JRA・崖っぷち村田一誠「調教師なれない?」がむしゃら騎乗で正念場の1年

 昨年12月、JRAより2020年度調教師免許試験(新規)合格者が発表され、四位洋文騎手の合格の一方で、注目されていた蛯名正義騎手の不合格が話題になった。四位、蛯名というビッグネーム2人の陰に隠れた格好となったが、村田一誠騎手もまた、調教師試験を受験していたひとりである。

 村田騎手といえば、競馬ファンには新潟の千直巧者として知られた存在である。また、2013年の皐月賞(G1)をレコード勝ちしたロゴタイプの新馬戦で手綱を取り、13年、14年の札幌記念(G2)出走の際も再タッグが注目された。

 近年は2013年のキーンランドC(G3)をフォーエバーマークで勝利したものの、
2016年の京阪杯(G3)ヤマニンプチガトーの15着を最後に重賞では騎乗していないが、平場での騎乗は続けている。

 騎乗数が減ったのは調教師試験との関連性が強いことは想像に難くない。だが、毎年合格が濃厚と思われている下馬評に反して、なかなか受からないのが現状となっている。

 昨年は8月の騎乗を最後に試験に臨むも不合格。先日行われた騎手免許の更新手続きを行なったが、JRAの関係者に面接で「試験で有利になるためにも、ある程度は騎乗しないと……」と言われたらしい。

 そのせいもあってか、本人は近しい新聞社やエージェントにある程度の騎乗機会を与えて欲しいと漏らしているという。だが、「実戦から遠ざかっていますし、斤量も確か54キロは厳しかったはずです。これから体重管理するなど本人の努力が必要になってくるでしょう」(競馬記者)と見通しは明るくない。

 合格に最も近い男と言われていたが、近年はより実績のある騎手の引退、調教師転身で割を食っている感は否めない。

◆最近調教師に転身したおもな騎手
<2020年>
四位洋文、田中克典
<2019年>
長谷川浩大
<2018年>
加藤士津八、上村洋行
<2017年>
田中博康、武英智、武幸四郎
(敬称略)

 元騎手の調教師転身も武幸四郎調教師や田中博康調教師らが合格し、四位洋文騎手にも先を越されてしまった。村田騎手としてはなんとしても合格を勝ち取りたいところだ。

 とはいえ、ここまで来たらがむしゃらに騎乗する事も心がけて、それと並行しながら調教師試験の勉強もしなくてはいけない。正念場の1年になりそうだ。

JRA武豊あわや騎乗停止!? 安田記念(G1)の悪夢の再来か!?

 13年ぶりにアドマイヤの勝負服で勝利、2月にはサウジアラビア遠征予定と話題の絶えない武豊騎手。今年はここまでに13勝を挙げリーディング4位につける好発進を決めている。

 25日(土)9Rの呉竹賞(3歳・1勝クラス)をセランで勝利し、松永幹夫調教師からケンタッキーオークス(G1)への出走プランが発表された。鞍上はもちろん武豊騎手。世界を股にかけさらなる活躍が期待される名手に、実はこの日ヒヤリとする場面があった。

 同日の4R新馬戦で3番人気メサテソーロに騎乗。人気馬にもかかわらず、見せ場なく13着に沈んでいる。実は事件はこのレースで起こっていた。

 武豊騎手のメサテソーロはスタート直後に外側へ斜行し、他馬をつまずかせるという妨害をしてしまった。パトロールビデオを確認すると大きくよれているのがわかる。スタート直後の斜行と聞いて、昨年の安田記念(G1)を思い出す人も多いのではないだろうか。

 その安田記念では武豊騎手騎乗のロジクライがスタート直後に内側へ斜行。アーモンドアイやダノンプレミアムら人気馬4頭の進路を妨害した。結果、妨害を受けた馬は力を発揮しきれない後味の悪いレースとなってしまった。この時、同騎手は1日の騎乗停止処分を受けている。

 それだけに今回も、騎乗停止があってもおかしくないヒヤヒヤの内容だった。

 現場にいた記者によれば「馬の癖という事だけど、他馬の邪魔をしているし、騎乗停止になるかな。2日間はなくても1日は来ると思う」と武豊騎手も話していたという。

 しかし、結果はお咎めなし。

 「もし騎乗停止となっていれば、アルデバランS(OP)でダート界の新星ロードレガリスの騎乗がフイになるので、エージェントもレース後にすぐに関東の新聞記者に連絡して状況を気にしていたくらいだからホッと胸を撫で下ろしていた」(競馬記者)

