優れた「データプロダクト」を設計するための9の原則

この記事は、frogが運営するデザインジャーナル「DesignMind」に掲載されたコンテンツを、電通エクスペリエンスデザイン部・岡田憲明氏の監修の下、トランスメディア・デジタルによる翻訳でお届けします。

 

「データプロダクト」(※)はちまたにあふれています。スマホの経路検索アプリからECサイトなどのレコメンドシステムまで、ユーザーデータによって実現する体験は、ますます人それぞれに即した理にかなったものになってきています。しかし、それと共に特有の課題も見えてきます。

(※ユーザーデータを活用する製品・サービスをここではこう呼ぶ)

ユーザーデータ活用による高品質な顧客体験を実現するには、データ収集と分析、結果の使い方と伝え方について、慎重な検討が求められます。ユーザーに愛される魅力的なデータ製品を設計するための9の原則を紹介しましょう。

 

1. データ収集は受動的に

ユーザーデータの収集が、ユーザーの体験の質を損なうものであってはなりません。

プライバシーの問題はもちろん重要なのですが、実のところ「より良い体験と引き換えに、自分のデータがどのように使われるのか」に対する消費者の期待は高まっています。

この傾向は特にミレニアル世代に強く、取引相手の企業が自分の個人情報を安全に保護してくれることを、この世代の80%が「ある程度信頼している」あるいは「非常に信頼している」と答えています。

スマートフォンは、膨大な「受動的データ」(※)を収集し続けています。「加速度センサー」「GPS」「アプリ使用状況」などは全てユーザーのことを知り、より良いユーザー体験を提供するために利用できます。

(※ユーザーが能動的にデータを提供するのではなく、スマートフォンを身に着けて生活する中で自動的に残すことになる各種ライフログのこと)


例えば、「Googleマップ」は何百万人ものユーザーのGPSデータを利用して、渋滞を回避できる最速ルートをユーザーに提案していますね。

受動的データ収集は、隠れたビジネス価値の発見にもつながります。例えば、大部分の企業がアクセス者のサイト内での行動履歴といった「クリックストリームデータ」を収集していますが、標準的な分析ソリューションを使う以上のことをしている企業はほとんどないでしょう。

frogでは、フォーチュン100に名を連ねるある企業が、自社のウェブアプリ上でのユーザー行動についての理解を深めるために行った、1年分のクリックストリームデータの分析をサポートしました。

その結果得られたのは、顧客がコールセンターに電話をしなくてもデジタル環境で取引を完了させられるように、ユーザーインターフェース(UI)を改善する方法の数々でした。

私たちは体験全体にわたるユーザーのフローを視覚化し、彼らが苦痛と感じる点を発見できるようにした「ユーザー・インターアクション・フローチャート」を開発しました。

そしてそのデータを使って、UIの変更が全体的な「デジタル取引完了率」に与える影響を推定できるユーザー行動モデルを生成しました。

それに基づきUIを改善した結果、顧客体験が向上し、コールセンターのコストを年間60万ドル以上削減できたのです。

 

2. ユーザーを疲弊させない

ユーザーが製品に接するまでは、データは存在せず、パーソナル化はできません。能動的データ収集法ならコールドスタート問題(新規ユーザーや新商品は、データが少ないため適切な情報をレコメンドしづらくなる)を克服できますが、その収集法はユーザー体験の自然な一部でなければなりません。優秀なデータ製品は、煩わしくなり過ぎずに必要なデータを収集できる、簡単で興味を引く事前体験をユーザーに与えることで、この問題を回避します。アップル・ミュージックでは、新規ユーザーに「何に興味があるかを教えてほしい」と尋ねてジャンルが書いてある吹き出しをいくつか表示し、ユーザーがその中から選択するようになっています。パーソナル・スタイリング・サービスのStitch Fix(スティッチ・フィックス)は、最初の答えにユーザーの好きなアイテムが必ず入るようにする質問リストを使ってユーザーを誘導します。Netflix(ネットフリックス)は、サインアップ時に新規ユーザーに好きな映画を三つ選ぶように求め、残りについては時間をかけて対応しています。

事前調査の他にも解決策はあります。frogでは、ある金融機関のために、顧客に理想的な車を見つけてもらうためのウェブアプリケーションを設計しました。まず、市場に出ている全ての車種の属性と、アプリを利用するユーザーの好みを活用した高度なレコメンドシステムを構築しました。ただし、このアプリは新規ユーザーにはレコメンドを提示できませんでした。この問題を回避するために事前調査を設計する方法もありましたが、そうするとユーザー体験が冗長なものになってしまいます。そこで、既存の調査データを利用し、それぞれの車種に「スポーティー」「ファミリー向け」「ラグジュアリー」「ユニーク」といった属性を割り当てました。次に、これらの属性を切り替え、推奨される車種をクリック一つで表示できるユーザーインターフェースにしたのです。これらの属性には願望的な性質があるおかげで、ユーザーの興味を引き続けることができ、レコメンドシステムに投入できる大量のユーザーデータを容易に収集することができました。

 

3. 絶えずデータを使って検証する

データプロダクトの導入は、始まりにすぎません。ユーザーが利用を開始したら、定量化できる重要な指標を追跡することにより、データプロダクトを継続的に検証することが大切です。世界は絶えず変化しており、今日うまく機能したからといって、そのモデルが永久に使えるわけではありません。また、重要な指標を追跡すれば、データプロダクトのパフォーマンス向上に役立つ実験、つまりA/Bテストを実施できます。ユーザー体験とデータプロダクトの提供を反復することによって、Airbnb(エアビーアンドビー)は常に仮説駆動型実験を実行しています。これには、ウェブサイトの見た目の変更からスマートプライシング(需要の変動に合わせて宿泊費を自動設定するツール)・アルゴリズムの最適化まで、あらゆる要素が含まれます。A/Bテストの実行に用いられる内部ツールを活用することで、Airbnbは広告などが表示された回数に対してクリックされた割合を示すクイックスルー率や予約件数などの重要な指標に変更が与える影響を評価できるのです。

