの料金プランを続ければ、3大キャリアからの流失もいよいよ免れなくなっている。大手思考の強い日本人でもいよいよ我慢の限界?消費者の動向について迫っていく。

政府の値下げ要請にキャリア出した答えは?

菅総理は官房長官時代の2018年に「携帯電話料金は4割値下げできる余地がある」と発言し、実際にキャリアの料金見直しのきっかけを作り出した。携帯電話料金値下げへの高い実績を持っているだけに、今回の総理就任時からの提言には国民の強い期待が寄せられていた。 今回、日本トレンドリサーチ社が行った「携帯料金…

続きは【オトナライフ】で読む

「マスクなしの客は乗車拒否OK」で実際どうなる?現役タクシー運転手から“反発”も

 11月4日、国土交通省は東京都内のタクシー会社から申請されていた運送約款の変更を認め、「マスク非着用客の乗車拒否」が可能になった。マスクをしていない乗客に対して、まずは運転手がその理由を丁寧に聞き取った上で、着用をお願いする。しかし、病気などの正当な理由がないにも関わらずマスク着用を拒否する場合は、乗車を断ることができるようになったのだ。

 従来は「行き先も言えないほどの泥酔客」や「不潔な服装で迷惑になる客」などに限って乗車拒否が認められていたが、新たな理由が追加されたわけだ。マスク非着用者の乗車を一律に拒否するものではないが、運転手のみならず次の乗客の新型コロナウイルス感染防止対策に寄与するものとして、認められた。

 不特定多数の乗客と車内で一定の時間を過ごすタクシー運転手だけに、感染リスクを考えると致し方ない気もする。青タン(午後10時~早朝5時)の飲酒客は7割以上がマスクをつけておらず、私はそうした客を乗せるたび、窓を半分ぐらい開けてきた。しかし、今後は気温が低くなるため、換気にも限界が出てくることが予想される。

 高齢ドライバーの中には「なるべく感染したくない」と考え、業務パターンを早朝からの日勤シフトに切り替えている人もいるほどだ。

 一方で、マスク非着用客の乗車拒否は「近距離客の乗車拒否につながる」との声もある。タクシー業界最大手の日本交通に勤める運転手に話を聞いた。

「会社によって対応が異なるようですね。うちでは営業所のマスクをドライバーに渡し、つけていない乗客に渡して装着するようお願いしており、拒否をされたら初めて乗車をお断りしています。マスクをつけない近距離客を断ったら『近場だったから断られた』となりかねず、タクセン事案(東京タクシーセンターへの苦情)となるケースも考えられます。余計なトラブルを避けるためには仕方ないと感じます」

 繁華街での乗務を得意とするタクシードライバーは服装や持ち物で遠距離客か否かを見極めることがあり、タクシー乗り場以外での流し客を選ぶドライバーは少なくない。マスク非着用客の10m先にカバンを持ったスーツ客がいたとしたら、近場のマスク非着用客を断る格好の理由にもなる。マスクをつけてない若者に「降りてくれ」と告げて、唾を吐かれたドライバーもいたという。

「客足が戻りつつある今、こんな乗車拒否を認めたら、お客さんの方がタクシーを避けてしまいます」との返答には納得させられる。

銀座、歌舞伎町…繁華街のタクシー事情

「近距離客であろうと、断れる状況ではない」と語るのは、別会社の若手ドライバーだ。

「タクシードライバーは人により仕事のやり方が異なります。私は歌舞伎町で付け待ちを覚え、今も深夜は歌舞伎町で仕事をしています。正直、マスクをしていない若者を乗せるのは勇気がいりますが、今は客の奪い合い状態ですし、乗車拒否などしていたら売り上げは減る一方です。助手席の乗客にのみマスクをしていただき、窓はがっつり開けています。タクシードライバーの感染率はとてつもなく低い、と自分に言い聞かせています」

 銀座をメインとする50代ドライバーの話も聞こう。

「これまで多くの運転手が狙ってきたのは、単価が高額な青タン時間のお客です。中でも銀座は日本で一番の街でしたが、クラスター発生のニュースが出て以降、客足が鈍りました。それでも、銀座や赤坂のお客さんのマスク装着率は歌舞伎町よりもいくらか高いので、まだ銀座を離れることはできません。歌舞伎町や渋谷に持って行かれたら? 即、回送にしていますね」

