AKB、新グループ結成に「NGT問題が終わってないのに、おかしい」と批判続出

「CGM48オフィシャルFacebookページ」より

 AKB48の新たな海外姉妹グループとなる「CGM48」の結成が発表された。タイ・チェンマイを拠点とする新グループの誕生という明るいニュースのはずだが、AKB48グループは国内の騒動が決着していないことから、批判の声も多く上がっている。

 CGM48の結成は、チェンマイで開催されたBNK48のファン感謝イベント「BNK48 Thank You & The Beginner Chiang Mai」で発表された。タイではBNK48に次ぐ2組目で、名称はチェンマイの英語表記「Chiang Mai」に由来。ロゴカラーはチェンマイの自然豊かな森林がイメージされたという。すでに公式ツイッターやフェイスブックが開設されており、フェイスブックにある「第1期生のオーディション募集要綱」を見ると、参加資格年齢は12歳から22歳までとなっている。

 AKB48グループの海外グループとしては、昨年発表されたベトナム・ホーチミンの「SGO48」に続いて8組目となる。

 AKB48グループといえば、山口真帆暴行事件に端を発したNGT48騒動が今なお解決していない。被害を訴えた山口がグループから卒業したことで事態が終息したかのようにふるまう運営元に対する批判は、やむ気配がまったくない。

 このタイミングでの新グループ発足についても批判が多く、ネット上には「NGT48問題が終わっていないのに新グループ立ち上げなんておかしい」「そこまでして金稼ぎがしたいのかと思うと本当に腹立たしく感じる」「わざわざ海外に新グループを設置する時間があるなら、一刻も早くNGT48問題を解決してください」といった声が続出。ほかにも「日本ではアイドルが飽和状態で需要が見込めないだろうから、今後も海外進出を強めていきそう」「いつまで若い女の子を搾取するビジネスを続けるのか」との意見も見られる。

『山口百恵→AKB48ア・イ・ド・ル論』(宝島社)などの著者でアイドル評論家の北川昌弘氏は、海外で新グループを立ち上げる意図を、次のように推測する。

「海外で展開するノウハウが確立しているのだから、場所とタイミングを的確に判断していけば、ほぼうまくいくはず。そういう意味では、海外展開していくのは基本的に正しい。もしそうしなければ、勝手に似たようなものをつくられる可能性もある。

 中国では一度トラブったみたいだが、その体験も貴重だろう。タイではバンコクに続いて2カ所目というのも、的確に展開できる場所を選んでいるということではないだろうか。そこで発掘した逸材を、日本を含めて世界展開するのも夢ではないと思うが、最近はあまり交流の話題がないのは残念。特にタイは、日本受けしそうな美少女が突然現れたりするので期待している。

 そういう意味でも、『AKB48選抜総選挙』はグループの原点でもあり、CDなどの売り上げにも大きく貢献していたのに、今年は開催しないことになり、機能しないという事態は問題ではないか。

 その問題も本質的には、本体の屋台骨が揺らいでいることにある。危機管理能力というか、問題を前向きに解決していこうとしていることを、ファンや地元にわかりやすくきっちりと示していないように見えるのは残念。

 そんなわけで、国内で派手な展開はしにくい状況にある。海外はその国の事情だけで作業が進んでいくということでしょう」

 目の前にある問題を解決しなければ、いくら新規グループを立ち上げてもファンは離れていくばかりだろう。
(文=編集部)

【日本ダービー】レーン騎乗のサートゥルナーリア包囲網完成か…注目すべき意外な穴馬

日本ダービーで買うべき馬は?

 いよいよ日本競馬の祭典、東京優駿(日本ダービー)が今週末の日曜日に東京競馬場で行われる。今年、注目されているのは、ディープインパクト以来の「無敗の三冠馬」になると目されている皐月賞馬・サートゥルナーリアの存在だ。前走の皐月賞は約4カ月の休み明けながら勝利しており、このダービーに向けて万全といった雰囲気となっている。しかし問題は、皐月賞勝利騎手のクリストフ・ルメールが騎乗停止中のため、ダミアン・レーンに乗り変わることだ。

 レーンは来日した1週目から重賞を勝利するなど大活躍だが、先週末の優駿牝馬(オークス)は1番人気のコントラチェックに騎乗し、まさかの大敗。これにはファンも関係者もがっかりしたことだろう。「レーン神話の終了か」との声も聞かれるが、このサートゥルナーリアでダービージョッキーになれば、その賞金だけで1000万円がもらえるため、本人のやる気は相当なものだろう。しかし、現場の声を聞くと、かなりネガティブな内容が多いようだ。

 ある関係者の話では、多くの騎手がレーンに対するマークを厳しくしつつあるという。オークスでは、レーンが騎乗するコントラチェックへのマークが厳しく、プレッシャーのある展開で同馬は直線半ばで万事休す。逆にノーマークだったミルコ・デムーロのラヴズオンリーユーが勝利している。そして、この日本ダービーでも同じような展開になるとの見方があるのだ。

「ルメールであれば、多少マークされてもそれをはねのけるような乗り方ができる。ただ、レーンはまだそこまでの荒い騎乗に対処できない。それに日本人の騎手も、短期免許で来た外国人騎手に日本ダービーを勝たせたくないという気持ちも強いようだ。レーンは相当厳しい競馬になると思うよ」(関係者)

 確かに、ルメールからの乗り替わりが武豊や日本人ジョッキーであれば、多くのファンや関係者も応援しただろう。しかし、短期免許でやってきた25歳の若手外国人騎手が1番人気に騎乗するのだから、日本人騎手の嫉妬が集まるのもわかる。そういった包囲網からも、サートゥルナーリアの陣営はかなり厳しい競馬になると覚悟しているようだ。あとは最終ジャッジでサートゥルナーリアの取捨を決定することになる。

 では、サートゥルナーリアを負かす可能性があるのは、どの馬なのか。ヴェロックス、ダノンキングリー、それともリオンリオンか--。さまざまなリサーチをしていくなかで浮上したのは、最強の競馬関係者集団「競馬セブン」が独占入手したという“勝負馬”だ。

NHKマイルカップでは172万円を獲得!