ユーザーのフィードバックを収集してユーザー体験の向上を図ることは重要です。特に優れたデータプロダクトは、フィードバックを即時かつ自動的に、あらゆる体験に取り入れることができます。frogの車種レコメンド・アプリケーションでは、提案した車種をユーザーが自分の「ガレージ」に入れられるボタンを加えました。これにより、ユーザーは気に入った車を全て一つのページで一覧することができ、しかもユーザーからのフィードバックを収集するための格好のメカニズムにもなっているのです。このフィードバックはデータベースに保存され、それを使ってリアルタイムでレコメンドを作ります。レコメンド生成に利用するのと同じデータベースにユーザーのフィードバックを保存することによって、車種レコメンドシステムは、ユーザー数が増加するほどにパフォーマンスが向上しました。

 

4. ユーザーに主導権を与える

熱心過ぎてユーザーに判断を要求する回数があまりにも多い機械学習システムは、どれほど精度が高くても、ユーザーを当惑させ、ウンザリさせてしまうことでしょう。とはいえ、ニーズの予測と、ユーザーへ程よく主導権を与えることの理想的なバランスをとるのは、かなり難しいものです。Nest Labs(ネスト・ラボ)のデザイナーらがこの原則を学んだのは、同社のサーモスタットに関する経験を通じてでした。ユーザーは自分が選択しても望んでもいない温度調整スケジュールと格闘することで、いら立ちと不快感を募らせただけでなく、サーモスタットを調整しなくなり、エネルギー使用量は前より高くなってしまったのです。人は生来、こうしろと指図されるのが好きではありません。Nestのサーモスタットに関しては、ユーザーに自分が主導していると感じさせることが、ユーザー体験とエネルギー効率の向上につながりました。当初の自動スケジュール設定は、エネルギーコストを削減するように最適化されていましたが、エンドユーザーの体感を考慮に入れていなかったため、結果的にエネルギー使用量が増えることになってしまいました。Nestのデザイナーはユーザーの話に耳を傾け、快適さを確保するように自動スケジュール設定を更新しました。

frogVentures(フロッグベンチャーズ)がHeatworks(ヒートワークス)と協力し市場に導入した、ネット接続でアプリを利用するタンクレス温水器「モデル3」では、主な目標の一つが省エネルギーでした。この省エネの一部は、加熱効率の向上によって達成されています。しかし、その大部分は、ユーザーに温水の使用量を減らすように促すことで実現されているのです。エネルギー効率を向上させる簡単な解決策は、各世帯が1日に使える温水の量に厳しい制限を課すことでしょうが、そんなことをすれば不満や摩擦を招くことになりかねません。モデル3ではその代わりに、収集されたデータから節約履歴と目標、推奨される対策を提案し、ユーザーが自らが温水の節約に取り組むよう促しているのです。

5. 言葉にされないニーズを満たす

受動的であれ能動的であれ、ユーザー行動データを収集することは、優れたデータプロダクトを開発する作業の一部にすぎません。ユーザーのニーズを予想し、それに対応するために、そのデータをどう利用するかを理解することが同様に重要です。クリックストリームデータ、購入データなどのユーザー行動データを追跡すれば、将来の行動予測に利用できる顧客行動モデルを構築できる可能性が生まれます。また、より個人に適した提案を作成するため、各セグメントのユーザーをグループ分けするのにも役立ちます。iPhoneの予測テキストや、Netflixの番組の提案、個人財務管理サービスのMint(ミント)の予算管理に関するアドバイスなどは全て、膨大な量のユーザー行動データを活用して、時々の個々のユーザーニーズに合ったタイムリーな情報を提供するものです。こうした予測アプリケーションは、用途はさまざまに異なりますが、アプローチはすべて同じなのです。それは、満たされていないニーズを予測するのに利用できる、ユーザーデータ履歴の中の関係性を見つけることです。

コネクテッド・ビークル(ネットワークに常時接続する自動車)は、ユーザーの要望やニーズの予想に利用できる大量のユーザー行動データを収集する新たな可能性を開くものでしょう。frogでは、ある保険会社のために、スマートフォンのGPSデータと加速度センサーデータ、および自動車のOBD-Ⅱポートから得られる走行中の車両データなど、運転行動データを収集するモバイルアプリを設計・構築しました。このモバイルアプリはこれらのデータを利用して、その時いる場所に適した販促サービスや経済的なアドバイスをタイムリーに提供したり、安全運転行動を促したりします。

 

6. 発見や喜びを喚起する

レコメンドシステムは、最も一般的なデータプロダクトの一つです。一人一人に合わせたコンテンツや製品の紹介など、質の高い提案を行えば、ユーザーの関心を引きつけ続けることができます。ですが、質の高い提案とは何でしょうか。単純に最も関連性の高い提案をするだけでは、結果が見え見えのものやうんざりするものになりかねません。本当の意味でユーザーの関心をつかむには、発見や喜びを喚起する提案が必要です。つまり、ユーザーが楽しめる、かつ自分では考えつかなかった意外性のあるコンテンツです。

