JRA何故C.ルメールではなく「武豊」なのか。高松宮記念(G1)レシステンシアで敗れれば「G1・30連敗」の屈辱に

 28日に中京競馬場で行われる春のスプリント王決定戦・高松宮記念(G1)に出走を予定しているレシステンシア(牝4、栗東・松下武士厩舎)が、武豊騎手とのコンビで挑むことが明らかになった。

 先月の阪急杯(G3)を制したレシステンシアは、積極果敢に先頭を奪うと、ゴールでも2着馬に2馬身差をつけて完勝。スタートから終始、余裕残しの手応えでゴールした勝ち時計は1分19秒2と、レコードのオマケつき。

 レシステンシア自身も19年の阪神JF(G1)以来となる4勝目で、芝1400m条件は新馬戦、ファンタジーS(G3)に続き3連勝。勝てば待望のG1・2勝目となる、高松宮記念(G1)に向けて最高の滑り出しを決めた。

 しかし、同馬の主戦を任されていた北村友一騎手が、27日に行われるドバイシーマクラシック(G1)にクロノジェネシスとのコンビで出走することもあり、日程的に騎乗できなくなる高松宮記念の鞍上が空白となっていた。

 そこで白羽の矢が立ったのは武豊騎手だ。

 乗り替わる相手としては申し分のない騎手とはいえ、昨年のG1レースで年間未勝利に終わり、現在G1・29連敗中と調子はもう一つ。直近のG1勝利はワールドプレミアで制した19年の菊花賞(G1)と、ここ最近は勝利の美酒から遠ざかっている。

 勝ち負けの期待が大きいレシステンシアとのコンビは、30連敗を避けたいレジェンドにとってまたとないチャンスだ。

 だが、レシステンシアが”ルメールファースト”といわれるノーザンファームの生産馬ということを考えると武豊騎手が選ばれたことには少々驚きだ。

 レシステンシアは昨年、デビュー戦を武豊騎手の手綱で勝利して以来の再タッグとなった桜花賞(G1)を三冠牝馬デアリングタクト相手に2着と好走。次走でもコンビ続行かと思われたが、NHKマイルC(G1)で手綱を執ったのはC.ルメール騎手。秋のマイルCS(G1)で、再び主戦の北村友騎手へと戻った経緯がある。

 現在、高松宮記念にルメール騎手とのコンビで出走を予定している馬の発表がされていないことからも、全国リーディングを独走し、破竹の勢いでG1勝利を量産するルメール騎手が優先的に選ばれても不思議ではなかったはずである。

「デビュー戦でレシステンシアがゲート入りを嫌った際、『ちゃんと入るので、叩かないで欲しい』と係員を止めてくれたことに、レシステンシア陣営が『武豊騎手に感謝している』と喜んだエピソードも少なからず関係してそうです。

デビュー戦の2歳牝馬が嫌な思いをすると、恐怖心を抱き、レース自体が嫌いになる可能性も少なからずあったわけですから、このときの恩返しという意味合いもあるのかもしれませんよ」(競馬関係者)

 高松宮記念で人気を集めることが予想される今回のコンビ結成だが、武豊騎手は2年前、2番人気のモズスーパーフレアとのコンビで出走して15着に大敗。翌年、同馬が松若風馬騎手とのコンビで出走し、9番人気ながら優勝する悪夢のような屈辱も味わった。

 今年のレシステンシアもモズスーパーフレアと同じく逃げを得意としている快速馬。過去の苦い記憶を払拭するためにも、武豊騎手の華麗な手綱捌きに期待したい。

痔・肥満・日中の眠気、「ながらスマホ」が原因?トイレにスマホ持ち込みが絶対NGのワケ

 車や自転車の運転中、駅や歩道の歩行中の「ながらスマホ」は、人とぶつかったり、思わぬ事故を招くため、大変危険とされています。実はながらスマホ、体調にも悪影響を及ぼすことがあります。ついやってしまいがちな行動ですが、今の健康の悩みの原因になっているかもしれません。

トイレでながらスマホ

 個室でゆっくりできるトイレ。つい、スマホを持ち込んで用を足している方も多いのではないでしょうか。

 しかし、それが痔を招いている可能性があります。便が出るまでスマホを見ながら、いきんでいると、肛門に負担がかかってしまい、いぼ痔やきれ痔の原因となります。特に便秘がちな方は長時間便座に座りがちですが、一度いきんで排便できなければ、トイレから出て、また便意があったときにトイレに行きましょう。

 また、心地よいからといってウォシュレットを長い時間あてていると、これも刺激となり、炎症を起こすことがあります。おしり、ビデともに10秒以内くらいが適当です。

 そして、トイレで便座に座っている時間は3分以内を目安にすると良いですね。トイレにはたくさんの菌が付着しているので、スマホにもその菌が付着することも考えられます。もちろん、新聞や雑誌などを持ち込んでのトイレも同様です。

食事でながらスマホ

 食事中にスマホを使いながら食べている方もよく見かけます。食事しながらスマホをしていると、肥満を招く可能性があります。食べるものを見て、香りをかいで、舌で味わいや舌触りを感じとり、食べている音を聞いて食べると、少量でも満腹と感じやすくなります。

 このように、視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚の5感は満腹感に影響を与えます。また、よく噛むことでも脳に刺激を与え、満腹感を得ることができます。その上、満腹感が長く続きます。

 しかし、スマホに集中して食事をしてしまうと、食べている感覚は二の次となってしまい、噛む回数も減って、早食いになりがちです。そして食べた感覚があまりないため、すぐにお腹が空いてしまい、肥満の原因となります。

 現代の食事は、ラーメン、オムライス、カレーなど咀嚼回数が少なくても食べられるものが多く、平均1食で620回の咀嚼回数、食事時間は約11分ほどとされています。ながらスマホではこれよりももっと少ない回数、時間と予測されます。戦前は雑穀米や根菜類などを食べる機会も多く、1食1420回の咀嚼回数、食事時間も約22分でした。

 よく噛むことは、消化をしやすく、血糖値上昇を穏やかにさせ、肥満を抑制させます。また脳に満腹という信号が伝わるのは食事をして20分ほどしてからなので、できるだけ戦前に近い咀嚼回数、食事時間に近づけたいですね。

 そのためには、まずは食事でのながらスマホをやめてみましょう。それがダイエットの近道です。もちろんスマホに限らず、テレビや雑誌なども同様です。

ベッドでながらスマホ

 寝る前にスマホを見ている方も多くいらっしゃいます。それが睡眠の質を下げ、不眠を招いている可能性があります。人は寝る際にはメラトニンという睡眠ホルモンが分泌され睡眠が促されます。しかし、寝る前にスマホを見ていると、そこから発する明るい光が脳に刺激となり、メラトニン分泌を抑制させてしまい、脳を覚醒させ、質のよい睡眠の妨げとなります。

 また、スマホに集中することで夜更かしの原因ともなります。睡眠不足は疲れが取れず、また日中の眠気にもつながります。できれば寝る1~2時間前にはスマホは使わないようにしましょう。もちろんスマホに限らず、テレビやパソコン、ゲームなども同様です。

 忙しい毎日のなか、便利なものがたくさんある世の中になり、つい片手間で色々としがちですが、トイレの時はトイレ、食事の時は食事、睡眠の時は睡眠、どれもその行動をしているときは、その行動に集中するのが体に良いのです。

 健康な体があるからこそ、テキパキと行動ができます。効率良く“ながら”をしているかもしれませんが、意外にそれぞれ集中して行うほうが“効率良く”できるかもしれません。思い当たる方は、まずは今行っている“ながら”をやめて、集中してみてはいかがでしょうか。

