パチスロ4号機に“旋風”を巻き起こした大物!甘デジでも「強烈なインパクト」を残した人気シリーズ最新作が降臨!!

 過激なパチスロ4号機時代、ストック機やAT機が全国のホールを席巻した時代。インパクト抜群の3連パトランプを身にまとった『南国育ち』は大人気となりました。

 その後も続編タイトルをリリースし続け、今では『アントニオ猪木』や『黄門ちゃま』、『ルパン三世』と同様にオリンピア・平和には欠かせない人気コンテンツへ成長したと言えるでしょう。

 そんな『南国育ち』は2009年に初めてパチンコ化。その初代甘デジは、高い連チャン性でヒットを記録しました。筆者が過去に在籍した店舗でも、お試しで1台導入したところ好稼働を実現。スグさま3台増台したのをハッキリと覚えております。

 そんなシリーズの甘デジ最新作『キュインぱちんこ 南国育ち デカパトver. 甘デジ』がホールへ登場。今作も当然、初代を意識したスペックとなっておりホールの期待値は高いかと思われます。

 肝心要の中身ですが、大当り確率は甘デジとしては王道の通常時約1/99(確変中約1/38)。ST16回で初回を突破できれば、ST16回+時短84回の「超蝶チャンス100回」(約73%ループ)へと突入する仕様です。

 特図2では大当り10Rと4Rの比率が50%:50%となるため、上手く10Rに片寄れば一気に大量出玉を獲得する事も可能となっています。

 液晶ではお馴染みの南国娘たちが、ワイワイガヤガヤと賑やかに可愛らしく飛び回り期待感を煽ってくれます。もちろんキュイーン♪と鳴れば大当り確定。一発告知が、歓喜の瞬間を届けてくれるでしょう!! お約束の南国ソングも大当りを盛り上げてくれます。

 また、すでに導入されているパチスロ新台『南国育ち-30』が、予想以上に好評価という点も追い風となりそうな予感。この1月に全国ほとんどのホールから姿を消した『沖ドキ!』と単純比較する事は流石に無理がありますが、その『沖ドキ』を上手く運用していた店舗では好意的な意見が多い模様です。

 ひと昔前には三共、平和、西陣とパチンコ3大メーカーとまで評された平和ブランドですが、近年は少しばかり元気が無いようにも思えます。今年はこの『南国シリーズ』で弾みをつけ、正に蝶のように再び羽ばたいてくれることを期待したいですね。

(文=電撃しらっち)

【注目記事】

パチンコ「超速RUSH」など最高峰スペックが話題!敏腕メーカー「次なる一手」に注目集まる!!

パチンコの「遊び方が大進化」する可能性!? 新たな「画像動画投稿サイト」のローンチから思う「新時代」の楽しみ方

パチスロ「1000億G」の結果に驚愕…「アノ激甘マシン」がまさかの「大暴れ」!?

橋本聖子、浅田真央へも安倍首相“ハグ強要”報道…有名だったセクハラ・パワハラ体質

「女性蔑視発言」をめぐる批判を受けて退任した森喜朗氏の後任として、今月、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長に就任した橋本聖子氏。

 スピードスケート選手、自転車競技選手として日本の女子アスリートでは史上最多となる五輪出場7回という記録を持つ「五輪の申し子」橋本氏は、1995年の参院選で初当選を果たし政界入り。すでに当選5回を誇り、五輪担当相、内閣府特命担当相(男女共同参画)、女性活躍担当相など3度の大臣経験もあるベテラン議員ともいえる存在だ。

 その一方、7年前には「週刊文春」(文藝春秋)で人気男子フィギュアスケーターの高橋大輔選手へのキス強要問題が報じられたほか、昨年12月には新型コロナウイルス感染症拡大を受け政府が国民に外出自粛を呼びかけるなか、高級寿司店を貸し切って計6人で深夜まで会食を行っていたことが判明するなど、たびたび失態を演じていた。

 そんな橋本氏に、新たなスキャンダルが浮上した。25日発売の「文春」によれば、橋本氏は14年のソチ五輪後の懇談会において、嫌がる女子フィギュアスケーターの浅田真央選手に安倍晋三首相(当時)とのハグを強要したほか、知人が経営する牧場の宴会で男性従業員にキスを強要したという。自民党関係者は語る。

「橋本さんに全然悪気はないんですが、気分が高揚したり、特にお酒が入ったりすると、誰とでもキスやハグなどのスキンシップをしたがるというのは、党内では有名です。橋本さんを知っている人たちの間では、彼女なりの愛情表現だと理解しているので、“いつものアレか”という感じで特に問題視されたりはしていませんが、さすがに公の場で国民的な人気が高い若手アスリートにまで、それをやってしまうのは、まずいですよね。当時の橋本さんの立場(編注:日本スケート連盟会長)を考えれば、完全にパワハラ・セクハラですから。

 橋本さんの名前が組織委会長候補に浮上した直後から、ネットやテレビのワイドショーではさんざん高橋選手との件が叩かれていたし、もし本当に就任すれば、同じような悪いエピソードはいっぱい出てくるでしょうから、永田町では『さすがに橋本さんは“ない”でしょ』とみられていたので、実際に会長就任が決まったときには驚いた人も多いんじゃないですか」

 また、別の自民党関係者はいう。

「自民党の女性議員では高市早苗さん、野田聖子さん、小池百合子さん(17年に離党)が酒豪として知られていますが、橋本さんも負けず劣らずで、飲み会好き。大物議員との宴席でも酔ってざっくばらんなキャラを見せるので、それが森(喜朗)さんや安倍さんはじめ、有力議員たちから、かわいがられてきた要因の一つでもあるんです。