既製のレコメンドシステムの提案でも、まずまずの体験を提供できます。しかし、ユーザーに発見の感覚を味わってもらうには、本当に個人のためにあつらえた提案が必要になります。frogでは、自分にぴったりの大学を見つけるためのウェブアプリを開発しました。インターフェースの裏側には、コンテンツ・レコメンド(この事例では大学の一覧)と協調レコメンド(ユーザーが好きな大学と特徴の似た大学)とを組み合わせたハイブリッド・レコメンドシステムがあります。ハイブリッド型アプローチは関連性と意外性のある結果を提供し、より豊かな顧客体験につながるのです。

 

7. 透明性で信頼を築く

データプロダクトが正しく機能していても、どうやって判断が下されているかを全く理解できないと、ユーザーは利用することに疑念を抱いてしまいます。データプロダクトの内部動作に関する透明性を提供することが、ユーザーの信頼を得る一助となるでしょう。例えば、音楽ストリーミングサービスのSpotify(スポティファイ)は、「Because you listened to…(あなたは……を聴いたので)」というタグラインを使っておすすめ曲を提案します。この情報を提供することにより、ユーザーは何を期待できるのかをより理解でき、次にどの曲を聴くかについて、情報に基づいたより良い判断ができるようになります。多くの機械学習アルゴリズムは、予測に加えて確率スコアや信頼スコアを生成します。この信頼スコアをユーザーと共有すれば、ユーザーが情報に基づいた判断をするのに役立ちます。これは天気予報では一般的な手法で、雨が降るか降らないかという二元的な予報ではなく、パーセンテージで表した降水確率をユーザーに提示するわけです。

保健医療や金融など、判断が重大な結果につながり得る分野では、透明性が特に重要です。frogでは、メキシコのある大手銀行との協力で、顧客のサポートに当たる行員が使用するダッシュボード(パソコンなどの画面に必要最低限の情報を整理して表示したもの)を開発しました。この銀行の顧客は主に低所得層で、その多くが店舗での対面取引を行う傾向が見られました。この識見をもとに、私たちは関連する顧客情報が表示される行員用ダッシュボードを作りました。そこには、行員が顧客に提案できる、一人一人に応じた推奨の対応策と財務上負うべき責任に関する助言が表示されます。それぞれの推奨案については、最近の生活上の出来事や支払い履歴などの関連情報を引用して根拠が示されます。このように透明性をもう一層増したことにより、行員は自信をもって提案を行うことができるようになりました。

 

8. 複雑な概念を視覚化する

データを解釈しやすくすることは、優れたデータプロダクトを設計する上で欠かせません。経路検索アプリは渋滞している道路を太い赤線で示すことで、通勤中のユーザーがその道を容易に避けられるようにします。フィットネス・トラッカー(活動量計)・アプリは、一目で分かるようなシンプルなグラフと傾向線を表示します。FiveThirtyEight(ファイブサーティーエイト)などのニュースサイトでは、データを単に数字だけではなく視覚的に表現することで、複雑なストーリーや概念を読者に理解しやすくしています。データの視覚化はいたるところで使われていますが、複雑になりすぎたり、ごちゃごちゃしすぎないようにバランスをとりながら、分かりやすくデータを視覚化するのはそう簡単ではありません。配置や形、色、大きさ、線の太さ、動きなど、情報を視覚的に記号化するための各種の手段を慎重に使い分けることで、重要な情報に注意を引き付けることができるのです。

取り扱うデータの規模と複雑さが増すにつれて、その視覚化はますます難しくなっています。この難関は、膨大な量のストリーミングデータをリアルタイムで視覚化する必要のあるIoTアプリケーションにおいて特によく生じます。frogでは、油田やガス田の完全性評価のため、掘削装置の計測機器から得られるセンサーデータを収集していた大手石油ガス会社に協力しました。ユーザー中心の設計アプローチを採用することで、技術職員もそれ以外の職員も、この複雑なデータを利用して判断を下すことができる、データ視覚化ダッシュボードを開発したのです。

 

9. 生活に溶け込む

SF映画は、機械学習や人工知能(AI)がロボットやより高度なチャットボット(自動応答システム)、完全な自動運転車といった形で人間社会に存在する未来を描き出します。


この記事の続きはウェブマガジン「AXIS」にてご覧いただけます。


リッキー・ヘネシー

frogオースティン・スタジオのシニア・データ・サイエンティスト。テキサス大学で生体医工学の博士号を取得。科学研究、機械学習、アルゴリズム開発、データ分析を専門分野とし、防衛、金融、保険、小売の各業界のクライアント企業と仕事をした経験がある。frogでは、データ駆動型製品のプロトタイプ製作、インテリジェント・データ戦略の立案を担当。エンジニア養成スクールGeneral Assembly(ジェネラル・アセンブリ)の講師も務めている。


 

 

 

 

 

「NEWSPAPER CAMPUS 2018」  「新聞科学研究所」開設を発表

日本新聞協会は、春の新聞週間に合わせ4月6~8日の3日間、新聞PRイベント「NEWSPAPER CAMPUS 2018」を東京・世田谷区の商業施設「二子玉川ライズ」で開催した。
同イベントは、小中高生とその親をターゲットに、新聞が学習に役立つことを訴求するもの。

会場では、全国の協会加盟全紙の1面を一堂に展示した他、試読紙を配布。新聞の豆知識を学ぶクイズラリーやスクラップ作り、巨大パズルで紙面構成を学ぶコーナーなど体験型コーナーも設置。また、10代のアスリートによるトークショーや、保護者向けのミニステージなども行われ、家族連れなどでにぎわった。