(文=望月理恵子/健康検定協会理事長、管理栄養士)

●望月理恵子/健康検定協会理事長、管理栄養士

株式会社Luce代表、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。

with/afterコロナ時代に「不必要」だけど「必要」なモノとは。クリエイターによるトークイベント「Creative Aliens #002」を3月25日にオンライン開催

トップクリエイターが共創するクリエーティブハウスDentsu Craft Tokyoは、その姉妹組織Dentsu Lab Tokyo と共催で、「Creative Aliens #002」(クリエイティブ・エイリアンズ)を3月25日にオンラインで開催する。

「Creative Aliens」は、テクノロジー×クリエイティビティーによるイノベーション創出とクリエイティブ業界全体の底上げを目的に、一般参加イベントとして2019年に初開催。2回目となる今回のテーマは、“The Necessary Unnecessary”(必要な不必要)。コロナ禍によって多くの文化的活動が「不要不急」の自粛対象となる中、人間的な生活のためには「不必要がなぜ必要なのか」をテーマに、遠藤真澄氏(舞台演出/パフォーマー)、鈴木康広氏(アーティスト)、Zach Lieberman氏(アーティスト/リサーチャー/教育者)をゲストに迎える。クリエイターによるトークセッションとパフォーマンスを通して、参加者一人一人にとっての「必要な不必要」は何かを模索する。

with/afterコロナ時代に「不必要」だけど「必要」なモノとは。クリエイターによるトークイベント「Creative Aliens #002」を3月25日にオンライン開催

【「Creative Aliens」特設サイト】
https://dentsucraft.tokyo/events/creative-aliens/002/

【開催概要】
■開催日時 : 3月25日(木)18:00~21:30
■開催形式 : オンライン(YouTube Live配信)
      https://www.youtube.com/c/DentsuLabTokyo
■参加費用 : 無料
■登壇者 :
 [SPEAKERS]遠藤 真澄、鈴木 康広、Zach Lieberman
 [MODERATOR]塚田 有那
 [GRAPHIC RECORDER]清水 淳子
■プログラム:
 18:00 - 18:10  オープニングトーク
 18:10 - 18:50  Dentsu Lab Tokyo/Dentsu Craft Tokyoのご紹介
 18:50 - 19:40  TALK1 & Special Performance:遠藤 真澄
 19:40 - 20:30  TALK2:鈴木 康広
 20:30 - 21:20  TALK3: Zach Lieberman
 21:20 - 21:30  クロージングトーク

【登壇者紹介】
「Creative Aliens #002」登壇者:遠藤 真澄 舞台演出/パフォーマー■遠藤 真澄 舞台演出/パフォーマー
インターナショナルダンス学院卒業後、2016年、英国に活動拠点を移す。UK JAZZ DANCEのW.S開催の傍ら、欧米Levi’s CM、LONDON JAZZ FES、エディンバラフリンジなどメディアから芸術祭まで出演。
現在は帰国し、MV振付、九州大学での講義など幅広く活動。幼児から高齢者まで、海や森や図書館や学校などの場所と人をパフォーミングアーツでつなげる表現W.SやSessionを開催。
故郷・福岡県糸島市を拠点に、ダンスを通して多様性やあたたかいつながりをLocalにもGlobalにもRemoteにも心躍り一緒に感じれる活動を研究中。
https://www.masumiendo.com/

「Creative Aliens #002」登壇者:鈴木 康広 アーティスト■鈴木 康広 アーティスト
1979年静岡県生まれ。2001年東京造形大学卒。既にあるものや見慣れた現象に新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。代表作に《まばたきの葉》《ファスナーの船》《空気の人》など。2014年に水戸芸術館、2017年、箱根 彫刻の森美術館で個展を開催。第4回モスクワビエンナーレ出展。第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016日本代表。2020年、パブリックアート《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》がリニューアルした宮下公園に恒久設置された。現在、十和田市現代美術館で屋外彫刻作品《はじまりの果実》を出展中。2014毎日デザイン賞受賞。作品集に『まばたきとはばたき』『近所の地球』(青幻舎)がある。武蔵野美術大学准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。
http://www.mabataki.com/
 
「Creative Aliens #002」登壇者:Zach Lieberman アーティスト/リサーチャー/教育者
■Zach Lieberman アーティスト/リサーチャー/教育者
人を驚かせるというシンプルな目的のもと、ドローイングに命を吹き込む、声を可視化する、シルエットを音楽に変えるなど、人間のジェスチャーをさまざまな方法で増幅させるパフォーマンスやインスタレーションの制作を行う。
Fast Company誌の最もクリエイティブな100人に選ばれ、またArs ElectronicaのGolden Nica、Design Museum(ロンドン)のInteractive Design of the Yearを受賞。Time誌のBest Inventions of the Yearとしても掲載されている。コードを書くことで作品を制作する傍ら、クリエイティブコーディングのオープンソースC ++ツールキットであるopenFrameworksを共同開発。またコードの詩的な可能性を探求する学校であるSchool for Poetic Computationを共同設立し指導を行う。MITメディアラボの教授でもあり、Future Sketchesグループを運営している。
http://zach.li/
 
「Creative Aliens #002」登壇者:清水 淳子 デザインリサーチャー/グラフィックレコーダー
■清水 淳子 デザインリサーチャー/グラフィックレコーダー
1986年生まれ。2009年に多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、デザイナーに。2012年WATER DESIGN入社。ジャンルを超えた横断的な事業を生むためのビジネスデザインに携わる。2013年Tokyo Graphic Recorderとして活動開始。同年、UXデザイナーとしてYahoo! JAPAN入社。2019年、東京藝術大学デザイン科修士課程修了。現在、多摩美術大学情報デザイン学科専任講師としてメディアデザイン領域を担当。多様な人々が集まる場で既存の境界線を再定義できる状態 “Reborder”を研究中。著書に『Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』がある。
https://4mimimizu.net/
 
「Creative Aliens #002」登壇者:塚田 有那 編集者/キュレーター
■塚田 有那 編集者/キュレーター
一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年から、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。16年から、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)、編集した著書に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』(ビー・エヌ・エヌ)がある。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。
http://boundbaw.com/

【3月12日最新版】FamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイキャンペーンまとめ

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

急速に普及してきたQRコード決済。各サービスごとにさまざまなキャンペーンが実施されているが、あまりにも多すぎてよく分からないという人も多いだろう。ここでは代表的なFamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイのキャぺーンをまとめて紹介するので、自分がよく使っている〇〇Payの特典を見逃さず、もっとお得に買い物をしよう!

PayPayがフィナーレジャンボを急遽追加!