 繁華街を流すドライバーは、いずれもしんどそうだ。

 横浜市内の駅付けドライバー数名に「乗車をお断りしますか?」と聞いたところ、異口同音に返ってきたのが「駅の近くでクラスターが発生したら、さすがに断る」との答えだった。

「都内と異なり、神奈川や千葉、埼玉の駅付けドライバーは3~5社前後が駅の構内に入っている。仮に私が感染して、そのニュースが流れた場合、客がうちの会社のタクシーを避けるようになると予想できる。そうなったら会社的に大打撃を受けるから、今は感染対策を必死にしているよ。あとね、お客さんから話しかけられたら、できる限り丁寧に返事をしてチップをもらってきたけど、今は会話がしにくい状況だからチップも半分に減ったよね」

マスクなしで接近してくる泥酔客

 最後に、千葉県内のドライバーの話を紹介しよう。

「先日の金曜日、繁華街近くの国道でスーツ姿の泥酔客の手が挙がりました。行き先を聞くと、横浜なんです。一発で2万円を超える客なのですが、デロデロに酔って、マスクをしていません。どうしようかと考えましたが、めったにいない長距離客なので瞬間的に『我慢しろ』と自分に言い聞かせました。しかし、よくある泥酔客のパターンで、前に乗り出して息がかかる距離で、ああでもない、こうでもないと話してきます。即座に窓を全開にしました」

 この御仁、高速道路に乗るや否や「いくらかかる?」と聞いてきたそうだ。

「『2万3000円ぐらいです』と答えると『そんなにない、降ろしてくれ』と。『では、次の出口で降りますね』と返すと『やっぱり行け!』。呂律も回っておらず、あまりにウザいので『どうするんですか!?』と声のトーンを強めて応じると、『行ってください』とテンションが弱まりました」

 これも泥酔客には多いケースだというが、この後の展開がおもしろい。

「『お客さん、いくらなら払えるんですか?』と聞くと『2万円です』と言うんです。めったにいない長距離客なので『わかりました。では、2万円で行きます。その代わり、高速を降りたら即2万円をお支払いください。その先は私が自腹を切ります』と言い、高速の出口で2万円をいただきました。そのまま走って家に着くと、『すいませんでした』と言って再度2万円を出してきたんです。一度支払ったことを忘れてしまったんですね。通常なら当然お返ししますが、その前に『金がない』などと嘘をつかれ、おまけに車内で吐かれたんです」

 その2万円が清掃代となったことは言うまでもない。

「うちの会社はビニールシートなどの感染対策は一切しておらず、コロナ感染に対する意識は低いです。今話した客が私の顔の近くで延々と話をしてくる空間は嫌でした。今月の会議では『国土交通省に乗車拒否認可を3週間前に申請した』そうで、『乗るな、などとは言わず、丁寧に対応しろ』とのことでした。日本交通さんと異なり、客用のマスクはドライバーの自腹です(苦笑)」

 緊急事態宣言が出た当時、タクシードライバーの収入は時給換算で300円ほどまで落ち込んだが、今はどうにか1000円を超え始めた。第3波も到来しつつある今、多くのドライバーが自己防衛を意識し始めている。

(文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー)

JRAジャパンC登録馬「珍客襲来」に騒然!? アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトら豪華共演に、キャリア69戦目の初G1「横山典弘ファイヤー」以来の珍事も……

 我が目を疑ったファンも多かったようだ……。

 15日、JRA(日本中央競馬会)の公式ホームページで、ジャパンC(G1、29日)の特別登録馬が発表された。

 コントレイル、デアリングタクトという無敗の三冠馬に加え、芝G1・8勝目を挙げた現役No.1ホース・アーモンドアイが出走を表明したことで、空前の盛り上がりを見せている今年のジャパンC。さらに、先週のエリザベス女王杯(G1)で3着と復調の気配を見せたラヴズオンリーユーも登録するなど、いよいよ役者が揃ってきた印象だ。