 ただ、今はいろいろと批判を浴びてはいますが、アスリートとして培った粘り強さや芯の強さもあり、まだまだ完全に男社会のIOC(国際オリンピック委員会)や国・地方自治体の幹部たちと、困難な調整ごとなどを通じて互角に渡り合っていけるのではないかと期待したいです」

強いリビドーと「脱抑制」

 それにしても、なぜ橋本氏は高橋選手との件であれだけ世間から批判を浴びたにもかかわらず、同じような間違いを繰り返すのだろうか。精神科医の片田珠美氏は、次のように分析する。

「橋本氏が高橋大輔さんをはじめとして若い男性にキスを強要した一因として、それだけ性的なエネルギーが強いことがあると思います。性的なエネルギーをフロイトは“リビドー( libido )”と名づけましたが、一流のアスリートには“リビドー”が人一倍強い方が少なくありません。性的な原動力を性目標からそらして、過酷な練習に向け変えることができるからこそ、見事なパフォーマンスを示し、素晴らしい成績を残せるともいえます。

 このようにリビドーの目標をずらして、社会的・文化的に容認された目標に向けることを精神分析では『昇華( sublimation )』と呼びます。この『昇華』がうまくいけば、アスリートとして成功できるわけですが、それがうまくいかなくなると不倫や強制わいせつなどの性的逸脱行為につながりやすいのです。最近運転する乗用車が横転して大破し、重傷を負ったゴルフのタイガー・ウッズ選手、あるいは昨年“メドレー不倫”が報じられた競泳の瀬戸大也選手は、その典型でしょう。

 また、橋本氏が浅田真央さんに当時の安倍晋三首相とのハグを強要したのは、もともと<他者の欲望>を察知する能力が高く、それを満たすために精一杯の努力をすることによって、成功してきたからだと思います。

 橋本氏は、幼い頃から父の欲望を満たすべくスケートの猛練習に耐え、ついに五輪メダリストになりました。森喜朗元首相に請われて政界入りしてからも、“政界の父”である森氏の欲望を満たすべく頑張り、その後ろ盾で重要な役職を歴任してきました。今回、森氏の後任として五輪組織委員会の会長に就任したのも、2月25日発売の『週刊文春』によれば、森氏から『後任は君しかいない』と口説かれたからだということです。

 このように、橋本氏は、<他者の欲望>を敏感に察知して満たすことが習い性になっているうえ、それで成功してきたのです。だから、権力者である安倍氏の欲望を察知し、それを満たそうとしたとしても不思議ではありません。

 もちろん、『キス強要』にせよ『ハグ強要』にせよ、セクハラ、パワハラとのそしりを免れないでしょう。アルコールの影響で、性衝動を抑制しにくくなる『脱抑制』の状態に陥っていた可能性もありますが、それでも許されることではないはずです。

 にもかかわらず、橋本氏がキスやハグを強要したのは、根底に潜む強い特権意識のせいではないでしょうか。『自分は特別な人間だから、少々のことは許される』という特権意識が強いからこそ、嫌がる相手に強要したわけで、五輪組織委員会の会長であると同時に参議院議員でもある橋本氏が今後も同様に暴走する可能性は十分考えられます」

 いずれにせよ東京五輪開催まで残りわずか。橋本氏の奮闘が期待される。

(文=編集部)

元さんこいち・やっぴ&古川優香、“解散動画”大炎上の余波……「YouTubeにしがみつく気?」「もう応援しない」辛らつな声止まず

サイゾーウーマンより】

 3人組のYouTuberグループ・さんこいちに所属していたやっぴが、自身の“整形総金額”を告白したものの、ネット上では冷ややかな声が続出。その背景には、「かつてのさんこいちの炎上騒動が影響している」(芸能ライター)という。 
 
 今年1月31日をもって解散したさんこいち。メンバーの1人・ほりえりくは、解散と同時に“YouTuber引退”を発表し、やっぴと古川優香は個人チャンネルでの活動継続を報告した。それぞれ活動する中、やっぴは2月20日に「整形総金額が1000万円を超えました」という動画を投稿。しかし、低評価が高評価を大幅に上回る事態となっている。
 
「やっぴはこの動画の中で、高校時代から始めた整形手術の総費用が1000万円を超えたと告白。整形の内容や回数などを詳しく説明しつつ、現在は“ゴール手前”と話していました。動画のコメント欄には『美を追求する姿勢が素晴らしい』『自分がなりたい姿になれて、それで幸せなら最高だね』といった声もありますが、『ぶっちゃけ、この辺でやめたほうがいい気がする』『外見より中身を磨いたら?』などと冷ややかな反応のほうが多い状況です」(同) 
 
 さんこいちは今年1月1日、YouTube動画で解散を発表。その中で、古川とやっぴの“態度”がネット上で物議を醸すこととなった。

「ほりえが真剣な面持ちで解散を報告する中、古川は大きくため息をつき『息が止まっちゃう、そういう話聞いてたら』と発言。やっぴも笑いながら『暗いものではないので』とほりえの様子を茶化していたところ、ネット上で『態度が悪い』と批判を浴び、大炎上しました。同31日にほりえが動画配信サイト・ツイキャスで『ほんと言うと、まだ(YouTuberを)やめたくない』と漏らしたり、さんこいちメンバーが写った写真を自身のインスタグラムから削除していたことも判明。ネット上では、ほりえとの間に確執があったのではないかとの臆測も流れ、2人にさらに厳しい目が向けられたようです」(同) 

