「なぜここに?」富山県の限界集落に世界の富裕層が殺到する理由 – 日本人の9割は知らない 世界の富裕層は日本で何を食べているのか?

世界の富裕層たちが日本を訪れる最大の目的になっている「美食」。彼らが次に向かうのは、大都市ではなく「地方」だ。いま、土地の文化と食材が融合した“ローカル・ガストロノミー”が、世界から熱視線を集めている。話題の書『日本人の9割は知らない 世界の富裕層は日本で何を食べているのか?』(柏原光太郎著)から、抜粋・再編集し、ガストロノミーツーリズム最前線を解説し、いま注目されているお店やエリアを紹介していきます。

【SNSで話題の本『動物のひみつ』翻訳家に聞く】700ページ超えなのにスラスラ読める面白い科学書のひみつ – 動物のひみつ

10万部突破のベストセラー!! ウォール・ストリート・ジャーナル、ガーディアン、サンデータイムズ、各紙絶賛! 生き物たちは、驚くほど人間に似ている。ネズミは水に濡れた仲間を助けるために出かけるし、アリは女王のためには自爆をいとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営し、ゾウは亡くなった家族の死を悼む。あまりよくない面でいえば、バッタは危機的な飢餓状況になると仲間に襲いかかり、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと示す…といったように、どこか私たちの姿をみているようだ。シドニー大学の「動物行動学」の教授でアフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアで、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動、自然の偉大な驚異の数々を紹介。「オキアミからチンパンジーまで動物たちの多彩で不思議な社会から人間社会の本質を照射する。はっとする発見が随所にある」山極壽一(霊長類学者・人類学者)、「アリ、ミツバチ、ゴキブリ(!)から鳥、哺乳類まで、生き物の社会性が活き活きと語られてめちゃくちゃ面白い。……が、人間社会も同じだと気づいてちょっと怖くなる」橘玲(作家)と絶賛されたその内容の一部を紹介します。

冬休みにじっくり読みたい、怒涛の展開でページをめくる手が止まらなくなる胸アツ本とは? – 心に折れない刀を持て

今年の冬休みはカレンダーの並びがよく、最大9連休になるところも多いのではないだろうか。そんなまとまった休みは、ふだんなかなかできないことに挑戦してみたい。忙しくて手が付けられなかった分厚い本を開いてみるのもいいのではないだろうか。2025年に刊行された本の中で、400ページを超える本格ノンフィクションとして感動の声が続々と上がっている作品がある。『心に折れない刀を持て ジャングリア沖縄、誕生までの挫折と成長の物語』森岡毅(ダイヤモンド社)である。読者の声をまとめてみた。

トヨタ「受注停止」「超長納期化」の裏側…中古車が新車を100万円上回る異常事態

●この記事のポイント
・トヨタ、ヴォクシーやアルファード等で1年以上の納期や受注停止が常態化。これは半導体不足だけでなく、最新ハイブリッドシステムへの需要集中と、メーカー側による厳格な販売枠制限(割当制)がもたらした新事態である。
・歴史的な円安により、トヨタは収益性の高い海外市場へ生産枠を優先配分している。一台あたりの利益が低い国内市場は後回しにされる傾向にあり、グローバル経済の力学が日本の「新車難民」を生む一因となっている。
・新車より中古車が高い「価格逆転現象」が起き、自動車は消費財から投資商品へ変質した。メーカーはサブスク「KINTO」への誘導や転売禁止誓約書で対抗するが、市場の飢餓感がブランド価値を歪める皮肉な状況だ。

「金はある。印鑑もある。だが、買うための『枠』がない」。首都圏のトヨタ系ディーラーに勤める営業担当者は、今の状況をこう表現する。2025年9月に一部改良されたミニバン「ヴォクシー」「ノア」をめぐり、全国の販売現場では異様な光景が広がっている。改良モデルの詳細が公表される前から注文が殺到し、多くの店舗で「受注停止」や「納期1年以上」という掲示が当たり前になった。

 かつては「アルファード」や「ランドクルーザー」といった高級・嗜好性の強い車種に限られていた長納期問題が、いまやファミリー層の主力である大衆ミニバンにまで完全に波及している。