初日のオープニングで、新聞PR部会の林田一祐部会長(朝日新聞社)は「会場にはさまざまなコンテンツを用意した。楽しみながら新聞に触れてもらい、その本質を実感してほしい」とあいさつ。続いて「HAPPY NEWS 2017」および「新聞科学研究所」の発表イベントが開かれた。

協会では、地域のホッとする話題や、身近な人の活躍を伝える記事とそれに対するコメントを募集する「HAPPY NEWS キャンペーン」を実施。2017年度の受賞作を、「新聞をヨム日」(4月6日)の当日に発表した。

ステージには、ゲスト審査員を務めた、アイドルグループ・SKE48の須田亜香里さんが登場。須田さんは、朝の新聞チェックを日課にしていると話し、自ら選んだ「須田亜香里賞」を紹介した。受賞したのは、作家の谷冶宇氏のエッセー(中日新聞掲載)を取り上げて、その感想を寄せた滋賀県の女性。
須田さんは、認知症の母親が、今の自分の年齢を一番幸せだったであろう若いころと認識しているというエッセーについて、「読みながら親の姿を重ねていた。誰しも、幸せな思い出をいつまでも心にしまっておけたら素晴らしい」とコメントした。
大賞には、桜の古木の伐採について、小学生の児童と市職員の間で交わされた心温まる手紙のやりとりを伝える記事(朝日新聞掲載)に思いを寄せた大阪府の女性が選ばれた。
須田さんは「今回、たくさんの幸せなニュースに出合えた。新聞が多くの人にとって、身近で元気をもらえる存在になればうれしい」と締めの言葉を述べた。

「新聞科学研究所」(http://np-labo.com/)開設の発表には、白衣とメガネを着用した須田さんが、特別研究員として再登場した。
林田部会長は同研究所について、HAPPY NEWSキャンペーンは今回で最後とし、それに代わるコンテンツとして立ち上げたと説明。「あしたも、読む理由がある」をキャッチコピーに、今後さまざまな独自調査を通じて、新聞を読んで得られるメリットを研究する。すでに、新聞を購読している家庭の子どもの集中力が高いなどの調査結果を発表している。
林田部会長は「今後、加盟新聞社の紙上でも、結果報告などを掲載し、新聞への理解・気付きを、ユーモアを交えて促進したい」と抱負を述べた。

最後に須田さんは「新聞を読むようになって本当によかったと思う。記事は人が書いているんだ、と思うことで、一層温かい気持ちになれることを皆さんに知ってほしい」と話した。
協会公式サイト:
http://www.pressnet.or.jp/

 

「Paravi」(パラビ)に見る動画配信サービスのこれから

世界の大手がしのぎを削る現在の配信業界。メディア4社+広告会社2社という斬新なコラボレーションで始動する配信サービス「Paravi」(パラビ)について、運営会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(以下、PPJ)の髙綱康裕代表と、共にParaviの立ち上げに参画してきた電通の石渡弥氏が語り合い、配信業界の新たな可能性を探る。※本記事はビデオリサーチの季刊誌『Synapse』Vol.17に収録された対談を一部再編集したものです。

PPJ髙綱代表と電通石渡氏

Paravi (パラビ)| 定額制動画配信サービス‎
https://www.paravi.jp/

この4月にスタートした、定額制見放題を中心とする新たな動画配信サービス。

メディアグループ6社(TBSホールディングス、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズ)が共同出資したプレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)が運営する。

Paraviベーシックプランでは、月額税込み999円で人気ドラマやバラエティー、オリジナルコンテンツが見放題。

パラビ

石渡: PPJ設立の目的はどういうところにあったのでしょうか? 

髙綱:従来の視聴率はリアルタイム視聴の指標ですが、タイムシフト視聴率を見るとドラマがすごい数字をとっています。テレビ業界で働く者として、今でもテレビのコンテンツはどこに出しても恥ずかしくないクオリティーだと思っています。そのコンテンツの価値を最大化するためには、デバイスフリー、タイムフリー、プレースフリーの動画配信が必要ですが、配信業界に世界の実力者が次々参入している中で、動画だけをやっていても弱い。そこで、TBS、テレビ東京、WOWOWのコンテンツの集合体に、さらに日経新聞の活字、TBS・日経のラジオも組み込み、今あるものとは違う動画配信プラットフォームをつくろうというのが設立の目的でした。
そしてこれをどのように拡大していくかを模索する際に、マーケティングに強い電通、博報堂DYMPという広告会社が入ってくれていることが非常に大きな意味を持ちますし、心強いですね。

石渡:これまではBtoCビジネスの枠組みに広告会社が入っていけることは少なかったのですが、SVOD(サブスクリプション・ビデオオンデマンド)への参入は“新しい領域の知見を広げるチャンス”と社内の機運が高まりましたね。プロモーションやマーケティングをどう実行するか、できることはたくさんあると思っています。

髙綱:テレビ局はこれまで、プロバイダーとしてさまざまな動画配信プラットフォームにコンテンツを提供してきましたが、それだけでは自分たちでデータを蓄えることができない。プラットフォームから直に顧客(ユーザー)と接し、データを蓄積、分析することによって、このコンテンツがどのような見られ方をするのか、どういう人たちがこのコンテンツを好むのかが分かるのではないかという発想から、「自分たちのプラットフォームをつくろう」ということになったのが、会社設立のきっかけです。
顧客とのエンゲージメントをどう高めていくかというデータ分析を、電通と博報堂DYMPにお願いしたいと思っています。今や広告会社というジャンルは、広告のみならず、いろいろなものに関わる総合プランナーになっています。テレビ業界の視点でいうと、メディアと広告主との間をつなぐ存在でしたが、今は違う向き合い方でご一緒するようになって、その間口の広さ、サポート領域の深さに感心しています。