 ロードレガリスは中央復帰後ダート競走を3連勝。前走の雅S(3勝クラス)は5馬身差の圧勝をしている。今後に期待できるパートナーだけに、コンビ解散は避けたいところだった。あわやの騎乗停止を回避することができただけに、今年の好調っぷりは運をも引き寄せているのかもしれない。

 やはり『持っている男』武豊。デビュー33年目の天才から目が離せない。

出世レースから外れた上司が実は大切? 頼れる上司の見分け方とは

 

 会社で出世できるかどうかは、下についた上司次第と言われることがある。

 いい上司に当たれば仕事の実力を伸ばすのはもちろん、いずれ自分を引き上げてくれるかもしれないが、もちろん逆もある。反りが合わない上司、パワハラまがいのことをする上司もいるかもしれない。部下は上司を選べないが、せめて自分の上司はどんな上司か見極める目は持っておきたいところだ。

 

■上司には「無視していい人」と「侮れない人」がいる


 2017年に出版された『いらない部下、かわいい部下』(日本経済新聞出版社刊)は、数々のビジネス現場を知る人事コンサルタントの新井健一氏が、未来の働き方を見越した上司と部下関係の築き方について解説した一冊。

 部下の立場にいる人は、自分がキャリアをつくっていくためのお手本にできるような上司を見極めることが、これからの時代には重要になる。

 では、上司との関係を築くとき、上司のどんなところを見ればいいのか。上司と部下の関係を捉えなおす本書では、「無視してもいい上司」と「侮ってはいけない上司」の行動特性を挙げているので、ご紹介したい。

・引き留める上司

 このタイプの上司は無視してもいい。自分の身が安泰で、定年を迎えるまでやり過ごせればいいと思っているからだ。これからのビジネスキャリアを自分から仕掛けていこうと考えている部下にとって、役に立たない。

・黙して語らぬ上司

 目上の立場を使って自説を主張したがるところを、あえてそうしない上司は見習うべき点がたくさんある。このタイプは侮ってはいけない。上司自身も部下の考え方を参考にして、今後のキャリアマネジメントに生かしたいと考えているかもしれない。チームでプロジェクトに取り組む際も、新たな働き方を積極的に受け入れる余地や適性がある。

・背中を押す上司

 このタイプは、すでに新しい働き方を積極的に取り入れ、尚且つもう実践している上司もいるかもしれない。このタイプもやはり侮ってはいけない。

 あなたの職場にもこれらのタイプの上司がいるのではないだろうか。上司がどのタイプか見極めるところから始めてみるのがいいだろう。

 また、真の勝ち馬に乗る会社員は「出世レース外の上司」を狙うという。ただし、「出世レースに絡んでいなくても、腐っていない」と「仕事ができること」が条件ではある。「競争のないところで勝ちを拾う」という意味で、「出世レース外の上司」に目をつけるべきなのだ。

 どんな上司を見習い、ついていくべきか。会社の中だけでなく、自分自身の生涯キャリアプランを考える上でも重要なことだろう。良い人間関係を築き、仕事にも活かせるように、本書から上司を見る目を養ってはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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プロ野球選手の年俸から考える“年功序列”賃金 日本企業の本質は“年序列”

“巨大なショー”と化したプロ野球

 昨年2019年8月21日、ナゴヤドームの内野席で、中日‐巨人戦を観戦した。筆者の記憶を辿ってみると、初めてプロ野球を見たのは小学生だった1970年初旬の藤井寺球場(たぶん近鉄‐南海戦)。2回目が大学生に入った1980年代初旬の神宮球場(ヤクルト‐巨人戦)。3回目が日立製作所に入社して職場の仲間と見に行った後楽園球場の巨人戦(対戦チームは忘れた)。したがって、今回は4回目のプロ野球観戦であり、ドーム型球場初体験となった。

 約25年ぶりにみるプロ野球は様変わりしていた。外野席後方に巨大なスクリーンが3つほどあり、スコアボードのほかに、顔写真付きの選手の紹介などがデカデカと映し出されていた。そして、打席に入る選手ごとに決まったテーマソングがあり、外野席を中心として球場全体で応援歌を奏でていた。