 続きを【サイゾーウーマン】で読む

宮迫博之が「大御所に紅白出場を潰された」と暴露 止まらない芸能人批判

宮迫博之のYouTubeチャンネルより

正解のないWEBマガジン〜wezzyより】

 雨上がり決死隊の宮迫博之が「NHK紅白歌合戦の出場を大御所に潰された」と暴露し話題になっている。

 宮迫は2月24日、自身のYouTubeチャンネルに<【トーク】ゴリと伝説のコント番組「ワンナイR&R」について語ります>と題した動画を公開。2000年から2006年まで放送された人気番組『ワンナイR&R』(フジテレビ系)の裏話を、ガレッジセールのゴリと共に振り返った。

 ゴリは一世を風靡したコントキャラ「松浦ゴリエ」として、2005年には『NHK紅白歌合戦』への出場を果たしている。その話になると宮迫は<でもさ、俺出てない……><ゴリエちゃんが出てるもんだから、「くず」としても出てるって勝手に思われてるねん>と吐露した。

JRA何故「干された」M.デムーロ騎手が抜擢されたのか。約3年ぶりキセキとのコンビ復活……昨年わずか7鞍の「疎遠状態」が一変した理由

 25日、菊花賞馬のキセキ(牡7歳、栗東・角居勝彦)が金鯱賞(G2、3月14日)から始動することが分かった。なお、鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。

 2017年の菊花賞(G1)を1番人気に応え、G1初挑戦初制覇を飾ったキセキ。しかし、そこから約3年半、さらなるG1制覇どころか、勝利にさえ届かないとは誰が想像できただろうか。今年で7歳を迎え、いよいよキャリアの晩年に差し掛かっている。

 そんなキセキにとって、デムーロ騎手は唯一のG1勝利となる菊花賞を共にしたパートナーであり、通算4勝のうち2勝を挙げていることから、最も「キセキの勝たせ方を知るジョッキー」と述べても過言ではないだろう。

 キセキの主戦騎手だったデムーロ騎手は菊花賞制覇後、同年の香港ヴァーズ(G1)、翌年の宝塚記念(G1)で人気を裏切る敗戦。その後の天皇賞・秋(G1)ではスワーヴリチャードとコンビを組む予定だったことから、キセキは川田将雅騎手に乗り替わりとなった。

 しかしその後、善戦はするものの16戦連続で1着から遠ざかっているキセキ。特に最近は結果が出ない中でR.ムーア騎手、武豊騎手、浜中俊騎手と次々と名手が騎乗するなど試行錯誤が繰り返されているが、その手綱がデムーロ騎手に戻ってくることはなかった。

「この背景には、デムーロ騎手とキセキを管理する角居勝彦厩舎の疎遠がありそうです。キセキを始め、ドバイワールドカップ(G1)を制したヴィクトワールピサ、チャンピオンズC(G1)のサンビスタ、朝日杯FS(G1)のリオンディーズと、デムーロ騎手とG1を勝ちまくった角居厩舎ですが、昨年から騎乗依頼が激減……。今年になってもデムーロ騎手が角居厩舎の馬に騎乗した例は1レースもありません」(競馬記者)

 記者が話す通り、デムーロ騎手×角居厩舎のここ5年を振り返っても40→47→32→36→7と、その減少ぶりは明らか。昨年、重賞4勝に終わるなど不振が目立っているデムーロ騎手だが、角居厩舎との疎遠は間違いなく原因の1つとして挙げられるだろう。

 そんな中、何故ここに来てキセキの手綱がデムーロ騎手に戻ってきたのだろうか。

「やはり一番大きいのは2月一杯で角居厩舎が解散することですね。キセキの転厩先となる辻野泰之調教師は元角居厩舎の調教助手という経歴の持ち主ですが、キセキの菊花賞制覇や先に挙げた名馬たちとの“黄金時代”を知っている方。

したがってキセキは辻野厩舎の管理馬として金鯱賞に挑むことになりますが、調教師がデムーロ騎手にいいイメージを持っていることが、今回の抜擢の最大の要因だと思います」(同)

『「今までありがとうございました」。心からそう言いたいです』

『netkeiba.com』で連載中のインタビュー企画『Road to No.1 M.デムーロ世界一になる』では、角居調教師の引退を心から嘆く様子が伝わってくるデムーロ騎手。数多くの快挙を共にした恩師が競馬界を去ることは残念だが、”風向き”は良い方向に変わるのかもしれない。

【総務省接待】幹部総退陣で通信業界に大打撃…元凶は菅首相長男のコネ入社、側近壊滅

「日本の通信業界は今後10年、世界から取り残される」――。

 携帯電話業界に詳しいあるアナリストは、菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送関連会社「東北新社」から総務省の高級幹部が接待を受け軒並み処分された問題を受け、こう肩を落とした。特に菅氏の右腕として携帯電話料金値下げを主導してきた谷脇康彦総務審議官が今夏の人事で退官することが確実となったことが大きな影響を及ぼしそうだ。

農水省幹部の処分もあり、人事院はパンク状態だった

 総務省は24日、谷脇氏、吉田真人総務審議官、秋本芳徳前情報流通行政局長など11人に減給などの処分を下した。戒告以上の処分は給与にも影響が出てくるため、「次官に昇格させて給与を上げることができない以上、年次的に谷脇氏は退官せざるをえない」(同省関係者)。

