採用でAI活用が本格化、就活の新常識…今、企業が“本当に採用したい”人材像

 2019年も残りわずか。年が明ければ東京五輪イヤーとなることもあって、現在は関連業界の労働力は重宝されている。国内経済的にも五輪までは大きな災害でもない限り、景気が極端に落ち込むリスクは少ないという見方もある。しかし、五輪後となれば話は別。数カ月後には新就活生が積極的に就活を始める時期になるということで、今回は五輪後の景気を見据えた就活と労働のあり方について、立教大学経営学部教授の有馬賢治氏に話を聞いた。

自分で自分の適性を決めつけすぎるのは危険

 有馬氏は五輪後の景気についてこう分析する。

「確かに来年のオリンピックまでは国全体で目的が共有できていますが、五輪後は向かうべき方向性が明確に示されないと消費が減退しやすくなります。しかも、増税や将来の収入減を考えて、“明日への備え”といった思考方法で今日の消費を手控える人々が多くなってしまうと、社会にお金が回らなくなってしまいます。その結果、モノが売れずに企業の売り上げが増える期待がなくなり、経費削減が意識されるようになりますと雇用も小さくなりやすくなるのです」(有馬氏)

 社会不安による国民心理だけではなく、テクノロジーの発展も就活生や労働者の逆風になるそうだ。

「就活に際し求職者は、かつては手書きで履歴書などを準備しなければならず、受ける側の準備にかかる労力が大きな時代がありました。しかし、昨今はメールやインターネットサイト上からのエントリーが容易になり、多くの企業を手軽に受けようとする学生が増えています。その結果、企業側も履歴書、エントリーシートの段階で面接にまで進める人材を選別するのもかなりの負担になりました。そこで、企業の採用活動にAI(人工知能)を利用する動きがみられるようになってきました」(同)

 エントリーシートの特定のキーワードなどを検索して就活生を絞りこんだり、面接もネット環境でAIによって実施したりする企業は増加傾向だ。しかし、「標準的社会人基礎力はAIで判断できても、人的な魅力は人間にしか評価できず、最終面接までAIになされる時代は、まだ遠い未来でしょう」と有馬氏。では、どのような人材が、雇用の縮小するこれからの時代で、企業がコストを支払っても雇いたいと思えるのだろうか。

「社会人基礎力は前提ですが、受ける会社の雰囲気や文化に本人の性格があっていることはAIでは判断しづらい魅力になると思います。端的にいえば『一緒に働きたい』と思ってもらえることです。例えば、好奇心があり、ニュートラルに何にでもチャレンジできる柔軟性は、多くの企業で新人に求められる素養です。就活の段階ではこうした個性をいかにアピールできるのかが重要でしょう。反対に、自分で自分の適性を決めつけすぎると、他の仕事を与えた場合に退職されてしまうリスクを考えて、雇用する側は躊躇しやすくなると思います」(同)

言われたことだけをやる人材を企業は欲していない

 会社に入れば専門職採用でもない限り、部署異動といったジョブローテーションは必須なので、スタートから自分で間口を狭める姿勢は、企業にとって印象はよくないということだろう。そして、いざ社会人として世の中に出たときの心構えを有馬氏はこう話す。

「言われたことをただ行うだけでは、企業にとって有用な人材とは言えないでしょう。仕事を覚えるまでは言われたことを間違わずに実行できることが大切ですが、それ以降は自分の創意工夫を付け加える用意が常にあることが重要です。職場において機転が利く行動をするには、確かにセンスも必要ですが、起こることを想定して何を求められるのかを事前に予想できる思考力が求められます。臨機応変な対応ができれば、小さなトラブルならばある程度補うことが可能ですし、使う立場の上司も安心して仕事を任せることができると感じてくれるでしょう」(同)

 最近はブラック企業の社会問題などにより、全体として経営者などの企業サイドよりも労働者の立場が強くなっているが、これを笠に着て「働いてあげている」という意識の労働者が増えては、会社も社会全体も停滞してしまうだろう。

「長い拘束時間やサービス残業、休日出勤は見直されてしかるべきですが、『会社にいる時間だけが自分の仕事なのだから、後のことは知ったことではない』というスタンスの社員は企業にとって魅力的な人材とは言えません。オフの時間にもビジネスのヒントを探るような心の余裕があると、与えられた仕事も別角度から眺められると思います。これから社会へ向けて一歩を踏み出す就活生たちは単にマニュアル化されたスキルを磨くだけではなく、仕事を通して“自分らしさ”を伝える工夫を意識してほしいですね」(同)

 現状、就活戦線は「売り手市場」と言えるかもしれない。だが、社会に出ていつまでもゲスト扱いされるわけではない。来るべき雇用縮小に向けて、今のうちに自分自身に労働者として、人間として魅力を付与する意識を持つことが大切なのだろう。

(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=武松佑季)

パチスロ「頂上決戦」ついに決着!?「ヒキ強」たちの強烈な戦い!!