 プロ野球は、一つの“巨大なショー”と化していると感じた。そして、かつては閑古鳥が鳴いていたパシフィック・リーグでも、観客動員数を向上させている理由が理解できた気がした。

スターティングメンバー9人の年俸は二けたも違う

 最近の選手をほとんど知らないため、観戦にあたっては『2019 プロ野球選手 Guide Book』(中日新聞社)を購入した。たった200円のこの小冊子には、プロ野球12球団すべての選手について、詳細なプロフィールが記載されていた。特筆すべきことは、選手の年俸が漏れなく書かれていたことだ。中日のスターティングメンバーを、年齢と年俸とともに、図1に示す。最高年俸は、1塁手のビシエド(30歳)の3億円である。その隣の2塁手の阿部寿樹(30歳)の年俸は同じ年齢なのに950万円しかない。

 一方、巨人のスターティングメンバーを見ると、最高年俸はピッチャーの菅野智之(30歳)の6.5億円で、それにショートの坂本勇人(31歳)の5億円、レフトのゲレーロ(33歳)の4億円が続いている。ところが、坂本と二遊間を守る二塁手の増田陸(19歳)の年俸はわずか600万円である。

 要するに、中日も巨人も、年俸が二桁も違う9人の選手が同じグラウンドで守備についているのである。そこでは、「年齢が高ければ必ず年俸が高い」ということもない。最年長は巨人の一塁手の阿部慎之助(40歳)であるが、ゲレーロ(33歳)の4億円、坂本(31歳)の5億円、菅野(30歳)の6.5億円、丸佳浩(30歳)の2.1億円よりも低く、1.6億円にとどまっている。年齢がいくら上がろうとも、活躍できなければ、無情にも年俸は下がっていくからである。

 このようなプロ野球選手の2019年の年俸は、2017年の年俸を基準として、2018年にどれだけ活躍したかによって大幅にアップ(またはダウン)することにより決められるのだろう。つまり、真の意味での“年功序列”のルールが適用されているといえる。

ガイドブックの年俸を見ながら観戦した

 各選手の年俸を頭に入れながら試合を見ると、こんなふうになる。先攻の巨人が1回表と3回表に1点ずつ入れて2-0となった3回裏の中日の攻撃で、1アウトから1番の大島(1800万円)がヒットで出塁した後に盗塁し、1死2塁となった。次の2番の京田(4500万円)が連続ヒットで1死1塁3塁とチャンスが広がる。3番の福田(4700万円)の内野ゴロの間に3塁の大島がホームに帰って1点取り、なお2死2塁と同点のチャンスが続く。

 ここで、中日最高年俸のビシエド(3億円)は、あえなく三振で3アウトとなりチェンジ。この結果に、「3億円ももらっているくせに三振かよ、ケッ!」と言いたくなった。

 一方、巨人では、8月21日時点で打率.307、ホームラン32本の坂本(5億円)が、5打席の中で出塁したのは四球の1回のみ。あとは2三振を含む4打席凡退。「5億円ももらってヒット1本も打てないのかよ!」と毒づくことになる。

 また、中日先発投手の小笠原(2100万円)は、6回1死から阿部(1.6億円)とゲレーロ(4億円)に連続ホームランを打たれて降板したが、「8~20倍の年俸の打者に打たれたんだから仕方ない」と思ったり、小笠原をリリーフした祖父江(32歳、2900万円)が後続を打ち取ったけれど7回につかまって1点取られ、それを救援した3人目の又吉(29歳、6600万円)がそれ以降の失点を防いだことも、「祖父江は小笠原より800万円多く、又吉は小笠原の3倍以上ももらっているんだから当然だ」などと思ったりした。

 さらに細かくガイドブックを見ると、数億円の選手、数千万円の選手以外にも、1000万円以下の選手がかなりいる。先発では、巨人の二塁手の増田(600万円)や中日の二塁手の阿部(950万円)などだ。ほかにも多数、低年俸の選手がいる。

 そのうちの一人、中日の石垣雅海(21歳、540万円)が、5-1で負けている7回1アウトの場面で代打に出てきた。思わず、「ここで打ったら来年は1000万円だ、打てー!」と応援すると、見事に2塁打。「おおー、540万円の石垣が6.5億円の菅野から2塁打を打ったー!」と叫んでいた。