 なぜ、世界最大級の自動車メーカーであるトヨタで、ここまで「車が買えない」状況が続くのか。その裏側には、単なる部品不足では説明できない、トヨタの冷徹な経営判断と、日本市場の地盤沈下が透けて見える。

●目次

「半導体不足」は、もはや免罪符にすぎない

 長納期の理由として、トヨタは長らく「半導体不足」や「サプライチェーンの混乱」を挙げてきた。だが2025年現在、この説明は説得力を失いつつある。

 実際、ホンダの新型「フリード」や日産の「セレナ」は、グレードを選ばなければ数カ月待ちで納車可能な水準まで回復している。それにもかかわらず、トヨタだけが「解消されない渋滞」を抱え続けているのはなぜか。

 自動車アナリストの荻野博文氏は、こう指摘する。

「トヨタ車が買えない理由は、供給能力の不足ではありません。むしろ商品力が強すぎて需要が集中し、それをあえて調整している点に本質があります。第5世代ハイブリッド(HEV)は燃費・静粛性・耐久性のバランスが突出しており、消費者の選択肢がトヨタに一極集中しているのです」

 本来であれば、需要超過は増産で対応するのが常道だ。しかしトヨタは、そこに踏み込まない。ここに、従来とは異なる「売り方」の変化がある。

円安が加速させた「日本市場後回し」という現実

 背景にあるのが、円安を軸としたマクロ経済の構造変化だ。

 トヨタは、為替が1円円安に振れるだけで、営業利益が約450億円押し上げられるとされる。1ドル=150円前後が常態化した現在、同じ1台を生産するなら、日本で売るよりも、北米やアジアの富裕層向けに回した方が、利益率は圧倒的に高い。

「トヨタはすでに『国別生産』ではなく、『世界需要を一本で見て配分する会社』になっています。グローバル最適化の視点に立てば、価格転嫁が難しく、人口減少が進む日本市場は、どうしても優先順位が下がる。これは感情論ではなく、純粋な経済合理性です」(同)

 日本のディーラーがいくら注文を積み上げても、グローバルの配分枠が増えなければ、車は届かない。結果として、日本の消費者は「世界市場の中で買い負ける」立場に置かれている。

 この需給の歪みが生み出したのが、中古車価格が新車価格を上回る「逆転現象」だ。

 通常、自動車は登録した瞬間に2割程度価値が落ちるとされる。しかし現在のトヨタ車では、その常識が完全に崩れている。

・アルファード(現行型)
 新車価格:約540万円〜、
 登録済未使用車:800万〜1,000万円超

・ヴォクシー(HEV)
 新車価格:約350万円〜
 即納中古車:450万〜500万円

「1年待つくらいなら、100万円高くても今すぐ乗りたい」という需要が、中古車市場を押し上げる。そして、この価格高騰が「トヨタ車はリセールが良い」という神話を補強し、投機的な需要まで呼び込む——歪んだ循環が出来上がっている。

「本来、生活必需品に近いミニバンで、ここまでプレミアがつくのは異常です。これはもはや『車』ではなく、『希少な権利』が売買されている状態に近い」(同)

「KINTO」は救済か、それとも選別か

 こうしたなかで、トヨタが用意している“抜け道”が、サブスクリプションサービスの「KINTO」だ。通常販売では1年以上待ちの車種が、KINTO経由なら数カ月で納車されるケースもある。

 消費者からは「不公平だ」という声も上がるが、メーカー側の論理は明確だ。KINTOを通じて販売すれば、将来的に車両は自社系列に戻り、良質な中古車として再流通させることができる。新車から中古まで、価値の連鎖を自社で囲い込む戦略である。

 また、転売防止のための「1年間転売禁止誓約」も導入されているが、実効性には限界がある。需給が逼迫したままでは、抜け道を探す動きは止まらない。

 トヨタの受注停止問題は、単なる生産トラブルではない。それは、日本市場がグローバル経済の中で相対的に弱体化している現実であり、同時に、モノの価値が「所有」ではなく「希少性」で決まる時代への移行を象徴している。