 競馬セブンといえば、大波乱となったNHKマイルカップで3連単・41万680円、馬連・1万7200円、3連複・9万7390円を的中させた、最強の情報力を持つ競馬関係者集団。元JRA騎手で、元JRA競馬学校の教官という肩書を持つ大物競馬関係者の徳吉一己、元JRA調教師で人脈抱負の嶋田潤と小原伊佐美と二本柳俊一、競馬記者歴40年以上の超ベテランで「美浦の地獄耳」の異名を持つ古川幸弘、さらに元札幌馬主会の理事を務めた斎藤隆や社台スタリオンステーション荻伏の場長だった林勲といった大物たちに加え、ほかにも名前が出せない競馬関係者が多数所属しているという。その競馬セブンが語る日本ダービーのポイントは以下の通り。

レースのポイントは乗り替わりです。今回はルメールが騎乗停止のためレーンへ乗り替わりとなりました。さすがにほかのジョッキーたちも『テン乗り(初騎乗)で勝たすまい』と包囲網を敷いているようです。さらに横山典弘も騎乗停止となり、鞍上が三男の横山武史となりました。同馬陣営からは逃げ宣言が出ており、騎手が変わったことで展開やペースがまったく別物になりました。

 ちなみに、この日本ダービーというレースは、乗り替わりで勝てないレースとして有名です。それは数字にも表れており、1986年以降、乗り替わりは183戦して33年間で一度も勝っていません。サートゥルナーリアが日本ダービーを勝つには、さまざまな壁を乗り越える必要があるということです。

 そんな今年の日本ダービーですが、我々はレースを紐解くうえで重要な前哨戦である皐月賞、NHKマイルカップ、さらにはトライアル青葉賞も完璧に的中しています。そして全出走馬の能力比較も上昇度も把握済み。ポイントとなるサートゥルナーリアの取捨も完璧で、相手関係も完全に3頭に絞り込まれております。

 そして、今年すでに馬連勝負だけで281万6000円を獲得している【予告のG1勝負】に指定。多くの競馬ファン、関係者も注目する日本ダービーで本線3点的中への準備は整いました。日本ダービーで馬券の購入を検討しているのであれば、ぜひこの情報を利用してほしいと考えています。

 というのも、今回は多くの方が日本ダービーの的中馬券を手にできるように、この馬連3点勝負情報を無料公開いたします。本物の情報とは何か、ぜひこの日本ダービーで体験してください」

 オークスは人気のラヴズオンリーユーが勝利するも、12番人気のカレンブーケドールが激走して2着に入り、アッと驚く波乱の結果となった。この日本ダービーも、さらなる衝撃が待っているようだ。

皐月賞も完全的中を達成。ダービーの期待も高まる

 競馬セブンはNHKマイルカップで馬連・172万円、ヴィクトリアマイルで37万円、皐月賞で28万5000円、桜花賞で44万1000円を獲得するなど、春のG1シーズンで絶好調だ。そんな実績と実力を持つ競馬セブンが無料で提供する「日本ダービー3点勝負買い目」は絶対に利用すべきだ。しかも、競馬セブンは、仮にこの日本ダービーを的中できなければ、年末の有馬記念までの全G1レース情報も無料で公開するという。これも自信の表れだろう。

 さらに6月以降も儲けどころが山のように待っているという。もちろん、来週末の安田記念(過去に馬連104.8倍的中!)や、春競馬を締めくくる宝塚記念(昨年馬連92倍的中→92万円払い戻し!)といったG1レースも注目だが、それ以上に「北海道競馬が桁違いに儲かる!」と競馬セブンは断言している。その理由は「ほかでは入手できない馬産地情報の独占」「外厩で仕上がられた誰も知らない勝負馬」「新聞掲載のコメントがあてにならない」「情報の引っ張りがヤリたい放題」など、さまざまな要素があるようだ。

 本格的に競馬を始めるのであれば、この6月は絶好のチャンスかもしれない。競馬セブンであれば、競馬で一獲千金は夢ではなく現実なのである。
(文=編集部)

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『向かいのバズる家族』今期連ドラ“視聴者の満足度1位”「面白さと怖さがすごい」

『向かいのバズる家族』公式サイトより

 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に翻弄される家族を描いた、内田理央主演の連続テレビドラマ『向かいのバズる家族』(日本テレビ系)。毎週木曜23時59分から放送という深夜枠での放送ながら、回を追うごとにじわりじわりと人気を伸ばしているようだ。

 本ドラマは、俳優で脚本家のマギーが手がけたオリジナルストーリー。“家族・恋愛・SNS”といったテーマを盛り込みつつ、家族が互いに無関心な篝(かがり)家を舞台にした物語が展開する。

 4月4日に第1話が放送され、主人公の篝あかり(内田)がひょんなことからSNSで“バズる”様子を描写。カフェ店長のあかりがクレーマーに謝罪する場面を、その場に居合わせたほかの客が動画に収めてSNSに投稿した。その美貌で話題になったあかりは周囲の変化に驚くが、実は彼女には“もうひとつの顔”が隠されていた。

 ドラマはあかりと涼太(白洲迅)の恋物語を交えつつ、あかりの母・緋奈子(高岡早紀)や父・篤史(木下隆行)も相次いでSNSでバズる様子が描かれる。緋奈子は料理動画のセクシーぶり、篤史は自身がプロデュースするドラマの炎上と、バズり方は三者三様。一方であかりは人気が上昇するとともに、“裏の顔”であるネット上の別人格「ナマハゲチョップ」の存在が周囲にバレないか、不安を募らせていく。

 物語が進むにつれ、それぞれの身元を知る人物が現れ、不穏な動きを見せる。あかりの過去を知る男・鍋島剛(笠松将)があかりに近づき、緋奈子には網野(大浦龍宇一)が接近。さらに、家族がバズっていることを知った篤史が、ドラマの宣伝に利用しようとするなど、複数のエピソードが同時に進行している状況だ。

 ドラマはSNSをテーマにしているだけあって、プロモーションにも余念がない。たとえば、ツイッター上には、あかりが更新している「ナマハゲチョップ」のアカウントが実在する。また、あかりがカフェ店員の情報漏洩を生配信で謝罪する場面では、同時刻に内田がインスタグラムのライブ配信で謝罪するという連動企画もなされた。ドラマと同様の謝罪内容で、ナマハゲチョップアカウントの存在も明かした。

 ナマハゲチョップのアカウントで、「トレンド入りしたい」とアピールしていたこともあってか、第4話が放送された後には、「ナマハゲチョップ」がツイッターのトレンドワード入りするほどツイートされた。

 現在、第7話まで放送を終えているが、ネット上では日を追って注目が高まっている。深夜帯の放送ということもあり、視聴率としては2%前後だが、「坂を転げ落ちるように情報が制御できなくなる怖さがすごい」「“ネットに踊らされる現代”という感じのドラマに仕立てられていて良いと思う」「SNSの面白さと怖さがしっかり描かれていて、どんどん引き込まれていく」「宣伝方法もドラマのテーマに沿っていて、今期一番面白い作品」といった声が寄せられている。

 5月23日放送の第8話では、家族と向き合うため、あかりが家族会議を開く。“本当の姿”を浮き彫りにしていく「バズる家族」に、どのような結末が待ち受けているのだろうか。
(文=編集部)