 そんな中、競馬史上最高ともいえる頂上決戦に異例の“飛び入り参加”を表明したのが、ヨシオ(牡7歳、栗東・森秀行厩舎)だ。

 この状況を受け、ネット上の競馬ファンはSNSなどで「ヨシオが迷い込んだ!?」「なんかの間違いじゃないよな」「2度見……いや、5度見したw」など、早くも困惑を隠せない様子……中には「勝ったら永遠に語り継がれる奇跡」「逆に応援したくなった」と、果敢な?挑戦を支持する声も上がっている。

 それもそのはず、仮に出走すればヨシオにとって、2015年7月のデビュー戦以来の芝挑戦。約5年間ずっとダートで走り続けており、主な勝ち鞍はダートの1200mジャニュアリーS(OP)と、芝2400mで行われるジャパンCとは、あまりにもかけ離れた存在だからだ。

「ヨシオといえば、ここまでキャリア68戦とタフに走り続けていることで有名な馬。ちなみにアーモンドアイは今年4戦目でのジャパンC参戦ですが、ヨシオにとっては11戦目になります。

管理しているのが、未出走馬のヘヴィータンクを弥生賞(G2)に出走させたことでも有名な森秀行調教師だけに、おそらくは“顔見せ”だけだと思いますが、もしかしたらもしかするかもしれませんね」(競馬記者)

 ジャパンCの“珍客”といえば、2013年にダートの1600万下(現3勝クラス)を勝ったばかりの身ながら、名手・横山典弘騎手とのコンビで出走したファイヤーが有名だ。

「前走にダート2100mを勝って出走したファイヤーですが、3走前までは障害レースを走っていました。ですが、ふたを開けてみると17頭中14番人気と“意外”に人気していましたし、16着とカナディアン国際S(G1)を3勝したアイルランドのジョシュアツリーに先着しましたからね。

ヨシオも出走すれば、意外な見せ場を作るかもしれませんね。もっとも、今週22日の霜月S(OP、ダート1400m)という“適鞍”にも登録しているだけに、ジャパンC出走の可能性は高くないと思いますが……」

 すでにレースを迎える前から、今後長く語り継がれるであろう歴史的一戦になることが決定的な今年のジャパンC。それだけに出走さえすれば、競馬史に名を残すことになるかもしれない。

 果たして、現役屈指のタフネス・ヨシオは、キャリア69戦目にして初のG1挑戦を迎えることになるのか……アーモンドアイらスターホースとは異なった意味で動向が注目される。

2030年まであと10年。企業のSDGsは実践フェーズへ

2020年11月にローンチした「SDGsビジネスソリューション」(リリースはこちら )。これは、電通グループを中心とする7社が協働して、企業のサーキュラーエコノミー(循環型経済)(※)構築に関する取り組みを支援するプログラムです。全体の設計から、事業の立ち上げやプロダクトの開発、協業先とのリレーションづくり、社内外へのPRまで、一気通貫でサポートする体制を整えています。

いまなぜ企業にとってSDGsやサーキュラーエコノミーが必要なのか、電通グループにできることとは…?本ソリューションの窓口となる「電通Team SDGs」リーダーの竹嶋理恵氏、同メンバーで「DENTSU DESIGN FIRM」の主宰者でもある堀田峰布子氏が、SDGsを取り巻く現状やプロジェクト立ち上げの背景、展望について語り合いました。

※サーキュラーエコノミー(循環型経済):生産→消費→廃棄という直線的プロセスをたどる「リニアエコノミー」、廃棄の発生を前提にした「リユースエコノミー」を経て、商品開発段階から回収・リサイクルを前提に廃棄を発生させないことを目指す経済の新しい仕組み。これからの経済成長政策として世界で注目が集まっており、実現のためには素材調達から回収に至るまで、企業活動全体での取り組みが必要となる。