日本企業の月額給料の実態

 高校野球、大学野球、社会人野球などで活躍した、ほんの一握りの選手がドラフト会議で選ばれてプロ野球の世界に入る。そこでレギュラーの座をつかんで数億円の年俸をもらうスター選手は、さらに少なくなる。ガイドブックをみると、1000万円以下の選手がゴロゴロいる。また、たとえ数億円プレーヤーになったとしても、歳を取ったり怪我をしたりして活躍できなくなれば、情け容赦なく年俸は減らされ、場合によっては戦力外通告を受ける。完全に実力の世界であり、その年俸を保証するのは、結果を残し続けること以外に方法がない。これこそ本当の“年功序列”であると筆者は思う。

 一方、日本企業は本当に“年功序列”なのか? 図3に、厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」のデータを基にした、大学・大学院卒の年齢別賃金(月額給料)を示す。

 厚労省は上記調査結果で、賃金の男女間の格差(男の方が女より高い)、学歴による格差(大学・大学院卒>高専卒>高卒>中卒)、企業規模による格差(大企業>中企業>小企業)、産業別の格差(金融業が高く、宿泊・飲食などサービス業が低い)、正規と非正規の格差(正規が高く非正規は低い)等を問題視しているが、本稿ではこれらには触れない。というのは、上記のすべてにおいて(格差はあろうとも)、年齢とともに賃金が上昇し、50~54歳でピークアウトする結果は共通だからだ。

日本企業は“年序列”である

 改めて図3を見てみよう。20~24歳の男性で23万円だった給料は、年齢とともに直線的に増加していき、50~54歳の53.5万円でピークアウトする。その後、55~59歳にやや減少して52.3万円となり、60~64歳に37.8万円と大幅に減少する。これが、大学・大学院卒の男性社員の日本企業における典型的な年齢別の給料の推移である。

 これを見て、本当に“年功序列”といえるか? 筆者には“年序列”にしか見えない。日本企業では“功”の有無にかかわらず、年齢とともに50~54歳までは給料が上がっていくのである。

 筆者は、大学院の修士を卒業して1987年に24歳で日立製作所に入社した。その後、16年間、中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センター、エルピーダ(出向)、セリート(出向)と部署を転々としながら半導体の技術開発に従事した。記憶によれば、入社から5~6年後の30歳に研究員(主任や係長クラス)となり、12年後の36歳に主任技師(課長クラス)に昇進した。日立中央研究所の同期入社が60人ほどいたが、ほぼ全員が同じ時期に研究員になり、主任研究員や主任技師に昇進したと記憶している。

 特別な“功”があって5年で2階級特進して課長クラスになったとか、何か失敗をしでかして課長クラスから降格したなどというケースを聞いたことがない。要するに、“功”があろうがなかろうが、普通に出勤して普通に勤務さえしていれば、昇進や昇給にほとんど差はつかなかったというわけだ。

 逆に、「何であの人が課長?」とか、「なんであんなのが部長?」という例も多々見たように思う。これなどは、“年序列”を示す格好の事例であろう。恐らく、日立以外の企業でも似たような状況なのではないか?

“年序列”の弊害

 東京商工リサーチの調査によると、上場企業が2019年に募集(または社員が応募)した早期・希望退職者は35社の計約1万1000人だったという(1月13日付日本経済新聞より)。この企業数も人数も2018年(12社、4126人)の約3倍にのぼり、電機メーカーが苦境に陥っていた2013年(54社、1万782人)を6年ぶりに上回る模様だ。

 しかも、上記35社のうち、20社(約9100人)は最終損益が黒字であるにもかかわらず、リストラ(という名目の首切り)を行うという。このような「黒字リストラ」を断行する理由として、前出日経記事には以下のような説明が記載されている。

<年功序列型の賃金体系を持つ大手企業では、中高年の給与負担が重い。厚生労働省によると、大企業では50~54歳(男性)の平均月給が51万円で最も高く、45~49歳も46万円だった。昭和女子大学の八代尚宏特命教授は「人手不足に対応するには中高年に手厚い賃金原資を若手に再配分する必要がある」と指摘する>(原文ママ)

 筆者の意見は違う。日本企業は長期間に渡って“年序列”型の賃金制度を維持してきた。“功”の有無にかかわらず、“年”だけで昇進・昇給を行ってきた。その結果、本当に能力がある者も、可もなく不可もないその他大勢も、まったくの役立たずも、ほぼ同列に扱うことになってしまった。その“年序列”の弊害が噴出し、「黒字リストラ」なる珍妙な経営を行う羽目に陥ったのではないか?