NGT、今度は加藤美南が不適切投稿で「汚れたアイドルの集まり」「もう解散すれば?」

NGT48公式ツイッターより

 NGT48は、元メンバーの山口真帆をめぐる暴行事件以降、バッシングの声がやまない。今度は現役メンバーで元チームN3キャプテンの加藤美南が騒動を巻き起こして謝罪・降格処分に至り、ファンからさらなる反感を買うことになった。

 NGT48公式サイトは5月21日、「メンバーのSNSの取り扱いに関してのご報告」と題した文面を掲載。「この度、加藤美南のSNSで不適切な投稿がございました。皆様には大変不愉快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 問題視された加藤の投稿は、インスタグラムの「ストーリー」にアップされた画像(削除済み)。山口の卒業公演の様子が映し出されたテレビを撮影した上で「せっかくネイルしてるのにチャンネル変えて欲しい」とのコメントが添えられており、画像の真偽をめぐって炎上状態になっていた。

 公式サイトでは謝罪とともに、「不適切な投稿をした加藤美南を本日付で研究生降格処分と致します」と発表。加藤の謝罪コメントも掲載され、そのなかで「ネイルサロンでニュースを見て悲しい気持ちになってしまい、友達だけに公開しようと自分の心境をストーリーに述べたのですが、間違えて全ての人に公開してしまいました。親しい友達にしか見せないとはいえ、人の気持ちを考えていない投稿でした」と告白している。

 加藤といえば、山口暴行事件についてネット上で「事件に関与したのではないか」と指摘され、“疑惑”の渦中にある。暴行事件後に山口は一部メンバーのツイッターやインスタグラムなどのフォローを解除しており、そのなかに加藤も含まれていたため疑惑が浮上した。今回、加藤自身が不適切投稿と認めて詳細な状況を語ったことで、新たな憶測を呼びかねない状況だ。

 加藤の謝罪・降格処分を受け、ネット上では「もっと重たい処分でいいと思うし、グループ解散でいいとすら思える」「人を繰り返し傷つけておきながら降格処分で済ませるとは、運営は舐めているのか」「ネガティブな話題しか出てこないのに新潟にすがらないで。もう出ていってほしい」「暴行事件が起きたときに運営が真っ当な対処をしていれば、こんな事態にまでならずに済んだのでは?」など、運営側の対応を批判する声が溢れ返っている。

「ネット上では山口暴行事件の“黒幕”として何人ものメンバーが取り沙汰され、18日の山口卒業公演もわずか10人で行われるなど、アイドルグループとしては終わっていますよね。世間的にも、もはや“ただの汚れたアイドルの集まり”くらいのイメージしかないのではないでしょうか」(マスコミ関係者)

 アイドルである前に、ひとり人間として加藤には猛省してほしい。
(文=編集部)

『ラジエーションハウス』では描かれない日本のCT・MRI“異常過多”の危険性

「Getty Images」より

 放射線技師や放射線科医の苦悩と葛藤を描く連続テレビドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)が4月8日にスタートして以来、注目を浴びている。レントゲンやCT(コンピューター断層診断)で病変を撮像し、病気の原因を探る放射線技師と、病変の有無を診断(読影)する放射線科医たちの葛藤を描く医療ドラマだ。

 実は日本は、がんや重篤な生活習慣病などの早期発見・早期治療に欠かせないCTやMRI(磁気共鳴画像)などの高額医療機器の保有台数が、国際的に見て異常といえるほど多い。一方で、放射線診断専門医が圧倒的に不足しているというアンバランスがある。『ラジエーションハウス』を視聴しているだけでは、こうした現実は見えてこない。

過剰な画像診断は被爆と無駄な医療費の原因となる

 国際的に突出したCT・MRI大国である日本に対しては、かなり前からその危険性を指摘する報告がいくつかなされている。問題は大きく分けて、「被曝のリスク」と「医療費が膨大なものになる」という2点だ。

 画像診断の発達は、医学に驚異のイノベーションをもたらした。だが、CTや放射性医薬品による検査で使用する電離放射線量は、胸部X線撮影やマンモグラフィーなどの標準的なX線検査のおよそ50~500倍以上の高線量だ。高線量の放射線が広範囲に照射され、検査回数が増加すれば、低レベルでも発がんリスクが高まることは予想に難くない。

 米国では、放射線技師や放射線科医などが受ける業務上の被曝の実効線量は、5年間で100ミリシーベルト(mSv)(年間平均20mSvかつ1年間の上限50mSv)に制限される。

 エモリー大学医学部のレザ・フェイゼル博士らの研究チームは、毎年1000人中約194人が中線量(3~20mSv)を、1000人中約19人は高線量(20~50mSv)を、1000人中約2人は非常に高線量(50mSv超)をそれぞれ被曝し、毎年およそ4万人が年間20mSv以上の放射線を被曝したと報告した(「The New England Journal of Medicine」2009年8月号)。

 また、フレッド・メトラー博士は、画像診断による1人当たりの実効線量が10~15年で倍増、26年間で被曝量が約6倍、56年間で放射線または放射性医薬品を用いた年間の診断回数は約15倍に増加したと発表した(「Radiology」2009年11月号)。

 米国をはじめとする先進国では、放射線診断件数はやはり急増しており、スミス・バインドマン氏らはCTが同種にもかかわらず、同一施設内および異なる施設間でもCT検査の種類ごとの線量の最大値と最小値間に平均13倍の差があった事実を報告した。

 バインドマン氏は「同種のCT検査を異なる施設の医師らが異なった技術パラメーターを用いたからだ」と説明。「CT検査の種類に応じた許容線量の基準がなく、許容できない線量になる。被曝量を30~50%軽減するための規制はない」と指摘する(「Archives of Internal Medicine」<2009 年 12 月号スミス・バインドマン氏らの研究>より)。

 こうした米国の状況に対して、コロンビア大学・内科医学と放射線医学のアンドリュー・アインシュタイン博士は「検査の正当化、検査法の最適化、診断基準レベルの平準化という放射線防護の3原則を徹底しなければならない」と主張する(「Archives of Internal Medicine」<2009 年 12 月号>)。

なぜ日本には多くのCTやMRIが導入されているのか

 十数年前のものだが、日本では画像診断によってがんが3.2%(年間7587件)増える可能性があると指摘する論文が医学雑誌「ランセット」に掲載されている(Amy Berrington de Gonzalez, Sarah Darby: Risk of cancer from diagnostic X-rays: estimates for the UK and 14 other countries. Lancet 363:345-351, 2004/2004年3月10日)。