 
TeamSDGs
DENTSU DESIGN FIRM主宰者・堀田峰布子氏、電通Team SDGsリーダー・竹嶋理恵氏

いま、企業にサーキュラーエコノミーが求められる理由

竹嶋:SDGsを取り巻く環境はここ1年でガラリと変わりました。最も影響があったのは、なんといってもコロナですよね。パンデミックへの対処や働き方、医療、経済などへの課題が浮き彫りになり、一気に対応が加速しました。国、自治体、企業、個人、さまざまなレベルで人々が、「みんなでアイデアを出し合い、協力し合って、この難局を乗り越えなければならない」と考えている。多くの人が垣根を越えて地球や社会の持続に向けた課題解決を目指しており、「コロナへの対応そのものが、まさにSDGsの取り組みそのものだ」というふうに感じています。

堀田:コロナ前に盛り上がり始めた脱プラスチックへの取り組みやサーキュラーエコノミーへの関心も、ますます高まっているように思います。2019年にEUで採択された「使い捨てプラスチック製品禁止法案」、これがひとつのゲームチェンジとなって、以来、世界規模で脱プラへの機運が高まり続けています。フランスからは、サーキュラーエコノミーをISOで国際規格化する提案も出てきています。欧州のアクションに追随する形で、各国の動きが非常に活発になっていると感じます。
 

サーキュラーエコノミー
経済産業省「資源循環政策の現状と課題」を加工して作成(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/junkai_keizai/pdf/001_03_00.pdf) 


竹嶋:今年のダボス会議でも、各国の首脳や企業のトップの方々が皆さん口をそろえて、「いまこそSDGsを実践すべきとき」とおっしゃっていました。先日行われた菅首相の所信表明演説にも脱炭素宣言が盛り込まれていましたし、欧州だけでなく日本でも、もう勉強や計画のフェーズではない、本腰を入れて、SDGsやサーキュラーエコノミーの構築に取り組まなければ、という機運が高まっているように思います。

SDGsは2030年までに達成すべき目標とされています。2030年まであと10年。国連でも「行動の10年」と位置づけています。多くの企業や人々が、「あと10年でなにができるか」を考え、本気で動き始めているのがいまの状況でしょう。

高まりつつある、SDGs的な考え方への共感。数年後、マーケットが変わる!

竹嶋:私たち電通Team SDGsは、「電通SDGs生活者調査」を毎年行っています。2020年の調査では、「SDGsという言葉に対する認知度」が29.1%まで高まり、前年から13.1ポイント上昇しています。また、「脱プラ」「シェアリングエコノミー」「サーキュラーエコノミー」といった考え方への認知や共感は、SDGsという言葉の認知度よりもさらに高いスコアが出ており、今後自分の生活に取り入れたい人も増えています。

中でも、SDGsについて特に意識が高いのが若者です。学校で環境問題やSDGsの教育を受けていることもあり、地球や社会にとって良いことをするのが当たり前だという感覚を持っています。大人たちに対して、「なんで地球にいいことが分かっているのにやらないの?」と、疑問の目を向けている若者も少なくありません。

堀田:身近なところでは、ごみに対する分別意識やマイボトルの所有率なども、若者は高いんですよね。地球環境にいいからやっているという意識ももちろんあるのでしょうけれど、ごく自然な選択として、飲み物はペットボトル飲料を買わずにマイボトルを持つのが自分のスタイルと考えているのだと思います。

最近では、そんな若者たちの変化の兆しを受け止めるように、ファストファッション系のアパレルメーカーが「サステナブルファッション」を積極的に打ち出し始めたのも印象的ですね。以前は、ファストファッションというと「短期間で買い替える安価な服」というイメージがあったように思うのですが、現在は、素材、つくり方、リサイクルの手法や端材の扱い方まで、とにかくサステナブルやサーキュラーをキーワードとして打ち出しています。ファッションは個性の反映であり自分のスタイルの表現手段のひとつですが、いまやサステナブルファッションという選択も可能になっています。

これはトレンドというレベルでなく、若者たちの生活の中にSDGsが入り込んでいることを表しています。「地球のために行動しないとマジヤバい」という意識を含め、SDGsが一過性のブームではなく確実に根付いているように思います。
 