 

 パチスロ動画界において「引き強王」として君臨する「シーサ。」さんだが、その椅子を狙っている戦士がいる。それはチェリ男さんである。

 シーサ。さんは『アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-』において3800ゲームという驚異的なゲーム数を上乗せたことが伝説となっているが、チェリ男さんも2660ゲームという上乗せを動画に残している。

 そんな2人は2019年8月1日「チェリ男チャンネル」の「チェリ男の悠遊自適 特別編」にて引き勝負をしている。この時はシーサ。さんの勝利として動画は終わっている。 

 しかし今回リベンジマッチと称される動画が配信された。それが『【チェリ男がシーサ。にリベンジ!?引きで魅せる戦い!!】チェリ男の悠遊自適 特別編』である。

 前回は抽選番号が奮わなかったため取れなかったが今回は是非『アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-』で勝負を、と抽選を受ける。

 残念ながら今回も奮わず、本機には座れなかったが『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』を隣同士で座ることには成功した。

 前回は別々の機種で離れての戦いになったが、今回は同機種で隣同士の戦い。ボクシングでいうと接近戦、インファイトの殴り合いのような戦いである。

 とはいえ、なんとチェリ男さんは本機を打つのは4度目らしく不安な様子。一方シーサ。さんは「ペロ執事」第6話でSGGから17セットを上乗せて9000枚オーバーを叩き出したばかりである。

 シーサさん。に分があるように思えるが、両者ともに初めてのATは鈍足であった。先制はシーサ。さんで648ゲームにAT当選。更にAT後は「G-STOP」当選と牽制を仕掛ける。

 ここまで動きがなかったチェリ男さんだが、気付けば900ゲームを越えてリセット後の天井まで目前である。途中レア役を連打し、当たってしまうかという場面もあったが、しっかりと1000ゲームを越えて天井到達という大技を繰り出す。

 

 更には次のATで「G-STOP」に当選。この最終ゲームにV揃いを勝ち取る。以降はゴッドステージに突入させたり黄7を6連させるなど大量ストックを獲得し「アメイジング・グレイス」が流れる始末。完全にチェリ男さんのペースに持ち込んでいく。

 果たしてこのままシーサ。さんは敗北してしまうのか、そして両者の実戦結果は? それは是非ご自分の目で確かめて頂きたい。

 2人の勝敗はコメント欄投票にて決定する。動画をご覧になる方はどちらの勝利か投票してみるのも良いだろう。

松屋の本気「厚切り豚テキ定食」が大ヒットの兆し…レギュラー化求める声鳴りやまず

 肉らしいほど“肉肉しい”一品が「松屋」に降臨―。11月19日より松屋は、特製にんにくタレを使用した「厚切り豚テキ定食」(730円)を新発売した。食べごたえ抜群の分厚いお肉を受けて、“松屋の本気”を感じた人が続出している。

 今回の新商品は、ただ分厚いだけではない。豚テキの肉には松屋の本気ともいえる「熟成チルドポーク」を使用。肉質にもとことんこだわり、ジューシー&滑らかな舌触りのあるチルド肉を選んだそうだ。

 さらに“松屋らしさ”を表現するために、豚テキには“にんにくタレ”をプラス。ジューシーな豚テキとにんにくの香りによって、いつもの2倍はご飯が進むかもしれない。

 実際に「厚切り豚テキ定食」を食べた人からは、

「豚テキが美味しすぎて、ご飯を追加注文してしまった」

「初めてライス大盛りを食す…」

「粗削りのにんにくが入ったソースがクセになる。次はご飯特盛で頼んでみよう」

「レギュラーメニューにしてほしい」

「食べごたえ&美味しさ共に大満足!」

と絶賛の声が相次いでいた。

 ちなみに同商品は、ライスとみそ汁つき。もっとガッツリ食べたい人には「厚切り豚テキW定食」(1130円)がおススメで、お肉が2倍になるうえライスの大盛or特盛が無料だ。ほかにも、豚汁好きにはたまらない「厚切り豚テキ定食豚汁セット」(830円)もラインナップされている。

 分厚いお肉をガッツリ食べたくなったら、ぜひ松屋に足を運んでみよう。

(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

JRA阪神JF(G1)武豊ヤマカツマーメイド期待大? 栗東から有力情報入手

 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)。2歳女王決定戦がいよいよ幕を開けようとしている。そこで今回は、栗東関係者たちから寄せられた出走馬の耳寄りな情報をお届けしよう。

 武豊騎手が騎乗するヤマカツマーメイド(牝2歳、栗東・池添兼雄厩舎)に熱視線が送られている。

 3戦目の2歳未勝利(芝1500m)で勝ち上がり。続くりんどう賞(1勝クラス)を出遅れながらも勝利。重賞初挑戦となったファンタジーS(G3)では4着に入ってみせた。

「稽古では全体的にいい動きを見せてくれました。牝馬にしてはカイ食いもよく、馬体も減らないので、きっちり攻め馬ができるみたいですね

 これまでマイルの経験はありませんが、池添兼調教師は、『1400mより1600mの方がいい』と距離延長に自信をのぞかせていました。あとは武豊騎手がどう運ぶか、でしょうね」(栗東関係者A)

 距離延長で才能が開花するか?

 デビュー前から評価の高かったレシステンシア(牝2歳、栗東・松下武士厩舎)。

 2歳新馬戦(芝1400m)を勝利するとファンタジーS(G3)に挑戦。2番手で運ばれ、最後の直線で先頭に立つとそのまま押し切り勝ち。後続を抑えて見事に重賞初制覇を達成した。

「前回で速い流れを経験していますし、すでに3戦目なのでダイワメジャー産駒の特徴である前に出ようとする感じが強くなっています。この舞台はテンが速くならないことも多いので、折り合いの不安があります。マイルよりスプリント向きな気がするので、なおさらです」(栗東関係者C)

 少々、分が悪いか?