 ゴンザレス博士らは画像診断の被曝による放射線で誘発される9種類のがん(食道、胃、結腸、肝臓、肺、甲状腺、乳房、膀胱、白血病)が75歳までに発症する確率を、英国と先進14カ国について比較した。

 ただ、画像診断による低線量被ばくによる発がんの可能性や発がん率は定説がないので、明確なエビデンスはいまだ不明だ。画像診断による「がんの発生と死亡率」に関して、さまざまな果敢な研究が米国で続いている。その成果は必ず実を結ぶだろう。
 
 むしろ、ゴンザレス博士らの論文が指摘した重要なことは、日本の画像診断による検査数やCTの保有台数が非常に多い点だ。

 厚労省『医療機器の配置及び安全管理の状況等について』(2016年7月15日)と「OECD health Statistics 2015」から、OECD(経済協力開発機構)諸国と比較した日本のCTとMRIの保有台数を見てみる。
 
 CTの保有台数(100万人当たり)は、日本は101.3台で、2位以下のオーストラリア53.7台、米国43.5台、アイスランド40.5台、デンマーク37.8台から大きく飛び抜けている。MRIの保有台数(100万人当たり)でも、日本は45.9台で、2位以下の米国35.5台、イタリア24.6台 、韓国24.5台、ギリシャ24.3台と比べて、やはり群を抜いて多い。

 CTとMRIの保有台数は、それぞれOECD平均の4.1倍、3.27倍に達している。日本のCT保有台数は、1万人に約1台という高率だ。

 なぜこれほどまでに、CTやMRIなどの診断機器の保有台数が異常に多い国になっているのか。それは、CTやMRIなどの診断機器の設置基準が明確でない上に、医療従事者や患者の医療被曝への意識が低く、国民が公的健康保険制度による低費用の検査に依存している状況にあるからだといわれる。

 さらに、国内の医療施設で働く放射線科医は6587名と少ない(「平成28年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」より)。1人の放射線科医当たりの検査回数は年間約5000回となり、その負担はかなり大きい。『ラジエーションハウス』でも、あまりの読影件数の多さに疲弊する放射線科医の姿が描かれている。

大病院よりクリニックに多いCT、MRIは無駄?

 さらに日本の保有施設数はCTが診療所5001(43%)、病院6627(57%)、MRIが診療所1669(33%)、病院3466(67%)と、CT、MRIともクリニックレベルにも多く設置されている特徴がある(厚労省『医療機器の配置及び安全管理の状況等について』<2016年7月15日>)。

 CTやMRIなどの高額医療機器が大病院だけではなく、市中の小規模な病院や診療所に分散しているこうした状況に対しては、医療機器の非効率的な運用が行われ、患者の健康維持より医療機器の維持と利益確保のために活用されている傾向があり、その結果として無駄で危険な医療被曝と医療費の高騰につながっていると批判される。

 もちろん、解決策がまったくないわけではない。それは、次のようなものだ。

・欧米のようにCTやMRIなどの高額医療機器に厳しい施設基準を設ける
・都市部に高額医療機器を集約し、より効率的かつ高レベルの医療を実現する
・専任する放射線科医、放射線技師の雇用を義務づけ、品質管理を徹底する
(「京都府立医科大学雑誌」120(12),943〜951,2011 特集「放射線と健康」米国発,医用画像の過剰使用問題は我が国へも波及するか~山田惠)

超過剰画像診断大国の未来はどこにあるのか

 過剰な画像診断による医療被曝、医療費の高騰、放射線科医の不足と過剰労働、さらにそれによる誤診や病気の見逃しのリスク、こうした問題を抑制できる道は開けるのか。

 CTやMRIの豊富な医用画像データを生かすために、AI(人工知能)のディープラーニングやクラウドソーシング(画像の遠隔読影など)を活用はそのひとつだろう。

 ちなみに、乳腺マンモグラフィーと胸部X線単純撮影は5年以内に、CT、MRI、超音波診断は10~20年以内に、AIによる画像診断に置き換わるとする報告がある(米医用画像情報学会(SIIM)「Conference on Machine Intelligence in Medical Imaging」<2016年9月号>より)。

 10年後に『ラジエーションハウス』がつくられれば、ずいぶん違った内容になるだろう。
(文=ヘルスプレス編集部)

【令和初の日本ダービー】ここで勝負せずにどこで勝負するのか!レーン騎乗馬の激裏話発覚!

サートゥルナーリアは乗り替わりで不安大!

 ついに、東京優駿(日本ダービー)が開催される。今週末の日曜日には、東京競馬場に10万人が集まり、そして日本中でおよそ1000万人の競馬ファンが絶叫するのだ。日本ダービーは競馬界最高峰のレースであり、その価値は果てしなく高い。1着賞金2億円もさることながら、レースを勝てばその馬は引退後も種牡馬や功労馬としてVIPな生活が保障されるだろうし、さらに調教師や騎手も多くの馬を依頼されるようになり、引退後も安泰といえるだろう。もちろん、馬主もダービー馬のオーナーになれば、その栄誉は誰もがうらやむもの。

 とはいえ、多くの競馬関係者が目指し、そして敗れるのがこの日本ダービーである。現役最多の5勝を挙げている武豊騎手でさえ、デビューから日本ダービー初勝利までは10年の歳月を要したのだ。今年はいったいどんなドラマが待っているのか、興味深い。なかでも競馬ファンの関心は馬券にあるだろう。

 日本ダービーは、その背景からも注目度の高いレースではあるが、もうひとつ一獲千金チャンスが狙えるレースとしても高い位置付けにある。人気馬が実力通りに勝つイメージがあるが、実際はそうではない。過去10年で1番人気馬は、わずかに2勝。そして昨年は3連単で285万6300円の大波乱となっている。100円が285万円に化けるのだから、まさに夢のような瞬間だ。

 そんな日本ダービーを、指をくわえて見ているだけでいいのか。いや、このレースこそまさに一獲千金のチャンスであり、分厚い札束を手にする絶好の機会なのだ。「ここで勝負せずに、いつ勝負するのか」といえるほどに注目度の高いレースである。特に今年に関しては、その観が強い。というのも、皐月賞をサートゥルナーリアで勝利したクリストフ・ルメール騎手が騎乗停止期間中で、この日本ダービーは不在となるからである。

 ルメール騎手の代打となるダミアン・レーン騎手は、確かにここまで結果を出しており、関係者の評価も高いが、この日本ダービーという大舞台でいきなり勝てると思えるほどの信頼度はない。さらに、逆転を狙うヴェロックスやダノンチェイサー、武豊騎手のメイショウテンゲン、福永祐一騎手のランフォザローゼス、ミルコ・デムーロ騎手のアドマイヤジャスタ、横山典弘騎手のリオンリオンなど、伏兵も多い。つまり、このレースは非常に難解であり、昨年に続く大波乱となってもおかしくはないのである。