 

 FamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイ……、日本はまさに〇〇Pay戦国時代を迎えている。だが、各サービスごとに独自のキャンペーンを行っているので、イマイチどれが本当にお得なのかよく分からないという人も多いだろう。そこで、ここでは〇〇Payごとに実施している主なキャンペーンを紹介する。  今回も3月から「超PayPay祭」を含む大規模キャンペーンを実施中のPayPayに注目! まず、「超PayPay祭 最大1000円相当 20%戻ってくるキャンペーン」ではオンラインを含む全国の加盟店でPayPayを利用すると最大20%還元(上限1,000円)されるが、新規登録者や半年間利…

続きは【オトナライフ】で読む

パチンコ「100%確変」で“万発”も狙える優秀な性能も…“ある要素”が原因で「激荒マシン」に認定!?【初打ち実戦報告-パチンコ編-】

 パチンコには「確変ループ」「ST」「1種2種混合」など様々なスペックが存在しますが、中でも「転落抽選スペック」は波の荒さが際立つマシンが多い印象です。

 同スペックで成功を収めたタイトルといえば『花の慶次』。右打ち中の大当りは全て「2400発」となる『CR真・花の慶次2〜漆黒の衝撃』は、現行機の中で最強クラスの出玉性能ですね。

 その爆発力は初代『ぱちんこCR真・北斗無双』と比べても何ら遜色はありません。ただ、いつ終わるか分からないというのが転落抽選の長所であり短所でもあります。

 安定感に欠けると考えているユーザーも多いからこそ「転落抽選スペック」のヒット作は少なく、長期稼働を実現するのは難しいのかもしれませんが…。

 そのような波の荒さを覆すような新台が先日デビューを果たしました。「100%確変」「必ず電サポ100回が付与」という安定感を追求したマシン『P笑ゥせぇるすまん~最後の忠告~』です。

 安心・安全・安定の3要素を掲げる本機の実力は果たして。実際に遊技したユーザーの声を交えてご紹介させていただきます。まずはスペックのおさらいとして下記をご覧ください。

『P笑ゥせぇるすまん~最後の忠告~』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/219.91→1/93.62
■転落確率:1/157.91
■電サポ回数:100回+α
■賞球数:1&4&15
■カウント:10C
■ラウンド数:3R or 10R
■確変突入率:100%
■トータル継続率:約70%
■遊タイム突入回転数:550回
■遊タイム電サポ回数:800回
○○○

 大当り確率1/219.91で、大当り後は100%確変に突入。確変中は転落抽選も行われており、遊びやすくも緊張感を楽しめる仕上がりだ。

 通常時の大当り振分けは95%が「3R確変・約450発」で残り5%は「10R確変・約1500発」。先述した通り、大当り消化後は100回+αの電サポ「忠告モード」へと必ず突入する仕様だ。

 確変中は1/157.91の転落フラグを引く前に1/93.62の大当りを射止めるゲーム性となっており、トータル継続率は約70%。電サポ100回転到達時に確変状態であれば「DEADorALIVEモード」へと移行する。ここでは大当りor転落のどちらかを引くまで電サポが続き、終わりが予想できないスリルを楽しめるだろう。

 また、右打ち中の大当りは50%が10R約1500発となるため、まとまった出玉獲得も可能。安定・安全・安心スペックの名に相応しい仕上がりと言えるだろう。

 また本機には遊タイムが搭載されており、通常時550回転消化で「電サポ800回転」が付与される。この間は高速変動が展開され、スピーディーにハマリを消化できる点も魅力だ。

【プレイヤーからの実戦報告】

 出玉面に関しては「割とボリューム感がある」「万発レベルならコンスタントに出せそう」と好感触を掴んだユーザーも存在。半数が1500発となる右打ちの出玉感が、満足のいく結果を生んでいるようですね。

 その反面、スペック面は「転落しすぎ」「ほぼ電サポ100回で終わる」といった厳しい意見が目立ちます。1/157.91という転落確率の高さが、連チャンの障壁として大きく立ちはだかっているのかもしれません。

【ヒットの可能性は?】

 現状では、転落システムに不満を感じているユーザーが多い印象。転落した際に生じるストレスはどうすることもできませんからね。ただ、出玉性能は優秀なので、その点を好むユーザーは増えるかもしれません。今後の活躍に期待しましょう。

(文=パチMax編集部員A)

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JRA武豊ヨーホーレイク事実上「内定」の裏でドロドロの愛憎劇!? 皐月賞(G1)ディープモンスター戸崎圭太とコンビ決定で「鞍上問題ドミノ」に発展も

 4月18日の皐月賞(G1)を前に風雲急を告げる知らせが入った。

 先月のすみれS(L)を制したディープモンスターは、デビューから一貫して武豊騎手とコンビを組んでいたが、陣営は次走に予定している皐月賞の鞍上が未定となっていることをオーナーのDMMドリームクラブが発表した。

 これには武豊騎手のもう1頭のお手馬であるヨーホーレイクとの兼ね合いもあっただろう。すみれSを勝利したことにより、賞金的にダービーまで出走をクリアしたディープモンスター。武豊騎手もクラシックを意識するコメントを残していただけに、コンビ続行の行方は大きな注目を集めていた。

 ところが、ディープモンスター陣営は、戸崎圭太騎手とのコンビで皐月賞に向かうことがわかった。これにより、まだ正式には発表されていないが、皐月賞のヨーホーレイクの鞍上は事実上、武豊騎手が内定したといえそうだ。

 しかし、2頭の鞍上については、これで一応の解決と見ることも可能になったものの、話はこれだけで終わらない。

 クローズアップされるのは、タイトルホルダー(牡3、美浦・栗田徹厩舎)だ。

 同馬は先日のディープインパクト記念弥生賞(G2)を横山武史騎手とのコンビで制したばかり。デビューから3戦すべてで戸崎騎手が手綱を執っていたタイトルホルダーだが、これは戸崎騎手がチュウワウィザードでサウジCに参戦したため、日程的に都合がつかなかったことが大きいだろう。そのため、横山武騎手とのコンビは一戦限りではないかと見られていた。

 だが、ここへきて戸崎騎手がディープモンスターに騎乗するとなると、タイトルホルダーに皐月賞の鞍上問題が発生することになる。

 横山武騎手の名が挙がるのは当然の成り行きだ。弥生賞後のインタビューで「いい形でトライアルを勝てましたし、本番も頑張りたいと思います。よろしくお願いします」と、コンビ続行に含みを持たせるコメントを残した経緯もある。

 とはいえ、横山武騎手がインタビューアから本番について質問をされた際、「えー、本番はまだこれからですし、あの……」と、言葉を詰まらせたのは、共同通信杯(G3)を快勝したエフフォーリアの存在が脳裏に過ったからだろう。

 横山武騎手は同馬のデビュー前から惚れ込んでいる期待馬だけに、この馬とのコンビで皐月賞を視野に入れていると考えられる。

 その一方、肝心のエフフォーリア陣営から、横山武騎手とのコンビで皐月賞に向かうと、正式な発表がされていないのは気になる材料だ。戸崎騎手が初騎乗のディープモンスターで参戦するということは、タイトルホルダー陣営が別の騎手を想定、もしくは確保している可能性が高いはず。

 もし、リップサービスにも映った横山武騎手の「本番も頑張りたい」というコメントが、現実のものとなるようならまるでドミノ倒しのように、昼ドラでよくあるドロドロの愛憎劇へと発展してしまうかもしれない。

甘デジ「10万発」達成も見える“激熱シーズン”到来!? 「大マクり」炸裂なるか!! 