石渡:蓄積されたデータをどう活用していくかについては、広告会社としてもお手伝いできることは多いのではないかと思います。今までは新サービスや商品が完成した後のプロモーション展開をサポートするところからが広告会社としての役割だったのですが、事業デザインから一緒にサポートをさせていただけるのは、とても素晴らしい経験です。電通では現在、ビジネスプロデュース(営業)、クリエーティブ、デジタル、データなどの分野から20人ほど、熱意のあるスタッフが積極的に参加しています。

電通 石渡氏
電通 石渡氏

SVODでテレビの“その次”をつくるパラビジョン「Paravi」

石渡:サービス名称「Paravi」は、いろんな方々と意見を交わしながらつくりましたね。

髙綱:動画配信なのだから、テレビ局のイメージから徹底的に離れるべきだという意見もありましたが、最終的に落ち着いたのは、“テレビジョン”に対する“パラビジョン”。テレビの“テレ”はギリシャ語の接頭辞で「遠い」という意味があり、テレビジョンで「遠くにあるものを見る」という意味になりますが、“パラ”は距離の近さ、および感覚的な近さを表現しています。さらに、どんな場所でも、どんな時でも、テレビの“その次”となるメディアを実現させるのだという考えも示しています。
“その次”にふさわしいメディアとしてあらゆるサービス展開の可能性を考えたときに、テレビ局1社では限界がありますが、メディア4社+広告会社2社という座組みなら、何が来ても対応できるだろうなという確信があります。SVODの動画配信がこの先どうなっていくかは未知数で、その未知数に対応するための布陣です。

石渡:生活者のタイムシフト視聴が進み、指標面では視聴率がリアルタイムとタイムシフトを合わせた数字として分かるようになりました。また「TVer」も含めたキャッチアップもビジネスとして出来上がってきて、リアルタイム視聴だけでないビジネスも広がりを見せています。これまでの電通はBtoB事業への関わりが大半でしたが、BtoCであるSVODで、どうやってお客さんを獲得するかというのは新しいチャレンジです。髙綱社長は有料課金サービスに携わった経験はおありでしょうか?

髙綱:僕の方も、全くありません(笑)。視聴者に向けた番組をつくり、視聴率と向き合っていたという意味では近いかもしれませんが、Paraviのように会費をお支払いいただくというのは未知のゾーン。正直不安もありますが、新しいことに挑戦している高揚感の方が強いです。

プレミアム・プラットフォーム・ジャパン 髙綱代表
プレミアム・プラットフォーム・ジャパン 髙綱代表

メディア共作のオリジナルコンテンツ+国内最大アーカイブの活用

石渡:会員の獲得に向けても戦略を練っているところですよね。

髙綱:「毎日新作のコンテンツが届くフレッシュさ」「メディア4社の共作」「良いコンテンツをParaviオリジナルで」を3本柱にしています。
4社の座組みの魅力、例えば日経×WOWOW、日経BP×TBSラジオなどのコンテンツの広がりも含め、他の配信サービスにはない新しい部分を打ち出していきます。ラジオもその一つで、TBSラジオとラジオNIKKEIがいるのも心強いです。

石渡:オリジナルコンテンツの配信第1弾が、SPECサーガ完結編「SICK’S恕乃抄」ですね。

髙綱:「ケイゾク」の流れをくみ、連続ドラマからスペシャルドラマや映画にもなった「SPEC」の“堤幸彦ワールド”を、放送という規制・枠から解き放って展開します。配信動画なら、1話が30分だったり、65分だったり、尺がどれだけ変動してもいい。そういったことをParavi独占でやるというのが面白い取り組みかなと思いますね。
オリジナルコンテンツだけでなく、テレビ放送のキャッチアップも狙っていきます。一昨年大きく盛り上がった連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、大きくブレークし始めたのは第4話、第5話あたりからです。TVerでの配信期限が切れた過去回を見たい人は、違法動画で序盤の話を見たりしながら途中流入してきました。コンテンツ価値の最大化を標榜するならば、これらもParaviに来れば置いてある、という認識が広まることが必要です。過去回を目当てに来た人には過去のアーカイブを回遊していただく。TBS、テレビ東京、そしてWOWOWの「ドラマW」と、Paraviの国内ドラマアーカイブ数は国内最大級ですからね。

石渡:一緒にお仕事させていただく中で、髙綱社長はジャパンコンテンツにこだわりたい、と繰り返しおっしゃっていましたね。

髙綱:国内ドラマアーカイブはわれわれの一つの強みで、オリジナリティーがあります。あるドラマコンテンツが話題になったタイミングで過去のさまざまなドラマを特集することで、リ・ジェネレーションも図れると考えます。こうしたジャパンコンテンツの強みを打ち出すのも戦略です。

電通 石渡氏

Paraviの将来像は通勤時間に見たいものがすべてそろう“場” 

石渡:他には、コミュニティーをつくりたい、というお話も普段からよくされています。

髙綱:従来の動画配信サービスのような“見たいものがあるときに訪れる”機能だけではなく、毎日でも来たくなる居心地の良い“場”を提供し、エンゲージメントを高めていきたい。それをわれわれは“コミュニティー”と呼んでいるのですが、そのあるべき姿を議論・整理した上で、実際に展開していきたいと思っています。
いつ行っても自分の好みに合うコンテンツが並んでいる、気になっているタレントがキュレーターになって紹介している、自分と同じコンテンツに興味を持っている仲間がいる、といったサークル的なコミュニティーをつくることで、可処分時間の争奪戦に勝ちたい。将来の理想像は、動画コンテンツはもちろん、日経新聞のようなテキストメディアがあり、趣味コミュニティーがあり、通勤時間内に見たい・読みたいものが全てParaviの中に入っているというものです。