 キズナ産駒のクリスティ(牝2歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は上位をうかがう。

 新馬戦(芝1600m)は2着に終わったが、2歳未勝利戦(芝1800m)は2着に3馬身差をつけて圧勝。アイビーS(L)に駒を進めた。ここでは好位につけるも、勝ち馬ワーケアに3馬身差をつけられて2着に終わっている。

「前走は直線で外に切り替えるロスがありつつも2着。勝ち馬ワーケアも相当な評判馬ですし、それに食い下がれたのだから、力は持っていると見ていいでしょう。

 1週前の追い切りでしっかりと負荷をかけたので、最終は4F57秒5、ラスト12秒3で終い重点の稽古。杉山調教師は『非常にリラックスしていい感じ』と明かし、『マイルの方が競馬はしやすい』と前向きに話してくれました」(栗東関係者C)

 一撃なるか。

 ロータスランド(牝2歳、栗東・角居勝彦厩舎)は虎視眈々と牙を研ぐ。

 新馬戦(芝1600m)勝利後は、牡牝混合のもみじS(OP)へ。好位追走から一度は抜け出して先頭に立つも、ラウダシオンに交わされて2着に終わっている。

「放牧から帰厩後は少し緩みもありました。ただコース追いでスイッチが入ったので、臨戦態勢に突入しているようです。陣営は『センスの良さは目をみはる』と明かしていました。実戦でも生かしてほしいところ」(栗東関係者D)

 来年のクラシックを占う大一番・阪神JF。今年はどの馬が女王になるのだろうか? 発走は15時40分を予定している。

パチスロ『ハーデス』の「撤去日お祭り」ホールは少ない!? あの「完全勝利」エピソードも語る……【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.05】

 

 2019年12月。きっとこの月は、パチスロファンにとって忘れ難い月になることだろう。長きに渡ってホールを牽引し続けたビッグタイトル5号機たちが、一気に姿を消すことになるからだ。

 今回の『回胴酔虎伝』では「アニマルかつみ」と「濱マモル」の呑兵衛ライターコンビに、そんなマシンへの想い出を、酒を酌み交わしながら語っていただいた。   

●●●

12月8日にエンターライズの『パチスロ モンスターハンター 月下雷鳴』、12月15日にミズホの『アナザーゴッドハーデス 奪われたZEUSVer.-』、エレコの『バジリスク~甲賀忍法帖~絆~』が認定期間満了を迎えます。その総台数は約10万台といわれていますから、ホールには大きな影響を及ぼすかと。

アニマルかつみ(以下、アニ):やっぱり、個人的には『ハーデス』がなくなるというのはね~。導入当初から打ち続けていたんで。

濱マモル(以下、濱):ここ数年、かつみさんといえば『ハーデス』ですからね。今も主力は『ハーデス』ですか?

アニ:今はそうでもないよ。そもそも、打てるお店が少ない。お店によって状況が違うし、同じお店でも日にちによって客付きが変わるからね。気軽に「手を出そうかな」ってモチベーションにはなれないよね。

濱:仕様が仕様でもありますし。

アニ:そう。引いちゃえば設定不問になるしね。てことは「ベタピンでしょ」って考えちゃうよ。

濱:ホントにかつみさんがおっしゃった通りでお店にもよるとは思いますけど、正直、「今の設定状況は厳しいのかな」って思いますよね、『ハーデス』も『バジ絆』も。スロガイ誌面での『バジ絆』5日間実戦でもクソ負けてましたし、これが現実なのかなって痛感しました。

アニ:クソ負けたんだ!? 自分は、まだ読んでないな~。

濱:ちなみに、その誌面実戦は『バジ絆』VS『ハーデス』で、『ハーデス』もトータルで負けてました。

 どちらも大量設置の人気マシンではありますけど、現状を鑑みると『初代まど☆マギ』のように「撤去日はお祭り」みたいなホールは少ないような気がしますね。勝手な推測ですけど。

確かに。そうかもしれませんね。そんな『ハーデス』に、そもそもアニかつさんは何故ハマったのでしょうか。

 

アニ:世界観かな。音楽とか絵面とか、アナザーに逸れている感じがいいよね。ジャッジメントとかゲーム性には最初、戸惑ったけど。

濱:お馴染みのセット数連チャンではなくてゲーム数上乗せですからね。ショールームで試打させていただいた時、アタシもかなり驚きました。

アニ:デジャヴフリーズにしても動きが“いびつ”で作りは「ちょっとアレ」だったりするんだけど、自分好みに寄ってきた気がしたよ。

濱:純粋にカッコいいですもんね。

アニ:そう。正統派のゴッドはファンキーで明るい系なんだけど、ハーデスはクラシカルでもの悲しくて影があるのがいいんだよ。

濱:それ、凄く分かります。『ハーデス』のサウンドは我々の好みにドンピシャですよね。

ゲーム性についてはいかがでしょうか。

濱:当初、確定役の多さに驚きました。結局、これを引けないと勝てないんじゃないか…って思ったりして。

アニ:実際、そうなんだけどね。

濱:高設定以外は、そうなっちゃいますよね。

アニ:けど「ショボ犬」スタートでもチャンスはあって、ぼんやり消化していたら中段黄7で「300G」乗せることもあるし、上乗せが上乗せを呼ぶというか、シリーズの中で最もドラマチックな展開になりやすい。

濱:確かに、ループストックが隠れる凱旋と違って、後乗せがあるにせよ基本的には上乗せゲーム数がはっきりと表示されますし、ターニングポイントが明確にはなりますよね。

個人的にはデジャヴフリーズの27連チャンが忘れられません。「970G」くらい乗せたと記憶してますけど…壊れたかと思いましたよ(笑)。

アニ:あったね(笑)。新潟のホールで一緒に打った時だ。2人して運良く明らかな高設定台に座れたんだけど、濱ちゃんは最終の新幹線で帰ったんだよね。

 

濱:逆に、かつみさんは終電を逃す決断が早過ぎましたけどね。夕方には「もう、ホテル予約したから」って。ホントはアタシも閉店までブン回して一緒に祝杯をあげたかったんですけど、連絡したら嫁さんがキレ気味で(笑)。