 甘デジ10万発シーズン4はこれまで、土俵際で踏ん張りながら一瞬のスキを突いてくるりと体を反転させ相手を押し出す土俵際の魔術師・栃赤城のような、なんやかんやで最後に連チャンみたいなパターンが多い印象である。

 前回も『CR大海物語4 With アグネス・ラム 遊デジ119ver』で鮮やかな連チャンをみせ炎の逆転ファイターっぷりを見せつけた。この貯金と勢いに乗ってこれまでのシーズンの劣勢を挽回したいところ。ここは攻め時かもしれない。

 そんなわけで、最初に打った台は『P義風堂々!!~兼続と慶次~2N‐X』。ループ約76%、当りの40%で900発もらえるRUSH性能に期待大である。5%だが次回大当り濃厚の連チャンフラグもあるし、刺さった時の破壊力は並々ならぬものがある。

 ところが回りが酷かった。まったくヘソに入らずはじめのワンプッシュの出玉が尽きかけようとしたころにやっと入賞。ただ、その後はポコポコ入るようになり、しかたなく続行するも回らない→そこそこ回るの繰り返し。要は回りムラが強烈だったのである。

 どうにか60回転ほどで当りにこぎつけるも「いくさチャンス」で撃沈。RUSH突入は叶わずだし、結局やっぱり回らない台で必要以上に投資が嵩んでしまった。

 次に選んだのは『ぱちんこ 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえver.』。サクッとアルティメットRUSHへ入れて大量出玉を掠め取る算段である。遊タイムが搭載されているのでハマリも怖くない。

 こういったポジティブなメンタルが影響したのか、30回転足らずで初当りをゲットすると時短4回+残保留4個のRUSHチャレンジで見事に大当りを引き寄せ、アルティメットRUSHを獲得。描いた絵図どおりの展開にニンマリほくそ笑むのである。

 しかし、再びのアルティメット7図柄当りは過ぎた望みとなるどころか、わずか1回の大当りのみで駆け抜けるスーパー微妙な展開で連チャンが幕を閉じた。一応1400発ほどの出玉は手に入れられたが、思てたんと違ーうと笑い飯西田ばりの絶叫を心の内に響かせることとなった。

 しかも、これまではダメ・ダメで来ての大連チャンというフォーマットだったので、2回目に中途半端に出玉を得られたこのターンでは、流れが逆に振れる不安が膨らんでいくのである。

 そんな状況で、次の機種をよくよく吟味し3往復も4往復も甘デジコーナーをぐるぐるしながらようやく腹に決めた台は384回転ハマリの『PフィーバーアクエリオンW 気持ちいい~!ver.』である。

 大局的にハマリ台がいいのではないかと直感と連想能力で挑戦するヒントでピント作戦。より正確に表現するなら「ただの勘」で打ち出すと40回転で引いた初当り後の「突破ゾーン」でギリギリ28回転目に引き戻しRUSHぶち込みに成功。

 1回抜けてからの全回転RUSH引き戻しという曲芸も合わせて7連チャン5000発オーバーで、今回も有終の美を飾ることができたのである。今シリーズは大躍進への激アツチャンス!

【D店】
・今回のトータル出玉 4194発(総収支 +3093発)
・実戦機種 3台(計9台/20台)

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】

(文=大森町男)

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JRA金鯱賞のデアリングタクトは“買い”か“消し”か?を見極める! 鍵を握る穴馬と3連単勝負!

●ダノンザキッドがまさかの敗退、波乱の連鎖は続くのか?

 先週行われた桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2)は、武豊騎手騎乗のメイケイエールと、川田将雅騎手騎乗のエリザベスタワーが同着で1着、そして3着にストゥーティが入り優先出走権を獲得した。また皐月賞トライアルの弥生賞(G2)は、昨年のJRA最優秀2歳牡馬ダノンザキッドがまさかの敗退で波乱の結果となった。このように3月に入りG1レースやクラシックへ向けた大一番が続いている。今週も桜花賞トライアルのフィリーズレビュー(G2)とアネモネステークス(L)、 大阪杯の前哨戦となる金鯱賞(G2)、ヴィクトリアマイル(G1)へ続く中山牝馬S(G3)が行われる。いずれも春の大一番に向けた注目のレース、波乱の連鎖は続くのか、ファンにとっても目が離せない。


●金鯱賞のキーワード

 中でも金鯱賞は競馬ファンの心を踊らせるものがある。昨年無敗の牝馬三冠を達成したデアリングタクトが、春のG1戦線へ向けて復帰するからだ。もちろんレースを観戦するだけでなく、馬券も購入して盛り上がりたいところ。この金鯱賞を的中させるために押さえておくべきキーワードは3つ、デアリングタクトと関西馬と穴馬だ。

 牝馬三冠だけでなく、ジャパンC(G1)でアーモンドアイやコントレイルと接戦を演じたデアリングタクトがレースの中心なのは言うまでもない。問題は休み明けの仕上がり、昨年からの成長具合、あとはこの時期の牝馬特有のフケ(発情)などであろう。

 そして金鯱賞で圧倒的実績を誇る関西馬の存在は無視できない。金鯱賞がこの時期に行われるようになった過去4年は、関西馬がすべて勝利。過去20年までをみても関東馬はわずか2勝のみである。さらに2着3着まで広げても、圧倒的に関西馬が関東馬よりも好走している。

 最後に穴馬の存在である。他の実績馬がデアリングタクトを負かしにいくのであれば、逆に返り討ちにあって穴馬にもチャンスが出てくる。また一か八かの競馬を見せる穴馬も、展開が嵌まればその激走も期待できる状況にある。馬券を的中させるだけでなく、より高配当を狙うのであれば、やはり穴馬の存在を見極めることが肝要だ。


●秘密兵器登場

 先週の弥生賞は断然のダノンザキッドがまさかの敗退、チューリップ賞は低配当、オーシャンSは11番人気の勝利で大波乱と、競馬ファンにとっては厳しいレースだった。ゆえに今週の金鯱賞で先週の負けを取り戻したいという気持ちが強いはず。そこでこの金鯱賞を的中させるために、今回は秘密兵器に協力を仰いだ。その秘密兵器こそ、この金鯱賞でキーワードとなる「デアリングタクト・関西馬・穴馬」を知り尽くす、プロの情報集団チェックメイトである。本物のプロによる攻略法、そして彼らだけが知るデアリングタクトと意外な穴馬について話を聞いた。


――今回は特別に取材に応じていただきありがとうございます。金鯱賞に関するチェックメイトさんの見解や情報について、可能な限りお話しいただければと思います。

チェックメイト担当者:金鯱賞はもともと関西馬が強いレースとして知られています。それは関西圏で行われるというだけでなく、関西の関係者にとって思い入れが強く本気で勝利を狙いにいくレースだからです。そして今年もデアリングタクトを含め合計7頭の関西馬(関東馬は3頭)が、過去同様にこのレースに勝負をかけて出走します。その中には、マスコミも正確に把握してない穴馬の存在や、人気を背負うが実はちょっと状態が上がっていないという実力馬の存在など、複雑な状況があります。それらを把握することが、馬券を的中させるためにも特に重要と言えるでしょう。

――デアリングタクトや穴馬はどんな状況ですか?

チェックメイト担当者:デアリングタクトが勝ち負けできるだけの状態にあるのか、それが一つのポイントになります。しかし陣営はその“本音の本音”を、ライバルも見るマスコミ媒体の競馬記者に明かしません。また一発逆転を狙う穴馬の陣営も、本音を外部に知られてしまえばレースで通用しない状況になってしまうため、マスコミにその本音は明かしません。デアリングタクトの本当の状態、そしてマスコミが把握できない穴馬の激走情報、これらに関して、チェックメイトでは意外な事実が判明しています。

――ということは、まさかの結果となる可能性も?