堀田峰布子氏

竹嶋:確かに。単純にかわいいとかきれいとかではなくて、そのブランドのフィロソフィーとかスタンス、志のようなものに共感して、商品を買う人が増えてきましたよね。

堀田:はい。こういう、SDGsネイティブな若年層がメインの購買層になったとき、マーケットも大きく変わる予感がします。

竹嶋:国際会議などオフィシャルな場でもSDGsを意識した取り組みは進んでいます。例えば、ペットボトルでなくウオーターサーバーが用意されていたり、資料を収めるクリアファイルにはプラスチックの代替素材が使われていたり、無駄なプレスキットが廃止されたり。これからの時代、企業が事業やコミュニケーションを展開していくときに、SDGsのグローバルスタンダードの感度を持っておくことは必須といえます。

2025年にはSDGsをテーマにした大阪万博が開催されますし、2030年に向けて日本政府の取り組みも加速していくはずです。恐らくこの10年で、日本のSDGsを取り巻く環境は激変することと思います。企業は、さらにSDGs視点に立ったサービスやプロダクト、ビジネスモデルを求められるんじゃないかなと。変化に対応することが、マーケットの中で生き残っていくための、とても重要なファクトになっていくに違いありません。

素材、調達方法、リサイクル…。トータルな設計が必要なサーキュラーエコノミー

竹嶋:「日本の企業ではSDGsの取り組みが遅れている」といわれていますが、その理由のひとつに、サーキュラーエコノミー全体の構築ができていないことがあると感じています。堀田さんはプロダクトデザイナーの目線で、この問題をどう捉えていますか?

堀田:私もプロダクトのデザイン以前に、まずはサーキュラーエコノミー全体をしっかりデザインしなければならないと感じます。もののデザインだけ変えても、ことサーキュラーエコノミーにおいてはあまり大きな意味はないんですよね。その商品にどんな素材を使うのか、それはどう調達され、製造されたもので、どんなふうに使われて、そしてどのようにリサイクルさせるのかまで考え抜かなければいけない。そのためには、素材やリサイクルの知識、全体をコーディネーションする力が欠かせません。これまでとは異なる「俯瞰的な視野」を持ってものづくりを行うことが、今後、プロダクトデザイナーはじめ、ものづくりに関わる側に必要になってくると思います。

その他に、生活者の価値変容、世界の動向や社会環境の変化、関連の法令、規制、サステナブルな素材や技術の進化など、「時間軸で変化するファクター」に常に目を配っていくことも重要だと思います。

竹嶋:日本の企業は、プロダクトの開発や製造など、いわゆる“動脈”の部分をつくることは、とても得意だと思うんですよね。一方で、つくったものを回収したり再利用したりする“静脈”の構築まではまだできていないというか、これまではそこまでは考えられていなかったということでしょうか。

堀田さんが言う俯瞰的な視野でのものづくりというのは、まだまだこれからという段階なのだろうなと思います。静脈づくりにはお金がかかりますし、自社だけで完結できないこともある。欧米ではすでにそのインフラや仕組みが出来上がっている事例もありますが、日本の場合はそれぞれの工程が個別にやられている状態で、これからシステムをつくっていかなければなりません。ですから、ひとつの企業だけで、えいやっと進めるのが難しいのですよね。
 

竹嶋理恵氏

サーキュラーエコノミーを設計・実装・運用する「SDGsビジネスソリューション」

竹嶋:自社だけでサーキュラー構築を行い、継続的に回すのは、多くの日本企業にとって難しい。だからこそ私たちは、「SDGsビジネスソリューション」が必要だと考えました。「ひとつの会社で取り組むのが難しいのであれば、協業して静脈の部分は共有する。みんなでイノベーションを起こそうよ!」、これが私たち電通Team SDGsのスタンスです。

堀田:そして、われわれ自身としても電通グループ内や協業先とこれまで以上に垣根を越えて協働していくチャレンジでもあります。「SDGsビジネスソリューション」は、素材やプロダクト開発を得意とする電通テック、商品の提供の仕方を含めて新たな場や機会づくりなどを担う電通ライブ、イノベーションの創出に欠かせないDXを担う電通デジタルと電通国際情報サービス(ISID)、フィロソフィーや取り組みを内外に伝える電通パブリックリレーションズ(電通PR)、それらをプロデュースして個々の企業のニーズへのカスタマイズやさまざまな企業を結びつける役割を担う電通、そして世界最大の素材ライブラリーと素材に関するコンサルティング部門を持つマテリアルコネクション東京が参画しています。バリューチェーン全体を俯瞰して設計を行い、施策やPRまでしっかりと実施できる体制を整えました。
 