アニ:ちなみに、自分は収録中にデジャヴフリーズで24連までさせたことがあるんだけど、濱ちゃんのそれがスロガイライターでの公式最高記録だよね。

濱:みたいですね。けど、カメラの前でそれだけ0G連上乗せをループさせ続けるのはさすがです。

アニ:いやいや。とにかく、こうやって『ハーデス』は振り返って力説できるよね。まぁ『凱旋』はGGゲーム数が固定だから、安定感はあるんだけど。

濱:『ハーデス』はGODを引いても千枚に届かない時がありますし。

アニ:その不確定なところが面白さでもあるんだけどね~。

●●●

『ハーデス』の想い出話で盛り上がった2人。次回も引き続き『ハーデス』話なのか、それとも『バジ絆』を語るのか。

いずれにせよ………乞うご期待だ。

 

★今回のお店★

天空の月 渋谷店

住所:東京都渋谷区円山町5-18 道玄坂スクエア3F

営業時間:月~金ランチ11:30~14:00、月~木・土・日ディナー17:00~24:30(L.O.23:30)、金17:00~翌2:00(L.O.1:00)

定休日:なし

 

 

JRA阪神JF(G1)美浦で「枠に大喜び」陣営あり? 現場から情報大量入手!

 来年のクラシックを占う2歳女王戦・阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)。大一番を前に東西両陣営、管理馬の調整に余念がない。そんな慌ただしい日々を送る美浦の関係者たちから出走馬のマル秘情報が送られてきた。馬券購入の一助になれば、幸いだ。

 2連勝中のマルターズディオサ(牝2歳、美浦・手塚貴久厩舎)。

 キズナ産駒のマルターズディオサ。新馬戦(芝1600m)こそウーマンズハートの2着に敗れたが、その後出遅れながら、2歳未勝利を勝つとサフラン賞(1勝クラス)を上がり最速の末脚で勝利。連勝の勢いそのまま、大舞台に挑戦する。

「先週の時点で態勢は整っていたので、最終追い切りは田辺裕信騎手を背にPコースでサラッと併せ馬。それでも5F64秒6、ラスト11秒9を計時するのだから、調子はいいようです。

 近走で出遅れたように、スタートに難がありますが、手塚調教師も練習はしていると明かし、『偶数番とか、待たされないといい』と語っていました。そして引いたのは5枠9番。今回は遅れることはないかもしれません」(美浦関係者A)

 運も味方したか?

 エレナアヴァンティ(牝2歳、美浦・宗像義忠厩舎)は、ひっそりと一撃を狙う。

 2歳新馬(芝1200m)、 ダリア賞(OP)を連勝。だが、逃げた新潟2歳S(G3)では5着、ファンタジーS(G3)では15着の大敗を喫するなど、近走の成績は芳しくない。

「近2走は内枠に入ったこともあり、陣営は『モマれるのを嫌ってハナへ行った』と教えてくれました。ところがあまり展開が向かず、結果を出すことは出来ませんでしたね。

 宗像調教師によれば、『今回は脚を溜めていく』とのこと。キレる脚も持っているようですし、展開がハマれば上位進出もあるかも」(美浦関係者B)

 作戦変更が吉と出る?

 ジェラペッシュ(牝2歳、美浦・尾関知人厩舎)も侮れない。

 2歳未勝利(芝1800m)を勝つと、牡牝混合のサウジアラビアRC(G3)へ。近年はダノンプレミアム、グランアレグリアを輩出し、出世レースともしても知られるここで4着。馬券圏内には入れなかったものの、牡馬相手に堂々たる走りを見せた。

「前走の赤松賞(1勝クラス)は3着でしたが、勝ち馬とは0.1秒差。あまり差はないとみてもいいでしょう。

 テンションは高くないですし、体調は万全。陣営は『上位はかなり強力』としながらも、東京競馬場より阪神競馬場の方が合っている』とコース替わりに期待していました」(美浦関係者C)

 上位進出なるか?

 スウィートメリナ(牝2歳、美浦・菊川正達厩舎)は、ここでは厳しいか。

 新馬戦(芝1200m)4着、2戦目の2歳未勝利(芝1400m)3着、そして3戦目でようやく勝ち上がりを決めたスウィートメリナ。強力なメンバーが揃ったここでは実績面で見劣りしてしまう。

「レースごとに良化はしているんですけどね。それでも厳しい戦いになるのは否めないでしょう。センスの良さは認められていますが、才能をフルに発揮するのはもう少し先のことかも……」(美浦関係者D)

 胸を借りるつもりで臨む!?

 阪神JFの発走は15時40分。今年女王に輝くのはどの馬になるのだろうか?

パチンコ「3万発」も珍しくない強力マシンも登場!「Pの時代」本番へ突入!!【谷村ひとしパチンコ実戦記】

 2019年12月の「Pの時代」本番突入です!

 第1弾と言える京楽の『ぱちんこAKB48ワンツースリーフェスティバル』が導入されて、さらに『P新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生』と、強力な目玉のジャブとして、『戦姫絶唱シンフォギア』タイプに生まれ変わった『AKB48ワンツースリーフェスティバル』が、初代『重力シンパシー』並みの甘さで登場です。

 とはいえあの初代AKBは、AKBのプロモーションと、震災後のパチンコ業界の命運を左右する大きな役割を担って、『ぱちんこ銭形平次withチームZ』と共に甘く造られた台と断言しましょう。あれから7年経ちました。

 現在のパチンコ業界の危機的状況を加味すれば、前作の319分の1の『誇りの丘』の荒さを残しつつ、『新必殺仕置人』の出玉を身近で感じられるライトミドルとして199分の1で返り咲きです。