チェックメイト担当者:例えば2万馬券が飛び出した2018年の金鯱賞は、関西馬の上位独占でしたが、我々は9頭立ての8番人気で2着に好走したサトノノブレスの勝負駆け情報を独自に把握していました。別の人気馬や人気薄にマスコミの報道は集中していましたが、実はサトノノブレスこそが買いだったのです。しかし陣営の本音は最後までスポーツ紙などには掲載されませんでした。当時と同じ状況が今年も見られますので、非常に期待していますよ。

――ここで一度話は逸れますが、先週も鮮やかな的中でしたね。オーシャンSの万馬券や阪神の9万馬券には驚かされました。

チェックメイト担当者:オーシャンSは、人気薄関西馬ビアンフェの勝負情報が、万馬券的中の好結果につながりました。また日曜の阪神10レースは、7番人気の人気薄関西馬ジュランビルの激走情報で、3連単9万660円の万馬券的中となりました。ご参加された会員様からも「関西馬情報があるとこんなにイイのですね!」「9万馬券サイコーです!」など、お喜びの声をいただいています。今週の金鯱賞やその他のレースでも、同様の穴馬情報で好配当が期待できるでしょう。

――それは期待が高まります。聞くところによると、この金鯱賞で無料の情報公開をされるとか。

チェックメイト担当者:はい。これから始まる春のG1戦線に向けて、より競馬を多くの人に楽しんでもらえればと考え、金鯱賞の3連単勝負情報を、初めて利用する方を対象に実施します。この金鯱賞は、チェックメイトの関西馬情報を知る上でも最適なレースだと思います。遠慮なく利用していただければと。また金鯱賞だけでなく、レース前日の夜に公開している『ワンコイン投資プラン』や、レース当日の昼に公開している『タネ銭レース』といった、毎週無料でご利用いただける買い目情報もあります。これらの無料公開情報でも多くの万馬券を的中させていますので、ぜひこちらもご覧になってもらえればと思います。

――それは素晴らしい企画だと思います。ファンも喜ぶでしょう。最後に金鯱賞は当然ですが、来週以降も期待していいですか?

チェックメイト担当者:もちろんです。これから本格的に春競馬が始まっていきますが、このタイミングこそが、関西馬情報がより力を発揮します。競馬で勝ちたい、高配当馬券を的中させたい、本物の情報を知りたい、そんな競馬ファンの皆様にぜひチェックメイトの関西馬情報をオススメします。

――ありがとうございました。いつも以上にレースが楽しみです。


 チェックメイトは、実際に栗東トレーニングセンターなど競馬施設で働いていた競馬関係者が所属。そして競馬を盛り上げるため、ファンのために活動している本物の関係者集団。そんなプロたちが無料で金鯱賞の情報を公開するのだから、これは非常に価値があるものだと思う。金鯱賞はデアリングタクトを中心とした馬券を購入するのか、高配当狙いでデアリングタクトを外して馬券を買うのか、何が正解なのか、ファンとしても悩みどころ。その答えを知るためにも、このチェックメイトの無料情報を利用していただきたい。


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※本稿はPR記事です。

ANA、CAのメンタルを崩壊させる「相互監視システム」と「見せしめ的評価制度」

「全日空(ANA)は北朝鮮のようにCA(客室乗務員)がまったく自由にモノを言えない組織なんです」――。

 こう声を潜めて話すのはANAの20代現役CAだ。このCAが提供してくれた資料をさっそく見てみよう。以下は、1月14日付で業務推進部長名義で全CA向けに配布された「注意喚起(SNSへの不適切な投稿の継続)」だ。

「客室センター員によるSNSへの不適切な投稿がいまだ多数発生し、お客様よりご指摘を頂戴しています。会社の危機的な経営状況下において、客室センター員全員で、業務中、プライペートのいかなる場面においても仕員として自覚ある行動を行うよう一丸となり力を重ねているなかで、このような不祥事は社会的な信用を失い、事業存統に致命傷となりかねない事態であり、痛恨の極みです。

発生事象(具体的投稿は別添参照のこと)

SNSに会社や仕事の不平不満を投稿し、会社の信用を毀損した。会社、業務、ステイ先等の情報を掲載するとともに、著しく品位に欠けた内容や表現(言葉遣い)の投稿を行い、社員の名誉を傷つけた。

これらの投稿は厳しい状況でもご搭乗いただいているお客様の信頼を著しく損ない。お気持ちを不快にさせる内容であり、感染防止策の徹底とお客様のために高品質なサービスを愚直に提供し続けている仲間に対する背任行為です。

1 社員の立場で業務上知り得た内容、感じたことを投稿する(つぶやく)

2 お客様を愚弄する、お客様に不快感を与える内容 (CAであることを自己顕示することも合む)を投稿する(つぶやく)

3 業務や職場に関する不平・不満を投稿する(つぶやく)

SNSを利用した以下のような投稿は、業務に関する情報を無許可で社外に流出させる行為、かつ会社の名誉を害し信用を傷つける、服務規律に違反する行為であり、懲戒処分に該当する行為であるため、こうした服務規定に違反した行為が確認された場合は人事上の懲戒処分を行います。

就業規则 第2節「懲戒」

1.譴責 始末書をとり将来を戒める。

2.減給 始末書をとり減始する。ただし、減給は1回の額が平均質金の1日分の半額を超えないものとし、総額が一賃金支払期における賃金総額の十分の一を超えないものとする。

3.出動停止 始末書をとり、6ヶ月以内の期間出動を停止し、その期間中の賃金を支払わない。

4.降格 始末書をとり降格とする。

5.諭旨退職 退職願を提出するように勧告し、これがなされないときは懲戒解雇とする。

6.懲戒解雇 即時解雇する。」

 SNSに投稿すれば即懲戒処分を匂わすような威圧的な文言が並ぶが、その対象となった投稿はどのようなものだったのだろうか。以下が処分事例だという。

「あーー!!!仕事やめたいよう!!」

「勤務超え過ぎてるからインターバル付与しますってなに!超えてるなら変えろよ!」

(筆者注:労使協定で超えてはいけない勤務時間が決められているが、それを超えてしまうのでインターバルを付与することになったという。結局、長時間勤務を変えようとしない会社への怒りを投稿)

「まさか私がA380の訓練アサインされるとは思ってませんでした。勘弁して!5月からこいつに乗るの恐怖」「(乗客)70人を4人でさばくのムリじゃない??」

(筆者注:A380機は超大型機で、ハワイ線に就航。フライト中ほとんど休憩が取れず、評判が悪い)

 1つ目の投稿は、言葉遣いの問題は確かにあるだろう。ただ、普通は上司が注意して削除などさせれば済む話であり、さすがに懲戒処分はいき過ぎではないか。実際、ANAの競合他社であるJALの複数の現役CAに取材したところ、「この程度の書き込みで懲戒処分された例は聞いたことがない」という。

 あとの2つについては、確かに業務上の情報といえなくもないだろうが、そもそも劣悪な労働環境への不満や不平であり、それに対する「本音」を書き込んだだけで、懲戒処分というのは過剰だろう。むしろ、企業として顧客の安全対策の不十分さが外に漏れることを恐れているだけに見える。

 何より、この4つの書き込みはCA同期どうしのFacebook上のもので、しかも24時間で投稿が消える設定にしたにもかかわらず、なぜか会社側が把握していたという。注意喚起では「お客様からの指摘」で気づいたような書き方をしているが、その信憑性ははなはだ疑わしい。冒頭のCAは「CA仲間からの密告でもない限り、⾝内でのやりとりに会社が気づくなんてあり得ない」と恐怖を隠さない。

入社時の「確認書」でSNS活動自体を禁止

 ANAではCAとして入社する際に、SNSの使い方についての「確認書」に署名させられるという。以下がその中身だ。

「私はフェイスブックやインスタグラムをはじめとする SNSの利用について、ANA社員として ANAグループソーシャルメディアガイドラインを含む情報セキュリティ管理規程に則り、下記の事項を遵守することを警約します。

私は、ソーシャルメディアに投稿する場合には、会社にかかわるすべての情報(業務上知り得た情報や関係する写真等を含む)を記載することはいたしません。以下に示される情報は、 退職後を含め、第三者(限定公開先となっているSNS上の友人を含む)に対して絶対に開示しません。