真の“年功序列”を行え

 日本では、少子高齢化の進行に拍車がかかっている。その影響で、15~64歳の生産年齢人口は、急激に減少している(図4)。生産年齢人口は、1995年の8716万人でピークアウトした。その後、2000年に94万人減って8622万人になり、2010年にさらに519万人減少して8103万人になり、2020年には697万人減って7406万人と、坂道を転がり落ちるように減少してきた。

 このままいくと、2030年には2020年より531万人少ない6875万人となり、2040年にはさらに897万人減って5978万人に、2050に年にはさらに703万人減の5275万人になる。現在、日本中から「労働力が確保できない」という悲痛な声が聞こえてくる。ところが、その一方で、日本の大企業が「黒字リストラ」という珍妙な人員削減を行っている。

 もっと言えば、多くの大企業が55歳前後になったというだけで、役職定年という制度を適用し、部課長の職位を取り上げ、年俸を2~3割減らしている。そして、60歳になると本当に定年となり、その後、希望があれば1年ごとの契約で65歳まで働くことができるが、その給料は図3で示した通り、30%も削減される。これらはすべて、旧態依然とした“年序列”を行っているにすぎない。

 ある仕事を遂行するのに、年齢も、性別も、学歴も、正規か非正規化も、一切関係ない。その能力がある者に仕事を任せ、その“功”に見合う報酬を支払えばいい。要するに、真の意味での“年功序列”を行えばいいのである。

「それは難しい」などという社長は、図1や図2に示したプロ野球の選手の年俸を見ていただきたい。5~6億円のスタープレーヤーもいれば、500~600万円の選手もいる。二桁も年俸が異なる選手たちが同じグラウンドで野球をやっているじゃないか。会社という場で、同じことができないはずがないだろう。

(文=湯之上隆/微細加工研究所所長)

夢屋まさるは一発屋芸人で終わるのか?「パンケーキ食べたい♪」高学歴芸人ブレイクのカギ

 もはや元日深夜の風物詩的存在となった『ぐるナイ!新春おもしろ荘』(日本テレビ系)。これまで、小島よしお、横澤夏子、あばれる君、日本エレキテル連合、おかずクラブ、ブルゾンちえみらが無名時代に出演し、この番組を契機に大ブレイクを果たしてきた。業界人からの注目度もダントツで高く、若手芸人ならばまずはこの番組の出演することがブレイクへの近道だといわれるほどだ。

 そんな新人の登竜門的番組で2019年に大ブレイクしたのが、夢屋まさるである。ジェンダーレス男子の風貌で、きゃりーぱみゅぱみゅのシングル「原宿いやほい」に乗せて「パンケーキ食べたい パンケーキ食べたい」と踊りながら歌うこの若手芸人は、昨年元旦の『おもしろ荘』出演をきっかけに露出を爆破的に増やしたが、同年後半になると急速にトーンダウン。“一発屋芸人”としてこのまま終わってしまうのか?

 芸人事情に詳しいある放送作家は次のように語る。

「夢屋くんの現状はかなり厳しいでしょうね。昨年末に出したエッセー本もたいして話題にならず、ネタが『パンケーキ』しかないため、キャラ変を含めて抜本的に戦略を考えないと、このまま一発屋芸人になるのは目に見えています。

 ただし、夢屋くんが所属するサンミュージックは一発屋芸人の宝庫。ダンディ坂野、スギちゃん、小島よしお、髭男爵がその代表的存在ですが、一発屋芸人の宝庫だからこそ、一発屋のマネジメントに長けているという面も。たとえばダンディさんもスギちゃんも実は地方の営業やCMではいまだに稼いでいますし、髭男爵の山田ルイ53世は作家業に進出、小島よしおも子ども向けのイベントなどで大人気。つまりサンミュージックは、一発屋芸人のセカンドキャリアをしっかりマネジメントできる事務所として定評があります。夢屋くんもここで終わりというより、一発屋芸人としての始まりを迎えるのではないでしょうか」

要注目株のぺこぱ

 2020年元旦の『おもしろ荘』では、結成6年のコンビであるエイトブリッジが優勝。くりぃむしちゅー有田の運転手をやっている別府ちゃんのおバカキャラが爆笑をかっさらった。