 3代のAKBのいいとこ取りで、レジェンド前田敦子さんに大島優子さんとそして渡辺麻友さんが、超絶カットインで出てきます。 初打ちで3人共、拝めました。

 しっかりした人間の形をした保留に違和感があるのは2Dの初代の保留のイメージが強すぎるせいかもしれません。

 疑似連X3と、LIVE ZONEより熱狂LIVE ZONEと、王道パターンは守られています。

 そしてこれは『仮面ライダーフルスロットル闇のバトル』の疑似連の再現で、選抜総選挙ZONEで、ボタンのレベルを上げるのは、『仕置人』の%UPなど京楽演出の代名詞になりつつあります。

 赤の上に金があるので840票で赤ボタンになってもハズレました。しかしこの保留がオスイチで出て、即お詫びが来て、ゼブラ保留で大当りしました。何も起きないハマリ台とは別モノです。

 大当りして3回のチャレンジでFESTIVAL RUSHに突入するとPフラッシュとAir-Vibのめくるめく連チャンは『シンフォギア』を上回ります。

時短5回と残保留2個の7回転が4.9分の1で抽選されるのですが、さすが80%継続なだけあって、よく連チャンします。

 MAX1500発も80%と万発も身近でこれなら、数ある『シンフォギア』タイプの台がこの1年出ましたが、この『AKB48ワンツースリーフェスティバル』が、一歩リードです。

 

 AKB48にちなんで1日48回大当りを目標に、最大出玉3万発も珍しくない出玉性能も『シンフォギア』と戦えます。

 AKBの動画もネットに溢れているので是非、ご確認下さい。ボクのドンキ動画配信も検索してみて下さい。

 オスイチ狙いは、45の倍数が目安です。連チャン即ヤメ台の7回転の台に座って39回転目で当たったりと、ライトミドルの100回転以内は、躊躇なく座るドンキホーテです。ハマって540~630回転と思って下さい。

 連チャンは、まるで台が勝手に連チャンしてくれるイメージを持つのが『シンフォギア』タイプの台を打つ時の基本です。

 出玉スピードは時速2万発の『ウルトラ6兄弟』に319分の1の夢を馳せましょう。

 ここでニュースをひとつ!

 ネットに溢れるパチンコ動画で広告停止の報告が多数上がっています。メーカーや、中にはホールに許可も得ていない動画は、これから消える運命にあるのでしょう。

 もちろんメーカーが直接お金を支払ってライターに記事を書かせて前宣伝をする動画はどうなるのか線引きは、曖昧になっていますが、今ほど動画が溢れる状況は、頭打ちになりそうです。

 YouTube動画はいい面、悪い面いろいろありますが、なんでもありだった20年前とは、世の中変わりました。

 2020年、パチンコは進化して更にパチンコ台が面白くなることを願って今からワクワクしているドンキホーテです。

(文=谷村ひとし)

 

セブン、元旦休業拡大か…「人件費等はすべて店舗負担、本部は利益の6割吸い上げ」

 元旦は休業する。そう宣言したのが、セブン-イレブン東大阪南上小阪店の松本実敏オーナーだ。その呼びかけに応じて、元旦休業を行おうとしているセブン店舗も増えているという。なぜ元旦休業するのか。松本オーナーは言う。

「命の問題です。24時間365日営業していなくちゃいけないというなかで、従業員が足りないことでオーナーにしわ寄せが行って、自殺や過労死も出てます。コンビニに休みがあるいうんはすごい画期的なこと。これが当たり前になれば、20年以上休んどらんというオーナーも1日だけでも休むことができるでしょう」

 松本さんは、人手不足から2019年2月から24時間営業をやめ、午前6時から翌午前1時までの19時間営業に切り替えた。当初、セブン本部は「24時間営業がブランド」だとして契約解除を突きつけたが、松本さんは深夜休業を続けた。世論の後押しもあり、セブン本部は11月1日にフランチャイズ加盟店向けに配布したガイドラインで、午後11時から翌日午前7時までの最大8時間の深夜休業を認めるとした。

 商品の搬入が深夜に行われるシステムになっているから、深夜も店を開けていなければならないという説明が当時マスメディアでも聞かれた。だが、松本さんの店舗では、深夜休業しても営業が続けられている。

「当初は店の出入り口を鍵で開閉してたんやけど、指紋認証を導入しました。メーカーの納品担当の人の指紋を登録しといて、その人が指を入れただけで開くようになったんです。深夜に納品だけしといてもろうて、私が朝来てそれを検品して商品を出します。本部のなかでもいろいろで、商品部とかいろんな部が、時短に対してそういう協力をしてくれました。納品に関して今、まったく問題はないです。令和の時代の新しいコンビニの形態が、できあがりつつあるんかなと思うてます」

 セブン本部からのフランチャイズ加盟店向けのガイドラインには、深夜休業を認める一方で、正月やお盆を例に挙げて「利用客や配送業者に混乱を招くため特定の時期の休業は認めない」として、365日の営業を続けるよう明記されている。

 これに対して元旦休業を宣言した松本オーナーだが、セブン本部からの反応はあったのだろうか。

「なんもないです。『元旦休むからね』って本部にも伝えたんですけど、『うーん、わかりました』って唸ってたけど、なんも言ってこない。元旦閉めてから、契約解除の通知よこしたろとか思ってるのかもしれませんけどね」

全店深夜休業なら一晩で本部の取り分1億円減

 コンビニではローソンが、2020年元旦の休業を実験的に行うと発表している。スーパーマーケットや外食チェーンでも、元旦休業の動きが広がっている。なぜ、セブンは元旦営業にこだわるのか。