 日本ダービーで札束を手にするためには、どうすべきか。さまざまな方策のなか、もっともふさわしいといえる結論は、実際にこの春に一獲千金を達成したプロフェッショナルから本物の情報を入手することだろう。

 今年の春競馬では、NHKマイルカップやヴィクトリアマイルで数十万円から数百万円の払戻金を手にした競馬ファンが見られた。彼らに共通するのは、競馬情報のプロ集団である「競馬セブン」の利用者だということ。

 競馬セブンは、元JRA騎手で元JRA競馬学校の教官という大物競馬関係者である徳吉一己、元JRA調教師の嶋田潤と小原伊佐美と二本柳俊一、超ベテランの競馬記者で「美浦の地獄耳」の異名を持つ古川幸弘、さらに元札幌馬主会の理事を務めた斎藤隆や社台スタリオンステーション荻伏の場長だった林勲といった大物が所属。彼らは今も現役関係者と太いパイプがあり、競馬界の内部情報はすべてここに集まるといっていいだろう。

NHKマイルカップの的中で172万円を獲得!
ヴィクトリアマイルでも37万円を獲得!

 NHKマイルカップは3連単41万680円、馬連1万7200円、3連複9万7390円という特大万馬券を的中させ、利用者は200万円を超える払戻金を手にしたという。さらに、ヴィクトリアマイルでも馬連3700円をズバリ的中させたほか、フィリーズレビューで15万4980円の特大万馬券など数多くのビッグレースを的中。さらに、昨年のG1レースでは、馬連のみの購入で合計396万5000円という大金を手にしているのだから衝撃的である。こうも安定して的中と高額払い戻しを獲得できるのだから、競馬セブンにとって競馬は、ギャンブルではなく安定した投資と言っても過言ではあるまい。

 その競馬セブンは、この日本ダービーに関して並々ならぬ決意を語っている。

「春競馬の集大成となる日本ダービー。今まで以上にスタッフを動員し、また徳吉や古川といったメンバーも不眠不休態勢で対応しております。その結果、どこも入手していない内部情報を数多く把握、完全的中となった皐月賞以上の手応えを感じています。

皐月賞も文句なしの的中

 ポイントは皐月賞馬・サートゥルナーリアの乗り替わりですが、代役・レーンに関する裏話も、ほかの陣営や騎手のレーンに対する対応も確認済み。さらに社台グループの情報網と太いパイプを持っているので、ノーザンファーム絡みの思惑や各出走馬の位置づけも把握できています。

 以上の情報を踏まえて、この日本ダービーは『馬連3点で的中できる』という結論に至りました。そして今回、多くの方が安心して日本ダービーで馬券を購入できるように、この馬連3点勝負情報を無料で公開することになりました。我々競馬セブンは、この日本ダービーに特に力を入れており、この勝負情報は必見です。ぜひ、この情報を利用して馬券を購入してください」

 まさに王者の風格ともいえるコメントだ。競馬セブンの利用者はこの春、NHKマイルカップで205万円や172万円、さらにヴィクトリアマイルでも37万円の払戻金を獲得したという。それらの実績がある情報を、日本ダービーで無料公開してくれるというのだ。これを逃すのは、非常にもったいない。競馬において、二度と同じレースは存在しない。ゆえに、この無料情報の価値は、今回の日本ダービーにしかないのだ。日本中が注目する日本ダービー、歓喜の的中を味わえるかどうかは、この無料情報を利用するかどうかにかかっていそうだ。

 なお競馬セブンによると、仮にこの日本ダービーを的中できなければ、年末の有馬記念までの全G1レース情報も無料で公開するという。こういった補填もうれしいものだ。

 また来週以降も安田記念や宝塚記念といったG1レース、さらにスタッフが絶好の儲け処と語る「北海道競馬」などが続いていく。この日本ダービーをきっかけに、本格的に競馬を楽しむのもいいだろう。
(文=編集部)

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TBS、「BTS謝罪」報道で「さて、訂正です」に批判殺到…「テレビ出演させたい意図」か

TBS放送センター(「Wikipedia」より)

 依然として収まる気配を見せない、防弾少年団(BTS)の「原爆Tシャツ」着用問題。一連の騒動を報じるなかで、TBSの報道姿勢が新たな火種として波紋を広げている。

 BTSメンバーのジミンが、過去に原爆写真がプリントされたTシャツを着用していたことに端を発する今回の問題。「反日的だ」という批判が、インターネット上を中心にあっという間に広がり、BTSのテレビ出演がキャンセルされるなど大きな影響を及ぼした。出場確実とみられていた『第69回NHK紅白歌合戦』も落選し、韓国では「日本政府の介入」を疑われる事態までに発展している。

 そんな騒動が日本・韓国間の溝を深めていくなか、BTSの所属事務所は公式サイトで謝罪コメントを発表。当のBTSは11月13・14日の東京ドームコンサートを予定通り行い、今回の騒動について13日のステージでファンに向けて「心配をかけた」とコメントしたという。

 13日の発言は多くのメディアで取り上げられたが、TBSでは14日放送の『Nスタ』で「『本当にごめんなさい、日本のみなさん』と謝罪した」と言及。同局の他番組でも同じような内容が報じられた。ところが、TBSが発信した「本当にごめんなさい」という発言に対して、「そのようなニュアンスの発言ではなかった」という指摘が続出。ウェブメディア「J-CASTニュース」では、実際に会場で録音された発言として、「本当にお騒がせしました」というコメントはあったものの謝罪の言葉は見つからなかったとしている。

 指摘を受けて23日放送の『Nスタ』では、井上貴博アナウンサーが訂正・謝罪した。井上アナは「さて、ひとつ訂正です」と切り出し、伏し目がちに「“『本当にごめんなさい、日本のみなさん』と話した”とお伝えしたんです。ですが、正しくは『本当に胸が痛いですね』でした。訂正してお詫びいたします」と頭を下げた。

『Nスタ』の訂正・謝罪という流れに、高須クリニック院長の高須克弥氏が苦言を呈した。25日更新のツイッターで高須氏は、「『さて』、じゃないよ」「嘘つき謝罪通訳の責任者は誰だよ」と怒りを滲ませている。

 ネット上でも、TBSの姿勢に対する批判が続出。「ウソ翻訳は訂正・謝罪で済ませられない。報道倫理が問われる大事件だと思う」「誤訳のレベルではないでしょう。TBSは都合よすぎ」「さもBTSが謝罪したように思わせたかった意図を説明してほしい」「韓国側に配慮した“偏向報道”と捉えられても仕方ない」といった声が溢れ返った。