SDGsビジネスソリューション

「SDGsビジネスソリューション」が提供するのは、「つくる力」「つなぐ力」「伝える力」の“三つの力”。さまざまな取り組みを行う企業を電通グループならではのコーディネーションでつなぎ、プロダクトや事業、仕組みをつくって、さらにその背景にある思いを最も効果的な方法で伝え、多くの人を巻き込むムーブメントを巻き起こしたいと考えています。

竹嶋:サーキュラーエコノミー構築は地球や環境のためはもちろんですが、企業にとってはコストや無駄の削減であり、顧客とのエンゲージメントづくりであり、制作過程でのごみを資源化することで新たな収益を生み出す可能性もあります。まさにビジネスにもつながる持続可能な取り組みであるといえます。

皆さんにお伝えしたいのは、「仲間に入ってほしい」「一緒にやりましょう」という姿勢です。1社でサーキュラーエコノミーの仕組みをつくるのは簡単なことではないと思います。私たちがコンサルティングしますとか、すべて請け負いますみたいな関係性ではなくて、仲間として一緒に取り組みを進化させていきたい。知識や情報をどんどんアップデートし、新しいプレーヤーを招き入れ、そのときに一番いいチームをつくって、柔軟にソリューションを進化させていきたいと考えています。

企業だけでなく、自治体、大学、研究機関や教育機関など、いろいろな組織の方に賛同していただけるとうれしいです。ぜひ一緒に、まだここにない、新しいSDGsの在り方を見つけていきましょう。私たちが提供するソリューションは、大きな取り組み全体にも使っていただけますし、領域を限ってパートで相談いただくこともできます。例えば、パッケージの工夫はできているけど、回収やリサイクルまでは手が回らないというケースもあるかもしれません。企業ごとに、最適なソリューションをご提案していきます。

「サーキュラーエコノミーに興味がある」「こんな課題がある」「活用できるこんな技術や取り組みがある」など、まずはお気軽にお声掛けください!

SDGsビジネスソリューション
「SDGsビジネスソリューション」は、電通TeamSDGs が窓口になります。電通TeamSDGsのサイトでは、本ソリューションについて詳しく紹介しています。お問い合わせもこちらからどうぞ。

大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり! 百田尚樹、橋下徹、平井文夫、木村太郎…

 アメリカ大統領選挙は14日にアメリカ全州の勝者が確定し、最終的に獲得された選挙人は、バイデン氏が306人、トランプ大統領が232人と大きな差がついた。手作業で再集計をしているジョージア州でも勝敗が変動することはないという。  トランプやその陣営が主張する「不正選挙」につ...

「超甘デジ」級の出玉感!? 「パワーアップ時短」の大当り期待度「約98%」!!

 新タナ波ヲ。総合エンターテイメント企業のサミーは2020年8月、パチンコ『P交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO』をリリースした。

 同社初の「遊タイム」搭載機である同機は、V確STの時短突破型ライトミドルスペック。大当り確率は199.8分の1で、初回大当り後の大半で突入する時短「100回」中に再度大当りを引ければSTに突入する。

 ST「SEVEN SLASH EXTRA」は電サポ「150回」で、ST継続率は約80%。電チュー大当りは100%確変且つ75%で約1,000個以上(最大約1,500個)の出玉に振り分けられるため、瞬時に大量出玉を得ることができる。

 遊タイムへは低確率「599回転」消化で到達し、時短「100回」が付加。ここで大当りを射止めた場合は例外なくSTがスタートする。

 この出玉推移はまさしく新しい波を創造し、ファンからも高評価。その高評価を受けて同社はこのほど、同機の甘デジバージョン『デジハネPA交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO』の発売を発表した。

 大当り確率は約99.9分の1で、基本的には3R、約300個の出玉獲得後、時短「SEVEN SLASH」に突入。時短は「40回」で、ここで再び大当りを引ければ前作と同じくST「100回」の「SEVEN SLASH EXTRA」が始まる。