「休まれると、自分たちの取り分が減るからでしょう。それしか考えてないんですよ、あの人たちは。深夜休業にしても5時間休んだだけで、2万店全部がしたら一晩で1億円、本部の取り分が減る言うてますから。だから本当は深夜休業も認めたくないんやけど、世間がこんだけ騒いどるから仕方ないから認めましょうってことなんでしょう。元旦1日全店が休んだら、本部の取り分は10億円くらい減りますよ。だから休ませたくないんでしょうね。だけど、正月なんて誰も出て来たくない。時給を50円とか100円とかアップしないと、出て来てもらえんでしょう。私らとしては、元旦にやること自体がマイナス覚悟でやっているような感じなんです」

 コンビニ他社や他業種の元旦休業の動きを見ると、人件費がかさむ割には売上が上がるわけではない、それなら元旦休んでもらって従業員のモチベーションを上げたほうがいいという考えがあるようだ。

「それ、普通の考えですよね。だけどセブンのフランチャイズの場合、人件費とかを全部オーナーに負担させといて、粗利の中からロイヤリティを60%引いていくわけだから、オーナーが疲弊していようとおかまいなしなんですよ」

 松本オーナーが踏み切った深夜休業によって、指紋認証による納品というシステムまででき、セブンは進化していると言える。元旦休業による展望はどうなのだろうか。

「まず一番だったのは、時短だったんです。そのことによって、命を削られているような人が救われるやろうと。まだそれでも休みなく十何時間とか働いているような人もいるんで、次は休業ですよね。どっかで休めたらそれだけでも大分違う。時短や休日は、オーナーが自由に決められるような契約書にするべきだと思ってます。

 それができたら、次はロイヤリティですね。今のままでは、とうてい続けていけない。今、本部と店で6対4くらいですけど、せめて5対5くらいにしたらなんとかやってけるということがあります。とりあえずは、時短と休業。それができれば、なんとか命は守れるかなと思うんで、それを進めていきたいなと思ってるんです」

本部「契約書に則った対応」

 元旦休業に関する見解を、セブン本部広報から聞いた。

「私どもフランチャイズ契約の上でのフランチャイズと本部の関係にございますので、大前提の加盟店基本契約というものが存在しているんですけど、そこに年中無休で少なくとも7時から11時までは開店しましょう、という下りがあります。よって深夜休業についてはこの範囲ではありませんので、先日もガイドラインを発表させていただいたなかで加盟店様のご判断で深夜休業していただいていますというような状況でございます。よって何かに固執してるとかそういうことではなくて、契約書に則った対応ということでご理解いただければと思います」

 コンビニ他社やスーパーマーケット、外食チェーンの元旦休業の動きと比べると、セブンは年中無休に固執しているようにみえるのだが、どうなのだろうか。

「スーパーさんとかすべてレギュラーチェーンさんですから、お店も自社だということはご理解いただけますよね。私どもフランチャイズということで、固執しているわけでは決してないですが、この基本契約、契約ビジネスのなかで運営をしていくというのが基本だということはご理解いただけると思います。よって元旦も深夜休業はしていただくことはできますし、ガイドラインに則った形でということで加盟店にはお話をしています」

 当初、契約違反だとされた深夜休業は、松本オーナーの実践を皮切りに、11月1日のガイドラインで認められた。

「ガイドラインができたのは変化だとは思っています。ただ基本契約の午前7時から11時までは開店するというのは契約としてずっとあるものでございます。そこにガイドラインを設けて24時間やっている加盟店様が深夜休業を考えられている時に、いろんな準備が必要でございますので、取り込みやすいように、そういうところは変化かなと考えております」

 コンビニの先駆者であるセブンが、働き方改革の時代にも最先端を走っていくと願いたい。

(文=深笛義也/ライター)

米国と北朝鮮、年明けに軍事衝突の可能性高まる…北、日本へのミサイル攻撃も現実味

 今月3~4日の2日間で、朝鮮半島情勢が大きく動いている。北朝鮮が米国との非核化交渉の期限を年末に定めた、いわゆる「年末期限」をめぐって、米朝両国間の深刻な対立が露呈しており、年明けには軍事衝突の可能性が再び高まってきているようだ。

 発端は北朝鮮外務省のリ・テソン外務次官(米国担当)が発表した不遜な談話だ。リ氏は3日、談話を発表し、「年末の期限が近づいていることを米国に再び想起させたい」と述べるとともに、「今残っているのは米国の選択であり、近づいているクリスマスのプレゼントに何を選ぶかは全面的に米国の決心にかかっている」と強調した。

 同日、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議出席のためロンドンに滞在していた米国のトランプ大統領はストルテンベルグNATO事務総長との会見で、金正恩朝鮮労働党委員長について「彼はロケット飛ばすのがとても好きだ。だから彼をロケットマンと呼んでいる」と語り、2年ぶりに「ロケットマン」との表現を使い、今年に入ってロケット砲や弾道ミサイルなどの発射実験を繰り返す金氏を皮肉った。

 トランプ氏は2017年秋に金氏をロケットマンと呼んで挑発し、軍事行動を辞さない構えで非核化を迫ったが、その後の3回の首脳会談開催でこの表現を使わなくなっていた。ここにきて再びトランプ氏がロケットマンと呼んだのは、ミサイル発射実験を繰り返す金氏への不信感の表れとみてとれよう。それを裏付けるように、トランプ氏は北朝鮮との非核化交渉に関連し「米軍を使うことを望んでいない。だが必要になれば使う」と語って、軍事行動の可能性に再び言及している。

 これに対して、北朝鮮側は即座に反応。朴正天朝鮮人民軍総参謀長が談話を発表し、「米大統領が3日、英国で行われたNATO首脳会議期間に、我々に対するくだらない発言をしたということを聞いた」としたうえで、「自国が保有する武力を使用するのは米国だけが持つ特権ではない」とトランプ発言に反発。さらに、朴氏は「米国が武力を使用すれば我々も相応の行動を加える」と発言したのに続き、「武力の使用は米国をぞっとさせることになるはずだ」ともつけ加えた。