(1)お客様にかかわる全ての情報(公人、私人を問わない)

(2)客室乗務員であることが分かる、または推察できる情報

(3)安全保安にかかわる全ての情報(イレギュラー関連、暗証番号等、推察、推測を含む)

(4)職場の状況または雰囲気にかかわる情報

(5)業務内容を含めた職場に関する愚痴、不平不満、マイナスな感情表現(乗務、調練等を含む業務全般、お客様対応にかかわる抽象的表現を含む)

(6)社外に公表していない内部の情報(営業戦略、経営計画、新サービス等)

(7)業務上必要となる内部の資料(ICAD、各種規定手順書・実績等)

(8)会社の福利厚生情報(特に優待航空券は家族親族の投稿も厳禁)」

 この確認書について、(1)(3)(6)(7)(8)については理解できるとして、問題は(2)(4)(5)だ。(2)は別にわかったとしても問題のある発言などをしなければよく、個人の自由の侵害ではないかとの疑問がわいてくる。(4)(5)は表現があいまいな上、例えば匿名のツイッターなどで会社の愚痴や不満、問題点を書き込む自由もなくなることになる。つまり、ANACAである以上は社内外に余計な情報発信せずに「黙々と働け」というわけだ。しかも、退社後も外部にあらゆる内容について漏らしてはいけないことにも同意させており、徹底している。

 一方のJALについては、非常に簡素だ。以下が入社時の確認書。

「私は、ブログやSNSに書き込みを行う場合には、会社の信用を害することがないよう最大限の注意を払います また、業務上知り得た情報を会社の許可なく社外メディアやSNSを含むインターネット上の体に情報発信したりあるいは出版したりすることはしません。

・安全、航空保安、 営業上の機密等に直接関わる内容

・社外に流出することで会社の名誉や品位を傷つけかねない内容

・業務に関し、お客さまを含む社外の問覧者に不快感や不信感、誤解を与えかねない内容

・海外地区においては、各国の法令を基に必要に応じて読み替える等お願いします。

以上の内容を確認しました」

 いかがだろうか。ANAとは違い、業務に関する守秘義務などを守ってさえいれば、SNSでCAであることを公開することや、個人的な意見を述べることを禁止する規定はない。ANAが「愚痴や不平不満」と具体的に表現の幅に言及していることからすれば、雲泥の差だといわざるを得ない。

隣組組織「班」でCAを統制

 不平不満を言いにくい組織風土であることが濃厚なANAであるが、それには戦前に存在した近隣住民同士で相互監視し合う隣組ともいうべき「班」というシステムが、同僚同士の統制に大きな役割を果たしているという。以下は30代CAの解説。

「班は一つ当たり8〜10人で、毎月約2回国際線を一緒に乗務し、3カ月おきに班会という集まりを開くのが基本的な活動内容になります。班内ではそれぞれに役割があり、上下関係は年次順に徹底していて、後輩の目標や課題など成長度合いは先輩が必ず把握しています。

 年1回の定期訓練、サービス訓練の結果のほか、班以外のフライトで起きたトラブル、失敗、クレーム等の出来事を班長と管理職に報告する必要もあり、これもすべて把握されています。成長スピードが他の人と比べて遅かったり問題があったりした場合、フライト後に何時間も反省会を先輩とさせられたり、休日に先輩に呼び出されたり、休日にメールの返信を強要してくる先輩もいます。

 班がさながら小さな会社のようになっていて、班内での人間関係に悩み、仕事に来られなくなる人、鬱の症状が出る人がいます。入社後1~2年で、同期20人中複数が心の病で長期でお休みしたという話も聞きましたし、前年度お休みしてたという方や、班員がメンタルで突然長期休暇をとったという話もよく聞きます。班長や管理職は自分の管轄下グループ内で問題が起きないこと、問題児がいないことが自分の成績に関わってくるため、締め付けプレッシャーが必然的に高まる構造になっています。

 班は1年に1回変わります。ただ前の班から個人情報が引継ぎされるため、個人の成績や就業態度などすべて新しい班長と管理職に把握されることになります。

 このような環境で、先輩に意見を言ったり、本音で管理職と話すというのは非常に難しいといわざるを得ません。記録されてずっと引き継がれるくらいなら、波風立てず、平和に生きていく道を選ぶCAがほとんどです」

 筆者の取材によると、JALでも班活動自体は存在するが、ANAのように相互監視の意味合いが強い集まりではなく、あくまで業務でのメンタルヘルスなどを確認するためのグループ活動という性質が強いというのが現状のようだ。冒頭のSNSの書き込みが発見されたのが「密告」であるとの可能性については触れたが、このようなCAの相互監視体制の下では十二分にあり得る話だろう。

現場のCAを苦しめる、人権無視の主観的な評価基準

 さらに、国際的に見て人権侵害といわざるを得ない、ANA特有の「見せしめの評価制度」もCAを苦しめている。

 ANAは2005年からそれまでの乗務手当の制度を変更し、評価者(班長や管理職)の評価による格付けによってさまざまな乗務手当を決める制度に切り替えた。その項目には、「お客様の心に残る笑顔の発揮」「日本らしいおもてなしの心を感じる対応ができる」「安心感や新鮮さを感じるサービスができる」など、とても主観的で抽象的な基準が盛り込まれている。

 筆者が取材したANAのCAのOGも「接客について『正解』がわからないことが精神的にプレッシャーだった」という。別のOGは「結局は班長や管理職のさじ加減で評価が決まるので、プレゼントをわざわざ送る同僚もいて落胆した」と証言する。

 この評価制度により、同じ客室責任者(CP)でも乗務手当は1時間あたり780円、1,400 円、1,600円と差がつき、1カ月80時間飛ぶ場合、業務は同じであるにもかかわらず、約6万~13万円といった大きな収入格差が生じることになる。

 このような客観性や透明性に欠ける評価賃金制度はANA独自のものであり、欧米の外国航空会社では、客室乗務員の経験を重視するため、「勤続年数」による評価が一般的で、むしろ欧米ではチームワークを阻害し人権侵害であるとされ、導入されていない。

同僚に評価をすべて開示し、見せしめ

 しかも、ANA ではこれらの評価結果すべてが社員番号、氏名とともにフライトメンバー表に表示されており、現場からは「まるで見せしめだ」と不満の声が上がっている。筆者が入手したメンバー表の表記は以下の通りだ。

「1、氏名、2、班名と社員番号、3、人事資格(等級)、4、CP(先任)資格の有無、5、部内の役職、6、区分資格、7、習熟コード資格、8、サービス担当資格、9、フライト中の役割」

 これらが書かれた表をメンバー全員が印刷して持ち歩くようになっている。この他にも開示される班員名簿には、入社時期(年度コース名)、その他の部内資格(インストラクター等)、班内での役割(Safety担当など)が記載され、評価・格付けのすべてを誰もが見られるようになっている。

 例えば、入社年次の割に等級や役割が低かった場合、「年次の割に仕事ができない」などの評価を受けたりするなど、評価が可視化されること自体が職場に不快な雰囲気を及ぼす可能性がある。それだけでなく、「会社に嫌われたら評価を下げられて不当に扱われるという恐怖を刷り込まれているように感じる」(先の現役CA)と会社の管理を不当に強める役割を担っていることも十分に考えられる。

 このような状況ではSNSで愚痴や不平不満を書き込むなどしただけでも、そのCAは常に「訳アリな人物」として扱われることになり、自由にものを言える職場ではなくなることになる。

