第17回 日本マーケティング大賞 表彰式が開催。グランプリは「未来のレモンサワー」が選出

日本マーケティング協会(JMA)は6月12日、「第17回日本マーケティング大賞」の表彰式を開催した。日本マーケティング大賞は、市場へのインパクト・独自性・ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトを表彰する賞。「新風をつかめ!」というキャッチフレーズのもと開催された今年は、96件のプロジェクトがエントリーされ、その中からグランプリ1件、準グランプリ1件、奨励賞5件、地域賞3件の計10件が選出された。

選考委員長の坂本裕寿氏(読売新聞東京支社 取締役ビジネス局長)は今年の傾向として「例年にまして問題意識の高いものが多かった。共通したところは新しい価値をマーケティングによってつくっていく、社会課題の解決に資するマーケティングが目立った。今の日本企業のマーケティング活動の現在地を表しているのでは」と語った。

グランプリに選出されたのは、アサヒビールの「未来のレモンサワー」。開栓すると缶の底からレモンが浮かび上がる画期的な商品で、視覚的に楽しむことはもちろん、レモンをかじって食感を楽しむなど、味覚や嗅覚だけでなく五感をフルに使って楽しむことができる。思わず体験したくなるその商品性と、量産化にあたって多くのイノベーションを実現したことが高く評価された。

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(右)グランプリを受賞したアサヒビールの清水二郎氏(マーケティング本部副本部長執行役員)

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受賞を受け、アサヒビールの清水氏は「開発は困難の連続でしたが何とか実現にいたりました。これまでは期間限定・地域限定という形でしたが、この9月には全国発売という大きな1歩を踏み出します。今後はさらに、原料調達・供給ラインを拡充しグローバルブランドとして世界のお客さまにわくわくを届けたい」と、受賞の喜びとともに今後の意気込みを語った。

準グランプリに選出されたのはマイナビの「座ってイイッスPROJECT」。海外とは違い、「立ったまま」レジ仕事がされている問題を解決するために「マイナビバイトチェア」を開発し、企業などへの導入を推進。日本の働き方課題の解決につながるとして評価された。

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受賞を受け、マイナビの穂積洋平氏は「現時点で、導入企業・団体は268を超え、合計2667脚のイスが全国各地に展開されています。今後も、日本社会のアップデートにつながる取り組みとして、働く人々に少しでも豊かな生活を提供できるようチャレンジしていきたい」と語った。


受賞一覧
【グランプリ】

総合的に周到なマーケティング計画のもと、市場へのインパクト、独自性、ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトが選出
世界初・本物のレモンスライス入りチューハイ「未来のレモンサワー」の挑戦/アサヒビール

【準グランプリ】
グランプリに準じる成果を上げたプロジェクトが選出
座ってイイッスPROJECT/マイナビ

【奨励賞】
独自性や先行性、社会課題解決性、新しいマーケティングの芽など、規模は小さいながらもキラリと光るマーケティング・プロジェクトが選出
「職場のロリエ」「学校のロリエ」/花王
エレキソルト スプーン/キリンホールディングス
「彩る美容液」という新提案。資生堂「ファンデ美容液」/資生堂ジャパン
「グラングリーン大阪」プロジェクト/グラングリーン大阪開発事業者JV9社
ツインバード リブランディングプロジェクト/ツインバード

【地域賞】
地域の特徴を生かし、地域活性化に資する優れたマーケティング・プロジェクトが選出
バルチカ03/JR西日本SC開発、JR西日本大阪開発(関西地区)
日本の放置竹林を、資産に変える。ご当地クラフトメンマ「延岡メンマ」/LOCAL BAMBOO(九州地区)
ミルクランド北海道「牛乳飲みてぇ!総選挙」と「牛乳が飲みたくなるあんぱん」/ホクレン農業協同組合連合会(北海道地区)

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各賞を受賞したプロジェクトの代表者が一堂に会した
「第17回日本マーケティング大賞」の詳細はこちら

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