 かつて、日本の高度成長を支えた「高品質な大衆車を、誰でも普通に買える」モデルは、静かに終焉を迎えつつあるのかもしれない。次にあなたがトヨタ車のハンドルを握るとき、それは単なる移動手段ではない。世界規模の需給争奪戦を勝ち抜いて手に入れた、一枚の“プラチナチケット”なのだ。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)

韓国人が口に出せない「南北統一」のホンネとは?世論調査でわかった若者たちの“冷淡な反応” – ニュースな本

かつて韓国では、「南北を1つの国にする」ことが民族の悲願とされてきた。しかしいま、その理想にこだわる国民は少数派だという。最新の世論調査で判明した韓国人の本音と、現実的な南北統一の形を、現地在住のジャーナリストが読み解く。※本稿は、ジャーナリストの徐 台教『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』(集英社クリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

「爪」と「顔」を見れば一発でわかる…肝硬変、腎臓病、肺がん、貧血になりやすい人の「見た目」の特徴とは?【写真あり】〈2025会員ベスト9〉 – DOLベスト記事アワード

「爪」「顔」に現れる危険な4つの兆候に迫ります。「爪」を見ることで貧血や肺がんなど肺の病気の疑いがわかり、「顔」のある部位を見ると肝硬変や腎臓病などの疑いがわかるといいます。ジャーナリストの笹井恵里子氏が聞きました。

会食で「好かれる人」「気を遣わせる人」の決定的な違いとは?サイバー藤田晋会長の答えが火の玉ストレートで何も言えない… – News&Analysis

「夜の会食も仕事のうち」とはよく言われるが、その目的を「商談をまとめること」や「情報を引き出すこと」だと勘違いしているビジネスパーソンは多い。サイバーエージェントの藤田晋会長は、こうした「企みのある会食」だと「本当に気を遣う。そういう会食はやらない」と言う。では、どういった気持ちで会食に臨むべきなのか。アマゾンの「リーダーシップ」「ビジネス実用」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に、会食ですべきこと、してはいけないことについて聞いた。

京都「1万円以下」のホテル続出の真相…中国ショックで中価格帯は崩壊、二極化進む

●この記事のポイント
・中国政府の渡航自粛要請を受け、京都の宿泊価格が急落。ビジネスホテルや簡易宿は正常化する一方、高級ホテルは堅調で、価格と客層の二極化が鮮明になっている。
・中国客減少でインバウンド4,000万人目標は困難視されるが、欧米豪の富裕層は支出額が高く、量から質への転換が進行。観光業への経済的影響は限定的との見方も強い。
・今回の「京都ホテル1万円以下」続出は不況ではなく調整局面。中価格帯の脆弱性が露呈し、日本が安売り観光から脱却するための“インバウンド選別”の始まりといえる。

「一時は1泊3万円まで跳ね上がったビジネスホテルが、今や数千円で泊まれる。やっと、まともな出張ができるようになった」

 そう語るのは、週に一度は京都を訪れる都内IT企業の役員だ。中国政府による日本への渡航自粛要請が報じられてから数週間。インバウンド狂騒の象徴だった京都の宿泊市場で、目に見える異変が起きている。

 街を歩けば、かつて観光客で埋め尽くされていた四条河原町や祇園周辺に、わずかながら「余白」が戻った。宿泊予約サイトを覗けば、かつては考えられなかった1万円以下の京都市内ホテルが並ぶ。これは単なる「不況」なのか。それとも、過熱の反動としての「正常化」なのか。

 本稿では、京都の宿泊価格が急変した背景をひもときつつ、日本のインバウンドビジネスが迎えつつある質的転換点を読み解く。

●目次

「暴落」か「正常化」か──二極化する宿泊価格

 12月に入り、京都市内の宿泊価格は急激な調整局面を迎えている。

 本来5,000円前後が相場だったドミトリーや簡易宿所は、インバウンドバブル期には1万円超えが常態化していたが、足元では再び5,000円前後に回帰。ビジネスホテルも、一時は2万〜3万円台という異常水準に達していたが、現在は1万円前後、なかには3,000〜5,000円台という、いわば「投げ売り」に近い価格を提示する施設も珍しくない。

 一方で、ラグジュアリーホテルの動きはまったく異なる。

 河原町周辺や東山エリアの高級ホテルでは、中国客のキャンセルが出る一方で、欧米豪の富裕層や、混雑を嫌って京都を避けていた日本人富裕層の予約が流入している。結果として、最上位層の需給は崩れず、中価格帯だけが「ごっそり抜け落ちた」構図が浮かび上がる。