 今回の接待問題が発覚したのは、今月4日発売の「週刊文春」(文藝春秋)の報道からだ。「文春オンライン」は内容を先行して前日3日に報じたが、先の関係者によると、4日には吉田氏は辞表を総務省側に提出していたが、人事院から「待った」がかかったという。関係者の解説。

「吉田氏は自分が辞表を出すことで今回の事態の幕引きを図ろうとしたのですが、人事院は鶏卵業界が絡んだ農水省の癒着問題での同省職員の調査もあり、パンク状態で、『とにかく調査を受けてから判断してほしい』と引き留めた。実際に総務省側は当初12日ごろに処分があるだろうと考えていたようですが、調査が長引き、24日までずれこんでしまった。人事院からすれば、ろくに調査もせずに“文春砲”で辞職する先例を簡単につくってしまえば、今後の行政に支障があると考えてのことでしょう。いずれにしろ、人事院の倫理審査委員会にこれほど世間を騒がせる案件が集中するのは前代未聞です」

谷脇ロスで携帯改革は停滞する

 今回処分された11人のうち、通信行政を担う高級幹部は谷脇、吉田、秋本の3氏だが、谷脇氏以外の評価は、吉田氏は「人柄で成り上がった人」であり、秋本氏は「菅氏の覚えがめでたいだけの人」というものであった。つまり、実務は谷脇氏が担ってきた面が大きいということになる。

 谷脇氏について、筆者は過去に「現代ビジネス」で記事を書いているので、ご参照いただきたいが、保守的な携帯業界の改革について、並々ならぬ情熱を傾けてきた。今年の夏の人事で次官に昇格し、「菅氏の威光を背景に向こう2年で改革は圧倒的に進むとみられていた」(全国紙記者)だけに、今回の不祥事で名前が上がったことで業界関係者に衝撃が走った。

 谷脇氏の悲願だった携帯料金引き下げは菅氏の強権で目先は達成したが、今後は次世代通信規格「5G」関連をはじめ、大手携帯キャリアが格安スマホ業者に回線を貸し出す接続料を引き下げる際の法令整備や、オンライン手続きの普及によって取り残される携帯電話販売代理店の問題への対応など課題は多い。

「谷脇氏は一つの国会で2、3本も法案をみれる怪物のような人だっただけに、5Gをめぐって世界各国が競争している現在は特に、日本の通信業界全体のダメージは非常に大きい」(冒頭のアナリスト)

 今回の処分で谷脇氏以下、電波行政を担う旧郵政系の幹部が一気に4人も抜けることになり、実務に支障が出るのは間違いない。次期次官候補としては、現在内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官の名前が上がるが、旧自治省系で電波行政の知見はゼロ。ある携帯大手の中堅幹部は「役所に法案のことを相談しようにも、そもそも話がわからない幹部ばかりになり、早晩途方に暮れるのは避けられない」と予測する。

政治家も官僚も「菅銘柄」は壊滅

 今回の接待問題の本質は、菅氏が正剛氏を東北新社にコネ入社させ、長男が接待係として同社でハバを聞かせる余地をつくってしまったことにある。「文春」側が事前に正剛氏の接待の日時と場所を把握していたことを考えると、東北新社側からのリークであることは間違いなく、社内で相当の不興を買っていたことは想像に難くない。

 正剛氏は40代の会社員だが、通常なら中央官庁の高級幹部が接待に会うことなどあり得ない。課長クラスがせいぜいというところだろう。背景には菅氏の威光があったことは明らかだ。人事権で霞が関を掌握してきた菅氏の長男に呼ばれたら、拒否することなどできるわけがない。官僚自身の脇の甘さもあるのは間違いないが、そうした環境を菅氏が用意してしまったことは否定できない事実だ。

 それにしても、菅氏の引きで出世した人間は政治家も官僚もほぼ壊滅状態だ。今回処分された総務省幹部は菅氏が総務大臣だったころに目を付けたメンバーだ。政治家にしても、2019年の参院選での収賄罪で起訴された河井克行被告や、菅原一秀元経済産業相は菅氏の側近中の側近だった。官房長官時代には「鉄壁のガースー」としてディフェンス能力の高さを評価されていたが、最高権力者になって逆風が強まり、馬脚を現したということだろう。

 菅氏は「秋田の田舎から出てきて出世した」という苦労人のイメージを振りまいてきたが、今回の接待問題で、長男のコネ入社など、本質的には「成り上がりのオヤジ」と変わらないことを露見してしまった。低迷を続ける菅氏は総選挙に向けて、ますます厳しい政権運営を迫られることになる。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)

Kyuzo Matsuoka

ジャーナリスト

マスコミの経営問題や雇用、農林水産業など幅広い分野をカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや文春オンライン、東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは @kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

処女作「日本が食われる」(彩図社)が好評発売中!

 

パチンコ「超速RUSH」など最高峰スペックが話題!敏腕メーカー「次なる一手」に注目集まる!!