「今回優勝したエイトブリッジは、今後かなり露出を増やすでしょうね。彼らが所属するナチュラルエイトはくりぃむしちゅーやマツコ・デラックスしか売れっ子がいないため、事務所としても推しやすい。くりぃむとマツコさんは冠番組をいくつも持っていますから、『おもしろ荘』優勝者の名刺さえあればいろんな番組に仕込むことも簡単です。また、夢屋くんが出場したときに優勝したぺこぱは昨年末のM-1でも3位。彼らは現在サンミュージック所属になったため、事務所としては夢屋くんよりぺこぱを推していくでしょうね。

『おもしろ荘』のオーディションには毎年1000組ほどの若手が挑戦し、ディレクターや放送作家は各事務所の若手のネタをほぼ全部観るといっても過言ではないほど時間をかけてオーディションをします。なので、『おもしろ荘』本編に出演できるだけでもすごい倍率なので、夢屋くんもまだまだポテンシャルを秘めた存在だということができます」(前出の放送作家)

高学歴芸人としておのれを磨けるかがカギ

 現在は慶應義塾大学経済学部に在学中であり、高学歴芸人としての横顔も持つ夢屋まさる。あるテレビ局のプロデューサーは、「夢屋くんのタレント性は抜群」と太鼓判を押す。

「今は芸人の入れ替わりが激しいので、夢屋くんをキャスティングするのはどうしても古く映ってしまう。でも、もともとは高学歴で経営や投資にも明るいため、タレントとしての伸びしろはまだまだあると思います。

 同志社大学出身の高学歴芸人であるカズレーザーは、漫才師としてM-1でブレイクしてからクイズ番組でさらなるブレイクを果たしました。今のバラエティ界における東大ブームはまだ続くでしょうから、クイズができる高学歴芸人はかなり重宝されます。事務所の先輩であるカズレーザーとはクイズ飲みをする間柄だそうですから、彼からクイズ番組の奥義を学べるということはかなり優位に立てると思いますね。ただ、カズレーザーにしてもロザンの宇治原(史規)にしても、クイズ番組で結果を残している高学歴芸人は、普段からクイズの勉強をめちゃめちゃしてます。その努力を彼が惜しまずできるのかが、次なるブレイクの分かれ目でしょうね。

 夢屋くんは実際に話すと頭がいいというのはすぐわかるし、ビジュアルもいいので芸人にこだわらなくてもタレント性は高い。彼は『パンケーキ』では終わらないと思いますよ」

 大ブレイクから1年、昨今は燻った感もある夢屋まさる。彼がその秘められたポテンシャルをいつ爆発させるのか、今後も注目していきたい。

(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara

浦田直也、インスタで謝罪なし&“自己陶酔ポエム”投稿にAAAファンから怒り爆発

 2019年12月末をもってパフォーマンスグループ「AAA」を脱退した歌手・浦田直也。ファンの意に反するかたちでSNSを再開させ、多くの批判を招いている。

 浦田は1月28日、ツイッターやインスタグラムを更新。「空」と題して、「見上げた空のように素直に生きてゆけるのならば 止まない雨はないって言葉信じて生きてくだけで 強く前に進めば陽が射す明日が来るのだから 逃げない やめない 終わらない 居場所をみつけるよ」と綴った。

 AAA脱退を経てSNS投稿を再開した浦田だが、“謝罪”のないメッセージに幻滅したファンは多い。浦田といえば真っ先に思い出されるのは、19年4月に面識のない女性に暴力を振るったとして逮捕された事件だろう(のちに不起訴)。所属事務所のエイベックス・マネジメントから無期限謹慎処分を受け、直後に開催予定だった「urata naoya 10th Anniversary Party」も全公演が中止となった。

 浦田による暴行事件はファンに衝撃を与え、AAAメンバーそれぞれが謝罪コメントを発表した。宇野実彩子はインスタグラムで謝罪するとともに、「私にできることは何かをしっかりと考え、精一杯努めて参りたいと思います」とコメント。また與真司郎も「正直、今は僕自身も混乱しています。どうか見守っていただければ」と率直な思いを綴るなど、メンバーにも多大な影響をもたらした。