 TBSの報道について、テレビ局関係者はこう推測する。

「BTSのメンバーが原爆Tシャツを着ていたことは問題ですが、音楽メディアや音楽番組の担当者としては、早く沈静化してほしいというのが正直なところです。なぜなら、BTSはネット上では毛嫌いされていますが、10代・20代の女性からは圧倒的な支持を受けています。米国をはじめとして世界的にも人気が広まっており、早く日本のテレビ番組にも出演させたいという思いが制作側にはあるんです。そのため、13日のコンサートで“謝罪らしき”発言があった、というところを拡大してしまったというのが真相でしょう。ネットの普及によって、どんな発言があったかということがすぐに明らかになる昨今は、翻訳などにも細心の注意を払わなければならないと身につまされる案件です」

 ネット全盛といわれる現代においても、甚大な影響力を持つテレビ局。視聴者の信頼をこれ以上失わないためにも、より一層、正確性を追求しなければならないだろう。
(文=編集部)

『大恋愛』のここがヘン!「女医をバカにしている」と女医が激怒するシーン

『大恋愛~僕を忘れる君と』公式サイトより

 戸田恵梨香主演の連続テレビドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)は9日、第5話が放送されます。前回、第4話にして大きく動き始めましたが、平均視聴率は第3話から1.3ポイント下がって9.6%と初めて1桁台まで落ちてしまいました。第3話の最後で、北澤尚(戸田)が間宮真司(ムロツヨシ)を抱きしめながら「侑一さん」とつぶやいた時は、きつかったですね。

 毎回、目の周りと鼻を赤くして涙顔になる戸田の演技が光っています。尚にかかわるいろいろな人々の個性や本心が少しずつ垣間見えてきました。やはり、人の感情は操れません。

 そして、尚本人も、ちょっとしたことをすべて病気のせいにしてしまうようになってきましたね。診断が付いたとたん、今までなら“ただのおっちょこちょい”だったことが、認知機能障害になってしまう。

 外来診察で井原侑一(松岡昌宏)も、「僕でもお風呂出しっぱなしにしますけどね」と言っていました。本当にそうですよね。若い頃は気にしなかったことも、年を重ねると「病気かな」と思い、不安になってしまうものです。人の感情と認知機能障害、すごく深いテーマのドラマです。

女医が相手で真司にはプレッシャー?

 尚の診断名が明確になってくると、やはり周りの人も尚の行動を「病気のせいなのでは?」と疑い始めました。確かに、マンション内覧の約束をぽこっと忘れてしまったり、ドアに貼った覚書を見てしまえば病気の進行を疑ってしまいます。どこまでが病気で、どこまでがおっちょこちょいなのかは、区別もできません。

 そして、前回の本コラムで予想した通り、真司は自分にまっすぐに向かってきた尚の行動を病気と絡めて疑い始めてしまいました。仮に真司がイケメン・高学歴・高収入であったら、こうは考えなかったのでしょうか……。

 日常生活でも、尚に気遣いすぎる真司の行動が、痛々しくも見えてきました。尚の顔色を見ながら話題をスッと変え、友人に明るく自慢する姿にも陰と陽を感じてしまいます。自分に自信がないから、どうしても「真司が好き」と言われても、素直に信じられなくなってしまう真司。でも尚の病気がなかったら、「彼はもっと尚を受け止められなかったのでは?」とも思ってしまいます。

 女医という尚の立場が、真司にどのようなプレッシャーを与えているかはわかりかねますが、やはり小説を書くことが彼の自信を取り戻す唯一の方法であることは間違いありません。第5話で動き始めそうです。

採血結果だけで健康体なんて証明できない!

 一方、侑一の新しいお見合い相手の消化器外科の女医は、デートで採血結果を提出!“尚とかぶる女医”を演出するためだったのでしょうが、さすがに「女医をバカにしているのか?」と、怒りを感じた場面でした。女医はこんなことを重要視するほど、おバカではありませんよ。一枚でぴらっと渡せる採血結果で健康体を証明できるほど、医学は単純ではないことを、我々はよく知っています(感染症の結果は意味がありますが……)。

 ちなみに、私の印象では、消化器外科医にはちょっと見えません。見た目は、腎臓内科医という感じです。こればかりはうまく説明できませんが……。

 そして、侑一の母親・千賀子(夏樹陽子)もまた、“あるある”な感じ。決して悪い意味ではありませんが、医者の妻や母には、こういう感じの方がいます。ちょっと医療を聞きかじっているけれど、中途半端な“耳学問”の医学知識を持ち、それでも医療関係者ではない人と比べると、ちょっと知識があるのをひけらかしてしまう――。繰り返しますが、決して悪い意味ではありません。

 というのも、私の母がまさにそうなんです。医者の夫と娘を持ってしまったために、周りの友達に中途半端な医学知識を植えこんでしまいがちで、それが週刊誌的情報だったりします。「うちのルミもそうよね~って言ってたわ!」なんて言われてしまうから、こちらは訂正にてんてこまいするわけです(笑)。会話の端々に医学用語を使われてしまうと、周りの人は信ぴょう性が高いような気がしてしまうのでしょう。侑一の母も、女医である尚の母に牙をむいていました。同じにおいを感じます。

“できる医者”設定の侑一ですが、おぼっちゃま感を出すには、わかりやすくて良い演出だな~と思いました。今の段階では、あの母がいなければ、侑一はすごく良い医師で素敵ですね。もっと“感情的”な人になってほしいところです。

 第5話から、尚と真司の本気で病気と向き合った人生が始まりそうな予感がします。ここからが本当の闘いなのかもしれません。病気の本人、そしてその家族の苦しみと、その中にある幸せをどんなふうに見せてくれるのか。私にとっては、日々の外来に通じる感情も呼び起こされるドラマです。とても楽しみです。
(文=井上留美子/医師)

井上留美子(いのうえ・るみこ)
松浦整形外科院長
東京生まれの東京育ち。医科大学卒業・研修後、整形外科学教室入局。長男出産をきっかけに父のクリニックの院長となる。自他共に認める医療ドラマフリーク。日本整形外科学会整形外科認定医、リハビリ認定医、リウマチ認定医、スポーツ認定医。
自分の健康法は笑うこと。現在、予防医学としてのヨガに着目し、ヨガインストラクターに整形外科理論などを教えている。シニアヨガプログラムも作成し、自身のクリニックと都内整形外科クリニックでヨガ教室を開いてい。現在は二人の子育てをしながら時間を見つけては医療ドラマウォッチャーに変身し、HEALTHPRESS、joynet(ジョイネット)などでも多彩なコラムを執筆する。

波乱必至のエリザベス女王杯、マスコミに流れない“裏情報”を公開!ルメールや武豊は?