石渡:見たいものがあるときだけ利用して、見終わったらまた見なくなるという、他の配信サービスの弱みを突いた戦略ですね。こうした事業デザインの練り上げをご一緒する中で、髙綱社長がParaviという同じチーム内でのイメージ共有を非常に大事にしておられることが印象的でした。

髙綱:2017年7月の本格スタート時、6社から出向社員として集まった約20人の経験や考えはさまざまで、動画配信サービスのイメージもバラバラでした。それを感じたとき、事業デザインを練る段階で、みんなで同じ方向を見ることが大事だということを強く意識しました。そこで、みんなでこれまでの動画配信を勉強して、どんな事業戦略でやってきたのか、成功したのか失敗したのか、成功したのはどんなところか、などについて研究しました。その末に、今の動画配信にないもの=ユーザーに居心地の良い場…いわゆるコミュニティーではないかと気付き、われわれがやるべきことはそれを提供すること、という流れを導き出したのです。

石渡:いろいろなジャンルのプロが、それぞれの思いを抱いて集まり、一つにまとまるのは大変なことですが、髙綱社長からは“みんなで一緒に決めていきたい”という意識を強く感じましたし、サポートしがいがあると思いました。当社としてもいろいろな提案をさせていただいたり、案件ごとに適した人間をどんどん引き合わせたりしました。バックボーンが異なる人が多いほどイメージの共有、統一化は大切ですね。

髙綱:今は常駐で約40人、兼務を合わせて最大で50人ほどの所帯となっています。出向社員とプロパーの比率は1対2くらい。業務委託を含め、今後はもっと関わる人が増えていくでしょう。
最初の段階で電通が提案してくれた“タイムライン自己紹介”は、お互いを理解する上で大変役に立ちました。バラバラな20人が、10分間のくくりでそれぞれ自己紹介をするのです。10分どころか15分、20分に及んでいた人もいましたが(笑)。このおかげで、すぐに互いのことを分かり合えて、初期から突っ込んだ意見交換ができました。生みの苦しみを味わう時期であるはずなのに、楽しかったですよね。
われわれは完全に後発ですが、それ故にプラスなのは、これまでの成功例、失敗例が既にあることです。同時に、他と同じことはできないよね、というプレッシャーもあるのですが(苦笑)。

プレミアム・プラットフォーム・ジャパン 髙綱代表

配信サービスによって見えてくる新たなテレビの可能性

石渡:配信サービスにおける“コミュニティー”の概念は、新しいサービスとしての出発点になると思います。これまでに接触できなかった層にもリーチできそうだと思うと期待も膨らみます。髙綱社長が今後楽しみにしていること、期待していることは何ですか?

髙綱:後発という不安はありますが、世間はどんな反応をするのかなというワクワク感の方が強いです。受験勉強を長くやってきて、早く試験を受けて結果を見たいという感覚と同じですね。
昨年末のサービススタートのリリースでさまざまな反応があり、まずは反応があったということ自体にちょっとした感動がありました。ネガティブな面も含めて、社会からこういう反応が得られるんだな、と。告知を始めて10日間で、「SICK’S恕乃抄」のツイッターフォロワー数は2万を超えました。それまでの半年間は、水面下での作業でしたが、社会に告知した今はツイッターなどでの反応を見ながら進めていけるのが楽しい。本体のサービスをサポートするオウンドメディアをつくりつつ、無料体験サービスなどでParaviのエッセンスに触れられるような方策も考えています。

石渡:サービスがスタートしさえすれば、各種の反応を見ながら改善していくPDCAサイクルに入っていくので、ただひたすら改善あるのみです。今はみんなで考えてきたことをどんどん形にできることが楽しい時期だと思いながら、私もサポートさせていただいています。
Paraviでの取り組みも含め、テレビ全体としては今後どのようにしていけばより良くなっていくと思われますか?

髙綱:テレビ業界の中にいると、どうしてもテレビ放送としての考え方、マスに対して真ん中に向かってものを投げるという考え方になってしまいますが、配信にはそもそも“真ん中”がない。コンテンツごとにターゲットが違い、全方位的なアプローチになります。そういった特性も踏まえた新たな視点で、どのようなコンテンツをつくるべきかを考えていけるようになると思います。
さらに、配信コンテンツは地上波のリアルタイム放送に生活者を回帰させる存在になり得るのではないかとも考えています。今年12月にBSで4K放送が始まりますが、それに先駆けてParaviで4Kの配信コンテンツも出す予定です。これは、4Kのコンテンツをスマホで見てもやはり寂しい、では茶の間のテレビへ、という流れに誘導できるのではないかという狙いがあります。大きなテレビ画面でコンテンツを見るという習慣づけですね。配信は放送の一歩先を行く存在であると同時に、放送の可能性を共に広げるパートナーと位置付けて取り組めば、この業界をますます盛り上げていけるのではないかと思います。

石渡:最後に、電通に期待していることを改めてお聞かせいただけますか?