 朴氏は北朝鮮軍の序列2位であり、軍高官が談話を発表するのは極めて異例。それだけに、軍が武力行使を真剣に検討していることを内外に鮮明にする狙いがあるとみられる。

北、米国への対抗心を隠さず

 ちなみに、朴氏は「我々の軍最高司令官もこれ(=トランプ大統領の武力への言及)を非常に不快に感じている」とも伝えたが、北朝鮮の軍最高司令官はほかならぬ金氏だ。

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、「最高領導者同志(金氏)は同行した指揮構成員とともに軍馬に乗って白頭大地を力強く走り、白頭広野に熱い鮮血をまいて朝鮮革命史の最初のページを厳粛に刻み込んできたパルチザンの血が染みついた歴史を熱く抱き込んだ」と伝えた。同通信は金氏が白馬に乗っている姿や金氏に続いて李雪主夫人が小川を渡る写真のほか、朴氏や軍総司令官、軍団長ら軍最高幹部、それに伝玄松月党副部長、趙勇元党第1副部長ら党最高幹部らと、たき火に手をかざしている写真も公開した。

 北朝鮮では、日本の植民地時代に金日成主席が金正淑夫人や抗日パルチザン部隊とたき火をしながら祖国を懐かしみ、抗日運動への意欲を燃やしたと宣伝されており、金正恩氏がこれにならって米国への対抗心を表したとの見方も出ている。

 これについて、米政府系報道機関「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」は米海軍分析センター(CNA)のケン・ゴース専任局長への単独インタビューを実施。ゴース氏は金氏が白馬を駆って白頭山に登ったことや、今月下旬に朝鮮労働党第7期中央委員会第5回総会を招集したことに触れて、これらの狙いは米国と世界に戦略的メッセージを伝えるためのものだと述べたうえで、「金委員長は米国が対北朝鮮敵対視政策を放棄しなかったという理由で、再び核兵器開発に乗り出すことを明らかにするだろう。そうなると、来年は多くのことが起こりそうだ」と指摘した。

米国、偵察機を朝鮮半島上空に出勤

 すでに、米軍は北朝鮮の軍事的挑発に備えて、連日のように偵察機を朝鮮半島上空に出動させて北朝鮮への圧力を強めている。韓国紙「中央日報」によると、米空軍の偵察機RC135Wが今月5日、ソウル近郊の京畿道南部の上空を飛行。RC135Wは米空軍主力の通信傍受用偵察機で、ミサイル発射前に地上の計測機器が発するシグナルを捉え、弾頭の軌跡などを分析する装備を備えているという。

 また、4日には米軍の海上哨戒機も朝鮮半島上空を飛行しており、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射など北朝鮮による挑発の動きを探ったとみられており、軍事力行使に関して、すでに米朝両国の駆け引きは始まっているといえそうだ。このようななかで、両国の軍事的対立が激しさを増せば、米軍基地を擁する日本が北朝鮮のミサイルによって血祭りになる可能性も高まる。

(文=相馬勝/ジャーナリスト)

 

中古マンションなら新築価格の3割で買える!“悪い物件”を買わないためのテクニック

 前回取り上げたように、首都圏のマンション市場では新築に代わって中古が主役の時代になっています。2019年は“中古マンション主役元年”といっていい年になりました。その中古マンションの魅力は何といっても価格の安さですが、その価格メリットを享受できるのは、建築後20年、30年を経過した築深マンションということになります。

中古マンションなら新築の6割以下で手に入る

 中古マンションの新築マンションに比べての最大のメリットは価格の安さですが、実際のところどれくらい安いのでしょうか。図表1をご覧ください。これは、首都圏で発売された新築マンションの平均価格と、中古マンションの平均成約価格の推移をグラフにしたものです。中古マンション価格も上がっているのですが、それ以上に新築マンション価格が上がっているため、両者の差は年々拡大しています。

 2009年には新築が4536万円で、中古は2491万円と両者の差は2045万円だったのが、2018年には新築が5871万円で中古は3333万円と、その差は2538万に拡大しています。中古なら新築の6割以下の価格で手に入る計算です。

築浅物件の価格は新築価格とほとんど変わらない

 しかし、その差は中古マンションの築年数によって大きく異なります。図表2にあるように、築浅時には、新築マンション価格とほとんど変わりません。2018年の新築マンションの平均価格は5871万円ですが、築5年以内の中古マンションの新規登録価格は5712万円で、成約価格は5411万円です。

 それが、築年数が長くなるにつれて、中古マンション価格は急速に低下します。特に、築20年以上を経過すると価格低下の流れに加速度がついて、築26~30年では、新規登録価格が1894万円で、成約価格は1697万円です。成約価格で比較すると、新築の平均価格5871万円の28.9%の価格で手に入る計算です。

 しかも、経過年数が長くなると、新規登録価格と成約価格の差が大きくなっています。それだけ買主側が有利になって、指し値、つまり値引き交渉の余地が大きいということを意味します。

 中古マンションの安さのメリットを最大限享受するなら、何をおいても築深物件に目を向けるのが賢い選択ということになります。

何より耐震性の高いマンションかどうかを確認

 しかし、安いには安いなりの理由があります。建物の構造躯体、外観をはじめ、エントランス、エレベーター、共用廊下などの共用部分、住戸の室内の専有部分ともに老朽化が進行しています。それを買って、安心して快適に住めるかどうかを念入りに確認しなければなりません。

 何よりも重要なのは、耐震性です。築30年が経過していると、耐震性に欠けるマンションが少なくありません。建築基準法における現在の耐震基準、いわゆる新耐震基準は1981年、昭和56年に施行されました。それ以降の建築であれば、原則的に新耐震基準を満たしているはずですが、長い年月の間にそれが損なわれている可能性があります。もちろん、新耐震基準以前の物件なら、なおさら慎重な確認が不可欠です。