 2021年のパチンコ分野において、激戦を繰り広げそうなライトミドルスペック機。各メーカーより話題作が発表されており、ファンの期待は高まっている状況だ。

 まずは、パチンコ初「ランクアップバトルシステム」を搭載した『P FAIRY TAIL2』が絶賛稼働中である藤商事の新機種。3月には「Vチャージ」によって連チャンを発生させる『P戦国†恋姫 Vチャージver』と、「異次元ライトミドル」と評される『P緋弾のアリア~緋弾覚醒編~』が登場予定だ。

 どちらも「斬新なアイデア」が組み込まれた仕上がりとなっており、早くも注目を集めている。昨年ミドルスペック『Pとある魔術の禁書目録』で旋風を巻き起こした藤商事が、今年はライトミドル分野を盛り上げそうな気配だ。

 話題性では、ボートレース漫画の金字塔「モンキーターン」を題材にした新台も負けてはいない。

 西陣はシリーズ最新作『PモンキーターンV』を3月に導入予定。ライトミドル屈指の出玉性能と、遊タイムを搭載した仕上がりを評価する声も多い。

■大当り確率:1/199.20
■SG RUSH時図柄揃い確率:1/7.67
■SG RUSH突入率:約52%
■SG RUSH継続率:約80%
■遊タイム突入条件:500回転到達
■遊タイム性能:電サポ251回転+残保留4回
■ラウンド数:3Ror4Ror10R(10C)
■賞球:1&1&6&1&11
○○○

 大当り確率1/199.20の1種2種混合機で、初当り時の大半は4R(約400発)の出玉獲得後に「電サポ1回+残保留最大4回」が付加される(残り4%はRUSH直行)。ここで大当りを引くことができれば「SG RUSH」へ突入だ。

 SG RUSHは基本「電サポ7回+残保留最大4回」で継続率は約80%を誇る。この間は70%が10R(約1110発)と、ライトミドルとは思えぬ一撃にも期待できるだろう。

 遊タイムは低確率500G消化で発動し、上位RUSH「超速EXTREME∞」へと突入する。その内容は電サポ251回+残保留最大4回と、大当り・RUSHに大きな期待が持てる魅力的な内容だ。

「強力RUSH×激アツ遊タイム」の最高峰システムを搭載。ボートレースさながらの超速RUSHが、ホールへ熱狂を呼び込むのだろうか。導入後の動向に注目したい。

『PモンキーターンV』の導入を控えている西陣といえば、人気シリーズ最新作『P織田信奈の野望 全国版』にも反響が寄せられている。

 大当り確率1/199.80の本機は、RUSH突入率が100%という安心仕様。さらに右打ち中の10R比率は52%と、まとまった出玉も狙える点が特徴だ。こちらも導入後は好稼働を見せそうである。

 ライトミドル分野の目玉機種を発表している西陣だが、今後のラインナップに関する情報も一部関係者の間で話題だ。その候補の中には、同社が誇るヒットシリーズの名前も含まれている。「早くも新作が!?」との声が浮上中。こちらの詳細も気になるところだ。続報を楽しみに待ちたい。

【注目記事】

パチスロ初代『吉宗』で“全6”の大盤振る舞い!「あんなの冗談じゃあ!」と関係者が怒り狂う衝撃の結末…

パチスロ新台「LIVEの臨場感」で興奮度MAX!2つのボーナスが出玉を加速!?

甘デジ「15R比率40%」最高連チャン率“70%”オーバー! 良スペックが紡ぐ出玉物語!!

パチンコの「遊び方が大進化」する可能性!? 新たな「画像動画投稿サイト」のローンチから思う「新時代」の楽しみ方

 パチンコ・パチスロの業界ニュースを提供する遊技日本によると、グローリーナスカがファン向けの画像動画投稿サイト「パピモコ」という新しいサービスを開始したようです。

 パチンコ・パチスロに特化したSNSであると同時に、より機種に対して投稿内容をフォーカスすることによって、両分野の面白さや魅力をダイレクトに伝えることができるとその特長を紹介しています。

 なるほど。既存のSNSだと、ベースとなる人間関係やその他もろもろのほかの情報に埋もれてしまって、たとえばホール関係者だったり有名ライターだったり、その影響力や発信する情報の偏りが生じてしまう場合もありますものね。

 多くのライターが同じ機種の実戦様子なんかを同じタイミングで掲載しだすと「ああ。ね」と裏事情が透けて見え、妙に醒めたり逆にマイナスプロモーションになったりするなんて、関係ないながら思ったりもしますよ。

 まあ、これは私というライターがこのような場所からかけ離れたところに存在しているがゆえにイジっているんですが、「金払うんでやってください」って言われたら喜んでやりますよ。

 話がだいぶ逸れましたが、この「パピモコ」、『誰』は関係なく、『何で』テンションが上がったかにフォーカスしているのであれば、ユーザー名なんか表示しなくて、投稿のタイトルに機種名が付く機能とか、そっちのほうがもっと面白いんじゃないかなと思ったりもします。

 ただ、取り組み自体は非常に興味深いもので、パチンコ・パチスロファンの新たなインフラとして、ユーザーが繋がるコミュニティーとして、パチンコ・パチスロの面白さや魅力を伝播させる新規の媒体として、可能性を感じますよね。

 若干主旨が異なりますが、ファン同士の繋がりという意味では、離れた台同士でコミュニケーションを図れるような機能が実装されると、パチンコ・パチスロの遊び方が革新され、また新たなフェーズに移行できると昔から考えていまして。

 同じ店で離れた場所に別々で打っている友だちとホール側が用意しているテレビが観れたり台のデータ情報なんかを表示できるモニターを使ってお互いの状況を確認できる「ZOOM打ち」みたいなサービスとか。

 あるいは、Daiichiで台枠にサブモニター載っけてる台があったじゃないですか。あれと「パチログ」みたいなインタラクティブなサービスを併用して、遠く離れた違う店にいる仲間と連携を取りながらパチンコ打てたりするのもアリかと。