 一方、JALでは、氏名、グレード資格(ANAでいう区分資格)、フライト中の役割と、プライバシーの侵害に配慮した最小限の資格表示となっている。班員名簿も印刷はできずプライバシーへの配慮はなされているというから、先のSNS投稿の確認書の際と同様、雲泥の差があるといわざるを得ない。

ANAに質問状を送付

 以上の取材結果から、ANAのCAに対する言論統制や評価制度の異常さは明白だ。ANAに以下の質問状を送付し、見解を確認した。

【質問内容】

Q1:貴社に社員がCAとして入社する際に署名するSNS投稿に関する以下の確認書についてお伺います。

<私は、ソーシャルメディアに投稿する場合には、会社にかかわるすべての情報(業務上知得た情報や関係する写真等を含む)を記載することはいたしません。以下に示される情報は、 退職後を含め、第三者(限定公開先となっているSNS上の友人を含む)に対して絶対に開示しません。

(1)お客様にかかわる全ての情報(公人、私人を問わない)

(2)客室乗務員であることが分かる、または推察できる情報

(3)安全保安にかかわる全ての情報(イレギュラー関連、暗証番号等、推察、推測を含む)

(4)職場の状況または雰囲気にかかわる情報

(5)業務内容を含めた職場に関する愚痴、不平不満、マイナスな感情表現(乗務、調練等を含む業務全殺、 お客様対応にかかわる抽象的表現を含む)

(6)社外に公表していない内部の情報(営業戦略、経営計画、新サービス等)

(7)業務上必要となる内部の資料(ICAD、各種規定手順書・実績等)

(8)会社の福利厚生情報(特に優待航空券は家族親族の投稿も厳禁)>

 上記(2)は、CAだと判明しても社会人として問題のある発言などを行わなければよく、個人としての表現の自由の侵害の恐れがありますが、貴社ご見解をご教示いただけますでしょうか。

 また、(4)(5)は表現があいまいな上、例えば匿名のツイッターなどで会社の愚痴や不満、問題点を書き込む自由もなくなることになります。退社後も外部にあらゆる内容について漏らしてはいけないというのは、これも表現の自由の侵害の恐れがありますが、貴社ご見解をご教示いただけますでしょうか。

 また、このような規定が、現場のCAが自由に発言できず、職場の息苦しい雰囲気につながっているという証言を貴社関係者より入手しておりますが、貴社ご見解をご教示いただけますでしょうか。

【ANAの回答】

 各社内文書は、対外的に公表しているものではございませんので、個別の回答は差し控えさせていただきます。職場状況や業務内容など、業務に関連する内容についての情報管理の取り扱いは、適切に行うよう、客室乗務員に限らずすべての従業員に日ごろから働きかけております。

Q2:班の活動について、筆者の取材により知り得た概要は以下の通りですが、以下は事実でしょうか。

<班は一つ当たり8〜10人で、毎月約2回国際線を一緒に乗務し、3カ月おきに班会という集まりを開く。班内ではそれぞれに役割があり、上下関係は年次順に徹底していて、後輩の目標や課題など成長度合いは、先輩が必ず把握している。

 年1回の定期訓練、サービス訓練の結果のほか、班以外のフライトで起きたトラブル、失敗、クレーム等の出来事を班長と管理職に報告する必要があり、これらは班長と管理職がすべて把握する。

 班メンバーは1年に1回交代するが、前の班から個人情報が引継ぎされるため、個人の成績や就業態度など、すべて新しい班長と管理職に把握されることになる>

【ANAの回答】

 勤務形態の詳細に関しては、対外的に公表しているものではございませんので、回答は控えさせていただきます。また、個人成績、成長度合い、目標や課題点等についても、人財育成、組織マネジメントの観点でその上司が把握するよう努めております。これは弊社の客室乗務員に限らず、一般的に従業員が属する組織の中で、必要なコミュニケーションを促進するための重要な役割を果たしていると考えております。

Q3:この班活動について、貴社関係者より以下の証言を入手しております。

<(1)成長スピードが他の人と比べて遅かったり問題があったりした場合、フライト後に何時間も反省会を先輩とさせられたり、休日に先輩に呼び出されたり、休日にメールの返信を強要してくる先輩がいて、心が休まる時がない。

(2)班がさながら小さな会社のようになっていて、班内での人間関係に悩み、仕事に来られなくなる人、鬱の症状が出る人がいます。入社後1~2年で、同期20名中複数名が心の病で長期でお休みしたという話も聞きましたし、前年度お休みしてたという方や、班員がメンタルで突然長期休暇をとったCAもいる。

(3)班長や管理職は自分の管轄下グループ内で問題が起きないこと、問題児がいないことが、自分の成績に関わってくるため、締め付けプレッシャーが必然的に高まる構造になっている。

(4)すべての勤務情報などが班長や管理職といった会社側に握られている状況では、先輩に意見を言ったり、本音で管理職と話すというのは非常に難しい>

 上記のような声が貴社内で上がっていることについて、貴社の見解をご教示いただけますでしょうか。

【ANAの回答】

 組織内の個別の上司・部下の関係や組織運営上の各事象について、対外的にお話しすることは控えさせていただきますが、客室乗務員に限らず、社内の組織マネジメントや、従業員の育成の全般を見渡す中で、必要なコミュニケーションが行われていると考えております。

Q4:筆者の取材によると、個人情報まで踏み込んでCAを統制する性格の班活動は貴社特有のものであると考えております。現場CAからは「班活動は、本音で何も話せない職場をつくっている」との声もあがっていますが、班活動を見直すお考えはございますでしょうか。

【ANAの回答】

 各部門、部署の活動方針に沿った組織マネジメント、人財育成を実施しております。良好な職場環境と円滑なコミュニケーションが促進されるよう、必要に応じて改善を進めてまいります。

Q5:CAの評価制度について、貴社が2005年から採用している評価制度では、評価者(班長や管理職)の評価による格付けによって、CAのさまざまな乗務手当を決めるようになっています。評価項目には「お客様の心に残る笑顔の発揮」「日本らしいおもてなしの心を感じる対応ができる」「安心感や新鮮さを感じるサービスができる」など、主観的であいまいなものが盛り込まれており、現場からは「接客について『正解』がわからないことが精神的にプレッシャーだった」「最終的には班長や管理職のさじ加減で決まる不公平な制度」との声も上がっています。こうした声があることについて、貴社ご見解をご教示いただけますでしょうか。

【ANAの回答】

 当社の人事制度(評価制度)に関わるものであり、内容詳細についての回答は差し控えさせていただきます。人財育成の観点で、最適な制度を構築していくよう努めております。

Q6:欧米の航空会社が「勤続年数」を評価軸にする中、上記Q5で記載した人事評価制度について、「主観的であいまいな基準を盛り込んだ全日空独自のもの」「主観的基準の導入は人権侵害にあたる」との指摘も貴社内から聞かれますが、貴社の見解をご教示いただけますでしょうか。また、貴社が2005年に乗務手当を上記評価制度に基づき決めるかたちに切り替えた理由について、ご教示をいただけますでしょうか。

【ANAの回答】

 当社の人事制度(評価制度)に関わるものであり、内容詳細についての回答は差し控えさせていただきます。人財育成の観点で、最適な制度を構築していくよう努めております。

Q7:貴社ではフライトメンバー全員に、CA個人の以下の評価項目が開示されていることについてお伺います。

<1、氏名 2、班名と社員番号 3、人事資格(等級) 4、CP(先任)資格の有無 5、部内の役職 6、区分資格 7、習熟コード資格 8、サービス担当資格 9、フライト中の役割>