 さらにAAA公式サイトでは昨年12月31日、謹慎処分の解除とともに浦田のグループ脱退を報告。浦田の謝罪コメントも掲載し、「AAAのメンバーでいられたこと、一緒に夢を叶えてきた仲間に出会えたことは僕の人生で一番の宝物」と記されていた。そんな経緯を辿った浦田だが、突如再開されたSNS投稿にネット上では怒りの声が続出。「自己陶酔ポエムよりも、あらためてファンに謝罪するのが先でしょう」「自分の立場と価値を勘違いしている」「自分で“逃げない”と書いているのにファンから逃げてますよね」と厳しい意見が並んだ。

 また、浦田の脱退から1カ月たたずにAAAの活動休止が告知されたことも、ファンの怒りに拍車をかけた様子。公式サイトの発表によると、グループとしての活動は2020年12月31日まで。なお、グループの在り方やソロ活動について、16年からメンバー全員で協議されていたという。その一方でファンからは、「タイミング的に、浦田直也の事件と脱退が影響しているとしか思えない」という指摘も目立つ。

 ソロアーティストとして活動を続けていくという浦田だが、ファンと正面から向き合えなければ、ますます支持を失ってしまうのではないだろうか。

(文=編集部)

杏の事務所、東出不倫でメディア集めレクチャーか…家庭内&不倫の詳細すぎる報道の怪

 女優・唐田えりかとの不倫が発覚した俳優・東出昌大。早くも東出がCM出演している4社がHP上のCM動画を削除するなど、東出の仕事に影響が出始めている。

 お相手の唐田は放送中の連続テレビドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系)」の出演自粛を発表。東出も主演ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)が放送中だが、報道直後の第2話の平均視聴率が前話より2.3ポイントもダウンするなどの影響が出ている。

「東出の場合は主演ですから、唐田のように台本を書き換えて消えてもらうというわけにもいきません。降板や放送中止もできず、制作陣は大変ですよ。かわいそうなのはダブル主演の桐谷健太。今作は桐谷にとって民放では初の連ドラ主演ということで、桐谷の気合の入り方は尋常じゃなかった。唯一の救いは、東出演じる検事のキャラクターが“アットホームパパ”とはかけ離れた役どころということでしたが、数字があからさまに下がってしまったので、予定より2話ほど短くして事実上の打ち切りになる可能性はあります」(テレ朝関係者)

 そんななか、3児を抱えて夫の浮気に苦しんでいたは、一切公式にコメントは発表していない。

「杏の所属事務所トップコートには何度もコメントを求めましたが、“唐田側が何もコメントしないのに、なぜうちがコメントを出さなければいけないのか”の一点張り。唐田の事務所は会社としてのコメントは出しましたが、本人はコメントを出していませんし、そう言われてしまえば、しつこく杏サイドにコメントを要求するのも心苦しいですしね」(スポーツ紙記者)

 今回の報道をめぐっては、杏サイドの迅速な対応が印象深いと、別のスポーツ紙記者はいう。

「22日に『文春オンライン』が第一報を報じた際、各スポーツ紙のトップコート担当記者が事務所に集められレクチャーを受けていました。報道で出ている東出の家庭内での話や不倫の一部始終については、あくまで杏サイドの言い分です。そのため、文春の報道のきっかけは事務所関係者からのリークがきっかけじゃないかとみられています。

 トップコートは社長をはじめ社員全員が“所属タレントを守る”という強い意識を持っていることで有名です。トップコートとしても東出と杏の家庭内の事情を公に晒したくなかったでしょうが、別居がバレて後手後手で対応するよりも、先手を打って東出の悪行をバラしてしまうほうが、杏の立場を守ることにつながる。それにしても、見事なまでの立ち回りですね」

 東出・杏夫妻の関係が修復される日は来るのだろうか。

(文=編集部)

中国新型肺炎流行で大阪のホテルが「コロナウイルスと当館は全く関係ありません」

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

「GettyImages」より

 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が世界的に拡大するなか、JR新大阪駅至近のビジネスホテル「大阪コロナホテル」が27日に投稿したツイートが話題を呼んでいる。

 同ホテルの名前が世界中で猛威を振るう新型肺炎コロナウイルスとよく似ているため、一部ネットユーザーから「コロナホテルとかいうの見つけて草」「縁起わるそう」等のイジリをぶつけられるという、思わぬ風評被害を受けているようだ。

 ユーモア交じりに嘆いた「コロナホテル」のツイートのリプライ欄には、「コロナホテル頑張れwww」「ツイートが健気すぎる(泣)」「応援してます!大阪コロナホテルさん!!」「災い転じて福となすですよ」等、励ましの言葉が続出している。