髙綱:新しいメディアをつくるくらいの大きなプロジェクトだと思いますので、電通の知識・経験や資産をフルに使っていただきたいですね。ユーザーの嗜好性やエンゲージメントをどう高めていくかなどの分析と、そこから得た知見を基にしたアクションプランの策定なども幅広くお願いしたいです。

石渡:最近の広告会社はDMPを活用して、広告配信だけでなく、顧客分析などにも役立てています。Paraviでも独自のDMP構築によって、統合的な事業活用を可能にするためのプラットフォーム設計に着手しています。
当社では、このプロジェクトに興味が高まり、ぜひ関わりたい!というデジタル領域のスタッフもたくさん集まってきていますので、ぜひ深い分析やその後の施策実行まで手厚くサポートしていきたいですね。本日はありがとうございました。

パラビ

不動産の売却にかかる「費用」は"節約"できるのか? ハウスクリーニング、瑕疵保険、インスペクション、 測量などの費用を理解して、売却益の最大化を狙え! – 不動産を高値で売却する方法

家や土地の売却には、さまざまな費用(税金を含む)がかかる。そのことを計算に入れておかないと、予定より手元に残るお金が不足し、売却後のプランにも狂いが生じかねない。不動産売却にかかる経費のポイントを押さえ、無駄な出費を減らそう。

シンガポールや香港など、海外の金融機関に口座を 開設して投資するメリットとは? 日本で取り扱って いない高利回りの債券など、海外投資の魅力を紹介! – FP花輪陽子のシンガポール移住日記

シンガポールや香港などの海外の金融機関でしか投資できない金融商品の魅力と、日本から海外の金融商品に投資する方法を紹介! 資産の大半を現金・預金で持っている人が多い日本と違い、海外では株や債券などをポートフォリオに組み込むことが一般的。富裕層も、高利回りの社債などで運用するケースが多いというが、彼らの投資対象には日本から投資できない場合も多い。そこで今回は、シンガポール在住のFP・花輪陽子さんに、海外の金融商品の魅力と、日本在住でも海外の金融商品に投資できる方法を解説してもらった。

「シミひとつない肌」 トランシーノ、天海祐希さん起用

第一三共ヘルスケアは1月22日、総合しみケアブランド「トランシーノ」から、処方を強化したしみ・そばかす対策薬「トランシーノ ホワイトC クリア」を新発売。3月1日、新テレビCM発表会を中央区のマンダリンオリエンタルホテル東京で開催した。同ブランドは、新イメージキャラクターに女優の天海祐希さんを起用。テレビCM「始めるなら、今」編を同3日から放送する。

CMでは、天海さんの透明感のある素肌と、内面から出る凛とした美しさを、深みと透明感のあるブルーの世界観の中で表現。伏し目加減の視線が徐々に上がり、正面からとらえたカメラ目線で力強く「始めるなら、今」と宣言するシーンを通じて、しみひとつない女性の素肌を後押しする商品を印象的に訴求している。

冒頭、西井良樹社長は「トランシーノは10周年を迎え、直近5年でブランド規模は約3倍に伸長した。次年度はブランド売り上げが40億円を超える勢いだ。全ての女性をもっと美しく輝かせたいとの思いを、知的・洗練といった言葉の似合う天海さんに託した。あきらめかけていたしみに内外から対処する方法があることを伝えたい」と、あいさつした。

マーケティング部の倉本菜々子氏は新商品について「メラニンの生成を抑える・無色化する・排出させる、この3ステップで体の内側からしみを薄くする。ブランドメッセージは『シミひとつない肌、夢で終わらせますか?』。一点の曇りもない肌で、誇れる自分になれることを訴求したい」と語った。

会場には、天海さんが、しみのない肌を想起させる白のワンピースで登場。「今日の衣装はトランシーノをイメージした。クリアでクールだが、エレガント。ブランドカラーのブルーもアクセサリーで取り入れた」と、笑顔で話した。

撮影では、監督からOKが出たにもかかわらず、もっと自然に商品の思いにつながる演技を追求して「もう一度撮ってもらいたい」と頼んだことを明かし、演技へのこだわりの強さを感じさせた。

また、「まず始めてみる・頑張り過ぎない・続ける」と、自分らしく輝くための3ステップを紹介。「いいなと思うだけでは何も変わらない。自分に合うか、まずは試してみて、頑張り過ぎず楽しみながら、すぐに結果が出なくても続ける。そうすれば、変化を実感できる」と話した。「年を重ねて、昨日の自分と今日の自分の違いを感じることもある。だからこそ、運動も昨日と全く同じことをするだけではなく、ちょっとずつ負荷を重くするなど挑戦している」と語った。

ブランド10周年に掛けて10年後どうありたいかという質問に対し、「年齢に応じた輝き方があると思う。経験と精神的な美しさを備えて、健康的な素肌でいたい」と回答。しみに悩む女性たちへ「ぜひ一緒に、頑張らず、思い切って始めて、長く続けて、健康的で美しい肌を手に入れましょう」と、呼び掛けた。

 

公式サイト:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/

 

 

東京タワー「特別展望台」をリニューアル 3月3日、トップデッキツアーがグランドオープン

日本電波塔は、2018年12月に開業60周年を迎える東京タワーの特別展望台を「トップデッキ」としてリニューアルし、3月3日から事前予約制の新アトラクション「トップデッキツアー」を開始する。今後、トップデッキに上がれるのはツアー参加者だけとなる。
グランドオープンに先立つ2月28日、メディア内覧会が行われた。
関連記事:https://dentsu-ho.com/articles/5753