 ST中の大当り確率は約68.1分の1で、ST継続率は約78%。大当り時の50%で10R、約1,000個の出玉が獲得可能と、デジハネながらもかなりの破壊力を有する。

 遊タイムの突入条件は、低確率「250回転」消化。その後の時短は「379回」と大幅パワーアップしており、ここでの大当り期待度、即ちST突入期待度は約98%を誇る(遊タイムは大当り間1回のみ)。前作以上に遊タイム狙いが効果を発揮するというわけだ。

「デジハネで波ヲ遊ベ」のキャッチフレーズ通り、同機は遊びやすさと高い出玉感を兼ね備えた仕様。前作のスペックでは遊びにくさを感じたファンであっても、気軽に打つことができるであろう。

 演出に関しては前作を完全継承。アツいポイントなど、知識の流用が可能だ。

 気になる導入は2021年1月とのこと。それまでは既に公開された製品サイトをチェックして、出玉イメージを膨らませておこう。

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JRA北村友一「まだ早い」もC.ルメール「遅過ぎ」一笑!? エリザベス女王杯(G1)ラッキーライラックVSサラキア「クビ差」の接戦は仕掛けのタイミングで物議

 15日、阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(G1)は、1番人気のラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)が連覇を達成。阪神ジュベナイルF、大阪杯、そして昨年のエリザベス女王杯に続く、通算4つ目の勲章を手にした。

そんな女王にクビ差の2着に迫ったのが、5番人気のサラキア(牝5歳、栗東・池添学厩舎)と北村友一騎手だ。

 18頭立てで行われた芝2200mのレース。1800m以下でしか勝ち星がなく、昨年のエリザベス女王杯でも6着に敗れているサラキアは、無理せず後方から。鞍上の北村友一騎手が「この距離でもかかることなく、有力馬の後ろでリラックスして運べた」と振り返った通り、道中の折り合いもしっかりついていた。

 3、4コーナーの勝負どころを迎え、前にいたラッキーライラックが先に進出を開始したが、サラキアはじっくりと末脚に懸ける競馬。最後の直線では上がり最速となる33.7秒の脚で、勝ち馬をクビ差まで追い詰めたところがゴールだった。

「距離にやや不安があったサラキアだけに、北村友騎手にとって難しいレースだったと思いますが、さすがの騎乗でしたね。4コーナーでラッキーライラックが先に上がっていったのが見えていたらしいですが『この馬にとってはまだ早い』と、追い出しを我慢した結果が最後の末脚につながったそうです。北村友騎手の腹を括った好騎乗だったと思います」(競馬記者)

 一方で、このサラキアの追い上げを「遅過ぎ」と一笑に付したのが、ラッキーライラックのルメール騎手だ。

 エリザベス女王杯の勝利騎手インタビューで「最後は外からサラキアが凄い脚で来ましたけど」との質問を受けたルメール騎手だったが「はい。でも、遅過ぎた」と一蹴。慣れない日本語での応答だったが、まるでラッキーライラックを負かすには、もっと早く迫るべきだったと言わんばかりの印象だった。

「サラキアの特徴を考慮して、仕掛けをあえて遅らせた北村友騎手の判断は決して悪いとは思いませんが、勝ったのはルメール騎手ですからね。勝つことが非常に大きな意味を持つのが競馬ですから、ルメール騎手の発言にも一理あります。

ちなみに北村友騎手は『仕掛けのタイミングはどちらが良かったのか』ということについて『わからない』と話していましたよ」(別の記者)

 レース後、「ラストはいい脚で来てくれましたが、この馬の特性を考えて乗ったレースなので悔いはないです」と語った北村友騎手。今回はラッキーライラックのルメール騎手を追いかける形だったが、前に行くレシステンシアで挑む来週のマイルCS(G1)では、グランアレグリアとルメール騎手に追いかけられる立場になることが濃厚だ。

「悔いはない」と話しながらも、クビ差の接戦だっただけに悔しい思いをした北村友騎手だが、来週こそ借りを返せるだろうか。ルメール「1強」を止めるのは、この男かもしれない。