 京都へのツアーを中心に取り扱う観光業者は、次のように指摘する。

「これは景気後退ではなく、価格形成の歪みが是正される過程だ。特に京都では、供給過多の中価格帯が、特定国籍の需要に過度に依存していた。その脆弱性が一気に露呈した」

中国客減少は「致命傷」か──数字が示す実態

 中国人観光客の減少により、政府が掲げてきた『年間インバウンド4,000万人』『中国人客1,000万人』という目標達成は、現実的に厳しくなりつつある。

 一部では、長期化すれば日本全体で1兆〜1.7兆円規模の経済損失になるとの試算も出ている。

 だが、この数字を額面通りに受け取るのは早計だ。

 観光庁やJNTOの公開データを見れば、1人あたりの旅行支出額は、すでに欧米豪が中国を大きく上回っている。中国客は買い物消費の比率が高い一方、欧米豪の旅行者は滞在日数が長く、宿泊・体験・飲食への支出が厚い。

 前出の観光業者は、こう語る。

「団体バス10台分の中国客より、欧米の富裕層10組のほうが利益率は高い。騒音や交通負荷も小さい。今回の騒動は、客層をアップグレードする好機でもある」

 量から質へ。数字の“人数”は減っても、経済的な実入りが必ずしも比例して減るわけではないという現実が、徐々に業界内で共有され始めている。

なぜ「ビジネスホテル」だけが崩れたのか

 今回の価格調整で最も打撃を受けたのは、明らかにビジネスホテルゾーンだ。背景には、構造的な問題がある。

 第一に、京都ではこの数年、中価格帯ホテルの新規開業が集中した。インバウンド需要を見込んだ投資マネーが流入し、「どこも満室」「いくらでも値上げできる」という前提で供給が膨らんだ。

 第二に、その需要の中核を担っていたのが、中国人団体・個人客だった点だ。特定市場への依存度が高いほど、外部要因による変動リスクは大きくなる。

 前出の観光業者は次のように分析する。

「高級ホテルはブランド力と顧客基盤があり、価格決定権を持つ。一方でビジネスホテルは、需給が崩れた瞬間に価格競争へ陥りやすい。京都では、その歪みが一気に表面化した」

 つまり、今回の“暴落”は、偶発的な事故ではなく、脆弱なゾーンが真っ先に調整された結果なのだ。

市民とビジネスパーソンにとっての「恩恵」

 皮肉なことに、今回の変化を歓迎している層も少なくない。京都市民からは「バスに座れるようになった」「道が歩きやすい」といった声が聞かれる。

 また、日本人ビジネスパーソンや出張族にとって、宿泊費の適正化は明確なプラスだ。これまで「京都出張=高コスト」という歪んだ状況が、ようやく是正されつつある。

 経済ジャーナリストの岩井裕介氏はこう語る。

「観光都市が生活機能やビジネス機能を失えば、長期的には競争力を失う。今回の調整は、都市としてのバランスを取り戻す過程ともいえる」

 春節を控え、京都の宿泊市場は再び動き出すだろう。ただし、その主役がかつてのような『数の中国』に戻るかどうかは不透明だ。

 むしろ今後は、多国籍・高付加価値・長期滞在という方向へ、ゆっくりと重心が移っていく可能性が高い。

 今回の価格急落は、インバウンドバブルの崩壊ではない。日本が「安売り観光地」から脱却し、持続可能な観光立国へ移行するための、手痛いが必要な洗礼だ。

 京都で起きているのは、静かな失速ではない。それは、観光の質を問う選別の始まりなのである。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)

小テストで満点→景品がもらえる!「勉強をゲーム化」した子どもが伸び悩んだ時の突破法 – ドラゴン桜2で学ぶホンネの教育論

三田紀房の受験マンガ『ドラゴン桜2』を題材に、現役東大生(文科二類)の土田淳真が教育と受験の今を読み解く連載「ドラゴン桜2で学ぶホンネの教育論」。第112回は、勉強を習慣づけるための「ゲーム化」について考える。