地上250メートルの高さにある特別展望台の大規模な改修は開業以来2度目となり、今回は2016年10月から時間をかけて工事を行い、トップデッキツアーの専用レーンやメインデッキとトップデッキを結ぶエレベーターがリニューアルされた他、トップデッキのデザインも大きく変更された。
また、事前予約・時間指定制により待ち時間なしで入場できるシステムの採用や13言語に対応した携帯型ガイド端末の貸し出しなど、東京タワーの過去や未来を感じられる体験型展望ツアーとしてホスピタリティーの向上も図られている。

 

トップデッキツアーは、予約時に発行されたQRコードをフットタウン1階のトップデッキレーンで提示し、13言語対応音声ガイド端末を受け取ってスタートする。
地上150メートルのメインデッキまで最初のエレベーターで上がり、ツアー参加者専用のトップデッキゲートを通過。東京タワーや周辺環境の歴史を振り返るタワーギャラリーやシークレットライブラリーを見学した後、さらに2本のエレベーターを乗り継いでトップデッキへと進む。乗り換えスペースのプラットフォームは、世界的なパフューマーのクリストフ・ラウダミエル氏によるタワーオリジナルの香りで演出され、ドリンクを提供するなど“おもてなし”サービスも充実。希望者はカメラマンが撮影する記念写真を購入することができる。

地上250メートルのトップデッキ内は、インテリアデザインや空間アートを数多く手掛けるアーティスト・KAZ SHIRANE(カズ・シラネ)氏がデザインを担当した。「ゲストと一緒に創る展望台」「東京の未来を映し出す鏡」をコンセプトに、ジオメトリックミラーと LED照明による演出が施され、眼下に広がる景色をゆったりと鑑賞できる。
トップデッキツアーの参加料金は大人(高校生以上)2800円、子ども(小中学生)1800円、4歳以上の幼児が1200円。
地上150メートルのメインデッキの見学も可能で、オープン初日は、ツアー参加者全員に記念品をプレゼントする。
公式サイト:https://tdt.tokyotower.co.jp/

 

 

 

春は「てりたまっくす!」てりたま新商品発表会

日本マクドナルドは3月1日、春の定番メニュー「てりたま」シリーズの新商品イベントを東京・渋谷区の渋谷MODIで実施した。

商品

「てりたま」を食べて元気をチャージし、新たな挑戦へとの思いを込め「てりたまっくす」キャンペーンのと銘打ち、従来のうま味に富んだポークパティに、しょうがとリンゴ、隠し味のにんにくの風味を加えた甘辛いてりやきソースを絡め、ぷるぷるたまご、レタスをゴマ付きバンズでサンドした「てりたま」、クリーミーでコクのあるチェダーチーズを加えた「チーズてりたま」、朝マックメニューの「てりたまマフィン」の他、今年は新商品として、桜チップでスモークした大きくかみごたえのある厚切ロースハムがサンドされた「はみだすハムてりたま」の全4種と「マックフィズ あまおう」「マックフロート あまおう」の2種のドリンクが同時に、全国のマクドナルド店舗(一部店舗を除く)で同7日から期間限定で販売する。また、テレビCMではナレーションに歌手の水木一郎さんを起用。「元気でまっくす!てりたまーっくす!」と力強い水木さんの声で、てりたまを食べて「元気でまっくす!」になる様子を表現している。

マック坂下M

同イベントで、坂下真実マーケティング本部統括マネージャーは「春はチェンジ・チャレンジの季節。春のてりたまシリーズは、そんな皆さまを応援していきたい。ぜひ、てりたまシリーズを食べて、元気にチャレンジしていただければ」とキャンペーンへの期待などを語った。

タカトシ

ゲストには、てりたまっくす応援団としてお笑いタレントのタカアンドトシの2人が登場。

タカトシ試食

「てりたま」を試食したタカさんから「春といえば、てりたま!毎年食べているけど、変わらずおいしい!」と話し、「はみだすハムてりたま」を試食したトシさんからは「でか! ハムがはみ出していて、今までは知らなかった領域の味。おいしさまっくす!」、タカさん「てりたまをさらに超えた!」など感想を語った。

また、キャンペーンのコンセプトに沿った企画として「てりたま食べたら、元気でまっくす! 大声でチャレンジ宣言」を開催。一般参加の男女5人がおのおの、これから挑戦したいことを叫んだ。結果、審査を務めたタカアンドトシは「てりたまを孫と一緒に食べて、孫の水泳オリンピック出場を目指します!」と叫んだ男性を優勝に選んだ。

タカトシ コンテスト出場者

最後に、タカアンドトシから、これから新たなチャレンジに挑戦する人たちに向け「春はてりたまを食べて最高のスタートを切ってほしい。元気でまっくす!てりたまっくす!」と叫びエールを贈った。

公式HP:http://www.mcdonalds.co.jp/

桂春蝶に坂上忍、フット後藤、岩尾がダメだし!「国民の貧困と芸人の下積みを一緒にするな」「あんた二世だろ」

〈この国での貧困は絶対的に「自分のせい」なのだ〉というツイートで大炎上中の落語家・三代目桂春蝶。その春蝶が昨日3月1日放送『バイキング』(フジテレビ)に生出演した。  本サイトは先日の記事で、春蝶がこれから、ケント・ギルバートの路線を狙って「右派論客」「御用落語家」として...

[教えて! 尚子先生] エルサレム問題とは何ですか ~2017年のトランプ大統領の首都認定宣言から~ – アラブ

昨年(2017年)12月、エルサレムをイスラエルの首都と認定する宣言したトランプ米大統領。その背景にはなにがあるのか。日本では珍しい女性の中東研究家として活躍する岩永尚子先生がわかりやすく説明します。