 後はオンラインゲームみたいにまったく知らない人とミッションをクリアする対戦ができるみたいな機能があったら面白いと思いますね。

 小津安二郎の映画「お茶漬の味」に、「パチンコには純粋の孤独があり、その幸福な孤独感が魅力だ」といった意味のセリフがあり、私なぞもその角度からもパチンコに魅力を感じているひとりです。

 ただ、経験や繋がりに高い価値観を見出すような傾向にある現代においては、「フォートナイト」の大成功などゲーム業界がそうであるように、そっち方向にシフトするような戦略もアリなんじゃないでしょうか。知らんけど。

(文=大森町男)

【注目記事】

パチスロ初代『吉宗』で“全6”の大盤振る舞い!「あんなの冗談じゃあ!」と関係者が怒り狂う衝撃の結末…

パチスロ新台「LIVEの臨場感」で興奮度MAX!2つのボーナスが出玉を加速!?

甘デジ「15R比率40%」最高連チャン率“70%”オーバー! 良スペックが紡ぐ出玉物語!!

「2020年 日本の広告費」解説──コロナ禍で9年ぶりのマイナス成長。下期は底堅く回復基調に

2月25日、「2020年 日本の広告費」が発表されました。マスコミ4媒体、インターネット、プロモーションメディアの各広告市場の変化について、電通メディアイノベーション研究部の北原利行が解説します。

北原利行

「2020年 日本の広告費」の概要──全体的に減少する中、インターネットは増加

2020年(1~12月)における日本の総広告費は、6兆1594億円でした。

2011年の東日本大震災以来、8年連続で成長を続けてきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、9年ぶりのマイナス成長となりました。前年比88.8%と、その下げ幅はリーマンショックの影響があった2009年(前年比88.5%)に次ぐ数字です。

日本の総広告費推移

日本の広告費は大きく

  • 「マスコミ4媒体広告費」
  • 「インターネット広告費」
  • 「プロモーションメディア広告費」

に分類しています。

媒体別「日本の広告費」(2018~20年)

総広告費におけるそれぞれの構成比は、マスコミ4媒体が36.6%、インターネットが36.2%、プロモーションメディアが27.2%です。

広告費はマスコミ4媒体が前年比86.4%、プロモーションメディアが前年比75.4%と減少した一方、インターネットは前年比105.9%で増加となっています。

2020年 媒体別構成比

●マスコミ4媒体広告費──6年連続の減少

新聞、雑誌、テレビ、ラジオのマスコミ4媒体広告費は、前年比86.4%の2兆2536億円でした。

内訳は、新聞が前年比81.1%、雑誌が73.0%、ラジオが84.6%、地上波と衛星メディア関連を合わせたテレビメディアが89.0%と、すべて前年割れ。6年連続の減少となりました。

●インターネット広告費──マスコミ4媒体全体とほぼ並ぶ

インターネット広告費(媒体費+「物販系ECプラットフォーム広告費」+広告制作費)は、前年比105.9%の2兆2290億円と、1996年の推定開始以来、一貫した成長を続けています。2020年はついにマスコミ4媒体の2兆2536億円にほぼ匹敵する、2.2兆円規模の市場となりました。

●プロモーションメディア広告費──外出・移動の自粛が大きく影響

前年比75.4%の1兆6768億円です。各種イベントや従来型の広告販促キャンペーンの延期・中止に加え、外出・移動の自粛も影響しました。特に「イベント・展示・映像ほか」「折込」などが大幅に減少しています。

9年ぶりのマイナス成長の中でも増加を見せた業種とは?

2020年は、各種イベントや広告販促キャンペーンの中止・延期、レジャーの自粛などのため、広告出稿が通年で大幅に減少しました。

しかし、マスコミ4媒体費の四半期ごとの伸び率の推移を見ると、1回目の緊急事態宣言が発出された4-6月期で大きな落ち込みをみせたものの、その後は全体に回復基調を見せています。

2020年 マスコミ4媒体広告費の四半期別伸び率

また、外出自粛による生活様式の変化から、増加の見られる業種もありました。

●マスコミ4媒体広告費<新聞広告費>

業種別で見ると、「交通・レジャー」広告が前年比51.1%と大幅に減少。特に旅行会社や芸能・芸術・文化施設、各新聞社のイベント告知が、大きく減少しました。

一方で、ウェビナー、リモートワーク関連、オンラインショップ(EC関連)などの出稿増加により、「情報・通信」が前年比107.9%で伸長しています。

●マスコミ4媒体広告費<雑誌広告費>

広告宣伝費の落ち込みやデジタルシフトの加速もあり、厳しい状況が続きました。業種別では、構成比の大きい「ファッション・アクセサリー」「化粧品・トイレタリー」が大幅減となっています。一方、巣ごもり需要の影響で「家電・AV機器」が増加しました。

●マスコミ4媒体広告費<ラジオ広告費>

ラジオでも、各種イベント告知、「交通・レジャー」「流通・小売業」などの出稿が減少し、通年で大幅に減少しました。一方、巣ごもり需要により「家電・AV機器」などの出稿に増加が見られたのは雑誌広告と同様です。

●マスコミ4媒体広告費<テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連)>

予定されていた各種大型スポーツイベントの開催延期や中止、広告宣伝費の縮小により、減少しています。しかし10-12月期には経済活動の再開傾向が見られ、特に「情報・通信」「自動車・関連品」の広告費が復調しました。