 これらが書かれた表をメンバー全員が印刷して持ち歩けるほか、これとは別に開示されている班員名簿には、入社時期(年度コース名)、その他の部内資格(インストラクター等)、班内での役割(Safety担当など)が記載され、評価・格付けのすべてを誰もが見られるようになっており、プライバシー侵害の恐れがあります。これについて、貴社のご見解をご教示いただけますでしょうか。

【ANAの回答】

 上記情報を有しているか否かも含め、セキュリティの関係上、回答を差し控えさせていただきます。一般的に客室乗務員としての業務を遂行する上で必要な情報は、クルー内で共有しております。

Q8:上記のようにフライトメンバーにCAの個人情報を開示することについて、貴社内では「会社から評価が低い人間に対する見せしめになる」との批判の声がありますが、貴社の見解をご教示いただけますでしょうか。

【ANAの回答】

 組織内の各種情報管理の方法について、内容詳細をお答えすることは差し控えさせていただきます。一般的に客室乗務員としての業務を遂行する上で必要な情報を、クルー内で共有しております。

※ANAの回答はここまで

 すべての質問にゼロ回答をよせたANAだが、新型コロナウイルス感染拡⼤で21年3⽉期の巨額⾚字が予想され、企業の存続すら危ぶまれている。再建を急ぐ同社だが、仮に立ち直ったとしても、このような現場のCAをさも徹底的に監視する企業体質が改まらない限り、社員の幸福が訪れるとは思えない。

 華やかなイメージに魅せられCAとなった女性を、過酷な労働に追いやる航空業界の体質について、ANAの実態から浮かび上がらせる。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)

Kyuzo Matsuoka

ジャーナリスト

マスコミの経営問題や雇用、農林水産業など幅広い分野をカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや文春オンライン、東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは @kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

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コロナ禍、なぜ明暗?過去最高益のスシローが、過去最悪赤字の吉野家から「京樽」を買収

 新型コロナウイルスの感染拡大で苦戦が続いている外食大手同士で、再編の動きが出てきた。回転ずし大手のスシローグローバルホールディングス(GHD)が牛丼チェーン大手、吉野家ホールディングス(HD)から持ち帰り専門のすし店などを展開する京樽(東京・中央区)を買収する。4月1日付で全株式を取得するが買収額は非公表だ。

 スシローGHDは4月1日から社名をFOOD&LIFE COMPANIESに変更する。社名変更と同時に京樽を完全子会社に組み入れる。京樽は1932年、京都市で創業した割烹料理店。38年に東京・日本橋人形町に料亭「京樽」を出店して東京へ進出。酢飯を薄焼き卵で包んだ看板商品「茶きん鮨」が評判となり、84年に東証1部に上場した。

 しかし、バブル期の不動産投資やグループ企業の財テクの失敗で97年に会社更生法の適用を申請。99年から吉野家ディー・アンド・シー(現・吉野家HD)が資本参加して再建に取り組み、2011年に完全子会社にした。現在は持ち帰りすし「京樽」や回転ずし「海鮮三崎港」、寿司専門店「すし三崎丸」などを国内で290店を展開する。都心の駅前や商業施設に入っている店舗が大半を占め、新型コロナウイルスの直撃を受け客足が落ち込んだ。

 スシローはテイクアウト寿司市場で高い知名度を誇る京樽の買収をテコに、新型コロナウイルスをきっかけに高まっているテイクアウトのニーズに対応していく。スシローは9割以上の店舗を地方や郊外に出店しており、京樽の買収を機に首都圏の都心部への出店を強化する。

吉野家HDが苦境に陥った一因だ

 吉野家HDの21年2月期決算は売上高が前期比20.3%減の1723億円、営業損益は87億円の赤字(前期は39億円の黒字)、最終損益は90億円の赤字(同7億円の黒字)を見込む。赤字幅は過去最大だ。京樽と讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」の苦戦が赤字拡大の原因となっている。

 20年3~11月期決算によると、京樽の売上高は前年同期比35%減の136億円、営業損益は20億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)。「はなまる」の売上高は34%減の152億円、営業損益は26億円の赤字(同12億円の黒字)だった。牛丼の吉野家は売上高が4%減の788億円、営業損益段階で26億円の黒字(同44億円の黒字)。黒字は確保したが減益になったため、京樽や「はなまる」の赤字、本部費用(33億円)、固定資産の減損損失(18億円)を補えなかった。吉野家におんぶにだっこだった京樽、「はなまる」の経営の脆弱さが一挙に露呈した。

 吉野家HDも手をこまねいていたわけではない。20年2月、「ステーキのどん」「フォルクス」などを展開する完全子会社、アークミールを安楽亭(東証2部)に売却した。アークミールの20年2月期の売上高は199億円で3億円の営業赤字を出していた。21年2月期はこの分の売り上げが減ったが、赤字を止める効果はあった。

すき家」を展開するゼンショーHDの21年3月期の最終損益は前期比92%減とはいえ、10億円の黒字を見込む。90億円の最終赤字の吉野家HDはゼンショーHDに大差をつけられたことになる。ゼンショーHDは仕事のマニュアル化を徹底的に推し進め、販売管理費を抑えた。その差が出た。ゼンショーHDにとって吉野家HDはもはやライバルではない。

 吉野家HDも「本部の費用の重さが課題」(河村泰貴社長)と認識している。店舗への勤務にシフトして500人近い本部人員(非正規社員含む)を300人に減らす。本社オフィスの3分の1を削減、70億円のコストを減らす。不採算の京樽を売却して牛丼の吉野家に経営資源を集中する。

 吉野家HDはフィリピン外食最大手、ジョリビー・フーズ・コーポレーション(パシグ市)と5月に折半出資の合弁会社を設立し、今後10年間で牛丼店「吉野家」を50店出店する計画だ。海外事業の拡大を経営戦略のひとつとして掲げており、フィリピンでの取り組みを巻き返しの起爆剤にしたいところだろう。

コロナ禍でもファミリー客の需要をつかんだスシロー

 コロナは外食企業の明暗を、はっきり分けた。苦戦を強いられる居酒屋やファミレスを尻目に、回転ずしは攻勢を強めている。ファミリー客の需要をつかみ、業績は堅調に推移しているからだ。

 最大手のスシローGHDの21年9月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益は前期比22.3%増の2506億円、営業利益は43.4%増の173億円、純利益は62.6%増の105億円と過去最高を更新する見込みだ。

 国内店の9割以上は地方や郊外のロードサイドに立地していて、ファミリー層を取り込んだ。消費行動が「都心部より生活圏」に変わったことも追い風となった。既存店の売上高が堅調なほか、国内は586店から640店前後に店舗を増やす。これに京樽の290店が加わる。38店を展開している海外も最大28店を新規出店する。香港や台湾で出店を増やし、中国本土やタイにも進出する。

 スシローは賃料が安い郊外のロードサイドへの出店が主流だ。かねてから都心への出店機会をうかがっていたが、家賃が高いことやビルの上層階への出店だと、どうしても集客力が下がるリスクが足枷になっていた。京樽の買収はテイクアウト需要を取り込むだけではない。都心に進出する絶好の機会となる。コロナ禍で多くの外食チェーンが苦境に陥り、都心の店の閉鎖が続出している。こうした跡地に新たな出店余地が生まれるからだ。

 スシローは都心の店舗網を強化し、ファミレスや居酒屋の客層を取り込もうしている。京樽を買収したスシローGHDと京樽を持ち堪えることができず売却した吉野家HD。勢いの差を見せつけた。

(文=編集部)