 購入したいという物件が見つかったら、まずは耐震診断を行っているか、その結果はどうか、耐震不足であれば耐震改修工事を行っているかどうかを確認しておかなければなりません。築深物件でも、新耐震基準後の建築であれば、耐震診断を行っていないケースもあります。そんな場合には、素人判断では見極めは難しいので、専門家にチェックしてもらうのが安心です。

中古マンションのインスペクション実施率は36.1%

 最近では、中古住宅の売買時にはインスペクション(建物調査)を行うケースが増えています。インスペクションというのは、建築の専門家が実際に当該物件を見て、建物を評価するもので、それだけ安心感が高まります。

 中古住宅の取引においては、引き渡し後に欠陥が見つかった場合に一定の補償を行う「既存住宅売買かし保険」といわれる制度がありますが、その利用に当たってはインスペクションが不可欠とされています。それとは別に、売主や買主が独自にインスペクションを行うこともあります。その両者を含めたインスペクションの実施割合は、図表3にある通りです。

 中古住宅全体ではインスペクションの実施率は40.8%ですが、中古マンションはそれより低く36.1%にとどまっています。一方、中古一戸建ては52.9%と半数を超えています。それだけに、中古一戸建てには不安が大きく、マンションはさほどでもないと考える人が多いのかもしれませんが、油断は禁物。築深マンションを買うのなら、専門家のチェック、インスペクションは不可欠といっていいでしょう。

 売主が事前にインスペクションを行っていたり、既存住宅売買かし保険制度を利用しているのなら、インスペクションの費用はかかりませんが、買主が独自にインスペクションを行うときには、まずは売主の許可をとって、自分でインスペクションを行っている設計事務所などを探して依頼する必要があります。その場合、会社にもよりますが、数万円程度の費用がかかりますが、安心のためには欠かせない負担といっていいでしょう。

日常の管理は十分に行われているかを自分で確認

 築深物件だと、新築時には想定されなかったさまざまな問題が出てきます。たとえば、国土交通省が2018年度に実施した『マンション総合調査』では、次のような点が指摘されています。

1.マンション住民の高齢化が進み、1979年以前に竣工したマンションでは、世帯主が70歳以上のマンションが47.2%に達している

2.賃貸住戸のあるマンションは74.7%で、完成年次が古いマンションほどその割合が高くなる

3.空室があるマンションは37.3%で、完成年次が古いマンションほどその割合が高くなる

4.計画期間25年以上の長期修繕計画を立てて修繕積立金を設定しているマンションは53.6%で、25年未満の計画や計画がないマンションも少なくない

5.計画上の修繕積立金に対して、実際の修繕積立金が不足しているマンションは34.8%で、完成年次が古いマンションほどその傾向が強い

現地を見るときには空室率や賃貸割合などもチェック

 現地を見学するときには、専有部の住居内だけではなく、共用部こそシッカリとチェックする必要があります。専有部はある程度のお金をかければ、リフォームできますし、場合によっては間取り変更まで含めて本格的にリノベーションすることも可能です。けれども、共用部に関しては自分だけの力では簡単に変えることはできません。それだけに、現状をキチンと把握しておくことが大切なのです。

 特に、築30年以上の築深マンションだと、図表4・5にあるように、賃貸住戸が増えて、空室も増加します。あまりに賃貸や空室が多いと管理が十分に行われずに、住む人たちのコミュニケーションが希薄になり、マナーが低下して、トラブルが増加するリスクがあります。可能であれば、仲介会社の担当者や管理員などに空室率、賃貸割合などを聞いてみるといいでしょう。歯切れの悪い答えであれば、眉に唾をつけて聞いたほうがいいかもしれません。

 実際に現場を見てみて、その雰囲気を感じとってください。特にゴミ置場、駐輪場などがきれいに整理整頓されているかで、管理状態や住民の民度を感じとることがきます。また、駐車場に停められているクルマを見れば、どんな人たちが住んでいるのか、ある程度のイメージをつかめるのではないでしょうか。

管理組合の活動についてもシッカリとチェック

 さらに、築年数が長くなるほど、管理組合の活動状況に関しても十分なチェックが欠かせません。築深物件であっても購入する以上は、そこに20年、30年、場合によって永住する可能性もあるのですから、長期修繕計画を立てて、着実に実行されていることが不可欠です。その実現のためには、修繕積立金が大切になってきますが、先の国土交通省の『マンション総合調査』では、1世帯当たりの修繕積立金の月額は1万1243円です。ただし、築深物件では維持費が高くつきますから、修繕積立金も高くなる傾向があります。1979年以前の完成物件では、修繕積立金1万2184円、1980年~1989年では1万1254円となっています。これ以上の積立金であることを目安にしましょう。

 管理組合の活動がシッカリしていないと、この修繕積立金の値上げができずに、積立金が不足しているところが少なくありません。やはり『マンション総合調査』では、長期修繕計画の実行に必要な資金に対して、積立金が20%超不足しているとするマンションが15.5%に達しています。築深物件では、積立金の延滞も増加します。特に、賃貸割合や空室割合の高いマンションほど、そんなリスクが高まります。さらに、確実に資金を確保するためには、5年ごとに計画を見直し、積立金の増額も図る必要がありますが、そうした活動が実施されているかも重要な点です。

 こうした点は、管理員や仲介会社の担当者に質問しても、簡単には答えられないかもしれません。できれば、管理会社を確認してそこに質問を投げかけてみるぐらいの努力をしていただきたいものです。

 ほんとうに賢い物件選びを行うためには、相応の努力が必要ということです。

(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)