●プロモーションメディア広告費<屋外広告、交通広告、折込>

緊急事態宣言後、店舗の営業時間の短縮や催事・イベントの中止、各種交通機関の利用者減少により、全体の広告収入は大きく減少しました。

ただ、新しい生活様式に合わせて、デジタル時代への最適化が加速する傾向も見られました。屋外広告では、渋谷に飲料メーカー専用のビジョンが新設された他、位置情報データを活用しインプレッション数でセールスする媒体社が本格稼働し、屋外ビジョン広告の下支えに貢献しました。昨年の注目ポイントに挙げたタクシービジョンの売り上げも、一時的には減少しましたが、インプレッション課金の導入によりキャンセルではなく減額出稿となり、下支えに寄与しました。

●プロモーションメディア広告費

4月の緊急事態宣言でDM実施予定案件の延期、中止が相次ぎ、一時非常に厳しい状況に陥ったものの、デジタル施策との併用が進み、7月以降は回復傾向が見られました。

●プロモーションメディア広告費<フリーペーパー(フリーペーパー、フリーマガジン、電話帳の総称)>

通年を通して減少傾向にあり、休廃刊も見られたものの、各戸に直接配布するポスティングタイプは配布部数が比較的堅調でした。非常事態下において、「地域密着メディア」としての根強い力が見受けられました。

●プロモーションメディア広告費

積極的な店頭集客キャンペーンができないため、大きく減少しました。一方で、実演販売や接客の代わりに小型モニターPOPの設置や、店頭でのデジタルサイネージを活用したリモート接客が活用されるようになりました。

●プロモーションメディア広告費<イベント・展示・映像ほか>

「東京2020オリンピック・パラリンピック」をはじめ、プライベートショーやマラソン大会などで開催方法の変更や中止・延期がありました。しかし、少しずつオンライン開催が定着していき、10-12月期には増加傾向となっています。

映像関連は動画配信、リモート制作、最新テクロジーの活用など、新たな需要が生じました。リアルイベントの代わりにオンラインイベントが急増し、今まで距離や時間がネックとなり参加できなかった人たちにとって利便性が向上しました。一方で、皆で集まって盛り上がることに価値を置く種類のイベントは、今後ワクチンの接種が進む中で元に戻っていくことも考えられます。

シネアドは大幅な減少を見せたものの、日本の興行収入記録を更新した邦画アニメが登場し、数多くの広告主を得ました。

インターネット広告は早めの回復基調で、コロナ禍でもプラス成長

インターネット広告も、新型コロナウイルス感染症による消費の低迷と広告出稿減少の影響を受けましたが、他メディアよりも早く回復基調となり、通年では前年比105.9%と、唯一プラスになっています。

インターネット広告媒体費1兆7567億円(前年比105.6%)のうち、運用型広告費は1兆4558億円(前年比109.7%)。

昨年も注目ポイントに挙げたマスコミ4媒体由来のデジタル広告も、運用型広告の活用を中心に、さらに進みました。マスコミ4媒体由来のデジタル広告費は803億円(前年比112.3%)と、前年に引き続き二桁成長です。

2020年 マスコミ4媒体由来のデジタル広告費

●新聞デジタル──不安な世情の中、新聞電子版の信頼性が見直される

新聞デジタルは、堅調な成長トレンドが続いています。4-6月期は予約型広告出稿が減少したものの、サイトPV数が増加した結果、運用型広告による売り上げも増加しました。新聞本紙を基盤とするコンテンツ(記事)の信頼性によるものと考えられます。

●雑誌デジタル──巣ごもり需要で電子雑誌が大幅に伸長

4-6月期から、出版各社主要ウェブメディアのPV数が大きく増加。特に電子雑誌は、コミック誌を中心に大幅な伸長を見せました。ウェビナー企画やオンラインイベント、広告主サイトのコンテンツ制作、SNS活用、動画制作、配信企画などが広告モデルとして引き続き成長しています。

●ラジオデジタル──ラジオの運用型広告に注目

外出自粛や、リモートワークの普及により「radiko」の聴取率が伸びたことでラジオデジタルの運用型広告への注目が集まりました。また、従来型のイベントが減った一方で、ラジオとオンラインイベント、ラジオとSNSを掛け合わせた施策が増え、それに伴う出稿が増える結果となっています。

●テレビメディアデジタル──「TVer」のユーザー数が大幅に増加

テレビメディアデジタルのうち、「テレビメディア関連動画広告」は170億円(前年比113.3%)と、前年に続いて伸長。なかでも「TVer(ティーバー)」は地上波テレビ放送由来のコンテンツ力を背景にユーザー数を大きく伸ばしており、テレビ受像機での利用も伸びてきたことがテレビメディア関連動画広告に寄与しました。

 

2020年は、危機的な状況の中でDX(Digital Transformation|デジタルトランスフォーメーション)が劇的に加速し、“今後10年かけてこうなっていくだろう”と思われていた世界観が一気に実現されました。

そんな中で見えてきたのが、メディアの価値の再構築・再定義です。例えば、減少はしたものの下がり方が緩やかだったDMは、デジタルだけでは伝えきれない情報を届ける役割を担っています。

そもそもテレビ広告などの従来のマスメディア広告はインターネット広告とは性格が違う側面があります。例えば、長期的記憶に基づくようなブランド構築のための広告は、リーチの広さやメディアの信頼性からテレビや新聞などの強みがまだまだあります。

また、インターネット広告は個人や小規模事業者も多く出稿しており、その使い方もプロモーションメディア系の手法に近いものも多くあります。ですので、同等に比較するというのではなくて、それぞれの強みをいかに組み合わせ使いこなしていくかという考え方が必要となります。

この辺りについては、昨年の「日本の広告費」特別対談が参考になるかと思います。

「2019年 日本の広告費」特別対談 今、マスメディア広告の成長に必要なものは?