アーモンドアイ不在のエリザベス女王杯

 地方競馬の祭典、JBCが京都競馬場で行われた。1日に3つのG1級レースがあったことでそれなりの盛り上がりを見せたが、馬券の売り上げはどのレースも100億円に届かず、ビジネス的には評価の難しい結果だった。日本中央競馬会(JRA)のG1レースは、平均して1レース当たり110億円以上の販売が見込める。しかし今回のJBCは最高でもJBCクラシックの75億円余り、JBCスプリントに至っては約39億円とG3レース並みの低さだった。地方開催での売り上げよりは当然伸びたが、市場規模の大きなJRA開催だっただけに、どれも100億円に達しなかったのは意外。しかも、3つ合計しても前週の天皇賞(秋)に及ばなかったのだ。

 それでも、JBCレディスクラシックを勝利した横山典弘騎手による感動のインタビューがあったほか、戸崎圭太騎手の年間100勝を大井競馬の大先輩である的場文男騎手が盛り上げるなど、微笑ましい場面もあった。やはり、中央と地方の垣根なくトップジョッキーが集い、その技量を見せるこういった舞台は必要であり、多くのファンが望むものだろう。

 今週末は、第43回エリザベス女王杯が行われる。過去にダイワスカーレット、ファインモーション、メジロドーベル、ヒシアマゾンなどが優勝した、最強の牝馬を決める一戦。だが、このレースは現在、1番人気馬が6連敗中で、JRA屈指の波乱レースとして注目されており、今年もメンバー的に配当妙味は抜群だ。

 現時点で登録馬18頭に対し、前走で重賞を勝利した馬は3歳馬のノームコア1頭のみ。前3走に範囲を広げても3頭のみと少なく、まさに混戦模様。G1馬・アドマイヤリード(鞍上は藤岡康太騎手)は6連敗中、昨年の優勝馬・モズカッチャン(鞍上はミルコ・デムーロ騎手)も3連敗中、人気の一角リスグラシュー(鞍上はジョアン・モレイラ騎手)も4連敗中と勝ち味に遅く、実績馬といえど過信は禁物だ。そしてノームコア(鞍上はクリストフ・ルメール騎手)など3歳馬と、スマートレイアー(鞍上は武豊騎手)など古馬の力関係の比較も難解で、素人には手を出しようがないというのが本音。とはいえ、予想が外れまくっているスポーツ紙や競馬専門紙も頼りにならず、テレビで関係者がダメ出しした馬が好走するような有様だ。マスコミを利用して馬券を買うのは無謀といえるだろう。

 そこで、このレースを的中させるために、先週末のJBCレディスクラシックで5万馬券をズバリ的中させた“最強の頭脳集団”に注目したい。このJBCレディスクラシックはアンジュデジールが見事に勝利したわけだが、各スポーツ紙や競馬専門紙の評価は高くなく、6番人気に甘んじていた。しかし結果は、その低評価をあざ笑うかのような快勝劇。3連単は5万3720円という万馬券が飛び出したのだ。

 もしこの馬券を100円購入していれば5万円強の払い戻し、1000円なら53万円、2000円なら107万円を超える高額払い戻しである。こんな馬券を的中させるのは、まさにプロの仕事といえよう。そしてこの馬券を見事に仕留めたのが、競馬界最強の頭脳を持つ東西の大物が集結した「ホースメン会議」だ。

 競馬にはマスコミが取材で入手する“表の情報”と、関係者だけが知る“裏の情報”がある。表の情報は、全体のごくわずかな情報であり、重要度も量も裏の情報が圧倒的だ。

 ホースメン会議は、競馬の神様と呼ばれた故大川慶次郎氏が設立し、今年で創業37年。現在は、競馬専門チャンネルやラジオで解説を歴任している能勢俊介が、師である大川氏から引き継ぐかたちで総監督を務め、日刊スポーツ本紙予想歴25年の堀内泰夫や、大阪スポーツ本紙歴37年の米原聡、さらにG1を3勝した名騎手・東信二などの元競馬関係者も多数在籍している。彼らが全国の情報ルートから入手する情報はマスコミの比ではない。さらに、ホースメン会議が優れているのは情報力だけでない。それらの情報をしっかり分析し、裏付けを取り、馬券として勝負できるかどうかを判断する能力にも秀でているのだ。

菊花賞では衝撃の10万馬券をズバリ!

 その結果が、前述のJBCレディスクラシックでの3連単5万3720円的中であり、この秋の快進撃だろう。彼らは10月の重賞・G1レースで10戦9勝という実績を残し、加えて11月も6戦4勝と好結果を残している。特に10月の菊花賞では、3連単10万590円・馬連2380円という高額万馬券などを的中させているのだ。この実力を本物といわずして、何を評価すればいいのか。それほどまでの圧倒的な実績を残している。

 そのホースメン会議がスタッフ全員の統一見解として、

「エリザベス女王杯は、JBCレディスクラシックや菊花賞以上の配当が3点で見込める」

と、今週末に行われるエリザベス女王杯について強気の姿勢を示しているのだ。

 このエリザベス女王杯は現在、1番人気が6連敗中と前述したが、過去10年の馬連平均配当は、なんと1万3430円。まさに荒れるG1レースなのである。そんなレースを「たった3点で的中できる」と断言できるのは、相当な「根拠」があるといえるだろう。情報漏洩を警戒して、その根拠は明かしていないが、レースのポイントとビッグイベントについて、こう解説する。

「3歳牝馬最強のアーモンドアイは、ジャパンカップ挑戦を表明。エリザベス女王杯に出走すれば1本被りの1番人気が不在とあって、新聞は混戦模様というような報じ方をすることでしょう。

 恐らく各紙の印も割れると思いますが、そんななかで当社予想陣は『人気薄ながらも馬券になる確率が高い狙い馬』と『軽視すべき実績上位馬』が存在することを把握。

 当社は10月も重賞で10戦9勝と結果を出し、JBCレディスクラシックでも5万馬券を的中させました。エリザベス女王杯は、それを超える自信の提供ですので、ご注目ください。

 なお今回は『確かな情報』と『本物の分析』から導き出された【エリザベス女王杯・鉄板3点勝負】を無料で公開します。自信の証明として、もし不的中の際には、有馬記念当日の12月23日まで、当社予想陣が【1日1鞍の渾身予想】を無料で公開いたします。それほどの手応えがあると思ってください」

 秋競馬の後半に向けて、これはかなりの朗報だ。しかも、すでに業界の誰もが「最強」と認めるホースメン会議は、儲け所の11月と12月へ向けて、さらに情報網の強化と拡充、そして大物関係者もの加入が予定されているとのこと。ますます目が離せない存在といえるだろう。

 菊花賞の10万馬券、JBCレディスクラシックの5万馬券、これらのレースを的中できなかった競馬ファンにとって、今回無料で提供されるホースメン会議の「エリザベス女王杯最終買い目」は必見、しかも無料なのだから、これを利用しない手はない。ぜひこのビッグイベントに参加しよう!
(文=編集部)

CLICK→特別無料公開!【エリザベス女王杯 鉄板3点勝負馬券】ホースメン会議

※本稿はPR記事です。

イライラ大国・日本 今すぐ手軽にできる解消法?なぜモテる男はストレスをためない?