 

DXとは必ずしも「全てがデジタルになる」という意味ではなく、デジタルの力で紙媒体も含めたメディア全体の構造をつくり直し、それぞれの強みを相乗的に生かすもの、という捉え方ができるでしょう。

コロナ禍という有事に、「マスコミ4媒体由来のデジタル広告費」が伸長したのは、新聞やテレビといったメディアへの“信頼性”の表れだろうと思います。メディアのさまざまな価値や役割があらためて再認識された1年だったといえます。

「2020年 日本の広告費」詳細はこちら(電通ニュースリリース)。

日本の広告費推計範囲

アスリートブレーンズ為末大の「緩急自在」vol.9

為末大さんに「いま、気になっていること」について、フリーに語っていただく連載インタビューコラム。唯一、設定したテーマは「自律とは何か、寛容さとは何か」。謎の「聞き手」からのムチャ振りに為末さんが、あれこれ「気になること」を語ってくれます。さてさて。今回は、どんな話が飛び出すことやら……。乞う、ご期待。

インタビューに応える為末さん

──前回に続いて「さびしさとは、何か?」というテーマで伺おうと思います。前回のお話の最後でカジノなどを例に「自分がとった行動で、何かが反応すること」に対する一種の依存症のような話が出たと思うのですが、今回、冒頭で伺いたいのは、人はさびしさを「紛らわしているのか」それとも「コントロールしているのか」ということです。

為末:またまた難しい質問から入りますね。アスリートでいうと、もちろん成績や結果も大事なんですが「世間の反応がダイレクトに来る」ということが最も心躍る瞬間なんです。言うなれば「さびしさ」の対極にいられる瞬間、ですよね。その高揚感を味わっているうちに、段々、世間に自分が泳がされているような感覚になってくる。そうなると、人って不思議なもので、世間、いわゆる俗世から離れたい、という欲求が出て来るんですよね。せっかく「さびしさ」から解放されたというのに、です。

──ひとつの「境地」ですね。

為末:そうなんです。さびしさから解放されるために、なにかに没頭する。たしかにその何かは、さびしさから解き放ってくれる。でも、その何かに今度は依存していく。ここが人間の厄介なところです。酒でも、恋愛でも、仕事でも、ギャンブルでも、もちろんスポーツも、です。

──よく、分かります。

為末:そうなると、いったん俗世から離れたくなるんです。さびしさから逃れるためにしがみついていた俗世から。例えば現役時代、海外に遠征したりすると、2〜3週間でものすごくいい気分になるんです。なにかから解き放たれた、という感覚。これって「さびしさ」とニアリーイコールだと思うのですが、とてもポジティブな気持ちになれるんです。 

──深いお話ですね。

インタビュtーに応える為末さん

為末:要するに「さびしさ」とどう付き合うか、ということだと思うんですよ。人はさびしさから逃れたいがために、何かにしがみつく。しがみつくと、今度はその対象に依存して縛られてしまう。

──それは、一流アスリートならずとも、われわれでも同じですよね。例えば、入社以来、猛烈に働いてきたというのに、あるとき突然、左遷を言い渡されてしまう、とか。そのときの「喪失感」たるや、言葉にはできません。

為末:アスリートでいうと、現役を引退するときの「喪失感」は、半端ないです。人生の95%を失ってしまった、くらいの感覚です。さびしい、なんてものではありません。頭の中が真っ白になるというか、心に穴があいたというか、膝から崩れ落ちるような感覚。なにしろ人生のほとんどすべてを捧げてきたものが、取り上げられてしまうのですから。 

──その「喪失感」は、どうやって克服されたんですか?

為末:僕の場合は、とにかく本を読み漁りました。本を読んで、知識を深めていくと、目にするものすべてが新鮮に映る。ヒマつぶしといえばヒマつぶしなんですが、知識とか教養とかって、さびしさに耐えるため、さびしさを乗り越えていくために絶対に必要なものだと思うんです。 

──なるほど。

為末:そうすることで、自分が今までやってきたことの意味であるとか、これから何をしていくべきなのか、といった道筋も見えてくる。 

(聞き手:ウェブ電通報編集部)


アスリートブレーンズ プロデュースチーム白石より

現役引退後の耐えがたい喪失感を読書(知識や教養)で克服した、というエピソードに現在の為末さんが形成される萌芽を感じます。アスリートを「さびしさ」という軸で捉えると、通常、一般人では感じ得ない振れ幅で「さびしさ」を、しかも比較的若くして感じる宿命。この課題をひもとくことはアスリートの“セカンドキャリア問題”はもちろん、「さびしさ」によって生じている社会課題の解決にも資する示唆を得られる感触があります。アスリートブレーンズとしても、チャレンジしたい領域です。

アスリートブレーンズプロデュースチーム 電通/日比昭道(3CRP)・白石幸平(事業共創局)

為末大さんを中心に展開している「アスリートブレーンズ」。
アスリートが培ったナレッジで、世の中(企業・社会)の課題解決につなげるチームの詳細については、こちら

アスリートブレーンズロゴ