 日本人は世界の人に「とても礼儀正しい国民」だと思われている。しかし、その礼儀正しさを守るために、ストレスを溜め込んでいるのかもしれない。つまり、裏を返せば「イライラ先進国」でもあるのだ。満員電車でイライラ、仕事のちょっとしたトラブルや上司との衝突でイライラ、満員電車で後ろの人が押されたフリして押してくることでイライラ……。

 そのようなイライラの解消には、口を動かすのが有効とする説がある。その1つの方法としてガムを噛む人は少なくない。メジャーリーガーをはじめとした、欧米のスポーツ選手がガムを噛んでいる姿をよく見かけるが、それはイライラした状態からの気分転換を図ることで集中力を高める目的がある。

ノンスタ井上が「イライラ撲滅大使」就任

「イライラ撲滅大使」に就任した井上裕介(NON STYLE)

「クロレッツ」「リカルデント」「ストライド」などのガムブランドを有するモンデリーズ・ジャパン株式会社は、お笑いタレントの井上裕介(NON STYLE)を「イライラ撲滅大使」に任命し、「キレちゃう前にガム!」キャンペーンを始動した。5月13日、「よしもと∞ホール」にて「イライラ撲滅大使就任式」が行われた。

「イライラ撲滅大使就任式」は、お笑いタレントの石田明(NON STYLE)と女優で整体師の九嬢由起子が司会を務め、よしもとクリエイティブ・エージェンシーを代表する“イライラしがちな芸人”として、Q太郎(ハイキングウォーキング)、村上健志(フルーツポンチ)、トレンディエンジェル、グランジが駆けつけて井上の「イライラ撲滅大使」就任を祝った。

 それぞれにイライラするシチュエーションを尋ねられると、トレンディエンジェルは小学生に「ハゲオ」と言われた“イライラヘアー”を挙げ、グランジ佐藤大は椿鬼奴と結婚したが、なぜがヒモ扱いされていることでイライラしていると話して笑いを誘った。また、Q太郎は離婚騒動でイライラしているといい、村上はお酒を飲んだ時にイライラしやすいと明かした。

 モンデリーズ・ジャパン第一営業本部・本部長の山本康之氏が、「世の中にはイライラしている人が沢山いますので、ガムを噛んでイライラを解消していただけるように、このキャンペーンを一緒に盛り上げてほしい」と井上にガムが入った「ガムボックス」を授与した。

 就任式終了後、井上は「ストレスをため込まない男性は大人っぽく見えます。落ち着いているところを女性に見せて、モテる男を演出したい時にガムを噛んでいただければと思います。イライラしたと思ったらガムを噛んで気分をスッキリした状態にすれば、周りにいる人も自分もハッピーになりますので、ぜひ皆さんでガムを噛んでストレスをなくしていければと思います」とコメントした。

どんなイライラにも「ポジティブ返し」で、イライラ撲滅

「キレちゃう前にガム!」キャンペーンに際し、特設サイトが開設されている。サイト内では、Twitterアカウントと連携した「イラッときた」内容をツイートできる投稿コンテンツを用意している。「#キレちゃう前にガム」のハッシュタグをつけて、イライラエピソードをツイートすると、「イライラコンテンツ」が特設サイト上に掲載され、その中から抽選で1名に、モンデリーズ・ジャパンから100万円が当たる大盤振る舞いだ。さらに一部のツイートには、井上が「ポジティブ返し」をしてくれる。

「ポジティブ返し」とは、井上が自身のアカウントに送られてくるネガティブなツイートに対してポジティブな返しをすることを表しており、その絶妙なツイートに注目が高まっているのだ。

 例えば、「2歳半の息子が、テレビに出ている井上さんを見て、『パパ見て、変な顔している』と言っていました」というツイートに「自然と子どもを楽しませてしまう」と返し、「おーい。髪型が井上だよ。サイアク」というツイートには「同じ髪型なら一生オレには勝てないからね」と返すなど、どこまでもポジティブだ

 石田に言わせれば「ポジティブ返し」とは、「ああいえば井上」だそうだ。「イライラ撲滅大使」は、ナルシストな井上には“ハマリ役”だ。「キレちゃう前にガム!」キャンペーン特別サイトで、どのような「ポジティブ返し」を見せてくれるのか期待したい。

ガムがあなたと日本を救う?

クロレッツのオリジナルミント

 日本チューインガム協会の調べによると、日本国内のチューインガムの生産量および販売額は、2004年をピークとして05年から共に減少している。その背景の1つとしては、大きな社会不安が05年以降に解消されたからだと考えることもできそうだ。

 05年は、1997年の山一証券の廃業、北海道拓殖銀行の経営破綻に代表される、日本国内の金融システム不安から脱出し、大手銀行の不良債権比率が大幅に改善。4月から、元本1000万円までの預金と利息の払戻保証額を定めたペイオフが導入された年だ。大きな社会不安のストレスが去ったことで、ガムの生産量、販売額も減少に転じたのかもしれない。

 それから10年の月日が流れ、世界から「とても礼儀正しい国民」と尊敬されるようになった一方で、社会不安とは違うさまざまなストレスをため込むようになった日本。そんなイライラした日常から気分転換を図るには、身近な店舗で簡単に購入できるガムを噛むのも手軽にできる有効な手段のひとつといえよう。

「キレちゃう前にガム!」キャンペーンと「ポジティブ返し」は、日本中のイライラを撲滅してくれるはずだ。イライラしたと感じたら、ガムを噛もう。それが明るい未来への扉を開けてくれる第一歩となるはずだ。

 ちなみに、編集部も仕事柄イライラするような事案が毎日発生するため、ガムは手放せない。当編集部では、長時間スッキリ感を味わえるクロレッツが一番人気。気分に合わせてオリジナルミント、クリアミント、グリーンライムミント、シャープミントを使い分けると、さらに爽快な気分で仕事にのぞめるのでお勧めだ。
(文=大坪和博/ライター、PLAN G 代表)

キレちゃう前にガム!
クロレッツ